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2024-11-06

1984年という、ディストピア小説がある

言論思想表現職業選択、ありとあらゆる自由剥奪され

日夜様々な場所監視を受け少しでも抵抗すれば拷問による思想改造か処刑される

そんな毛沢東ポル・ポトスターリンもおったまげな極・共産主義全体主義の国にて、人間が虫のように潰されゴミのように廃棄される救いようのない物語

で、中流以上の人ほど人権はなく、下流死ぬまで働かされるが欺瞞の中で楽しみを得て暮らせてるわけだが

そんな彼らの楽しみってのが、「プロフィード」という

労働層のご飯」という意味合いのコレは、チープなジョーク文字通りのパルプ・フィクション、粗悪アイコラじみたポルノ総称なワケで

下流労働層は日々の激務をこれで紛らわしながら、低湿なメシとあん身体によくなさそうな合成アルコールをあおって生きている

このプロフィード、実は作中の政府が「下層の人間にはこの程度でええやろ(鼻ホジ)」と適当に作ってるブツだが

その作り方は「なんか機械ポチポチしたり、適当に打ち込んだら、機械勝手に考えて色々と映像文章が生えてくる」というもの


・・・あれ?なんか現実に似たようなものがあるな?

そう!生成AI!それはまるでChatGPTで書いたなんかそれらしい筋書き、Stable Diffusionで作った微妙に不自然エロ画像ディープフェイクのバカ動画AIのべりすとの人権侵害三文小説だ!

未来はすでに予測されていたんだ、ジョージ・オーウェルによって

となると、今の日本オセアニアか?いや、アジアからイースタシアか!

となると、俺たちを監視するBig Brotherはとっくに実用化してるかもしれねえ!少なくとも、嫌いな物に憤る三分間憎悪ネットに溢れてるしな!

2024-07-06

競作y県ディストピア

ジェミニ先生

ディストピア小説笑顔義務

あらすじ

西暦20XX年、かつてY県と呼ばれていた地域は、"笑顔都市"という新たな名称統治されていた。この都市では、市民に1日2分間、笑顔義務付ける条例施行されていた。

主人公は、幼い頃からこの制度に疑問を抱き、密かに反抗していた青年アキラ。彼は、笑顔の裏に隠された真実を探るべく、調査を始める。

調査を進める過程で、アキラは、笑顔都市の暗部を目の当たりにする。政府による思想統制強制労働、そして笑顔の裏に潜む深い絶望

そんな状況に絶望しながらも、アキラは諦めずに真実を暴こうと決意する。彼は、仲間と共に、笑顔都市秘密を解き明かし、市民支配する体制に立ち向かう。

第一

陽炎の如き夏の日、西暦二千有余年。かつてY県と呼ばれていた地域は、"笑顔都市"なる新たな名称のもと、統治されていた。

この都市には、奇妙な条例存在した。市民は、一日二刻の間、笑顔を浮かべねばならぬというのだ。

主人公は、アキラと申す青年。幼い頃からこの制度に疑問を抱き、密かに反抗していた。

彼は、笑顔の裏に隠された真実を探るべく、調査を開始する。

第二章

調査を進める過程で、アキラは、笑顔都市の暗部を目の当たりにする。

政府による思想統制強制労働、そして笑顔の裏に潜む深い絶望

そんな状況に絶望しながらも、アキラは諦めずに真実を暴こうと決意する。

彼は、仲間と共に、笑顔都市秘密を解き明かし、市民支配する体制に立ち向かう。

第三章

果たしてアキラ笑顔都市真実を暴き、市民解放することができるのか?

それとも、笑顔義務永遠に続くのか?

結末

結末は読者の皆様の想像にお任せいたします。

Gpt先生

永遠の笑み

設定:

ユートピアのような社会が現れた、幸福感情健康に対するコミットメントを特徴とするY県。しかし、その表面下には市民生活のあらゆる面を支配する政府が潜んでいる。「笑みの法」が新たに制定され、すべての市民毎日少なくとも2分間微笑むことを義務づけられている。これは先進的な監視技術によって監視されている。

主人公:

若き女性史学者のアヤは、「笑みの法」の暗い起源を探る中で、過去の県の歴史研究し始める。彼女はこの法が市民幸福のためではなく、異議を抑え込み、人口支配するために制定されたことを知る。

プロット:

序章:

アヤは他の人々と同じように「笑みの法」に従いながら、一見満ち足りた生活を送っている。しかし、彼女はこの強制的な微笑に対して潜在的不安を感じている。

発見:

歴史記録を調査しているうちに、アヤは「笑みの法」以前の時代、人々が様々な感情自由表現できた時代証拠を見つける。彼女はこの法が政治的不安の時期の後に導入され、政府が統制を維持するための道具として利用されたことを知る。

抵抗:

アヤは秘密裏に「真の顔」という抵抗グループに参加し、この法の真実暴露し、感情自由を取り戻すことを目指す。彼らは暗号化されたメッセージ秘密会合を通じてコミュニケーションをとる。

2023-10-29

国家のためになるのに政治家が反対すること

anond:20231029112111

2023-08-27

anond:20230827224624

反日統一教会の傘下政党が人気政党1位と2位で、日本の滅亡に思いっき民主主義で加担してて、

人間の知能があったら、どうやってこんなディストピア小説を軽くぶっちぎるレベルなまでに

悲惨な状況を作れるのか。

説明頂きたい。知性とは?

