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はてなキーワード: どんくさいとは

2024-11-21

anond:20240615021938

真の意味での相互理解なんてないんだなと思った。

俺もこいつやる気ねえなあと思ったりどんくさいなあと思ったりすることがあったけど特性問題なのかもしれないな。

反省

2024-11-14

エーミール少年の日の思い出を語る

 正しい人でありなさい。

 それが、僕に課せられた唯一にして最大の教条だった。

 幼い頃から、僕は常に「先生の家の子であることを意識させられてきた。両親は僕を品行方正な模範少年に仕立て上げることに腐心していたし、周りの人(大人子どももだ)は皆、僕の素行や成績の優秀さを褒めそやした。

 今思えば、僕は他人眼差しに見張られ、他人の期待に縛られて暮らしていた。だが、当時の僕は、それに不満や苦痛を感じることは(少なくとも意識の上では)全くなかった。むしろ、どんな時も「正しい人」として振る舞うことに、ある種の誇りすら感じていたように思う。

 友達をえり好みするのは「正しくない」ことだ、という両親の教えに従って、僕は誰にでも人当たり良く接していた。その甲斐もあってか、ほとんどの級友は僕に好意的だった。先生たちも僕を気に入っていたようで、贔屓と言われるような特別扱いを受けることも少なくなかったが、誰も文句を言わなかった。僕は何の迷いもなく、己に与えられた特権享受していた。それが自分の「正しさ」に支払われた報酬だと受け止めていたからだ。

 そんな僕が、一人だけ「友達」と呼べない少年がいた。隣の小さな家に住んでいた彼は、見た目も成績もパッとせず、不器用どんくさい、いわゆる劣等生だった。当時の僕にとって「優れていること」と「正しいこと」はほとんど同じ意味だったから、僕は「正しくない」彼のことをうっすらと見下していた(そしてそれを「正当な評価」だと信じていた!)。

 だが、もし彼がただの冴えない少年だったら、僕は彼とも親しくしようとしただろう。僕に「誰かを嫌う」という悪徳を犯させた(当時は本気でそう思っていたのだ)のは、彼の蝶に対する異常な情熱だった。

 あの頃の僕たちにとって、蝶の収集最大級の関心事だった。少年たちは蝶を捕まえては標本を作り、互いに自慢し合っていた。

 はじめのうち、僕はあまり熱心な収集家ではなかった。捕らえた蝶を完璧な標本に仕上げる作業は楽しかったけれど、蝶を捕まえること自体にはさして魅力を感じていなかったのだ。

 だが、彼は違った。彼は「蝶狂い」としか言いようがないほど、生活のすべてを蝶捕りに捧げていた。「蝶を探していた」という理由遅刻して先生に怒られるのは日常茶飯事で、彼の母親が夜に戸口の前で息子が戻ってくるのを待っているのを見たのも一度や二度ではなかった。

 それほど蝶に入れあげているにもかかわらず、彼は自分の標本を他人に見せようとしなかった。標本を級友たちとの「社交」の手段と捉えていた僕は、そんな彼に不気味さすら感じていた。こいつは一体何のために蝶を集めているんだ? 遅刻の罰として教室の前に立たされている彼の、何を考えているかからない顔を見るたび、僕は疑問に思わずはいられなかった。

 ある日、僕は虫取り網を片手に近所の森に出かけた。新しい標本を作るために蝶を仕入れに行ったのだ。あらかじめ目星をつけていた場所で狙い通りの蝶を捕まえ、さっそく家で標本にしようと帰りかけた時、近くでガサガサと物音がした。音の方を見ると、一人の少年が森の奥へ向かっていた。彼だ。彼は僕に気づくこともなく、上の方を見ながら歩みを進めていく。僕はほんの少し迷ったあと、彼の後を追いはじめた。誰かのあとをつけるなんて全く「正しくない」ことだと思いながらも、なぜかそうせずにはいられなかったのだ。

 十分以上歩いただろうか。少し開けた川べりで、彼はようやく足を止めた。僕は木の陰に隠れて、彼の様子をうかがった。彼は静かに網を構え、宙の一点を凝視している。彼の視線を追った先には、一匹のコムラサキがいた。生きたコムラサキを見るのは、これが初めてだった。

 彼はじっと、コムラサキの隙を狙っている。爛々とぎらついた瞳には、きっと蝶の姿しか映っていない。こんなにも獰猛空気を纏った人間を、僕は見たことがなかった。

 不意に、彼が動いた。突き出された虫取り網がひらりと宙を舞い、すぐに地面に伏せられる。彼はかがみこんで網の中を確認した。僕からは蝶の姿は見えなかったが、狩りの結果はすぐに分かった。彼が、長い安堵の息とともに、うっとりと微笑んだからだ。

 彼が立ち上がる前に、僕は踵を返した。早足はいつの間にか駆け足になり、何度も転びかけながら、それでも走り続けた。「逃げなければ」という言葉が、身体の中に繰り返し響いた。何が怖いのか、そもそも全身に満ちたこ感情が恐怖なのか、何もわからないまま、僕は家まで走り通した。捕まえた蝶がいなくなっていたことに気づいたのは、自分の部屋に戻ってからだった。

 それから二ヶ月ほど経った頃、紙箱を手にした彼が僕の家を訪ねてきた。彼が何か言う前から、僕には箱の中身が分かっていた。彼はあの日コムラサキを見せに来たのだ。僕は彼に気づかれないよう息を整えてから、紙箱の蓋を開けた。

 箱の中のコムラサキは、お世辞にも良い状態とは言えなかった。展翅には粗が多く、足も欠けている。褒められたものじゃないな、と思いながら顔を上げると、彼は得意げな笑みを浮かべていた。驚嘆と賞賛を欲しがっている顔だ。それに気づいた途端、胸の中にどす黒い感情が湧き上がった。

 せっかくのコムラサキがこんな不完全な標本になってしまたことへの落胆、その粗雑さに全く無頓着で恥じる素振りもないことへの呆れ、そして何よりこんなやつに一時でもおそれめいた感情を抱いてしまった自分への怒り。そういったものが渾然一体となった感情だったと、今にして思う。だが、子どもだった僕は、それらを「不快もの」として一括りにすることしかできなかった。そして、その不快感を、標本への批判という形で吐き出したのだ。

 僕は、彼のコムラサキ欠点を、ことさら辛辣な言い方で並べ立てた。彼の顔はみるみるうちに曇っていき、最後にはすっかり不機嫌な表情になった。

 紙箱をひったくって部屋を出ていった彼の後ろ姿を見て、僕はかすかな罪悪感を覚えた。人を傷つけるのは、明らかに「正しくない」ことだ。

 違う。僕は彼を傷つけたわけじゃない。僕はただ事実を述べただけなのに、彼が勝手に傷ついたのだ。直すべきことを指摘するのは「正しい」ことだから、僕は何も恥じる必要はない――

 僕は自分にそう言い聞かせた。都合の良い言い訳だと、心のどこかでは分かっていたけれど、気づかないふりをした。僕はただ、「正しい人」でいたかったのだ。

 彼のコムラサキの標本を見てから、僕は本格的に蝶の収集に取り組み始めた。少数の個体完璧に仕上げることで満足していたのが、より多くの種類の蝶を捕まえたいと思うようになったのだ。

 勉強友達付き合いに割く時間限界まで減らし、僕は蝶の採集に出かけた。珍しい蝶も、そうでもない蝶も、とにかく片っ端から捕まえた。両親は泥だらけの服で帰ってくる僕を見て顔をしかめ、級友たちは僕と遊べないことに不満げだった。採集自体も、楽しさより苦痛のほうが大きかったが、やめようとは思わなかった。

 僕の目的は、彼よりも優れた収集家になることだった。彼が捕まえるよりも多くの種類の蝶を、彼が作るよりも美しい標本にする。それは僕にとって、ほとんど初めての私的欲望だった。誰に求められたわけでもないのに、「正しい」ことでもないのに、せずにはいられない。自分でも理由のわからないまま、僕は取り憑かれたように標本作りを続けた。

 時折、蝶を探しに行った先で、彼の姿を見かけることがあった。彼はいつでも心底楽しそうに野山を駆け回っていて、その姿を見るたびに嫌な気持ちになった。僕が彼に声をかけることはなかったが、彼が僕に気づくこともなかった。彼はいつも蝶しか見ていなかった。その事実もまた僕を苛立たせていたのだが、あの頃はそんなことは思いもよらなかった。

 季節がいくつか過ぎる頃、僕は蛹の採集にも手を出していた。森に分け入って成虫を捕まえるよりも、自分の部屋でじっくりと蛹や繭を羽化させる方が性に合っていると気づいたのだ。時には予想外の成虫が出てくることもあったが、それもまた楽しみの一つだった。

 そんななか、とんでもないことが起こった。偶然手に入れた繭からクジャクママユが羽化したのだ。クジャクママユといえば、僕たちの間では秘宝のような扱いの、まさに幻の存在だった。ゆったり広げられた翅に浮かぶ特徴的な斑点を確認した時には、全身の震えが止まらなかった。

 何も考えられない興奮状態の後に、真っ先に頭に浮かんだのは彼の顔だった。彼が教室の片隅で、級友のクジャクママユの話に目を輝かせていたのを見たことがある。あの様子だと、きっと彼はまだクジャクママユを見たことがない、ましてや持っているはずがない。

 千載一遇の好機だと、僕は思った。このクジャクママユを完璧な標本にして、彼に見せるのだ。何が「正しい」標本なのか、誰が「正しい」収集家なのか、彼に見せつけてやるのだ。この思いつきは、僕をひどく高揚させた。

 僕はこれまでにないほど慎重かつ丁寧に、クジャクママユの展翅に取り組んだ。その出来栄えは、今までのどんな蝶よりも素晴らしいと自負できるものだった。もうしばらくすれば、非の打ち所がない美しい標本が仕上がるはずだ。僕はすっかり舞い上がっていた。

 常に地に足をつけていることこそ「正しい」。そう知っていながら、浮かれきった僕は級友にクジャクママユのことを話してしまった。噂はあっという間に広まり大勢少年たちがクジャクママユを見せてくれと押しかけてきた。

 僕は彼らの頼みを「完璧状態で見せたいから」と全て断った。それも嘘ではなかったが、一番の理由でもなかった。最初に見せる相手は彼だと、最初から決めていた。

 僕は実のところ、彼がどうしてもと乞うならば、未完成状態でも見せてやってもいいとさえ思っていた。にもかかわらず、彼は何も言ってこなかった。コムラサキの一件以来、彼が僕を避けているのは分かっていたが、彼の僕への嫌悪感クジャクママユへの興味を凌駕していると考えると、妙に胸がモヤモヤした。

 その日は、何ということのない平凡な一日になるはずだった。少なくとも、蝶の採集を終えて帰宅し、自室に入るまではそうだった。だが、そこで僕を待っていたのは、変わり果てた姿のクジャクママユだった。

 翅がもげていた。触角も片方取れていた。展翅板の上には、粉々になった翅の残骸が散らばっていた。

 どうして。何で。誰が。どうすれば。

 絶望的な言葉の断片が、次々と頭の中に浮かんではぼろぼろと崩れていく。早く直さなければ、と震える手で修復道具に手を伸ばす。今までの経験は「これは無理だ」と告げていたけれど、その声さえ聞こえなかった。

 日が落ちかけた頃、僕はとうとうクジャクママユの修復を諦めた。僕は絶望的な気持ちのまま寝台に倒れこみ、腕で目を覆った。このまま何も考えずに眠ってしまたかった。そして朝になって、すべてが夢だったと気づきたかった。

 そんな幼稚な空想を打ち砕くように、女中さんが僕の部屋の戸を叩いた。彼が来ていると言うのだ。僕はのろのろと起き上がり、玄関に向かった。

 僕の酷い顔を見て驚いたのだろうか、彼は何も言わずこちらを見ていた。僕は半ば操り人形のような心地で、クジャクママユが台無しになったことを告げた。すると彼は、それを見せてくれと言った。僕は頷き、彼と共に重い足取りで階段を上っていった。

 僕はクジャクママユの残骸を彼に示した。ろうそくの明かりでも、彼の顔に全く血の気がないのがわかった。彼はしばらくクジャクママユを凝視していたが、ゆっくりと僕の方を向いて、言った。「ぼくが、やったんだ」と。

 僕は耳を疑った。意味がわからなかった。彼が、これを?

