はてなキーワード: 彼女とは
交際して間もないのだが、早くも、相手に不安を覚えるようになった。
印象や気づいたことを羅列でもしてみる。
彼女は自分から会おうとは誘わない、どこへ行きたいと自分から言わない、どこのお店へ行きたいとも言わない。いつだったか、デート中に彼女から「私は受け身な人間で面倒な女性かもしれない」といつか言われたことがあった。それ、自分で言うか…と思ったけれど。
肉子さんの婚活漫画で『100回お見合いしたヲタ女子の婚活日記』というのがあって、その中で草食系ならぬ「総受系男子」という概念が出現する。その女性版だ。「どこでもいいよ、なんでもいいよ、任せるよ」、婚活において、この黄金パターンを繰り返す人のことを言うらしい。著者曰く、婚活でこの手の男性に頻繁に出会い、かなり悩んだらしい。本当に存在するとは思わなかった。自分が出会ったのは女性だが。
でも、彼女は女友達とは頻繁に遊びに行っている。おいしいお店巡りが好きらしい。行きたいお店をかなり大量にiOSの地図アプリに登録している。なのに「自分からどこへ行こうとは誘わない」と予め宣言されてしまっている。予防線だ。でも、本人曰く、会いたくないと思っているわけではないらしい。
不可思議だが、女性の心理を自分が理解していないのか? 会いたいという気持ちや相手に興味があるという気持ちは、言葉や行動という、相手にとっての理解可能な形で伝えて初めて意味をなすものではないのか? 自分は相手のことが好きで会いたいと思っているけれど、それを伝えることはありませんって、何それ? そんなもんか? 就職したい会社があるのに、「就職したいです。でもエントリーはしません。でもあわよくば採用されたいです」とはならんだろう。それとも、俺は軽くあしらわれているのか? 「女性は交際中においても常に受け身で申し込まれる側なのです」ってこと? それが普通なのか? その後結婚したら、あなたは積極的に家事など諸々のことをしてくれるのか?(俺はするぞ!) 今の態度ではそれが全く伝わらないのだ。ごめん、正直、めんどくささだけが伝わってくる。
遊び好き
話や行動から察して、遊び好きであることは判明した。休日に友達と遊びに行くことは別に変ではないけれど、僕の印象では「婚活<遊ぶこと」のように見えている。婚活とはいえ一緒に過ごして楽しいことは大事だから楽しくすごすことを否定はしないけれど。
彼女、もしかすると僕が思っていたよりもコミュ障なのかな…。友達と楽しく遊ぶことと、新しく関係を構築するのは別の能力という気はするし。後者ができないのか…。学卒からずっと同じ職場で働いてるらしいし。全くの想像だけど。
会う頻度
僕らが会う頻度だけど、概ね1週間~2週間に1度ほど。彼女は、会う頻度についての希望はないらしい。会いたい時に会えればいいし、忙しければそうでなくてもいいらしい。それで婚活できるんだろうか。年齢も年齢だし、結婚に焦っているわけでもないらしいが、婚活ってそんなにのんびりするものなのだろうか…。マッチングアプリだから自由なのだけど、それにしても、のんびりしている。
でも、旅行に行きたいとも本当に思っているらしい。当然、彼女から「行こう」とは言わないが。
おいしいお店を沢山知ってるけど誘わないのは、趣味が少し違うから気を遣っているのかもしれないが…。どうだろ…。自分はパンケーキ屋さんはそう行かないし。
とりあえず、一回自分の気持ちを打ち明けて話してみようと思う。
彼女はなんで僕と付き合うと決めたのだろう。彼女は僕に何を求めてるんだ? 自由でいさせてほしい、でも、自分からは希望は出さない。だけど、楽しめる場所やお店に連れて行ってほしい。そゆことか? 僕はそう受止めてるんだけど。それ、無理だろ。どんなコミュニケーションすればいいんだよ。親子とか親友ならいいけど、今から関係を構築する交際相手にとる態度じゃないでしょう。
一旦会話して、それでも「自分はこういう人間だから」とか「もう30後半だから性格は直らない」とか、もし言われたら、時間の無駄だから交際終了を提案すべきかな…と悩んでる。
俺は女性経験がほとんどない人間だし、周囲に相談しても「大変だなぁ」としか言われなかったから、ちょっと増田で聞いてみたい。
吉田茂系(戦後に政治家になった官僚出身者をルーツに持つ。護憲寄り)
┣池田勇人系
┗田中角栄系
┗茂木派(53人)
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鳩山一郎・岸信介系(公職追放された戦前の政治家をルーツに持つ。改憲寄り)
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┣二階派(44人)
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┗(74人)…菅義偉★、石破茂☆、高市早苗☆、野田聖子☆、小泉進次郎
--
90年代まで1つだった岸田派(45人)と麻生派(53人)が合流すれば最大勢力になるが、麻生派には総裁選で岸田首相の最大の脅威となりうる河野太郎がいるし、仮に合流が実現しても単独過半数にはほど遠い。包囲網が敷かれたら負ける。
安部派はなんとか踏ん張って崩壊を免れても、大臣を経験したような実力者は今回のスキャンダルで総崩れなので総理候補は出せないし、党の主要ポストすら望めないかもしれない。スタメンが乗ったバスが交通事故にあって補欠しか残ってないような状態。
茂木派、二階派はキャスティングボートを握るポジションではあるが総理候補となる弾がない。しかし二階派には「問題のある人や自民党を一度抜けた人でも思想を問わずとにかく誰でも受け入れる」という貪欲さがあり、安部派が崩壊した時にはその受け入れ先として勢力を拡大する可能性もある。
総裁選に出たことがあるメンバーにはやたらと無派閥が多いが、彼ら彼女らには後ろ盾がない。逆にだからこそ安心して利用できる側面もある。菅義偉という無派閥で総理になった前例もある。安倍首相は菅義偉を後継にすることで安部派にNo2を作らず自身の権力を盤石にした(そのせいで今の惨状がある)。
「(裏声で)こんにちは、ちんこです。僕、あなたのこと好きなんだ。繋がってくれませんか?」
すると彼女はこう言った
仕方ないので俺はちんこを回して空を飛んだ
そして火星について、家を建てた
連載獲得目指してます
付き合いたての頃、ちっちゃい電車の先頭の席で彼女と手えつないで悦に入ってたら、いつのまにか乗り換えの終点に来てたみたいで、車掌さんに「すみませーん、降りていただけますか?」って言われて、ウワー!!!と思って急いで降りたんだけど、その際俺は彼女の膝を飛び越えて自分が先に降りていたらしく(記憶がない)、もう5〜6年前とかなんだけど未だに話題に上がることがあるな
全く同じ状況に覚えがあって笑ったわ
意外とずっと根に持っているので注意してほしい
モテる男性ならそういうところも気が使える、みたいな面はあると思うので増田の非もあるとは思うが
今後関係を続けていくと色々歪みも増えていくと思うので増田自身も彼女に対して思うところがあるなら別れたほうがいいと思う
お互いのため
これ
横断歩道の一件は単なるトリガーでしかなく、独断専行の膨大な蓄積があったと思われる
元増田は彼女に対してバイオ4のアシュリー的な行動特性を求めていて
