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はてなキーワード: コールとは

2018-07-13

JavaScriptコールバック地獄

から開放されたと思ったらPromisePromiseでないオブジェクトが入り乱れる煉獄

asyncもすぐ分かりづらいコードになるし面倒くさいわ

2018-07-11

日記

おならをしたらエマージェンシーコールと同じ高さの音が出てました。

なぜかいつもと違うおならに心が少し舞う。

ただそれだけの一日でした。

2018-07-10

点滴異物混入事件で思い出したこと

かなり個人的感想だけど、患者不審死事件を初めてニュースで見た時から犯人はその病院勤務看護師しかいないだろと思っていた。

数年前、たまたまあの病棟みたいな終末期医療患者さんばっかりのところに一ヶ月ほど入院してた事がある。そこは救急も受け入れていたので突然の大怪我で運ばれてそのまま入院になったんだけど、退院する前に耐えられなくなって転院した。

とにかく病棟雰囲気殺伐としていた。看護師ヘルパーが無愛想なだけならまだいい。

仕事殆どが寝たきりのお年寄りの世話のせいかスケジュール通りの仕事以外は面倒って感じを隠そうともしない。何か頼みたくてナースコールしてもまともに来てくれた記憶がない。日々の処置も乱雑でモラハラに近いものがあった。看護師全員がそうじゃないにしても誰かに何か頼むのがすっかり嫌になってしまった。

病院じたいもあまり良くなかった。病室は狭く設備も古くて食事の内容もいくら病院食といってもこれはないわと思うぐらいの粗食。担当医師暴言多いし勤務時間の合間に病院の裏口で医師同士が喋りながらタバコ吸ってる(家族が何度か見たらしい)。

でも何より毎日世話になる看護師たちのやる気のなさが一番きつかった。看護師同士の仲もあまりよくないのか、引き継ぎの連絡もうまくいってなかった。

こっちは思うように体動かせないし立場が弱いか我慢してたけど、最後はもうこれ以上は無理ってなって泣きながら訴えたら旦那理解してくれた。

転院先のごく普通の小さな総合病院天国に感じた。

私のはやや極端な例かもしれないけど、事件看護師本人の資質に加え、その病院全体の雰囲気経営方針とかも関係あるだろと思う。自分の勤務時間中に亡くなると説明が面倒とか言ってたらしいし。

あの時大勢入院してた終末期の患者さんたちのご家族はどう感じてたかはわからない。寝たきりの祖父母や親を預けるだけなら問題は感じてなかったかもしれない。でも入院してた患者立場からするとただでさえ憂鬱入院が更に憂鬱になるような、かなり殺伐とした場所だった。今回の看護師逮捕ニュースを見て久しぶりにまたそのことを思い出した。

2018-07-08

anond:20180707223031

ガチファンに囲まれて、よく知らない応援歌とかコールみたいなのはせずに、マイペースに見たい。

とりあえず内野

候補ハマスタ東京ドーム神宮

>混んでないほうがいい

神宮

ketudan 増田idコールしてもどこにも届きませんよ

マジで?xevraに増田コールすると高確率ブクマされるよ?

2018-07-07

一人で野球を見に行こうと思うのだが

どの席で見るのがいいのかな。

当方神奈川住みなので候補ハマスタ東京ドーム神宮あたりかな。あまりどこファンみたいなのはないので、カードにはこだわりないので、混んでないほうがいいな。

あと、ガチファンに囲まれて、よく知らない応援歌とかコールみたいなのはせずに、マイペースに見たい。

野球勢の人、誰か教えて。

2018-07-06

[]2018年7月5日木曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
009013459149.570
01729784135.945
021566144.123
0361382230.354
0493221357.9179
05112271206.584
06334148125.779
07427554179.941.5
08394735121.472
0971552177.852
10105857981.742
1111013089119.050
12107842278.731
1391703577.340
1411213175117.635
15129951673.836
161121012390.443.5
1713920835149.949
181211011183.635
191341006975.133.5
2010814029129.938.5
2110511975114.048
2214517593121.346
231531436693.931
1日2059221653107.742