知性はあるけど、愛国心がありませんでしたってことなしょうがないけど。

現代日本人のレベル縄文時代だったら、何千年もウホウホ言っている。

2023-07-22

anond:20230722114832

選挙で勝つことによらず行政支配する方法では、人数は関係ない(いわゆるコネ

彼らは中級国民よりも下級国民の味方をし、理論正当化する

  

その隙に上級国民は、中級国民から不正財物を奪い、上級国民を強化する(〇ツク〇ーター事件

そのため中級国民政治力は上がらずに衰退し、上級国民と下級国民政治力が分断され、階級固定化が容易になる

   

中古車修理屋にせよ中古病院にせよ、組織とは利益追求活動により、社会的効果を齎すものである

今回の損害保険ヤパンが、利益無視活動を行ったということもない(その他の提携から利益を得ている)

したがって、コモンオーナーシップ組織犯罪の温床である

というディストピア小説である

2023-06-20

理想論としては女性ソロキャン不安なくできる社会になってほしいけど

世界の多くの国では男女問わず夜に1人で繁華街出歩くのすら危険だったりするので

人間から暴力性を取り除く手術を全員にでも行わないと不可能な気がする。

もしくはディストピア小説レベルの超監視社会にするか。

何にせよ自分は何のコストも払わず他人要求すれば得られる物ではないと思う。


anond:20230619230120

2022-11-28

anond:20221127203636

追記3

(伸びててびっくりした…)

お気持ち重ね突っ込んでくれてありがとう…)


規制には反対(難しい)と思っている理由は、

場所に関しては、例えば人通りが多くても怪しげな闇市での広告JR新聞広告とでは場の印象が違う。

後者のような場所サービスでマスに向かって公開されてる情報は、ある程度世間お墨付きがあると思っている気がする。実際自分もそうだったし。

無垢状態での受動的な情報自分商品価値みたいなのを無意識に植え付けられている気がする。(自分過去テレビを通じてそう感じたけど、そう思わない人もいるだろう)

もちろん家族で話をしていくのも重要だしやってるけど、そこから受け取る印象は大きいと思っている。

ただ、その場やサービスの印象ってそれぞれだろうが、となる。ごもっとも。

子供自分自覚的に見に行っているコンテンツに関しては、誰もが通る道として注意喚起をたまにしている。一般的ものではないことくらいはわかってるだろうが…)

画に関しては、他の人からも出ているけど、露出や目の大きさ、胸の大きさで一概に判断できないだろうということ。まさに文脈というやつで。

なんだそれいちゃもんつけ放題だな!って突っ込まれるのもわかる。

規制かけてきっちり線引きしてくれよ!オラって迫るのもなんとなくわかる。気持ち悪いもんね…

個人的にはセクシーやるなら大人の見映えでやれよと思うんだがね。大人ならそれなりの個人境界線はできているだろうし。大人の見映えってなんだよからループ…)

自分サイバーパンクの裏通り猥雑な感じ好きだし、ディストピア小説みたいな過度な規制や過度な自主規制同調圧力世界は怖いと思っている。

ずるい言い方なのは理解してるけど、大人自重してほしい、ってのがしっくりくる。(ここでまた叩かれるんだろうな…)

もちろんみんな目指す社会世界が違うので、意見が合わないのも理解している。

なので自分はここで愚痴り、叩かれるしかないわけで。こういうコストは仕方がないと思っている。


売る側は売上上がれば成功なので、際どく攻めて盛り上がってくれてラッキーくらいに思ってるんだろう。率直に嫌いだ。

もし原作があるものだったら、そのファンだって駅や新聞広告集客目的の画を見せられてもうれしくないと思うけどどうなんだろうな。周知されてうれしいもの

自分は頭もエネルギーもないので、こんなところでちまちま愚痴ってるだけ。

あとはその手の商品サービスは極力避けているくらい。

わーっと書いておかし文章になっているかもしれない。読みづらく申し訳ない。釣りではないよ。

ブクマ共感してくれる人もいてうれしい。

2022-07-17

中高生意見の方が正しい、大人は間違ってる、ってヒッピー文化かよ

dont.trust over thirtyかよ

大抵は、なんだかんだ大人の方が正しくて、

子供の方が間違ってるか理想論すぎるもんだろ…

の子供も大人になって、遅れてそのことを知り、

そのまた子供反抗期になると過ちを犯すとか、

そういう繰り返しで成り立ってるわけで、

ナウなヤングにバカウケ社会的に正しいわけじゃない

それは単にウケてるだけ

ポピュリズムだし、衆愚政治だし、

26世紀青年だし、ディストピア小説だと思うわ

2022-07-16

これは意地でも国葬やる雰囲気だわ…

国葬をやることで、

俺たちの行動は民意に影響されない!

という勝利宣言をするつもりだし、

それは達成されるだろう

ディストピア小説現実になったわ

2022-06-17

量刑ってアバウト過ぎないか

犯罪には個別の背景があって、例えば同じ殺人でも残虐性はそれぞれ異なってるのに、刑の重さの違いは年単位になるじゃんか。

事件Aは懲役10年で、事件Bは11年だから、その間くらいの残虐性の事件Cは10年半ねとか聞いたことないし。

こういうのもAIにしちゃえばいいと思うんだよね。

犯罪に関わるあらゆるパラメーターと過去判例学習させて、新たに起こった事件入力したら10年と3ヶ月が適当ですとかって出るの。

どんどんデータが蓄積してったら、30年後くらいには、10年と2ヶ月18日 5時間32分18秒です、みたいな。

そんなディストピア小説どう?

2022-04-22

anond:20220422223229

あいつらにその価値100%ない。

日本政界ファミリービジネスと言われていて、バカ二世三世で溢れていることで有名なのだが、なんか日本ディストピア小説に出てくる仮想国家みたいだわ。

2022-02-08

自民党格差やばいやばいと言いつつ、実際は進んでほしそうだよね。もしくは固定化

格差の維持/拡大は、長く続く政権の常なんだろうかね。やっぱだめだよ。歴史ディストピア小説読もう。

同じ政党でも岸田内閣で少しは変わるかなと期待したけどどうなんだろうね。

2021-12-22

anond:20211215115812

最近新訳が出た「銀河帝国の興亡」なんか、未来銀河帝国運命計算尺計算してるからな。大昔のsfは没入できないかもしれん。

おそらくディストピア小説のようなものを読みたいんだと思うけど、おすすめは(やはり大昔の本ですが)神林御大の初期名作「あなたの魂に安らぎあれ」はどうでしょうか?あまり言及されませんがディストピア小説の名作と思います

2021-11-16

anond:20211116102616

いちいち主義自称しないと発言を許されない社会なの?

ディストピア小説でありそうな思想をお持ちなんですねw

2021-11-13

anond:20211113132425

自分だけ職業が決まらない〜みたいなの読んだことあるな〜と思ったら『ザ・ギバー 記憶を伝える者』っていう児童向けディストピア小説だったらしい

2021-09-12

anond:20210912174759

少子高齢化は正しい方向。

ぶっちゃけ日本エネルギー自給率を考えれば、8000万程度の人口で落ち着かせないとまずい。

70年代ディストピア小説では、地球環境汚染とか核戦争で住めなくなるが、

リアルシナリオ温暖化気候変動で、あと40年で地球はまともに住めなくなる。

日本は海に囲まれているので、湿度やばいが、その分、食料自給はしやすい。食料は詰まるところ肥料&水だ。

問題は、大陸が水源枯渇・気候変動で農業ができなくなることで、小麦果物石油天然ガスが輸入できなくなる。

食料自給するとしても、日本人1人の年間エネルギー消費量は大体、54万キロカロリーだ。

農業用地は効率よく使っても、1ヘクタールで500万カロリー

日本農地は、500万ヘクタール。うち水田が260万ha。どんなに農地開発しても、養えるのは8000万人が限界だ。

電力も原子力ベースロードにして、水力で調整する範囲で落ち着かせないとまずい。

すでに中国東南アジア日本は抜かされつつ在り、LNGなどは買い負けている。

日本は伸びきったので低成長だが、東南アジアは伸びしろがあるのでどんどん成長してる。

相対的に、日本経済的ボーナスは失われ、もっともっと日本は貧しくなる。

なにしろ25年後は、日本人の労働人口の3割が医療福祉関係者となって老人を看取らないといけない。

これだけの人口世界で稼ぐのに必要農林水産鉱工商産業には関われないのだ。

そこから25年後は一通り1970-80年代まれベビーブーマー死滅して、人口的に落ち着く。

これから地獄の50年間をくぐり抜けられるよう、恒久的に低コストで維持可能インフラを整備し、

撤退型の都市計画誘導していくしかない。政治がどうなろうが、この道は固定して逃げられない

2021-08-29

anond:20210828084952

そのネタ既に10年以上も前にSF小説で出てるよ。しかディストピア小説フェミニズム小説とで私が読んだだけでも2冊あったよ。ネタが古いよ。

もう何十年も前に似たような事を言ってる人がいるの知らないの?カビの生えたネタで煽るの楽しい

2021-08-22

空想科学読本みたいな本ある?

俺は昔から何か嫌なこととかしんどいこと、怒られたりした時は時間も忘れて活字に溺れていた。所詮現実逃避なんだけどね。

宇宙兄弟読んだことある人なら分かると思うけど、ムッタみたいにラジオとか音楽かけて、映画見ながら本読んで、、、みたいなことをして情報を詰め込んで嫌なことを考える脳みその容量を一時的に無くす感じ。

この時によく読む本、理系的なのが多いかな、は『フェルマーの最終定理』とかそんな感じの小難しい読み終わって人に説明できないぐらいのがお気に入りだ。

元々空想科学読本とかSFディストピア小説が好きでよく読むんだけどなんせ気分が落ち込んでいる時のディストピアしんどい。それもあって数年前にブルーバックスにハマってからよく読んでる。ただ数が多すぎる、あんなの全部読めない。読む時間が圧倒的に足りない。

めちゃくちゃアバウトで申し訳ないけど何かこんな感じの書物面白いのとか、ブルーバックスおすすめのとかある?

有識者教えてクレメンス

2021-02-26

anond:20210226103401

これを書いた人間だけど、ある程度反応をもらって満足した。

しかし、ディストピア小説みたいに、体制問題点を見つけてそれを他人に伝えてそのまま伝播していく、という風にはいかないものですな。

anond:20210226033603

いちおう自分意志不妊手術したらそうなれるけど

マジディストピア小説 「自分意志で」拷問を選ばせてる点でどこぞの民族収容所とおなじ

20年くらいであっという間にお子さんがいなくなって80年まてば死に絶える

新井素子の「チグリスとユーフラテスSFとおなじ

2021-02-12

必読書コピペマジレスしてみる・海外文学編(2)

(1)はこちら。anond:20210212080317

キャロル不思議の国のアリス

好き。ただし、当時の人にしかからないパロディジョークが多く、というかこの本を通じてしか残っていないのもあるので、純粋に笑えるかどうかはわからない。とはいえ、わからないなりにナンセンスさは楽しく(「ぽっぺん先生シリーズにも引き継がれている)、トーベ・ヤンソンなどいろいろな人の挿絵も楽しめるし、こじらせ文学少年文学少女とも仲良くなれるかもしれない。大学時代読書サークルは楽しかったなあ。

ドストエフスキー悪霊

ドストエフスキー小説基本的に頭がおかしい。ドストエフスキー自身ギャンブル依存症ユダヤ人嫌いのヤバいやつだし。

登場人物基本的自己主張が激しくて感情に溺れやすく、数段落数ページにまたがって独白する。プライド無駄に高くて空想癖がひどく、思い込みが激しくて人の話を聞いちゃおらず、愛されていないのに愛を語る。そしてそんな奴らが大好きだ。

ぜひとも増田ロシア文学沼に落としたいのだが、いかんせん「悪霊」を含む五大長編から挑戦するのはハードルがあまりにも高いので、「永遠の夫」か「賭博者」か「地下室の手記」か「白夜からおすすめロシア文学はいいぞ。

ところで、高校時代の友人曰く「ドストエフスキーにはまるのは自己愛自己嫌悪の衝突を必死プライドで支える人間、言い換えるとモテない」とのこと。ひどい。

チェーホフ桜の園

こっちはスマートなほうのロシア文学一家が没落して家や土地を売らないといけないのに、家の経済状態をわかっておらず(認めず)すぐに物乞い金貨を上げちゃう現実の見えていないお母さんのキャラが強烈。ギトギト描写するドストエフスキーに対し、勘所をびしりと抑えるチェーホフ

実家のお母さんと(特にお金関係で)うまくいっていない人におすすめ

チェスタトンブラウン神父童心

未読。怪作「木曜日だった男」は読んだんだが。ミステリはあまり読んでいないのでそのうち読む。

プルースト失われた時を求めて

誰もが冒頭のマドレーヌの香りから想起されるママンとの思い出についてしか語らず、たぶんみんなちゃんと読んでないかなのだが、実は無職マザコン自分の性の目覚め(野外オナニーを含む)やソープ通いや失恋の思い出について延々と語っている話で、何度語り手に向かって「働け!」と言いたくなったことか。

しかし、実のところ登場人物の九割がLGBTという当時としては非常に先進的な小説で、さらに当時炎上していたドレフュス事件という両陣営を真っ二つに分断した冤罪事件ネタにもしているので(今でいえばMeTooやBLMに相当する)、実は差別反差別についていろいろ語っている増田たちにすごく刺さる内容だと思う。俺差別してないし~、あいつは〇〇人だけどいいやつだよ~、的な態度もぐさりとやられている。最高でしかない。

ちなみに、金に苦労しないボンボンがうだうだ恋愛で悩む小説が好きになったのはこの本のせい。「アレクサンドリア四重奏」とかね。

カフカ審判

不条理ギャグすれすれで訳もわからずひどい目に合う小説。いきなりこの小説チャレンジするのはしんどいので、まずは「変身」か岩波文庫短編集を読んで、カフカのノリが気に入ったら読むといいんじゃないかな。

読んでいるとカフカがお父さんのことめちゃくちゃ苦手だったってのがびりびり伝わってきて気の毒(カフカは線の細い文学青年、父は叩き上げビジネスマン想像できるでしょ?)。お父さんとの関係がこじれている人におすすめ

魯迅『阿Q正伝』

最高のダメ人間小説精神勝利法なることばはどこかで聞いたことがあるんじゃないだろうか。作者は当時の中国人意識の低さを批判したつもりらしいが、万人に刺さる内容。

ちなみに自分ダメ人間、情けないやつ、どうしようもないやつが大好きなので「指輪物語」のゴクリ(ゴラム)だとか、「沈黙」のキチジローだとかが大好きです。

ジョイスユリシーズ

さえないおっさんが妻の浮気を知りながら一日中ダブリンの町をウロウロするだけの寝取られ小説で(途中で女の子スカートをのぞいて野外オナニーもする)、このリストの前に出てきた「オデュッセイア」のパロディでもある。

