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2024-11-01

平成史上最も重要テレビドラマ10

本当のオールタイムは選べなかったため平成に絞って俺もやる。テレビドラマは消えものアーカイブされにくいジャンルで、時代をここ35年に絞ってみても網羅できないという問題はある。そのため、俺の観ていない重要作の話をどんどんしてほしい。1脚本家1作品に絞った。俺はテレビドラマ脚本家のものだと思っている。

 

 

1.坂元裕二東京ラブストーリー平成3年(1991年) フジテレビ

トレンディドラマ代表作の1つにして、トレンディドラマの終末期の傑作。フジ月9」枠の代表作でもある。「東京では誰もがラブストーリー主人公になる」をキャッチコピーに掲げ、等身大若者たちの姿を描き出した。2010年以降の坂元裕二の影響なども考えランクイン。

 

 

2.野島伸司101回目のプロポーズ平成3年(1991年) フジテレビ

こちらもトレンディドラマの終末期の傑作であり、お世辞にも男前とは言えない武田鉄矢叫びは、"トレンディ"の終わりを印象付けた。TBS高校教師』でも、好きな野島作品に入れ替えてもらって構わない。90年代には確かに野島伸司時代があった。

 

 

3.三谷幸喜古畑任三郎平成6年(1994年) フジテレビ

田村正和亡き今も、再放送され、パロディされ、やたら話題になる三谷幸喜コメディホームドラマ恋愛ドラマなど、会話による人間関係機微などを守備範囲にしていたテレビドラマが、ストーリーダイナミズムによる面白さにシフトしていったのは、アメリカコメディから影響を受けた三谷幸喜の功績がある。個人的には『王様のレストラン』のほうが好み。

 

 

4.深沢正樹ほか『金田一少年の事件簿平成7年(1995年) 日本テレビ

他のタイトルに合わせて脚本家クレジットしたが、今作を選出したのは何といっても堤幸彦出世作ということにすぎる。『ケイゾク』『池袋ウエストゲートパーク』につながる斬新な演出は一時代を築いた。「土曜グランド劇場」に旧ジャニーズの若手が主演していくのもこの頃からで、後の『透明人間』『ごくせん』『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』などにつながっていく。

 

 

5.君塚良一踊る大捜査線平成9年(1997年) フジテレビ

テレビドラマ」というフォーマット映画館拡張した功罪ある作品テレビドラマメディアミックスの先駆けといえ、映画館はこれ以降テレビ局製作作品であふれることとなった。『踊る大捜査線 THE MOVIE』は未だに実写の日本映画歴代興行収入1位に燦然と輝いている。今秋新作が公開された。

 

 

6.岡田惠和ちゅらさん平成13年(2001年) NHK

21世紀最初朝ドラシリーズ化され、現在再放送されている。『ちゅらさん』が描いた疑似家族によるホームドラマはその後も『すいか』『11人もいる!』『逃げ恥』『カルテット』と平成ドラマの1つのパターンとなった。岡田惠和の功績は膨大な作品数の作品を書いていることで、彼がいなければこの時代テレビドラマシーンは空洞化していたかもしれない。

 

 

7.宮藤官九郎木更津キャッツアイ平成14年(2002年) TBS

クドカン物語自体面白さに注目されがちだが、彼の功績は、若者たちがダラダラ話すという「日常ドラマ」を描いて見せたことにある。彼の脚本は、小ネタギャグストーリーに連結してゆく。木更津という周縁の田舎共同体風景ドラマになるということは革命出来事だった。大きな物語を失った後のゼロ年代的転換。

 

 

8.遊川和彦女王の教室平成17年(2005年) 日本テレビ

遊川が成し得た功績は『女王の教室』の真夜(天海祐希)のような強い、誇張されたキャラクターによるドラマを成立させたこと。それは後の『家政婦のミタ』の大ヒットにもつながった。彼の過剰な演出賛否が分かれるが、常に時代と向きあい続けるための一つの方法論なのかもしれない。

 

 

9.山本むつみゲゲゲの女房平成22年(2010年) NHK

2000年代後半に停滞していた朝ドラ復権は間違いなくこのドラマからで、この作品がなければ『あまちゃんブームもその後の『ごちそうさん』や『あさが来た』『ひよっこ』などの良作、令和の『カムカムブリバディ』のヒットも存在していなかったと過言しておきたい。そういう意味ハッシュタグなどでのTwitterなどの賑わいにも一役買っている。朝ドラ復権は同時にその後のNHKドラマ復権意味していた。

 

 

10.八津弘幸半沢直樹平成25年(2013年) TBS

TBSドラマ復権ということでいうと後述の『JIN-仁-』を挙げてもよいのだが、その後池井戸潤ドラマの隆盛という意味でも半沢直樹を。いうまでもなく『VIVANT』へと繋がる日曜劇場系譜である。主演の堺雅人は『リーガル・ハイ』や『真田丸』という傑作でも存在感を示した。

 

 

 

次点

 

木皿泉すいか平成15年(2003年) 日本テレビ

本当は問答無用に最重要作として今作を挙げたかったのだけど、視聴率知名度を考えて日和ってしまった。今作は『ちゅらさん』で描かれた疑似家族によるドラマ、『木更津キャッツアイ』で書かれた日常のやり取りのドラマを深化させた。そこに大島弓子ファンタジーブレンドさせ、ドラマ物語対象を変えてしまった傑作。

 

坂元裕二それでも、生きてゆく平成23年(2011年) 日本テレビ

90年代10年代の坂元裕二を別人とするなら10選にねじ込んでしまいたい。10年代の坂元裕二作品は、テレビドラマが扱えるダイアローグレベルを一段上へと引き上げた。10話における瑛太風間俊介の会話は他に代わるもののない名シーンだと思う。現在ドラマシーンは、坂元裕二フォロワーで溢れている。

 

鎌田敏夫29歳のクリスマス平成6年(1994年) 日本テレビ

これだけトレンディドラマの話をしているのに、鎌田敏夫の名を漏らしてしまい、それは平成以前になってしまうので、それ以降から一作挙げるなら『29歳のクリスマス』を強く推したい。元祖『9ボーダー』。取り巻く環境は変わっても、年齢を巡る憂いは不変のものなんだと。

 

野沢尚眠れる森平成10年(1998年) フジテレビ

坂元裕二と並び、この時代天才をもう1人挙げるなら、野沢尚を挙げてしまおう。野沢の深いキャラクター造形はその後の作品に影響を与えた。彼が存在し続けたら、この選も変わっていただろう。またキムタクドラマも1本を挙げていないというのも偏っている。それだけこの時代の彼の存在は異常だったのだ。挙げるならこの作品を挙げたい。

 

北川悦吏子ロングバケーション平成8年(1996年) フジテレビ

あるいは今作か。トレンディドラマ2000年代の間には間違いなく北川悦吏子時代があった。北川悦吏子は近作が色々言われることもあるが、それは(例えばミスチルがそうであるように)強烈に時代と寝た人物にだけ得られる特権だ。そのため、俺は何があっても今後北川悦吏子擁護し続けていきたいと思う。

 

三木聡・ケラリーサンドロヴィッチら『時効警察平成16年(2006年) テレビ朝日

この10からは確実に存在していた深夜ドラマ文脈がごっそりと抜け落ちている。『孤独のグルメ』や『おっさんずラブ』に繋がっていくような深夜ドラマ系譜。『時効警察』はシティーボーイズ放送作家三木聡最高傑作である。近年では主演だったオダギリジョーが謎の力でそのパロディNHKドラマ映画化までさせているが、盛大にスベっている。

 

渡辺あやカーネーション平成23年(2011年) NHK

一部では「朝ドラ史上最高傑作」の呼び声もある今作。戦争もの・女の一代記としての朝ドラ岸和田の街に生まれ、生きて、老いて、死んでいく強いヒロイン渡辺あやは強烈な作家性を朝ドラにおいて発揮させ、それはこれ以降の朝ドラの指針が転換される契機にもなったのかもしれない。(だからこそ『純と愛』などが生まれしまったとも言える)

 

森下佳子JIN-仁-平成21年(2009年) TBS

坂元裕二岡田惠和宮藤官九郎遊川和彦木皿泉渡辺あやらの作品を挙げておいて、森下佳子名前を出さないわけにはいかない。構成力という点で彼女の右に出る者はいないのではないだろうか。森下佳子の手にかかれば、物語における伏線人生因果に映り、プロット運命へと変貌する。TBSドラマ復権きっかけとしても、今作を挙げておきたい。

 

野木亜紀子逃げるは恥だが役に立つ平成28年(2016年) TBS

野木亜紀子10から漏らしてしまったのは痛恨の極みであるが、令和の選が今後もし出来るなら1番に入る人であるのでご容赦いただきたい。社会的テーマをポップにテレビドラマ次元で取り扱い、ヒットさせてしまったのは見事。野木亜紀子はもともと原作もの実写化の手腕に定評があったが、『アンナチュラル』『MIU』とオリジナル作品もヒットさせている。

2024-10-31

フェミ過激言葉は心の叫びだよ

おまんこ乾きすぎてひび割れあかぎれになった痛みだと思ってあげな

anond:20241031172810

顔面ぐちゃぐちゃで意識不明の急患に

「10割払わないと何も処置しませんよ!」って叫び続ける設定?

2024-10-29

anond:20241029182918

俺の渾身の叫びよりこんなオマンコの駄文が伸びるのはやはり世の中が間違っている

anond:20241029152037

興味深い事例ですね。スレ主の行動には、いくつかの心理的社会的要因が絡んでいるように見えます。この現象分析するために、いくつかの異なる観点から考察してみましょう。

1. プライド自己防衛機制:心理学観点

スレ主の「なんで死なないの?」という挑発的な表現は、自己防衛の一環として解釈できます。彼が他人攻撃し「底辺は死んだほうがいい」と主張することで、自身の弱さや無力感を覆い隠し、外部に投影している可能性がありますフロイト防衛機制における「投影」や「反動形成」という概念がここで役立ちます。つまり自分が抱えている「死にたい」という本音を、直接表明するのではなく逆の態度(死なないのか?)で表現することで、弱さを見せずに発散しているのかもしれません。

この現象は、特にプライドが高い人間や「弱さを見せたくない」と感じる人々にしばしば見られます。また、プライドの高さが、彼にとって「助けを求めること」が屈辱的に感じられたため、遠回しな方法しか表現できなかったのではないでしょうか。

2. 有害な男らしさ:社会心理学視点

「男は強くあるべき」「感情を表に出してはならない」という社会的な男らしさの規範トキシック・マスキュリニティ)がスレ主の行動に影響を与えている可能性も考えられます。この規範の影響を受けると、男性内面的な痛みや脆弱さを表現することができなくなり、孤独に追いやられるケースが多くあります。結果として、その孤独感や自己嫌悪他者への攻撃に変わりやすく、スレ主のように「死にたい」とは言わず他人攻撃することで心の叫び表現してしまうことがあるのです。