 僕が凍りついていることに気づかず、彼は堰を切ったように喋り始めた。どうしてもクジャクママユが見たくて、僕がいない間に部屋に入ったこと。見ているうちに魔が差して、クジャクママユを盗んだこと。返そうとした時には、クジャクママユがつぶれてしまっていたこと。

 彼の話を聞くにつれ、僕は胸がどんどん冷たくなっていくのを感じた。同時に頭に浮かんだのは「彼は裏切ったのだ」という言葉だった。何を裏切ったのかはわからない、ただ彼が裏切り者だという考えだけが、強く強く繰り返された。

「そうか、そうか、つまり君はそんな奴なんだな」

 そう告げた声は、自分でも驚くほど平板だった。こんなに誰かを軽蔑するのも、こんなに誰かに失望するのも、初めてだった。

 彼は必死に許しを乞うてきたが、僕はありったけの皮肉を添えて彼の謝罪を切り捨てた。彼は一瞬、殺さんばかりの形相で僕を睨みつけた。そんな表情を誰かから向けられたのは初めてだったので、僕はほんの少したじろいだ。だが、彼はそれに気づくことなく、何も言わないまま、僕の部屋から出ていった。

 僕はろうそくを吹き消し、再び寝台に横たわった。毛布に繭のようにくるまると、両目から涙があふれだした。

 僕はどうして泣いているんだろう。当然、大事クジャクママユを失ったからだ。でも、本当にそれだけだろうか。僕は、何を失ったんだろう――嗚咽の合間にそんなことを考えながら、僕の意識ゆっくりと沈んでいった。

 次の日、僕は級友たちに、不手際クジャクママユが駄目になってしまったと話した。彼らは、ぜひとも見たかったのにと嘆き、僕らしからぬ失態に戸惑った様子だった。だがそれも一時のことで、しばらくすると彼らの興味は別のものへ移っていった。

 そして、その日以来、彼を野山で見かけることはなくなった。遅刻することもなくなり、真面目に授業を受けるようになった。ほどなくして、彼が蝶の収集を一切やめて、標本もすべて捨ててしまったらしいという噂が聞こえてきた。級友たちが、あいつとうとう正気に返ったのかとか逆におかしくなってしまったのだとか好き勝手を言っているのを聞き流しながら、僕は教室の隅でぼんやり座っている彼を盗み見た。

 彼は罪を犯した、言い逃れできないほど「正しくない」人間だ。彼の罪を糾弾し、正当な罰を与えることこそが「正しい」行いだ。そう考えながら、僕はそうしなかった。彼をかばうためでも、ましてや許すためでもない。僕はただ、逃げたかったのだ。

 あの夜、僕はまぎれもない被害者で、彼は明らかな加害者だった。誰もが、僕が彼を非難するのは「正しい」ことだと思うだろう。けれども僕はあの時、「正しい」ことをしようと思ったわけではなかった。正しいとか正しくないとかい基準から外れた場所あるむきだしの感情――「彼に裏切られた」という気持ちにまかせて、僕は彼を言葉で刺したのだ。

 思えば、彼に関わる時の僕は、いつも「正しい人」から遠ざかっていた。標本箱の中の蝶のように完璧優等生はいられなくなり、破れた翅で不格好に飛び回る、身も心も薄汚れた自分になってしまうのだ。そして、その先にはいつも彼がいた。僕よりはるかに劣っているはずの彼は、森の中では僕よりはるかに美しく羽ばたいていた。にもかかわらず、彼は自ら泥の中に墜ちていった。それらすべてが許せなくて、耐え難くて、そう感じる自分自身を認めたくなかった。だから、僕は彼との関わりを絶ち、自分が「正しい人」でいられる場所へと逃げ出したのだった。

 結局、僕は逃げ切れなかった。「正しい」ままで生きることな不可能だということを悟り自分の中の「正しくない」ものを受け入れて飼いならすことを覚えた。世間ではそれを「大人になる」と呼ぶのかもしれない。

 彼とは、学校卒業してから顔を合わせていない。今では蝶への興味もすっかりなくなって、作りためた標本はほとんど全て人に譲ってしまった。

 それでも、一つだけ手元に残したものがある。翅のもげたクジャクママユだ。痛々しくて不完全で、なのになぜかひきつけられる。そんなクジャクママユこそ、僕にとっての少年の日の思い出なのだ

2024-10-17

いつも人に世話を焼いてもらう立場で恥ずかしい

私は不器用でどんくさく気が利かず、周りの人に助けてもらってばかりいる。

おそらく非常識って程ではないんだけど、何をするにものんびりなんだよね。

環境には恵まれてて本当にありがたいんだけど、助けてもらうたび、自分が情けなく恥ずかしい気持ちになる。

私も何か手伝ってお返しがしたいんだけど、どんくさいせいでかえって時間をかけてしま自体になりかねないのが心苦しい。

普通のお出かけ程度ならお世話を焼いてもらうことにはならないからいいけど、旅行だと絶対そうなるから人と旅行はいかない。

1人ならどんくさくても大丈夫から安心する。

2024-10-10

anond:20241010053909

小選挙区ってこういうその時限りの「穴場」がときどき発生するんだから

フレキシブルに狙って行けばいいのになぜかどこの党も動きがどんくさい

国政選挙から居住縛りとかないのに

2024-10-03

anond:20241002185057

多分増田の癇癪とはレベル全然違うと思うが、私が怒りっぽいのを改善した方法を書くよ。


まず第一に「自分自分に甘く人に厳しい」事を前提にする!初めは「だってあの人があんな事したから〜」とか思うかもしれないが、怒りっぽいという時点で自分に甘く人に厳しいという事が確定しているので強制的に認めよう。


増田自分飲み物ちょっとこぼしちゃった時とかに自分水筒投げるくらいカッとなる?多分ならないよね?私も当時、自分ミスに関してはイライラはしても「たまたまやっちゃった」「ちょっと不注意だった」「疲れてたから」「悪意はない」くらいにしか思わなかった。でも他人が同じことをしたら「あの人はどんくさい人」「いつも不注意」「悪意がある」とその人の性格能力のせいにしていた。恐らく増田もそうだと思う。


私が実践したのは以下の2つ。

1、自分が実際にミスした時、自分過去にキレた時と同じようにキレられたらどう思うかを想像する。なるべく最上級にキレたとき想像するといいよ。増田なら水筒投げつれられるのを想像するのがよい。

2、誰かにキレた後、自分も同じようなミスしたことがないか、する可能性はないか考える。これはちょっと難易度が高い。キレやすい人は基本的に、「自分絶対こんな事しない」「相手はこんな性格からこういうミスをする」と思い込みがちなので。ある程度1が出来るようになると、自分ちょっとした不注意でミスをするという事が認識出来るようになるので、その段階でこれを実践すると良いかも。


「キレるのは基本的自分にとってマイナス」なんだよ。これをモチベーションにして上2つを実践してほしい。キレたらせっかく就職しできてもクビになるかもしれない。同僚に水筒投げる人間はどこも雇いたくないよ。キレられた人は、その時はキレ帰さなくても増田の事を好きにはならない。それが増田にとって損な事は増田理解できるはず。

偉そうに行ってるけど、私も実際に自分が色々やらかすまで分からなかった。増田の年齢のときなんてキレまくってた。30前にしてようやく2が出来るようになったよ。これには経験必要。だからこそ、キレた経験や失敗した経験無駄にせず、その都度上の2つを試してほしい。頑張れ!

2024-08-16

どうせ言っても無駄なこと

やす子とフワちゃん

いまさら経緯をまとめると



だが結果はどうでもいいんだ。もとより人気商売だしどうなっても当人責任である

しか外野の反応がどうもね。

「フワは人に死ねと言った!許されざることだ!」

まあ許さないでもいいけど「さすがに字面通りの意図じゃなかった」ってところは汲んであげないと、マジの誹謗中傷といった不法行為相対的に軽いものになる。

やす子は芸人からシャレで返すべきとかいうのはセカンドいじめだ!」

シャレで返せてたらよかったのにね(でもフワが雑すぎたしやす子は器用じゃないし無理だよね)というだけの話だろ。

そこでやっと本題でありどうせ全くわからいであろう話だが、イジメられっ子マインドの奴が勝手に余計なもん投影しすぎなんだよ。「反いじめポーズ」というスカッポルノのいちジャンルなんだよ。いうまでもなくうわべだけの。

ダウンタウンはいじめ芸!」そう表現しうる要素もあったし、そればかりのわけがない。なんでも一色で塗りつぶそうとするのやめない?やめないよな。

2024-07-30

anond:20240514121436

(変更:7月30日午後6時までに、元エントリブクマコメントをしていた者を追加)

[B! はてブ] お気に入られ、が増えない

こんな見え見えの内輪ウケを狙ったエントリブックマークをし、あまつさえコメントまで残すような奴は、自らも撃たれる覚悟ができているのだろうと判断し、

こいつらのお気に入られ数を調査してみた。

 

殿上人ブクマ神(お気に入られ1,000以上)
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ブクマ貴族お気に入られ500~999)
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有名ブクマカ(お気に入られ200~499)
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一般ブクマカ(お気に入られ100~199)
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ブクマカ下層民(お気に入られ50~99)
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伸びしろしかない今後を担う期待のブクマカ(お気に入られ50未満)
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お気に入られが伸びやすかったゼロ年代2009年以前)からブクマカとして活動し、10,000ブクマ以上しているのに、お気に入られ100未満のどんくさい奴がもしいるなら、一般人としてまともな日常生活を送れているのか心配になるレベルだ(いるかどうか知らないが)。

伸びしろしかないブクマカたちは、そうはならないよう、反面教師として精進してほしい。

(午後3時:分類の名称を少し変えた)

(午後4時追記結論

b:id:vlxst1224は化け物。

(午後4時5分追記

id:baikoku_senseiも晒せ😡/晒してくれてありがとナス!☺️ - baikoku_sensei のブックマーク / はてなブックマーク

idブックマークお気に入りお気に入られ
b:id:baikoku_sensei11,2081125

ただの一般人だった。

(午後4時45分追記

「伸びしろしかない今後を担う期待のブクマカ」の名称は優しいのに、「ブクマカ下層民」の名称は冷たいのなんでなのw - ancv のブックマーク / はてなブックマーク

冒頭のエントリブクマをしていたブクマカを見ると、「伸びしろしかない今後を担う期待のブクマカ」には、上のカテゴリと異なり、ブクマ数5桁は一人もいないんだよね。不思議なことに。

3桁もいる。伸びしろしかない。

7月30日午後9時45分追記

大事なことを書き忘れていた。

b:id:ancvは、新進増田ファーストブクマカとして昨今、目覚ましい活躍ぶりだと、個人的に注目している。

「期待のブクマカ」の中でも、一頭地を抜いていると思う。

7月30日午後4時45分追記に戻る)

一般人としてまともな日常生活を送れてたらこんなところには居ないぜ。ちなみにいつからブクマやってるかってどうやって調べるの? - punkgame のブックマーク / はてなブックマーク

うーん。あるのかな。旧Twitterみたいに、「○年×月から~」といった表記があればとは思うが。

2024-06-26

XをいまだにTwitterと呼び、ポストツイート、リポストリツイートと呼ぶ人いるけど

そんなに愛するTwitterを売却したのは誰でしょう?どんな経緯で売却したでしょう?考えりゃわかりそうなもんだけど

選択肢はあるのに未だにXに居座って動かない人ってどんくさい

anond:20240626135120

🌏️「あ、いえ、自分どんくさいんで…。こないだも天体ぶっつけられちゃって、肉とんできました」

🌕️「ハーックションッッ!!(なんや誰かワイの噂しよんな)」

2024-06-09

[] 2011.6

https://anond.hatelabo.jp/20240609080631

https://web.archive.org/web/20170710054907/http://ashihara-hina.jugem.jp/?month=201106

