はてなキーワード: サブカル系とは
数ヶ月前に予約した小説『天官賜福』(墨香銅臭)が届いたし、Kindleでポイント50%還元セールがあったり竹書房の日があったりしたので、いつになく多くのBL作品を手にした7月末~8月冒頭だった。ほっこり。そんな訳で、読んだ本とその感想を少し。あ、『天官賜福』を発売月内に読んでレビューポイントを稼ごうと思って忘れてたなあ!
謝憐(シェ・リェン)は仙楽国の元王太子で、17歳の若さで天界に飛翔し武神となった天才神官であった。ところが数々のやらかしにより人間界に落とされ、今では貧乏神・ガラクタの神と蔑まれ、彼を信仰する人ももはやいない。
そんな謝憐だが、このたび三度目の飛翔を遂げ神官に返り咲いたものの、天界に着くなり飛翔の衝撃で他の神官の館等をぶっ壊してしまい、多額の負債を作ってしまうのだった。
そして彼は、返済のために功徳を稼ぎに人間界に降り、人々を苦しめる怪異事件の解決に乗り出した。
すごい厚みなのだが、まるで話上手な人による噂話を聴いているかのような軽快で臨場感のある文体と、面白いストーリーのため、ひと度読み始めるとページを捲る手がなかなか止まらなくなるやつ(といっても、私は歳のせいかすっかり集中力がなくなってしまい、しかも他の本と掛け持ちで読んでいるので、なかなか読み進まないのだがw)。
同作者の『魔道祖師』よりはストーリーが分かり易いと思う。人界の民草に信仰されることによって「功徳」ポイントを稼ぐという設定がゲームみたいで面白い。何年か前にアニメになった『霊剣山』(国王陛下)をちょっと思い出したんだが、こういう古代中国が舞台のゲームっぽい設定って、中国のWeb小説界隈で流行ってるのだろうか?
けっこう早い段階で攻めの花城(ホワチョン)が登場し、謝隣が彼に惹かれていく描写もなされるので、BLとしても『魔道祖師』より分かりやすく萌えが多いかもしれない。
問題は、第2巻以降の発売の目処が立っていなさげなことだろうか。読んだ内容を忘れないうちに発売してほしい……。
短編集。恋愛に対して臆病過ぎてすぐ行方をくらます男とストーカー行為を楽しむ男の話と、遠恋中の若者達の話と、体毛がすごいおっさんの話の三編。
『Canna』のBLはサブカル系で癖が強いって誰かがどこかに書き込んでいたけど、これもかなり癖の強い短編集。筋肉! 体毛! ムンワァァ……! な、におい立つような劇画調ラッコ鍋絵柄で描かれるのは、おじさん・お兄さん達の複雑な乙女心だった!!
表題作だけ『Canna』本誌で読んだことがあったんだけど、連載が飛び飛びだったせいかあまり面白いと感じなかったのだが、単行本にまとまったのを続けて読んでみたら、案外悪くない感じだった。
私は2話目の『恋しさ募って』がお気に入り。初々しくてかわいい。
ルームシェアをしている大学生のアキとハル。見た目がもろにワンコ系で実は心配性なのがアキ、クール系に見えるけれど食いしん坊で楽天家なのがハルだ。そんな二人の好きなのは、お料理する事食べること。今日も美味しい料理を作って食べて、無自覚0距離でたのしく暮らしています。
めちゃめちゃ腹減ったーー!! 『きのう何食べた?』(よしながふみ)に負けず劣らずな飯テロBL漫画だった。とにかくアキの作る料理が美味しそう。各話の末尾にレシピがついているから、後で作ってみようかな。ただ、若者向けのガッツリメニューが多いので、中年以降にはきついかもしれないが。
BLなんだけど、エロがないどころか恋愛描写もほぼない。アキがハルのことを好いているというのがちょっと描写されるくらいかな。ハルは女子との交際歴があるとか、脇役の女子二人組が登場してグループ交際っぽい絵面になったりとかもして、BL感はかなり薄い。
でもアキとハルが幸せそうにご飯を食べてかなり密着状態で楽しそうに過ごしている様の和み度・癒し度が高く、それだけで満足感がたっぷりある。
あと他に三冊買ったけどそれはまた後ほど。
この文章は、セクハラ行為を批判し、根絶するために記しています。2022/05/30表現を一部修正しました。
昨今の日本の実写映画業界では、監督・プロデューサー・男優たちによる性的加害行為・物理的暴力行為・ハラスメント等が露見・報道されることが続いていますが、そんな中で新たな動きがありました。映画評論家である町山智浩が、自身の行なった『とされる』セクハラ行為について、Twitter上で『反省』または『謝罪』らしきものを表明したのです。
