「サマー」を含む日記 RSS

はてなキーワード: サマーとは

2024-07-21

FNS27時間テレビさんまのお笑い向上委員会

FNS27時間テレビさんまのお笑い向上委員会生放送の録画を見た。

普段から向上委員会を見ている私のような者にとってはご褒美のような豪華な回だった。

ちょうど夏だし、WWEサマースラムPPVのような気持ちを味わえたので記録しておきたい。

レンチャンにも新しいカギにもハマってない私のような者にとっては、

昨今のまったくフジテレビバラエティには信頼を置いていない。

しか番組冒頭、明石家さんま自身粗品イジリとともに「俺たちは古いカギやで。笑いのドアを開けられるカナ」と言っていた通り、

ひょうきん族から綿々と続くフジテレビバラエティのもう一方のカラーは、この方が保っている。

冒頭のガヤ席、座付きで登場したのは仮装した芸人たち。

前列に陣内、ナイツ、飯尾。後列にはノブコブ吉村やす子、鬼越トマホークナダルという布陣。

向上委員会ファンにとってはおなじみ、必要十分とも言えるメンバー

義理母親東京弁で泣かれたエピソードを用意してきたさんまさんが、初手でいじるのはノブコブ吉村

新しいカギのメンバーが到着するまでのアイドリングタイム必要なのはノブシコブシ吉村のようなプレイヤー

そこから各人の仮装についてトーク。「今日吉村機能してないんですよ」という陣内の言葉通り、被り物ではなかなか反応が悪い。

この日の放送時点で話の内容は、陣内vs永野の件を掘り起こさざるを得ないムードに変わっているのだが、

尖り散らかす粗品に同じように陣内が髪をつかんで説教をせい、と振るさんま。もはやこの時点で笑いの選択肢が多数できている。

CM明け、霜降りチョコプラハナコの新しいカギメンバーが登場。向上委員会では見慣れないメンバーが多いのだが、

ほいけんたさんくらい声ガサガサですよ」とさんまに言う霜降りせいやあたりは場に馴染んでいる。

仮装説明をする粗品が「アンチ宮迫」と書かれたプラカードを出したところで、陣内に行けと指示するさんま

それに対して陣内はお前が悪いんじゃとさんまの髪をつかむ。

そこでさんまが、先日の永野モチーフにした打たれ弱さを見せてひと笑い。

しかしその後、粗品が長めの尺のエピソードで持ち返したところは美しかった。

老害というワードに「ナイスガイガイじゃないですよ」と説明するせいやトータルで強い(その直後の金八先生のくだりは弱かったが)。

ワーワーとやっているこのあたりで、ちょっかいを出すナイツと飯尾の笑いの角度が鋭いことに気が付くという仕組み。

CM明けてからは「さんまさんお笑いから卒業してください」というカギメンバーからクレーム、というテーマ

このあたりからさんまの独壇場。過去さんま舞台でのさんま小出しにしつつカギメンバートークを展開していくが、

その流れをブレイクしたのは、ひな壇端に座るナダル。「俺をどうにもできなくなっているさんまさんは腕が落ちている」という弁。アツい。

しかしこれ、笑いにはしていたが、何度もうなずくさんまにとっては意外と芯食ってた指摘なのかもしれない。

そこでさんま、「粗品、なんとかしてみなはれ」とナダルに対して噛ませるというパス

ここでどういくか、躊躇を見せない粗品シンプルツッコミ一辺倒で通してCMへ、という流れも素晴らしかった。

だんだんさんまの声が出てないのではないかという心配ムードも増してきたところでCM

次のセクションでは野爆くっきー未来を知る男ビフ・タネンとして登場。

向上委員会ではおなじみのプレイヤーがひとしきり用意したくだりを披露し、カギメンバー新メンバーを推薦するという流れ。

そこで出てきたのはザコシ、松本りんす野田ちゃんというソニー軍団

ザコシが初手から陣内の件に触れて、この人ならやりたくなるだろう。松本りんすイジリにも定番の味を感じ、いつもの番組の3週目のムードに。

まずは野田ちゃんに対して粗品がつっこみを試すというシーンは、見応えがあった。あまり絡みのない芸人同士というのもあるが、

周りがニヤニヤしながらどいう流れになるのかをじっとニヤニヤと観察している感触が、まさに戦場という感じで心地よい。

くだりを終えたところでさんまサジェストで、やす子が野田ちゃんとのエピソードを交えて乱闘になりCMへ。

特に紹介されることもなく、元プラマイ兼光、チャンス大城、そして冷蔵庫マンが入場。

入場するやいなや冷蔵庫マン吉村との乱闘。用意してきたこなのだろうか、二人の間にストーリーがなにもなくても、

突然の流れを作る瞬発力というかバクチを打つ頭が吉村にはある。

その前の流れから乱闘になって飯尾がなにか言ってサゲる形ができていたので、一応保険はあったのだろうか。

しかしこの形が以降の流れを作っていくことになる。兼光とチャンス大城のヒトネタは割を食う形になった。

満を侍しての今田ホリケン。やはり陣内永野の件を「しっかりと」ネタで処理するお笑いルールが染み込んでいる。

「もうないよね」「もうないです」で延々続くネタ、「強制ブレーキ」の定食化への過程、そして冷蔵庫マンに対しては吉村

吉村の「本当にありがとうございます」と言いたげな顔のカットが印象深い。

そして最後ザブングル加藤ブロック。残された放送時間わずか、生放送だというのに最後はきれいに締まった。

後半に行くに従って尻上がりに調子が上がり、テンポが変わっていく座組みとその出演順はお見事。

今回は流れに沿って多少引かざるを得なかったザコシ、くっきーチャンス大城など、いつでもメインを張れるプレーヤーが待機しているのも心強い。

2024-07-19

ラブリーサマーちゃんColaboの勝利宣言RPしたの受けて流石にフォロー外した

都知事選間中から急に傾倒しだしたな…と思っていたがそれに手を突っ込むのは火中の栗を拾うもんだぞ

2024-07-16

anond:20240716120306

地元局KDKAに対して、容疑者と同じ学校に通った一部の若者は、容疑者が「いつも一人でいて」「狩り用の服で登校してくることがあった」と話している。

一方、元同級生サマーバークリーさんはBBC取材で、容疑者は「いつもテストの成績が良く」て、「歴史が大好きだった」と話した。

バークリーさんによると、容疑者は「政府歴史についてはなんでも知っているみたいだった」、「でも特に変わってるとかではなくて、いつも親切だった」。教師たちにも好かれていたという。

ほかの元同級生はただ、「物静かだった」と容疑者を振り返る。

「そこにいたけど、彼と仲が良かった人がだれかいたのかどうか、思いつかない」と、匿名希望した元同級生BBCに話した。「特に彼を気にしたことはないけれども、普通だった」。

セル・パーク高校射撃部に所属し、容疑者と一緒に2022年卒業したジェイムソンマイヤーズさんはCBSに対して、容疑者選手になれなかったのだと話した。

トライアウトで二軍チームにも入れなくて、そのあと在学中、一度も選抜テストを受けにこなかった」

マイヤーズさんによると、クルックス容疑者は「普通男の子」で、「特に人気があるというわけではなかったけれども、別にいじめられていたわけでもない」という。

「誰かの悪口を言うとかそういうことはしない、いいやつで、こんなことができるなんて思いもしなかった」

藪の中か?

2024-07-10

Steamサマーセールで買おうかどうか迷っているが、あと1日。

初めて、はてな匿名ダイアリーを書くのだが。。。良いのかな、こんなので。

Steamサマーセールで、シヴィライゼーション VIが95%オフの350円全部入りSid Meier’s Civilization® VI Anthologyでも、89%オフの2,723円。

2025年には、Sid Meier’s Civilization® VIIも出るし、2020年4月に新型コロナによるステイホーム対策で買ったSid Meier’s Civilization® IVも、まだ遊べているし。

ゲームの推奨スペックで、グラフィック: 2GB & AMD 7970 or nVidia 770 or greaterとあるのだが、どんなPCを買ったらよいのだ?

今使っているPCは、CPUは、Intel Core i3-6100だし。グラフィックが全く分からんのだが、Intel(R) HD Graphics 530で専用ビデオメモリは、128MBとある

新しくPCを購入しないとシヴィライゼーション VIが出来ないのだな。

出来るだけ廉価で買うとなると、どのPCが良いのだろうか。

kakaku.comデスクトップパソコン 人気売れ筋ランキングベスト10ダメPCありますかね。

冬までに学んでおかねば。

2024-07-03

steamサマーセール

スト6を買った

他にもおすすめゲームがあったら教えてほしい

おすすめがない人は、買ったゲームだけ教えて

参考にしま

2024-06-29

スチームサマーセール

デススト 2490円

ソニック 2194円

ソニック 579円

ジェダサバ 6000円

マンコ 986円

キロ 4180円

ゴーストランナー2 1430円

ワイハー 3600円

XCOM 1981円

XCOM 396円

クロージングストア 1200円

ディストピカ 720円


締めて25756円なり


もう終わりだよこの国


岸田は今すぐ全国民に一時金として20万円配るべき


つーか遊ぶ時間全く足りないんだけどどうすんの?


エルデンリングもパルワールドもあるというのに


岸田は今すぐベーシックインカムを開始しろ


そうしてくれりゃあ慎ましく壺議員の靴でも舐めて余生を送ってやるから

2024-06-28

steamサマーセールでCIV4買った

全部入りで80%OFFの596円

どうせBtSしか遊ばないのに単品だと値引きなし980円

2024-06-10

NintendoSwitchにこのインディゲームクレクレなブクマカさんたちは今回のサマーショーケースは見たかな?

さっさとSteam開いて特設ページから全部見て気に入ったやつウィッシュリストに入れてこい

しょうがいかURL置いといてあげるからクリックしてくれよな

https://store.steampowered.com/sale/summer_showcase_2024

そして気に入ったタイトルブコメしろ

2024-06-04

ボリノーク・サマーン、予約できんかった・・・

プレバン予約で1分で瞬殺なら諦めもつくけど一般予約が瞬間で消えて今見えてるのはAmazon転売価格ってさぁ・・・

そもそもボリノーク・サマーンってそんな一般人気の機体じゃねえだろ

作りたいと思ってるやつだけ買えよほんま

2024-05-25

気温が20度以上になってくると、ノートPCがねをあげて排熱音がヒートアップしていく

処理速度も落ちてくるからしょうがなく卓上扇風機をまわしてノートPCを冷やす

おれの腕は冷やしたくないから、カーディガン羽織

サマーカーディガンから、目地の隙間から風を感じる

これがこの季節らしさというやつだ

2024-05-14

500日のサマー観てたら絡んできた男をブン殴ってガールフレンドが機嫌を損ねるシーンが出てきて、あ!インターネットでやってたやつだ!ウィルスミスのだ!ってなった。

あの話題なくしてこのシーンを理解出来た自信がない。

フィクションを通じて世の中の見方にも幅を持たせたいもんだと思ってるけど、まあこんな事もあるでしょう。

というか自分人生は他の誰でもなく自分のものです、というこの映画主題みたいなもの女性自己決定みたいな最近のアレなくしては掴めなかったかもしれない。自分のそれは誰に言われるでもなく昔から後生大事に抱きしめてるのに。

あと言われてるほどクソ女ではないじゃんと思った。

2024-05-11

おつかれサマー

おつかれサマン

おつかれサマセット

おつかれサンタマルタ

おつかれサマーソルトキック

2024-05-10

Wikipediaって基本、出典があれば真偽は問わない場所からオカルト関係とか異様だよな

例えば、バグワン・シュリラジニーシOsho)とか、

あくまで私個人の感想としては)彼の胡散臭い本を元に膨大にオカルトネタが書かれてる

おかげで、米国オウムのようなバイオテロ問題を起こしたこととかがまったく目立たない

ジョン・C・リリーも、イチャソの「サトリ」とかサマーディとかグルエフ振動レベルとか、

やたら詳細に書かれてるけど、ここそんなに重要か?

と思ってしまうけどWikipediaってそういう場所なんだよな、これは辞書ではない

胡散臭い教祖が大量に書いた胡散臭い本が出典元であれば、

そのインチキ教義を長々といくらでも書ける、ここはそういう場所なんだよな

フィンランド称賛の反論に対する反応を書いていくよ

追記】さっそく、直接言ってこいよってコメント来てるけど、こんな長い内容Xに放り込んだって読んでくれなさそうじゃん。はてなの方がみんな読んでくれるかなって思って。臆病なのは認める。

追記タイトル訂正

https://twitter.com/marony38/status/1788736215413407945

このポストね。ってかそもそもどちらも主語が大きすぎ。オリジナルポストインプ稼ぎだろうけど、フィンランドだろうが日本だろうが「人による・職種による・ポジションによる」が大半だよね。

ちなみに私は仕事フィンランドヘルシンキではない地方)に駐在しています。もちろんだけど、下記は自分観測範囲内の話ね。

勤務形態

⇒人による・会社によるけど週4勤務がデフォなのはさすがにダウト(ていうか週5以外まだ聞いたことない)。在宅勤務はコロナ明けでハイブリットが主流(週2-3日オフィスとかね)。工場とか現場系はもちろん毎日出勤。ほぼ丸1日会議オンラインね)で埋まっているか今日は在宅している、とかもね。あえてほぼ毎日出社している人とかもいるよ。

転勤

⇒確かにフィンランド国内の各都市(というか街)に拠点を構えている企業ってかなり限られそう。弊社はその限られた企業の一つなんだけど、現場系以外はリモートで十分機能しているから転勤っていう考え方が無い。転勤命令されたらたぶんみんな辞めると思う。確かにヘルシンキにいる人と仕事していて、別の街にいる同僚と「この人がヘルシンキじゃなくてここにいたらもっとよかったのにねー」とは話したことあるけど、それだけ。あ、エクスパッドはまったく別ね。

退勤時間

⇒確かに16時となると帰る人が多い。15時すぎると帰る人が出始めるよ。マネージャークラス以上の人は割と忙しそうにしているからその限りではないよ。というかみんな朝が早めだよ。朝8時に事務所に行くとすでに結構にぎわっている。だから、7:30 - 16:00と考えると、まあそんなもんかなって感じじゃない?やる気なさそうな人は9時過ぎに来て15時に帰ったりとかしてるけど。

っていうか外食は基本高いし選択肢も少ないから、夕食を済ませるためには帰宅しないといけない。どこかの記事で「お腹が減るから帰る」ってのを見たことがあるんだけど、まあ結構その通り。コンビニ牛丼屋もないからね。

昼休憩

⇒人によるし日による。「12時から会議からさくっと食べようぜ」ってこともあったし、特に何もないから昼食後にみんなでコーヒー飲みながら30分くらい雑談なんてこともあったし。ここでもマネージャークラス以上の人は(以下略)。まあ確かにそこまで忙しくしてなさそうな人は1日に2回くらい(午前と午後)はコーヒータイムとっているかなー。

夏休み

⇒「せいぜい1週間」はさすがにダウト(このポスト主さんの周辺ではこれが主流なのかな?とも思ったり)。これは元ポストの方が正確。大体みんな3週間~1か月くらい休むよ。7月は学生サマートレイニー以外誰もいない。

GDP物価

⇒知らん。ベース物価も高いし昨今の円安日本人目線ではより物価高に見えるのもあるかな。話逸れてるけど、自炊するなら生活全然余裕。外食も高いわりに大しておいしくないし。


その他

・みんな歩きたばこ普通にしている。電子タバコではなく従来型が大半。ヘルシンキの駅のホームでもしてたから、ここら辺は全然日本が上。

日本のLUUPみたいな電動キックボードがこっちでも若者を中心にはやっている。東京みたいに人も交通量も多くないか安全っぽいけど、暖かくなると酔っ払いがこれに乗って転んでケガをするケースが多いらしく、春以降になると深夜に救急病院に運ばれる人が増えるらしい。

路線バスから降りるときは大半の人が運転手に向かって大声で「ありがとう」って叫ぶ。こういうのいいよね。

フィンランド人は基本的に人見知りで、特に交友が無いのに向こうからしかけるってことはまずない。接点があったりいったん知り合いになるとそこから普通

仕事終わりの飲み会とかはないけど、土日に自宅に誘われることはよくある。建前じゃなくて日程調整しながらマジで誘ってくる。あと街が大きくないからみんな知り合いみたいな感じ。ここらへんは田舎のウェットを感じる。

治安の良し悪しはよくわからないけど、自転車は盗まれる。鍵をちゃんとかけておかないとまず無くなる。

2024-05-06

anond:20240506115921

ここで俳句解説するとボロクソ言われるのが落ちなので、リアル相談した方がいいよ。

…というのは、俳句は滅茶苦茶コンテクスト文脈)に依存する芸術からだ。短歌31文字が対決的な文化(歌合せとか)を成立させてきたように「向き合う他者」に言葉を届ける能力もつのに対して、俳句は仲間内のような座の中で成立してきたように「コンテクストを共有する仲間」の間で盛り上がるタイプの道具であり、背景となる文化文脈を共有していないことが多い現代社会特にネット上)では、説明したところで、「そうとは限らないのでは?」みたいな突っ込みが山ほど入るのが目に見えてる。「なんでそう言い切れるの?」「必ずしもそうとは限らない」etc……いやうるせえわ。俳句ってそういうモンなんだから仕方ねえだろ。


それを踏まえた上で、可能な限りの解説をするぞ。長いので暇人向けだ。ちなみに、調べて作者名見て「あー」(嘆息)と声が出そうになってあと調べるのはやめた、から、ほぼ推測のみで書く。まあ、ちょっと古い昭和俳句だわ、くらいに思いながら聞いてくれ。ちなみに、俺はこの句、一読して「短歌的な俳句だ。それだけに、短歌増田が感心したのは分かる」と感じた。俺自身は、こういう俳句は作らないと思う。理由は後述する。

「ここで昼餉(ここでひるげ)」

初手から6字で字余りだ。字余りについては今更説明しないが、基本的にはあんまりやらない。なぜなら、基本的にはリズムを壊したり重たくしたりしてしまうからだ。わず17字でつくる詩で、およそ1/3のリズムが崩れかねないというのは、かなりオソロシイことだ。逆に言えば「その危険を押してでもやりたい」と作者が判断したときだけ、リスクを背負ってやる。素人にはあまりお勧めしない手法だ。さて、作者はわざわざ字余りをして、「さあ、この辺(の場所)で昼飯にしようかな」というメッセージを伝えているわけだ。何とも人を食った話だが、昼飯の場所が決まっていないということはこの人が日常の中にいるわけではないことを暗示してる。まあ、単に定年で暇になって毎日あちこち公園やらデパートやらで飯を食ってる爺さんという可能性もゼロではないが、後で出てくる夏という季節にそんなことをする爺さんもあまりいないだろうから、ここで作者はそれなりに若く、夏の最中に野山を歩き回っていると推測される。これで一気に「作者の年齢、場所、状況」に関する情報が得られるのだから、字余り使った値打はあると言えばあるが、それ以上に作者がここであえて句のリズムをもったり重たくさせたのは、「いい年したおっさんが夏の昼間にハイキングしてる」という「のんびり感」を演出しようとしたためであるかもしれない、とも推測される。その意味では、この初句、のんびりして見えて人を食ったような、それでいて計算もあるやり手の初句だ。ちなみに、この初句、体言止めで切れる。俳句はやはりどこかで「切れる」ことが推奨されるが、それは句の焦点をはっきりさせるためだ。句切れの前に焦点があるか、後にあるかはケースバイケースだとしても。

ただ、それにしても「ここ」が山とか自然の中、は分かったが、どんな場所なのか、また、ここで昼飯にしようと思ったのはなぜか、作者はいまどんな気分なのか、とかは分からない。それは、続く部分で種明かしされる。(よって、ここでは句切れの後、つまり「種明かし」パートが句の焦点だと考えられる。)

「真赤な夏の/花佇つゆゑ」

最後に「ゆゑ(故=理由)」とあるが、普通に考えたらこれまた俳句では普通やらないおきて破りである。句の中でこういう「理由の明示」みたいなこと、ダメだろ普通。なぜかというと、基本的にカッコ悪いからだ。たとえば「閑けさや岩にしみいる蝉の声」を、「蝉の声岩に染むゆえ閑かなり」とかやったら、なんかいろいろ台無しだろう? ネタ晴らしというかなんというか、たとえそういう意図を込めていたとしても、言わずにそこを感じさせて感心させるところがさあ、まあ句の仕掛けなんだから、答え言っちゃったらもう何かダメじゃね?とふつうはまあ思うんだよ。でもこの句はもう少し進化した句で、理由を言っちゃった上で「え?それが理由になるん?」と読み手に突っ込ませることを狙った作品なのだな。突っ込みさせた上で、「え……理由…?………になるんか、…ならんこともないか、うーん、なるほど」みたいな。最初のんびり路線がここで効いてくるわけだ。作者は「それが理由なん?」という突っ込みに対して"のんびり"という姿勢をとることで「それが理由ですが、何か?」と返してきているわけだ。そうやって自信満々に言われるとなんかこっちが間違ってる気もするし、そう言い切られたらそうかなあ、と少し納得感がないでもない……と思わされた時点でもう作者の術中に落ちているのだ。この作戦、小難しく解釈しようとする人であればあるほどハマる。

もっとも、そういう、突っ込みさせつつセルフ納得もできる「微妙な線」を狙うのはなかなか難しい。だから、それを実現させるために作者は2つほど仕掛けをしてる。

一つは「真っ赤な夏の花」だ。これ、普通なら夏に咲くそ花の名前を入れる部分だよな。たとえば朝顔ならアサガオ向日葵ならヒマワリ……だいたい花の和名なんてそんな長いものじゃない。少なくともただ花それ自体を指すのに9字も使うのって、俳句始めたての人の句なら真っ先に直されそうな部分だ。でも、その上でだ。聞いてみるけど、この花何だろうな? 日本の、ハイキングで行くような野山に、真夏に「真っ赤」な花なんて咲いてるか? あとで「たつ」という言葉がある以上、人の背丈程度には高さがあってすっと伸びた草花だ。さて何だろう? 作者の答えは「知らん!」だよ。知らないから「真っ赤な夏の花」なのだ。おいおい、そりゃねえだろ、と読者に突っ込ませておいて、そこで作者はぬけぬけと「だからここで飯にするんだ、悪いか?(ニヤリ」とやってくるわけだ。無責任適当にやってるように見せながら計算もあり、でも基本的楽天的天衣無縫な語り口の句だ。それが初句の「のんびり」加減と相まって、この句に独特の雰囲気を醸し出していることは否定できない。なんだったらここで笑い出しちゃうような面白みがある。

二つ目は「佇つ」だ。学のある人をこれで引っ掛けようという腹だ。この字、音数から考えれば「たつ」と読ませているのだろう。だがこの字に原則として「たつ」の読みはない(少なくとも家にある広漢和辞典(全四巻)でみる限りはない)。一般的な読みは「たたずむ」で、じーっと立っている、という意味だ。「たつ」に宛てたのは、その意味を合わせて感じさせたかたからであろう。花はいつまでもじーっと立っているのだから人間が「立つ」のと同じ字でない方がいいんじゃありませんか、というか、「佇む」には途方に暮れて立ち止まる、みたいなニュアンスも漂う。何か、その夏の花が所在なくじっと立っているので、仕方なくしばしのひと時を一緒に過ごす、みたいな感じだ。なんだろう、ひょっとしてこの「真っ赤な夏の花」というのは、山道を歩く途中で一緒になった、真っ赤なサマードレスを着た女性か何かの比喩なんではないだろうか、みたいな、そんなちょっと色気みたいな解釈深読みが(実際、俳句読みはその手の暗喩創作をよくやる)この「佇」一字から立ち上ってくるのである。そうなると、花の名前が特定できなかったことも、何だかそのための仕掛けであるようにすら見えてきて、うーん、と悩まされるのだ。当然、そこまで考えての、このルール違反用字である

結果、山歩きの途中花の下で飯食うかあ、というだけの句が、俄然ストーリー性、物語性、ロマンスの色彩まで帯びてくる。が、もちろん現実にはそんなことはないのであって、実際ただ飯をくっただけなんですけどねー、という緩い種明かし(そもそもそんなロマンスが勃発したら俳句なぞ作っている暇はないので)を前提に、その幻想を楽しむ、そんな句ということに落ち着くわけだ。

そんな風に、この俳句はなかなか外連味(けれんみ)のある、仕掛けとイメージてんこ盛り、物語調の俳句で、実に面白いと言えば面白い、一般的俳句の目指すところとはちょっと外れた句だ。一般的俳句もっと、瞬間的、即物的、断片的に風景を切り取るのが基本なので、まあ普通は「季語感情」でつくるとこから始めるのが適切だろう。この句も、山道で赤い花に出会った瞬間の感情を句にしてると言えなくもないが、それにしてはいろいろな仕掛けが人を食っていて、また、無用物語調で独特だ。一般的俳句なら、たとえば「握り飯ハイビスカスの色に染む」とかでいいわけだが、この句はその瞬間の風景以上に、遊び、のんびり感、山道を歩いてきてよいしょと腰を下ろすそのしぐさ…からああ花がきれいだな、という一連の感情を全てこの一句に込めようとしてるのだ。これを17字でやるのは、本来かなり無理筋なので、普通はもうちょっとワンショットに切り分けようとしたりするか、あきらめて短歌にいくかするだろう。その無理をやってる(そして、そこそこ成功もしてる)のがこの句の面白いところで、たぶん短歌増田が感心したところなんじゃないか

まあ、こういう句、狙って作るのはなかなか難しい(ちなみにこの作者・中村草田男は、こういうのをやたら作るのだが、ひどい失敗も多いので有名な人だ)。そういう意味でも、まあなかなかない句ではあると思う。あと、何も知らずにいろいろ書き飛ばしたので、もっと知ってる人から突っ込み入れてもらえたら感謝する。

2024-05-05

オタクキモい布教のせいで見る気をなくしたコンテンツ

ゲゲゲの謎

・ミッドサマー

映像研には手を出すな

ダンジョン飯 🆕

2024-04-26

神社の例祭で相談を受けている


神社の例祭を運営する側である。厳密には私ではなくて、夫が代表でその寄合に参加している。

その例祭のことで、夫に相談を受けて悩んでいる。相談内容だけど…

うちの地域は、京都市内の山間部に近いところにある。小さい神社で豊作を祝う意味で例祭がやるのだけど、そのお祭りに町外の人が来て、出店の飲食物を買っていく。そんな懸念を夫が吐いていた。

参考までに、神社境内付近では、市販おにぎり50円ジュース50円焼きそば100円、ビール100円で売っている。ほかの食べ物も非常に安い。地域に対する感謝価格だ。

夫が言うには、町外の人がそれなりの量を持ち帰りで買っていくようである。私は直接見たことはないけど、確かに毎年キレイに売り切れている。

「どうすればいいと思うか。去年は地元の子の分がなくなった。今のやり方を変えた方がいいのか」

というのが夫から相談だった。

うちの地域神社は山の上じゃなくて、住宅地の近くにある。お祭りをしている様子が外から見てもわかりやすい。小学校とか中学校の校庭でサマーフェスティバルとか、文化行事などをしていると、すぐにわかるよね? あんな感じ。しかも夜だから、照明が余計に目立つ。

私の考えだけど、たくさん買っていく町外の人がいても当たり前なのでは?と感じる。目くじらを立てずにと言いたいけど、それは夫がほしい答えじゃない。かといって、どうすればいいのか、効果的な案が思い浮かぶことはなかった。

もう何か月かすると、お祭りの準備が始まる。夫の相談には応えたい。どのように答えればいいのか、よろしければアドバイスをいただけたらありがたい。ほかの質問投稿サイトには相談していません。ここだけです。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん