「天文学者」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 天文学者とは

2018-09-23

星屑ランデブー

カール・セーガンという天文学者が、私たちは"星の子"だと語った。

それは僕たちが”この母なる星”に生きている、と言ったありきたりな安っぽいポエムみたいな言葉ではない。僕たちを形作る、窒素カルシウム鉄分炭素も、全てかつて崩壊した星々の内部で作られたもので、僕たちの体は星の欠片で出来ている、という非常に現実的言葉だった。

雨の昼休み図書室でこの言葉を読んだ小学生の僕はわくわくした。

遠い宇宙で星が産まれ、そして滅び、いま僕の身体になっている、と思うと何故か僕の全てがきらめく気がした。

右手人差し指の先っぽで蛍光灯に白々しく光るこの爪も、いつかどこかであの夜空に浮かぶ星々の一つだった、と思うと言葉にできないときめきを感じたのだ。

チャイムを聞いた僕は鼻息荒く本を閉じ、僕の体は星で出来ているんだぞ!と考えながら午後の眠たい授業を聞いた。

数ヶ月もしたらすっかり忘れた。

高校生になった僕は放課後書庫女の子と二人でいた。

文芸部部長として本の整理をする彼女と、友人を待っている間に煙草を吸える場所を求めて部室棟にたどり着いた僕は、レースのカーテンみたいに全てを柔らかに見せる吹奏楽部演奏を背景に殆ど忘れてしまった沢山の話をした。

ある日、吹奏楽部ブラームス練習していたころ、何の話の流れでかも忘れてしまったけれど宇宙の話になった。

彼女カール・セーガンのその言葉を知っていた。

僕は数年ぶりに思い出したその言葉に懐かしさを覚えながら、俺の体が星でできてるなんてって、わくわくしたよ、と言った。

彼女は「私もそう思った!」と急に大きな声で言ったあと、自分の声にびっくりしたのか右手で口を抑えた。僕たちは透きとおったオレンジの光の束の中で見つめ合い笑った。

この人差し指の爪もさ、星でできてるんだな、って感動したんだよね、と言いながら煙草匂いのついた右手差し出すと、ピアノを習っていたという白く細長い人差し指彼女がそれに触れた。少しだけ湿り気を帯びた指先が柔らかくて暖かかった。

「あの映画みたいだね」とやけに赤い唇で彼女が言った。そう言えば聞こえてくる曲をブラームスだと教えてくれたのも彼女だった。

そのとき、僕は、何故か急に、眼鏡をかけて髪をまとめブレザーを着た彼女も星の欠片で出来ているんだ、と言うことが、あの日僕の感じたときめきが、本当の意味でやっとわかった。

いつかどこか宇宙の彼方で輝いていた星が、いま僕の全てを形作り、いつかどこか宇宙の彼方で輝いていた星が、いま目の前で笑う彼女の全てを形作っている――――――

僕は泣きそうになって、煙が目に染みたなんて誤魔化したあと金木犀の香りの帰り道を息を切らして走った。

きらめく星屑で作られた僕たちが、出会ったり別れたりを繰り返しながらまた星屑になり、そしていつかどこか遠い星でまた出会う。

きっと僕たちはこれまでも出会ってきたのだ。それはどこか遠い星で寄り添い合う二つの水晶だったかもしれないし、宇宙彷徨う二つの塵だったかもしれない。

僕たちはブラームスを響かせる金管楽器だったかも知れないし、甘く漂う金木犀だったかも知れない。



何が書きたくてこの文章を書き始めたのか忘れたしちょっと眠くなってきたんだけど、これをキーボードで打っている僕のきらめく指先も、これを読んでいる君のきらめく瞳も星屑で出来ているっていう、なんかいい感じの話で終わりにしていい?いいよね、ありがとうおやすみ

2018-05-18

anond:20180518101245

天文学者物理学者数学者スコットランドで休暇を過ごしていた。列車の窓から眺めていると、平原の真ん中に黒い羊がいるのが見えた。

天文学者:なんてこった!スコットランドの羊はみんな真っ黒なんだね。

物理学者:違う違う。せいぜい何匹かが黒いだけさ。

数学者:(天を仰ぎながらやれやれという調子で、抑揚を付けて)スコットランドには、少なくとも1つの平原存在し、そこに1匹の羊が居て、さらこっち側の片面が黒いということが分かるだけさ。

この例で言うと上から順に主語がでかい

2018-05-04

18歳 無職

高校三年の夏 色々あって父親解雇された。母からは弟か私のどちらかしか大学に行かせてやれないと言われた。

弟はスポーツ推薦で高校入学勉強二の次スカウト入学スポーツテスト大学へ入る予定だった。私は全日から通信高校転入。それでも大学へ行くために実費で塾へ通っていた。

どうせ弟は国立になんか入れない。

悩まなかったかと言えば真っ赤な嘘になる。けれど、極力悩んでいないフリをして、母を支えるために、弟を大学へ行かせるように言った。当時は就職なんて考えていなくて、「大学が無理なら専門学校でもいいや」とさえ思っていた。しかし、父がもたらしたのは専門学校へ通うことも出来ない経済状況だった。

担任就職に変更することを届け出たのが秋。事情は全て伝えた、はずなのに。東京本校にある校内求人を求めても送って寄越してはくれなかった。地方の協力校へ通っていたのだが、「なぜ東京で働きたいのか」と責められた。親が納得してくれているのになぜ第三者から止められなければならないんだろう。

なんとか説得して希望したビューティアドバイザー職の会社見学に行けたのが冬の始め。華やかな店内。明らかに高級店。福利厚生も充実していて、絶対にここで働きたい、と思った。

面接が冬の終わり。他に面接に出向くほどのお金はなかったので、この会社一本で勝負していた。完璧な志望理由を書いた。こんなにも熱くビューティアドバイザーになりたいと願う学生あなたは落とすのか?と思わせるほどの熱量で書いた。簡単自己分析テストのようなものを終えた後、面接からこのような事を言われる。

「当店はエステ業務を主に行っております。志望理由にはビューティアドバイザーについての記述が多いようですが…。」

ちょっと待ってくれよ。HPにも求人にもビューティアドバイザー文字があった。なんならエステ業務なんて一言も書いてなかった。どういうことだよ。

その後も挽回出来ることなく、面接を終えた。ビューティアドバイザー仕事ならせめて綺麗にして行こう、と睫毛をビューラーカールさせて行ったら「当社ではマツエク禁止です」と言われた。ちげーよバカ

担任から当然の如く縁がなかった、と連絡が来た。この時期に内定落ちする生徒にはもう仕事を紹介出来ない、とも。周りは大学専門学校への進学が決定していて、なんなら進路が決まっていないのは私だけだった。好き好んでこの時期まで就活を引っ張ったわけじゃない。自力就活をしようとしたら、担任から学校を通せと言われた。矛盾している。そしてそのまま、卒業の日を迎えてしまった。

4月同級生達が新生活スタートを切る中、私は未だ地元にいた。申し訳ない気持ちは当然ありながらも3月中に母へ「先に物件を探しておきたい」と言うと、「仕事も決まってない人には住まわせられない」と言われた。「早く仕事を探して。あなた就職にするって言ったんでしょ?」とも。母が言うことは至極当然だが、そんな仕打ちはないのでは?と思ってしまった。いつ私が就職希望したのか。

そんなこんなで5月になってしまった。

私は今、イオンレジを打っている。将来の夢は天文学者言語学者だった。それがダメならビューティアドバイザー料理人だった。叶えたい夢はたくさんあった。本当に、抱えきれないほど。

父は私へ謝りもしなかった。

2018-01-04

黒い羊

天文学者物理学者数学者哲学者スコットランド旅行に行った。電車の窓から外を眺めると、一頭の黒い羊を見つけた。

天文学者へぇスコットランドの羊は黒いんだ。」

物理学者「『スコットランドには少なくとも一頭黒い羊がいる』だろ?」

数学者「『スコットランドには少なくとも一頭、少なくとも片側が黒い羊がいる』だ」

哲学者「まず『黒いとは何か、羊とは何か、そもそも存在するとはどういうことなのか』から考え始めなければならない」

2017-10-18

anond:20171018121656

山口厚


最高裁裁判官としての信条や審理にあたる心構え、仕事の印象、難しさは。

当事者の主張に耳を傾け、証拠に基づいて、中立・公平で公正な判断をすることが必要だと考えています最高裁として判断すべき事件数の多さと事件の多様さに直面して、最高裁判事の使命の重大さを改めて痛感しています

