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はてなキーワード: 征服とは

2021-05-13

anond:20210513123151

本を読むためには世界征服するしか無い、っていうエネルギッシュなマインキャラクターストーリーと、元がただの司書の成り損ないっていうキャラクターに転生的同一感がないのがこの物語のよくない点だよなあ。そこがスッキリしなくて読めなくなった。

成り行きで世界征服に近いところまで行ったヤン・ウェンリー最後までやる気はなかっただろ?

2021-05-11

買った土地から遺跡が出てきたらどうしよう

家が建てられなくなるのかな。

うそう、私は呪いというオカルトチックものひとつだけ信じている。

それが「遺跡」だ。

遺跡過去の人間が、開発を妨げるという形で未来に残す呪いだと思う。

感傷的に言うなら、古くに征服された人々がその発展を恨む感情の具象化こそ遺跡だ、とでも言えるだろうか。

私が住んでいた街は、大都市から2~3駅の距離にありながら、遺跡群で開発が妨げられたがために田んぼだらけだった。

かといって、その遺跡群は観光資源になるほど有名でもなかった。

から個人的には遺跡というものが疎ましかった。

もちろん、それによって得られる歴史的知見も、住民でない誰かにはあるのだろう。

しかし、住民のひとりとしては、それを維持管理するコストに見合うほどの何かは感じなかったのだ。

そして、遺跡呪いだというのは、それを根本的に解決することができないからだ。

掘らなければ、いつまで経っても遺跡は眠り続ける。いつまでも開発できない。

そんなわけで、歴史というものにも「賢者歴史に学ぶ」みたいな明るいイメージを持てない。

あらゆる事象と同じく、その学びには誰かが維持管理コストを払っているのだろう。

呪いのような容易に離脱できない形で。

2021-05-10

anond:20210425222516

増田に長く滞在し続けると非人類化が進むんだよね。

人間性センターも異形の化け物と化した増田を回収して世間から隠すためのものだよ。

はてな増田化した兵士による軍隊を作って世界征服しようとしている。

2021-05-06

法律についての質問なんですが

もし宇宙人拉致されて「日本征服するのに協力しろ」と言われ

橋頭保としての拠点の設置や国内重要拠点への入場の手引きを行った場合

外患誘致罪適用されますか?

2021-05-03

平和に暮らせればそれでいいなと思う

憲法なんて改正しなくていいよ

どんな戦争日本はしない、それが一番いいと思う

何かやられたら「誰か助けて!」と国連なんかに言ったら誰か助けてくれるでしょ

その国に金銭面でのお返しすればさ

いいんじゃない

日本なんて災害と戦わなければいけないんだから

他国と戦わなくていいと思う

やられたら、征服されたら、それも運命

自分たち加害者になるのは嫌だな

白黒つけずに、今の状態を続けることが一番平和だと思う

2021-05-02

八方に配慮した結果、作品がどんどんつまらなくなっている

ヤマトネタバレあるんで注意ね。

さらば宇宙戦艦ヤマトのサーベラー×古代を書いてる関係で、宇宙戦艦ヤマト2199をいまさら視聴してるんだが、

なにあれー。

森雪以外の女性クルーがいるのは、まあ時流だと諦めるとして、

ヤマト発進の時になぜか電力不足世界中から電力送ってもらうのも、まあ海外展開意識した時流だと諦めるとして、

なんかもー、ユリーシャとかい新参キャラ出張るようになってから色々キツくなってきた。

機動戦艦ナデシコから逆輸入したような船内放送大目に見るとして、

ヤマトの中でパフェ食いながらガールズトークとかするなよ。なんでヤマトガミラス人とイスカンダル人が乗ってんだよ。

あと、ユリーシャってあれ多分同性愛者だろ。何に配慮してんだスタッフ

あれは戦艦ヤマトだぞ。日本の男の艦だぞ。

おまけにあのイスカンダル女、波動砲ケチつけやがって。ショックカノンで殺すのは良くて、波動砲で殺すのはNGなのかよイスカンダル的には。

あと、クルーもいちいち主義主張表に出すなよ。

お前ら八つ裂きにしても飽き足らん異星人相手に、故郷の誇りと絶滅をかけて戦争やってんだぞ。内輪もめとは余裕だなおい。

スターシャもなんかイスカンダル場所を教えてなかったみたいな設定があるみたいだし、なんか試練とかなんとか言ってるし、頭湧いてんのか。

イスカンダルがどこにあるのか分からないんじゃ、ヤマト計画GOサインが出る事からしておかしいだろ。

一年地球滅ぶんだぞ。一分一秒でも無駄にせずにコスモクリーナー取ってこなきゃいけないって時に、妹まで犠牲にして何ごっこだよ。イスカンダル見つからなくてタイムアップになったりしたら、イスカンダル波動砲ぶちこむぞ俺が沖田なら。

ガミラスガミラスで、なんか人種差別みたいなしょっぱい問題抱えてて妙に感傷的なキャラが出てくるし。

なんなんだよ。原作だと降伏したら奴隷から存亡かけて戦ってたんじゃねーのかよ。二等国民くらいだったら降伏してもいいじゃねーか地球。勝ち目無い相手に全滅賭けて抗戦するほどの話じゃねえよ。

人類滅亡まであと200と何日、じゃねえよ。降伏して二等国民になれば滅亡しないんだろうが。

続編でデスラー和解する展開にしたいという都合と、「敵にも正義がある」的なありきたりな話にするために、わざわざ地球から攻撃を仕掛けた的なこざかしい設定にしたんだろうけど、

なんでこう余計な脚色して多様性的なもん話に混ぜ込もうとするかな。

ガミラス正義なんて、宇宙征服して異星人は全部奴隷にする、で良いんだよ。宇宙人なんだから価値観が違うってそういう事だろうが。

何が恒久平和だよ。それ地球価値観だよ。しか20世紀以降の。地球から見て正当性のある事言っちまったら、それはもう価値観多様性にならねーんだよ。

ガミラスに歯向かう地球人など皆殺しにしてくれるわ vs 地球を救うのを邪魔するもの波動砲でぶっ飛ばす

という身もふたもない対立宇宙戦艦ヤマトバックボーンだろうが。ポリコレしたきゃ平和になってからやれ。

あんな八方に配慮しまくりながら人類存亡をかけた航海されちゃたまらんわ。

2021-03-21

anond:20210321154018

死刑になるために暴れた事件ってほとんどレイプが含まれていないのだよね

宅間や青葉は初老で性欲消えているとしても秋葉障害施設交番襲撃の人はまだ若い

性欲と凌辱征服)欲は同時に怒らない

2021-03-10

何故同人ゴロを撲滅できないのか

結局の所同人ゴロを潰そうとする側にも

兎に角気に入らない相手懲罰を与えられればそれでいい」

コミュニティ阿鼻叫喚の図になる様子を見るのが楽しい

ぶっちゃけ荒らし征服感を味わえれば対象同人でも政治界隈でもなんでもいい」

っていう精神構造同人ゴロと同じくらい気持ち悪いのが沢山いるし、

権利当人じゃない匿名の暇潰しの集まりっていう構造上どうやってもとん挫するようになってるから

本気で問題だと思っているのならネット上の不特定多数に頼らず黙って通報が吉。

権利者が動かなくても恨まない。訴える側の労力も考えてあげよう。

2021-03-09

市役所でべしゃり散らす女児を見ていて思った話

先日、市役所住民票発行されるの待ってるとき、目の前に2歳くらいの女の子とお母さんらしい女性がいたんだわ。子供挙動って見てて飽きないもんで、観察してて面白いから、(俺なりに)不審者にならないように注意しながら眺めてたんだよな。