キューピー

2011.06.30 Thursday19:53

国内を動くたび、買ってきちゃうのがコレです

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ご当地キューピー

通天閣」と「たこ焼き」。大阪ですよー。

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中華街豚まん」        「北海道テレビ父さん」     「水戸納豆

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箱根たまご」         「松葉ガニ」           「仙台牛タン」これちょっと怖い。

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東京大学チア」         「金太郎」            「徳川家康名古屋

友達が買ってきてくれた。

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鬼太郎親子」         「犬夜叉ラムちゃん・らんま」  「サンタ

                  小学館の人がくれた。       全然ご当地じゃなくなってきた。

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パフェ」              「子羊」               基本形。

かわいい

他にもいろいろあるよ。

ついでにコレ。「砂時計」の「杏と大悟キティ」です

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映画ドラマの頃、作って頂いたものなのです。

大悟制服は、ブレザーじゃなくて学ランじゃん!!」っつー

ツッコミはなしで。

キティコラボなんて夢のよう。

キティ砂時計」とか「キティ砂時計メモパッド」もありました。

さすがにもう、売ってないよなあ。

1

日記---

@大阪神戸

2011.06.29 Wednesday00:14

というわけで(前日記からの続き)

友人の結婚パーティー@大阪です。

会場は、結婚パーティーにはちょっと珍しい、ライブハウスでしたよ。

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芸達者な友人の、芸達者な仲間の皆様が、次々とステージへ。

楽しいマジックジャグリングショーあり、ワイルドブルース弾き語りあり、

かっこ良いおじ様バンドあり。時間の75%くらいがレベルの高いライブショー。

これ、普通にお金払って観に来るよ、私。

終始関西テンションで、笑いっぱなし。やー、楽しかった。

私もなんかパフォーマンス出来る人になりたいなあ。

音楽でも一発芸でもいいよ!楽しいもん。

ひどいアガリ症だけど。

友人の貴重な涙も見れたし、来れて良かったな。

友達幸せそうだと、ほっとする。

そんで翌日は、神戸で姉と合流。

私はがっつり中華飲茶っ腹だったけど、姉が「胃腸に優しいものを~

(ヨロヨロ)でも、はらドーナッツ本店に行ってみたい~」と言うので、

元町にある「はらドーナッツ」のカフェでヘルシーランチ。

豆腐どんぶりセットとよもぎドーナツをもぐもぐ。

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アメリカンながっつり系ドーナツの後は、こういうヘルシー素朴系が

はやってんのかなあ?東京でも、一気に店舗増えたよなあ。

祖師谷大蔵にある「floresta」と、コンセプトが似てるかな。

あそこの揚げたて大好き。なんて昨今のドーナツ事情に想いを馳せてたら、

姉がいきなり、手作りの「ミニバッグストラップ」をくれました。

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わー。かわいい!嬉しい。

ねえちゃん、私よか全然器用。

久々に降りたら、大阪駅がすんごい豪華になってまして。

伊勢丹三越ができておったよ。

時空の広場?(だっけ?)、風が吹き抜けて気持ち良かった。

雨降りそうで降られなかった。

やっぱ私、雨女治ったっぽい。

しかったけど、横着してかかとの低い靴持ってこなかったから、

足パンパン

帰りの新幹線プロット考えようと思ってたのに、寝ちゃった。

しまった。

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日記---

@北海道

2011.06.26 Sunday00:35

親切にしてくれてた友人の北海道転勤が決まり

皆で泣く泣くお別れ会をして来ましたよ。

お餞別に少女マンガ風、イケメン120%な俺を描いてくれ!!」

と、リクエストを頂いたので、描いてみた。

どーーん

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馬の顔がやたらちっちゃいのは、色紙に収まり切らなかったからです。

調子に乗って、「北海道クッキー」も焼いてみましたよ

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宴は午後2時に始まり、彼がつぶれて眠るまで続くようですが、

私は明日、友人の結婚パーティー大阪なので、

早めにおいとましました。

元気でね~。また、皆で北海道に遊びに行くよ。

雪祭りに行きたい。行くわ!

取りあえず、皆飲み過ぎ。

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日記---

田んぼ

2011.06.23 Thursday11:33

行ってるんですよ。時々。二年くらい前から

間内で始めた田んぼサークル?(なのかな?)に、

誘ってもらって。

人一倍体力ないし、肌質的日焼けに弱いので、

ほんと、申し訳いくらい時々なんですが。

先週末は田植えでしたよ。

〆切前だったけど、なんとか時間が取れたので、こっそり行ってきました。

こんなんです



リーダーが作ってくれたすんごい美味しいカレーを、お外で食べるのです。

ご飯は、去年田んぼで収穫したお米。



畑もあるよ。

トマト


なんだっけこれ

かぼちゃスイカ?(全然わかってない)



他にもいろいろ。

普段恐ろしいほどインドア派なのですけど、たまに自然に触れると

新鮮で癒される。しかも、田んぼに集う皆が超良い人ばっかりで、

心が洗われる。(汚れてんのか。)

前より、お米を大事に食べるようになったよ。

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日記---

FCPiece」6巻のお知らせ

2011.06.22 Wednesday22:44

原稿は、無事あがりましたよー。

今回背景多くて、やばいかなー遅れるかなーと

思ってたんですが、アシスタントさんが頑張ってくれたので、

思ったより早く仕上がりました。よかったよかった。

原稿編集さんに手渡したあと、同日〆切の作家友達

神保町小学館があるところ)でご飯を食べました。

ワイン二杯でフラッフラ。弱いわ~。

私、山葡萄サワー一杯で、意識無くしてぶっ倒れたことあるんですよ。

気を付けないと。

でも、ムール貝が超おいしかった。幸せ

今回の原稿は、編集さんやデザイナーさんや印刷所の方々や、

ほんとに多くの方々の手を借りて、7月13日に全国の書店に並ぶはず。

物語もそろそろ佳境なので、(丁寧にねちっこく描く予定なので

まだまだ終わりませんけど。)、続けて読んで頂けると嬉しいな。

あとですね。6月末に「Piece」6巻発売です!!、、、っと

言いたいところなんですが、、、。

発売日、来月なんですよねえ。。。

「Piece」6巻  7月26日 発売です、、、!!

いつも「Piece」は年二冊、6月末と12月末に新刊が出てたんですが、

今回小学館フラワーコミックスの「FCフェアー」というやつに

くみこまれる事になりまして。

(つまり小学館の方々が、Pieceを売ろうとあれこれ頑張ってくださってる、、

ということです。7月発売の、他の作家さん方のおススメコミックスと共に。)

有難い事なのですが、新刊発売が一か月ずれ込んでしまって、

読者の方が6月末に書店に行ったのに、新刊売ってないじゃ~ん!!

てことになるんじゃないかと、ちょっと心配

お待たせして申し訳ないのですが、7月に書店に行ってみてくださいませ。

よろしくお願いいたします。

別に私の仕事が遅れてるわけじゃないので、7巻はまたいつもの

ペースに戻って、12月末に出せるんじゃないかな。

まり次第、こちらでも載せていきますね。

どうでもいいけど、文字サイズ変換の仕方がいまいちワカラナイ。

元のサイズに戻んないよ。あれれ。まあいっか。。

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お仕事---

ラッキーV.Sカラス

2011.06.18 Saturday14:59

昨日、カラスに襲われました。

カラスが飛行訓練中に、うまく飛べずに家の玄関先に

迷い込んだようで、近づくと頭上からカラスが威嚇してきて

うちに入れない。



カラスをどけなきゃ家に入れない。でも仔カラスに近づけない。

おびえてたら犬を散歩中のご婦人が、心配して犬を放してくださった。



カラスを追うラッキー



そしたら、かわりにラッキーが襲われた。



ちゃんとお礼を言う間もなく、去って行かれるご婦人ラッキー



惚れてまうやろーーーっ。

ありがとうラッキー。ごめんねラッキー

その後アシスタントさんも襲われ(ごっ、ごめんよ~っ)、ご近所の方々も襲われてたので

区役所電話してみたら、ちゃんカラス対策ってしてくれるんですね。

知らんかった。

カラスちょっと可愛かったので写メたかったけど、親カラスに殺られそうだったので

やめときました。残念。

あ~びっくりした。

毎日スリルがいっぱい。

いや、、原稿ちゃんとやってますよ~。

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お絵かき日記---

おやつ

2011.06.16 Thursday23:39

私が砂糖に飢えてると、アシスタントさんがお菓子

恵んでくれます

私も恵み返してみたりします。

今回の仕事中のおやつ

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「京はやしや」の抹茶わらびもちとか、「SOURIRE」のサブレとか、

近所の和菓子屋・・・なんだっけコレ、甘夏ゼリー

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上に同じ「京はやしや」のほうじ茶プリンと、「TED'S Bakery」の

マカデミアナッツクリームパイ

これ、テレビで紹介してて、食べたかったんだー。

ちなみに朝は、ご飯味噌汁です。粗食。

仕事中はあんまりお腹減らない。

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おやつ---

最近

2011.06.14 Tuesday01:16

どんくさい事が多いです。

布製の薄い手提げバッグにピンクボールペンを突っ込んでおいたら

(頭をカチッと押したらペン先が飛び出るタイプ)、なんかの拍子に飛び出た

ペン先がバッグの底を突き破っておりまして。

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そのまま電車に乗って、バッグを膝上にのせてたわけですね。

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すると、こうなるわけですよ。

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あーあー。大人なのに。

あわててクリーニング出したけど、落ちるのかなーこれ。。。

五千円チャージしたばっかりのSuicaを、こないだ落とした

とこなのに。

他にもボケネタあるけど、まあいいや。

仕事に戻ります~。

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お絵かき日記---

Piece」vol.14

2011.06.11 Saturday22:28

7月13日発売のベツコミ8月号に、「Piece」最新話掲載です。

今、黙々ペン入れ中。

肩凝るけど、ペン入れ開始と同時にアシスタントさんが入ってくれるので、

気が紛れるし楽しいよ。

毎度毎度、90ページの原稿用紙を前に、ボー然とするわけですよ。

「いつもながら、終わる気がしないよね、、。」なんて、アシスタントさんと言いながら。

一人じゃ絶対あがらない。アシさん、グッジョブ

今回、水帆たちは、また「折口はるか元彼」をたどって、とある街へと出発します。

つの間にやら旅漫画。。。

先日慌てて資料写真を撮りに、その街へ行きました。

雨降り続きでなかなか行けなくて、(雨降ってたら、写真撮りにくい)、予定の合間に

新幹線に飛び乗って、強行突破滞在時間時間でした。

一人でロープウェー乗って、うっかりハーブ園でくつろいで、ソフトクリームまで食べてたら、

時間が無くなって後半猛ダッシュ。翌日筋肉痛。ヘボいわ~。

大変な背景を描いてくれるのはアシスタントさんですけれども、私もえっちらおっちら

頑張りますので、しばしお待ちを~。

ペン入れ後。トーンもベタもまだ入ってない状態です

成海が小汚いかっこで久々登場。

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ぼけぼけですね。

画像処理の仕方とか、全然わからん。。。

ハーブ園に咲いてた花が綺麗だったので、ついでに

貼っとこ。

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お仕事---

Kiss」13号

2011.06.11 Saturday01:48

6月25日発売予定の、「Kiss」13号(講談社)に、ちょっとだけイラストを載っけて頂いてます

「溺愛語(デキアイガタリ)」・・・自分が日頃ハマってる事、モノを紹介するコーナーです。

私はパンが好きなのですよ、、!食べるのも勿論好きだけど、作るのが。ちょう楽しい

一時期、わりと本気のパン学校に通ってみてたんですが、出席日数足りなくて

中級クラスに進級できなかったという暗い過去が。

そんな訳で初級クラスレベルですが、自分で食べるぶんには、全然、いけるいける。

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いつかパン漫画が描きたいなあ~って言ったら、編集さんに一瞬「ん?」って顔されることが多い。