これだけだと何が面白いのかよくわからないのだが、実は当時の反英的な機運の高まっているアイルランド空気活写している。それだけではなく小説の様々な実験手法の見本市みたいになっており、和訳もすごい。たとえばある章では英文学の様々な文体歴史順に真似て英文学の発展をパロるのだけれど、和訳ではその章は祝詞に始まって漢文になり、漱石芥川文体を経て現代小説になるという離れ業で訳している。これがもっと無茶苦茶になると「フィネガンズウェイク」になるのだけれど、すでに言語の体をなしていないのでまだ読めてない。

上記説明ドン引きしないでください。「ダブリン市民」をお勧めします。

トーマス・マン魔の山

結核療養サナトリウム小説北杜夫ファンの間で有名な「ねーんげん的」の元ネタ。あらゆる知識を山のサナトリウムで吸収した主人公運命いかに! 「ノルウェイの森」で主人公京都山中精神病院にこの本を持っていくのは村上春樹なりのジョークか。

ただし、やっぱり長いので美少年萌えな「ヴェニスに死す」か陰キャの悲哀「トニオ・クレーゲル」にまずチャレンジするのがおすすめ

はまったら「ブッデンブローク家の人々」や「ファウストゥス博士」を読もう。

ザミャーミン『われら』

洗脳エンドのディストピア小説なんだけど、増田で「一九八四年」が古いと言われてしまうんだったらこれはどうなるんだろ。読むんだったら他の「すばらしい新世界」とか「ハーモニー」とかと読み比べて、ディストピア概念現実社会の変化に合わせてどんな風に発展してきたからを考えながら読むと面白いのかも。

ムージル特性のない男』

未読。長すぎる。

セリーヌ『夜の果ての旅』

未読。

フォークナーアブサロム、アブサロム!

文学サークルの友人に勧められて読んだんだけど、とんでもない小説だった。あらすじとしては、野望に取りつかれた南部人種差別主義者自分帝国を作るために理想女性結婚するが、その女性黒人の血が混じっていたために離婚して別の女性結婚することから始まる、二つの家系因縁なのだが、時系列しっちゃかめっちゃかなのでとにかくその男の妄念とその子孫の不幸ばかりがじりじりと迫ってくる。あまりにもすごかったのでフォークナーの他の作品は読めておらず、黒人差別を扱った小説も怖くて読めていない。

ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』

未読。

サルトル嘔吐

読んだがよくわからなかった。うつ状態ときには時間の経過さえも苦痛で、それを救ってくれるのは音楽だけだ、的な話だったか。とにかく本を読み漁っていたころ、新潮文庫サルトル短篇集を意味も分からず読んでいたのを思い出す。わけもわからないままヌーベルヴァーグを観ていた頃だ。さっき出てきた高校時代の友人曰く「フランス映画のあらすじはセックスして車で逃げて殺されるだけだ」とのことだが、起承転結還元できない小説を楽しむようになったのはこの頃からだった。

ジュネ『泥棒日記

未読。

ベケットゴドーを待ちながら

短いのですぐ読める。ゴドーはいまだに再臨しないキリストアレゴリーだという説もあるが、実際のところはよくわからない。意味の分からない話だけど、僕らの人生結構意味不明だよね、みたいな感じか。

ロブ=グリエ嫉妬

未読。「消しゴム」は数年前に読んだが理解できなかった。

デュラス『モデラートカンタービレ

未読。「愛人」は読んだが記憶のかなた。まだ幼くて没落する富裕層とその爛れた愛を十分に楽しめなかった。

どうでもいいが自分が年上萌えに目覚めたのは「海辺のカフカ」のおねショタシーンです。

レム『ソラリスの陽のもとに』

レムの作品の中では一番好き。たとえ出てくる科学技術描写が古くなっても(SFだとこういうことはよくある)、理解できない対象として立ちふさがるソラリスという惑星描写は古びない。

SFは考えうるあらゆる可能性を検討し、人類の達成しうることや宇宙の中での意味について想像力の境界をどこまでも遠くまで広げていく文学だ。中には人類がろくでもない理由で滅亡してしまったり、人間など取るに足りないという悲観的なヴィジョンに至ってしまったりするものであるが、それでさえ美しい。なぜなら、想像力がヒトという種の肉体に縛られまいと羽ばたいた結果なのだから

最近SFをろくに読んでいないが、元気が出たらまた読みたいものだ。

ガルシアマルケス百年の孤独

初めて読んだラテンアメリカ文学。起こりえないことが起こり、名前がややこしいので誰が誰だかすぐに混同され、しかもそのすべてが意図的である。混乱してもとにかく読み進めてほしい。目の前で起きる不可解な出来事をまずは楽しもう。

慣れてきたら、これが不条理しか言いようのない南米歴史の縮図だとかそんなことを考えてみるのもいいかもしれない。この本のおかげでボルヘスに、バルガスリョサに、ドノソに出会うことができた。