その女の子、この子がまあよくしゃべるしゃべる、彼女の視界に何が映っているのか、あらゆるものについて母親に次々に説明しまくる。壁のポスターだとかガラスケースの中に置かれたぬいぐるみだとか、自分が見ているものについて機関銃のように話し続ける。

このぐらいの年齢って、身の回り世界について自分表現できる言葉のパワー? みたいなものが実感できて、めっちゃ楽しい時期なんだろうか。俺には子供いないからわかんないけど、2歳くらいって大体みんなこう? でも、こんなよくしゃべる子供たことねえし、この子がやっぱ、どっか変わってんのかな、すげえヤツだな、っていうかお母さん大変だ…という妙な頼もしさと戦慄を感じながら観察していた。

最近『神々の沈黙』って本を読んだんだけど、4,000年くらい前まで人間には意識というものがなかったそうだ。

厳密には「(今日的な意味での)意識はなかった」、ということで、じゃあ昔の人類がどうやって物事判断していたかというと、脳内に常に「神」の声が聞こえており、その指示に従って活動していたという。

人間の脳ミソというのは、心身の大抵の機能について右脳左脳の双方で共同して取り組んでおり、左右のどちらかが比較的優位という場合はあるにしても、一方だけが何かの役割を負うのは珍しいらしい。

そんな中、左脳ウェルニッケ野と呼ばれる領域がある。ここは言語に関する能力を司る部分なのだが、右脳側でこれに対応するエリアが何をしているのかというと、これがよくわからないのだそうだ。左脳ウェルニッケ野役割から推測して、その謎の領域言語機能に関わっている(あるいは、「関わっていた」)と想定されるが、明確になっていないという。

興味深いのは、右脳のこの謎のエリア電流などで刺激を与えると、幻聴を聞いたり異常な知覚を感じる被験者が現れることだ。そこで本の著者が持ち出した仮説が、古代人間はこの謎のエリアを通じて声を聴く能力を持っており、この声を「神」の指示と認識して、それに従って行動していたのではないか、というものだった。

じゃあ、なんで今はその声が聴こえないのか? というと、人間言葉機能進歩を止めなかった結果だという。言葉によって抽象的な思考を働かせたり、過去未来想像する範囲が広がっていったために、段々、人間の実生活においてみんなの脳内の「神」同士のすり合わせが難しくなってきた。結果として人間は「神」を手放し、(一応)自分意識ものを考えるようになっていく。

まり言葉によって見出された脳内の「神」が、言葉進歩についていくことができず、言葉によって追放されてしまったわけだ。人間ってのはすげえ生物だな、と思う(ただ、『神々の沈黙』は半世紀近く前の本なので、脳科学常識はとっくにアップデートされている可能性がある。詳しい人がいたら現在はその辺どうなってるのか教えて欲しい)。

人間言葉のパワーのすさまじさ、この世のあらゆることを貪欲説明しようとする姿勢特に実感するのが小説読んでて心理描写を目にしたときで、人間のあらゆる感情機微だとか普通な理解不可能狂気の心の働きだとか、もうなんでも言葉説明してしまう。

中には、明らかにまり実態に則しておらず、「これ、作家が『こんな奴いたらやべーよな』つって現実に有りもしない心理状態仕立ててやがんな」っていう、京極夏彦の『巷説百物語シリーズとか、架空狂気思いついてから逆算してキャラクター作ってんな? そんな奴は現実いねから、っていう場合もあるんだけど、おおよそは「確かにこういう心理ってあるよな、よく言葉説明してくれたなあ」って感嘆することが多く、人間言葉はマジすげえな、と思う。

市役所女児のことを考えると、言葉衝動ってのは個人差はあってもほぼ制御不能というか、乗っかるかどうか是非を決定する余裕がある類のものではなく、とにかく激烈に意識ドライブがかかっていくのを前提としてどうやって付き合うか、というものっぽいのでいくらか恐ろしいが、基本的には人類前進させてきた能力だし、幼児とか若いヤングかに対しては「いいぞ、もっと、この世のなんでもかんでも言葉にしてやれ」と思って見ている。

実際は生きてると「これは言葉になんねーな…」という場面、出来事もある。たぶんあの女児も成長していく中で自分の口をいったんつぐまざるを得ないタイミングが訪れるんだろう。いま話題の「わきまえる」とは違う、純粋言語化の困難さだ。

ただ、その辺は期待が現実的な予想を上回ってるというか、まあ1,000年単位で変化してきた人間資質の前に一つ二つの世代の差なんて関係いかもしれないが、俺自身はもう古い時代に属する側の人間自分を組み込んでしまっていて、あの女児を含んだ子どもたちが、小説でもラップでも詩でも音楽でもいい、大いに色んなもの言葉にして征服していったらいい、と思っている。