パン屋さんの話」じゃなくって、「パンの話」。

2024-06-05

充電ばかりしてる

仕事休んでるとかそういう話ではない。電池の話だ。

乾電池で使っていたものもどんどんバッテリー内蔵タイプになっていくし今後ますますそうなっていくだろう。

防災グッズみたいな特殊な状況下を想定してるもの以外はどんどんバッテリーを内蔵していくんだろう。

俺は乾電池で使える物が好きだったけど、新しい製品に買い替えるタイミングで徐々に充電式のものが増えていった。

バッテリーのものが増えれば当然それを充電する機器必要になってくる。やれPD対応だだ急速充電だ非接触ポートは何口が最適だ、などぶつぶつ言いながら充電ステーション最適化に悩む日々を過ごすようになった。

俺が日々充電しながら使ってるものたち

1~3日くらいのサイクルで充電してるもの

スマホタブレットゲームコントローラー、ヘッドセット

1週間くらいのサイクルで充電してるもの

PCキーボードマウススマートウォッチ電動歯ブラシ、電動ひげ剃り、イヤフォンヘッドフォンポータブルスピーカーカメラバッテリー複数

2週間~1ヶ月くらいのサイクル、もしくは不定期に充電してるもの

KindleGoproキャンプグッズの一部(LEDランタンとか)、電動エアーダスターなど

毎日のように充電してるのはスマホヘッドセットくらいだけど、それらはあまり問題ではない。

なんせ毎日のように充電する必要があるんで、寝る前に充電するとか風呂入る時に充電するとかルーティン化しやすく充電忘れが少ないからだ。

やっかいなのがその他の充電サイクルが長めのやつら。

充電をし忘れるという罪

例えばキーボードマウス無線化してるのでどちらも充電が必要なんだがなんとなく充電を忘れてしまうことが多い。

そのくせ使いたい時にすぐ使えないとけっこう辛い。

週末に一度必ず充電するみたいなルーティンを作れればいいんだが、週末はPC自体使う頻度が下がるし行動にもバラつきが出るので忘れてしまうこともけっこう多い。

電動歯ブラシや電動ヒゲ剃りも充電切れてるとけっこう困る。

俺は趣味写真を撮るんだけどカメラバッテリーもたまにやらかす。

カメラを持ち出す時はだいたい最短でも前の日には分かってるので、余裕をもって充電しておく事は可能なんだけどうっかり忘れてしまうことがある。

今日写真撮るに行くぞって日の朝、バッテリーの充電忘れてたことに気づいた時は本当に自分が嫌になる。

そもそもメーカー毎にバッテリー形状が全然違ってたり、機種によってはバッテリーの持ちが悪くて予備バッテリー必須だったりもしてなんかもうめんどくさい。

もちろんいざとなればケーブルさして給電しながら使えばいいんだが、こういった小さなストレスが日々積み重なっていく。

せっかく充電で使えるようになってるんだからケーブル繋ぎながら使うということはそもそもしたくない。なんか全然スマートじゃないし悔しい気持ちになる。

それが自分ミスということもあってとても気持ち萎える。

萎える。そう、充電が切れてるとなんかとても萎えるのだ。

便利になっているのに、せっかくスマートに使えるようになっているのに、俺だけがどんくさいまま。

なんかもういいよ充電切れてたから俺も電池切れすねってふて寝したくなる。

たぶん自分ちょっと神経質で充電するものと相性が悪いんだろう。

女の子に多い気がするがスマホ残り15%しかない状態で平気で遊びに出るのとかよく平気だなと思う。

ちなみに俺は計画的に行動するのも苦手だ。充電という行為は「約束」という感じがある。

使う時を想定して前もって充電しておくというのと、切れた時に電池交換すればいいというのはずいぶん違って感じる。

前者は能動的にならなければいけないが、乾電池場合電池のものは用意しておかないといけないけど)どちらかというと受け身でいられるのだ。

乾電池に戻れる?

乾電池を使っていたころはこんなに気を使うことはなかった。

電池を消耗してるという感覚すらなく、いざ電池切れた時も充電を待つ必要なんてなく電池を交換すればいいだけだったからなんにも考えなかった。

電力に対して受け身でいられたし、ストレスになるとすればせいぜい交換しようとしたら電池がなかった時くらい。俺はストックはあまり切らさなタイプからこれはほぼ問題にならない。

エネループ教になったこともあった。乾電池型の二次電池、充電しないといけないのは同じだが、形状が乾電池のままなので充電作業シンプルになりアレはアレで良かった。

そしてなによりいざというとき多少持ちが悪いとしても乾電池も使えるという安心感もあった。

しかしこれも製品のものバッテリー内蔵型のものが増えたことで使わなくなっていった。

今更乾電池タイプに戻していくというのはもう無理なのである

バッテリー内蔵式ならほとんどの場合とても軽くなるし、長く使うものランニングコストも低くなるだろう。

そしてこの先技術もっと進めば非接触型で早い給電も可能になっていくだろう。

あるいは俺が知らないだけでもうそういう時代になりつつあるのかもしれない。

ほとんど意識することなく、机の上や特定場所に置いとくだけで最適なバランスで勝手に充電しといてくれるみたいなのもすぐ当たり前になっていくだろう。

今における充電問題はその途上にあり、便利なのだがなんかダルい事が多いという歯がゆい時代なのだろうか。

充電器をあれこれ用意していちいちケーブルで繋いで手動で充電してたんだよっていうことが「いやよくそんなめんどくさいことしてましたね」って言われるようになるんだろうな。

それまでは俺は日々充電の事を気にしながら生きていくしかないのだ。

そんな事を考えながら今ようやく充電が終わったのでこれで出かけられる。

2024-05-29

QR対応改札機は端っこに1〜2台だけ置いて欲しいよな

鉄道各社がQR改札機更新ってニュース、凄く良いと思う。だって切符とか言う前時代遺物を使ってわざわざ紙資源無駄遣いしたい人のために今まで余計なメンテナンスコストをかけてたわけでしょ?

でもQRコードの読み込みって明らかに今までよりスループット下がるよね。ただでさえ混雑する改札でなかなか読み込み成功させられないどんくさい奴の後ろで待つの想像しただけで腹立つわ。

今の時代にわざわざ切符買う人はそれほど急いでもいないんだろうし多少並んでも気にならないでしょ。専用機を端っこに1〜2台おけば改札機の購入コストも最低限に抑えられて良いと思う。

2024-05-25

anond:20240524223357

自分研究室がつらすぎて大学院中退した


当時自分が置かれていた状況とあまりにも似ていて、読んでて胸が痛くなった。

元増田を読んでたら居ても立っても居られなくなったので自分経験を書こうと思う。

増田の今後の人生の助けになればと思う。


自分10年ほど前、某国理系単科大学とある実験研究室所属する院生だった。自分もその分野の研究に興味があって研究室に入ったのだけど、指導教員問題のある人だった。元増田教員と同じように学生に対して「こんなんじゃ社会に出たとしてもやっていけない」と発言したり、お盆にも実家帰省させず実験をするように学生強要したりと、まさにアカハラ教員だった。でも多分元増田指導教員の方がもっと酷い。当然自分含め学生たちは毎日深夜まで研究室で過ごしていたし、休日大学に通うのが当たり前だった。


そんな状況の中過ごしていた自分は無事大学院入学半年ほどでメンタルを崩し、次第に自殺の二文字が頭にチラつくようになった。今となっては何であんなことで深く落ち込み悩んでいたのだろうと思うけど、社会に出て働いたことの無い人間が、自分より社会経験のありそうな人から「お前は社会に出ても使えない」と言われ続けられれば、そうなってしまうのも仕方ないよなと感じる。かくして自分メンタルは順調に蝕まれ、結局朝、布団から起き上がれない状態までいってしまった。


そんな自分を救ってくれたのは旧Twitterだった。学生の頃の自分ツイ廃で、メンタルがやられていたのもあってぼーっとタイムラインを眺めることが多かった。インターネットはいろいろな人がいて、自分と同じように過酷研究室で過ごす人の愚痴だったり、そういう研究室で過ごしていた人の体験談などが書き込まれていた。特に自分の目を引いたのが大学院中退して就職したという経験書き込みで、そこに書かれていた「社会では案外なんとかやっていける」といった文章自分の道が開けた。というかあの頃の自分は藁にも縋る思いで、あの地獄のような環境から抜け出せるのならばなんでも良かった。


大学院を辞めて就活しようと決心した次の日、両親にそのことを相談した。いきなり辞めるのではリスクが大きすぎるということになり、1年間大学院を休学することにした。学生課に休学届を提出し、指導教員今日から研究室に行かないという旨のメールを出した日のことは今でも忘れられない。平日の真っ昼間に大学の外をふらついているという現実が信じられなくて、自分自由になったんだという実感がなかなか得られなかった。それから1週間くらいは家でゲームをしたり、都内観光したり、目一杯遊んで気分をリフレッシュした後、就活モードに切り替えた。


大学院を休学する前から就活ターゲットは決まっていた。公務員である公務員就活新卒であるかどうかが関係なく、年齢の条件と公務員試験クリアすれば採用される。自分みたいな人生のレールを脱線しかけていた人間にもリカバリ可能である。そして自分試験に受かるために半年間ひたすら勉強した。1日何時間勉強するのは大変だったけど、研究室に閉じ込められて夜遅くまで過ごしていた時と比べれば屁でもなかった。そして最終的には某地方自治体試験合格し、内定いただき大学院には休学期間終了後に退学届を出した。今も同じ職場で働いているけど、メンタルよわよわでどんくさい自覚がある自分でも仕事は続けられてる。


長々と自分語りをしてしまったけど、伝えたいことは、あなた人生はこんなところで終わらせるべきではないということ。

あなたはまだ本格的に社会に出て仕事をした経験がないから、指導教員の言うことだけが正しいと思っているのかもしれないけど、結局その人もn=1にすぎない。

普通組織は、あなたあなた指導教員が考えているほど厳しくない。

しろ大学教員の方が人生ほとんどをアカデミック世界で過ごしている訳で、そっちの方が「社会を知らない」のではと思う。

人生、辛いことがあったら落ち着くまで休んでもいいし、なんなら逃げ出しても構わないと思う。


自分大学院中退から就職公務員)を選んだけど公務員仕事内容は相当ブラック。それでもブラック研究室よりはマシだし、同僚や上司に恵まれれば(自分は運よく良い人たちに巡り合うことができた)やりがいを持って仕事をできる。多分これは民間企業就職したとしても同じだと思う。

ただし中退もいいことばかりでは無い。大学院中退したという事実は、周りは気にしないと言ってくれるけど、自分就職後も長い期間負い目に感じていた。ある決断を下す前には慎重に考える必要があると思う。


元増田人生元増田が決めるしかないのだけど、最悪の決断を下さないことだけを切に願う。

2024-05-15

俺たちはコミュ強じゃねえ!コミュビン(コミュ貧orコミュ敏)だ!

コミュ力という言葉がある。そこから派生してコミュ強という言葉があり、コミュ障という言葉がある。しかし、この二分に納得がいかねえという話をしていたら友人が考案した言葉がこのコミュビンである

かに我々はコミュ力がある。初対面の人が集まる場でも物怖じせずに前に行くこともできるし、歓談の場を仕切ることもできるし回しをすることもできる、面接や商談なども強い。ちょっとかに話題を振られたら「え、あ、あ、ふふ、え、あの、そうですね」とか言ってしまう、そういうNow loadingの時間が発生する連中からすると大したコミュ強に見えるのかもしれない。しかし、違うのだ、我々はコミュ強ではなくコミュビンなのだ

コミュ強というのはコミュ力武器として他人を蹴落とす連中、自分コミュ力自分の優秀さをアピールしてその結果誰かを透明化することにも何の躊躇いも持たない連中だ。自分が輝ける自分が中心にいる場所を作るために惜しみなくコミュ力を発揮するのがコミュ強という人種なのだと一旦定義する。

しかし、我々は違う、違うのだ!たしかに我々はコミュ力がある、しかしそれをそんな悪用はしていない。悪用しないよう心掛けて生きている。その結果どうなるか?一番めんどくさい役回りを率先してるわけでもないのに結果的に引き受けてるだけなのだよ。それを僕らはコミュビンと呼んだ。

器用貧乏という言葉がある。何につけても圧倒的に秀でているわけではないがなんだかんだそれなりにやれてしまうので便利に使われてしまいがちな人を指す言葉だ。それのコミュニケーションバージョン、つまりコミュニケーション貧乏が我々だ。たとえば組織プロジェクトにおいて何か結論を出さなくてはならない時、これ絶対全員もじもじして微妙時間けが積み重なっていくなとなりそうな時、我々は率先して口火を切る。早く終わらせたいし、みんなも早く帰りたいだろうし、しかしみんな何も言わないだろうし、だから口火を切る。みんなのために。別にみんな何でもいいけど責任だけは取りたくないから何も言わない、そういう時俺たちは仕方なくまず意見を投げかける。みんななんでもいいことはわかりきってるので当然それが採用されて、我々は最短で会合を終わらせる。そこまではまあいい、こっちもわかっててそうしてるんだから。でもそういう時に言われるのよ「コミュ強で羨ましいですね」とか。いや、やりたくてやってねえのよこっちも。お前らがどんくさいチャレンジもしないから仕方なく引き受けてるだけで、結局なんか俺が責任者みたいな雰囲気を被ってるし、羨ましがってるお前らだってこれ失敗したらどうせ俺らのせいにするんだろ!!俺はコミュ強として成り上がりたいわけじゃないんだよ!!お前らができないから仕方なく引き受けてんの!!そして、お前らは羨ましがるばっかりでろくすっぽ感謝ひとつもしねえ!!

