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2020-06-03

anond:20200603162510

ガイジ」とかの単語を使ったり某弁護士界隈の話題を罪の自覚もないまま日常会話で持ち出されるのはとても頭が痛いわけですよ

我々の世代2ちゃん池沼という単語を見たり聞いたり使ったりしても

それがよくないという認識をしっかり持ってて決して外に持ち出したりはしなかったが

ネットリアル境界認識できない年齢でネットで使われる汚言や悪ノリ文化に触れて

現実ネット境界が融解して、汚言を日常で使われる通常の言葉だと誤解したまま育ってるネット文化ネイティブ世代が恐ろしい

2020-05-25

anond:20200524070952

それを代償行為追体験と断ずるような矮小な捉え方をし続ける限り、その消費者生産者も見下しつづける害意に歪んだ怪物になる道から逃れられない。

自分の捉え方こそが「本質」だという傲慢によって自分怪物になっていることを誤魔化していないか

リアリティショーやAVが俗っぽい部類の娯楽であることは事実であるけれども、その考え方だとオペラ歌舞伎といった伝統芸能、あるいは映画小説のような芸術作品が描く人間模様もすべて自分人生と向き合わないアホが消費する気持ち悪い娯楽と捉えることになるのではないか

そうでないと言うのなら、その境界はどこにあるのか?

anond:20200525143544

「誰から相手にされない」人は自分他人との境界が失われて「全面的な愛」を求めるからな。

それに答えられる人は誰もいない。

飯と住処を用意した生活保護が精いっぱい。あるいは精神科入院か。

緊縮⇔積極財政支持と政権右⇔左

それぞれの分断、境界は明確で、対立が日ごとに激化してると思う。

政治経済を修めた人でなくとも、それらしい論を並べ、対立する相手を負かそうとする。

でもこの2項の対立軸が絡み合って、どういう人がどういう考えなのかいまいちわからない。

このあたりの集合をだれか図に整理してくれないかなあ。

2020-05-22

プログラマー学習

プログラマー学習問題ってのは表層的な問題であって、この話題議論されている本質は「社会で金を稼いで生きるってのはどういうことなのか?」ってことなんだろうね。

「誰かの保護下に入る代わりに作業指示に従う義務を持つ人形機械になる」ことなのか? それとも「自分の力で生きたり死んだりするサバイバル」なのか?

原初的な話で言えば、人間は全て後者なんだろうけれど、現代社会的には前者の意識の人も多い。それだけならまだしも前者であるのが社会の真理だとして、社会他者にその意識の共有を求める人もいる。もちろん、後者の人だってそれっを周囲に求めたりする人もいる。だから両者の境界面でギスギスする。

これは、ある任意の人の中で統一された話ですらなくて、たとえばサラリーマンの人が「だってあいつは漫画家(or芸能人or起業家)なんだから成長も無職自己責任だろ」とか言い放ったりする。

プログラマーという存在は前者なのか後者なのか、人々の中でその認識境界事例にあたるんだろうね。

もう少し踏み込むと、IT技術が発展した現代社会は、すべての社会人にとって徐々に「自分の力で生きたり死んだりするサバイバル」に移行しつつ有るように思える。先進国においては、企業から見て欲しい人材ピンポイントで探す事が可能になりつつあって、自力で育てるよりも今求められているスキルの持ち主をハントしたほうが合理的になりつつあるからだ。

中世社会ではその人間能力云々以前に裏切りとか出し抜きが有るので、能力よりも人格や忠誠が大事で、それは子飼いを育てることやコネじゃなきゃ担保できなかった。しかちゃんとした道徳契約が成立する現代国家では、父祖の代からの付き合いみたいな安全保障がなくても、裏切りをそこまで気にしなくて良い。だから雇用流動性があがる。

そうすれば当然全ての雇用は「自分の才覚でその席を奪い合うサバイバル」になる。全てのサラリーマンもそう。外注化の影響を考えれば公務員でさえ無関係ではない。おそらく日本社会は、ただの事務職でさえ、自分の力と時間学習してスキルアップをしていかなきゃ席を奪われる方向に進みつつ有る。

プログラマー作業者なのかサババリストなのかという議論は、多くの人が感じているこの不安――自分生存競争に巻き込まれていずれは敗者になるのではないか? という風を受けているんじゃないかという気がしている。「パッケージされた教育を受ければ、才能や生存能力関係なく作業者として生活保証される領域スキルが身につく」という「保証」がなければ、人は本当のサバンナに放り出されてしまうわけだから

2020-05-14

世のアニソンには2種類ある

いかにもアニソンっぽいアニソン

普通のjpopっぽいアニソンである

その2種類があることは

感覚的に明らかなのだ

両者の境界は極めて曖昧

2020-05-13

anond:20200512180640

そもそも「~が大嫌い」ってのが地雷

自分が嫌いなのは好きにせいと思うが、他人に「嫌うことを求める」ってのが気持ち悪い。

こういうこと言い出すヤツは自分他者境界あいまい自己中心的

2020-05-10

父亡くなる

私は物忘れがとても酷くて色々忘れちゃうから忘れない様に何度も読み返して記憶に焼き付ける為にメモする

 

末期癌の父をさっき自宅で皆で看取った

昼間訪問した時はまだ反応があったんだけど0時過ぎぐらいから呼吸がちょっとおかしくなったというので、母から2時に電話が来た

 

誰も歩いていない真夜中の静かな町を早歩きで向かう

暗く静かな道でバクバク打つ鼓動が妙に痛い

実家は近いか電話来てすぐに着けた

 

人工肛門にしてからどんどん痩せていって、

徐々にご飯が食べられなくなって、父は骨と皮でゴツゴツになってしまっていた

入れ歯だったからごっそりげっそり頬がこけちゃってねちょっと不憫でね

 

