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2021-04-04

雑誌映画秘宝』の記憶(40)

町山智浩柳下毅一郎問題発言集】(No.15)

 出典は『ファビュラス・バーカー・ボーイズ映画欠席裁判2』(2004年洋泉社)、発言者を「町山」及び「柳下」と表記記述形式

   [ページ数]

   発言者発言内容

   【※】付随情報や私個人の感想など(適宜)

   (初出)

です。

引用ここから

[p141]

【※】『バトル・ロワイアルII』の話題から

 柳下:いやあ、何がムカつくったって、十八歳過ぎて「大人は嫌だ」とか言ってるヤツですね。

 町山:え?田野辺くんのこと?

 柳下:いや、『バトル・ロワイアルII』ッスよ(以下、『BR-II』)。藤原竜也が「すべての大人宣戦布告」とか言うんだけど、お前だってもう大人じゃん!

 町山:監督深作健太だって子供じゃないだろ。

 柳下:もう三十歳ですよ。

 町山:オヤジじゃん!

 柳下大人としての自覚がないね思春期なんてハシカみたいなもんで、とっとと済ませればいいだけなのに、いつまでもシカでいたい連中が多すぎる。

 町山:いい年こいて『ライ麦畑』読んで泣いたりしてる連中ね。男ってのはガキだと思われるのが嫌で、早く一人前の男になりたいもんだと思ってた。オイラなんて早くオヤジになりたいクチだったなあ。

 柳下オヤジなっちゃえば自意識とか照れとか、無駄コンプレックスナルシシズムから解放されますからね。

 町山:女の子に「ところでおっぱい大きいね」ってシレッと言えるようになる。

 柳下:それはセクハラだろ!

(初出『映画秘宝』03年vol.46)

感想

 こういうジョークは「本当はセクハラをしない人間」や「本当は大人の男」が言うからサマになるのであって「実際にはナルシシズム全開」で「ホモソーシャル集団内部に閉じ籠もって、セクハラパワハラに打ち興じているような人間たち」がこんなことを言っても、薄ら寒いだけだと分かります

 この人たちの言う「大人としての自覚」とか「一人前の男」という言葉の、何と薄っぺらくて空虚なことか。

この投稿は以上です。

2021-03-07

[]考察考察厨に関する考察

 自分の好きな作品を深く考察する、というのは本来知的な行いであるはずだが、どうにもイメージよろしくない。特にウェブ上で公開されているような考察は、ほとんどが行き過ぎたこじつけで、作者もそんなこと絶対考えていないだろとしか言いようがなく、その独りよがりっぷりが気持ち悪くさえある。俗に考察厨と呼ばれる彼らだが、何故あのような状態に陥るのだろうか。そもそも考察は見ていて明らかに良し悪しを感じるが、これはどのような基準によるものなのだろうか。考察厨について考察するというメタなことをやってみた。

 まず初めに分かっておかなければならないのは、考察解釈)は自由であるということだ。考察ができるという時点で、それは作中で明示的に語られていない事柄があるということで、それをどう解釈するかは読者に委ねられている。しか自由からと言って好きにしてもいいのかと言えばそうでもない。何故なら考察者は作品に隠された作者の意図というひとつの正解を目指しているからだ。つまり考察とは答えの無い問題ではなく、答え合わせの無い問題なのだ。これこそが考察において誤解してはならないポイントであり、最も難しい所でもある。考察者は答え合わせの無い環境で、自分評価自力客観的評価してやらなければならないのだ。

 さて、考察厨の考察で最もありがちなのは、何が何を暗示しているだの、象徴しているだのといった情報を思いつくままに書いてそれで終わってしまっているパターンだろう。作品は無数の要素から構成されており、暗示的な意味など実のところ、いくらでも抜き取ることができる。考えついた人にとってはもっともらしく思えるし、考察者に対して肯定的人間なら「すごい! そんな意味があったなんて!」と言ってくれるかもしれないが、傍から見るとふって湧いたように唐突ものとなってしまう。これは要するに作者が意図して秘めた要素でない要素を解釈してしまっている状態である。難しいのはこの種の解釈は正解ではなかったとしても間違っていると云う根拠も示せないところだ。多くの人が感覚的におかしいことは分かっても、それを説明することは難しく、結果的客観性のない考察が横行してしまうことになる。

 では、正しく、そして作者の意図に沿う考察とはどのように行うべきなのだろうか。指針となるのはずばり、作品テーマ文脈コンテキスト)、あるいはストーリー構成といった作品に対するマクロ視点である。何らかの意図を込めてデザインされた作品は、論理の展開にも似た一定の流れを踏んでいるものだ。最も分かりやすいのは作品結論、あるいは一言で言い表した場合テーマなどで、これは大抵の作品においてクライマックスエンディング、あるいはタイトルなどの中で分かりやす提示される。この結論が分かれば大まかなコンテキストを逆算することができ、それに沿う形で抜け落ちた部分を考察していけばいいのである。逆に言えばコンテキストの中で役割を持たない暗示については無視していい。正しいかどうかの判断ができないし、作品作りの過程で偶然そうなっただけの可能性さえあるからだ。

 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』はタイトル作品テーマとなっている分かりやすい例だ。作中で主人公は、「ライ麦畑で遊んでいた子供が崖から落ちそうになった時キャッチして助ける、そういう人になりたい」と語ってる(手元に無いので不正確かも)。この時は抽象的な話として語られているが、物語として考えるなら、この話は主人公が『キャッチャー・イン・ザ・ライ』になった所で終わるのが一番自然だろう。そこで『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の具体的な意味が示されており、当然その対になる『崖から落ちそうになっている子供』も存在しているはずだ。ここまでは読めば明らかなことで、考察というより読解のレベルだろう。(とはいえ、このことさえ分かっていない人もいる。念のために言っておくと、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』は中二病の人ではなく、中二病の人を『助ける人』こそが主題だ)

 ここで定番の『赤いハンチング帽に関する考察』を見てみよう。この考察では、帽子を受け渡すシーンが『キャッチャー』と『子供』の役割の交代を示している、とされている。成程、たしか主人公は『キャッチャー』になれただろうが、作品を通して『崖から落ちそうになっていた』のは寧ろ主人公の方だ。相手が一緒に『崖から落ちそうになった』結果、主人公は踏み止まった。『キャッチする』と同時に『キャッチされた』とする解釈は、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』がつまりどういう人なのかということをより具体的にしてくれている。作者がその解釈の手助けとして『帽子』という象徴を仕込んだ、とするのは非常に合理的で腑に落ちる話だ。コンテキストに沿った上でコンテキストを補強している、まさに美しい暗示の好例と言えるだろう。