国民裁判所に期待する役割は何だと考え、身近な司法とするために取り組んでいることは。

詰まるところ、中立・公平で公正な裁判を迅速に行うことが求められているのだと思います結論に至る過程をできるだけ分かりやすく示すことも大切だと考えております。また、裁判所としては、情報発信さらに進めていくことが望まれるように思います

これまでに関わり、最も記憶に残っている裁判とその理由は。

就任直後に関与したGPS捜査に関する大法廷判決が、刑事手続き法に関する近年の最も重要判決の一つであるだけに強く印象に残っています

注:令状のない全地球測位システムGPS捜査違法とした大法廷判決173月

最高裁裁判官の任命手続きについての考え、出身母体出身別の割合妥当だと思うか。

任命権者が判断すべき事項ですので、回答は差し控えさせていただきたいと思います

憲法改正をどう考えるか。

憲法改正の是非などは国民判断し、決めるべきことで、憲法尊重擁護する義務を負う立場にある者としては、回答を差し控えさせていただきたいと思います

憲法9条戦後日本で果たした役割と、9条に自衛隊を明文で位置づける論議をどう考えるか。

前項と同様の理由により、回答は差し控えさせていただきたいと思います

国政選挙で「一票の格差」の問題が長く続いていることをどう考えるか。

私の考えは、当審に係属した具体的な事件について判断する中で示すべきものと考えております

注:16年参院選の「1票の格差」を合憲とする多数意見179月

東京電力福島第一原発事故を踏まえ、司法責任原発関連訴訟への司法姿勢をどう考えるか。

今後当審にも関係する事件が係属する可能性がありますので、回答は差し控えさせていただきたいと思います

裁判員制度で、公判前整理手続きの長期化や裁判員候補者の辞退率上昇が問題視される現状をどう考えるか。制度課題や見直すべき点は。

全体的に見れば、課題はあるものの、うまくいっているのではないかと考えておりますが、制度運用上、裁判員負担軽減に配慮することが必要だと思います

静岡県で1966年に起きた一家4人殺害事件など、再審無罪判決が続くなか、刑事裁判の現状への感想反省点、冤罪(えんざい)を生まない司法の実現への教訓は。

判断の誤りを避けるため、様々な観点から証拠評価をしっかりと行い、手続きを適正に運用することが重要だと思います

日本弁護士連合会が昨年の人権擁護大会死刑制度の「廃止宣言」を採択した。死刑制度の存廃や、再審請求死刑執行との関係をどう考えるか。

死刑の存廃などについては国民的な議論が大切だと思います一般論としての回答は差し控えさせていただきます

取り調べの録音・録画や司法取引制度の導入が刑事裁判にどんな影響を与えると考えるか。新制度導入にあたり、司法判断はどうあるべきか。

法改正に向けた法制審の審議には私も参加いたしました。改正法は現状を改善する方向に向けた重要な一歩だと考えております。今後、関係者がそれを適切に運用していくことが大切です。

法科大学院募集停止が相次ぎ、法曹志望者が減少するなか、法曹養成制度の現状をどう評価し、どうあるべきだと考えるか。

私は最高裁判事就任前には法曹養成教育の一端に携わっており、様々な課題があることを痛感しておりました。関係者の地道な努力が実を結ぶことを願うばかりです。

経済活動の国際化に伴い、国をまたぐ法的な争いを円滑に解決するために日本裁判所に求められることは何だと考えるか。

裁判を行うという点では変わりがないと思いますが、両当事者の主張・立証をしっかりと踏まえた適切な判断可能な限り迅速に行うことが大切だと思います

外国裁判手続き電子化が進むなか、国民が使い勝手のよい裁判所にするにはどうすべきだと考えるか。電子手続き導入への賛否アイデアはあるか。

課題は多いとは思いますが、利用者利便性向上の観点から手続き電子化の導入に向けた検討が行われてよいと思います

最近出来事で、最もうれしかたこと、腹立たしく感じたことは何か。

人生はうれしいこと、腹立たしいことの連続ですが、法科大学院教授時代の教え子から司法試験合格の報告が届いたことは最近うれしく感じたことの一つです。

趣味尊敬する人物、好きな言葉座右の銘と、それぞれを選んだ理由は。

趣味ウォーキング読書(乱読です)。いままでに大変多くの人と出会い、その出会いを大切にするようにして参りました。特定した「尊敬する人物」の名前を挙げるのは難しいように思います。好きな言葉座右の銘というほどのものはありませんが、研究者ときには、どのように小さなもの執筆する場合であっても、常に「全力投球」を心がけておりました。

最近読んで感動した本、面白かった本とその感想は。

多分野の書物を乱読するのが趣味ですので、特定の書名をあげることは難しいように思います小説でいえば、人の生き方を描いたものに感動したり、歴史的事件を題材にしたものをとくに面白いと感じたりしています


菅野博之


最高裁裁判官としての信条や審理にあたる心構え、仕事の印象、難しさは。

誠実と共感信条とし、意識的に多数の観点から見ることを心がけてきました。更に広い視野から見直しながら、バランスのとれた適正な判断ができるよう努めたいと考えます個別事件問題と法解釈問題、更には社会的影響や将来にわたる問題などが混在している事件に接するとき、頭を悩ませることが多いです。

国民裁判所に期待する役割は何だと考え、身近な司法とするために取り組んでいることは。

迅速さを含めた質の高い判断が期待されていると考えます。常に社会進歩・変革に即していくとともに、安定感のある判断が求められているのではないでしょうか。最高裁においても、分かりやす判決留意したいと考えます

これまでに関わり、最も記憶に残っている裁判とその理由は。

外国人の親と子ども退去強制処分事件フィリピン人の子どもたちの国籍事件台湾ハンセン病訴訟、様々な会社更生事件など、多数の事件が心に残っております子ども人権や自立性の確保が難しい事件、あるいは、多数の人々の利害の調整が難しい事件が一番記憶に残るように思います

最高裁裁判官の任命手続きについての考え、出身母体出身別の割合妥当だと思うか。

最高裁判事の任命に関しては、意見差し控えたいと思います

憲法改正をどう考えるか。

憲法改正については、議論のもと、各国民が決めることであり、その解釈適用に当たっている裁判官発言すべきではないと考えます

憲法9条戦後日本で果たした役割と、9条に自衛隊を明文で位置づける論議をどう考えるか。

憲法9条については、国民一人一人が考えていく問題であり、裁判官一般的意見を述べるべきではないと考えます

国政選挙で「一票の格差」の問題が長く続いていることをどう考えるか。

具体的事件において考えを示すべき事柄と考えます

注:16年参院選の「1票の格差」を合憲とする多数意見179月

東京電力福島第一原発事故を踏まえ、司法責任原発関連訴訟への司法姿勢をどう考えるか。

具体的事件にかかわる点については、意見を控えさせていただきます。ただ、一般論として言えば、裁判所は、法令に照らして厳密に検討しているものと考えます

裁判員制度で、公判前整理手続きの長期化や裁判員候補者の辞退率上昇が問題視される現状をどう考えるか。制度課題や見直すべき点は。

裁判員制度については、全体としては順調に進んでいると思います。ただ、迅速さを含めた適正な刑事司法理想に向けて、一層の工夫や研究が欠かせないと考えます

静岡県で1966年に起きた一家4人殺害事件など、再審無罪判決が続くなか、刑事裁判の現状への感想反省点、冤罪(えんざい)を生まない司法の実現への教訓は。

誤判はあってはならないことです。それを防ぐには、各裁判官が、客観的証拠を重視するという裁判の基本を再確認しながら、多面的に考え抜くことが重要と思います

日本弁護士連合会が昨年の人権擁護大会死刑制度の「廃止宣言」を採択した。死刑制度の存廃や、再審請求死刑執行との関係をどう考えるか。

死刑制度の存廃などは、国民意見により決められるべき立法問題と考えます

取り調べの録音・録画や司法取引制度の導入が刑事裁判にどんな影響を与えると考えるか。新制度導入にあたり、司法判断はどうあるべきか。

刑事司法改革関連法の影響などについては、最高裁判事として意見を言う立場にはありませんが、今後各制度趣旨に沿った運用が積み重ねられていくものと考えております

法科大学院募集停止が相次ぎ、法曹志望者が減少するなか、法曹養成制度の現状をどう評価し、どうあるべきだと考えるか。

司法、ひいては法曹界は、専ら人によって支えられていますので、志の高い誠実な法曹候補者が増えていくことを願っております

経済活動の国際化に伴い、国をまたぐ法的な争いを円滑に解決するために日本裁判所に求められることは何だと考えるか。

国をまたぐ争いであっても、スピード費用・公正さに着目されるのは変わりません。また、裁判官が広い視野を持ち、必要場合には専門家の助力も得られるよう、工夫を継続することが重要と考えます

