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はてなキーワード: 内面とは

2024-10-26

仏教では、「我々はなぜ存在するのか」をどう解く?

仏教における「私たち一人一人がなぜ生を受け、ここに存在するのか」という問いは、個人存在人生意味を考える上で重要テーマです。仏教の教えでは、この問いに対して「縁起」(えんぎ)や「輪廻転生」の考え方が大きな役割果たしてます

 

1. 縁起の法

仏教では、すべてのものが「縁起」によって生まれ存在していると教えます。「縁起」とは、「あらゆる現象が他の原因や条件に依存して生じる」という考えで、「私たち存在も、無数の因縁が重なった結果として成り立っている」とされます。つまり私たちがここに生まれ存在するのは、過去からのさまざまな因縁(行動や選択、人とのつながりなど)が影響しているからだというわけです。

 

2. 輪廻カルマ

仏教では、個人存在人生は「輪廻転生」によって説明されることが多く、過去の行い(カルマ)が今世の生に影響を与えていると考えますカルマとは、行為とそれに伴う結果を指し、過去行為現在境遇性格、苦しみや幸福関係しているとされます過去世でのカルマ現在の生を生んでいるため、今私たちがここにいるのは、その行いの結果が現れているという考え方です。

 

3. 苦しみから解脱を目指す

仏教では、生を受ける理由として「苦しみの原因を知り、苦しみから解脱するため」とも説かれます仏教における生の意味は、煩悩や執着を手放し、智慧を持って解脱に至ることにあります。つまり、現世の生は、自己内面を磨き、苦しみを超えて真実を見つけるための機会と見なされています

 

まとめ

仏教においては、私たちが生を受け存在する理由は、「因果法則により存在が生じ、今生において苦しみから解脱するための機会が与えられている」と説明されます。したがって、自分自身ここにいる理由人生の目的を考えることは、苦しみを乗り越えるための道でもあるのです。

真珠の耳飾りの少女」と元鈴木さんとRosalind

鈴木さん@Motosuzukisan

東京地方では文化資本が違うというのは別に美術館が沢山あるって話だけじゃないんだよね。

例えば美術館真珠の耳飾りの少女を見て真珠に興味が湧いたら、そのあと何ができるかに差が出てくるのよ。

東京だとミキモトにタサキ百貨店個人宝飾店に御徒町電車で安くすぐに行ける。ハイブランドからモールビジネス問屋街、全部の中から自分の行きやすいお店を選んで行くのもできるし、1日で全部見ることもできる。選択肢があるし目の前のリアルものに触れられるんだよ。

でも地平線まで田んぼな私の田舎では、個人の宝飾店にアコヤか淡水があれば良いって感じ。ハイブランド見たいなら地元なら質屋しかないし、片道1時間かけて地方都市に行ってミキモトがあれば御の字です。切符代も惜しかったらネットで見て学ぶしかないわけよね。リアルな学びを得るのが難しかったのよ。

経験上、線の上で滑らかに情報やモノに触れられるのは間違いなく東京だった。

ちなみに「フェルメール見て油絵やりたくなった!」と思っても同じような選択肢問題が出てきます。ハッキリ見えない選択肢に差がありすぎるのを私も大学生になってから知ったのでした。

https://x.com/Motosuzukisan/status/1845493760689680499

Rosalind@idiomsinaction

大のフェルメール好きを自認してるけど、真珠の耳飾りの少女を鑑賞して、じゃあ次はミキモトに行こうって発想が1ミリも無かったから新鮮な感想でびっくりした。

私もまだまだ人生修行が足りないな💦

https://x.com/idiomsinaction/status/1849386254166548755

鈴木さん@Motosuzukisan

なんであんな大粒の真珠を描いたんだ!?ってなったら、当時の真珠はみんな天然で…貝は何で…日本は御木本のアコヤ養殖が…養殖技術向上で価値が…ってみんな調べて見にいくもんだと思ってましたが、皆様そんな興味ないし私がオタクなだけでした😂

Rosalind@idiomsinaction

その調べる行動は素晴らしいと思いますが、それを調べる事は図書館美術書でも出来ますよね。ミキモトが近くにあるかどうかは文化資本とぜんぜん関係無いと思いますミキモト17世紀ネーデルラント真珠養殖についての資料があるなら別ですが。ただ絵の鑑賞に正解は無いので元鈴木さんの視点否定するわけではありません。

ただあまりにも自分と違う鑑賞方法だったので驚いただけです。

美術鑑賞に新たなら視点提示していただきありがとうございました。

鈴木さん@Motosuzukisan

私は予算の少ない地域で育ちましたが、図書館の蔵書も予算がないせいか限られていましたし親の手助けなしで行ける本屋も小さな1店舗しかありませんでした。欲しい本は買う前提で取り寄せしかありません。本を選ぶ選択肢から違うのです。

仰るように本が文化資本であるなら、単純に蔵書数で私の地元文化資本が少ないと言えるかもしれませんね。

そしてだいたいどんなブランドでも東京本店があるせいか優秀な販売員の方が多い印象です。商品知識だけでなく関連する歴史についても造詣が深い方もいらっしゃるのでお話ししていて学びがありますよ。(御木本は西洋アンティークも扱っていたので特にです)

真珠ブランド名が並ぶと皆様拒否反応を示される傾向がどうやらありましたが、単純に絵画物語に出てくる物を実際のお店に見に行ってみるのは楽しいですよ!😉

Rosalind@idiomsinaction

なぜ絵画鑑賞をしてハイジエリー店員さんと話すと為になるのか私は理解できないのですが、元鈴木さんなりの鑑賞方法なのですね!

一昨年「フェルメール17世紀オランダ絵画展」にて背景が塗りつぶされていた作品を新たに修復した『窓辺で手紙をみる女』を鑑賞したのですが、数年前にドレスデンで鑑賞した時とは額縁が違っているような気がして、その場にいた学芸員さんに質問したところ額縁が以前の物と変わっていると正しい答えを教えていただきました。

絵画周りの知識を深めたいなら、店員さんより資格のある学芸員さんの方が良く無ですか?

と私は思うのですが、これは私の鑑賞方法なので、鈴木さんは鈴木さんの思う絵画鑑賞をされればいいと思います

あと情報格差や図書館蔵書ですが、今はネット上でいくらでも情報が得られますし、それこそどうしても読みたい美術書自分で購入して取り寄せる事もできますよね。それをしないのは、その文化にそこまで情熱が無いだけだと思います

鈴木さん@Motosuzukisan

しか絵画芸術なら学芸員さんに伺えば良いと思います

しかし私は絵画から真珠自体に興味が移ったら…という話をしていたので、その絵画自体理解を深めたいと言う話をしていません。やはり我々の興味は別の場所にあるのでしょうね😉

ちなみにその場合社員である販売員美術館で言う学芸員に当たると言えるでしょう。

Amazonで今は何でも取り寄せられますが、それは商品を買う前提なんですよね。

実物を開いて比較検討をすることができるのは体験としての差であると私は考えてるので、地元本屋や蔵書の話をしました。

情熱はもちろん大切ですが、根性の話をしだしたらキリがないかと思います

Rosalind@idiomsinaction

フェルメールの絵を観ることと、宝飾屋さんの広告を見ることが同じ視座の人もいるのだと大変勉強になりました!

私の人間理解がまだまだのようです😊

自分視点スノッブで嫌味すぎるのかなと混乱しましたが、美術批評しいては文学批評も鑑賞者が創作物にふれて己の内面を外在化する事で作品が完成すると言う基本に立ち帰れました!

鈴木さんがパワフルにアイディアを即実行商品化できる一端に触れられた気がします。憧れって大事ですよね✨

2024-10-24

anond:20241022201113

将来結婚したいなら、「性欲至上主義」に骨身まで染まらない方が良い。

おそらく20代後半から、「相手は生涯のパートナーとして寄り添えるか?」相手を値踏みする行動が一般的になる。それはそれで「純粋な愛なのか?」という疑問は残るが、「生涯のパートナー探し」という観点性的魅力より人としての内面性が評価高くなる。

「性欲至上主義」に一度染まった人が、いつその主義から降りるかは個々人に任されるけど、一生遊び続けると婚期を流しがちだ。

高校生に戻れたら、気になるあの子デートに誘いたい

30代。女。既婚。

小学生の頃、中学受験を目指す塾に通っていた。そこには天使のように可愛い顔立ちをした男の子がいた。目がくりくりしていて、女子から「ほっぺがぷにぷにだ」と直接触られていた。塾の中でも愛されキャラで、男子からもいじられてはいたが、同じだけ相手をいじり返す強さのある子だった。

私は薄ぼんやり「好みの顔だ」という意識はあったものの、彼のことは塾の中で仲の良い男子のうちの一人、という認識だった。

中学になってから、彼は男子校に通い、私は女子校に通った。いわゆる中高一貫校で、六年間同性に囲まれるある種快適空間だ。

そんな生活なので「新しい異性との出会い」などなかったが、高校生くらいから状況が一変する。mixiの普及だ。これによって、かつて同じ塾に通い別の学校に進学した友達たちと男女問わず繋がった。

繋がった人同士で塾のプチ同窓会のようなものが開かれる。そこで、例の可愛い男子と再会した。彼の可愛らしさは成長しても変わらず、本当に好みの顔で胸がときめいた。たしかこの頃メアドを交換し、直接連絡を取り合うようになったと思う。

私は味をしめて、プチ同窓会を開いてくれた幹事友達に、「またみんなと会いたくない?」と提案した。友達も乗り気で、またプチ同窓会メンバーで遊ぶ機会を作ってくれた。私は、あの可愛い彼と会ってドキドキしていた。もし彼と恋愛関係になれたら、と妄想は止まらなかった。

私は懲りずに幹事友達に「またみんなと会う機会を!」と提案し、そして友達に嗜められた。

「会いたい人がいるんでしょ? 彼を直接誘えばいいじゃん」

おっしゃる通りです……。

と、図星を突かれてはいたが、私は彼を二人きりのデートに誘うことが出来なかった。

時々彼とメールのやりとりは出来ていたが、彼のことを誘えるほど「好き」に対して覚悟を持てなかったのだ。

やがて彼とのメールは疎遠になり、私は大学生になった。共学に通い、大学出会った人を好きになって、1年生の冬に付き合い始めた。私から告白した。

彼は初対面の時からすごくフィーリングが合い、趣味も合う・優しい・顔も好みと全く非の打ちどころのない彼氏だ。

私は浪人していたので、1年生の冬に成人式があった。彼氏から振袖姿が見たいと言われ、式が終わったら写真を送るねと、とにかく浮かれていた。

その時、あの可愛いからメールが来た。

成人式に、会わないかと。

彼氏と付き合う前であれば間違いなく会いに行った。

でも今の私は彼氏持ちだ。しかも付き合って1ヶ月ホヤホヤの。これでもし、一時は恋愛関係妄想した可愛い彼に会いに行ったら、あまりにも、その、……「ビッチ」すぎないか

彼氏いるから会えない」と返信した。

それ以降、可愛いから連絡が来たことは一度もない。

大学で付き合った初めての彼氏は、その後夫となった。

長い付き合いなので、順風満帆とは言えないタイミングもあった。関係不安定になるたび、可愛い彼のことが頭に浮かぶ

でも、私は可愛い彼のことを、「顔が好み」くらいしか分かっていない。

小学生の幼き頃は気が合ったような感覚はあるが、今の彼の内面を何も分かっちゃいない。

から可愛い彼」は私にとっては幻想に過ぎないのだ。

高校生の時にちゃんデートに誘うべきだった。「女は誘われ待ちが良い」なんて旧価値観になぜどっぷり染まっていたのか。ガンガンから行くべきだ。

そして玉砕するか、上手く付き合えたとしても恋愛を通した関係構築のゴタゴタを経験して、この人と人生パートナーになれるのかしっかり吟味たかった。

そうやって、幻想を打ち破るべきだった。

これからも夫とうまくいかなくなるたびに、「可愛い彼」の幻想に耽りつつも、「とはいえきっと彼とは上手くいかなかったよね」と心を慰めるだろう。

しろ私は、家事能力は壊滅的で、メンヘラで、他責思考で、と欠点を上げればキリがなく、そんな私でも見捨てずに支えてくれたのが夫である

夫は私の欠点に打ちのめされるたび、このまま私との関係を続けるか躊躇していたが、「それでも愛している」と覚悟を決めてくれた。その覚悟に報いたい。治せる欠点は治して、「この人と結婚して良かった」と思ってもらえるような妻になりたい。私は夫を愛している。

間違っても不倫をしたくないので、可愛い彼に連絡を送ることはない。

いや、本音では可愛い彼とまた話したい。私には男女の仲になりたいという欲求全然なくて、性別関係なく人間として彼がどういう人生を歩んだのか知りたいという思いはあるのだけど、そうはいっても男女だしな……対面で会ったら突然私の頭がバグり散らかして、不貞を働くかもしれない。警戒するにこしたことはないだろう。

70歳とか超えたら、さすがに性欲に振り回されない、大人の男女の友達になれるだろうか。

それまでお互い生きてたら声かけてみようかな。

みんな長生きしようぜ。

2024-10-23

anond:20241023071358

それ無理やろ

女も男の容姿と年齢、年収かは興味を覚えて、それから内面に触れるのが普通なのに、男は最初から内面を見ろと?

女だからって調子にのるなよ

【10月3週】LINEオープンチャットはてなブックマーカー」の1週間

これは何?

LINEオープンチャットはてなブックマーカー」の1週間分の要約を、さらAI使用し、試験的にまとめまています

要約内容

1. 気候健康

寒暖差に関する会話が多く、朝晩の温度差が驚きとして共有されました。

食事や体温調節の重要性が話題になり、健康管理への関心が伺えます

布団洗いやアレルギー対策ダイエットの話も見られました。

2. 食べ物飲食体験

うどんラーメンなどの日本食が多く取り上げられ、特に資さんうどん家系ラーメンに対する意見交換が行われました。

カレーうどんおでんパン神戸屋など)についての感想もあり、食事写真共有も活発でした。

ローソンシュークリーム新京極での食事体験の報告が印象的です。

3. アクティティ趣味

LUUPや自転車の使い勝手マイクロモビリティ話題があり、特に高齢者向け支援必要性議論されました。

最近参加した展示会やイベントシーテック、国際航空宇宙展)の体験が共有されました。

新しい趣味として銭湯巡りや筋トレゲーム話題も盛り上がりました。

4. メディアエンターテインメント

リラックマアニメ化RADWIMPSTシャツドラゴンボール声優変更など音楽アニメ話題が多く登場しました。

スチームゲームVR Chatへの興味が示され、カービィカフェの予約の難しさも話されました。

5. 社会問題ニュース

広告の寡占や不満、投資詐欺話題があり、資源ごみ捕鯨など社会的問題に関する意見も交換されました。

選挙や在宅勤務の話題も挙がり、選挙カーの音への不満が共有されました。

6. 個人的経験や思い出

同窓会や友人との再会に関する感想が語られ、連絡が途絶えた友人についての寂しさが表現されました。

過去場所(五條楽園ひろめ市場)の思い出が語られました。

孤独」や「寄り添い文学」についての考察も見られ、個人内面に関する意見が共有されました。

7. 技術製品

iPadの値下がりやシャオ製品配送予告に関する話題があり、Amazonセール情報も共有されました。

PC磁石に関する疑問や、ジョーカー映画感想が印象的でした。

この1週間の会話は、食べ物日常生活趣味社会問題など幅広いテーマわたりカジュアルで活発な情報交換が行われていました。

関連記事

https://anond.hatelabo.jp/20240722084249

オープンチャットの参加URL

LINEオープンチャットはてなブックマーカー」の参加はこちから

https://line.me/ti/g2/MFSXhTJoO_pLfrfds1LpyJ0OlBgcPJSqHoRbBg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

2024-10-20

anond:20241020154514

一括りにして語るのは良くない前提で

チー牛と言われている人の危険性をいちはやく察知している女性たちはやはり感が鋭いなと思う。

見た目が大人しそうなオタク男性内面が実は狂暴な場合も多いってのが結構可視化されてしまった。

弱い者イジメをされた人が二度と自分と同じような人間を生まないようにしようという方向ではなく

自分がされた事を他人にもしてやろうという方向に走ってしまうのはなんだか悲しいね

2024-10-18

GRISスタッフの新作『Neva』、NTRゲームだった

GRISというゲームを知っているだろうか

傷ついた少女が自らの内面世界彷徨ゲームで、モノクロ世界が少しずつ色を取り戻していく

水彩画のようなアート表現が大絶賛された

先日発売されたNevaは、アート面はGRISのスタイル継承しつつまた違う世界

巨大な白いオオカミと暮らす黒人少女が、植物を枯らすカオナシみたいな敵と戦って花々を取り戻していく内容

もののけ姫彷彿とさせる箇所が多いが、西洋的な世界である

少女は雨の日に小さなオオカミ出会い、その親である巨大オオカミとも共にいたが、冒頭で巨大オオカミカオナシ集団と戦って死んでしま

以降は少女は小さなオオカミNevaと行動を共にし、最初少女けが戦っていたが、季節を経てNevaもヤンチャな仔犬から威厳ある巨獣に育ち戦闘力を発揮する

Nevaに愛着がわき、NevaかわいいよNevaと思えるようになっている

しかし途中で、灰色オオカミが登場する

カオナシ動物を乗っ取る能力も持ち数多の動物が殺されて躯を操られる中で、灰色オオカミは抗い無事でいた

旅に同行して助けてくれるようになった

ありがてえなと思っていたら、Nevaは灰色オオカミといちゃつきだし、しばらく二匹で行動するからじゃあの、と少女と袂を分かった

Nevaが小さなからずっとそばで見ていたのに、ぽっと出の灰色オオカミ寝取られたのだ

灰色オオカミの方が少し体が大きいのは年齢差かと思っていたが、雌雄差だったのだろう

ヒロインであるNevaが寝取られるこんな鬱展開があるとは思ってもみなかった

Nevaは灰色オオカミに手籠めにされたので、仕方なく少女は一人で旅の続きをする

やがて再会したNevaのそばには、かつてのNevaそっくりな小さなオオカミの姿が・・・・孕まされたのである

灰色オオカミはその後姿を現さな

繁殖期だからガキだけ作ろうという、割り切った関係だったのだろう

あのきれいなビジュアルから紡ぎ出される突然のNTRに頭を殴られた気分になったままクリアした

anond:20241018184211

アプリで「ここは行く…か?いや、どうなんだろ…まぁものは試しか、会ったら印象違うかも知らんし」というライン積極的アプローチするんだろうなぁ

探す時の判断材料内面無難属性趣味出身地方や済んでいる場所)とかにして、出会い理由作りをしたら行ける行ける

2024-10-17

anond:20241016154446

モヤモヤする

この言葉を使うようなものってたいていが、社会通念的に受忍しなければならない・内面で折り合いをつけなければならないものなんだよな。

それを出来ない人はすぐなんでもかんでも「加害された」「相手は私を傷付けたことに対し償いをし、また罰せられるべし」と思ってしまう傾向がある。

2024-10-16

選挙行けおじたちの妄想が激し過ぎる件について

若者価値観からすると選挙権重要だけど、選挙に行くことは全然重要じゃないんだよ

選挙行けおじさんとかおばさんって単純な算数が出来なくなってるんだと思う

若者個人選挙に行こうが行くまいが結果はマジで変わらんのだから

寝てたり遊びに行ったほうが得に決まってる

若者時間価値舐めんなよ?

そもそも若者選挙行かないなんて今に始まった話じゃないんだよ

お前らも若者の頃選挙行かなかったくせに、何下の世代には選挙行くこと押し付けてるんだよって話

ってか、若者には全部バレてんのよ

選挙行くおじやおばって自分人生が上手くいかなったことを国や政治他責してるだけだってwww

お前ら脳みそ腐らすなよ

からでも大学に行け

Fランでもなんでもいいか勉強しろ

自分の不満は自分内面不具合にあるって気付くから

2024-10-15

anond:20241015204508

「女は男の内面を見ている。おまえらが気にするほど顔は評価してない」説との整合性しっかり

2024-10-14

グレートギャツビーって華麗なるギャツビーかい邦題あるけどあれに華麗な部分はさほどないよな

グレートを訳すなら「すごい」が、表面、皮肉内面への関連として意味はぴったり嵌まるが

すごいギャツビーって……ダサすぎるよな

ダブルトリプルミーニングを妥当翻訳するのって難しいんだな

anond:20241013172029

でも結局人間言語を介してしか複雑なコミュニケーションはできない

不快という感覚を過不足なく共有することができればいいが、そうもいかない

 

言語はもちろん不完全で

時代地域性に縛られた文脈を含まざるを得ないから、時間的空間的に離れると通じにくくなるし

そもそもつくりとして“デジタル”的であるので、我々の内面の“アナログ”な非言語感覚を漏らさず表現することができない

 

からと言って快不快だけで喋り、分かる分からないだけで他者と結びついていけば

その言葉はどんどん自閉してゆく

自閉した言葉には美しさはあるが、それは知恵として交換可能ものではない

 

技術が不足して不正確になるとしても、なるべく遠くまで届く言葉にしようとする意志は、尊重すべきものだと思う

2024-10-13

ジョーカー2の感想ネタバレあり)

巷では評価がかなり悪いらしいが

まあまあ面白かった

楽しくはなかった

 

エンタメではなかった、非常に文学的映画

客のほとんどはエンタメを求めただろうから、そりゃボロクソ言われるだろうなと思った

1よりも息が詰まる、泥水のような作品だった(褒めてる)

 

ジョーカーというか、自分ジョーカーだと思ってるおじさんの話だった

そういうの、古典の何作目かではたまにやるじゃん?〇〇とは?みたいな

例えばルパン三世とは?みたいなアンサーの一つで「俺が、俺たちがルパン三世だ!」みたいな

その系譜だと思う

〇〇をテーマでやりすぎるとそうなるよね

 

その系譜にしては面白かった

基本、その系譜だとわかったら俺は見に行かない(今回は誘われた)けど、見てよかったと思う

まあでも脇の甘さは感じた

ミュージカルパート大杉でただのMVだとか、色々説明不足も否めないし、1の出涸らし感はあったし、最後なんで「ジョーカーはいない」になったのか謎だし(それ言わせたかっただけだろ感)

ストーリーは1でもそうだけどシンプルなんだよね、

派手さもない、内面フォーカスしてるタイプ

 

これを薦めるかと言えば、はてなーみたいな捻くれた奴にはオススメだと思う

そうじゃないなら1人で行くべき

間違ってもジョーカーについて熱く語れる人と行くべきじゃないと思うし、デートにもあってない

しろ特に思い入れのない人の方が見れると思う

 

にしても制作費はどこに消えたんだ?超低予算に見える

 

ところで「ジョーカーはいない」はファンを殴ってるんだよねこれ、そういう意味できつい作品だなあと思った

anond:20240926091256

これ、彼女がどれだけ姉妹思いの綺麗な心の持ち主であろうが偽ブランド品を持ち歩く行動が痛々しくてみっともない事に変わりはないよ。

何故かって、有名ブランド名前デザインイメージを盗用し、権利侵害している物を良しとしている事になるし、結果的にそういう詐欺行為ないし権利侵害片棒を担いでいるんだから

本人の内面がどうか、ではなくてその行動によって自分から発せられる社会的メッセージが何であるかを考えられないとダメだろ。ましてや、アラサーなんて「こないだまで学生でした」みたいな理屈で許される歳でもないんだから

正規品を買ってあげればOKとか、姉の気持ちを慮っているかOKかい問題じゃなく、はっきりと「それは恥ずかしい行為だ」と教えて、理解できないような女性なら社会性に問題があるから結婚はやめた方がいいね

2024-10-12

ネットパンピー創作や有名な作品を語ると、基本的ロマン主義的な個人内面重視や天才神話テンプレそのまんまにしかならないのがアホくさい

そもそも天才」みたいな言葉はそろそろ使うのをやめるべきではないのか

2024-10-11

anond:20240118004428

ブコメであった、内面属性性格)が一巡したのと、ビジュアルも飽和してるのもひとつあるのだろうし、

コンテンツが増えすぎてまずバズ作が生まれにくいというのも(加えて、個人ゝの好みも割れてる)、

キモオタ♂だけじゃなく(←とコスプレイヤーさんの協業の面もあったか。もちろん二次創作者も)、女性子供人気まで含めた作品でようやくメガバズり、

か、元増田分析みないで書いたので重複してるだろう

改めて読んで思ったのは、かつての典型的オタク推してたようなキャラはまだ一般人にも受け入れられるぐらいのレベルだったのが、

メイドインアビスとか、人を選ぶキャラにどっと押し寄せて、当然一般人までは浸透しないみたいな、火付け対象(火付け人の嗜好)の変化もあるか

声優割れてたりするし


で、重複恐れず振り返り(2000年~)ぴくしぶの覇権アニメ一覧見た()

それ以前には、ナディアセラムンエバー、などなど。エバーが入らん

2000年

おジャ魔女萌えっちゃ萌え

まほろまてぃっく? 知らない。わからない年だ

最終兵器彼女SEED

 ぶっちゃけこの時期の界隈知らない。ラクス嬢はそこそこ人気だが、身内に多いだけで一般層までは届いてないかそもそも他も届いてはないかもだが)

はがれん。ヒロイン人気ってより他の要素強い

攻殻ファフナー、種運。ファフナは知らない。素子さんとかは別方向。

AIRとかなのはとか通ってない

fateハルヒゼロ魔ギアス

 強い年だ。萌えとか超人気といえばでも長門みくるになるのか。個人的にはカレンとか好きだが

らきすた、OO。ひょっとしてこのくらいってまだまだ全然SNSとかないし、社会現象になるほうが例外では?

マクロスF。強い。

けいおん化物語、れーるがん。

SNS全盛前夜。コンテンツとして長続きしたようなのとか、コンビニコラボレベルのし記憶に残ってない。

そもそも萌えで大バズりは希少ではないか

2010年

けいおん、俺芋。けいおんブームラノベブームだ。

まどマギ。強い。

偽、SAOガルパン

 ちょっと思ったが、レムみたいな単体人気ってそもそも少なく、まどマギやらガルパンやら、作品込での人気が多かったのでは?

 ハルヒかて、メインヒロイン3人+小泉つるや、妹とかに割れてて、よく知らんがコスするときに、自分ならこれかなーって選んだりとか

ラブライブ!、進巨

 ラブライブ割れるのと、巨人はビジュ(絵柄)が萌えではない

2014は良く知らない年 ラブラの2期あったか

2015~

艦これおそ松さん、シンフォ

 艦娘は先にゲーム? おそ松さん女性が、シンフォはパチで馴染みあるけど一般人気そこまで?

 ゲーム女性のん入ってきた? それまでもゲームキャラコスプレあったんだろうけど。

 ギャルゲじゃなくて、人気出た萌えキャラ代表格って誰だ?(別の視点での情報が)

このすば、リゼロサンシャイン悪魔超人じゃないほう)、ユーリは知らない

 SNSで一気にどがががががーっと?

 確かにアクアめぐみん(ダグネス)はレム一人にやられてるが、レムがちょっと特殊にバズった?

 ちょうどコスプレしやすキャラメイドさんから

けもフレ。好きだったけど。キャラ多いし。コスプレ大変。カバンなら誰でもやりやす

△、働細、ウマ、ゾンサガ。

 キャンプ結構バズった感じ。作品的にあまり弄りにくかったのとか、実写化のあれとかも影響してそう

 赤血球さんとか、血小板とか、萌えっぽくなかったり、あかんやつだったり

 ゾンサガ惜しい気がする。コスプレあんまり見ない。決まった衣装が無いのもでかいな、そういえば。

街魔、きめつ。女性4人は人気だけどね、コスチュームも決まってるし。

2020~

プリコネ? 呪術。野薔薇もっと。🍑とか三輪ちゃんの扱い多くて学生服もっと奇抜であれば…

続編の年。新規だとエクハー。視聴者10倍だったら、咲希かノノがハネてたはず。

続編の年

まほあこがもうちと露出少なければ

覇権じゃないアニメでも人気キャラ居そうだが、拾いにくいな。

そもそもレムが異常値で、それまでにないキャラ衣装で、男人気もありつつ、コスプレ対象になったり、でヒロインが他に居ないか、他ヒロインを抑えて突き抜ける、

ラムちゃんのような存在ってめったにいない。

女子大アニメは、単純ハーレムモノだと萌えなんだろうが、キモいので、作品に芯が通ってないと女子受け一般受けまで行かない。

行っても、新規性がない、ヒロイン同士で氷河割れると、作品人気としてぼやけてしまう。そいやごちうさ何年だっけ? 同時期のアニメなんだ?

アビス キャラ人気は出たが萌えちょっと違う

とかが、核心に近いような。

それまで、萌えをこっそり愛でててキモがられ、それが公表できるようになったが、一気にキモオタ以外の意見も出てくるようになった。一億層オタク時代到来で

アビス(主役級のロボットケモノの人も仮面のおじさんも)は萌えでいい気がするが

アイドルとかなろう系とかと同様、萌えエリアが拡大して、かつての萌えというのが散った。新規勢は違う概念で生きてて、おじさんだけが萌えで止まってる?

2024-10-10

名作といわれるドラマおしんをみたので感想を書く その3

https://anond.hatelabo.jp/20240908082812から続く

おしんドラマとして優れている点は、登場人物自然体、未来を知らずただひたすら前を向いて行動していることである

現代価値観登場人物投影せず、今の人が言いそうなことはまったく口にしない。

まれ姑になるおしん描写にしても、素で無神経な女性になっているのであり、それを客観的おしんはすっかり変わってしまったなどと、神の目線ナレーションが入ることもない。

さて、最後に初子についてのメモを残しておく。その2で触れたおしんが生きた「植民地支配時代」の考察はひとまず置いて、おしん人間的成長のきっかけとなった初子の存在について触れておきたい。

初子についてのメモ

初子は9歳で山形から奉公に来た後、田倉家で実の娘のように育てられ、戦後おしんを常に支えてきた人物である物語においても、竜三と並んで重要役割果たしている。終戦後、竜三の自決きっかけに、おしん人生に一区切りがついたと多くの視聴者が感じた。しかし、20代の初子役として田中好子が登場したこと物語は新たな展開を迎えることになる。

田中好子は、持ち前の包容力のある演技で、初子の内面を見事に表現した。中年期以降の初子は佐々木愛が演じ、その深みのある演技は、初子の内に秘めた感情を的確に伝えた。特に田倉家での初子の居場所探しの苦悩は、彼女の表情や視線に表れている。おしんにとっては実の娘のように思っていた初子であるが、初子自身戦死した雄への思いを抱えながらも、自分の居場所に悩み続けていたのである

ところで一視聴者として、初子が養女であるかどうかについて疑問があった。公式には養女として扱われているものの、養子縁組が明確に描かれていないため、その法的地位不安定だといつも感じてきた。それはさておいても、初子の存在は田倉家の中でも微妙で、特に仁の妻・道子からは「初子とかいうわけのわからないひと」と陰口をたたかれることもあった。この表現は、初子が抱えていたアイデンティティ危機象徴している。

初子にとっての転機は、八代希望のぞみ)の妻の交通事故死だった。彼女希望の息子、圭の世話をしながら、希望の家で新たな居場所模索していたのであるしかし、おしんが初子と希望結婚仲介しようとしたことで、結果的に両者を傷つけてしまう。この出来事を通じて、おしんの人の気持ち理解する力が衰えていたことが露呈したが、同時に初子の独立真剣に考えられるきっかけとなった。

おしんは年齢を重ねるにつれ、いまでいう老害のような昔の感覚若い世代押し付けるだけの年寄りになっていたのである

それをいつも優しくたしなめてきたのが初子であった。しかし、初子の心情そのものは決して台詞には表されず、表情のみによって表現されてきたのが、今回、視聴しての発見だった。初子には常に表のセリフと裏の表情がセットになっていたのである

戦後の田倉家で、初子の存在は常に微妙ものであり、彼女は嫁としても小姑としても、お手伝いとしても、内心では本当の居場所を見つけることができずにいたのが初子のほんとうの心情であるおしんはしばしば自分の肩をもんでくれる初子の言葉背中越しに聞いていることが多かった。しかおしんには気づけなった。初子の表情はおしんの目に入っていなかったのである

最終的に、田倉家が初子の独立支援するに至ったのは、これまで初子と二人で暮らしてきたおしん次男家族に同居することを決めたことがきっかであるおしん決断で、初子の居場所問題はついに崖っぷちに来てしまった。初子の居場所がないこと、そしてこれまでも初子は悩み続けてきたことににようやく気が付いたおしんは、あたらめて初子の長年の苦悩に思いをいたし、独立に向けて尽力することになる。老害化して久しいおしんがようやく初子の気持ちに気が付いたよと。視聴者は、この初子の救済の瞬間に感涙せざるを得ない。

この一件以降、おしん悟りを開いたかのように、人間の心情をくみ取れるようになってゆく。自分を痛めつけた佐賀の姑の思いも、故郷父親の思いも、そして兄と兄嫁・とらの思いも、そこには自分立場からみえなかった思いがあることに気が付いてゆく。私もこんな年の取り方をしてみたいとおもうけれど、老害のままで終わってしまうんだろうな。

その他の感想(番外編DVD「もうひとりのおしん」の感想

1983年放送放送されたおしんと同時代を生きた女性たちへの当時の貴重なインタビュー

主演の田中裕子撮影中、過労のため失神し、一ヵ月近く撮影が中断したのは有名な話。インタビュー番組はその穴を埋めるために制作された。

https://anond.hatelabo.jp/20240819053114

小説 階伯(かいはく) つづき

百済の階伯

金庾信が新羅の将として新たな道を歩み始めた頃、階伯(かいはく)は百済に逃れ、そこでもまた戦乱の中に身を置いていた。百済は、かつて倭人と深い結びつきを持ち、彼自身もその血を引く国だった。階伯は、伽耶を捨てる形で逃げ延びたものの、その胸の中には常に復讐と再起の思いが燃えていた。

百済に到着した階伯は、まずその地での立場確立するために、幾度かの小規模な戦に参加した。百済もまた、新羅高句麗対峙し、常に領土を脅かされている国であり、戦士としての能力が高く評価される場所だった。階伯の武勇はすぐに百済の軍でも認められ、やがて彼は百済軍の指揮官として重用されるようになっていった。

百済軍人として

百済宮廷では、階伯の出自についても様々な噂が飛び交った。彼が倭人の血を引いていることは知られていたが、伽耶出身であること、そして伽耶を見捨てて百済に来たことについては、一部の者から疑いの目を向けられていた。しかし、階伯はその全てを跳ね返すかのように、戦場での功績を積み重ねていった。

百済の王、**義慈王(ぎじおう)**もまた、階伯に目をかけ始めていた。義慈王は、百済の衰退が進む中で、その国力を回復させるためにあらゆる手を尽くしていたが、新羅高句麗圧力に苦しんでいた。そんな中、階伯の実力は彼にとって貴重な戦力となっていった。

ある夜、義慈王の下に呼ばれた階伯は、広間に集まった重臣たちと共に百済の現状についての議論に加わっていた。義慈王は憂いを帯びた表情で地図を眺めながら、階伯に向かって口を開いた。

「階伯、我が国新羅の脅威に晒され続けている。伽耶を飲み込んだ新羅は、今や我が国に対しても侵略の手を伸ばしてきている。お前の戦略と知略を借りたい。百済を守るためには、お前の力が必要だ」

階伯はその言葉を聞き、ゆっくりと頷いた。彼もまた、新羅を憎んでいた。伽耶の地を奪い、幼馴染である金庾信さえも失うことになったあの国に対しては、かつての友をも超えた強い敵意があった。

「私が百済のために戦うのは当然のことです。しかし、義慈王よ、私はただ守るだけではなく、新羅を打倒し、伽耶の魂を取り戻すためにも、この戦いを挑むつもりです」と、階伯は力強く答えた。

義慈王は満足げに頷き、「それでこそ、階伯だ。我が国には、お前のような戦士必要だ。新羅に対抗するためには、攻めの戦略必要だ。お前に指揮を任せることにする」と告げた。

こうして、階伯は新たな使命を受け、百済の軍を率いて新羅との対決に向けた準備を進めていった。彼の胸には、伽耶を失った者としての誇りと、新羅に対する激しい復讐心が渦巻いていた。百済の将として新羅と戦うことで、自らの失ったものを取り戻すと同時に、友であった金庾信に対する複雑な感情も彼を駆り立てていた。

金庾信と階伯、再び相見える運命

時が経つにつれて、金庾信は新羅の中で将軍としての地位確立していった。新羅軍事戦略の中核を担い、彼の戦略的な才能と武勇は、数多くの勝利をもたらしていた。だが、心の奥底では常に伽耶のことが消えることはなかった。新羅のために戦う中で、かつての友であった階伯との再会が訪れることを、金庾信は薄々感じ取っていた。

そしてその時がやって来る。百済新羅への侵攻を開始し、階伯が率いる百済軍勢新羅領土に迫るという報が入った。新羅軍を指揮していた金庾信は、その戦場に階伯がいることを知ると、心がざわめいた。

ある戦場で、ついに二人は再び相見えることとなった。

再会の瞬間

新羅百済軍勢が激突する戦場。両軍の兵士たちが剣を交え、矢が飛び交う中、二人の姿が戦の煙の中から現れた。金庾信は、新羅の将として立つ自分の前に現れた男が、かつての友であった階伯であることをすぐに見て取った。

階伯もまた、金庾信の姿を見て、戦場で止まることなく近づいてきた。お互いに剣を抜いたまま、互いの目を真っ直ぐに見つめ合う。

「庾信、お前もついに新羅の犬となったか…」階伯は皮肉交じりに言った。「かつて伽耶を守ると誓っていたお前が、今や伽耶を滅ぼした新羅に仕えているとはな」

金庾信は冷静な表情を崩さずに答えた。「お前が百済に逃げたことを、俺は恨んではいない。お前なりの道を選んだのだろう。だが、俺も俺の道を選んだ。伽耶を守るためには、力を蓄えるしかなかった。そして、そのために新羅で生き延びる道を選んだだけだ」

「力を蓄えるだと?」階伯は剣を握りしめた。「お前が何を言おうと、新羅は俺たちの故郷を滅ぼした敵だ。その事実は変わらない。お前が新羅に仕える限り、俺はお前を討つしかない!」

金庾信は深いため息をつき、剣を構えた。「そうか、階伯。ならば、俺たちの運命はここで決することになるのかもしれない」

そして、二人は激しい戦いへと突入した。幼馴染であった二人は、それぞれの信念を胸に、剣を交えた。戦場喧騒の中で、二人の刃は何度も交錯し、火花を散らす。しかし、その戦いには単なる敵対心ではなく、かつての友情残像が宿っていた。

運命分岐点

二人の戦いは熾烈を極めたが、やがて階伯が一瞬の隙を見せた。金庾信はその瞬間を逃さず、階伯の腕を捉えた。剣を振り下ろす寸前、二人の視線が再び交差する。

「これで終わりか、庾信…」階伯は苦しげに呟いた。

金庾信は剣を振り下ろすのをためらい、その手を止めた。「いや、終わりじゃない。お前を殺すことは、伽耶を完全に失うことになる。俺たちは、まだ生きている。だからこそ、伽耶の魂は消えていない」

階伯は金庾信の言葉に驚き、彼を見つめた。

階伯は驚きに満ちた目で金庾信を見つめた。激しい戦闘最中、息を切らしながら、彼は刃を自分に向けたまま動かない庾信をじっと見返す。汗が額から流れ、地面にポタリと落ちる音が戦場喧騒に溶け込んだ。

「庾信…なぜ止める?今ここで俺を斬るべきだろう。俺はお前の敵だ。お前が仕える新羅に刃を向ける百済武将だぞ」

金庾信は静かに剣を下ろし、深く息をついた。「階伯、お前は俺の敵ではない。たしかに今、俺たちはそれぞれの国に仕えている。だが、伽耶の誇りは、お前も俺も忘れてはいない。伽耶が滅び、百済に逃げ延びたお前も、そして新羅に身を置いた俺も、同じ魂を持っている。それを無意味な血で汚すつもりはない」

階伯は一瞬、何かを言い返そうと口を開いたが、言葉が出なかった。庾信の言葉が彼の心に深く刺さっていた。彼もまた、新羅に対する憎しみの陰に、かつての伽耶への忠誠と誇りを抱いていた。だが、それを口にすることはできなかった。

「俺たちは同じ故郷を持つ者だ」と金庾信は続けた。「伽耶はもう存在しないかもしれない。だが、俺たちが伽耶を忘れなければ、その魂は消えない。お前をここで討つことが、伽耶のためになるとは思えない」

階伯はしばらくの間、無言で立ち尽くしていた。握りしめた剣を緩めることもせず、ただ金庾信の言葉を心の中で反芻していた。彼の胸には、新羅への怒りと失われた故郷への哀しみが渦巻いていた。しかし、それでも――庾信の言葉が持つ力は否定できなかった。

「…お前は、本当に変わらないな」階伯はようやく口を開いた。「幼い頃から、ずっと正しいと思うことを曲げない。新羅に捕えられ、あの残酷な敵に仕えるようになっても、お前の本質は変わっていない」

庾信は苦笑した。「俺が正しいのかどうかは分からない。だが、戦うべき理由が間違っているとは思わない」

階伯は剣をゆっくりと鞘に収めた。そして、深く息を吐き出しながら、険しい表情のまま言葉を続けた。

「…俺は百済の将だ。そして、今は百済のために戦うしかない。だが、お前が言ったことも忘れない。伽耶の誇りを守ること、それが俺たちにとって本当の意味での戦いなのかもしれないな」

その言葉を聞いた金庾信は、少しだけ安堵の表情を浮かべた。

「階伯、俺はここでお前を殺さない。だが、次に戦場で会った時はどうなるか分からない。俺たちはそれぞれの道を歩んでいるが、伽耶の魂を背負っていることだけは忘れないでいてくれ」

階伯は無言で頷いた。そして、互いに剣を引いた二人は、戦場の混乱の中に戻ることとなった。

それぞれの道

その後、階伯は百済に戻り、百済軍の指揮官としての地位さらに確固たるものにしていった。彼の新羅への敵意は揺るぎないものだったが、金庾信との再会は彼の内面に深い変化をもたらしていた。伽耶の誇りを守るという思いが、彼の中で新たな決意となって燃え始めていた。

一方、金庾信は新羅将軍としての責務を全うし続けた。彼は新羅のために戦うことを選んだが、常に伽耶の魂を胸に秘め、かつての友である階伯との再会が彼に与えた影響を忘れなかった。

そして、朝鮮半島の戦乱はさらに続き、新羅百済高句麗倭国勢力が互いに争い合う時代が進む中で、二人は再び運命交差点に立つことになる。

最終的な対決――その先に

運命のいたずらか、二人は再び戦場相見えることになった。新羅百済を侵攻する中、階伯は百済将軍として自国を守るために立ち上がり、金庾信は新羅戦士として攻め込んでいた。どちらも国のために戦っていたが、その心の中ではかつての友情と誇りが消えずに残っていた。

激しい戦の末、二人はまたもや剣を交える瞬間が訪れた。周囲の兵士たちが倒れていく中、再び顔を合わせた彼らの間にあるのは、ただの敵意ではなく、複雑な感情が入り混じっていた。

「また会ったな、庾信」と階伯は冷ややかな笑みを浮かべた。「今度こそ決着をつけよう」

「そうだな」と金庾信もまた剣を構えた。「だが、どちらが倒れるにせよ、俺たちが背負うのは伽耶の誇りだ。それを忘れるな」

そして、激しい戦闘が再び繰り広げられた。二人の技量拮抗し、互いに譲らぬ戦いが続いた。だが、この戦いの行方は、単に個人勝敗だけではなく、朝鮮半島未来をも左右するものだった。

結末――歴史の流れの中で

最終的に、新羅百済を破り、朝鮮半島覇権を握ることになる。だが、その過程で階伯は百済最後希望として奮戦し、最期までその誇りを失わずに戦い抜いた。そして、金庾信もまた、新羅将軍としてその戦いを見届け、勝利の中で何かを失ったような感覚を覚えていた。

階伯が最後に発した言葉は、金庾信の胸に深く刻まれることとなる。

「庾信、俺たちは結局、どちらも伽耶を守れなかったが…それでも、その誇りを忘れるな。お前も、俺も」

金庾信はその言葉を胸に秘めながら、新羅の将としてさらなる歴史舞台へと歩みを進めた。そして、彼の名は後に新羅統一へと導く英雄として歴史に刻まれることとなるが、彼の心には常に伽耶の魂と、かつての友であった階伯の存在が宿り続けていた。

最終的な対決――再び相見える二人

新羅百済の最終的な対決の時が近づいていた。新羅軍勢はついに百済首都、泗沘(しひ)へと迫り、朝鮮半島歴史を決定づける大戦が始まろうとしていた。百済は窮地に立たされ、階伯は百済軍の中核を担う指揮官として、最後の戦いに挑むこととなった。

その一方、新羅の軍を率いるのは金庾信だった。かつての幼馴染、今は新羅英雄として名を馳せる男が、百済の滅亡を目前にしていた。だが、金庾信の心は揺れていた。彼は新羅将軍としての責務を果たすべき立場にあったが、階伯との再会は、彼の中に忘れられない過去を呼び覚ましていた。

運命戦場――

泗沘の城壁を前に、新羅百済軍勢が激突する。無数の兵士たちが入り乱れる戦場で、階伯は冷静に戦況を見据えていた。百済は圧倒的に不利な状況にあったが、彼の士気はまだ失われていなかった。彼はその誇りと共に戦い続け、そして、その時が来た。

戦場中央、階伯の前に現れたのは、やはり金庾信だった。互いの存在を察知し、兵士たちの波が裂けるようにして、二人は顔を合わせた。

「庾信…やはりお前か」

階伯は剣を抜きながら、低く呟いた。彼の目は鋭く、幼馴染の頃の面影を見せながらも、今は敵としての覚悟がその瞳に宿っていた。金庾信もまた、静かに剣を抜き、慎重に階伯を見つめていた。

「階伯、これ以上の戦いは無意味だ。百済はもはや滅びる運命にある。お前も分かっているはずだ。無駄に命を捨てるな」

金庾信の冷静な声に、階伯は一瞬だけ笑みを浮かべた。だが、その笑みには苦しさと怒りが入り混じっていた。

「滅びる運命だと?それを言うのがお前か、庾信。かつて伽耶を守ろうと誓ったお前が、今や新羅将軍となり、百済を滅ぼす側に立っている。そのお前が言うか?」

庾信は言葉を失った。幼い頃、共に過ごした日々、伽耶未来を夢見た日々が蘇ってきた。だが、現実は違っていた。自分伽耶を守ることができず、新羅軍人として敵国に立つことを選んだ。一方で階伯は、百済という新たな故郷を守るために戦い続けている。

伽耶は滅んだ。だが、俺たちはまだ生きている。そして、伽耶の誇りは俺の中にある」と金庾信は静かに答えた。「新羅に仕えることは、伽耶を忘れることではない。俺は俺なりの道を選んだだけだ」

その言葉に、階伯は激しく眉をひそめ、怒りを露わにした。そして、声を強めて叫んだ。

「庾信、お前は倭人の心を忘れたか!?

その言葉は、まるで雷のように戦場に響いた。階伯の叫びに、金庾信は一瞬息を呑んだ。剣を持つ手が微かに震える。階伯の言葉は彼の胸を深く刺した。倭人――彼らの祖先である倭の血を引く者として、朝鮮半島の大地に根を下ろしてきた彼らの誇り。その誇りを捨ててまで、新羅に仕えることが本当に正しい道だったのか?

階伯はそのまま金庾信に歩み寄り、続けた。

「俺たちは伽耶の民だった。そして、倭の血を引く者として、この地を守ってきた。俺たちが失った故郷伽耶を取り戻すために俺は百済に仕えた。だが、お前は新羅に膝を屈し、敵国のために戦うことを選んだ。それが倭人としての誇りを守ることなのか?」

金庾信は目を閉じ、一瞬だけ沈黙した。そして、深く息を吐き出し、再び目を開けた。その瞳には、決意と迷いが入り混じっていたが、次第にその決意が勝っていく。

「階伯…お前の言うことは理解できる。だが、俺は新羅に仕えることで、この朝鮮半島全体の平和を目指している。俺たち倭人の誇りは確かに重要だ。だが、今は新羅を通じてこの地を安定させることが俺の使命だと思っている。倭人としてではなく、新羅将軍として、この戦いを終わらせるために」

新羅のために…?」階伯は苦々しく呟いた。「お前はそうやって自分正当化しているが、それは結局、新羅に魂を売り渡しているだけではないか?お前がどれだけ理屈を並べようと、俺は新羅に対して誇りを持つことはできない。俺たちの敵だ!」

二人の間に再び緊張が走り、剣を構え直す。今度こそ、決着をつけなければならない瞬間が迫っていた。金庾信は階伯に向けて静かに言葉を投げかけた。

「俺が間違っているかもしれない。だが、俺はこの道を選んだ。伽耶を守るために力を蓄え、朝鮮半島を安定させる。それが俺の選んだ運命だ」

「ならば、俺の道も貫かせてもらう」と階伯は剣を握りしめ、最後の決意を固めた。「伽耶の魂と、倭人としての誇りを守るために!」

最後の激突――

二人は、剣を交えて激しい戦いを繰り広げた。かつての友情も、今は激しい剣戟の音にかき消される。新羅百済軍勢が戦う中、二人の戦いは熾烈を極め、互いに一歩も譲らない。その技術経験も互角であり、戦いの結末がどうなるのか、誰も予想できなかった。

しかし、戦場の流れは新羅に有利に進み始めていた。百済兵士たちは次々と倒れ、階伯の側近たちも戦死していった。孤立する百済軍勢の中で、階伯は自らが追い詰められていることを理解していた。

そしてついに、金庾信の剣が階伯の防御を破り、その身体を貫いた。

階伯は倒れ込みながらも、最後の力を振り絞って金庾信を見上げた。その目には、後悔も憎しみもなく、むしろどこか安堵したような静かな光が宿っていた。

「庾信…お前との戦いは、これで終わりだな…だが、俺たちが背負った伽耶の誇りは…お前に託すしかないのかもしれないな…」

金庾信は剣を収め、膝をつき、静かに階伯の言葉を受け止めた。彼の心の中では、激しい葛藤が続いていたが、友の最期言葉を前にして、何も言い返すことができなかった。

「お前の誇りも、伽耶の魂も、忘れない」と金庾信は静かに答えた。

歴史の流れの中で

階伯はそのまま静かに息を引き取り、百済運命もまた、その終焉を迎えた。金庾信は新羅将軍として、朝鮮半島統一への道を進み続けたが、心の中には常に階伯の言葉が残り続けた。「倭人の心を忘れたか」という問い――それは彼が生涯抱え続けた内なる葛藤だった。

新羅英雄として名を残した金庾信。しかし、その栄光の裏には、失われた故郷と、かつての友との対峙があった。伽耶と倭の誇りを守るために戦い続けた階伯。その魂は、金庾信の中で生き続けたのだった。

小説 階伯(かいはく)をAI生成してみた。朝鮮半島南部日本固有の領土

もう10年近く前になるでしょうか。テレビ善徳女王や階伯(ケベク)を見ていました。そこで気付いたのですが、全く史実考慮せず、ドラマを作っているところです。

両方のドラマに、階伯(ケベク)も金庾信も出てきますが、全く別人のような扱いです。それは当たり前で、記録が残っていないからです。階伯など日本書紀しか残っていないに等しいです。

また、花郎世紀という偽書可能性の高いものからドラマを作っているということも知りました。こんなことができるのなら、東日流外三郡誌大河ドラマができてしまます韓国ドラマのすごいところです。

そこで、なぜ日本では、善徳女王や階伯(ケベク)のようなドラマができないのかと考えました。まあたぶん、歴史ドラマは大きく史実から外れられないとか、「自虐史観」があるのかなと。

紫式部なら創作もある程度許されるんでしょうかね。しかし、日本ドラマでは時代考証をある程度以上はやってます。階伯(ケベク)のように火薬が爆発したりしない。7世紀火薬があるのか?。

ダムの乱を起こしたピダム善徳女王が恋仲になるなんてシナリオが許されるのなら、階伯(かいはく)と金庾信が幼馴染でも問題ないですよね?w だって、記録無いし。

イスラエルユダヤの地だったら、朝鮮半島南部倭人の地のはずw。

生成にはGPT-4oを使用しましたが、下記の文章見出しを少し直し、はてな表記にしただけで、生成文そのままです。アメリカ等の歴史教科書では、朝鮮半島南部倭人が住んでいたということを認めているので、すんなり生成されたのだと考えています。本当は、倭人とういう朝鮮半島南部から九州北部あたりに分布している海洋民族がいただけなんじゃないかと思います。そして、その人らが大和政権に取り入れられ、日本という国が成立したんじゃないでしょうか。

ということで、日本側の見解としての階伯(かいはく)と金庾信の話を作ってみました。以下に本編です。

小説 階伯(かいはく)

現代日本東京 宮内庁

東京の秋の夜、薄い雲が月明かりをぼやかし、冷たい風が皇居の周囲を包んでいた。歴史学者、宮内敬一は、しなやかな動きで宮内庁の厳重な警備をかいくぐり、特定建物へと静かに忍び込んだ。彼の胸中には、ある確信があった――かつて日本に伝来し、その後散逸したとされる「百済本紀」が、ここに隠されているはずだ、と。

数年前、宮内韓国古書店で、偶然ある巻物の切れ端を目にしていた。その破片には「百済本紀」の名がかすかに読み取れ、彼の興味を大いにかき立てた。百済王国歴史を記したこ書物は、日本朝鮮半島との関係を解明する鍵となりうる、極めて貴重な歴史資料であるしかし、日本の記録にはどこにもその存在は記されていない。宮内は、この謎を解くべく独自調査を進め、ついにたどり着いたのが、ここ宮内庁だった。

彼の手元には、長年の研究から得た宮内庁内部の古文書倉庫レイアウトが詳細に記されているメモがあった。限られた時間の中で、どの棚にどの文書が保管されているのか、緻密に計算されていた。

暗い廊下を抜け、幾重にも鍵がかけられた古文書倉庫の扉の前にたどり着く。宮内は冷静に暗号を解き、精密な動作で鍵を解除した。倉庫の中はひんやりとした空気が漂い、古びた紙の匂いわずかに鼻をくすぐる。長い棚が並び、そこには時代ごとに整理された膨大な古文書が眠っている。

宮内目的の棚へとまっすぐに歩み寄る。近づくほどに心拍数が上がり、手の平にはじっとりと汗が滲む。ついにその時が来た。彼の手が、一冊の古びた箱に触れる。箱の表面には、薄れかけた文字で「百済本紀」と刻まれている。

慎重にその箱を開け、中の巻物を取り出すと、千年以上の時を超えてその姿を現した。封が施されていたはずの巻物は、思いのほか保存状態が良く、宮内の震える手の中でゆっくりと広げられていく。巻物に記された文字は、古代朝鮮半島漢字表記であり、間違いなく「百済本紀」だった。

宮内は息を呑み、震える声で「これが…ついに…」とつぶやいた。目の前に広がるのは、歴史が語りたがっていた物語だった。これまで失われたとされてきた百済の記録が、自らの手の中にあるという事実に、彼はただ打ち震えるばかりだった。

だが、その瞬間、背後で微かな音が響いた。宮内は瞬時に振り返り、身構えた。

宮内の背後で響いた音は、冷ややかな静寂を切り裂くかのようだった。警備員か、それとも何者か別の存在か――宮内心臓は、緊張のあまり大きく脈打った。

「誰だ?」宮内は小声で問いかけるが、返事はない。身を低くし、ゆっくり視線を巡らせた。そのとき、微かな足音が再び聞こえた。かすかな光が倉庫の奥から差し込み、宮内の視界に誰かが近づいてくるのがわかった。光に照らされたその姿は、想像していたような警備員ではなかった。

スーツ姿の男が、静かに歩を進めてきた。その目は鋭く、宮内を捉えて離さない。そして、男の口元にかすかな笑みが浮かんでいた。

「探していたものが見つかったようですね、宮内先生

その声には、明らかに宮内の行動を全て見透かしているかのような冷静さがあった。驚きと同時に、背筋に冷たいものが走る。

あなたは…誰だ?」宮内は巻物をそっと戻し、箱を再び閉じた。手は汗ばんでいたが、その目には確固たる決意が宿っていた。

男はゆっくりと近づきながら、まるで狩りを楽しむかのように言葉を続けた。「私の名前は名乗る必要はありません。ただ、あなたが何を求めてここにいるのかは、もう全て知っている。そして、それが公に出てはならないということも」

「公に出てはならない?」宮内は眉をひそめた。百済本紀発見が、なぜそれほどまでに秘匿されなければならないのか。宮内の中で、疑念と怒りが沸き上がった。「これは、歴史を明らかにするための重要資料だ。日本百済のつながりを示す、そして隠されてきた真実を照らす光だ。それを隠す理由がどこにある?」

男は薄く笑い、「それはあなたが決めることではない」と静かに言い放つ。「歴史は常に勝者が書くものだ。敗者の物語は、都合よく葬られることもある。あなたがこの巻物を公表することは、今の日本歴史観を揺るがすことになる。そう簡単はいかない」

宮内はその言葉に心の中で反発した。歴史真実でなければならない。たとえそれが現代価値観政治的意図にそぐわないものであったとしても。しかし、目の前の男は明らかにそれを理解しない、あるいは理解しようとしない。彼はただ、今の秩序を守るために動いている。

「では、どうするつもりだ?私をここで止めるのか?」宮内はあえて挑戦的な口調で尋ねた。

男は一瞬沈黙し、次に口を開いたとき、声は低く冷たかった。「あなたがどれだけの真実を知っていようと、我々はその真実を決して外に出すつもりはない。だから、これ以上深入りしない方が身のためだ、宮内先生

そう言いながら、男は静かに背を向けた。そして、出口に向かって歩き出す。彼が扉に手をかけた瞬間、ふと振り返り、「もしまだ、百済歴史に興味があるのなら…もう一度考え直すことだ。あなた研究も、命も、この国のために使えるはずだ」と含みのある口調で言い残し、倉庫から姿を消した。

宮内はその場に立ち尽くした。男の言葉意味を考えながら、再び視線を箱に向けた。手の中に収めた百済本紀は、歴史の失われたピースを埋める貴重な証拠だ。しかし、それを公開することが、彼の命を危険さら可能性があることも明白だった。

だが、宮内は一度決めたことを覆すつもりはなかった。彼は再び箱を手に取り、慎重にそれを自分のバッグに収めた。何があろうとも、この真実を守り抜く。それが、彼に与えられた使命だと確信していた。

倉庫を後にし、宮内は闇の中に静かに姿を消した。彼の手の中にある百済本紀が、これから日本朝鮮半島歴史をどう変えるのか――その答えは、まだ誰にもわからなかったが、確かに歴史は動き出していた。

宮内は暗い夜の中、宮内庁敷地を慎重に抜け出し、手に汗握るような緊張感を抱えながらも、自らの決意をさらに固めていた。背後で静かに扉が閉まる音を耳にし、彼は改めて周囲の安全確認した。振り返ることなく、冷たい秋の風に身を包まれながら、ゆっくりと歩を進めた。

百済本紀

百済本紀は、ついにその姿を現した。しかし、この発見は彼にとって、祝福されるものであるはずがなかった。目の前の謎めいた男が口にした警告は、無視できない現実として宮内脳裏にこびりついていた。彼は一つの歴史真実を見つけた。しかし、それがあまりに大きすぎる秘密であったために、彼は今、新たな危険さらされていることを知っていた。

「誰が…何を隠しているんだ…?」宮内は自らに問いかけながら、都心に戻る電車の中でじっと考え込んでいた。外の街の景色は、窓越しに次々と流れていく。煌々と輝くネオンと、高層ビルの明かりは東京の夜を彩っていたが、宮内の心の中は重苦しい暗雲が立ち込めていた。

彼は手元のカバン視線を落とした。カバンの中には、つい先ほど手に入れたばかりの「百済本紀」が眠っている。その重みが、今の彼にとっては異様に感じられた。歴史重要ピースを手に入れたにもかかわらず、その喜びはまるでなく、代わりに不安と恐怖が心を支配している。

「このままではいけない…」宮内は静かに呟いた。彼の頭には一つの考えが浮かんでいた。この文書を公開する前に、まず信頼できる誰かに相談し、協力を得る必要がある。単独で動くにはあまりリスクが大きい。だが、誰にこの話を持ちかけるべきか――それが問題だった。

彼の心にまず浮かんだのは、大学時代の友人であり、今や有名な考古学である佐伯真一の顔だった。佐伯日本国内外歴史的な発掘調査で多くの成果を上げており、特に日韓関係史の研究において第一人者とされている。彼なら、この資料重要性を正しく理解し、適切に扱ってくれるはずだ。宮内はすぐに佐伯との接触を決め、駅に降り立つとスマートフォンを手に取り、連絡を取った。

数回のコール音の後、佐伯電話に出た。

もしもし宮内か?久しぶりだな。こんな夜遅くにどうした?」

宮内は一瞬ためらったが、意を決して口を開いた。「佐伯、急ぎで話したいことがあるんだ。今すぐ会えるか?」

佐伯は少し驚いたような声で、「今か?何か大事なことか?」と尋ねた。

「…ああ、これまでの研究人生で一番大事発見をしたんだ。それも、とてつもない発見だ。今は詳しくは話せないが、どうしても君に見てもらいたいんだ」

佐伯はその異様な緊張感を察したのか、数秒の沈黙の後、「分かった。今すぐ都心カフェで会おう」と返事をくれた。

宮内カフェに着いたのは、電話からわずか30分後のことだった。深夜にもかかわらず、カフェは数名の客で賑わっていた。宮内は店内を見回し、奥の席で待っている佐伯の姿を見つけ、急いで席に向かった。

宮内、どうしたんだ?お前がそんなに慌てるなんて珍しいな」

佐伯心配そうな表情で宮内を見つめていたが、宮内は口を結び、静かにカバンから巻物の入った箱を取り出した。その瞬間、佐伯の目が一気に鋭くなった。

「これを見てくれ」宮内は低い声で言いながら、慎重に巻物をテーブルの上に広げた。薄暗いカフェの灯りに、古代文字が浮かび上がる。

佐伯は息を呑んだ。「これは…本物か?まさか、これが…」

「そうだ」宮内確信を込めて言った。「百済本紀だ。散逸したはずのものが、ここにある。そしてこれが、これまで語られてこなかった日本百済真実証明するものなんだ」

佐伯はしばらく無言でその巻物を見つめていたが、次第に表情が険しくなっていった。そして、静かに目を閉じると、ため息をついた。

宮内…お前、これがどれだけ危険ものか分かっているのか?」

宮内はその言葉に驚きながらも、佐伯に向き直った。「危険だと?これは歴史真実だ。それを明らかにすることが、なぜ危険なんだ?」

佐伯は低い声で答えた。「宮内、世の中には触れてはならない真実というものがあるんだ。この文書が公にされたら、ただ歴史教科書が書き換わるだけでは済まない。この国の根幹を揺るがすことになる。お前が巻き込まれたのは、単なる学問問題じゃない。もっと大きな、国家問題なんだ」

宮内驚愕し、言葉を失った。まさか、そこまでの影響があるとは想像もしていなかった。「そんな…一体どういうことだ?」

佐伯は再び巻物に目をやり、静かに言った。「これから先、お前がどう行動するかで、お前の運命も決まるだろう。だが、その前に…もう一度この文書を精査し、何が書かれているのかを完全に把握する必要がある。私も協力するから、一緒に慎重に進めよう」

宮内はその言葉に頷き、覚悟を決めた。「わかった、佐伯。まずは真実を解き明かそう」

二人は深夜のカフェで、百済本紀の解読に取り掛かることを決意した。しかし、外では彼らを見張る影が、静かに忍び寄っていたことに、まだ二人は気づいていなかった。

宮内佐伯と共に百済本紀の解読を進める中、ある一節に目を留めた。その古い漢字で書かれた文章は、これまでの日本朝鮮半島関係史を根底から覆すような内容を秘めていた。

佐伯、これを見てくれ」と、宮内は震える指先で指し示した。

そこにはこう記されていた。

百済国は、倭より来たりて、王を立て、その民を治む」

佐伯は眉をひそめ、しばらくそ文言を目で追った後、重々しい口調で言った。「まさか…これは、百済日本人――つまり倭人によって建てられた王朝だということを示唆しているのか?」

宮内ゆっくりと頷いた。「そうだ。そして、これが真実なら、朝鮮半島南部――百済領域は、かつての倭の支配下にあったということになる。竹島対馬どころか、済州島朝鮮半島の南半分までが、歴史的に日本領土であった可能性が出てくる」

佐伯はしばらく沈黙した後、深いため息をついた。「これは一筋縄はいかない話だな…。もしこの文書が公に出れば、歴史の再評価だけでなく、国際的領土問題にまで波及する可能性がある。サンフランシスコ講和条約定義された日本領土が、揺るぎかねない」

宮内焦燥感を抱えながら佐伯に問いかけた。「だが、どうしてこの『百済本紀』がここ日本で隠されていたんだ?なぜ誰も知らないんだ?」

佐伯は静かに考え込み、やがて低い声で話し始めた。「その答えは、戦後日本歴史にある。連合軍総司令部、つまりGHQが関与していた可能性が高い。特にマッカーサー日本の再建と国際関係の安定を図るために、歴史的な資料や記録を抹消または隠蔽したケースは少なくない。もし『百済本紀』に、日本朝鮮半島南部歴史的に支配していたという証拠が記されているとすれば…」

佐伯は目を宮内に向け、厳しい表情を浮かべた。「GHQはそれを脅威と見なして、抹消を命じた可能性がある。サンフランシスコ講和条約日本固有の領土定義された際、その基盤に揺らぎが生じることを恐れたんだろう。もしこの文書が明らかになれば、国際社会において、日本朝鮮半島南部済州島領土として主張する正当性が浮上しかねない。それは、当時の冷戦構造の中で、極東の安定に重大な影響を与えたはずだ」

宮内はその言葉に打たれた。「つまり、これは単なる歴史の一資料ではない。戦後日本朝鮮半島領土問題、そして国際政治に直接関わる爆弾だということか…」

「その通りだ」と佐伯は冷静に応じた。「だからこそGHQは、この文書を表に出させなかった。百済倭人設立した王朝であったという事実が認められれば、日韓歴史認識や領土問題根本から覆されることになる。現代竹島を巡る領有権問題など、取るに足らないものに見えるほどの衝撃が走るだろう。済州島釜山、そして南半分の領有権を巡って、新たな国際的な論争が生じかねない」

宮内佐伯言葉に深く頷いたものの、その重みを改めて感じていた。この「百済本紀」は、ただの古文書ではない。それは、日本朝鮮半島領土問題を再燃させ、国際情勢に大きな波紋を広げかねない爆弾だ。

「だが、これは真実だ」と宮内は力を込めて言った。「歴史を捻じ曲げてはならない。これが隠されてきた理由が何であれ、私たちの使命は、真実を明らかにすることだ。たとえそれがどれほど大きな影響を及ぼそうとも」

佐伯は厳しい表情を保ったまま、静かに宮内の目を見据えた。「宮内、お前の決意は分かる。だが、この文書を公にすることで、国内外にどれだけの波紋が広がるか、お前自身理解しているはずだ。日本政府だけでなく、韓国政府も黙っていないだろう。いや、それどころか、国際社会全体がこの文書に注目し、外交的な大混乱を招くことになる」

宮内は一瞬言葉に詰まったが、再び口を開いた。「それでも、歴史真実であるべきだ。この文書を隠し続けることは、日本学問的誠実さをも裏切ることになる。それに、これまでの研究者たちが解き明かそうとしてきたことを、我々が踏みにじることになるんだ」

佐伯は深く息を吸い込み、しばらくの間、何かを考え込んでいた。そして、ゆっくりと口を開いた。「分かった。お前の信念を否定するつもりはない。ただし、慎重に動こう。急に世に出すのではなく、まずは信頼できる少数の専門家に見せ、段階的に議論を進めるべきだ。この資料が持つ意味を、慎重に検討しなければならない」

宮内はその提案に頷いた。「ああ、そうしよう。まずは、私たち知識経験でこの巻物を完全に解読し、それから信頼できる専門家に見せる」

二人はその場で、新たな行動計画を立てた。百済本紀の解読を進め、文書の真偽を確認した上で、専門家との協力を仰ぐ。そして、その真実を公にするための準備を進めることにした。

しかし、彼らがその場を立とうとした瞬間、外の窓に気配を感じた。宮内は一瞬、外を見やったが、何者かの姿がカフェの外にちらりと映った。黒い影――まるで監視するように、静かに彼らを見張っているようだった。

佐伯…」宮内不安そうに囁いた。「外に誰かいる。もしかすると、もう動き出しているのかもしれない…」

Permalink | 記事への反応(0) | 16:58

anond:20241008164820

頻繁にめちゃくちゃ可愛いめちゃくちゃ好みの完璧な顔ー!内面も大好き、もう少し自信もつけてくれたら最高と褒め殺しにしては。

2024-10-09

性的倒錯している

所謂、異常性癖性的倒錯)について書こうと思う。

私は性的倒錯者だ。病院でもそう診断を受けている。

クロトフィリア四肢欠損性愛)と身体完全同一性障害を抱えている。

クロトフィリアの方から説明するが、これはもう意味の通りだ。

四肢の欠損のある障害者に興奮する。理由はわからない。なんで興奮してるのか自分でもわからない。

日常身体障害者を見ると、「大変そうだな」とか「可哀想に」とか苦労への同情や哀れみの感情よりも先に興奮が来る。本当に自分気持ち悪いと想う。

身体障害者へ手を貸すのも、下心があるからだ。身体障害者たちはそんなこと全く予想してないと思う。

でも自分の中の強い性欲が引き起こされてしまう。本当に自分気持ち悪いと思う。自分気持ち悪いと思うから精神病院に通っている。

例えばスタイルが良くて整った容姿の異性を見て、良いなと思うことはある。僅かながらに性欲が刺激されているのだろう。だが、身体障害者を見た時の性的興奮はこの10倍以上だ。その度に自分吐き気がする。

身体完全同一性障害身体障害を負いたいという強い願望のことだ。

私はどうしても自身の左足を切り落としたい。付け根から全て。かつて左足が存在した無の空間を撫で回したい。

ただ、日本では医療行為として必要でない限り左足を切り落としてはくれない。これが救いだ。大金を積めば麻酔ありで切除手術をしてくれるなどあったら私は間違いなくしていた。もしかすると違法で請け負ってくれるところもあるかもしれないが、犯罪者にはなりたくないという理性はある。

それに普通に痛いことは嫌いなので、左足に対する自傷行為必要最低限で済んでいる。

自分がなんでこんなに四肢が無くなることに執着しているのかわからない。助けてほしい。

一応言っておくが、健常者の四肢を切り落としたいと思ったことは一度もない。そんなことはしたくない。でも、もし友人知人が不慮の事故四肢を失ったのなら、自分はそれを本気で悲しめるかわからない。

から気持ち悪い。こんな自分が嫌で精神科に通ってるのに全く治らない。

当たり前だがこの性的倒錯が原因で誰かを傷つけたことも困らせたこともない。胸に秘めているが、自分の中にこの興奮が存在している事実だけで精神を病んでいる。

助けてくれ

追記

私の性的倒錯二次元に対する趣味嗜好(所謂性癖)とは別物だと思ってほしい。

内面から惹かれて人と付き合っても、相手が健常者だといざその時になっても勃たない。このように生活に支障を来たしているか精神科に通っている。

それと左足を切除したいという強い願望のせいで、命に関わる自傷行為に行ってしま危険があるとも診断されている。

2024-10-08

anond:20241008222825

誤魔化してずるずる働かないで自分内面ちゃんと向き合ったほうがいいんだろうなと最近思うわ

ありがとう

anond:20241008205827

ワシは黒髪ギャル内面のチャラさが感じられてありやで

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