誰も泣き叫ばず静かに看取る真夜中

掌の中で命が消えていく哀しい時間

 

段々目の焦点が合わなくなって、白目が濁るってのかな?瞬きとかの動きが減っていき、亡くなると体温が失われて肌の色が変わっていくんだね知らなかった

 

その時を迎えた父は、寝た様に見えた

ぽかんとクチ開けていつものパジャマ着て酔って寝ちゃったみたいに

だけど、違う

腹膜が1mmも動いてない

それを見て、ああもう呼吸をしてないんだなって痛感した

開いた口と閉じた瞼

苦悶さは一切見えない

モルヒネの力で苦しさはなかったみたいだけど、目頭に残ったこの液体は、たぶん父の最期の涙だ

  

私が電話受けて実家着いてから10分ぐらいで父は逝った

まるで着くの待っててくれたみたいだ

昼間は自力でベッドから起き上がって座る位置直したり動いたりしてたって言ってから、今夜逝こうと決めたのかな?

それぐらい不思議な早さだった

 

末期がんの診断出て2年

思っていたよりも長く父は生きた

胃がん浸潤大腸切除

その後抗がん剤で髪が抜けてしまって、でも抗がん剤止めたら髪が生えて生命力すごいなーなんて言ってて

末期がんって判ってから仕事辞めて家にいる事になった父は家具作りやスマホ家事料理を始めた

引っ越したばかりの団地の部屋を得意の家具作りであちこち整え、スマホを学んでネット競馬したりLINEyoutube視聴やポケモンGOもしだした

炊き込みご飯を勧めたら気に入ったみたいで美味しいのを作る様になったし、カレーも作った

茶碗蒸しプリンも良く作って食べさせてくれた

庭いじりが好きな父は四季折々庭を整えられて少し楽しみを持ててたみたい

あとめだか飼いだしたけど上手く育てられなくてすぐ死んじゃうから悲しくなって飼うの止めたって聞いてちょっと辛かった

 

今回は自宅で看取れたので良かったと思う

心電図モニタは母の希望でつけなかった

祖父の時は病院心電図モニタありで音が結構辛くてイヤだなって思ってたから今回は無しでいくって聞いてたので良かったと思う

医者さんも看護師もいない自宅だから、逝こうとする父を皆で静かに見守れて良かったと思う

 

コロナで休業期間で家族全員が毎日じっくりゆっくり看取り期間があったから徐々に覚悟が出来た

 

ありがとうありがとう

って母がずっと言っていた

…お父さん

私もありがとうって思ってるよ

 

朝が来た

真っ白な光の風

暗かった闇が潮の満ち引きみたいに引いて朝が来た

父がいなくなってから初めての一日が始まる

しっかり務めるよ

 

 

火葬をしてきたので追記

 

日経ってから実家へ行った

一日後に見た父はダブルスーツ着せてもらえてて安置してもらってた

顔は一日前に見たままだった

胸には花束が載っていた

父が庭で育ててた花で作った花束

ピンクと白の綺麗な花で、ちょうど咲いたんだそうだ

手摘みの花束ってのがとても我が家らしいなと思った

 

もう一度、声をかける

訃報を送ったら、会社の人とか私の周囲の人達が私が父の面白話をちょこちょこしてたからか、話した事すら忘れてた父との小さなエピソードを覚えててくれて、それが嬉しいねーって話をしたり、孫が父に書いた手紙があったりしたのでそれを見せてもらった

 

出棺後はお別れの時間がないよと言うので、僅かだけど二人きりにしてもらった

線香をあげてから、頭を撫でる

暖かかった頭

髪の毛は一日前と同じ柔らかでふわふわだったけど、髪の毛の先、皮膚からはすでにドライアイスでかっちこちの冷え冷えの身体

わっちゃってて、最期に撫でた頭の温もりとのギャップ感がかなり激しかった

 

斎場

斎場は静かで少し薄暗く、涼しかったので落ち着いて過ごせた

 

先に行った私達から遅れて父と母が車で着いた

車はクラウン

ああ、トヨタなんだ

父はレンタカートヨタって決めてるぐらいトヨタ絶対の信頼を置いてたので、ちょっと笑ってしまった

(偶然なのか帰りに捕まえたタクシートヨタ製だった。どこまでトヨタ好きなんだ)

 

白っぽい棺が台車に載せて運ばれてきて、お花を入れてあげてと言われた

ここでも庭から摘んだ花を入れてあげられた

庭いじりが好きで実家も深い山の中の人から、あっちに行ってもきっと珍しい草木を見つけて育ててるだろうねなんて言いながら皆で父を花で埋めていく

注文してた花と育てた花で棺が埋まっていく

ダブルスーツパリッと着て綺麗な花に埋もれた父のその姿は、見ていても不思議と決して不幸な感じはしなかった

 

余談なんだけど、遠い昔、親戚の葬儀に参加した時、棺に釘を打つ作業があった

知らない親戚だったけどあれは二度とやりたくなかったから、この斎場ではそれがなくって良かったなと思った

 

粛々とやる事が進んで、やがて焼き場の扉前に棺が運ばれる

みんなで父にお礼を言った

ありがとう がんばったね ありがとう

泣きながら 泣き崩れない様に支え合いながら 涙そのままに 既に涙が枯れてたり

各々の別れ方だった

 

そして、横、縦と閉まっていく扉

金属製の重い境界の扉

かにかにしめやかに

その時は終わった

 

時間ぐらいして、燃え終えた父が出てきた

乾いた白いバラバラで粉々の崩れたただの物になった身体

それは死んだ珊瑚みたいで骨に見えなかったし、これが父だったんだとはちょっと思えなかった

物を骨壷に入れて、布巻いて、木箱を母が抱える

ようやく終わったなー。そんな感じ

 

真夏の様に暑かった昨日とはうって変わって、とても凉しい皐月らしい午後のお別れだった

 

三週間前ホスピス入院になったけど、何とか実家に戻ってきた父

そこからゆっくりゆっくりかに逝く様に準備をしてたそうだ

整えてなかった実家の不便な所のビフォーアフターを済ませ(DIY好きの父なのであちこち整えてった)、身の回りの物の整理や、搬出搬送やすい様に動線の整理も済ませ、亡くなる3日前、栄養のない点滴に自分意識で切り替えたとも聞いた

吐き気が酷かったんだって

 

二年半、末期がんの父を皆で思い思いに看病をし、逝くまでを皆で見られた事

祖父の時出来なかった事を全て出来たと思う

言い方悪いけど、母の時にまたやる事になるだろうから、その覚悟も出来たと思う

 

私もこんな風に逝けたらいいと思えた葬儀でした

 

コメントありがとうございました

モルヒネ意識が混濁してた父ですが、最期には目があって何度かアイコンタクトを交わせたのですが、その眼差しと動きには心残りや苦痛な感じは一切見受けられなかったので、悔い無かった様に感じられました

2020-05-08

社会自分境界

https://anond.hatelabo.jp/20200507171805

この増田に対して賛否否否否両論、喧々諤々、まあ酷いもんだ。

それが社会ってもんだ、みたいに賢しらに語る奴も分かる。頑張って頑張って、散々エネルギーを費やして社会適応すると、文句はあっても余計に今の社会を維持したくなるもんな。変化したらそれに適応するために、普通の奴らよりも圧倒的に、異常なまでの、大量のエネルギー必要だもんな。「普通」のやつらが羨ましいよな。

からこそ、自分社会とは逸脱した存在だ、「障害者」だ、と自認するにはめちゃくちゃなエネルギーが要るんだ。特に精神的なほうでの障害で認めるには、な。現在社会のクソみたいなマウンティング競争が全く肌に合わなくて、それに合わないと認めて競争から降りる、社会から逸脱した「障害者」と認めなきゃならない、そんな状態があるんだよ。

いくらでも底辺巣窟がある中で、わざわざはてなに住んでるような賢いマウンティング森の賢者の皆様なら聞いたことがあるだろう、「障害社会が作るもの」と。

人間の最も優れた能力自然界の中で最も弱い葦のような存在である人間が、自然に対抗できる能力として「社会」という共同体がある。社会はすごいぞ。かっこいいぞ。

で、自然に敵なしみたいなクソほど傲慢な自認を得た社会は、いつしか社会からの逸脱を許さなくなった。そこで生まれ概念が「障害」だ。社会を構築できる自分が「正常」「普通」「当然」で、社会適応できない奴を「障害」「クズ」「怠け者」とみなす

そこで頭がいい人類が考え出した概念が、「人権」なのよ。人として生まれた時点で人としての権利がある。社会から逸脱してても、人権はある。

KANとか萩本欽一とか馬鹿人権派モドキが「愛は勝つ」とか「愛は地球を救う」とか言うけど、愛なんてゴミよ。クソよ。偏りまくったヘイトと同等のものよ。愛なんて無くていい、無いほうが良い。

人権は勝つ」、これだけ覚えて帰ってくれ。君がどれだけ目の前の人が嫌いでも、憎くても、人権はそれに勝る。人権は人を救う。

表現引き起こす感情や反応
私は困っていますニュートラル。ふーんそれで?
私は困っています、こういう理由理由の内容によって正負どちらも。なるほどそれはお困りだ/なんて身勝手な奴だ
私は困っていますあいつに比べたら私はこんなに尊重されるべきなのに!あいつとして設定された奴からは猛烈な反発が、その他からあいつに対する元々の感情に沿った反応が得られる

まり平田オリザって製造業とか、科研費とる奴とかを「敵」「さげすむべきもの」「当然に嫌われている奴」と思い込んでるんだよな多分。それで自他境界がはっきりしてないお子様だから「みんな」も自分と同じ反応をしてくれると思っちゃったんだよね。まさか自分の声の届く範囲にそれに該当する人間がいるなんて思ってもみなかったんだろう。

あー恥ずかしい恥ずかしい。そんな程度の料簡のやつが何を演出してくれるん?自分がどう思うかと他人がどう思うかの区別もついていないやつに芸術ってやつは、演劇ってやつは、まともにできるもんなの?

anond:20200508033816

アスペルガーの人は「自分普通であること」にこだわるようなので

自分が元から障害者だったと認めることはできないんじゃないかな。

あくまで女のせいで自分障害者を選んだんだということにしたいんだと思う

アスペルガー障害普通へのこだわりの大きな特徴は、少しでも普通であることを否定された場合に限り、「自分普通だ」「自分が正しい」と死に物狂いに自己正当化する行動である