外国裁判手続き電子化が進むなか、国民が使い勝手のよい裁判所にするにはどうすべきだと考えるか。電子手続き導入への賛否アイデアはあるか。

司法手続きにおける国民負担をできる限り減らしていくことが重要です。電子手続き活用も、そのメリットデメリット双方を検討しながら、適する分野につき進展していくのではと期待しております

最近出来事で、最もうれしかたこと、腹立たしく感じたことは何か。

うれしかったのは、この数年、何人もの日本人科学者ノーベル賞を受賞したこと。夢をかきたてられました。

趣味尊敬する人物、好きな言葉座右の銘と、それぞれを選んだ理由は。

好きな言葉は、誠実と共感です。裁判特に民事裁判は、命令や説得ではなく、心を開いて話し合い、それぞれの立場や考えを共有することが重要と考えております

最近読んで感動した本、面白かった本とその感想は。

趣味は、読書特にSF経済関係です。SFでは、J・G・バラードスタニスワフ・レムレイ・ブラッドベリなどが好きです。SFは、思考感性の幅を広げてくれるものと思います。次いで、音楽鑑賞(シャンソンカンツォーネなど)。元々天文学者志望だったので、星を見て宇宙について思いをはせることも好きです。

2017-10-01

anond:20171001111916

うん、その何を間違いとするのかに段階があるよね。という話。

詩人(天文学者)はすべての、物理学者は一つの数学者は少なくとも一面が、哲学者はそれは羊なのか。

それぞれに求められる段階の厳密さで話をしてる。

中学校国語と、大学論理学で求められる厳密さは同じなのだろうか?

「書いていないことはないものとする」という公理(その段階が浅いかどうかは別にして)を前提にした正当な論理はあるのではないか

例えば、大学入試三角形内角の和を問う問題で、曲率0(ユークリッド空間)であることを明記している問題を見たことはないよ。

それを書いていないことを慮る忖度と言っても間違いではないし、前提を疑える可能性はあるけれど、その厳密さは国語に限らずどの教科でも求められてはいないよね。

すべての問に対して、「回答できるほど厳密でないので不定」という答えは誰も望んでない。

写真を取るときに「いちたすいちは?」と問われて、

10(二進数)

・0(Z/2Z上の演算)

田んぼの田(なぞなぞ)

と答えないのと同様に

2017-07-10

[]ある天文学者の主張

 増田アース知的生命体を捜索するにあたって、ある天文学者は以下のようなことを主張した。

「我々の例から考えて生命が知性を養うためには冬眠に迫られるほどの

気候の変化が不可欠である

我々は冬眠前の記憶を確実に持ち越すために文字が発達させたのであるから

 だから増田アース知的生命体を捜索するためには、極方向からみた惑星からでる人為的電波

公転の周期にあわせて変化するところを観測できればいい。

 さしあたりは公転面をこちらに向けている連星系を

惑星の公転面もこちらに向けていると仮定して連続的に観測してみるべきだろう」

 彼の考えには冬眠をしない知的生命への差別意識内包されていたが、

まったく自覚がなかった。

増田アース人が冬眠することについては下記で既出

https://anond.hatelabo.jp/20170204174627

2015-12-27

http://anond.hatelabo.jp/20151227070910

口だけのわけないだろw

ベロンやティターニア実在の人物だったと信じている天文学者とか見たことねえしw

2015-12-03

韓国天才少年による論文盗作騒動とその経緯

先月、韓国の「天才少年」が起こした論文盗作事件日本でも韓国紙日本語版記事としてインターネット上で報道された。

韓国の「天才少年」として有名なソン・ユグン少年(17)が彼の指導教官のパク・ソンジェ研究員と共に執筆した論文が、米国天文学会が発行するAstrophysical Journal掲載されたのち、韓国ネチズンの指摘をうけ撤回されたというものだ。少年博士号を取得する間近で、国内最年少博士学位取得の記録も白紙となった。論文撤回された理由に関してはすでに他に解説がある

ここでは実際論文がどのようなものだったか、そして推測されることの経緯を探ってみたい。

つの論文 (Park 2002 と Song and Park 2015)

対象になっているのはパク研究員の2002年の韓国内の研究会の集録に掲載された論文少年が主著でパク研究員が共著の2015年のAstrophysical Journalの論文だ。論文の中身自体は購読していない限り読めないようだが、双方のページにある論文概要を比べるとほぼ瓜二つで少年自分言葉執筆していないことがわかる。また別の方法論文の一部を確認できる。2015年論文の1ページ目はgoogleの画像検索確認ができ、google book2002年の集録論文のほぼ全文がみれる。見れる範囲では節の名前やほんのわずかな文を除いて、両者はほぼ一致している。

論文概要と4つのからなる本文で構成され、最初の3節は過去研究説明にあてられ4節目がこの論文の結果になっているようだ。コロラド・デンバー大学のJeffrey Beall氏のブログでは概要最初の導入の節の比較図があり、そのままコピーされているのが示されている。論文の主要な結果が書かれている4節目もモナッシュ大学天文学者Michael Brown氏のtwitter上で画像(リンク1リンク2)が比較されている。こちらも式番号を除けばほぼ完璧文章と式がコピーされている。氏によると多少の式の変形が見られるが、50以上の式がそのままコピーされているとのことだ。

前述のブログコメントを読むと上記の部分以外に目を向けても、ほぼ全体にわたって式と文章が完全に位置するという指摘もある。研究者世界では研究会で先行する成果を見せて、議論ののちに査読雑誌に本論文投稿する、というのはよくあることだそうが、ここまで一字一句一致するとなると研究集録といえど著作権上の問題から二重投稿として判定されるのは極めて妥当だろう。

興味深いのは前述のブログコメント欄にあるソン少年が導出したとされる偏微分方程式(論文中の式(4.24)のようだ)を含めた4節目の多くの式でミスがみられるという指摘だ。多変数関数をある独立変数偏微分する際に他の独立変数偏微分すると0になることは理系大学1年生あるいは少し進んだ高校生なら理解できるだろう。ところがソン少年論文では本来0になって消えるべきこのような項がたくさん残されているという指摘である。この指摘が本当だとすれば、ソン少年かパク研究員のどちらが導出したのかに関わらず、にわかには信じられないミスだ。

少年が導いた式(4.24)論文の概要にある主要な結果である"Transfield Equation"の可能性が高い。そして上のコメントでは例えばφとωの上にドット(・、時間微分を指す)がついたものは0ではないかと指摘している。面白いことにこれらの項を消すとこの式は2002年の集録論文で同じ"Transfield Equation"と記されている式(61)にかなり類似している。ここからは私の邪推であるが、ソン少年の「功績」とは、式(61)の2、3項目のCの時間微分式(54)を代入し、4項目のEの時間微分とmの内積を式変形したことなのではないだろうか。しかも上記の初歩的なミスを犯している可能性がある。さて私はAstrophysical Journalを読むことはできないので、論文にある初歩的な間違いが本当か、そして私の邪推が当たっているかはこの論文誌を読める天文学専門家にぜひ検証してもらいたい。

いずれにせよ、2015年論文文章の大半を執筆したのは(13年前の)パク研究員であることにおそらく疑いの余地はない。さらにソン少年が導出した式(4.24)がもし論文の核となる"Transfield Equation"であれば、これはすでにパク研究員2002年の段階で導いている。ソン少年のこの研究への貢献はその式の単なる変形だけであり、しかも初歩的な間違いを含んでいる可能性が指摘されている。