 このように考察コンテキスト相互に補強し合う。ゆえにコンテキスト意識することが考察の最大の指針であり、評価基準となるのだ。

 最後に実際上の話として、考察文の取捨選択について触れておこう。考察というは時に長大で、全て読むというのは結構な苦労を伴う。一目で考察の良し悪しを判定できる手段が欲しい、という気持ち共感できる人も多いだろう。実のところ、このコラムを書いたのは、これを自分の中で纏めておきたかったがためだ。まず経験的な話として、悪い考察文というのは得てして読みづらい。その理由は実はここまでの話で明らかになっている。考察者が全体のコンテキスト意識していないと、部分の考察が全体の中でどういう役割を持つか分からない。つまり情報としてバラバラで一連した意味が分からなくなってしまうのだ。これは正しい考察工程と一致しているかどうかと同義、つまりは『読みにくい考察≒間違った考察であると思っても構わないわけだ。厳しく判別するなら、最初考察者が全体のコンテキストを明示しているかどうか、というのはひとつ基準になるだろう。全体像を共有する、あるいは用語統一しておき、その上で個々の解釈を全体の各所に当てはめていく、というのは良い考察なら自然帰結としてそうなるだろう(考察者が単に情報伝達に慣れていないだけの可能性は残るが)。逆に不味いのは部分の考察から始まっているもので、これなら先に結論部分を読むのが良さそうだ。結論部分でも全体像に触れていない考察であれば読む価値は間違いなく無い。

2021-03-01

必読書コピペマジレスしてみる・自分オススメ41冊編(2)

戻る→anond:20210301080105

倉橋由美子聖少女

まり男性女性がとは言いたくないのだが、女性作家の描く知的早熟少年たちというのは、エルサ・モランテの「アルトゥーロの島」なんかでもそうなんだが、男性が描くときはまた違った魅力を発する。サリンジャー知的論理的自分を追い詰める子供たちとはまた別の硬さがあってよい。新城カズマサマータイムトラベラー」の高度に知的でありながら情緒は年相応な少年少女もいい。

さておき、これは近親相姦お話なのだが、印象に残っている描写は次の通り。主人公たちの仲間に大食漢の男がいて、しばしば生肉弁当の代わりに食らっている。回りの女子生徒たちも面白がって彼に餌付け(?)していたのだが、ある女子生徒がブルマーを入れていた袋の中に隠していたウサギを、生きたままで彼に与えた。血まみれで凄惨な場面でありながらも、大食漢は実においしそうに平らげていた。

例の文学少女から薦められて読んだことでも思い出深い一篇。

ミラン・クンデラ存在の耐えられない軽さ」

頭が良くてモテる男が主人公なのでいけ好かないモテること、たくさんセックスすることこそが人生の目的になっているような奴は理解できない。なんか知らないやつにいきなり人の部屋をのぞきまれ、「お前の人生にはエロスが足りない!」と叫んで出ていかれるような気分がする。しかし、これもまた祖国を追われた人間が、知性と皮肉現実適応しようとした姿なのかもしれないのだ。

それと、この本で感謝しているのは、さまざまな政治的活動に対して感じていた居心地の悪さを、「キッチュ」をはじめとしたさまざまな言葉言語化してくれたことだ。ポリコレを正しいと信じているのに、そこにあるどうにも解消できない居心地の悪さが気になる人が読むといいんじゃないかな。

あとは頭が良すぎて、多くの人が無視したり忘れていたりしていることが見えてしまい、幸せになれない著者みたいなタイプが読むと幸せになれそう。イワンカラマーゾフとか御冷ミァハみたいに、頭が良すぎて不幸になるというか、自分の知性をどこか持て余してしまタイプキャラクターが好きだ。

メアリーシェリーフランケンシュタイン

死体から作られた怪物がただただかわいそう。容貌醜悪なだけで化け物として追われ、創造主からも拒絶された彼の孤独を考えるだけで悲しくなる。まったく同じ理由で「オペラ座の怪人」も好きだ。どちらも間違いなく殺人者ではあるのだけれども、容姿馬鹿にされたことがあるのなら共感せずにはいられないだろう。関係ないけど、オペラ座の怪人ヒロインから振られたことを受け入れられたのって、やっぱり正面から振ってもらったからだよな、と思う。音信不通フェードアウトされたら怨念はなかなか成仏しない。

それと、これはSF的な感覚かもしれないが、人間離れした(時としてグロテスクな)姿を持つ存在が、非常に知的であるというシチュエーションがとても好きで、その理由から後述の「時間からの影」や「狂気山脈にて」も愛好している。

ロード・ダンセイニ「ぺガーナの神々」

架空神話ショートショート形式で述べられていく。ただそれだけなのにこんなに魅力的なのはなぜだろう。彼の作品基本的に短く、しょうもないオチ作品も割とあるのだけれども、時に偉大で時に卑小な神々の物語は、壮大な架空世界に連れて行ってくれるし、すぐ隣に隠れているかもしれない小さな妖精魔法も見せてくれる。

テッド・チャン「息吹」

あなたの人生の物語」とどっちにするかやっぱり迷った。映画メッセージ」の原作が入ってるし、増田で盛り上がってるルッキズムテーマ作品だってある。だが、寡作な人なのでこの2冊しか出していないし、片方が気に入ったらきっともう片方も読みたくなる。

表題作は、意識を持ったロボットのような存在がいる宇宙お話なのだけれども、そのロボット自分の脳をのぞき込んでその複雑な仕組みに心を打たれる。そして、世界を観察することで、何万年も経てばこの世界は滅んでしまうことを悟る。人間とは全く似ても似つかないロボットたちだが、やっていることは人間サイエンス、真理の追求という営みと本質的には同じだ。何かを知ろうとする営為の尊さについて語っている。得られた知恵で、自分たちも世界もいつかは終わってしまうと知ることになろうとも、知識を求める崇高さは変わらないのだ。

イワンセルゲーヴィチ・ツルゲーネフ「初恋」

学生時代自分女性に冷たくされる文学が好きだった。からかわれたりもてあそばされたり馬鹿にされたりする作品のほうが好きだ。そのほうがリアリティがあったから。寝取られ文学が好きなのもそれが理由だし、谷崎潤一郎作品も同様の理由で好きだ。

自分馬鹿にしていた少女が突然しおらしくなり、自分に近づいてくる。いったいどうしたことか、と思って期待しながら読んで、絶望に叩き落されるがいい。

イサク・ディネセン「アフリカの日々」

ライ麦畑」でホールデン少年が感動した本。アフリカ植民地で暮らす女性視点からその生活を書いている。友人のイギリス人が亡くなったとき、まるで故郷をしのぶかのように墓が深い霧に包まれたシーンがとても美しい。

