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はてなキーワード: 物体とは

2023-09-30

anond:20230928103537

 この増田ASDけが発達障害だと思うなよ的トラバがちょいちょいあるのに具体例が上がってないからでしゃばってADHD(注意欠陥優勢)語りするね。

 まず最大の違いとして、ADHD発達障害当事者は黙示のルールをだいたいは察知できる。ADHDはとにかく情報が大好きで情報パズルすることがもっと大好きなので、”明示のルールの上では違反だけど、情報繋ぎ合わせて考えると違反してもしょうがないところがある“黙示ならいくらでも飲む。パチンコがどうして三店方式採用してるのか分かるし、学校スマホを持ってきている友達を見ても「お母さんが車で送り迎えしてるから」みたいな事情を把握できれば放っておく。そもそも不良だったとしても怒りを抱けないので放っておく。これはASDとの大きな違い。

 ADHD相手感情をなんとなく察知したり、頭が良いほうなら定型発達みたいに話すこともできる。そのうえで他人との接触をどうでもいいと思っている関係ほとんど反発しないので、感情面においては、いわゆる発達障害特有の焦燥は生じにくい。ここでは話が逸れるので扱わないが、基本的ADHDの”つらさ“は身体面に集中している。

 ADHD自分意志感情を抱くことがなにより苦手なので、それを逆手にとって穏やかに振る舞うことができる。ADHDは喋るのもとろいのであんまりとげとげしいことは言わない。ADHDぼんやり生きているので発言はいつも的を外しているし、言いたいことの7割くらいはそれを口に出す前に他のことに興味が移動するから、”“言いにくいことをついスパッと言ってしまって気まずい空気になる”“みたいなイベントADHDにはめったに起こらない。

 とにかくADHDが最も苦手としているのは、周囲に馴染むことではなく、情報に付随する情動ライブ感みたいなものを持続させること。ADHDマホちゃんスカートを見て「似合ってない」「ダサい」みたいなことを思えない。ああ、知らない形のスカートだ。初めて見たな。それだけ。

 定型発達やほかの発達傾向のみんなが生のまま摂取できる情報を、ADHDはそのまま手に入れることができない。ADHDが知覚したものはすべて脳みそを通って漂白され、俯瞰的情報としてだけ記憶に残る。なのでADHD自我希薄で、強い感情を抱くのがあんまり得意ではなく、いつもヘラヘラして見える。

 ゆえに”黙示のルールの察知“こそできるものの、ASD増田と同じように「浮いた見た目の奴は笑いものにして馬鹿にしていい」ルールには従えない。ADHDには人を嘲る方法が分からないし、それを娯楽とできないので従うメリットがない。なのでこの辺は表面上同じ感じになる。

 これによって軋轢が生じにくいのは、ADHDがあまりにもぼんやりしているせいで、こういうときに意固地になるような真面目ちゃんではなく、打っても響かないうすのろとして認識されるからである

 大元増田の一番の違和感はここだった。とげとげして気が使えなくて思ったことをズバズバ言っちゃうのは”発達“の悪癖ではなく、とげとげして気が使えなくて思ったことをズバズバ言っちゃう定型発達の未熟さであるADHD他者干渉しないので、萎びた観葉植物くらいどうでもいい穏やかでのっそり動く謎の生き物でしかない。

 まともな人生を送りたい場合障壁になることもあるが、素の性格に関わらず偏屈者ではなくまぬけとして認識されやすいのはADHDの大きな強みでもあるので、とにかくここが気になった。

 

 ADHDマホちゃんにあのスカートが似合わないことにも、周りのみんなが「いっしょになって嗤え」と要請していることにも気づかないが、情報の追加には敏感なので他の子がまずしないような服装であることには気づく。

 ADHDは頭の中でとりとめもない情報同士を接続させることに人生ほとんどを費やしているので、”誰も履いていないようなフリフリのスカート“はファッションアイテムではなく”はじめて見る物体“であり、他の情報接続されるのを待っている新しい情報である。すてきな新しい情報マホちゃんに似合うかどうかは分からないしどうでもいい。そんなことより既知の情報スカートを繋げるべく「プリキュアあんスカートを履いていたな」とか「ああいう鳥がいた気がするな。なんて鳥だったかな?図書室で図鑑が見たいな」みたいなことを考えはじめ、ADHDの知覚範囲からマホちゃんはいなくなる。

 なのでマホちゃんに声もかけないし、マホちゃんがお友達にべったりな性質の子でない限り、高校生になる頃にはマホちゃんとは疎遠になる。

 ADHDは来るもの拒まず去るものわずなので環境によっては知り合いを多く得られるが、人間関係を維持できないので竹馬の友はいない。

 ADHDは人の話を最後までうんうんと聞き、口答えせず、ゆっくりと動き、いつもぼんやりしているので、中高年や高齢者相手をするのが得意である。なのでパートのおばさんから無視されることはあんまりない。

 ただ、ADHD動作は何もかもがとろくさく、仕事中にどうでもいい物事に気を取られるので怒られることは多いかもしれない。

 ADHD美術部には入ると思う。ADHD自分以外の人間たちもみな、たくさんの情報を頭に流し込まれると幸せになると思い込んでいるので、自分の頭の中に入っている情報をいろんな形で出力して見せびらかすのが大好きである。というかそれ以外にまともなコミニュケーションが取れないので、ADHDにとっては、文章をしたためたり絵を描いたりすることは定型発達における世間話や歓談に相当する。

 

 ADHD先生のことを好きにならない。ADHDにとって全ての人間情報の塊であり、有用情報がたくさん詰まっている先生のことは心から慕うだろうが、それは人間への好意ではなく、使いやす辞書とか見やすwikiかに対する信頼と同じ感情であるADHDは強い感情を安定させることが苦手なので、恋愛感情が発生するまでテンションを上げ続けることができない。

 ADHDは具体的でないアポを全て忘れるので、社交辞令飲み会に誘われたことをそもそも覚えていない。ADHD人間とのコミュニケーション情報として知覚できないので、具体的なアポであってもたまに忘れる。

 ADHDは交友関係を維持する努力ができないので、大人になったADHDスマホマホちゃんの連絡先が入っている可能性は限りなく低い。ADHDにとって他者との繋がりは最も価値の低い情報なので、スマホを新調するさい電話帳の引き継ぎを忘れるかめんどくさくて移さないに決まっている。もし奇跡的に連絡先が入っていても連絡する理由が分からないので、マホちゃん電話する代わりにTwitterで久しぶりにたずねた地元ラーメン屋にかんするツイートをする。

 ADHD友達はいない。好きな人もいない。ADHDは悲しくない。ADHD感情はいつでも「眠い一択である。いろんな情報が絶えず頭に流れ込んでさえいれば幸せなので、ADHD人間を欲しがらない。

 まぁでもADHDADHDなので職場で気にかけてくれるパートのおばちゃん存在しているはずである。同世代の知人はいない。

 ADHDADHD特性それ自体情報だと思っているので、いろいろ調べたりする。そうしてこういう場をめざとく発見してはADHD情報を見せびらかす。

 たぶん多動が強い人はまたちょっと違うんだろうな。

 おわり

2023-09-28

飲食業ですごかった人

なんか腰が低くて、けしてえばらないし年配の人を尊重したふるまいなんだけど、

在庫の数とかをとにかく覚えていて、みんな忘れてるようなストックも「あそこにありましたっけたしか

みたいな感じで覚えていて、この人すげーっって思った。

物体在庫記憶力」みたいな能力が秀でてる人ってあるんだなと。

2023-09-27

anond:20230925122343

「『基準となる座標系 + 前後 + 上下』の右」が定義できるのであって、2物体位置関係から右は定義できないのだな

2023-09-25

ACMA:GAMEって今考えるとすごい作品だった

能力もの特殊ギャンブルもの登場人物全員超能力者嘘喰いみたいな漫画

 

ふつうこういう能力ものって登場人物能力を考えてから

それに見合ったゲームや展開を作りそうなものなんだけど。

この作品は明らかにゲームを先に考えてそれに見合った能力を考えているので

 

万物目覚(オールタイマー):

自身が選んだ物体タイマーとしての機能付与し、セットした時間に音が鳴るようにする。

 

みたいな、何なのその能力……みたいな謎能力がめちゃくちゃ出てくる。

途中からたぶん面白なっちゃったのかヤケクソになっちゃったのかわかんないんだけど

とりあえず能力名と効果だけ出さなきゃ……って感じになって

 

恋の原点(ロリータコンプレックス):相手恋愛対象理想年齢を10歳下げる。

読書感想文(ナツヤスミノアレ):指定した書籍、または文章について相手に素直な感想吐露させる。

 

みたいなクソ適当能力名前だけどんどん出てくる。

ぶっちゃけ嘘喰いも言うほどこれ頭脳バトルしてるか?って思う部分はあったけど

ACMA:GAMEは明らかに作者の技量が描きたい話について行ってないのが残念だったな。

「右を定義して下さい」が難しい理由

「右」を定義して下さい。ただし、実在する物体地名等を用いてもかまいません。

この問題ほとんどの人は正しく答えられない。

そして、ネットニュース受け売りオズマ問題とか循環定義とか言ってる連中も、大半は正しく理解していない。

よくある間違いは、「お箸を持つ方の手」とか「北を向いた時の東側」とか「縦書きの本の偶数のページがある側」だとかだ。

これらは右の定義になっていない。

この問題理解できる人には簡単なことだが、できない人には一生理解できない類の問題である

しかも、ネットニュースなどで解説を見ると、「わかったつもり」になってしまう類の問題でもある。

たとえば、「図形や建物などの位置関係を用いずに宇宙人言葉だけで伝えるのは無理」だとか「北を定義するのに東を使い、東を定義するのに北を使うと循環論法になる」とかだ。

これらはいずれも、この問題が難しい理由関係がない。

にもかかわらず、論理的思考が苦手な人ほど、それらの「解説」を鵜呑みにして、何か高度な知識を身につけた気になってしまう。

この問題が正解できない人は、「定義」ということが理解できていない。

たとえば、「最小値」を定義することを考える。

「Xを実数の空でない部分集合(より一般には半順序集合)とする。x∈XがXの最小値であるとは、すべてのx'∈Xに対して、x≦x'が成り立つことである

このように最小値はそれが属する集合を選ぶごとに定義される。

言い換えれば、「どの集合の最小値か」を言わなければ、最小値を正確に定義したことにならない。

たとえば、「0は最小値であるか」「-1は最小値であるか」という問は意味をなさない。

右の定義の難しさもこれと同様である

ほとんどの人は、「右とは何に対して定義される概念なのか」が理解できないのである

「XXXのある方が右」と言っている人は、「0は最小値である」「√2は解である」「πは面積である」などと言っているのと同様。

それぞれ「何の」が定まらなければ意味のある文にならないのである

2023-09-26 追記

以下のふたつが正答である

谷町九丁目駅から鶴橋駅を向いた方向を前、重力と逆向きを上とするとき天王寺駅のある方向が右。

https://anond.hatelabo.jp/20230925210229

アナログ時計

とする。3次元空間ベクトルf_1, f_2, f_3に対して、f_1を前、f_2を上としたとき、f_3が右であるとは、順序付けられたベクトルの組(e_1, e_2, e_3)を(f_1, f_2, f_3)に変換する行列Pの、行列式det(P)が正となることである

https://anond.hatelabo.jp/20230925203859

どちらも、「Xを前、Yを上としたときの右」という形で右を定義している。

「右」はこのように、前後上下を決めるごとに定義できる概念である

単に「右とは、〜」という定義は、「2は約数である(何の?)」「πは面積である(何の?)」などと同じように、ナンセンスである

また、右を定義するのに「前」「上」の定義言葉意味)は必要ない。

必要なのは後者の解答のように、基準となる座標系との対応だけである

ベクトルの並べ方さえ一致していれば、前後を1成分、上下を2成分などと言い換えても、問題ない。

前頭葉の衰えを感じた

要は感情コントロール出来なくなってるってこと。

ゲーム中に味方にイライラしたりとか、クソピン出してやろうとか、そんな考えに至って、ああ感情コントロール出来なくなってるのを実感した。

まだ26なのに。愕然とした。

脳がダメになるとガチ抑制効かなくなるもんだな。

自分うつ病で脳ダメしたことあるし、そもそも発達障害から分かる。

自覚してるしてないのレベルじゃないんよ。脳が信号出してる以上はそれを自覚すること自体認識出来ないみたいな。頭痛だったり、物体を視認することだったり。それって自覚以前の現象じゃん。それと同じ。上手く言えないけど。

自覚すらできないんだからコントロールなんて尚更無理よなって話。

話ごっつ変わるけど、前頭葉が衰えて情報判別がつかなくなった場合テレビ新聞などの依存度が高まるし、頭の悪い中高年とテレビって相性いいんだなって思った。で、最近価値観アップロードには人間同士の対話議論が不可欠だと思ってたんだけど、仮に所属してる集団間で陰謀論エコーチェンバーキメてたら、染まるなって思った。だって考える力が低下してるんだから自己を決定する意思思考もその分集団依存するじゃん。

から日頃から信頼出来る人間関係構築しておくのは大事なんだなって。

あと前頭葉の衰えなんて変化がない限り無自覚なんだから脳みそフレッシュ若い方々の意見が貴重なものに感じる。同時に頭ボケてきた人間に重大な決定任せても多分上手くいかないなって思う。いやもうだって26にしてこの衰えはやばいなって思うもん。集団内の新陳代謝は高めておかないと。俺なんて、同じ人間ばっかりいたら絶対判断ミスる不安しかない。

自分への戒めとして書いたけど、なんか支離滅裂申し訳ない。

2023-09-23

思い出せないフラッシュゲーム

宇宙空間舞台の機体から発射する系の平面シューティングゲーム

ただし背景は固定で画面外まで動くと上なら下から出てきるし左なら右から出てくるという昔のファミコンゲーム的な空間

慣性概念はあって矢印キーを押しっぱなしで加速していくが、やりすぎると反対方向にキー押し続けてもなかなか止まらなくなる。

その空間漂流する物体生命を撃って全部無くせばクリア

ただし一発打ち込めば消えるというものではなく、当たれば当たるほど小さくなっていくので当てまくって消す必要がある。しか時間経過で元の大きさに戻っていく。

基本的には撃つ対象は動く的でしかないが、デススターみたいな見た目して自分から弾を発射してくるもの(やはり生き物か不明だが)いる

ショックウェーブ産のゲームだったと記憶している。メタリクスtdみたいにショックウェーブ潰れてもメーカープレイできるようにしてることを期待して質問してみた

anond:20230923104335

おれは普通に拒否する賢しらな子どもだったので…

だって死んだら骨(物体)になるだけでしょ?と10歳の頃に親に説明して、墓参りとか仏壇とか拒否した。

2023-09-21

4℃ダサいばなしを見て思うのだが

かにオープンハートネックレス単体で見るとおっさんの目にもちょっとおもちゃっぽいなとは思う。

でもそもそもアクセサリーって単体でどうこうじゃないやろ?

単体だとアクセサリーなのかもよくわからんような物体だってあるやん。

それが服装や全体の雰囲気と合わさってアクセントになってたらいいわけだろう。

あるいはシンプル服装に敢えてゴテゴテしたアンティークっぽい指輪がいい感じにミスマッチとか、

まあ俺は自分でつけないからもうひとつ勘所がわからないが、さすが女性はそういうハズシとか違和感を逆手に取るのとかちょっと思い切った感じとか上手い人が多いな、一種の基礎教養なんだろうなと思っていた。

しろティファニーって書いてあるティファニーリング」とかこそ、よっぽど自信ある人が敢えてやる以外は恥ずかしいことになる鬼門のような気がするのだが。

なんか買いかぶりと言うか、ストレートに「ハイブランドじゃないと恥ずかしい」「デザイン自体無難でいい」という、あんまり遊び心とかは無い人もけっこういるのかな

anond:20230921113702

それなりの「軽い」ストーリーライトなご都合ファンタジー要素みたいのは別に気にならんのよ

わた婚の場合人物描写重厚さ丁寧さと異能バトルの設定の甘さのバランスが悪くないか

あんな火炎放射とか物体浮遊するやつおって結界も使えてもそんな強くないやつなのに家のつくりとかが全然それに対応してないよねみたいな。

2023-09-19

化学の授業の時、先生が「物体B」について説明し始めたんだけど、

普段は噛まない先生が「びったいブー」と言ったところから、もう授業どころじゃなくなった。

しかし、笑いをコラえているのは自分だけで、

周囲は何事もなかったかのように涼しい顔して授業を受けている。

それがまたツボを刺激した。

我慢しなければならないので、一生懸命過去の悲しい出来事を思いだしてみたが、

すぐに「びったいブー」の波がやってくる。

授業が終わるまでの15分は拷問だった。

anond:20230919000714

死んではないね

星のような物体としてそこにあるだけの存在になる

2023-09-18

ハンディ扇風機で冷やす🌰

連休終わりの電車内。

ハンディ扇風機の風を自分の体じゃなくて、持っている何かに当てている女性がいた。

茶色くて小柄な物体ネコか……? リスか……?

とにかく一生懸命に冷やしている。

なんと風を当てていたのはジップロックの袋にいっぱいに入った栗だった……!

旬だもんなぁ。栗、茹でるの大変だもんなぁ。

休み実家に帰って、親が持たせたのかなぁ。

こんな暑い日に、ダメにしたくないもんなぁ。

いろんな思いが詰まった光景何だかほんわかしてしまった。

今ごろおいしい栗を食べてるといいな。

2023-09-17

anond:20230916150141

エントロピーは「熱」と深い関係があって、たとえば注目する物体に熱が入ったとき状態がどう変化するか記述するとき必要になるんだよ(たとえば小学校で習った比熱はエントロピー記号S)をつかってT∂S/∂Tと書ける)。

エントロピーは熱を温度で割っただけの量(ちょっと厳密じゃないけど)で、熱と似た感じの量なんだけどエントロピーのほうは「状態量」というのが重要(熱は違う)。

色々端折るけど、昔の人が熱だけに注目していたら熱力学という体系は完成しなかった。

エンタルピーエントロピー関係について

承前https://anond.hatelabo.jp/20230916001142

前回の記事反響の中で、「エンタルピーについても解説して欲しい」というご意見複数いただいた。

エンタルピーエントロピーと同じく熱力学統計力学に登場する概念で、名前の紛らわしさもあってか、初学者がしばしば「分からない」と口にする用語の一つである

だが、実は、エンタルピーの難しさはせいぜい「名前が紛らわしい」くらいのもので、エントロピーと比べてもずっと易しい。

記事では、「エンタルピーエントロピーとどのように関連するのか」というところまでをまとめておきたい。前回の記事よりも数式がやや多くなってしまうが、それほど高度な数学概念を用いることはないので安心して欲しい。






まずは、円筒形のコップのような容器に入っている物質を考えて欲しい。

容器の内側底面の面積をAとし、物質は高さLのところまで入っているとしよう。物質の表面には大気から圧力Pがかかっており、物質もつエネルギーはUであるとする。

この容器内の物質に、外から熱Qを与えると、物質が膨張し、高さが⊿L高くなったとしよう。このとき物質もつエネルギーはどれだけ増加しただろうか?

熱をQ与えたのだからQ増加したのか、と言えばそうではない。物質が膨張するとき大気を押し上げる際に物質エネルギーを消費するからである。このエネルギーはそのまま大気が受け取る。

力を加えて物体を動かしたとき物体には、力と移動距離の積に等しいエネルギー仕事)が与えられる。

物質に与えられた熱Qは、物質がした仕事Wの分だけ大気に移り、残った分が物質エネルギーの増加分となるから

⊿U = Q - W

となる。これを「熱力学第一法則」と呼ぶ。

いま、物質大気に加えた力は F = PA であるから物質がした仕事は W = F⊿L = PA⊿L となる。

物質の体積は V = AL であり、その増加量は ⊿V = A⊿L であるから仕事の式は W = P⊿Vと書き直せる。従って

Q = ⊿U + P⊿V

とすることができる。


さて、ここで

H = U + PV

定義される状態量を新たに導入しよう。

この状態量の変化量は

⊿H = ⊿U + (P + ⊿P)(V + ⊿V) - PV

  ≒ ⊿U + P⊿V + V⊿P

となるが、圧力一定 (⊿P = 0 ) の条件下ならば

⊿H = ⊿U + P⊿V

とすることができる。

これは先程のQと同じ値である。つまり圧力一定の条件では、物体が受け取った熱は単純に状態量Hの増加分としてしまってよい。この状態量Hが「エンタルピーである

既にお分かりと思うが、この「エンタルピー」は「エントロピー」とは全く異なる状態量である

だが、熱力学においては、この二つはしばしばセットで登場するのである。それは、前回記事最後に述べた「エントロピー増大の法則」と関係がある。

しかし、それについて述べる前に、エントロピーについて一つ補足をしておきたい。







前回記事では、エントロピー変化と温度関係を「エネルギーのみが変化する場合」について考えた。

T = ⊿E/⊿S (体積・物質一定の条件で)

エンタルピーとの関係を考えるにあたっては、体積が変化する場合についても検討しておく必要がある。


そこで、「エネルギーと体積が変化するが、物質量は不変」という場合を考えよう。

(ここで、「物質量が不変」とは、物体構成する各成分の物質量がそれぞれ全て不変、という意味である。すなわち、化学反応相転移などが何も起こらないような変化を考えている。)

この場合には、エントロピー絶対温度関係はどうなるのだろうか?

結論を先に言えば、物質が外にした仕事」に関係なく、エントロピー一定量増加させるために要する「熱量」で絶対温度が決まるである

T = Q/⊿S (物質一定の条件で)

仕事の分だけエネルギー流出するにも関わらず、なぜそうなるのだろうか?

その理由は「膨張」という現象にある。

体積の増加によって物質構成分子の配置パターンが増加し、その分エントロピーも増加するのだ。この増加分が、エネルギー流出によるエントロピーの減少分をちょうど補うのである


このことをきちんと示すには、体積一定物体A(エントロピーSa)と、体積が変化するがAに対しては仕事をしないような物体B(エントロピーSb)を考えればよい(どちらも物質量は不変とする)。

両者を接触させ、絶対温度がどちらもTになったとしよう。このとき、AからBへ流れる熱とBからAへ流れる熱が等しく、巨視的には熱が移動しない「熱平衡」という状態になっている。

このとき、AからBに移動するわずかな熱をqとする。物体Aは体積一定なので、T = ⊿E/⊿S が適用できる。すなわち

T = -q/⊿Sa

となる。

熱平衡はエントロピー最大の状態であるから、微小な熱移動によって全体のエントロピーは増加しない。また、エントロピー自然に減少もしないので、

Sa +⊿Sb = 0

である

従って ⊿Sb = -⊿Sa より

q/⊿Sb = -q/⊿Sa = T

としてよいことになるのである

(この論法がよく分からない読者は、Aのエネルギー Ea を横軸に、全エントロピー Sa + Sb を縦軸にとった凸型のグラフを描いて考えてみて欲しい。エントロピー最大の点での接線を考えれば、ここで述べている内容が理解できると思う。)






では本題の、「エントロピーエンタルピー関係式」を見ていこう。

ビーカーのような容器に入った物質Xと、その周囲の外環境Yを考える。

Xは何らかの化学変化を起こすが、Yは物質量不変とする。X,YのエントロピーをそれぞれSx,SyエンタルピーをそれぞれHx,Hyと定める。X,Yの圧力はP、絶対温度はTで一定とする。

Xが化学反応を起こして熱Qを放出したならば、エンタルピー変化はそれぞれ

⊿Hx = -Q , ⊿Hy = Q

となるであろう。

一方、Yについては物質量不変より

T = Q/⊿Sy

であるので、

Sy = Q/T = -⊿Hx/T

と表せる。

これを用いると、エントロピー増大の法則

⊿Sx + ⊿Sy ≧ 0

T⊿Sx ≧ ⊿Hx

と書き直すことができる。これが最初に述べた「エントロピーエンタルピー関係式」である

エントロピー増大の法則」をこのように書き直すことにより、自発的な変化が起こるかどうか」を「物質自身状態量の変化」のみで考えることができるである。これが、エンタルピーエントロピーとセットでよく出てくる理由である

導出過程を見直せばすぐに分かるが、エンタルピー変化は「物質放出した熱による外環境のエントロピー変化」を表すために用いられているに過ぎない。

本質的には、「自発的に反応が進行するかどうか」はエントロピーによって、すなわち、微視的状態パターン数の増減に基づく確率によって決まっているのである

2023-09-16

エントロピーとは何か

エントロピー」という概念がよくわかりません。 - Mond

https://mond.how/ja/topics/25cvmio3xol00zd/t242v2yde410hdy

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/mond.how/ja/topics/25cvmio3xol00zd/t242v2yde410hdy


エントロピー」は名前自体比較的よく知られているものの、「何を意味しているのか今一つ分からない」という人の多い概念である。その理由の一つは、きちんと理解するためには一定レベル数学概念特に微積分と対数)の理解必要とされるからであろう。これらを避けて説明しようとしても、「結局何を言いたいのかすっきりしない」という印象になってしまやすい。

エントロピー」を理解し難いものにしているもう一つの理由は、「エントロピー」という概念が生まれ歴史的経緯だと思われる。

エントロピー提唱された時代は、物質構成する「原子」や「分子」の存在がまだ十分に立証されておらず、それらの存在を疑う物理学者も少なくなかった。エントロピー提唱クラウジウスは、「原子分子存在を前提しなくても支障がないように」熱力学理論を構築し、現象の可逆性と不可逆性の考察からエントロピー」という量を発見し、非常に巧妙な手法定義づけたのである

その手法は実にエレガントで、筆者はクラウジウスの天才性を感じずにはいられない。だが、その反面、熱力学における「エントロピー概念簡単イメージしづらい、初学者には敷居の高いものとなってしまったのだ。

その後、ボルマン分子存在を前提とした(よりイメージやすい)形で「エントロピー」を表現し直したのだが、分子存在を認めない物理学者達との間で論争となった。その論争は、アインシュタインブラウン運動理論確立して、分子実在が立証されるまで続いたのである





現代では、原子分子存在を疑う人はまず居ないため、ボルマンによる表現を心置きなく「エントロピー定義」として採用することができる。それは次のようなものである

「ある巨視的状態を実現しうる、微視的状態パターンの多さ」



例えば、容積が変わらない箱に入れられた、何らかの物質を考えて欲しい。

箱の中の物質の「体積」や「圧力」「物質量」などは具体的に測定することができる。また、箱の中の物質の「全エネルギー」は測定は難しいが、ある決まった値をとっているものと考えることができる。

これらの量を「巨視的状態量」または単に「状態量」と呼ぶ。


ここに、全く同じ箱をもう一つ用意し、全く同じ物質を同じ量入れて、圧力や全エネルギーも等しい状態にするとしよう。このとき、二つの箱の「巨視的状態」は同じであるでは、内部の状態は「完全に」同じだろうか?

そうではあるまい。箱の中の物質構成分子の、それぞれの位置運動状態は完全に同じにはならない。これらの「分子状態」は刻一刻と変化し、膨大なパターンをとりうるだろう。

このような分子レベル位置運動状態のことを「微視的状態と呼ぶ。


「微視的状態」のパターンの個数(場合の数)はあまりに多いので、普通に数えたのでは数値として表現するのも難しい。そこで「対数」を用いる。


例えば、巨視的状態Aがとりうる微視的状態の数を1000通り、巨視的状態Bがとりうる微視的状態の数を10000通りとする。このとき、Aの「パターンの多さ」を3、Bの「パターンの多さ」を4、というように、桁数をとったものを考えるのである

この考え方には、単に「とてつもなく大きな数を表現するための便宜的手法」という以上の意味がある。

先の例では、AとBを合わせた微視的状態の数は1000×10000=10000000通りであるが、「パターンの多さ」は7となり、両者それぞれの「パターンの多さ」の和になるのである


この「パターンの多さ」がすなわち「エントロピー」Sである

「微視的状態パターンの個数」をΩ通りとしたときエントロピーSは次のように表現できる。

S = k*logΩ

(ただし、kはボルマン定数と呼ばれる定数であり、対数logは常用対数ではなく自然対数を用いる。)

この「エントロピー」は、同じ巨視的状態に対して同じ数値をとるものであるから、「体積」や「圧力」などと同じく「状態量」の一つである





このような「目に見えない状態量」を考えることに、どのような意味があるのだろうか?

その疑問に答えるには、エントロピーエネルギー関係について考える必要がある。


再び箱に入った物質を考えよう。この箱に熱を加え、箱内の物質エネルギーを増加させると、エントロピーはどうなるだろうか?

まず、総エネルギーが増加することにより、各分子に対する「エネルギーの分配パターン」が増える。さらに、個々の分子の平均エネルギーが増えた分、可能運動パターンも増える。このため、エネルギーが増えるとエントロピーは増加すると考えていいだろう。

では、エントロピーの「上がり方」はどうか?

エントロピーは微視的状態パターンの「桁数」(対数をとった値)であるからエネルギー継続的に与え続けた場合エントロピーの増加の仕方はだんだん緩やかになっていくだろうと考えられる。


ここで、多くのエネルギーを与えた「熱い物質A」の入った箱と、少量のエネルギーしか与えていない「冷たい物質B」の入った箱を用意しよう。箱同士を接触させることで熱のやりとりが可能であるものとする。

物質Aには、熱を与えてもエントロピーがさほど増加しない(同様に、熱を奪ってもエントロピーがさほど減少しない)。言いかえると、エントロピー一定量増加させるのに多くのエネルギーを要する

物質Bは、熱を与えるとエントロピーが大きく増加する(同様に、熱を奪うとエントロピーが大きく減少する)。つまりエントロピー一定量増加させるのに必要エネルギーが少ない


箱を接触させたとき、AからBに熱が流入したとしよう。Aのエントロピーは下がり、Bのエントロピーは上がるが、「Aのエントロピー減少分」より「Bのエントロピー増加分」の方が多くなるので、全体のエントロピーは増加するだろう。

もし、逆にBからAに熱が流入したとするとどうか? Aのエントロピーは上がり、Bのエントロピーは下がるが、「Aのエントロピー増加分」より「Bのエントロピー減少分」の方が多いので、全体のエントロピーは減少することになる。


エントロピーが多いとは、微視的状態パターンが多いということである。従って、「AからBに熱が流入した」状態パターンと、「BからAに熱が流入した」状態パターンとでは、前者のパターンの方が圧倒的に多いエントロピーは微視的状態パターン数の対数なので、エントロピーの数値のわずかな差でも、微視的状態パターン数の違いは何十桁・何百桁にもなる)。これは、前者の方が「起こる確率が圧倒的に高い」ということを意味している。

これが、「熱は熱い物体から冷たい物体に移動する」という現象の、分子論的な理解である

冷たい物体から熱い物体へ熱が移動する確率は0ではないが、無視できるほど小さいのである


物体が「熱い」ほど、先程のエントロピー一定量増加させるのに必要エネルギーが多いといえる。そこで、この量を「絶対温度」Tとして定義する。

T = ⊿E/⊿S (体積・物質一定の条件で)

エントロピー定義ときに出て来た「ボルマン定数」kは、このTの温度目盛が、我々が普段使っているセルシウス温度(℃)の目盛と一致するように定められている。



さて、ここで用いたエントロピーが減少するような変化は、そうなる確率が非常に低いので現実的にはほぼ起こらない」という論法は、2物体間の熱のやりとりだけでなく、自然界のあらゆる現象適用することができる。

すなわち、「自然な(自発的な)変化ではエントロピーは常に増加する」と言うことができる。これが「エントロピー増大の法則である


ただし、外部との熱のやりとりがある場合は、そこまで含めて考える必要がある。

例えば、冷蔵庫プリンを入れておくと、プリン温度は「自然に」下がってエントロピーは減少する。

しかし、冷蔵庫が内部の熱を外部に排出し、さら冷蔵庫自身電気エネルギーを熱に変えながら動いているため、冷蔵庫の外の空気エントロピーは内部の減少分以上に増加しており、そこまで含めた全体のエントロピーは増加しているのである





最初に、「エントロピー理解には微積分と対数理解必要であると述べたが、なるべくそうした数学概念に馴染みがなくても読み進められるようにエントロピーの初歩的な話をまとめてみた。如何だったであろうか。

筆者は熱力学統計力学専門家でもなんでもないので、間違ったことを書いている可能性もある。誤りがあればご指摘いただけると幸いである。


クラウジウスによる「原子分子存在を前提としない」エントロピー定義については、筆者よりはるかに優秀な多くの方が解説記事を書かれているが、中でも「EMANの熱力学https://eman-physics.net/thermo/contents.html個人的にはおすすめである。興味ある方はご参照いただきたい。

続き

エンタルピーエントロピー関係について

https://anond.hatelabo.jp/20230917090022

2023-09-14

四次元パーラーあんでるせん問題

長崎に「四次元パーラーあんでるせん」というマジックを見せてくれる喫茶店があるらしい。

TikTokで流れてきた動画でその存在を知った。

曰く、

マジックを超えたマジック

・凄すぎて超能力なんじゃないか

マジックではなく超能力

店長宇宙人

などすごい言葉が並び、気になって調べてみたら興醒めししまった。

それどころかこれは問題なんじゃないか危機感を覚えた。

マスター披露するマジックは大体下記の通り。

・お札にペンを通す

物体を宙に浮かべる

ルービックキューブを1秒で揃える

ライターがグニャリと曲がる

・お客さんの名前を当てる、配偶者名前も当てる

・お客さんの中から1人選び描いてもらった絵を予言している

これを知った時、この程度でマジックを超えたマジックと言われるのか!?と思った。

全て市販されていて簡単に手に入るものばかりだったからだ。

マジック好きな人レポートはほぼない。行く前に少し調べるだけで程度がわかってしまうからだと思う。

ーーー

私はマジックが好きだ。

都内マジックバー10回ほど行った程度でも、あんでるせんマジックの浅さに驚いた。

それなのに行った人は絶賛している。

理由マジックではなく超能力不思議な力だと思い込ませているのだ。

マスターはここに来れたのは前世から決まっていたこと、宿命だと言うらしい。

マジックも混ぜているが、超能力を匂わせる。

将来結婚できると断言したり、マジックが終わった後には人生相談に乗ることもある。

お客さんにあなた方は前世からここに来ることが決まっていました。これは宿命ですなどスピリチュアル系の発言をばんばかする。

これは本当にやってはいけない事だと思う。

占いマジックは切り離さなくてはならない。

なぜなら、サイババなど自分権威のために不思議能力マジック)を悪用することがあるからだ。

からこそマジックを行う人ははっきりと「これはマジックです」と伝えてなくてはならない。

ーーー

行ったことがある人の中には「マジックだと言っている人がいるけれど、マスターのありがたい言葉が聞けるだけで良い」とまで言っている人がいる。

不思議ものを見せられたかマスター言葉も信じる、カルトの得意とする手法だ。

マスター過去占い喫茶店をやっていたが閑古鳥で、長崎マジシャン指導をお願いした経緯がある。仲違いしたけど。

ここらへんの話は、占いバスターズのケンケンさんが詳しく解説してくれている。

https://stop-uranai.com/真実を話します/

ネットにあるレポートを読むと殆どスピリチュアル系だ。

呼ばれたから予約が取れた、四次元パワーを注入された(ビリビリ系のおもちゃ)、チャクラが開いたなどパワーワードが並ぶ。

お土産で売っている曲げられたフォークを車に置いていた人々が事故を免れた、という文を読んだ時は頭を抱えてしまった。

マスターはそこまで言っていないだろう。でも信じた人たちが思い込みスピリチュアル系のコミュニティで発信している。その言葉を信じてあんでるせんに行く人が増えている。

その種を撒いているのはマスターだ。

ーーー

お店にはたくさんの芸能人写真

ガチマジックバーにはそんな無粋なものないよね。ちゃんとした技術一本で見せているから、そんな権威付けは必要ない。

有名な人が来ている=これは本物だすごい、と思わせる。マスターマジックに対して自信がない証拠だ。

信者マスターテレビに出ない事を誇らしく言っている。

出ないんじゃなくて、出られない。

マスターが見せているマジック陳腐テレビに出られるレベルではない。

ーーー

マスターにはマジックに対しての真摯さが伝わってこない。マジックへの冒涜だ。

市販マジックばかりで、技術必要クロースアップマジックを取得する努力もしていない。

ネタには考えた人がいる。マジシャンはそのネタを買って『マジック』として魅せる。

そのネタ四次元だとか前世だとかの仕込みに使われるのはご法度だと思う。

あんでるせんマスターマジシャンに嫌われていると言われている。

クロースアップアップマジックの中にはネタがわかっていても超絶技巧で何百時間練習してやっとできるものが多々ある。その努力をせず、わかりやす小手先マジックばかり見せ、大層な事を言う。

四次元超能力

信者は金儲けではないといっている。喫茶店飲食だけでマジックが見られる、と言うがなかなかにすごい金額

800円以上頼まなくてはならない。

キャパは30。休みは次に2日。飲食だけでも月に696,000円。

ちゃんと稼いでいる。

あんでるせんを絶賛している人達に本格的なマジックを見せたらどうなるのかな。

マジシャンでもわからないネタを見せても、それでもあんでるせんマスターを絶賛しそう。

あれはマジックでしょ?マスター超能力なの。

スピリチュアル系の人たちに良く見られる現象だ。

自分が信じたいものだけ信じる。

マスターが発するうっすい言葉を受け取り、少しでもマジックが好きならわかるネタを見て、人生観が変わりました!次元が移行しました!衝撃を受け生まれ代わりました!魂をマスターに高次元まで引き上げてもらいました!

などと言う。レポートにはこんな危ない発言お腹いっぱいになるくらいある。

ーーー

有名な名前当ての考察

いきなりお客さんの名前を言った。

親や配偶者名前も当てた。

これにはちゃんとしたネタがある。

ケンケンさんが説明していたが、その場にいる1人の名前さえ知ればこのマジックはなりたつ。

マジックの前に飲食時間がある。2ー3時間。その間マスター奥さんが配膳などをする。

コロナ飲食提供がなかったときにも、始まるまで喫茶店の席に座り水の提供があった。奥さんが水をよく注いでくれた。

これはホットリーディングです。

30人のお客さんは待ち時間に色々話します。それをよく聞き、そのなかで確実に名前がわかる人を奥さんが聞き出します。

1人の名前だけわかれば良いのです。

マスターがいきなり1人の名前を当て、皆がびっくりしている流れで配偶者彼氏名前を紙に書いてもらいます

紙に書かれたらマジシャンはいかようにも知る手立てはあります

少しでもマジックに詳しい人なら「紙に書いた」だけで警戒します。いくつも種があるから

でも普通の人はマジックの流れで「紙に書いた」が記憶から消えているのです。その前の名前当てパフォーマンス思考が停止して流れで紙に書いた両親の名前を当てられてビックリします。

素人レポートには名前を当てられた、配偶者名前も当てられたと書かれています

マジシャン、もしくはマジックに少しでも詳しい人のレポートには名前を当てられた人がいる、次にマスターは「紙に配偶者や娘の彼氏などの名前と生年月日を書かせる」と書かれています

この違いが大事なのです。

ーーー

たぶんこれを発信しても本当に届いて欲しい人には届かないだろうな。

スピリチュアル系のヤバさは身内で痛いほど知っているから、なおさらその入り口になっている事を自覚してもらいたい。

2023-09-13

宇宙空間に適したロボットの体型とは?ガンタンク宇宙空間での運用は本当に意味がないのか?

色々ググって考えてみたが、やはり個人的にはガンダムで例えるならボール、あとMSではないがハロが機動性に優れているように思える。

自分としては、アニメガンダムをそのまま実現することの意義、みたいなもの荒唐無稽過ぎるし、まったく感じなくて、

そもそもフィクションなんだし、スター・ウォーズの影響を多分に受けたファンタジーなんだし、

ファンタジーファンタジーとして、絵的に面白くなければつまらないわけで、そこにガンダム等のフィクション意味が最もあるわけで、

逆方向からなんらかのファンタジーを最終的な解として考えるのは、寧ろ発想の幅を縮める、視野狭窄であるように思える。

もっと自由な発想であるべきである

ただ、つまらいかな、個人的にはやっぱり球形が最も理想的な気がした。

球形でスラスタ制御、推進剤が無駄だの云々はとりあえず、ガンダムほど巨大である必要現実世界ではあまりないはず、

人体を包むのに十分な大きさの球体が、最も機動性が高く、操作性も高いように思える。

というのも、個人的には関節なんてものはできるだけない方が良いと思うのだ。

宇宙空間で腕を動かしたら、その反作用身体が逆方向に回転すると思う。

ガンダムハンマーなんて振り回したり、それこそ加速させたりしたら、その反動ガンダムも逆方向に回転、加速して吹っ飛んでしまう。

では、ロボットアームはどうか?

スペースシャトルにもロボットアームはあるではないか?という意見があるが、

基本的に、宇宙空間や海中でのロボットアームは船体に比べれば細かったり、比較的小さいはずである

人型のような比率ではないはずである

質量や長さ、細さ、先端の質量などが小さければ仮に反動があったとしても小さい力で相殺やすいだろう。

で、ガンタンクであるが、

また、底部スラスターと姿勢制御バーニアを装備しているため、宇宙空間でも運用可能。ただし、その際はAMBACとしての機能を有さなキャタピラが完全にデッドウェイトとなってしまうので、とりあえず宇宙でも使えるというものしかない。

という記述があるが、そもそもAMBACという考え方がまずフィクションである

劇中のガンタンクのような巨大な形状ではなく、現実戦車自動車サイズで考えてみる。

ガンタンクのようなもので腕を動かして姿勢制御するというのは非現実的だし、劇中でもあまり腕を動かしていない、

動かす必要があるようにも思えないので、固定されたものと考えれば重心だって移動しない。

ラスターやバーニアが底部や背面にしかないという劇中設定にこだわらなければ、

これも球形より複雑になるものの、関節のない物体をスラスターで回転させるのであれば分かりやすいと思う。

それからSFのような巨大な宇宙空間上の構造物の表面、月面のような場所でも運用できると考えるなら、

意外とガンタンクはありのような気もしてくる。

磁石なのか、何らかの方法で巨大構造物の表面にへばりつければいいのではないだろうか。

ただ、実際の宇宙飛行士から

「余談になりますが、SF等で『宇宙空間で使うロボットに足は必要なのか?』なんて話が出てくるのを聞いたことがありませんか?私の気付きとしては、極めて重要で、手足を上手く操作すると姿勢制御の為のスラスターを大幅に減らすことが出来ると思います宇宙へ来て新たに気付く事って結構多いですよ」

という話も出ているようで、これがどういう意味なのか、ちょっとまだ調べていないというか、

ググって詳細な内容が出てきていない。

姿勢制御装置としてはスラスター、リアクションホイール磁気トルカ、コントロール・モーメント・ジャイロ、伸展ブームなどがある。

姿勢制御として現実にAMBACのようなものが出てくるのだろうか?

しかし、それもスラスターなど他の姿勢制御があってのもの、という感じにならないだろうか?

それから、その姿勢制御運転手システムとしても直感的でシンプルものだろうか?というのも重要に思う。

一挙手一投足に合わせて、こまごまとスラスターなどで相殺するのは逆に複雑なものにならないだろうか。

そう考えると、やはり球形で、上下左右前後のように各部にスラスターが付いているのが現実的ではないだろうか。

追記現実リアクションホイールとか三軸ジャイロがメインのようである

2023-09-08

アンパンマン登場人物たちを邪な目で見てしま

子供と一緒にアンパンマンTVシリーズ映画を見ているとたびたび勃起してしまう。

ご存知の通り、エッチキャラが多すぎるからだ。

私はバキバキ勃起させながらも何食わぬ顔で視聴を楽しんでいるが、子持ちの諸兄はどうしているのだろうか。

真面目な話、児童向け作品情欲を持ち込むようで忍びなさを覚えなくもないのだが、私は昔からこうした頭身低めなキャラクターに性的興奮を覚えてしまう癖があり、止めようと思って止められるものではない。

かといって「パパは君と一緒にアンパンマンを見ることはできない。勃起してしまうのでね」なんて言えるはずがない。

別にアンパンマンに限らずとも、似たような状況は無いだろうか?そうしたとき、諸兄はどうしているのだろうか。



最後に、個人的勃起喚起キャラクターを挙げようと思う。

コチョウランさん

頭身高めの良スタイル美人スリットの入ったチャイナドレスがスケベに感じる。絶対いい匂いする。

しらたまさん

頭身低めな世界観の中でスタイルが良すぎる。ばいきんまんとのバトルも演劇練習してると思い込む性格無知シチュを想起させてくる。

レモンちゃん

物体に目鼻口が付いてるシリーズ」の中で最もバランスがよく完成度の高いルックス

さくらもちねえさん

姉御肌の美人単独バイキンロボを撃退できる腕っぷしを持ち、ばいきんまんさえ「坊や」呼ばわり。おねショタを想起させてくる。

ミントちゃん

ミ~ント、ミント~♪の掛け声と共に洗脳を掛けて回る催眠装置

フラワー

すべての癖要素の集大成。目に入った瞬間勃起する。

anond:20230908105713

自分も全く同意だし個人的パートナー難病持ちなので子を作らないけど、世の中の何割かの人は出産ウンコするくらいに考えてると思う

ウンコだって、時にはありえんくらいデカくて硬い物体しか生物汚染物質を、しっかり締まった小指くらいの太さの穴からひり出さなきゃいけなくて、時に裂けたり出血したりするしよく考えたらよくそんなことするなって思うけど「それが生物から」てことでやってるじゃん

ウンコは生きるのに必要だけど出産別に生きるのに必要じゃない

でも「個体が生きるためにつらくても必要」を「種として繁栄するためにつらくても必要」みたいな理屈に広げて受け入れててあんまり内臓の損傷とか考えてない人も多いんじゃないか

ここまで書いて思ったけど出産した人でもパートナーでもないのに答えちゃってごめん

2023-08-31

anond:20230831134114

味噌の代わりにカレールゥを入れた物体を「味噌汁だと思っていた」て鼻潰れとるんけ

2023-08-27

anond:20230826234950

これ系の目撃談はネットで読む機会が多い 丸い物体という表現は初めてだな

人は簡単に破ける血の袋なのに、なぜ人生は複雑で困難なのだろうか

anond:20230826234950

黒い物体が落ちてきた話、他でも聞いたことあるが、コピペじゃないよな?

2023-08-26

から人間が落ちてきた時の事

お盆幽霊増田が居たから思い出したんだけど、昔歩いてたら上から人間が落ちてきたことがあった。

取引先の会社へ打ち合わせに行く途中で、当時は遅刻癖がひどくてその日も遅刻しそうだった。

まぁ仲良しのゆるゆる会社で打ち合わせと言っても半分楽しいおしゃべりみたいな感じだったのもある。

それでも一応速足で歩いてて、広い歩道道路のあるビジネス街日中なのもあり人は疎らだった。

そんな中突然ものすごい爆音がしてびっくりして立ち止まった。

銃か爆弾でも打たれたんだと思ったね。よく見るとそれは5mぐらい先のビルからした音だとわかった。

バーンデカい音で割れたのは1階のラーメン屋の軒先、くすんだガラスのひさしのようだった。

この時はまだなんでコレが割れたのか全然からず、茫然と突っ立っていた。

近づく勇気も起きず、その場から目を凝らすと割れたひさしの下に何か黒い丸い塊が置いてあった。

本当に想像もつかなくて、なんだろう?と考えているとお店の主人らしき人が出てきた。

後々考えるとこのラーメン屋の人可哀想にも程があるのだが、店員と取り囲んで黒い塊を眺めていた。

この間マジでどうしたらいいのかわからなくて(それぐらいデカい音がしたのだ)ずっと突っ立っていた訳だが、その内に人がたくさん集まってきた。

世の中には勇気がある人がいるもんで、自分よりみんなどんどん近づいていく。すごい。

近くの背の高いサラリーマンは冷静に救急車かなんか呼んでいた。更に向こう側にいるサラリーマンも呼んでた。

自分はまだ突っ立っていたのだが本当に関心した。誰も消防車を呼んでいないのである!!はフィクションだったんだ。ちゃんと呼ぶ人は重複しても呼ぶ。

というか、さすがにこの辺りまで来ると自分もその黒い塊が何なのか理解できてきて、改めてそのビルの上を見た。

ビルは9階建てで、1階のラーメン屋から上は住居?か何かなのか、特に何も書いてなかった。

ははぁ、屋上から落ちてきた物体ガラスのひさしを割ったんだなぁ。この、黒い、丸い塊が・・・。真昼間に・・・

ガラス割れた大きな音はしたが、それが地面に当たった音はわからなかった。

恐らくひさしに当たったことで衝撃が弱まったんじゃないかと思うが、本当に丸かった。何なのか理解した後もどういう形なのかわからなかった。

よくサスペンスものとかで四肢が千切れて・・・とか脳髄が・・・とかグロいのがあるけど、この時の記憶が強くて偽物っぽく見えるようになった。

液体が飛び散っている様子すら無かった。もちろん飛び散るパターンもあるのだろうが。ちなみにまだ突っ立っている。

そして丸いなぁ、どういう形なのか?と遠目から理解しようとしていた所に、店主がブルーシートを持ってきた。

黒い塊を覆ってしまったのだ。

この時感じたのは、「アレは物体だったんだ」という感覚だった。

もし、息のある・・・意識のある・・・生き物だったら、ブルーシートちょっとかけないんじゃないか

毛布とか、布とか・・・。あと店主も店員もずっと黙っていた(ように見えた)。声をかけなかった。

からあの黒い塊は、もう「物体」になっちゃってるんだ・・・。と思った。

よくよく考えたらブルーシートを毛布代わりにしてたかも、とかなくもないが、でもぐるっと巻いちゃったのである

人間のこと、ブルーシート・・・巻かないよなぁ・・・

物体」が見えなくなってしまって、ふと我に返り、自分が打ち合わせに行く途中だったことをついに思い出した。

人垣をかき分けて急いで会社に向かった。

遠くからパトカーの音がして、気になったがこれ以上見てても嬉しい出来事は起きないだろう。

取引先の会社につくと、担当者2人を窓口で呼び出して、嘘でもないので遅刻理由を伝えた。

「あの・・・さっき・・・人が上から・・・落ちてきて・・・」とそんなヘタクソな嘘ある?みたいなセリフが出てきた。

どんな顔で言えばいいのかわからなすぎてモニャモニャしながら説明したが、2人とも驚きつつも信じてくれた。

というか「マジで?!」とインターネット検索し始めた。嘘じゃないので既にSNSかに書かれていた。幻ではなかった。

そんでまぁ仕事はせねばならないので、とりあえずこの話は切り上げて3時間ぐらい打ち合わせをした。

担当者と別れて帰路についた時、なんとなくあの道を通るのが怖くて、対向車線側の道で帰ることにした。

随分広い道路で、例の場所も遠目にしか見えなかったが人っ子一人居なかった。

当然パトカー救急車もおらず、それどころか何も知らないサラリーマン普通にそこを歩いていた。

当たり前のことだが、知らない人にはなんでもない道だ。3時間前にそこに何かが落ちていたなど知る由もない。

この後もなんどかこの道を通ることになり、その度どうしてもビルの上を確認してしまうようにはなったが、

自分が知らないだけで他のビルだってしかしたら同じことがあったかもしれない。

ちなみに数週間後にその道を通ったらその付近だけ道路の色が変わっていた。なんででしょうねぇ。1階のラーメン屋は少ししてから閉店した。可哀想・・・

家に帰ってから担当者から連絡があり、「あの人生きてたみたいですよ」と教えてくれた。

そうなのか、そうなのか~!生きてたのか~!よかったよかった。本当に良かったと思った。

自分でも気になり調べてみた。生きてた、という記述は見受けられなかったが、そもそもSNS以外でその話題について話している人が居なかった。

近所の火事ですらニュースにならないのだから人間が落ちたぐらいでニュースにはならないのだなぁ。と思った。

人間は知らない所で適当に落ちている。自分があともう少し早歩きしていてぶつかったりしたらニュースになったろうが・・・

しかし、本当に生きてたのだろうか。誰かの正常化バイアス担当勘違いしただけなのではないだろうか。

現場にいた自分が生きてたか知りえなかったのに、一体誰が?ブルーシートくるまれてたし、本当に・・・・?

もう10年ぐらい前の事で、その会社にもいかなくなったし、担当者にも会わなくなったが今でもそういう描写のある映画小説を読むと思い出す。

よく目が合うとか言う怖い話あるじゃんあんな速度で落ちるもの視認できないよ。いやわからない。落ちる側は見えるのかもしれないな。

とりあえず幽霊増田成仏してクレメンス。おわり。

病院

とある病院施設に通院していてお昼だけ病院食食べてるけどゲロマズ。

塩味が薄くて酸味がある煮込みとか、麻婆豆腐と言い張る茶色ゲル状の物体とか、ご飯以外、飲みこむのがツライ。

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