ソン少年の主著で論文出版することは目をつぶっても、これを博士課程中の少年の主要な研究業績とするのは倫理的問題があるのではないだろうか。

推測される経緯

ことの経緯はソン少年博士号を取得するプロセスに密接に絡んでいるようだ。

報道によるとソン少年が所属する科学技術聯合大学院大学校(UST)では博士論文の取得要件として、国際的な査読論文誌に主著で少なくとも論文を一編投稿し、受理される必要がある。ソン少年はこの条件を満たすためにパク研究員の13年前の研究成果をもとにパク研究員と共に論文投稿したのだろう。

倫理的な是非はさておき、主著のソン少年がパク研究員研究内容を咀嚼し、自らの言葉で書き直していればここまでスピーディー問題が明るみにでることはなかった。ところがソン少年とパク研究員は、13年前の集録をごく一部を除いてほぼ一字一句コピーして提出してしまった。このことが原因でAstrophysical Journalから掲載撤回される今回の事態に行き着いた。

韓国メディア邦訳英訳されている記事は、今回の論文撤回によって少年博士号の取得を逃したということを報道するものが目立つが、ことの経緯が事実であれば倫理的には大きな問題である。本人の意思がどの程度介在したかは分からないが、ソン少年は、他人の業績を自分のものとして出版することにより、博士論文の取得条件をすり抜けようとしたと見られかねない。これは当然、学位申請したソン少年認識していたはずだ。これは韓国における"博士"の価値に大いに傷をつける行為なのだが、英訳されている韓国メディア記事を見る限り、メディア国内研究者への影響には着目していないようだ。

今回の件で合格撤回されたものの、ソン少年は博士論文の審査に一度は合格したと報道されている。この論文審査当時少年の唯一の受理された査読論文であった。博士論文の内容は報道では明らかになっていないようであるが、もしこのソン少年博士論文撤回された論文研究内容が含まれていれば彼は他人研究とみられかねない研究内容で博士号審査を通り抜けたことになる。先進国大学では退学などの大きな処分が免れないレベルの大きな不正行為だ。ソン少年現在新たな論文を準備している報道されているので、こちらの成果のみが学位論文にまとめられていると期待したい。

パク研究員国立天文学研究機関である韓国天文研究院(KASI)に所属しており、 ソン少年がUSTに入学した際に院長を務めているなど韓国代表する天文学者のようだ。国を代表する研究者論文投稿を主導したとすれば、そのインパクトは大きい。

一方、ソン少年が主導したとすれば、彼は研究者の"免許"である博士号を正当な方法ではなく、自らの意思で非良心的な手段で取得しようとしたことになる。ソン少年はおそらく知的には非凡なのだろうが、それに見合う倫理観良心を持ち合わせていないということを示してしまったことになる。

もっと論文が13年前の集録の完コピーであったという事実は、彼がパク研究員の成果を咀嚼できておらず、自分言葉で書き下すことができなかったということを示しているのかもしれない。いずれにせよこの件が明るみになった今、ソン少年研究者としての信頼とキャリアに大きく傷がついたことは間違いない。

2015-04-17

世界史人物概覧

世紀
前6孔子(前551儒教の祖)
孫子(前544・『孫子』著者)
前5釈迦(?・仏教開祖
ヘロドトス(前484・歴史の父)
ヒポクラテス(前460・西洋医学の父)
プラトン(前427・哲学者
前4アリストテレス(前384・万学の祖)
アレクサンドロス大王(前356・マケドニア王)
前3アルキメデス(前287・古代最大の数学者
始皇帝(前259・最初中華皇帝
劉邦(前256・漢の高祖)
ハンニバル(前247・包囲殲滅戦術確立
前2司馬遷(前139・『史記』著者)
前1カエサル(前100・ローマの終身独裁官
ウェルギリウス(前70・ローマ最大の詩人
オクタウィアヌス(前63・ローマ帝国の初代皇帝
イエス(前4・キリスト教開祖
1プトレマイオス(83・天文学者
2ガレノス(130・古代医学確立
張仲景(150・医聖)
曹操(155・三曹の一人)
3
4王羲之(303・書聖)
アウグスティヌス(354・古代最大の神学者
5アッティラ406・フン帝国の王)
6ムハンマド(570・イスラム教開祖
李靖(571・『李衛公問対』)
李世民(598・唐の第2代皇帝
7
8アブー・ムスリム(700・アッバース革命立役者
李白(701・詩仙)
杜甫(712・詩聖)
カール大帝(742・フランク王国
9
10フェルドウスィー(934・『シャー・ナーメ』著者)
イブン・ハイサム(965・光学の父)
イブン・スィーナー(980・アラビア医学を体系化)
11
12朱子1130・儒教の中興者)
サラディン1137・アイユーブ朝開祖
インノケンティウス3世1161・教皇権最盛期のローマ教皇
チンギス・ハン(1162・モンゴル帝国の初代皇帝
13トマス・アクィナス1225・『神学大全』著者)
ダンテ1265・イタリア最大の詩人
ジョット(1267・西洋絵画の父)
14羅貫中(?・『三国志演義』『水滸伝』編者』)
イブン・ハルドゥーン(1332・『歴史序説』著者)
ティムール(1336・ティムール朝建国者
ヤン・ジシュカ(1374・マスケット銃を使用)
グーテンベルク(1398・活版印刷発明者)
15ジャンヌ・ダルク(1412百年戦争聖女
コロンブス(1451・アメリカの再発見者)
ダ・ヴィンチ(1452・万能の天才
ヴァスコ・ダ・ガマ(1460・インド航路開拓者
マキャヴェッリ(1469・『君主論』著者)
ミケランジェロ(1475・芸術家
マルティン・ルター(1483・宗教改革
スレイマン1世(1494・オスマン帝国最盛期の皇帝
16エリザベス1世(1533・アルマダ海戦に勝利)
セルバンテス(1547・『ドン・キホーテ』著者)
ガリレオ(1564・科学革命の中心人物)
シェイクスピア(1564・イギリス最高の詩人劇作家
グスタフ・アドルフ(1594・三兵戦術確立
デカルト(1596・合理主義哲学の父)
17ルイ14世(1638・絶対王政最盛期の王)
ジョン・ロック(1632・イギリス経験論の父)
ニュートン(1642・科学革命の中心人物)
康熙帝(1654・清の第4代皇帝
バッハ(1685・音楽の父)
18オイラー1707・数学者
曹雪芹(1715・『紅楼夢』著者)
アダム・スミス1723・経済学の父)
カント1724・哲学者
ワシントン1732・アメリカ初代大統領
ワット1736・蒸気機関の改良)
ラボアジェ1743・近代化学の父)
モーツァルト1756・音楽家
ナポレオン1769・初代フランス皇帝
ベートーヴェン1770・音楽家
ガウス1777・数学者
クラウゼヴィッツ1780・『戦争論』著者)
スチーブンソン(1781・鉄道の父)
ファラデー(1791・電磁気学の父)
バベッジ1791・コンピュータの父)
19ダーウィン(1809・進化論提唱
ポー(1809・ミステリの父)
マルクス(1818・共産主義提唱
ヴィクトリア女王(1819・帝国主義最盛期の女王
パスツール(1822・近代細菌学の父)
ヴェルヌ(1828・SFの父)
モネ(1840・印象派の祖)
ロダン(1840・近代彫刻の父)
エジソン(1847・発明王
フォード(1863・自動車大量生産
ライト兄弟(1867・飛行機発明
アインシュタイン(1879・相対性理論を発表)
ピカソ(1881・画家
ケインズ(1883・マクロ経済学確立
グデーリアン(1888・電撃戦確立
ヒトラー(1889・ナチス指導者

2014-08-30

違う、太陽系は渦巻きではない [BAD ASTRONOMY翻訳記事]【勝手修正版】

Twitter を見てると、太陽系天体螺旋運動するこのデマ動画が、いまだにRTされたりして拡散しているのでうんざりしてきた。

太陽系 公転」「太陽系 運動」「太陽系 移動」「太陽系 回転」などで検索すると、この動画を真に受けて紹介しているブログなどが検索上位にヒットしてきて、さらに誤解を広める一因となっている。