その結果診断自体否認するケースもある。

ほとんど人の話も聞かなくなる(この点では躁うつ病躁状態に似ても居る)ので、この状態になると周囲の人が心配してケアしようにも手がつけられない。

実はこの「普通へのこだわり」自体が最もASD的な特徴であるのだ。「自分こそが普通中の普通で、ほんの少しも偏ったところは無い」と異常に自己正当化し続ける。

世間の全てが自分の主張を当たり前に受け入れるべきであり、その根拠は「自分普通であるから」というわけだ。

本当の多数派の「普通」はこういう極端なものでは無く、全体を包む「空気」の中に、50パーセントから前後10パーセント程度の広がりを持ったものとして「普通」があり、

しかも「変わっている」「異常」との境界連続的で、「少し変わっている」「大いに変わっている」というのがあるだけである。  

から自分普通」と死に物狂いに力説することは多数派の「普通」の話ではなく、発達障害問題のものなのだ

http://dryanbaru.xyz/?p=568

2020-05-05

自粛警察のように、自他の境界やその意義がわからずに他人を罵る人がいる一方で、

政権批判政策批判などをみて、「あいつは何でも文句をいうやつだ!」と、批判の内容や意義を理解することができずに、「批判することはよくない!」と思考停止して「ヒハンしない俺は偉い!常識人批判するやつはバカ!」とか言うやつもたくさんいる。

anond:20200504203549

自他境界がゆるゆるなだけじゃ心療内科は面倒見てくれないと思います

心療内科に通ってる人で自他境界曖昧な人はいっぱいいるとは思います

2020-05-04

anond:20200504120132

マジレスすると、そこまで自他境界曖昧羞恥共感性だけが強いのは良くない状態なので心療内科に行ってください。

煽りとかじゃなくて、普通に病院とかカウンセリングに行ってください。マジで

2020-05-01

風俗嬢とそれ以外の仕事境界線ってどこ?

岡村某を批判する中でさ、そもそも風俗嬢職業である以前に女性に対する性的搾取であるみたいな立場の人がいるけど

じゃあどっから搾取でどっから搾取じゃない(真っ当な仕事になる)の?

風俗の受付やドライバーはセーフ?

男娼は?

風俗嬢じゃなくてAV女優だったら?

AV男優はどう?AV制作スタッフならオッケー?

AKBは?ジャニーズは?

DMM社員は?

アダルトショップ店員は?

俺は生活のために仕方なく働きたくもない市役所で働いてるけどそれはセーフ?

ほとんどの人は働きたくないけど、生活のために嫌々働いてるわけだけでさ、

俺が市役所で働いていることを含めて

嫌々働いてる=「搾取だ!」と批判されることはないと思うんだよね

いや、あるかもしれないけど、少なくとも風俗嬢と同列で語られることないと思うんだよ

じゃあその差ってなんなんだろうね?

市役所風俗嬢では「搾取ポイント」みたいなものが違って、風俗嬢の方が搾取ポイントが高いからアウトっていうなら

その閾値は何ポイントになるんだろう

それとも「公務員」はセーフで「性産業」という職種がアウトというのなら

いったいどこからが「性産業」になるんだろう

上の例で言えば、生活のためにアルバイトしようと思ったら、(時給でも通勤距離でもなんでもいいが)条件の合う仕事アダルトショップ店員しかなく、嫌々そこで働いている大学生は「性産業」に従事している「性的搾取」されてる人間になるんだろうか

