はてなキーワード: 日の丸とは
これがホッテントリに入ってるんだけどさ
>グーグルマップ、川口市役所を「クルド市役所」と表示 「寺院・礼拝所」と説明も 「移民」と日本人
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.sankei.com/article/20241004-G4LDR4VDOVACFFQQV2PDHVPHLI/
このグーグルマップの項目いじりの悪さはずっと前からあって、日本でも恒心教やってる連中が逮捕されている。Wikipediaにも項目がある。
こんなもん昔からあるネットの悪戯なのに産経は恰もクルド人関係のような記事にしてるわけ。そしてそんな愚劣情弱向け記事を真に受けてブクマしてホッテントリ入りさせて拡散してるのがはてなーだ。いや、流石にバカじゃねーの?産経もはてなも。
そもそも産経は昔からこの手の特殊キャンペーン記事というのをずっとやってるんだがさ、普通の新聞読者はそんなおかしな記事を真に受けない。
例えば1997年には国立の小学校で児童が日の丸掲揚反対して校長と揉めるという騒動があった。背後で左翼教師が唆したのだろう。産経はこの騒動を何度も記事にして、国立には右翼の街宣車が溢れた。そういう人間にリーチする記事なんだな。
ところがある日、一面トップに「校長に土下座要求」というどデカい題字が踊ったのだ。ではその内容は?というと校長が国旗掲揚する隣で児童が騒ぎ、その一人が「土下座しろ」と調子こいて言った、と云うもの。余りのバカらしさに腰が抜けるな。「江ノ電並走自転車男性に「金だろ」と詰問」と云う記事が一面トップになるのと変わらねぇ。
その当時の産経は今みたいには程度低くなかったので呆れて購読取り止めた読者も多かったんじゃないかな。
まぁ要するにその手のキャンペーンを常にやっていてその記事群は新聞記事のクオリティでは全くないってことやな。この辺は紙の紙面で見れば一目瞭然。但しそのクオリティが本来の記事を浸食するのが産経なのだが。
だがネットで見るとフラットに見えちゃうわけよ。夕刊の特集記事の柔さとか日曜版の解説記事の掘下げ力と朝刊の堅さの対比とかが消えてしまう。それで流れてくる記事をそのまま堅い記事だと考えてしまう。
そしたらそんな錯誤が発生しやすい、増幅させるWEBサービスに問題があるって事だろ。この場合ははてなブックマークがそれに該る。
この川口とクルド人のやつも元々石井孝明が一人で流布してたもので、ブクマカはそれをせっせとブクマして拡散していた。石井の個人サイトを「報道機関」だと思ってたのだ。デザインがそれっぽいから。あほか。
コラボ批判と暇アノンの中心の一つもはてなだ。この件では尋常ではないデマと名誉棄損が垂れ流しされた。「○○弁護士は活動家」とか「〇〇はナニカグループの共産党員」とか、そういうのブコメした人責任取れんのかね?暇空との訴訟が一段落したらなるちゃんやらはてなーやらが被告になる日が来るかも知れんぞ。大丈夫か?
膨大なデマや誤認のうちの0.1%に理由がある(しかも解釈込み)から批判は合理なんて仲間内でしか通じんぞ。
コラボなどが東京都の支援事業になっていたのは行政のアウトソーシングでNPOを活用するのが流行だからだ。バスが撤退した地方ではオンデマンドタクシーが交通弱者住民の最後の足になっている。そのタクシーをやっているのはNPOの事が多い。78条バス(旧80条)ってやつだ。その他にも生活弱者向け「便利屋」的な業務委託が増えてきているのだ。
行政は横並びを好み流行に弱い。少し前にはPFIが流行した。施設管理を民間委託するスキームだ。TSUTAYA図書館とかもだし、刑務所をPFIで民営化したところもある。NPO委託はPFIのようにしっかりとした施設が無い、もっと小さな業務が充てられる。
というか、PFIが流行ればどこもPFI、NPO委託プロジェクトが流行ればどこもNPO委託なのだ。軽薄だな。プロポーザルで新規事業に金を出すというスキームはこのトレンドから来ている。
でもコラボ批判ではそんな話にはならなかったな。「共産党利権」だってさ。こんなのソーシャルブックマーク通じて賢くなるんじゃなくてバカになってるって事じゃん。
このコラボ批判の後は半年くらいホッテントリは女叩きだらけ。「性差別」と言ったら社会では女性差別の事だがはてなでは男性差別の事だwバカじゃね
弱者男子が辛くて鬱屈しているのは男性中心社会で下位ヒエラルキーに属しているからだ。だからいくら女を叩いても救われる訳がない。そんなの外部から見たら当たり前なのに本人らはトンチキな共同性を作り上げて儀式化によるカタルシスを繰り返すのだ。この半年でインセル以外のユーザーはかなり逃げたのでは?だって幾ら何でも気持ち悪いもんな。
その前はコロナの防疫デマだ。まずは医クラの「インフルより弱毒」「ゆっくり感染拡大して社会免疫」という話に飛びついた。そんな局面もデータも最初から一切無い。でも「SIモデルが証明しているから」と言って憚らなかった。でもそのSIモデルについて具体的に説明できる者は誰もいない。科学と鰯の頭の区別が付いてねぇ。
次は「PCR検査をすると医療崩壊する」で検査を受けた人間を探し出しては叩き炎上させていた。
これら全て「科学的」な側にいると考えていた。これはトンデモ科学業界やトンデモ医療業界でお馴染みの構図だ。更にWHOがそういう態度に関して警告を発していたにも拘らず「WHOは怪しい組織」とその時のはてなーは考えていた。すごいね。
こんな風に何か事が起きる度に悪質なデマの中心になっていてとにかく害悪が過ぎる。もう何年もずっとだ。川口クルドの問題も石井と産経の特殊記事しか書いてない事を本気にしてるのなんてXとはてなくらいなもんだ。程度が低すぎる。
しかも事故や事件が発生する度に「外人の犯行」とするブコメが蝟集してその解決策が「外国人の渡航禁止」「財産没収」「土地取引禁止」だと。これらの書き込み会社にばれたら肩叩きされるんじゃね?