態々『とされる』・『反省』・『謝罪』と二重カギ括弧で囲んで書いたのには、もちろん理由が有ります。町山智浩は、件のセクハラ行為について「話を盛っていた。現実で行為に及んだわけではない」と釈明しているからです。
仮に百歩ゆずって「現実に行なった行為ではない」という釈明内容が本当であったとしても、町山智浩が後輩男性の元・配偶者(現在は既に離婚成立済み)の肉体的な特徴を公然とあげつらったこと、しかも、自分(町山智浩)は彼女の身体を触った経験があるという内容を、笑いながら面白おかしく語ったことは事実です。そして、その町山智浩の語った行為そのものが、紛れもなくセクハラ行為です。
一般企業・地方自治体・教育機関などの職場においてセクハラ防止・根絶の研修を受けた経験が有る人ならば、私の言うことを容易に理解できるでしょう。あなたの会社で上司が「経理の○○君の奥さんがいい身体をしていて、○○君が触っていい』と言うから、オレは触らせてもらった」などと笑いながら話している場面を想像してみて下さい。如何に気持ち悪いか実感できるでしょう。こんな言動は、言っている内容が想像上のことであったとしても、セクハラ行為以外の何ものでもありません。後輩の配偶者に対して性的欲望を向けていることを、堂々と公言する気持ち悪さは、筆舌に尽くしがたいものがあります。
ちなみに言っておきますが、問題の町山智浩のセクハラ自慢話のインタビューが行われたのは、2011年のことです。昭和の話、20世紀の話ではありません。町山智浩のインタビューと同じ頃には既に「セクハラ行為は良くないことだ。止めるべき」という研修を受けていたという人も少なくなかったでしょう(私個人の体験で言えば、そのような研修を受けていました)。
セクハラ自慢話についての町山智浩の言い訳を読んだ時、私は「小山田圭吾が『雑誌QuickJapan上でイジメについて面白おかしく語ったのは、盛っていた。あれは事実ではない』と言い訳したのと瓜二つだな」と強く思いました。小山田圭吾と彼のファンや関係者も、東京五輪という機会によって国際社会にイジメ自慢話が知れ渡り、サブカル系業界人という威光が通用しない場で批判に曝されて初めて、謝罪を述べたのです。
町山智浩も同じです。木下ほうか、榊英雄、園子温etc.のニュースの影響で、マニアックな映画ファン・信者ではない人々も、日本の実写映画業界のスキャンダル関連情報に注目するようになり、このため町山智浩のセクハラ自慢話のインタビューも多くの一般人が知るところとなりました。そういった一般人にはサブカル系業界人としての威光も通用しないので、町山智浩は仕方なく形式的に『反省』や『謝罪』を述べたのに過ぎません。『映画秘宝』の読者やサブカルウォッチャー等にしか情報を知られていなかった状態が続いていたとしたら、これまでと同様に批判の声など無視していたであろうことは想像に難くありません。
支持者集団の内部にいる時には、自分が他人にした悪い行いを鼻高々に自慢していたのが、集団外部の一般社会にまで知れ渡ると、急に自慢を止めて「語ったことは事実ではない。誤解を招いた」と釈明して取り繕おうとする行動様式は、自民党や維新の会などの政治家たちの専売特許かと思っていましたが、町山智浩らサブカル系業界人たちも見倣っているようですね。
それにしても、町山智浩のTwitter上で述べた『反省と謝罪』を読んで、ほとほと呆れたのは「『後輩男性』たちには謝罪しました」と書いていたことです。謝罪ならば、町山智浩が「性的欲望を向けた相手」である「セクハラの被害者となった女性」が先に来るべきでしょう。この期に及んでも町山智浩は、ホモソーシャル的で男尊女卑的なサブカル系ムラ社会の序列を優先して、セクハラ行為の被害者を軽視するつもりなのでしょうか。救いようのない愚かさです。
なお、園子温のスキャンダルが表面化した途端に町山智浩は「自分(町山智浩)は、2006年以降、園子温とは会っていない」と、2006年以降も交流が有ったのにも関わらず、いけしゃあしゃあと嘘をつきました。そんな嘘つきの町山智浩が「セクハラ行為は実行していません」と言い訳したとしても、どれほどの人が信用するでしょうか。
たぶん、次に町山智浩は「自分が批判されるのは当然だが、話を持ち出されると被害者が傷つくので、これ以上、同じ話を持ち出すのは止めろ」と、加害者であるにも関わらず「自分(町山智浩)は被害者の心情に寄り添っている」とアピールする作戦をとるのではないでしょうか。
今回は以上です。2022/05/30表現を一部修正しました。