同じ嫌々就いてる仕事場合、いったいどこに「搾取」なのかそうじゃないのかの境界引いてるのか、主観でいいから教えてくんねーかなマジで

岡村発言の気味悪さについてみっつほど吐き捨てたい

男尊女卑とか職業蔑視とかは既にあちこちで言われているので、それ以外のみっつの気味悪い点について吐き捨てたい。

経済的な高みの見物で想像力のないこと、ダブルスタンダードが強くありそうなこと、芸能人立場の変遷を感じていないこと。

もしこれがコロナとは関係ない別のタイミングで「これだけパパ活が盛んになってきたってことは、手っ取り早くお金を得られる

味を占めた女の子が多数風俗に流れ込むってことで、それが楽しみなんですよ」とかだったなら、そこまでじゃなかっただろう。

芸能人に詳しい訳ではないけれど、割と今まで応援してきたのを裏切られた気持ちでもうやめようと思うので、その区切りだ。

まずひとつめ。

彼には、たぶん困窮してやりたくない仕事でもするしかない状況に追い込まれることがない自信があるのだろう。

そんな安全から自分の楽しみのために、他人がそうなるのを待ち望むいやらしさという高みの見物感が気味悪い。

その点を、他の仕事に置き換えて考えてみる。それに相当する上手い例が思いつかないのだけれど、こんな感じか。

コロナのせいで事業が行き詰まった社長さんは、政府が助けきれない場合はもう首をくくるしかないわけですよ。

そうしたら、僕がいつも見ている大島てるサイトが活気づくじゃないですか、それがとても楽しみです。」

会社倒産しないまでも、大規模リストラ仕事にあぶれる人たちがコロナ後には激増しますね。

僕は人間観察が趣味なんですけど、ハロワ悲壮な顔をした人たちが溢れるのを心待ちにしています。」

フリーター仕事も減るし、派遣切りもたくさんあって、きっとホームレスがあちこちに増えていきます

ホームレス支援チャリティかめちゃめちゃ気持ちがいいし、それを励みにコロナを乗り切ろうと思うんです。」

これが面白いと思って、ウケる筈だと発言したということは、こんな感じで笑う人が想定されているのだろう。

「あっはっは、ありえねぇわ、才能も財力もない下級市民ってそんなにツライのかよwwwww」

ハロワ蔓延する悲壮感ってwwwww まあ俺ら関係ないけどなwwwww」

彼のファンには派遣中小企業社長はいないとでも思っているか、それとも日本の現状に対する想像力がないか

コロナのせいで顧客が離れ、事業が立ち行かなくなったら、家族どころか百人から従業員が路頭に迷うから

金策に駆け回り、眠れないほど対応に頭を悩ませ、明日の活気を得るべくラジオをつける人は想定されていない。

派遣で働いていた友人から倒産したら会社に入れなくなったと聞いて、うちもそろそろヤバいんじゃないか

会社私物を持って帰り、不安な面持ちで岡村さんから元気をもらおうとチャンネルを合わせるファン想像されない。

くそこまで想像力共感力もなくいられるものだと、世界の半分を切り捨てているような、その点がとても薄気味悪い。

そしてふたつめ。

どんなにやりたくて好きでやっている仕事の中でも「こんちくしょう」って思うことがある反面、

やりたくてやっているのではない仕事だって「やっててよかった」と思う瞬間だってあるので、その話ではないし、

誰もが好きな仕事についているとは限らないし、どんな仕事にもそれを「やりたい人」と「やりたくない人」はいものだし、

やりたくなかったけどやっている人だって第三者から憐れまれるとプライドから胸を張ったりするものだし、その話でもない。

もし彼が二十代の頃に結婚して娘を授かっていたとするなら。ミルクを上げたら吐いてしまオロオロしたり、

パパのお嫁さんになるなんて言われたり、急に高熱を出して病院に駆け込むのにおんぶした背中燃えるようでハラハラしたり、

やがて友達がきたときはパパ顔出さないでなんて言われたり、そうして長年大事に育てた娘さんがいたとして。

その彼女が「パパ、あたし手っ取り早く稼ぎたいからしばらく風俗で働きたいんだけど」と相談してきた場合を考えてみる。

「おぉ、いい考えだね。パパも若いからずっとお世話になったなくてはならないお仕事だ。応援するよ」とは絶対に言わない。

そんなダブルスタンダードが透けて見える。「お金ならパパがあげるからそれはやめなさい!」と叱りそうな感じがするではないか

持つ者、裕福な者、チャンスを手にできた者と、そうでない者の断絶に加え、その境界の向こうとこちらで基準が違うのだ。

ダブスタファンからするとそれをありありと見せつけられたのだが、全く自覚のないダブスタ持ちは気味悪いものである

そしてみっつめ。

芸能人には立場の変遷みたいなものがつきまとってしまう。河原乞食見世物伝統芸能になるような流れがある。

デビュー当時は音楽性に着目されず変なカッコの色物バンドみたいな扱いだったXジャパンも年月が経つにつれて

YOSHIKIが国際的活躍したり文部大臣表彰を受けたりする。それにつれて世間からの期待も変わっていく。

これだけコンプライアンスが言われる時代に、そのことが全く見えていない成長のなさというのが気味悪くうつってしまう。

ちなみにコンプライアンスとは法令を遵守するだけではなく世間からの期待に反することをしないことまで意味に含む。

深夜放送だったり地下アイドルだったりの時代があっても、世間に認められるにつれて期待も高まってしまうのだ。

その変遷に適応するように人は成長、あるいは変化していってしかるべきなのだが、それが感じられない気味悪さだ。

49歳だとういけれども、同じ49歳のTOKIO城島茂コロナ関連ではジャニーズ支援活動について

「実際に現場で闘っていらっしゃる医療関係者の皆さまに何かできないかなと思いまして…」との談話があるし、

同じく49歳のT.M.Revolution西川貴教は「地方の友人から、開いてるパチンコ店行列が出来たり、離島など行楽地に

人が集まってきて困っていると連絡が来ました」とつづると「島には高齢者も多いうえに医療施設脆弱、唯一の交通機関

しかない島では、感染確認されたら生活物資も届かなくなります自粛期間を延長させない努力をどうかお願いします。」

ツイートしている。長年芸能活動をして、きちんと世間や、自分の持つ影響力と向き合って発言しているように感じられる。

さいごに。

謝罪もしたのに、他の番組降板まで求めるのは行き過ぎとの声もある。

しかし、メジャーで全年齢を対象としている番組に、そのような本音を持ち、そのような本音抑制もしない人が求められるだろうか。

から視聴者に寄り添い貧富の格差を感じさせず、ダブスタもなく、立場をわきまえた上に品位もある人を求めたいのが実情だろう。

その点では、言いたいことを言わないようにしろというのではなく、そんなことを言いたくなってしま根底から変わらねばならないとの

ニュアンスで語った矢部発言にはその点でとても賛同できる。だから結婚しろとは論理の飛躍がある無理難題ではあるのだが。

芸能世界に身を置きながら、世間の期待に応えられなくなっているのなら、潔く身を引けばいいのにと今は思っている。

もう彼を応援することはない。ファンが一人はなれたところで、痛くもかゆくもないだろうし、なにも伝わらないだろうけれども。

anond:20200501102649

自己開示が苦手な非モテオッサン

↑これはなんで「自己開示が苦手なオッサン」ではないのか?

「人を人として扱う」ことにモテ非モテ関係ないでしょ

岡村炎上散見する「非モテ」という単語ネットでの使われ方を見ると、これ、主に「自分非モテ側だ」という人が使っている

「49歳にもなってまともに恋愛したことがないのはヤバイ」を「女の人にモテたことがないのはヤバイ」って意味にとらえたんだろうな

ちがうちがう

岡村矢部モテ視点で語ってないし聞いてない

「まともに人間関係を築けない人はヤバい」ってだけ

性別関係ない

過去女性コンビニ呼ばわりしていた矢部女性をチームとして思えるようになったのは、決してモテ男性からではない

モテだってなかには酷いことをしている人がいる

なのに、モテから非モテへの説教???

認知の歪みがすご。そこポイントじゃない

彼女つくれ、結婚しろ、は

意味不明な境界女性を敵視していないで、人を心から愛そう、好きになってみよう。ということ

そして一方通行な思いをぶつけるんじゃなくて、相手気持ちを考えて、相手のための行動できるようになろう

。それが自分の喜びになるといいねってことだよ

岡村の話

はじめにすごく飛躍した話になることを言っておきます


個人的なことは政治的なこと」といったのはフェミニズムからだが、このテーマはいまやフェミニズムの域に収まっていないと思っている。


結婚しろセクハラ」これはアウトな感覚は私にもあるのだが、それが職場政治的言説(議会や討論など)、アカデミズムの場で言われたら文句なしにアウトだと賛同する。

しかし、職場ではないコミュニケーションの場で同僚に言われたら?あるいは友人に言われたら?