一説によるとこの本が文庫化されるとき世界の終末が近づくという本の一つ(未確認情報)。新潮社がなぜか頑なにハードカバーしかさない。ちなみに「薔薇の名前」にもそうした風説がある。

ラシュディ『真夜中の子どもたち』

インド独立の瞬間に生まれ子供たちが全員テレパシーの使い手だった! こんな話があの岩波文庫に収録されるんだから世の中わからない。

主人公は裕福な家で育つが、じつはそれは出産時の取り違えによるものであり、誤って貧しいほうで育ってしまった子供復讐にやってくる。それも、真夜中の子どもたち全員を巻き込む恐ろしい方法で。

インドパキスタンの分裂、人口抑制政策、そういったインド歴史ちょっと頭の隅っこに入れておくと面白いが、昼ドラ的な入れ替わりの悲劇の要素のあるSFとして娯楽的に読める。権力を持った強い女性に対する嫌悪感がほんのりあるのが難点か。

ちなみに、「悪魔の詩」も読んだが、(亡くなった訳者には本当に申し訳ないが)こっちのほうが面白かった。あれは当時のイギリスポップカルチャーがわかっていないと理解が難しい。

ブレイクブレイク詩集

独自神話的なヴィジョンで有名らしいんだが、邦訳あったっけ?

ベルダーリンヘルダーリン詩集

未読。

ボードレール悪の華

卒業旅行パリに持って行った。たぶん時期的には最高だったと思う。とにかく血だとか死だとか堕落だとか退廃だとかそういうのに惹かれる人生の時期というのがあり、まさにそのときに読めたのは幸せだった。もっとも、所詮自分はそれらを安全から眺めていただけだったが。

ランボーランボー詩集

同じく卒業旅行パリに持って行った。残念ながらフランス語はわからないのだが、フランスサンドイッチは最高だった。当時はまだピュアだったのでキャバレーフレンチカンカンは見に行っていない。

エリオット荒地

未読。

マヤコフスキーマヤコフスキー詩集

未読。

ツェランツェラン詩集

未読。詩をあまり読んでいなくて申し訳ない。

バフチンドストエフスキー詩学

ドストエフスキー作品カーニバル的、つまり一斉にいろんな出来事が起きてしっちゃかめっちゃかになって、日常価値観が転倒する、みたいな内容。確かにドストエフスキー作品爆弾抱えた人間が一か所に集まってその爆弾が一斉に大爆発、的な内容が多い。

ただ、これ以上のことは覚えていない。実はあまり文芸批評は読まない。

ブランショ文学空間

未読。

以上

疲れたので続編をやるかは不明日本文学哲学思想海外文学ほど読んでないし。まとめてみて、遠ざかっていた文学に久しぶりに手を伸ばしたくなった。

皆様も良い読書ライフを。

2021-02-11

ゼイリブって映画みたけどこれQアノンだよな

あらすじを簡単にかくと、無職になった労働者白人おっさんが、

色々あって真実を見ることができるサングラスを手に入れて目覚めるんだけど。

まぁそのサングラスを通してみると隠されたメッセージをみたいなのを見ることができて、

宇宙人人間のフリをして社会支配していのも発見できてしまう。

みたいな話なんだけど、これって今見るとQアノンを信じる白人おっさんそっくりだよな。

議事堂占拠したやつらもゼイリブ主人公みたいな巨大な悪に逆らうレジスタンスみたいな気分だったんだろうな。

これって分類的にはディストピア系の作品なんだけど、Qアノンとか陰謀論の話って大体ディストピア系のお話そっくりだよね。

宇宙人の部分がユダヤ人とか悪魔崇拝者だったりすんだけど。

あと逆に言うとディストピア小説の主人公ってあの世界の周囲から見るとQアノン信じる異常な奴に見えてるんだろうな。

2020-12-11

武蔵大学北村紗衣先生の教えに反するディストピア作品解釈の数々

武蔵大学北村紗衣先生のディストピア文学の読み方話題になっている。「ディストピア文学自分の住んでいる日本に結び付けないのは問題」が話題になるのも当然で、数多くの専門家北村紗衣先生の教えに反しているためである

作家 宮部みゆき

フィクションに限っては、人はユートピアよりもディストピアが好きだ。その心理は、ホラー小説絶叫マシンを楽しむ心理に似ているのかもしれない。エンタテイメントとして「死」を疑似体験することで、私たちは命の価値を噛みしめ、平凡な日常の輝きを見つめ直すことができる。それと同じメカニズムで、「お話」としてのディストピアに浸ることによって、自分が身を置いている現実の良いところを再確認し、フィクションディストピア未来現実にならないようにするには何を心がけるべきなのかと考える機会を得る。(書評 ディストピア・フィクション論…円堂都司昭著

自分が今いる良いところの再確認(「日本ディストピア作品みたいになってない(これからもならないようにしよう)」)は、ディストピア作品自分のいる場所を描いているとして読むことの真逆である

