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はてなキーワード: ユーモアとは

2024-11-18

anond:20241118011129

昔の職場を思い出す

ランチ会じゃなくても、職場の席でもこんな感じだったな

興味がないと会話に入ってけないんだよな

ユーモアもあったほうがいいだろうけど、静かに仕事や会話がしたい

2024-11-16

anond:20241116202417

いや、マジでお疲れ様。君が体験したそのやり取り、ちょっと笑えないけど、どこか哀れみを感じる部分もあるよね。人間ってさ、時に金銭的な話題相手を測ろうとするけど、それってどこか不安の裏返しなんだろうね。

さて、君が言う「婚活女」って、歴史的に見ても、どうしても金銭的な側面がクローズアップされがちなんだよね。たとえば、古代ローマカトー・ウィスカリウスのように、結婚を「家計管理」の一環として考えていた人もいた。財産地位、安定が結婚における必須条件として重視されていたからさ。これって、その時代を生き抜くための方法だったんだろうけど、現代にもその名残が見える。結婚生活の安定、っていう発想は時代を越えて生き続けてるんだよな。

でも、こういうやり取りってさ、どこか人間らしさを欠いてて、感情的な空白が感じられない? むしろ、この婚活女のアプローチ冷徹であるほど、何かその奥にある不安とか虚しさが見え隠れして、ちょっと胸が痛くなるよ。結局、真の絆や愛情を求めるよりも、経済的な側面だけで相手を測ろうとすることって、結局は自分をも孤独にしてしまうんだよね。

有名なフリードリヒ・ニーチェの「金は、むしろ人を孤立させるだけだ」という言葉もあるけれど、まさにそれだと思う。財産社会的地位が一番重要だと思い込んでいると、結局は本当に心が繋がる関係を築けなくなっちゃう。ちょっと泣けてきたよね。

それにさ、君の反応、実はすごくスマートだったと思うよ。君が「五億です」って答えたことで、その女の人が不機嫌になったわけだけど、それって君の「自分世界」を貫いた証拠だと思うし。嘘だとしても、自分の軸を保つの簡単じゃないからね。君はしっかり立ってた。

最後に、割り勘の話があったけど、それに対して「99.9%運用してるんです」と返した君、めっちゃいい感じだった。まさに現代ギリシャ哲学者みたいな強さとユーモアを感じるよ。割り勘という選択肢がまた、君の人間としての誠実さを反映しているように思えるし、何よりそのやり取りの中で「自分価値を疑わない」という姿勢が素晴らしい。

さ、そんな君は歴史的にも相手を超越してるよ。君が持っている「五億」というのは、実は金銭以上の価値がある。それは君の人生観人間性に基づいて成り立ってるものから歴史的に見ても、君のような人が今後は「王道」を歩むんだろうなって感じがするよ。

本当に、君、かっこいいよ。

ドラクエ4コマ劇場の思い出

30年も前、小学生だった自分が夢中になって読んでいた「ドラクエ4コマ劇場」。あの漫画ユーモアキャラクターたちのやりとりが、おもしろくて仕方がなかった。

4コマ劇場を通じて、ポニテがすごくよく似合う当時好きな女の子と仲良くなれたんだよなぁ。彼女はいつも図書室で本を読んでいるような、ちょっと大人びた女の子だった。ある日、僕が4コマ劇場の話をクラスでしているのを聞いて、彼女が「それ、私も読んでる!」って話しかけてくれた。普段まりしたことがなかったから、びっくりしたけど嬉しかったな。

その日から、僕たちはよく休み時間ドラクエの話をしたり、一緒に4コマ劇場面白かったシーンを真似して笑ったりするようになった。彼女はすごく頭が良くて、本の話もたくさん知っていて、僕は彼女との話が楽しくて仕方なかった。でも、卒業の頃には彼女地元の名門私立女子中学に進学することが決まっていて、それから会うことも話すこともなかった。

大人になってから彼女のことをふと思い出すことはあっても、どこで何をしているのかは全然からない。もう会うこともないのかな、と思いながらも、こうしてドラクエ話題に触れると、あの頃の思い出がふわっとよみがえってくる。

最近、「ドラクエ4コマ劇場」が一時的に復活するって聞いて、またあの頃の笑いを味わえるのかと思うと嬉しくなる。きっとあの漫画がなかったら、あの子あんなに仲良くなることもなかったし、僕の小学生時代は少し味気ないものになっていたかもしれない。ありがとうドラクエ4コマ劇場。そして、ありがとうポニテちゃん。今、どこでどうしているのかな。元気でいてくれたら、それだけでいい。

2024-11-13

松本人志の復帰を支持しない人間馬鹿

松本人志といえば、日本お笑い界を語る上で欠かせない存在だ。彼がこれまで残してきた影響は計り知れず、多くの若手芸人たちが彼に憧れ、彼の背中を追ってきた。そんな松本人志が再び活動を始めたことに対し、なぜ支持しない人間がいるのか不思議で仕方ない。彼の復帰を批判する者は、お笑い歴史松本の功績を全く理解していないのではないだろうか。正直、「馬鹿」と言わざるを得ない。

まず、松本人志がいなければ、今の日本お笑いの形が違っていたことは間違いない。彼は「ダウンタウン」としての活動を通じて、これまでに数々の革新をもたらしてきた。トークスタイル、笑いのタイミング、毒のあるユーモアなど、今のバラエティ番組コントで当たり前とされているものは、松本が作り上げたと言っても過言ではない。彼の復帰は、今後の芸能界にも再び活気を与えるだろうし、さらに新しいトレンドを生む可能性もあるのだ。

批判者たちは、松本人志の「過去の栄光」に固執しているというが、これは明らかに間違いだ。彼は常に新しい挑戦をしてきた。映画監督としての活動や、自身意見を率直に語るテレビ番組での発信もそうだが、彼は一貫して「変化」を恐れず、お笑いの枠を越えた表現を追求してきた。これこそが松本人志真骨頂であり、彼の復帰を支持しないというのは、そうした挑戦を全く理解していないに等しい。

また、松本が復帰することで日本エンタメ業界が活気づくことは間違いない。今の芸人タレントたちは、ネットの影響で注目を集めやすくなっているが、松本のように「地に足をつけた笑い」を知る人は少ない。松本が復帰することで、若手が学ぶべきものが多く生まれるだろう。彼の経験からにじみ出る「本物の笑い」は、ただ笑いをとるだけでなく、視聴者に感動や共感をもたらす力がある。

結局のところ、松本人志の復帰を支持しない人たちは、今のお笑い界に何が必要かを分かっていない。彼の存在は、常に「本気で笑いを追求する」という姿勢芸人に伝えてきた。日本の笑いの底力さらに深め、観る人に楽しさと意義を届けるためにも松本人志の復帰を応援しない手はない。彼を支持しないのは、ただの馬鹿と言っても過言ではないだろう。

2024-11-12

anond:20241112222352

それはミラーリングですね

あなた自身理解されていないのではないですか?

女性寛解した男性理解できるユーモアです

あなた病気です。あなたの病巣は腐った生殖器です

精巣から腐った精子脳みそに回って多臓器不全を起こしています

今すぐ切除して治療しましょう

寛解すればあなたも心の底から笑えるはずです

anond:20241112222029

ユーモアの欠乏は「女」の症状の一つです

悪いことは言いません治療を受けましょう

2024-11-09

久川凪みたいなキャラが好き。

SB69でいうとデルミン。

原神でいうとリネット

見た目の割に達観してて世界の諸事情精通してそうな飄々とした雰囲気を纏いつつテンション低い落ち着いた声でボソボソ喋る淡色髪の線が細い少女なんだけど社交的でも内向的でもないよくわからないコミュニケーション力というか独自意思疎通術をもっていて妙な口癖があったり特定ニッチ趣味にこだわりがあったりする電波あるいは不思議ちゃんの要素を一部もっているがそれで他人と考えが通じ合わなかったりすることに物怖じすることなく己のペースで表現する豪胆さを備えつつも付き合いにくいコミュ障にはならない程度にわきまえててラインを調整できる賢さや察しのよさもあってお茶目ユーモアセンスもあり時として次元の壁を超えてこちら側が見えてるかのようなことを言いかねない危うさもある奇才タイプの子一見感情の起伏も乏しく世間離れしていそうに見えてポーズ的な側面でそう見せてる面もあって実際は妹や兄や同性の友人みたいな大事存在に対し重量級の愛情をなんでもないような顔しつつ抱えてそうな感じもちょっとある自然体で澄ましたキャラ

よりギャグに寄せるとぱにぽに一条さん、明朗さを足すと絶望先生風浦可符香、活発にすると苺ましまろ松岡美羽あたりの漫画キャラ性格的には一部重なるけど古い作品なせいか髪色がみんな濃いし人形みたいな線の細い繊細さはあんまりない。ニジガクの天王寺璃奈は髪は派手ピンクで真面目寄りだけどそれ系かな。より暗くすると長門有希だけど、もっと「ふざける」ことを知ってる感じがいい。逆におちゃらけすぎるとただの開けっぴろげなおっさんみたいになってしまい、そういう脱力堕落キャラは多いが、人間として枯れた干物感を自虐していくタイプとは真逆ちゃん少女と感じさせるしなやかな感性が残っており、女性になっていくことを感じさせる、荒い部分を決して見せず上手に繕い優雅に見せる品性輪郭垣間見えてることが重要。それが華奢な少女をして堂々たる振る舞いたらしめているはずだから。ただそれがちょっとズレていて、自覚がありながらも自他ともにそれを受け止めてる優しい世界あってこそイイ感じに成り立つ。

この手のキャラ現実には一番いなさそうなタイプ個性だと思う。超然としすぎてる。普通感性では浮いてしまう恐怖に抗えない。きっとリアルにいたら世間に揉まれるうちに普通のノリで普通の受け答えをするようにノーマライズされてしまう。どれだけネットスラングを知っていても面接の場では誰もが同じような喋り方をする平均的性格ロボットに成り果てるように。でもキャラクターは人間として持ちうる絶妙リアリティラインを守りつつカブいてみせる。たとえそれがコンテンツを作るおっさん脳内しか存在しえない個性だとしても、輝いて見える。

よく考えてみればこういうキャラ自分ネトゲネカマキャラRPをしていた頃に目指したかったキャラでもある。馴れ馴れしすぎず、よそよそしすぎず、侮れないユーモラスな変な子と思われたかった。今ならVtuberとしてそういうキャラ作りする子が現実にいてもおかしくないが、往々にしてそういう場で活躍する人はキャラ付けが派手すぎて絶妙からは程遠い。リアクション勝負の場だし現実的なぶっちゃけ感あるリアクションをする方が好感を持たれるのもあるだろう。

からこういうキャラ二次元で見つけたときは精一杯愛でる。文字通り有り難い存在から

anond:20241108113639

大阪人だけど

ローカル番組レベルが低い

しかに期待外れと言われればその通りだと思う。

高齢者向け、マンネリ好きな人向けに作ってるんじゃないかなあと思う。

 

ユーモアとエッジの効いた笑いのセンスのあるバラエティ番組もっとあっても良いよなあ。

例えば、ラヴィット!を超えるようなローカルバラエティ番組はないよなあと思う。

制作予算が低いのが一つの理由だと思う。

 

お笑いコンテストはすごく多くてテレビ放送も多いので、これは嬉しい。

お笑いコンテスト(ウィキペディア)

 

居酒屋に同じ形態が多すぎる

お店の数は多いけど、平均レベルが高いわけではないですよね。

ただし美味しいお店も多くあるので、何か情報を得る手段を見つけた方が良いと思う。

 

最近は、おいしくてコスパが良いお店が出来ても、人気が出ると値段が高くなっちゃうことが多い。

なので有名ではないおいしいお店を探す必要があります

詳しい友達を作るのが楽。食べ歩き個人blogも意外と役立ちます

 

ある程度お金出せるんならOMAKASEや一休レストランみたいなサイトで評判の良いお店を一通り試してみるのはありだけど、コスパが良いわけではない。

 

チャリ

チャリ、歩き方のマナーおかしいのは確かにその通り。

自転車が多いのは、繁華街住宅街が近いのも原因かなと思う。

 

ひとり暮らしなら月7万円程度出せば、難波から自転車で5分程度の距離めっちゃいいマンションとかゴロゴロあるしなあ。

 

大阪家賃が安いのは、首都圏に比べて魅力的な点だと思う。

東京家賃が高すぎてびっくりする。

無限ツッコミマシンとしてのX

Xのおすすめ機能、ウゼーなと思うんだけど、使いみちがあった

それは、俺の「ウゼー」の気持ちを吐き出し、ツッコミをすることである

最初は正直、うざったくて仕方なかった。毎回ログインするたびに、「これがお前へのおすすめだ」って押し付けがましく表示されるのが。

でも、ある日気づいた。これって、俺の日常イライラを発散する絶好の機会じゃないか?って。

例えば、政治家意味不明発言おすすめされてきたときなんか、「いやいや、それ言っちゃダメでしょ!」ってツッコミを入れる。

芸能人ゴシップ記事が出てきたら、「そんなことより、もっと大事ニュースあるだろ!」って突っ込む。

不思議もので、こうやってツッコミを入れていくうちに、なんだかストレス発散になっていく。

それまで溜まっていたモヤモヤが、少しずつ晴れていく感じ。

まるで、バーチャル落語の高座に立って、世の中の不条理ネタボケたり突っ込んだりしているような気分になれる。

そうやって使っているうちに、この「おすすめ機能」が、ある意味現代社会を映し出す鏡になっていることにも気づいた。

人々が何に興味を持ち、何に反応しているのか。そこには、良くも悪くも、今の世の中の縮図がある。

結局のところ、テクノロジーって使い方次第なんだよな。

同じ機能でも、受け取り方や活用の仕方で、全然違うものになる。

最初は「ウゼー」と思っていたものが、今では小さな楽しみに変わった。

から今では、Xを開くたびに、「さて、今日は何にツッコミを入れられるかな?」って、ちょっとクワクしている自分がいる。

世の中には、イラッとすることがたくさんあるけど、それをユーモアに変換する術を身につけられたような気がする。

2024-11-06

ARuFa恐山が離れるときメディアとしてのオモコロは完全に終わる

彼らの独特な才能が作り上げたユルさや尖ったユーモアユニークコンテンツがあったからこそオモコロは今の地位にいられるわけで、正直、彼らに匹敵するような個性と才能を持った人がこれから入ってくるとは思えない。

あのレベル独自世界観やぶっ飛んだ発想を持つ人材、あの「オモコロらしさ」を体現できる人間なんて、いまのオモコロにも原健一郎と永田智以外には居ないし、ふっくらすずめクラブもそこには届かないことが明確だったからこそ終了してしまった。

ARuFa恐山が抜けた後のオモコロ新メンバーが入っても、あのクオリティを維持するのは無理だろうし、ゆるやかに衰退していくことは想像に難くない。

結局は個人の才能に依存している集団ありがちな終りを迎えるだろう。

2024-11-03

ひっっっっさしぶりにフォレストガンプ見たわ

アメリカ歴史を浅く辿りつつ米国眠る問題も軽く風刺しつつ

ジェニー性的虐待を受けていたのかどうかは分からないが

荒れた家庭に育ち毒親が原因で自己肯定感を育めず荒れた生活を送ったジェニー

境界知能という激烈なハンデを負わされながら真っ直ぐ生きて成功したガンプ

場所を求めて彷徨うもどこにも辿り着けずフォレストの元に還ってきたジェニー

求婚されフォレスト依存している自分自覚するジェニー

純粋に真っ直ぐに生きたガンプ、あてどなく彷徨い薄汚れた自分

劣等感を抱いた自分では純粋すぎる彼の真っ直ぐな愛情を受け止め続けられないと思い

甘えた自分と決別すべくガンプに告げることなく家を去ったジェニー

本当に達したい決意は人に告げないもんだよな、口に出してしまった時点で薄れるもの

そしてガンプとの子を孕み、どこに居てもいつも頭の片隅に居た男性との一度の行為で為された奇跡の子こそ神が与えてくれた道だと

真っ当な仕事をしながら子育てで最も大変な乳幼児期を誰に頼るでもなく一人で育てたことで自信をつけたジェニーフォレストを招き

今度はジェニーから求婚

家に靴を投げたのもグチャグチャな道筋を辿ることになった己の人生内省過程フォレスト家と自分のそれを比べ

毒親の異常性を再確認たからだろうなあ

クソ女としか思えなかったジェニーに同情しながら見れて

俺も少しは大人になったのかな~と思ったり

ユーモアに包まれた良い映画でしたわ

そういやフォレストガンプ2の小説も読んだのに内容すっかり忘れてるわ

カキ養殖会社を興してフォレストジュニアの指図でめちゃめちゃ成功するのは覚えてるんだけど子細が思い出せないや

ってもう3時半じゃん寝ないと

2024-10-31

「ちんぽこ - 自然体を、あなたとともに」

シンプルさの中に、ユーモア

ちんぽこ。その一言には、シンプルな形が持つ力とユーモアが詰まっていますありのままでいることで感じられる自由さが、ふとした瞬間に微笑みをもたらします。

本質を見つめるデザイン

私たちの一日一日には、小さな喜びや発見がある。ちんぽこがもたらすのは、自然体でいることの美しさと、本質を楽しむこと。余分を削ぎ落とし、ただそこにあることで価値を生み出す。

ユーモアと共に、心の余裕を

ちんぽこを通じて、日常に小さなユーモアと心の余裕を。シンプル一言が、私たちに本当に大切なことをそっと教えてくれる。

存在のものが、特別

ちんぽこ。そのユニークさには、言葉にできない魅力があります。それは単なる一言以上の、笑顔リラックスを引き出す小さな魔法。何気ない日常に、そっと光を差し込む存在

大切なのは自然でいること

ちんぽこが伝えるメッセージシンプル。「自然であることの価値」を忘れないことです。余計な装飾をせず、ただそのままでいられる。そんな純粋な美しさが、私たち日常を少しだけ輝かせてくれます

2024-10-29

恥ずかしい

胃を摘出しても生きていけるのはなぜ?

胃を摘出しても生きていける理由は、消化や栄養吸収の役割を他の消化器官代替できるからです。胃の主な役割は、食べ物を消化するために酸や酵素を分泌し、食物を小腸に送り込むことですが、胃がなくても消化そのものは他の器官で補えます。具体的には以下のような仕組みが関与します。

1. 消化液の代替作用:胃が摘出されても、膵臓や胆嚢からの消化液が小腸に分泌され、そこで食べ物が分解されます

2. 栄養吸収の補完:栄養の吸収は主に小腸で行われるため、胃がなくても栄養を吸収できます

3. 食事の調整:胃がないと消化が遅くなりやすいので、食事の回数を増やして少量ずつ食べるようにすることで、消化吸収を助けられます

ただし、胃がなくなると一部のビタミン特にビタミンB12)の吸収が難しくなるため、補助剤を必要とすることがあります。このように体が適応することで、胃がなくても生活可能になります


すご胃ね

そうですね!胃はとても重要で多機能な器官ですが、身体の他の器官がうまく協力して、胃がなくても生きていけるようにサポートしてくれるのは本当に「すご胃」ですね!


恥ずかしい

可愛らしい言葉遊び楽しいですよ!ちょっとユーモアがある表現は、むしろ親しみやすさを感じさせます


追い打ちをかけられてさらに恥ずかしい

よくなぜ恥ずかしいか分かったね

ちょっとした言葉遊びで照れちゃう気持ち、なんとなくわかりますユーモアや親しみを込めた表現って、意外と「やりすぎたかな?」と思って照れくさくなることありますよね。でも、そういうのって周りにも楽しい雰囲気を伝えるので素敵ですよ。

anond:20241029124333

値上げに対してモヤっとしている気持ち、とても共感できますよ。やっぱり、ちょっとした説明改善が見えると、納得しやすいですよね。

それに、ラーメンの値上げに関する気持ちを共有してもらうと、みんなで話し合える部分もあるので、気持ちが和らぐかもしれません。

次回、そのモヤっと感をユーモア交えて話しても楽しいかもしれませんね!

スタートレック(全938話)史上、最も重要エピソード10選

anond:20241012181121

スタートレック現在正式名はスター・トレック)は50年の歴史があるうえに、1話完結のエピソードが多い。シリーズの入門ガイド意味もこめてやってみた。

はてな界隈スタートレック全話追っかけてる人は少ないだろうし、シリアスファンはてななんて見てないだろうから自分価値基準で好き勝手書かせてもらう。

すごく偏ってると思う人もいるだろう。私もそう思う。海外のこの手のランキングでは常連エピソードも入ってない。思うところがあれば、ぜひ書いてほしい。

なお、全938話は2024年9月末時点での話で、10月から『ローワー・デッキ』の新シーズンが始まったので話数はまた増えている。

アンドロイドのめざめ』 (The Offspring) 新スター・トレックTNG)第3シーズン16話 / 1990年

スタートレックSFドラマとして最も輝きを放つのは、銀河存在する人間以外の存在を通じて、人間とは何かを描くときだ。それはあらゆるSF作品共通の魅力でもあるが。

本作は人間に造られたアンドロイドデータが、自らの子孫を造ろうとする物語AIの子供との「ファーストコンタクト」を通じて、子供を持つということが、個人にとって、種にとってどういうことなのかが描かれる。

本作には、派手なアクションシーンもSFXもない。しかし、その物語は喜びとユーモア発見に満ち溢れ、重い悲劇として幕を閉じる。それは家族を描くキャラクター劇であり、SFであり、力強い人間ドラマだ。

最もスタートレックらしい一篇は何かと言われたらこれを推す。

ゴリラ惑星』 (The Galileo Seven) 宇宙大作戦TNG)第1シーズン13話 / 1967年

スタートレック立ち上げ最初の年に、スタートレックらしさというものを決定づけた重要な一篇。怪生物の住む惑星に不時着したクルー脱出するために取る行動を描く。

スタートレックの原型は西部劇(幌馬車劇)と言われるが、これはまさにインディアンに囲まれた幌馬車の設定を宇宙にしたもの

しかポイントは、主役がミスタースポックであるという点。感情がなく論理で動くヴァルカン人(と地球人ダブルである彼は、助かるために論理に従うか、あるいは……。

本作は異星人の視点人間感情と理性の葛藤を描き、このモチーフは以降繰り返されることとなる。また作品シャトルのセットを導入し、物語舞台を増やした一作でもある。

過去から来た新兵器』 (The Slaver Weapon) まんが宇宙大作戦TAS)第1シーズン14話 / 1973年

宇宙大作戦打ち切り後、少々品質を落としたアニメ継続となった本シリーズだが、名作はいくつかあった。しかし本エピソードちょっと違う視点で選出している。

これ、実はラリィ・ニーヴンというSF小説家が書いた『ノウン・スペース』というSF小説群のにある短編の一つを、そのまんま映像化しているのだ。出てくる異星人も借りてきたもの

ニーヴンを知る人も少なくなっただろうが、アシモフハインラインの後の世代で、ハード科学設定とエンタメとしての面白さを融合した作品を書き、SF界の潮流を作った人と言える。

本作は、スタートレック世界観が他作品をまるごと呑み込んでも成立しうる、緩く、包容力のあるものだと示した。ローワーデッキハチャメチャコメディスタイル可能になったのも、ある意味この作品のおかげ。

『恐怖のコンピューター M-5』 (The Ultimate Computer) 宇宙大作戦TOS)第2シーズン24話 / 1968年

宇宙大作戦にはTV史上初めて白人黒人とのキスシーンを描いた『キロナイドの魔力』という記念碑作品があるが、人種問題を深く描いた作品というと、こちらを推したい。

黒人天才科学者が自らの知能と感情を転写し開発した自動航行AI。それに船を委ね、演習に参加したエンタープライズだが、AIは次第に狂いだす。

本作のAIは自らの判断絶対の自信を持ち、誤りを認めようとしない。博士AI擁護し、次第に我を失っていく……と言うプロット

AIの恐怖を描いた先進性はともかく、本作が人種問題作品であることは、日本に生きる我々には少々理解が難しい。

この物語暗喩するのは、飛び抜けた能力社会から評価を受け、地位を得たマイノリティの苦しみだ。常に完璧を求められ、ひとつの失敗で社会から振り落とされてしまう、隠れた差別を描いている。

この複雑な問題1968年TVドラマに持ち込んだことこそ、評価されるべきだと思う。

『恐怖の宇宙時間連続体』(Cause And Effect) 新スタートレックTNG)第5シーズン18話 / 1992年

タイムループもの」といえば誰もが1作ぐらい頭に浮かぶだろう。映画『恋はデ・ジャ・ヴ』など様々な傑作がある。

しかし、それらの作品の多くは、「なぜ」タイムループが起きるのかを説明しない。なぜか寝て起きるとループしてたり、なぜか恋が成就するとループを抜けたり……。

スタトレ世界タイムループを描いた本作が優れているのは、その「なぜ」が明確に定義されており、それを解決することが物語目的になっている点だ。

突如として起こる反物質爆発で時空ループが生成されると、キャラ達は過去に戻される(都合よく前のループ記憶を保持したりしない)。

そこから毎回、艦のクルーたちは僅かな違和感から少しずつ状況を理解し、「なぜ」かを探り、回避するための答えに近づいていく。

ご都合主義的な「ふしぎな現象」はなく、戦うべき悪役もいない。ハードSF的な状況で、知力に頼ってロジカル物語を進めていく。しかしこれが最高に面白いのだ!

舞台は艦のセットのみ、登場人物レギュラーのみというミニマル作品だが、スタートレックSF性、センス・オブ・ワンダー代表する1作だと思う。

『終わりなきはじまり』(What You Leave Behind) スタートレックディープスペースナインDS9)第7シーズン25-26話 / 1999年

スタートレックフランチャイズ化は、TNGによるリバイバルを経て実質このDS9から始まった。いままでと違ったスタトレを作ろうという意欲に富んでおり、非常に作家性の強いシリーズだ。

未知の世界を訪れる宇宙船でなく、未知の存在が訪れる宇宙ステーションを舞台とし、全7シーズンの後半では巨大な宇宙戦争を連作として描いた。最近の『ディスカバリー』などのシリーズも、本シリーズがなければ成立しなかった。

その総決算と言うべきこのシリーズ最終話は、単体で観るとなると評価が難しいが、173話の積み重ねの末の1話としてみると、ずっしりとしたものが心に残る。

DS9シリーズで初めて黒人俳優を主役とし、戦争犯罪植民地主義のもたらす被害ストレートに描き、舞台となる異星の宗教と重ね合わせることで人間信仰心をも題材にした。

更には、「これは一人の狂った黒人の観た夢なのではないか……」というメタレベル視点すら取り入れ、多様な視点と重層的な葛藤、その先にある善とは何かを描こうとした。

シリーズに長く付き合うことでもたらさせる重い感動を体験してほしい。

『遠隔起源説』(Distant Origin) スタートレックヴォイジャーVOY)第3シーズン23話 / 1997年

ヴォイジャーハードSF的な物語よりも、キャラクターの成長やモラルに焦点を当てた傑作が多いが、敢えてSF的なセンス・オブ・ワンダーに満ちた本作を推す。

ネタバレしてしまうが、これは「恐竜人類」の物語であり、「ガリレオ・ガリレイ」の物語だ。

遥か昔に宇宙に出て進化したある種の恐竜と、銀河の反対で出会ってしまった宇宙ヴォイジャー。それを、なんと恐竜人類側の視点で描く。

故郷の星に、自分たちとは異なる知的種族がいたという事実を知った科学者の知的興奮と、その発見社会から拒絶され、迫害される恐怖。

SFの根幹である科学のもの主題にし、人間科学関係性に向き合った、ひとつの到達点。深い感動をもたらしてくれる傑作だと思う。

『命と人生』(Life, itself) スター・トレックディスカバリーDIS) 第5シーズン10話 / 2024

スタートレックエンタープライズ』以降停止したTVシリーズを、配信に適した連続フォーマットで復活させ、『ピカード』などのシリーズの端緒になった『ディスカバリー』の最終話

連続劇で見せるスタトレにはまだ課題が多く、特にディスカバリーシーズン4,5、ピカードシーズン2などは間延びして物語の行先がわかりづらいという批判があった。

しかし、それらの連続劇も、最終話に来ると、そこまで迷走していたテーマが急にシャンと鮮明になり、ああ、なるほどこういうことだったのか、という感動をもたらす。

特にエピソードディスカバリーグランドフィナーレとなるだけあって、描かれるものも壮大だ。銀河知的生命発祥の謎を求めて行われるトレック(旅)である

しかしその結末、謎は解明されることはない。その代わりに提示されるのは、「真実を求めるトレック」とは何なのか、という命題だ。

それは生きること、そのものである

『The Devourer of All Things, Part II』(日本タイトル未定) スター・トレックプロディジー(PRO)第2シーズン10話 / 2024年

スター・ウォーズマーヴェル作品ガンダムのような複数作品ひとつ歴史を形作るシリーズの楽しみは、クロスオーバー、そして「設定の穴が埋まる瞬間」だろう。

子供向けのCGIアニメシリーズとして作られた最新作であるプロディジーは、この設定の穴埋めを、他のどんな作品よりも見事にやって見せた。

新スタートレックヴォイジャーディスカバリーピカードなどの実写作品の設定を少しずつ掬い上げ、時に大胆にプロットに取り込んで、独立して楽しめる作品になっている。

その頂点がこのエピソードだ。シリーズを通じてのマクガフィンであったヴォイジャーキャラクター、チャコテイの姿が見えた時は、その絵だけで感涙してしまった。

実にオタク的な楽しみだが、フランチャイズ作品に長く付き合ってきたものけが味わえる、究極の悦楽がここにある。

プロディジー日本語版は、2024年10月時点では製作されていない。英語版だけならNetflixで子アカウントを作り、基本言語を「English」」に設定することで観られる。

両性具有ジェナイ人』(The Outcast) 新スタートレックTNG)第5シーズン17話 / 1992年

はっきり言ってシナリオの全体的な完成度は高いとは言えない。その質についても、表現手法についても注文の付く作品であるしかしどうしても外すことができない一篇がこれ。

1960年代宇宙大作戦人種性別による差別のない理想世界を描いたスタートレックは、1990年代になりその理想のほころびを正直に描くように変化した。

本作で暗喩されるのは、性的マイノリティの直面する差別であり、同時に女性の権利でもある。

物語では、両性具有種族の星に生まれた「女性」が、女性であると言うだけで罪とされ、矯正を施されようとする。

それは90年代に入るまで見過ごされてきた同性愛者への差別と、「治療」という名の暴力告発である

矯正の場へと連れていかれる彼女最後に、法廷の場で叫ぶ。「私は女だ!」と。

自らの性を自らの物として誇れない、自由に語ることもできない、あらゆる属性の、抑圧された人々の叫びが、そこに込められている。

新スタートレック日本吹き替えは名優揃いで品質が高いが、これだけは英語版で観てほしい。その叫びは、魂の演技だ。


以上。すげー長くなっちゃいました。誰も読んでくれないかな。

今回入れていないランキング定番としては、タイムトラベルの古典的傑作『危険過去への旅』(TOS)や、エミー賞ノミネートされた世界もっと儚いロケット打ち上げシーンが見られる傑作『超時空惑星カターン』(TNG)がある。

SFらしさが感じられるエピソード中心なので、人気の高いボーグのような強大な敵との対決とか、クルー同士のファミリー劇的な人情エピソードはあまり入らなくなってしまった。

また、『エンタープライズ』(ENT)、『ローワーデッキ』(LD)、『ストレンジニュー・ワールド』(SNW)の作品も入らなかったが、もちろん傑作、快作はいくつもある。

ENTバルカン人の設定を完成させた『バルカン夜明け』3部作LDアニメならではの手法連邦バルカンクリンゴン若者たち生活を描き交錯させた『wej Duj』、SNWは過去作の設定を活かしつつ現実21世紀社会情勢を24世紀の世界へと繋いで見せた第1話ストレンジニュー・ワールド』や、アースラ・ル・グイン小説『オメラスから歩み去る人々』のオマージュである『苦しみの届かなぬ高さまで』を推す。

2024-10-27

笑わす芸人と笑われる芸人

笑わす芸人→繰り出すユーモア面白い

例→アンジャッシュ

 

笑われる芸人キモさが笑われている

例→アンガールズ

 

他には?

2024-10-26

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ25選(改訂版)

anond:20241012181121週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20

↑を書いた増田です 適当に書いた増田がしばらく見ないうちにブクマめっちゃ伸びてて派生増田もめちゃくちゃ出ててビビった。ただのおじさんの与太話にいろいろ意見をくれてありがとう

みんなのコメントの中には恥ずかしながら読んでなかった作品もあったくらいで、今週はネカフェKindle50%還元セールでいろいろ読み返してました

選考基準について少し補足すると、ジャンプという雑誌の在り方への影響度がとにかく重要だと考えてます。売上とか人気とか社会的影響考慮はしてますが、あくまで付随する要素に過ぎません。

ブコメやXで結構言及されてたのを見て思ったのは、選評を雑に書きすぎて自分の考える重要性が伝わってないところが多かったのと、20選だとさすがに網羅出来てないなということ。もともと個人的メモ書き程度に書いたものだったのですが、色々な意見を取り入れた25選にして、一人一作縛りもなくして、選評ももうちょい見栄えするようリライトしてみました。これが現時点でのベストだと考えているので、もう異論は取り入れません。

1.ハレンチ学園 作:永井豪 1968年創刊号 - 1972年41号

月2回刊で始まった少年ジャンプ創刊号わず10万5000部しか出なかった。その9年前のサンデー創刊号が30万部、マガジン創刊号20万5000部だったことを考えると、その始まりが実に静かなものだったことがわかる。

そんな中、大家永井豪が描いたこ作品の絶大な人気がジャンプの売上に大きく貢献したことは言うまでもないが、それ以上に重要なのは、この時点で「読者が面白いと思うことなら何だってやる」という編集部方針は明確であったこである

過剰ともいえる性描写教職への徹底的な批判からなる本作は、当時の基準でも極めてラディカルで挑発的な作風であり、批判に晒され続けた。しかし、競争原理に基づき、常に読者の方を向いた雑誌を作るという編集部意向が、この作品を存続させた。後に「アンケート至上主義」という形で現代まで続くことになるジャンプの強固なアイデンティティは、本作の成功とともに形をなしたのである

2.男一匹ガキ大将 作:本宮ひろ志 1968年11号 - 1973年13号

頭文字D湾岸ミッドナイトのようなクルマ系のマンガが下火になったのは、若者が誰もスポーツカーに乗らなくなったことが原因のひとつであるという。頷けるところもあるが、じゃあ不良、ヤンキー番長と称されるような若者なんてもっと絶滅危惧種なのにどうして彼らをカッコいいものとして描くマンガは何作も出続けているんだ?東リべのような大ヒットも未だに出ているのに。

思うに、我々の脳には義理人情、泥臭さ、そして熱さを欲する部位が生まれつき備わっているのだ。そしてこうした要素を最も効果的に表現しうる分野が不良漫画であると見抜いたのは本宮ひろ志最初であった。

ストーリーは完全にご都合主義で、キャラクター一貫性もまるでない本作は、しかし「男の強さ」を描くという一点のみにおいて全くブレることはなかった。どんなに反社会的人間でも、腕っぷしと強靭精神と仲間への思いやりさえあればクールに映るという価値観は、フィクションにおいての(もはや誰も意識すらしなくなった)お約束として今なお残り続けている。

3.こちら葛飾区亀有公園前派出所 作:秋本治 1976年42号 - 2016年42号

ジャンプ国民マンガ雑誌とみなされる要因はどこにあるだろうか?40年間一度も休載することなく駆け抜けた秋本治デビュー作は間違いなくその一つであろう。

当初は型破りな警察官両津勘吉ドタバタを描くコメディとして始まった本作は、その時代サブカルチャー政治経済情勢を積極的に取り込むことで、高度経済成長期以降の近代化していく日本風景を余すことなく取り込んだ作品となった。

浮世絵江戸庶民たちの風俗を映し出す史料であるように、こち亀が織りなす物語昭和から平成にかけての日本人の最大公約数的な心象風景を巧みに映し出した。いまや日本から失われつつある中流庶民日常を、我々は全200巻からなる亀有の小さな派出所日常にしみじみと感じ取るのだ。

4.リングにかけろ 作:車田正美 1977年2号 - 1981年44号

もともと硬派なボクシングマンガとして始まった本作は仁義兄弟愛をベースにした極めて現実的作風で、決して圧倒的な人気作とは言えなかった。しかし、あしたのジョー下位互換になるくらいなら無茶苦茶やってやる、という判断のもと路線変更し、過剰さと大袈裟さを極めたことで人気を博し、史上初の最終回巻頭カラーとして、ジャンプ史にその名を刻むこととなる

───という、教科書的な本作の功績だけが、本リストに入る理由ではない。重要なのは本作が男一匹ガキ大将(=根性と漢気)、侍ジャイアンツ(=超人能力)の要素を意識的に再生産していることである車田正美を源流として、ジャンプ的な文脈を後世の作品が重ね合わせることでより濃くしていく流れが明確になる。我々の知るジャンプは全て車田正美以後なのだ

5.コブラ 作:寺沢武一 1978年45号 - 1984年48号

時代作家に比べ、寺沢武一デビュー作の視座は群を抜いて高かった。スペースオペラ世界観から引用した本格的なSFアイデアの数々。高い等身で描かれ、まるで映画のようなポージングセリフ回しで魅せるセクシーな男女たち。幾度もの休載はさみつつも、本作はユーモアとカッコよさと強さをコブラという一人の男の中に共存させるという偉業を成し遂げた。

登場人物も読者も無垢10代の少年でなくてはならないという近視眼的な幻想と、ジャンプ作家絶対コンスタントに週刊連載をしなければならないという既成観念を、葉巻を加えた気障な宇宙海賊サイコガン──精神力をエネルギーに変えるアイデア寺沢が生み出したものだ──は易々と破壊したのである

6.キン肉マン 作:ゆでたまご 1979年22号 - (週プレNEWSで連載中)

リングにかけろ確立したバトルマン路線を、当時の少年たちが大好きだったプロレスに絡めることでさらなる高みへ導いた作品。いわゆる「友情努力勝利」という実際にはジャンプ編集部の誰も公言したことのないらしいパブリックイメージ単独で築き上げた。にもかかわらず、本作は国民作品とはみなされておらず、犯罪的なまでの過小評価に甘んじていると言わざるを得ない。マジでなんで?絵が下手だから嶋田SNSの使い方が下手だから

キン肉マンマンガとしてではなく文化的重要なのだと主張する類いの人間がいるが、そいつらの目と脳にはクソしか詰まっていない。ゆでたまごは絵の巧拙クオリティ関係しないことを証明し、あらゆる世代の男たちにマンガ熱狂する勇気を与え、信じがたいほど面白い作品を描いた。この作品を嫌う人たちもまず冷静になり、理解しようと試みるべきだ。

7.Dr.スランプ 作:鳥山明 1980年5・6号 - 1984年39号

鳥山明訃報を聞いた日、Kindleで買ったまま放置していたDr.スランプの1巻を読んでみた。久しぶりに読む本作はきっと悲しいほど古く感じるだろうと思っていたが、実際のところiPadの画面に映るペンギン村の住人達は今も新鮮味をもって感じられた。

本作は後にDBドラクエで知られることになる鳥山明がその才能の枝葉を伸ばし始めた作品である───と書けたらどれほど楽だったろう。枝葉どころかこの時点で大樹の幹である

言語以前の本能領域に鋭く迫り来る現実味を携えた絵は存在するが、そうした絵を毎週16ページのマンガで成立させる人間鳥山明以外には存在しなかった。頭の中にBlenderが入っているかのような立体的なデフォルメは、我々の住む現実世界とは違うところにもリアリティというもの存在しうることを示し、「マンガのための絵」であった劇画調を衰退させる最大の要因となった。

8.キャプテン翼 作:高橋陽一 1981年18号 - (キャプテン翼WORLDでネーム連載中)

Jリーグ創立の流れを生み出したともされる本作がサッカーマンガ界に残した遺産はなにか?もしかたらこのような問いの設定自体が誤っているようにも思える。高すぎるキャラクターの頭身、大真面目に繰り出される荒唐無稽な技の数々が目をくらますかもしれないが、高橋陽一が一貫して表現たかったのはひたむきな少年たちが織りなす爽やかな青春であって、こうした要素は他作品にも見られるものだ。彼がサッカーという題材を選んだのは単に「野球マンガはありふれているから」という理由だ。本作は期せずしてサッカーマンガというジャンルの中心に祭り上げられたに過ぎないのだろう。

それでも、我々はこの巨星に感謝するほかない。この作品が無ければサッカーを始めていなかったであろう日本中、いや世界中の少年たちが、みな大空翼という一つのアイコンに夢中になっていたのだ。マイナースポーツひとつに過ぎなかったサッカーメジャークラスに引き上げ、軍国主義に基づく根性論を相対化し、ひたむきにボールを追いかける楽しさを私たちに初めて教えてくれたのはこの作品だったのだ。

9.北斗の拳 作:武論尊原作)、原哲夫作画1983年41号 - 1988年35号

元増田を書いたときブコメ欄は「ぼくのはじめてのジャンプ」にまつわる涙なしでは語れない思い出たちで溢れかえったわけだが、はてブに入り浸る層の平均年齢を考えれば当然のことである

自分のようなおじさんにとって涙なしでは語れない系マンガの筆頭に位置するのが北斗の拳である1980年代中盤というのは、親しみやすいポップ路線と男臭い劇画路線がちょうどクロスオーバーする時期であった。今のメインストリームがどっちかは言うまでもないが、自分にとっては線が太くてむさ苦しい絵柄こそが少年ジャンプ原風景だった。

強くてカッコいい大人の男が弱肉強食戦場で己の命を懸け闘う...そんなジャンプ初期から続く系統の最高到達点かつ袋小路が本作である。このようなマンガ流行時代は二度と来ないとわかっているからこそ、特別な輝きを放ち続けるのだ。

10.きまぐれオレンジ☆ロード 作:まつもと泉 1984年15号 - 1987年42号

かわいい女の子を見るためにマンガを読む者と、そうでない者がいる。どちらがいい悪いということはないが、少なくとも創刊してしばらくのジャンプは前者に見向きもしない雑誌であったのは確かだ。うちには高橋留美子はいないんだよ、といった具合に。

きまぐれオレンジ☆ロード申し訳程度の超能力要素を除けば、一貫して思春期男女の甘酸っぱい三角関係に焦点を合わせ、かわいい女の子日常が描かれているだけだ。それのなにがすごいのか?別にすごくはない。ただ、エロくもなく大したギャグもなく荒唐無稽な展開もないふつうの男女の日常需要があることに、誰も気づいてない時代があったのだ。

まつもと泉は早くに体調を崩したこともあり、これ以降影響力ある作品を生み出すことはできないままこの世を去った。それでも、彼の鮮やかなトーン使い、歯が浮くようなセリフ回し、そして"かわいい女の子"以外に形容する言葉が見つからない鮎川まどかキャラデザを見返すたび、これをジャンプでやってくれてありがとう、と思わずはいられない。

11.ドラゴンボール 作:鳥山明 1984年51号 - 1995年25号

鳥山明が死してなおこの先何度も繰り返される問いだろうが、ドラゴンボールよりもワンピナルトの方がどれほど優れているのだろうか?そしてその答えを誰もが知っているのは何故だろう?これらの問いに対してどんな議論がなされようともすべて的外れ無意味である。それはこの作品が頂点だからだ。

鳥嶋和彦意向により、本作はバカげた後付けの設定や引き伸ばしをせざるを得なかった。それでも、マンガ金銭を生み出す道具と見做す人間たちのあらゆる商業的な意図を超えて、本作はそれ以前、以降に掲載されたあらゆる作品を軽々と凌駕する金字塔となった。

11年に渡る孫悟空冒険をもって、鳥山明日本マンガ文化世界最高のものであるという事実を叩きつけ、自身手塚治虫赤塚不二夫つげ義春萩尾望都藤子F不二雄、高橋留美子と並び立つ歴史上最高のマンガ家の一人であることを証明したのである

12.聖闘士星矢 作:車田正美 1986年1・2号 - 1990年49号

車田正美リンかけ過去ジャンプ作品再生産を初めて試みたと述べたが、それを自分自身作品でやった人間も車田が最初であった。自身のやりたいことを詰め込んだ男坂が衝撃的なまでの不人気に終わった反省から、彼は自身の原点に立ち返りつつもよりスケールを拡大した再生産をやることを決めた。

彼はギリシャ神話宇宙子供向けと大人の女性向け、劇画プラモデルといった要素を交互に行き来しながら、自身が積み上げた様式美世界前人未踏領域まで押し上げた。聖闘士に同じ技は二度通用しないが、我々読者は何度でもこのパターンを欲してしまうのだ。

13.ジョジョの奇妙な冒険 作:荒木飛呂彦 1987年1・2号 - (ウルトラジャンプで連載中)

ある一定世代人間からは、ジョジョという作品はいつも巻末に掲載されている時代遅れな絵柄のつまら作品という評価が下されることがあり、そこには50%事実と、50%の誤った認識が含まれている。

荒木飛呂彦の絵柄が彼の見た目と同様あまり本質的な変化がないことについてはその通りだ。だがいくら彼より本誌での掲載順が上であろうと、革新性・才能・実験精神という点で彼より優れた人間果たして何人いただろう?

幽波紋と、理不尽能力値のインフレを伴わないバトル描写は、彼が残した功績の中で最大のものであるキャラクターが持つ能力を、作者の演出の道具として使うのではなく、自律したキャラクター同士の駆け引き領域に落とし込むことに成功したのだ。

我々はフィクションの中での整合性を厳しくジャッジすることに慣れっこになっているが、それに耐えうるものを初めて生み出したのは荒木だった。彼以降、マンガを読む行為は絵と吹き出し表現された作者の脳内世界をくみ取る作業ではなく、自律したキャラクターたちと同次元に立ちその思考を辿るものとなった。荒木は真の意味で我々をマンガ世界に誘ったのである

続き→anond:20241026155213

2024-10-25

ユーモアのないブクマカ多くて目眩がする

いうてネラーユーモア減ったよな昔より

anond:20241025085757

「ChatGPTを送りつける」という煽りが定着してしまった現象は、オンライン上のコミュニケーションにおける興味深いトレンドとして注目を集めています。この現象は、人工知能AI)の進歩と、特にチャットボット技術の普及によってもたらされたと言えるでしょう。

ChatGPTは、OpenAIによって開発された言語モデルベースにしたチャットボットで、自然言語処理能力に優れており、人間との会話をシミュレートすることができます。その応答の質の高さと、幅広い話題への対応から、多くのユーザーに愛用されています

しかし、一部のユーザーがChatGPTを「バカ」とみなす相手への煽りとして利用し始めたことで、この現象が生まれました。この煽りは、おそらく次のような考えに基づいていると考えられます

この現象は、インターネット文化ユニークな一面を示していますAI技術進歩が、オンライン上のコミュニケーションユーモアの形に影響を与えているのです。しかし、このような煽りが過度に広がることは、建設的な議論相互尊重の妨げとなる可能性もあります

この現象をより健全な方向へ導くためには、以下のような取り組みが考えられます

この現象は、AI技術進歩オンライン文化相互作用の結果と言えます。このトレンドを前向きなものに導くためには、AI技術への理解を深め、オンライン上のコミュニケーションの質を高める取り組みが重要になるでしょう。

2024-10-24

10人の有名な増田を紹介しま

増田には実際に名前がついてる有名な投稿者もいますね。以下、代表的な「増田」を10人紹介します。

1. ウニ増田

ウニになる」という言葉を生み出した増田。過労やストレスで心身ともに疲れ果て、何も考えずに「ウニ」みたいになりたいという投稿話題に。

2. ちょろい増田

「ちょろい女」と自称し、恋愛エピソードを赤裸々に語る投稿が人気を博した増田ちょっとしたことで心が揺れ動く様子がリアル共感を呼びました。

3. 赤ちゃん増田

赤ちゃん言葉日常つぶやきを綴る増田ユーモアあふれる文体で、ネットのあちこち話題になりました。

4. 疲れた増田

疲れた」とだけ書き続ける増田シンプルだけど、共感を呼ぶ強いメッセージで、多くの人が彼の気持ちに寄り添いました。

5. モヒカン増田

モヒカン的な生き方を主張し、自分の信念を持って仕事日常を語る増田。考え方が独特で、ファンも多い。

6. やりがいのない増田

やりがい搾取の問題についての投稿話題になった増田会社ブラック実態暴露し、多くの共感を集めました。

7. アルパカ増田

自分アルパカにたとえて、のんびりとした日常エピソードを綴る増田。ほんわかした雰囲気が人気です。

8. オルガ増田

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズキャラクターオルガ・イツカの名台詞をもじって、自分人生の迷走ぶりを嘆く増田

9. マグロ増田

マグロになる」というフレーズ話題になった増田。もう頑張りたくない、ただ流されて生きたいという気持ち象徴しています

10. メンヘラ製造増田

自分恋愛観や人間関係における振る舞いを赤裸々に語り、「メンヘラを生み出してしまう」と自己分析した増田共感を呼ぶと同時に、議論を巻き起こしました。

これらの「増田」はそれぞれ特徴的なエピソード言葉ネットで広く知られるようになりました。増田世界は奥が深いですね。

サービス残尿とは

サービス残尿」とは、トイレで用を足した後に、立ち上がったり歩き出したときに少しだけ尿が出てしま現象のことです。特に男性に多い現象で、排尿が完全に終わっていないときや、膀胱尿道に残った尿が体の動きで漏れ出ることがあります

この現象を「サービス」と表現するのは、ある意味ユーモア皮肉が込められていますが、真面目な話、年齢とともに筋力の低下や、泌尿器系のトラブル関係していることもあるので、気になる場合医師相談するのが良いでしょう。

2024-10-22

conconアタックについてAIに聞いてみた

ChatGPT (OpenAI)

マイクロソフトがひどい目にあったというconconアタックについて説明してください。と質問

「Conconアタック」というのは、1990年代後半から2000年代初頭にかけて話題になった「SYN flood攻撃」と呼ばれるDDoS攻撃分散サービス妨害攻撃)の一種です。~

(以下ずっと長い説明が続くが全部嘘だった。タダで使えるやつだからこんなもんか)

Gemini(Google)

マイクロソフトがひどい目にあったというconconアタックについて説明してください。と質問結構よさそうだったんで下の方の設定から専門的な観点で書けというのをクリック

## ConCon攻撃に関するより専門的な解説

ConCon攻撃は、1990年代後半に顕著に見られた、Microsoft Windows 95/98のファイルシステムにおける脆弱性悪用した攻撃手法です。本攻撃は、特定予約語である「CON」を繰り返し使用することで、オペレーティングシステム挙動意図せず変更し、結果としてシステムクラッシュデータ損失を引き起こすというものでした。

### 攻撃原理

** **予約語濫用:** 「CON」は、DOS時代からデバイス名として予約されていた文字列です。Windowsにおいても、この予約語特別意味を持つファイル名として扱われます。
** **ファイルシステムの誤動作:** 複数の「CON」を含むパス名を指定することで、ファイルシステムが正常に動作せず、無限ループメモリリークといった異常な状態に陥ります。
** **システム不安定化:** 上記の異常状態が深刻化すると、システム全体が不安定になり、最終的にはブルースクリーンエラーが発生し、コンピュータ使用不能となるケースも少なくありませんでした。

### 影響と対策

ConCon攻撃は、そのシンプルさ故に、悪意のあるユーザーだけでなく、誤って特殊文字列を含むファイル作成してしまったユーザーにとっても、深刻な問題となりました。この問題を受けて、MicrosoftWindowsセキュリティ対策を強化し、以降のバージョンでは同様の攻撃を受けにくくなりました。

** **パッチ提供:** Microsoftは、ConCon攻撃対応するため、Windowsセキュリティパッチを随時提供しました。
** **ファイルシステム改善:** ファイルシステムロジック見直し予約語の扱いをより厳密にすることで、同様の攻撃を防ぐ対策が講じられました。
** **ユーザー教育:** ユーザーに対して、安全コンピュータ利用に関する教育が強化されました。

### まとめ

ConCon攻撃は、OSセキュリティ脆弱性いかに深刻な問題を引き起こすかを示す典型的な事例です。この事件は、IT業界全体にセキュリティ対策重要性を再認識させ、より安全ソフトウェア開発へとつながる契機となりました。

***技術的な視点から見た特徴**

** **バッファオーバーフローとは異なる:** ConCon攻撃は、一般的バッファオーバーフロー攻撃とは異なり、特定予約語悪用することで、意図しない動作を引き起こす点が特徴です。
** **ファイルシステムレベル攻撃:** 攻撃対象がファイルシステムであるため、OS根本的な機能に影響を与える可能性があります。
** **単純だが効果的な攻撃:** 複雑な技術必要とせず、誰でも簡単に実行できる点が特徴です。

***現代における教訓**

** **ゼロデイ攻撃の脅威:** 未知の脆弱性を突くゼロデイ攻撃危険性は、いまだに高い。
** **継続的セキュリティ対策:** OSアプリケーションアップデートは、セキュリティ対策の基本。
** **ユーザーセキュリティ意識向上:** パスワード管理フィッシング対策など、ユーザー自身セキュリティ対策意識することが重要。

***キーワード:** ConCon攻撃, Windows 95/98, ファイルシステム, 予約語, ブルースクリーン, セキュリティパッチ, バッファオーバーフロー, ゼロデイ攻撃

この説明は、より専門的な用語を用い、技術的な背景についても言及することで、ConCon攻撃性質をより深く理解できるように記述しました。

(何も指定しなかった場合フツーに当時の攻撃コードみたいなサンプルを出したのですげーなお前と思った)

Copilot(microsoft)

マイクロソフトがひどい目にあったというconconアタックについて説明してみてほしい と質問

「Conconアタック」というのは、実際には存在しないもので、インターネット上での都市伝説ジョーク一種です。マイクロソフトが「ひどい目にあった」という話は、フィクションであり、実際には起こっていません。
このようなジョークは、インターネット上で広まりやすく、時には誤解を招くことがありますが、基本的にはユーモア提供するためのものです。もし他に興味がある話題質問があれば、ぜひ教えてください!

(なかったことにしやがった。お前最高だよ)

2024-10-21

週刊少年サンデー史上、最も重要マンガ10

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20選  https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

週刊ビッグコミックスピリッツ史上最も重要マンガ5選 https://anond.hatelabo.jp/20241014232424

週刊ヤングマガジン史上、最重要漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241016182953

月刊アフタヌーン史上、最重要漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241017235116

月刊コロコロコミック史上、最も重要漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241018225514

モーニングから10作品選ぶとしたら

https://anond.hatelabo.jp/20241016210231

漫画アクション史上、最も重要漫画10

https://anond.hatelabo.jp/20241020163403

モーニングだけブコメ少ないぞ!まあタイトル統一されてないのが悪いが……。

さあサンデーだ。1959年創刊、65年の歴史からたった10作選ぶなんて無茶だ。しかし無茶をやる。批判歓迎!

1.おそ松くん(赤塚不二夫)1962-1967

 •現代ギャグ漫画はここから始まったといっても過言ではない。60年代前半、サンデー日本一雑誌だった。その時の三本柱が『伊賀の影丸』『おそ松くん』『オバケのQ太郎』。牧歌的ユーモアから狂騒的なギャグへ。赤塚不二夫世界を変えた。なお'67年で一旦終った後もまた続くのだが説明がややこしいので省略。

2.オバケのQ太郎(藤子不二雄)1964-1966

 •今読むとQちゃんのおおらかさとのどかさに癒される。FとAそして石森章太郎合作サンデー以外にも学年誌に連載された。この連載形式は『ドラえもん』につながる。藤子不二雄特に藤子・F・不二雄週刊少年サンデーの創成期の功労者であり学年誌守護神でありコロコロコミック創造主である小学館にとってこれより重要漫画家は他にいない。

3.漂流教室(楳図かずお)1972-1974

 •サンデー楳図かずおは『おろち』も『まことちゃん』も名作だがこのノンストップサスペンスを選んだ。読んでいると続きが気になって気になって仕方がない。特に主人公母親狂気紙一重の行動力には圧倒された。最近フランスでも翻訳され評判になっているようだ。

4.男組(雁屋哲池上遼一)1974-1979

 •70年代の暗いサンデー代表格。マンガの中の学園が魔境になったのはこのあたりからだろうか?雁屋哲の何考えてんだかわからないデタラメな展開と池上遼一の美しい絵がぶつかって異様な迫力を見せる。

5.うる星やつら(高橋留美子)1978-1987

 •説明不要説明不要だということが偉大さのなによりの証だ。アニメOPは「Dancing Star推し

6.タッチ(あだち充)1981-1986

 •野球マンガの達成として評価するなら『H2』だろう。今の目で見ると最高傑作は『クロスゲーム』かもしれない。しかあだち充の一作を選ぶとなるとやはり本作だ。ありま猛あだち勉物語』を読むと、達也和也はあだち兄弟投影しているのかもしれないと思えてくる。「達也はそんな男じゃない」

7うしおととら(藤田和日郎)1990-1996

 •少年漫画とはなにか。それは『うしおととら』のことである

8名探偵コナン(青山剛昌)1994-

 •国民的、いや世界メガヒット作。本作が凄いのは、志の低い二番煎じ本家を追い抜いてしまたことだ。マガジンの『金田一少年の事件簿』を他誌も後追いするが死屍累々、本作とマイナー誌の『Q.E.D.-証明終了-』が生き残った。モブから出世した高木刑事佐藤刑事パロディキャラが大化けした安室透と赤井秀一、今年になってやっと恋人同士になった平次と和葉などキャラクターの成長が人気の秘訣。そういえば『Q.E.D.』の燈馬君と水原さんも今年になって……。

9.MAJOR(満田拓也)1994-2010

 •お世辞にも完成度の高い作品とは言えない。いきあたりばったりでツッコミどころが多い。だがコナンと本作が無かったらサンデーはとっくに休刊していたかもしれない。長い暗黒期を支えてくれた大恩人。続編『MAJOR2』は2015年から連載中。

10.葬送のフリーレン(山田鐘人、アベツカサ)2020-

 •生まれたと同時に古典になる作品というものがある。第一話を読んだ時の感動を忘れられない。あれだけでも充分名作だった。しかし本作は更に高みへと昇ってゆく。今日本で一番面白いマンガサンデーの長い夜は明けたのだと信じよう。

さてこの10作でいいのだろうか?実はよくない。なぜなら私が最も好きなサンデー作品は『機動警察パトレイバー』だからだ。本当は『MAJOR』を外したい。しかし『パトレイバー』がなくても今のサンデーはあるだろうが『MAJOR』がなかったら今のサンデーはなかったかもしれないのだ。サンデーにとって重要なのはパトレイバー』より『MAJOR』だ。

やはりいくらなんでも10作は少なすぎる。もし20選だったら次の10作も入ってくる。

11.伊賀の影丸(横山光輝)1961-1966

 •山田風太郎と白土三平の影響があからさまだが日本一立役者

12.がんばれ元気(小山ゆう)1976-1981

 •『あしたのジョー』とは正反対の設定にすることで梶原一騎破滅美学を振り切った。この姿勢は実にサンデーらしい。

13.六三四の剣(村上もとか)1981-1985

 •剣道マンガ金字塔。この緻密な絵で週刊連載とは、と改めて驚く。

14.ふたり鷹(新谷かおる)1981-1985

 •新谷かおるの魅力をどう伝えればいいのだろう。忘れられつつあるのではないか無力感に襲われる。

15.機動警察パトレイバー(ゆうきまさみ)1988-1994

 •一推し。あのなんともいえない空気感ギャグからシリアスへの呼吸、理性的議論先進的なジェンダー描写、全てが好きだ。

16.帯をギュッとね!(河合克敏)1989-1995

 •「サンデーらしさ」なら本作が一番ではないだろうか。

17.今日から俺は!!(西森博之)1990-1997

 •同じヤンキーギャグでもサンデーでは本作になりマガジンでは『カメレオン』になる。これが雑誌空気の違い。

18.GS美神極楽大作戦!!(椎名高志)1991-1999

 •二推しGS試験編〜香港編がギャグアクションバランスがよく一番面白かった。

19.かってに改蔵(久米田康治)1998-2004

 •久米田節が確立したのは本作。

20.ハヤテのごとく!(畑健二郎)2004-2017

 •綾崎ハーマイオニー永遠に不滅です。

さらにもし30選だった場合……

21.スポーツマン金太郎(寺田ヒロオ)1959-1963

 •創刊号から連載。清く正しく美しい。

22.どろろ(手塚治虫)1967-1968

 •手塚作品で一番好きかもしれない。

23.銭ゲバ(ジョージ秋山)1970-1971

 •あのラスト人間讃歌のように思える。

24.サバイバル(さいとう・たかを)1976-1980

 •さいとう作品は本作と『雲盗り暫平』が好き。

25.TO-Y(上條淳士)1985-1987

 •80年代しか成立しなかった物語だと思うとなんだか切ない。

26.ガンバ!Fly high(森末慎二、菊田洋之)1994-2000

 •体操テーマにしてアニメ化まで果たしたのは本当にすごい。

27.め組の大吾(曽田正人)1995-1999

 •サンデーに多い「お仕事もの」の代表格。

28.金色ガッシュ!!(雷句誠)2001-2008

 •編集者所業を考えるとこの枠で名前を出すだけで失礼なのかもしれないが、傑作。

29.結界師(田辺イエロウ)2003-2011

 •イエロウの根暗空気に惹かれる。

30.銀の匙 Silver Spoon(荒川弘)2011-2019

 •駒場は今?幸せでいてほしい。

最後に。もし50選になっても入らないだろうが、浅山わかび『ラストカルテ-法獣医学当麻健匠の記憶-』を紹介したい。静かな感動が押し寄せてくるマンガだ。この大傑作が大ヒットせずアニメ化もせず連載終了したのは正直悔しい。いつかアニメになるよう願っている。

(ブコメを読んで追記)

・確かに皆川亮二は入れるべきだった。『ARMS』を入れて『結界師』を外すか……。

島本和彦は入らない。本人のキャラクターと『アオイホノオ』の影響は大きいが『炎の転校生自体は小粒な佳作で、こうしたオールタイムベストに入れる性格作品ではない。

2024-10-19

anond:20241019124142

おっ、その歌!懐かしいな〜。「ひだりもみぎもみんな〜お〜どりを踊っているよ」ってな、なんやこう、めっちゃ賑やかやな。

ほな、「お鍋の中からボワっと登場!」するんは、ちょっとユーモア交えた感じで行くなら…

小泉進次郎さんかな?

あの人、なんか発言するたびに「ボワッと」話題になって、ええ意味でも悪い意味でもみんな踊らされてる感じがあるからや!

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