仮に不快に思った私がSNSにそれをアップしたら?その言説が共感して多数にシェアされたら?

あるいはSNSで誰かから言われたら?その反論が広くシェアされたら?

もし、多数の人間社会的関係性に影響をあたえる言説が政治的言説だとすれば、この世の中の仕組みそのものがすでにいやおうなしに「個人的なことは政治的なこと」なしくみになっているんだと、思う。

(多分、もともとそんな境界などなかった。遠かっただけ。SNS政治的言説と個人的言説の距離を近づけただけだ。)


ここにポリティカル・コレクトネスとして、ありとあらゆるコミュニケーションの場を政治的正しさで塗り替えようとする言説がある。

行政統治よりも先に、個人間のコミュニケーションSNSのような一対多のコミュニケーション芸術表現私小説表現などありとあらゆるところに浸透している。

それを支持している人たちの一部は、個人的な苦悩やトラウマをなにか政治的言説に仮託しているように感じる。


これの行きつくさきはなにか。



私小説政治的文脈抜きで語ることはできず、私の日記ですら政治的である可能性がある。


奨学金返済で苦しんだ私は政治によって苦しんだのか。

40手前にもなって結婚できない私は政治的不策の積み上げによって生み出されたのか。

他人コミュニケーションがとれず、友人がほとんどいないのは私の人格障害政治的に見逃されたからなのか。

毒親に生まれたのに救済がなかったのは政治のせいなのか。

私の苦しみは政治的ものなのか。

私の人生政治的配慮からまれたのか。


違う、と思いたい。


私の苦しみは私のものだと、多分5%くらいは政治かもしれないが、残りは単なる不条理だと。

もしくは不条理是正するのが政治仕事か?


違う、と思いたい。


俺は岡村の歪んだ人生観にどうしても共感してしまう。

歪んでてもいいんだと、思わせてくれる、もしくは許しかもしれない。

あいつが断罪されている姿は俺が断罪されているようだ。

人とのコミュニケーションを拒んできたお前が共感できる言説はもうどこにも残されるべきではない、とされ、

深夜のラジオから駆逐され、

せいぜい5chか増田に行き、

それすらもやがて叩かれるようになり、

俺の人生だけ残して世の中から消えるんだろう。


死にたい

2020-04-30

サウナ

結局サウナというのは、極端に熱いサウナ室と、極端に冷たい水風呂を繰り返すことによって、皮膚感覚麻痺させるということにその真髄はあるのである

いわゆる最近よく言われる整った状態というのがまさにこれで、皮膚感覚麻痺させることにより、体の境界曖昧だが自分意識境界がくっきりと見えてくるその状態

日常、なんとなく冷房スイッチを入れる、肌寒いから毛布を体にかける。意識登るまでもない刺激と、意識に上るほどでもない自分の反応。

人間はいかに、皮膚からの刺激に無意識に左右されているか、ということである

2020-04-27

anond:20200427200521

にしても、境界微妙なところでの喧嘩は防げるよね。下手に条件を設けてたらそれに漏れ人間が現れるのだし。

anond:20200427072647

当人が大儲けできるならやりたいという女の自由意志問題もあるからな。

大儲けできるならやりたいという女がいるのに禁止にした所で有名無実になるだけよ。というか今でも売春防止法は生きているから。

一つ一つ境界と、嫌なら他の仕事をできるという枠組みを提供していっての話よ。

そこで岡村の食い詰めて性風俗というのは許してはならんし、

無論境界が守れないなら禁じるのもやむを得なくはあるだろう。

2020-04-26

詐欺捏造・偽作

台湾誌(1704年

ジョルジュ・サルマナザールはフランスまれ白人だったが、ウィリアムイネスという牧師の協力を得て「キリスト教改宗した台湾人」になりすました。「台湾人の先祖日本人である」「香草をまぶした生肉を食べている」などデタラメ風習を広め、独自の「台湾語」まで作りだした。当時のヨーロッパでは台湾ことなど全く知られていなかったので、サルマナザールは25年ものあい台湾専門家と見なされ、彼が執筆した『台湾誌』は知識人からも信頼されていた。しかし、ハレー彗星で知られるエドモンド・ハレーが、『台湾誌』に掲載された星図などから矛盾を見つけ出して突きつけたため、彼はついに自らの虚偽を告白した。

ベリンガー事件(1726年)

数学教授デリック図書館司書エックハルトは、横柄な態度のヨハン・ベリンガーに腹を立て、悪質ないたずらを仕掛けることにした。二人は石灰岩に細工をして、カエルミミズ化石彗星太陽の形をした化石、「ヤハウェ」という文字が刻まれ化石などを作り出し、ベリンガー化石採集していた山に埋めておいた。当時は化石が生まれる原因が分かっておらず、神秘的な力によって形成されると考えられていたので、いま見ると明らかにおかし化石でも、ベリンガーは本物だと信じこみ、図版を収録した書籍まで出版してしまった。話が大きくなって慌てた犯人の二人は偽造であることを明かしたが、ベリンガーはそれを中傷だと考えてまったく取り合わなかったという。

コック・レーンの幽霊(1762年)

コック・レーンにあるリチャード・パーソンズの家に、ウィリアムケントとファニーという夫妻が下宿していた。しばらくしてファニーは天然痘で亡くなったが、それ以来、パーソンズの家では何かを叩くような音や引っかくような音がたびたび聞こえるようになり、パーソンズは「ファニーの幽霊に取り憑かれた」と主張した。ファニーの幽霊は、自分ケントに毒殺されたことを訴えているのだとされた。幽霊のことはロンドン中の話題になり、見物客が連日のように集まってコック・レーンを歩けないほどだった。しか調査の結果、パーソンズ自分の娘を使って、木の板を叩いたり引っかいたりさせていたのだということが分かり、彼は共謀罪有罪となった。

トルコ人(1770年

ヴォルフガング・フォン・ケンペレンは「トルコ人」という名の人形を完成させた。それは完全な機械仕掛けチェスを指し、しかほとんどの人間より強いというものだった。「トルコ人」はヨーロッパ中を旅してチェスを指し、その中にはベンジャミン・フランクリンナポレオン・ボナパルトなどの名だたる人物がいた。多くの人間がその秘密を暴こうとしたが果たせなかった。ケンペレンの死後、「トルコ人」はヨハン・メルツェルのもとに渡りアメリカなどで大金を稼いだが、1854年火事によって焼失した。その後、最後の持ち主の息子が明らかにしたところでは、やはりチェス盤のあるキャビネットの中に人が入っていたのであった。

首飾り事件(1785年

宝石商シャルル・ベーマーは、自身が持つ高額な首飾りを王妃マリー・アントワネットに売りたいと思い、王妃の友人だと吹聴していたラ・モット伯爵夫人仲介を依頼した。伯爵夫人は、ルイ・ド・ロアン枢機卿を巧みに騙して首飾りの代理購入をさせ、王妃に渡すと言って受け取った首飾りをばらばらにして売りさばいてしまった。その後、事件が発覚して伯爵夫人逮捕された。かの有名なカリオストロ伯爵も巻き添えで逮捕され、のちに無罪となっている。また「王妃はラ・モット伯爵夫人同性愛関係にあった」「この事件王妃陰謀だった」といった事実無根の噂が流れ、マリー・アントワネットの評判は貶められた。

ヴォーティガンとロウィーナ(1796年

19歳のウィリアムヘンリー・アイアランドは、父親を喜ばせるためにシェイクスピア手紙文書を偽造するようになった。多くの専門家がそれを本物だと鑑定し、ジェイムズ・ボズウェルなどは「我らが詩人聖遺物を生きて見られたことに感謝する」と祝杯を上げたほどだった。ついにウィリアム戯曲の偽作まで行うようになったが、その戯曲「ヴォーティガンとロウィーナ」はあまりにも悲惨出来栄えだった。また、その頃にはエドモンド・マローンによる批判も広まっていた。ウィリアムは罪を自白したが、世間はそれをウィリアム父親が息子に言わせているものだと受け取った。当の父親も、無能な息子がそんなものを書けるわけがないと、死ぬまで贋作であることを信じなかった。

プリンセス・カラブー(1817年)

イギリスで異国の言葉を話す身元不明女性保護された。ある船乗りが「言葉が分かる」というので通訳となった。船乗りによれば、彼女インド洋島国王女ラブーであり、海賊に囚われていたが逃げ出してきたのだということだった。彼女地元の有力者たちのあいだで人気となり、またその肖像画新聞掲載されて広まった。しかし、その新聞を見た人から通報があり、彼女メアリー・ベイカーという家政婦で、架空言語を作り出して、カラブー王女のふりをしていただけだということが判明した。

ポヤイス国(1822年)

イギリス軍人グレガー・マクレガーは、中南米で実際に功績を上げたのち、イギリスに戻って「ポヤイス国」への移住者募集した。ポヤイス国は南米の美しい楽園で、土地は肥沃であり、砂金が採れると喧伝された。ポヤイス国の土地役職通貨などが高額で売りに出された。それを購入した二百七十人の移住者グループが船で現地へ向かったが、そこにポヤイス国など存在しなかった。荒れ地に放り出された移住者たちは次々に死んでいった。マクレガーフランス高飛びし、そこで同じ詐欺を働こうとして失敗した。さらベネズエラへと逃げて、そこで英雄的な軍人として死んだ。

ピトケアン島の独裁者1831年

アメリカ冒険家だったジョシュアヒルは、ハワイ移住しようとして失敗した後、タヒチ島からピトケアン島へと渡った。ピトケアン島は、イギリスからタヒチまで航海したのちに水兵たちが反乱を起こしたという「バウンティ号」の生き残りと、その子孫たちが暮らす絶海の孤島だった。ヒルは、自分イギリス政府から派遣された要人だと嘘をつき、独裁者として君臨した。逆らう者には容赦なく鞭を振るい、恐怖で島を支配した。それから6年後、通りすがりイギリス海軍の船に島民たちが助けを求めたことで、ついにヒルは島から追放された。

ティッチボーン事件1865年

イギリスの名門ティッチボーン家の長男ロジャーは、1854年南アメリカ沖で海難事故に遭って亡くなっていたが、その10年後にオーストラリア肉屋を営む男が「自分ロジャーである」と名乗り出た。翌年、ロジャーの母である未亡人と「ロジャー」はパリで面会した。華奢だったロジャーとは違い、「ロジャー」は体重100kgを超える粗野な男だったが、未亡人は彼こそがロジャーだと認めた。貴族を名乗りつつも労働者であった彼は、イギリス庶民からも大いに人気を集めた。しか未亡人が亡くなった後、裁判において彼は偽者であるとの裁決が下され、14年の懲役刑を課されることになった。

