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はてなキーワード: 審判とは

2024-11-19

anond:20241119194011

ていうか執行猶予付いてる身ではっきりと「脅した」って言うの凄いなって思う。

警察司法舐められてないか

 一審判決によると、立花被告2019年受信料徴収員の業務端末に記録された受信契約に関する情報不法撮影し、NHK側に「個人情報拡散する」などと伝えて業務妨害した。また、離党した地方議員らを「徹底的に人生潰しに行く」などと繰り返し脅迫した。(遠藤隆史)

2024-11-17

anond:20241117145358

ロールプレイしているのなら、HPがけっして0にならないというのは悲劇じゃないだろうか。

モンスターだって生きてるのに、そこには双方命がけで戦うという前提が成立しなくなる。

それはもう戦いではなく、接待プレイしかなくなる。

モンスター必死こいて何をやっているのか。

何のために攻撃しているのか。

実力差があり過ぎて勝てないならまだしも、実力はモンスターの方が上回っているにも関わらず、ただ謎の理由相手が死なないのだ。

ロールプレイとして見るなら、これほど悲惨存在はなかなかない。

『死んでもゴールドが減るだけ』との違いは、まさにそこにある。

モンスターは『負ける』のではない。『勝つ事が許されない』のだ。

サッカーで酷い審判によって全てノーゴールにされてしまうようなものだ。

『負けるまで何度でも挑戦される』事との違いは明白ではないだろうか?

2024-11-11

格闘技に「一時中断」や「降参」の合図はないのか?

少年空手事件の件

試合の止め方みたいなもの定義したり、教えたりしないんだろうか?

試合のような興奮する空間礼儀もクソもないだろうから、車のブレーキのように体に覚えさせた方がいい様な気がする

もちろん、セコンド大人もっと冷静になるべきだし

それに試合で興奮した人に合図出す余裕がないか審判がいるわけで、

(あの映像を見て)止めに入った審判が体を挺して止めろよとは思う内容だったけど

anond:20241111082617

0:07秒で審判のマテの発声があり、審判の手が上がり、それを確認した受け手は後ろを向いたジャン。

フルコン空手経験者の意見を聞きたい

ちょっと話題になってるこの動画について

https://x.com/on_the_omochi/status/1855171545510838360?s=46&t=2K4OW3kjh3NOSzlKqM0y8g

おれは学生時代伝統派空手やっていたんだが、フルコンルール風習殆ど知らない。なので以下の点について教えてもらえると助かる。なお、上段蹴りをかました方を攻め手、蹴られた方を受け手としてる。

この件も収拾しようとしてるのでそこまで掘り返すつもりはないけど、疑問が解消できればと思うので、なにとぞ。

2024-11-09

セコンドが「行け」って言ったか子供が蹴りに行ったってみんな言ってるんだけど

審判に待てをかけられてる時に「行け」と言われて背中見せてる相手に蹴りかますって不自然ではなくて?

俺がその子なら「どこに!?」ってなる

2024-11-07

サッカー歴史に残る重大事件6選

1. マラドーナの「神の手」ゴール事件

1986年メキシコW杯アルゼンチン vs イングランド試合で、ディエゴ・マラドーナが手でボールをゴールに押し込んだやつ。審判が見逃してゴールが認められ、アルゼンチン勝利。この一件でイングランドファンは大荒れし、世界中サッカーファンが「いや、ハンドじゃん」とツッコミを入れた。

この事件の影響を受けて「フェアプレーってなんなんだよ?」という議論が白熱。のちにVAR(ビデオアシスタントレフェリー)導入の布石にもなった。

2. エスコバル悲劇

1994年アメリカW杯で、コロンビア代表アンドレス・エスコバルアメリカ戦でオウンゴールしてしまい、コロンビアグループリーグで敗退。帰国後、メデジンで射殺される。犯人は「自殺点ありがとう」とか言ってたらしい。

世界中サッカー界の闇が知られるきっかけとなった事件であり、南米がどれだけ麻薬カルテルギャングの影響下にあるかを示した一件でもある。南米こわい。

3. ヒルズボロの悲劇

1989年FAカップ準決勝リヴァプール vs ノッティンガム・フォレスト戦。観客が詰めかけすぎて圧死事故が起こり、96人が死亡、700人以上が負傷。スタジアム構造警察対応に大きな問題があったことによる事件

関係者がボロクソに叩かれた結果、イギリス政府が本気を出して安全基準を大幅に改善。立ち見席廃止や観客動線見直し義務づけられて、サッカー観戦の安全対策が強化された。

4. ジダン頭突き事件

2006年W杯決勝、フランス vs イタリア試合フランスジネディーヌ・ジダンイタリアマルコ・マテラッツィ頭突きして退場。マテラッツィ挑発が原因と言われるが、ジダンはこの試合最後の大舞台だっただけに世界中サッカーファン唖然としてしまう。

W杯決勝の舞台での衝撃シーンとして歴史に残り、現在まで各方面ネタにされることになる。挑発したマテラッツィにも問題があるんだが、インパクトの強さ的にジダンの方ばっかイジられてて不憫だなと思う。

5. カルチョスキャンダル

2006年イタリアセリエA審判操作による八百長が発覚した大事件。ユヴェントスが関与していたことで、クラブが2部降格。この件への関係者が続々とペナルティを食らったり辞任したりという一大事になる。

イタリアサッカー界が大打撃を受け、改めて公平性が問われるきっかけともなった。その後イタリア代表がW杯で優勝し、なんとなく汚名返上みたいな雰囲気になったが、ジダン頭突き事件も相まって微妙に後味の悪い優勝となっている。

6. FIFA汚職事件

2015年FIFA幹部贈収賄スキャンダルが発覚。複数役員逮捕され、長年会長を務めていたゼップ・ブラッターも辞任。W杯開催地の選定不正も疑われ、FIFAへの信頼を揺るがす一件となった。サッカー歴史上で、カルチョスキャンダルすら余裕で超える最大の事件といえるかもしれない。

サッカー界のトップ組織利権まみれなんじゃないかということで、これ以降FIFAにはかなり厳しい目が向けられることになるわけだが、この件を扱ったNetflixドキュメンタリー事実小説より奇なりを体現しててマジで面白いからみんな絶対に見てくれ(小学生並みの感想)。

追記)未だにそんな悪性のインフレって感じなの?

これは個人的になんだけど、民主党はわざと負けたのではとわりと真面目に思ってる。

今の悪性のインフレはすぐに止められるものではないし、第二波はとてつもないものになると思う。それをトランプ押し付けようとしたのではないかと。

在米の人みたいに肌感覚は持てないけど、いっとき10%近いインフレが大変だったのは分かる。あれの原因の半分はバイデン財政プッシュだったので(残りは戦争コロナ)その責任取らされて民主党候補が負けたのも分かる。でも、わざわざ今後の4年間を捨ててトランプにババを掴ませようってほど今現在も悪性インフレの真っ只中なの?CPIやPCEデフレーターを見るともうかなり落ち着いていて過去の平均的なインフレよりは高くても僅か程度(なんなら長い期間の平均と比べれば今の方が低いくらい)だし、そもそもFRBが利下げサイクルに入っている状況だよね?俺はFRBより物価の見通しを正確にできるだけの情報を持っているんだ、という人は殆どいないと思うけど。

追記

ブコメだと低所得者の面するインフレ一般的CPIやPCEデフレーターでは測れないという人が多いけど、アメリカでは(日本でもたまに)所得階層を区切って面しているインフレ率の違いを定期的に分析している。それを見ると確かに住居費の値上がりが相対的に強かった昨今は低所得者の方が面していたインフレ率は高い。とは言ってもコンマパーセントの差でしかなく、一様にギャップが開いていくわけでもなく縮んだりもしている。何より、いっときインフレ率が大幅に上がっていたが現在もう落ち着いているという構図は変わらない。とてもその後始末を免れるために次の4年間はわざとトランプ大統領やらせよう、トランプがババを引いた後に大統領やらせてもらうため民主党は今回わざと負けよう、と邪推する理由となるほどのものとは思えない。(今回の選挙についてなら、ヒスパニックの反ハリスが思いの外強かった理由ヒスパニックの面していたインフレが強かったからといったことは十分ありえるが。)

FRB、50ベーシスの利下げに続いて昨日25ベーシスの利下げをするくらいに果敢さを見せた。やはり悪性インフレはこの4年間の審判にはなったとしても、今後の4年間の指針になような状況ではないのではないか。少なくともFRBが掴んでいる情報的には。

anond:20241106232300

2024-11-01

「やらない善より、やる偽善」というキショすぎる標語の正体

この言葉って、党派的な「当事者」が口にする言葉ではなく、無関係な「第三者」が口にして初めて成立する言葉なんだよ。

それを党派的な当事者が「自己正当化」、あるいは「予防線」のために口にするからキショいんだよ。

それがこの言葉を多用する人間に対する違和感の正体。

そもそも、ある行為が善なのか偽善なのか、はたまた悪なのかは、当事者が事前に決められることではない。

当事者が発する「やらない善より、やる偽善」というキショい標語は、当事者にとっての「信仰告白」でしかない。

その信仰による行為は、他者を含む社会によって事後に審判される。

ヒトラースターリン麻原彰晃も、自分行為を「やらない善より、やる偽善」と内心は思って遂行してたかもしれんだろ。

2024-10-31

anond:20241031162443

安倍審判は以前に済ませてたと思う

維新がほぼ大阪オンリー確定になったのは

万博追加負担が騒ぎになった時に

「俺はぜったいに払わない! 国とか俺以外がなんとかしろ!!」

大阪が派手に抵抗したのを皆が覚えてたからかな、と思ってる

主催自治体がまっさきに負担を逃げて、それを喝采する地域エゴがむき出しになってて

こいつらに国政はヤバい

となった結果が比例での激減だったのでは

2024-10-29

anond:20190810184831

2000年頃日本語-韓国語自動相互翻訳掲示板NAVER社によって解説日韓ネトウヨ罵詈雑言応酬の場になった。

日本ではこれ以降ネット言論世界で、ネトウヨノイジーマイノリティーとして君臨することになる。

韓国でもVANKというネトウヨ組織もできて日韓ネトウヨ戦争が勃発。

2002年日韓ワールドカップでの韓国ラフプレー審判韓国に有利な誤判定が日本ネトウヨの火に油を注いだ。

このあたりがネトウヨ勃興期じゃないかな。

2024-10-27

anond:20241027224814

石破ちゃん総選挙やってくれてありがとう、でも自民党はだーめよっていうね

政治家としての評価総選挙やってちゃん審判受けようぜってことで全然いいんだけど自民党カスから実績としては悪くなっちゃうんよね

まあでも自浄作用働かせたわけだし本人としてはこれでいいって感じなんかな?

この土壇場になっても立憲を叩いてるYouTube動画

今回は裏金を許すかどうかの審判する選挙なのに

なーに立憲叩いてるんだよ

叩くなら他の日にやってくれ

裏金議員当選してもいいのかよ

2024-10-25

イングランドのクソ審判

ムカついたので後ろからタックルしてやった

できれば飛び蹴りしたかった

野球ゲームはむかついたときデッドボール頭に投げたいけどプロスピパワプロもできないのでそこは不満。

anond:20241025100112

負けてもいいと言うか裏金議員というか清和会というか安倍議員への審判なので単独過半数割り込むのは既定路線でどこまで下がるかって話よね

下野まではしないが連立与党過半数維持なら勝利条件は満たしていると思う

選挙後の枠組み

自公過半数割れ予測されているので選挙後の枠組みを考えてみる。まずは議席予測をざっくりまとめると

自民200

公明25

立憲140

維新40

国民25

共産10

れいわ8

社民2

その他15

定数465に対して過半数233 安定多数244

立民中心の政権にするには足らなすぎるので自公政権は続くだろうけど「早急に国民審判を受ける」という大義名分解散してるので石破退陣は確定的。宇野宗佑どころか東久邇宮稔彦王の記録を更新する歴史に残る短命内閣になるだろう。順当に行けば高市早苗内閣なのだが反発も多く公明石井代表の線もある。ただし彼は落選可能性すらある状態で厳しい。総裁選メンバーの中では比較的上位にいた林官房長官あたりが妥当なとこだろうか。

このままだと法案通せないので、維新、国、保守あたりと協力して通すことになるんだろうけど、維新国民民主連立政権参加を否定しているので今まで通り是々非々対応をしていくことになるだろう。この2党とも政策活動費については廃止を主張しているので、補正を通す交換条件にして参院選に向けて自民資金力を減らしつつアピールする戦果を取りにくると予想する。この2党がどれくらい政策飲ませるかが楽しみだ。

一方、自民過半数割れを決定づけるスクープをした赤旗だが、共産党の伸びはさほど芳しくない見込み。代わりにれいわが躍進しそうなので国会は相変わらず罵倒勢力一定ワイドショーネタ供給するだろう。迷惑なんだが。まあ、維新国民民主比較偏差値高めなので、よほどのことがない限りこっち(立民含めたリベラル勢力)の枠組みに入ることはないでしょう。それだけが救いだ。

選挙結果によっては変わるだろうけどまあこんなとこでしょう。

anond:20241024233939

2024-10-22

八王子市では、萩生田と有田が互角の勝負らしい。産経では有田わずかにリードと。

裏金問題についての審判は、八王子有権者に委ねられたと言っても過言ではない。

2024-10-19

明らかにお前が悪いやろ!と思ってても、注意すると後悔が残る。

高校の授業でバレーボールをした。

交代交代で他のチームの試合審判を任されるのだが、今日は私が線審に当たった。

線審というのは、簡単に言うとボールコートからたかどうか、あるいはサーブの時にラインを踏んでいないかなどを判断主審に伝える役割だ(と私は理解している)。

私が見ているコートのチーム(Aチームとしよう)のサーブ。他クラスのNさんがサーブを打った。彼女は“明らかにラインを踏んだ。私は即座に主審へ合図を送り、反則(?)であるとしてAチーム相手チームに点が加えられた。この判定が不服だったNさんは、チームメイトに「は?絶対今(ライン)踏んでなかったやろ意味わからん」と言った。結構攻撃的に。「おかしいやろ」とも言った。私の中に少しの申し訳なさと特大サイズの怒りが込み上げてきた。試合Aチームの負け。Nさんは私の判定のせいで負けたとでも言いたいような顔で私を睨みつけた。私は遂に我慢がならなくなって、試合後すぐにNさんに話しかけた。「さっき、審判暴言吐いてたよね?やめてね、そういうの。完全に踏んでたし。うん。聞こえてるから。」と、とびきりの笑顔で言い放った。表情筋がピクピクする、と表現するのが正しいのだろうか。怒りと悔しさと、なぜか悲しみのような感情が込み上げてきた。Nさんは「あ、すんません」といった様子でヘラヘラしながら言った。周りにいるNさんのチームメイトも笑っていた。私は心底気分が悪くなり、その場を離れる際に「いや、お前が悪いやろ!」と言ってしまった。その一言がなければ、完全に私が正義だったのに。ああ、後悔が絶えない、、。

ところで、そのNさん、結構曲者である。成績優秀だと言う理由で、学校行事の際に全校生徒の前でありがた〜い演説をしていた。生徒会長でもないのに。他学年の代表は1分程度で終わっていたのに、Nさんは5分ほど喋り続けていた。まあ要は“でしゃばり”なのだ。なのでもちろん学年全体から嫌われている。今日審判事件クラスメイトに愚痴っても、みんな口を揃えて「あー、そういう人よな」と言う。Nさんは自分は賢い、下々とは違うのだというオーラがとにかくすごい。でも聞いたところによると、彼女は学年1位ではないらしい。私は学年4位だ。いや、お前そんな賢くないやん!そんな気持ちがあるから私はNさんに楯突いてしまったのかもしれない。

今、結構後悔している。自分は間違ってなかったのだから無視しておけばよかったのに。なんか言い返したことによってめっちゃ不利なってない?てか審判への文句ぐらい私も言ってしまうかもしれない。言わんかったらよかった。

そんな後悔を、匿名で書くことで昇華したい。

猟銃訴訟審判決取り消し 公安委処分認める判決 高裁NHK 北海道ニュース

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20241018/7000070591.html

道の公安委員会から猟銃を所持する許可を取り消されたのは不当だと訴えた裁判の2審で、札幌高等裁判所男性の訴えを認めた1審の判決を取り消し、道の公安委員会の処分を認める判決を言い渡しました。

こんなこともあるんだ。ほへぇ

猟銃使えるのは、もう、山の中しかないじゃん。

2024-10-16

独自】“裏金候補者 半数近くが落選可能性も 衆院選JNN序盤情勢調査

https://news.yahoo.co.jp/articles/8163640f1312cb7981ebb5fb234fa9bde718aba3

国民審判に反対してた人たちの存在が謎なんだけど、国民の総意こそが民主主義絶対正義だったのに

劣等民族理解できないだろうとバカにしてたのかな。お前が一番バカだよ。

2024-10-14

anond:20241014182452

1つ、ひいきは絶対せず!

2つ、不正は見逃さず!

3つ、見事にジャッジする!

審判ロボ・キャプテントンボーグ、ただいま参上!