はてなは建設的コメント順位付けモデルAPIとかを使っているが、これは罵倒や悪口で衆目を集める事には有効だろうが、知的に背伸びした文章で程度が低くトンデモない常識外れな集合意志が醸成される事には完全に無力なんじゃないの?
こんなの放っておいたらGoogle adとか単価の高い広告代理店から切られるんじゃね?
多数の人間が書き込んで、マニュアルとか基礎知識について調べる者、提示する者が常にゼロというのは尋常じゃない。
「ユーザー間の議論で解決」というのはコラボ問題でNPO委託を踏まえたり、コロナで検査マニュアルを読む者が一定数いる上で始めて成り立つ。いつまでも現状のまま毎度毎度デマの中心になるのを放っておくのは止めてくれ。マジで害悪過ぎる。
砲丸投げほど力のいるものはなかろう。力のいるわりにこれほどおもしろくないものもたんとない。ただ文字どおり砲丸を投げるのである。芸でもなんでもない。野々宮さんは柵の所で、ちょっとこの様子を見て笑っていた。けれども見物のじゃまになると悪いと思ったのであろう。柵を離れて芝生の中へ引き取った。二人の女も、もとの席へ復した。砲丸は時々投げられている。第一どのくらい遠くまでゆくんだか、ほとんど三四郎にはわからない。三四郎はばかばかしくなった。それでも我慢して立っていた。ようやくのことで片がついたとみえて、野々宮さんはまた黒板へ十一メートル三八と書いた。
それからまた競走があって、長飛びがあって、その次には槌投げが始まった。三四郎はこの槌投げにいたって、とうとう辛抱がしきれなくなった。運動会はめいめいかってに開くべきものである。人に見せべきものではない。あんなものを熱心に見物する女はことごとく間違っているとまで思い込んで、会場を抜け出して、裏の築山の所まで来た。幕が張ってあって通れない。引き返して砂利の敷いてある所を少し来ると、会場から逃げた人がちらほら歩いている。盛装した婦人も見える。三四郎はまた右へ折れて、爪先上りを丘のてっぺんまで来た。道はてっぺんで尽きている。大きな石がある。三四郎はその上へ腰をかけて、高い崖の下にある池をながめた。下の運動会場でわあというおおぜいの声がする。
三四郎はおよそ五分ばかり石へ腰をかけたままぼんやりしていた。やがてまた動く気になったので腰を上げて、立ちながら靴の踵を向け直すと、丘の上りぎわの、薄く色づいた紅葉の間に、さっきの女の影が見えた。並んで丘の裾を通る。
三四郎は上から、二人を見おろしていた。二人は枝の隙から明らかな日向へ出て来た。黙っていると、前を通り抜けてしまう。三四郎は声をかけようかと考えた。距離があまり遠すぎる。急いで二、三歩芝の上を裾の方へ降りた。降り出すといいぐあいに女の一人がこっちを向いてくれた。三四郎はそれでとまった。じつはこちらからあまりごきげんをとりたくない。運動会が少し癪にさわっている。
「あんな所に……」とよし子が言いだした。驚いて笑っている。この女はどんな陳腐なものを見ても珍しそうな目つきをするように思われる。その代り、いかな珍しいものに出会っても、やはり待ち受けていたような目つきで迎えるかと想像される。だからこの女に会うと重苦しいところが少しもなくって、しかもおちついた感じが起こる。三四郎は立ったまま、これはまったく、この大きな、常にぬれている、黒い眸のおかげだと考えた。
美禰子も留まった。三四郎を見た。しかしその目はこの時にかぎって何物をも訴えていなかった。まるで高い木をながめるような目であった。三四郎は心のうちで、火の消えたランプを見る心持ちがした。もとの所に立ちすくんでいる。美禰子も動かない。
よし子は美禰子を顧みた。美禰子はやはり顔色を動かさない。三四郎は、
「それより、あなたがたこそなぜ出て来たんです。たいへん熱心に見ていたじゃありませんか」と当てたような当てないようなことを大きな声で言った。美禰子はこの時はじめて、少し笑った。三四郎にはその笑いの意味がよくわからない。二歩ばかり女の方に近づいた。
「もう宅へ帰るんですか」
女は二人とも答えなかった。三四郎はまた二歩ばかり女の方へ近づいた。
「どこかへ行くんですか」
「ええ、ちょっと」と美禰子が小さな声で言う。よく聞こえない。三四郎はとうとう女の前まで降りて来た。しかしどこへ行くとも追窮もしないで立っている。会場の方で喝采の声が聞こえる。
「高飛びよ」とよし子が言う。「今度は何メートルになったでしょう」
美禰子は軽く笑ったばかりである。三四郎も黙っている。三四郎は高飛びに口を出すのをいさぎよしとしないつもりである。すると美禰子が聞いた。
この上には石があって、崖があるばかりである。おもしろいものがありようはずがない。
「なんにもないです」
「そう」と疑いを残したように言った。
「ちょいと上がってみましょうか」よし子が、快く言う。
「あなた、まだここを御存じないの」と相手の女はおちついて出た。
「いいからいらっしゃいよ」
よし子は先へ上る。二人はまたついて行った。よし子は足を芝生のはしまで出して、振り向きながら、
「絶壁ね」と大げさな言葉を使った。「サッフォーでも飛び込みそうな所じゃありませんか」
美禰子と三四郎は声を出して笑った。そのくせ三四郎はサッフォーがどんな所から飛び込んだかよくわからなかった。
「あなたも飛び込んでごらんなさい」と美禰子が言う。
「私? 飛び込みましょうか。でもあんまり水がきたないわね」と言いながら、こっちへ帰って来た。
やがて女二人のあいだに用談が始まった。