頻出名詞 ()内の数字単語が含まれ記事

人(198), 自分(177), 今(107), 増田(85), 日本(75), 人間(74), 話(68), 男(65), 女(64), 仕事(60), 先生(58), 前(55), ー(51), 感じ(51), 関係(49), 問題(49), 気(48), あと(48), 子供(48), 必要(46), 好き(45), 意味(45), 時間(45), 低能(42), 相手(42), 最近(41), 言葉(39), 人生(38), 頭(38), しない(36), 理由(35), 普通(35), 他人(35), 手(35), しよう(34), ネット(34), 電話(33), 他(33), 目(32), 顔(32), 大学(32), 結婚(31), 女性(31), 場合(31), 気持ち(30), 今日(30), 存在(30), 内容(30), 嫌(28), 結局(28), 全部(28), 一番(27), 一人(27), 絶対(27), 子(26), 世界(26), 男性(25), 性欲(25), 親(25), じゃなくて(25), 無理(25), 自然(25), 逆(25), バカ(25), ダメ(24), 会社(24), 周り(24), レベル(24), 意見(23), 状況(22), 時代(22), 金(22), 社会(22), 国(22), 声(22), 最初(22), 大丈夫(21), 体(21), 結果(21), 友達(21), 元増田(21), 馬鹿(21), 程度(21), 方法(20), 評価(20), 誰か(20), 可能性(20), 理解(20), 対応(20), 一緒(20), 事件(19), 心(19), 部分(19), 状態(19), 警察(19), 勝手(19), 生活(19), 情報(19), 家(19), 自体(18), テレビ(18), ただ(18), 全て(18), 別(18), 差別(18), おっさん(18)

頻出固有名詞 ()内の数字単語が含まれ記事

増田(85), 日本(75), じゃなくて(25), 元増田(21), 可能性(20), いない(13), hatena(13), アスペ(12), PC(11), 10年(11), マジで(11), hagex(11), アメリカ(11), スマホ(10), なんだろう(10), いいんじゃない(10), なのか(10), いいね(9), モテ(9), アレ(9), 安倍(9), KKO(9), タイ(8), イギリス(8), 一緒に(8), ブクマ(8), 腐女子(8), 個人的(8), 被害者(8), 何度(8), 普通に(8), BL(8), twitter(8), スレ(7), 女子高生(7), 1コール(7), 2人(7), 夫婦(7), ガチ(7), はてなー(7), メンヘラ(7), アプリ(7), Hagex(7), リアル(7), 東京(7), ブコメ(7), にも(7), Twitter(7), 中国(7), 笑(7), 1人(7), わからん(7), 2018年(6), 社会人(6), BBC(6), 一時停止(6), 私達(6), 電子レンジ(6), はてブ(6), 人間性(6), 韓国(6), 被災者(6), 誕生日(6), ???(6), 数年(6), 最終的(6), 偏差値(6), 悪いこと(6), 安楽死(6), ツイッター(6), 容疑者(6), 3人(6), AV(6), 性犯罪(6), 好きな人(6), プレイ(6), 集団リンチ(5), 林真須美(5), ネトウヨ(5), 基本的(5), 4人(5), どんだけ(5), 私たち(5), 一般的(5), 殺人事件(5), な!(5), 携帯電話(5), カス(5), 10代(5), なんの(5), ワロタ(5), youtube(5), k(5), URL(5), 精神科(5), 外国人(5), CTO(5), 詩織(5), 1日(5), 嘘松(5), Apple(5), 何回(5), 多数派(5), 自民党(5), SONY(5), …。(5), STB(5), コレ(5), 下ネタ(5), 体育会系(5), 自分たち(5), 安倍政権(5), アソコ(5), togetter(5), ネット弁慶(5), 涙(5), レーザー脱毛(5), SNS(5), 北朝鮮(5), Amazon(5)

投稿警察もどき日中に再投稿された本文の先頭20文字と()内は投稿された回数

うんち (10), やらせろ (4), ゴミを貼るな (3), 外に出て、女と話そう、なっ!! (2), 死にたい (2), 何だろうこのゴミ (2), わかる (2), そうだね。うんちだね。💩 (2)

