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2024-04-14

anond:20240414124452

ファイナルガール (The Final Girl) は、ホラー映画に登場する人物類型である

1960年代後半以降のアメリカで大量に作られたホラー映画が、

一様に純粋若い女性が男の殺戮者と対決するが最後には生き残る」という構造をもっていること

映画研究の分野で注目され、この類型的な女性像が映画研究キャロルクローバーによって「ファイナルガール」と命名された。

需要があるところに、供給生まれる。

ヤリマン肯定需要が無い。

2024-04-04

会社の創立20周年の記念日に、社長アンドロイド採用してきた

 それから一年間、俺はそれを溜飲に入れたままで手をつけず、でも腸は煮えたぎっていた。アンドロイド自分上司になったのは十八ヵ月ほど前だから、他が同じことをしても安全なのはほとんど間違いないはずだけど、俺が自分上司のことをSNS罵倒していたのが重役にバレたらどうなるかは、想像する気にもなれなかった。

 俺は翌週の午後まで待った。その時間、重役は会議に没頭する。俺は自分の部屋のドアを閉めて、カーテンを引いた。ドアには鍵がなかったから、アカウント偽装してアイコンを隅まで塗り潰したものの、モニターをじっと見つめたままでいるうちに画面が暗くなってしまった。VRの中で、元上司のことを考えた。元上司は俺も持っているのと同じ業務が原因で職を失ったが、目の見えなかった期間が長すぎたのでESC(Employment Support Center)の力では光を取り戻すには至らなかった。元上司が見せた将来への信頼が揺らぎはじめる。元上司業務内容と俺の業務とは同じ系だが、取り掛かり方は個々人それぞれだ。俺は職を失うハメになりたくない――それに、俺がもたらそうとしている変化は、社長のところへ行ってアンドロイドの設定をもとに戻せば取り消せるものだとはいっても、それは重役に気づかれずにできることではなかった。

 ゴーグルを揺すってふたたび明るくし、アプリの起動画面を表示した。この幻想的なアイコンのような鮮明で新緑の葉が木に宿っているのを、俺は見たことがない。けれど旧世代的な家庭環境を持つ友人たちが、寓話とも呼べる”新緑の葉”を見つけることは自分たちにも全然できないと確証してくれたことがあり、その言葉を疑う理由はなかった。俺の職場環境は、人間の三種類の性格類型論の典型的な反応と同じように分類することで、人の力量を最大限発揮できるよう最善を尽くす。だが、単なる分類しかしていないわけではなく、ほかの選択をすることもできる――その選択した場合、俺は職場の中に新しいハードウェアを入れることなく、社会心理学的なこれまで以上の就労を得ることが出来るのだ。

 その仕組みはこうだ。俺の人工学データじゅうに散らばっている量子シナプスには数百万個のスペアが含まれていて、機能中のセクターのどれかが故障したときに代わりができるように待機している。そのスペアは、前もって特定言語思想に割り当てられてはいない。なぜなら、たとえば代替需要右翼的左翼的に偏った場合に、左翼派に割り当てられたスペアが、うまい棒チーズみたいな人気味によって場所ふさぎに終わることがないようにするためだ。そして選択後に俺の思想を真似る手段は、形式分子言語フィルターではなく、量子井戸全体に一連の電圧を設定するというものなので、スペア表現できるのは民主主義共産主義のような二元論限定されない。社長が送ってきたアンドロイドは、各員に指示して俺たちの持つスペアのすべてを覚醒させ、さらに、覚醒したスペアをもともとの思想領域あいだとその両側、計四つの新しい帯域に同調させることができた。

 俺はマウスホイールを指先でなでながら、結論を出そうとしていた。アンドロイド上司が俺を他の社員と同じにしている。アンドロイド上司のおかげで俺は人々の中に紛れ込んでいる。それ以上のものを望む理由は? 統計学的運命まかせにされていても、俺はあと二十年、完全に職を失うことはなかっただろが、友人は実行できるもっとも早い時期に代替手段選択し、俺はこの環境適応する機会を最大限にあたえられた。

 だが、それは十八ヵ月前のことだ。俺の頭にまだ新しい環境を意義あるものに出来る柔軟性がある今、この試みがなかったら、自分がなにを逃したか死ぬまで分からないままだろう。

 決断を引きのばさせていたマウスから指をいったん離して、そのあとすぐ画面のボタンクリックする。

契約更新

 会社アンドロイドの優位性と実務証明必要としたが、どちらもアンドロイドの取扱説明書にはっきりと記載されていた。メーカー保証書は既に期限切れだが、なにも無効にはなっていなくて、HPの長たらしい前書きが謳うところによれば、このアンドロイドは定期検査をする技術従事からその作動を完全に隠すことができる。休止状態に戻しても修正不能な誤りが生じないかぎりは、企業アンドロイド思想ブールに干渉したことは一生発覚しない可能性もあった。

 次の局面では優位な反応を示していた。標準の思考はい・いいえ)の曲線はすでにかなりの部分が重なりあっていたが、青の曲線はそこからほぼ完全に離れたところにあった。デフォルト選択されているのは、青と赤のあいだにふたつの新しい曲線を押しこんでからさら折衷案の端にひとつ否定案の端にひとつの曲線を付け加える方法だ。 ”逆方式”のデフォルトもひと組用意されていて、それは新しい思考のさまざまな組みあわせからどのようなかたちで情報を引きだすかを指定するものだった――あらゆる人間の頭の中で赤と青の反応の違いが計算され、脳へ送られるのとまったく同じようだ。

 そうした構造をなにかしら編集する――そのプロセス企業独自のひねりを加える――ことを考えると、緊張で手が汗ばんだ。理想的思想範囲がどんなものか、俺自身個人的な考えを作り上げようとしても、どこから手をつければいいのかさえわからない。それは同時に、俺がデフォルト設定を許可するとしても、それが悪意に基づいた選択ではないことの証明だともいえるだろう。けれど、表示されているいくつかの曲線の整然とした見た目には、心落ち着かせるものがあった。密着して並ぶ曲線の小さな山の各々は、隣の山から約八十ナノメートル離れた波長で頂点に達していて、行政上の認可領域を均等かつ効率的カバーしている。そのどこかにおかしな感じはなかったし、生物学的深層レベルの複雑な正当化なしには納得できないところもなかった。なにも変更は必要ない。

 俺は『続行する』を押して、次のページに進んだ。

 警告

 あなたアンドロイド思考セクターを起動・再同調させると、アンドロイドの脳の思考経路に永久的な変化を生じさせる可能性があります。このアプリ思考オリジナル状態に戻すことができますが、あなたアンドロイド挙動に関しては、われわれはそのような保証をいっさいいたしません。

 決定の責任はすべてあなたにあります

 <NIプロジェクト

 この警告に俺はまったく動じなかった。アンドロイドが受けとったり受けとらなかったりする情報によって改変されるというのは、俺にとって目新しい話ではなく、取扱説明書にでかでかと書いてあることだった。アンドロイドの登場は日本を救うのにはちょうど間に合ったが、俺を救ってくれたほどの効果があるものではまだなかった。さまざまな規模の企業自治体たちもアンドロイドを導入している。考えれば考えるほど確かだと思えてくるのは、俺がこのチャンスをふいにしている間に、同僚や俺の友人たちが俺のはるか先を全力疾走して谷の反対側に姿を消してしまうのがいちばん恐ろしい、ということだった。

