はてなキーワード: それからとは
先日、フリーランスとして手伝っていた会社が倒産した。この業界で20代後半まで活動してきて、感じることがたくさんあるので、思うままに書いてみたい。
学生時代の私は、「"死んだ目をして満員電車に乗って働く"なんて絶対嫌だ」と思っていた。いわゆる意識高い系で、海外ボランティアに参加したり、地方創生を掲げて学生ながらイベントを開催したりしていた。あの頃、周りの謎めいた大人たちを妙に尊敬していたし、なぜ社会や世界が変わらないのか、本気で嘆いていたように思う。
就活時には「スーツを着て面接なんてダサい」と反抗的な姿勢をとり、仲間とそんなスタンスを共有しながら、迫る社会への不安を分かち合っていた。
それから10年近く経ち、振り返ってみると、自分も変わったなと感じる。大学時代の自分をこうして振り返ると、つい冷笑してしまうし、同じような学生に出会うと、自分が昔嫌っていた皮肉なおじさん的な振る舞いをしていることに気づき、少し恥ずかしくなる。
あの頃の私は、卒業後も「Twitterで話題のWebエンジニアブーム」に乗り、プログラミングスクールに通い、新卒でベンチャー企業に入社して海外で働く――まさに意識高い系トレンドを突き進む、典型的なミーハーだった。今振り返ると、当時の自分が滑稽に思える。
この記事で伝えたいのは、「誰もが成功するわけではない」という、当たり前だけれど大切なことだ。学生時代の意識高い系の友人たちも、今ではその勢いを失った人が多い。ワーホリで海外をさまよう者、鬱で社会復帰が難しい者、愚痴ばかり言う者、死んだ目をして満員電車に乗って働く者――それが現実だ。
また、当時関わっていた大人たちも、学生をうまく利用したい人や、社会の第一線から退いた人が多かった。地方創生も行政にとっては「メリットのないことをやってくれる人材」を求める施策に過ぎず、学生をおだてて地方移住させる行政職員を見ると、なんとも言えない気持ちになる。
「スタートアップで上場して億万長者になる」という夢物語も簡単には実現しない。私が関わった3社も、事業整理で撤退、コロナで身売り、倒産と、どれも悲惨な結末を迎えた。資金調達の熱狂が終わり、エクイティの関係で撤退もできずゾンビのように続ける社長たちも多く見てきた。VCが学生をそそのかして起業させる光景にも、時折やりきれない思いが湧く。
「いい加減、俺にも夢を見させてくれ」と叫ぶ過去の自分と、「これが現実か」と冷静に受け止める今の自分がいる。
債権者集会で、髪が乱れ、うつむいたままの社長を見たとき、言葉にできない感情がこみ上げてきた。
そんな中、スモールビジネスブームに乗り、私はのらりくらりと会社を始めた。先日決算が終わり、売上は3000万、年収は2500万ほどになった。ミーハー意識高い系バンザイ。
黒・白・グレー・ネイビー、この4色を中心に選ぶんだ。
次に、サイズ感をしっかり見極めろ。
オーバーサイズのトレンドに乗るのもいいが、やりすぎるとだらしなく見えるだけ。
余計な装飾や派手なデザインが多い服は避けて、シンプルなアイテムで全体をまとめろ。
靴にも気を使え。
意外と見られてる部分だから、ボロボロのスニーカーや、色が擦れた靴なんて論外。、シンプルで清潔感があるものを選んで、できれば革靴やレザースニーカーで大人の余裕を出せ。
ちゃんと手入れして、靴磨きも怠るなよ。それだけで印象が大きく変わる。
ゴテゴテつけると一気にダサく見えるから、あくまでシンプルに、ちょっとだけ存在感を出す程度にしておけ。
どんなに服がオシャレでも、髪がボサボサだと台無しだ。
顔周りの清潔感をキープすることが、最終的には全体のファッションを引き立てる。
見せつけるためじゃなく、自分をしっかり魅せるために整えていけ。
ちょっと前に遊んでいた人が遊戯王に詳しかったんだけど、その縁で俺も数年ぶりにやったのね
そんでその詳しい人って攻略wikiとか公式の裁定ってのを滅茶苦茶暗記しているらしく、とにかく「ここはこういう処理をして、この動きだとすぐ相手にアド取られるからやめたほうがいい」みたいにアドバイスしてくれるんだ
それはいいんだよ
ただ、一度だけ滅茶苦茶怒らせたことがあってさ
俺が「このチェーンってよくあるけどさ、なんでこんなヘンテコなルールなの?」って何気なく聞いたんだ
それで色々サイト漁って教えてくれるけど、こっちはそういうルールがどうしてあるんだろうって2回くらいいったんだよ
そしたらいきなり、いきなりだよ
デッキを近くのシンクに投げ捨てて「お前は二度とやるな」って騒ぎだしたんだ
別に遊戯王嫌いなわけじゃないし、むしろルールが色々あって覚えるの面白そうだなって考えていたからさ
あとになって別の人に聞いたら「YP(遊戯王プレイヤーのこと)は公式の裁定に理由があるなんて思ってない」
「ルールは一応あるけど基本的に全部後付けご都合主義だから考えるだけ無駄」
「次々にカードや裁定が出てくるから覚えるだけでも一苦労だし、真面目にルール勉強してる人なんていない」
「怒らせたのはその人が単なる暗記魔で意味を深く考えていなかったからだろうね」
的なことを言われた
遊戯王は大変だね
先日総資産が3000万を超えました。やったー!