個人的には、当時の基準からすればアフリカの人々に対して丁寧に接しており、評価も概して公平であるように感じた。ところどころ「有色人種特有の」といった表現があったり、アフリカ前近代社会とみなしたり、古い進歩史観は見られるし、植民地支配者側から視点批判的に読まなければならないが、色眼鏡比較的少ない観点に心を動かされてしまったのは事実だ。

植民地時代アフリカって、宗主国以外の人もたくさんいたこともわかって面白い。当時は英領東アフリカだが、そこにはスウェーデン人もいればノルウェー人もいる。古くから貿易相手としてのインド人だっている。独立後、彼らは日本人満州朝鮮半島台湾などから引き揚げたように、撤退したのだろう。植民地について理解するためにもおすすめ

J・R・R・トールキン指輪物語

はまった。十代の頃にとにかくどっぷりとはまった。今でも表紙のエルフ文字を使って誰にも読まれたくないことをメモするレベルではまった。

かに話の展開は遅い。重厚に過ぎる。設定を語るためのページも多い。しかし、この長大小説を読むことで、開始数ページで読者をひきつけなければならない現代小説からは得られない、長い旅をしたという実感を得られるのは確かだ。小説家には良き編集者の助言は必要だが、今のように急ぐ必要のなかった時代もあったことは忘れたくない。

中島敦「狼疾記」

李陵」や「弟子」や「山月記」じゃなくてなんでこれなのか、という声もするのだけれど、自意識過剰文学少年の思っていることをすべて言語化してくれているので推さずにはいられなかった。十代の頃の感受性は、何よりもこうしたものを求めていた。親の本棚にこれが積んであったのは幸運だった。

これは「三造もの」と呼ばれる中島敦私小説的の一つであり、世界の滅亡や文明無意味さに対する形而上学的な恐れや不安意識の片隅にある人間なら確実に刺さる内容だ。最後説教パートもさほどうっとうしくない。なぜなら、きっと文学少年文学少女たちは、その言葉無意識のうちに自分に投げかけてきたからだ。

ウラジーミル・ナボコフロリータ

膨大な知識と華麗な文体を背景にして、あらゆる性的な乱行を正当化してしまうのがナボコフ作品の一つの特徴である。語り手ハンバート・ハンバートは十代前半の少女を性の対象とする中年だ。自分初恋の思い出がどうこうとか述べているが、それだって言い訳だ。

しかし、この作品はただの小児性愛者の物語ではない点が油断ならない。少女ロリータはただ性的搾取されるだけの存在ではなく、自ら性の冒険に乗り出す。清純で清楚な少女という幻想は、最初からハンバート夢想の中にしか存在しない。ハンバートにはロリータ内面や考えなど最初から見えていなかったし、見ようともしてこなかった。

ただのスキャンダラスな本ではない。これは一人の身勝手男性心理の解剖である

新美南吉「屁」

ごんぎつね」の作者として知られるが、こんなふざけたタイトルの話も書いている。しかし、これは「自分は常に正しい、正しく道徳的であらねばならない」としてきた子供挫折を描いた小説であり、この社会弱者にあらゆる責任を擦り付けている様子を全く卑近話題から告発した話なのだ自分がした屁の責任かぶらされた、いつも屁をこいている少年への同情と軽蔑は、僕らの弱者への姿勢のものじゃなかろうか。

短いし、青空文庫で読めるのでオススメ

https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/3040_47823.html

仁木稔「グアルディア」

遺伝学の発展が少し早かったパラレルワールド未来舞台にした愛憎劇であり、変身ヒーローものでもある。ただのSFと違うのは、さまざまな文化が変容を受け、再解釈を受けて受容されることまでもプロットの一部として組み込んでいるところだ。さらには疑似科学陰謀論社会関係も描いている。今、読まれてほしい作家の一人だ。

仁木稔作品は僕の好み、ストライクど真ん中なんだけど、世界史や文化史、自然科学物語論の素養がないと(かじるレベルでいい)作者の構想を味わい尽くすのが難しいので、滅茶苦茶売れる作品にはならなそうだというのは認めざるを得ない。現に舞台ラテンアメリカ日本人になじみが薄いし、シリーズの別の作品中央アジアだ。それでも、伊藤計劃と並んで、社会学なんてつまらないって誤解を解いてくれた大きな恩がある作家だ。早くこのシリーズ最新刊が出ないか、今か今かと待っている。

イザベラ・バードイザベラ・バード日本紀行」

明治一年日本都市から農村を実際に歩いて見聞した手記である。率直に衛生状態の悪さやはびこる迷信批判している箇所はあるものの、その率直さが当時の日本がどんなだったか身びいきなしに教えてくれる。現代日本人が近隣の、例えば東南アジア諸国を見聞して不満がる、偽ブランドの横行や衛生状態の悪さ、家畜との同居や騒々しさなどが明治日本ではごく普通だったってことは知っておいていいと思う。

著者は北海道にも足を延ばした。アイヌ民族について日本人よりも好意的に描いている場面もある。しかし、当時の西欧人の感覚でよくわからないのだが、「粗野な外見だけどとても優しい目をしている」と褒めた民族のことを、別のところでは「将来の可能性を閉ざされ民族である」と書く点だ。もしかして、かつての人々が持っていた、文明と野蛮の間にある壁・差異イメージは、僕らが直観するよりもはるかに深刻な差別意識内包した、強固な偏見に根差しものだったのかもしれない。単純な軽蔑どころではない、もっとひどい無理解に基づいた恐ろしい何か。同じように、キリスト教によってこそ日本の悪習は絶えるという発想がどこから来たのか。そういうことを考える意味でもおススメしたい。

ハン・ガン菜食主義者」。

とても面白かった。父の暴力を遠因として、あらゆる動物的なもの嫌悪するようになった妹と、ただやり過ごすことで生きてきた姉を軸に描かれた三連作。壊れた夫婦描写に優れる。

妹は最後には精神を完全に病んで、何も食べられなくなるのだけれども、彼女が持つ植物になりたいという妄念が、本当に精神病の患者さんを観察したんじゃないかってくらい、細部にリアリティがある。

姉はおとなしいのだが、自分はただ忍従し、やり過ごしてきただけで、自分人生を全く生きていなかったのだと、夫の裏切りによってやっと気づく。夫は夫で、そのおとなしい妻に対して息苦しさを感じている。他の家庭のように、怒鳴り散らしてくれたらどれほど楽か、と嘆くのだ。