あまつさえニコニコ動画にも転載され、字幕までつけられている。

結論から言うと、これはトンデモ信者思い込みだけで作った信憑性ゼロ動画である映像の出来だけはよいからか、昨年の3月からかなり広まっており、天文学者フィリッププレイト氏がブログでその間違いを指摘した記事を出している。プレイト氏は『イケナイ宇宙学 間違いだらけの天文常識』の著者で、世にはびこる間違った天文宇宙ネタを斬って解説するブログ Bad Astronomy で知られている人。

この記事和訳版が以下にあり、大変ありがたいのだが(動画話題になってすぐのタイミング和訳まで出たのは本当に感謝している)、残念なことに誤訳が目立つという指摘があり、いまもって修正されていない。

翻訳が不自然な箇所を以下にテキストで逐一指摘してくれている方がいたが、行きつ戻りつ確認しながら読むのが大変なので、勝手ながら指摘箇所を中心に翻訳修正して以下にまとめ直した。いまだに信じて動画を広めてしまっている人に「それ間違いですよ」と指摘しようにも、記事誤訳が多かったりするとちょっとなぁ、となるので。

なお、もし元の翻訳記事が適切に修正されれば本記事は消すつもりだが、和訳した方は当時Twitter で指摘されてこの校正テキストを読んだはずなのに、もう1年半ほど放置されているのであまり期待していない。

間違いを打ち消すために、まともな太陽系の公転運動を描いた動画があれば知りたいものである


違う、太陽系は渦巻きではない [BAD ASTRONOMY翻訳記事]

なめらかな動きでコンピューターアニメーション太陽の周りを周る惑星の動きを、天の川銀河を周る太陽軌道のように解説する動画について、ツイートメールがたくさん来ている。とてもきれいな動画に、説得力のある音楽、ていねいな作りの画像

しかし、問題ひとつある。間違っているのだ。間違いは表面的なものではなく、間違った前提からきた根本的なものだ。中にはいくつかの有益視覚情報があるが、私は(銀河サイズの)話題のタネだと思っておくよう警告する。

なぜか? 彼の主張の基礎は、「惑星太陽中心の軌道を描いているのではなく、銀河の周りを渦巻き状に移動している」というものだ。

私は普段、こうした話題の間違いを暴くような面倒なことはしない。奇抜な主張はいつでもあるし、たいていは自滅していくからだ。しかし、この件についてはたくさんの人が私に知らせてきたし、明らかにかなり人気を博している――たぶん表面上は正しく見えるし、画像も大変きれいだからだろう。また、科学を知りつつもそこから離れて久しい人たちによって広まっているのではないかと見ている。このような話題を扱うときには、いつも少し深く掘り下げる手間がかかる。

そこで、シャベルを取り出してみよう。

制御不能のらせん

まずは動画を見てみよう。数分程度のものだ。

動画の作者DJ Sadhuは明らかにコンピュータグラフィックスの才能がある。しか科学は……まあ。私にはすぐさまこの動画が何を目指しているのかわかった。彼は率直に、太陽系太陽中心モデルは間違っている、と述べている。しかしながら、この Sadhuの主張ははなはだしく間違っている。重力存在しないと言っているようなものだ。

地動説とは、太陽太陽系の中心にあるという考え方で、惑星はその周りを周っている(他にもいくつか大事なことがあり、たとえば惑星軌道は楕円であるとか、軌道は同一平面上にあるのではなくて互いに傾いているとか)。この考え方は、地球太陽系の中心だという古い天動説にとってかわった。天動説は、それをちゃんとした物理モデルだと考えると、あらゆる種類の奇妙な仮定をしてやらないとちゃんと機能しない、とてつもなく複雑で考えすぎの物理モデルになってしまう(タイレノールなどの頭痛薬があるなら、epicyclesの項を見てみよう)。地動説はそれよりもずっと物理的に正しいし、ずっとうまく機能している。

私は、どちらのモデルにもそれぞれの使い道があると言いたいのだ。もし特定惑星が天のどこにあるのか知りたいなら、天動説の座標を使うことになる。われわれは地球に住んでいて、地球は動かずに天の車輪が頭上を回転して動いているように見える、それは理にかなっている。しかし、もし惑星宇宙探査機を送りたいなら、太陽中心のシステム必要なのだ地球惑星も両方とも動いていると考える方が、はるか計算は簡単になる。

Sadhuは、地動説が間違っていて、実は惑星は渦を描きながら太陽を周る動きをしているのだと主張している。彼が実際に言わんとしているものは、渦ではなくらせんである。この2つは名前が違うだけでなく、物理的な動きもその特徴も全く異なる。らせん軌道を描く粒子は、太陽系のようにお互いには干渉していなくてもよいが、渦を描く粒子は抗力と摩擦を通じて互いに干渉している。

しかし、意味論的な論争はよそう。もう一度動画を見てみよう。Sadhuは太陽惑星を先導しているかのように、太陽惑星よりも前方に出て銀河を回っているかのように描いている(2番目のビデオだともっとそれは明白だ)。これは単に誤解を招くだけでなく、完全に間違っている。惑星は、われわれが銀河系の中を巡るときときどき確かに太陽の前に出たり、ときどきその後ろをついてゆく(太陽を周回する軌道上のどこにいるかによる)。実際に夜空の惑星を見たことのある人にとっては明白な真実である。なぜなら夜空の一部は、地球太陽銀河系を周るときの進行方向にあたるわけだが、惑星はその部分にだって観測されるのだ。

ここでも、細かいことをあれこれ議論するのはやめよう。後述するように(「こうした考え方はどこからもたらされたのか?」の項)、惑星銀河系内を動くとき太陽の後ろをついていくという考え方は、Sadhuがらせんについて述べるとき思考基盤となっている。しかしまずは、もうちょっと見てみよう。

テイク2

太陽銀河の中を移動していく様子を示している、彼が二番目に公表した動画では、もっとひどい状況だ。

公平のために言うと、今回彼は惑星の動きについて「らせん状」だと正しく記述している。しかし、まだ惑星太陽の後ろをついていくように描いていて、これは間違っている。また特に動画の冒頭では、太陽中心モデルと、らせん運動についての彼の説明を具体的に比較しており、誤った「太陽主導」の考え方を補強している。

彼の動画における太陽中心モデルの動きを注意深く見てみよう。銀河を周る太陽が動く方向は、惑星軌道平面と同じに描かれている。しかし、こうではないのだ。太陽系の平面は、車の前方への動きに対してフロントガラスが作る角度のように、銀河系に対して約60度で傾いている。

これは本当に重要な点だ。らせんモデルでは、銀河を周る太陽の動きにあわせて、太陽を垂直に周回するような惑星が描かれている。お好みなら「正面向き」といってもいい。これが間違っている。なぜなら、惑星軌道は60度で傾いていて、90度ではない。惑星とき太陽の前に、ときに後ろになる。これだけで、らせん描写が正しくないことがわかる。地動説という現実モデルにおいても、順行-逆行運動というもの存在し、現実の空できちんと観測できる〔訳注:詳しくはこちら参照〕。

しかしそれだけではない。動画では、太陽銀河を周ることを見せていて、らせんに沿って上昇、下降している。最初動画のように、一部正しいところもあるが、大方は事実からかけ離れている。

われわれの銀河は、中心部が膨らんでいる平たい円盤で、端から端まで約10光年距離がある。この円盤は無数の星を内包し、その重力が合わさって、銀河中心を周る軌道太陽を留めている。ちょうど、太陽重力惑星軌道に留めているのと同じだ。

太陽銀河系を一周する軌道の長さは、およそ2.4億光年ではない。銀河を周回するときには、だいたい動画にあるように、太陽は実際ぴょこぴょこアップダウンを繰り返している(とはいえ大体1周につき4回ぐらいなのに、Sadhuは動画内で数十回もアップダウンするように描いている)。〔訳注:太陽系が銀河系内を周回する軌道の図参照(垂直方向は強調されている)〕