当時まだ20前後だったのに実年齢知らなかった人にはおっさん扱いだったんだな
http://mimizun.com/log/2ch/ff/1379672558/
24 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2013/09/20(金) 22:15:06.72 ID:s5D3jlNy0
【総合】ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン part2188【DQ10】
804 : 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2013/08/03(土) 01:18:14.47 ID:8cJenDXa0 [1/1回(PC)]
最近ウェットスーツでシコりすぎて困るくらい、ゲームとしては何もしてないわ
朝昼晩三回は余裕でどくどくとイケる
182 : 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2013/08/03(土) 03:53:50.38 ID:rjY9K9L00 [1/1回(PC)]
【総合】ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン part2187【DQ10】
122 : 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2013/08/02(金) 13:58:29.83 ID:KE1LENS60 [1/1回(PC)]
なるせさんの皮肉たっぷりなユーモアは、人によってはとても面白く感じる
【総合】ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン part2186【DQ10】
960 : 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2013/08/02(金) 13:37:34.27 ID:KE1LENS60 [1/1回(PC)]
【総合】ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン part2144【DQ10】
225 : 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2013/07/23(火) 03:51:04.91 ID:h+hUh+SS0 [1/1回(PC)]
働いた理由が「他にバイトも受けたけど、コロナ禍でそこしかなかった、ちょっと体入したら境遇が良くて……」と言っていた。
だけどコロナ禍でも昼バイトはいくらでもあったし、なんならそういう夜の仕事は1番打撃うけていて働くのも制限が多かったのを知っている。
「もともとそういう仕事に興味があり、お客さんにチヤホヤされるのが嬉しかった、そして時給が良かった」が理由だと思ってるんだけど、わざわざ「コロナ禍で仕方なく」みたいに言う理由ってなんや?
元増だけど、最近読んだのは郷内心瞳作品と夜道を歩くとき、彼女が隣にいる気がしてならないだよ
ホラーの中でも村系が多いからか、ホラーものを読んでたら9割くらいが村のホラーになってしまわんか???別に村のホラーを求めてるわけではないのに
一緒に歩いてると相手がたまに小走りになってるとか、個別で会計するときに自分の会計が済んだらさっさと店を出てるとか、先に飯を食い終わって相手が食べ終わるのを待ってるとかもあるんじゃないか。
従姉妹との同居を〝同棲〟と書いてしまうのがもうだいぶアレだね…。彼女には初めから従姉妹との同居と病弱な事情を伝えて面識持たせていたら疑われることも無かっただろうに。ワケあり同居人と濁していたらそりゃ二股を疑われるわ。
https://anond.hatelabo.jp/20231210033156
リットマン博士は、多肢選択式のリッカート型 (同意尺度ベース) と自由回答式の質問からなる 90 の質問からなる調査を作成しました。 データは、子供時代には性別違和の基準を満たしていなかったが、思春期に突然トランスジェンダーであると認識された子供を持つ256人の親から匿名で収集された。 リットマン博士の発見には次のようなものがあります(彼女自身の言葉で、軽く編集されています)。
リットマン博士は、性別違和が存在しない、あるいはこれらの少女たちが性別違和を持っていないなどとは決して示唆しませんでした。 彼女が仮説を立てたのは、これらの若者の性別違和には非定型的な病因、つまり古典的な診断とは異なる一連の原因があるということでした。 従来の性別違和とは異なり、この性別違和は友人やソーシャルメディアによって奨励され、強化されたようです。
しかし、正確には、このどの部分が伝染したのでしょうか? リットマン博士は次の 3 つの仮説を立てました (繰り返しになりますが、私は彼女の言葉を軽く編集しました)。
彼女は、移行への衝動は正当なストレス要因や強い感情に対処するための「非適応的な対処メカニズム」を表しているのではないかと理論づけました。 彼女は、この非定型的な性別違和自体が意図的な自傷行為の一形態を構成する可能性を考えた。 彼女は、自分の分析は、若者が移行から恩恵を受けないことを示唆するものではないと述べた。 その代わりに、彼女は単に「これらの脆弱な年齢にあるすべての[青少年]が、症状の原因についての自己評価が正しいわけではない」と結論付けた。
性別違和に苦しむ人が、友人の励ましやソーシャルメディアでの自己満足に基づいてトランスジェンダーであることを「カミングアウト」したことはこれまでなかった。 性別違和そのものの経験よりも先に「トランスジェンダー」であると認識されたことはかつてありませんでした。
リットマン博士の研究が発表されてから2週間後、活動家の抗議に応えて、PLoS Oneは彼女の論文の出版後のレビューを実施し、近日中に「訂正」が行われると発表した。 リットマン博士は一連の改訂を受けました。 「途中でベンとジェリーのアイスクリームがたくさんできました」と彼女は私に語った。 「かなり緊張しましたね?」 最初の出版から 7 か月後の 2019 年 3 月に、PLoS One はリットマンの「訂正」を発表しました。
彼女の結果は何も変わりませんでした。
https://anond.hatelabo.jp/20231210033032
彼女は、データの限界を超えて理論化せよという私の促しを拒否し、文化の何がアメリカの十代の若者たちをこの道に進むように促したのかについて推測する誘いを断った。 私はリットマン博士に、プライド イベントの人気の高まりや、かつてはブルース・ジェンナー、現在はアメリカで愛されるオリンピアン「ケイトリン」が、ビスチェを着てヴァニティ・フェア誌の表紙を飾り、飢えたようにカメラを見つめていた衝撃について考えてもらいたい。 私は、大学での性的暴行に関する水増し統計が思春期の少女たちを怖がらせて女性であることを完全にやめさせていないのか、インターネットで読んだ内容に基づいて自己診断する不運な傾向によってトランスジェンダーの認識が促進されていないのか、声を大にして疑問に思う。