町山智浩の虚言インタビュー及びそれに基づいて誤った人物評価を記した箇所を含む、既に問題が有ると判明している記事については、はてな社に削除依頼を申請していましたが、2022/05/31削除措置を済ませたとのご連絡をはてな社からいただきました。はてな社にもご迷惑をお掛けして、誠に申し訳ありませんでした。
まだ浅い理解だけど
小悪魔agehaじゃなくてLARMEなんだ
そういえばこの二つはと同じ人が作ってる
ところでギャルは地雷系になったけど、地雷系はギャルとは限らない
分かる人には分かるんだろうけど
「このブランド着てる人は信用しない」みたいなこと教えられたけどわかんねーし
そういえばギャルは大変身したがサブカル女子は全然変わってない
なんなら昔の古着着てたりするしね
たぶんこれは今のそこらへんのアーティストがボカロの流れに影響されてるから
ちょっと清楚系だったがそういうことか
もっと清楚系になるとまたよくわからんジャンルになるけどあれは何ていうんだろう
LUMINEで服買ってそうなやつ
サブカル系をもっと行くと中目黒にいそうなタイプになるんだけどこれもなんて呼ぶのか分からん
オーガニックとか好きそう
ブログは別に持ってるんだけど、サブカル系のブログだし書けないのでここで。
たぬかなさんの炎上で思ったのは、「男性はルッキズムの標的にされて、さぞ怖かっただろうな」って事。
たぬかなさんの発言は、170cm未満の男性に人権は無いってもの。足りない身長は手術して補え、とかそんな感じの事を言っていた。勿論たぬかなさんだって本気でそんなことを思っている訳では無いだろうし、彼女の文脈の中では、「自分の恋愛対象として170cm未満の男は人間のうちに入らない」というものだろう。
事実彼女はその後、低身長の男性youtuberが、自身のチャンネルでそれに対する抗議の動画を出して、それを送りつけられたことに対して、「個人を攻撃するものではなくて、自分の好みの話だ」というふうなリプを困惑気味に送っている。
普段女性は、どう感じようとルッキズムに晒されている。私は声が低いのだが、男性と喋っていた際に、「星川サラ」の可愛い声が苦手だ、と言った際に、嫉妬ですか〜〜??www と言われ衝撃を受けた。声の低い女が高い女を批判すると、嫉妬と受け取られるのだなとそこで学んだ。
(また一般的に男性が多くプレイしているとされるFPSをやっていると、乃木坂や欅坂のメンバーの名前をしたIDをよく見かける。これは女性ではそういった特徴は見られず、興味深い現象だなと思う)
そういう風にルッキズムに晒される事のある女性である訳だが、今回珍しいことに男性が標的になった。私個人としては、まあ流石にこれはイカンでしょとは思う訳だが、驚いたのはCAGの対応の異常な速さだ。たぬかなさんがそういった発言をした僅か2日後に契約を切っている。これは幾ら何でも、速すぎるように思う。
本来事務所,チームというものは選手を守るべき存在であると思う。ストリーマーとして活動している以上、叩かれる事が多いからだ。メンタル的な意味でも、ゲームのアスリートとして活動する意味でも、事務所は選手を守らねばならない。
勿論たぬかなさんは自爆したわけだし、遅かれ早かれ首は切られていただろうとは思うが、「たぬかなさんと事務所が丁寧に話し合い、彼女自身に対し、何が悪かったのかを自覚させ、反省させる」という流れが存在していたのか非常に疑わしく思う。正直言って、トカゲの尻尾切りにしか見えない。その上でCAGの契約終了の文章に、「差別的」「侮辱的」という言葉があったのが印象的だった。「男性の170cm未満は人権ない」という発言が、差別に当たると事務所が判断したことが私にとっては興味深かった。つまり、男性にとって「170cm未満かどうか」はかなり、"キく"話題なのだなと私にとっても勉強になった。
私としては、たぬかなさんは、申し訳ないけどバカなんだろうなと思った。でも、その低身長youtuberのリプに対して、個人を攻撃するものじゃなくて自分の好みだと困惑気味に答えたそのリプには、彼女の素直さがとてもよく表れていたように思う。彼女に対して、このような発言してしまった背景、自分が普段考えている思考の偏り、そういったものを事務所として丁寧に教えれば、きっと彼女は更正と言うか、こういった発言はしなくなるんじゃないかなという気がした。
男性の方は、いきなりルッキズムの標的にされ、さぞ怖かっただろう。これは女性が、もっと言うとブスな女性が普段味わっている感覚に近いのだ笑 もっと恐怖してくれると、私としては嬉しい。そしてその恐怖の上で、外見で判断し、人を見下すことがいかにバカらしいかに気づいてほしい。そして、男女がルッキズムに対してニュートラルに考えられる日が来ることを私は祈っている。
ブログは別に持ってるんだけど、サブカル系のブログだし書けないのでここで。
たぬかなさんの炎上で思ったのは、「男性はルッキズムの標的にされて、さぞ怖かっただろうな」って事。
たぬかなさんの発言は、170cm未満の男性に人権は無いってもの。足りない身長は手術して補え、とかそんな感じの事を言っていた。勿論たぬかなさんだって本気でそんなことを思っている訳では無いだろうし、彼女の文脈の中では、「自分の恋愛対象として170cm未満の男は人間のうちに入らない」というものだろう。
事実彼女はその後、低身長の男性youtuberが、自身のチャンネルでそれに対する抗議の動画を出して、それを送りつけられたことに対して、「個人を攻撃するものではなくて、自分の好みの話だ」というふうなリプを困惑気味に送っている。
普段女性は、どう感じようとルッキズムに晒されている。私は声が低いのだが、男性と喋っていた際に、「星川サラ」の可愛い声が苦手だ、と言った際に、嫉妬ですか〜〜??www と言われ衝撃を受けた。声の低い女が高い女を批判すると、嫉妬と受け取られるのだなとそこで学んだ。
(また一般的に男性が多くプレイしているとされるFPSをやっていると、乃木坂や欅坂のメンバーの名前をしたIDをよく見かける。これは女性ではそういった特徴は見られず、興味深い現象だなと思う)
そういう風にルッキズムに晒される事のある女性である訳だが、今回珍しいことに男性が標的になった。私個人としては、まあ流石にこれはイカンでしょとは思う訳だが、驚いたのはCAGの対応の異常な速さだ。たぬかなさんがそういった発言をした僅か2日後に契約を切っている。これは幾ら何でも、速すぎるように思う。
本来事務所,チームというものは選手を守るべき存在であると思う。ストリーマーとして活動している以上、叩かれる事が多いからだ。メンタル的な意味でも、ゲームのアスリートとして活動する意味でも、事務所は選手を守らねばならない。
勿論たぬかなさんは自爆したわけだし、遅かれ早かれ首は切られていただろうとは思うが、「たぬかなさんと事務所が丁寧に話し合い、彼女自身に対し、何が悪かったのかを自覚させ、反省させる」という流れが存在していたのか非常に疑わしく思う。正直言って、トカゲの尻尾切りにしか見えない。その上でCAGの契約終了の文章に、「差別的」「侮辱的」という言葉があったのが印象的だった。「男性の170cm未満は人権ない」という発言が、差別に当たると事務所が判断したことが私にとっては興味深かった。つまり、男性にとって「170cm未満かどうか」はかなり、"キく"話題なのだなと私にとっても勉強になった。
私としては、たぬかなさんは、申し訳ないけどバカなんだろうなと思った。でも、その低身長youtuberのリプに対して、個人を攻撃するものじゃなくて自分の好みだと困惑気味に答えたそのリプには、彼女の素直さがとてもよく表れていたように思う。彼女に対して、このような発言してしまった背景、自分が普段考えている思考の偏り、そういったものを事務所として丁寧に教えれば、きっと彼女は更正と言うか、こういった発言はしなくなるんじゃないかなという気がした。
男性の方は、いきなりルッキズムの標的にされ、さぞ怖かっただろう。これは女性が、もっと言うとブスな女性が普段味わっている感覚に近いのだ笑 もっと恐怖してくれると、私としては嬉しい。そしてその恐怖の上で、外見で判断し、人を見下すことがいかにバカらしいかに気づいてほしい。そして、男女がルッキズムに対してニュートラルに考えられる日が来ることを私は祈っている。
昔から人と違っていて、独りだった。
高校は進学校だったが、塾にも通わず、帰宅部ので親しい友人はいなかった。
高校の先生からも進学校だからやっていける、周囲とのコミュニケーションが苦手な生徒だと思われてそうだ。
サブカル系の話題についていけなかったり、人との関わりの下手さを感じていた。
また、合わない学科に入って失敗した。
この時、自分に合った学科を選べていたら、その道に進めたか、友人もできたのかと後悔している。
そんなことから、自分は人と違う、普通の人生は無理だという諦観がある。
友人と呼べる人はなく、社外のつながりもない。
今の会社を離れると人とのつながりがなくなってしまいそうである。
頭では、独りで生きていくことはできない。
人間関係が重要だということは分かっているが、それを実行できていない。
やり方が分からない。
BE:FIRSTのファンを眺めていて思うことを殴り書く。
もうくるところまできた気がする。
くそキメェんだよこの風潮。
そろそろ「はい! いったんこれやめやめ!」って誰かアーティスト自身が自覚的に止めないと終わらないよ。
10代から20代にかけて、バンドとかソロアーティストにはハマってきました。
当時はバンドのオフショット風映像とかのコンテンツが豊富じゃなかったから、ライブでの完成された姿しか見られなかった。
だからファンがそれぞれ妄想するしかない、「こんなだったらいいな」みたいなメンバー同士の仲を描く薄い本も、「こんなこと考える人がいるんだなあ」とおもしろく読んできし、たぬきに書かれた自称カキタレによる「あいつらクソ仲悪いよ」みたいな書き込みも、「まあそうだよね」なんておもしろく読んでいた。
そのうちプロ野球にハマって、野球界のMyojoこと「プロ野球ai」には、芝生で寝転がってスキンシップする2人の野球選手……みたいなグラビアが豊富に載っているという世界観を知り、それに湧く女性ファンがいることも知った。
テレビや雑誌で垣間見ることができる、メンバー間の関係性プラス自分の願望を添えたホモソーシャル妄想をよく聞かされて、おもしろいなあと思っていた。
余談だけど、サブカル系の雑誌に載るような、ジャニヲタが書くジャニーズ愛を切々と書き綴るコラムはとびきりおもしろいと思う。
ツイッターに「#BTSで18禁妄想」があるのはよどみなく受け入れた。
だって完全な妄想だもん、自分のヘキを好き勝手書いて楽しんでいるだけだし、わたしが10代の頃に知った薄い本と同じことをやっているだけだし。
やたらと「兄弟(キラキラ)(ハート)」でくくって、それぞれの相関関係を描いて楽しむのは、KPOP特有の文化なのかなと理解していた(儒教が根底にあるの? 知らんけど)。
「長男なのにマンネにいっつもイジられて尊い(キラキラ)(ハート)」とか。
それは彼らのキャラクターを愛でるうえでは欠かせないのだと思うし、彼らはプロとしてわたしたちを楽しませるために、たとえば”仲良の良さ指数”10を100に演出してくれているんだろう。
(なによりBTSはユンギがいるから冷静に見ていられる。彼は、ウソ・大げさ・まぎらわしい、をむやみにしないひとだと信頼できるから)
だがよ、「THE FIRST」にハマってみたらよ、なんだよこのザマは?
オーディション番組として生身の人間関係を純粋に楽しんで、それぞれのメンバーにも魅力を感じて、楽曲もダンスもループで聞けて見れてアイドルってほんと楽しいなあ!って思ってても、毎回You Tubeのコメント欄が目に入ると嫌悪感に侵される。
「パフォーマンスはバキバキにカッコいいのに、普段は小学生のようなBE:FIRSTの皆さん。推せる」
You Tube撮影用に形つくってんだよカメラ回ってないところでやるわけねえだろ。キメェ。
「ソウタに抱きついたりリョウキの腕に自分の腕絡めていくシュントとか、彼女かのようにリョウキの足の間に座るマナトとか、本当になんなのこの子達は。仲が良過ぎて嫉妬すらしないわ」
いちいち一挙手一投足をキモく強調して取り上げるなよ。こいつらマジこういうとこある。「○○とか、○○とか」っていちいち並べて最後に「推せる」と締めるお花畑文体、キメェの極み。
「リョウキにもたれかかってるマナティ、子供みたいで可愛すぎるんだが!?!? 絡みついてるシュントも肘置きたいジュノンも全員まとめて可愛すぎるんだが!?!?!?」
口調がキメェ。
「ちょっとーーー!! なんでリョウキのお膝の間にマナトが座ってるーーん」
お膝て! キメェ。
「ジュノンがマナトとリョウキに肘乗せながら、目をコシコシ擦りながら、『座んね』って言うの、めっちゃかわいい」
ただ目がかゆかっただけでこのキメェ言われよう、かわいそうすぎる。
「このみんなだと改めてYouTube用に撮影しなくても素を撮ってもらえるだけで最高に面白いものが出来るから安心だね」
いやYouTube撮影用じゃなかったらなんの茶番だよ。逆に彼らに失礼だろキメェ。
むせ返るようなお花畑に野糞したくなるのと同じで、軒並み低評価を押していきたい衝動にいつもいつも駆られます。
あとさあ、アイドルを見るときいつも気になるんだけど、彼らってやたらとスキンシップしますよね?
ジャニーズとかBTSのジミンとか、プロアイドルならわかるんだよ。
「こういうのをお求めですよね? さあさあどうぞ! お楽しみください!」ってエンタメでやってるのがわかるから。
でもBE:FIRSTみたいな、決してプロアイドルではない男性たちが大げさにスキンシップしてると、「え、これって20代男性のデフォなの? 女子校&女子大出身でこの世代の男性群に触れてこなかったわたしが知らないだけで、みんなこうなの?」って錯覚する。
コメント欄にも、
「普段の姿が、ほんと近所の戯れてふざけ合っている男の子達となんら変わらない事がすごーーく良い」
てあるし、わたしは近所の戯れてふざけあってる男の子たちなんて見たことないけど、実際にはあるのか?
けど夫にその疑問をぶつけると、「普通にそんなことしない。パーソナルスペースが近いヤツは、『こいつ近っ』って思って離れる」と言う。
罪だと思う。
限りなく”素”ですよ〜って匂わせるこういうコンテンツ。
生身の人間を堂々とBL視してそれをキメェと自覚できないお花畑が増えてしまう一因が、ここにあると思うんです。
だからわたしは、ファンが求めるBLを体現できないコミュ障のリュウヘイが好きだし、このまま馴染まずにいてほしいし、とはいえ果ては「ももクロの緑」みたいになってもいやだなあ……。
現在に至っても小山田圭吾を擁護することを諦めていない人間たち(北尾修一や沢田太陽など)が用いているのは「小山田圭吾と被害者との間には友情が成立していた。小山田圭吾には害意や悪意は無かった。だから、小山田圭吾のしたことはイジメではない」という論理である。
小山田圭吾を擁護しているサブカル業界人には「いい歳をした中高年の男性たち」が目立つ。それとは対照的に、小山田圭吾を擁護する女性の姿は殆ど見られ無い。小山田圭吾に対する態度には、男女の差がある。
その理由は、大きく分けて2つある。
一つは、そもそもサブカル系マスメディアの現場では、昔も今も男性中心主義の体質が極めて根強く、編集長や幹部編集者を務める女性の数が圧倒的に少ないということである。それが、Quick Japan(QJ)やRockin' On(RO)に掲載された小山田圭吾のいじめに関する記事の当事者として証言する女性の数の少なさ、小山田圭吾や村上清を擁護する女性の数の少なさに反映されている。
もう一つの理由は、現代の日本で暮らす多くの女性にとって「性的強要/セクハラ/ストーカー/DV/性的犯罪」による被害が、深刻かつ身近な脅威として存在していることである。これらの犯罪の加害者が被害者に対して一方的な好意を抱いていたり、その感情を被害者に対して告白するのは、頻繁に見られる現象である。このような経験や知識は、男性よりも女性の方が豊富である。したがって多くの女性は、加害者側が被害者に対して一方的に好意的な感情を抱いているからといって、それが犯罪の加害性を免除したり正当化する理由になど成り得ないということを知っている。だからこそ、北尾修一らが用いる「小山田圭吾は被害者に対して好意的な感情を抱いていた(だから、アレはイジメではない)」などという詭弁を肯定する女性は少ない。
北尾修一らが発表した、加害者側の一方的かつ身勝手な論理に基づいて小山田圭吾を擁護しようとする記事は、現代においてもサブカル系マスメディアは男性中心主義の巣窟であり、女性の存在が蔑ろにされていることを強く示唆している。