そして俺らはさ、コミュニケーション貧乏であると同時にただのコミュニケーション敏感でもあるんだよ!お前ら「空気読めない」「何喋ったらいいかわかんない」とかぺろぺろ舐めたこと言ってかわいそうな側のつもりでいつもいてるけどよ〜、確かにお前らが意見を言いにくい環境を作っている高圧的な態度で抑圧する連中も世の中にはいるけどよ~、むしろ自分が喋らなくて済むわかりやすい原因がいてくれてラッキーとか思ってないか?そういうわかりやすい原因がいなくてもどうせお前ら何も喋らないんだろ、自分かわいさで他人任せにしてるんだろう?そういう時、そういう場所で、なんとなく場の空気に敏感でそのなかでどうしたらいいかがわかっちゃうから頑張って滅私奉公的にみんな気持ちよく帰れたらいいなって考えて率先して動いちゃう動いてる人間も世の中にはいるんだよ!!こういう方々にみんな「要領良くていいですね」とか言い過ぎなんだよ、コミュ強扱いすんなよ!!要領良いかもしれない他の人より場の空気とか他人感情に敏感な自覚があるから、要領悪いやつのカバーまで全部やらなきゃと思いながら生きてる人間がいるんだよ!自分のこと以外も考えて他の人のネガティブな気分にも気づいちゃうからみんなポジティブ気持ち解散したいなとみんなのために生きるのが当たり前に課せられてるコミュからするとよ〜!「自分のことで精一杯!だってコミュ障なんだもん」って自分のことばっか考えて他人おんぶだっこの連中の方がよっぽど強者じゃん。「気を遣いたくても気を遣えないもーん!できないんだもーん!」じゃねえよ、じゃあせめてちゃんと気を遣って生きてる人間、誰も傷つかない会合を実現するために敏感に空気を読んで行動してる人間もっと同情しろ!お前らができないしやりたくもないことを、やりたくもないのに嫌々引き受けてみんなにとって今日がいい思い出になるよう全力の奴らが世の中にはいるんだよ!!それをお前らもっとわかれって!!

「好きでやってるんだろ」とか抜かすなよ、そういう人間がいなかったらそれこそ高圧的なYESしかさなコミュニケーションで場を支配するコミュ強とコミュ障だけになるからな、そんな社会いいわけないだろ、だからそれを食い止めるためにやってるやつがいるんだよ。そういう連中を自分よりコミュ力あるからってだけで一括りにするのを、やめろ!!

2024-05-12

詩とか俳句短歌について思うことメモ

もう人生の折り返し点をすぎて久しい。目を通す文字は、仕事書類ばかりとなった昨今。

でも小学校高学年から中学生にかけての頃に、文学少女に憧れた時期があった。

書店の奥のほうにいっては新潮文庫コーナーで、適当に数冊手に取っては解説に目を通したりしていた。

まれて初めて自分で買った詩集は、井上靖詩集だった。小学校5年生か6年生の頃だと思う。

頁を開いたとき、これは詩なの?というのが最初感想だった。普通に文章だったからだ。

調べてみると、井上靖の詩は、散文詩という形式らしい。なにが自分の知っている詩と違うのだろうというところで

「韻」という言葉もその時初めて知った。

井上靖詩集を手に取ったのは、国語教科書に載っている著者の本でなるべく読みやすそうなものを探したからだった。

というわけで、あすなろ物語のついでに手にしたのが、人生最初詩集だった。

小中学生の頃、国語の授業で、詩や短歌に少し関心をもった私は、韻を踏む、という作法が苦手だった。

季語などルールがあったり、韻で楽しめなければならない、みたいなもの短歌俳句だとすると、ちょっと縁がないなと。

特に覚えているのは、中学校の時習った在原業平短歌に、かきつばたを詠みこんだものがあるが、韻だけでなく、言葉ニュアンスにいろいろな仕掛けを作らないと詩として成立しないのかと思うと到底自分には向いてないジャンルだった。しかし、そうはいっても、短い言葉で何かを表現してみたいという思いは消えず、ひそかに詩集をつくって引き出しの奥底にいれていた。


井上靖の詩のなかに

幼少の頃、川辺の石段の下で手を洗っているとき不意に石鹸が手元を離れ、深みに落ちていったという情景の詩があった。その喪失感をその後の人生でも刻まれているという内容だった。これなら自分でも書けるかもしれない、と思った。

自分世界表現の仕方や詩の味わい方を学べたのも井上靖の詩の影響が大きかった。

例えば、雪という詩がある。


 ―― 雪が降って来た。

 ―― 鉛筆の字が濃くなった。

 こういう二行の少年の詩を読んだことがある。

 十何年も昔のこと、『キリン』という童詩雑誌

 みつけた詩だ。雪が降って来ると、

 私はいつもこの詩のことを思い出す。

 ああ、いま、小学校教室という教室で、

 子供たちの書く鉛筆の字が濃くなりつつあるのだ、と。

 この思いはちょっと類のないほど豊饒で冷厳だ。

 勤勉、真摯調和

 そんなものともどこかで関係を持っている。

井上靖詩集運河」より

中学生の私は、なるほどと思った。

詩というのは、雪が降って鉛筆の字が濃くなったという描写やその言葉なかにあるのではなくて、物語は書かれてない背景のなかにあるのだなと。

鉛筆の字という描写だけだったら、だから何?という感想しかない。しかし、鉛筆を持つ誰かの表情を想像し、その背景を想像して足してあげることで一枚の絵になる。

井上靖の次に手に取った詩集もよく覚えている。

武者小路実篤だった。やぱり散文詩だった。

当時、大好きだった先輩が「友情」を読んで感動したといっていたので、友情ともう一冊詩集を手に取った。その後しばらくして、私の失言が原因で先輩は私からフェイドアウトしていった(つまりフラれた)ので文学をダシに先輩と仲良くなろうという作戦は失敗した。しかし、武者小路実篤の詩はそんな私をなぐさめる言葉にあふれていた。

いじけて 他人にすかれるよりは 欠伸(あくび)して他人に嫌われる也 夏の日。 嫌う奴には嫌われて わかる人にはわかってもらえる 気らくさ。


ほどなくして、種田山頭火という自由律俳句というジャンルを知った。

山頭火面白い普通俳句じゃないところがいい。規律から解放されるってすばらしいことだと。

定型詩嫌いな私にとっては、ある意味で、俳句短歌エントリーポイントとなって、

新聞の俳壇や短歌欄に時々目をやるようになった。

いわばお勝手からこっそり入門したような形だ。

しか俳句は、季語の煩わしさにどうしてもなじめず、自分には遠い世界のままだった。

いつしか手にしていたのは、興津要解説する江戸川柳 誹風柳多留だった。古典落語にはまり始めた時期だった。

剣菱という酒を飲むことを江戸時代の人が剣菱る(けんびる)と言っていた、など、現代言語感覚と近い、興味深いことがいろいろと書かれていた。

エロい川柳結構好きだった。今でいうサブカルチャーだ。

その後は巴毎晩組み敷かれ

木曽義仲の元を離れ、和田義盛に見初められ身柄を預けられた巴御前、ネトラレ系の元祖ともいうべき味わい。思春期の私はこうした江戸時代川柳妄想たくましく想像し、手が動いた。五七五だったら、こっちの世界のほうが楽しい

一方、短歌のほうは、というと、当時の朝日歌壇は毎週とても楽しみにしていた。

俵万智サラダ記念日ベストセラーになったからというのとは全く関係なく、プロではなく、市井のいろいろな人が短歌を詠んでいるということが興味深かった。

例えば、こんな一首。

わが胸にリンチに死にし友らいて雪折れの枝叫び居るなり

あさま山荘事件を起こした連合赤軍幹部坂口弘収監中の東京拘置所から毎週のように短歌朝日歌壇投稿していた頃だ。

朝日歌壇では他にも穂村弘がいた。短歌表現する世界の幅広さを朝日歌壇で知った。

そして渡辺松男太田美和が常連投稿者として名を連ねていた。

風花って知っています

さよならも言わず別れた陸橋の上

渡辺松男太田美和は実社会で互いに関係があるわけではなく、それぞれの思いを歌に込めていたのだと思うけど、なぜか不思議と互いに呼応し合うものがあった。これは当時の歌壇リアルにみていた人にしかからないことだけど。雨の森や樹々など独特の世界観を表現する渡辺松男に対して、雨の日に部屋にこもれば憂鬱発酵すると詠んだりする太田美和。

生活で恋をしていた私は太田美和の言葉自分を重ね合わせた。


でもこのころが私の文学少女期のおわりだった。

大学卒業したものの、就職できずに苦しむ時期がやってきた。就職氷河期というやつだ。

生活が一変した。

書店で立ち寄るのは、奥の文庫コーナーではなく、店の前の新刊コーナーであり、資格取得のコーナーだった。

購読紙も朝日新聞から日経新聞に代わり、東洋経済となった。

世の中からどんどんと取り残されてゆく焦りでいっぱりになっていた。

山頭火武者小路実篤もへったくりもない、そんなことより面接資格だ!という日々。

就職が決まってからは、病気になったら人生終わりだし、干されたら終わり。もう一歩先に、もう一歩とただひたすら走り、走らされる人生が始まった。

たまに思い出しては、現代短歌最近の潮流を知りたくなって、枡野浩一の本を手に取ってみたりはしたものの、ピンとこなかった。

若い頃あれほど好きだった渡辺松男も改めて著作をみると作風が変わったのかと思うほど、何一つ言葉にくすぐられることなく、不感症になっていた。変わったのは自分のほうだ。


それから数十年、あるとき気が付くと、新しい家族が増え、家が建ち、旅行などしている。

そういえば何十年も詩や短歌を目にしていない。寺山修司の本は引っ越しのどさくさでどこかにいってしまっていた。

思春期のことを遠く思い出すようになった。実家の部屋の引き出しにはまだヘンな自作ポエム集が眠ってるはずだ・・。自分死ぬ前にはなんとしても奪取してこないといけない。

中年になっていいかげん自分限界を悟って、ふっと一息いれた、という形だ。

ふと思い出すのが、最初に買った井上靖詩集

 ―― 雪が降って来た。

 ―― 鉛筆の字が濃くなった。

この二行の子供の詩を、何十年も経って思い出す井上靖感覚がとてもよくわかるようになった。


これは人生の楽しみを食に見出して、ワインをたしなむようになってから思ったことでもある。

詩を楽しむということとワインを楽しむことには、ひとつ共通点がある。

どちらもウンチク語ってめんどくさい奴がいる、という意味じゃない。

鉛筆の字が濃くなる、という情景として、勤勉で真摯子供の姿を思い浮かべる、という

文として書かれていることと、書かれていない想像の背景の補完的な関係は、ワイン食事、一緒に食事するひととの関係によく似ている。

ワインの味や香りは、それだけで勿論、それぞれのワインに特徴があるし、品種ビンテージ気候土壌などさまざまな情報がある。

しかワインのおいしさを決めるのはそれだけではない。過去に飲んだ記憶とか、一緒に食べているもの、そしてそのとき話題、体調などに大きく左右される。

だって同じことで、喉が渇いているときの一杯と会議中にやり込められているときの一杯は全然違うはずだ。

マリアージュという言葉があるように、ワイン一種調味料として機能するため、食べ合わせ重要だ。

またワインプロファイル情報あるかないかも味を左右する。

ブラインドで呑むワインはどんな高級ワインだろうが、初見ワインしかない。ワインの特徴まではわかってもそこまでだ。

逆に偽の情報表現かに補完してしまえば、コンビニ販売しているワインを高級ワインと偽って出してもたいていの者には気が付かれないだろう。

ワインを色やら香り、余韻など物理的に因数分解した表現ができても、美味しさは客観的規律として表現することはできない。

詩も同じだと思う。規律ばかりを語るひとがあまりにも多い。本居宣長には悪いけれど、歌をつくるのは道だとしても楽しむのは道じゃないと思うんだよね。

井上靖が「小学校教室という教室で、子供たちの書く鉛筆の字が濃くなりつつあるのだ、と。この思いはちょっと類のないほど豊饒で冷厳だ。」というとき井上靖にとってその詩に初めて出会ってからの何十年間が効いてくる。井上靖は詩は規律ではなく、詩との出会い方だと教えてくれた人だ。

