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はてなキーワード: 文学少女とは

2018-03-31

anond:20180331123757

吸血鬼の歯形を隠しているのかなと興味を引かれた文学少女

2018-02-07

司書とは

図書館法がどうこうだからいつでも何でも誰にでもすぐに貸し出すべきとか

司書はいつでもにっこり微笑んで利用者の言うことを何でも聞く人であるべきとか

そういうこと考えてる人ってやっぱり多いんだろうな

図書館を利用するのはおとなしくて常識的で善良な読書オタク文学少年(文学少女)だけって固定観念があって

利用者司書塩対応された=マナーを守る善良なオタク理不尽な目に遭った!許せない!と義憤に駆られるんだろう

実際は、図書館読書好きな非コミュの憩いの場じゃなくて

ホームレスの溜まり場になってたりおばちゃんが大声で喋ったり

子どもたちが鬼ごっこを始めたり

性に目覚めた子どもが人体関係の本を見て陰毛精通!とニヤニヤしながら連呼したり

本を何週間も延滞するのが当たり前の人もいたり物を食べながら読んで汚す人もいたりウォーリーにマルを付ける人がいたり

色々だから何でもかんでもイエスと言うわけにいかなくて

時にはあなた迷惑行為をしていますよ、自覚していますか、って指摘しなきゃいけないこともある

それでもやっぱり増田たちに言わせれば「司書は誰にでも肯定的であるべき、たとえ延滞の前科か何十回ある人でも快く貸し出すべき」なんだろうか

2018-02-03

死んだらみんな少女王国女子高生になる

人は死ぬと、その魂は女子高生となって、

広い海と大きな空の境にある孤島にある学園に還る。

そこは次に生まれ変わるまでの暇の土地で、我々はそもそもそこからこの世界に生まれきたのだ。

学園には教師もおらず、授業はすべてビデオ授業。

学園内の自治は実質生徒会が握っており、ここはまさに少女王国である

ここは魂の世界であるから、現世での魂の有り様によって、ヒエラルキーが決まる。

ヒエラルキーと言ってもスクールカーストのようなものではない。

清き魂の持ち主は清楚な文学少女となるし、淀んだ魂のもの彼女をやっかむモブ生徒Aしかなれない。

尊き魂の持ち主は文武両道ツンデレ美少女となるし、卑しき魂のもの彼女をやっかむモブ生徒Bにしかなれない。

まり、現世で徳を積めば積むほど、少女王国では主人公のようになれるし、

悪を為せばつまらない学園生活を送ることになるのだ。

このヒエラルキーは、現世での徳によって決まるので、少女王国では下克上不可能だ。

より良い学園生活を送るためには、三年間の学園生活を終え、また現世に生まれから信心深く徳を積まねばならない。

これは私がマック女子高生より賜った言葉であり、真実である

2017-11-23

声優アルバム(CD)でドライオーガズムに達した

妄想文学少女中の人だったり、世界中笑顔にする活動するこの中の人の声が好きで好きでたまらない。先日寝ながらヘッドホンアルバム聴いてたら、催眠音声聴いたときみたいに声や曲がそのまま快感になって30分くらいビクンビクンしっぱなしになってしまった。好きな声優の声に脳味噌犯される気分で今までで一番至福のときだった。

今日再現しないかな、と眠く無いけど横になってアルバム聴いてたけどダメだった。あの時は聴きながら一度寝ちゃって半覚醒時にまた再生ボタン押してそのまま半覚醒状態で声に集中してたかゾーンに入れたんじゃないかと予想してる。狙って再現できるようになりたい

