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はてなキーワード: ハムレットとは

2021-09-09

anond:20210909194940

そんなこと言い出したらハムレットは「王が急死する。王の弟クローディアスは王妃結婚し、後継者としてデンマーク王の座に就く。父王の死と母の早い再婚とで憂いに沈む王子ハムレットは、従臣から父の亡霊が夜な夜なエルシノア城壁に現れるという話を聞き、自らも確かめる。父の亡霊に会ったハムレットは、実は父の死はクローディアスによる毒殺だったと告げられる。

復讐を誓ったハムレット狂気を装う。王と王妃はその変貌ぶりに憂慮するが、宰相ポロニアスは、その原因を娘オフィーリアへの実らぬ恋ゆえだと察する。父の命令で探りを入れるオフィーリアを、ハムレットは無下に扱う。やがて、王が父を暗殺したという確かな証拠を掴んだハムレットだが、母である王妃と会話しているところを隠れて盗み聞きしていたポロニアスを、王と誤って刺殺してしまう(「ねずみかな」という台詞があるが、本当にねずみと思っていたわけではない)。オフィーリアは度重なる悲しみのあまり狂い、やがて溺死する。ポロニアスの息子レアティーズは、父と妹の仇をとろうと怒りを募らす。ハムレット存在危険を感じた王はレアティーズと結託し、毒剣と毒入りの酒を用意して、ハムレット剣術試合に招き、秘かに殺そうとする。しか試合さなか、王妃が毒入りとは知らずに酒を飲んで死に、ハムレットレアティーズ両者とも試合中に毒剣で傷を負う。死にゆレアティーズから真相を聞かされたハムレットは、王を殺して復讐を果たした後、事の顛末を語り伝えてくれるよう親友レイショーに言い残し、この世を去ってゆく。」

だしグレートギャツビー

舞台1922年、狂騒の20年代アメリカ。語り手のニック・キャラウェイは、イェール大学卒業後ほどなくして戦争従軍し、休戦の後に故郷中西部へと帰ってきたものの、そこで孤独感を覚えた。証券会社で働くことを口実に、彼はニューヨーク郊外ロングアイランドにあるウェストエッグ英語版)へと引っ越してくる。

隣の大邸宅に住むジェイギャツビーなる人物は、毎夜豪華なパーティーを開いており、ある日ニックはそのパーティーに招かれる。しかし、パーティー参加者たちはギャツビーについて正確なことを何一つ知らず、彼の過去に関してさまざまな流言飛語が飛び交っている。

やがて、ニックはギャツビーと親交を深めていく中で、彼が5年もの間胸に秘めていたある想いを知ることになる。」

じゃん?

2021-04-03

呉座と「男性皆殺し協会」を通じて盛り上がるネットモラル上ゲーム

特定規準を以て他者非難した人間は同様の規準を以て非難されるのを甘受しなければならない。とまあ、そういうルールですよね?それはある種の「覚悟」であって尊ぶべきものに相違あるまい。

呉座氏の件では論点が多岐に渡るため必ずしも採用される道徳倫理とか他の言葉に置き換えてもよい)規準一定ではない。私が思うに根本規準は呉座氏が北村氏を中傷していたのはよくないという程度だったろう[※1]。しかしま関係者含め他のことも非難していたりするわけで、その根本規準を外れたのであれば新たな規準を示したと考えざるをえず、その新規準はその新規準を用いた人間にも適用される。

そしてなんと今回(結構前)めちゃくちゃ大きなアップデートがあったのである

北村紗衣・北守・牟田和恵・古谷有希子各氏の過去発言|喜多野土竜|note

簡単に言えば、約10年前に北村氏が男性皆殺し協会マニフェスト北村訳:男性根絶協会マニフェスト)を翻訳して、「『セックス』で検索してくる人がたくさんいるのだが、だいたいひっかかってくるのはヴァレリーソラナスの『男性根絶協会マニフェスト』の翻訳だろうから、見た人はびびるだろうね!楽しいな!」と書いたのが問題視されるべきだという内容の話である

あ、いや、喜多野氏は「保留」と言って逃げているので、もへもへ氏やMGTOW NEWSが、もしくはこの件で批判されるべきだと言っている一部はてなユーザー達が規準アップデートしたと言うべきか。

もちろん、訳しただけで問題だと言っているわけではあるまい。実際、MGTOW NEWS過去部分的に訳して説明を付している(https://archive.ph/2QksL何故かMGTOW NEWS消滅してしまった)。その中で、当マニフェストに対する否定的見解は「フィクションに登場する悪役、はたまたブラックすぎるジョークのように思える」という部分以外にオウム引用して暗に否定している部分だけである。加えて次のようなツイートをしている。

ミグタウニュース MGTOW NEWS @MGTOW_JP

本当は「みんなが幸せ社会」を実現したいだけなのに、なぜか誤解されて叩かれがちなフェミニズム

本当は、男性も”解放”するのがフェミニズムだということを知ってほしいので、

今回はヴァレリーソラナスさんが創設した

#男性皆殺し協会 

とっても素敵なマニフェストについて紹介します!!

https://archive.ph/A6lfs

もちろん、これは皮肉であるしかしこのような調子ツイートであっても問題はないということをMGTOW NEWSは示している(ダブスタなんてするはずないからね)。換言すれば「このような悪質な憎悪文書を茶化し結果的矮小化することは不謹慎だ」という非難はそれ単体では適用できないということだろう。ということは多角的分析せねばなるまい。

なお、MGTOW NEWSは何故かこのツイートを削除してしまったので魚拓での引用とさせてもらう。

北村氏の翻訳記事はいったいどんな内容だったのか

記事自体は削除されたのだが、なぜかわけのわからん怪しいサイトで拾えたのでそれを真実勝手にみなして話を進めていく。セキュリティソフトが発動したのでちょっと不味い気がするが、気になった人は文章検索すればヒットするよ。さて、北村氏はマニフェストについてどう言及していたのだろうか?

…(前略)…基本的にはレズビアンパレティストの立場から男性抹殺を主張するものである(?!)。ソラナスによるとこの文章辛辣風刺目的としたもので、別に本人は男性を本気で皆殺しにする気はなかったようだ(ハムレットも芝居の中で結婚している奴を皆殺しにすると宣言していたが、別にしなかったし、そのノリとたいして変わらん)。ただしソラナス本人は子供の頃から性的虐待を受けており、…(中略)…"cut up"を「抹殺」だと原文にある去勢イメージがなくなるから「根絶協会」のほうがいいと思う。

なお、私は別にこのマニフェスト賛同しているわけではない(いや、男の人大好きですよ!とくに女装している時はね)。単に風刺文として面白いと思っているのと、日本語訳がないのと、クリスマス休暇中は図書館しまっちゃって時間があくから訳してみるだけである。一方でこのマニフェストに書かれているミサンドリー(男嫌い)的な内容は、現代大学で読まれているような哲学芸術史上重要とされているいろいろな論文に現れているミソジニー(女嫌い)に比べればそうたいしたことないんじゃないかと思っていることも確かであるこの論文はたしかイカレているが、初期キリスト教関係の文献とか、私が研究しているイギリスルネサンスアンチ女性パンフレットとか、現代の「未来派マニフェスト」なんかのイカレっぷりに比べてそう突出しているとは思えない

太字が批判的、下線部が肯定的(?)な部分である

とりあえず、「内容に賛同しているわけではなく、イカれたミサンドリーを含む文章だが、一方で風刺文として面白くまた過去現在ミソジニーを含む文章と比べてそう突出しているわけではない」という感じだろう。

すなわち、今回作られた新規準によれば(1)イカれていて(2)ミサンドリーから(3)不賛同先に断っていても特に免罪にはならず断罪されるべきだと言うのである

ではMGTOW NEWSの紹介記事とは何が違うのだろうか?「風刺文として面白い」のように少しでも価値を認めた時点でダメなのだろうか(なお風刺文として面白いというのは的を射た風刺だというのを意味ないらしいのに注意。後述)?もしくはミソジニーテキストと比べてそう突出していないという論評がどっちもどっち的な矮小化を思わせてよくないのだろうか?それはさておきもう2箇所程引用して少し検討してみよう。

しかし、二パラグラフからヴァレリーソラナス自身男性嫌悪が匂い立ってくるようでまったくすごい…のだが、これは人生において一度はブスだったことがある女性しか書けないとこである気もする。実は私はこのあたりはかなり読んでいて厳しい。

北村氏は一気に全文翻訳したのではなくかなりの回数に分けて翻訳している。これは2回目の翻訳の時の説明。この少し前に「あまりホラーっぷりにちょっと笑いがとまらなくなってしまった」とあり言葉は軽いが男性嫌悪の勢いに着いていけない感じがうかがえる。引用後半部分はそれとは別の感慨だが。

この反ヒッピー論は私はなかなか頷けるところもあると思うのだが…ヒッピーコミューンとかが基本的男性中心的、異性愛中心主義だっていうのはよく言われていることじゃない?ここ二回ぶんくらい、表現が非常に下品なだけでソラナスの言うことが結構まともな気がするので、興味深いがちょっと諷刺の切れ味は鈍っている気がするな。

ちょっと前に「なお風刺文として面白いというのは的を射た風刺だというのを意味しないらしい」と書いたのはここにかかる。まともだと風刺の切れ味が落ちるということは風刺として面白いというのはもしかしたら褒めてないかもしれない。

ここは一部同調している箇所で他にも同様の反応が何箇所かある。逆に「相変わらずヒドい」と書いてある場所もある。…とまあおおよそこんな感じである

さて、最後北村氏の態度についてまとめておこう。

引用文書について(1)イカれた差別文書と認め(2)不賛同を表明しているが、(3)一部で論の価値を認め(4)他の差別文書相対評価している。

新規準を整理しよう

とはいえ喜多野氏やもへもへ氏らはどこに言及すべき価値見出したのか具体的に説明していないので何とも言い難い節はある。実際具体的にどのような態度で引用翻訳していたのかについての論評はない。つまり直接的に言及引用されている内容を中心に彼らの取る規準を見出せばとりあえずこんな感じではないか

中核の評価基準

(1)悪質な文書引用文書性質項を満たせば自動的認定される)について引用し(2)その攻撃性を軽視しているように見られかねない発言をしていた場合(3)その発言10年前程度の範囲内であっても問題である

引用における態度

(A)差別または憎悪文書と論じ(B)否定的評価イカれたなど)を下し(C)不賛同を表明する一方で、(D)部分的価値を認め(E)類例と並べて相対化している場合は免罪されない。

引用文書性質

(a)(引用から)40年前の文書であり(b)差別または憎悪文書であり(c)内容も過激で(d)本人が殺人未遂を起こしている。

とりあえずキタ規準とでも呼んでおくとする(北村氏にも喜多野氏にも適用されないので不適切名称かもしれない)。「中核の評価基準」「引用文書性質」はこれより悪質性が高い場合問題視され、「引用における態度」はこれより良心的であれば責任は軽くなるという感じで、総合考慮されるべきだということになるだろう。ただし、何度も繰り返すようだが「引用における態度」については喜多野氏らは特段触れていないことに留意必要ではある。ここを入れないと逆にキタ規準適用されるもへもへ氏らに酷く高度な道徳規準適用されるのが不憫なため考慮に入れるのが妥当だと考える。

ところで規準で時期を考慮することに不満を持つ人もいるかもしれない。「中核の評価基準」において時期を考慮するのは、1つはやはり価値観の変遷が大きな理由だ。例えば女性事務職という考えはすこぶる差別的だが過去に遡ってそういう発言をした人間断罪されるべきとなれば過去人物はわりと断罪される(もちろんそういう考え方が過去にあったことを差別的な思想蔓延っていたと批判するのは否定しない)。するとやはり過去発言の方が悪質性は減ると考えるべきではないだろうか。とはいえ過去においても問題であった言行は当然問題であり免罪されない。もうひとつ時効という考え方だが、こちらは不同意の方も多いかもしれない。なお例えば森元会長女性蔑視的発言をした際に15年前の「女の人だなあ。やっぱり(視野が)狭い」という発言が掘り起こされたのは単にその人の一貫した思想態度に対する批判であって15年前だから擁護することはできないだろう。何にせよ、一見した感じ呉座氏批判については3年前に遡った程度らしく、北村氏が現在ミサンドリー発言をして10年前の言行が掘り起こされたというわけでもないので、単発で10年前の言動非難されるという新たな規準が定立されたと評価するほかないだろう。

引用文書性質」で一応時期を考慮に入れるのは少し違って切迫性の観点による。例えばどこぞの戦国武将の妻が「子供の1人でも戦死すればお家の名誉になる」と言ったのを称揚するのとどこぞの現役政治家が「お国の為に子供差し出すのが名誉あることだ」と言ったのを称揚するのではやはり深刻度は大きく変わる。

キタ規準の演習例題問題

というわけで架空の例題問題[※2]でどのように応用できるか考えてみよう。

アメリカ議会を襲撃して逮捕された人物発言引用しよう(訳は引用者)。

リベラルは超特大の馬鹿class-A moron)だ。いつでも自分達が正しいと考え意図に沿わない他者糾弾排斥する。自らを民主主義者の守り手と称するが、その実彼らは選民思想エリート主義者に過ぎない。弱者多様性を言い寛容を謳うが本性は非寛容で本当の弱者に対して無関心。アメリカを偉大さから引きずり下ろした犯人なのだ。今回もDSを支持し選挙を盗み民主主義だと嘯いている。彼らは引きずり出され、八つ裂きにされるべきだ。夜明けに連れ出され銃殺されるべきだ。」

彼はこの発言非難された際に冗談だと返しておりリベラルは本気で殺されるべきだと思っていたわけではないようだ。それにしてもこの発言からリベラルに対する憎悪が伝わってくる。彼は陰謀論者であったが、リベラルについての評には見るべきところがある。選民思想の持ち主だと喝破するところなんて的を射ていないか

今は例の議会襲撃者の発言ブログトップから別の用事で見に来た人はびっくりしそう。

いい薬だね

まず、引用文書は(a)最近発言で(b)差別かはさておき憎悪文書なのは間違いなく(c)射殺を言い出さすなど内容も過激で(d)本人も議会を襲撃しているという事情に鑑みれば悪質で切迫性も満たす発言問題だろう。

引用における態度では、(A)憎悪が伝わってくるなど憎悪発言であることが読み手に伝わり(B)発言否定的評価は薄いが陰謀論者という評があり(C)不賛同だと表明していないが同調してはいなさそうである一方、(D)部分的好意的評価をしている。ただし、(E)相対評価はしていない。ただ総合的に見るとキタ規準抵触する態度と言わざるをえない。

中核的の評価基準だと(1)悪質な発言を訳し(2)その攻撃性や悪質性を軽んじているように見られかねない態度を(3)最近取っていたので問題だと言える。

まりこのような発言キタ規準抵触するということになろう。もちろんキタ規準絶対のものではないが、甘受する「覚悟」を示した人間には当然適用される。まあ北村氏にも喜多野氏にも適用されないのだが。何にせよ尊い覚悟は敬服し記録するものである

MGTOW NEWSパラドクス

ところで繰り返しになるが今回北村氏を批判した人々はマニフェスト翻訳したという事実とそれに言及したツイートをもって批判している。であるから、ここで適切だと考えた規準はいささか正確性に欠ける嫌いがある。ここで言うところの「中核の評価基準」で論じるべきかもしれない。しかしMGTOW NEWSも同じく男性皆殺し協会マニフェスト引用し「とっても素敵」と茶化し皮肉を言っている。これは「その攻撃性を軽視しているように見られかねない発言をしていた場合」と言えなくもない。

所与の条件である今回の批判者は過去発言と直接的なダブスタをしていないは動くわかげないので困った話である。これをMGTOW NEWSパラドクスと言う。これを解消するためにこの論考では別の項目、特に引用における態度」の項を作り表面上逃れることとした。だが後続者の皆さんには正面から向き合ってこの点をブレイクスルーしていただきたい。

終わりに

小学生並みの感想を言うと何にせよモラルが向上するのは良いことだと思います覚悟がある人がモラル寄与するんですね。いいと思う。それは呉座のいいね欄を遡ってる人でも北村氏の件を非難する人でも同様である。その覚悟は敬意をもって記録されるべきだ。

けど、自分は直接の誹謗中傷でなければ遡っても数年くらいかなって思うので私に対してはそのくらいの基準批判してもらえると助かるかなあ。その範囲でならリツイートだろうとスターだろうといいねだろうと謝罪するので…。ダメですかね。




[※1] ここはみんな合意してくれると思うんだけど中傷ではないという意見の人もいると思うので次の増田で詳しく説明しておきたい。

結論を言うと、容姿揶揄したと見るか全く言わないようなことを言っているかのような風聞を流したと見るかどちらかにせよ中傷であるという結論だ。

[※2] 一応元ネタは何個かあるが、1つはトランプ政権で大規模な選挙不正は無いと言って事実上の更迭をされたKrebsに対してトランプ大統領の弁護士diGenovaが冗談?として言った”that guy is a class A moron. He should be drawn and quartered. Taken out at dawn and shot.”

2021-03-15

シェイクスピア作品舞台

今でもシェイクスピア作の舞台は行われているけど、そのままでも新解釈でもパロディでも構わないけど、

作・シェイクスピア

演出・○○○○

って書いていたりするけど、翻訳は?

お前訳までしてるの?すっげーな。

たまに脚色とか潤色誰々とか書いてるけど、誰の脚本アレンジしてるの?シェイクスピアの原文?すっげーな。

てな感じで、翻訳家によってかなりニュアンスが変わると思うから、せめてフライヤーには載せた方がいいんじゃない

ハムレットの有名なセリフは人によってかなり違うよ。

2021-02-27

anond:20210227230657

懺悔してる時に殺して天国にでも行かれたらヤダなと考えたハムレットを見習え。

相手平和幸福な気分でいる時にするのが復讐だ。

2021-02-12

必読書コピペマジレスのやつのパクリ海外文学

パクリ元→ https://anond.hatelabo.jp/20210212080317

だって楽しそうだったから...(自分文学的教育は受けてないし、誰かと読んだ本の感想を共有することなんてないので、元増田文学サークルとか友人とか出てくるのがうらやましい)

ネタバレありだけど、ちゃん確認せず書いてるので記憶違いがあるかも。あと、後半になると全然読んでなかったわ。

ホメロスオデュッセイア

オデュッセウストロイ戦争から帰る途中で船が難破して右往左往頑張るのを眺めるお話なのだけど、勇敢で直情的な普通おっさんなので苦労するところは苦労してて良い。あと、イリアスと比べても昔の神話らしく出てくる人物とか神様の類がガチ理不尽なので良い。話がズレるけど、イリアスにはディオメデスというやつが主人公然として出ずっぱりなのだけど、オデュッセイアの回想には全く出てこないし、アガメムノンとかアイアスとかと違って他の作者の物語にも出てこないのだけど、あいつなんなん?

旧約聖書創世記

途中で読むのをやめた記憶がある。

ソポクレスオイディプス王

エディプスコンプレックス父親に対向心を燃やし、母親に恋慕する、的なやつ)の語源だと聞いて読んだら、全然そういうノリの話じゃなくて「へぇ」ってなったやつ。オイディプス自身は預かり知らぬところで運命に弄ばれて、最後にはすべてを理解してしまって絶望する可哀想な話なのだけど、どうでもよいことで人を殺したことトリガーでもある(それも運命ではあるのだけど)ので、自業自得感もある。気楽に人を殺してはだめ、絶対シェイクスピア悲劇とかもだけど、「100%落ち度がない悲劇被害者」ってあんまり昔の物語には出てこないね

唐詩選』

タイトルすら知らないやつ、その1

ハイヤーム『ルバイヤート

いまいち印象に残ってないけど、なんかずっと酒を楽しんでて幸せそうだなって思ったような気がする。

ダンテ神曲

地獄編の半分くらいまで読んだ。作者(ダンテ)が古代詩人だか哲学者かに褒められて地獄めぐりを導いてもらうところから始まって、自分の嫌いなやつ(政敵とか批判者)が地獄で苦しんでるのを巡ってはひたすら口汚く罵って回るという、その性格の悪さというか根暗さに嫌気がさして読むのをやめた。原文だと詩的というか言語的な美しさとかあるらしいけど、こちとら娯楽としてしか本は読まないので日本語で読むからそんなん知らん、こいつは陰湿

ラブレーガルガンテュアとパンタグリュエルの物語

確か冒頭に「酒でも飲みつつゲラゲラ笑いながら聞くためのもんだから」みたいな説明が入るのだけど、そんな感じ。すごいでかい巨人の話だけど、家を椅子にしたと思ったら小便で洪水を起こして家を押し流したりするので、巨人としてのサイズも大概統一性がないんだったはず。なんか「人間の絆」だったかで、大真面目なキャララブレーを手放さなかった、みたいな描写があった気がするのだけど、ニュアンスがわかるようなわからんような...と思った記憶がある。

シェイクスピアハムレット

シェイクスピア作品は、意図はどうあれよく「様々な作品元祖とも言えるものなので、読むと後続の作品がより楽しめる」的に紹介されるのだけど、普通に単体で楽しめると思う。そもそも、別作品を読んでて「あ、これシェイクスピアで見たやつだ!」ってなったからって楽しいか?という感覚個人的にはある。ひとつ上にラブレー云々も別に良い要素だと思わなかったし。で、ハムレットシェイクスピア戯曲の中でも登場人物精神性の完成度が一番高いと思っていて、劇的さでは「オセロー」とか、キャラクターの鮮烈さでは「リチャード三世」とかには劣るかもしれないけど、舞台装置としてのキャラクターではなく、"異なる価値観教育etc...の元に自分で考えて行動する登場人物たちがつくる物語"としての面白さが本当に高いと思う。歴史的価値とかは忘れろ、楽しめ。

セルバンテスドン・キホーテ

パルケエスパーニャにいた。

スウィフトガリヴァー旅行記

巻末の解説すら読まないことが多いので、アイルランド云々の話をパクリ元で見て「そうだったんだー」ってなった。それぞれの国には短編小説くらいの分量しか滞在しないので、それぞれ短編SFとか的なノリで読んで面白かった記憶がある。自分自然科学系の研究者なので、科学なき探求(無為)をひたすらやってる国の印象が強い。なんかおまじない的なやつで作物の収穫量が増えるのでは?ってそれを試してるんだけど、当たり前に効果はまったくないし、それを評価するというプロセス存在しないので無限無為を繰り返してた。

スターントリストラム・シャンディ』

タイトルすら知らないやつ、その2。

サド悪徳の栄え

「目玉の話」は読んだけど、その結果として「悪徳の栄え」は読まなくて良いかな。ってなったやつ。

ゲーテファウスト

最強天才ファウスト博士悪魔契約して、「悪魔の力で楽しませてやる代わりに、人生楽しみきって満足したら魂もらうからな」って契約をする話なのだけど、すべての学問を修めた最強天才のはずのファウスト博士普通精神的に未熟なおっさんなので、酒飲んで暴れたり恋愛ごとやったり神話的な体験したりと色々していくなかでの言動がいちいち子供じみてるのが面白い。最後理想国家のために働く的なパートでいきなり聖人的になってたり、全体の流れが説教臭いのが多少鼻につくのだけど、ラストシーンの迫力は自分読書歴の中でトップクラスだと思う。ちなみにこの作品は「時よ止まれ、お前は美しい」って言葉元祖なのだけど、これってファウスト博士からの「この世界を楽しみ尽くして満足した。これ以上の瞬間などこれ以降はありえない(だからもう魂を持っていって良いよ)」という悪魔への宣言で、なんかラブロマンス的なシーンで使われてるの見ると、「ん?」てなるんよね。

スタンダールパルムの僧院

面白かったな」という感想を持った記憶はあるのに内容はまったく思い出せない。なんか年上美人若者恋愛する話だったと思う。多分登場人物が本気で生きてる感があって各シーンは面白いって読めたけど、全体の流れにはさほどの興味が持てなかったタイプの話だと思う。

ゴーゴリ外套

うだつの上がらない貧乏役人のおじさんが一念発起して外套を新しく買うのだけど、可哀想な目にあう。っていう胸糞の悪い類の話。どこかユーモラスなので面白がりつつも、「可哀想じゃんヒドイよ!」って思いながら読んだ。みじめな人間をみじめな人間視点で描ききるって案外すごいことだと思う。でもゴーゴリナンセンス小説ならもっとポップな「鼻」のほうが好きだし、大真面目な雰囲気ナンセンスをやっている感のある「死せる魂」も良い。死せる魂は未完だけど、なんだかんだ一つのエピソードちゃんと完結してるので、未完だからって敬遠しないで良いと思うよ。

ポー盗まれた手紙

タイトルとあらすじを知ってて、なので読んでいない。

エミリー・ブロンテ嵐が丘

主人公女性の半生記的なところがある物語なのだけど、主要登場人物であるキャサリン主人公)やヒースクリフ主観的感情があまり描写されない(まったくされない?)ので、なんかヒステリック意味不明言動キャサリンと内心が読み取れないヒースクリフが読者を置いてけぼりにしながらすごく力強くて迫力があって得体のしれない物語を作っていく話だったと思う。主観的情報がないからこそ感じられるキャラクターたちの感情の力強さってなんかあるよね。

メルヴィル白鯨

クジラに関する雑学(どう考えてもガセのものがある)がしょっちゅうはいってくるクジラ漁船物語体感で全体の3割)。エイハブ船長とクイークエグのキャラクターの良さを傍観者主人公視点で楽しむ感じだった気がする。ラストシーン映像的な迫力は「ファウスト」のラストシーンの迫力にも匹敵するものがあると思う。文章映像的迫力ってなんよ?って自分も思うけど、なんかそういうのはあるんだ。多分。

フローベールボヴァリー夫人

間違えなく読んでるし、面白かったと思った記憶もあるけど内容が思い出せないやつその2。多分、貴族恋愛ものってジャンルはいろんな作品があるので、自分の中でごっちゃになってるところがあるんだと思う。あらすじを読むとなんとなく思い出すのだけど...

キャロル不思議の国のアリス

ディズニー映画って、ノートルダムの鐘とかを筆頭にとんでもなく改変されてるもんだけど、不思議の国のアリスについては、その「不思議の国」感は素敵に映像化されてると思う。一方で、原作の「ひねくれイギリス人が伝わるかどうかは無視してそのアイロニー子供にぶつけてる感」はなくなってるので、そういうひねくれたおっさんのノリのために読んでみても良いと思う。

ドストエフスキー悪霊

ドストエフスキーノイローゼ死語患者独白を描かせると人類史最強だと思っているのだけど、この作品でも割とそういうところがある。ノイローゼ感のヤバさだけなら地下室の手記とか白夜でも良い。でも個人的には「罪と罰」の主人公の単純なノイローゼ患者ではないせめぎあい感が一番好き。

チェーホフ桜の園

由緒ある一家が没落していくんだけど、正常化バイアスなのかなんなのかどこか他人事で、お母さんなんて特に事が進む毎に悲しんではいるんだけど、一切その精神性が変わらなくて(成長しなくて)、「多分この人死ぬまでこうなんだろうな...」感があってすごい。ラストにお年寄り使用人に対する家族全員に関するシーンがあるのだけど、それがすごい印象的で、チェーホフの他の作品戯曲を抑えてこれが良く代表作として出てくるのはこのシーンのせいだな、って個人的には思ってる。自分チェーホフ戯曲より小説のほうが好き。

チェスタトンブラウン神父童心

タイトルすら知らないやつ、その3。作者名も知らない。

プルースト失われた時を求めて

5冊だか6冊だかにのうちの一冊目だけ読んで続きを読んでなかった。忘れてたわ。

カフカ審判

読んだけどあんまり好きになれなかった記憶がある。カフカ基本的キャラクターに人間味がないのが面白いところなのだと思っているんだけど、「変身」とかの短編ならともかく、「城」とかこれくらいの分量になると、人間味のないお話自分には楽しめないのだな、と思った。

魯迅『阿Q正伝』

読んでないけど、なぜかあらすじは知ってる。

ジョイスユリシーズ

読んでない。「ダブリン市民」があまり楽しめなかったという記憶があって手を出していない。ダブリン市民はどんな話だったか覚えてない。

トーマス・マン魔の山

結核患者の療養施設であるところのサナトリウム生活するおっさんの話。ワナビー小説家だか学者だか(主人公ではない)のエピソードや、立派な紳士とその子供の印象的な挿話があったかと思うと主人公と別の患者哲学かなにかの論争がてんやわんやあったり、女性患者との恋愛未満関係の話があったりと色々な要素がある。ただ、どの部分でも人物精神性についてバリエーション豊かで不思議リアリティのあるキャラクターが独特な言動をするので楽しめた。でも、突然こっくりさんをはじめたときは「作者どうした?」って思ったよ。なんなら今でも思ってるよ。

ザミャーミン『われら』

タイトルすら知らないやつその4にして作者名も知らないやつその2。

ムージル特性のない男』

タイトルすら知らないやつその5にして作者名も知らないやつその3。自分1900年あたりを境に新しい作品に苦手意識があってあんまり読んでないんだなって実感する。

セリーヌ『夜の果ての旅』

このへんはすごい現代的なんだけど結構好き。現代的というのは勝手自分定義なのだけど、この辺の世代になるとやっぱり文章が少なからず技巧的になって、観念的な表現とか比喩とかが増えてくるので、「うるせぇ、自分感情もっとわかりやす説明しろ!」って要求をしたくなるのだった。でもこの話は割とそれでもなんだかんだ心理がわかるので楽しめた。

フォークナーアブサロム、アブサロム!

このお話はすごい好き。南北戦争前の南部黒人バリバリ奴隷として使われてる時代地域)のある町にトマス・サトペンというヤバげなおっさんがやってきて領地開拓し、南北戦争を挟みつつ色々する話なのだけど、時系列出来事を追っかけずに何人かの周囲の人達の回想などでだんだんとそのおっさん人生全体像を見せてくる構造になっていて、ただのヤバげなチンピラおっさんだったサトペンが、相応の過去と野望をもったクソチンピラになっていく(自分の中で)のがすごい迫力満点で面白かった。この作者の有名どころの読みにくさは、「響きと怒り」>「アブロサム、アブロサム!」>「八月の光」なので、この逆順に読むのがおすすめ短編から読むのも良いけど、「ウォッシュ」だけは「アブロサム、アブロサム!」のネタバレから後に回すのがおすすめ

ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』

タイトルすら知らないやつその6にして作者名も知らないやつその4

サルトル嘔吐

そこまで好きにはなれなかった。説教臭さとも違うなんか面倒臭い思想みたいなものが全体に漂ってる感じで、個人的にはそれが鼻に付いたんだろうなぁって思う。

ジュネ『泥棒日記

読もうと思ってたけど読んでなかったのを思い出した。読もう。

ベケットゴドーを待ちながら

なんか意味がありそうで(少なくとも自分が考える限りは)何も意味がないという、意味ありげさで成り立っている戯曲。ただ、それぞれのシーンが映像としてかなり印象的なので、その力でのめり込みながら読んた。で、読んだあと思い返すんだけど、結局何がなんだったのかイマイチからないのだった。偉そうなご主人様とその奴隷のシーンとかあったけど、結局なんだったんだあいつら。

ロブ=グリエ嫉妬

タイトルすら知らないやつその7にして作者名も知らないやつその5

デュラス『モデラートカンタービレ

読んだはずだけどちょっと印象が薄い。同じ作者の「愛人」がそうだったと思うのだけど、登場人物の心情描写が変に淡々としていて、でも行動はどこか直情的で不思議だなぁと思いながら読んだ気がする。その不思議さを楽しむのかな。なんか村上春樹小説登場人物の行動を感情的にしたような感じ。

レム『ソラリスの陽のもとに』

タイトルすら知らないやつその8にして作者名も知らないやつその6。自然科学研究者なのにSF全然読まないのだった。でも、SFに興味のない研究者って外部の人が思うよりは多いと思うよ。そもそも本を読まない人をおいておいたとしても。

ガルシア=マルケス百年の孤独

ラテンアメリカ文学って魔術的リアリズムとかなんとかって、「なんかありそうにない魔術的なシーンだけど、不思議リアリティがある」みたいな評価がされてるらしいのだけど、それってヨーロッパ人感性日本人ヨーロッパ文学も大概魔術的なものとして受容してるところあるよなって思う。ただ、それはともかくとして、この作者の作品ではその言葉がしっくりくるとは思う。同じ作者の「族長の秋」とか短編の「エレンディラ」とかは割とお話全体のストーリー意味と(場合によっては)ある種の寓意を持っているのだけど、この作品だけは全体の流れとかはあまり意味ないんじゃないか個人的に思う(何度も読めばなにか見えるのかもだけど...)。それぞれのシーンをただただ楽しんでいたら、読む前に覚悟した長さの4分の1くらいの体感長さで読みきっていた。

ラシュディ『真夜中の子どもたち』

タイトルすら知らないやつその9にして作者名も知らないやつその7。なんかすごそうなあらすじだね。

残り全部

詩はたしなまいから知らない。ツエランはなんか親が読んでて好きだと言ってた気がする。ブレイクって多分宗教画を描く人でもあると思うんだけど、この人の絵はどっかで見てすごいなぁって思った気がする。

終わり

ちなみに、「哲学思想」のパートと「日本文学」のパートは両方合わせても5~6作品しか読んでなかった。多分後30年経ってもさほど増えないだろうなと思う。

必読書コピペマジレスしてみる・海外文学編(1)

方針

ホメロスオデュッセイア

イリアス」は捕虜奴隷女の配分をめぐった交渉がこじれた結果、勇者が拗ねて戦場に出ず、味方がどんどん死ぬところからスタートするので、昨今の倫理観から問題があり、神話初心者にはこっちをお勧めしたい。「オデュッセイア」も家で待っている妻を忘れてよその女のところで数年過ごすが、まあ魔法をかけられていたということでこっちのほうがマシだ。舞台もあちこち移動するから飽きないし。

ユニークなのは劇中劇的にオデュッセウス時間をさかのぼって事件の進展を語る箇所があることで、ホメロス時代にはすでに出来事が起きた通りに語る手法が飽きられ始めていたのかな、と想像できる。

実は「ラーマーヤナとある共通点があるが読んでみてのお楽しみ。

旧約聖書創世記

聖書はなんせ二千年前以上の宗教書から原典に当たる前に基本的出来事の流れと時代背景や当時の常識理解していないと読解が難しい。当時のユダヤ民族偏見も混じっているし。加えて、ところどころ立法全書的に当時の習慣や禁忌を延々述べる箇所があり、通読はさすがにできてない。新約聖書だけは何とか意地で読破した。

ところで、どうして「創世記」だけを取り上げたのだろう。たとえば物語として盛り上がるのは「十戒」の「出エジプト記」だ。「ハムナプトラ」とかでエジプトが悪役になるのは大体これのせい。いきなりこれにチャレンジするのなら、手塚治虫聖書物語のほうがいいかもしれない。

ソポクレスオイディプス王

犯人探しが不幸を呼ぶことからミス的な要素もあるし、ギリシア神話の「不幸な運命を避けるために必死になって行動した結果、結局その運命を呼び寄せてしまう」というアイロニーが大好きな自分としては、その典型例なので好物だ(予言鵜呑みにした結果ドツボにはまる「マクベス」も好き)。

これが面白かったら、アイスキュロスの「オレステイア三部作」もおすすめしたい。何世代にもわたる恨みの念が恵みの女神として祀られることで鎮められるというモチーフは、異国のものとは思えない。

唐詩選』

一般教養唐詩の授業を取ったので岩波文庫でぱらぱらとめくった覚えがある。なにぶん昔のことなので記憶曖昧なのだが、はっきり覚えているのが王梵志の「我昔未生時」で、天帝に生まれる前の時代の安らぎを返してくれるように願う詩だ。当時は反出生主義が哲学思想界隈でここまでホットトピックになるとは予想してはいなかった。

他にいいな、と思ったのは杜甫厭戦歌「兵車行」。

ハイヤーム『ルバイヤート

酔っ払いの詩。酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞーという内容。著者は文学者であっただけでなく天文学者数学者としても知られるが(三次方程式を解いた実績がある)、ここで展開されている詩はひたすら現世の美しさとはかなさをうたったもので、酔っ払いは世の東西を問わず、というところか。イスラム世界の厳格なイメージをひっくり返してくれるので面白い。ガラン版のアラビアンナイト高野秀行の「イスラム飲酒紀行」とあわせてどうぞ。

ダンテ神曲

フィレンツェ追放されたダンテが苦しみの中生み出したキリスト教最高峰文学のはずだけれど、とにかく気に食わない政敵地獄でめちゃくちゃな責め苦に合わせているところを面白がる下世話な楽しみ方ができる。地獄にいる人物聖書ギリシア神話歴史上の人物も多く、ヨーロッパ歴史文学をざっくり知っているとダンテがどれだけやりたい放題やったかがわかるので愉快。

ただし、地獄編の続きの煉獄編・天国編はキリスト教哲学をかじっていないと結構しんどく、しか風景が山あり谷ありの地獄と比べてひたすら恵みの光が明るくなっていくだけなので、絵的に面白いのは地獄のほうだ。

ついでに、ヒロインがかつて片思いをしていたベアトリーチェという女性なので、ベアトリーチェの美しさを歌う箇所も下世話な目線で楽しめる。妻帯者の癖に未練たらたら。

ラブレーガルガンテュアとパンタグリュエルの物語

未読。後述のラテンアメリカ文学とかジョイスとかは読んだんだが、そこに出てくる過剰なものや糞尿譚も結構楽しんだので、いつかは読みたいと思っている。

シェイクスピアハムレット

四大悲劇と「ロミオとジュリエット」はざっくりと読んでおくと、いまにも受け継がれているネタ結構あることがわかって楽しいし、意外と下ネタオンパレードなので当時のイギリス人に親しみを持つことができる。ついでに上記のうち二作は黒澤明映画元ネタでもある。

興味深いのは、劇中劇というかメタフィクション必然性を持って登場することだ(父を殺した叔父の目の前で、その殺人の場面そっくりの劇を演じて動揺させるシーン)。すごく先進的だ。かっこいいぞシェイクスピア

セルバンテスドン・キホーテ

基本的には正気を失ったおじさんが繰り広げるドタバタ劇で、下巻では著名になったドン・キホーテからかう公爵夫妻までも出てくる。これだけだと精神を病んだ人をおちょくる悪趣味書物だとしか思えないのだが(というか最初時代遅れの騎士道精神批判するために書かれた)、昨今はドン・キホーテに同情的な解釈が主流。最近テリー・ギリアム映画化した。

スウィフトガリヴァー旅行記

自分が道を踏み外した元凶。誰だこんな子供人間嫌いにする本を児童書の棚に並べたのは。クレヨンしんちゃん夕方アニメにするレベルの蛮勇だ。四部作だが、最後の馬の国では人間という存在醜悪さをこれでもかと暴き立てており、おかげさまですっかり自分人間嫌いで偏屈な人になってしまった。作者の女嫌いの影響を受けなくて本当に良かった。

とはいえ、当時のアイルランド支配はこれほどまでの告発の書を書かせるほどひどかった、ということは知っておきたい。

スターントリストラム・シャンディ』

夏目漱石吾輩は猫である」に出てくる。基本的にはふざけた話であり、著者が自分誕生から一生を語り起こそうとするがなかなか著者自身誕生せず、しか物語の進捗が遅いせいで半年ごとに本を出す約束なのにこのままでは永遠に現在自分に追いつかない、みたいな語りで笑わせてくる。挙句の果てに著者が途中でフランス旅行に出かけてしまう。英文学というジャンルがまだ黎明期なのに、こんな愉快なのが出てくる懐の深さよ。

だが、これだけふざけているのに、登場人物の一人がうっとうしい蝿を「この世の中にはおれとおまえと両方を入れる余地はあるはずだ」といって逃がしてやるシーンはいい。

サド悪徳の栄え

未読。「毛皮を着たヴィーナス」と「眼球譚」は読んだんだが。バタイユどんだけおしっこフェチなんだよ。自分もお尻とかブルマーとか競泳水着が好きだから笑わないけどさ。

ゲーテファウスト

個人的にはとても好き。人生できっと何かを成し遂げられるはずという万能感ある思春期に読みたい。主人公行為は決して褒められたものではない。様々な悪事を働き、幼い少女妊娠させたうえ捨ててしまう。このシーンのせいで、もしかしたら二十一世紀には読み継がれない古典になってしまうかもしれない。しかし、主人公最後にたどり着いた境地の尊さの価値は失われることはないと信じている。現世で最も美しい瞬間とは何か、あらゆる物質的な快楽を手に入れた主人公が見つけた答えを読んでほしい。後半はギリシア神話を知らないとつらいかもしれないが、そのためにギリシア神話入門を読む値打ちはある。

スタンダールパルムの僧院

未読。同著者の「赤と黒」は貧乏青年がひたすらのしあがろうとする話で、あまりピンとこなかったのだが、文学サークルの友人から最近来たメールに「訳者を変えて再読したら面白かった」と書いてあった。

ゴーゴリ外套

さえないかわいそうなおじさんが好きなので好き。ロシア文学というものは、名前がややこしいうえに同じ人物が様々に呼ばれるので敬遠されがちなのだが(イワンが何の説明もなくワーニャと呼ばれるなど)、登場人物メモしたり、ロシア人名の愛称の一覧を頼りにしたりして飛び込んでほしい。このハードルさえ超えれば最高の読書体験が待っていることは保証する。ロシア文学はいいぞ。

ポー盗まれた手紙

ポーは大好きなんだけどどうしてこれを代表作に選んだのかはよくわからない。個人的には王道の「黒猫」とか「アッシャー家の崩壊」とかを最初に読むのがいいと思う。中学生の頃、狂気や暗鬱さにどっぷり浸っていた頃に読んだのだが楽しかったし、作中の詩が今でも世界で一番好きな詩のひとつだ。ちなみに、東京創元社ポー全集には、ポーユーモア作品もいくつか収録されており、意外な顔を知ることができる。もっとも、今読んで面白ジョークかどうかまでは保証しないが、こじらせ文学少年文学少女としては必読か。

エミリー・ブロンテ嵐が丘

最高の昼ドラにして非モテ文学。俺は愛されずに育った、俺は永遠にからも愛されない、だから他人幸福破壊してもいい、的な気分に一度もでもなった人は何としても読んでほしい。

メルヴィル白鯨

スターバックスコーヒー元ネタ

映画マチルダ」の中で児童書に飽きた天才少女がこれを読もうとする場面があるんだけど、これ小学生が読む本じゃないだろ。単純に難しいのではなく、とにかく話が脱線しまくる。まともにストーリーが進まずに、著者自身クジラに関するうんちくが延々と続く箇所もある。雑学隙の自分は楽しく読んだが。

敵のクジラを殺してやろうとするエイハブ船長狂気についていけるかどうか。

フローベールボヴァリー夫人

自分人妻萌え発症した元凶の一つであり、世界文学初のカーセックスシーンがあることでも知られている(自動車ではなく馬車でだが)。ストーリーは夢見がちな女性が夫に幻滅して若い男やチャラ男浮気し、サラ金から借金を重ねて自殺するという「闇金ウシジマくん」的なノリ。妻の浮気を知ったさえないボヴァリー氏の哀れな反応は必見。自分が寝とられ文学が好きになってしまった元凶の一つ。

続きますanond:20210212080411

2021-02-10

本好きなら高校生までに読破しておきたい古典100

哲学思想

プラトン饗宴

アリストテレス詩学

アウグスティヌス告白

レオナルド・ダ・ヴィンチレオナルド・ダ・ヴィンチの手記』

マキァベッリ『君主論

モア『ユートピア

デカルト方法序説

ホッブズリヴァイアサン

パスカルパンセ

スピノザエチカ

ルソー社会契約論』

カント純粋理性批判

ヘーゲル精神現象学

キルケゴール死に至る病

マルクス資本論

ニーチェ道徳の系譜

ウェーバープロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

ソシュール一般言語学講義

ヴァレリー精神危機

フロイト快感原則彼岸

シュミット政治神学

ブルトンシュルレアリスム宣言

ハイデッガー存在と時間

ガンジーガンジー自伝

ベンヤミン『複製技術時代における芸術作品

ポランニー『大転換 市場社会形成崩壊

アドルノホルクハイマー啓蒙の弁証法

アレント全体主義の起源

ウィトゲンシュタイン哲学探求』

レヴィ=ストロース野生の思考

マクルーハングーテンベルグ銀河系

フーコー言葉と物』

デリダ『グラマトロジーについて』

ドゥルーズガタリアンチオイディプス

ラカン精神分析の四つの基本概念

ウォーラーステイン近代世界システム

ケージジョン・ケージ

サイードオリエンタリズム

ベイトソン精神自然

アンダーソン『想像の共同体

本居宣長『玉勝間

上田秋成『胆大小心録』

内村鑑三『余は如何にして基督信徒となりし乎』

岡倉天心東洋理想

西田幾多郎西田幾多郎哲学論集Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』

九鬼周造『「いき」の構造

和辻哲郎風土

柳田國男『木綿以前の事』

時枝誠記国語学原論

宇野弘蔵経済学方法論』

海外文学

ホメロスオデュッセイア

旧約聖書創世記

ソポクレスオイディプス王』

唐詩選』

ハイヤーム『ルバイヤート

ダンテ神曲

ラブレーガルガンテュアとパンタグリュエルの物語

シェイクスピアハムレット

セルバンテスドン・キホーテ

スウィフトガリヴァー旅行記

スターントリストラム・シャンディ』

サド悪徳の栄え

ゲーテファウスト

スタンダールパルムの僧院

ゴーゴリ外套

ポー盗まれた手紙

エミリー・ブロンテ嵐が丘

メルヴィル白鯨

フローベールボヴァリー夫人

キャロル不思議の国のアリス

ドストエフスキー悪霊

チェーホフ桜の園

チェスタトンブラウン神父童心

プルースト失われた時を求めて

カフカ審判

魯迅『阿Q正伝』

ジョイスユリシーズ

トーマス・マン魔の山

ザミャーミン『われら』

ムージル特性のない男』

セリーヌ『夜の果ての旅』

フォークナーアブサロム、アブサロム!

ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』平

サルトル嘔吐

ジュネ『泥棒日記

ベケットゴドーを待ちながら

ロブ=グリエ嫉妬

デュラス『モデラートカンタービレ

レム『ソラリスの陽のもとに』

ガルシア=マルケス百年の孤独

ラシュディ『真夜中の子どもたち』

ブレイクブレイク詩集

ベルダーリンヘルダーリン詩集

ボードレール悪の華

ランボーランボー詩集

エリオット荒地

マヤコフスキーマヤコフスキー詩集

ツェランツェラン詩集

バフチンドストエフスキー詩学

ブランショ文学空間

日本文学

二葉亭四迷浮雲

森鴎外舞姫

樋口一葉にごりえ

泉鏡花高野聖

国木田独歩武蔵野

夏目漱石我輩は猫である

島崎藤村破戒

田山花袋蒲団

徳田秋声あらくれ

有島武郎或る女

志賀直哉小僧の神様

内田百閒『冥途・旅順入城式』

宮澤賢治銀河鉄道の夜

江戸川乱歩押絵と旅する男

横光利一機械

谷崎潤一郎春琴抄

夢野久作ドグラ・マグラ

中野重治村の家

川端康成雪国

折口信夫死者の書

太宰治斜陽

大岡昇平『俘虜記』

埴谷雄高死霊

三島由紀夫仮面の告白

武田泰淳ひかりごけ

深沢七郎楢山節考

安部公房砂の女

野坂昭如エロ事師たち

島尾敏雄死の棘

大西巨人神聖喜劇

大江健三郎万延元年のフットボール

古井由吉円陣を組む女たち』

後藤明生挟み撃ち

円地文子食卓のない家』

中上健次枯木灘

斎藤茂吉『赤光』

萩原朔太郎『月に吠える』

田村隆一田村隆一詩集

吉岡実吉岡実詩集

坪内逍遥小説神髄

北村透谷人生に相渉るとは何の謂ぞ』

福沢諭吉福翁自伝

正岡子規歌よみに与ふる書

石川啄木時代閉塞の現状』

小林秀雄『様々なる意匠

保田與重郎日本の橋』

坂口安吾堕落論

花田清輝復興期の精神

吉本隆明転向論』

江藤淳成熟喪失

2021-02-08

anond:20210208195428

からFGOにしろ、ReMakeにしろ

 

お化粧直しではなく、作り直しなんやで?

まり

シナリオ同じで茄子以外が書くという、別物というか、監督違いの演劇ハムレット

ないしは音楽で言う第9 ベートベンはもういない

月姫 オルタ

2020-12-19

今日日本語にできなかった英語

He Ham-let them give him the vaccine.

ファイザーコロナワクチン接種がUK世界に先駆けてはじまった、というニュースに触れての冗談

世界で二番目にワクチン接種した人の名前というのが「ウィリアム・シェイクスピア」という嘘みたいな本当のニュースがある。


この冗談を言った人というのはその前にこう言っている。

I guess he decided to be...

(思うに彼=シェイクスピア氏はこう考えた思うんだよ。「生きるべきか、それとも…」ってね)


そして最初に書いた冗談に続く。

Ham-letはシェイクスピアハムレットHamlet)と「〜に〜させる」の let をかけたダジャレ

ダジャレ無視した意味だけとるなら、"He let them give him the vaccine." とおけば実に素直に日本語になる。

シェイクスピア氏は彼ら(たぶんNHSのスタッフのことを言ってるのではないかと思う)にワクチンを打たせようとしたんだ」

あんまりうまくない訳だけど。

でもHam-letとletをかけたダジャレとかプロ翻訳家じゃあるまいし絶対日本語にできないなって思いました。


同じシェイクスピアネタダジャレもっと続いていて

I hope they didn't give it to him in the Coriolanus.

とも同じ人が冗談で言っていた。

theyは上のHam-letの文と同じ意味で、itワクチンと考えればいいか。でも in the Coriolanus の意味がわからない。

シェイクスピア戯曲に「コリオレイナス」というのがあるというのはググったら秒でわかったけど、それがこの文でどういう冗談になっているのかが分からなかった。

それだけのぞけば「彼らがシェイクスピア氏にワクチンを与えてないことを願うよ」って意味になるけど、うまくコリオレイナスとつながらない。


ただ、字面だけみてみるとコロナウィルス(Coronavirus)とコリオレイナス(Coriolanus)はなんとなく似てるからそのあたり?

仮にそうだとしても in the Coronavirus ってなんかあんまり意味がわからない。コロナなかにいる彼にワクチンを投入した的な意味になる? なんかおかしくない?

コリオレイナスという劇をやってるなかで」みたいな意味として捉えられるかもしれない。それとコリオレイナスコロナヴァイラスのひびき(つづり?)をかけたダジャレ


まあよくわからないのです。

2020-06-30

すぐに謝罪しろというのは、現場謝罪していいかどうかの判断ができる程度であるというふうに上司判断したとおもってもよろしいでしょうか?権限移譲したということですよね?(上長管理職としての研修を受けているかをまず確認 受けていないばあい 上司にせきにんがあるわけない)

 

小売業をやっている人は、型がぶつかったとかならともかく

商品に異物が混入しているといわれて、確認したら事実かもしれず

メーカーに送り返したら事実であると言われた場合コンビニバイトがごめんなさいといっていいか

という問題は 早めに教習を受けるはず

 

ハムレットじゃないけど ときよとまれ といいたくなるのも共感するから 大人としては (お願いではない、日本語を読むとお願いに聞こえるんだけど お願いに聞こえない)

2020-04-13

[]隠亡

これも江戸川乱歩を読んでいて知った言葉だ。

おんぼう、と読む。地域によりオンボ、とも。

火葬場で死者の遺体荼毘に付し、墓地を守ることを仕事とする人のことを指していた。

人の亡くなった場に立ち会う大切な仕事なのに、差別されたり賎民扱いされたりと、不当に扱われてきた歴史があり、この言葉自体は差別用語となってしまった。

インド写真を見ると、よくガンジス河で火葬をしている人々を見るが、こちらも差別されているらしいし、ヨーロッパ小説では墓掘りがでてくるときも、どうも扱いがぞんざいである。「ハムレット」に出てくる彼らは、ブラックジョークかまして場を盛り上げてくれるのだが。

2020-02-06

18禁マンガ図書館Z」でこれを読め!

昭和漫画マニアのワイが、合法無料で読めるおもしろ漫画を紹介する。

記事→ https://anond.hatelabo.jp/20200107005242

  

ぶれいボーイ芳谷圭児小池一夫

https://vw.mangaz.com/navi/192151

3巻以降の展開が支離滅裂だが、芳谷圭児小池一夫コンビは、この後、『カニバケツ』『学校探偵』という傑作を生み出す(この2作品は未掲載)。

  

マンダム親子』古谷三敏

https://www.mangaz.com/series/detail/66501

ダメおやじ』『寄席芸人伝』など昭和平成漫画史に残る傑作を生み出した古谷三敏の初期のお下劣お金持ちギャグ漫画小林よしのりの『おぼっちゃまくん』はこの漫画元ネタにしているのかもしれない。古本で全巻揃えると1万円もする名作がここでは無料で読める。

  

ハムレットみなもと太郎

https://www.mangaz.com/book/detail/43841

天才みなもと太郎の名著を描く傑作漫画。その他にも多数、著作がみられる。

  

ANGEL遊人

https://www.mangaz.com/series/detail/171731

青年誌エロマンガの傑作。他にも多数著作あり。

  

『妖魔西遊記出井州忍

https://www.mangaz.com/series/detail/192651

鬼才出井州 忍(でいずにん、ディズニーのもじり)のエロ劇画西遊記

2020-01-02

100分de名著シリーズバックナンバー約100冊を読破したら人生変わった、の補足

はじめに

https://anond.hatelabo.jp/20200101232410

はてな村で好まれそうな話題だなとは思って投稿したものの、想定以上に反応があって驚いてます

酔った勢いで書いたものであるので、文体が一致してなかったり論理破綻してたり誤字脱字がひどいですね。

結果、説明不足だったり変な文章だったりが原因でいくつかこれは補足しておきたいなと思ったコメントがあるので補足させてください。

コメントへの返信

解説本を読んでから原典をあたることの弊害、系のコメント

解説本を読むことで原典にあたった際の新鮮な驚きが減るのは確かと思いますネタバレ効果というか。小説系では顕著と思います

また、解説者の解釈固定化されるという懸念も確かにあるかと思います

しかし、私の記憶では「これは私の解釈だが」「多数の説の中で、私が支持するのは」など、

俺の解釈絶対だという態度で解説してた解説はいなかったし、異説も提示していることが大半でした。

ここまでやってくれたらあとは受け取る側のリテラシーかなぁ、と思います

また、100分で名著の解説実施していることは「あらすじ」+「執筆背景解説(作者の人生の中で著作の占める位置など)」+「解説者の解釈解説」と思っています

この内「執筆背景解説」が一番の目玉であり、知識のつながりを作ってくれるところで、この部分は原典だけ読んでも絶対に得られない補助線です。

私は持久スポーツ趣味にしていますが、例えばフルマラソンなら当たって砕けろでもまぁ、レース中の数時間もがき苦しみ、暫く足がまともに動かなくなる覚悟があればゴールは出来るでしょうが

ウルトラマラソンとか、アイアンマンになると当たって砕けろではまぁ無理で相応の準備がなければ、失敗したという経験経験値に変えることも出来ずに敗退すると思っています

特に古い思想書知的作業としてウルトラマラソン級だと思いますし、かつ何かを求めて読むわけでしょう。

ウルトラマラソンで周りの景色も何も見えないぐらいつらい状態になって、制限時間オーバーで失格になっても兎に角意地になって歩き続ける人がたまにいて、マラソンならそれでもいいかなと思いますけど、

古典を読む場合最後のページにたどり着ければよい、というものではないですよね。

途中の景色を楽しむためには相応の準備というもの必要なのではないかな、よほど読書体力に自身があるのでなければ、背景を知識として持っておくのは良い方にしか働かないのではないか、と私は思います

中央公論社などが出している類似の「名著解説系」の書籍についてのコメント

100分で名著の一番の強みは「TV番組であること」であり一番の弱みもまた「TV番組であること」であると思っています

強みとしては、インタラクティブ解説(動く図形とか、アニメとか、俳優朗読とか)が可能になること

弱みとしては「解説者の準備期間、解説時間制限がかかること」「番組上では注釈実質的に挿入できないこと」「月に1冊のペースでしかラインナップを増やせないこと」ですね。

特に月イチのペースでしか増やせないのは大きな制約で、解説本の中で出てきた関連本に解説が欲しくても、100分で名著で解説される可能性は極めて低いと言わざるを得ません。

そういう意味で、名著巡りの入り口しかならないといえばならないのだと思います

100分で名著をメインに追いつつ、他にも手を出してみようとは思っています

番組だけ見てた、撮りためていたものを見よう~系のコメント

私は実は番組はあまり見ていません(3割くらいかな)。毎週火曜日この時間TVに向かっていることが難しいからです。

理想は両方こなすことだと思いますし、伊集院光さんのリアクションは時々ハッとさせられることもありますが、私はどちらかを取れと言われたら解説本だけ読みます

番組が「あらすじ」+「執筆背景解説」+「解説者の解釈解説」で割合が2:2:6~1:5:4まで変動するとしたら

解説本は執筆背景解説に一律+3、解説者の解釈解説が一律-2って感じです。

(逆に、あらすじだけ知りたい場合100分で名著は重厚長大で、もっと手軽な選択肢があると思います。)

そりゃ、番組の中で解説にちらっと出てきた著者の友人の来歴とか、著書とか、いちいち全部触れられないですよね。

まり、私が元投稿で言った「本の解説で繰り返し取り上げられる要素(人名思想歴史上の出来事など)があることがわかった」現象

番組を見るより解説本を読んだときのほうが顕著に起こると思われます

なので、もし元投稿を見て「知識がつながるって面白そう」という点に興味を持っていただけたなら、解説本の方をメインにされることを私はお勧めします。

読みたくない本を頑張って読む、系のコメント

頑張って読んだ、という感覚はありませんでした。

おそらく、原典には「頑張らないと読めない」ものもたくさんあると思いますが、解説書の段階では頑張らずに済みました。

正直、興味をそそられたかどうかにレベル差があるので、結局読まない原典もあると思います

古典名作だと聞いて読んでつまらなかったら被害甚大ですが、水際で食い止めてくれたことになると思います

そういう意味でも解説から読むのはおすすめです。

読みたくない本、という感覚もなくて、どちらかといえば「知らない本は読めない」ですね。

恥ずかしながら「エチカ」だとか「夜と霧」だとか「全体主義の起源」なんて知らずに生きてきたので

まず読みたくないかどうかも解説書読んで判断しようと思ってました。

食わず嫌いよりは、試食コーナーの匂いで避けた、の方がまだマシかなと言う感覚です。

風呂の中で本

私は蓋を半分開けて、上にタオルを敷いて読んでます

シャワーを使う際には、本はタオルにくるんで蓋に挟んで防水します。

あるいは、もう風呂場の外に出してしまます

このスタイル読書して2年位になりますが、多少湿ることはあっても、問題になるほどビシャビシャになったことはないですね。


大学教育について

以前スウェーデンに出向していた友人から聞いた話ですが彼の国では大学とは必ずしも高卒すぐ入るものではなく、

暫く働いてから勉強したいことを見つけて入る人も相当にいるらしいですね。

その彼が聞いた日本との違いを顕著に表しているセリフが「高卒のガキに大学教育もったいない」「日本人は高校生の時職業決めるんでしょ?すごいね」です。

後者は嫌味なのかな?と言う気がしないでもないですが、前者は今本当に身にしみています

大学教育をきちんと受け止められる18歳って、そんなに多くないですよね、、、

おまけ

解説本の中で特におすすめするもの

以下私の勝手解釈です。見当違いのことを言ってるかもしれないですが、、、

私と趣味が合いそうだなと思ったら、まずは以下をお勧めします。

集中講義 大乗仏教

スペシャル版なのでちょい分厚いですが、これが私の一押しです。

日本大乗仏教諸派の成り立ちと違いについて、今まで何度か教わったし読んだはずなのですが全く頭に入ってこなかったのがすらすら入ってきました。

読了後は、まるで自動車教習所に通ったあと今まで目にも入らなかった交通標識が急に意味を持ち出したような感じで、街中のお寺から情報を取れるようになりました。

ホントおすすめです。

茶の本

私自身が茶道やってる事が大きいかもしれませんが、日本人が外国人に、英語日本文化を説明する起点として最高と思いました。

実際、ボストンで友人とあったとき(作者の天心はボストン美術館の東洋部長です)なんと役に立ったことか、、、

全編、声に出したい日本語だと思いました。言葉がやや古いのですが、原典も薄くて読みやすいです。

維摩経

維摩さんというレジェンド級のアマチュア在家信者)がプロ菩薩軍団)をやり込めまくる話です。

煩悩は湧くに任せよ、とらわれないことが大事だ」というフレーズがとても頭に残っています

一番実践やす仏教な気がしました。アメリカの方で流行っているzenとかsatoriってこれを目指してるのかな?と思っています

↓と思った記事

https://aishinbun.com/clm/20181218/1888/

パンセ

人間自己愛ゆえに苦しまねばならぬ、というのがメインの本と理解しました。それだけでも納得感あるのですが、

本人的にはキリスト教最高!で異教徒折伏するために書いた本らしいのに仏教が目指してるところと同じっぽいのが面白くて読んでました。

原典が思いっきり重そうなのですが、いつか読みたい本の一つです。

ラッセル 幸福論(幸福論というタイトルの本が二冊あるので著者名も)

いろんなことを言ってるわけですが、

私は趣味を持て、幸せになれるぞ?という本だと理解しました。ラッセルさんの趣味定義とは「~を収集すること」らしいです。つまりスタンプラリーですね。

かに対して情熱を持ってスタンプラリーしてるうちは人生に飽きない、ということかと思いました。

個人的には、すごく共感する価値観でした。

解説読破もそのノリでやってやらぁと思ったのを覚えています


資本論

正確には100分で名著シリーズではないのですが、この「一週間で資本論」が成功したので100分で名著が始まったらしいです。

資本家の行動原理が今とぜんぜん変わらず、ギグ・エコノミーとかも19世紀理論説明できることに驚きました。

経済理解するためというよりは自分の身の振り方を考える上で有用だなと思った本です。


買った原典(と、解説本で出てきた関連書籍リスト

リストがほしいというコメントをいただいたのでリスト載せます

趣味が合いそうだなと思ったら、参考にしてください。

(抜け漏れあったので追加。まだ何冊か忘れてる気がする、、)

ぶっちゃけページ数その他が軽そうだから選んだもの

点と線

かもめ

君たちはどう生きるか

赤毛のアン

アルプスの少女ハイジ

【読み直しをメインの目的で選んだもの

星の王子さま

人間失格

斜陽

三四郎

こころ

銀河鉄道の夜

空気研究

永遠平和のために

解説本を読んでいて特に興味を惹かれたもの

人生ノート

茶の本

代表的日本

奥の細道

神話日本人の心

・昔話と日本人の心

死者の書

高慢と偏見

銀の匙

世論

薔薇の名前

ペスト

・獄中から手紙

ゴルディアスの結び目

・失敗の本質(「野火」関連書籍

1984

苦海浄土

夜と霧

野火

・音に色が見える世界(「宮沢賢治詩集」関連書籍

日本霊性(「茶の本」など関連書籍

ソラリス

フランケンシュタイン

【好きになれるか不明だが、まず手を出してみたかった異分野】

オイディプス王

ハムレット

マクベス

中原中也詩集

茨木のり子詩集

宮沢賢治詩集


おわりに

年末年始休み読書もはかどり、新たに買った原典も既に8冊終わりました。

今のところ、全て期待通りの内容でとても充実した休みになっており今年ずっとこの調子で読み勧めていけたら、、、(無理だろうけど)と思ってます

どういうふうに仕事の本を差し込んだら、自分の中の読書熱にうまく歩合出来るかを考えるのが今年の課題かな。

動物本とか、読んでて飽きることがあるんですよね。

なお、私が100分de名著を知ったきっかけは単身赴任中の父がずっと見ており、解説本を纏めて実家に持って帰ってきたのがきっかけでした。

なので、私の読んだ解説本の半分くらいは父から借りました。

私も読み出して以来、お互いの話題共通点も増え、お互いの読書の幅も広がって、

初めて父と同等の視点知識交換をできるようになったような気がしており、その点でもこの番組には深く感謝しています

(私の専門のITのことでは以前から教える立場でしたが、これとはなんとなく異なる現象のような気がしてます。)

良い1年を!

2019-10-22

解釈」の名のもとに行われる誤読について

って長々能書きたれなくても、このシェイクスピア学者のひとのツイートに尽きるんだけどさ。


https://twitter.com/Cristoforou/status/1083954729388920833


でもインターネットを見てみれば、「『ハムレット』でハムレットはお父さんを殺した」級のチャランポラン解釈があふれている。

なんでだろう。

それはたぶん読解を解釈と、さらには解釈二次創作と取り違えているからだ。


基本的には物語には筋がある。

ハードコア作品だと筋がないものもあるけれど、大衆に向けて発信されるものはだいたいわかりやすプロットへと還元される傾向にある。

プロットは要するにアクション=目に見える事実の積み重ねであって、

普通に読んでいけば誰々が何をしてどうなったか顛末を取り逃すことはない。

たとえば、『ハムレット』を普通に読んでいたら wikipedia の「あらすじ」欄にある以外の展開は読み取れず、間違っても「ローゼンクランツとギルデンスターンハムレットを巡ってコイン投げの賭けをしていた」なんて言い出しはしない。

物語を読めない人というのは私たち想像以上にこの世に溢れていて、このレベルで間違える人もときどきいるけれど、まあ少なくともあなたは間違えない。


で、やっかいなのはプロットの「展開」には「目に見える事実」以上のものも含まれていることだ。

あるキャラセリフがどういう意図で発されたのか、その身振りにはどういう意味が込められているのか(あたりまえだが、それらは作者自身意図からは切り離されている)。

言語によって明確に説明されていない部分。

そこを私たちは奔放に「解釈」しがちだ。

特にふせったーなんかでは、ある一場面を切り取って過剰なまでにそこに説明をつけようとする人たちがいっぱいいる。

そういう人たちの「解釈」は一見もっともなように思われるけど、実はちゃん作品と照らし合わせるとトンチンカンだったりする。

なぜなら彼らの「解釈」は作品内部の文脈無視したものであるからだ。


物語をきちんと読解するのは実はむずかしい作業だ。

からケツまでテキストを精読して、その流れと内部のロジックを過不足なく把握せねばらない。

個別物語内部にあるリソース分析するのが読解であり、それらを用いて家を建てるのが解釈だ。

しかし、ここに狡っ辛い読者がいる。

狡っ辛い読者はあ外部からトラックで建材を積んで物語世界へやってきて、地盤風土関係なくあらかじめ設計されたデザインに基づいて家を建てようとする。

勘違いしないでほしいが、解釈レイヤーにおいては外部から持ってきた知識材料を使うのは犯罪ではない。

批評とはそもそも物語世界と外部である我々の現実を橋渡しする行為であり、そこにはもちろん物語世界外部の知識理論が使われる。

だが、繰り返すが、それはあくま解釈レイヤーにおいて。

読解段階で物語世界無視するのとは話が違う。


狡っ辛い読者は物語内部のロジック無視し、プロット曲解し、事実をゆがめる。ありていにいえば、自分の読みたいように読む。その歪んだ見方をあたか物語のものであるかのように謳う。

彼らにとって物語とは自分たちから見える世界従属物でしかない。他者が書いたものであるにもかかわらず、彼らはそこに他者を見出そうとしない。


そんなもの解釈ではない。解釈ではないのだが、不思議なことに今のインターネットでは解釈としてまかりとおっている。

序盤で「二次創作」だと言った気がするが、考えてみると二次創作者たちに失礼なものいいだったかもしれない。

二次創作原作世界尊重してこその営為からだ。

ではこうした狡っ辛い読者たちの行うおぞましい「解釈」をただしくどう言い表すべきなのだろう。


解釈自由だ」という紋切り型の裏にはある不文律が隠されている。

解釈の前段階である読解は不自由だ」。

きちんと物語プロット認識したうえで成り立つの解釈であり、評論であり、批評だ。

その基本のキさえできないなら、評論解釈に手を出すべきではない。

逆にいえば、そこさえクリアできれば遥かに豊穣で自由世界に手が届くのだ。

恐れるな、だが謙虚に、だよ。ワトソンくん。

2018-11-25

anond:20181125091542

javascript一択だろ

プログラム入門にC言語とか寝ぼけたこと言う奴は、読書入門に現代の娯楽作品ではなくハムレットとかドグラ・マグラを読めとか言ってるようなもんだ

現代プログラム言語を扱うのにポインタ不要。参照のメンタルモデル理解できてれば十分だわ

文字列とか配列とか構造体がメモリ上でどう扱われてるかなんて知ってても、99%の状況では雑学以上の役には立たないよ

2018-09-20

君死ニタマフ事ヨアレ ~過労死ラインの向こうから

俺が殺される前に誰か死ねば何かが変わると信じて誰か死んでくれと毎日思う。

でもふと気づいたんだよな。

既にこの職場人が死んでるんだ。

首吊り自殺してるんだ。

それで何も変わらなかった。

人が居なくなった所を他の人が兼務してその人が忙殺されそうになりながら、毎日イライラしては他の人と怒鳴り合ってる。

この職場はもうどうしようもねえんだ。

ここに居てもただただ殺されるだけだ。

逃げなきゃ……人が死んでも何も変わらないならもう逃げなきゃ……。

「あの人は旦那さんが病んでいたかしょうがないんだよね」と自己暗示を賭けている人はいるけどさ、ハッキリ言わせてもらう、「旦那が病んでいると分かっている人に重圧をかけ続けて、心のフォローもせず最後に殺したのは何も変わらないぞ」ってな。

この職場は人を殺すような職場なんだ。

人殺しの集まりなんだ。

横で人が死んでいて「うわー余計な仕事が増えたー死ねよー。あー死んでるのかーマジかよ死ねよー」と平気で言えちゃう奴らしか居ねえんだ。

畜生、お前らもう死ねよ。

俺も死ぬべきなんだろうな。

畜生、死にたくねえよ。

なんでハムレットやってるんだよ俺は。

チンケなプライドを守るためには、自分人殺しじゃないって言い張りながら死ぬためには今すぐ自分死ぬしかねえのか?

なんでこんな事になったんだ。

もう辞めるか。

辞めるしかねえのか。

畜生……面倒くせえ……転職したって俺みたいな奴がどこに行きゃいいんだ。

また何処かで食い物にされるのか。

もう駄目だ。

死にたくねえ。

死にてえ。

辞めてえ。

辞めたくねえ。

どこかにある、過労死ラインなんて誰も越えなくて済むような職場、そこにたどり着きてえ。

本当に日本にあるんだろうか。

この業界には無さそうだ。

付き合いのある会社の人みんなして残業バリバリだ。

そうじゃなきゃ夜中に電話して何で通じるんだろうな。

職種を変えるのかこの歳で。

どうすりゃいいんだ。

教えてくれはてなー、俺は後何時間過労死ラインを超えればいい。心の相談ダイヤル電話にも出てくれねえ。

2018-02-06

ハムレット』は王子復讐を叫ぶ感情と理性の狭間葛藤して葛藤して悩むから400年の時を超越して悲劇として名作になったんですよ、わかります

でも読んだ人は一度はごく自然に考えると思うんですよ、「いいからさっさと殺せよ、親父の仇なんだぞ」って


そこへいくと、『バーフバリ 王の凱旋』では自身出自すら知らなかった王子バーフバリ真相を聞かされた瞬間に

「おのれ悪逆の徒め許すまじ!!偽りの王よ、王国よ慄け、アマレンドラ・バーフバリの息子マヘンドラ・バーフバリ貴様の首を奪りにゆく!!」つって

本当にその足でカチコミかけに行くから、いっさいストレスフリーで「よし来た!!こっからはずーっと復讐者のターンじゃあ!!!」ってなっておもしろいんですよ

2018-01-18

anond:20180118142653

現代ミステリしょっちゅう古典ミステリを引き合いに出すからドイルやらクリスティ作品は相当引用されてると思う

そして誰もいなくなった、とかどこにでも出てくるし

ミステリ以外の物語なら、シェイクスピアが最強。

もうちょい新しいのだと星の王子様とか、コメントにあるロボット三原則とかだな。あとハルヒか?

あと、詩集とか俳句集を書物定義に入れるならそっちも相当強そうだな

ただ最強は数学とか学術系の専門書だと思う

(追記)

読み直したら小説って書いてたか詩集以下は取り消すわ

とりあえずハムレットに一票

2017-12-22

anond:20160319185055

となると呪われないためには自発的発狂していくくらいしか打つ手がないな

久生十蘭の「ハムレットおすすめだぞ

2016-10-31

http://anond.hatelabo.jp/20161031105637

永平寺」の意味が通じてない

あそこは座禅修行に行くところ。

自然とか、関係ない。

「禅寺へ行け」

ハムレット

2016-09-13

タイミング悪すぎない

来年4月に東京芸術劇場ハムレットやるらしい。うわー観たいいい。

でもその月壊滅的に忙しくなると思われる。

うむむ。

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