2024-10-11

柔道選手の回想を聞いてほしい 3


最後公式戦(夏季大会)は印象に残っている。毎年、県内で一番立派な総合体育館で行われる大会だった。梅雨時にある。

団体戦予選は、秋季大会と同じく4校によるリーグ戦だった。上位2校が決勝トーナメントに上がる。

当校の場合は、全国レベル高校と、それに準ずる高校と、平均レベル高校の3校での争いだった。前二者には、それぞれ0-5,0-4という散々な結果に終わった。T君は健闘して強豪校相手引き分けに持ち込んだし、ほかの選手一年前に比べたらずっといい試合をするようになっていた。

だが、勝負世界は厳しい。現実リアルビジネス世界でもそうなのだが、自分が成長しても、ほかのライバルもっと成長している。最後の三試合目は、確か4-1で勝ったのかな。これで、T君の世代にとっての最後団体戦は終わった。各リーグで上位2校だけが勝ち抜いて、決勝トーナメント進出する。当校は第3位だった。これで、本当に終わったのだ。

翌日には団体戦決勝トーナメントがあって、うちの学校と同じ市内のところが優勝した。N君が所属する学校だった。広島県は、伝統的に野球柔道が強い。サッカーもそれなりである

大体のスポーツ広島市にある学校県内最強なのだが、柔道場合は、広島市福山市にある高校県内二強である。いずれも全国に通用する実力を有していた。



記憶に残っている試合の話をする。その翌週には個人戦部門があった。各階級に分かれて戦い、優勝者全国大会に出場する。T君は、81kg級で出場した。

1回戦は、尾道にある高校選手と当たった。確か、今年放送アニメ『ぽんのみち』の舞台の近所にある学校である。俺は、第一試合が始まる前にT君の打込練習に付き合っていた。体を温めておくのだ。体を超動かすスポーツ場合は、事前のウォーミングアップが欠かせない。無論ハードモードである

T君の試合が始まる直前だった。

「勝つとか、負けるとか考えるな。試合邪魔だ。柔道のことだけ考えろ」

と言った。T君は「やり切ってきます!」と言った。

やがてT君が呼ばれて、試合場の前と、開始線の前での二度の礼が終わった。

「始め!」

という審判の声とともに、相手と組み合った。練習で教えたとおり、大内刈りと小外掛けを繰り返しやっていく作戦を採っていた(T君は左利きの左組み。多くの場合ケンカつの組み手になる。鏡写しの組み姿勢)。彼の運動神経だと足技の威力は弱いのだが、技をかけ続けていれば指導は取られない。

相手が技を仕掛けてくると、T君は隙を見て――寝技の態勢に移行した。その時はたしか相手が低くしゃがんで投げる背負い投げに失敗したのかな。

すると、T君は相手に密着しつつ、真横に体重を預けるようにして、釣り手だけで送り襟締めを決めた(相手の背後から横襟を掴んで、手首の尺骨でグイっと頸動脈を圧迫する)。

相手がたまらず仰向けになったところで、両足を絡めた縦四方固めに移行すると、相手は全く動けずに25秒が経過した。一本勝ちである

よく、ここまで強くなったと思った。彼と出会った頃は、紐に巻かれたチャーシュー柔道をしているように思えた。あまりにボテボテとした動きで、才能がないのは明白だった。

だが、T君はここまで寝技を鍛えた。彼にとってのエクスカリバーだった。この頃の彼は、俺と寝技乱取りをしても1分以上は持ちこたえることがあった。

さて、次の試合だが……例の強豪校の子だった(N君)。T君と同じく高三で、改めて見るとスマートな体形だった。背丈はやはり185cmはある。あの細長い足から繰り出すカミソリのような内股で、T君は何度も吹っ飛ばされてきた。

おそらくこの時点で、すでに名門大学からスカウトを受けている(記憶によると、その後明治大学に進学している)。

試合が始まる直前、T君と最後の技の打ち込みをして、最後大内刈りで投げさせてやった。試合場に送り出す時、背後から彼の両肩に手を置いた。肩甲骨のあたりが1年前より逞しくなっている。そのまま、グイっと前に押し出すようにして闘魂を注入した。

試合前の二度の礼の最中、対戦者であるN君の表情を見た。高校三年生とは思えないほど大人びていた。歴戦の兵を見ているようである高校三年間をスポーツに捧げた者の目つきだった。子どもの頃から、数多くの試練を乗り越えてきたのだろう。こういう野獣の眼をしている若人は少ない。

試合場の外には、そのN君の学校の仲間と、あとは監督コーチ陣が控えていた。これといった表情はない。自分の教え子の初戦を観察するのは指導者の基本である。それだけだ。



実は、この時の試合ビデオ撮影している。映像は悪いのだが、できるだけ実況風に説明してみる。わからない単語があった場合は、とりあえずこちらの、

柔道チャンネル柔道用語https://www.judo-ch.jp/terms/

       柔道の技https://www.judo-ch.jp/technique/

をご覧になるといい。

別に不明単語表現があって気にしなくていい。読んでいるうちになんとかなる(と思われる)。以後、試合が終わるまでT君はTと表記する。N君はそのまま。紛らわしいからな。

さて、二度目の礼が終わった直後だった。試合場内ではTとN君が向き合っている。そして、審判が両者を確認する――試合開始の宣言があった。

「始めっ!」

Tは左組みで、N君は右組みだった。

N君は殴り抜くようにして釣り手を取ってきた。横襟のあたりだ。Tも相手の前襟を掴んだが、どこか心もとない。柔道力に差がありすぎて、まともに襟を掴めないのだ。厳しい印象の組み手だったが、後は引き手を握ることができれば……。

次の場面では、同じタイミングで袖を握り合った。中ほどの位置だった。相手ちょっと嫌がったかもしれない。かくして両者の組み手が完成する。ケンカつの組み手である

Tは大内刈りに入ろうとしたが、難しい様子だった。対戦相手と体力差があると、そもそも技のモーションに入ることすら難しい。両者、ジリジリと畳の上で移動を重ねていく。N君が技に入る様子はない。シード枠で第一戦目だった。慣らし運転という印象を受けた。

これは舐めプではない。トーナメントの初戦というのは、綺麗に勝って勢いをつけるものだ。何事も始まり大事である

重心移動を重ねていく両者。ここで、Tが小外掛け、そして大内刈りに入ったが……全く効いていない。もう一度リズムを取って、トン、という畳を蹴る音が聞こえた(ビデオ映像では聞こえないが、俺は確かに聞いた)。Tが足指の裏で畳を蹴り込んで、再度の大内刈りを放ったのである

今度はバッチリ効いていた。左腕で相手の肩を制していたのが大きい。ふくらはぎを刈り取られるようにして、N君が後ろに後退していく。数歩だけ後ろに下がったところで、技が解けて動きが膠着した。

Tは、そこから双手刈りに変化して、相手を押し込んで寝技に持っていこうとする――が、相手は両手を使ってTを上下に振って無効化した。Tの体が揺れている中、N君の大内刈りがしっかと掛かると、真後ろに倒されるのをどうにか我慢した。間合いを取ろうとしたが、遅かった。

N君は、Tの体を引き出して崩しつつ、股下に飛び込んでいた。全身を躍動させて、右脚でもってTの骨盤を跳ね上げた――内股、炸裂。

会場がどよめいた。それくらい、鮮やかな技の入りであることの証明だった。Tの身体が浮いている。が、まだ投げられてはいない。右足をケンケン状態にして抗っていた。歩幅のあるケンケンをしていた。

最後に、ダメ押しとばかり身を捨てたN君に巻き込まれる格好で、畳に落ちていく。

「……!」

主審動作は、会場全体の視線に応えるかのようだった。右腕を緩やかに振っている――ノーポイントだ。背中がついてないので当たり前だが。

会場の反応を気にする素振りもなく、それから寝技の攻防を見守っていた。Tが上からN君を攻め立てるが、「待て」がかかる。

次の組み手でもそうだった。お互いに十分な位置で組めているとは思うが、相手の圧に押されて、Tは身動きが取りにくい。N君は、けん制気味の大内刈りで攻めていた。タイミングを合わせて内股を狙っている。

ある瞬間だった――N君が内股を仕掛けた。すると、Tの動きがおかしかった。ジャンプするようにして真横に飛んだのだ。相手の振り上げた足がぶつかって、コロンと畳を転がった。背中がついている。

「技あり!」

N君にポイントが入った。背中はついていたが、勢いがなかった。

その後も厳しい展開が続いた。Tは相手とガッシリと組み合った後、てんで効かない大内刈りを繰り返していた。そして、N君はそれを上回る勢いで足技を仕掛けてくる。

Tは、それからも真横にジャンプするような動きをすることがあった。対するN君は、いい位置の組み手を取って大内刈りを仕掛けている。大内刈り→内股に繋げるのが狙いだ。

Tは正面から大内刈りを受けるも、後ろに飛んで腹ばいになって回避した。「待て」がかかった。その後、Tに指導(※ノーポイント)が与えられた。

「始め!」

ここで、N君が奥襟を掴もうとしてきた。奥襟というのは文字通り、横襟よりも奥になる。あなたが今着ている衣服で言うと襟首である

Tは抵抗を見せるも、最初は横襟を掴んでいた敵人の右手は、ついに奥襟に差し掛かった。Tは体を後ろに下げつつ……なんと、内股を放った!

N君の奥襟を取る力を利用しようとしたのだろう。ただ、懐には入れていたが全く効いていない。発想はよかったが、素の柔道力の違いがこういう所に出る。威力が無さすぎて、N君の方が戸惑っているように見えた。

今は、互いに横襟を握り合っている状態だ。ケンカ四つなのは変わりない。さっきとは、うって変わって静かだった。N君は小刻みに大内刈りを繰り返している。投げる気はない。けん制だ。Tも、何かを狙うかのように釣り手を小刻みに動かしている。

N君が、釣り手を下方向に絞ったかと思うと、Tの胸をいきなり突いた。一歩下がることになり、また前に踏み出そうとする。その時、Tの胸を小突くようにしてまた大内刈りを放った。Tは嫌がって、猫背気味に距離を突き離した。そして、背筋を真っ直ぐに戻した直後である――直立姿勢。一瞬の静止。

N君は脱力している。俺はつい、「あ……」と言った。技に入る準備ができている。もうダメだ。直観である

一瞬だった。N君は釣り手と引き手を利かせつつ、軸足としての左足で、Tの股下に飛び込んだ。体を密着させつつ、右足を高らかに振り抜いた――内股、一閃。

「技ありいいぃーーーーッ! ……抑え込みッッ!!」

審判の声が響いた。

彼らを視認すると……TがN君を横四方固めで抑え込んでいた! とともに湧いてきたのは、会場からのどよめきと、賛辞の拍手だった。

「なにしとる、N。まだ逃げられる! 右に回転せえ、手を、手を突っ込め!!」

N君の高校監督が、試合場の外から怒号交じりのアドバイスを送っていた。不完全ではあるものの、N君は確かに抑え込まれている。

何が起こったのか。一応、撮影したビデオ画面をベース説明すると……あの時、N君が振り上げた右足は、Tの身体を跳ね上げることな空振りし、宙をひと回り以上して畳に落ちていったのだ。返し技――内股すかしである

Tがやったのは、まず一番に跳ね上げられるであろう左足を、真後ろに隠して回避するという古典的な内股すかしだった。あとは、N君が内股を空振りして自らの威力で吹っ飛び、空中を一回転半して腹ばいで畳の上に落ちた。そして、Tが電光石火の早業で抑え込んだ。以上である

「てら、全力で体重乗せんだよ。あと半分、半分!」

 ※あと10秒抑え込んだら合わせて一本

気が付くと、横四方固めはガッシリ入っていた。N君の動きは著しく制限されている。しかし、彼も体力は相当ある方だ。寝技が解けないならばと、背筋で跳ねるのを繰り返すことで、徐々に移動して……試合場外への脱出成功した。

審判の「解けた!」の宣言の瞬間、試合場の端から抑え込みタイマーのブザー音が聞こえた。これは……!?

「待てー、待て……!」

審判の声は焦っていた。

開始線に戻った両者。ここで主審が、副審のところに行って協議を始めた。N君の学校監督コーチ陣は、ギラついた目で審判団を睨んでいた。タイマーを見ると、残り試合時間は1分半だった。

戻ってきた主審は、「技あり」のジェスチャーを取った後で、上方向に手を振った。ノーポイントに訂正する、という意味だ。

残念だった。あれは内股すかしだったが、投げ方は確かに変だった。N君が技に失敗して、自分で体勢をコントロールして腹ばいに落ちたようにも思えた。

正直、一本でもよかった。今の柔道では、スーパー一本といって、技の威力ありすぎて腹ばいに落ちた場合、一本になるルールがある。当時もその概念はあったが、ルールブックに明文化されているわけではなかった。

その後、併せて審判は、T君が寝技で抑え込んだことによる「技あり」の宣言をした。

「始め!」

N君は即座、猪突の勢いで駆けた。右手でTの奥襟を奪いに行こうとするが――パシン、という音がすると、なんとTが相手柔道着の背中を掴んでいた――奥襟の、さら真下の部分である

N君は、前傾姿勢になった。彼もTの奥襟を掴んではいるが、動きはない。静止している。

「なにをしよおる、はよう技に入れ!!」

相手校のコーチ狼狽していた。

わかっていない。N君は動かないんじゃない、動けないのだ。Tの腕力は本物だったようだ。

「ようだ」というのは、俺がTと乱取りしていて、背中を取らせたことは一度もないかである

体捌きも、総合的なパワーも、ありとあらゆるテクニックも、俺の方がずっと上だった。よって、奴のパワー(ベンチプレス160kg,背筋280kg以上)を体感する機会はなかった。

とにかく、N君は前傾姿勢のまま動けないでいる。その状況で、Tは不意に大外刈りに入った。N君のふくらはぎに刈り足が当たって、ケンケン状態で後ろに下がった。

Tが大外刈りをやめると、すぐさま、今度は連続して内股に入るのだった。釣り手で背中を掴んだまま、大腰みたいにしてN君の体が浮いたが……やはり柔道力が足りない。そのまま両者、畳に沈み込んだ。

いや、違う! Tはこれを、寝技を狙っていた。寝姿勢に入った途端、N君の片腕を取りつつ、巻き込むようにして後ろ袈裟固めに入ろうとする。N君はさらに体を転がして回避した。防御姿勢になる。

Tは亀状態になったN君の上に乗ると、帯を掴んだ。すると、体を捨てる重心移動によって亀状態をひっくり返した。そのまま縦四方固めに持っていこうとする。

再び、N君は腹ばいになって逃れるも、ここでTは――中腰の姿勢になり、両腕で相手柔道衣を握った。胴衣の腕の部分と、下袴の太腿部分をそれぞれ握っていた。そのまま、立ち上がってN君を両手で宙づりにすると――畳の上にゴロンとひっくり返した。

「抑え込み!」

タイマーカウントが始まるが、抑え込んで十秒もしないうちに解かれてしまった。試合の残り時間は、あと30秒ほどだ。

いい作戦だった。まともに立ち技勝負してN君に勝てるはずがない。先ほどの背中を掴んだ組み手は本当によかった。寝技にもっていくための算段のひとつである背中を掴んだ後は、なんやかんやで相手を動かし続ければいい。

背中を掴むのに成功してからは、立ち技ガンガン打って、早々に寝技に引き込んで、審判の「待て」がかからないように動きまくるのだ。それで時間を稼ぐ。

彼は、これを狙っていたのか。作戦だったのか? そんなことは……あるかもしれない。まぐれはこんなに続かない。彼の脳裏にこの流れがあったのだ。

主審は、選手2人が開始線の前に立つと、柔道衣の乱れを直すようポーズを取った。

そして、N君に対して指導を与えた。一瞬、彼の表情を見たが、恐れを感じていた。眉のあたりが強張っている。恐怖を感じる時の表情だ。これから自分がどうなるかわからない、そういう恐怖を感じている。

会場がどよめいていた。大番狂わせのニオイを感じ取っている。

「始め!」

N君は脱兎のごとく、Tの奥襟を取った。対するTが背中に手を回すよりも早く、伝家の宝刀、内股に入った――不十分な組み手だったが、Tの股下に入った足がガッシリ効いている。浮かないようにするだけで精いっぱいだった。

「ヤアァァーーーーーーーーーーッ!!」

N君は咆哮を上げつつ、内股から大内刈りに変化した。自分の後ろに投げる技から、前に投げる技への連続――完璧タイミングだった。

「終わった……?」と思ったその瞬間、Tは自らの体をコマのように回転させて、腹ばいになって畳に落ちた。寝姿勢で向き合って、怒涛の勢いでN君を組み敷いたかと思うと、縦四方固め……? いや、違う。それはフェイントであり、腕がらみ(アームロック)を極めようとしていた。審判が真上から様子を見ている。関節技が極まるか極まらいか、際どい局面だった。

刻一刻と、時間が経過していく……Tの作戦が功を奏したのだ――試合終了のブザーが鳴った。

「それまで!」

ここまで四分。実時間で約十分。お互いによく戦った。ポイントは同点である。この場合は、主審×1と副審×2による旗判定で勝敗を決する。

試合用のタイマーが置いてある長机から審判員が手慣れた動作紅白旗を取った。元の位置まで戻ると、主審は、副審を見やってアイコンタクトを取った。全員、どちらに旗を上げるか決まったようだ。N君が赤旗で、Tが白旗だった。

紅白2本の旗を手前に持ち上げる審判員――白い旗が2本だとTの勝ちである。会場の一角は、静かだった。かくいう俺も心臓バクバクだった。僅かな時間のはずなのに、長く感じられる。

「判定ッ!」

赤2本、白1本という事実を確かめ主審は、溜め息を吐きながら白い旗を仕舞うと――N君の方に勝利の手を掲げた。

この試合を見ていた観客は、ほぼ全員が選手2人に拍手喝采を送っていた。スタンディングオベーションである。いい試合だった。勝ち負けとかどうでもよくて、とにかくいい試合だった。

俺はしばらく其処に立っていたが、T君の後を追いかけてトイレの方に向かった。

次です

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