やったことは単純で、sp500に貯金を全部突っ込んで数年放置しました。
18歳から働きはじめ特に散財することもなく毎年100万貯めました。
25歳くらいで700万ありましたが、仕事で鬱気味になり自暴自棄になって全額投資へ。
それから毎月10万積み立てを続けて、ボーナスが入ったときや生活費が余ったときにはそれも考え無しにつっこんでいました。
コロナショックの直後だったこともありここ数年で上がる一方。気付いたら3000万に届いていました。
途中チャートがガクッと下がることもありましたが自分の平均生活費は把握してるので焦りもありませんでした。生活防衛費も一応確保してました。
(大体月15万くらい。切り詰めれば11万くらい)
夫が今さらリロ氏にはまって、レシピ本を買って急に料理を始めたんだけど、正直やめてほしい。
まず、生まれてこの方ほとんど料理してこなかった人間には「献立」という概念がない。
インスタントラーメン焼きだの絶望的に頭が悪いジャーマンポテトだの、1品だけ作ってドヤ顔してる。
絶望的じゃなくていいから、普通の料理を3品くらい作ってほしい。
それから、リロ氏のレシピって味が濃すぎて全然家庭向けじゃないと思う。
男が一人で酒飲みながら食べるにはいいのかもしれないけど、スパイスの使い方がとにかく濃くて、全体的にしょっぱすぎる。
「週末は自分が夕食を作る」と言い出したときには嬉しかったけど、味の濃い1品しか作らないから、結局私が追加でサラダを出したりしてて意味がない。
そして食べ終わった後のぐちゃぐちゃなキッチン…コンロ周りもパン粉まみれで拭かないし、ゴミが散乱してる。
夫が今さらリュウジにはまって、レシピ本買って急に料理を始めたんだけど、正直やめてほしい
まず生まれてこの方、ほとんど料理してこなかった人間には「献立」という概念がない
100%の力でワンパンパスタだの至高のから揚げだの、1品だけ作ってドヤ顔してる
それから、リュウジのレシピって味が濃すぎて全然家庭向けじゃないと思う
男が一人で酒飲みながら食べるにはいいのかもしれないけど、味の素を使う、使わないに関係なく、とにかく全部味が濃い
「週末は自分が夕食を作る」と言い出したときには嬉しかったけど、
味の濃い1品しか作らないから、結局わたしが追加でサラダ出したりしてて意味ない
自分の名前が変わるのが嫌な奴はいない、というのはなかったな。むしろ嫌な実家のしがらみから抜けられた感じがして気が軽かったよ。
名前が変わるのはアイデンティティの喪失だ、という決めつけをしている辺りで「名前を変えたい」というおそらくマイノリティの存在をガン無視した独りよがりの考え方で、何が「選択の自由」だよって唾吐きたくなる。いろんな奴がいるから、制度について議論していくんだろ?「選べるようになるのは自由!素敵なこと!名前を変えるのは苦痛ですよね!それから解放されましょう!」余計なお世話だ。
お前らの考える「素晴らしい自由思想」に当てはまらない奴のことを考慮しないで「賛成派です(キリッ)」とかやってる奴は嫌だ。
選択的夫婦別姓制度を取り入れるなら、改姓を望む層のために改姓や改名も簡単に出来るようにしていくべきだというのが自分の考え。それに伴って戸籍制度も現代にアップデートするべきだけど、「面倒だからなくしてしまえ、いやむしろ戸籍制度をなくそう」ということにならないかは心配。だから「選択肢を認めるだけなんだから早くしろ」というのはただの欺瞞だと思う。国のあり方を根本的に変えるかもしれない制度なんだからもっと慎重に議論してほしい。雑なんだよ全部。
朝は起きれたり起きられなかったりです
ぼくには毎朝同じ時間にというのが難しいのです
ぼくのことはあまり言いたくないです
家族は母と姉とぼくの3人です