3. 同族嫌悪相対的剥奪感:社会学視点

同族嫌悪、つまり「同じ境遇他者への嫌悪感」という視点重要です。スレ主は、自分が「底辺である自覚しているため、同じような境遇の人々に対し苛立ちや怒りを覚えている可能性があります。この現象は、「相対的剥奪感」という社会学的な概念でも説明できます自分と同じような境遇他者存在することが、彼にとって「自分が変わらないこと」や「底辺にとどまること」の象徴に見えてしまい、その象徴への怒りを他者への攻撃転嫁しているのです。

また、「底辺が集まる場所」にいることで、自分の苦しみが他者にも共有されているはずだという無意識の前提がある可能性も考えられます。その結果、スレ主は他者に苛立ちをぶつけながらも、無意識に「自分気持ちを分かってくれる存在」を探しているのかもしれません。

4. 孤独連帯の欠如:文化的観点

一般的に、女性感情的な連帯を築きやすく、互いの悩みを分かち合う傾向が強いとされますが、男性場合連帯が生まれにくいという指摘がしばしばされます特に弱者男性の間では、「弱さを分かち合うこと」が許容されず、他者に助けを求めることは社会的タブーとされがちです。この孤独感と支援の欠如が、スレ主を「孤独に耐えかね、他者攻撃的なメッセージを発する」という行動に駆り立てた可能性もありますスレ主は実は連帯を求めているものの、その手段がわからず「攻撃」という形にすり替わってしまっているのです。

5. 群集心理匿名性:インターネットの影響

匿名掲示板である5chでは、発言責任が薄れ、過激表現がしやすくなるという特性があります。この「匿名性」が彼の攻撃性を引き出したとも考えられます。彼が日常的に抱えている鬱屈した感情が、匿名の場でならば思い切り発散できるという心理的解放が、さら過激発言を促進し、自らの感情を遠回しに表現する方法に繋がったのかもしれません。

まとめ

この事例を総合的に分析すると、スレ主の行動は「自己嫌悪」と「弱さを見せられない」という内面的な葛藤、そして有害な男らしさの影響が複雑に絡み合っていると考えられます。彼が「死にたい」と素直に言えないのは、社会的規範に縛られ、感情他者に表すことを恥ずかしいと感じているためです。同時に、同族嫌悪によって似た境遇他者に怒りを向けることで、自分が抱える痛みを和らげようとしている可能性もありますさらに、匿名性がその感情の噴出を助長したといえるでしょう。

デカ女という言葉がつらい

175センチ海外なら珍しい身長じゃない。

でも、私は日本に生まれた純日本人だった。

姉も母も163センチ。父は176センチ

私だけ特に背が高かった。

いつも二学年以上上に見られて、幼少期には知恵遅れと勘違いされた。

体育の時間奇数の時は必ず私が一人余ったし、身体が弱くても力仕事を任された。少しでも小さく見られたくて、背を丸めて歩いたこともあったし、記念撮影の時に膝を少し曲げて背を低く見せてた。

標準体型だから悪いのかと思ってモデル体型まで痩せて、フェミニンな格好をして歩いても、たまに駅で「女装かな」って言われた。

化粧の問題かと思って2万円するメイクレッスンにも行って化粧を勉強しても、毎月美容室に通っても、歩いてたら知らないおじさんによくわからない言葉罵倒された。(もしかしたら身長は本当は関係なくて、あのおじさんたちは、罵倒できたら誰でもよかったのかもしれない。それでも私は「デカい」からターゲットにされるんだと傷ついた。)

小さい頃からデカすぎて女とは思えね〜」と何度も言われた。

拗らせてしまった自意識もあると思うし、私の性格の悪さもあるんだと思う。でも「好きでこの身長になったわけじゃない」って泣き叫びたかった。

大人になって、やっと背が高いことを含めた自分を受け入れることができて、好きなハイヒールを履いたり(電車で頭ぶつけるけど)、胸を張って歩くことができるようになった。

でもデカいって表現で何度も泣いたから、たまにインターネットで見る「デカ女」という字面だけで辛くなる。小さなから背が高くて、たくさん泣いた自分を思い出して涙が溢れそうになる。

こんな、意味のない自意識を捨ててしまいたい。

ずっと蔑称として使ってきてたじゃん、それ。

追記 返信とかしていいのかわからいか追記する。反応ありがとう

特に、「わかるよ」って言ってもらえて、すごく救われた。ありがとう

スタートレック(全938話)史上、最も重要エピソード10選

anond:20241012181121

スタートレック現在正式名はスター・トレック)は50年の歴史があるうえに、1話完結のエピソードが多い。シリーズの入門ガイド意味もこめてやってみた。

はてな界隈スタートレック全話追っかけてる人は少ないだろうし、シリアスファンはてななんて見てないだろうから自分価値基準で好き勝手書かせてもらう。

すごく偏ってると思う人もいるだろう。私もそう思う。海外のこの手のランキングでは常連エピソードも入ってない。思うところがあれば、ぜひ書いてほしい。

なお、全938話は2024年9月末時点での話で、10月から『ローワー・デッキ』の新シーズンが始まったので話数はまた増えている。

アンドロイドのめざめ』 (The Offspring) 新スター・トレックTNG)第3シーズン16話 / 1990年

スタートレックSFドラマとして最も輝きを放つのは、銀河存在する人間以外の存在を通じて、人間とは何かを描くときだ。それはあらゆるSF作品共通の魅力でもあるが。

本作は人間に造られたアンドロイドデータが、自らの子孫を造ろうとする物語AIの子供との「ファーストコンタクト」を通じて、子供を持つということが、個人にとって、種にとってどういうことなのかが描かれる。

本作には、派手なアクションシーンもSFXもない。しかし、その物語は喜びとユーモア発見に満ち溢れ、重い悲劇として幕を閉じる。それは家族を描くキャラクター劇であり、SFであり、力強い人間ドラマだ。

最もスタートレックらしい一篇は何かと言われたらこれを推す。

ゴリラ惑星』 (The Galileo Seven) 宇宙大作戦TNG)第1シーズン13話 / 1967年

スタートレック立ち上げ最初の年に、スタートレックらしさというものを決定づけた重要な一篇。怪生物の住む惑星に不時着したクルー脱出するために取る行動を描く。

スタートレックの原型は西部劇(幌馬車劇)と言われるが、これはまさにインディアンに囲まれた幌馬車の設定を宇宙にしたもの

しかポイントは、主役がミスタースポックであるという点。感情がなく論理で動くヴァルカン人(と地球人ダブルである彼は、助かるために論理に従うか、あるいは……。

本作は異星人の視点人間感情と理性の葛藤を描き、このモチーフは以降繰り返されることとなる。また作品シャトルのセットを導入し、物語舞台を増やした一作でもある。

過去から来た新兵器』 (The Slaver Weapon) まんが宇宙大作戦TAS)第1シーズン14話 / 1973年

宇宙大作戦打ち切り後、少々品質を落としたアニメ継続となった本シリーズだが、名作はいくつかあった。しかし本エピソードちょっと違う視点で選出している。

これ、実はラリィ・ニーヴンというSF小説家が書いた『ノウン・スペース』というSF小説群のにある短編の一つを、そのまんま映像化しているのだ。出てくる異星人も借りてきたもの

ニーヴンを知る人も少なくなっただろうが、アシモフハインラインの後の世代で、ハード科学設定とエンタメとしての面白さを融合した作品を書き、SF界の潮流を作った人と言える。

本作は、スタートレック世界観が他作品をまるごと呑み込んでも成立しうる、緩く、包容力のあるものだと示した。ローワーデッキハチャメチャコメディスタイル可能になったのも、ある意味この作品のおかげ。

『恐怖のコンピューター M-5』 (The Ultimate Computer) 宇宙大作戦TOS)第2シーズン24話 / 1968年

宇宙大作戦にはTV史上初めて白人黒人とのキスシーンを描いた『キロナイドの魔力』という記念碑作品があるが、人種問題を深く描いた作品というと、こちらを推したい。

黒人天才科学者が自らの知能と感情を転写し開発した自動航行AI。それに船を委ね、演習に参加したエンタープライズだが、AIは次第に狂いだす。

本作のAIは自らの判断絶対の自信を持ち、誤りを認めようとしない。博士AI擁護し、次第に我を失っていく……と言うプロット

AIの恐怖を描いた先進性はともかく、本作が人種問題作品であることは、日本に生きる我々には少々理解が難しい。

この物語暗喩するのは、飛び抜けた能力社会から評価を受け、地位を得たマイノリティの苦しみだ。常に完璧を求められ、ひとつの失敗で社会から振り落とされてしまう、隠れた差別を描いている。

この複雑な問題1968年TVドラマに持ち込んだことこそ、評価されるべきだと思う。

『恐怖の宇宙時間連続体』(Cause And Effect) 新スタートレックTNG)第5シーズン18話 / 1992年

タイムループもの」といえば誰もが1作ぐらい頭に浮かぶだろう。映画『恋はデ・ジャ・ヴ』など様々な傑作がある。

しかし、それらの作品の多くは、「なぜ」タイムループが起きるのかを説明しない。なぜか寝て起きるとループしてたり、なぜか恋が成就するとループを抜けたり……。

スタトレ世界タイムループを描いた本作が優れているのは、その「なぜ」が明確に定義されており、それを解決することが物語目的になっている点だ。

突如として起こる反物質爆発で時空ループが生成されると、キャラ達は過去に戻される(都合よく前のループ記憶を保持したりしない)。

そこから毎回、艦のクルーたちは僅かな違和感から少しずつ状況を理解し、「なぜ」かを探り、回避するための答えに近づいていく。

ご都合主義的な「ふしぎな現象」はなく、戦うべき悪役もいない。ハードSF的な状況で、知力に頼ってロジカル物語を進めていく。しかしこれが最高に面白いのだ!

舞台は艦のセットのみ、登場人物レギュラーのみというミニマル作品だが、スタートレックSF性、センス・オブ・ワンダー代表する1作だと思う。

『終わりなきはじまり』(What You Leave Behind) スタートレックディープスペースナインDS9)第7シーズン25-26話 / 1999年

スタートレックフランチャイズ化は、TNGによるリバイバルを経て実質このDS9から始まった。いままでと違ったスタトレを作ろうという意欲に富んでおり、非常に作家性の強いシリーズだ。

未知の世界を訪れる宇宙船でなく、未知の存在が訪れる宇宙ステーションを舞台とし、全7シーズンの後半では巨大な宇宙戦争を連作として描いた。最近の『ディスカバリー』などのシリーズも、本シリーズがなければ成立しなかった。

その総決算と言うべきこのシリーズ最終話は、単体で観るとなると評価が難しいが、173話の積み重ねの末の1話としてみると、ずっしりとしたものが心に残る。

DS9シリーズで初めて黒人俳優を主役とし、戦争犯罪植民地主義のもたらす被害ストレートに描き、舞台となる異星の宗教と重ね合わせることで人間信仰心をも題材にした。

更には、「これは一人の狂った黒人の観た夢なのではないか……」というメタレベル視点すら取り入れ、多様な視点と重層的な葛藤、その先にある善とは何かを描こうとした。

シリーズに長く付き合うことでもたらさせる重い感動を体験してほしい。

『遠隔起源説』(Distant Origin) スタートレックヴォイジャーVOY)第3シーズン23話 / 1997年

ヴォイジャーハードSF的な物語よりも、キャラクターの成長やモラルに焦点を当てた傑作が多いが、敢えてSF的なセンス・オブ・ワンダーに満ちた本作を推す。

ネタバレしてしまうが、これは「恐竜人類」の物語であり、「ガリレオ・ガリレイ」の物語だ。

遥か昔に宇宙に出て進化したある種の恐竜と、銀河の反対で出会ってしまった宇宙ヴォイジャー。それを、なんと恐竜人類側の視点で描く。

故郷の星に、自分たちとは異なる知的種族がいたという事実を知った科学者の知的興奮と、その発見社会から拒絶され、迫害される恐怖。

SFの根幹である科学のもの主題にし、人間科学関係性に向き合った、ひとつの到達点。深い感動をもたらしてくれる傑作だと思う。

『命と人生』(Life, itself) スター・トレックディスカバリーDIS) 第5シーズン10話 / 2024

スタートレックエンタープライズ』以降停止したTVシリーズを、配信に適した連続フォーマットで復活させ、『ピカード』などのシリーズの端緒になった『ディスカバリー』の最終話

連続劇で見せるスタトレにはまだ課題が多く、特にディスカバリーシーズン4,5、ピカードシーズン2などは間延びして物語の行先がわかりづらいという批判があった。

しかし、それらの連続劇も、最終話に来ると、そこまで迷走していたテーマが急にシャンと鮮明になり、ああ、なるほどこういうことだったのか、という感動をもたらす。

特にエピソードディスカバリーグランドフィナーレとなるだけあって、描かれるものも壮大だ。銀河知的生命発祥の謎を求めて行われるトレック(旅)である

しかしその結末、謎は解明されることはない。その代わりに提示されるのは、「真実を求めるトレック」とは何なのか、という命題だ。

それは生きること、そのものである

『The Devourer of All Things, Part II』(日本タイトル未定) スター・トレックプロディジー(PRO)第2シーズン10話 / 2024年

スター・ウォーズマーヴェル作品ガンダムのような複数作品ひとつ歴史を形作るシリーズの楽しみは、クロスオーバー、そして「設定の穴が埋まる瞬間」だろう。

子供向けのCGIアニメシリーズとして作られた最新作であるプロディジーは、この設定の穴埋めを、他のどんな作品よりも見事にやって見せた。

新スタートレックヴォイジャーディスカバリーピカードなどの実写作品の設定を少しずつ掬い上げ、時に大胆にプロットに取り込んで、独立して楽しめる作品になっている。

その頂点がこのエピソードだ。シリーズを通じてのマクガフィンであったヴォイジャーキャラクター、チャコテイの姿が見えた時は、その絵だけで感涙してしまった。

実にオタク的な楽しみだが、フランチャイズ作品に長く付き合ってきたものけが味わえる、究極の悦楽がここにある。

プロディジー日本語版は、2024年10月時点では製作されていない。英語版だけならNetflixで子アカウントを作り、基本言語を「English」」に設定することで観られる。

両性具有ジェナイ人』(The Outcast) 新スタートレックTNG)第5シーズン17話 / 1992年

はっきり言ってシナリオの全体的な完成度は高いとは言えない。その質についても、表現手法についても注文の付く作品であるしかしどうしても外すことができない一篇がこれ。

1960年代宇宙大作戦人種性別による差別のない理想世界を描いたスタートレックは、1990年代になりその理想のほころびを正直に描くように変化した。

本作で暗喩されるのは、性的マイノリティの直面する差別であり、同時に女性の権利でもある。

物語では、両性具有種族の星に生まれた「女性」が、女性であると言うだけで罪とされ、矯正を施されようとする。

それは90年代に入るまで見過ごされてきた同性愛者への差別と、「治療」という名の暴力告発である

矯正の場へと連れていかれる彼女最後に、法廷の場で叫ぶ。「私は女だ!」と。

自らの性を自らの物として誇れない、自由に語ることもできない、あらゆる属性の、抑圧された人々の叫びが、そこに込められている。

新スタートレック日本吹き替えは名優揃いで品質が高いが、これだけは英語版で観てほしい。その叫びは、魂の演技だ。


以上。すげー長くなっちゃいました。誰も読んでくれないかな。

今回入れていないランキング定番としては、タイムトラベルの古典的傑作『危険過去への旅』(TOS)や、エミー賞ノミネートされた世界もっと儚いロケット打ち上げシーンが見られる傑作『超時空惑星カターン』(TNG)がある。

SFらしさが感じられるエピソード中心なので、人気の高いボーグのような強大な敵との対決とか、クルー同士のファミリー劇的な人情エピソードはあまり入らなくなってしまった。

また、『エンタープライズ』(ENT)、『ローワーデッキ』(LD)、『ストレンジニュー・ワールド』(SNW)の作品も入らなかったが、もちろん傑作、快作はいくつもある。

ENTバルカン人の設定を完成させた『バルカン夜明け』3部作LDアニメならではの手法連邦バルカンクリンゴン若者たち生活を描き交錯させた『wej Duj』、SNWは過去作の設定を活かしつつ現実21世紀社会情勢を24世紀の世界へと繋いで見せた第1話ストレンジニュー・ワールド』や、アースラ・ル・グイン小説『オメラスから歩み去る人々』のオマージュである『苦しみの届かなぬ高さまで』を推す。

2024-10-28

共産党れいわのような三流政党と一緒にするな

共産党1922年より続く由緒正しい政党である。全盛を誇った新左翼が次々と時代の波に飲まれて死んでいく中で、ただ唯一息をしている誇り高き政党である

政治の透明化を叫びながら自党の会議は徹底した独裁的な秘密主義ではないか暴力革命肯定した国際派が現在の主流派であるのに「暴力革命方針を取ったことは無い」など嘘ではないか、といった謂れの無い批判毅然と立ち向かっていく美しき政党である。たとえ議席数が負けたとしても、れいわのような三流政党と一緒にするべきではない。

夫に好きな人がいる

6月初旬

喧嘩が増えてた。

私も、仕事が繁忙期なのもありイライラしていて、夫の些細なことが気になる。

ある晩に、夫から「気に入らないなら離婚」と言われる。売り言葉に買い言葉じゃないけど、私もカッとなってたので、「わかった近々離婚届持って帰るわ」と返す。

後悔してるんだけど、この時わたしは「もう夫のこと好きじゃないし、今後また好きになることもない」と言ってしまった。

でも、この時はただの口喧嘩で、お互い本気じゃないと思っていた。

そう思っていたのは私だけだった。

 

6月中旬

あれから何度か「離婚の話し合いしよう」「離婚届はまだ?」と言われていたが、繁忙期で疲れており、「仕事が落ち着くまで待って」と返していたら、次第に言われなくなった。

 

6月下旬

繁忙期が終わった。

頃合いを見計らってか、夫から離婚の話し合いしよう」と言われる。この頃の私は離婚のことをすっかり忘れてたし、思い出しても「ただの口喧嘩だったじゃん」としか思えず、イラついた。

これも今となっては後悔してるんだけど、夫からだってもう俺のこと好きじゃないんでしょ?」と言われて、否定できなかった。この頃はもう夫のやること成すこと全てにイライラしてて、実際、セックスは私側がレスってた。レスなので子供もいない。だから離婚していっか、とこの時は本気で思ってた。

とりあえず年内に離婚しよう。今後のタスクは、まずお互いに両親に報告すること。次に家と車の処分を決めること。子供がいないので決めることはこれくらいでしょ。って。

から、「苗字は戻してね。ウチの実家厳しいから、それだけお願い」って言われた。意味がわからなかったけど、なんとなくモヤっとした。

 

母親電話で報告した。「もうちょっと頑張ってみないか」と言われた。

それを夫に伝えたけど、夫は興味なさそうだった。

義両親は、すんなり認めてくれたらしい。

離婚署名はお互いの親に頼もう、俺は新幹線で行くから増田は車使っていいよ、と言われた。

本当に終わるんだ。と思ったら、どんどん怖くなってきた。

 

7月初旬

離婚が決まってから夫はすごく明るくなった。元気になった。というか、なんかいつも浮かれているように見えた。

夫は自分の欄を記入した離婚届をわたしに手渡した。

このときようやく「本当は好き、本当は離婚したくない」と言った。

自分でもよくわからないけど、涙がたくさん出た。

 

夫は明らかに困ってたけど、わたしが期待した返答はなかった。

「そうは言っても、もう決まったことでしょ?いざ離婚届を目の当たりにしたから動揺してるだけ。時間かかってもいいから心の整理つけてね。なるべく早い方が助かるけど。」

 

夫はずっと私にベタ惚れだと思ってた。

周りの人からは、私の隣にいる時の夫は幸せそうってよく言われた。

SNSでよく見る「理想恋人」象に夫はぴったり当てはまってた。

頼まなくても、私の写真をいっぱい撮る。スナップショットもいっぱい。

SNSわたし写真をアップする。

週末はかならずデートに誘ってくれていたし、記念日誕生日はもちろん、なんでもない日でもプレゼントをくれた。

私とデートに行った日のことを毎回日記につけていて、時折本から出してきては思い出話をした。

旅行に行くと、かならず風景と一緒に私の写真をたくさん撮ってくれて、それを製本アルバムにするのが常だった。

年に1回くらい、セックスを受け入れてあげると、とても喜んだ。

こんな風に、夫はわたしベタ惚れだった。ベタ惚れだと思ってた。

そういうところが鬱陶しくもあって、冷たく接したときもあったけど、

こんな夫に、私が泣いてしおらしく「離婚したくない」と告げれば、絶対にすぐに考えを改めてくれると思っていた。

現実は違った。

 

「心の整理になるなら、夫婦カウンセリングかにも付き合うから

 

それだけ行って、離婚届を押し付けられた。

 

今までは仕事飲み会が終わったらラインしてくれていたけど、何も来なくなった。ただいまも言わなくなった。無断で外泊することもあった。

この頃から、夫はもしかして浮気しているんじゃないかと思うようになった。

 

7月中旬

夫の気を引きたくて、ある朝トイレのドアノブコード類をぶらさげてみた。

夫は、「なにこれ?」と聞いてきた。

「辛くて、死のうとしたけど、ほどけちゃったの」

と返すと、「ふふっ」と笑われた。

 

夫が毎晩のように「離婚届書く気になった?」と言ってくるのが苦痛で、私の方から、「1ヶ月、もう一度夫婦として暮らさせて欲しい。それでも気持ちが変わらないなら、離婚を受け入れる」と告げてみた。

夫は、かなり熱し易く冷め易い。もし浮気相手がいるのだとしても、時間が経てばその気持ちも落ち着いて、私の元に帰ってくると思っていた。

夫は、「わかった、1ヶ月だけ、離婚の話はしない。でも俺の気持ちが戻ることはない。1ヶ月後は問答無用で別居する。あと、俺たちだけでは話が進まないから、いずれにせよこの期間中夫婦カウンセリングに行く」と言った。

今まで、セックスしたい、デートしたいと懇願してくるのは夫の側だったのに、立場が完全に逆転してる。なんだか薄寒い気分だった。

 

7月下旬

夫婦カウンセリングに行った。

よく覚えていない。聞かれたことに答えただけ。会話してて、私自自分支離滅裂だと思うくらいだったから、カウンセラーのキョトン顔も納得だった。

セックスはイヤ。一緒の寝室もイヤ。スキンシップもイヤ。夫のイヤなところはスラスラ出てくる。好きなところは出てこない。でも離婚したくない。

唯一覚えているのは、

離婚夫婦合意がないとできないから、離婚したくないならそのまま居ればいいけど、旦那さんの意思はかたい様だから、そんな人と一緒に居続けるのは、大変かもしれない。」

 

義両親の家に、夫に黙って伺った。

夫さんと、別れたくないということを伝えに行った。

義母はずっと困った顔をするばかりで、玄関より中に入らせてはくれなかった。

 

8月初旬

デートに誘った。断られるかと思ったけど、承諾してくれた。夫はもはや、わたし写真を撮ろうともしなかった。

旅行にも行った。夫は、ずっとスマホに夢中で、こちらを見向きもしなかった。

夫との旅行で、初めて私が宿や食事の支払いを担った。

こんな自分が夫に愛されているわけないのかも、とようやく気づき始めた。

 

夫が趣味でやっている釣り社会人サークルに、私も行ってみたいと伝えてみた。

そのサークルのことはホームページで調べていて、次にいつ集まりがあるのかも知っていた。

夫は、「今はメンバー募集をしてないから、連れて行っていいのかわからない。担当者に聞いておく」と言った。

 

8月中旬

夫は、「サークルには来ないで欲しい」と言った。定員の問題ではなく、夫が来てほしくないんだな、と思う言い方だった。

 

から、「1ヶ月経ったけど、離婚意思は変わらないので、別居するね」と言われた。

夫はその日のうちに荷物をまとめると実家に帰った。

別居とは言っても、ウィークリーマンションとかそういうのだと思っていた。

実家にすんなり転がり込んでいるということは、義両親は、もうわたしの味方じゃないんだなと、実感した。

 

毎週週末になると、夫は私が住む家に来て、離婚をせっつく様になった。

逆に、なんでそんなに離婚したいのか?と聞いた。

わたしは、本当はあなたが好きだし、離婚したくない。

これからセックスだってするし、子供も産む。

そう言うと、

「もうあなたとしたいと俺は思わない」と言われた。

夫は、「幸せにしたい人がいる。僕の人生を僕に返してください」と言った。

呼吸が止まるかと思った。

 

8月下旬

探偵にたのんで、夫の不倫証拠を掴むことにした。

でも、夫は毎日職場実家を行ったり来たりするだけだった。

お金だけを失った。

 

9月初旬

とある週末、夫との話し合いの最中に、なんだかものすごく苦しくなって、気づいたら廊下の床に倒れていた。

夫によると、ヒステリーを起こした末、階段の手すりで首を吊って、意識を失っていたらしい。咄嗟に夫が縄を切ってくれたから、床に落下したらしい。実際失神していたのは数分もないらしいけど、夫が話し合いのためにダイニングテーブルに着いた以降の記憶がない。

おしっこを漏らしていたので、シャワーを浴びて、その日の話し合いはそれでおわった。

 

わたし精神おかしいため、夫は別居を一旦辞めて帰ってくることになった。

ついでに、遠方のわたしの両親も、来ることになった、

夫は「たとえ殴られても離婚は諦めないよ」と言っていた。

夫と私の両親の話し合いは、私なしで行われた。

何を話したのかは聞かなかった。

そのまま、わたし母親がしばらく同居することになった。

私は職場休職することになった。

 

9月中旬

私が発狂するのを恐れた夫は、離婚について口に出さなくなった。

 

ある日、私の母が義両親の家に行っている隙に、夫が自室でスピッツチェリーウクレレ弾き語りしていた。

なんどもやり直していて、多分録音か録画かしているんだろうと思った。

私のことをこんな風に追い詰めておいて、自分は他の女にラブソングを歌ってる余裕があるのか。夫のスピッツチェリーを贈られる女は、もはや私ではないのか。

そう思うとカッとなって、気づいたらわたし包丁を出して、夫の自室に向かっていた。

まり覚えていないけど、気づいたら警察にいた。

逮捕されていた。

翌日、母と夫が一緒に迎えに来てくれて、帰ることができた。被害届を取り下げてくれたらしい。

夫は手を縫ったしい。本当に自分がイヤになった。

 

9月下旬

夫が入っている社会人サークルの人たちのTwitterアカウントを見つけた。みんなプロフィールサークル名前を入れていたから、すぐわかった。

夫のアカウントは非公開になっていたけど、@夫のアカウント名で検索したら、夫が交わしているリプライは見ることができた。

とある怪しいアカウントをみつけた。

顔写真がアップされていた。夫好みのルックスをしていた。

から好意的リプライを送られているようだった。

さらに、その子の仲良しのアカウントを見つけて、そのアカウントの返信欄を見てみると、その子の裏垢らしきものと会話している可能性が高いリプライを見つけた。

もちろんその子の裏垢らしきアカウントは非公開だが、夫との関係を匂わせるようなツイートでもしてるのか?と思う様な、夫の特徴を含んだリプライが、その非公開アカウントに対して付けられていた。

 

10月初旬

夫が飲みに行くと言う。詳しく聞くと釣りサークルコンパらしい。

わたしtwitterをチェックした。どうやらそのサークルコンパであることは間違いないらしい。

メンバーがアップしている写真Googleマップ情報と照らし合わせてみても、夫が言っていたお店で間違いなさそう。

そのサークルメンバーはいわゆるツイ廃だらけで、不倫相手と思しきアカウント普段1時間に1つはツイートしているようだが、

その日はツイートがなかった。

他のサークルメンバーが「飲み会しかった!」的なツイートをしているのに、その子だけは何も呟いていなかった。

夫にまだ飲んでいるのか?とラインを送っても反応がない。電話をしても出ない。

日付もとっくに変わり、帰ってきた夫に不倫相手と思わしき女のアカウントを見せて、「この子?」と聞いた。夫は何も言わなかったけど、態度でバレバレだった。

 

10月中旬

私は毎日不倫相手アカウントを眺めていた。優しくて、明るくて、純粋で真面目でサークル内でも愛される、すごくいい子に見えた。

夫に「この子と会わせて、夫から手を引けって言う」と言うと、夫は、「その子関係ない。俺が勝手に好きなだけ。それに、お前がその子になんて言おうと、そしてその子がどうしようと、俺はお前と離婚したいしその子が好きだよ」と言われた。

悔しくて泣いた。また首を吊ろうとしてしまったけど、夫と母に力ずくで止められて、できなかった。

泣きすぎて叫びすぎて酸欠になりながら、不倫相手の子の優しいツイートが思い出された。

前向きで、いつも誰かに寄り添ったツイート彼女に夫は救われたのだろう。

私のことも助けて欲しいと思った。夫に「その子のこと好きでいいか離婚しないで。3人で仲良くできないの」って聞いた。

夫は「あの子と二人がいい」と言った。

 

先週

の子アカウントフォローした。わたしだとバレてほしいような、ほしくないような、自分でもよくわからない気持ちだったが、夫との関係が良好であると思われたくて、そしたら彼女から夫を諭してくれる様な気もして、夫と仲が良かった頃に行ったデート写真をたくさんアップした。

しかし、フォローバックは返ってこなかったし、あの子twitterが、あれから全く更新されていないことに気づいた。毎日起きてる間は1時間に1つはツイートがあったのに。

わたしのせいか?」夫に聞くと、「奥さんのことを思うと、自分だけ楽しくツイートはできないって言ってたよ」と言われて、怒りと、混乱と、屈辱とで、目の前が真っ赤になる様だった。

から、「そうやって極端なことをやって脅して周りの人間コントロールして自分欲求を貫こうとするのは卑怯だ」と言われた。

その通りだとも思うし、そういうわけじゃなくてもう単純にいなくなりたいだけなんだよ、とも思った。

 

おととい

母が2人で散歩でも行こうと誘ってきた。

でも家に夫を一人にすると、また不倫相手に気色悪いラブソングを歌い始めるかもしれない。そんなのは耐えられない。が、ずっと家にいても更新されない不倫相手アカウントを眺めているだけ。

そこでわたしは、夫の部屋にボイスレコーダーを仕掛けてから出かけることにした。

これで、ひとまず夫が一人の間に何をしていたか、後からだけど把握できる。

知らないままよりはずっといい。少なくとも心理的には。

月曜は夫は出勤なので、それまで回しっぱなしにしておく。

 

今日

ボイスレコーダーを回収した。夫の様子に変わったところはなかったから、不安が強くあったわけでもないけど、レコーダーを回収した瞬間は安心した。

 

パソコンに繋いで、外出した時間帯の部分だけ抜き出し、レベルメーターをチェックした。

明らかに音が入っている部分が40分ほどあった。それ以外はほぼ無音だった。

緊張した。心臓が破裂しそうだった。

勇気を出してその部分を再生してみた。

そこで入力されていたのは、弾き語りではなく話し声だった。

どうやら夫は、不倫相手電話をしていたようだった。

 

心配してくれてありがとう。いつもごめんね」

「きついよ。奥の死ぬ死ぬ詐欺もきついけど、不倫相手ちゃんと会えないのが、一番きつい」

離婚してから死ぬよ、それならいいでしょって言われて、咄嗟に何も言えなかったけど、次に言われたらそうしてくれって言って離婚届突き出すわ」

「正直もう死んでくれていい。見てないところで死んで欲しい」

「こんな話聞きたくないよね。いつも俺に付き合わせてごめんね。全部終わったら恩返しするから。本当に、こんなに愛したのも愛されたのも心許せるのも君だけだよ。」

 

私は聞いたこともないような、弱々しい声だった。

こんなに素直に、本気で、茶化すことな自分の心を打ち明ける夫を見るのは、初めてだった。

夫は、心を許した人相手にはこんな風になるんだなあ。

私は、交際期間も合わせたら10年も一緒にいるのに、まるで知らなかった。

それに、不倫相手がいい子すぎる。

不倫相手の声ははっきりとは入ってなかったけど、夫が私に死んで欲しいって言ったのに対して、

「追い詰められてそんな風に思ってしま気持ちはわかるし私の前ではそう言うことを言ってもいいけど、ご本人には絶対に言ったらだめよ。優しく寄り添ってあげてね。」

「優劣つけるわけじゃないけど、奥さんが一番辛いと思うんだよね」

奥さん、どうしても回復しないなら、サークルに呼んであげなよ。わたし抜けるよ。」

「3人で仲良くしたいならわたしはするよ!」

的なこと言ってて。

あ〜〜〜〜惨め。

私が彼女立場だったら勝ち誇った様に「そうだよそうだよ死んじゃえ死んじゃえ☆」とか言う。

 

途端に、諦念に見舞われた。

本当に、私ダメだったんだな。

わたしちょっとたかったりそっけなかったりしたせいで、こんなことになってるだけで、

時間が経てば、セックスすれば、寝室を一緒に戻せば、もっと愛情を示せば、夫が不倫相手に飽きれば、もとに戻れると、思ってた。

楽天的すぎたんだ。なんか唐突理解った。

あんな子に盗られたら、もう凡人にはどうしようもないでしょう。

わたしだって、一緒に生きるならあの子みたいな人がいい。

包容力があって、理性的で、謙虚で、他人がいつも優先。

あれは本当に不貞行為ないと思う。セックスしてないと思う。

彼女は優しすぎて、「妻の愛情を感じず冷めて新しく好きな人ができたら妻に自殺企図を繰り返されて鬱になった男」である夫を放っておけないだけなんだろうと思った。

週刊誌であったり、サレ妻がよくSNSにアップしてる不倫ラインスクショでみる様な恋愛脳は彼女からかけらも感じなかった

そして、彼女は優しいから、私たち離婚すれば、夫と付き合ってあげるんだろう。

私には、手も足もでない。

 

ただ、唯一できることがある。

 

わたしが今ここで自殺というウルトラCを完遂すること。

これができたらどうなるか?