頻出トラックバック先(簡易)

自然派の友人のアソコ /20180705105356(28), ■もう死んだ方がいいんじゃないかな /20180703210030(27), ■運転免許学科試験ってさ /20180704115020(16), ■BL消費は性欲じゃない、性欲じゃないなら…… /20180705114202(14), ■41歳未婚彼女なし /20180705041543(10), ■本気で選挙に行く意味あると思ってる? /20180704041832(10), ■アニメ史上最低な親 /20180704214700(10), ■それは私の定義でいうと恋人ではない /20180704191221(10), ■旦那出会ったのは2ちゃんねるだった /20180704211952(9), ■赤ちゃんの声が嫌い /20180705075533(9), ■タイ洞窟閉じ込めの件 /20180705164935(9), ■ /20180705072847(8), ■アメリカ人の上司理解できない /20180705190104(8), (タイトル不明) /20120904110215(8), ■ /20180704205321(7), ■く+ノ+一=女みたいなの他にある? /20180704191551(7), ■[増田ガジェット]これからはじめるスマートSTB /20180705111258(7), ■嘘松からリラックスして聞いてほしいんだけど /20180705101201(6), ■[医療][自殺] 臓器移植提供登録 /20180705082603(6), ■ /20180705172408(6)

増田合計ブックマーク数 ()内の数字は1日の増減

5383386(3682)

2018-07-05

anond:20180705223508

そりゃスリコール以内で取る

相手を待たせないようになるべく早く取るのが社会人一年生でも教わる基本でしょ

ビジネスチャンスが転がってるんだから

千万から億の仕事を扱っている会社だけど。

その人の残業を減らすには、他の部分で手伝ってあげればいい。

anond:20180705223944

待ってくれ

同じまんさんの職場でも普通に1コールで取るし

誤りは指摘する…

このまんさんだけがおかし

anond:20180705223742

これだからまんさんは

本人のいないところで陰口を言って仲間意識を高めるってか?

いか仕事しろ

そして電話は1コールで取れ

anond:20180705222839

それならそういえばいいじゃん

しろなぜ言わない?

コール待たせるのは社会常識的に失礼やで

anond:20180705222937

ほんそれ

それなら1コールで取ったほうがいいってのが常識

anond:20180705222847

じゃあコールの長さは関係なくね?

1コールで準備できないのものが3コールで準備できるとは思わないけど

anond:20180705222211

電話クレームくるなら1コールで取っても3コールで取っても同じじゃね?

anond:20180705220352


職場によっても違いがあるんですね。その同僚ももしかしたら前は1コールで取るってルールだったのかも。でもそれで対応上手くいかなくてクレームきちゃってるわけだからちょっと考えてほしいと思ってしまうよ。まあ自分も余裕が無いのだわ。

anond:20180705220251

その同僚は1〜2コール電話とる。先輩がやんわりと「そんなに焦って電話取らなくていいよ」って伝えたんだけど、「いえ、全然大丈夫です。」って感じの返答だった。もうはっきり伝えないとダメなのかな。

anond:20180705214541

自分コール鳴らさずにとるのが礼儀だ、1コール鳴らすなって言われてたがな

職場違うとこうも違うもん?

anond:20180705214541

電話は3コール待ってから取るのが礼儀だくらい言ってやったら?

私は映画が好きだ

フィルマークスというアプリがある。見た映画を記録したり、レビュー投稿したりできるサービスだ。映画好きの友達にすすめられて、私も最近ダウンロードした。気になる映画情報を得られるのはもちろん、中には結構アツいレビュワーもいたりして、気が付けば数十分アプリに没頭していた。

ふと、最近観たある映画を思い出して検索してみた。評価は5点満点中3.9と、まずまず。レビューを順番に見ていると、あるレビュワーハンドルネームを見て手が止まった。

真冬だったと思う。平日の18時過ぎ、待ち合わせた喫茶店はそれなりに混んでいた。彼の第一印象は、やぼったい人。厚手のコートと黒のマフラーが、その印象を強めていた。食べログで5点満点中3.6と、まずまずの店だったが、残念ながら私はコーヒーの味を峻別する技能を持ち合わせていなかった。もしかしたら、そのせいかもしれない。

「君の服、あったかそうだね」

彼は、私のことをときどき「君」と呼んだ。なんだか古風な話し方で、それもまた彼のやぼったさを加速させている。だけど、彼はユーモアに富んでいて話が面白く、政治思想リベラルだった。好きになるのに時間がかかるはずがない。

彼の性格が好きだった、とはっきり言えると思う。彼と話しているときにふと感じる、この人と私は人間図鑑の同じページに載っている種類だな、という直観が好きだった。彼と話しているときにふと感じる、昔から知っていたかのようななつかしさが好きだった。彼と話しているときにふと感じる、似た者どうしのさびしさが好きだった。彼と話しているときにふと感じる、私たちは結局わかりあえないのだ、という絶望にも似たあきらめが好きだった。彼のやぼったいルックスも、モクモク煙るセブンスターも、大きすぎるいびきも、全然好きになれなかった。だけど、私は確かに彼が好きだったのだ。

彼はときどきうちにやってきた。彼は私をぞんざいに抱いたあと、「君とは身体の相性がいいような気がするな」などと抜かした。私は適当に相槌を打ったのだが、その日は酔っていたので正直なところよくわからなかった。口づけの煙草臭さだけを覚えている。うちのアパート禁煙から、というのにどうしても煙草を吸いたがるので、ベランダに出して吸わせた。真冬だったと思うので、相当寒かっただろう。もしかしたら、そのせいかもしれない。

映画に行こう、と切り出したのは私からだった。観たい映画があったのだ。彼はふたつ返事でOKし、映画の前にお茶しに行こう、という約束を取り付けた。お世辞にもデート向きとは言えず、とうていヒットするとは思えない作品だった。ストーリーが暗いことが目に見えて明らかだったし、主演の俳優も有名ではなかった。今思えば、私がその映画を観たくなったのは、彼と会う口実が欲しかたからに過ぎない気さえする。

待ち合わせはスカラ座だった。真冬だったと思うが私は紙をアップにし、首をすくめながら日比谷線に乗り込んだ。スカラ座の近くにどんな喫茶店があるか調べようと思ったが、私の携帯電話通信速度制限の真っ最中で、調査は難航した。彼に午前中送ったLINE既読がまだ付かないことが心配だったが、それも通信速度制限のせいかもしれなかった。

スカラ座に着いてしばらく待ったが、彼は現れなかった。電話を入れたが、18コール目でもついに取らなかった。先にチケットを買っておこうとしたが、彼の座席の好みが分からなかったからかけたのだ。仕方がないから、とりあえず真ん中のほうの席を2つ押さえた。もしかしたら、そのせいかもしれない。

 真冬だったと思う。土曜の19時すぎ、待ち合わせから1時間経ったが彼は現れなかった。LINE既読は未だに付かなかったし、電話が取られることもなかったが、これはおそらく通信速度制限のせいだろう。友達にこのことを報告すると、それってLINEブロックされてるんじゃない?と返された。友達からLINEが返ってくるということは、通信速度制限LINEの送受信に影響がなかったということだ。ふと思い立ってFacebookメッセンジャーを開いてみたが、彼の名前友達一覧になかった。私はひじょうに混乱したが、昨日したLINEのやりとりは確かに今日約束していた。

プロフィール画像変えたの?かわいいじゃん」

ありがとう、うれしい」

明日スカラ座でいい?」

「うん。14:45からのやつにしよう」

「そうしよっか」

「もし時間あったら、映画の前にコーヒー飲みに行こうよ」

「もちろん!!」

 映画チケットは2枚あったが、1枚はナチュラルローソンゴミ箱に捨てた。わんわん泣けたらよかったのだが、なんとなく泣けなかった。そのままナチュラルローソンに寄って、いつもは買わないちょっと高いコーヒーと、いつもは買わないちょっと高いお菓子を買って、その足でスカラ座に向かった。驚くほど落ち着いた素振りで上映室に入り、買ったばかりのお菓子予告編あいだに食べ切った。映画ストーリーは暗かったし、出演者俳優もあまりよく知らない人ばかりだった。正直、つまらない映画だったと思うが、はっきり覚えているわけではない。驚くほど落ち着いた素振りで家まで帰ろうと思った。乗り込んだ地下鉄が自宅と逆方向だと気がついたときには、すでに15分以上電車に乗ったあとだった。日比谷線アナウンスを聞きながら、ああ自分は捨てられたのだ、という自覚がようやく出てきて、ちょっと笑ってしまった。捨てられたくらいで傷ついたわけじゃない。ただどうせなら、思い切り引っぱたいてから捨ててほしかったのだ。

 

フィルマークスのレビューの中には、彼のLINE IDと同一のハンドルネームがあった。一度見たら忘れられないような、風変りなIDだ。そのユーザーは、私がチケットを捨てた映画に4.0点をつけていた。コメント文章は彼が話している言葉そっくりで、皮肉っぽい言い回しが懐かしかった。

映画なんて全然きじゃないような気分になって、フィルマークスのアプリはすぐ消した。彼はもう一度、私の世界からいなくなった。

2018-07-03

十二月二十四日。昼頃からちらほらと雪が舞いはじめ、夕方深沢君があろえを引き取りに家に訪れるころには本格的な雪模様となっていた。

 彼は恋人を連れていた。私やあろえも何度か会ったことがある元気のいい女の子で、あろえを見ると、かわいいかわいい、と喜び、あろえはすかさず同じ言葉を返す。

 まだパーティには少し早かったので、家にあがって貰ってお茶を出した。深沢君の恋人あろえのために今日来てゆく服を選ばせて欲しいと言い、あろえと一緒に二階に上がって行った。

 すぐに、二人の話す楽しげな声が聞こえてくる。

彼女あろえと話をするのが上手ですね。驚きました」

「勘がいいんですよ。それにしても、凄いですね。ツリーも立派ですし」

 部屋のクリスマスの飾り付けを見回しながら深沢君は言う。

 あろえがすっかり工作魅せられてしまって、この一週間、頼みもしないのに毎日輪飾りばかり際限なく作っては笑顔で私のところへ持って来るので、飾り付けないわけにはいかなかったのだ。

「習慣になっちゃったんですね。クリスマスの後も、きっと作りたがりますよ」

 深沢君はおかしそうに目を細めた。

「そういえば、今年は学生最後クリスマスイブなのに、プライベートに使わないでいいんですか?」

最後からこそ、学校のみんなと過ごしたいなと思ったんですよ」

 少し寂しそうに言う深沢君は、年が変わり春になれば大学卒業してしまう。そしてその後は実家に帰って中学校先生になることが決まっていた。評判の良いボランティアである彼は、きっと良い先生になるだろう。

ちょっと早いけれど、お疲れ様でした。深沢君のおかげであろえは色んなことが出来るようになりました」

「いや、僕なんか全然したことしてませんよ。本人や周りの人がみんな頑張ったからです。いつも力不足を感じてますよ」

 深沢君は照れくさそうに頭を掻いた。

「もし中学校がクビになったら、帰って来てくださいね

 私が言うと、深沢君は困ったように笑った。

 やがて着替えを終えたあろえ階段下りてくる。選んでもらった服は組み合わせのセンスが私なんかよりもずっと良くて、同じ服なのに普段よりずっと可愛いく見える。

 そしてあろえたちが行ってしまうと、家の中が急に静かになってしまった。考えてみたら家に居るときはいつもどこかにあろえがいた。一人ぼっちになんて一体いつ以来になるのか、はっきりと思い出せない。

 シャワーを浴びて、体を洗う。丹念に洗う。そんな自分ちょっと恥ずかしい気もするが、それは考えすぎというもので、こんなの何も特別意味などない大人の女性として当たり前の身だしなみだ。そうに決まっている。下着だって、一番良さそうなやつを選んでやるのだ。やるのだ。

 それからメイクをして、髪の毛をセットして、着てゆく服をもう一度選び直していたら、いつの間にか時間がなくなっていた。だいぶ余裕を見ていたはずなのに。月島君が車で迎えに来る予定になっている。私は慌てて服を決め、コートまで着込み準備を済ます。そして椅子腰掛けると変に緊張してしまって今度は一秒がやたら長い。時計のカチカチする音が、普段よりずっとスローテンポに聞こえる。表の道路を車が通るたびに、彼じゃないかと思って立ち上がりそうになる。

 やがて訪れた彼の車に乗る。見知った街なのに、どこをどう走ったのかさっぱり覚えていない。駅の近くにあるその小さなイタリアンレストランの前で車から降りたとき、はじめて、自分たちがどこへ向かっていたのかを理解した。

 月島君の大きな背中を身ながら店内に入ると静かで品の良い音楽が聞こえてくる。席に座ってまもなくシャンパンが運ばれグラスに注がれる。細長いグラスのピンク色の液体の中を底から水面に向かって気泡が泳いでいる。私たちは小さくお互いのグラスの縁を合わせて、一口含む。

 美味しくて、ラベル確認したらどこかで聞いたような銘柄だった。高いのだろうか? そう思うとやたらと緊張してしまって、あとは何を食べているのかさっぱり解らなくなってしまった。

 食事がほぼ終わって二本目のシャンパンゆっくり飲みながら、高校時代の話をしていた。月島君が野球部で汗くさい放課後を過ごしていたとき、私は美術部でテレピン臭くなっていた。

 あの頃月島君が付き合っていた女の子の話を仕向けると、彼は仕返しに私と仲の良かった男の子について尋ねて来た。随分大昔のような気がする。世の中の何もかもをわかったようなつもりで、そのくせ何もわかっていなかった青臭い時代の話だ。

あのころも随分大人だっていう印象があったけど、八坂さんはいまでも大人な感じがするね」

「それは老けてるってこと?」

「じゃなくて」

 月島君は酔いでほのかに赤く染まった頬を弛緩させた。

 いい年して、こんなデートなんかでのぼせ上がって、何を食べているのかもわからなくなってしまう私が、大人の筈はない。せっかくこんなに高い料理を頂いたのに。

 もし私がそんなふうに見えているのなら、それはただ大人のふりが上手いというだけのことだろう。いつも幼くてわがまま自分にてこずっている。そんな話をしたら、

今日はのぼせてくれてるんだ」

 彼は少し驚いた様に言い、私は自分失言に気が付いた。

「化粧室行ってくる!」

 恥ずかしさにいたたまれなくなってハンドバッグを掴むと、慌てて席を立った。鏡に向かうと、私の顔は月島君よりもずっと赤くなっている。蛇口をひねり流れる水で手を冷やし、深呼吸をして気分を落ち着ける。お酒なんか飲んだのは今年のお正月以来だから殆ど一年ぶりだ。ふわふわして楽しい気分だ。これはお酒のせいだけなのだろうか。

ケーキがまだ残ってたんだって

 戻ると、テーブルの上には美味しそうなケーキが乗っている。

「でも、もうお腹一杯だわ」

「そうだね。包んで貰おう」

 月島君はウェイターを呼び止め、ケーキは下げられた。

「雪が、だいぶ強くなって来たね。この分だと明日除雪車が要るな」

 彼の視線につられて窓の外を見ると、羽毛の様な雪がゆっくりと舞い落ちていた。雪かきとなったら、スコップを新しく買わなければならない。去年のは、あろえおもちゃにしてどこかになくしてしまった。今年はよく教えておかなければ、また同じことを繰り返すだろう。

「妹さんは……」

 彼が、ふと呟いた。

「え?」

 顔を向けると、月島君はまっすぐに私の顔を見つめている。

「妹さんは、今日は何時までに迎えに行けばいいの?」

 ボランティアの人が明日まで面倒見てくれる、と答えかけて、彼の真剣な表情の意味に気が付いた。もし、私が今日は迎えに行かなくてもいい、と言ったなら、それが自分のどんな意思を示すことになるか、解ってしまった。

 私の表情がこわばったのを見て、月島君は表情をゆるめ、グラスを手に取る。私に考える時間をくれたのだ。ほっとする。

 しかし、どうしよう、どうしよう、そればっかりが頭のなかでぐるぐる回って上手に考えられない。

「あ、預かってくれてる人に訊いてみるね」

 無理矢理愛想笑いを作ると、携帯電話を手に取った。心臓の鼓動が早くなり、顔に血が集まってくるのがわかる。緊張しすぎだ。まったく予想しなかったわけじゃないんだ、別に拒む理由もないんだ。私は今さら何をうろたえているの?

 自分を納得させる時間を稼ぐつもりで、電話をかけた。

 五回コールしたところで、深沢君が電話に出る。

八坂さんですか?」

 彼の口調はいつになく硬かった。

「そうですけれど、あろえは何もしていませんか?」

「いや、何もないです。大丈夫です。安心してください

 何か変だ。

「もし何かあったのなら、教えてください」

「本当ですよ。ただ、突然の電話だったからびっくりしちゃって……」

 とてもそうとは思えなかった。確かに彼の口調はもう普段通りに戻っている。だけれど違和感は拭い得ない。だいたい、楽しく過ごしているにしては彼の声の後ろが妙に静かだ。どこにいるのだろう?

 月島君と視線が合う。思わず真剣な表情になってしまった自分申し訳なく思い、目をそらしてから会話を続ける。

「何かあったんですね。それで、私に言えないってことは、あろえに何かあったんではなくて、あろえが何かしたんですね?」

まいったな、本当にそんなんじゃ……」

「いま、どこにいるか教えてください」

 私が強い口調で言うと、彼は言葉を詰まらせてから

「すいません、僕は柿崎病院に来ています

病院……。あろえはどこにいますか?」

「一緒にいます

 それだけ聞くと私は電話を切り、月島君と向かい合った。

「ごめんなさい」

「気にしないで」

 彼は首を振ると、すっと立ち上がる。

「妹さんに何かあったんだね。行こう。俺もついて行くよ」

ありがとう、でも、一人で行くわ。一人の方がいいから」

「そうか」

「きょうはごめんなさい。誘ってくれて嬉しかった」

「うん」

 彼の微笑からからさまに失望が読み取れて、胸が苦しかった。新しいコートとブーツが、やたらと硬く感じる。

 タクシーで向かう途中、深沢から電話があった。

大丈夫ですからゆっくりしていてください」

 そんなことが出来るわけない。私はもう病院に向かっていることを告げる。そう遠い距離ではないから、すぐに到着した。

 一カ所だけ明かりの灯っている救急玄関に回ると、入り口のところに深沢君が立っていた。普段着のままで上着を身につけず、ズボンポケットに手を突っ込んで肩をすくめながら、寒そうに白い息を吐いている。声をかけると、

「中だと携帯が使えませんから

 震える唇で言った。

 彼は救急車に乗ってここへ来た。怪我人は、彼の恋人だった。コンクリートの上で転倒して、腰を打った。骨には異常がなかったけれど、いますぐに起きあがるというわけにもいかないらしい。痛み止めを飲んで、ついさっき寝付いたそうだ。

階段に雪が積もっていて、足を滑らせたんです」

 はじめはそうとしか言わなかったのを問い詰めると、やはり、あろえが原因だった。階段上りかけた彼女の服を、あろえが急に引っ張ってバランスを崩させたのだ。そして結果として階段から転落した。

「僕たちが不注意だったんです。あろえちゃんが人を呼ぶとき服や腕をつかんだりすることがあるのは、ちゃんと知っていたはずなのに」

 湯気のたつ紙コップで両手を温めながら、彼はそう言った。

 行為自体子供もよくやることだが、あろえの体格は子供のものではない。身長深沢君の恋人と同じか、ことによるとあろえのほうが少し高いかもしれない。そんな人間階段の途中でいきなり引っ張られたら、注意していたとしても、転倒は不可抗力だったはずだ。

 私はぞっとして背筋が冷たくなる。もし一歩間違えていたら、もっと酷い結果を導いてことは容易に想像出来た。

申し訳ありません」

「いや、頭なんか下げないでください。こっちこそ、せっかくのクリスマスだったのに、こんなことになってしまって」

「そんな」

「僕がついていたのに。あろえちゃんは、ただいつも通りにしていただけなんですよ。それなのに。やっぱり僕は、向いていないんでしょうね。今日は僕はここで夜を明かしますよ。八坂さんは帰った方が良いですよ。ちゃんとした時間あろえちゃんを寝かさないと」

 彼は元気づけようと笑ってくれたが、普段ほどの力がない。そしてコップの中身をすすった。

 自信を失い落ち込む彼を初めて見て、覆い隠せない彼のショックを知った。私は何も声をかけるべきだと思ったけれど、いまの私の役割から何を言ったらいいか解らなかった。

 あろえ病院の長椅子腰掛け絵本を読んでいた。傍らには若い看護師が座ってそれを見守っている。

「姉です」

あなたがお姉さん? この子、さっきまで落ち着かなかったんだけれど、この絵本が気に入ってくれたみたいで、ずっと真剣に見てるの」

「そうですか、面倒みていただいてすみません

自閉症なんですってね。こんなに大きい子、家にいる間ずっと面倒見てるのは大変でしょう。パニックが起きたときとか、大丈夫なの?」

「まあ、なんとか。妹は腕力はそんなにないですから

「親御さんも家にいないんですってね。大変ねえ」

「………」

「出来れば、ちゃんと話し合って一緒に面倒みたほうがいいですよ。やっぱり、身内の人が一致団結しないと。でも、そうは言っても簡単はいかないのよね。大変ねえ。綺麗な格好して、あなた今日どこか出かけていたんでしょう?」

 同情されて私は、より一層みじめな気分になった。あろえは、すぐ傍で自分のことについて話されているのにも気が付かず、絵本を見つめている。自分が何をしたか、ちっとも理解していないのだろう。

あろえ、もうやめなさい」

 あろえは、顔をあげた。

「帰ります。もうやめなさい」

ダメです」

 言ってから視線絵本に落とす。

「やめなさい」

 強く言っても、あろえは返事をしない。

「聞こえないの?」

「きこえないの」

「よっぽど気に入っちゃったんですね。もう少しだけここに居ますか?」

 いつのまにか深沢君が近くに来ていた。私たちは、いまこの状況の彼にまで、気を遣わせてしまっている。恥ずかしくなった。

「いいんです。ほら、やめなさい」

ダメです」

 その返事にもう耐えられなくなって、私は絵本あろえの膝の上から取り上げた。奪い返そうと伸ばしたあろえの手を掴む。

あろえ、帰りますよ」

 あろえは私の口調からようやく異変を察したのか、不安な表情を浮かべ、

あろえかえりますよ」

 口の中でぼそぼそと呟いた。私は取り上げた絵本看護師さんに渡す。

八坂さん……」

 深沢君が心配げに見ている。

今日は本当にすみませんでした」

 私は頭を下げてから、まだ絵本に未練を残し見つめているあろえの手を強く引いた。

https://www.saibunkan.co.jp/lechocolat/soft/ka_swan/images/preswan.htm

大人になって軽く自信身につけたような陰キャっぽいブサイク男が嫌い

なぜかIT系仕事してる人にやたらと多いけど。

発達障害くさい顔と甲高い声とガタガタの口元で「デキる男!」みたいに振る舞ってるのがほんとゾワゾワゾワ〜ってする。

いたたまれなくなる。

休日は顔をわきまえずに六本木イベントとかオシャレなカフェとか行っちゃう感じの。

で、おっさんになってからSNSにどハマリしてしょうもないプライベート発信しまくって苦笑いされてる。

こんなこと書くと「お前みたいなやつが〜」とか「哀れ〜」とか書かれるだろうけど、本当に痛々しくてたまらないんだから仕方がない。

高専ロボコン出てそうな見た目のやつが飲み会コールやってるみたいな「ヒャアああああああああ」感。

わかるかなあ。

はてなブコメ書く人とかそういう人ばっかだろーなー。

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