2021-03-04

anond:20210304181002

私利私欲というか、国益のために行動してないからだよ

日本の政治家はみんな自分の懐にいくら入るかとか、内輪揉めばかりやってる

内弁慶なので、中韓挑発にはまんまと乗っかって煽り返すことはできるが、

米露に対してはヘコヘコするばかりで、北方領土まで献上しようとしている

国防として大問題であって、北方領土尖閣諸島竹島日本固有の領土であって、

武力解決をするかは保留するべきだが、そこは主張し続けないと国が滅ぶ

国益重視というなら、ある意味では中国を見習うべきだ

彼らは強かで、貪欲で、国際法を破るような卑劣で、強欲なわけだが、

真面目に世界征服してやろう、地球全土を中国の統制下に置いてやろう、

中央政府が思っているからこそ、南シナ海東シナ海を制することで、

米国との戦争に備えているわけだし、ロシアプーチン戦略核使用には前向きで、

第三次世界大戦シナリオロシアロシアちゃんと描いている

フクイチの事故とき米軍普段から核戦争を想定しているので、

それに沿ったシナリオで行動していた

日本自称ロボット大国()であったのに、何の役にも立たなかった

君主とは、王とは、

国民の一部を犠牲にしても、側近を全員殺してでも、

理想的には自分の命さえも投げ打って、

国を存続、反映させ、領土を拡大し、経済を回す、

民に家や家族を与え、仕事を与え、兵役を与え、常に隣国から攻撃に備える、

国のトップにはそういう義務がある

そういう志がある政治家がこの日本には完全に不在である

トップ聖人君子である必要はない

寧ろ腹黒い、タヌキやキツネでもいい、

見かけは民に好まれやすいように見かけだけでも質素に見せた方がいい、

私服を肥やしているように見えると民の反感を招き、無駄な反乱が起き、それを沈静化するコストがかかる

国内が混乱すると隣国から攻撃対処できない

高価な家具のある自宅で優雅に犬を愛でる動画Twitterにアップするなどもってのほかである

民に親しまれたければ、見かけだけでも質素に見せろ

そして、戦争に参加しろ戦争に勝てば領土は拡大する、兵として参加した民には拡大した領土から土地を分け与える、

そこで家族を作り、農業商売しろ、金を回せ、もっと生活を楽しく潤いのあるものしろ

この国には君主たる政治家が一人もいない

ちゃん戦争ができる国に、米国から独り立ちした自立した国にならなかった、日本という国自体ニートなのだ

から、この国はいずれ滅ぶ

当然の報いだろう

戦って資源を奪い合って勝ち取るガッツがない国が生き残れるわけがないのである

2021-02-22

必読書コピペマジレスしてみる・日本文学

方針

森鴎外舞姫

留学先で女性妊娠させて見捨ててしまう話なので、近頃は評判が非常によろしくない。そのくせ、この文体のせいで美しいと感じてしま自分がいて、実はこれ、レトリック文体によって騙されることに注意しろっていう警告なんじゃないかって気もする。「自分おすすめ編」にも書くつもりなんだけど、ナボコフロリータ」もそういう自己正当化がとにかくうまい

余談だが、鴎外自身東洋人だったこともあり、留学先では写真を撮らせてくれと頼まれたことがあったという。それに対して、構わないけどもあなた写真も逆に撮らせてくれ、と言って、相手も満足させつつ日本人としての尊厳も守ったことがあって、これは割と好きなエピソードの一つ。まあ、漱石よりは世渡りうまいよな。

樋口一葉にごりえ

古風な文体挫折しかかるも何とか読破。これよりは幼馴染系の「たけくらべ」のほうが好きだったなあ。増田では古文いるかどうかで議論になったことがあったらしいが、古文がすらすら読めるほうがこういう趣味というか楽しみが増える気もするし、純粋実用面だけでいえば法律用語や古い公文書を読む必要がまだあるんじゃないのかな。

舞姫」の話の続きだけど、古典文学にもやっぱりクズエピソード結構あり、じゃあどれを教えてどれを教えないかは割と難しい。

泉鏡花高野聖

僧侶山間で美しい妖怪出会う話。文庫ちくま日本文学全集で読んだ。全集と銘打っているけど、このシリーズ日本の近現代文学作家ベスト盤みたいな感じで、チョイスはいいのだけれどときどき抄、つまりダイジェスト版みたいなのが紛れていて、コンプリートしようとは思わなかった。

話としては幻想的ですごく好き。幻想譚が好きな自分がどうして泉鏡花にどっぷりはまるまでいかなかったのかが不思議なほどだ。当時は、著名な作品をどんどん消化しようと思って乱読していたからかもしれない。そういう意味でも、課題図書読破することが自己目的化した読書には幾分害がある。

国木田独歩武蔵野

とても好き。小説が読めなくなったときには、文豪の書いたこうした随筆というか、風景描写の豊かな文章を読むことで、自分リズムを整えたくなる。外出の難しい昨今、こうして空想世界でだけでも豊かな自然のなかで過ごしたいものだ。五感が刺激される文章というのはなかなかない。

夏目漱石吾輩は猫である

我輩を吾輩に修正

ここ最近漱石の評判はあまりよろしくないと聞く。所詮は当時の欧米文学の輸入に過ぎないとか、結局は男社会文学だとか。言われてみれば確かにその通りなのだけれども、日本近代文学開拓者にそこまで求めちゃうのも酷でしょうと思わないでもないし、この作品からたったの十年で「明暗」にまでたどり着いたのだから、やっぱりすごい人ではないかと思う。五十になる前に亡くなったのが惜しまれる。

で、肝心の内容だが。基本的おっさんおっさんの家をたまり場にしてわいわいやる日常ものなので、当時の人にしか面白くないギャグを除けば、普通に笑える。最終回は突然後ろ向きになるが、もしかしたら漱石の本分はユーモアにあるのかもしれない。

余談だが漱石留学時代日記に付き合いのお茶会について「行カネバナラヌ。厭ダナー」とのコメントを残している。

島崎藤村破戒

素直に面白かった。若干のプロパガンダっぽさがなくはないが、読んだ当時は差別する側のねちっこさや意地の悪さが良く書けているように思われた。とはいえ、昨今は善意から来る差別についても考える時代であり、問題はより複雑になった。

被差別部落問題については気になっているのだがなかなか追えていない。日本史について読んでさまざまな地域実例について断片的にかじった程度だ。それでも、地域によって温度差やあったり、差別対象が全く異なっていたりすることがわかり、どこかで日本全体の実情について知りたく思っている。

田山花袋蒲団

女中の布団の残り香を嗅いで悶々とする話だってことは覚えているんだけれども、読んだときにはあまり印象に残らなかった。なぜだろう。自分が読んできた近代文学は、基本的ダメな奴がダメなままうだうだする話ばかりだったからかもしれない。その多くの一つとして処理してしまたか

で、自分が好きなのは飢え死にするほど悲惨じゃないくらいのダメさであり、親戚のちょっと困ったおじさんくらいのダメさなんだろうと思う。

有島武郎或る女

読んだことがない。ただ、ドナルド・キーンの「百代の過客〈続〉 日記に見る日本人」によればこんなことを書き残しているそうだ。「僕ハ是レカラ日記ハ僕ノ身ニ大事件ガ起ツタ時ノミ記ケルコトニ仕様ト思ツタガ、矢張夫レハ駄目な様デアル。日記ヲ記ケ慣レタ身ニハ日記ヲ一日惰ルコトハ一日ヲ全生涯カラ控除シタ様子ナ気ガスル。夫レ故是レカラ再ビ毎日日記ヲ始メ様ト思フ」(意訳。日記書かないとその日が無かったみたいで落ち着かない)。ここでツイッターに常駐している自分としては大いに共感したのである。そのうち読もう。

志賀直哉小僧の神様

読んだはずだが記憶にない。「暗夜行路」で娼婦の胸をもみながら「豊年だ! 豊年だ!」と叫ぶよくわからないシーンがあったが、そこばかり記憶に残っている。これを読んだ当時は、この小説のように自分がどれほど理想を抱いていたとしても、モテいからいつかソープランドに行くのだろうな、とぼんやり思ったことを覚えている。