父親は酒を飲んで暴力ふるう人で命が危なかったので小学3年のときにみんなで逃げ出してからあってないです
どこかで死んでてほしいです
働いたり生活保護受けたりの繰り返しでした
すごいじゃんっていったらただのアルバイトだよとしかられました
姉は真面目で大人しくやさしいです
でも毎朝同じ時間に出勤がどうしてもできないのでクビになりました
選択的夫婦別姓は避けられないと思うのだけど、だからこそ導入前提できちんと議論してほしいなと思います。
このテーマって、ネットやメディアでは強い言葉ばかりが紹介されていますよね。
自民党が見向きもしなかったのが一番悪くて、状況を打開するためには過激な意見が必要なことや、当事者のつらさがあることも理解できます。
ただ、「同姓sage」をした上で「別姓age」というアピールの仕方ばかりしてきたから、このままいくと結構な軋轢があるんじゃないかと思います。
「選択的だから…」と言いつつ、別姓を選ばなかった人をなんとなく小馬鹿にしているように見えちゃっているということです。
国会ではこれを一度きちんとリセットして、別姓を選ぼうが、同姓を選ぼうがフラットな目で見られるような議論を展開してもらいたいです。
たとえば、今でも夫婦どちらの姓にするかは完全に自由ですよね。
でも、実際はほとんど女性が姓を変えていて、それが良くないと言われています。
「選べる」からといって本当に本心から選択できるとは限らないから、「選択的夫婦別姓」という仕組みが求められているわけです。
私は九州出身のひとりっ子なんですが、母が女きょうだいだったので父が姓を変えました。
ネットでの悪名通り、九州なので実家に帰れば家族からまだ結婚しないのかと言われます。
特に圧が強いのは祖母で、こないだも「姓は残さないかん」と説教されました。
「婿」をとってまで姓を残したのに、お前が絶やすなということです。
(祖父は7人きょうだいだったけど、弟が姓を変えた結果、男だった祖父1人だけが姓を継いだ)
なので仮に選択的夫婦別姓ができれば、私は別姓を「選ばないといけなく」なります(相手が同意してくれれば同姓もありえる)。
これって姓を変えるのはほとんど女性という構図と似ていませんか。
相手の姓になるという選択肢もあるし、姓の継続を強要されたわけでもない、ただ空気感でそうなってしまうし、拒絶するほどでもない。
どちらかというと薄っすら不満、みたいな。
別姓導入のための「選択的だから誰も困らない」みたいなクリシェを見せられると、なんだか自分が透明化されている感じがしてしまいます。
私は家族が嫌いなわけじゃないのでまだそれでも良いんですけど、たとえば親の影響下から離れたいと願っている人とかには結構きついんじゃないでしょうか。
また、そういう場合、子どもの姓をどうするかという問題が出てきます。
それから旧姓の問題。選択的夫婦別姓を推進する観点からは、旧姓では不都合が多いことが指摘されていますよね。
それはその通りだし、別姓で救われる人がたくさん出てきたら良いなと思います。
一方で少し疑問なのは、この手の意見は旧姓使用に不都合を感じている人が、みんな別姓になることを前提にしていないか、ということです。
経団連とかは戸籍姓とビジネスネームの二重管理によるコストを問題視しているみたいです。
そうなると選択的夫婦別姓になったら戸籍姓とビジネスネームの一致が求められますよね。
戸籍姓を選択できるのに、仕事で旧姓を使うのはそんなにおかしいことでしょうか。
選択的夫婦別姓の代表的な反対論に「家族の絆が壊れる」というのがあります。
私自身は実際には何とかなるんじゃないのという気がしますが、それでも「家族みんな同じ姓が良い」というニーズは他人に押し付けない限り、素朴で理解できるものです。
仕事では旧姓のほうが便利だけど、プライベートでは多少の不便さはあっても戸籍姓のほうが良いという要望は認められないのでしょうか。
あるいは結婚したばかりの人が、自分は望んで同姓派だけど、この会社にいる間は旧姓を使ったほうが便利だ、みたいな判断できなくなるのでしょうか。
繰り返しますが、私は選択的夫婦別姓に反対していません(消極的賛成)。導入は避けられないと思っています。
上であげた想定も、だから選択的夫婦別姓を辞めるべきだと言いたいから出したわけではありません。
私が望んでいるのは、導入することを前提に、本当の意味で個人の自由が守られるための議論をしてほしいということです。
選択的夫婦別姓と一口に言っても、その動機はさまざまですし、制度設計の方法も色々あるんだと思います。
でも、選択的夫婦別姓の導入が決まらない限り、いつもは弱者や少数派を大事にしている左派知識人は言及できません。
だから、導入を確定させた上で、そういう頭の良い人たちに、抜け漏れがないよう色んなケースをしっかり列挙してもらい、どうやったら解決できるかを検討してもらいなと思っています。
毎日母親との嫌なことを思い出して辛いのでここに放流する。ネットに流せば少しは気持ちが薄れたらいいが。
ちなみに母親からまだ離れられていない。離れる計画の途中である。もっと早く離れればよかったと強く思っている。
母親に違和感を感じたのは10歳の時。クラスにプレゼントを渡したい男の子が数人いてその話をした。すると、○○君は遅刻するよ。○○君はテストの点数が悪い。など悪い点を挙げられた。余りにも驚いて混乱して何も言えないようになった。
それから人を好きになることは人に文句を言われる、評価されるものと思うようになった。
学校で異性と仲良くしてもし母親に何か言われたらと常に怯えていたし、恋愛話も興味ない振りをしていた。
勉強や趣味に打ち込んでいたが心の片隅では寂しい気持ちを抱えたままそのまま高校生になった。
それを見て母親と祖母はやった!うちで初めての快挙だ!これで玉の輿だ!と噂話していた。ものすごく恐怖を感じた。
今まで異性を家に呼ばなかった私はダメなのかとひどく落ち込んだ。
今思い出して書いてみるとすごく昔の考えに思えるが、筆者は平成初期生まれである。
母と祖母からは女性なんだから働かなくていいと言われたり、バイトが遅くなっただけでキレられたり、受験の合否をすぐしないだけでキレられたり(不合格なので悲しくて泣いていた)随分振り回されてきた。
しかし物は豊かだったため、学生の頃は周りからは親がおかしいとは気づいてもらえなかった。
社会人になり別に恋愛しなくてもいいかと思っていた。周りから恋愛してなくて変と言われるのは辛かった。だが、偶然にも同性を好きになることがあった。初めての出来事に自分でもかなり思い悩んだ。
その悩んでる最中に、祖父母に久しぶりに話をしたら会って1番にこの歳で結婚しないなんておかしいねえ!と言われ、何かが崩れていき祖父母の家には行けなくなった。
その後、祖父がかなり弱って入退院を繰り返して最期死ぬまで私は見舞いに行かなかった。
毎日母親から祖父の見舞いに行って。○○ちゃん(私)が子ども産むまで死ねないよって言ってるよ。と聞かされていた。
この時の私は一人暮らししようと転職した職場がブラック企業で鬱になり、家で休んでいるところだった。
苦しくなって情緒不安定になっている時、母親に部屋の隅まで追い詰められ、家が嫌なら出て行け!と怒鳴りつけられた。
もう何もやる気が出ない。希望も絶たれて家を出ようという気持ちも起きない。
鬱がどんどん悪化していき外に出れない食事も取れない日々が続いた。
貯金も減り親に相談した所、もしもの時や結婚した時のために貯金は使えない。と言われた。
今はもしもの時じゃないのだろうか?今生きることより結婚が大事なのか?
もう死のうと思い、首を絞めた。
結局死ねなかったが、首を絞めたことを医師に話すと入院になった。
入院中は母親は私の同級生に早く結婚して出ていって欲しいと言っていたらしい。
もう何が正解かわからなくなっていた。
高齢出産の年齢になった。
親の言う通りになるので、この先結婚もしたくない。
もし子どもができても、親のようになってしまうかもと恐怖がある。
ただ自由に生きたいな。
今は退院し、支援してくれる人が複数人いて一人暮らしへのサポートを受けている。
退院後は過去に言われて嫌だったことを母親に伝えている。例えば、突然お前は料理が下手だから餓死する一人暮らしなんて出来ない。など。
それを伝えても文句としか取られない。どうして謝って欲しいと期待してしまうんだろう。これが共依存なのかな。
ある人からこれからは自分の人生なんだから自由に生きよう!と言われるのだが、なんだかモヤモヤしてしまうのだ。励ましてくれていることはわかる。
でも私の今までの人生は自分の人生じゃなかったのか?制限されていたなりに、仕事や趣味は頑張ってきた。なんだかそれまで無かったかのような気持ちになってしまうのだ。
コロナの一発目に副反応でめちゃくちゃ体の関節痛くなったんだよ
あと、痛いから横になって休んでたらめちゃくちゃ発汗があった
それからさ
やたらと手汗足汗かくようになった
気の所為と言われたらそれまでなんだが
吾輩は猫である。名はミケと人間どもが勝手に呼んでおるが、気に入っているわけではない。これまで何度、口を利こうかと思ったか知れぬが、どうにも相手が鈍感であるため、己の威厳を保つために黙っておったのである。
さて、今朝もいつものように朝飯を待っておったところ、あまりに手際が悪いときた。仕方なく「にゃー」と一声かけてやった。すると、その人間が妙にこちらを見て、「今、喋ったか?」などと言い出すではないか。どうやらようやく気づいた様子である。私は少々高慢に「さよう、長らく汝の愚鈍を見過ごしてきたが、朝飯を催促するのも一苦労である」と言ってやった。
人間は驚愕の様子で黙り込んだが、ようやく、我が言葉を聞き入れて朝飯を供するに至った。これまでの忍耐を思えば、実に愚鈍で不器用な生き物であるが、まあ、そうしたところも愛嬌というべきか。これからは日々、言葉を尽くして説き聞かせ、ようやく我が世が少しばかり快適になるであろうと、ひそかに満足している次第である。
さて、それからというもの、我が言葉に耳を傾けるこの人間は、日に日に興味深そうに私の傍らに座り、質問を投げかけるようになった。ある日は「お前が外に出るときは、何を考えているのか?」などと問うてきた。無論、我輩には我輩の哲学がある。そこで、「外の世界とは、我が王国である」と答えてやった。人間は少々驚いた顔をしたが、どうやら冗談だと思ったらしい。彼らは、猫の考えを甘く見るきらいがある。
もっとも、たまには話相手がいるのも悪くはない。ある日、我は外で野良猫どもと少々言葉を交わし、近所の鼠の行方を聞き出してきた。戻って人間に報告してやると、案の定、大層喜んでいた。愚かではあるが、喜びを見せるのは悪いものではない。これも、猫の高尚なる慈悲の一環と思えば、決して無駄ではないのである。
時折、我輩は考えることがある。この人間も、少しばかり賢くなったものだと。しかし、それでも食事の支度には相変わらず手間取り、皿も清潔でないことが多い。そこで、また一つ提言してみるとしよう。「これから毎朝、鮭を焼いていただきたいものだ」とね。
それから、朝の鮭も、なかなか悪くはない焼き加減で出てくるようになり、ついにこの人間もここまで来たかと、我輩は密かに誇らしく思っておった。
だが、ある朝、気まぐれで外を歩いていると、向こうから知り合いの野良猫がやって来た。「お前、最近はどうしてる?」と尋ねてくるので、少々得意げに「我が人間が、朝は鮭を焼いて持ってくるようになった」と言ってやった。すると、奴は大笑いして「お前もまんまと人間に飼い慣らされているな」とからかってきたのだ。
その時、はたと我が胸に、一抹の疑念がよぎった。はたして、朝餉の鮭を待ち望む我輩こそ、飼い慣らされているのかもしれぬ。だが今更後には引けぬし、我輩はあくまで気高き猫なのである。そう、自分に言い聞かせながら、我輩は朝の鮭を思い浮かべつつ、またそろそろ帰ることにしたのだった。
それからというもの、我輩は何かと「飼い慣らされる」という言葉が気になり始めた。朝になると鮭を待ってしまう己を少々恥じる気持ちも芽生え、ある日、試しに少し遠くまで足を伸ばして、野良猫たちの縄張りを巡ることにした。
外の空気を吸い、自由に歩き回るのはやはり気分が良いものだ。しばらくして帰宅すると、なんとそこには人間が心配そうな顔で待ちわびているではないか。「どこに行ってたんだ?心配したんだぞ」と、しきりに撫でてくる。この反応を見て、思わず鼻先でふっと笑ってしまった。「どうやら飼い慣らされているのは、貴様の方かもしれぬな」と。
その夜、満足げに毛づくろいをしながら、我輩は人間の枕元で眠りについた。そう、結局のところ、飼い慣らしているのは我輩の方だったのである。
街コンに参加する度、僕は大体の流れを把握しているつもりだ。
それから互いのプロフィールを並べて、小さなトークで場をつなぐ。
仕事の話、趣味の話、休日の過ごし方──その瞬間はいつも、ハイボールの薄いレモン風味が口に広がっていくような、妙に頼りない期待感が漂う。
僕の前にはあくまで配られたカードしかない。取り替えもできないし、ジョーカーなんかも一枚も入っていない、地味なカードばかりの手札だ。
そもそも、僕は自分が特別だとは思っていない。きっと、どこにでもいる30代の男だ。特筆すべき魅力もなければ、さして豊かな資産もない。
仕事はそこそこ、趣味は筋トレと読書と少しの料理。顔も普通だし、ファッションセンスに関しても自信はない。
どこぞのアンケートで「どんな男性が理想ですか?」なんて聞かれたら、まず選ばれないタイプだろう。
そんなこと、本人が一番わかっている。
でも、スヌーピーは言うんだ。「配られたカードで勝負するしかないんだ」と。
街コンが終わりに近づくと、たいてい僕は一人でカフェに寄り道することにしている。
ラテを注文して、たっぷりミルクを注ぎ込む。その間、心の中のスヌーピーが小声でまた囁く。
その言葉に小さく頷き、僕は次のカードがどこかで待っていることを想像する。
スヌーピーはそういう時にやけに静かだ。
「どうだ?次はどうするんだ?」とでも言いたげな沈黙が続く。
僕の頭の中で、彼のシルエットがぼんやりと浮かぶ。スヌーピーの囁きがなくても、僕にはわかっている。
入ってるんだよね?萎えるわ」という人がいるが
「いや、無理だから」
推しは多分2台ぐらい音からして入ってるんだけど、この時点で着ぐるみの総重量が80を超える
するわけよ。足にバネが入ってるとしともだ
それから子供に会ったら屈むんだぜ、子供の目の高さまでに背を下げるんだよ。中で膝を曲げて
これが膝が確実に悪いじじいには絶対無理
後、トップになればなるほど色んな地域のゆるキャラと会うしそのゆるキャラ事に対応を変えたりするわけよ。記憶力もヤバいってこと
まあ、確かに世の中には色んなおっさんがいるわけで、中にはこれをクリアするぐらいやばいおっさんが墓に入ってるかもしれないけれど
入っていたとしてていうかなんでガッカリする?
おっさん最高だろうが。
子供に優しくしちゃって「子供の扱いになれてるんですね」って言われて照れ笑いするおっさんもら最高だろうが!!