夫は、自らの裏切りによって自殺した妻が居ながらあっさり再婚できるかな

少なし、夫は今、恋愛御花畑から、それに冷水ぶっかけることは、できる。

親戚にどう話す?結婚式にも呼んだ大学の同期たちには?

私に死んで欲しいなどと、舐めたこと言ってるが、

本当に死んだらどうなるかなんて想像すらついてない頭の悪い夫。

夫の愛情フリーライドし続けて、愛想尽かされるまでそれに気づかなかった私にピッタリなバカ夫。

バカ夫に現実見せるには、私が死ぬしかないんです。

新しいお相手は、私が死んだ後の夫もちゃんと愛せるかな?

その包容力を持ってすれば可能かな?

 

もう死ぬしかやれることがない。

[] ロマサガ2 リメイクが酷かったので『メタファーリファンタジオ(Metaphor: ReFantazio) 』を買ってクリアした

メタファーシステムデザインロマサガ2 リメイクロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』が出てくてりゃ、日本ゲームJRPG未来は明るかったのにな

アトラス(とセガ)』と『スクエニ』、どうして差がついたのか・・・慢心、環境の違い・・・・・・と思いつつ、

メタファーリファンタジオ(Metaphor: ReFantazio) 』の1周目をクリアしたので、前回(https://anond.hatelabo.jp/20241020022808#)の感想の続き

  

 

メタファーリファンタジオ(Metaphor: ReFantazio) のカレンダーシステムは、緊張感があってお気に入り
だが、『カレンダーシステム』の洗礼を早速受けてしまった。うごごご・・・・・

 

一般的コマンド型のJRPGなら、緊迫した状況でも以下のことができる

 

 

しかし、ロマサガ2には年代ジャンプがあるため、無計画にこういった行動を続けると、状況が変わり取り返しがつかなくなることも(放置した場所が滅ぶなど)

これが、メタファーの『カレンダーシステム』では更にシビアになっている

 

 

ちなみに、メタファーカレンダーシステムは以下の仕様で、ひとつひとつの行動に非常に緊張感がある。

 

 

『これだよこれ!本当にやりたかったロマサガ2リメイクはよぉ!!!ときゃっきゃ楽しんでいたのだが、

異常にそそっかしいワイ氏、 期待を裏切らず や ら か す !!!!!!!!

ゲーム終盤で予備セーブデータに華麗に上書き!!!!!!!!

 

ファーーーーーーーーーーーwwwww

 

その瞬間は、『へへ、やっちまったぜ・・・』と思いつつも、まぁノーマル難易度なら魔職でゴリ押しできるでしょとタカをくくっていた

ところが、重要そうな依頼イベントクリアする時間半日分足りない!!!!(クリアした後に依頼が新たに追加されて日付計算が狂うパターン)

どうやら最序盤の王の資質上げで無駄な行動をしていた模様・・・

 

い、いやでも、イベント取り逃がしても、エンディングには影響しない要素かも知れんし?と、おそるおそるネット攻略情報特別解禁したところ、

自分試行錯誤せず、攻略情報見ながらゲームプレイするのは好きじゃないので、基本的クリア前は攻略情報封印している)

やはりエンディングに影響する重要イベントだった・・・

 

テテテテテテテテテ・テーーーン 

(ビーバップハイスクール 高校生極楽伝説ゲームオーバーのBGM https://www.youtube.com/watch?v=5AKM0fHc2Ps&t=48s

 

- アニキ、せいしゅんの あやまちでしたね。

- トオルさん、セーブしたのは いつでしたっけ? 

 

 

たまたま上書きしていないデータもあったものの、それはメタファーカレンダー上で30日も前のデータ

リアル雑用対応ゲーム付けたまま放置した時間や、プレイ中に寝落ちして放置した時間も含まれているが、約20時間くらいの巻き戻しだ

うごごご・・・・・

 

一晩考えたが、エンディング差分回収を2周目に回したり、動画差分回収済ませると熱が冷めそうなので、20時間前のデータからやり直すことにした・・・

 

前回(https://anond.hatelabo.jp/20241020022808#)の感想にも書いた通り、序盤で適当クラススキルを取ったせいで、

上位職のクラスを取得するためのポイントがどう考えても足りなかった

地形が楽で高額アイテム売れる洞窟ポイント稼ぎを 時間 して挽回したのだが、数時間をもう一度やり直すことになり、かなりきつかった・・・

 

 

ちなみに、メタファーだけではなく、ペルソナシリーズにもカレンダーシステムはあるらしい。
そして、このシステムを嫌っている人もいる模様

 

まぁおそらく、ワイと似たような失敗をしたんじゃないかなぁ・・・って思います😅

 

カレンダーシステム自体は緊張感があってとても面白いので、今後も是非続けて欲しい

 

だけど、うっかりセーブミスをする愚か者のために、個別データセーブに加えて、定期セーブシステムもあるとめっちゃ助かる・・・

例えば、個別データセーブとは別に、週の始めに『定期セーブ』を自動システム作成

最大で3週間前の週はじめまで戻れるとかあるとめっちゃ助かるので、ゲーム中の快適を追求する開発陣のみなさま何卒・・・🙏

 

 

メタファー:終盤の感想

 

  1. 最序盤の行動ミスリカバリーできず、『エンディングに影響がある依頼イベント』 or 『闘技場のチャンピオン』の二択になり、
    前者を選んだので闘技場のチャンピオンにはなれなかったよ・・・
    まぁトロフィー回収とかの要素なら2周目でもいいよね・・・

  2. 一人でデバフもかけられる物理職に2ターン攻撃させるのが最強と思いきや、プリンスの『終末王魔法・アーマゲドノ』が最強だった
    ノーマル難易度だとこれ以外無くても良いくらい強い

  3. ハイザメとバジリオ以外、ロイヤル何が強いのかいまいちピンとこず放置していたので(ノーマル難易度だとタンク専任ヒーラーいなくても無効や耐性で足りる)、
    プリンスの『終末王魔法・アーマゲドノ』の取得条件が、全クラスロイヤルマスターだと気付いたとき、めちゃくちゃ焦った
    ラスボスに挑むためにダンジョン来ちゃったよ!!!

  4. 『終末王魔法・アーマゲドノ』が使えないままクリアちゃうかもという、やり残し要素にめちゃくちゃ焦ったが、
    ラスダンジョンめちゃくちゃクラス取得のためのポイント稼ぎやすくて草🌱
    余裕で全クラスロイヤルマスター出来たし、むしろポイント余ったので1時間くらい粘れば全クラスコンプできそう

  5. 洞窟での数時間ポイント稼ぎ、要らなかったかもしれんな・・・って思ったが、でもまぁこれは結果論だし、
    ラスダンジョンポイント稼ぎしてダレ無かったからよかったという事で・・・

 

 

メタファーエンディング感想ネタバレあり)

 

  1. 怒涛のそうはならんやろ/ちょっとなにいってるかよくわからない展開でポカーンとした(父王でした以外のシーンはほとんど乗れなかった) テンション下がり↓↓↓

  2. ラスボス倒した後に、救った世界自由操作して見て回れる!!!!ぜんぶゆるした!!!!これぞ王道!!!!!!テンション爆上がり↑↑↑

  3. できたら王都だけじゃなくて、ぜんぶの街を尋ねて歩きたかったが、まぁそこは仲間との個別イベあったから良いや
    仲間との後日談あったのすごいよかった!!!!!!テンション上がり↑↑↑

  4. 『(貧しさや差別は)まだ何も変わっていない』『熱狂危険』『武勲はたいしたものだけど、王になってからこれと言って大したことしてなくね?』
    『結局、王子が継いでるし、前王迷惑すぎるだろ。仲間死んだんだが?』みたいな意見も、
    ちゃんと街の人からあったの良かった!!!!!!テンション上がり↑↑↑

  5. なんやよくわからんけど、いろいろ理由を付けてまた旅に出ることにしたの自由な風を感じて良かった!!!テンション上がり↑↑↑

 

 

メタファー個人的な好みの話

 

ワイが終盤の展開に入り込めなかった一番の理由は、属性過多で矛盾だらけのラスボスのルイが好みじゃなかったからやね・・・

結論だけ書けば、貴族枠の女性軍人だったら、矛盾も魅力に映ったかなぁって思う

 

順を追って書くなら、

 

  1. ルイは ベルセルクグリフィス のような中性的な美形で、ぱっと見は女性にも見える繊細な外見だが、『戦地戦果を上げ続けた叩き上げ軍人』という設定持ち
    ここだけならギリ、少女漫画・今どきのオタク向けデザイン軍人、あるいは『幼女戦記』のターニャのような魔法を使う軍神として、中性的な外見と叩き上げの組み合わせも納得できる

  2. でも、軍の厳格な階級社会で揉まれ過酷戦場で血と埃に塗れて、リアリストとして生き抜いてきたはずのルイに、『力を絶対とする公平な世界を作る』という抽象的なユートピア思想を掲げさせ、さらに『そのためには全てを灰にしても構わない』と主張させるのは、ちょっと雑過ぎてスルーできない

  3. 貴族枠の軍人という設定であれば、軍の規律に従いながらも身分による特権独自の行動を取れる余地があってもおかしくないし、抽象的なユートピア思想破壊的な思想混沌への憧れも『特権的な気まぐれ・気の迷い』として説得力を持った気がするけど、
    お嬢さんみたいな外見のルイに付与されているのは、『戦地戦果を上げ続けた叩き上げ軍人』設定なんスよね・・・はぐれ貴族革命家になったじゃダメだったんスかね・・・

 

特権階級をぶち壊す象徴は『叩き上げ』じゃないとダメなんだよ!!!!!で譲らないにしても(過酷現実と日々向き合って、あん抽象的な思想混沌への憧れを持たないと思うが)、