2017-10-26

[]マンガ5作

ゴールデンゴールド1-3

再読。

相変わらず面白い

巻はぞわっとくるところがあって、2巻までと違う面白さがあった

でも生理的にくる描写から賛否両論ありそうだけど

主人公のるかちゃん(石黒まさかキャラっぽいおんなのこ)は相変わらずかわいい

なんとなくストーリーの根っこ部分、終わりが見えてきたような感じで、ちょっとほっとしてる

一路平安1

浪人して引きこもってるダメ大学生中国だか韓国かのかわいい女の子たまたま知り合って一緒に自転車京都を目指す話

1巻だけどただそれだけ

相変わらず夏の嵐から続く少し劇画帳のタッチ

女の子かわいいが、いまいちきぬけた部分がない

あ、スクラン八雲ゲスト出演してた

やっぱりスクラン楽し・・・

UQホルダーにネギまでてきて、やっぱりネギまのほうが楽しいと思うのと似てる感じ

バイバイ人類1-2

なんかまわりの人の様子がおかしいと思ったらゾンビが増えてきてた

ゾンビたちはふだんは普通の人にまぎれてて、ついには町を閉鎖して自分たちの国?みたいなものを作ってしまった

それに対して友達ゾンビにされたけど戻したいと思ってる女の子父親譲りのサバイバルスキル持ち)ががんばる話

うーん絵はきれいなんだけど、漫画としては面白くない

字が多すぎる気がする

サバイバルスキルのうんちくパートもあるから仕方ないけど

3巻は・・・もう読まないか

クズメガネ文学少女(偽)1

ワタモテの作者

タイトル詐欺

クズってのは言い過ぎで気分悪い

うまく言い当てる言葉がなかったとしてももうちょいいい表現にしたほうがよかった

全然クズじゃない、ただ文学少女ひとめぼれしたってだけなのに

バーナード嬢いわくっぽいけどそこまで深くはなく、キャラからみ、誤解といったズレの部分で笑いを誘う漫画

1ページあたりに幅が広い4コマが一つという形式

文学少女デザインがどことなくがっちゃまんくらうずのはじめちゃんっぽい

でも基本的にはわたもてと似た感じではある

町田くんの世界

良くも悪くもあいかわらず

でもさすがにマンネリかなと思ったら町田君の感情が動く描写があって、お、ようやく終わりが見えてきたかな、という感じ

2017-09-19

岩波文庫を持っていると男よけになる

なんだか岩波文庫ハウツー本か否かで議論が盛り上がっているようだ

ずいぶん前、男性雑誌に「持ってる文庫女の子性格を診断する」という特集記事があった

角川文庫カジュアル女の子

新潮文庫ちょっと文学少女っぽい子

そういった分類がされていたが、最後一言

岩波文庫は観察の対象外ナンパしようなどと思って気軽に声をかけてはならない、とあった

セクハラに悩んでいる貴女岩波文庫マストアイテム

2017-07-26

まあ文学少女観が何処から作られたのか知らないけど、確実にアイマスとかのイメージで出来上がってる事は確実で、それがひたすら気持ち悪い。

あのキャラ可愛いけど、何でそれと自分を重ねてアホだの言われなきゃいけねーんだクソが殺すぞ

知性がある振りをするなら、せめてお前の持ってる知識量で戦えよ。

https://anond.hatelabo.jp/20170726155731

自分から興味本意でフォローした相手から別に向こうから来た訳じゃないですね。だからこそ、TLでたまたま目にしてる自分を冷静に馬鹿にしてる事に憤りを感じる。つーか文学少女って何?お前の身勝手文学少女イメージ押し付けんな。キャバ嬢だって文学を嗜む事はあるしたかが語尾、話法一つでアホとか笑える。

生き様否定されてるような感覚

あと、その幼稚な輩は何度か不快さを表してるのに絡んで来る奴で、まあ相手が女と見るやそういう事する馬鹿しかいないんですよ、この世は。一度ブロックしたにも関わらずフォローしてきてクソリプしか寄越さない既婚者とか。元々リアルの友人と繋がる為のアカウントだし、クソみたいなオタクは一括ブロックした方が良いのかも知れない。

匿名ダイアリー善意的な所は、twitter晒しをしない点。twitterの方が明らかに後発品で、はてなはよっぽど以前からあった。

別に文学少女自称している訳じゃない、垢抜けた方がきっと皆絡みやすいだろうなと敢えて馬鹿発言をしている。というか、馬鹿な振りしてテンション高くていつもリプライを貰ってる人が羨ましい。

なのに「最近文学少女アホの子が多い」だってさ。

お前に見せる為に呟いてんじゃねーよ、ど腐れオタクが。絡んで来る奴も民度低い。

2017-03-09

文学少女と付き合いたい

メガネかけてて透明感があって小さい女の子

2016-05-17

[]「図書館百合

大学生で見た目は黒髪ロングで前髪もぱっつんメガネ文学少女だが、内面図書館文学少女レズビアンハッテン場だと勘違いしてるんじゃないか? と思われるぐらいの肉食系女子が、

図書館に通う自分に酔っていて実は読書とかあんまりしたことがない中二病女子に、

官能小説のやらしい言葉音読させるプレイをしちゃうグチョグチョ展開になるかと思いきや、

中二病女子が段々と本を好きになって行く姿に、その場限りの肉体関係だけじゃなく、ずっとこの子と居たい、二人で本を読む生活を送りたい、となって、

今までの放蕩生活反省して、真面目に大学に通うようになり、ちゃんと就職活動とかもして、中二病女子大学に行く頃には、広いマンションを借りて二人で一緒に暮らす場合

文学少女桑谷夏子さん、

中二病女子内山夕実さんで決定です!

みなさんのキャスティングをお待ちしておりまーす!

2016-02-13

http://anond.hatelabo.jp/20160213100823

011users 最高に抜けるエロ漫画教えてくれ

http://anond.hatelabo.jp/20160103135354

 

001users 映画に詳しい人教えてよ

http://anond.hatelabo.jp/20160107231550

 

007users 文学少女面白かった 他に女性ラノベ作家教えて

http://anond.hatelabo.jp/20160108144535

 

116users PS3で買っておくべきゲームを教えて

http://anond.hatelabo.jp/20160205234931

 

007users オススメ洋画教えてくれ~

http://anond.hatelabo.jp/20160207235315

 

190users 2作目にしてシリーズ最高傑作

http://anond.hatelabo.jp/20160212202210

 

思ったよりかぶってなかった

msdbkm 2

sugimurasaburo 2

death6coin 2

gnt 2

shiju_kago 2

cloq 2

aukusoe 2

mobile_neko 2

kabochatori 2

sionsou 2

Hoodedcrow1 2

Sediment 2

shields-pikes 2

yooks 2

potatostudio 2

mur2 2

sm3823 2

2016-01-31

クウネルとオリーブ――オリーブの全盛期とはいつだったのか?