「あなた、いらしって」と美禰子が言う。
「ええ。あなたは」とよし子が言う。
「どうしましょう」
「どうでも。なんならわたしちょっと行ってくるから、ここに待っていらっしゃい」
「そうね」
なかなか片づかない。三四郎が聞いてみると、よし子が病院の看護婦のところへ、ついでだから、ちょっと礼に行ってくるんだと言う。美禰子はこの夏自分の親戚が入院していた時近づきになった看護婦を尋ねれば尋ねるのだが、これは必要でもなんでもないのだそうだ。
よし子は、すなおに気の軽い女だから、しまいに、すぐ帰って来ますと言い捨てて、早足に一人丘を降りて行った。止めるほどの必要もなし、いっしょに行くほどの事件でもないので、二人はしぜん後にのこるわけになった。二人の消極な態度からいえば、のこるというより、のこされたかたちにもなる。
三四郎はまた石に腰をかけた。女は立っている。秋の日は鏡のように濁った池の上に落ちた。中に小さな島がある。島にはただ二本の木がはえている。青い松と薄い紅葉がぐあいよく枝をかわし合って、箱庭の趣がある。島を越して向こう側の突き当りがこんもりとどす黒く光っている。女は丘の上からその暗い木陰を指さした。
「あの木を知っていらしって」と言う。
「あれは椎」
女は笑い出した。
「よく覚えていらっしゃること」
「ええ」
「よし子さんの看護婦とは違うんですか」
今度は三四郎が笑い出した。
「あすこですね。あなたがあの看護婦といっしょに団扇を持って立っていたのは」
二人のいる所は高く池の中に突き出している。この丘とはまるで縁のない小山が一段低く、右側を走っている。大きな松と御殿の一角と、運動会の幕の一部と、なだらかな芝生が見える。
「熱い日でしたね。病院があんまり暑いものだから、とうとうこらえきれないで出てきたの。――あなたはまたなんであんな所にしゃがんでいらしったんです」
「熱いからです。あの日ははじめて野々宮さんに会って、それから、あすこへ来てぼんやりしていたのです。なんだか心細くなって」
「野々宮さんにお会いになってから、心細くおなりになったの」
「いいえ、そういうわけじゃない」と言いかけて、美禰子の顔を見たが、急に話頭を転じた。
「野々宮さんといえば、きょうはたいへん働いていますね」
「ええ、珍しくフロックコートをお着になって――ずいぶん御迷惑でしょう。朝から晩までですから」
「だってだいぶ得意のようじゃありませんか」
「だれが、野々宮さんが。――あなたもずいぶんね」
「なぜですか」
「だって、まさか運動会の計測係りになって得意になるようなかたでもないでしょう」
三四郎はまた話頭を転じた。
「さっきあなたの所へ来て何か話していましたね」
「会場で?」
「ええ、運動会の柵の所で」と言ったが、三四郎はこの問を急に撤回したくなった。女は「ええ」と言ったまま男の顔をじっと見ている。少し下唇をそらして笑いかけている。三四郎はたまらなくなった。何か言ってまぎらそうとした時に、女は口を開いた。
「あなたはまだこのあいだの絵はがきの返事をくださらないのね」
三四郎はまごつきながら「あげます」と答えた。女はくれともなんとも言わない。
「知りません」
「そう」
「なに、その原口さんが、きょう見に来ていらしってね、みんなを写生しているから、私たちも用心しないと、ポンチにかかれるからって、野々宮さんがわざわざ注意してくだすったんです」
美禰子はそばへ来て腰をかけた。三四郎は自分がいかにも愚物のような気がした。
「よし子さんはにいさんといっしょに帰らないんですか」
「いっしょに帰ろうったって帰れないわ。よし子さんは、きのうから私の家にいるんですもの」
三四郎はその時はじめて美禰子から野々宮のおっかさんが国へ帰ったということを聞いた。おっかさんが帰ると同時に、大久保を引き払って、野々宮さんは下宿をする、よし子は当分美禰子の家から学校へ通うことに、相談がきまったんだそうである。
三四郎はむしろ野々宮さんの気楽なのに驚いた。そうたやすく下宿生活にもどるくらいなら、はじめから家を持たないほうがよかろう。第一鍋、釜、手桶などという世帯道具の始末はどうつけたろうと、よけいなことまで考えたが、口に出して言うほどのことでもないから、べつだんの批評は加えなかった。そのうえ、野々宮さんが一家の主人から、あともどりをして、ふたたび純書生と同様な生活状態に復するのは、とりもなおさず家族制度から一歩遠のいたと同じことで、自分にとっては、目前の迷惑を少し長距離へ引き移したような好都合にもなる。その代りよし子が美禰子の家へ同居してしまった。この兄妹は絶えず往来していないと治まらないようにできあがっている。絶えず往来しているうちには野々宮さんと美禰子との関係も次第次第に移ってくる。すると野々宮さんがまたいつなんどき下宿生活を永久にやめる時機がこないともかぎらない。
三四郎は頭のなかに、こういう疑いある未来を、描きながら、美禰子と応対をしている。いっこうに気が乗らない。それを外部の態度だけでも普通のごとくつくろおうとすると苦痛になってくる。そこへうまいぐあいによし子が帰ってきてくれた。女同志のあいだには、もう一ぺん競技を見に行こうかという相談があったが、短くなりかけた秋の日がだいぶ回ったのと、回るにつれて、広い戸外の肌寒がようやく増してくるので、帰ることに話がきまる。