カーディフ巨人1869年

ジョージハル進化論を支持する無神論者だったが、聖書に登場する巨人実在について口論となり、それがきっかけで巨人化石捏造することを思いついた。石膏を巧みに加工し、毛穴まで彫り込んで、いかにも偶然発見たかのように装って大々的に発表した。専門家たちはすぐに偽物であることを見抜いたが、キリスト教原理主義者の一部は進化論への反証としてこれを支持し、また全米から多くの見物客がやってきた。フィニアス・テイラーバーナムが同様に巨人化石見世物にしはじめたことで、ハルバーナムを訴えるが、その裁判取材していた新聞記者がハルの雇った石工を突き止めて自白させたため、ハル観念して偽造を認めてしまった。

ケーペニックの大尉1906年

ドイツの靴職人ヴィルヘルム・フォークトは、古着屋で軍服軍刀などを購入し、「プロイセン陸軍大尉」に変装した。彼は大通りで立哨勤務をしていた近衛兵に声をかけ、十数名の兵士を集めさせると、ケーペニック市庁舎に踏み込んだ。フォークトは、市長秘書らを逮捕し、また市の予算から4000マルクほどを押収すると、兵士たちにこのまま市庁舎占拠するよう言いつけ、自分は悠々と駅に向かい新聞記者から取材に応じた後、列車に乗り込んで姿を消した。彼はすぐに逮捕されたが、ドイツ全土で人気者となり、時の皇帝によって特赦を受けた。

ピルトダウン人(1909年

イギリスピルトダウンでチャールズドーソンによって発見された化石は、脳は現代人のように大きいが、下顎は類人猿に似ている頭蓋骨だった。ドーソンはこれをアーサー・スミス・ウッドワードと共同で研究し、人類の最古の祖先として「ピルトダウン人」と名付けて発表した。当時は大英帝国繁栄期であり、人類発祥の地がイギリスであるという説は強く関心を持たれた。しか1949年フッ素年代測定により、ピルトダウン人の化石捏造されたものだと断定された。捏造犯人は未だに分かっておらず、『シャーロック・ホームズ』の作者であるアーサー・コナン・ドイル真犯人だという説まである

エチオピア皇帝事件1910年

後に作家となるヴァージニア・ウルフを含む6人の大学生たちは、外務次官の名義でイギリス艦隊司令長官に「エチオピア皇帝艦隊見学するので国賓として応対せよ」と電報を打ってから変装をして戦艦ドレッドノートが停泊するウェイマス港に向かった。ぞんざい変装だったにもかかわらず正体がバレることはなく、イギリス海軍から歓待を受けた。彼らはラテン語ギリシア語を交えたでたらめな言葉を話し、適当ものを指して「ブンガ!ブンガ!」と叫んだりした。ロンドンに帰った彼らは新聞社に手紙を送って種明かしをし、イギリス海軍の面目は丸潰れとなった。

コティングリー妖精事件1916年

コティングリー村に住む少女フランシスグリフィスとエルシー・ライトは、日頃から「森で妖精たちと遊んでいる」と話していた。ある日、二人が撮影してきた写真に小さな妖精が写っていたことに驚いた父親は、作家アーサー・コナン・ドイルに鑑定を依頼した。そしてドイルが「本物の妖精」とのお墨付きを与えて雑誌に発表したため、大騒動となった。50年後、老婆となったエルシーは、絵本から切り抜いた妖精を草むらにピンで止めて撮影したと告白した。しかし、フランシスもエルシーも「写真は偽物だが妖精を見たのは本当だ」と最後まで主張していた。

アルバニア王オットー1世1913年

ドイツ曲芸オットー・ヴィッテは、アルバニア公国独立の際に「スルタンの甥」のふりをしてアルバニアへ赴き、嘘がバレるまでの五日間だけ国王として即位した。ただし、そのような記録はアルバニアにもなく、当時からオットー証言は疑わしいものとされていたが、オットードイツ国内でよく知られており、新聞などでは人気を博していた。オットーが亡くなったとき、その訃報は「元アルバニア王オットー1世」に対するものだった。

アーン・マレー(1943年

オーストラリア現代詩誌『アングリーペンギンズ』に、25歳で亡くなったという青年アーン・マレーの詩が、彼の姉であるセルから送られてきた。『アングリーペンギンズ』誌はこれを大きく取り上げて天才と称賛した。しかし、これは保守派詩人であるジェームズマコリーハロルドスチュワートが、現代詩を貶めるためにつくったデタラメものだった。この事件によりオーストラリア現代詩壇は大きな損害を蒙ったが、1970年代に入るとアーン・マレーの作品シュルレアリスム詩として称賛されるようになり、以降の芸術家に大きな影響を与えるようになった。

タサダイ族(1971年

フィリピンミンダナオ島で、文明から孤立したまま原始的暮らしを続けてきたという「タサダイ族」が発見された。彼らの言語には「武器」「戦争」「敵」といった言葉がなかったため「愛の部族」として世界的な話題になった。彼らを保護するため、世界から多額の寄付が集まり居住区への立ち入りは禁止された。しかし15年後、保護地区に潜入したジャーナリストは、タサダイ族が家に住み、タバコを吸い、オートバイに乗っているのを目撃した。全ては当時のフィリピン環境大臣マヌエル・エリザルデJr.による募金目当てのでっちあげだったとされた。

ソーカル事件1994年

評論雑誌ソーシャルテキスト』は、「サイエンス・ウォーズ」と題したポストモダニズム批判への反論特集に、アランソーカルから寄せられた『境界侵犯すること 量子重力の変換解釈学に向けて』という論文掲載した。しかしそれは、ソーカルがのちに明かしたとおり、きちんと読めば明らかにおかしいと分かるような意味不明の疑似論文であり、ソーカルはそうしたでたらめをきちんと見抜けるかを試したのだった。それはポストモダン哲学者たちが科学用語濫用かつ誤用している状況に対する痛烈な批判だった。

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