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はてなキーワード: 精神疾患とは

2024-07-26

動物虐待をする人は話が通じないか精神疾患を持っている可能性がある。だから精神科医保健師カウンセラー対応するべきではないかというポストをXでみた。

フォローしている人だけど、このポストはすごい違和感があった。

話が通じない、動物虐待をする人は精神疾患だ、というのは精神疾患を持つ人への偏見だよ。

どんな精神疾患を想定しているんだろうか。認知症知的障害人格障害

例えば認知症動物虐待関係ないよね。動物虐待をする人の中には認知症の人もいるのかもしれないけど精神疾患じゃない人もいるでしょ。変なスティグマ広めないでほしい。

しかもこの人医療職なんだよ、看護師なんだよ。

動物虐待問題の原因は、虐待する人への医療フォローが足りないせいなのか?本当に?

そう思ってるなら自分フォローに入るという話じゃなく、そのメンバーは「精神科医保健師カウンセラー」であって自分職業である看護師」を外すのはなぜ?

医療の中心メンバーにいるくせに、一生懸命問題提起して自分で犬保護までしてるくせに、結局自分関係ない(しかも同じ医療職の仲間に責任押し付け)してるのが、本当に本当に残念で腹が立ってる。

2024-07-20

anond:20240720123015

昔は精神疾患患者さんのことを原因が病気ってわからいか悪魔やら狐やらが憑いたって考えてたんだよね

まり精神病棟のスタッフエクソシストってことだな

anond:20240719173507

性犯罪は性欲の強さが原因だ!という意味わからん世間認識と、スポーツ選手は性欲が強いんだ!という決めつけの悪魔融合よね

教師云々の因果関係あんましないと思う

後者はある程度そうだとしても、理性が働いてたらオナニーで解消できるわよ…

実行しちゃう奴がやべー精神疾患持ってるだけでは?

2024-07-18

Mステを見るのに向いてない人の特徴wwww

CMが嫌いであ
日中悪口を言ってるような生活
いくら悪口を言っても疲れない
自分の支持するアーティスト以外はゴミだと思っている
精神疾患である
年収200万以下である
ダンスが嫌いであ
どれかの政党を狂信的に支持している
頭の中身が100年前である

(火)



完全に私の弟です。本当にありがとうございました

2024-07-14

34歳だけど、戻れないあの頃の事ばかり考えて毎日泣いてる

既婚子無し。(今のところ)

仕事いじめられて(ハブられて)おり

非正規ということもあり将来が不安ということと

子どもが中々できず、伴侶もあまり協力的でないし

もう時間があまりない

両親に孫を見せられないことへの不安

産休をとるかもしれないから下手に転職もできない

そもそも転職したとてまたいじめられるかもしれないし

かなりの数のお祈り自尊心ボコボコにされる未来しか見えない

実家には精神疾患きょうだいいるから頼れない

両親の認知症がはじまっている

いろんなことが積み重なり

毎日涙している

もちろん自分精神疾患

鬱病治療結婚からずっとしてる

季節性で例年は秋冬がやばいが、今年は今の時期からもうやばい

正直押しつぶされそうだ

そんな中、世間Y2K流行っている

私が感受性豊かだった小中学生のころの文化リバイバルされてきてる

毎日SNSを眺めては、あの頃は幸せだった

学校嫌いだったけど、家できょうだいマンガゲームアニメを楽しんで最高に幸せだった

友達毎日夕方までマンガ読んだり絵を書いたり、くだらない話をしたり…

本当に幸せだったあの頃を思い出しては涙が止まらない

いまは何もない

空虚

生きてる意味あんまり感じない

毎日心を殺して満員電車に揺られてハブられている職場で泣きそうになりながら仕事して

クタクタの中満員電車に揺られて帰って

ヘトヘトになりながら料理を作り

伴侶が帰ってきたら作った料理を残されて

残飯を捨て

夜の誘いも断られて寝る

そしてまた地獄の1日が始まる

こんな毎日

大切な人たちを悲しませたくないか死ねないけど

生きてる楽しさってなんだろうって

あの頃みたいに楽しかった頃に戻りたい

そう願っては、絶対に戻れない事実に打ちひしがれて

泣くしかない

頓服抗不安薬ももうすぐ使い切る

anond:20240714002058

実際、何割かは精神疾患抱えてると思うけどね

シェルターはColabo並みに秘匿される必要があるだろう

2024-07-12

ぼくポルノ

おっさん趣味女子高生がやる

漫画商法はまだいいけど、

境界知能や精神疾患持ちの行動を

可愛い女の子やらせ漫画やめーや

感動ポルノ以下やぞ

anond:20240711150338

「心身ともに健康だった、病院にも通っている人」が、心や身体や弱ったり、経済的に困窮していたり、

医療ケアうけられない孤独な人たちと同じくらい自殺していることが問題だってこと

ダウト

ちゃんデータを見て話しましょう

自殺した妊産婦は妊娠判明前から精神疾患判定を受けている「心身ともに健康」ではない人の割合が過半です

https://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2023/11/3bd9b6256769e55154e241912e123866.pdf

妊娠自殺件数20件に対して、妊娠前に精神疾患と診断されている人が13人で65%

産褥期自殺件数32件に対して、妊娠前に精神疾患と診断されている人が16人で50%

2024-07-11

anond:20240711122730

☆訂正あり

 

 

2022+2023年出生児数は155万7千人なので

今回NHK話題になった周産期うつでの自殺

10万件の出産あたり7.5人。

子供を持つ女性は平均2人産むのと、3人以上出産する女性もいるので

2人出産を平均として、少なくとも妊産婦10万人あたり15人位の周産期うつでの死亡率となる。

(双子1%年子は3%だが、4人以上出産は3%なので相殺とみる)

 

男性自殺死亡率との比較話題に上がっていて

2022年男性自殺者数は18920人、2022年男性全体の人口は6051万人なので

全体での一年間の自殺死亡率は10万人に31なのだ

詳細は

・勤務問題(仕事関連)で自殺は2538人で10万人あたり4.1人

健康問題(うつ以外の精神疾患身体障害統合失調症アルコール依存認知症)