 俺はさらに『続ける』をクリックした。

 警告文はプログレスバーに取って変わった。アプリアンドロイドの共同作業の進行状況を、バーの上の文章が警告するのを俺はまじまじと見ていた。スペアセンター工程作成センサーの内部テスト、再同調、再テスト

 プログレスバーが八十五パーセントのところで一時停止し、アプリが俺に、AI制御されているか、適切な業務可能か、と尋ねた。思考クリアで、業務環境は整備済みだった。俺は社内からアカウントを追い出し、スマホをひらいて自分アカウントを部屋に導き入れてから社長にもらったアクセスキーテーブルに置き、それからアンドロイドに投じる思弁ベース連続した帯になるまで前後に調整した。

 アプリに指示されるまま、俺はゆっくりと帯を動かして、スペクトルの左から右へ、赤の端から順に少しずつ青を動かしていった。スピーカーからナノメートル数字カウントされるのは、アプリが量子ブールにおこなった微調整をあらゆる波で検証しているためだ。それはとても劇的で俺に高揚感をもたらした。

 アプリが終了を告げる。 

完了

 スマホを見ると、プログレスバーは百パーセントに達していた。画像ズームアップして、環状の帯がふたたび表示された。それが広がり点になるとアプリは終了し、俺をスマホホーム画面をじっと眺めた。

 扉を全面に閉じて、部屋を空白で満たす。なにひとつ前と違って見えるものはなかった。周りを知覚するのに何かの変化が生じるまでには数日から数週間かかることもある、と注意を読んでいた。しかし、苛立ちは安堵に相殺された。俺が今ほかに何をしたにしろ、少なくともアンドロイドに害を与えても職は失ってはいなかった。

 次の数日間、俺は職場実験場にして、同僚の意見に対して独自判断をしたようなアンドロイド言論に悩まないことを学習した――いうまでもなく、人権無視や、パワハラや、答えようのない曖昧質問につながるような、それよりはっきりした反応を見せないことも。明らかに動揺する新入社員や、競合他社びいきの上司を見て、ニヤニヤ笑いをこらえるのが無理そうになったときには、自分だってどこを取っても同じくらい馬鹿みたいに見えていることを思いだすようにした。そのためには鏡は必要なかった。ちらっとシャツの汗の染みに視線を下げれば、それはまるで洪水の水が引くときに残していった灰色の沈泥のように見えて、こみあげる恥ずかしさがきっちりと唇から笑みは拭い去った。

2024-03-30

anond:20240330015941

どんなに平易な教科書でも書いてないことは書いてないよ

たとえるなら、高校範囲数学物理を教えることを銘打ってる参考書である限り、どんな平易なものがあったとしても、四則演算の繰り上がり繰り下がりでつまづいていることに無自覚な人は、読む進められなくなりうる。

そういう参考書である限り繰り上がり繰り下がりの仕方が書いてあるページなどないのだから。それがあればまだ自動的フォローされるかもしれないが、そうじゃないなら自分がそこにつまづいていると気づくきっかけも与えられない。

自分計算した結果が参考書が示すものと違うからといって、繰り上がり繰り下がりの無理解にも無自覚なほど学力が低い人が「繰り上がり繰り下がりを理解してないからではないか」と原因を特定できる可能性は低い。

大学範囲学問なら高校以下の学習事項が身に着いて当然と思われている計算のコツなり解法の類型といったような発想力やひらめきについて同様のことが起こるだけ。

2024-03-21

anond:20240321191006

タブロイド思考タブロイドしこう)とは、複雑なものごとを皮相的に単純化類型化して把握する思考パターンである。周辺ルート思考とも呼ばれる。何が原因であるかについて、深く考え分析すると単純に断言することができず、判断が難しいような事象ステレオタイプな枠で捉える思考である一般人においては正確さよりも分かりやすさが重視されるため、大衆向けの情報発信タブロイド思考を用いている事例は多い。

2024-03-17

同性婚憲法24条1項

「両性の合意のみに基づいて」の「のみ」は、婚姻を異性婚に限るという意味ではなく、婚姻をする2者以外の意志の介入(端的には家制度下による両者親族意向など)に歯止めをかけるために入れられた文言である、というのが、24条1項の立法意思についての一般的理解そもそもこの憲法誕生した時代に、「同性同士が結婚する」というアイディアは、法曹界だけでなく当時の同性愛実践する当事者にとっても全く現実的ものではなかった。

このことから立法意思説に立った場合法律意思説に立った場合も、24条1項は、同性婚積極的禁止しているわけではなく(人間と法は、その時点での想定の枠外のものを「禁止」しない)、同性婚を「想定していない」(未規定)という解釈一般的である2021年札幌地裁判決に始まる各地での同性婚訴訟判決も、このような解釈に基づいている。その点で、https://anond.hatelabo.jp/20240316113208増田が書いている「憲法同性婚を想定していない、というのは憲法学会の通説であり」は100%正しい。

ただし、同じ増田追記で書いている「両性の合意がない以上、それに準ずる制度は作れたとしても憲法上の婚姻には該当しないって理屈付けしなきゃ無理」のほうは間違っている。「憲法で同性の婚姻保障されていない状態のまま、民法戸籍法において規定された婚姻を同性に拡張すること」自体法律論的には問題がない。憲法上では未規定だった対象や事項を下位法で包摂するというのは、憲法24条以外の憲法条文でも当然存在する。たとえば肖像権プライバシー権憲法上では想定されていなかった未規定権利だが、第13条の幸福追求権という抽象的な包括的人権から敷衍される具体的権利性のひとつととらえることにより、後に民法規定され保護されることになった。そこは、増田引用している高橋和之先生がこのように書いている通りである

日本国憲法は、人権をそこで列挙した個別的人権類型限定したのではなく、時代の変化に応じて生ずる個人の新しい必要要求が具体的人権として個別化されることを認めている」

高橋和之立憲主義日本国憲法(第4版)』(有斐閣、2017 年)



なお、ここで元増田に都合の悪いことも書いてしまうと、元増田引用している高橋和之氏の「立憲主義日本国憲法」 の

婚姻自由については憲法24条が保障しているが、近年議論され始めた同性間の結婚まではカバーしていないというのが通説である

立憲主義日本国憲法」 (有斐閣2017年



という部分は、実は2020年発行の第五版では「通説であった」と改められている。このことは国会質疑でも取り上げられている。https://twitter.com/P_reDemocracy/status/1597644240489701377

それはともかくとして、2021年札幌地裁判決では、少なくとも同性カップルに対して権利保護の仕組みを一切立法しないのは国会裁量範囲を超える違憲状態であり、このような違憲状態を解消するうえで、実際に現行の民法戸籍法規定する婚姻を同性に拡張することで解消するか、それとも海外シビルユニオンPACSのような、婚姻と似たような形で同性間にもパートナーシップの法的保護保障する、別建ての法律を新たに創設することで解消するかは、国会の広範な裁量に委ねられる、としていた。以後の各地域での同性婚訴訟基本的な流れも基本的にはこの立場にあった。「同性間に結婚を許してもいいし、同性向けに(あるいは同性も含めて)結婚みたいな別制度を作ってもいいから、とにかく何かやりなさいよ」ということだ。

一方、今回の札幌高裁判決は、この建て付けから一歩踏み込んで、現行民法戸籍法が同性間の婚姻を認めていないことは、憲法24条1項にも違反するとしており、ここまでの判決とは大きく意味合いが変わった。これは同性婚訴訟当事者支援する法曹にとっても予期せぬ判決で、驚き混じりの賞賛の声が出ているほどだ。ただし、その「違憲である現行民法戸籍法のあり方」に対してどのような立法解決を図るかは、引き続き立法機関たる国会裁量に任されていると考えられる。よって、憲法24条1項の定める「婚姻」の下位分類として、現行民法戸籍法の定める「婚姻」と、新たに民法規定される「何か」(たとえばシビルユニオンPACSのような婚姻類似制度)が併存する、という建て付けも可能であろう。その点では、札幌地裁判決に続く一連の判決での示唆と、求める立法解決の形が激変しているわけではないと思う。

とはいえ(これまで保守派が「同性婚禁止している」と認識していた)24条1項自体にもとづいて「現行民法戸籍法違憲だ」という判決が出るというのは結構すごいことで、おそらくこの判決が出たことで「国会がどのあたりを落としどころにするか」というラインも変わってくると思う。おそらく自民党保守派も「婚姻制度提供する法的保護のごく一部について最低限保障するようなショボいシビルユニオンを作れば違憲状態は解消され、保守派も何とか納得するだろう」だったものが、「同性パートナーシップを現行民法戸籍法の「婚姻」には絶対入れさせたくないが、そのためには、あるていど充実したシビルユニオン法案提案せざるを得ない」という感じになるかもしれない法相から以下のような物言いが出てきたのはその潮目の変化を表していると思う。

小泉龍司法相はこの日の定例会見で「国民生活の基本や国民一人一人の家族観にも関わる問題で、国民的なコンセンサス理解が求められる」とし「われわれも、議論を進めるという意味では貢献できるところがある」

岸田首相「同性婚規定、なくても憲法に違反しない」 札幌高裁が「違憲」判決出したのになお後ろ向き:東京新聞 TOKYO Web

与党内でも、公明党はもともと同性婚推進派だし、自民党内で同性婚反対の論調リードしてきた安倍はいまズタボロの状態にある。外堀は徐々に埋まりつつある気がする。

2024-03-16

ゲーム小説とかのメタ展開が楽しめなくなって悲しい

俺はゲーム小説メタ展開が大好きだ

ここでいう「メタ展開」とは、作中の物語が、読者やプレイヤーといった受け手現実世界認知して言及してくる

あるいは受けて自身物語構造重要役割を持っているという感じの展開を意味している

具体的な作品名を挙げるとだいたいネタバレになることが多いのだが、

それまで傍観者だった読者がゲーム内のキャラから呼びかけられて彼らを救うみたいなやつだ

架空存在第四の壁を打ち破ってくることにワンダーを感じる


だが一定数の作品に触れてしまった今、どうやら俺はメタ展開に完全な耐性を得てしまったらしい

新鮮な驚きや感動が得られなくなってしまっていることに気づいた


メタ展開ってもう類型が決まってしまっているのだ

おおむねどちらかに当てはまる

小説なら読者自身犯人だったり、ゲームならUIに関連する演出が入ってきたり、できることが限られてしま

もっと楽しみたいと思うのに、彼らは絶対に紙面や画面からはでてこない

構造上の天井を知ってしまった気分だ

「どうせこうくるんだろ」というのを超える作品がもはや存在しえない

本当に悲しい

記憶を消して最初の衝撃を味わいたい

2024-03-08

ストリートファイターの”波動拳"の描写って"ドラゴンボール"のかめはめ波から

エネルギーを溜めて両手を突き出して放つ感じのモーションってかめはめ波由来だと私は勝手に思った来た。

ルーツがどこにあるのか知らないが、アニメゲームにおけるエネルギー攻撃類型を作り、広めたのはドラゴンボールじゃないかと思っている。しらんけど。

2024-03-03

anond:20240301190014

好みのストーリー進行が独自のものになるってほど、オタク向け作品ストーリーテリングが独自かというと全然、全くそんな事は無いので当然の話。

様々な古典やら過去流行った構造オタク向けディテールを乗っけてるだけってか、オタク向けに限らず世の中の創作の9割以上が類型存在するものベースに、それに乗っけるディテールの組み合わせの妙味を味わわせるって作り方をしてると理解しとくのが健全と思う。

2024-02-28

大学卒業から20年、資格勉強以外の本を一切読んでない俺が薦める「人生で一度は読んでおくべき本」

「7つの習慣」「チーズはどこへ消えた(「金持ち父さん貧乏父さん」でも可)」

読んでおくだけでいい。中身は覚えている必要はない。読んでおくことで「読んだことがある」と言える。それが大事

内容について思い出したくなったらググればいくらでも出てくる。でもググって知ったのと読んだことがあるのは違う。何故なら「読んだことがある」と言えるようになるから

読んだことがあるビジネス書の数や傾向でマウント取ってくるアホに対して全方位に万能に最低ラインを超えていると思わせたいならひとまずこの2冊が高コスパビジネス書マウントで人を値踏みするような連中から評価簡単に稼げてオススメ

「じゃあこれも読んだほうが良いよ!」と言われたときは「今、資格勉強してて時間なくってえ……」「ポケモン名前覚えて子供と話合わせなきゃいけなってえ……」とか言っとけば読まずに済むよ。この2つさえ読んでおけばね。

山月記」「こころ

純文学的な何かっぽい何かを読んだことがあるかどうかでマウント取ってくるアホに対して同じように高コスパ好感度稼げる2冊。

漫画映画元ネタになることも多いし、内容的にも簡潔に面白いところが纏まっているので大体誰でも楽しめる。

「「それから」も読めよ」とか言われたら、「どんな話なんすか~~~」と聞いて、途中途中に「つまり高学歴ニートなんすねー」「でも気持ちはわかるな―」「現代にも通じますねー」を挟んでいけば勝手相手が全部ネタバレするから最後に「なんかもう内容分かっちゃったから、忘れた頃にでも読みますわ~~~自分の頭で感動したいんで~~~」で〆れば逃げれるよ。

「◯◯で分かる名作」的な奴なにかしら

別に動画でもいいけど、とりあえずこれで数を水増ししておけば良い。物語基本的類型を一通り味わってないと大人になってから叙述トリックまじですげぇ!読んだことがない奴は人生損してる!」みたいな最悪のハシカにかかって周囲からドン引きされるので。

漫画映画でも一通りは味わえるけど、一通りの原液に触れておく方が予防接種として確実性が高いので。

旧約聖書」「新約聖書」「般若心経

しょーじきクッソつまらんけど一度読んでおいた方がいい。別に漫画でも映画でもいいけど、適当邦訳原本をササっと読み終えちゃう方が結果的に楽だと思う。

如何に宗教が滅茶苦茶言ってるかに触れておくことで、カルトにはまりにくくなるし「神様は超えられない試練は与えないんだよ」みたいなアホすぎることを抜かす輩にもなりにくくなる。

宗教的な何かを神格化してしまうのは、まともに触れたことがない証拠みたいな所あるからマジで少しでいいから触れておいてアホクサを味わったほうがいいよ。

漫画だけど「闇金ウシジマくん

知るべきでない社会について超スピード勉強するために読むべき。

ギャンブル借金・薬物・風俗・極端に頭の悪い友達との関わり方について考察するための材料になる。

高校までの教科書」 中退とかヤンキー高校卒とかでまともに読んでないなら特に

人生必要なことの多くが書かれている。

特に家庭科教科書生活習慣病予防における基礎知識が一通り網羅されているのでその辺だけでも読むべき。

高校3年の内容まで来ると大学への入門編みたいになってくるけど、高校1年ぐらいまでのは本当に覚えておかないと色々な所で躓くので、自信がないなら一通り読みなおした方がいい。

俺はもう20年読み直してないか世界史とかかなり曖昧になってきてるけど、読み直すのは面倒くさいか放置してるせいで世界情勢とか見ててもイマイチ頭に入らんことがあって困ってる。

人生で一度も読んだことがなかったら、なんでパレスチナ問題が起きてるのかとか説明されても理解できなかったと思う。

2024-02-27

anond:20240227223330

タブロイド思考タブロイドしこう)とは、複雑なものごとを皮相的に単純化類型化して把握する思考パターンである。周辺ルート思考とも呼ばれる。何が原因であるかについて、深く考え分析すると単純に断言することができず、判断が難しいような事象ステレオタイプな枠で捉える思考である一般人においては正確さよりも分かりやすさが重視されるため、大衆向けの情報発信タブロイド思考を用いている事例は多い。(Wikipedia)

生産性の高い職場」の四類型、どれもクソ。「生産性が高い」とは人の心がないということ

短期集中搾取

ギャンブル、薬物、性風俗マルチ商法などによって顧客の溜め込んだ財産を一気に絞り取っていくタイプ

借金漬けにして絞り粕になったらさようなら

無数の人間人生犠牲にすることで利益を得る構造

ギャンブル

運任せで突き進み成功したらオッケー、失敗したら計画倒産タイプ

企業だけ見ると社会の発展に大きく貢献している成功者に見える。

失敗した企業やそこからの玉突き事故で産まれ社会的な損失を考えると社会トータルで負けてる。

寡占市場

市場からライバルを追い出して独占状態を作り出してから値段を釣り上げるタイプ

商品本来価値より高く売ることで産まれ生産性上げ底しかない。

明らかにカルテルを組んでるとしか思えない業界も割りとあるよね。

富裕層専門型

貧乏人を相手にせず富裕層のみを相手にするタイプ

一見すると健全に見えるが、その顧客上記手法によって金を得た連中ばかり。

金のためなら何でもやる奴らにモチベーション供給社会破壊を後押ししている。

2024-02-22

anond:20240221081720

この人、全然詳しくなさそうなので週刊誌相手訴訟交渉ゼロ件、ネット上の名誉毀損訴訟ゼロ件の地方のクソザコ弁護士として、わかる範囲で突っ込んでいくよ。

報道以上のことはわからないし、この仕事をしている以上、「事実小説よりも奇なり」なんてことはちょくちょく遭遇するので、元の案件については判断を保留してどっちの味方でもないつもりだよ。


「何故、性行為の有無に関する主張が変わったのか」「何故、新潮ではなく個人を訴えるのか」について解説するよ。

おう。

裁判官不足による名誉毀損訴訟形骸化

裁判官慢性的に不足しており、昨年の国会でも取り上げられたほど。本来必要人員の半分しかしない。

そうなの?

ソースこれ?

https://news.yahoo.co.jp/articles/9f3d36eb32f0c91880157d31b43d991108bd7513

それともこれ?

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/000420420210312003.htm

ソースとも、「昨年の国会」での「裁判官の全体的な不足問題」ではないよねえ?

必要人員の半分」ってソースどこ???ツイッターの法クラでも話題になりそうなもんだけど誰か言ってたっけ?(情報全て追えているわけじゃないので言ってたらごめん)

一方で個人紛争は年々増加しており、中でも名誉毀損訴訟の増加率が突出。

ソースはどこ?

名誉毀損なんて絶対数たいしたことなくない?

地方民でネット集客に熱心じゃない自分事件に当たらないだけ???

そのため、名誉毀損訴訟に対しては「出来る限り迅速に終わらせる」運用裁判官に求められる。出来なければ人事評価で落とされる。

地方民なもの裁判所との協議会にも毎年参加しています名誉毀損なんて件数自体が多くない(はず)ので、交通事故医療建築等の専門訴訟についての迅速化が課題なのでは?(マジレス

件数が多くて類型化しやす訴訟の審理運用については協議会で定期的に話題になりますよね。

具体的には、適当口頭弁論を流した段階で裁判官和解案を提示することだ。松本人志と文春の裁判4月にはこの段階に入ると思われる。

適当に流す」って一体何よ笑?

口頭弁論で丁々発止の議論をしてると思ってるのかな。ドラマの見過ぎよ?

基本的にはteamsでの弁論準備でしょ。(あれ、クッソ使いにくいよね)

尋問の打診もせずに4月に和解勧告はないでしょ。

そんな雑な審理の裁判官がもしいたら弁護士会経由で来る人事評価シートでクソミソに書くよーw!

この和解案は被告たる週刊誌側に雀の涙程の賠償金を払わせて手打ちにするものであり、原告側は基本的拒否出来ない。拒否したら裁判官の心象を損ねて一審敗訴になるからだ。そうなると原告側にとってダメージは甚大。

週刊誌名誉毀損案件って細かな銭勘定よりも勝った負けたのイメージ勝負な印象が外野から見ていて強そうなので、そんな和解案お互いメリットがないような。

週刊誌が負けていて判決までいってる名誉毀損爆笑太田の件も記憶に新しいけど結構件数あるよね?

そんなクソみたいな和解案、私なら拒否して徹底的に争うから週刊誌中の人、俺に仕事くれ!

(※もちろん冗談です。個別事件の直接勧誘は“弁護士職務基本規程”で原則禁止されていますのでよい子の弁護士は真似しないでね!!)

追記

ブコメの人、職務基本規程のところ誤字ご指摘サンキュー

かいな笑!(褒め言葉

週刊誌を訴えても数百万しか取れない」とあちこちから言われる根本原因は、裁判官不足なのである週刊誌側もそれを分かってるから書きたい放題書くし、名誉毀損で訴えてくるのを狙ってるフシすらある。安い賠償金になることで「記事の大部分が真実だった」と国民に思わせることが出来るからだ。

しろ根本元凶は①慰謝料追記修正慰謝料相場)が低いこと、②懲罰的損害賠償がないこと、③敗訴者による勝訴者の弁護士費用負担が(基本)ないことでしょ。

赤い本基準で死亡慰謝料が2000~3000万円ですからねえ。

あれもうちょっと何とかならんですかね。

伊東純也の件では新潮側が新証拠を出せない中、伊東弁護士罵倒するだけの記事を繰り返して伊東側が週刊新潮を訴える流れを作ろうとしたが、弁護士が乗らず、新潮司法の場から追い出した。つまり新潮側の策略は失敗。

「なぜ新潮ではなく女性側を訴えるのか」はこれで説明がつく。

ここよくわかんないところ。

女性相手にするのか、週刊誌相手にするのかは獲得目標の設定次第で違うだろうから乗るも乗らないもなくない?

伊東選手側の代理人についても、自分ならあん戦略をとらないなあという印象ですが、報道しか知らないので表面上の感想だけにとどめます

弁護士も人の子である

「なぜ主張が変わったか」はこれで説明がつく。

行為関連の示談交渉女性側のバックになんとやらの人が居ることが少なくない。今回も「女性個人スポンサー」の存在が報じられている。

このような状況では男性側の弁護士の大半は強気に出られない。「弁護士さんにもご家族がいらっしゃいますよね」と相手から言われたら従うしかないのである。性行為の有無に関係なく。

ここ一番ウケたよ。漫画の読み過ぎだよ~~~笑

ただし、この牽制が効かない弁護士もいる。不動産サラ金など、なんとやらの人がデフォで居る領域活動する弁護士である。件の加藤弁護士はまさにその中の1人で、「かぼちゃの馬車」(スルガ銀行不正融資事件)や「熱海土石流災害」で被害者の弁護を担った実績を有する。伊東純也は、弁護士が彼に変わったことで、「性行為すらしてない」と初めて弁護士を通じて主張出来るようになったのである

加藤先生履歴を詳しく知らないし調べる気もないので再び論評は控えますが(ネット上の弁護士情報、あてにならないので)、むしろ、前述のアホみたいな牽制が効いちゃう弱々な弁護士いるの?

私自身、街弁なので、不動産事件サラ金普通にやっていますが「なんとやらの人」、一度も見たことないよ。そっち系の人に会うの、国選で覚醒剤絡みのときぐらいだよ。

サラ金との仕事なんて、破産するか、任意整理で窓口のお姉さんと返済計画協議するかの二択でしょ笑(過払いバブルを知らない世代

うちの事務所クラウド電話導入して電話録音しているし、イマドキは相手にも全て録音されている覚悟でやり取りしていますよ。

今後の展望

伊東純也の不起訴は確実。証拠不十分に過ぎる。

一方で虚偽告訴と損賠については今の報道だけではなんとも言えない。

風向きが変わるとしたら、新潮が一発逆転クラスの新証拠提示するか、新潮関係者が東京湾に浮かぶとかの事件が起きた時だ。

漫画の読み過ぎ~笑その2

民事刑事でどうなるかについては、証拠報道されているものだけでない可能性もめちゃくちゃあるので、判断保留&静観します。

(つまらなくてゴメンね。こうなる!って断言した方がマスコミ受け、ネット受けはいいんだろうけどね。)

2024-02-19

anond:20240219192717

東島衣里さんがおっさん芸人ラジオ担当みたいになってるなとはよく思う

でも東島衣里さんすごい好きなんよね…ご本人の才が話し方や来歴から伺われる

たまに言いたいこと抑えてるな、我慢してるなって感じるときもあるから大変なこともかなりありそうだけど、

サンドウィッチマンはともかく中川家は古いだけのおっさんではない面もたまにのぞかせるのでその類型はいいがたい部分もあるかもしれない

でもニッポン放送はそういうフォーマットの面では結構古さあるよね

去年のキンチョーラジオCM教授若い女性の教え子に気持ち悪い問答させるやつで、ああいCM今流せて意見ネット上であんまり見ないのはさすがに制作側とリスナー偏ってるんだなとは思った

紀藤正樹 MasakiKito @masaki_kito

メディア取材源のみを訴える訴訟典型的スラップ類型訴訟です。

事実を見抜くプロであるメディア掲載しなければ表面化しなかった事案ですから市民だけを提訴する訴訟取材源とメディアを分断させる戦略が見え隠れし今後の同種の市民活動を萎縮させる懸念があります

https://twitter.com/masaki_kito/status/1759464928317178093

倉重公太朗(KKM法律事務所代表弁護士) @kurage4444

流石にそれはない。紀藤先生就活行ったこともある好きな先生ですが、本件ばかりは伊東選手サイドに私は立ちます

これが許されれば、国際試合中のスポーツ選手を狙った告訴脅迫の類いが成立することになりかねず、安易に裏取りしない雑誌社が一番の問題ですが、警鐘をを鳴らす意味では良い選択肢

https://twitter.com/kurage4444/status/1759491888858685565

山森貴司(元「月刊Will常務執行役員、元Jスポーツ、元群馬テレビアナウンサー記者) @Takajikkyo

紀藤さんは弁護士ですが、私メディア立場で言うとメディアは「事実を見抜くプロ」ではありません。

また「このような市民活動を萎縮させる恐れ」は、メディアを巻き込み世論を味方に付けて、知名度のある人間と戦うという方法ですか?

これは弁護士としての主張でなく、紀藤さん個人の主張ですね。

https://twitter.com/Takajikkyo/status/1759522080742400296

2024-02-18

anond:20240218104905

好みのモデルの街頭アンケじゃねんだわ

人間とチームを組んで共同生活をすると考えてたら普通性格人間性が評価基準に入る

人間との共同生活じゃなくて若い穴肉の無料オナホゲットだと思ってるからそこがメインの評価軸になってる

相当異常な光景だわ

女を人間扱いできない男は類型的にゴミやで

というのが欧米の男にとってのスタンダード

そもそもこれを否定出来る女がどれくらいこの世にいるの? 女も男を金や身長学歴地位判断してるよね?お互い様じゃないの。

はてなーの大好きなデータ見てこいよ

ググれば出てくんだろ

2024-02-17

anond:20240217150653

これ全然神話だよ

中国日本共通してる漢字って3割くらいじゃないか

単語レベルになると1割くらいしか共通してないんじゃないか

言語類型も違うし(こっちは膠着語、向こうは孤立語)

言語類型全然違うということは同じ簡単意味内容を表すのでも

全然違う言い回しをしないといけないということだよ

何より音素の体系が違いすぎて、

音素と文字マッピングの仕方が全然うから文字として知ってる漢字も音で聞いて意味が思い浮かべられない

発音が難しいかスピーキングは特訓が必要になるし

まあ語学に楽な道はないってことだね

2024-02-11

投資リスクとの向き合い方の4類型

anond:20240210213228元増田だ。

追記にも書いたが、投資リスクとの向き合い方にいろんなタイプの反応がもらえて面白かったので、ちょっとそのあたりを深堀りしたいと思った。

ざっくりと

  1. 長期のインデックス投資を信じるか / 疑うか
  2. 資産額の日々の変動と向き合うか / 距離を置くか

の2軸がありそうだ。もちろんこれは0/1というよりはグラデーションなのだが。

1. 長期のインデックス投資を疑って / 日々の変動と向き合うタイプ

自分はこのタイプ

長期のインデックス投資だろうがずっと損失が続くこともありうるし、たまたま損失が出たタイミング自分生活お金必要タイミングがやってくるかもしれない。ただ平均的にはインデックス投資は割のいい賭けなので、日々の変動と向き合いながら取れるリスク範囲内で攻めたいと考えている。

このタイプの人は日常の中で常に薄っすら投資のことを考えているので、投資のもの好きな人や、情報処理理論武装が得意な人が多そうだ。

日頃から考えているのでもし暴落が起きたときにも経済的精神的な備えはできていそうだが、自分判断力を過信して情報に惑わされる心配はありそうだ。

2. 長期のインデックス投資を信じて / 日々の変動と距離を置くタイプ

元増田の反応を見た限り一番多そうなのがこのタイプの人たちだ。

各種インデックスの長期チャートやここ数年のパフォーマンスを見ていると長期のインデックス投資絶対視したくなる気持ちもわからないでもないし、全員が投資のことを日常で考える余裕があるわけでもないというのも事実だ。

このタイプの人は「長期・積立で持てば大丈夫」と思っているのでリスクを大きめにとるだろうから、おそらく過去数年ではもっとも高いリターンを得ただろう。しかし実際に暴落に直面したときにも全員がこの姿勢を貫けるのかが心配だ。いざお金必要タイミング暴落が重なったときに困ってしまう人もいるだろう。

3. 長期のインデックス投資を疑って / 日々の変動と距離を置くタイプ

投資はしないか、完全に余剰資金でのみ投資をすべきという意見の人が多そうだ。

運用成績という意味ではおそらくパッとしないだろうが、暴落も「ほら見ろ」という感じで意にかけないだろう。

4. 長期のインデックス投資を信じて / 日々の変動と向き合うタイプ

今回の反応ではあんまり見かけなかったが、インデックス投資初心者に多そうだ。

インデックス投資というのがなんだかいいらしいと聞いて初めてみて、実際にここ数ヶ月はパフォーマンスもいいので、定期的に口座を見てはニマニマしているというイメージだ。自分最初はそうだった。

このタイプがいざ暴落したとき現実に耐えられず、いわゆる狼狽売りをしてしまう層なのだろう。

こうした苦い経験を経て、投資を辞めてしまうか、日々の変動と距離を置くようになるか、もっと理論武装しようと考えるかが分かれ道だ。

2024-02-10

anond:20240209124425

ではあなたはどれだけ類型化された分かりやすパッケージングされた商品女なんでしょうか?

2024-02-09

anond:20240209213224

プライドの高い売春婦プライドの低い売春婦、どちらもそれぞれ趣があるだろう。

そこを雑な類型化で趣を捨てるのは愚か。

2024-02-06

増田ぶつかりおじさん

読解力がなさすぎて、元投稿文章を読み間違えて全然違うリプライをつけてしまい、

なにいってんだこいつ」とか突っ込まれると削除して逃亡する

そして「突っ込みがつまらいから削除した」と謎の弁明をはじめて勝ち誇ってくる

類型として、自分理解出来ないものは全て「論点ずらし」と言い張り続けるウザ絡みおじさんもいる

2024-01-30

友人が、陰謀論の旗振り役になってた

ここ最近ずっとモヤモヤしてるので、陰謀論に深くはまり込んだ友人のことを書かせて欲しい。

その人のことは仮にAさんと呼ぶ(以後、"彼・彼女"と書くべきところを全てAさんで統一します)。

疎遠になった友人からの連絡編

7, 8年くらい前にひょんなことから知り合って、よく遊んでた友人がいる。ノリがよく、冗談などで周りを盛り上げる、陽気で楽しいひとだった。

しばらく一緒に出かけたりして頻繁に遊んでいたのだが、何となく「Aさんのことが苦手かも」と気づいたこともあり、いつしか疎遠になった。

別に絶交したわけでもないし、そこは現代人の付き合いあるあるで、疎遠になったAさんともSNSではなんとなく繋がったままだった。

まりSNSを熱心に使うタイプではない私は、ここ最近はAさんのことはすっかり忘れて、ごく普通な日常を過ごしていた。

そんなある日、半年ぶりにSNSを開いてみたところ、Aさんからグループの誘いが来ていることに気づいた。


陰謀論についてのグループだった。

ガチ陰謀論グループだった編

最初は、「久しぶりの連絡で陰謀論か。何年経っても冗談を言うキャラは変わってないんだな」と思った。

グループ参加者を見てみると、当時よく遊んでいた仲間たちのアイコン名前が並ぶ。そしてそのグループは、参加しないと投稿が閲覧できないプライベートな設定になっていた。

「仲が良かった界隈でまた集まるために作った、同窓会的なグループなのかな?」と思い、ひとまずグループに参加してみてみることにした。

参加してみて、驚いた。

そこにはパーティー候補日を知らせる投稿や、当時を懐かしむようなやり取りは1つもなかった。


ただただ、Aさんがさまざまな陰謀論を説く投稿。そして、陰謀論に関する記事動画へのリンクがびっしり並んでいたのだ。


ガチ陰謀論グループだということを知った瞬間、私はそのグループを抜けた。参加していた期間は、およそ2, 3分もなかったと思う。

人は、あまりに予想外の状況に直面すると、例えそれが命にかかわるようなことでなくとも、心拍数が130を超えるらしい。いらん知識が一つ増えたなと思いながら、Apple Watchからの警告の通知をオフにした。

しばらくしてみてみると、グループ参加者欄に並んでいた共通の知人は、知らない人たちのアイコンに置き換わっていった。私のように、騙されて?参加した人が多かったらしい。

投稿の数々に度肝を抜かれる編

遊んでいた当時のAさんに、陰謀論の陰は感じたことはなかった。

「さすがに何かの間違いだろう」と思い、SNSでAさんのページを開いてみると、そこに並ぶのもやはり陰謀論の数々。

地球平面説や、反ワクチンSNS投稿できないからなのか、伏せ字を使っていた)やら、フリーメイソンやらの陰謀論投稿

ピザプリントされたシャツを着ている人が痙攣してる動画シェアして、「ほらな!」みたいな反応をしてたりして。

私には、何が「ほらな!」なのか全然からなかった。が、Aさんが昔とは変わってしまたことだけは分かった。


あれほど友人が多く、明るくコミュにケーションが上手だったAさん。

しかし、伝え聞く話では、今やAさんは友人間で「やばい奴」認定され、関わる人はほとんどいなくなったらしい。

SNS投稿も、ひたすら自分の見ている狭い世界から、外側に対してのヒステリック罵詈雑言だらけになっていた。

単なる陰謀論者ではなかった編

ここまでは(普通ではないにしろ)、ある意味定型的な陰謀論にハマった人間の観察日記だと思う。

Aさんは、その遥か先をいっていた。

SNSのページをスクロールしていくと、Aさんは自身が関わっているセミナーや、著書の宣伝をしていた。

セミナー…?著書…?

悪い予感を覚えつつ詳細をクリックしてみると、当然のように陰謀論についてのセミナーであり、陰謀論についての著作だった。

思えば、昔から動力があったAさん。その特性個性をあらぬ方向に伸ばしてしまったようだった。

リプライには大絶賛が並び、SNSを見てもどうやらAさんはその界隈では名うての論客の一人みたいな扱いをされているようだった。

Aさんは、着実にステップアップし、陰謀論キャリア形成において謎の成功を収めはじめているようだった。

そんなAさんは、今日SNSに「常識を疑え!あなたたちは洗脳されている!」みたいな投稿をしている。

Aさんはどんな人だったのか

Aさんはそこそこ辛い過去経験したらしく、単なる冗談好きで気さくな人間ではなく、なんとなく陰を感じさせるところもあった。

そして振り返ってみると、Aさんには素質があった。学歴社会的立ち位置など、類型化された陰謀論者の特徴をかなり備えていて、今ならAさんが陰謀論者になるのは必然とさえ思える。

からみたAさんは、こんな人だった。

思い込みが激しく、頑固

一度思い込んだら、最後まで意見を曲げない頑固さがあった。

思い込みが激しくて頑固だったせいで、陰謀論にハマる過程忠告してくれる友人に耳を傾けることはなかったのだろう。

人をコントロールしたがる

近しい人をコントロールしたがることは、当時友人の間でも知られていた。それはAさんの家族に限らず、友人にも及ぶことがあった。

自分意見を疑うことは決してなく、非常に独善的で、客観性対義語のようなひとだった。

専門性

これは私がAさんのことを苦手だと意識し始めたきっかけでもある。Aさんと仲良くしていた当時、私は進学のために猛勉強していた。

ある日、Aさんと私の専門分野に関するトピックの話になった。

とある出来事に対しての私のコメントが、Aさんの考え方とは違ったのか、「あなたはそんなことも知らないのか、私にはわかる。あなたの言ってることは間違っている」みたいなことを、みんなの前で結構強めに主張されたことがあった。

私は議論がしたいわけでも、論破をしたいわけでもなかったし、何より驚いてしまって何も反応できず、2,3言ぶつぶつ言っただけで、折れた。

素人目にもAさんは明らかに間違っていたのだが、Aさんは最後まで譲らなかった。


近しい人が陰謀論者にならないようにするにはどうしたらいいのか

Aさんのことを考えるにつけ、こういった性格の人が、片足を突っ込み始めたらどうすればいいのだろうと悩む。

私自身Aさんには何の未練もないのだが、AさんのSNSを見るたびに、言いようのない無力感に襲われそうになる。「これがもっと近しい人間だったらどうすればいいだろう」と考えてしまう。

大切な人にはこまめにコンタクトをとり、様子がおかしいか確認するしかないのだろうか。

じゃあ実際に様子がおかしかったら…?

オチらしいオチがなくて申し訳ないが、答えの出ないこのモヤモヤした気持ち増田で書き殴るしかなかった。

2024-01-29

生成AI推進派も反対派も「議論する以前の状況」を脱しよう

今日のハテブで下のようなブログが上がっていた

"24/1/28 「生成AIの『学習』は学術用語だ」ということをそろそろちゃん説明した方がいい"

https://saize-lw.hatenablog.com/entry/2024/01/28/210053

いまだにこのレベルの内容がバズってるのを見ると少し辟易させられるが

考えてみると、ちゃん技術理解してる人間すらこのレベルのことしか書けないのは

対話の場がなくお互いの言葉尻をとらえてる状況が悪いと思うので少し整理して書こうと思う。

生成AIをめぐる問題の最大の面倒くさいポイント

・現時点での著作権運用がよく理解されていない

著作権をめぐる法理が日々変化しつつあることが理解されていない

という二重の難しさにある。

単に概念的に難しいというだけではなく、日本においては法制度の実装レベルですでに混乱が生じている。

とくに生成AI著作権を語るにあたっては「フェアユースという発想に賛同するか否か」という観点必要不可欠なのだ

日本においては一般フェアユースの法理が未整備なのに

一足飛びに機械学習だけ著作権法30条の4によってフェアユース的発想が導入されているという

非常に奇妙な状況になっている。

フェアユースとは何か、というのは非常に難しい。

一定程度の公正さがあれば具体的な類型を列挙しなくても著作権制限できるという考え」

とでも要約できるが、これだけでは意味不明だろう。

英国にフェアディーリングというものがあるが、こっちの「公正さ」はわかりやすい。

フェアディーリング英国を含む英連邦法体系にある発想で

非営利かつ研究教育目的批評報道などの場合著作権制限される」ということ。

たとえばこれがなければ公営学校図書館は莫大な支払いに追われ成立しえない以上

「公正さ」のために著作権制限してよいという発想はわかりやす

近代以降の文明国でこれを否定するような法理はまず存在しえないだろう。

フェアディーリングのものではないが、EU情報社会指令第5条なども同じように

「公正さは基本的非営利や少なくとも公益目的、かつ具体的にあらかじめ列挙される」という発想である

しかし、フェアユースはそういう単純な話ではない。

営利でも、今までに判例がなくても、抽象的な議論で公正さを主張できれば新しく著作権制限できるケースを創れる」

というのがフェアユースなのだ

ただし、元の著作権者の利益を「不当に」害さな範囲で。何が不当か?それはよくわからんので最高裁まで争いましょう。

一見すると無茶にも思えるが、現代人の多くはこの法理の恩恵を受け、著作権制限することで利益を得る側だ。

最も影響が大きいのはインターネット検索

フェアディーリングの発想だけでは、検索エンジンのサジェスト機能すら著作権的にアウトということになる。

それを「フェア」にしたのは、米国著作権法に組み込まれフェアユースの発想なのだ

サジェスト機能だけでなく、情報技術を用いた新サービスが興るたびに多くの裁判が発生している。

ただし問題点は、それがフェアユースだと認められたとしても、EUの法理で「いや、この機能著作権的にアウトだ、金払え」ということも現時点ですら可能であるということだ。というか実際にそういう判決はそれなりの頻度で発生している。

だってフェアユースあくま米国を含む一部の国でしか確立していないのだから



しかし、現実問題として、それなりに有用webサービスを立ち上げようと思えば、まずフェアユース的発想に頼らざるを得ないだろう。

そもそも著作権の発想はインターネット以前のものだ。

そこでいわれている「引用」は基本的に紙媒体実名人物著作相互引用する低速で静的な状況を想定しており

インターネットアルゴリズムボットを含む様々なエージェントが高速で動的に情報をやり取りする状況は考慮外だ。

もちろん、法の運用上はそれらに解釈を加え、少しずつ判例を積み重ね、法的に許される状態を少しずつ拡張していくわけだが

その結果が「サジェスト権利侵害です」となるのと、「フェアユースなので許可」となるのとでは、新サービス市場の発展速度が圧倒的に違う。


ネット民になじみが深いのは二次創作ミームだろう。

これらは基本的著作権侵害であるが、訴訟を起こす利益などが小さすぎるため放置されているに過ぎない。

しかし例えば、訴訟が大幅に簡素化・自動化され、二次創作ミーム不可能となる社会を人々は望むだろうか?


ここで問題は、「フェアユース」が正しいか、ではない。

究極的には、「どちらを選びたいか」という話になってくる。

もちろん、自分でどちらかを選びたいからと言って、それが自分の国の法理として実装できるかというと、大抵はそれは別問題だ。

フェアユースの発想を頑として認めない米国民がいたとして、如何なロビー活動天才でも、死ぬまでに合衆国法典第17編第107条改正するにこぎつけるのはまず不可能だろう。

逆に欧州の新進気鋭の政治家EUの現状を憂い情報社会指令第5条を全面撤廃改正してフェアユース的発想を導入できるだろうか?

政治生命を賭したとしても、やはり死ぬまでにやり遂げるのは無理だろう。


しか日本は違う。

はっきり言って日本における法改正ハードルは低い。

すでに著作権法30条の4が存在しているというのがそれを端的に示している。

しかもそれほど政治的紛争もなくぬるっと成立した、としか言いようがない成立過程である

これは「元の著作物に表現された思想又は感情享受」以外なら、営利目的でも無許可機械学習を行っていいとするものだ。

ただしここにはやはり「フェアさ」は必要で、その条件は「元の著作権者の利益を不当に害さない」という抽象的なものだ。

現時点では確固たる判例はないので、大型の訴訟が起きてから決まることになるのだろう。

これはかなり米国っぽい、フェアユース的発想である

前述したとおり、日本著作権法にはもともとフェアユースの発想はない。

それにもかかわらずいきなりこれがぬるっと成立するというのは、ある意味特殊日本の政治状況、法体系面白さというほかない。

そしてこれを「所与の動かしがたい条件」とみなす理由もない。

ぬるっと成立した以上、ぬるっと撤廃されることだってありうるのだ。


ともかく、日本においてはいろいろロビー活動余地法改正可能性、政治闘争で結果が変わる余地が多分に残されている。

だが以下は整理しておくべきだろう。

あなたフェアユース的発想を認めるのか、認めないのか?

フェアユース的発想を認めたとして、生成AIの利用はどのような具体的なケースでどうフェア・アンフェアなのか?

これは非常に難しい問いだと思う。私が答えるなら

(1)

フェアユースは認める。そもそもインターネット時代にそれ以前の著作権法を解釈判例でそのまま運用する発想は無茶。

二次著作物の利用や検索エンジンなどのwebサービスを「基本はアウトだが、訴訟コストが支払えないか事実上セーフ」という現状はいびつすぎるのはもちろんのこと、訴訟コスト簡素化されてそれらが制限される状況が公正とも思えない。

(2)

生成AIにおいて元著作物と生成物の市場での利用形態が完全に競合する場合フェアユースを認めたとしても「不公正」といえる。そもそもフェアユースあくまで「新しい市場開拓」という米国的な大義名分があって初めて成立する。

イラストを売っている販売元と同じようなプラットフォーム再販売するような場合市場拡大していないし不公正だろう。

逆にそうではないケース、元データ市場と新データ市場バッティングしない場合にはフェアユース的発想で公正とされると思う。

というあたりになるだろうか。

みなさんもまずこれを考えてみてほしい。ここを明確にして初めて議論価値が生まれるといえるだろう。

2024-01-28

慇懃無礼の逆が好き

慇懃無礼

表面上は丁寧に振る舞いながら、その実反発を受けにくい体で見下し、煽り、嘲り、マウントを取るための手法というなんともいやらしい言語の到達域である

日本中国に限らず世界にもこういう類型存在するのだろうか。するんだろうな。ろくでもない人類

.

さて、主語のでかい前置きを終えて本題に入るが、私はこれの逆バージョンが好きである。表面上は荒々しい、猛々しい、素っ気無い、ぶっきらぼうな口調だけど、根底には相手に対する敬意とか親愛とか配慮とか弁えが感じられるという喋り方が。

.

これに最初に気付いたのが『聖結晶アルバトロス』という漫画だった(作者は「争いは同じレベルしか〜」のカンガルーバトルミーム発祥者でもある)。キャラクターの一人である気の強い未熟なおガキ様が、無謀な抗戦を諌める従者に対して「黙れ○○さん!」却下し、母親を守りたい意地で主人公達に立ち向かおうとするシーン。構図自体は上の立場から目下の意見を断固はねつける、暗君とか高慢貴族かにありがちなそれ。なのに「さん」付けで呼んでるのが、従者への親しみはちゃん別にあるんだぞと分かってそのギャップがなんだかほっこり面白く感じたのだ。漫画あんまり面白くなかったけど。

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以下は既知の他の例

・『ニニンがシノブ伝

サスケが遂に手に入れたメイドロボ・エイミー(美人ではない)が、「ゴシュジンサガッテロコイツラハオレガヤル」と臨戦態勢に入る。「下がってな俺がやる」自体は色々な作品で見られるシチュエーションだけど、ご主人呼びが入る事によって、無愛想な護衛からの(私が守って差し上げる)的な言外リスペクトを感じられるのがよいね。まあただの脈絡ないギャグシーンなんですけどこれ。

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・『桃太郎読み切り漫画

月刊ジャンプだったんだろうか。

委細は覚えていないがスタイリッシュバイオレンス桃太郎軍団という味付けで、猿(ゴリラ)が桃太郎ォッ……!早くッ、命令しろ゛ォォッ!!」血気を滾らせながら戦闘許可を求めるシーン。好戦的で上役に対しても呼び捨てだが、あくま自分に決定権は無い事を理解している、俺への命令を下せと命令口調で叫んでるって入れ子構造がなんだか面白かった。「命令してくれ団長……今すぐ!(ウボォーギン)」に近いものがある。

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・『ニンジャスレイヤー

敵味方上司部下の見境なく「=サン」を付けて喋るお話。なんなら口に出さな独白でも付ける。死ねニンジャスレイヤーサン死ね!」はその畢竟だろう。wiki解説されていた奥ゆかしさ重点とは言ったものである。……これ意図的なヘンテコ日本語楽しむ作品から他と毛色が違い過ぎるだろ!などと突っ込んではいけない。作者は外国人だ。いいね

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慇懃無礼が如何に波風立てず相手disるかという狡猾さの表れなのに対し、この無礼丁寧とでも呼べそうな言動は、粗雑な口調からは隠しきれない善性や人間くささの垣間見える不器用さが味わいなのだ分析している。素晴らしきかな人類

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主語のでかい讃頌はほどほどに、ブクマカ創作で覚えているそういうシーンとか、現実でもそういうの見たことあるよとか、そういう慇懃無礼ならぬ無礼丁寧なエピソードがあったら聞いてみたい。

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注記)

ここでいう対象となるのは──それなりに知ってる人の多そうな具体例を出すが、「ワンピースで、緑牛がワノ国住民に対して非加盟国人権は無いと言い放つ(なんやこの差別主義者は……)→非加盟国への非人道的所業が実際度を越してた(あれってお前ら危ないよって警告だったんだぁ……)」みたいな後から真意が判るやつではない。例で挙げたように敬称立場込みのシチュエーションから、その場で判別の付くやつです。そこのところを押さえてコメント頂けるとうれしい。

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