韓国ってよく叩かれているけど、日本と同じように家族のしがらみとかとかで苦しむ描写が多いので、意外とわかりやすい気がする。

進む→anond:20210301080225

2021-02-22

必読書コピペマジレスしてみる・日本文学

方針

森鴎外舞姫

留学先で女性妊娠させて見捨ててしまう話なので、近頃は評判が非常によろしくない。そのくせ、この文体のせいで美しいと感じてしま自分がいて、実はこれ、レトリック文体によって騙されることに注意しろっていう警告なんじゃないかって気もする。「自分おすすめ編」にも書くつもりなんだけど、ナボコフロリータ」もそういう自己正当化がとにかくうまい

余談だが、鴎外自身東洋人だったこともあり、留学先では写真を撮らせてくれと頼まれたことがあったという。それに対して、構わないけどもあなた写真も逆に撮らせてくれ、と言って、相手も満足させつつ日本人としての尊厳も守ったことがあって、これは割と好きなエピソードの一つ。まあ、漱石よりは世渡りうまいよな。

樋口一葉にごりえ

古風な文体挫折しかかるも何とか読破。これよりは幼馴染系の「たけくらべ」のほうが好きだったなあ。増田では古文いるかどうかで議論になったことがあったらしいが、古文がすらすら読めるほうがこういう趣味というか楽しみが増える気もするし、純粋実用面だけでいえば法律用語や古い公文書を読む必要がまだあるんじゃないのかな。

舞姫」の話の続きだけど、古典文学にもやっぱりクズエピソード結構あり、じゃあどれを教えてどれを教えないかは割と難しい。

泉鏡花高野聖

僧侶山間で美しい妖怪出会う話。文庫ちくま日本文学全集で読んだ。全集と銘打っているけど、このシリーズ日本の近現代文学作家ベスト盤みたいな感じで、チョイスはいいのだけれどときどき抄、つまりダイジェスト版みたいなのが紛れていて、コンプリートしようとは思わなかった。

話としては幻想的ですごく好き。幻想譚が好きな自分がどうして泉鏡花にどっぷりはまるまでいかなかったのかが不思議なほどだ。当時は、著名な作品をどんどん消化しようと思って乱読していたからかもしれない。そういう意味でも、課題図書読破することが自己目的化した読書には幾分害がある。

国木田独歩武蔵野

とても好き。小説が読めなくなったときには、文豪の書いたこうした随筆というか、風景描写の豊かな文章を読むことで、自分リズムを整えたくなる。外出の難しい昨今、こうして空想世界でだけでも豊かな自然のなかで過ごしたいものだ。五感が刺激される文章というのはなかなかない。

夏目漱石吾輩は猫である

我輩を吾輩に修正

ここ最近漱石の評判はあまりよろしくないと聞く。所詮は当時の欧米文学の輸入に過ぎないとか、結局は男社会文学だとか。言われてみれば確かにその通りなのだけれども、日本近代文学開拓者にそこまで求めちゃうのも酷でしょうと思わないでもないし、この作品からたったの十年で「明暗」にまでたどり着いたのだから、やっぱりすごい人ではないかと思う。五十になる前に亡くなったのが惜しまれる。

で、肝心の内容だが。基本的おっさんおっさんの家をたまり場にしてわいわいやる日常ものなので、当時の人にしか面白くないギャグを除けば、普通に笑える。最終回は突然後ろ向きになるが、もしかしたら漱石の本分はユーモアにあるのかもしれない。

余談だが漱石留学時代日記に付き合いのお茶会について「行カネバナラヌ。厭ダナー」とのコメントを残している。

島崎藤村破戒

素直に面白かった。若干のプロパガンダっぽさがなくはないが、読んだ当時は差別する側のねちっこさや意地の悪さが良く書けているように思われた。とはいえ、昨今は善意から来る差別についても考える時代であり、問題はより複雑になった。

被差別部落問題については気になっているのだがなかなか追えていない。日本史について読んでさまざまな地域実例について断片的にかじった程度だ。それでも、地域によって温度差やあったり、差別対象が全く異なっていたりすることがわかり、どこかで日本全体の実情について知りたく思っている。

田山花袋蒲団

女中の布団の残り香を嗅いで悶々とする話だってことは覚えているんだけれども、読んだときにはあまり印象に残らなかった。なぜだろう。自分が読んできた近代文学は、基本的ダメな奴がダメなままうだうだする話ばかりだったからかもしれない。その多くの一つとして処理してしまたか

で、自分が好きなのは飢え死にするほど悲惨じゃないくらいのダメさであり、親戚のちょっと困ったおじさんくらいのダメさなんだろうと思う。

有島武郎或る女

読んだことがない。ただ、ドナルド・キーンの「百代の過客〈続〉 日記に見る日本人」によればこんなことを書き残しているそうだ。「僕ハ是レカラ日記ハ僕ノ身ニ大事件ガ起ツタ時ノミ記ケルコトニ仕様ト思ツタガ、矢張夫レハ駄目な様デアル。日記ヲ記ケ慣レタ身ニハ日記ヲ一日惰ルコトハ一日ヲ全生涯カラ控除シタ様子ナ気ガスル。夫レ故是レカラ再ビ毎日日記ヲ始メ様ト思フ」(意訳。日記書かないとその日が無かったみたいで落ち着かない)。ここでツイッターに常駐している自分としては大いに共感したのである。そのうち読もう。

志賀直哉小僧の神様

読んだはずだが記憶にない。「暗夜行路」で娼婦の胸をもみながら「豊年だ! 豊年だ!」と叫ぶよくわからないシーンがあったが、そこばかり記憶に残っている。これを読んだ当時は、この小説のように自分がどれほど理想を抱いていたとしても、モテいからいつかソープランドに行くのだろうな、とぼんやり思ったことを覚えている。

ちなみに、自分が初めて関係を持った女性貧乳だった。だがそれがいい

お父さんとうまくいっていない人は子供の才能をつぶす話である清兵衛と瓢箪」が刺さるんじゃないかな。あとは少女誘拐視点の「児を盗む話」もよかった。

内田百閒『冥途・旅順入城式』

大学時代知り合った文学少女から薦められて読んだはずなのだが、覚えているのは「阿房列車」の何編かだけだ。それと、いつも金に困っていて給料を前借りしていて、そのことのまつわるドタバタを描いた作品日記もあって、そうした印象ばかり残っている。

関係ないけど就職活動中に、この文学少女から二次関数を教えてくれと言われ、片想いしていた自分はそのためだけに都内にまで足を延ばしたことがある。いいように使われていたなあ、自分あいつには二度と会いたくないが、元気にしているかどうかだけは気になる。