ちなみに、自分が初めて関係を持った女性貧乳だった。だがそれがいい

お父さんとうまくいっていない人は子供の才能をつぶす話である清兵衛と瓢箪」が刺さるんじゃないかな。あとは少女誘拐視点の「児を盗む話」もよかった。

内田百閒『冥途・旅順入城式』

大学時代知り合った文学少女から薦められて読んだはずなのだが、覚えているのは「阿房列車」の何編かだけだ。それと、いつも金に困っていて給料を前借りしていて、そのことのまつわるドタバタを描いた作品日記もあって、そうした印象ばかり残っている。

関係ないけど就職活動中に、この文学少女から二次関数を教えてくれと言われ、片想いしていた自分はそのためだけに都内にまで足を延ばしたことがある。いいように使われていたなあ、自分あいつには二度と会いたくないが、元気にしているかどうかだけは気になる。

宮澤賢治銀河鉄道の夜

めんどくさいファンがいることで有名な作家全集には第三稿や第四原稿が収録されており、比較するのも楽しい。俺は〇〇は好きだが〇〇が好きだと言ってるやつは嫌いだ、の○○に入れたくなる作家の一人。○○には「ライ麦畑で捕まえて」「村上春樹」「新世紀エヴァンゲリオン」「東京事変」などが入る(註:この四つのものとその愛好家に対する歪んだ愛情から来る発言です。僕も全部好きです。すみません)。サブカル系にはこれがモチーフになっているものが数多くあり、その点では「不思議の国のアリス」と並ぶ。

思想に偏りはあるが、独特の言語感覚や観察眼は今でもすごく好きだ。余談だが新書の「童貞としての宮沢賢治」は面白い。

江戸川乱歩押絵と旅する男

知り合いにいつもぬいぐるみキーホルダーを持ち歩いてかわいがっていた男がいたが、それで本人が落ち着くのならいいと思う。不安の多い世の中で、人が何か具体的に触れるものにすがるってどういうことなんだろう、って、ってことをこの作品を思い出すといつも考える。どこで読んだか思い出せなかったが、これもちくま文庫全集でだった。

横光利一機械

狭いコミュニティの中でこじれていく人間関係の話ではあるけれども、新潮文庫場合表題作よりも他の話のほうが気に入った。印象に残っているのは十二人の旅芸人夜逃げする「時間」と、ナポレオンヨーロッパ征服に乗り出したのはタムシのせいだったという「ナポレオンと田虫」。

谷崎潤一郎春琴抄

実はこの作品は読めていない。谷崎作品は割と好きで、「痴人の愛」「刺青秘密」「猫と庄造と二人のおんな」「細雪」は読んだ。「痴人の愛」という美少女を育てようと思ったら逆に飼育される話は自分人生観に多大な影響を与えたし(例の文学少女気持ちをもてあそばれても怒らなくなってしまったのもこれが遠因だろう)、「細雪」はただ文章リズムにぷかぷかと浮くだけで心底気持ちがいい。ついでに、戦時中生活爆弾が実際に降ってくるまでは震災コロナでただよう自粛雰囲気そっくりだったこととよくわかる。

ところで、最近久しぶりに谷崎作品を読もうと思ったら、ヒロイン名前が母と同じだったのですっかり萎えしまった。というか、ここ最近趣味が「健全」になり始めていて、谷崎作品に魅力を感じられなくなっている。感覚がどんどん保守的になっていく。これはいかん。

夢野久作ドグラ・マグラ

ミステリ編参照。anond:20210215101500

川端康成雪国

高校生の頃に読んだのは確かに記憶に残っているのだけれど、高校生川端康成エロティシズムが理解できたかどうかはよくわからない。たぶんわかっていない。せいぜい伊豆の踊子の裸の少女を読んで、ロリコン発症させたことくらいだろう。

太宰治斜陽

太宰はいいぞ。自分は愛される値打ちがあるんだろうか、というテーマを本人の育った境遇パーソナリティの偏りや性的虐待疑惑に求める説は多いが、そういう心理普遍的ものでもあり、だから多感な時期に読むとわかったつもりになる。芸術に何歳までに読むべきという賞味期限原則としてないが、これもできるだけ若いうちに読んでおくといい。太宰の理解者ぶるつもりはないが。

もっとも、本ばかり読んで他の活動をないがしろにしていいものだとは全く思わない。あまりにもドマイナーな本を読んでマウンティングするくらいならバンジージャンプでもやったほうが話の種にもなるし人間的な厚みも出るというものだ。たぶん。

三島由紀夫仮面の告白

天才的。男性のあらゆる種類のコンプレックスとその拗らせ方を書かせたら彼の右に出るものは少なかろう。ただ、大学卒業してから突然読めなくなってしまった作家でもある。息苦しくなるまで端正に磨きこまれ文章のせいかもしれない。

武田泰淳ひかりごけ

極限状況下でのカニバリズムテーマにした小説なんだけれども、途中から戯曲になって、「食べちまう葬式ってえのは、あっかなあ」などとやけにのんびりした台詞が出てくるなんともユニーク小説。ただし、これは単なるブラックジョークではない。物語は序章、戯曲第一部、第二部と別れているのだけれども、その構成にきちんとした意味がある。

人類全体の原罪を問うようなラストは必見。あなたは、本当に人を食べたことがないと言えますか?

安部公房砂の女

祖父母の家から貰ってきた作品で、愛蔵版らしくカバーに入っていた。カフカにはまっていた時期だから楽しんだ。カフカ父親の影から逃れられない主人公とは別の種類の渦巻にとらわれてしまった主人公がだらだら、ぐだぐだしてしまうのだが、カフカ男性によって抑圧されているとしたら、こちらは女性に飲み込まれている文章だ。

大西巨人神聖喜劇

未読。不条理陸軍の中で、最強の記憶力を頼りにサバイブする話だと聞いて面白そうだと思い購入したのだが、ずっと積んだままだ。これに限らず、自分戦争もの小説漫画をあまり読んでない。戦争に関しては文学よりも歴史書からアプローチすることが多い。

これは自分の悪癖だが、戦争ものになると庶民よりも知識人にばかり感情移入してしまう。

大江健三郎万延元年のフットボール

大江健三郎は初期の作品をいくつかと、「燃え上がる緑の木」三部作を読んだきりで、どういう態度を取ればいいのかよくわかっていない作家の一人だ。狭い人間関係の中のいじめだとかそうした描写に病的に関心のあった時期に読んだせいで適切な評価ができていない。

燃え上がる緑の木」は新興宗教原子力発電といった(結果的には)非常に予言的であった作品であったが、癖が強くカトリック宗教教育を受けた自分であっても世界観に入り込むのに時間がかかった。「1Q84」よりもきつい。面白いが。

萩原朔太郎『月に吠える』

大学時代の友人に薦められて読んだ。「この家の主人は病気です」と、飢えて自分を食ってしまったタコの詩ばかりを覚えている。覚えているのはこれだけだが、この二つが読めたからいいか、と考えている。大体、詩集ってのはピンとくる表現ひとつでもあれば当たりなのだ。そして、それはあらゆる書物にも当てはまることである

福沢諭吉福翁自伝

祖父学生時代に送ってくれたのだけれども、ぱらぱらとしか読んでいない。

子供向けのものだった気もするし、近々原文にチャレンジするべきか。自助論西国立志編)なんかと合わせて、自己啓発書の歴史を知る意味でも興味深いかもしれない。

正岡子規歌よみに与ふる書

読もうと思って読めていないけれども、これまたドナルド・キーンの本で面白記述を見つけた。「墨汁一滴」の中に、つまらない俳句乱造しているやつの作品にはどうせ碌なもんなんてありゃしないんだから、そういう連中は糸瓜でも作ってるほうがマシだ、という趣旨のくだりがあるそうだ。創作する上でのこういう厳しさは、いい。

石川啄木時代閉塞の現状』

ローマ字日記しか読んだことがない。たぶん日本最初フィストファックが描写された文学かもしれない。春画はどうか知らないけど。

小林秀雄『様々なる意匠

詩集翻訳しか読んだことがない……。

坂口安吾堕落論

堕落と言いつつもある種の誠実さについて語った本だった気がするが、それよりも新潮文庫で同時に収録されていた、天智天皇天武天皇家系にまつわる謎についてのほうが印象に残っている。

哲学編に続く→anond:20210222080300

関係ないけど芥川が載ってないのは納得できないぞ。

2021-02-14

anond:20210214102123

別にそんなの大したことじゃないでしょ。

他の奴らだって多かれ少なかれ「自分に都合のいいように動いてほしい」とか思って、他人を物のように扱ってるでしょ。

他人自分の思い通りに動かしたい、いう事を聞かない奴を懲らしめて改心させてやりたい、

そんなの誰でも持ってる欲望ですよ。ここに居たら山ほど見るじゃん。「私たちルールに従わない奴らを罰して、改心させてやるんだ」って思想の奴。これは征服欲と大して変わらない。

自分は「女性蔑視する人間である。 ただ、それを口に出して言わないだけだ。 いい人ぶっているだけだ。

自分場合、「セックスをする」ことと「女性をモノとして見る感覚」とをどうしても切り離せない。

言い換えれば、コトをいたしているとき女性を「(たとえその瞬間だけであったとしても)オレのモノ」と感じて、女性を「征服」しているというと感覚がないと興奮しない。

勃たないし、そう思わないとセックスは多分できない。

普段自分は、暴力的人間ではなく普通人間である

たぶん周囲の人も、自分普通の、平凡な人間であるとみなしていると思う。

でも、あの感覚がある以上、女性をどこかで見下しているのかもしれないと思う。いや、見下している。

ならば、自分は「女性蔑視する人間である

ただ、それを口に出して言わないだけだ。

いい人ぶっているだけだ。

2021-02-06

anond:20210206132520

他にはÆon Fluxとかブレードランナー2049がそこら辺のネタを軽く擦っていた気がする

あと

肉食動物人間草食動物人間配慮しながら共存する息苦しいアニマポリティカル・コレクトネス世界を描いたBeastars

天使や他の動物から人間進化した者達が共存する為に歪な社会形成しているセントールの悩みちょっとそこらへんを触れている

ゲームだとwolfenstein TNOでナチによって征服され、抑圧された非常に気分が悪い世界を途中まで描いていた

2021-01-26

今更だけど2020年に読んだ本

1月(15冊)

池澤夏樹個人編集 世界文学全集II-11所収 ピンチョンヴァインランド

前野ウルド太郎バッタを倒しにアフリカへ」

ドナルド・キーン「百代の過客 日記に見る日本人」★★★

岡地稔「あだ名で読む中世史 ヨーロッパ王侯貴族の名づけと家門意識をさかのぼる」☆

ドナルド・キーン「百代の過客〈続〉 日記に見る日本人」★★

町田康くっすん大黒」☆

西村淳「面白南極料理人

町田康夫婦茶碗

西村淳「面白南極料理人 笑う食卓

青山潤「アフリカにょろり旅」

石川啄木ローマ字日記

今尾恵介「ふしぎ地名巡り」★

奥野克巳「ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らし人類学者が考えたこと」

ピーター・ゴドフリースミスタコの心身問題 頭足類から考える意識起源

西村淳 「面白南極料理人 名人誕生

現代語訳対照枕草子(上)」田中太郎訳注

2月10冊)

現代語訳対照枕草子(下)」田中太郎訳注

タミム・アンサーリーイスラームから見た「世界史」』★★★

ミカエル・ニエミ「世界の果てのビートルズ

アミン・マアルーフ「アラブが見た十字軍」★

池澤夏樹マシアス・ギリの失脚

テッド・チャン「息吹」★★

田尻祐一郎「江戸思想史 人物方法・連環」

ピエールバイヤール「読んでいない本について堂々と語る方法」☆

子安宣邦江戸思想史講義」☆

イリヤ・ズバルスキーサミュエルハッチンソン「レーニンミイラにした男」☆

3月12冊)

「1491―先コロンブスアメリカ大陸をめぐる新発見」★★

マイクル・フリン「異星人の郷」上巻。

マイクル・フリン「異星人の郷」下巻。

ボッカッチョデカメロン 上」(河出文庫

ヤスミナ・カドラ「昼が夜に負うもの」。★

チャールズ・C・マン『1493――世界を変えた大陸間の「交換」』★★★

ボッカッチョデカメロン 中」(河出文庫

ジョン・サザーランドヒースクリフ殺人犯か? 19世紀小説の34の謎」

甘耀明「神秘列車

ボッカッチョデカメロン 下」(河出文庫

東京創元社編集部「宙を数える」

4月12冊)

東京創元社編集部「時を歩く」

東京創元社編集部「年間日本SF傑作選 おうむの夢と操り人形

葉月十夏「天象の檻

春暮康一「オーラメイカー」★★

高丘哲次「約束の果て―黒と紫の国―」

堀晃ほか「Genesis万年の午後 創元日SFアンソロジー

江戸川乱歩作品集I 人でなしの恋・孤島の鬼 他」

水見稜ほか「Genesis 白昼夢通信 (創元日SFアンソロジー 2) 」

江戸川乱歩作品集II 陰獣・黒蜥蜴 他」

今野真二「振仮名歴史」★★★

村上春樹ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集」★

サリンジャー「このサンドイッチマヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年」。

5月(13冊)

江戸川乱歩作品集III パノラマ奇談・偉大なる夢 他」

林俊雄「興亡の世界スキタイ匈奴 遊牧文明」★★★

清水勲「ビゴーが見た明治職業事情

原聖「興亡の世界ケルトの水脈」★★

夢野久作「瓶詰の地獄

大森望責任編集NOVA 2019年秋号」

パク・ミンギュ「短篇ダブル サイドA」☆

パク・ミンギュ「短篇ダブル サイドB」

チョン・ソヨン「となりのヨンヒさん」

森谷公俊「興亡の世界史 アレクサンドロス征服神話」★

三方行成「トランスヒューマン ガンマ線バースト童話集」

三方行成「流れよ我が涙、と孔明は言った」

高山羽根子オブジェクタム」

6月12冊)

宮内悠介「スペース金融道」。

草野原々「最後にして最初アイドル

石川宗生「半分世界」★

「ガラン版千一夜物語 1」★★★

「ガラン版千一夜物語 2」

「ガラン版千一夜物語 3」

「ガラン版千一夜物語 4」

「ガラン版千一夜物語 5」

「ガラン版千一夜物語 6」

オースン・スコット・カード無伴奏ソナタ

ジョン・サザーランドジェイン・エア幸せになれるか?―名作小説さらなる謎」★★

アン・マクドナルド火星夜想曲

7月12冊)

ジョン・サザーランド現代小説38の謎 『ユリシーズからロリータ』まで」

J・P・ホーガン未来からのホットライン

ロバート・アーウィン「必携アラビアン・ナイト 物語迷宮へ」★

クリストファー・プリースト奇術師

ルーシャス・シェパード「竜のグリオールに絵を描いた男」

ウィルワイルズ時間のないホテル

ヴァージニア・ウルフ「ダロウェイ夫人」(光文社)★★★

栗田伸子・佐藤育子「通商国家カルタゴ」★★

アーヴィングアルハンブラ物語」上巻☆

アーヴィングアルハンブラ物語」下巻

J・P・ホーガン創世記機械

J・P・ホーガン未来の二つの顔」

8月10冊)

ジュリアン・バーンズフロベールの鸚鵡」

松谷健二カルタゴ興亡史 ある国家の一生」★★★

イアン・マクドナルド黎明の王 白昼の女王

松谷健二「東ゴート興亡史 東西ローマのはざまにて」★★

ピーター・S・ビーグル「完全版 最後ユニコーン

松谷健二ヴァンダル興亡史 地中海制覇の夢」★

オルガ・トカルチュク「逃亡派」☆

ユヴァル・ノアハラリ「ホモデウス テクノロジーサピエンス未来」上巻☆

ユヴァル・ノアハラリ「ホモデウス テクノロジーサピエンス未来」下巻

シュティフター晩夏」上巻

9月(14冊)

シュティフター晩夏」下巻

岡嶋裕史「5G 大容量・低遅延・多接続のしくみ」

住吉雅美「あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン」★★★

西田龍雄アジア古代文字の解読」☆

山内進『北の十字軍 「ヨーロッパ」の北方拡大』★★

マリオバルガス・ジョサ(リョサ)「嘘からたまこと」

吉岡乾「現地嫌いなフィールド言語学者かく語りき。」

原田実偽書が揺るがせた日本史」☆

ルーシャス・シェパード「タボリンの鱗 竜のグリオールシリーズ短篇集」

オルガ・トカルチュク「昼の家、夜の家」

森安孝夫「興亡の世界シルクロード唐帝国」★

後藤明「南島神話」☆

A・レシーノス原訳「マヤ神話 ポポル・ヴフ」

杉勇、屋形禎亮「エジプト神話修集成」。

10月(15冊)

八杉佳穂「マヤ文字を解く」★

トンマーゾ・ランドルフィカフカ父親

加藤文元「宇宙宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃」★★

スティーヴン・ミルハウザー「三つの小さな王国

エイミー・B・グリーンフィールド完璧な赤 「欲望の色」をめぐる帝国密偵大航海物語

リン・ディン「血液石鹸

ヴァールミーキ著、中村了昭訳「新訳 ラーマーヤナ1」

ザカリーヤー・ターミル「酸っぱいブドウ はりねずみ

ヴァールミーキ著、中村了昭訳「新訳 ラーマーヤナ2」

ダニヤール・ムイーヌッディーン「遠い部屋、遠い奇跡

ヴァールミーキ著、中村了昭訳「新訳 ラーマーヤナ3」

プラープダー・ユンパンダ」☆

ヴァールミーキ「新訳 ラーマーヤナ4」

チュット・カイ「追憶カンボジア

馬場隆弘「椿井文書 ――日本最大級の偽文書」★★★

11月(12冊)

ヴァールミーキ「新訳 ラーマーヤナ5」

タクブンジャ「ハバ犬を育てる話」☆

井伏鱒二山椒魚」(新潮文庫)★★

志賀直哉清兵衛と瓢箪網走まで」(新潮文庫)★★★

ヴァールミーキ「新訳 ラーマーヤナ6」

ホアン・ミン・トゥオン「神々の時代」★

カズオ・イシグロ充たされざる者

池上英洋・川口清香美少年美術史: 禁じられた欲望歴史

ヴァールミーキ「新訳 ラーマーヤナ7」

プラープダー・ユン地球で最後のふたり」☆

ソーヴァデーヴァ「屍鬼二十五話―インド伝奇集」☆

プラープダー・ユン「鏡の中を数える」

12月(12冊)

グレアム・グリーン第三の男

ローデンバック「死都ブリュージュ

ショレム・アレイヘム「牛乳屋テヴィエ」

池上英洋・荒井咲紀「美少女美術史 人々を惑わせる究極の美」

ヤスミナ・カドラ「カブールの燕たち」☆

ホセ・ドノソ「夜のみだらな鳥」

カズオ・イシグロわたしたちが孤児だったころ」★★

ロレンススターン紳士トリストラム・シャンディの生涯と意見」上巻

ロレンススターン紳士トリストラム・シャンディの生涯と意見」中巻

ロレンススターン紳士トリストラム・シャンディの生涯と意見」下巻

ハン・ガン菜食主義者」★★★

マリオバルガスリョサ「継母礼賛」★

漫画(22冊)

入江亜季「北北西に曇と往け」(一)~(四)

浅野いにお短編集 ばけものれっちゃんきのこたけのこ

八木ナガハル物質たちの夢」

詩野うら「有害無罪玩具」★★

詩野うら「偽史山人伝」

道満晴明ニッケルデオン」【赤】【緑】【青】

中村明日美子「Aの劇場 新装版」★★★

panpanyaおむすびの転がる町」

中村明日美子「Bの劇場 新装版」

石黒正数「Present for me」

水上悟司「放浪世界

須藤佑実ミッドナイトブルー」☆

澤江ポンプ「近所の最果て」

道満晴明メランコリア上下巻★

カシワイ「光と窓」

ヨシジマシウ「毒百合乙女童話

総評

月ごとに一番面白かった本を3冊選び、★をつけた。ただし、どうしても入れたかったものは☆をつけた。月ごとの順位なので、たとえばパク・ミンギュにはもっと星をつけたいのだがそれが反映されていない。

数えてみたが、2020年に読んだのは活字149冊、漫画22冊だった。毎月12から13冊読んでいると思っていたので、単純計算で150冊を超えると思ったが、ぎりぎり足りなかった。とはいえ、毎月10冊という目標は達成している。

1年を通して見ると、ノンフィクションばかり読む時期や、SFばかり読む時期などが明確に交代していることがわかる。特に4月から6月SFファンタジーほとんどだったが、8月以降SFを全くと言っていいほど読んでいないし、逆に11月、12月は1冊をのぞいてノンフィクションがない。

また、芥川賞をはじめとした日本現代文学ほとんど手に取っていない。ベストセラーエンタメホラーもない。逆に、韓国タイペルーチリなど、日米欧以外の海外文学割合が高い。

意識してきたわけではないが、自分の好むジャンル科学歴史ノンフィクション神話、行ったことのないラテンアメリカアジア文学メタフィクション的であったり奇妙な味がしたりする短篇集、古典であるようだ。一方で、女性作家割合は低く、特に日本現代女性作家ほとんど手に取ってない。一時期は多和田葉子だとか江國香織とかをよく読んでいたので女性作家が嫌いなわけではなく、ヴァージニア・ウルフも好きだし、ハン・ガン自分の中では大当たりだったので、もう少し割合を増やしてもいいかもしれない(追記。身につまされる話よりも読んでいて気持ちのいい本を読む率も増えた)。

割合の話でいえば、大学時代はもう少し文豪作品を多く読んでいたように記憶している。それと、いくつから例外を除き、世間の動きや話題とは遊離したチョイスばかりである。世の中から目を背けているわけではないが、日々の雑事とはまた違う視点に立てたのはありがたかった。新型コロナウイルス関連の記事ばかり読んでいては気がめいってしまう。

今年は少し冊数が少なくなるかもしれないが、引き続き毎日の気晴らしとして、気が向いたものを好きなように読んでいきたい。

以上。

2021-01-24

anond:20210124040252

元増田です。聞いてもらえて嬉しいです。質問もらったのにかこつけて自分語りさせてもらいます

殺人鬼wikipediaとか読んでると時間忘れるよね。家族の前では読まないのは、インモラル系統を隠すぐらいの意識はあるんだと思う。

クスリとか化学系統は、文系から理解できないんだよな。でも、文系でもドラッグの話は相性良くて、最近アヤワスカ体験談ブログで読んだ。面白かった。

本は、『ミリンダ王の問い』って本をいま読んでいる。アレクサンダー大王ときから、「征服するつもりで東方に来たら、おい、東洋美術とか哲学とかマジヤベぇぞ」ってのがあったみたいで、これはその流れを継いで、ギリシャミリンダ王(メナンドロス1世)とナーガセーナ(インドの高僧)の哲学対話をまとめたものです。仏教を軸にした東西文化交流、っていう、おそらく伝承とはいえ、すごく歴史的に意義の深いもののはずなんだけど、お互いマジメすぎるのか言動常軌を逸してて、ツッコミのないWボケみたいになってて、ヘラヘラ笑いながら読んでる。

でもすごい暇人向けなので、次は直近で読んだ、翻訳家岸本佐知子さんの『死ぬまでに行きたい海』をおすすめします。これはマジでいいです。岸本さんのワナビー文章書いたから、もし俺の文章で少しでも時間が潰せたなら、『死ぬまでに行きたい海』はきっとすごく幸せ読書体験になると思います

マンガは、最近ネルダイスキの『いえめぐり』が良かった。物件探しって切り口にかこつけて、狂人のぶっ飛んだ妄想を執念で可視化したみたいな怪作。描くの、すげえ時間かかってると思う。ほんとに売れてほしい。そんで、こういう漫画月一で出てほしい。本人のtwitterで試し読みができたと思います

あとフツウに(?)ブルーピリオドの9巻昨日買った。美大入試のハックものって切り口だと思うけど、それは入口で、やっぱ上質なスポ魂だと思う。パワーもらえる。あときねみ可愛すぎ。

2021-01-22

神様信仰することのアホらしさ

タイトルで強烈な文言を述べたが、私個人神様信仰していない。私は神様ではなく自分幸福をもたらしてくれる縁や尊敬できる偉人信仰している。

私の家系日蓮宗であるが、それを意識することはほとんどない。葬式や父の実家仏壇を拝むときだけだ。クリスマス初詣もするし、お守りを持つこともある。

このような態度は無宗教と呼ばれ、日本人の多くはこれに分類される。中にはこれを宗教的態度の欠如である批判する人もいる。私が小学四年生の時の担任教師はこれをおかしいと非難した。

しかし、私はこのような「無宗教」が日本で起こったことや、無宗教の人が宗教恩恵にあずかれるのはおかしいことではないと思っている。

日本人宗教観は、この世には沢山の神様がいるという宗教である。この世のあらゆる事物にはそれぞれの神様が宿り、神様達の動きによりこの世界因果関係が決定されると考えた。それぞれの神様人間と同じく感情を持つものとして考えられ、祭祀信仰はその神様のご機嫌をとることに近かった。この宗教的態度は外国から仏教儒家思想キリスト教などが入ってきても変わらなかった。

このような宗教的態度が生まれた背景を和辻哲郎のエセー「風土」は日本(および東アジア)の雑多な生態系災害の多さに求めた。日本人古来より抗いがたい災害に見舞われ、それに耐える忍耐力を養った。そしてその気象条件は同時に命の恵みも与え、我が国植物動物の息吹があまねく見受けられるのである

こうした環境日本人精神を作り、その精神から人格を持つ沢山の神様を生み出したのである。これは自然環境が変わらぬ現在でも同じであり、欧米中東のような一神教的な絶対神日本征服できないのはこのような理由がある。一神教の神は、多神教神の国の一部として取り込まれるのだから

遠藤周作小説沈黙」では、日本に伝来したキリスト教の教えが日本根付かず改変されていることを元宣教師フェレイラが嘆くシーンがあるが、それは上の風土を考えれば当たり前のことなである

一方でキリスト教イスラム教などの一神教誕生したのは、砂漠の国中東からである。そこは日本とは全く異なる生命の息吹が皆無の殺意の大地である。そのような状況から砂漠の民のヒューマニズムへの関心はとりわけ高く、それが人間の味方である絶対唯一神への信仰を生み出した。