 で自殺は5018人で10万人あたり8.29人

交際問題での自殺は485人で10万人あたり0.8人

うつでの自殺は2283人で10万人あたり3.77人

となっている。

 

☆訂正

妊産婦の周産期うつ自殺率を2人出産として、10万人あたり15人とすると

期間が3年半(産前9ヶ月,産後一年間として1年9ヶ月×2)となるので

そうすると周産期うつ自殺率と、男性自殺比較では

・勤務問題(仕事関連)は10万人あたり14.35人の自殺

健康問題(うつ以外の精神疾患身体障害統合失調症アルコール依存認知症)

 で自殺10万人あたり29人

交際問題での自殺は485人で10万人あたり2.8人

うつでの自殺は2283人で10万人あたり13.19人

でした。数が大幅に違い失礼しました。

 

(警視庁資料)

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R05/R4jisatsunojoukyou_huroku.pdf

 

 

妊産婦の死亡は周産期うつだけじゃなく

妊産婦死亡もあり(出血羊水塞栓での死亡)は10万件の出産で5人死亡。

平均2人出産するとして周産期うつ自殺と合わせると

10万人中25人が死亡となっていて他と比べても高いのでは?と思うが。

(こども家庭庁資料)

https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/7f316418-65cf-4678-9d4a-6f90ffe4a139/7c3ce411/20230728_councils_shingikai_kodomo_sodachi_kMt8Beo8_09.pdf

 

周産期うつ自殺貧困シングルファザーを産む問題子供貧困・成長にも影響するので、自殺率の高さ合わせて注目すべき自殺だと思うし

同時に勤務問題での自殺も、周産期ではないうつ病も、病気を苦にした自殺

それぞれ私は注目すべきという立場

2024-07-10

anond:20240710190723

彼女ができない理由については、見た目やスペックだけでは説明がつかないっすね。

しろコミュニケーション能力自己肯定感の欠如が大きな要因なんすよ。

他人と適切な関係性を築くためには、自分自身を受け入れ、相手理解し、共感する能力必要っす。

ブサイクでもチビでも、そういったスキルを持っている人は彼女ができるんすよ。

さらに、自己改善を怠っている可能性もあるっす。

例えば、見た目に自信がないなら、身だしなみを整えたり、筋トレをしたりすることが大切っす。

コミュニケーション能力に欠けているなら、話し方講座や社交的な場に参加するなどの努力が求められるっす。

そして、最も重要な点として、自分自身問題直視し、改善しようとする意識っす。

無職でもヒモしてる、精神疾患でも彼女がいる人たちは、それぞれの状況に応じて他人とつながる手段を見つけてるっす。

その努力すらしない人は、恋愛舞台に立つことが難しいっす。

要するに、スペック問題よりも、自己改善意識コミュニケーション能力の欠如が大きな要因なんすよ。

どんなに見た目やスペックが悪くても、それを補うための努力をしている人は彼女ができるっす。

怠っていると、それらの人々にさえ劣ってしまうんすね。

彼女できない人って、なぜできないの?

ブサイクでも彼女いるよね

チビでもいる

女殴る性格の男でもいる

アホすぎて大学行けないやつでも彼女はい

 

無職でもヒモしてる

精神疾患でも、犯罪者でも、死刑囚ですら彼女はい

二ヶ月に一回くらい犯罪してる無敵の人でも過去には彼女いたのに、彼女できない人はなぜできないの?

 

上であげた人達にすら劣ってるということなんだけど、イマイチイメージできない。

まあ自分の親だとか血のつながってる人間が、明らかにおかしかったり、ましてや精神疾患だったりすると

「いつか自分もそうなるんじゃないか

って不安がずっと続くよね

2024-07-09

自分の父が毒親だとわかった日

「30年近く同居している祖母精神疾患があると知った日」

https://anond.hatelabo.jp/20240706023024

数日前に↑を投稿した。

思ってた以上にたくさんの方に反応してもらえて、本当にありがたかった。私は自分の家のことを誰かにしたことほとんどなかったから。

前回の投稿追記にも書いたが、父と言い争いをした次の日、私はカウンセリング相談に行った。

そして、カウンセラーに「あなたのお父さんは残念ながら世間一般で言う毒親です」と言われて衝撃を受けた。

コメントでも、父に対し「毒親だ」「まともじゃない」「そんな親からは逃げろ」という意見が見られた。

正直、私は今も自分の父を毒親という言葉表現していいのかはわからない。

でも、私にとっていい父親ではなかったと、ようやく思えるようになった。

長い間、父がおかしいのか、自分が求めすぎているのか本当にわからなかったのだ。

私と同じように、父から、あるいは母から離れるべきか悩んでいるひとも多いはずだ。

悩んでいる方の参考になるかわからないが、私が生まれるまでの父の人生と、私から見た父と祖母の話をそれぞれ書き出していく。

私には父方の祖父がいない。幼い父と叔母(父の妹)、そして専業主婦だった祖母を置いて、祖父は突然出ていったからだ。そこから祖母は女手ひとりで父と叔母を育てた。私が想像もできないくらい壮絶な生活だったのは確実だと思う。

それでも父は猛勉強して、希望していた大学合格し、それなりに知名度のある有名な会社に入った。そして実家を出た。数年後、叔母も実家を出て、祖母一人暮らしになり、このタイミング精神疾患発症し、精神科に3回入院していたようだ。

父はその事実を伏せたまま母と結婚し、その数年後に私が生まれた。その2年後に妹が生まれ、同時に祖母との同居が始まった。

父は定年まで同じ会社で勤め続けた。おかげで私は金銭的に苦労をしたことがない。

父も叔母も祖母も、祖父が出ていったときの話を一度もしたことがない。なぜ私が祖父が出ていったことを知っているかと言うと、父方の祖父がいないことを不思議に思った私が、子どもの頃に母に理由を聞いたからだ。母は言いにくそうにだったが教えてくれた。加えて、「お父さんがいるって本当に幸せことなんだよ」と私に言った。この言葉が、わたしの中で、ひとつ価値観になってしまった。

ここからは私から見た家庭内の話になる。父のことから書いていく。

父が仕事から帰ってきたとき、母は「おかえり」と必ず声をかけていた。でも、「ただいま」を父が返すところは見たことがない。

父は母が作ってくれた食事を美味しいということは一度もなかった。眉を顰め、あまり噛まずに飲み込む。うまく切れていない野菜を箸でつまみあげ、「見てこれ。ひどいね」と笑いながら言うこともあった。母の前で、私や妹に向かって言うのだ。

仕事が忙しくなり、私が寝た後に父が帰ってくるのが当たり前になった時期があった。母が父の分の食事ラップをして、箸を置いて、すぐ食べられるように準備しているところを私は見ていた。私が朝起きても、食事はそのままだった。母はそれを流し台に捨てていた。

家族食事をしているとき、私が箸を落としたり味噌汁をこぼすたび、父はうんざりした顔をして、なにも話さなくなった。母に「なにやってんの!」と怒られることより、自分のせいで父の機嫌が悪くなることのほうがなぜかずっと怖かった。

私は母のことが大好きだった。同じくらい父のことも大好きだった。でもなにより、父に嫌われることが怖かった。

から母はかわいそうじゃない。父は母をそういうふうに扱っていいひとなんだから。母の失敗は笑っていいんだ。そう思っていた。私は切れてない野菜を見つけるたび、父と笑った。母は何も言わなかった。

気づけば、元から会話が少なかった父と母はほとんど話さなくなった。相手用事があるときは、私か妹に伝言を頼むのだ。

喧嘩しちゃったのかなあ」と私は思っていた。それでも、すぐ仲直りするだろうと気にしないようにしていた。

いつしか父と母が話さないことが当たり前になっていた。そしてそれに触れること自体タブーなんだとわかっていた。

学校休みの日、「〇〇(近くの遊園地)に行くぞ!」と突然私と妹に行った。父の行動はいつも突然だった。どれだけ気乗りしなくても、私も妹も何も言わず父について行った。それが一番正しい行動だと思っていたからだ。

でも、その日はどうしても行きたくなかった。家で友達から借りた漫画を読むのを楽しみにしていたからだ。

行きたくない。家にいる」と返すと父は「行ったら楽しいぞ。行こう」と眉を顰めつつ言った。少し怖かったが「読みたい漫画があるから」と返した。「そんなんいつでも読める。行くぞ」うんざりした口調で父は言った。どれだけ駄々をこねても、私が泣き出しても、父は全く引かなかった。私は諦めて遊園地に行った。

父は私を楽しませようとしているんじゃなくて、"休日に娘を遊園地に連れていった"という事実がほしかったんだと気づいたのはもっと後のことだった。

中学生になると流石に父との会話は減ったが、それでも父が好きだった。正直、父の振る舞いに違和感を感じていた。信頼はできなかった。父の行動を真似るのはやめた。でも父に勉強を教えてもらうのも好きだった。そして、まだ父が怖かった。

そんな家で育った私が友達の家に初めて泊まった日、衝撃の連続だった。たぶん、私が中3か高1の時だったと思う。

その日、友達のお父さんは先に夕食を済ませ、夜勤に行く準備をしていた。夜にお仕事するひともいるんだなあと思っていたら、お父さんがお母さんに「たぶんいつもより遅くなる」と話しかけた。お母さんが「ならお腹空くやろうから朝ごはん多く用意しとくわ」と答えていた(多分こんな感じの会話だった)。

え?お父さんとお母さんってこんなに普通に話すもの

友達のお母さんが私と友達に準備してくれた食事を食べていると、友達が「このおかずめっちゃ好きやねん!」と私に言った。友達のお母さんは「いつもそれ言うから今日は多めに作ったよ」と笑いながら言った。

え?お母さんの食事って、おいしいって感じるもの?そしてそれを伝えるもの

友達の家の全てが衝撃だった。

私の家のお父さんって、もしかしてひどいお父さんなんじゃないか

私って、ひどい娘なんじゃないか

ずっと感じていた違和感の正体がわかった気がした。

そしてモラハラ、という言葉を知ったとき、まさにお父さんじゃんと思った。

それから、父との関係は一気に悪くなった。勉強でわからないところがあっても父に聞かなくなった。あまり顔を合わせたくなくなった。

父が突然態度が変わった私に困惑するのを感じた。まあ反抗期なんだろうと納得しようとしていたのもわかった。

私が直接父に不満を言うことはなかった。

父にはお父さんがいないんだから。父の方が私より辛かったんだ。そして、"父"を知らないんだから父親が下手なのも当然だと思っていた。

父が友人とどこかに出かけることは見たことがなかった。会社の人と飲みに行くこともほとんどなかった。

父には友人がいないことにも気付いていた。だから私のように自分以外の家庭を知るきっかけもなかったんだろうと、私は自分を納得させて生きてきた。

自分父親大事にできない自分こそ、"娘"が下手なんだと思う気持ちが強かった。

それでも父への違和感は日に日に強くなっていった。

こうして私は父を避けて生きるようになる。

ここから祖母の話になる。

正直、祖母との思い出はほとんどない。私が幼稚園の頃、オセロ相手をしてくれたことくらいだ。

日中妄想独り言を呟き、自分で作った変な歌を大声で歌い、一人二役で会話をする。 部屋に監視カメラがついていると言ったり、テレビから電磁波が出てると大騒ぎしたり、好きな野球選手結婚することになったから出て行くと言い出したり。皇室手作り人形を送りつけ、返送されることもあった。そして母や親戚と揉め事を起こす。それが私が知っている祖母の全てだ。

様子がおかしくなっていく過程を見ていたら、病気になったのかと疑うこともできたかもしれない。

でもまともな祖母を見たことがなかった。だから祖母は生まれた時からこういうひとなんだと思っていた。

祖母普通じゃないかもしれないと思ったのは、私が高校生の頃だ。

クラス友達数人とお昼を食べていると、友達の1人が「最近おじいちゃんボケてきててさ、ご飯食べたばっかりなのに食べてない!って言うんよね。認知症の人ってほんまにそう言うんやってびっくりした」と笑いながら話していた。別の1人が、うちはひいおばあちゃんボケちゃって〜と笑っていた。

それを聞いた私は、点と点が繋がったように感じた。

みんなのおばあちゃんよりちょっと早いけど、私のおばあちゃんのあの行動は、認知症だったのか!と本気で思ったのだ。

祖母のことは、今まで誰にも話したことがなかった。でも、認知症だったんだ。それなら話せる!と私も笑いながら友達に言った。

「うちのおばあちゃんも、なんかテレビから電磁波が出てるとか、部屋に監視カメラがついてるとか、会ったこともない好きな野球選手結婚するから出て行くとか言うんだよね」と。

空気が変わるのを感じた。みんなが一気に警戒するのがわかった。「いや、それ、ボケとかじゃないんじゃない?病院に行ったほうがいいような…」と1人が遠慮がちに言った。周りも同意するように頷いた。そしてすぐに違う話になった。

今なら笑えるが、当時の私にとっては本当に恥ずかしい出来事だった。やっぱり祖母普通じゃないんだ。それがわからなかった自分普通じゃないんだ。死にたくなった。それから誰にも祖母の話はしなかった。

私が部屋で寝ていると、深夜にドンドンドンドン!と凄まじい勢いでノックする音で目が覚めた。

「〇〇ちゃん!〇〇ちゃん!」と部屋の外から祖母が私を呼ぶ声が聞こえた。

私が「もうなに!?」と声を荒げて扉を開けると、「なにかあったか?なあ、なにかあったか?」と、祖母は虚な目で縋るように私に聞いた。

祖母には何かが聞こえたんだろう。何かが見えたのかもしれない。でも私には何も聞こえてないし見えてない。私は「なにも起きてない!もうほんとにやめて!」と怒鳴って部屋を閉めた。部屋の外から祖母がなにかブツブツ呟く声が聞こえた。布団を被って目を瞑った。しばらくすると、祖母が諦めて自分の部屋に戻って行く音が聞こえた。

次の日、祖母が「昨日は悪かったなあ」と涙を浮かべて私に謝ってきた。勘弁して欲しかった。泣きたいのは私だと言ってやりたかった。私は祖母無視してその場を離れた。

部屋に戻った祖母が大声で歌ってるのが聞こえてきた。「〇〇さんお願いしまーす!〇〇さんと結婚しまーす!ひとりで〇〇さんのところに行きまーす!」と何度も何度も繰り返していた。

こんなことは日常茶飯事だった。

祖母がずっとずっと不気味だった。

でも病気なのか、もとからそういうひとなのか、私には本当に長い間わからなかった。

祖母が早く死んだらいいのに。

そしたらこの家ももう少しはまともだったかもしれないのに。

そう思うこともあった。

そんなことを考える自分が情けなかった。

気付けば、私は祖母のことを見えないもののように振る舞うようになっていた。それが一番楽だったからだ。

これが私から見た父と祖母だ。

もちろん書いたことが全てではない。

父や祖母から愛情を感じることもあったような気がする。

でもなぜか今は思い出せない。

父も祖母も、普通じゃなかった。

私は、気づくまで30年近くかかった。

人事院は、毎年、一般職国家公務員について、過労死等の公務災害補償状況を取りまとめ、公表しています。令和5年度の状況は次のとおりです。anond:20240709114419

ポイント

1.脳・心臓疾患に関する事案の公務災害補償状況

判断認定件数〕(注1)

 ○ 各府省等における令和5年度の判断件数は5件(前年度2件)、認定件数は3件(同2件)でした。
 ○ 認定件数(3件)のうち死亡件数は2件でした。

 ○ 認定件数(3件)を職種別に見ると、一般行政職2件、公安職1件でした。

(別紙表1-1(2)、表1-2(2)参照)

2.精神疾患等に関する事案の公務災害補償状況

判断認定件数〕(注1)

 ○ 各府省等における令和5年度の判断件数10 件(前年度22 件)で、このうち認定件数は6件(同9件)でした。
 ○ 認定件数(6件)のうち、死亡件数は1件でした。

 ○ 認定件数(6件)を職種別に見ると、一般行政職2件、公安職3件などでした。

 ○ 認定件数(6件)を「業務負荷の類型」別(注2)に見ると、「仕事の量」及び「公務に関連する異常な出来事への遭遇」がともに2件、「不祥事の発生と対処」及び「セクシュアル・ハラスメント」がともに1件でした。

(別紙表2-1(2)、表2-2(2)、表2-6(2)参照)

いくら親っても所詮他人だよな

調子が良い俺にしか興味無いから話したくないし会いに行きたくもない。 落ち込んだりつまずいた時の相談事をマジメに聞いてくれたり相談出来た事一度も無い。 老後絶対面倒見ない。

 

 

 

自分メモ

>親が自分の味方をしてくれない事ほど悲しい事なんかないやろ。親との関係が悪いと必ず何らかの精神疾患として現れるくらい重要から

>親なんてそんなもんじゃないの?私も親に悩みや相談事なんて話したことない。ダルいこと言われると分かってたし、価値観全然合わなかったし。親も他者なんだから自分の都合のいいように解釈しないようにね。

2024-07-06

精神疾患うつなんかは誰でも可能性があると言われるけど

妄想系はなんか遺伝ありそうで怖い

亡き父が晩年被害妄想的な感じになってた

病院で薬もらっておさまったけど、そう言われてみると若い頃にもちょっと怪しい言動はあったなと思い返して

もう真偽を確かめることもできないけど

で、問題は、亡き父にあれこれよく似ていると言われる自分が、そういった資質も受け継いでいそうなことなんだよなあ

anond:20240706023024

読んだ 壮絶だった

家を出ろはほんとその通り

家族精神疾患もちがいることを隠されて結婚して同居して30年とか

元増田のお母様に同情する

anond:20240706194459

家族の大半が精神疾患発達障害を患ってるんで「そんなもんやろ」という感想しかない。

30年近く同居している祖母精神疾患があると知った日

10年以上冷戦状態だった父親喧嘩した。ら、タイトル通りのことを知ることになった。今後振り返ったときに実際に起こったことだけを認識できるよう残しとく。ただの喧嘩の記録。

当然だけど、精神疾患に対する批判偏見の話ではないことだけは記しておく。不快になる方がいたら本当にごめんなさい。

喧嘩きっかけは、30年近く続く父方の祖母被害妄想暴言が、ここ数年痴呆が進んだことでさらにひどくなり、毎日のように「10年間の生活費1000万と盗んだ着物を返せ」と母に言うようになったこと。また、ここ1週間は、「〇〇(私)がメル◯リで私の着物を売ったからないんだ」と独り言を言うようになっていた。

同居して30年近く経つのになぜか期間はいつも10年間で、金額が日によって300万になったり700万になったり、そもそも生活費を出していたのは父なのになぜ母に言うのか、着物に至っては祖母が着ているのを誰も見たことがないし、というか祖母着物自体、家で見たことがないので本当に存在するのか?という感じ。完全なる被害妄想

数年間取り合わないようにしていた母の堪忍袋の緒が先月から切れ始め、母も言い返すようになり、朝晩問わず大声で言い争うようになっていた。ここまでヒートアップする前に父が祖母に訳のわからんことを言うのはやめろと話したことも一度あったが、結局次の日には祖母は何の変化もなく母に暴言を吐き、父も何の変化もなく部屋に閉じ籠った。

どんなに2人が言い争っても部屋に閉じこもって我関せずの父が私は理解できず、病院に連れていってほしいと話したこともあるが鼻で笑われて終わった。

それでもこの連日のヒートアップする論争を私が聞くだけ、止めるだけでは何の意味もないし、この現状を知っていても我関せずの父への苛立ちが爆発し、父の部屋に突撃した。

「なぜこの状況をスルーできるの?この声が聞こえてない訳ないよね?なぜ祖母病院に連れて行かないの?」と聞いた。

父は「声なんて聞こえてない。そもそもお前の偉そうな言い方はなんなんや」と怒鳴り返してきた。確かに今思えばちゃんと段階を踏んで辛抱強く話せばよかった。このとき私自身苛立ちが収まらず、「じゃあ扉開けたから聞こえるよね。今私が話したいのは私の話し方ではなくて、なぜこの状況を我関せずでいられるかなんだけど」と返した。

私に文句を言いながら父は論争中の母と祖母がいるリビングに向かい祖母に対し「頭のおかしいことを言うのはもうやめろ」と言った。祖母が聞き入れるわけもなく、「この人が金を盗んだのになんでそんなことを言うんや」みたいなことを返したと思う(ここはちょっと覚えてない)。

そしてすぐ部屋に戻ろうとする父に更に苛立ち、「なぜ病院に連れて行かないの?それが理解できない」と聞いた。「なんでお前はそんな偉そうな口聞くねん」と父が論点をずらそうとしてきたので、「いや、私は病院に連れて行かない特別理由があるのか知りたいの」と聞いた。父は明らかにその話をしたがらず、はぐらかそうとしていた。でもこんな状況になってるのに引いてたまるかと、何度もやりとりを繰り返して、何度も聞いた。

「前、祖母に向かって気◯いだと言ってたのも聞いた。自分母親普通状態じゃないとわかってるのになぜ何年もスルーするの?」と聞くと、「そうや、このひとはもう気◯いや。気◯いの言うことなんかスルーしろ」と祖母を指差しながら返してきた。

自分母親を堂々と差別用語で指す父親に引きながらも、「なぜ頑なに病院に連れて行かないのか、それを知りたいだけや」と再度言うと、糸が切れたように、「そうやずっと病気やこのひとは。30年以上前精神科に3回入院してるからな」と言った。30年以上前、となると祖母の同居前どころか父母の結婚前になる。

初めて聞く話にびっくりして、「そんな話全く聞いたことなかった。なんで今まで話さなかった?」と聞くと、「みんな知ってることや。知らんのはお前だけ」と。

「みんなって誰?母も知ってるの?」と聞くと、そばで話を聞いていた母が「待って、そんな話は聞いたことない」と呆然としてた。父は「俺と妹(私の叔母)は知ってる」と言い、「それのどこが"みんな知ってる"なの?」と私は呆れ返った。

「なんで今まで話さなかった?というかそもそも結婚前とか同居前に母に話さなかったの?」と父に聞くと、「何も聞かれなかったから。今までお前にも母にも聞かれてもないから、話さなかっただけ」と平然と言った。そんな言い分が通ると父が思ってることにもびっくりして、しばらく何も言えなかった。その間も祖母はずっと母に対し妄言を言い続け、母の腕を叩くこともあり、母が痛がっていて、見てるのが辛かった。

父に「なんの病気なの?もしかして〇〇?」と聞くと「そう。だからおかしいねんこの人は。そもそも病気やって普通わかるやろ。なんで自分たち2人は聞き流せないわけ?」とのこと。なるほど、父の頭の中では私と母が悪いんだなと妙に冷静になったことを覚えてる。父は終始、私と母がなぜ祖母妄言に苦しんでるのか理解できない(したくない?)様子だった。

私が、「いや、子どもの時からずっとこうだったから、学生ときまで元からこう言う人なんだと思ってた。でも、ここ数年はあまりにも様子がおかしい。病気だろうというのは予測はしてた。だからなぜ病院に連れて行かないのか理解できなかった」と話すと、「病院に連れて行っても意味ない。入院したら落ち着くけど出てきたらまた元通りなだけ」と。

「だからといって症状があることを知った上で30年以上放置するのは理解できない。痴呆も明らかに進んでるし病院には行って欲しい。あなたが連れて行く気がなさそうだから私が近々連れて行こうと思ってた。地域相談センターにも電話して相談もしてた」と父に言った。実際、この喧嘩の数週間前にセンターの人が家を訪問し、祖母状態確認しにきてくれていた。部屋に引き篭っている父は知らなかったけど。

すると父は、「なんでそんな余計なことするわけ?受け流したらいいだけ。なぜそれができない?」と言うので、私と母で「もう何年も我慢してる。これからもこの人は病気なんだから我慢しろってこと?」と言う。「我慢じゃなくて受け流せって言ってる」と父は当たり前のように言うので、「その場を離れてもついてきてまで言われることもあるのに?こんな状況はもう限界」と返した。