私も声に出してはいないことについても疑問に思う。このトランスジェンダーの流行の一部は、過保護に育てられ、甘やかされた子供たちが反乱の縄張りを張り巡らせようと必死になっているせいではないのか、ということだ。 こうした子供たちの多くが中流階級以上の白人家庭の出身で、少数派のアイデンティティに隠れようとしていることは偶然ではないのだろうか? それとも、彼らは圧倒的に進歩的な家族の出身であり、壁がほとんどなく育てられ、打ち破るべき障壁を探し求めているという事実でしょうか? そして、現代ではメンタルヘルスに対する強迫観念があり、あたかも私たち全員が補充が必要なただのタイヤであるかのように、最適なレベルの幸福を目指してすべての人に薬を与えています。 中流階級以上の人々は、大隊のセラピストの助けを借りて、不安や憂鬱、さらには時折失望を感じても、それを取り除く習慣を身につけている。 おそらく私たちは、幸福とは自然で常にアクセスできる状態であると考えるように青少年を訓練してきたのでしょう。 おそらく彼らは、一時的な悲しみは危機に相当すると信じるようになったのでしょう。10代の低迷は無視すべき段階ではなく、是正すべき大惨事なのです。
リットマン博士は気分を害するつもりはありませんが、データなしで安心して診断できるほど無謀な憶測をする人がいるのかと心から不思議に思っているようです。
1985 年 3 月、ラトガース大学 2 年生の時に、悲劇が彼女を襲いました。 リットマンの家族は流れ弾のようだ。 彼女の弟、高校 3 年生のマークは、入学したばかりの南部の名門大学を訪れていました。 「彼はトラブルメーカーではありませんでした」と彼女は私に言いました。 「彼は優等生で、詩を書き、スポーツもしていました。」 彼は訪問中に家に電話し、両親に、与えられた部屋の割り当てを変更する必要があると伝えました。 その夜遅く、彼は大学にいる家族の友人に電話して、彼女の床で寝てもいいかと尋ねた。 彼女は彼を断った。 彼女の家族は、マークが非公式のヘイジングイベントを避けようとしていたことに後になって初めて気づきました。 その夜、彼はアルコール中毒で死亡した。
「ティーンエイジャーは社交的な生き物だ。彼らは仲間から影響を受けており、それが彼らの成長の一部だ」とリットマン博士は事件から34年後に私に語った。 しかし、それがティーンエイジャーが互いに危害を加え合う理由でもある。
リットマン博士は、避妊、生殖に関する健康に関する知識、中絶のリスクに関する信念、中絶に対する偏見などに関する学術論文を執筆しました。 彼女は、出産適齢期の女性が自分の体についてどのような選択をしているのか、そしてその理由を調査しました。 その後、自分の子供たちが思春期に達したとき、彼女は自分たちの世代がどのように暮らしているのかにさらに興味を持つようになりました。
最新の診断と統計マニュアル (DSM-5) では、性別違和の予想発生率は出生男性では 0.005 ~ 0.014 パーセント、出生女性でははるかに低い 0.002 ~ 0.003 パーセントであると報告しています。 10年前、彼は医療介入を求めました。 これは10,000人に1人未満の発生率です。
リットマン博士が発見し始めたように、過去 10 年間で、青少年の性別違和が西側諸国で急増しています。 米国では、有病率は 1,000% 以上増加しました。 アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が発行した10代を対象とした2017年の調査によると、現在高校生の2パーセントが「トランスジェンダー」であると自認している。 英国では、その増加率は 4,000% であり、ジェンダー治療のために紹介された人の 4 分の 3 が女の子です。
この突然の急増と人口動態の急激な変化(幼少期に性別違和の病歴を持つ大半の少年から、そのような病歴のない大半の思春期の少女へ)を考慮すると、これは多くの科学者の注目すべき事態だった。 そうではありませんでした。 リットマン博士は、なぜ思春期の少女たちが性別違和を経験しているのかを説明する学術研究や一般的な報告を探しましたが、何も見つかりませんでした。
翌年、リットマン博士が研究を準備し、データを分析し、論文を執筆するにつれて、西側世界各地の臨床医が性別違和を呈する青少年の女性が増えたと報告し始めた。 スウェーデン、トロント、アムステルダムの診療所は、性別違和の割合が、2006年以前の出生男性が圧倒的だったのが、2006年から2013年にかけて出生女性が圧倒的に逆転したと報告した。2018年までに、ヨーロッパの学者らは、その前の10年に比べて劇的に増加したと報告している。 性別違和を呈する若者の間で、その増加のほとんどは「出生予定の女性の流入によるもの」である。
2016年には、米国で行われた性転換手術全体のうち出生時女性が46%を占めた。 1年後には70%になっていました。
最終的に、リットマン博士は、彼女にとってよくあるパターンとなるであろうことを両親が説明しているウェブサイトを発見した。つまり、社会的葛藤と不安を抱えているが、幼少期に性同一性の問題の兆候が見られなかった娘が高校に入学するというものだ。 彼女は、多くの子供たちが「トランスジェンダー」であることをカミングアウトしている友人のグループに加わりました。 娘も自分自身について同様の発表をします。 「娘たちは『本当の自分』を見つけず、成長することができなかった」とリットマン博士は読んだ親の報告書から思い出した。娘たちは「さらに怒り、不機嫌になり、親に対して敵対的になった」。 彼らは不快感に苦しむほど、助けてくれそうな人々から遠ざかっていきました。
彼らの性別違和の顕著な社会的側面に衝撃を受けた――彼女は友人集団内でのトランス自認の蔓延からその証拠を指摘した――。 リットマンは、同僚から伝染するもう一つの神経性食欲不振症について、できる限りの情報を読み始めました。 新たに誕生したトランスジェンダーの十代の若者たちと同様、拒食症の少女たちは、自分の身体の欠陥を意識する強迫観念に悩まされ、自傷行為をする意欲を重んじていた。 リットマン博士は、「プロミア」(過食症支持者)サイトと「プロアナ」(拒食症支持者)サイトを検索しました。そこでは、青少年が最も体重を減らす方法や、食事について親を騙す方法について互いに指導し合っています。
「摂食障害を擁護するサイトでは、基本的に拒食症は完璧を目指すライフスタイルであると宣言されています。 彼らはそれを方向転換して、それが規律のライフスタイルであるかのように非常にポジティブなものにし、体重を減らす方法についてのヒントやコツを共有します」と彼女は言いました。
彼らはどのような「アドバイス」を提供するのでしょうか? リンゴを 8 等分に切り、数時間ごとに 1 個ずつ食べると、リンゴを 1 個しか食べていないのに満腹感が得られます。
「彼らはこうアドバイスするでしょう。」とリットマン博士は言った。「両親は家を出ているので、シリアルなど、普段食べているものをボウルに入れるべきです。牛乳を入れて、スプーンを取り出して捨ててください。」 それを生ゴミ処理機に捨てて、ボウルとスプーンをそこに残しておけば、シリアルを食べたことを彼らに伝えることができます。」