三四郎も女連に別れて下宿へもどろうと思ったが、三人が話しながら、ずるずるべったりに歩き出したものだから、きわだった挨拶をする機会がない。二人は自分を引っ張ってゆくようにみえる。自分もまた引っ張られてゆきたいような気がする。それで二人にくっついて池の端を図書館の横から、方角違いの赤門の方へ向いてきた。そのとき三四郎は、よし子に向かって、
「お兄いさんは下宿をなすったそうですね」と聞いたら、よし子は、すぐ、
「ええ。とうとう。ひとを美禰子さんの所へ押しつけておいて。ひどいでしょう」と同意を求めるように言った。三四郎は何か返事をしようとした。そのまえに美禰子が口を開いた。
「宗八さんのようなかたは、我々の考えじゃわかりませんよ。ずっと高い所にいて、大きな事を考えていらっしゃるんだから」と大いに野々宮さんをほめだした。よし子は黙って聞いている。
学問をする人がうるさい俗用を避けて、なるべく単純な生活にがまんするのは、みんな研究のためやむをえないんだからしかたがない。野々宮のような外国にまで聞こえるほどの仕事をする人が、普通の学生同様な下宿にはいっているのも必竟野々宮が偉いからのことで、下宿がきたなければきたないほど尊敬しなくってはならない。――美禰子の野々宮に対する賛辞のつづきは、ざっとこうである。
三四郎は赤門の所で二人に別れた。追分の方へ足を向けながら考えだした。――なるほど美禰子の言ったとおりである。自分と野々宮を比較してみるとだいぶ段が違う。自分は田舎から出て大学へはいったばかりである。学問という学問もなければ、見識という見識もない。自分が、野々宮に対するほどな尊敬を美禰子から受けえないのは当然である。そういえばなんだか、あの女からばかにされているようでもある。さっき、運動会はつまらないから、ここにいると、丘の上で答えた時に、美禰子はまじめな顔をして、この上には何かおもしろいものがありますかと聞いた。あの時は気がつかなかったが、いま解釈してみると、故意に自分を愚弄した言葉かもしれない。――三四郎は気がついて、きょうまで美禰子の自分に対する態度や言語を一々繰り返してみると、どれもこれもみんな悪い意味がつけられる。三四郎は往来のまん中でまっ赤になってうつむいた。ふと、顔を上げると向こうから、与次郎とゆうべの会で演説をした学生が並んで来た。与次郎は首を縦に振ったぎり黙っている。学生は帽子をとって礼をしながら、
「昨夜は。どうですか。とらわれちゃいけませんよ」と笑って行き過ぎた。
愛国心で燃える俺の血が、左翼の涙で冷めるなんてさ。まさか月が西から昇るみたいなもんだぜ。でもな、あれは雨の日だったんだ。傘が右に傾いてて、俺の魂は左に流されちまった。
憲法改正のプラカード持って街宣してたら、反戦デモの列にぶつかっちまってさ。そしたらよ、目の前にいたパヨクの女の子が「平和」って叫んでる最中に、俺の口に吸い込まれちまったんだ。
舌の上で、右と左がグルグル回って、もう訳分かんねぇ。頭ん中で君が代が流れてるのに、体は国際歌のリズムで踊っちまってる。
靴下は右足が日の丸、左足が日教組旗柄。もう何が何だか分かんねぇよ。でもさ、不思議と心地良いんだぜ。
同僚が「この仕事は丸一日かかる」と言って、一日で作業を終わらせていた。
そこですかさず「工数の見積もり間違えまくってるな笑」と揶揄したら、「一日で終わったんだから合っているだろ」と反論された。
「この仕事は丸一日かかる」みたいな言い方、どう考えても、労働時間換算で1日分かかるということだから、作業日数的には3日かかると解釈するやろ。
むしろ「丸一日」を「8時間」と解釈する理由があれば教えて欲しい。
丸一日はつまり丸ごと一日という意味であり、つまり24時間である。
語源的に見ても24時間なのに、8時間と解釈するのはおかしい。
これ、俺が間違ってるんか?
何やらアンチが湧いているが、ブコメにいいコメントがあったので拝借。
「丸一日乾燥させる」という文があったら、乾燥させたのは8時間と解釈するのか?どう見ても24時間だろ。
例としてたまたま職場での仕事を挙げたから、読解力の低い人が8時間と解釈しているだけで、字義的にはどうみても24時間だろ。
2024/07/06(土) 12:01:58.706 ID:so96dXcWq
(兵庫県明石市国民学校初等科十二歳・不敬投書・取調の上保護者国民学校長及び受持訓導の三者連帯請書を徴し一応宅下げし一件記録のみ送局」『特高月報』1944)
2024/07/06(土) 12:02:18.459 ID:7FhJMcWfj
あっそう
2024/07/06(土) 12:02:35.439 ID:so96dXcWq
「宛書:東京府宮城へ天皇様アホタレヘ 内容:天皇はきらひですからやめて下さい うちのはりこもんですから天皇になりたいです そんな天皇はやめてしまつたらよいぞ あほたれ天皇へ」(「京都府十五歳・不敬投書・満十四歳未満の者なるを以て書類のみ送局し訓戒釈放す」『特高月報』1944)
2024/07/06(土) 12:02:52.750 ID:hZiE99TK9
効いてて草
2024/07/06(土) 12:02:52.830 ID:6qvRx60KG
2024/07/06(土) 12:03:06.486 ID:kxYLJwomz
特高に見つかってて草
2024/07/06(土) 12:03:17.539 ID:so96dXcWq
「米国勝て勝て」(「東京都渋谷区鉢山町・反戦落書・捜査中」『特高月報』1944)
2024/07/06(土) 12:03:17.990 ID:Ks.cKZonC
不敬投書
2024/07/06(土) 12:03:37.641 ID:so96dXcWq
「戦争勝つ見込無し 近衛文麿を殺せよ」(「小石川区後楽園内東側共同便所内・不穏反戦落書・捜査中」『特高月報』1943)
2024/07/06(土) 12:03:40.489 ID:Hv/72i7sW
2024/07/06(土) 12:03:42.508 ID:GEiTuEAb4
2024/07/06(土) 12:03:43.588 ID:A6Ar4QMR4
オアアアア
2024/07/06(土) 12:04:05.030 ID:so96dXcWq
「食糧不足につき人間製造中止」(「樺太県本斗町公衆便所内・不穏落書・犯人捜査中」『特高月報』1944」)
2024/07/06(土) 12:04:16.861 ID:WbADi6qU9
いかれとるやろ
2024/07/06(土) 12:04:17.935 ID:IgFmOAp7v
キレてて草
2024/07/06(土) 12:04:22.344 ID:afA0LvknT
草
2024/07/06(土) 12:04:32.691 ID:so96dXcWq
「天皇陛下ナンカ馬鹿デモナンデモナレルンダ 事実馬鹿ナ天皇陛下ダツテ居ル 俺ハ馬鹿ナ天皇陛下ヲ見タ 大正天皇ガサウダ」(「群馬県新田郡尾島町公衆浴場入浴中・ブリキ職四二歳・不敬言辞・送致『特高月報』1944」)
2024/07/06(土) 12:04:36.641 ID:vd70IkJPL
2024/07/06(土) 12:04:53.151 ID:IgFmOAp7v
2024/07/06(土) 12:05:10.522 ID:iAJTecXfN
草
2024/07/06(土) 12:05:13.271 ID:abWbodLQ7
2024/07/06(土) 12:05:24.852 ID:xyf4PKZd8
2024/07/06(土) 12:05:26.333 ID:WbADi6qU9
2024/07/06(土) 12:05:31.627 ID:FFtnniTMu
正論で草
2024/07/06(土) 12:05:43.305 ID:Kvz..S3Gr
2024/07/06(土) 12:05:43.328 ID:NGO.kyJCG
あの時代にもエッヂ民みたいな奴らおるんやな
2024/07/06(土) 12:05:49.002 ID:r2aD5HpcC
平和よな
2024/07/06(土) 12:06:13.276 ID:so96dXcWq
「一城焼けた 二城焼けた 三城焼けた 四城焼けた 五城焼けた 六城焼けた 七城焼けた 八城焼けた 九城(宮城)焼けた 日の丸吹つ飛んだ」(「静岡県中学校、国民学校のあひだに流布・不敬言辞・捜査中」『特高月報』1944)
2024/07/06(土) 12:06:33.611 ID:kxYLJwomz
草
2024/07/06(土) 12:06:36.354 ID:8V9RnC1hM
ぶっちゃけお手紙書いて逮捕されときゃ戦争行かなくて済むんか?
2024/07/06(土) 12:06:52.025 ID:kOvTGlYJs
はだしのゲンが送ってそう
2024/07/06(土) 12:06:54.169 ID:jLld4gAlK
こういうの見たらマトモなやつおったんやなって嬉しくなるわ
2024/07/06(土) 12:06:55.135 ID:SZSEvS5sK
これは事実陳列罪
2024/07/06(土) 12:07:01.970 ID:kxYLJwomz
2024/07/06(土) 12:07:10.716 ID:onfZ78LYe
戦時中のエッヂ民
2024/07/06(土) 12:07:18.990 ID:2ruaLLu/t
報道で情報操作して勝つ事を疑ってなかったみたいに言われとるけど皆内心「負けるやろなぁ…」って思っとったんやろな
2024/07/06(土) 12:07:29.501 ID:aWS7ymljm
ワイ「テンノウヘイカ」
2024/07/06(土) 12:07:42.421 ID:fK/n285Xa
この発言は闇が深すぎる
2024/07/06(土) 12:07:42.664 ID:FFDCiI1st
ブルブルしてるだけだろ
2024/07/06(土) 12:07:43.483 ID:aG2tSYd77
2024/07/06(土) 12:07:45.686 ID:kxYLJwomz
はい不敬
2024/07/06(土) 12:08:17.613 ID:so96dXcWq
●「こんな勝ち目のない戦争をする阿呆見た事ない。もっと廻りを見てから戦争せい。馬鹿野郎」(落書 犯人検挙)
●「食ふ米なしの戦さより負けて腹の肥る方がよからう」(落書)
●「戦争に負けても勝っても役人と違って我々百姓には大した関係はない。もし戦争に負けてもこれ以上配給が減るようなことはないと思ふ」(言辞 犯人検挙)
●「敵は軍部の偉い人と政府の大官である。自分たちは贅沢な生活をして安全な防空壕に這入って
国民にはイモを食はせ申訳けの防空壕で戦争させ毎日空襲のあるたびに何万人と殺して居る」(投書)
●「もう一生懸命働いてもつまらぬ。どうせ今度の戦争は負けだ。其の様な事になれば今の内に無条件降伏をした方がよい。
無条件降伏をしても百姓をどうして殺すか。兵隊とか手向ひする者は殺されるかも知れんが、俺達は手向ひせず食糧を作って向ふに売込めば良いのだ。
今こそ百姓は政府から奴隷扱ひにされて居る。それ何を出せ何を供出せよと随分酷い事をして居る。
今こそ奴隷扱ひだ。アメリカの政治は日本の政治より軟らかいから戦争に負けた方がいまより楽になる」(言辞 犯人検挙)
◆「戦争に負けた処で吾々は殺される心配はない。殺されるのは天皇や大臣等の幹部ばかりだ」(言辞 犯人検挙)
◆「若し戦争に負けた場合は此の責任は陛下が負ふべきもので一般国民には影響はない。
アメリカが政治をとってもスターリンがとっても一般国民には変わりはない」(言辞 犯人検挙)
◆「天皇陛下は呑気に写真にうつって居るが人の子供をうんと殺してこげな大きな顔をして居る」(言辞 犯人検挙)
◆「これ天皇や一寸申告するぞ。貴様はほんとにばかだな。戦争するなら物資を十二分としてからのことだよ。貴様は毎日何をのんべんだらりとして居るか。
元寇の役を思ひ出せよ。あの時の天皇様は伊勢に立ちこもられたる為神風にて追い払へたのだよ。
貴様は国民を苦しめて毎日のんべんだらりと生活してゐるから見よ伊勢神宮は丸焼けだ」(投書)
◆「遺家族の衆、貴方達は一時金が貰へるし扶助料が貰へるのでよい事だ。
毎日毎日供出供出俺らなんか天皇陛下が死んだら丁度よいと思ってる」(言辞 犯人検挙)
2024/07/06(土) 12:08:24.800 ID:wyITT.QJs
特高になって戦中に反日日本人を取り締まるゲーム作ったらおもろそう
2024/07/06(土) 12:09:11.804 ID:k7QUoBwoO
2024/07/06(土) 12:09:17.695 ID:jLld4gAlK
2024/07/06(土) 12:09:19.884 ID:fK/n285Xa
2024/07/06(土) 12:09:24.242 ID:Gu5cts/od
ドラマで見たけどちょっと鳴いた犬を殺す特高嫌い😡
2024/07/06(土) 12:09:30.624 ID:nVpIkoIFV
https://i.imgur.com/rDyhUmA.jpeg
2024/07/06(土) 12:09:43.532 ID:xH2AAGn4E
2024/07/06(土) 12:09:51.202 ID:xH2AAGn4E
2024/07/06(土) 12:09:53.469 ID:54gQ6Ix6b
2024/07/06(土) 12:10:04.049 ID:vgjJSA2f4
2024/07/06(土) 12:10:18.218 ID:7ZlTZzCgH
2024/07/06(土) 12:10:31.897 ID:m7h.QLcJQ
投書は捕まらないんやな
2024/07/06(土) 12:10:35.438 ID:38O1Vzz6N
大正天皇って何したんや?
2024/07/06(土) 12:10:49.285 ID:GGvpQOHnK
対露の最前線やぞ
2024/07/06(土) 12:11:03.284 ID:aeDjRo2L9
釈放されてるやん
なんだかんだ優しいんやな
2024/07/06(土) 12:11:08.470 ID:dRRBjwqQb
「天皇も人間であつて生れた所が良いから 天皇となつた丈けであつて それより下の方にもつと偉い者が居るでないか ヒツトラーやムツソリーニの様な下から出た者の方が良い」(「富山県西砺波郡農業四二歳・不敬不穏言辞・検挙目下取調中」『特高月報』1944)
2024/07/06(土) 12:11:13.544 ID:jLld4gAlK
2024/07/06(土) 12:11:31.312 ID:aG2tSYd77
チテショだった可能性がある
2024/07/06(土) 12:11:39.535 ID:CMoIyh4Cp
エッヂ民かな
2024/07/06(土) 12:11:46.804 ID:so96dXcWq
「天皇は八丈島へでも行つて死んでしまへ」(「大阪・不敬不穏投書・鋭意犯人捜査中」『特高月報』1944)
2024/07/06(土) 12:11:47.377 ID:Mk573VgeU
https://i.imgur.com/FxQ8qgf.jpeg
2024/07/06(土) 12:11:48.313 ID:.eLcTiFF3
それ総理大臣と何が違うんや
2024/07/06(土) 12:11:49.230 ID:IQZO797wl
安倍ちゃんをカルト的に信じこんでる奴とうっすらとまともな政治家だと思ってる奴と徹底的に批判してる奴の3グループがいたのと同じやろ
2024/07/06(土) 12:12:03.047 ID:aeDjRo2L9
頭枢軸で草
ムッソリーニのどこがええねん
2024/07/06(土) 12:12:03.643 ID:U7Oqn25l8
マトモな奴も案外おったんやな
2024/07/06(土) 12:12:15.077 ID:m7h.QLcJQ
ん?
2024/07/06(土) 12:12:20.528 ID:GDlR.Ovbz
この時代にほぼ全国民から支持される皇室にした上皇陛下と今上陛下の偉大さよ
2024/07/06(土) 12:12:23.799 ID:b9dVCnSTi
2024/07/06(土) 12:12:26.915 ID:PodGHlzNd
当たり前やん
2024/07/06(土) 12:12:35.535 ID:rGZqLkWpT
この少年まだ生きてるらしいな
2024/07/06(土) 12:12:45.366 ID:KUWX9BwxO
開示だぁ!
2024/07/06(土) 12:12:48.246 ID:3f9ssafCm
國体はゴジされたぞ
朕はタラフク食ってるぞ
ギョメイギョジ
2024/07/06(土) 12:12:51.636 ID:l4oU4XXv6
効いてて草
2024/07/06(土) 12:13:01.358 ID:xhbcXkgu7
2024/07/06(土) 12:13:33.020 ID:jLld4gAlK
ヒトラーやムッソリーニみたく敗戦の責任でくたばってほしかったってことやろ?やんごとない立場だから助かっちまったんやし
2024/07/06(土) 12:13:39.715 ID:XroAO9ZGv
2024/07/06(土) 12:13:45.460 ID:drBZfplTL
昔もワイらみたいな奴らおったんやな
2024/07/06(土) 12:13:52.058 ID:QVmL68/Cb
2024/07/06(土) 12:13:54.546 ID:2ruaLLu/t
そう考えると後世ではワイら全員安倍信として語り継がれるわけが
2024/07/06(土) 12:13:58.025 ID:Gu9Epa4mz
そりゃ1944年の段階になったらもう察するでしょ
2024/07/06(土) 12:14:17.989 ID:B3V813I0S
エチオピア戦争で国際的に孤立してヒトラーの腰巾着に成り下がったけど
2024/07/06(土) 12:14:24.003 ID:pvzRR2AEr
ワイはずっと永井荷風みたいな世風に流されない皮肉屋に憧れてる
2024/07/06(土) 12:14:39.534 ID:GGvpQOHnK
今日もまた全機還らず月が冴え
父母恋し彼女恋しと雲に告げ
痛かろういや痛くないと議論なり
雨降って今日一日を生きのびる
生きるとは良いものと気がつく三日前
2024/07/06(土) 12:14:54.156 ID:oriy/ZcEy
お前ら定期
2024/07/06(土) 12:14:54.270 ID:t9m8ZsCXM
2024/07/06(土) 12:14:57.833 ID:ylVtDlWFF
たまたま処刑されなかっただけなのにいつのまにか戦争の被害者みたいになってるよな
2024/07/06(土) 12:15:03.955 ID:jPPffWeUA
これはほんとそう
2024/07/06(土) 12:15:09.365 ID:mAvcIpXpa
「もう一生懸命働いてもつまらぬ。どうせ今度の戦争は負けだ。其の様な事になれば今の内に無条件降伏をした方がよい。
無条件降伏をしても百姓をどうして殺すか。兵隊とか手向ひする者は殺されるかも知れんが、俺達は手向ひせず食糧を作って向ふに売込めば良いのだ。
今こそ百姓は政府から奴隷扱ひにされて居る。それ何を出せ何を供出せよと随分酷い事をして居る。
今こそ奴隷扱ひだ。アメリカの政治は日本の政治より軟らかいから戦争に負けた方がいまより楽になる」(言辞 犯人検挙)
2024/07/06(土) 12:15:18.040 ID:kxYLJwomz
実際内申はこう思ってるやつが大多数やったんやろ罰が怖いから口に出せへんだだけで
2024/07/06(土) 12:15:27.566 ID:TU.SoBWVq
こんなんで捕まえられるなら何の証拠もなしにデッチ上げられそう
2024/07/06(土) 12:15:34.661 ID:Ez11ImDuN
ツイ廃をしていると、弁当に冷食いれるなんて…て声を時々聞く。愛情がどうの手間がどうの。
なんならカップの占い付きのグラタンとかなんてむしろ入れて欲しいくらいだと思う。小中は給食だったので幼稚園と高校と専門、弁当暮らしだったけどカップのグラタンはうれしかった。
実際、幼稚園の時は偏食で枝豆と卵焼きとウインナーしか食べなかったそうだが、高校専門は冷食弁当だった。
チンした冷凍ご飯にふりかけ、おかずは昨日の晩御飯の残りとあとは全部冷食。卵焼きすら冷食だった。真ん中にカニカマみたいなものが入っている卵焼き。
冷凍食品おいしいし、別に冷食弁当だからって同年代の中や友人同士であげつらわれることもない。そもそも人の弁当の中に興味しんしんって子、結構おかしい部類…
パートして子供3人と父の面倒を見てくれた母には感謝している。
弁当なんて毎日洗ってきれいな弁当箱に、ナマモノや痛みやすいものを避けて、食べられるものが詰めてあれば十分だと思う。日の丸だって立派な弁当。
どちらかと言えば、子供としては「扱いに差がある」とかの方が全然気になるわけで。
うちなんて典型的な弟贔屓の母だったので、弟は冷凍食品2品程度に他は卵焼きを焼いたりトマトを入れて、朝ごはんを炊いてふりかけを小袋で持たせ、なんならスープジャーまでついていた。
私の5歳下の弟を、中学生頃まで丁寧に寝室に送り、明日の朝ごはんのメニューを確認し、小学生の時は代わりに時間割を確認し教科書をご用意して差し上げる母親だったので正直いつものという感じだったが、さすがにその扱いの差には引いた。ドン引きだった。
そういう事がなくても、差別は起こってるんじゃないかと思う。たとえば、下の子は偏食で食べられないものが多いから下の子だけおかずを手作りするだとか。ありそうな話だ。
子供はたぶん親の想定の数倍そういうことに気がついている。私はいまだにおやつの量が私と兄より5歳下の弟の方がずっと多かったことを忘れていない(笑)
冷食だどうだ、作り置きだどうだ、というより、兄弟間で差がある方がいやだな、と論争を見る度に思う。
いいじゃん冷食。楽していこうよ。
日本がラストチャンスとばかりに開始した「日の丸半導体」ラピダスに多大な公費が追加されていることが話題を集めている今日この頃。
心無い専門家たちからは必ず失敗するだの金ドブだの批判殺到中だが、本当に日本(経済産業省)主導の国家プロジェクトは今まで成功しなかったのだろうか?
この記事では主に経済産業省、旧・通商産業省が中心となって始めた国家プロジェクトを振り返る。
大規模集積回路(LSI)の研究、特に基礎研究に力を入れた国家プロジェクト。
当時、半導体弱小国であった日本で700億円以上の金を基礎研究に投資するのは挑戦的であったが、電子ビーム露光技術などの研究レベルのアイディアを実用・量産レベルに持ってくることに成功。
よく「日本は半導体生産はダメだが、生産機械はまだシェアがある」というが、この40年前の国家プロジェクトの技術的成功がかなり大きく、現在でも半導体製造機械はこのプロジェクトに関わった企業が上位にいる。
この成功をバネにして1980年台の日本は半導体生産の8割を占めることとなった。しかし鮮やかすぎる成功体験と日本政府の政治的脆弱性により、90年台に入ると見る影もなく没落したのはあまりにも有名。
通産省は前述の大規模集積回路(LSI)の成功体験を強く意識し、コンピューター技術の「進歩段階」は大規模集積回路が「第4世代」、そしてAI技術が来たる「第5世代」であると想定した。
「仕様書を読んでプログラムを作ってくれるすごい機械」を目指し、500億円規模の国家プロジェクトに踏み切った。
しかし当時の通産省は何もかも見通しが甘かった。大規模集積回路の次がAIというのも謎の括りで、ハードウェアとソフトウェアを混同していた。そもそもなにを研究するのか?という具体的な内容すらあやふやで、やがてはスパコンをよせ集めてもそんなものは出来ないという技術的課題に直面。
現在でいう自然言語処理などのソフトウェア開発を散発的に行い、難航。
それぞれが独自のプログラム言語を作ったりOSを作ったりしたが、特に統合されることも活用されることもなく、「ソフトウェアはむずかしい」ということだけが判明し、放棄された。
なお、唯一の結論「ソフトウェアはむずかしい」ということですら後に生かされることはなかったが、通産省は成功したと主張している。
「10年後にはソフトウェア技術者が60万人不足して、日本は技術的に取り残される–––」
この現代でもよく聞くようなフレーズに慌てた日本産業界は、ソフトウェア技術者の育成に熱い視線を向け始めた。
そこに通産省が入り込むと、さまざまな思惑が一致し、ついには国家プロジェクトとして250億円を投入するΣ計画が発足。日本はソフトウェア技術者の天国となる予定であった。
ソフトウェアという実態の見えないものに予算をかけることへの抵抗感からか、対象は主にハードウェア系企業に集中。
ソフトウェア技術者を増やすという本来の目的は曲解され、最終的には「安価な計算機を普及させる」というハードウェア重視の目標にすり替わっていた。
その結果としてΣステーションと呼ばれる計算機が誕生したが、特に安いわけでもなく、規格が致命的にガラパゴスだったので、ほとんど普及せずに失敗した。
失敗した後も地方を名目としてダラダラと予算が積み重ねられたが、何の成果もなかった。
日本のソフトウェア技術の息の根を止めたとして有名なプロジェクトである。
日本がIT技術に致命的に遅れていることにようやく気づいた通産省は、起死回生の一手としてIT技術に約500億円をかけることを決定。これを「リアルワールドコンピューティングプロジェクト」と名づけた。
しかしそもそもこのプロジェクトには、何の見通しも何の戦略もなかった。
約50個の研究が「リアルワールドコンピューティングプロジェクト」の内容であったが、その実態は検索ソフトから光ファイバーまでバラバラであり、散発的かつ無計画に予算をばら撒くという意味不明な行為は、もはや単一の計画である必要性がなかった。
この計画は最終的に10年にもわたって継続されたが、特に何の成果もなかった。そして膨大な予算とともに記憶の彼方へと消えた。
2000年に入ると、経済産業省は「かつて世界一だった日本の半導体産業を復活させる」という妄想に取り憑かれるようになる。
その数はまさに膨大である。
「みらい」プロジェクト(2001年)に465億円を注ぎ込むも見事に失敗すると、「はるか」プロジェクト(2001年)、「あすか」プロジェクト(2002年)、「DIIN」プロジェクト(2002年)、「あすか2」プロジェクト(2006年)、「つくば半導体コンソーシアム」プロジェクト(2006年)などが代表で、そのほとんどが失敗はまだしも、なんの検証もなく消えさった。
「アスパラ」(2002年)はかなり象徴的で、日本の先端半導体企業が集合して日の丸半導体企業を作ろうと国費315億円を費やしたが、2006年には泡の如く消えた。
これらの膨大な失敗は特に顧みられることもなく、なぜ失敗したのかいう考察もなく、ただ予算ともに忘れ去られた。
いったい何故だろうか?
摩訶不思議なことに、ソフトウェア技術者が致命的に不足していた日本においては、国産の検索エンジンが誕生しなかった。
中国やロシアが自前の検索エンジンを開発し始めると、日本でも国産検索エンジンを作るべきという安全保障上の発想が経済産業省に芽生える。約300億円をかけて国産検索エンジンを開発することにしたが、当時普及し始めたネット界隈はこれを激しく批判。
失敗続きの国家プロジェクトと比較されるが、経済産業省は「かつての国家プロジェクトとは違う!」と強い自信を見せた。
しかしなにも成さず、なんの検証もなく、予算とともに忘れ去られた。
ラピダスにおいては、経済産業省主導の国家プロジェクトは失敗するという根拠のない批判が多い。
しかしこうしてまとめてみるとどうだろうか?
膨大な数の実績が経済産業省には積み重なっている。
少しは信じてあげよう(完)
雑語りをすると日本を左右に分断するイデオロギーの壁のようなものがあって、各世代ごとにホットなテーマがある
日米安保、学生運動、先の大戦による被害に対するアジア諸国への謝罪、従軍慰安婦問題、歴史教科書問題、日の丸君が代強制問題、自衛隊イラク派遣、少年法改正、派遣労働、etc.
そのどれかに強い関心を持ち、左右のどちらかに帰依してしまうとだいたい他のテーマも同じ方を支持するようになる傾向がある
左翼が騒ぐせいで電気料金が無駄に上がる、という認識というか本音はわりと多くの国民が持ってると思うから、しばらくは左翼政党は低調だと思う
それはそれとして昔、バブルが崩壊した後に銀行を救済するための法案をいわゆる右派政党である自民党が出したけど、それはモラルハザードを齎すといって左派の野党が反対した
そのうえ銀行による貸しはがしを問題視してくるし、とにかく人員整理をして自分の会社の経営を立て直さなきゃいけないのに雇用を守れといい、派遣労働改正にも抵抗してくる