「じゃあ病院に連れて行ったらいいな。それで文句ないな」とうんざりした様子だったので、「できるだけ早く連れて行って、その検査結果も必ず伝えて欲しいし、そもそももっと早く病気のことを伝えてくれてたらこんなことにはならなかった」と言うと、「何十年も問題なかったやろ。こんなふうになったのはここ数年の話やろ」と言うので、それにもびっくりした。祖母妄言で母や親戚とトラブルになるのは私が子どもの頃から度々あったから。部屋に監視カメラがついていると言ったり、テレビから電磁波が出てると大騒ぎしたり、好きな野球選手結婚することになったから出て行くと言い出したり。皇室手作り人形を送りつけ、返送されることもあった。

私は子どもの頃に「お父さんとお母さんが離婚したらどっちについていきたい?」と祖母に笑いながら聞かれたりしたこともあった。「あんなお母さんいややなあ。かわいそうやなあ」と言われることもあった。小学生だった私は「なんで私にそんなことを言うんだろう」と思っていたが、その真意に気づいたときには父に頼ろう、相談しようと思う気持ちがなくなってた。だから母だけに話していた。

が、この際言ってしまおうとそのことを父に言うと、「そんなこと言われるのはお前個人に対してなにか野次ってやりたい気持ちがあるからやろ」とのこと。「祖母は私を嫌ってるってこと?6歳の頃から言われてたけど私がなにかをして、だから嫌なこと言ってやろうと思ってるってこと?」と聞くと、「そうなんじゃない。俺は知らんけど」と言われた。加えて、「それに、こんな母親でかわいそうっていうのは俺も思ってる」と母の前で平然と言った。

その姿を見て、なんだか自分の中で、自分父親って本当にこういうひとなんだなと諦めがついた。

今思えば「なんでこの人が自分母親なんだろうって思ったことはないけど、なんでこの人が自分父親なんだろうって高校生くらいか毎日思ってるよ」くらいは言ってやればよかったけど。

この後も偉そうだとか、なんで今更そんなことを言われなきゃいけないのか理解できないとか父に言われたけど、私は子どもの頃からあなたのこと信頼できない人だなと思ってたし、相談しようなんて今まで考えもしなかったからと伝えたら黙り込んでた。最後は「もういい」と部屋に戻って行った。

父親の60年の人生の総括みたいなもの今日のやりとりに詰まってた気がして、口論最後には目の前の父をすごく哀れに感じた。自分父親を哀れだと思う自分自身も少し嫌だったけど。

ただ、今日のこと、もっとこう話せばよかったと思うことはあっても、そもそもさなければよかったと思うことはなさそう。

振り返りながらこれを書いている今、強く感じたのは、10年近く避けていた父はこんなにも小さく、情けなく、自分プライドを守ることしか頭にない、どうしようもない人間だったこと。そして、心のどこかで恐れてた父にここまでぶつかれるようになっていた自分が頼もしかたこと。

もし父母が離れることになっても母のことは私が守りたいと思う。母は自身の両親が要介護になり、その2人の介護を1人でしつつ、家に帰っても姑の被害妄想に巻き込まれ、それでも私の前では明るく振る舞っている。一番しんどいはいつも母だ。

なんで増田に書いたかと言うと、こんな状況の人が周りにおらず(そもそもこんな状況を人に話せるわけもなく)、こんな情けない家うちくらいだろって、ずっと何年も1人で考えていたから。

同じような状況のひとに「自分の家だけじゃないんだ」って思ってもらえたらいいなーと。

そして、駄文をここまで読んでくれた人がいたら、本当に本当にありがとう。友人に話を聞いてもらった気分だ、救われます

(追記)

ネットの海に流れていくだけだと思っていたので、コメントまでしてもらえるなんて思っていなかった。感想を教えてくれた人、どう動くべきか教えてくれた人がこの世界にいるっていう事実が、私にとって本当に救いになってくれている。もちろん読んでくれただけでも十分すぎる。なんてありがたいんだろう。はてなビギナーすぎて、コメントの返信方法がわからず、この形でごめんなさい。

そして今日カウンセリングに行って相談してきた。カウンセリング中に思い出したこともあったので、少し加筆してます

カウンセラーの方には、「母と共に、それが難しければあなただけでも逃げるべき」とアドバイスをもらった。本当にそうだと思う。父が祖母病院に本当に連れて行くのか確認しつつ、次の手を考えたい。

そして、カウンセリングでびっくりしたのが、「あなたのお父さんは残念ながら世間一般で言う毒親です。だから離れてください」と言われたこと。世の中には親に虐待されたり、人格否定されたりしたひとがいるんだから、私の父なんてまだまだ序の口で、こんなことで参ってる私は甘いなあなんてどこかで思っていたから。

これを読んでくれた人は、私の父をどう感じただろうか。

2024-07-03

anond:20240701223433

まず、感情に流されてババアなどという言い方をしたことについて反省します。御不快に感じられたのなら申し訳ありませんでした。

質問の件についてです。

少なくとも、労災保険給付範囲内で、基本的事業主損害賠償することはできません。

損害を被ったのは死亡した労働者であり、その遺族ということになります。つまり保険給付請求をできる人です。順番からいうと逆で、保険給付を受けるということは損害を被ったからということになりますが。

そして、保険である労災保険(を運営する国)はその賠償請求できる権利請求人(被災労働者や遺族)から代わって(代位)取得します。

そういうわけで、今回のケースでは死亡なさった警備員の方の遺族給付に対してダンプドライバーに対して、その過失割合に応じて損害賠償をすることになります

一方で、本件災害建設現場での事故ということになるのですが、建設業場合は元請の事業主が下請の分も含めて保険料を納付することになっていますが、警備会社と元請負事業主の間で請負契約であるということはほぼ考えられませんので、今回の事故では保険給付は警備会社労災保険からということになります

労災保険にはメリット制度というものがあり、ものすごく雑にいうと、労働災害が少ない事業場に、その保険料を少なくするメリットを与えるという制度です。逆にいうと、保険事故があると保険料率は逆に上がる、つまり数年後に労災保険料が上がる可能性が高くなります

いままでで、この労災保険料が上がったことに対しての事業主からの異議については、確か昭和60年に提起された京都府タクシー会社が、本来もう保険給付必要ではない状態にもかかわらず漫然と給付を続けたために労災保険料が上がったことへの提訴があり、平成3年ぐらいに国側敗訴の判決となっています

また、最近、たしか令和3年か4年の判決ですが、本来給付されるべきではない精神疾患労災認定されることによって保険料が上がったことについても国側敗訴があったように記憶しています

他にも数件、同様な行政訴訟はあるのですが、ほとんどの場合原告適格問題で国が勝訴していたと思います

とりあえず、御質問というか抱かれた疑問についてはこのような状況です。長々と長文申し訳ありません。

ルックバックの擁護って無理やりすぎない?