拒食症支持サイトは、インターネットに植民地化し始めた一連のビデオに似ていた。トランスのインフルエンサーのソーシャルメディアサイトでは、自分たちを「トランスジェンダー少年」または「トランス男性」と呼ぶ出生少女たちが、コースを始めてから自分たちの生活がどのように改善したかを自慢している。 テストステロンの。 それが彼らに与える焦り、腹部に現れた黒い毛の「幸せな跡」へのスリル、すべての社会的不安の消散――彼らが主張する――。
トランスジェンダーのインフルエンサーが、懐疑的な臨床医からのテストステロンの処方をどう説得するかについて他の若者たちを指導している。 彼らは十代の若者たちに、性別違和のDSM診断基準を勉強し、自分たちがトランスジェンダーであることを「ずっと知っていた」経緯についての慰めの話を準備するようアドバイスしている。 彼らは、この不快感を長い間感じてきたと主張するように言います。 それらは移行の緊急性を伝えています。今移行しなければ、移行は決して不可能です。 あなたはすでに自殺の危険性が高い状態にあります。
リットマン博士は、拒食症とトランスジェンダーのサイトの両方が、グループ内対グループ外の強い傾向があることに気づきました。 トランス系サイトは「シス」の人々を嘲笑し、性別違和を勇気ある状態として描写し、性別違和を持たない人々は無知か不遇者であるかのように描いている。 それは彼女に、入院患者や外来患者の摂食障害患者の文化、つまり痩せさを美徳に、過激主義を誠実に変換する文化を思い出させました。 「最も痩せている患者や、その痩せや摂食障害に関連する病気を最も多く抱えている患者が賞賛され、尊敬されるサブカルチャーがよくあります。 そして、医師の指示に従いたい人、あるいは体重がそれほど多くない人は、「病院内にいるのに十分ではないような、屋外の拒食症」と呼ばれます。 拒食症推進サイトは、事実上、精神疾患を英雄的な社会的アイデンティティに変え、これまで以上に自傷行為をすることで、そのアイデンティティへのコミットメントを示します。
リットマン博士は、襲撃者らから「右翼」であると非難されたり、敬虔なキリスト教徒であると思われたりすることが多い。 どちらの特徴づけも不条理といえるほど間違っている。リットマン博士は共和党員に投票したことがない。 彼女と夫のマイケルは何年もの間、進歩的な人文主義的なユダヤ人会衆の会員でした。 しかし、彼女の本当の宗教、彼女が完全な信仰を持っている宗教は、「家族」です。
「ああ、そうですよ。 それがすべてだった」と彼女は言う。
トランスジェンダーのサイトや親の報告に流れた家族疎外の糸口はリットマン博士を悩ませ、この問題への彼女の関心を刺激した。 彼女が受けたあらゆる憎悪、評判への攻撃、大好きな仕事の喪失にもかかわらず、家族が離散することへの不安こそが、このテーマに対する彼女の研究関心を維持しているのだ。 「子供たちが親を敵に回すのを見ると…とても胸が張り裂ける思いでした」と彼女は語った。 「それは私にとって最悪の悪夢のようなものです。」
仲間の影響を研究する心理学者は、10代の少女たちがなぜ仲間からの伝染に非常に敏感で、それを広めるのが得意なのかを尋ねます。 多くの人は、それが女の子の社交的な傾向に関係があると信じています。 ミズーリ大学心理学教授アマンダ・ローズ氏は、「女子対男子の会話を聞くと、女子は疑問を抱くよりも、正当性を認めて支援するような言葉で答える可能性がはるかに高い」と語った。 「彼らは、友達の世界にもっと入り込むために、現実を一時停止することをいとわないのです。 このため、思春期の少女たちは、たとえば友達が経験しているうつ病を引き受けて、自分自身もうつ病になる可能性が高くなります。」
友達がいる場所で会い、痛みを分かち合うこの女性の傾向は、生産的で貴重な社交スキルとなりえます。 共反芻(困難について過度に話し合うこと)は「女の子同士の関係をより強くします」とローズ教授は私に言いました。
しかし、それは友人同士がお互いの病気を引き受けることにもつながります。 10 代の少女たちは、友人関係に特有の特徴である共反すすめによって精神疾患を広めます。 過剰な安心感の追求。 もう1つは、自分の低い自己概念を他人に確認してもらうことで、自分がコントロールされているという感覚を維持する、ネガティブフィードバックの探求です。 ソーシャル メディアの 24 時間年中無休のフォーラムによって、それぞれの発生率が激化し、増加している理由を理解するのは難しくありません。 リットマン博士は、性別違和が思春期の少女たちを襲うもう一つの仲間内感染であるかもしれないという彼女の予感を探るために調査を作成した。
DSM-5 によると、子供の性別違和は、以下の症状のうち少なくとも 6 つが存在することによって引き起こされる状態です。
https://anond.hatelabo.jp/20231209190858
2016年、産婦人科医から公衆衛生研究者に転身し、2人の子供の母親であるリサ・リットマンは、統計的な特異性に気づいたとき、ソーシャルメディアをスクロールしていた。それは、ロードアイランド州の小さな町に住む数人の若者、そのほとんどが女の子であったが、トランスジェンダーであることをカミングアウトしていたというものだった。 —すべて同じ友人グループ内のメンバーです。 「最初の 2 つの発表で、私は『わあ、すごいことだ』と思いました」と、軽いニュージャージー訛りの母音を微調整しながらリットマン博士は語った。 その後、3、4、5、6 回のアナウンスが行われました。
リットマン博士は、性別違和についてはほとんど何も知りませんでした。彼女の研究関心は、中絶に対する偏見と避妊といったリプロダクティブ・ヘルスに限定されていました。 しかし彼女は、その数が既存の有病率データが予測するよりもはるかに高いことを認識するのに十分な知識を持っていました。 「私は疫学を勉強しました...そして、予想を大幅に超える数字が表示された場合は、何が原因であるかを検討する価値があります。 もしかしたら数え方の違いかもしれません。 いろいろあるかもしれない。 でもご存知のように、それらは高い数字でした。」
それらは前例のないものであることが判明しました。 アメリカや西側世界各地で、若者の間で性別違和、つまり社会的呼称「トランスジェンダー」に関連する病状が急増していると報告されていた。 2016 年から 2017 年にかけて、米国における女性の性別手術の数は 4 倍に増加し、これまで見てきたように、生物学上の女性が突然性別手術全体の 70 パーセントを占めるようになりました。2018 年、英国は過去 10 年間に比べて 4,400 パーセントの増加を報告しました。 ジェンダー治療を求めている10代の少女たち。 カナダ、スウェーデン、フィンランド、英国では、臨床医やジェンダーセラピストが、性別違和を患う人々の人口構成が、主に就学前の少年から主に思春期の少女に、突然劇的に変化したことを報告し始めた。
リットマン博士の好奇心は、彼女が見たソーシャル メディアの投稿に引っかかりました。 なぜ、これまでほぼ男子だけが抱えていた精神疾患が、突然十代の女子たちを襲うのでしょうか? そして、なぜ友人集団では性別違和の発生率がこれほど高いのでしょうか?
もしかしたら彼女は何かを見逃していたのかもしれない。 彼女は性別違和に関する科学文献に没頭しました。 彼女は、この障害の性質、症状、一般的な治療法を理解する必要がありました。
リットマン博士は、幼少期に性別違和の病歴のないトランス自認の若者の親からデータを収集し、自身の研究の準備を始めた。 幼少期の経歴の欠如は重大でした。 これまで見てきたように、伝統的な性別違和は通常、幼児期に始まります。 それは特に、この症状を呈した少数の出生女子に当てはまりました。 リットマン博士は、彼女が見ているのが古い病気の新しい変種なのか、それともまったく別のものなのかを知りたかった。 彼女は 256 件の詳細な親レポートを収集し、データを分析しました。 彼女の結果は彼女を驚かせた。
2 つのパターンが顕著でした。第 1 に、思春期にトランスジェンダーであることを「突然」発見した思春期の少女たちの明らかに大多数 (65%) は、長期間ソーシャル メディアに浸かった後に発見しました。 第二に、一部の少女たちの友人グループ内でのトランスジェンダー自認の蔓延は、予想の 70 倍以上でした。 なぜ?
リットマン博士は、思春期の少女たちの間のトランスジェンダー自認の急増が、いくつかの原因のいずれかによって説明される可能性があることを知っていました。 たとえば、LGBTQメンバーに対する社会の受け入れが増えたことで、昔なら「カミングアウト」することに消極的だった10代の若者たちも、今日ではカミングアウトできるようになったかもしれない。 しかし、これではトランスジェンダー自認が友人グループに集中している理由が説明できませんでした。 おそらく、性別違和を持つ人々は自然に互いに惹かれ合うのでしょうか?
しかし、やはり発生率は非常に高く、発症年齢は就学前年齢から青年期に上昇し、性比は逆転した。 この不快感の非定型的な性質(幼少期にそのような症状を経験していない若者に発生する)により、リットマン博士は、他の誰もが見落としていた仮説、つまり仲間の伝染に導かれました。 リットマン博士は、この性別違和の非典型的な表現に「急速発症性性別違和」(「ROGD」)という名前を付けました。
突然トランスジェンダーであることを認識した思春期の少女たちの多くは、ウイルスのように広がる文化的熱狂である「流行」に巻き込まれたようです。「流行」とは社会学の専門用語であり、軽蔑的な意味ではなく、私がここで使用する方法です。 。 (リットマン博士は決してそんなことはしません。)それはフラフープやポケモン、そしてあらゆる種類の文化的流行に当てはまります。
この用語を導入した20世紀初頭の精神科医ライオネル・ペンローズは、コミュニティ内に急速に広がる考えは「感染力があるため、必ずしも有害でも不合理でもない」と説明した。 流行の特徴、つまりそれを「群衆の精神疾患」としているのは、その統治中に「異常な量のエネルギーが一方向に放出され、その結果、集団の福祉にとってより重要な事柄が無視される可能性があること」です。 」
リットマン博士の仮説のように、思春期の少女たちの間でトランスジェンダーであることを自認するこの突然の急増が仲間内での伝染であるならば、「性転換」に向けて急いでいる少女たちは最も必要な治療を受けていないことになる。 医師は、ホルモン療法や手術を求めるすべての青少年の要求にすぐに応えるのではなく、他に何が問題なのかを理解するよう努めるべきである。 医師の治療はせいぜい効果がありません。 最悪の場合、医師は後悔する可能性が高い患者に不必要なホルモン治療や不可逆的な手術を施している。 リットマン博士の理論は、神経を刺激するのに十分以上でした。
活動家らは、リットマン博士の論文を掲載した公立科学図書館の査読付き科学雑誌「PLoS One」のツイッターページを襲撃し、彼女が反トランスジェンダーの偏見を持っていると非難した。 彼らは、リットマン博士が保守的で反トランスの親グループから意図的に親の報告を求めたと主張した。 (実際、親の 85% 以上が LGBT の権利を支持していると自認しています。)
ジャーナリストたちは煙を見て、ガソリンの小瓶を手に急いで駆けつけた。 リットマン博士が設立したブラウン大学学部の大学院生で自称「トランスジェンダー擁護者」は、マスコミでリットマン博士を軽蔑し、彼女の研究を「科学的基準を下回る」粗雑なものだと呼び、リットマン博士が性的暴行を受けたと非難する記事を発表した。 偏見によって動機付けられている。 他のトランスジェンダー活動家らは、この論文で人々を傷つけたとしてリットマン博士を非難した。 彼らは彼女の仕事を「危険」と呼び、トランスジェンダーを自認する青少年の「精神衛生の悪化」につながる可能性があると主張した。
ブラウン大学は彼女の論文に関するプレスリリースをウェブサイトから削除し、公衆衛生学部長の謝罪文に置き換えたが、同学部長は「研究の結論はトランスジェンダーの若者を支援する取り組みの信用を傷つけるのに利用される可能性がある」と嘆いた。 PLoS Oneの編集長は、研究により良い「文脈」を提供できなかったことを謝罪するという異例の措置をとり、論文に含まれていた可能性のある「方法論上の誤り」について追加の検討を約束した。
リットマン博士の論文はすでに 2 人の独立した学者と 1 人の学術編集者によって査読されていました。 しかし、ブラウン氏と PLoS One は、目覚めた暴徒を見たときにそれを知りました。 彼らは、急いで行動せず、ゆっくりと財布を渡すことが最善であると判断しました。
著名な児童ジェンダー心理学者であるダイアン・エーレンサフト氏は、エコノミスト誌に対し、リットマン博士が親の報告書を利用したことは、「黒人が実際には劣った人種であることを証明するために、クランやオルタナ右翼のサイトから人材を募集している」のに似ていると語った。 (この場合の「クラン」とは、単に自分の子供について質問されただけの両親のことである。)調査対象となった親たちが一般的に反トランスジェンダーの態度を表明しておらず、むしろ自分たちのトランスジェンダーに対する不信感や動揺を表明していることを気にする人はほとんどいなかった。 娘たちは、幼少期に性同一性障害の病歴がなかったにもかかわらず、「突然」このアイデンティティを採用した。そして、このアイデンティティの後、思春期の子どもたちの精神状態は悪化したようだという。
どの攻撃も、親の報告が子どもや青少年の精神的健康を評価する標準的な方法であることを認めていませんでした。 (親の報告書からではなく、どのようにして子どもの心理的病歴を知ることができるでしょうか?)また、これらの批評家の誰も、主要な学術研究が「社会的移行」(青少年の名前や代名詞を学校や友人と変えること)を促進するために使用されていたことには言及していませんでした。 ) 性別違和の子供に対する調査も同様に親の調査に依存しています。 PLoS Oneは、論文のタイトルに「親レポート」という言葉が含まれていたにもかかわらず、リットマン博士の手法が十分に明確になっていなかったことを示唆する訂正を発表した。
リットマン博士の論文は、2018 年に最も広く議論された学術論文の 1 つとなりました。彼女の分析と結論は、性別違和に関する世界の最も著名な専門家から賞賛を集めました。 何十人もの親たちが、自分たちが思春期に観察していた現象に名前を付けてくれたことに感謝する手紙を彼女に送った。
しかし、彼女は偏屈者やいじめっ子として広く非難されていました。 これは、彼女には在職期間の保証もなければ、教員の共著者もいなかったという事実にもかかわらずである。 彼女は右翼でも反トランスでもありませんでした。 彼女は数年間、家族計画団体でパートタイムで働き、夫とともに医療に対する腐敗した共和党のアプローチなどのテーマについてハフポストにいくつかの記事を寄稿したが、もはや真実はそれほど重要ではないようだった。
サイコロジー・トゥデイは、リットマン博士の論文に反論することを目的とした、「ジェンダーとセクシュアリティに関する豊富な専門知識を持つトランスジェンダーであることを自認するシスジェンダーの同盟者」からの公開書簡を掲載した。 書簡は、彼女の研究が「方法論的に欠陥がある」(親の報告に頼った点で)、「非倫理的」(結論に達した点で)と呼び、(トランスジェンダー自認の原因をあえて調査した点で)「明白なイデオロギー的偏見」を抱いているとリットマン博士を非難した。 まったく)。
活動家の臨床医らはリットマン医師をロードアイランド州保健局(DOH)に追い詰め、そこで彼女は妊婦や早産児の健康に関するプロジェクトで医師コンサルタントとしてパートタイムで働いた。 そこでの彼女の仕事は、トランスジェンダーの若者とは何の関係もありませんでした。 それ自体は幼児や青少年とはまったく関係がありませんでした。 彼女の未熟児に対する興味は、長年にわたる産科の訓練に由来しています。 彼女が生まれたとき、体重わずか 1 ポンドを超える未熟児を出産して以来、未熟児の世話は彼女の情熱でした。
活動家らは、リットマン氏がトランスジェンダーの若者に「有害な」論文を書いたとして、雇用主であるDOHを非難した。 彼らは、DOHに対して「リットマン博士との関係をただちに打ち切る」よう要求した。少し脅しを加えて、著者らは、DOHが地域社会に「トランスジェンダーであるというメッセージを送るために、ジェンダー中立のトイレ」をその施設に追加するかもしれないと軽妙に示唆した。 そしてジェンダーの多様な生活がDOHによって尊重されています。」
活動家たちはパイクの首を狙っていた。 DOH は彼らにリットマン博士を与えました。 彼女の有料コンサルティングは終了した。
私がリサ・リットマンに出会ったのは、ボストン郊外の国道1号線沿いにあるファミリースタイルのイタリアンチェーンレストランでした。 彼女の肩までの長さのダークブラウンの髪は、忙しい仕事と渋滞のストレスで軽く乱れていた。 ハンドバッグのストラップを握りしめながら私たちのテーブルに向かって急いでいた彼女は、どこまでも郊外の母親のように見えました。私があまりにも長く待たされていなければよかったと思いながら、容赦のない時間を埋めようと熱心でした。
彼女は大きな茶色の目、べっ甲の眼鏡、満面の安心感のある笑顔、そして緊張した笑い声を持っています。 彼女は何度も私に話してくれましたが、インタビューされるのが嫌いです。 私が書いたすべての正確性をどのように保証するかについての彼女の多くのフォローアップの質問に基づいて、彼女が真実を語っていることは明らかでした。
大きな胸と細い腰とほどよく丸みを帯びた尻。いわゆる、ボンキュッボンな体型にずっと憧れてきた。子どもの頃、かつてはそうだったという母の話を聞いていつかは私も女性らしい体型になれるものだと信じていた。
しかし、なかなか難しくどれだけ頑張っても私の胸は成長しなかった。いや、成長はしたのだが微乳なのだ。どれだけ肉をかき集めて寄せても、下着の中で一時的に留まるその肉たちは悲しいことにみかんくらいしかない。丸みを帯びたみかんは、下着を外すと一気に平べったくなる。留まってくれないのだ。筋トレなど頑張っているが、なかなかみかんたちはそのまま留まってくれない。
努力しないと留まらないみかんの持ち主故に、ずっと私はグラビアアイドルの体型に憧れてきた。性的消費とかではなく、ほんとにああいう体型になりたかったのだ。大きすぎる胸だと服や下着のサイズがないと聞くし大変だと思うが、持たざる者には憧れでしかない。大変申し訳ないが大変羨ましい。
そんな感じの私だが、大学の時に「そう私はこんな女の子になりたかったのだ」という同期がいた。まず入学式の時から「都会すごいこんな美女が普通にいる…というか絶対モデルさんとかやってるでしょ…」とびっくりした。目は大きく少し垂れ目でぽってり唇。長い髪はまっすぐで綺麗で、体型は私の憧れのボンキュッボン。……理想が、いる。大人っぽくでも顔は可愛くほどよく色気がある。す…すてき…と私は彼女に一目惚れ状態だった。
だが、話しかける勇気は皆無だった。スクールカースト下位で生きてきたため、まず学年でも、下手したら学部の中でも1番美しいかもしれない彼女を私は遠くからそっと見るだけだった。美しすぎて、尊い…となっていた。
そんな彼女と、なぜか同じゼミになった。うそだろ…と思いながら時々隣の席になりひたすら緊張していた。彼女がつけているシャネルのココマークのピアスや、Diorのロゴのリボンチョーカーが、ブランドロゴが全面に出ているはずなのにあまりにも上品で素晴らしい…と尊敬していた。高いヒールのブーツやパンプスを履きこなす彼女がとてもとても好きだった。優しく笑うおっとりした彼女もとても大好きだった。
憧れすぎて、言えなかった。気持ち悪いと思われたらどうしよう、と思うと言えなかった。
……たった一度だけ、彼女に褒められたことがある。お手洗いを利用した後に手を洗っていたらたまたま彼女が横に来たのだ。
「……いつも思うけどどうやったらそんな脚細くなるん?めっちゃ羨ましい。私すぐ太なってまうねん」
突然話しかけられて驚いた。いやあなたの脚めっちゃ細いがな、と。ちなみに私は普通の脚である。いや、脚はたぶん父が鬼のように長い故に若干人よりは長いが、細くはない。
そんなことない!○○ちゃんの方が細くて綺麗!!とか返したような気はする。なんせ覚えていないのだ、突然褒められたことにびっくりして。ただ、答えた後の彼女の笑顔が眩しかったことは覚えている。
さて、大学を卒業して数年。彼女が先日グラビアデビューした。いや卒業してからもInstagramもTikTokも実はフォローしていたしめちゃくちゃ綺麗…と思いながらいいねもしてきた。露出がどんどん激しくなっていくゆえあぁぁなんか見てしまってごめん…と思いながら持たざる者故に本当に綺麗なあなた…と思いながらいいねしてきた。
そんな中、突然のグラビアデビュー。個人的には、ようやく芸能界からお招きがきたのか…と納得している。だって、入学式の時本当に輝いていた。今まで小中高と会った同級生の中でも1番綺麗だった。たまたますれ違った女子アイドルよりも綺麗だった。なんでこの子が芸能界に行ってないんだ…?と本当に疑問だったしこの子が興味ないだけなのかなとも思っていた。
でもやっぱ光るものがある子は呼ばれるんだな…と思いながら今日も私はその子のインスタを見ている。ただ見てて寒そうなのでもう少しもこもこをこの季節は着てほしい。そしていつか彼女をテレビで見られる日が来ますように。
ただ、ただ魑魅魍魎であろう芸能界で彼女が変なことに巻き込まれませんように、幸せに活躍できますようにと田舎の片隅で毎日祈っている。
ただ世間話をして暇つぶしするためにコンカフェに時々通うようになって3年がたった。
それでも店が暇そうな時間を狙って行けば若い女の子と世間話ぐらいはできる。
それで、だんだん気が付いてきたことは、一言で「若い女の子」とは言っても、一見同じように見えても、
彼女らの間には生まれ・育ちによって残酷なほどの格差があるということだ。
コンカフェという場で、年上の男性を相手に、物怖じせずにふつうに世間話ができる女子というのは、
たいていふつうにお父さんがいる家庭で育っている。
その一方で、驚くほど男性客とコミュニケーションが取れない子もいる。
そういう子の多くは母子家庭か、もしくは父親の仕事の都合などの理由で、ほとんど父親がいない家庭で育った子である場合が多い。
これは本人の責任ではないのだから、気にせずマイペースにやってくれればいいとは思うのだけれども、多くの場合、短期間で辞めてしまう。
本人が「やっぱりこれは向いてない」と気が付いたか、もしくはもっと他にやりたい仕事が見つかった、ということなのならば別にいいのだけれども、
ファイナルファンタジーXIVというゲームがある。
いわゆるオンラインゲームだ。インターネットを通じて、世界中のプレイヤー達と一緒に冒険を楽しむことができる。
ファンの多い「ファイナルファンタジー」のシリーズ作、ということもあって、プレイヤー数は現在、2700万人もいるらしい。
昨年、私は一児の母となった。
初めての妊娠、出産、育児と、怒涛の日々を駆け抜ける中、このff14がいつも自分の側にいてくれた。
母親なのにゲームなんてして、と、眉をひそめる人も少なくないだろう。
けれど、自分がいま穏やかに楽しく娘と過ごせているのは、ff14の恩恵がとても大きい。
14で出会ったフレンド達、サービス運営チーム、そして吉Pへの感謝を綴りたく、
とある一人の「光のお母さん」の話を、ここに残させてほしい。
私はコロナ禍の最中、職場の同僚に誘われて始めた。プレイ歴としては3年ほどになる。
3年の間にいろいろな出会いがあり、いまは20人ほどいるギルド(ゲーム内コミュニティのこと)を拠点に遊んでいる。
自分が妊娠していることを初めて報告した相手は、夫でも親でも友達でもなく、このギルドメンバーのひとりだ。
その方は4児のママで、大変そうながらも(実際絶対大変……!)育児もゲームもとても楽しんでおり、
「素敵なお母さんだなあ」と、ずっと思っていた。
自分にとって、妊娠したことはあまりに予想外で、当時、妊娠出産の知識はほぼゼロ。
お恥ずかしい話なのだが、いつ病院に行ったらいいのかすらもわからなかった。
陽性をくっきり示す検査薬を前にして、途方に暮れた時にふと浮かんだのが、そのフレンドの顔(アバターだけど)だった。
「妊娠しているかもしれないんだけど、どうしたらいい……?」と恐る恐るメッセージを送ると、
いつ頃病院に行くのがベストかとか、体調は大丈夫かとか、右も左もわからずオロオロしている自分に、とても優しく寄り添ってくれた。
ff14は10年以上サービス運営されているのもあり、ママパパユーザーが結構多い。
その後しばらくして、自分が妊娠していることをフレンド達に打ち明けると(体調が悪いと不在がちになっていたので、大きな病気なのではと心配されていた)
「実は自分もパパ(ママ)だよ〜」という人が続々と現れ、あっという間に、周囲は強力な先輩だらけになった。
妊娠初期は、万が一のことがある。
だから、不安で不安で仕方ないにも関わらず、なかなか身内には話しづらい。
そんな中「オンラインのみでのつながり」という絶妙な距離感の友人達は、こうしたセンシティブな内容も話しやすく(聞いてくれてありがとう)
かつ、どこよりも頼れるコミュニティだった。
毎月の妊婦健診、つわりのしんどさ、急遽決まった帝王切開……続々と押し寄せる不安の種を一緒に受け止めてもらい、
人生初めての経験を、落ち着いて乗り越えることができた。本当にありがとう。
(本筋とズレるので多くを語るつもりはないが、自分のこどもってほんとーーーーーーーにかわいい!!!)
新生児期は、3時間に一度の授乳や、多いときは1日10回以上のオムツ替えなど、文字通り「まったく休めない生活」が続く。
配偶者が3ヶ月育休を取得してくれたので、交代交代で睡眠を取ることはできたが、それでも、1日4時間程度寝られればいい方。
何もかもが初めてで手探りで、やっていることが正解なのか間違っているのかわからないし、娘が泣いている理由もちっともわからない。
産育休中の親は、こうして家を中心に過ごすことが多いため、社会とのつながりを失いやすく、孤独になりがちだ。
その結果、産後うつといった重篤な問題を抱えてしまうことも多い。
だから、「自分の時間も大切です。たまには周りを頼って休んだり、気分転換をしましょう」と、
役所でも産院でも、リフレッシュすることや、社会的なつながりを持つことを助言される。
が、しかし、身も心もへとへとな新生児親にとって、そういった外出は非常にハードルが高い。
布団に入ったまま人と会うわけにもいかないし。
でも、ぼさぼさの髪の毛、どすっぴん、くたくたのパジャマでも、オンラインゲームなら誰にもバレない。
我が子が寝ている間にログインし、景色のいいところをぼーっと眺めたり、
フレンドとチャットでなんでもない会話をする時間は、とても心が癒やされた。
「あ、娘っち泣いた!行ってくる!」
「がんばって〜〜!」
この一息ついた時間の後は、自分に無敵バフがついて、「夜泣きでもゲロでも何でも来い!」という気持ちになれたものだ。
(実際はぜーんぜん寝てくれなくて、また涙目になってしまうのだけれど)
1歳になったいまも、日中は娘につきっきりのことが多く、なかなか友達とリアルで会うことは難しい。
娘が寝た後ログインして、「今日も育児おつかれ〜〜」と、互いを労いながら飲む酒は、とてもうまい。(※私はすでに卒乳している)
我が子は、本人の特性か、新生児期から行ったネントレの効果なのか、生後3ヵ月から夜通し寝るようになった。
私も未だに信じられないのだが、1歳になった現在も、夜の19時から朝の6時半までぶっ通しで寝る。
この娘の安定した睡眠のおかげで、親側の生活も人間らしいものに戻っていき、私も新生児期よりは、自分の時間を持てるようになった。
あれ、思った以上にゲームできる……?と、気づいた瞬間、どうしてもやりたいことが浮かんでしまった。
「やっぱ、煉獄零式踏破したいなあ……」
ff14は様々なコンテンツが用意されているが、その中でも人気が高いのは「高難易度レイド(=零式)」だ。
これは平たく言うと「攻略するのがめっちゃ難しいボス」で、8人で協力して倒すことが求められる。
この8人は身内の仲間を集めてもいいし、野良(まったく知らない人と一期一会でパーティを組む)で挑むこともできる。
「零式」が始まる時期は、もうお祭り騒ぎだ。ものすごい数のプレイヤーがクリア目指して一気にひた走る。すごく楽しい
この「零式」、ベテランプレイヤーであれば1〜2週間程度でクリアできるが、私はプレイスキルが高くないので、2〜3ヵ月程度かかってしまう。
でも、毎日コツコツと練習し、試行錯誤しながら攻略していくので、クリアしたときの喜びはひとしおだ。
2022年8月、「パンデモニウム零式煉獄篇」という高難易度レイドが提供された。
当時は妊娠8ヶ月あたりで「どこまでやれるかわからないけど、やってみるか〜」という気持ちで参戦し、
7割くらいまで攻略(4層前半時間切れ)したところで臨月に入り、さすがにお腹が重くなりすぎて、途中断念した。
「零式」を遊ぶときは、短くて30分、長いと2時間程度拘束される。
こどもの夜泣き等で途中離脱をすると、一緒にプレイする残り7人に非常に迷惑をかけてしまうので、
産後ff14に復帰しても、この「零式」だけには手を付けなかった。
ただ、あとちょっとでクリアだったのになあ…という心残りは大きく、
続々と届く「クリアしたよ〜〜!」という友達の報告を嬉しく思いつつも、ちょっとだけ歯がゆい気持ちにもなっていたのだ。
娘の睡眠が安定し始めて2ヵ月ほど経った頃、お世話にも慣れてきたので、夫と交代でワンオペをし、
それぞれの一人時間を時々設ける取り組みを始めた。
麻雀を終えて帰ってくる夫の笑顔と、その後の育児への頑張りを見ると、やっぱり人間にとって好きなことって大事だよな〜〜と実感させられた。
この取り組みが思いのほかうまく回ったので「もしかして零式やれるのでは…」という気持ちは、さらに大きく膨らんでしまった。
そして再び、あの育児もゲームも楽しむ4児ママフレンドの顔(アバターだけど)が浮かんだのだ。
(絶対大変なんだけど)毎日を楽しむ彼女の存在に、妊娠中の自分がどれだけ勇気づけられたかを。
そこでベビーモニターを傍らに置き、もし夜泣きがあったときは夫に見てもらうという了承を取り、
フレンドたちに「やっぱりクリアしたいから、一緒に来てほしい」と頼み、再び零式に足を踏み入れることにした。
バトルコンテンツは本当に本当にご無沙汰だったので、最初は全く指がおぼつかなかった。
ゲーム特有の反射での判断も、随分と鈍っていて、リハビリに随分と時間がかかったが、
フレンドたちが根気強く(本当に根気強かった、本当にありがとう)付き合ってくれて、無事クリアすることができた。
クリアした瞬間は、本当に本当に嬉しくて、いい年してポロポロ泣いてしまった。
ゲーム攻略のいいところは、努力した結果がその通りに実るところだ。
試行錯誤を繰り返し、なぜクリアできないかを振り返り、見つけた課題をひとつひとつこなしていく。
どんなに頑張ってもうまくいかないこともあるし、すんなりと乗り越えてしまうこともある。
それは、非常に面白いことでもあるのだが、「自分はうまくやれている」を実感することはほぼ皆無だ。
常に「私はいい親になれているだろうか?我が子によい環境を提供できているだろうか?」という、答えのない問いと向き合わされ続ける。
そうした日々の中で、私は「自分はやればできる」という気持ちを、完全に失いかけていた。
大げさなのかもしれない。
でも、育児という正解のない道を、自信を持って歩んでいくことは、本当に本当に難しい。
誰もが悩みながら、自分のこどもと向き合っていると思う。
突然話は変わるが、ミシェル・オバマが2022年に上梓した「心に光を」という本の中で、ミシェルが、
「途方もなく大きな壁を感じ、不安になってしまったときは、小さな達成感を得て、自分自身を取り戻すことが大事」と語っていた。
ミシェル自身、コロナやトランプ大統領の登場によって、絶望のさなかにいたという。その時、ミシェルを救ったのは「編み物」だったらしい。
私にとっての「編み物」は、「零式」だったのだと思う。
いや、お前何いってんだよ、って感じだと思う。(私もそう思うよ)
でもいま、育休を終えて復職をし、育児と仕事の両立には悩むことしかないが
「でも私、零式が頑張れたのだから、たぶんきっと大丈夫」と、謎の自信を携えて、日々を過ごしている。
顔も名前も知らないけど世界でいちばん心強い仲間、どんなボロボロな自分でも迎えてくれる場所、自分に自信を取り戻させてくれるコンテンツ。
ff14は、産前産後の自分のメンタルを守ってくれた偉大な存在だ。
これからも一プレイヤーとして、この世界を楽しんでいきたいと思う。
※追記1 煉獄のあと、「やっぱいけるのでは」という気持ちが更に高まり、性懲りもなく天獄も参戦し、パッチ内に踏破。そしていまは絶アレキ固定をやっている。娘は相変わらずよく寝てくれている。感謝。
※追記2 娘のネントレは魔法の時間割というの本をそのまま踏襲した。ちなみに自分は不快性射乳反射(D-MER)に悩まされ、生後2ヶ月で完ミ移行している。(断乳前後は精神的にだいぶやられた)娘はよく寝てるからか、機嫌もいいし、保育園からの呼び出しも少ない(有給余った)。ネントレは賛否両論あるけど自分はおすすめするよ。