膨大な読書量で知られる「現代知の巨人立命館アジア太平洋大学APU学長 出口治明

「こうなったら嫌だな」とは思いつつも、現実感はありませんでした。ただヒトラースターリン下の世界では、こういうことが起こり得るのかなとは思いましたが。(社会人になって1984年を読んだ感想

過去外国のことしか想像できていない。

翻訳家 鴻巣友季子

フランス作家による新たなディストピア小説の出現だ。(略)終盤で一度ならぬ“どんでん返し”がある。本作はある種、現在アメリカ、あるいはアメリカ象徴される利潤追求第一物質競争社会に対する、シビアな警告と挑戦状ともいえるだろう。(『透明性』/マルク・デュガン 書評

ディストピア作品日本ではなくアメリカに結び付けている。

イギリス ブッカー国際賞 選考委員

小川洋子著)『密やかな結晶』(英題The Memory Police、スティーブン・スナイダーさん訳)も「神話のような響きがあり、寓話(ぐうわ)でも、ディストピアでもある」と評された。帽子リボン小鳥、様々なもの消滅していく島で、秘密警察消滅が滞りなく進むよう監視の目を光らせる物語だ。

 日本では1994年に刊行された作品だが、選考委員は「何年も前に書かれていながら、あまりにも現代的で目を見張らされた」と驚きを口にした。米トランプ政権下などでフェイクニュースが横行して真実が失われ、コロナ禍で人々が集まる様々な活動が控えられる現実作品世界に重なった。(興野優平)=朝日新聞2020年9月2日掲載ブッカー国際賞、「ディストピア」がキーワード 小川洋子「密やかな結晶」も最終候補

イギリス文学選考委員であるが、ディストピア作品アメリカと関連付けている。

評論家 栗原裕一郎氏(村上春樹音楽で読み解く 共著者)

身も蓋(ふた)もない本音で支持を集めるトランプを見て個人的に想起したのは<3>庄司薫赤頭巾ちゃん気をつけて』(新潮文庫・497円)だった。(略)「感性」がつぶしにかかる戦後民主主義ひいては人間文明という「知的フィクション」を守るために薫くんは戦っているのである。だが勝ち目は見えず、敗北すなわちディストピアの到来が覚悟されて終わる。「知的フィクション」に、たとえば「ポリティカル・コレクトネス」(差別偏見を含まない言葉遣い)などを代入すれば、トランプ危機との近しさが見えるだろう。 (ディストピアの予感

日本舞台としたディストピア作品アメリカと結び付けている。

P+D MAGAZINE小学館による本情報キュレーションサイト

果たして今後、世界はどうなっていくのか。世界情勢とともにディストピア小説の動向を追ってみると、新たな発見があるのではないでしょうか。(【ディストピアとは?】「監視社会」や「行動の制限」などの“あるある”から徹底解説。

ディストピア作品世界情勢に結び付ければ発見があると書いている。

早川書房新訳版一九八四年担当編集者 山口晶

トランプ氏は、メキシコ国境の壁、難民イスラムから入国制限など過激政策を進めているが、「独裁者彷彿(ほうふつ)とさせる姿がこうした小説連想させるのかもしれません」と山口さんは推測する。(好調ディストピア小説 トランプ政権誕生で脚光!? 小松左京さん「アメリカの壁」も電子書籍で

ディストピア作品アメリカと結び付けている。

文芸春秋(40年前に発表された小松左京短編小説アメリカの壁』を電子書籍で発売)

文芸春秋では「小松さんはSF作家であると同時に優れた文明史家でもある。小松さんの鋭い洞察に触れることで、米国でいま何が起きているのか考える契機になるのでは」と話す。(同上)

ディストピア作品アメリカと結び付けている。

批評家 佐々木敦氏(元早稲田大学客員教授

批評家佐々木敦さんは「トランプ氏の存在自体戯画的。以前は考えられなかったようなことが起こっている」と指摘。「現実フィクションを超えてしまった。今を知るための手がかりとしてディストピア小説が読まれているのでないか」とみている。(同上)

ディストピア作品アメリカと結び付けている。

まとめ

北村紗衣先生の教えでは、間違った解釈浅薄解釈となる)日本以外に結び付けるというディストピア作品解釈は、学生だけではなく、書評専門家にも多く蔓延していることが実例で明らかになった。「アメリカディストピアだ」と言っておけばよいといった間違いで浅薄解釈が、日本のみならず、イギリス文学選考委員にまで広がっていることは、驚愕すべき事実である。数々の専門家も間違えている、「ディストピア作品を新しく、深く解釈するために、自国に結び付けることを常にしなければならない」というディストピア作品解釈の素晴らしい方法を公にされた武蔵大学北村紗衣先生感謝し、世界中の人にぜひとも広めてほしい。

2020-12-07

武蔵大学北村紗衣先生ビッグブラザー

anond:20201207003834

自国である日本問題に結びつけずに、他国である中国問題しか結びつけないことが問題だね、という話をしている。だからディストピア自分社会連続性のある概念と捉えるためのディストピア発見実習をしようか、という話をしている訳だ。

学生が「中国問題しか結びつけない」かどうかは、学生とやり取りした北村紗衣先生本人しかわかんないことじゃない?いや本人にすらわかんないよね。元増田が書いているように、日本にも関連はあるけど、中国のほうが関連が強いという理由で、(日本については言及せずに)「ディストピア作品って中国みたい」って発言した学生がいる可能性が十分ある。なのに、学生日本に結び付けなくて問題だって北村紗衣先生勝手に誤解してる可能性もありますよ。

「内容が中国より日本合致するディストピア小説」の話だ、というのは増田が言い出したことで、saebou氏がいっていることとは関係ない。というか、とんちんかん

そういう関係ないと決めつけて多様性を許さないのがディストピア作品の内容との類似性より、自国である他国でない)ことを絶対視しなければならないなんて、そんな決めつけが当然なの?読書自分なりにできる自由ものだって早稲田大学高橋源一郎先生は言ってますよ(後述)。

ディストピア作品の内容が、日本より中国にあてはまってると考えた学生日本と関連づけないのが問題になるのが、武蔵大学ってことなのかな。

北村紗衣先生を「saebou氏」って書くの、すごいっすね。)

まず、ニュースピーク二重思考の話をしているから、具体的な例としてオーウェルの『1984年』が想定されているよ。具体的な例を挙げていないという批判的外れ

教えてくれてありがとうニュースピークによる語彙の制限金盾二重思考社会主義市場経済とすれば、中国に当てはまるディストピア作品から学生中国を挙げることは自然だね。もちろん、日本にも当てはまる事柄がないという意味ではなく、中国の方がわかりやすいという意味自然だね。具体例があると、学生の考えに一理あることがわかりやすくなるね。

最近出版された「まんがでわかる 1984年」の宣伝では、中国にあてはめたり(支配層が都合のよい形で人々に「何が当たり前か」を刷り込み、疑問に感じる力を奪いながら、感情を「型にはめていく」様を描いた小説『1984年』。コロナ禍を経て、今一度、権力と個人のあり方について考える状況にあるといえます。今回のコロナの感染源・中国のITによる超監視社会は、『1984年』の世界を彷彿とさせます。)、日本のようだ(自粛・正義・幸福追求・相互監視の暴走!世界文学の名作を新解釈!まるで今の日本のようだ!)となってる。「ディストピア文学の読み方が分かってないですね。ディストピア文学は読み手がどこに住んでいようと、「今、我々が住んでいる場所」を描いたものとして読むんですよ。」という北村紗衣先生からすれば、宝島社文学の読み方がわかってない(中国を思い浮かべた)担当者宣伝してると断言していますね。

実際、1984年共産主義国における全体主義批判であるのは間違いないとしても、1984年ソ連とかの社会主義国とかだけの話で、西側諸国関係ない、みたいな読み方されても、オーウェルも困ると思うよ。

そんな読み方を誰がしてるの?元増田日本にもディストピア作品に関連する要素はあると書いてるし、学生は「中国みたい」と言っていても、「西側諸国関係ない」なんて言ったとはどこにも書いてない。もし言っていたとしたら、それがわかるのは、北村紗衣先生本人だけだよね?

それに、作品を理路整然と解釈した結果、作者の意図と異なることだってあり得るのに、作者が困るから作者の意図通りに読まなければならない、って、武蔵大学はそんな権威主義学問しか学べないんですか?

早稲田大学だと、「自分だけの読み方を見つけ、人を納得させる。「自由に読むことの楽しさと厳しさ」を学べる」のに。高橋源一郎先生は「個人が読むということは、僕は書くよりもクリエイティブなことだと思っています。そこには「社会」の「声」といったものがまったくない。「こう解釈されているけど、僕は違う」と読むようになることが「何かを読む」ことじゃないかと思うんです。」と話しているのに。

で、誰とも知らない学生ディストピア日本にあてはめないと先生愚痴っていても、どの学生にも不利益ないよね。どこがディストピアなんだろ。言葉尻をとられて混ぜっ返しても意味ないよ。

二重思考ができてるね。(支配層が都合のよい形で人々に「何が当たり前か」を刷り込み、疑問に感じる力を奪いながら、感情を「型にはめていく」様を描いた)小説1984年』を教材にする北村紗衣先生支配層)が、ディストピア作品日本に関連付けるのが当たり前だということを刷り込み中国みたいと思う学生の感じる力を奪うんだからリアルディストピア。これがノンフィクションってやばみしかない。これが学生不利益ではないって、二重思考すげえ。

あ、学生日本と関連付け(られ)なかった理由がわかった。1984年って、武蔵大学を描いてて、北村紗衣先生ビッグブラザーですね」って、もっとも身近な事柄に関連付けたら、単位もらえないもん。学生さんも二重思考を身につけなきゃですね。

北村紗衣先生のやりたいディストピア発見実習って、松任谷由実さんでおなじみ京都精華大学白井聡先生単位のために学生に忖度させるパワハラみたいに先生のご機嫌取りになるだけでは。学生さんかわいそう。

武蔵大学の今年の受験生は、北村紗衣先生ツイートを読んで、受験をもう一度考え直してみることをお勧めするよ。

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