それがヨーロッパに入り浸透したのは、ヨーロッパ民族合理的従順だったかであるヨーロッパ生態系が単調で、人間からすれば自然は全部「役に立つ」ものだった。そこから古代ギリシャローマ代表される科学合理的思考がこの地で起こり、それはヒューマニズムに満ちた一神教を受け入れたのだ。

ここで、あらゆる神や宗教を吸収する多神教の国日本一神教が人々を統べる欧米中東差異が分かる。そして、これが日本無宗教を受容する態度と非難する態度の違いを生み出すのだ。

一神教宗教観は日本無宗教非難するが、それは無宗教神様信仰しないからだ。一神教の神は世界創造者で裁定者で救済者なのである。それを信仰することが彼らの人間として生きることの証なのだ。故に無宗教非人間的な態度であり、シリアルキラー同類存在なのだ。先の私の小学校先生無宗教人間として無節操な態度と考え、非道徳の理由無宗教に求めたのだ。

その上で私は一神教宗教家の方々の私の宗教観への批判反論したい。私が信仰しているのは神を持たない宗教であると。

先ほど私は日本宗教観ではこの世の事物にはそれぞれ神様がいると述べたが、それはあくまでいるだけであり信仰する神ではない。物事因果を神の所業と考えているが、それを起こす神が気まぐれでそれが沢山いる以上もうどうしようもないのだ。もしこれが人だったら早々と見限るような神々は沢山いるのだ。神は人を選ぶのだろうが、人間も神を選ぶのである

私も以前は神は正しいメッセージを授けてくださると思っていたが、いつまでたっても授けてくださらない。それは当たり前のことであり、雑多な風土に宿る神が雑多なメッセージ以上の何かを発信することは出来ないのだ。日本土地では裁定者たる神はいないのである。「沈黙」でも、主人公の前に裁定者は最後まで表れなかった。裁定者は日本という沼地で溺死したのだ。故に主人公は生きるという決意で生き延びたのだ。

沈黙」では神を心のなかで生きる存在と最終的に結論付けたが、私はその神の存在意義は最初から否定した方が楽なように思えるし、そちらが神様にとってもありがたいであろうと思う。そうでないと私は神様に対する「たかり」になってしま申し訳なさで死んでしまいそうだ。

何か危機に陥ったときにかつては祭祀加持祈祷に頼っていたであろうが、科学時代においては科学の方が日常生活では「烏合の衆」よりかは帰依出来る。

今のコロナ禍でも、精神的基盤を補強する役割以外では、神頼みよりも衛生的処置医療措置の方が遥かに大事なことはすぐに分かる。

では私は何を宗教に求めているかというと、私の心と世界とのコミュニケーションである。世の中には理不尽なことは沢山ある。そんなとき世界沈黙し私を嘲笑しているように錯覚することがある。

だが、それは私が世界とのコンタクト放棄しているかである世界は私を嘲笑していない、語りかける励ましの言葉はある。私がそれに気付くとき、私は心を開き癒されるのだ。その回路を開くことが私の宗教的態度である。私が信仰しているのはそうしたものである

私は長々とここまで語ったが、私は他人宗教的態度を否定するつもりは毛頭ない。私には私の納得する宗教的態度があり、それを大切にしている。故に他人にはここで語ったことに対抗しうるだけの宗教的態度があると考えられる。私はそれを侵すつもりはないし、相互不干渉を守りたいと思う。自分の守りたいものと同じように他人の守りたいものは守りたいのだ。

私の記事は以上だ。

2021-01-20

天下布武

現代国家権力者は、武力によって世界征服したい、みたいな野望を持っていたりするんだろうか?

表には出さないだけで、虎視眈々と狙っていたりするのかな。

2021-01-14

やっぱ世の中皆が優秀だと辛いんだよ

俺は昔超大手外資系に勤めてたけど、そこに居た人達はまー皆優秀

一人一人がハンパなく出来る人ばかりだった

仕事だけじゃなく人間的にも面白くて経験豊富で魅力的な人ばかりだった

でも何かのお笑い芸人がそんな話してたけど、マジで俺みたいな凡人にとっては

そんな優秀な人たちの中に入ると

フリーザの群れに放り込まれ戦闘力5の地球人みたいな気分だった

机で仕事してたら向いの席でフリーザが今にも地球を輪切りにしそうな勢いで眉間にシワ寄せて電話してるし、

右みてもフリーザ左見てもフリーザ 飲み会行ったら20人くらいでフリーザ乾杯してるし

仕事の話してても、

からすると話のレベルが違い過ぎて、

「もうすぐ○○惑星征服できそう」とか「俺は2個征服したけど要らないか星一消滅させといた」みたいな話に聞こえた

そんな俺にもフリーザ達が優しく接してきて確実に俺がスキルアップできるようなレールを用意してくれるんだけど、

凡人の俺からするとそのレールも一分の遊びもなく全力で走り続けないと脱落するような考え抜かれたレールで、

怠惰な俺にはとても渡り切れる自信はなかった

特に、脱落するのが能力のせいじゃなくて怠惰なせいだとバレるのが怖かった

しろ能力がない人間でも努力すればギリギリ渡れるように計算されたレールだった

そして脱落してただの怠惰地球人カスだとバレたらそれまで優しかったフリーザ豹変して、

ゴミを見るような目で指からビームを出して一瞬で消滅されられるのが怖くて辞めた

2021-01-12

anond:20210111132137

台湾日本以上にリベラルだけど日本以上に萌え絵も大好きな国家からフェミ発狂しそう

発狂するリベラル共を見るの大好きだから本当に台湾日本征服してほしい

2021-01-09

無料期間に漫画を読み切ることの快感

・全部無料で済ませたというお得感

・短い期間の内に目標を達成した優越

・忘れない内に全ての伏線回収を見届けた征服

・高密度漫画体験による没入感

単行本や連載でゆっくり大切に読むのもいいが、それでは味わえない感情無料間中全巻読破には詰まっている。

この遊びの素晴らしさを伝えたかった。

欠点といえば体力消費が激しいことかな。

休日とは言え漫画を30巻や40巻一度に読むとなるとなかなか堪える。

でもその苦労が成し遂げた快感になるんだよなあ。

別に無料期間でなくたって「今日はこの漫画を全部一気に読む」とか「銀英伝を3日で全部見る」とかやってみるのは楽しいもんだぜ。

趣味はダラダラやるのも楽しいもんだが、自分自分を追い込むのも粋なもんよな。

2021-01-06

anond:20210106123922

しろ嫌いな女に対する征服欲で勃起する方が一般的じゃね?

心理的距離が近すぎると、性欲の対象じゃなくなる。

2021-01-04

anond:20210104162906

まあ男は女を征服したい生き物だから

実際に征服できている男は現実に満足し、現実征服できていない男は征服を夢見る。それだけ。

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