その情景を自分のなかでセットできるかどうかは、鑑賞眼の問題ではない。

どちらかというと、そのような情景がセットされてしまう、長年の思いの蓄積、その詩と出会ったときメンタル、いわば偶然の力だと思う。

渡辺松男太田美和が並んで歌壇掲載されていたあの空気感にしても、あのとき限りのものだったのだろう。

失恋をして武者小路実篤の詩に慰めれられた思い出もそう。まさに一期一会

先ほど、卒業してから詩どころではなくなったと書いた。

そのとき自分が置かれれる状況やそれまでの経験によっては、詩に対して、鈍感になることだってあるのだ。


ところで、先日、Yahoo芸能ニュースをみていたら、TBSプレバトというバラエティー番組で、俳句を競う企画があって、ある芸人俳句先生から5点と酷評されたと報じていた。

お題は「文房具」で彼女が読んだのは

消しゴムが 白き水面に ボウフラを

というもの。作者は「頑張って勉強して、消しゴムを何回も消すと、消しカスがたくさん出る。それが白いノートにたくさん積もっていると、ボウフラのように見えるという句です」と意味説明したものの、腹が立つ、とまで評者先生にののしられている。

ちょっと間抜けた感じはするものの、正直、なんでそこまで素人俳句酷評されなければならないか理解できなかった。だが、番組演出脚本としてはそれがオチなのだろう。

演出もさることながら、これは、他の出演者俳句が以下のようなものだったことも影響しているように思えた。

迎え梅雨 紙端に滲む 友の文字

虹の下 クレヨンの箱 踊り出す

天王山 黒ずむ袖に 薄暑光

薫風や 隣の君と 教科書

こんなふうに優等生を気取った俳句がずらりと来たら、それは「お約束」として、こき下ろすしかないのかもしれない。

バラエティー番組のなかで俳句を味わうということはつまり、こういうことなのだ。その芸人に対するイメージ作品クオリティが補完されてしまうのだ。

しかし、この句が仮にお笑い芸人ではなく、どこかの学校児童生徒が作ったものであったとしたらどうだろう。

消しゴムをかける姿は、情景としては授業中であることを示唆している。5月番組文房具からまだ気持ちフレッシュだ。だけどがんばろうという気持ちは長続きしない時期でもある。

ぼうふらにみえるほど消しゴムをかけるくらいだから、授業中、何度も消していて、その間、ノートをとる手が止まることになっただろう。

それでも授業はお構いなしに進んでいく。溜まってゆく消しごむのカスからは、授業についていく焦りとともに、生徒のひたむきさ、間違って消すことが多い生徒のどんくささも垣間見られる。

いかげん疲れたかもしれない。めんどくさいと思ったかもしれない。

一方で白い水面(ノート隠喩)は、清潔さや純粋さを象徴している。

ふと手を止めた瞬間に、そこにボウフラがいるようにみえた、というのは、一瞬立ち止まってボウフラ?などとくだらないことを想像してしまった自分の不純さや切れた集中力で抜けてしまった気力(投げ槍感)との鋭い対比となっている。

と、このように解釈すれば、俳句としてむしろ「ボウフラを」で間抜けた形で止めた意味が出てくる。そこから先は、苦笑いなのだ

ボウフラを季語と認めるかどうかはわからない。しかし、純粋に詩としてみれば、消しゴムとボウフラという組み合わせは非常にユニークだ。

また、どんくさいもの弱者がボウフラというノート上のより小さい存在視線フォーカスする、という手法小林一茶方法とも通じるところがある。

番組の評者は、この芸人俳句酷評したうえ、次のような添削をしたという。

しかすはボウフラみたい夏休み

夏休みかよ。口論の途中で勝手に話の前提を変えられたときのような不快感を覚える添削だった。消しかすって文房具じゃないし。

しかし、誰しも詩に対して鈍感になる、そういうことはある。端的にあれバラエティ番組からね。

ただ、私の場合、やっぱり俳句には縁遠いのだろうと思った。俳句がメインのカルチャーであろうとする、優等生を選ぼうとする、そのいやらしさも嫌だ。上品そうな季語を競うかのような世界一種ルッキズムだ。夏休みかいって勝手おめかしさせようとするんじゃねーよ。

そういうところがまさに、かつて私が川柳などのサブカルに引き寄せられるひとつ動機だった。ボウフラにシンパシーを感じる感受性は恐らくはかつて親しんでいた落語川柳で身につけたものだろうからゆりやん一句を悪くないと思うのは邪心かもしれない。そもそも番組ADがテキトーにつくりましたってオチかもしれないんだけどね。

300円でおいしく飲めるワインもあれば、駄作でも楽しめる作品もある。そういうことだと思う。

2024-04-24

ゆるキャラ

 三ツ葉市のゆるキャラに葉渡賢治が選ばれた。

 葉渡賢治が12,375票で1位、みつはきゅんが265票で2位、みっちゃんが76票で3位だった。みつはきゅんが三ツ葉市のゆるキャラに最もふさわしいと思ったので、葉渡賢治はみつはきゅん投票したが、選ばれたのは圧倒的に葉渡賢治であった。そんな馬鹿なと思った。だいたい葉渡賢治は三ツ葉市のゆるキャラ立候補していない。しかし、それを言うならみつはきゅんもみっちゃんも、第4位の葉っぴぃも自らの意思立候補したわけではないから、異議を申し立て根拠としては不足しているだろう。第2位のみつはきゅん緑色イメージカラーアニメヒロインのようなキュートキャラクターであった。第3位のみっちゃんは二頭身にデフォルメされた中性的キャラクターで頭部に三箇所結った髪が三枚の葉っぱのように見える。第4位の葉っぴぃはギザギザの葉っぱが特徴の植物地雷ファッションに身を包むキャラクターであった。葉渡賢治は葉渡賢治だった。葉渡賢治38歳。三ツ葉市立三ツ葉第一小学校、三ツ葉市立第一中学校卒業、三ツ葉市立三ツ葉高校入学卒業、三ツ葉市立三ツ葉経済大学入学大学卒業後は三ツ葉市の老舗和菓子屋・三ツ葉堂に就職、3年前に看板商品である三ツ葉大福製造ライン責任者就任、で今に至り、三ツ葉市のゆるキャラ就任

 市の命令で、葉渡賢治は市役所から徒歩10分の場所にある8畳1Kのアパート引っ越しをすることとなった。他の自治体では大抵のゆるキャラ市役所倉庫に押し込められているので、専用のアパートを与えられることはゆるキャラにとって異例の待遇である、と市の観光課の人間は言った。これまでは6畳1Kの部屋で生活をしていたので、わずかにグレードアップしたことになる。普通ゆるキャラクルマ運転しないだろうし、ゆるキャラ交通事故で人を轢き殺すなどすればそれは前代未聞の事案で、どのように対処すればいいのか誰にもわからないので、リスク管理のためにクルマは売却が推奨され、それに従った。引っ越しクルマの売却に伴って勤務先である三ツ葉堂への出勤が困難になったため、退職した。

 就任式には何を着て行けばいいのかわからず、葉渡賢治はスーツで行った。市役所の3階。「それでは三ツ葉市の新キャラクター、葉渡賢治38歳さんです、拍手でお出迎えください」と女性の司会役が言い、俺が入室する手筈になっていた。葉渡賢治のゆるキャラとしての名前は、本名の他「38歳」まで含まれているのだと葉渡賢治はこの時に知った。つまり「葉渡賢治38歳」がキャラである来年とかどうするんだろう、と思った。葉渡賢治は拍手で出迎えられ、ゆるキャラとしての葉渡賢治の姿がみなさんにお披露目された。ゆるキャラとしての葉渡賢治の姿というのは、この場合スーツ姿の葉渡賢治のことである。昨日は髪を切り、家を出る前に入念に髭を剃り、ヘアオイルを付けて髪を乾かし、化粧水を顔に塗りたくるくらいのことはしたが、葉渡賢治が葉渡賢治であることには変わりなかった。

 思ったよりも厚みのある会場の拍手の音で薄々気付いてはいたが、おびただしいカメラフラッシュ意表を突かれた。葉渡賢治を見に来ている人がたくさんいた。マスコミとかだろうか。フラッシュの眩しさにしかめっ面になりそうになったが、そうだ、俺は三ツ葉市のゆるキャラなんだと思い出し、できるだけゆるキャラとしてふさわしい振る舞いをしようと心掛けた。少なくともゆるキャラはしかめっ面はしないだろう。そんなゆるキャラを葉渡賢治は見たことがなかった。三ツ葉市のゆるキャラに葉渡賢治が選ばれてからというもの、葉渡賢治はゆるキャラ勉強に余念がなく、大抵のゆるキャラ顔面にはうまく言語化できない愛嬌があることを発見していた。だから、葉渡賢治は笑顔とも微笑みとも無表情とも言えない、強いて言えば、いつも行っているラーメン屋でいつも通りの醤油ラーメンAセットをオーダーする時の表情(よく観察するとわかるが、殆どゆるキャラはこの表情をしている)をして、大量のフラッシュをやり過ごした。

 会場は大きな多目的室のような場所で、皆の衆目が集まる正面に、緑色背景に白抜きで三ツ葉市と書かれた市松模様の大きなボードが聳え立ち、その上に「三ツ葉市 ゆるキャラ就任式」と書かれた横断幕が設えられている。簡素な作りではあったが、今日の葉渡賢治のために用意してくれたかと思うと率直に感謝の念が溢れた。市長は既に市松模様の大きなボードの前面にいて、登場した葉渡賢治に手を差し伸べ、我々は握手をした。市長の手は大きくて温かく、焼き立てのパンのようだった。フラッシュが一層大きく焚かれる。醤油ラーメンAセット、醤油ラーメンAセットと葉渡賢治は念じて、パンのことはひとまず忘れた。マイクを持った市長が司会に促されて喋り始めた。

「えー、葉渡賢治38歳さん、今日からあなたは我が三ツ葉市をより一層盛り上げる存在として、大いに期待していますし、市一丸となってその活躍を後押しをしていきたいと考えていますよろしくお願いしますね。さて、三ツ葉市を躍進していく政策としては三枚の葉っぱがあります。昨日考えました。一枚目教育日本に誇る三ツ葉市立三ツ葉経済大学。ね。これがその大きな役割を担い、地域経済ますます活性化して行くでしょう。すごいですね。二枚目産業。三ツ葉堂の三ツ葉大福ブランチで何回取り上げられたか知ってます? それはもうね、何回も取り上げられてるんですか? 三ツ葉市ってのは交通の要所ですからお土産もたくさん売れるってもんですよ。ね。そして三枚目。それがこのゆるキャラですよ。これから、はま……、は……、はわ……、はわたりけんたろう、だっけ? そうそう、あはは、ねぇ? ってーかビシッとスーツで決めちゃって、ゆるキャラなんだからゆるい格好でよかったのに。パーカーとか。あ、でもゆるキャラパーカー着ないか。ね。誕生日いつ? いま何歳? あーね。そうそう、歳とったら名前の歳も一歳増やして、葉渡賢治39歳になるから直木三十五みたいで格好いいだろ? あ、どうせなら漢数字にする?」

 市長演説が終わると、委嘱状が授与された。市長からかに委嘱状を受け取った。酔っ払っているのかなと思ったが、その挙動素面のそれで、特に酔っ払っているわけではなさそうだった。額縁に入っていて重みがあった。正面にそれを掲げるとたくさんのフラッシュが焚かれた。やがてマイクが手渡され、司会者が「葉渡賢治38歳さん、意気込みをお願いします」と言い、葉渡賢治が喋る番になった。何を言うべきか迷ったが、「大好きな三ツ葉市を盛り上げて行きたいと思いますので、よろしくお願いします」と言って礼をしたところ、隣の市長が「君、ゆるキャラってのは喋らないんだ。喋ってるゆるキャラを見たことがあるかい?」と耳打ちし、うっかりしていたと思った。「何かそれっぽいポーズでもしておきなさい」と市長は続け、俺はとっさに左手を自らの腰に当て、右腕を天に掲げたそれっぽいポーズをした。会場からは笑い声が漏れた。俺のゆるキャラとしてのコミカルさが会場の笑いを唆したのであれば、ゆるキャラとしての初めての仕事としては上出来だろうと思われた。やがて葉渡賢治は音楽に合わせて「みんみんみんなの三ツ葉ダンス」を踊った。ワルツだった。式典の最後披露するから覚えてきてくれと言われていたやつで、おそらくこれも上出来だった。キャラソンで三拍子音楽はあまりないように思われ、攻めてるな、と思った。左手を自らの腰に当て、右腕を天に掲げたポーズダンスを終えた時、会場に迎えられた時と同じくらいの拍手の音が鳴った。

 俺はこれからゆるキャラとしての自覚を持った暮らしをしていくことになる、と葉渡賢治は思った。給与は前職のものが引き継がれ、家賃は半額の補助が出る点も同様だったから、ひとまずは生活には困らないことになっていたのは幸運であった。おそらくゆるキャラコンビニ弁当を買って食べないから、しっかりと自炊をすべきだろう。三ツ葉市を後押しするキャラなわけだから、肉よりも野菜多めの生活がいい。ゆるキャラサプリメント摂取するイメージはないが、活動を下支えする健康のためには取り入れるべきかもしれない。アルコールはこの際やめるべきだ。タバコそもそも吸っていないが、タバコ原材料は葉っぱなわけで、敢えて喫煙を始めたほうがいいだろうか。いや、さすがにそれは考えすぎだ。タバコスパスパ吸っているゆるキャラがどこにいる。夜は早めに寝て、朝は早めに起きたほうがいい。過度な筋トレゆるキャラとしての外見を毀損するから、きっと避けた方がいいだろう。どちらかと言うと、ご飯をもりもり食べて丸々と太った方が愛嬌が出るだろうな。

 初めての仕事就任から4日後の葉渡マラソン大会であった。パーカーを着て行った。一ノ葉町、二ノ葉市、三ツ葉市、四ツ葉町を合わせて葉渡地区と言い、一ノ葉町のいちかてゃ、二ノ葉市のにのの、三ツ葉市の葉渡賢治38歳、四ツ葉町のよもぎんが会場に来ていた。よもぎんを見るのは久しぶりだった。実は俺は小学生の頃、隣町である四ツ葉町のお祭りに行った際にたまたま会場に来ていたよもぎんを友人と共にふざけてボコボコしたことがある。よもぎんはよもぎ団子を模した緑の丸いキャラクターで、そのふくよかな見た目は子供たちをして、体当たりをしてくれ、サンドバックにしてくれと言わんばかりのように思えた。よもぎんは複数の子供たちにもみくちゃにされながれも笑顔を保っていて、それが更に子供たちの加虐心を駆り立てた。子供のやることだったし、よもぎんは丸くて厚い「側」に覆われていたように思われたので、死活問題になるようなダメージはなかっただろうが、いま思えばむごたらしい仕打ちをしたものだと思える。

 葉渡マラソン大会の会場にはキッチンカーなどが集まり、老若男女大勢の人で賑わいを見せた。マラソン大会という名のお祭りであり、我々ゆるキャラ集客のための賑やかしだろう。俺はランナーに手を振ったり、子供たちと触れ合ったりしながら、かつてのよもぎんのように四方八方からボコボコにされやしないか懸念していたが、杞憂であった。かねてより思っていたこであるが、最近若い人は礼儀正しくて、思いやりがあり、優しい。「本当にリアル葉渡賢治だー」などと子供たちは言い、俺は求められるままに子供たちと握手をしたりした。

 ひとしきりの子供たちが離散すると、大きな丸い物体が視界に入った。俺の記憶にある若々しい新緑のよもぎ色ではなく、数年に渡って浴び続けた太陽光線で色褪せ、汚れや黒ずみが目立つ、言われれば確かによもぎ餅かもしれない、という物体であった。側面にはわずかにへこみがあり、これはあの時に俺が蹴りを入れたへこみだろうか。よもぎんは俺の眼前に佇み、俺を見つめていた、気がした。実際のところは俺を見つめていたかどうかわからない。たいていのゆるキャラにはどこを見ているのかよくわからないようなところがある。何か言いたげなようにも思えたが、やはり実際に何か言いたいかどうかはわからなかったし、そもそもゆるキャラは喋るべきではなかった。やがてよもぎんは去っていった。俺の目は確かによもぎんの背を見つめていたが、何を思えばいいのかまではわからなかった。

 葉渡賢治39歳は全日本ゆるキャラグランプリで審査員特別賞を受賞し、その名を全国に知られることとなった。同年、地上波テレビに初出演。つぶあん同盟という深夜番組で、芸人さんが1〜2分程度のネタをする番組だった。葉渡賢治には人を笑わせるようなネタがあったわけではないが、「おまかせで」というオファーを頂いていたので、三ツ葉市のPRをし、フル尺でオンエアされた。SNS動画サイトでも切り抜かれて大いに拡散し、コアなお笑いファンを中心に話題になった。三ツ葉市は葉渡賢治のテレビへの出演オファーは全て受け入れ、それとは別にインターネット動画配信も精力的に行い、着実に人気を獲得していった。葉渡賢治39歳のグッズが制作され、三ツ葉駅で販売された。特にアクリルスタンド好調な売れ行きのようで、葉渡賢治39歳を前面に押し出しパッケージデザイン刷新した三ツ葉堂の三ツ葉大福は前年に比べて売上が約25%向上したとのことである

 葉渡賢治40歳は全国を飛び回る多忙な日々を過ごした。市のPRのみならず、県や地方宣伝にも駆り出された。グッズは39歳のものから40歳のもの刷新され、商品数を増やしたこともあり、売上金額を更に伸ばした。アクリルスタンドの他、クリアファイルTシャツトートバッグ特に人気だった。終売となった葉渡賢治39歳のグッズはフリマアプリプレミア価格取引された。

 葉渡賢治41歳は全13話で深夜アニメ化され、毎週のようにSNSトレンドに浮上した。これは葉渡賢治の声優デビュー作でもある。実は葉渡賢治40歳10ヶ月あたりで極東経済という雑誌が「なぜ葉渡賢治は40歳ブームが終わるのか?」という挑戦的なタイトル記事を出し、かなりページビューが回っていたようで、このまま葉渡賢治は終焉に向かうかと思われたが、アニメ起死回生立役者となったというわけだ。

 翌年には葉渡賢治42歳のマンホールが市内に5か所設置された。これは葉渡賢治の聖地巡礼をする観光者への秘策であった。さすがにマンホールは毎年デザイン刷新するわけにはいかないから、葉渡賢治アプリカメラ撮影するとARで葉渡賢治の現状の歳が浮き出てくる仕様になった。就任時に動画サイト投稿していた「みんみんみんなの三ツ葉ダンス」は葉渡賢治43歳4ヶ月の時点で1000万回再生を記録した。

 葉渡賢治は45歳になり、葉渡賢治45歳になった。葉渡賢治45歳はアニメの時ほど多忙でもなく、しかイベントに呼ばれればそれなりに盛況という、ライフワークバランスの取れた時期であった。できるだけ丸々とした愛嬌のある体型を維持しようとしていた葉渡賢治であったが、ここ最近は太りやすさを感じており、愛嬌のある体型をオーバーしているようであることが気になっていた。愛嬌とは丸々としていることであり、腹がだらしなく出ていることではないだろう。以前よりも頭髪が劇的に薄くなっているような気もしていた。

 平日昼の帯番組「ひるとん」で、リリースされたばかりの新曲「三ツ葉にあつまれ!」のプロモーションのために生放送ダンス披露することとなっていた。良く言えば安定、悪く言えば停滞していた葉渡賢治の人気を今一度ブーストするための満を持してのリリースであった。楽曲制作MV作成振り付けなど、「三ツ葉にあつまれ!」には潤沢な予算を投入したと聞いている。気合いを入れなければならない。

「さーて、今日は、三ツ葉市から特別ゲスト、葉渡賢治45歳さんが新曲披露してくださいます。それでは聴いてください、「三ツ葉にあつまれ」です、どうぞ!」とアナウンサーが言い、スタンバイしている葉渡賢治の姿がモニターに映し出されたのが見えた。モニターに葉渡賢治の姿が映し出されたということは、生放送で全国のお茶の間テレビにも葉渡賢治が映し出されているということだ。音楽が鳴り、葉渡賢治45歳は周りに従えたちびっこダンサーと共に踊り始めた。やはり子供の人気は不可欠とのことで、ダンサー1014歳男子2人、女子2人の4人であった。葉渡賢治の両隣に男女2人、後方に並んで男女2人という体制であり、葉渡賢治を合わせた計5人がステージ新曲披露した。新曲振り付けデビュー作よりもテクニカルで、葉渡賢治の加齢と体重では踊り切るのが難しく、MV撮影時にはNGを出しまくり、現場はピリピリしていたように思った。葉渡賢治は醤油ラーメンAセットのことを考えながら生放送を踊り切ろうと思ったが、最近ではにんにくたっぷり餃子付きの醤油ラーメンBセットも気に入っており、迷いが生じた。曲の終盤、メンバー全員が2回転スピン披露する箇所がある。2回転スピンとは、2回くるくるとその場で高速で回ることである。葉渡賢治はこれを苦手としていて、これがこの日最大の山場だろうと考えていた。

 事件は起きた。いざ2回転スピンの場面になると、加齢、肥満、緊張など様々な言い訳はできると思うが、葉渡賢治は2回転目によろよろと右にバランスを崩した。葉渡賢治の右にはダンサー最年少である10歳の女性本名非公開)が配置されており、不覚にも葉渡賢治は彼女に激突、葉渡賢治は彼女に覆い被さるように倒れ込んだ。この場面はSNS動画サイトで切り抜かれて大いに拡散し、ネット民による数々の自発的検証が行われ、「葉渡賢治の右手女児の胸を掴んでいる」「葉渡賢治の唇が女児の首すじに触れている」「葉渡賢治の右膝が女児の脚と脚の間に入り込み、女児開脚余儀なくされている」「葉渡賢治の汗とよだれが女児衣装に付着している」「葉渡賢治の息はにんにく臭そうである」「それ以降の女児の泣きそうな顔は見ていられない」「それでも最後まで踊り切った女児プロ」「人生で一番気分の悪いものを見させられた」「葉渡賢治とかいセクハラ野郎」「犯罪者」「消えろ」などという書き込みがあった。

 どのゆるキャラにも否定的意見は最低一つはある。養老塚市のよろよろには「どんくさい」、木宮町のきのやんには「アドリブが効かない」、千脈市のちーおには「正面を向け」など。しかし、彼ら/彼女ゆるキャラがいちいちSNSをチェックしてそれらネガティブ意見を閲覧して真に受けているようには思えないし、何しろ彼ら/彼女らにはゆるキャラという「側」が鎧のように装着されているように思われ、その無機質な「側」がダメージを吸収あるいは反発して無効化しているように葉渡賢治には思われた。その点、葉渡賢治はそれら誹謗を生身で受けざるを得なかった。葉渡賢治は葉渡賢治それ自体ゆるキャラだったかである。葉渡賢治はSNSはもちろん、ニュースサイトコメント欄匿名掲示板への書き込みなど、自らへの誹謗中傷を全てチェックした。なくなった仕事の退屈を埋めるように、まるでそれが葉渡賢治の仕事 Permalink | 記事への反応(1) | 17:38

2024-04-11

セルフレジって緊張する

バイトの休憩中、他の人と皆でスーパーに買い物をしに行く時間がある お惣菜とか弁当を買うんだけど

セルフレジ普通有人レジがあって、皆セルフの方に行くから自分もそうしてる 有人の方は並んでるし

でもなんか毎回緊張する

元々どんくさいタイプからしょうがないけど、なんか他の人よりレジ作業が遅いような気がして

あわわ…早くやらなきゃ…って内心焦りながらやってる

先に会計済ませたバイト先の人がこっちをじっと見てくるのも緊張する うまくバーコード読み取れてないこの一瞬のこととかも見られてるんだろうなと思うとこわい 早くやらないとって焦る

こんなんだから一人で買い物するとき有人レジ使ってる 変な緊張感とかないし ぼんやり待ってお金だけ払えば全部終わる 楽ちん

2024-04-09

ASDってセックス下手そうだし未来希望も無さそう

・けっこう体力が必要発達障害があると疲れやすい、また運動神経の発達も遅くて体動かすこと全般どんくさいことが多い。「球技ができない」が発達あるあるになっている。

セックスは非言語的な空気読みが重要。でも発達障害といえば空気が読めない、相手の表情から何も読み取れない。

女性は毎月ホルモンバランスが変わり状態が変わる。でもASD臨機応変は無理。例外パニック起こす障害鉄道撮影邪魔看板キロポスト勝手に取り外す犯罪行為をするレベルで、特定状態にこだわる障害

先天的絶対セックスが下手で、それが性的じゃない関係でも漏れ出てるのが、日常会話のヘタクソさなのではないかと思う。雑談すらできないのになんでセックス上手くなれると思うのか。

セックスってコミュニケーションだし、スポーツ的な要素もある。コミュニケーションスポーツも下手となると、出来ないのでは。

ASDの特徴(運痴・人の話を聞かない・人に興味がない・表情が分からない・変化に対応できない・パターン化されたこだわり行動)を見ていると、

再現性が高い機械類の取り扱いや再現性を見出す研究には適しているかもしれないけど、再現性よりもホルモンバランスに振り回されたり

ノリ・空気に左右される宿命みたいなところがあるセックスについては一生うまくならない、先天的に伸びしろが無く、一切の希望がないと言えるんじゃないかと。

もちろん性的同意とか嫌なこととか、言語化する必要があることもある。でも表情や声色といった非言語領域が何も分からないし、

再現性が無いことに対してはパニックを起こすとなると、さすがにセックスの伸びしろが無さすぎ。そういう風に生まれた瞬間から上手くなる可能性がゼロだと思う。

2024-04-07

電車ビギナー多杉問題

電車ビギナー多すぎ問題に対して、鉄道各社はきっちり対策考えてくれ

・乗ったらなるべく奥まで詰める

・すぐ降りるから…とか思う人は、乗車待ちの列の、なるべく後ろに並ぶとよい

・降りたいのに人がどかないから降りられない?「降ります」と言うとよい

・ガシガシ鞄でプッシュされてつらい?ごめんな、あんたさんどんくさいんじゃ。降りたそうな人いたら通してやってな

・降りる前には降りますオーラ出す人結構いるから、観察するとよい

・降りますオーラを出しても降りない、毎駅降りますオーラ出してる奴はギルティ

・降りる人の通路を塞いでしまったら、一緒に降りて、もう一度乗るよ

・満車なら健常者も優先席座ってよい

・慣れないうちは、人少ない時間帯ねらうよ

こういう基本的ルールコロナのせいで共有されてないまま新大学生新社会人が増えてきてる。

電車ビギナー各位は、自分ビギナーかも?という疑いを抱こう。電車歴5年未満の人はビギナー可能性高いかも。各位っていうのは、「皆さん」の丁寧な言い方です。

鉄道会社は広報に努めてください。

よろしくお願いしま

2024-02-25

発達障害ASD)あると絶対セックス下手なのでは

・けっこう体力が必要発達障害があると疲れやすい、また運動神経の発達も遅くて体動かすこと全般どんくさいことが多い。

・非言語的な空気読みがすべて。でも発達障害といえば空気が読めない、相手の表情から何も読み取れない。

女性は毎月ホルモンバランスが変わり状態が変わる。でも発達障害があると臨機応変絶対にできない。

先天的絶対セックスが下手で、それが性的じゃない関係でも漏れ出てるのが、会話のヘタクソさ(一方的)なのではないかと思う。

セックスってコミュニケーションだし、スポーツ的な要素もある。コミュニケーションスポーツも下手となると、出来ないのでは。

ASDの特徴(運痴・人の話を聞かない・人に興味がない・表情が分からない・変化に対応できない)を見ていると、

再現性が高い機械類の取り扱いや再現性を見出す研究には適しているかもしれないけど、再現性よりもホルモンバランスに振り回されたり

ノリ・空気に左右される宿命みたいなところがあるセックスについては一生うまくならない、先天的に伸びしろが無く希望がない人の特徴とイコールなんじゃないかと。

もちろん性的同意とか嫌なこととか、言語化する必要があることもある。でも非言語領域が何も分からないし、

再現性が無いことに対してはパニックを起こすとなると、さすがにセックスの伸びしろが無さすぎ。

2024-01-27

宅配ダンボールを開けるときに腕にケガをしてしまったんだけど(どんくさい

なんかダンボールギザギザのところがあってうっかりと肌を切ってしまった。

ちょっと痛いし血が結構出て服が汚れた。

部屋着だったから不幸中の幸いだった。

でも、まあそういうのは我慢するとしてもちょっとした問題が。

怪我したところがちょうどリストカットの痕っぽく見えるんだよねえ。

長袖着てるから見えやしないんだけど裸になったら流石にわかる。

まあ人前で裸にならないからいいか

2023-12-25

anond:20231225064431

我が長男10歳ぐらいの時、次男は7歳。

友達に言われましたよ、次男のことをしゃべっている時の顔と、長男のことをしゃべっている時と全然違う!と・・・

その当時、長男を見ては、なんでこの子こんな性格なの?ドンくさいし、本ばっかり読んでいるし、スポーツしろ、って言っても全然しないし、ぽっちゃりだし、でもすっごくよく食べるし・・・。お友達も少なく、電話して出かけることもせず・・・・。

逆に次男スポーツ大好き、明るい、ずっと笑っている、機嫌がいい・・・

しか長男ママ大好き、なんでも一緒にしようよ~、とのたまってくる・・・

次男は一人でごちゃごちゃと楽しそうに遊んでいると言うのに、なんで長男は一人で遊べない?!

すっごくイライラ、あぁ、生理的に受け付けない、と思いました。まさにあなたのように・・・

次男が生まれるまでは本当にかわいくて、べつにべったりしていてもかまわなかったのに・・・

そのうちに、ママ友達にも「この子かわいいと思えないのよねぇ~」なんて口走ってみたり・・・・。

ママね、あんたのこと嫌いよ!」ととんでもないことを言ってみたり・・・ギュッと抱きしめる、なんてしませんでした・・・

でもこれじゃいけない!とあるときに猛反省・・・

そのあるときとは、長男のお友達家族をみた時です。家族みんな仲がいいんです。家族構成我が家と同じです。

何が違うんだろう、と思ってみたら・・・・。

お母さんが一緒になって走ったり、遊んだりしてるんですよ。挙句にお母さんが長男のほうをギュッとしてみたり・・・

それを見て子ども10歳なのに、って私は思いました。

でもよく考えたんです、スポーツをしない、出来ない、要するに一人で遊べない・・・

私もスポーツ嫌い、外に出たくない、本を読んでいたいタイプ・・・どんくさい・・・

長男に動いて欲しかったら、やっぱり自分も動かないとダメ!ということに気が付きました。

次男はずっと家の中で踊っているので、そういう必要は無いのですが・・・

表に出て遊んでもらいたいときはこっちから、「ねぇ、バドミントンしよう」、外で何かしようと声をかけることにしました。

いつも色よい返事はもらえませんが(笑)それでも、たまには二人でバドミントン、それこそキャッチボールサッカーしてみたり・・・次男もそこに入ってきて3人で・・・とか。

家族で楽しめるゲームを一緒にしてみるとか・・・

今は13歳、生理的に受け付けなかった当時がうそのように、まだまだべたべたしてもらいたくなりましたよ。

どうせ思春期、すぐに嫌がられるんだから・・・、とこちからべたべたしてみたり。

ただ、食事のしつけはお母さんがずっとずっと言い続けないと・・・

10歳の次男なんてぺちゃぺちゃ食べますよ、長男文句を言うぐらいです。

貧乏ゆすり面白いことに、ドイツでは(私は国際結婚です)悪いことじゃないんですよね。

この辺りはカルチャーショックでしたが・・・

やっぱりはずかしい、やって欲しくないことは、聞かなくてもいい続けることが大切です。

あなたは偉いです。

うそでも「大好きよ」って、ギュッとやってるんですから

とにかく長男君と一緒に出来ることを探して見てはいかがです?

本を読んであげようか~、とか映画を一緒に見るとか・・・

これからやってくる思春期をどう乗り越えられるか、これからに掛かっていると思いますよ。

私は差別をされずに育ちました。三人の末っ子です。

それでもそうだったんです。

生理的に受け付けないのは、2年ほど続きました。

あなたの育ってきた環境もあるのかもしれませんが、それだけじゃないはずです。

まだどうにかできそうな気がしま・・・

それでも心配なら、やっぱり専門家相談するのが一番ですね。

2023-11-14

同期女子への妬みがすごい

同期女子に、めちゃくちゃに周囲に甘やかされている人がいる。

まず、どう考えても車が必須地方で働いているにも関わらず、運転ができない。

困らないのかと聞くと、みんながしてくれるとのこと。両親とも兄弟とも、彼氏とも、友人とも関係が良好で、行きたいところがあれば誰かが乗せていってくれるらしい。姫か。

また困るとすぐに周囲を見渡す。その仕草が本当に当たり前のようで、びっくりする。しかもそしたら誰かが寄ってくる。

これは彼女職場にいる時に見ていて思った。

もちろん、彼氏にも甘やかされているようで、たまに聞くと答えてくれるエピソードがすごい。姫である

本人は別に顔がかっこいい彼氏とか、お金めっちゃかけてくれる彼氏ってわけではないというが、そんだけ愛されてればいいだろ。

そしてこの同期、仕事できないダメ人間だったり、いっそのことすごい美人だったりするならわかる。まだ理解できる。

でも、仕事に関しては同期一くらいできる。こんな異動、これまでにないよと周りに語られるようなエリートコースを歩んでいる。

そして顔は中の下で、少しぽっちゃりしている。多分BMI22。

基本どんくさい感じでぽやっとしているくせに、仕事のやり方などを聞くと訳がわからない手段の話をしてくる。うちの職場セキュリティが厳しく、フリーソフトなどはダウンロードできないのだが、彼女は色々と勉強して、うちの職場でも使えるシステムで色々な作業自動化しているらしい。

こっちは日々の仕事に追われて、そんな改善や引き継ぎ方法なんて考える暇はない。なんなんだ。作業が多くて残業が多い席なら大人しく残業してくれ。自慢を始めるな。

彼女は多分自慢だと思っていない。5歳児くらいのテンションで、こんなことが出来るようになったのと無邪気に話している。テンションはいい、内容がおかしい。そして無邪気にそのツールを分けてくる。分けてくるツール普通に便利で逆にうざい。

なんというか、あの生命体はどうすれば作られるのか。あん生命体が許されていいのか。

用事があって話しかけると、ニコニコしながら今日美人ねぇなんて言ってくる。どう考えてもお前の方が恵まれてるだろ。

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