宮澤賢治銀河鉄道の夜

めんどくさいファンがいることで有名な作家全集には第三稿や第四原稿が収録されており、比較するのも楽しい。俺は〇〇は好きだが〇〇が好きだと言ってるやつは嫌いだ、の○○に入れたくなる作家の一人。○○には「ライ麦畑で捕まえて」「村上春樹」「新世紀エヴァンゲリオン」「東京事変」などが入る(註:この四つのものとその愛好家に対する歪んだ愛情から来る発言です。僕も全部好きです。すみません)。サブカル系にはこれがモチーフになっているものが数多くあり、その点では「不思議の国のアリス」と並ぶ。

思想に偏りはあるが、独特の言語感覚や観察眼は今でもすごく好きだ。余談だが新書の「童貞としての宮沢賢治」は面白い。

江戸川乱歩押絵と旅する男

知り合いにいつもぬいぐるみキーホルダーを持ち歩いてかわいがっていた男がいたが、それで本人が落ち着くのならいいと思う。不安の多い世の中で、人が何か具体的に触れるものにすがるってどういうことなんだろう、って、ってことをこの作品を思い出すといつも考える。どこで読んだか思い出せなかったが、これもちくま文庫全集でだった。

横光利一機械

狭いコミュニティの中でこじれていく人間関係の話ではあるけれども、新潮文庫場合表題作よりも他の話のほうが気に入った。印象に残っているのは十二人の旅芸人夜逃げする「時間」と、ナポレオンヨーロッパ征服に乗り出したのはタムシのせいだったという「ナポレオンと田虫」。

谷崎潤一郎春琴抄

実はこの作品は読めていない。谷崎作品は割と好きで、「痴人の愛」「刺青秘密」「猫と庄造と二人のおんな」「細雪」は読んだ。「痴人の愛」という美少女を育てようと思ったら逆に飼育される話は自分人生観に多大な影響を与えたし(例の文学少女気持ちをもてあそばれても怒らなくなってしまったのもこれが遠因だろう)、「細雪」はただ文章リズムにぷかぷかと浮くだけで心底気持ちがいい。ついでに、戦時中生活爆弾が実際に降ってくるまでは震災コロナでただよう自粛雰囲気そっくりだったこととよくわかる。

ところで、最近久しぶりに谷崎作品を読もうと思ったら、ヒロイン名前が母と同じだったのですっかり萎えしまった。というか、ここ最近趣味が「健全」になり始めていて、谷崎作品に魅力を感じられなくなっている。感覚がどんどん保守的になっていく。これはいかん。

夢野久作ドグラ・マグラ

ミステリ編参照。anond:20210215101500

川端康成雪国

高校生の頃に読んだのは確かに記憶に残っているのだけれど、高校生川端康成エロティシズムが理解できたかどうかはよくわからない。たぶんわかっていない。せいぜい伊豆の踊子の裸の少女を読んで、ロリコン発症させたことくらいだろう。

太宰治斜陽

太宰はいいぞ。自分は愛される値打ちがあるんだろうか、というテーマを本人の育った境遇パーソナリティの偏りや性的虐待疑惑に求める説は多いが、そういう心理普遍的ものでもあり、だから多感な時期に読むとわかったつもりになる。芸術に何歳までに読むべきという賞味期限原則としてないが、これもできるだけ若いうちに読んでおくといい。太宰の理解者ぶるつもりはないが。

もっとも、本ばかり読んで他の活動をないがしろにしていいものだとは全く思わない。あまりにもドマイナーな本を読んでマウンティングするくらいならバンジージャンプでもやったほうが話の種にもなるし人間的な厚みも出るというものだ。たぶん。

三島由紀夫仮面の告白

天才的。男性のあらゆる種類のコンプレックスとその拗らせ方を書かせたら彼の右に出るものは少なかろう。ただ、大学卒業してから突然読めなくなってしまった作家でもある。息苦しくなるまで端正に磨きこまれ文章のせいかもしれない。

武田泰淳ひかりごけ

極限状況下でのカニバリズムテーマにした小説なんだけれども、途中から戯曲になって、「食べちまう葬式ってえのは、あっかなあ」などとやけにのんびりした台詞が出てくるなんともユニーク小説。ただし、これは単なるブラックジョークではない。物語は序章、戯曲第一部、第二部と別れているのだけれども、その構成にきちんとした意味がある。

人類全体の原罪を問うようなラストは必見。あなたは、本当に人を食べたことがないと言えますか?

安部公房砂の女

祖父母の家から貰ってきた作品で、愛蔵版らしくカバーに入っていた。カフカにはまっていた時期だから楽しんだ。カフカ父親の影から逃れられない主人公とは別の種類の渦巻にとらわれてしまった主人公がだらだら、ぐだぐだしてしまうのだが、カフカ男性によって抑圧されているとしたら、こちらは女性に飲み込まれている文章だ。

大西巨人神聖喜劇

未読。不条理陸軍の中で、最強の記憶力を頼りにサバイブする話だと聞いて面白そうだと思い購入したのだが、ずっと積んだままだ。これに限らず、自分戦争もの小説漫画をあまり読んでない。戦争に関しては文学よりも歴史書からアプローチすることが多い。

これは自分の悪癖だが、戦争ものになると庶民よりも知識人にばかり感情移入してしまう。

大江健三郎万延元年のフットボール

大江健三郎は初期の作品をいくつかと、「燃え上がる緑の木」三部作を読んだきりで、どういう態度を取ればいいのかよくわかっていない作家の一人だ。狭い人間関係の中のいじめだとかそうした描写に病的に関心のあった時期に読んだせいで適切な評価ができていない。

燃え上がる緑の木」は新興宗教原子力発電といった(結果的には)非常に予言的であった作品であったが、癖が強くカトリック宗教教育を受けた自分であっても世界観に入り込むのに時間がかかった。「1Q84」よりもきつい。面白いが。

萩原朔太郎『月に吠える』

大学時代の友人に薦められて読んだ。「この家の主人は病気です」と、飢えて自分を食ってしまったタコの詩ばかりを覚えている。覚えているのはこれだけだが、この二つが読めたからいいか、と考えている。大体、詩集ってのはピンとくる表現ひとつでもあれば当たりなのだ。そして、それはあらゆる書物にも当てはまることである

福沢諭吉福翁自伝

祖父学生時代に送ってくれたのだけれども、ぱらぱらとしか読んでいない。

子供向けのものだった気もするし、近々原文にチャレンジするべきか。自助論西国立志編)なんかと合わせて、自己啓発書の歴史を知る意味でも興味深いかもしれない。

正岡子規歌よみに与ふる書

読もうと思って読めていないけれども、これまたドナルド・キーンの本で面白記述を見つけた。「墨汁一滴」の中に、つまらない俳句乱造しているやつの作品にはどうせ碌なもんなんてありゃしないんだから、そういう連中は糸瓜でも作ってるほうがマシだ、という趣旨のくだりがあるそうだ。創作する上でのこういう厳しさは、いい。

石川啄木時代閉塞の現状』

ローマ字日記しか読んだことがない。たぶん日本最初フィストファックが描写された文学かもしれない。春画はどうか知らないけど。

小林秀雄『様々なる意匠

詩集翻訳しか読んだことがない……。

坂口安吾堕落論

堕落と言いつつもある種の誠実さについて語った本だった気がするが、それよりも新潮文庫で同時に収録されていた、天智天皇天武天皇家系にまつわる謎についてのほうが印象に残っている。

哲学編に続く→anond:20210222080300

関係ないけど芥川が載ってないのは納得できないぞ。

2021-01-04

天気の子ってこんな映画だったのか…

ヒット映画をそれなりに楽しめるタイプだと思っていたから、これだけ違和感ゴリゴリあって、つまらない映画だとは思わなかった…

君の名は、はそこそこ楽しめたんだけれど

天気の子リアリティのないものを、リアリティのある背景と街並みで描かれていたという感覚

あと、キャラクター倫理観が全くない。

発砲するし、警官妨害をして、シャブ中みたいな発言を繰り返す。

主人公は、モラトリアムをこじらせ、なんだか縛られてる!と家出した16歳の少年、帆高。

厨二病を拗らせた行くすえみたいなやつで、神津島衝動的に飛び出し、金が続く限り、ライ麦畑で捕まえてを片手にネカフェで寝泊りする。

そこまでさせるのは、親と確執があるのか?と思いきや、それは一切描かれない。帆高が健康で、かつ捜索願が出されていたこから、親は悪い人ではないのだと思う。

その帆高を拾い、月に3000円という低賃金住み込みで働かせるおじさん。

そしてその姪。

親に問い合わせをせず、未成年を働かせ続ける。

どうかしてない人間がいない。

帆高の親が帆高を探しにきたとき、おじさんが帆高に5万を渡し、家に帰れと言って、まともなことを言うじゃん!と見直したら、それが悪のように姪が責め立てる

こいつもどうかしてるヒロイン陽菜

母親を亡くし、小学生の弟と2人暮らししている中学生

なんか変な鳥居に祈ったことにより、局地的に晴天を作ることができるようになった女。

帆高に唆され、晴れを作るビジネスをし荒稼ぎをする。

帆高が警官家出少年として補導されそうになったとき、雷を落としトラックを大爆発させ、その混乱に乗じて逃げる。

そのあと帆高と弟で楽しくカラオケ歌ってたとき、こいつらみんな頭おかしいのか?と思ってしまった

そして、能力を使いすぎて死にかけたときに、帆高のことしか考えてなかった。

弟は?

そして、母親が亡くなったあと、子供2人で暮らすようになった理由最後までわからない。

帆高が息するようにくそポエム読むし、大丈夫だよ!一緒に逃げよう!って言っても毎回どうにもならないし、たまたま拾った銃を持ち歩いて発砲したり脅したりするのに、俺たちは間違ってない!みたいな善人仕草をする。

帆高が捕まっても逃げ出すし、線路を走り回る。

仕事を頑張ってる警官無駄疲弊させられてる。邪魔するな!って帆高が邪魔なのよ。

陽菜関東地方の一部を晴れにするために犠牲になったんだ!俺が助ける!というけど、警官としては知っちゃことないし、だから逃して!って言っても説明不足すぎる。

もう能力使わないって言ってるくせに最後祈って晴れにさせてるし、まじで訳わからねぇ…

絵が綺麗で音楽がいい感じなのはわかった。

キャラクターが全員嫌いになるし、思い入れもできない映画ってすごいな…

2021-01-02

物忘れというか物を無くすスキルが高すぎて困ってる

とにかく俺は物を無くす。その上無意識に物を持ち運んで無意識にどこか置く習性があるようで、不要ものは捨てて、自分の物は管理能力を超えない範囲で所有する事にした。(ミニマリストに近いかもしれない)これで私生活ものを無くしたりどこかに行っても探せばすぐ見つけられるようになった。

やった!勝った!物忘れ編完!!というわけにはいかず、社会生活が未だに地獄だ。

例えばオフィスエアコンの清掃をする事になって小さい掃除機と換えのエアコンフィルタを現地に持っていったとする。先にフィルタを全部交換した後に、換えのフィルタがない箇所を清掃するために掃除機を使おうとしたら用意したハズの掃除機が見当たらない。準備した記憶はあるが、現地に入ってから1度も使ってない。また無意識にどこかへ置いたのかと焦燥感に駆られ、今までたどった経路を遡り辺りを見回しながら探すが見当たらない。そもそも準備しただけで倉庫に置きっぱなしにしたのかもしれないと思い、倉庫に戻るがやはり無い。たしかに現地に持っていってるみたいだ。

その後1時間の清掃時間に対して2時間掃除機探索をする羽目になったが、掃除機は出てこなかった。

どうすれば消えるのか、自分でもわからない。俺はものを消す天才なのか?頭がおかしくなりそうだ。

俺は過去勉強ができない癖に(高校偏差値38)1年ほど浪人して勉強したら地元市役所に受かった。が、仕事の飲み込みも遅く、指示も取り違うはでキャパティシを超えるのに時間は掛からなかった。それに物忘れの拍車がかかり書類を紛失しすぎて、あまりにも周りに迷惑がかかり、自分精神限界にきたことがあった。親に相談したが「そんなの誰だってそうだろ」と横に流され、とうとう精神科に掛かってwais-3まで受ける羽目になるも「うーん、数値上は健常者ですね!一つ一つのことを丁寧にやっていきましょうねぇ!」と言われ、俺はとうとうメンタルを壊し仕事を辞めた。

なんかもう卓上から動かず、自分管理能力を越えず、人並に生活出来るような仕事ってないんだろうか。

ライ麦畑で捕まえて」でホールデンがしたがっていたライ麦畑で遊んでる子供が崖から落ちそうになったら止める仕事をしたとしたら、きっと俺はこども達をどこかに無くすんだろう。

機能が死んでるんだろうか。それとも、俺には特殊能力があって所有した物をランダムで亜空間転送する異能力でもあるんだろうか?