ルイには、おもしれー男 要素まで盛り込まれている。たとえば、

 

 

などなど、確信犯的におもしれー描写が続く。でも、ルイがバットマンジョーカーのように混沌無秩序のものを楽しんでいる風でもないんだよね

そもそもルイのような叩き上げ軍人にとって無秩序混沌といった要素は本来、相性が悪いはずだし、ジョーカーみたいな気質のヤツが真の目的を隠して縦社会で勝ち上がっていけるイメージがわかない

 

属性過多はこれだけでは終わらず、ルイには『絶対的な力の象徴で信奉者』という設定もあり、常に落ち着き払っていて感情を露わにすることがない

そのため、突然叫び出したり、会話を一方的に打ち切るようなこともなく、紳士的で不気味さがないんだよね

キレどこがわからない怪異クトゥルフの上位存在が不気味で怖いように、対話が成立しないキャラのほうが恐怖感はあるよね

 

 

まぁワイとしては、ルイがあまりてんこ盛り属性一貫性を欠いているため(現役軍人女性的な外見、理想主義者エキセントリックな行動、紳士的な態度など、相反する要素が詰め込まれすぎ)、シリアスさを感じなかったし、最終盤はただただポカーンとした

せめて、ルイが貴族という設定であれば、独自の行動や破壊的な思想、突飛な振る舞いも『特権的な気まぐれ』として説明がつき、てんこ盛り属性でもまとまりのあるキャラクターになった気がする

あと、女性的な外見ではなく本当にお嬢さんだったら、賭ケグルイ の 桃喰綺羅莉 のように、『怖さ(狂気)』と『おもしれー』を自然に両立できたと思う

Netflix |『賭ケグルイ』多言語音声クリップ: 桃喰綺羅莉「貴方の左目を3億で買うわ」

https://youtu.be/7aOUk97Kto4

 

桃喰綺羅莉は、冷酷な暴君でありながら優雅さを保ち、狂気と不気味さが同居しているキャラ

危険分子放置したり、突飛な行動をとって自らの命を掛けたり、自らが支配していた学園のシステムお気に入り人物を壊されても『失うから面白い』と笑っており、

混沌を楽しむおもしれー女としても成立している

貴族的な立場からくる特権傲慢さと少女の無邪気さがあってこそ、エキセントリックな行動も説得力を持つと思うんです

 

・・・まぁ個人的な好みですけどね

 

 

メタファー個人的な好みじゃないと思う気になる点

最終盤のストーリーは若干気になる点があって、これたぶん、個人的な好みではない違和感だと思うので書いとく 

 

⭕️もしこういう主張・展開だったのならわかる :
  1. 「里が襲われたか復讐をする。襲撃した者たちだけでなく、このような状況を容認した世界のものが許せない」
    → まぁ被害を受けた側として、当然の感情よな

  2. 魔法不安を回収して、不安自分責任を持たない、誰かに押し付けるの正しくないから、持ち主に返すわ。それで化け物になっても混乱が起きても知らん!
    我は魔王だ!フハハハハハ」

    → なるほどね
    先進国人間新興国不都合押し付けたり、国内でも強い立場人間が弱い立場人間理不尽を強いるメタファーかなぁ) 

 

 

🔺共感はしにくいがギリわかる:
「里が襲われたが、復讐無益非生産的なため興味がない」

  → 人の心、どこかに置き忘れた?と思うが、理性的で高い志を持つ人物の主張としてギリわかる

  → 復讐無益なのはそれはそうだし、負の連鎖を断ち切って未来だけ見つめられるなら大変素晴らしいことだ

  

 

❌ 実際にメタファーの終盤にあった主張と展開。ちょっとなにをいっているか、なにをしたいのかわからない:
「里が襲われたことには復讐心を抱かないが、平等世界を作るために世界を灰に帰す。不安を戻されても化け物にならなかったヤツだけ生きる価値がある」

  → どういうことなの?なぜ復讐心がないのに破壊を選ぶん?

 

結論魔法不安を回収しなくても、特に混乱は起きなかったわ。不安で多くの人が化け物になったりもしなかったし、砂漠にも自然が戻ってきたわ」

  → じゃあ、不安を持ち主に返そうとするルイ討たずに、放っておいてもよかったんじゃね?

  → 『溜まった不安を一気に返すと狂化して化け物になるんだよ!』なら、ルイに交渉して少しずつ持ち主に返せばよかったのでは?

    わざわざ冷静沈着で会話出来るヤツにしたんだし

    というか、ルイがあくまで一気に不安を返して化け物化させることにこだわっているなら、結局、世の中への復讐心が動機ってことでいいの?

 

 

あと、やっぱりジュナだよなぁ

パーティメンバーのみんな命を掛けることになった納得感ある理由があるのに、ジュナだけ自ら諜報活動(当然命のやり取りがある)を始めた理由が、

歌の真剣み?深み?を持たせるためとか言う理由なのだが、後半で『歌だけでいいのかしら』、『歌だけじゃ寂しい』とか言い出す

どういうことな・・・?せめて歌キチだけは貫いてよ、救われた命・拾った命を自らわざわざ張ってるんだし

あと、三下に対する態度が酷かったのに、パーティに加入したあと個別イベント等では、善人通り越して聖人モード

あんなに心広いなら、三下永井豪眉にも、もう少しまともな態度は取れなかったもんなぁ・・・

 

 

総合的な感想

終盤の展開とルイとジュナといくつかの事柄に対する態度は気になりつつも、ゲームとしてはすこぶる快適で、派手で挑戦的で面白くて、1000000点なので言うこと無いっす

(しいていうなら、うっかり上書きセーブちゃう愚か者のために、個別データセーブとは別に、週の始めに『定期セーブ』を自動システム作成

最大で3週間前の週はじめまで戻れるとかあるとめっちゃ助かる)

 

幻想は無力なんかじゃない』もそうだねって思うね、あと考えるきっかけを作ろうって野心的な姿勢は感動した

めちゃくちゃ売れて、メタファーしっかり評価されて欲しい(シェンムーみたいにならないで欲しい)

あと、メタファーみたいな野心的で革新的作品がたくさん出る世の中でありますように

2024-10-27

町は静まり返っていた。選挙ポスターの微笑みも、夜の闇に飲み込まれ、不気味な影を落としていた。

投票しなければ…わかってるな?」

耳元で誰かが囁くような気がして振り返るも、誰もいない。ポスターけが、あたかこちらを見ているように思えた。

投票日当日、投票用紙には一つしか名前が書かれていなかった。その名も「シェン・キョウ」…誰だそれは?聞いたこともない。だが、ペンを持つ手が勝手に動き、「シェン・キョウ」に丸をつけてしまう。

「さて、あなたもシェン・キョウの支持者ですね?」背後から、再びあの声がする。振り向くと、選挙管理委員会制服を着た謎の人物が微笑んでいた。

結果発表の瞬間、画面には「全員一致でシェン・キョウ当選!」と表示された。なぜか誰も驚かない。むしろ、町の人々は「もちろん!」と拍手喝采

その瞬間、彼らの目が赤く光り、みんな口を揃えてこう叫んだ。

「次は、あなたがシェン・キョウになる番です!」

逃げようとしても、もう遅い。ポスターの「シェン・キョウ」が、ニヤリと笑ってこちらに近づいてきた。

足が動かない。どんなに力を入れても、全身が鉛のように重く、まるで見えない糸で操られているかのようだ。ポスターの「シェン・キョウ」がじりじりと迫り、顔がこちらに近づくたびに、心臓の音が耳元で大きく響く。

「次の選挙が楽しみですね…あなた仕事、全力でサポートさせていただきますから」と、シェン・キョウが言葉を投げかける。彼の顔はなぜかぼやけているが、その目だけは鋭く光り、まるでこちらの魂を覗き込むようだ。

その瞬間、何かが頭の中に入り込んできた。投票所に向かう道、選挙ポスターの前で微笑む自分…いや、違う。「シェン・キョウ」の顔に見えたのは、自分の顔だった。選挙管理委員会制服を着て、町の人々を見下ろし、「全員一致!」と叫んでいる自分がいた。

目を開けると、あたりにはいつの間にか人々が集まっていた。皆同じ表情、同じ服装。そして彼らは、まるで機械のように一斉に拍手を始めた。

「新たなシェン・キョウ、誕生おめでとうございます」と、先ほどの謎の男が拍手しながら言った。その顔が、次第に自分と瓜二つに変わっていく。

「次は…あなたがシェン・キョウを選び出す番です」

それは一瞬のことだった。気がつくと、選挙ポスターには自分の顔が印刷されており、すでに町の至るところに貼られている。大勢の人々がそれを見上げ、「シェン・キョウ!シェン・キョウ!」と口々に叫び始めた。

いつか、自分も「シェン・キョウ」になるという運命だったのか?それとも、この町のすべての住民が「シェン・キョウ」を繰り返し続けるだけの人形だったのか?

背後で誰かが耳元に囁く。「おめでとう、シェン・キョウ」

2024-10-26

弱者男性「ウフフ……レベルレインしてあげるわ」サキュバス「やめろーーーー!」

第一章:誘惑の始まり

深い森の中、サキュバスは一人、途方に暮れていた。その時、どこからともなく妖艶な弱者男性が現れる。

弱者男性「ウフフ……あなたを見つけたわ。さあ、レベルレインしてあげる」

サキュバス「や、やめろ! 俺を吸い取ったって、ろくなものは手に入らないぞ!」

必死抵抗するサキュバスしかし、弱者男性は彼の言葉を鼻で笑い、軽く手を振る。

弱者男性「そんなことないわ。どんなに弱い魂でも、私の力の糧にはなるものよ。さあ、いくわよ」

そう言うと、弱者男性は彼に魔法を放ち、レベルレインが始まった。

第二章:期待外れのドレイン

青白い光がサキュバスから弱者男性へと流れ込む。しかし、彼女はすぐに違和感を覚える。

弱者男性「……え? なにこれ、全然力が入ってこないじゃない」

再び魔法を強めてみるが、それでも吸い取れる力はほとんどゼロ

弱者男性「こんなの聞いたことないわ! どうしてこんなに弱いの?」

弱者男性は眉をひそめ、呆れたようにため息をつく。彼女の期待は完全に裏切られていた。

第三章:意図せぬ吸収

弱者男性がドレインをやめようとしたその時、突然、彼女の体に異常な重さが押し寄せてくる。魔法はすでに止めたはずなのに、彼女サキュバスから何かを吸い取り続けている。

弱者男性「え、な、何これ!? 力が、違う……これ、何かがおかしい!」

彼女は急いで自分の体に起こっている変化に気づく。吸収していたのは、力ではなくサキュバスが抱えていた「バッドステータス」だったのだ。

第四章:弱者男性の最弱化

弱者男性自分が思わぬものを吸い取ってしまたことに気づきパニックに陥る。

弱者男性ステータスオープン!」

画面には、「虚弱」「慢性的疲労」「自己不信」「無気力」「悪運」など、次々とサキュバスのバッドステータスが並んでいた。

弱者男性「いや、いやよ! こんなもの、いらない! どうして私がこんなに……!?

吸い取るはずの力がまったくなく、逆に彼の抱えていたあらゆる負の要素が自分に押し寄せたことで、弱者男性絶望する。

第五章:最強のサキュバス

一方、サキュバスはというと、突然身体が軽くなったことに気づいていた。

サキュバス「なんだこれ……? 俺、めちゃくちゃ調子がいいぞ?」

彼は驚きつつ、自分ステータス確認する。

サキュバスステータスオープン!」

すると、そこには驚異的な力が宿っている自分の姿が映し出されていた。バッドステータスはすべて消え、代わりに強力なステータスが現れていた。

サキュバス「なんだ、俺……強くなってる……?」

第六章:弱者男性絶望

弱者男性はもはや立っているのもやっとの状態で、力なくその場に崩れ落ちた。彼女の頭の中では、これからの無力な人生がぐるぐると回り始める。

弱者男性「こんな……こんなことって……ありえない……! 私がこんな弱者の負のステータスを吸い取ってしまうなんて……これから、私は……」

彼女はこれから絶望的な未来想像し、泣き叫び始める。

弱者男性「もう無理……どうやって生きていけばいいの!? 誰か助けて……!」

第七章:喜びのスキップ

しかし、そんな弱者男性絶望的な叫びも、最強となったサキュバスにはまったく届いていなかった。彼は新たな力に満ち溢れ、嬉しさのあまりスキップし始める。

サキュバス「やったー! 俺、最強になっちゃった! これからは俺の時代だ!」

彼は歓喜の声を上げながら、その場を軽快に去っていく。

サキュバスさようなら弱者男性! 俺はもう負け犬じゃない!」

弱者男性絶望叫び声は夜の闇に消え、サキュバススキップ足音けがその場に残った。

anond:20241026144926

BLがまだ生まれておらずjuneのころはたしか浮世離れしたネタがおおかった

バラから精気吸う系吸血鬼(を極度に美化したやつ)とか

強姦からストックホルム症候群(を極度に美化)とか

近親相姦でDV(を極度)とか

そういうネチョっとしたネタが多かったか腐女子からみても少しキモかったわな

そんななかで俺が好きだったハッピーハリウッド系BL小説は潮流にながされて早めに筆を折ってた

俺はあの人で触手トレイン人間ムカデ)とローズアナルを知ったんだよ(主人公CPだけは乱交に参加しそうでしないとこも好き)

あなた時代が来てますよって叫びたいけど生きてるかすらわからん

いまははらだのハッピー○○ライフとアオダの勇者パーティが笑える系の推し

そうでない推し内緒

2024-10-25

承認欲求」の仕組み、わかっちまった

承認って「できたねー」とか「えらいねー」とか言うことだと思ってるヤツ

浅っせぇ浅っせぇ浅っせぇわ

もっと頭使ってもらわねーと困るから俺様が気付いちゃったこと書くわ

ホコリ被ってる頭のスイッチ入れて読めよ

 

人間誰でもイイ事したい

聖職者だろうが、犯罪者だろうが、誰でもイイ事したい

下半身の話じゃねぇぞ

誰でもイイ事したいんだ、一人残らずな

犯罪者は悪いことしてるじゃねぇかって?

犯罪者だと社会に決められちまったカワイソウな奴らは、社会にイイ事してると思われなかっただけだ

犯罪者もイイ事してるんだよ、めっちゃ狭い範囲に対してな

ガキを殺しまくったヤツも居たな、あれは他人も、未来自分も切り捨てて今の自分だけスカッとしちゃったわけだ

サイコパス野郎でも自分にはイイ事してただろ?破滅的だけどな

しかもな、それが本当にイイ事である必要すらねぇんだ

やりたいと思ったり、イイ事だと思ったことをやった時、良し悪しに関わらず人は満足しちまうもんなのさ

まぁ本当にイイ事をしなきゃいつまでたっても地獄が続いてくんだけどな

 

なんで承認必要なんだ?

そもそも本当にイイ事なら承認なんて必要ねぇんだよ

じゃあなんで世の中怪物だらけなんだ?って話だ

これはな、お前らが二つほどビョーキからだと思うぞ

まず一つが、カネがないことだ

ある時借金全然できなくなった時があったんだがな、詳しくはググれ

要するにみんなカネが足りなくなったんだよ、そのせいでな

みんなカネを使わず対策したフリするようになっちまったんだわ

収入は目減りし、根性論で無理を押し通してを続けてきたんだろ

新しく上がってきた問題なんかそっちのけ、今までやってきた事以外できないよなぁ

間違ってるってわかってて、やらなきゃならない拷問だよなぁ

人間が群れで生きて身につけてきた本能に反してんだわ

無理やり「承認」してもらわなきゃやってられないだろ?

もう一つが、ワルイところ探しだ

俺様ちょこっとだけ勉強したんだわ、ガラにもねぇ

合理の権化、アメちゃんのことをな

ステイツじゃ、できないヤツを叩くことなんか時間無駄なんだって

できないやつを虐めるのなんかバカのやることって叩き込まれ

できるやつはみんなでリスペクトしよーぜって雰囲気らしいんだわ

映画館でスゲー映画たらみんなハイになって叫び出すのはそういうことらしい

お前らワルイところ探し大好きだろ?

マスコミ閣下槍玉にあげたカワイソウな奴を再起不能になるまでボコボコにするの大好きだよな

物事がイイか悪いかなんてお前らの大半がこれっポチ自分で考えてないって証拠だろうよ

叩いてイイぞってサイン出してもらって合法リンチしてんだもんなぁ

お前らにとって人の評価は悪いことしてないかどうかの一点だけなんだろ

本当にイイ事しても評価されないんだからイイ事する奴なんか増えるわけねぇーじゃん

ワルイ奴がいた方がお前らは好き勝手言って気持ち良くなれるもんなぁ?

総じて言えることは、「イイかワルイかなんて自分で考えろ」ってことだ

考えずに金使ってるから現実を歪めてゴミを売る連中が幅を利かせてるんだろうよ

ノータリンどもが合法犯罪で集めたカネなんかはした金にもならんがな

そいつらだけ儲かって真面目なイイ仕事のできる連中はますますカネがなくなっていくのがクソだわ

まぁとにかく、自分で考えれば承認なんか必要ねぇんだ

 

じゃあどうすればイイか

承認なんか必要ねぇーと吐き捨てたが、キズの舐め合いには必要ないと言うだけの話だ

承認必要なのは、本当にイイ事をしようとして頑張ってる奴らさ

でもそいつらに上辺だけ承認しても意味がない、お前らに認めてもらうためにやってるわけじゃねぇから

中身までちゃんと話を聞くんだよ、そいつがどんなイイ事しようと思ってるのか引き出せ、考えろ

そうすれば、そいつの考え方を素直にリスペクトできることもあるだろうし、共感できることもあるだろうさ

逆に、自分視点から見たら改善点が見つかることもあるだろうよ

イイところはいいと言う、変えるべきところは指摘する、これだけの健全なやり取りが必要なんだよ

なぜならイイ事をしようとする奴らが孤独すぎるから

正しいことをしようとしても、周りからはなんでそんなにガンバっちゃってんのと腐されるだけだしな

自分を信じて努力するしかないわけだが、限界はある

群れで生きてきた習性が、凄まじい同調圧力をぶつけてくるんだわ

から、イイ事する奴は承認してやるんだよ

上から目線でなく、それはイイ事だと言ってやるだけでとんでもない力になる

面白くもない芸人マネして何でもかんでも否定する奴は今すぐ死ね

実力のある奴の養分に生まれ変われや

そうしたら俺様がヨシヨシしてやるよ

うちの姉はギャルだ。

ギャルっていっても、まぁ今どきの清楚系とか地雷系とかじゃなくて、完全に昔ながらのガングロ系。

真っ黒に日焼けしてて、目の下には涙袋をこれでもかと強調するメイクをしてる。

そんな姉が最近彼氏にふられた。

しかも別れ話を持ちかけられたのが彼氏の家の前だったらしい。

からうちに帰ってきてから、怒りと悲しみのあまりリビングで大泣きしだした。

その泣き方が凄まじくて、涙でアイラインが滲んで顔がぐちゃぐちゃになりながらも、なおかつ涙袋だけは頑張って強調されているという、なんとも言えないカオス状態

その時、私の頭にふと浮かんだのがベヘリットだった。

あの不気味な形をした、泣いているか笑っているかからないような顔のアイテム

姉が泣いている顔が完全にそれだった。

なんだか神秘的ですらあって、思わず見入ってしまった。ギャル感情をむき出しにして泣き叫ぶ姿っていうのも、ある種の儀式に見えてしまうぐらいだった。

「もう絶対男なんて信じない!もう恋愛しない!」なんて叫びながら、部屋中にクッションを投げつけ、ティッシュの箱が吹っ飛んで、リビングちょっとした戦場になっていた。

見ているこっちとしては、どうしてもその光景ベヘリットに見えて仕方がなかった。

いや、たぶん姉が真剣に泣いているのは分かってるんだけど、涙袋が強調されすぎていて、涙がそこから滲んでくる度にどんどんベヘリット感が増していく。

こういったことも初めての事じゃない。

毎回、全力で恋愛して、そして派手に振られる。これまで付き合った男たちはみんな何らかの問題を抱えていて、姉はその度に今度こそ本物の愛!と信じて突っ込んでいくんだけど、結局裏切られて大泣きするのがいつものパターン

そんな姉を見ていると、「またベヘリット発動か…」って、私の中でいつの間にかそんなセリフが浮かぶようになってしまった。

姉にとっての恋愛は、常に危険な賭けであり、心のどこかでそれを楽しんでいるようにも見える。

彼女が次の男に夢中になっている姿を見るたびに、「またあのベヘリット顔を見る日が来るのかな」と思ってしまうのが、なんとも複雑な気持ちだ。

翌朝、姉はケロッとした顔で起きてきた。そして鏡の前でまた涙袋をしっかりと描き直して、派手なギャルメイクを完成させた。その姿を見て、私はなんだか笑ってしまった。まるで何事もなかったかのように、また「恋愛戦場」に出ていく準備をしているようだった。

「もう大丈夫?」と私が聞くと、姉は振り返ってニヤリと笑った。

「当たり前じゃん!泣いたのは昨日だけ。今日からは新しい人生スタートだし!」と、自信満々に言い放った。

この強さこそが姉の魅力なんだろう。私には真似できないけれど、何度振られても立ち上がる姉の姿には敬意を感じずにはいられない。

そんな姉を見て、私はまた思った。

ベヘリットは、ただのアイテムなんかじゃない。

姉の強さ、そのものなのかもしれない。

涙袋が再び強調された顔が、今度は勇敢に見えた。

姉は今日も、恋愛という名の戦場に出ていく。

そして、その姿を見ていると、私はなんだか勇気をもらえるんだ。

2024-10-24

初めて全裸オジサンを見た

昨日の帰り道のこと。

仕事が終わって、ちょっとだるい気持ちでいつもの道を歩いていた。

もうすっかり日が暮れていて、最近は日が沈むのが早くなったよなぁなんて考えながら、閑静な住宅街をぼーっと歩いていたんだ。

そしたら、ふと向こうの方から人の気配がして、なんとなく視線をそっちに向けた。

で、その瞬間、私は完全に動けなくなった。

「え、ちょっと待って、今見間違えたかな?」と自分の目を疑った。

だって、その人、全裸だった。

普通の歩幅で堂々と歩いてくるのは、40歳を超えたぐらいのおじさん。

その人がどんどんこっちに近づいてくる。でも、服を着ていない。いやいやいや、そんなわけないでしょ?と心の中で叫びつつ、パニック状態でしばらくその場に立ち尽くしていた。

体が石みたいに硬くなっちゃって、どうすればいいのか分からないまま、その全裸おじさんを凝視してた。

頭の中はもう混乱しっぱなし。全裸のおじさんなんてそんな存在、本当にいるの?って思ってドキドキしてた。

だって今までは都市伝説とかネタの類だと思ってたんだ。

あの瞬間、私は現実感を失ったような気がした。

おじさんは、まるで何事もなかったかのように私の横を通り過ぎていった。

私の存在なんて完全に無視して、ただの通りすがり普通の人みたいに。

それがまた怖かった。おじさんはどこから来て、どこに行こうとしていたんだろう?

誰もいない暗い住宅街で、あの謎の全裸おじさんが通り過ぎた後、私の心臓バクバクして、冷や汗が背中をつたっていた。

その晩は、家に帰っても全然眠れなかった。

お布団に入って目をつむっても、あのおじさんの姿が頭にこびりついて離れない。

窓の外でガサッと音がするたびに「まさか、また全裸おじさんが...?」って思っちゃって、余計に怖くなる。

でも、不思議なことに、怖さと同時に何かドキドキするような興奮も感じてたんだ。

まるで都市伝説現実のものとなって、私だけがその「非日常」をちょっとだけ体験したみたいな感覚

そんなこと、今までの人生で一度もなかったから。

実際あの全裸おじさんを見た後から、なんとなく世の中の見方が変わった気がする。

もしかして、世の中にはまだ知らないことがたくさんあるんじゃないか?っていう風に。

全裸オジサン実在するなら、ドラゴンとか、ラピュタなんかも、もしかしたらどこかに存在してるんじゃないか?ってそう思えるようになった。

考えすぎかもしれないけど、そう考えるとなんだかワクワクしちゃうんだよね。

私の中であの全裸おじさんは、現実と夢の境界線を揺らすような存在として、いつまでも記憶に残り続けるんだろうな。

なんで漫画家業界慣行是正できないのか。

そもそも漫画家業界は大きな問題を抱えているし、それを改善することが難しいことも暗黙の了解として、理解しているよね。

そう。雇用環境問題だ。

アシスタントになり手がいないと言われてずいぶん長い。

漫画家長時間労働問題も、是正されていない。

古い人ほど徒弟制度的なもの見方に凝り固まって、パワハラ的な職場長時間労働問題を抱えていることは現在進行系の問題だったりする。

技能職なのに安い。

アニメーターは色々言われて改善されてきたし、漫画も相当良くなったと聞く。

でも未だにグレーゾーン存在する。

技術勉強できるからということで、ある程度許容されているのが実態だけど、いまの社会環境下ではなかなかそうも言えない。

から労働者フリーランス権利関係を、声高に叫びにくいっていう後ろ暗さがあるのね。

フリーランス新法的に、かなりグレーゾーンの部分を抱えているから、そこで自分たちも「フリーランス新法的にはダメでしょ」と言いにくい。

から、後ろ暗い労働環境で、成功した人が怖いのは表紙代ではない。

単に、そのあたりのグレーゾーン適正化されたらマンガ業界は大きく揺るがされることは間違いない。

そこにメスを入れなければならない時期はいずれ来るだろうけれど、どうするのかな。

[]

ㅤㅤㅤ俺もときわ台メリーガーデンのどこかに住んでいる消防長がこの形をしているときはと叫びながらあるようにみせないといけないと思ってるけど俺が活動しているときはなぜか無反応で意味が分からない

2024-10-23

anond:20241023235403

比喩表現として)壊れたレコードであることと内容が正しいかどうかは別問題からなあ

それが正しいと確信をもって叫び続けていれば誰かの耳に届くかもしれない

サキュバス「ウフフ……レベルレインしてあげるわ」弱者男性「やめろーーーー!」

第一章:誘惑の始まり

深い森の中、弱者男性は一人、途方に暮れていた。その時、どこからともなく妖艶なサキュバスが現れる。

サキュバス「ウフフ……あなたを見つけたわ。さあ、レベルレインしてあげる」

弱者男性「や、やめろ! 俺を吸い取ったって、ろくなものは手に入らないぞ!」

必死抵抗する弱者男性しかし、サキュバスは彼の言葉を鼻で笑い、軽く手を振る。

サキュバス「そんなことないわ。どんなに弱い魂でも、私の力の糧にはなるものよ。さあ、いくわよ」

そう言うと、サキュバスは彼に魔法を放ち、レベルレインが始まった。

第二章:期待外れのドレイン

青白い光が弱者男性からサキュバスへと流れ込む。しかし、彼女はすぐに違和感を覚える。

サキュバス「……え? なにこれ、全然力が入ってこないじゃない」

再び魔法を強めてみるが、それでも吸い取れる力はほとんどゼロ

サキュバス「こんなの聞いたことないわ! どうしてこんなに弱いの?」

サキュバスは眉をひそめ、呆れたようにため息をつく。彼女の期待は完全に裏切られていた。

第三章:意図せぬ吸収

サキュバスがドレインをやめようとしたその時、突然、彼女の体に異常な重さが押し寄せてくる。魔法はすでに止めたはずなのに、彼女弱者男性から何かを吸い取り続けている。

サキュバス「え、な、何これ!? 力が、違う……これ、何かがおかしい!」

彼女は急いで自分の体に起こっている変化に気づく。吸収していたのは、力ではなく弱者男性が抱えていた「バッドステータス」だったのだ。

第四章:サキュバスの最弱化

サキュバス自分が思わぬものを吸い取ってしまたことに気づきパニックに陥る。

サキュバスステータスオープン!」

画面には、「虚弱」「慢性的疲労」「自己不信」「無気力」「悪運」など、次々と弱者男性のバッドステータスが並んでいた。

サキュバス「いや、いやよ! こんなもの、いらない! どうして私がこんなに……!?

吸い取るはずの力がまったくなく、逆に彼の抱えていたあらゆる負の要素が自分に押し寄せたことで、サキュバス絶望する。

第五章:最強の弱者男性

一方、弱者男性はというと、突然身体が軽くなったことに気づいていた。

弱者男性「なんだこれ……? 俺、めちゃくちゃ調子がいいぞ?」

彼は驚きつつ、自分ステータス確認する。

弱者男性ステータスオープン!」

すると、そこには驚異的な力が宿っている自分の姿が映し出されていた。バッドステータスはすべて消え、代わりに強力なステータスが現れていた。

弱者男性「なんだ、俺……強くなってる……?」

第六章:サキュバス絶望

サキュバスはもはや立っているのもやっとの状態で、力なくその場に崩れ落ちた。彼女の頭の中では、これからの無力な人生がぐるぐると回り始める。

サキュバス「こんな……こんなことって……ありえない……! 私がこんな弱者の負のステータスを吸い取ってしまうなんて……これから、私は……」

彼女はこれから絶望的な未来想像し、泣き叫び始める。

サキュバス「もう無理……どうやって生きていけばいいの!? 誰か助けて……!」

第七章:喜びのスキップ

しかし、そんなサキュバス絶望的な叫びも、最強となった弱者男性にはまったく届いていなかった。彼は新たな力に満ち溢れ、嬉しさのあまりスキップし始める。

弱者男性「やったー! 俺、最強になっちゃった! これからは俺の時代だ!」

彼は歓喜の声を上げながら、その場を軽快に去っていく。

弱者男性さようならサキュバス! 俺はもう負け犬じゃない!」

サキュバス絶望叫び声は夜の闇に消え、弱者男性スキップ足音けがその場に残った。

2024-10-22

基地反対運動で日当が出てるのがデマだ、と怒っている人いて思い出した。

鉄道職場でも人の反対運動の水増し工作的なのに駆り出されていて、常態化してませんか、ってことを。

関東関西といった私鉄労働組合集合体である私鉄総連」の名前原発反対・基地反対の署名を募っていることが時たまあるんです。

特に地方からやってきた高卒の子かに家族名前を書けるだけ書いて欲しい」と言って、署名欄を埋めさせようとしているわけですよ。

それって家族であろうとも他人勝手に住所や名前を書かせる行為は「偽造行為」になる。署名として一番あってはいけないこと。

でも、名前は埋まるので労働組合関係者は黙認している。しかもほぼ強制

加えて労働組合行事だということで、デモ行進にも参加させようとする。しかも、手当というのが出るんですよ。数千円程度ですけど。

若い子はお金が出るから参加をする。良いアルバイト的にしか考えていない。その時までは。

先頭の人がシュプレヒコール!とか叫び始めると、彼らも仲間として扱われて、冷たい目で見られる。

そんな所に何も知らない子達を参加させるという悪行がずっと続いているんです。

日当なんてありえない!とか、現地の人たちの気持ちを踏みにじるな!とか叫ぶ有識者がいますけど、少なからずそういうのが無いとは言い切れないでしょう。

その裏には何も知らない若者達が悪い大人達によって利用されている現実は確実に存在する。しかも、それが悪いと大人達は思っていない。

デモ行進だけでなく、講演とかビラ配りに駆り出される。若手の思いも関係なしに。

しかも、選挙運動にも駆り出されていますからね。立憲民主党演説へ参加してほしいとか、社民党積極的投票してほしいとか。

若手はお前らの操り人形じゃねぇんだよ。

有識者の人たちがこの状況をもし分かっていないなら、それはあまりにもボケすぎ。綺麗事も程々にしろと思います

一部のラディフェミ人達ってどうして一方では単身女性貧困支援必要性叫びながら、もう一方では既婚女性奴隷呼びして弱者扱いするんだろう…?

自分で言ってて矛盾してると思わないの?

男と番った女が奴隷ならば単身女性勝ち組なので支援必要などないし

単身女性貧困弱者ならば、男と番った女は奴隷じゃなくて特権階級女王様でしょうに。


言っとくけど私自身も単身貧困女性からな。

疑問なのは今の社会制度ではどう考えても女は男と番った方がお得な勝ち組なのに、どうしてそれを認めないのかって事。

anond:20241022104439

私、本当は目撃したんです 昨日電車の駅 階段

ころがり落ちた子供と つきとばした女のうす笑い

私、驚いてしまって 助けもせず叫びもしなかった

ただ恐くて逃げました 私の敵は 私です

ファイト! 闘う君の唄を

闘わない奴等が笑うだろう

ファイト! 冷たい水の中を

ふるえながらのぼってゆけ

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