このような運動が起きるのは、銀河円盤での重力の働き方のせいだ。ここが非常にクールなところだ。円盤よりほんのわずか上にあるものは、円盤に向かって全体的に下へと引っ張られる。円盤が巨大な物質の板である想像してみて、太陽がその円盤よりも上にあるとする。円盤重力太陽を下へと引っ張る。星と星の間は遠く離れているので、太陽円盤の間を通り抜けて下へ降りていく。そうすると今度は、下に来てしまった太陽円盤がまた引っ張り上げる。このとき太陽の動きはだんだん遅くなり、そして止まり、向きを逆にしてまた円盤へと急激に突入する。太陽は、銀河円盤の中心から上下にそれぞれ200光年ぐらいの浮き沈みをするが、円盤1000光年の厚みをもっているので、結局私たち銀河円盤の中にしっかり留まっている。しかしこうした摂動永遠に続き、太陽大海コルクのように浮き沈みを続ける。

太陽銀河を周回しているので、合わさった動きはすてきな波のパターンになり、浮きつ沈みつ回転木馬のようにまわり続ける。ゆえに、Sadhuはこの部分に関しては(多かれ少なかれ)正しい。

だいたいはね。しかしここに3つ目の要素が加えられている。ひねったらせんを描く太陽道筋を、彼は歳差運動性質だとしている。この部分は間違っている。非常に間違っている。

歳差運動物体が回転するときてっぺんをぐらぐらさせる動きで、回転の中心軸からずれた向きの力をてっぺんに加えたときに起きるものだ。コマてっぺんを突くとぐらつく、それが歳差運動だ。地球自身も太陽と月の重力に引っ張られて歳差運動をしており、その軸の1回の揺れ周期は2万6000年だ。

明らかにSadhuは、動画の中でこれを表現している。しかし、ぐらつきは太陽にまったくなんの影響も与えていない。それはただ、地球が何かしているだけだ。しかし、Sadhuは銀河を周る太陽の動きに付け加えていて、それは意味をなさない。動画では銀河を周るコークスクリュー(コルク栓抜きのような螺旋運動)を描いているが、ときには銀河の中心に寄り、ときには遠くへ離れる動きを何度も何度も繰り返している。回転木馬のたとえでいえば、馬が真ん中で回って、上下に、また左右に動いているようなものだ。しかし、それは太陽の本当の動きではない。左右の運動なんてない(軌道ごと何度も銀河の中心に向かったり離れたりするなんて)。Sadhuの示すコークスクリューパターンは、間違っているのだ。

動画解説文において、Sadhuはかなり頻繁に、座標系と力と運動を混乱させている。

彼はなぜこんな正しくない運動を描くのだろうか。それを掴むため、彼が元にした文献をあたってみた。

こうした考え方はどこからもたらされたのか?

動画彼のサイトによると、SadhuはPallathadka Keshava Bhatという人から学んだそうだ。Bhatによる「らせんの渦巻き:太陽系の動的プロセス」(“Helical Helix: Solar System a Dynamic Process”〔リンク切れのためこちら参照〕)と題された文章にこの考え方はすべて説明してあり、細かすぎる点は指摘しないが、ちんぷんかんぷんものだった。まじめな話、どれもまったく意味をなさない。Bhatは地動説は間違っていると主張しているのだが、その主張を補強するために、虚偽のアイディアを次から次へと用いているのだ。彼の主張の間違いを暴くためにページを割くこともできるが、ここは短くまとめてみよう。

私はBhatの主張を何度も読んで、可能な限り好意的に考えようとした。私がかき集めたところでは、彼が言っているのは、太陽の動きによって、太陽を先頭にして惑星が後をついていくという形で、惑星銀河系内でコルク栓抜き状のらせん運動をする、よって地動説は間違っているというものだ。Sadhuの動画解説文によると、こうした動きをうまく描いているという。しかし、どれも完全に間違っている。もしそれが正しいのなら、外惑星(太陽から地球よりも遠くにある、火星木星など)は太陽の反対側に遠く離れて見えないだろう。しかしいつだって私たちには見えている。

それに、私たちは何度もほかの惑星宇宙探査機を送っていて、どれもいまだその軌道上にある。もしBhatがいうように地動説が間違っているのなら、探査機はいつになっても目的惑星に到達できない。探査機を送るための軌道計算が間違っていることになるからだ。探査機道筋計算するとき銀河を周る太陽の動きを考慮する必要なんて全くないから、Bhat氏のいうことは正しくない。

太陽太陽系の先頭で、惑星はその後ろをついていくという主張も、明らかに間違っている。太陽は、Bhatが主張し(Sadhuが動画で示して)いるように、銀河系を突き進む弾頭のように太陽系を主導したりしていない。惑星太陽の周囲を周り、全体が一つのユニットとして銀河系を60度の傾きで移動している。これは、銀河軌道に沿って惑星とき太陽の前になり、ときに後ろに続くということだ。

これはそう、道を歩くあなたの頭の周りを、端にボールの付いた紐がぐるぐる周っているようなものだ(この円は60度傾いている)。ボールときに頭の前になり、ときに後ろになる。道を歩くときには常にあなたと一緒だが、歩く速さには関係なく、相対的にはあなたと同じ速さでいつも移動している。あなた自分の動きを線で表すとすると、ボールは傾いたらせんを描くだろう。これこそBhatとSadhuが説明しようとしたことなのだが、しかし間違った説明になってしまった。

Bhatは、その文章の中でいくつもの間違いと論理的誤ちを犯している。たとえば、Sadhuの地球歳差運動誤用についてBhatが何と言っているか読み取ろうとした。しかし、とても不明瞭で(それに単純なミスもあり、彼は歳差運動の周期を22万5000年としているが、実際には2万6000年)ゴルディアスの結び目を解いているみたいだった。まだほかにも。彼は、もし地動説が正しいなら、日食は1カ月に1回起きなければならないと考えている(46ページと134ページを参照。ちなみに日蝕が一ヶ月に1回起きないのは、月の軌道が傾いているため)。また、彼は「太陽中心軌道不可能である意味しなければならない」と結論付けた部分で、地球太陽の周りを周る回転について根本的な勘違いをしているようだ(文書の30ページを参照のこと)。実質、私が読んだ文章の1ページごとに基本的根本的な間違いがあった。

そしてこれが、Sadhuの(間違っているにしてもステキな)動画が基礎としているものなのだ、いいかい? いっておくが、もしSadhuのサイトをのぞいてみたら、あらゆる種類の……んー、おかし陰謀論……9.11陰謀説からケムトレイルから、デイヴィッド・アイク(本気で爬虫類型異星人がデンバー空港の地下に住んでいて世界を支配していると主張している)が怒り狂いそうなのから名前しかない程度のものまで見つかるだろう。私は、彼のほかの考え方を念頭に置くことにした。

続きと、進行中のこと

DJ Sadhuの動画は、とてもステキで、そのうちいくつかは真実を元にしたものだ。しかし、私の意見ではBhatのゆがんだ宇宙に対する見方のせいで、その核心が失われてしまっている。

彼の動画は正しいように見える。クールであるように見える。ものごとはこうでなくっちゃ、というセンスに訴えかけるものがある。しかし、物事がどうあるべきかと、実際にどうなのかということはいつも重なり合うわけではない。宇宙は本当にクール場所で、とてもよく出来た一連の法則に基づいて動いている。私たちはこうした法則を「物理」と呼んでいて、それは数学記述されている。そしてそういうこと全部を理解しようとする試みが、科学である

クールものがすべて科学ではない。しか科学の全てはクールだ。これは普遍的法則ではないかもしれない。けれども、私の見てきた限り、これは真実なのだ

2013-09-20

おっぱいクリッカー

やっつけ。誰かこういうゲーム作って下さい。ぼくはクッキーよりおっぱいクリックするゲームがやりたいです

おっぱいクリッカーについて

昨日、筆者はおっぱいクリッカーなるゲームを体験した。このゲームは、ゲーム本質を非常によく抽象化している。ここではそのゲームについて述べるが、読者には実感のため、並行してゲームを行なってもらいたい。