ちなみに掃除機はまだ見つかっていない。

追記

反応いただけると思って無かったのでお返事嬉しいです。ありがとう。優しい表現に涙が出そうになりました。きっと、どれだけこの気質理解されず辛く当られるか、わかってる方なんだとお見受けします。ありがとう

私自ADHDADDを疑ったのですが、精神科医の厳密な検査の結果私は健常者みたいです。ちゃんと明記してなくてすみません。でも、優しい言葉がとても嬉しかったです。本当にありがとう

2020-12-20

anond:20201220191049

羨ましいポ

ライ麦畑で遊んでる子供が崖から落ちないように見守る仕事したいポ

2020-09-25

anond:20191126111039

ライ麦畑で~」じゃないけど、人生の正道というか大通りに引き戻す指導必要だと思うんだよな…これはポリコレなやり方じゃないけど…

2020-08-28

DeepLでおもしろ翻訳 / ライ麦畑で捕まえて

ライ麦畑で捕まえて chapter13

主人公ホテル娼婦を呼んで会話をするシーン

 

I certainly felt peculiar when she did that. I mean she did it so sudden and all.

 

これをDeepLに翻訳させると

 

徳井)確かに あの時は何か変な感じがしましたよね (馬場園)そうなんですよね 急にやったからね

https://www.deepl.com/translator#en/ja/%20%20I%20certainly%20felt%20peculiar%20when%20she%20did%20that.%20I%20mean%20she%20did%20it%20so%20sudden%20and%20all.

徳井) (馬場園)と入ってしまう以外はまあ合っているが

 

 

追記

構文的に難しい言い回しはなくテンポよく読めているがそのitやthatは何を指すのかなどで迷う時に

DeepLに放り込んで前後をザッと確認したりしている。

が、全体的にキツめの女言葉になることが多く中二のオネエが痛い妄想をしながら

ほっつき歩いている小説のようになってしもうてる

2020-08-23

集英社少年ジャンプ関係者応援する署名を作った

http://chng.it/RxHGtCvM

以下、署名キャンペーン原文ママ貼り付ける。

言いたいことは全部書いたつもり。

文章が長くてごめんなさい。

概要だけ読んで貰えれば大体わかると思う。

概要

この署名目的は、株式会社集英社特定要求をするものではありません。

署名の主眼は、少年ジャンプ応援作品応援する人がこれだけの数いるのだと、集英社に知って頂く事にあります

私は下記の事柄集英社様にお伝えしたいです。

暴力や性、悪意といった汚いものを描いたフィクションが、傷つき抑圧された誰かの心を浄化解放して救う事が確かにあります

そこには小さな社会貢献が確かにあります

いろいろな批判真摯に受け止めても、クレームには安易に負けないで下さい。

キャンペーン詳細】

昨今、少年ジャンプ漫画作品について、暴力シーンやお色気(性的と取れる)シーンを含む描写批判の声がインターネット上であがっています

そのうちのいくつかは、マンガ表現が読者に悪影響を与え現実差別犯罪助長するのではないかという想像根拠とし、治安向上のために表現の改変や規制を望む声が多く含まれます

作品批判のものに異議はありません。

漫画作品が読者にどのような影響を与えるかは複雑で予想がつかないと同時に、一定責任が付随するものと私も考えています

しかし同時に、集英社様には安易クレームに負けて作品取り下げや改変などといった性急な判断を下す事なく、漫画果たしている様々な社会的貢献と責任について、あくまで慎重に考え判断してほしい、そして私達の愛する作品をどうか守って欲しいと願っています

賛同下さる方はぜひご署名下さい。

キャンペーン動機

(※自分語りが入る事をお許し下さい。読み飛ばして下さってもあまり問題無いです。)

このような考えを私が持つに至った理由個人的経験に由来します。

まず私は少年ジャンプラブコメ作品を正直あまり好きではありません。

おそらく一般家庭よりも性的に抑圧された教育を受け、また一方で性的嫌がらせとも言えるとても不快行為幼児期経験してトラウマを抱えた私は、気が付けば「強い女性男性支配され傅き、あるいは苦しめられる描写」を愛好するようになり、恋愛ものフィクションでもそのような人間関係描写に憧れ、またポルノでもそういったジャンルしか興奮できないようになっていました。

そんな私にとって、世の中のポルノに限らず純愛と呼ばれる恋愛ドラマラブコメ殆ど生理的不快ものとして映ります少年ジャンプラブコメ漫画例外ではありません。昔から男女間の軽いセクハラ嫌悪し、純愛ラブストーリーにしらけ、ラッキースケベと呼ばれる不自然性的描写にも眉をしかめていました。

しかしそれは、私のごく個人的な嗜好の問題に過ぎない事も強く自覚していました。

なぜなら、逆に女性男性暴力を振るうという暴力的・性的フィクションがたしかに私の心を救ってくれて、汚いものを好み申し訳ない存在だと思っていた私でもこの世界存在しても良いのだという自己受容を得る事ができたからです。辛い子供時代を過ごした私にとって、これは確かに必要ものだったのです。

私が価値観の違う他人尊重し、その心情や痛みを想像する事を覚え、また卑屈にもならず自分の心を守る事ができる様になったのは、その自己受容のお陰による所が大きいです。

世の中には私にとって不快表現が沢山あります

しかし私の「見たくない権利」を過度に押し通せば、大勢の人の「見たい権利」を侵害する事になります

から私は「見ない努力」をし「見ない自由」をできる限り行使して日々過ごしています

【皆さんにお伝えしたい事】

私にとって、少年ジャンプには好きな漫画もたくさんありますが、個人的不快に思う漫画も沢山あります

ジャンプ作品の全てを愛している読者では決してありません。

しかし、しかしです。

純愛健全と呼ばれるエロやお色気を嫌悪し、インモラルとも言える暴力性愛を描いたフィクションに心を救われた私だからこそ、

暴力的・反社会的表現が、抑圧された誰かの心を浄化・開放する事を知っています

私の心を不快にする表現が、他の誰かの自殺を食い止め生きる希望を与えている事を知っています

ハラスメント暴力性的描写フィクションとして消費しながら、同時に人と健全関係を築き、お互いを尊重し合う事ができる事を知っています

エロに「健全エロ」と「不健全エロ」といった単純な区分など本当はできない事を知っています

フィクション表現が読者にどんな影響を与え、時に狂わせるかは製作者にもコントロール不能な難しい問題だと思います

ジョン・レノン殺害した犯人ライ麦畑を愛読し、コロンバイン高校射殺事件犯人マリリン・マンソンを愛聴していた様にです。(※賛同者さまからご指摘を頂いたので訂正します。当時メディアによって犯人マンソン愛好者だと報道されバッシングが行われましたが、これは後にデマだった事が発覚しており事実無根のようです。)

刺激的で過激フィクションが人の認知を歪め犯罪に走らせ、世の中を悪くする可能性が100%無いとは私は思いません。そういう事もあるのかも知れません。

しかし私は「事はそんなに単純ではない」と言いたい。

特定表現規制たから悪影響が減る、といったシンプルな考え方は思慮に欠け危険ものだと思います

最後に】

あらためて集英社様にお伝えします。

暴力や性、悪意といった汚いものを描いたフィクションが、傷つき抑圧された誰かの心を浄化解放して救う事が確かにあります

そこには小さな社会貢献が確かにあります

いろいろな批判真摯に受け止めても、クレームには安易に負けないで下さい。

世の中の大勢少年少女が読むであろう漫画出版する企業として、本当の意味での責任は何なのか、深く考えて頂ければと思います

また、読者である私達の良識をどうか信じて下さい。

もし私達がなにか問題を起こしたとしても、それは少年ジャンプのせいではありません。私達がもっと勉強すべきだったのです。

私達は多様な表現作品、またそれを作るクリエイター権利が守られる事を望んでいます

そしてどうか元気を出して下さい。私達が応援しています

私に賛同いただける方は、是非とも署名よろしくお願いいたします。

2020-08-11

ライ麦畑でつかまった

ライ麦から逃げ切れたら10万円ってビデオに出たことがある

2020-04-21

[] 120 ハッピーエンドは〜

 風俗嬢プライベートで遊んでたのだけど、

最近コロナだの体調不良で会ってくれなくて、終わった。

ハッピーエンドはいらない」という、増田文学を読んでいる。

主人公は、コンビニ夜勤バイトして、2000年代前半はOKだった違法薬物をキメている。

ネトゲ経由で行き着いたIRCに、コンビニ夜勤をやっている大学生が、いたような、いなかったような。

コンビニ夜勤お金が良いと聞いていたが、結局やらずじまいだったな。

そして今主人公は、トリップを終えて、英語をはじめ、ライ麦畑で捕まえてを読んでいる。

人生は長いから、中卒でもやる気があれば英語できるようになる。

からはまだLINEが来ない。

女の子モテモテなら1人の女の子に執着しないで済むのかもしれないけど、現状全くモテないので執着してフラれるパターンばかりだ。

何回同じことを繰り返すのかと言えば、少なくとも何十回は繰り返している。

変わり方がわからない。

いや、変わらなくていいのか。

もう最初に言うしかないと思う。

仲良くなれそうな人がいたら、それを伝える。

世の中には、持病を抱えていて、それに絶望する人もいれば、上手く付き合っていく人もいる。

治せないのなら、うまく付き合っていくしかない。

何考えてるのわからない風俗嬢は捨てて、別の楽しみを見つけに行こう。

また1人になって、自由世界を楽しもう。

2019-11-26

anond:20191126230152

もきゅもきゅしてそう!!青空の下さわさわゆれてるライ麦畑~🎵



🧸偶然見つけた絵文字

2019-11-08

[]2019年11月7日木曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
0012713643107.428
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07386961183.250
0883648178.146
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221271213395.535
2314815057101.740
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増田合計ブックマーク数 ()内の数字は1日の増減

6761860(3614)

2019-11-07

anond:20191106210546

Catcher in the Ryeだったら「捕手入りライ麦畑」じゃないのかね


  ← それってさぁ、「フルーツ イン ゼリー」が直訳すると「ゼリーの中の(中に)フルーツ」だけど意訳すると「フルーツ入りゼリー」になるのと同じような感じ?

anond:20191106210546

この「つかまえて」

歌い手ネットスラングの「わかりて」と同じ(捕まえ手)。 

ゆえに元増田ツッコミいれるべきなのは

"「ライ麦畑で捕まえ手」 ではなく

ライ麦畑の捕まえ手」だろうが!"

です。

anond:20191107115830

まあ直訳じゃないよね。

ライ麦畑で捕まえる人」だとあんまり語呂よくないし売れなそう。

2019-11-06

ライ麦畑でつかまえて」って誤訳じゃね?

それだとCatch in the Ryeになるじゃん

Catcher in the Ryeだったら「捕手入りライ麦畑」じゃないのかね

2019-07-21

残念な土曜日 「天気の子」の感想

今日は何にもできなかった。大して面白くもないツイッターに張り付いてクソ詰まんないツイートを眺めて一日が終わろうとしている。

昨日は天気の子を見た。終わった直後はうーん、てなったけど新海監督のインタビューみたりパンフレットを読んだりしてたらちょっと評価が変わった。

好きなシーンはいっぱいあった。絵もよかった。話とかセリフとか声優とかは気に入らなかった。うん。君の名は。っぽいところもありつつ新海監督の好きそうなエロいところもある映画

汚い東京を描いてびっくりしたね。新海監督は東京をきれいに描く人だと思ってたから。君の名は。を観た時になんか東京を凄い美化しているなと思ったりしたけどいざ汚い東京を見せられるとちょっと見たくないなと思った。

子どもたちだけで何かするというのはとてもいい。憧れだ。俺も女の子と一緒にどこかへ逃げたい。逃げ続けることなんてできないけど一生忘れられない思い出ができるはず。声優ヒロイン女の子以外全員違和感あったな。

君の名は。みたいな大ヒットはしないと思う。君の名は。のような勢いながないから。大人が見たらなんか物足りないなって思うかもしれない。若者向けの映画だと思った。また主人公女の子のために走ってた。

家出少年ライ麦畑で捕まえてを読んでるのはちょっとべたすぎるのではないかと思ったけど、実際にはライ麦を読んで家出する人はいないので主人公は凄い子だなと思った。

あとは広告だな。あの東京ウザイ広告の嵐を丁寧に全部描いててちょっとうるさかった。カップヌードルとかどん兵衛バイトルヤフー知恵袋などが出てくるのも現実に引き戻されるから嫌だった。

現実を描いているんだと言われたらそうなんだけど、もうちょっと取捨選択をしてもいいのではないかと思った。女の子が祈っている姿は美しいですね。画集が欲しいです。

あと爆音音楽独り言カットの多い映像時間を一気に進めるやつはあんまりきじゃない。君の名は。でもあったけど。前前前世のところね。あれやると映画音楽ミュージックビデオみたになっちゃう。

天気の子は好きな作品だ。でも一回じゃわからいからもう一回観に行ってみようと思う。

2018-12-09

ライ麦畑をつかんでいたい

Hの時、必ず、いつどんなときでも、絶対に、もう絶対おっぱいを触っていたい。

でも上手くいかない。

どうしよう。

 
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