クウネルのリニューアルをめぐる混乱を見ていて、振り返り。

誰かがAmazonレビュー

淀川さんってオリーブ編集長だったといっても、全盛期ではないのでは?」

というようなことを書いていたので、手元にあるバックナンバーやらネット情報やらを見ながら、歴代のオリーブ編集長を振り返ってみる。

以下敬称略で。

椎根和(1982〜1983)ポパイ別冊時代で、OL向け。Wikipedia にもあるようにMagazine for City Girls。Hanako前身みたいな感じ。椎根氏はその後1988年Hanakoを創刊して一時代を築いた。

蛯名芳弘(1983〜1985)ロマンティック路線Magazine for Romantic Girls)に変更したのはこの人と聞いたことがある。淀川氏は当時この人の部下だったとか。リセエンヌ特集もこの時代に始まっていて、いい意味文学少女臭がした。

淀川美代子(1985〜1987) 看板モデルは栗尾美恵子。文学少女臭が消えていった印象。リセエンヌ特集は続いていたが、リセエンヌ(フランスエリート女子高生)の暮らし(勉学、家族生活含む)を深く紹介するというよりは、「おしゃれなフランス女子高生イメージ」という表層的な取り上げ方になっていった印象。

信太和泉(1987〜1991)フリッパーズ・ギターとかオザケンとかはこの時代から始まった気がする。

遠山こずえ(1991〜1997)オザケンの連載もあったし、おされ女子雑誌として安定していた気がする。市川実和子がよく出ていた印象。のちに妹の市川実日子も出るようになった。

岡戸絹枝(1997〜1999)この方が2003年にクウネルを創刊して2010年まで編集長をつとめた。その後マガジンハウスを退社し、2014年に『つるとはな』を創刊。

*このあとは買ってないのでわからず。あと、上のも間違ってたら訂正お願いします。

こうやってみると、「元オリーブ少女」と言っても、実は、それぞれの心の中のオリーブ像は案外違っているのではないか?

淀川時代が全盛期だったかどうかは、人によって判断が異なるところかも。

ちなみに自分は蛯名時代オリーブにやられたクチ。フランスの名門リセ寄宿舎取材とか、ほんとすごかったし、あれ、今でも史料的な価値があるんじゃないかと思う。でも、オリーブ全盛期といわれれば、遠山時代1990年代前半)と答えるかも。

追記

思い返してみれば、Oliveというもの自体、椎根編集長が創刊したOL向け雑誌を、18号目あたり(1年くらい?)で、蛯名編集長がまったく違う路線の「ロマンティック少女のための」雑誌リニューアルしたんだったよな。あのときは新しいOliveがいいなと思えたし、なによりまだ学生だったか路線変更の思惑も意味もわからなったけど、考えてみれば今回のku:nelリニューアルと構図は同じだね。違うのは、初代Oliveのはku:nelほどのファンがついていなかった(ファンのコミュニティもなかった)しネットもなかったから、今回みたいな「事変」にならなかったということか。(創刊メンバーたちは忸怩たる思いもきっとあっただろうが。)

2015-07-20

ラノベブロガーたちが選んだ2015年上半期おすすめライトノベル

好きなライトノベルを投票しよう!! - 2015年上期 作品別投票結果一覧より。

1. 天鏡のアルデラミン(宇野朴人)

既に評価確立している人気の戦記ファンタジーだが、第一部の完結とその終わり方が高く評価された。

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-886559-3/

2. ゲーマーズ!(葵せきな

生徒会の一存シリーズで知られる著者の新作。ゲームガチ勢エンジョイ勢の対比とともに誤解が誤解を生む賑やかなラブコメが描かれる。

http://www.fujimishobo.co.jp/sp/201503gamers/

3. 戦うパン屋機械じかけの看板娘 (SOW)

軍人とその相棒が営むパン屋が、戦争で傷ついた街で奮闘する姿を描く、ハートフルファンタジー

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/series/135/index.html

3. 絶深海ソラリス(らきるち)

22世紀深海舞台に、予想もつかない展開で読者を魅了するモンスターパニックスリラー

http://bc.mediafactory.jp/bunkoj/solaris/

3. たまらん!(比嘉智康

奇才・比嘉智康が描く、テンポの良さとテンションの高さが魅力の多角関係ラブコメ

http://bc.mediafactory.jp/bunkoj/tama_run/

3. 下読み男子投稿女子野村美月

文学少女シリーズ野村美月が贈る、ラノベ新人賞の下読みを務める主人公ラノベ作家を目指すヒロイン青春ストーリー

http://togetter.com/li/846968

3. 薬屋のひとりごと日向夏

毒物に詳しいヒロイン後宮で起こるさまざまな事件を解き明かす中華風ミステリ。「小説家になろう」で人気だった作品書籍化

http://ncode.syosetu.com/n9636x/

8. エイルン・ラストコード(東龍乃助)

危機に瀕した人類救世主としてアニメの中からヒーローがやってくるロボットアクション。熱い展開とスタイリッシュ演出が人気。

http://eirunlastcode.com

8. ひとつ海のパラスアテナ(鳩見すた)

今年の電撃小説大賞《大賞》受賞作品。全ての陸地が海に沈んだ世界で、メッセンジャーとして逞しく生きる少女物語

http://dengekitaisho.jp/special/21/works/pallasathena/index.html

10. 我がヒーローのための絶対悪大泉貴

幼馴染のヒーローを救うために、悪の組織の残党を率いて戦いを挑む主人公ダークヒーローアクション

http://sol-comics.shogakukan.co.jp/solc_dtl?isbn=9784094515398

10. 終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?(枯野瑛)

謎の敵によって人間が滅び、それ以外の種族が空に浮かぶ島へと逃げた世界と、それを守る少女たちの戦いを描いたファンタジー

http://sneakerbunko.jp/series/shumatsu/

10. 独創短編シリーズ 野崎まど劇場野崎まど

最近ラノベ文章www」として注目を浴びる天才野崎まどの、意欲的な試みがふんだんに盛り込まれ短篇集。

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-891099-6/

10. ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか大森藤ノ

アニメ化話題さらった「ダンまち」がランクイン。人気のある作品には投票を避ける臍曲がりなラノベ読みたちからも支持を集めた。

http://ga.sbcr.jp/sp/danmachi/

2015-07-14

苦役列車って映画見たんだけど

中卒19歳。父親が性犯罪おこしたせいで、一家離散して、日雇いバイトとかしてるのが主人公

専門学校行ってる人間できた奴と友達になったけど、リア充生活友達主人公とは溝ができる。

で、主人公劣等感からなのか、本音なのか、リア充彼女性的に煽ったり。

好きになった文学少女セックスさせろと煽ったり。

昔やったブスが風俗店で出てきて、そいつの今の彼氏の前でブスだのマンコ臭いだの煽ったり。

で、ヤクザケンカ売られてぼこしたり、ぼこされたり。

職場でも殴られて殴り返したり。

家を追い出されていくところなくなって。最後ケンカ放置されて、裸で海へ。って感じなんだけど。

  

かなり面白かった。

こういうクズ普通感覚だし、同じ環境で産まれたら同じ感じのことしてんなーと思った。

このクズと一般で言われるものが、普通感覚だと思うし、普通感覚してたらクズ扱いされるってのはどうかと思う。

でも、こういう感じだと社会が成立しないから社会ルール必要で。だけど、社会ルールしかれると、クズになった人は一生抜け出せないなと思った。

  

人間の本性をありのまま書いてて気持ちいい作品だと思った。

2015-02-25

グラスリップについて、グラすってリップ

 P.A.WORKS製作したアニメの『グラスリップ』見ましたよ。中々でした。

#

※以下ネタバラシ有

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ネットでの評価はよろしくない

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 売上が良くないと言われたら「そうだね」としか言えません。

グラスリップ』には「あざとい」もそこまでありません。

もっと金を巻き上げてよかったのでしょう。次の『SHIROBAKO』が人気だから、まあ、ほら。

#

 内容に関しては「おや突拍子もないね」というシーンはありましたが言われている程は、

気になりませんでしたね。口下手な脚本さんなのでしょう。いいじゃありませんか。

だけど頻繁に家を訪ねるの、あれは気になりましたね。ジャスコ行きなよ、田舎学生なんだから

#

伝統試行錯誤

#

 ともかく舞台P.A.WORKSらしいというか『true tears』っぽかったです。

主題歌、学園、ニワトリ、ちびキャラの走るエンディング三角関係、とかとか。

その一方で止め絵とかアイコンとか、新しい要素もあって感心しましたね。

#

 デフォルメアイコンを出してコミカルにやるのは慣れましたね、悪くなかったかも。

止め絵は基本的には「ここで止め絵かいな」とよく思いましたけど、

個人的には「いいな」ってシーンも一回二回ありました。難しいでしょうねアレ。

止め絵で映像は停止しているのに音声とか時間自然に流れていくので、

真面目なシーンで止め絵が入ると「今どうなってるの! 早く!」って気になって、

止め絵が好きになっちゃう人もいるでしょうね、私みたいに。でも、不評でしょうね。うん。

#

 あ、あとダビデくんの分身心の声。アレ、実写だとそこまで違和感ないでしょうし、

気にならなかったのですけど、ネットだと面白おかしく取り上げられてますね。

人間生きてれば分身ぐらいすることもあるでしょう、さもありなん。

#

 やっぱりアングルはやや斬新でしたけど、そこまで感心するところはありませんでした。

改善要求する。評価としては三角しょうが挑戦したその心意気や良しという感じですね。

#

恋愛要素

#

 ダビデくんの父親が半分専業主夫みたいだったり(建築家らしい)、幸(薄幸目鏡文学少女)が新しい恋愛したり、

そういう革新的なところ評価できますね。

「私は女だけど透子ちゃんも祐くんも恋愛的に好き」って、二人を呼び出してさらっと殴った割に

「(透子にはダビデがいるし?)(祐と二股になるし?)透子ちゃんとはこれから友達として」って、凄いですよね。

幸(薄幸)ちゃん新しい、素晴らしい。

ともかく世間を先取りした恋愛提示するのは名作の役目ですね。『グラスリップ』が名作かどうかは、まあ。

#

 恋愛全体に関しては、感情移入しませんでしたが逆に悪くないような気もしました。

一話でニワトリをどうするか突然悩んで「相手の意見なんて自分はこれまで聞いてこなかったんだ」という、

当然の事実主人公の透子は気づいて、そこから周りに目を向けていったら無神経な透子は裏目裏目で悪くなっていく、という。

#

 改めて周りを見れば、透子を含めて相手と上手くコミュニケーションできない人間ばかりで、

不和も生まれるのだけど「そういう無神経なところ(不器用さ)が好き」という結論採用されていく。

そういった「相手を許していく」作風なので、ネット的・自己責任論的・他罰視点で見ると面白くないでしょうね。

#

恋愛要素;不器用なやつら

#

 キャラクターを見る際に例えば「透子を取られてしまうのではないか」という問題が作中ありますが、二通りに分けましょう。

ダビデの突然の登場に戸惑って喧嘩する雪哉に対して、やなぎはダビデと直に話す(怒る)ことで場を収める直接性を示す。

透子とダビデの仲を静かに壊そうと企んだ幸に対して、祐は静かに怒って山に登るというまるで口下手な間接性を示す。

#

 こう「関係を壊す」際には直接性と間接性と分かれるのですけど「関係を築く」際には統一性があるかもしれませんね。

やなぎは独白のように一方的に雪哉に告白したり、雪哉は電話をかけて「お前と話すと落ち着く」と言ったり直接的で、

幸と祐とも一応告白という形を取ったり唐突に親にボーイフレンドだと紹介したり大胆で直接的に関係を築くと。

仲直りの際には、やなぎと幸は口下手なメールを相手に送って、相手がそれに応えるという静かな感じで。

仲直りは静かで、告白は激しくて、分かりやすくていいですね。古典的で。確かにもう少し斬新でも良かったかもしれない。

#

 透子とダビデはいつも全力という感じで「コミュニケーション滅茶苦茶下手」って感じですね。言うまでもない。

#

⑤小さな平和

#

 ダビデの親夫婦の仲睦まじい感じや、透子の親夫婦デコボコだけれど仲の良い感じ、

なんだか悪くなかったですね。イチャイチャとしていて、平和で、健やかで、落ち着いていて。

#

 ガラス工房の娘の透子が未来を、ガラス等がきっかけとなって「見える」と言うのと、

ピアニストの母を持つダビデ未来が「聞こえる」というのは似た者同士というか、恵まれているというか。

#

 こう似ている割に、誰からも好かれる透子と、侵入者として扱われて✝唐突で当たり前の孤独✝を抱えたダビデという、

無神経でコミュニケーション下手同士の癖に、まるで察せない透子と相手を知ってもまるでなってないダビデという、

なんとも対照的というかなんというか、という感じでしたね。なんというか、かんというか。

#

青春;動揺と、そのあっけなさ

#

 『グラスリップ』のネット上の感想ざっと見ると「展開動いて」という意見が、ちらほら。

例えば物語序盤に「未来カケラ」という未来を見聞きする能力のせいで透子とダビデは知り合うのですが、

実際に透子とダビデが見聞きしていたのは未来でもなんでもなかったという、あっけない結論に落ち着きます

この「未来カケラ」は恐らく夢のようなもので、まぐれで「正夢」を見聞きしただけで結局は現実でもなんでもないと。

#

 序盤に「未来カケラ」として見えた、線路を歩く「スタンド・バイ・ミーごっこ」も起きなかったし、

ダビデが墜落していくこともなかった上に、幸が入院するのもまるで大したことないと。なんともないと。

#

 なんじゃそりゃ。

#

 ただ、そういったハリボテの幻覚に透子は悩まされていきますしハリボテの「未来カケラ」のおかげで、

最後ダビデの気持ちが分かったようになった、と。なんだかハリボテに悩まされもしたけど、悪くなかったと。

#

 透子は母親から青春時代未来を見てると勘違いしてたけど、なんでもなかった」と言われ、

母が同じく昔「未来カケラ」を見ていたことを知りますが更に、これより以前に透子は母親から

本当に未来のことが分かったとしても「一粒で二度おいしい」だけで、別になんてことはないと諭されています

混乱しても全然なんてことはない、と。『グラスリップ』はあっけない感じに持って行くのですよね。

#

 劇中あっけないシーンは割と多くて、例えば「てへぺろ」を連発するおちゃらけた祐の姉が、

珍しく泣いて病室から出てくると思ったら、どうやら病室にいるのは彼氏らしいと。一大事じゃないですか。

だけど時が経つと無事に退院してコーヒーを飲みに来ると。なんてことはなかったと。そうなの? 嫌いじゃないけど。

#

 新しい恋愛体系とか「そういう無神経なところが好き」とか、なんだか『グラスリップ』ってとても、

許容的で包容力あるなって思うのですよね。「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」って感じで。

あっけなくて拍子抜けでコケオドシだけれど『グラスリップ』は積極的に許していくスタンス評価に値します。

#

⑦雑な総括

#

 基本的映像も美しいですし、終盤の空とかガラスとか月とか綺麗ですよね。

私は『グラスリップ』、とても綺麗な作品だなと思いましたね。別にそんな悪くなかったです。

ヘイトスピーチ」とか「過激派組織IS」とか排外的問題が取り巻く今に、

グラスリップ』みたいな包容力のある作品が出てきて良かったと思いますけど。

弁護、になっちゃいましたかね。『グラスリップ』を作ったみなさん、ありがとうございました。では。

2015-02-02

ラノベを読んでラノベ批判をするのでもだめなんだろうか

ラノベを読んでないから馬鹿にするという意見があった。

なるほどな、たしかにそういうことはあるだろうと思った。

でもじゃあ、実際に読んであまり評価をしてない場合はどうなんだろう。

ラノベオタクはどんな人でもラノベをしっかり読みさえすればラノベ馬鹿にしたりはしないはずだなんて思ってるのかな。

ぼくはまあべつにそこまでラノベ馬鹿にしてるわけではない。

ラノベ大衆文学の一種、それこそ直木賞とかの一般エンタメ小説と同じものだと思ってるから

でもぼくはその一般エンタメ小説はくだらない、幼稚だ、時間無駄と思って積極的には読んでないので(大ヒット作はいま世の中ではどんなもんがはやってるのかなっていう興味で読むけど)、そういう意味ラノベもくだらないと思ってあまり読んでない。

からといって読まずに評価をくだすのはさすがによくないと思って、とりあえずすこしは読んでみた。

読んだなかでいまぱっと思いついたのだけ列挙してみると、

イリヤの空、UFOの夏

半分の月がのぼる空

涼宮ハルヒの憂鬱

狼と香辛料

サクラダリセット

文学少女

人類は衰退しました

AURA

神様のメモ帳

楽聖少女

シュガーダーク

『巡幸の半女神

生徒会の一存

聖剣の刀鍛冶

ヴァンパイアサマータイム

十二国記

シュガーアップルフェアリーテイル

こんな感じ。

このなかで面白かったのは『シュガーアップルフェアリーテイル』くらいかな。あと、荻原規子さんの『RDG』がアニメ化にともなって岸田メル絵でスニーカー文庫から出たけど、あれはよかった。やっぱり文章うまい

とにかくラノベは全体的に文章が下手だと思った。

最高クラス秋山瑞人とかなら、ラノベレベルってのもわかっちゃうな。

でも不思議なことに、ラノベではないと思うけど『ビブリア古書堂の事件手帖』は文章うまかったんだよね。ラノベ作家ってわざと下手に書いてるのかもねとちょっと思った。

あと、ついでだから言っておくと、『巡幸の半女神』の2巻打ち切りでああこの業界終わってるなと思った。伏線ばらまいて打ち切りやがったのでもう許しません。ふざけてるんですか!

ぼくは普段は海外文学しか読まないから、大好きなフォークナーとかと比べると、この辺の小説、すべてゴミだと感じた。ちゃんと読解すればフォークナー並みの小説なんだという意見があるなら、ぜひ聞いてみたいところだけど。

ラノベってそんなにすごいんだろうか。

読んだ上で言うけど、ぼくはラノベはとくにすごいとは思わなかったな。

ラノベって10代のオタク男子向けの娯楽小説じゃないの?

で、10代のオタク男子向けの娯楽小説だとしたら、大人から「こんなもの……」って馬鹿にされちゃうのもある程度仕方ないのでは。

それってあきらめるしかないのでは。

ラノベオタクのきみらだって、ぼくがアイカツとかたまごっち見てるって言ったら、「アイカツおじさんwwwww」とか言って馬鹿にするだろ?わかってるんだよ!

ラノベ批判するとすぐに「差別主義者だ!」とか言ってくる人がいて、ほんとに困っちゃうね。

そういう人と対話って可能なのかな?

無理だよね。

向こうはもう完全に切れちゃってるし。

ラノベ批判絶対にゆるさーんってなっちゃってるし。

というわけで、この話題はもうやめよう。

ラノベはすごいねラノベはすごいね世界最高の文学だね。

最後にぼくが言いたいのは、ラノベオタクは「大人でも読める!」「大人でも読むべき!」「傑作!」「文学!」とか煽ってラノベを紹介しないでほしいってこと。何度だまされたことか!ただの娯楽小説だよ!

2014-06-28

女はコバルトだけ書いてろ

電撃とかにでしゃばってくんな。

キーリ壁井ユカコ文学少女野村美月塩の街有川浩。てめーら筆頭な。

読んでて虫唾が走るんだよ。

腐った女の気持ち悪い生理臭を直接かがされてるような感じがすんだよ。

2014-06-15

http://anond.hatelabo.jp/20140614213331

ああ、これわかるわ。

心葉くんなんか、最初はアホじゃない森見登美彦もしくは怒ってない八木剛士みたいなダメ人間キャラだと思ってたのに、気づいたら愁いを帯びた文学青年で下級生にモテモテみたいになってたし。なんじゃそりゃ。全然ダメじゃないじゃん。

あい過去があってヤンデレツンデレに好かれる。これは別にいい。こういう現在があって文学少女に好かれる。これもまあいい。でもそこから先はかなり無理があるでしょ。

この辺が野村美月が一般小説に行かないポイントなのかも。

2014-06-14

文学少女を吊るせ

私は野村美月の書く小説が嫌いである。

彼女が書く作品は、不思議なほど私の心を苛立たせる。

最初にそれを感じたのは『“文学少女”シリーズである

“文学少女”シリーズは、本が大好きすぎて食べてしまうと自称する遠子先輩が、身の周りで起こった事件文学的妄想で挑んでいくミステリ作品である彼女事件を解決するにあたって、当然のように文学作品引用する。何故なら、彼女の周囲で発生する事件は、常に文学作品をなぞらえたものからである真相を自供する黒幕は、文学作品登場人物に同一化した自分の心情を滔々と語る。もちろん、その現場には文学的知識に欠けた間抜け野郎は一人もいない。

それらを読んで私は思ったものだ。

何やこの世界、と。

文学作品を読んでいることは当たり前であるという前提に。

読書は数ある趣味の中でも至高のものであり、そうでない人間は野蛮だという雰囲気に。

本が好きだと嘯きながら、その読み方や語り口は色恋沙汰に目がないゴシップ好きの中年女性と大差ない俗物文学少女に。

感想他者とは共有しづらい「味覚」を媒介に垂れ流し、萌え豚よりも動物的に本を消費する文学少女の姿に。

それらの中に、本読みの無自覚自己肯定高慢さが透け見えるようで、反吐が出そうだった。

“文学少女”シリーズはかように本好きの自己肯定の願望を充足させるために特化された作品シリーズであるシリーズを通して、読書は無条件で肯定され称揚されるものという思想が通底しており、それが現在進行形で本を読む者の自己愛を満たしてやまない構造となっている。

また、私は野村美月の書く恋愛描写も嫌いである。彼女作品には、「押しの強い男が受動的な女を連れだし幸せにしてくれる」という形式が、手を変え品を変え現れている。デビューである赤城山卓球場に歌声は響く』から始まる『卓球場』シリーズでは主人公女子大生視点から友情や友人婚約者へのドキドキ感を描いている。続く『フォーマイダリン!』では男を振り向かせるために自分を磨いて待つ少女が描かれている。野球では女教師が不良生徒に迫られ、『BadDaddy』シリーズでは男くささとは無縁の父親が、父性庇護欲を全開でヒロインたる娘を愛してかかる。『“文学少女”シリーズでは群像劇の色合いを強くし、そこらじゅうでメンヘラモドキが男に救われるのを待っている。

初期作品群ではシンプルな形で流れていた、強い男を待つという構造が、筆力の向上と合わさってより巧妙かつ露骨な形で物語のメインの骨組みとして現れるようになるため、順を追って読んでいくと徐々に苛立ちが強くなっていく。ミステリなりハーレムものなりに変奏してるものの、そこに繰り返し描かれているのはド直球のシンデレラ願望である源氏物語ベースにした『ヒカルシリーズでは、さらに一人の男性キャラクターを魅力的な女性キャラクターが取り巻くハーレムもの構造が重ねることで、その訴求力さらに高いものにしている。

本を読んでいるだけで褒められる子供時代はとうに過ぎ、世間は本を読む人間には意外と素っ気ない。

待てど暮らせど王子様は迎えに来ない【ルビ:Some day my prince won't come】。

我々は自己肯定を切り崩し、現実を生きながら、せめて虚構に夢を見る。

野村美月は、そんな世界に生きる我々が抱く「こうだったらいいな」に巧みにアプローチし得る作家である彼女の選び出す場面は陳腐でありながらセンシティブで、多くの人の心を捕えて離さない。私は彼女作品を読む間、間違いなく赤城山で友の手を取り、帚木の咲く地で亡き思い人を見た。作中人物の情動は素朴でありながら率直であり、揺さぶられてしまう。ぱっとしない女の子への感情移入をフックにひっかけられ、気が付いたら魔法にかけられている。好きでもない白球を追って胸を高鳴らせている。

こんなにも嫌いなのに、こんなにも満たされたくないのに、彼女作品は私を捕えて離さない。

私は野村美月の書く小説が嫌いである。

彼女の書く作品は、私の決して叶えられない夢を先に描いてしまうからだ。

子供時代の甘い夢を捨て、荒野に生きる私の目の前に、決して届かないものがあることを、繰り返し突きつけるからだ。

文学少女を吊るせ

私は野村美月の書く小説が嫌いである。

彼女が書く作品は、不思議なほど私の心を苛立たせる。

最初にそれを感じたのは『“文学少女”シリーズである

“文学少女”シリーズは、本が大好きすぎて食べてしまうと自称する遠子先輩が、身の周りで起こった事件文学的妄想で挑んでいくミステリ作品である彼女事件を解決するにあたって、当然のように文学作品引用する。何故なら、彼女の周囲で発生する事件は、常に文学作品をなぞらえたものからである真相を自供する黒幕は、文学作品登場人物に同一化した自分の心情を滔々と語る。もちろん、その現場には文学的知識に欠けた間抜け野郎は一人もいない。

それらを読んで私は思ったものだ。

何やこの世界、と。

文学作品を読んでいることは当たり前であるという前提に。

読書は数ある趣味の中でも至高のものであり、そうでない人間は野蛮だという雰囲気に。

本が好きだと嘯きながら、その読み方や語り口は色恋沙汰に目がないゴシップ好きの中年女性と大差ない俗物文学少女に。

感想他者とは共有しづらい「味覚」を媒介に垂れ流し、萌え豚よりも動物的に本を消費する文学少女の姿に。

それらの中に、本読みの無自覚自己肯定高慢さが透け見えるようで、反吐が出そうだった。

“文学少女”シリーズはかように本好きの自己肯定の願望を充足させるために特化された作品シリーズであるシリーズを通して、読書は無条件で肯定され称揚されるものという思想が通底しており、それが現在進行形で本を読む者の自己愛を満たしてやまない構造となっている。

また、私は野村美月の書く恋愛描写も嫌いである。彼女作品には、「押しの強い男が受動的な女を連れだし幸せにしてくれる」という形式が、手を変え品を変え現れている。デビューである赤城山卓球場に歌声は響く』から始まる『卓球場』シリーズでは主人公女子大生視点から友情や友人婚約者へのドキドキ感を描いている。続く『フォーマイダリン!』では男を振り向かせるために自分を磨いて待つ少女が描かれている。野球では女教師が不良生徒に迫られ、『BadDaddy』シリーズでは男くささとは無縁の父親が、父性庇護欲を全開でヒロインたる娘を愛してかかる。『“文学少女”シリーズでは群像劇の色合いを強くし、そこらじゅうでメンヘラモドキが男に救われるのを待っている。

初期作品群ではシンプルな形で流れていた、強い男を待つという構造が、筆力の向上と合わさってより巧妙かつ露骨な形で物語のメインの骨組みとして現れるようになるため、順を追って読んでいくと徐々に苛立ちが強くなっていく。ミステリなりハーレムものなりに変奏してるものの、そこに繰り返し描かれているのはド直球のシンデレラ願望である源氏物語ベースにした『ヒカルシリーズでは、さらに一人の男性キャラクターを魅力的な女性キャラクターが取り巻くハーレムもの構造が重ねることで、その訴求力さらに高いものにしている。

本を読んでいるだけで褒められる子供時代はとうに過ぎ、世間は本を読む人間には意外と素っ気ない。

待てど暮らせど王子様は迎えに来ない【ルビ:Some day my prince won't come】。

我々は自己肯定を切り崩し、現実を生きながら、せめて虚構に夢を見る。

野村美月は、そんな世界に生きる我々が抱く「こうだったらいいな」に巧みにアプローチし得る作家である彼女の選び出す場面は陳腐でありながらセンシティブで、多くの人の心を捕えて離さない。私は彼女作品を読む間、間違いなく赤城山で友の手を取り、帚木の咲く地で亡き思い人を見た。作中人物の情動は素朴でありながら率直であり、揺さぶられてしまう。ぱっとしない女の子への感情移入をフックにひっかけられ、気が付いたら魔法にかけられている。好きでもない白球を追って胸を高鳴らせている。

こんなにも嫌いなのに、こんなにも満たされたくないのに、彼女作品は私を捕えて離さない。

私は野村美月の書く小説が嫌いである。

彼女の書く作品は、私の決して叶えられない夢を先に描いてしまうからだ。

子供時代の甘い夢を捨て、荒野に生きる私の目の前に、決して届かないものがあることを、繰り返し突きつけるからだ。

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