このゲームプログラムHTML/CSS/JavaScriptと、その他のリソースで構成されていて、ストールマンの自由四原則に合致する自由ソフトウェアではないが、一応は、制限的ながら、forkや改変を許諾している。このプログラムを動作させるには、まともなブラウザー必要である

oppai Clicker

まずみると、左に素晴らしくうまそうなおっぱい中央によくわからない列、右によくわからない小物が並んでいる。操作方法がよくわからない。まず、左にこれみよがしに配置してある、うまそうなおっぱいクリックしてみよう。

  1. 1

なんと、おっぱいが一枚得られた。続けてどんどんクリックしていくと、数十枚のおっぱいが得られることだろう。なるほど、これはおっぱいを得るゲームなのだな。そして、おっぱいを得る方法とは、クリックなのだ。と、こう納得するはずである

なるほど、基本はレベル上げゲームだ。おっぱい経験値やゴールド抽象化であり、クリック戦闘抽象化なのだな。しかし、これは極めて退屈である。通常は、数十枚のおっぱいを得たところで、飽きてくるはずだ。これ以上続けたければ、通常は、自動的にクリックするプログラムを書くか、あるいはこのゲームソースコードを書き換えるだろう。まともなプログラマーならもちろん誰だってそうする。

そこで、右に目を向ける。なにやら不思議ものが選択可能になっている。得られたおっぱいと引き換えに購入できるそうだ。「カーソル」なるものが購入可能となっている。

カーソル(Cursor)

このゲームは、そのような自動化を最初から提供している。カーソルは、10秒間に一回、自動的にクリックしてくれる。すなわち、10秒間に1枚おっぱいが得られるのだ。これを持っていれば、放置していてもおっぱい自動的にたまるしかし、その速度は10秒間に1枚と、極めて遅い。

カーソルは複数買うことができる。もちろん、効果も重複する。しかし、カーソル自体におっぱいを支払わなければならないので、意味がない。まだ手動でクリックしたほうが速い。

そうこうしているうちに、次に購入可能なものが出てくるはずだ。ババアである

ババア(Grandma)

もちろんそうだ。ババアは、昔からおっぱいを焼くもの相場が決まっている。ババアおっぱいを焼く速度は、2秒間に1枚であるカーソルよりはマシだが、まだ手動のクリックより遅い。ババアはこの時点では使えないので、即座に売り払ってもよい。ババアを売るとアチーブメントが得られるので、ぜひとも売るべきだ。やはりゲーム外の自動化ツールを書くべきだろうか。

そう思いながら右を眺めると、様々な「アップグレード」が目に入る。どうやら、ババアは麺棒をアップグレードすることにより、おっぱいを焼く速度が上がるようだ。ここで、このゲーム効率おいて非常に重要単位OpS(oppai per Second)を見出す。

OpS(oppai per Second)

OpSとは、一秒間に得られるおっぱいの枚数である。この値が高いほど、おっぱいを得る時間効率がいいことになる。現時点では、手動によるクリックが、最も高いOpSを実現できるはずだ。カーソルババアOpSという点でとても劣っている。しかし、手動によるクリックは面倒だ。アップグレードでも、もともと小数点以下のOpSカーソルババアに、さらに低い小数点以下のOpSを増やすだけだ。しかも購入にはおっぱい必要となる。意味がない。やはり自動化ツールを書くべきだろうか、

と、思っているうちに、次のビルディングが購入可能になっているはずだ。

農場(Farm)

もちろん、おっぱい栽培可能であり、農場で収穫できる。子供でも知っている常識である。そのため、農場投資することは意義のあることだ。農場は、なんと2 OpSを実現してくれる。これまでのゲーム自動化は、小数点以下のOpSしか提供していなかったのを考えると、とても時間効率のいいおっぱいの大規模栽培をしているとみえる。しかし、結構人間マウスは、頑張れば一秒間に3回以上クリックできるので、依然として手動クリックの方が時間効率の点では上だ。とはいっても、農場放置していても現実的な時間効率おっぱいを収穫できるという点で革新的だ。しばらく放置すれば次のビルディングが買える。だが、その前に、気休めだがアップグレードも買ってみよう。

強化人差し指(Reinforced index finger)

腱鞘炎防止クリーム(Carpal tunnel prevention cream)

強化人差し指を装着すると、なんとクリックすることで得られるおっぱいの数を+1してくれる。なんと、一度クリックすれば2枚のおっぱいが得られるのだ。腱鞘炎防止クリームを塗ると、クリック効率が2倍になる。なんと、一度クリックするだけで4枚ものおっぱいが得られるのだ。ここに、再びおっぱい効率は逆転し、手動によるクリック時間効率で上回ることになる。そして次のビルディングに手が届く。

工場(Factory)

鉱山Mine

歴史で必ず習うように、工場による集約労働おっぱい大量生産を可能とした。おっぱい鉱脈産業革命を支えた。おっぱいを各家庭で焼くのは非効率的である労働者は一箇所に集めて、効率的な巨大オーブンを使って一斉におっぱい製造にあたらせるのだ。おっぱいを焼く上で時間がかかるのは、おっぱい生地チョコチップの準備であるおっぱい生地は寝かせなければならないし、チョコチップを作るのは手間がかかる。しかし、ご存知の通り、その両方ともが、いつでも焼ける状態で鉱山のなかに埋まっているのである。これを掘り出せば、おっぱい生産速度は大幅に短縮できる。鉱山は、なんと40 OpSを実現できる。再び自動化の時間効率が手動クリックを上回ったのだ。短い天下だった。

この時点において、もはやクリックはあまり効率的おっぱいを得る方法ではなくなる。そのため、おっぱいを掘るのは鉱山に任せて、しばらく放置しよう。

筆者は、この間に、レイ・カーツワイルの著した本、"The Age of Spiritual Machines"を読んだ。カーツワイルは、混沌から秩序が生じるにはとてつもなく長い時間がかかるが、秩序からより秩序化された秩序が生じるのは、短い時間しかからないと述べた。秩序から生じたより秩序化された秩序は、さらなる秩序を生じる。したがって、秩序が生じる時間は、指数関数的に短くなる。カーツワイルはこれを、利益加速の法則(Law of accelerating returns)と名付けた。

我々の進化は、秩序からさらなる秩序が生ずるものである生物は、秩序ある存在である。これは、熱力学の第二法則、いわゆるエントロピー増大の法則に反するようにみえる。生物が低エントロピーを保てるのは、生物閉鎖系ではなく、外部のエントロピーさらに高めることにより、全体の収支を保っているかである。したがって、生物熱力学の第二法則違反しない。

我々生物進化は、まず単純な分子化合物からまり、次第に複雑になっていった。進化は、秩序の記録として、DNA発明した。DNAは記録であるDNAプログラムコードである生物リボソームを使い、DNAコードに従ってタンパク質を生成する。DNAは複製されるが、極めて低確率ランダムに変化する。この変化は環境テストされ、もし固体の生存に支障がなければ残る。DNAの変化は、時として支障がないどころか、利点であることすらある。ランダムな変化が、より秩序ある方向へ進化するときの記録を、細胞自体ではなく、DNAに託したのは、進化の上で非常に重要だった。

と、ここまで読んだところで、新たなビルディングを購入可能になった。

輸送(Shipment)

天文学者観測により、以前からおっぱいで構成された惑星存在することは明らかになっていた。このおっぱい惑星からおっぱいを出荷することにより、地球に大量のおっぱいがもたらされた。なんと、100 OpSである時間効率鉱山の2倍強でしかないが、100 OpSという分かりやす単位で、おっぱい生産速度の向上はとても実感できるようになった。気休めのアップグレードを買う余裕もできた。

ここで悟る。他のゲームで、「経験値」とか「ゴールド」とか「HP」とか「攻撃力」とか「守備力」とか、様々な仰々しい名前をつけていた数値は、すべて本質的にはおっぱい枚数だったのだ。いや、フィールドを移動して次の街に行くとか、ダンジョン攻略するということすら、本質的にはおっぱいなのだ名前の違いは、プレイおっぱいとかレーズンおっぱいとかチョコチップおっぱい程度の違いだ。本質的には、すべておっぱいなのだ。そして、「レベル上げ」とか「稼ぎ」などと称するものは、すべておっぱいを焼くことと同義だったのだ。すべてはおっぱいだったのだ。ああ、なんということだ。