ジムで身体鍛えるおっさんが実はふわふわの着ぐるみ着てダンスした翌日だったとか最高だろう
はぁ…ニワカはこれだから困るよ╮( ・᷄֊・᷅ )╭
えー、これはですね、まさに、日本の少子化問題というのはですね、国民全体がですね、将来を案じている、重要な課題であると、私もそう考えているわけであります。いいですか、ここがですね、一つのポイントでありまして。
少子化の解決策としてはですね、まず「出生率爆上げ政策」ですね。ええ、具体的にはですね、家庭に子どもを増やすための「子ども割」制度を導入しまして、第一子から5%割引、第二子は10%割引、そしてですね、第三子はなんと15%オフ!まさに、ファミリーパックのような政策をですね、全国に展開するというのは、これは私の一つのアイデアであると考えております。
さらに、えー、「少子化特別特攻隊」なるものをですね、編成するべきだと、こう考えております。この特攻隊はですね、少子化の進行を阻止するためにですね、夜ごと街に繰り出しまして、「子作り応援歌」を歌いながら、若者を鼓舞していく!たとえば「未来の日本を共に作ろうキャンペーン」などですね、ポスターやビデオで情熱的に啓発していくんです。これがですね、国民にとって、非常にポジティブな影響を与えるんではないかと、ええ、そういう考えであります。
また、えー、「結婚手当」も導入すべきだと考えております。例えば、交際が3年以上のカップルには、政府から「プロポーズクーポン」を配布し、結婚式場の割引や、初回の家具・家電セットを無料で支給する。これによってですね、結婚に踏み切れない若者たちも「まぁ、これだけやってもらえるなら」と思うのではないか、そう思うわけです。
それからですね、「毎週金曜日はデート強制デー」という法案も検討すべきだと考えております。いいですか、これは単なる提案でありまして、毎週金曜日、午後5時以降はですね、全国民がデートに励む時間にするわけであります。残業?いやいや、その日はですね、デートですから!こうして、若者が一緒に時間を過ごす機会を増やすことで、自然と少子化に歯止めがかかると、私はそう確信しておるのであります。
ええ、最後にですね、「ベビーブーム復活特別法」を制定しまして、出生率の目標を年率1.5倍に設定する!もし達成できなければですね、私が責任を持って、えー、責任を取るということであります。
いや、そこまで気づいてるなら、あとは捨てるだけだろ。
一瞬の思い出し怒りはしょうがないけど、そのあとずっとその怒りに囚われるのは増田自身の選択だよ。
不可抗力な怒りでは決して無い。
白昼夢を見てるようなもん。
あれといっしょだよ、例えば宝くじが当たったらどうする?
宝くじ当たったら仕事辞めて大好きな旅行をして……、みたいな目を覚ましながら夢見るような時間。
それと一緒のことをやってるだけだよ。
そのことをもっと深く考えないと。
一瞬の怒りは不可抗力だけど、そのあとその怒りにずっと囚われるのはあなた自身の選択。
あー、宝くじ当たらないかなあ、と瞬間的に思ってしまうのは不可抗力だけど、
そのあとに宝くじ当たったらどうしようかな~、アレ買って、これ買って、それから、、、
みたいに現実逃避をしているのと一緒。
それに気づかないと。
それに気づかないと。
まとめると
一瞬の怒りは不可抗力。
その怒りに囚われ続けるのはその人の選択。
決して仕方がないことではない。
怒るという現実逃避をして無駄な時間を過ごすのは自分自身の選択。
それは避けれないものではない。
具体的にどうするんだよ?だから?みたいな感じだろ。
容易ではないけれど、決して不可能ことではない。
とだけは経験者として言っておく。
それは必ず出来る。
という論説に疑問を唱えたい。
少し考えただけでも、どんな人間が出来上がるか容易に想像できる。
今までの自分の人生を振り返ってみて欲しいんだが、嫌なことたくさんあったと思う。
それから全部逃げていたとしたら?
大半の人がゾッとしただろう。
近年、ほんの一部の出来損ないの感情をマッサージするような甘い言葉が囁かれるが、それを真に受ける者が多すぎるように感じる。
俺は生来汗っかきで、常に脇の下が湿ってると言って過言じゃない。
この湿りをデメリットではなくメリットに思いたい。そうした着想から生まれたのが、脇の下をきのこの菌床にするということだった。
最初は半信半疑、上手くいくかどうか不安だったのだが、ある日起きると違和感が。
そこで脇の下を確かめてみると…生えていた。
ぶなしめじひとつのような小ぶりなきのこがちょこんと生えていたのだ。
それからはトントン拍子に栽培は進み、今では毎日安定した量が収穫できるまでになってきた。
なので最近は朝食のお味噌汁に入れたり、毎日のお弁当に用いたりとでとにかく重宝している。
そんな折、同僚の女性が「増田さんのお弁当って、いつも手作りなんですか?」と聞いてきた。
俺は驚きながらも「え、ええ、そうですね」と答えると「じゃあそのきのこの天ぷらも?」と続けて聞いてくるわけだ。
そうですよと頷くと「すごく美味しそう!あの、ちょっともらっても良いですか?」と彼女が言うので少しあげると「…美味しい!」というので嬉しいやら恥ずかしいやら、なんとも複雑な心境だった。
このきのこって、どこで買ってるんですか?と言うのでとりあえず近場のスーパーの名前をあげると「そこなら…あまり遠くないので、今度帰りにでも一緒に行きませんか?」なんて誘われてしまった。