京アニ事件ってなにをどうしたってエモに昇華していい事件じゃないしするなら何百年も経ってからだし現状何百年経っても無理だろ

日本が何かの解決に動いてるわけでもない上に

オタク共の精神疾患への無理解、褒めない人をクレーマー扱いとかこの世の地獄すぎる

2024-07-02

anond:20240702133410

増田にそれだけ正常さを求めるなら、そのうち自分性的指向まで矯正したいと言い出すんじゃないかと思ってしまう。私は普通になりたいか異性愛者として生きる、別れようって。

普通で、まともで、正常になりたいんでしょう。普通の人みたいに、普通パートナー結婚して普通生活を歩みたいんでしょう。

宗教三世精神疾患があって同性愛者の増田は、正常じゃないことを自覚して受け入れてそれでもパートナー生活していきたいと思っているけど、パートナー自身同性愛であるだけでもうこりごり、せめて自身の伴侶は正常であってほしいと願っている。

私も同性愛者なので、正常さに固執する増田パートナー気持ちが少し理解できる。

信仰のない3世カミングアウトしたら恋人を泣かせてしまった

追記あり

タイトルの通りである

吐き出せる場所がなかったので、ここに書き記させてほしい。何かの肯定否定もするつもりはない。ただの愚痴だと思って、暇つぶしにでも読んで頂けたら幸いである。

自分同性愛者で、恋人も同性だ。

付き合っておおよそ2ヶ月程度だが、長々隠し続けるのもよろしくないと思い、酒の力を借りて(これに関しては良くなかったと思っている)震えも怯えも誤魔化し、宗教3世であることをカミングアウトした。恋人は、その場では多少驚いて見せたが、変わらない様子でその後も過ごしてくれた。そんな恋人を見て、受け入れてくれたのだなと脳天気に考えていた。

しかしその翌日、自分宗教観、信仰心の程度、両親とも信仰をしているのか、何か金のかかることをしているのか、等を仔細に尋ねられた。

全てに素直に答えた。自分信仰心はないし、両親に信仰心はあるが、より強かった母は既に逝去しており、父は母に言われて入信したにすぎず、母の死をきっかけに多少強まったとはいえやはりそこまでではない。金が出ていった形跡もない(母の医療費でそれどころではなかった)。これらのことを丁寧に伝えた。そして、自分布教をする気はないし、宗教的な儀礼にも参加していないし、あなた危害を加えるつもりは一切ないということを何度も何度も必死に伝えた。

それでも恋人不安は止まらず、信頼(どころか崇拝の域だとは本人談である)している友達相談したらしい。同じ宗教信仰している知り合いがいたそうで、大金を叩いて大変なことになっていたらしいというエピソードや、信仰心がないと自称しているがそれは周りに信心深い人が多いからそう思っているにすぎないのでは?といった意見を聞いたそうだ。

そして自分で調べてみたら、拝金主義ヤバい宗教であるカルトのものだ、2世3世人生を壊されている、などといった記事が次々と目に飛び込んできたらしい。

言わせてもらえば、インターネットなんてそんなものだろう。センセーショナルものほど目立つ。たとえばある人について、懸命なボランティア活動を行っていたという報道よりも、その裏でセクハラをしていたという報道の方がよっぽど目を引くだろう。ましてやテーマ宗教だ。大きな事件もあったことだし(自分の属している宗教のものではないが)、大衆の関心は高い。面白おかしく取り上げるにはうってつけの題材だろう。

大金を叩いて大変なことになるかもしれないというのも、先述の通り我が家ではそんなことはなかったし、自分自身だって宗教的なものに金を使うつもりはない。使えと言われても断れる自信がある。信仰心がないからだ。

恋人は「安定した生活を共に送れるパートナー」を求めていたらしい。宗教3世なんて肩書きのある者はそれに値しないとのことだった。やはりお金宗教に使うリスクや、世間からどう見られるかといったことが気に掛かって仕方がないらしい。早く辞めてほしいと涙ながらに懇願された。

そもそも同性カップルである時点で世間から一切後ろ指をさされないとはいえないのではないか(もちろんそうならない世界に一刻も早くなってほしいが)。残酷なようだが、100%安定したパートナーを求めるのはハナから厳しい話なのではないか

仮に同性カップルであることの誹りならば耐えうるというのなら、パートナー自分意思とは関係なく宗教に入信させられた(自分は出生した時点で入信させられたらしい)特に信仰心のない3世だという誹りも耐えられないのだろうか。同性愛よりも宗教への風当たりが強いという現実は否めないが、そこに差異を感じる理由自分にはあまり理解できない。そもそも隠し通すことだってできるはずだ。自分だって今までそうしてきた。

ましてや自分はそれなりに安定した身分だ(身バレを防ぎたいのでぼかさせてもらう)。恋人が何もできなくなったとしても支えることはできる。これはまごうことなき安定した生活保証ではないのか。こんな生まれついたもので、打ち消されてしまう程度のものなのだろうか。

まれついて選択権のなかったものという点では性指向宗教3世も同じなのではないかと思う。恋人は「宗教に関しては自分意思で辞められるだろう」と言い返していたが、それなら、これはあまりにも暴力的理屈だが、同性愛者であっても異性と性交渉をすることは精神的にはともかく物理的には可能じゃないか自分だって本当にこんなことを言いたくはないが。世間目線を気にし、自分意思で無理矢理異性と結婚した同性愛だって少なくないはずだ。恋人はこのような人達存在も当然の行いをしたまでだと判断するのだろうか。