たとえば、ドラクエだ。ドラクエでは、経験値やゴールドステータスといったおっぱいがあり、戦闘アイテム入手といったおっぱい焼きが存在する。哀しいかドラクエ製作者たちは近眼で、おっぱいクリッカーのように本質的もの見方はできなかったのだ。彼らは、カーソルのまがい物のようなAI戦闘や連射パッドで自動レベル上げできる稼ぎ場所は作ったものの、ついにババアアイディアに思い至ることはなかったのだ。そうだ。ドラクエレベル上げはババアやらせればいいのだ。ゴールド農場栽培すればいいのだ。なぜドラクエにはババアがいないのか。なぜドラクエには農場がないのか。

最近FFは、戦闘が完全に自動的になっていると聞く。詳細は知らないが、彼らはババアを実装したのだろう。だが、残念ながら、もっと効率的な、農場工場には思い至らなかったようだ。もし彼らが農場工場を実装していたのならば、移動すら自動化されていたはずだ。

これまでは、おっぱいクリッカーのようなゲーム本質抽象的に表現した例がなかったので、ババアの発想に思い至らないのも仕方がない。しかし、今後は違う。今後のゲームが、もし機械的な作業を提供するのに、ババア農場鉱山提供しない場合は、そのゲーム作成者はおっぱいクリッカーによって明らかにされたゲーム本質を理解していない近眼者であり、従ってゲームクソゲーである酷評されるだろう。

そのようなことを考えていたら、また次のビルディングが買えるようになった。

錬金研究所(Alchemy Lab)

想像して欲しい。金のような無価値でありふれた物質を、おっぱいのような高価値、高栄養価物質に変えることができたとしたら。そのような魔法のような夢を実現する方法は、古くから錬金術として知られてきた。読んで字のごとく、金を練って他のものに作り変えるのである。あたかも、おっぱい生地を練って様々な形のおっぱいを作り出すように。この錬金術は、決して夢物語ではない。おっぱいによって一代で財を成した筆者の投資した錬金研究所により、ついに人類はその夢を叶えることができるのだ。なんと、400 OpSという時間効率おっぱいを錬成できる。

しかし、次のビルディングはかなりおっぱいを要する。ここでまた、レイ・カーツワイル読書に戻るとしよう。

DNAにより記録が可能になったことで、進化時間効率は大幅に短縮された。わずかの間に生物はその種類を爆発的に増やした。しかし、DNAによる進化も、やはりかなり長い時間がかかった。そして、つい人間誕生する。人間DNAに変わる新しい進化方法を生み出した。技術である

人間には、技術がある。技術は、道具の加工から始まった。道具の加工自体は、人間以外にもチンパンジーとかカラスでも行うことができる。人間の道具加工が、その他の動物より優れていて、技術という名前になる理由は、人間歴史を記録できるからである人間は、記録できる。例えば、道具加工の過程おいて、どのように加工すればうまく動いたか。どのように加工してもうまく動かなかったか。という情報を記録し、他人に伝えることができる。この情報記録は、技術の発展に多いに役立つ。

かくして、進化DNAから技術に移った。

たとえばコンピューターだ。コンピューター歴史は古い。多くの数学者が、歯車ベルトが組み合わさった機械式の計算機作成している。残念ながら、当時の工作精度の限界により、優れたコンピューター制作するのは困難だった。その最も悲惨な例は、チャールズ・バベッジであろう。

チャールズ・バベッジと、そのスポンサーであるエイダ・ラブレスは、その生涯をコンピューターにささげてきた。バベッジからコンピューターアイディアを聞いたエイダは、資金提供するだけでなく、自らもアイディアを改良し、また現代にまで残る様々なプログラミング技術ループなど)を考案した。

エイダは若くして癌により亡くなり、バベッジも当時の工作精度の限界から、動作するコンピューターを完成させることなく死亡した。しかし、彼らの研究無駄ではなかった。最初アメリカコンピューター、Mark Iには、バベッジエイダの残した記録の成果が存分に使われている。開発者であるHoward Aikenは、「もしバベッジが75年後の今も生きていたとしたら、俺の仕事はなかった」とまで言っている。

人間DNAよりも効率的情報を記録して残すことができ、これは技術進化に大いに寄与するのだ。情報が残らない、秘密技術は、改良されることもなく忘れ去られ、後に独立して再発明されることになる。

秩序はより秩序化された秩序を生じる。生じた秩序は、さらにより秩序化された秩序を生じる。レイ・カーツワイルの提案した利益加速の法則は、さらなる秩序を生じるのにかかる時間が、指数関数的に短縮されていくことを示している。ライト兄弟が始めて空を飛んでからバベッジコンピューター設計してからエイダが始めてプログラミング言語を書いてから、我々の飛行技術コンピューター製造技術や、プログラミング技術は、凄まじい速さで進化している。進化により生じた技術は、さらなる進化を促し、結果として、進化にかかる時間が短縮される。

と、ここまで読んだところで、問題が起きた。

なんと、ニュースによると、錬金研究所が、ひそかにおっぱいを無価値の金に変えていることが発覚したのだ。考えてみれば、錬金研究所はかかるコストの割にOpSが低いし、この際売り払うことにした。そして、ポータルを購入した。

ポータル(Portal)

宇宙は一つではない。我々の住む宇宙の他にも、様々な宇宙がある。その中には、宇宙物質ほとんどおっぱいで構成されているような宇宙、すなわちおっぱい宇宙(oppaiverse)もあるだろう。もし、おっぱい宇宙へのポータルを開くことが出来れば、莫大なおっぱいを得ることができる。ポータルは、6,666 OpSを実現する。ここに、ババアを始めとしたポータル以前のビルディング価値が極端に下がる。ポータルさえあれば後は何もいらないのだ。どんどんポータルを開こう。

ポータルを開いたことにより、各国政府ポータルから続々と出現する怪物について懸念を示しているが、彼らとて所詮おっぱい価値には抗えない。そして次のビルディングだ。

タイムマシン(Time Machine)

これまで、我々はおっぱい時間効率良く手に入れるために、実に多くのおっぱいを消費してきた。消費したおっぱいは、大抵、誰かによって食べられている

2011-09-12

Togetter天動説のおはなし

斬新な定義で笑いを誘ったまとめ「http://togetter.com/li/186846から発展したまとめ「http://togetter.com/li/186951」にて

天動説地動説の問題(天動説は、現在では正しい)は、科学史ではよく言われることです(もう飽きました)。たしかあのNHK!でもやってた。

などとほざきやがるので検索してみた。

まず見つけたのがハックルさんの記事。http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20081105

たぶん地動説のことは誰でも知ってると思うが、天動説もまた誤りではないというのは、意外と知らない人が多いのではないだろうか? この前テレビを見てて、そんなことを思った。

NHKに「爆笑問題のニッポンの教養」という番組があって、爆笑問題の二人がホストとなって、毎週さまざまな学者先生と侃々諤々の議論を交わしている。この前それを見ていた時に、たまたま天動説の話が出てきた。それは、天文学者である小山勝二との対話でのことだった。

その中で、爆笑問題太田光が何かの比喩として天動説地動説を持ち出してきた。そうして、天動説を「誤ったもの」、地動説を「正しいもの」の例えとして論を進めようとしたのだけれど、そこで小山に「いや、天動説だって正しいんですよ」と否定され、その比喩はすぐに取り下げざるを得なくなった。

そうして太田は、今度はまた別の話題に話を転換したから、彼が「天動説もまた誤りではない」ということを知ってたか知らなかったかは分からなかったが、それでも、それを知らない人は意外と多いのではないかと、その時に思わされたのである

地動説天動説は、どちらが正しいとか間違っているという問題ではない。いや、とても厳密に言うと(それは主に美意識的な意味で)そういう問題になるのだけれど、とりあえず科学的には、そういう問題にはなってない。地動説天動説も、どちらも科学的に説明できることなのだ。

長々と引用したけど、彼がこれを書くに至ったのはNHK番組、『爆笑問題のニッポンの教養』のようだ。

なんだってー!マジでやっちまったのか?と番組名を検索

http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20080325.html京大SP

あーこれは確かに11月再放送やったのを見てた記憶がある。でも天動説云々言っていたかは覚えていない。誰か覚えてる人いないかエロイ人。

 
アーカイブ ヘルプ
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん