「悪魔の詩」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 悪魔の詩とは

2023-10-01

anond:20231001012204

このまま行っても悪魔の詩翻訳者殺人事件みたいな事件が起きて一時期話題になって外交関係懸念して捜査打ち切りになるだけじゃねぇかな

2023-06-25

表現規制旗手フェミニズムからイスラム教徒に移る

今後10年以内に日本国内イスラム教徒の数は10倍になりモスクも増えるだろう。すると何が起きるか、BL,GLといった同性愛表現弾圧が始まる

悪魔の詩訳者殺人事件を起こした宗教グループは間違いなくコミケを標的にするだろう

2023-02-04

キラキラネーム規制すると訴訟どころか職員暗殺されかねない

「伊作をアイザックとは呼ばない」「ジーザスは神子ではない」「ムハンマド預言者ではない」などと言って出生届受理しないと悪魔の詩事件の二の舞になるのはあきら

2022-11-30

筑波大学言論封殺し、言論の自由と学問の自由犠牲にしている。

東京都立大学宮台真司教授が何者かに襲われたという衝撃的な事件が起きた。言論暴力によって封じることは当然許されない。強い憤りを覚える。

さて、大学構内で大学教員が襲われたという事件で有名なもの中大事件、そして筑波大学の「悪魔の詩訳者殺人事件だろう。

サルマン・ラシュディの『悪魔の詩』に対してホメイニ師が反イスラーム的とし、関係者死刑を宣告するファトワーを発令し、日本語訳訳者であった筑波大学助教授が何者かに殺害されたという衝撃的な事件だ。最終的に迷宮入り犯人が捕まっていない。

ラシュディも近年アメリカで襲われたりといまだに尾を引いている事件である。なおインドムスリムとして生まれラシュディの『真夜中の子供たち』は最近岩波文庫入りして読みやすくなり、とても面白いので是非読んでみることをお勧めする。

中大事件個人的怨恨であるのに対し、本事件は明確な言論の自由、学問の自由への挑戦であるし、多くの人の印象に残っている事件だろう。

当然、学問の自由言論の自由を守るべき大学としては語り継いでいき、定期的なセレモニーなどを通して大学として言論の自由、学問の自由を再度確認すべきメモリアル事件である


……が、筑波大学は明確にこの事件無視している。

筑波大学歴史が浅い大学ブランド力の弱さを気にしているらしく、前身である東京高等師範学校東京教育大学権威を借りようといろいろと嘉納治五郎(師範学校教授)の銅像を建てたり、朝永振一郎顕彰したりしている。そんなに東京教育大学が素晴らしかったというなら潰すなよ。

それはともかく、その最たるもの筑波大学ギャラリーなのだが、ここには筑波大学の「悪魔の詩訳者殺人事件の展示・記述は一切ない。誰もが認める大学史、言論史上に残る大事であるにもかかわらずだ。

https://www.tsukuba.ac.jp/about/campus-gallery/

秋野豊博士というタジキスタン国連政務官として平和維持活動中に凶弾に倒れた先生の展示はある。

寡聞にしてこの秋野先生という方は存じ上げないが大事な方だったろうとは思うが、ニュースバリュー・事件重要性を考えればここに並んで悪魔の詩訳者殺害事件で倒れた五十嵐助教授の展示がないのはかなり解せない。

遺族側と仲悪いのか?とも考えられるが、近年出た記事では遺族側は事件の風化を気にされており、大学側の顕彰を拒むとは思えない。

では、何故筑波大学歴史からこんな重要事件が葬り去られているのか。その答えは、近年の大学(ひいては文科省)の方針にある。

筑波大学指定国立大学として、国から高い目標を掲げさせられている。その中で重要KPIとして設定されているのが留学生数だ。

留学元は大抵の大学がそうである通り、アジア圏が多い。中国韓国はもちろんだが、筑波大学中央アジアアラブ圏とのつながりも強く、学内でもイスラーム圏の留学生を観ることは多い。

これで答えが出ただろう。イスラームから留学生を受け入れ大学として数値目標を達成するためには、殺された五十嵐助教授は闇に葬られなければならないのだ。

本来であれば、大学として許されざるテロであることをイスラームから留学生にも理解してもらう努力をすべきだと思うのだが、その努力放棄大学言論の自由と学問の自由犠牲にして大学としての達成目標をとったということだ。

学生運動渦巻く東京教育大学を潰して、文科省肝いりで作ったトップダウン大学である以上、仕方ないかもしれない。だけれども、五十嵐助教授大学短期的な利益のため大学からも葬られていることに強い憤りを覚える。

2022-11-29

anond:20221129075943

作者生命どころかリアル生命すら断たれるんだよなぁ

声のでかいお気持ち界隈に破壊された作品は沢山あるし、好き勝手描いた結果リアルで命狙われたり殺された人(悪魔の詩に関わった人らとか)もいる

忖度しないとメガホンを奪い取られたり筆を折られるどころじゃ済まないから、みんなビクビクしてるの

2022-08-13

悪魔の詩の著者が刺された事案

直接的に恨み買って刺されたよね。

それなのに間接的に恨みを買ったに過ぎない安倍に比べて犯人及びイスラム教への批判の声が強いはてブ

不思議だね

全てがアベガーに見える人々について

安倍晋三が銃撃された時、TwitterなどのSNSでは「これはアベガーの仕業だ」という主張が拡散されていました。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/takapon_jp/status/1545288993537150976

ですがこの主張は、安倍晋三を銃撃した犯人である山上徹也が、統一教会カルト被害者であった事や

警察捜査発見された山上徹也のTwitterアカウントでの発言に、安倍晋三を支持する発言が見られた事などで

一方的な完全な決めつけである事が明らかになり、現在では一部の人しか主張していません。

この様に、最近は都合の悪い物には取り敢えず「アベガー」のレッテルを貼る、所謂「アベガーガー」行為によって精神の安定を図ろうとする方々が目立ちます

先日の自民党が行った内閣改造の件でも、内閣に気に入らないメンバーが居る事への不満を何故か「アベガーガー」で表現したり

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/KadotaRyusho/status/1555693627363377152

悪魔の詩」著者のサルマン・ラシュディ氏が襲撃された事件でも、ブコメで「アベガーガー」と言ったり

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASQ8F0BTPQ8DUHBI03Y.html

その傾向はどんどん良く分からない、意味不明な方向に向かっています

彼らは自民党安倍晋三批判する者をどうしても許せないのでしょうが自民党統一教会というカルト集団と長年に渡って関わっていた事は批判されて当然で

事実として、国民の大半が未だにカルトとの関係を解消しない自民党の態度に不満を感じています

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGKKZO63373810S2A810C2PE8000/

カルトマインドコントロール信者洗脳し、カルト教義に対する批判に対して強く拒否感や嫌悪感を持たせます

今、どう考えても無理筋な「アベガーガー」行為必死に繰り返している人々も、自民党安倍晋三、あるいは統一教会マインドコントロールを受けた人々ではないかと感じます

2021-08-30

日本移民受け入れ消極的理由って「悪魔の詩事件」だよね。

あれを翻訳して殺害された筑波大学教授にはバングラデシュ国籍助手がいたが、遺体発見当日に何故か帰国していて、日本政府から捜査要請バングラデシュ政府拒否して以降全く音沙汰が無いまま。

あれ以後、イスラム系移民日本法の支配から外れた存在だと見なされるようになってしまってる。だから日本政府移民を認めさせるには、イスラム系移民日本法の支配を完全に受け入れる(宗教的戒律よりも法が上位にあることを認める)ことを示さなければならないと思う。

2021-08-22

anond:20210820144842

悪魔の詩事件には触れないくせにな

漫画家出版社は反撃反論できず法律社会運動できなさそうな精神病者を嘲る漫画で金儲けをしているだけ

2021-03-04

日本人イスラム教徒を誤解している」という誤解

イスラム教めぐる佐賀県内の不適切模試 教徒受験 衝撃受ける】

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210204/k10012849051000.html

>「衝撃的でがっかりイスラム教テロを勧める宗教ではない」

いや、なにいってるの・・・普通にイスラームってテロを推奨してますからね(イスラム原理主義ではなくイスラム教自体の話)

イスラム恐怖症」って単語があり、日本人イスラム教徒を誤解している!みたいな言説が多いですけど、普通に誤解じゃないでしょ。

悪魔の詩訳者殺人事件

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E8%A9%A9%E8%A8%B3%E8%80%85%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

ここ読めば分かりますけど、「イスラム最高指導者が直々に暗殺命令して」「謝罪撤回もせず」「支援財団は数億円の懸賞金を立てて煽り立てる」って宗教なのに何が誤解なの???っていうね。

肯定的に思ってほしいなら少なくともこの件に謝罪してからの話ですけど、戒律からして不可能から「誤解」が解けることは絶対にないです。

2021-02-12

必読書コピペマジレスしてみる・海外文学編(2)

(1)はこちら。anond:20210212080317

キャロル不思議の国のアリス

好き。ただし、当時の人にしかからないパロディジョークが多く、というかこの本を通じてしか残っていないのもあるので、純粋に笑えるかどうかはわからない。とはいえ、わからないなりにナンセンスさは楽しく(「ぽっぺん先生シリーズにも引き継がれている)、トーベ・ヤンソンなどいろいろな人の挿絵も楽しめるし、こじらせ文学少年文学少女とも仲良くなれるかもしれない。大学時代読書サークルは楽しかったなあ。

ドストエフスキー悪霊

ドストエフスキー小説基本的に頭がおかしい。ドストエフスキー自身ギャンブル依存症ユダヤ人嫌いのヤバいやつだし。

登場人物基本的自己主張が激しくて感情に溺れやすく、数段落数ページにまたがって独白する。プライド無駄に高くて空想癖がひどく、思い込みが激しくて人の話を聞いちゃおらず、愛されていないのに愛を語る。そしてそんな奴らが大好きだ。

ぜひとも増田ロシア文学沼に落としたいのだが、いかんせん「悪霊」を含む五大長編から挑戦するのはハードルがあまりにも高いので、「永遠の夫」か「賭博者」か「地下室の手記」か「白夜からおすすめロシア文学はいいぞ。

ところで、高校時代の友人曰く「ドストエフスキーにはまるのは自己愛自己嫌悪の衝突を必死プライドで支える人間、言い換えるとモテない」とのこと。ひどい。

チェーホフ桜の園

こっちはスマートなほうのロシア文学一家が没落して家や土地を売らないといけないのに、家の経済状態をわかっておらず(認めず)すぐに物乞い金貨を上げちゃう現実の見えていないお母さんのキャラが強烈。ギトギト描写するドストエフスキーに対し、勘所をびしりと抑えるチェーホフ

実家のお母さんと(特にお金関係で)うまくいっていない人におすすめ

チェスタトンブラウン神父童心

未読。怪作「木曜日だった男」は読んだんだが。ミステリはあまり読んでいないのでそのうち読む。

プルースト失われた時を求めて

誰もが冒頭のマドレーヌの香りから想起されるママンとの思い出についてしか語らず、たぶんみんなちゃんと読んでないかなのだが、実は無職マザコン自分の性の目覚め(野外オナニーを含む)やソープ通いや失恋の思い出について延々と語っている話で、何度語り手に向かって「働け!」と言いたくなったことか。

しかし、実のところ登場人物の九割がLGBTという当時としては非常に先進的な小説で、さらに当時炎上していたドレフュス事件という両陣営を真っ二つに分断した冤罪事件ネタにもしているので(今でいえばMeTooやBLMに相当する)、実は差別反差別についていろいろ語っている増田たちにすごく刺さる内容だと思う。俺差別してないし~、あいつは〇〇人だけどいいやつだよ~、的な態度もぐさりとやられている。最高でしかない。

ちなみに、金に苦労しないボンボンがうだうだ恋愛で悩む小説が好きになったのはこの本のせい。「アレクサンドリア四重奏」とかね。

カフカ審判

不条理ギャグすれすれで訳もわからずひどい目に合う小説。いきなりこの小説チャレンジするのはしんどいので、まずは「変身」か岩波文庫短編集を読んで、カフカのノリが気に入ったら読むといいんじゃないかな。

読んでいるとカフカがお父さんのことめちゃくちゃ苦手だったってのがびりびり伝わってきて気の毒(カフカは線の細い文学青年、父は叩き上げビジネスマン想像できるでしょ?)。お父さんとの関係がこじれている人におすすめ

魯迅『阿Q正伝』

最高のダメ人間小説精神勝利法なることばはどこかで聞いたことがあるんじゃないだろうか。作者は当時の中国人意識の低さを批判したつもりらしいが、万人に刺さる内容。

ちなみに自分ダメ人間、情けないやつ、どうしようもないやつが大好きなので「指輪物語」のゴクリ(ゴラム)だとか、「沈黙」のキチジローだとかが大好きです。

ジョイスユリシーズ

さえないおっさんが妻の浮気を知りながら一日中ダブリンの町をウロウロするだけの寝取られ小説で(途中で女の子スカートをのぞいて野外オナニーもする)、このリストの前に出てきた「オデュッセイア」のパロディでもある。

これだけだと何が面白いのかよくわからないのだが、実は当時の反英的な機運の高まっているアイルランド空気活写している。それだけではなく小説の様々な実験手法の見本市みたいになっており、和訳もすごい。たとえばある章では英文学の様々な文体歴史順に真似て英文学の発展をパロるのだけれど、和訳ではその章は祝詞に始まって漢文になり、漱石芥川文体を経て現代小説になるという離れ業で訳している。これがもっと無茶苦茶になると「フィネガンズウェイク」になるのだけれど、すでに言語の体をなしていないのでまだ読めてない。

上記説明ドン引きしないでください。「ダブリン市民」をお勧めします。

トーマス・マン魔の山

結核療養サナトリウム小説北杜夫ファンの間で有名な「ねーんげん的」の元ネタ。あらゆる知識を山のサナトリウムで吸収した主人公運命いかに! 「ノルウェイの森」で主人公京都山中精神病院にこの本を持っていくのは村上春樹なりのジョークか。

ただし、やっぱり長いので美少年萌えな「ヴェニスに死す」か陰キャの悲哀「トニオ・クレーゲル」にまずチャレンジするのがおすすめ

はまったら「ブッデンブローク家の人々」や「ファウストゥス博士」を読もう。

ザミャーミン『われら』

洗脳エンドのディストピア小説なんだけど、増田で「一九八四年」が古いと言われてしまうんだったらこれはどうなるんだろ。読むんだったら他の「すばらしい新世界」とか「ハーモニー」とかと読み比べて、ディストピア概念現実社会の変化に合わせてどんな風に発展してきたからを考えながら読むと面白いのかも。

ムージル特性のない男』

未読。長すぎる。

セリーヌ『夜の果ての旅』

未読。

フォークナーアブサロム、アブサロム!

文学サークルの友人に勧められて読んだんだけど、とんでもない小説だった。あらすじとしては、野望に取りつかれた南部人種差別主義者自分帝国を作るために理想女性結婚するが、その女性黒人の血が混じっていたために離婚して別の女性結婚することから始まる、二つの家系因縁なのだが、時系列しっちゃかめっちゃかなのでとにかくその男の妄念とその子孫の不幸ばかりがじりじりと迫ってくる。あまりにもすごかったのでフォークナーの他の作品は読めておらず、黒人差別を扱った小説も怖くて読めていない。

ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』

未読。

サルトル嘔吐

読んだがよくわからなかった。うつ状態ときには時間の経過さえも苦痛で、それを救ってくれるのは音楽だけだ、的な話だったか。とにかく本を読み漁っていたころ、新潮文庫サルトル短篇集を意味も分からず読んでいたのを思い出す。わけもわからないままヌーベルヴァーグを観ていた頃だ。さっき出てきた高校時代の友人曰く「フランス映画のあらすじはセックスして車で逃げて殺されるだけだ」とのことだが、起承転結還元できない小説を楽しむようになったのはこの頃からだった。

ジュネ『泥棒日記

未読。

ベケットゴドーを待ちながら

短いのですぐ読める。ゴドーはいまだに再臨しないキリストアレゴリーだという説もあるが、実際のところはよくわからない。意味の分からない話だけど、僕らの人生結構意味不明だよね、みたいな感じか。

ロブ=グリエ嫉妬

未読。「消しゴム」は数年前に読んだが理解できなかった。

デュラス『モデラートカンタービレ

未読。「愛人」は読んだが記憶のかなた。まだ幼くて没落する富裕層とその爛れた愛を十分に楽しめなかった。

どうでもいいが自分が年上萌えに目覚めたのは「海辺のカフカ」のおねショタシーンです。

レム『ソラリスの陽のもとに』

レムの作品の中では一番好き。たとえ出てくる科学技術描写が古くなっても(SFだとこういうことはよくある)、理解できない対象として立ちふさがるソラリスという惑星描写は古びない。

SFは考えうるあらゆる可能性を検討し、人類の達成しうることや宇宙の中での意味について想像力の境界をどこまでも遠くまで広げていく文学だ。中には人類がろくでもない理由で滅亡してしまったり、人間など取るに足りないという悲観的なヴィジョンに至ってしまったりするものであるが、それでさえ美しい。なぜなら、想像力がヒトという種の肉体に縛られまいと羽ばたいた結果なのだから

最近SFをろくに読んでいないが、元気が出たらまた読みたいものだ。

ガルシアマルケス百年の孤独

初めて読んだラテンアメリカ文学。起こりえないことが起こり、名前がややこしいので誰が誰だかすぐに混同され、しかもそのすべてが意図的である。混乱してもとにかく読み進めてほしい。目の前で起きる不可解な出来事をまずは楽しもう。

慣れてきたら、これが不条理しか言いようのない南米歴史の縮図だとかそんなことを考えてみるのもいいかもしれない。この本のおかげでボルヘスに、バルガスリョサに、ドノソに出会うことができた。

一説によるとこの本が文庫化されるとき世界の終末が近づくという本の一つ(未確認情報)。新潮社がなぜか頑なにハードカバーしかさない。ちなみに「薔薇の名前」にもそうした風説がある。

ラシュディ『真夜中の子どもたち』

インド独立の瞬間に生まれ子供たちが全員テレパシーの使い手だった! こんな話があの岩波文庫に収録されるんだから世の中わからない。

主人公は裕福な家で育つが、じつはそれは出産時の取り違えによるものであり、誤って貧しいほうで育ってしまった子供復讐にやってくる。それも、真夜中の子どもたち全員を巻き込む恐ろしい方法で。

インドパキスタンの分裂、人口抑制政策、そういったインド歴史ちょっと頭の隅っこに入れておくと面白いが、昼ドラ的な入れ替わりの悲劇の要素のあるSFとして娯楽的に読める。権力を持った強い女性に対する嫌悪感がほんのりあるのが難点か。

ちなみに、「悪魔の詩」も読んだが、(亡くなった訳者には本当に申し訳ないが)こっちのほうが面白かった。あれは当時のイギリスポップカルチャーがわかっていないと理解が難しい。

ブレイクブレイク詩集

独自神話的なヴィジョンで有名らしいんだが、邦訳あったっけ?

ベルダーリンヘルダーリン詩集

未読。

ボードレール悪の華

卒業旅行パリに持って行った。たぶん時期的には最高だったと思う。とにかく血だとか死だとか堕落だとか退廃だとかそういうのに惹かれる人生の時期というのがあり、まさにそのときに読めたのは幸せだった。もっとも、所詮自分はそれらを安全から眺めていただけだったが。

ランボーランボー詩集

同じく卒業旅行パリに持って行った。残念ながらフランス語はわからないのだが、フランスサンドイッチは最高だった。当時はまだピュアだったのでキャバレーフレンチカンカンは見に行っていない。

エリオット荒地

未読。

マヤコフスキーマヤコフスキー詩集

未読。

ツェランツェラン詩集

未読。詩をあまり読んでいなくて申し訳ない。

バフチンドストエフスキー詩学

ドストエフスキー作品カーニバル的、つまり一斉にいろんな出来事が起きてしっちゃかめっちゃかになって、日常価値観が転倒する、みたいな内容。確かにドストエフスキー作品爆弾抱えた人間が一か所に集まってその爆弾が一斉に大爆発、的な内容が多い。

ただ、これ以上のことは覚えていない。実はあまり文芸批評は読まない。

ブランショ文学空間

未読。

以上

疲れたので続編をやるかは不明日本文学哲学思想海外文学ほど読んでないし。まとめてみて、遠ざかっていた文学に久しぶりに手を伸ばしたくなった。

皆様も良い読書ライフを。

2021-01-08

フィクションなら何でも許されるの?

表現の自由戦士って「フィクションなんだから何やってもいいだろ!お前は現実虚構区別がつかないのか!」ってよく言ってるけど

シャルリーエブド事件とか悪魔の詩事件みたいにたとえ絵や虚構であっても現実リンクする要素が混じってたら「この作品フィクションです」は通用しないと考える人がこの世界多数派

日本でも、現実リンクする女性を消費する表現フィクションでも許されなくなってくるし

二次元非実在青少年であってもその姿が未成年だとみなされれば規制されるべきと思うし

「このキャラはどうみても子供ですが実際は500歳を超えてるんです!」なんて言い訳通用するべきじゃないし

自衛隊ガルパンポスターとかラブライブポスターだってあれ単体でみたらどうみてもポルノだし

日本オタクが思ってるほど世界の人はフィクションに寛容じゃないからそろそろ覚悟したほうがいいと思うよ

2020-10-19

表現の自由戦士フランスを見習え

【教師殺害 フランス各地でデモ】

パリ郊外教師が首を切断され死亡した事件を受け、フランス各地で18日、大規模なデモが行われた。

パリ中心部デモには数千人が参加。デモ参加者らが「思想全体主義に反対」「私は教師」などと書かれたポスターを掲げた。


フランス人は表現の自由を守るためにイスラムにも楯突くんだぞ

これこそが本当の表現の自由戦士のあるべき姿だ

一方、中世ジャップランド自称表現の自由戦士共はどうだ

フェミが「ムハンマドだろうがなんだろうがダメものダメ」と言っただけで

「あ~悪魔の詩事件とか知らないのかな」「こいつタブーに触れやがった」みたいな反応しやがって

お前らは表現の自由を守るんじゃなかったのか?

相手イスラムだとビビるチキン表現の自由を語る資格はない

2020-06-24

anond:20200624135620

殺人事件が起きれば

けっきょくは命がけで差別したい奴はいないんだから減るはずだろう

 

「公での罵倒は、多くの国で強い報復を呼ぶ」

https://togetter.com/li/1226566

悪魔の詩訳者殺人事件

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E8%A9%A9%E8%A8%B3%E8%80%85%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 

ムスリム侮辱したらいけないよ宗教自由だよ」と語るよりたった一軒の殺人事件のほうが1億光年効果

 

2019-10-11

anond:20191011141412

イメージもクソも日本でもイスラムいじくんのタブー化してるでしょ

悪魔の詩挙げるまでも無く

というか左巻き他国宗教だけにはやたら配慮してるよね

ハーケンクロイツにも怒るし

2019-09-26

anond:20190926215034

悪魔の詩じけんを知らないのかね

社員だって結局は人間なんだから不正をしないことと自分の命を天秤にかけたら迷わず増田を売るほうを選ぶ

2019-08-17

anond:20190816013733

さっき別のエントリー↓を書いた後にこれ↑(「ただ未熟なだけだった。」)を読んだ。

https://anond.hatelabo.jp/20190817173247

傷つかない側の人が傷つく側の人を非難することについて、さっきのエントリーでは書けなかったので書いてみる。

暴力的に封鎖されたからこそ、自分たち意図が誰かに対して暴力的ではないかと自問し続けなければならないのであり

それがただの芸術からといって暴力ではないと直結するのは、単純すぎるだろう。

文章だって動画だって、誰かの個人を直接攻撃していないとしても、暴力的な衝撃を受ける場合もある。

天皇慰安婦関係作品については本当にこれで、それを見た人によって感情の揺さぶられ方、傷つき方が大きく異なることを無視しては議論にならない。

国家神道形式的には廃止されたが、もっと原始的宗教以前のもの、心の拠り所として皇室を大切に思っている日本人は多い。それをぞんざいに扱われる表現は、たとえどんなコンテキストがあったとしても、それとは別にショックを受ける人がいることは考慮しておくべき。悪魔の詩事件は狂信的に過ぎるとしても、ソニーCM涅槃仏をゴロ寝の表現として使って大きな反発を受けた件などと共通する、宗教(的なもの)に対する想像力配慮のなさが問題

慰安婦像は、名目としては平和の祈願である点がややこしい。

これが戦時中に作られたものであるならピカソゲルニカ比較に出しても良いだろう。しかしながら日本政府慰安婦問題謝罪を求める目的韓国挺身隊問題対策協議会の依頼により2011年以降に作られた一連の像である、ということで大分立ち位置が違う。

これが日本政府に向けられた(日本国民ひとりひとりに向けられたものではない)社会運動であるとしても、自分たち戦争犯罪者の息子たちと言われているように感じて傷ついてしま日本人がいるのはどうすればいいのだろう。

いずれも「天皇写真宗教的な意味はない」「これは平和の像である」「非難されているのは日本政府であり日本国民ではない」という正論は成り立つ。しかしながら、傷つかない側の人が傷つく側の人を正論非難するのが正しいこととは思えない。

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