実際さっさと脱会したらいいのでは?という意見はよく目にするが、これもなかなか難しい話なのである信仰心がないからといって即座に脱会!というわけにはいかない。宗教人達からどういう目で見られるのかと考えるとやはり恐ろしい。宗教のみを理由にして優しくしてくれていたのだとしたら、その事実を目の当たりにするのがどうしても怖い。それこそ信仰心がないからだ(信仰心があれば、宗教の人たちとの繋がりが切れることへのシンプルな寂しさしか抱かなかったであろう。信仰心のない自分が抱いているのはただただ恐怖のそれだ)。それまでの縁であったと割り切ることはきっとできると思う。しかしそれには大きな傷が伴うし、時間もかかるだろう。私は母が病死した際に、宗教に基づく儀礼等に従った方式でなくただただお線香を上げに来て下さった宗教のひとびとが、信仰心に基づいてそれを行ったとは思えなかったのだ。

ましてや父に勘当だってされるかもしれない。そこまでいかずとも、大きく傷つけてしまうかもしれない。今の父は、さきほど述べた通り、母の大事にしていたもの大事にしたいという心境から信仰心が少しだけ強くなっている。そんな風に抱きしめているものを、突然唯一の子から強く否定(に近い行動を)されたら、父はどう思うのであろうか。

そして、これはもしかしたら当事者しかからない感覚の話かもしれないが、信仰心とはパラレルに、やはりそこにアイデンティティ存在する。同じ括りにしていいのかはわからないが、出身地のようなものだ。地元愛があるかどうかは別として(自分はない側である)、その地の出身であることは人生の一部に他ならない。もしくはタグか何かだろうか。生まれついたものであり、見せびらかす人もいれば、隠したがる人もいて、いずれも外せはしない。

それでも恋人は、今後の自分発言や行動を「宗教の人」のものとして認識してしまうと泣いていた。散々長々書いたが、結局この人のためにいつか脱会しないといけないなと思っている。この辺りの時期かな、となんとなく目処も立てている。まだ踏み切る覚悟はできていないが。

そしてここから宗教3世とは話題が離れるが、この話の流れでついでに吐露されたことがある。

まず、自分鬱病を患っている。原因は母の病死と父の精神状態悪化だ。通院をしており、現在闘病中である。今でも「お前らがストレスを与えるせいで私の病気悪化して死ぬんだ」との母の昔の発言を引きずり、自分はどれだけ母の寿命を削ってのうのうと生きているんだろうという罪悪感を抱きしめ、病床の母や咽び泣く父の姿がフラッシュバックし、毎晩母を想って「〇〇ちゃん(母の愛称)、どこ行っちゃったんだよ」と泣く父の声を聞き、それにしんどさを覚える自分にまた罪悪感を抱き、それら全てをないまぜにした希死念慮喧嘩している。それでもやっぱり死にたくはない。どうにか寛解を前向きに目指している。

このことについて、恋人は「鬱病だっていつ治るかわかったもんじゃない、精神疾患を抱えてるパートナーがいるってことも世間からどんな目で見られると思ってるんだ、ずっとずっと不安で仕方がない」と涙ながらに吐き出した。

絶対にいつか治るよ、少しずつ良くなってるから安心して」としか返せなかった。自分だって自分の鬱がどうなるかなんてわからないが、絶対に治す意思はある。一生鬱をやっていくつもりはない。そして、これだってなりたくてなったわけではない。

自分意思でない肩書きのせいで泣く恋人に、世間の目が怖いと震える同性の恋人に、これ以上何ができたのだろうか。自分が「こう」でなければよかったという自責の念が止まらない。やはり生きていることへの罪悪感が、止まらない。生まれてくるべきではなかったのかもしれない。大好きな恋人をこんなにも悩ませ、泣かせてしまった。末永く付き合って、幸せにさせてほしいと思っていたのに。それも生まれのせいで叶わないのかもしれない。自分だって可能なら無宗教として生まれたかった。消えてしまいたい。

拙文で申し訳がない。繰り返すようだが、この世の何かの肯定否定もするつもりはない。ただの愚痴に顔も名前も知らないあなたを付き合わせてしまい、申し訳がない。

ここまで読んで頂きありがとうございます

追記

ただのチラ裏愚痴のつもりだったため、想像以上の反響にただただ驚いております。どのような感想を抱いたにしろ、読んで頂いた方々にあらためて感謝させて頂きたいです。

気になる(負の感情ではありません)コメントがいくつかあったため、自身見解を述べさせて頂きます

信仰心があるようにしか見えないというご意見をいくつか拝読いたしました。あくま自分視点での話にはなってしまますが、本当にないつもりです。宗教3世であるというアイデンティティはあれど、何も信じていないし、教祖的な存在への批判もすんなりと受け入れます。母がいよいよという時にも、宗教には決して縋りませんでした。信じていないからです。

宗教コミュニティ依存していること自体信仰関係なく怖いのでは?というご意見も頂きました。脱会してその人達からの扱いが露骨に変わってしまったら傷つくなあという不安イコール依存ではないのではないかなと感じます。ありがたいことに、コミュニティ外の友人も沢山いるので(依存してるとしたらこっちの方かと思います)そこまで依存はしていないつもりです。一度経験しなければならないであろう傷つきが怖い、それだけのことです。縁が切れたらそれまでとも思っております

脱会すればいいとのご意見も頂きましたが、本当になかなか厳しいのです。どうしても当事者しかからない事情歯がゆいのですが、簡単にできることではないということだけ知って頂けたら幸いです。

なかなか知り得ない世界のことですし、そう思われて当然だと思っているため、どんな意見も(たとえ対面であれば言わないであろうものであれど)ありがたく受け止めさせて頂いております3世当事者である以上、視野には限界があると思っているため、なるほどこういう考え方もあるのかと勉強させて頂いております

自分への心配や慰めの言葉をかけて下さった方、親身になって怒って下さった方も、大変にありがとうございます。泣いてしまいました。どこの誰とも知れぬ自分にこんなにも優しくして頂けて、感謝の思いでいっぱいです。

自分恋人のことが本当に大好きです。これからどうにか妥協点を見つけていけたらいいなと模索中です。いくらなかなか簡単はいかないこととはいえ、先述の通り脱会も前向きに考えております。鬱もせめて心配をかけない程度には寛解を目指すつもりです。

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