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2017-11-22

ミニストップの件の重大さがわかってる?

ブコメ見ると不快エロ本がなくなって清々した、ミニストップ最高、みたいなコメントあるけどさ。

今回の件って「エロ本じゃないもの不快からという理由だけで売られなくなった」という話でしょ。法的根拠とかどうなってるのかわからないんだけど、ものすごく重大なことだよこれ。だから表現規制反対派は怒ってる。

エロ本じゃない、の意味がわからない人も多いと思うけど、コンビニ規約一般的エロ本本屋暖簾の向こうに配置されるような本を置けない。そもそもエロ本ならそういう措置をとらないと条例違反になる。青少年健全育成条例とかそういうのね。つまりコンビニにあるエロ本類似図書類で、そういう本とは違う扱いの一般的雑誌なのだ

あれがエロじゃないのはおかしいと言いたくなる気持ちもわかるけど、それは出版社都道府県各自治体の判断なのだから仕方ない。ちなみに年齢規制されてるのはコンビニ側の自主規制に過ぎない。他の18禁とは全く違う意味合い

まり、今回の件は法的にエロ本と見なされない雑誌が、手続きすっ飛ばし行政から圧力(と言ってもいいよね)によって撤去されたという話。これすなわち表現規制しかないんだけど、その重大さが伝わってないように思う。

コンビニでそういう本は買わないし、元々不快に思ってたし、という人がいるかも知れないけど、次は規制の矛先がどこに向くのかわからないよ。青年漫画誌や週刊誌だって卑猥表現はあるし、女性誌にだってある。法的根拠なし(に思える形)で、行政からこういう処置が取れるという結果が出てしまったら、この先どうなるかわからない。

健全図書指定されるまでもなく、不快からという理由だけで本を書店から撤去できるようになるかも知れない(人それぞれの見方はどうあれ法的にコンビニ雑誌エロ本じゃないのだから、つまり理屈上はそうなる)

女性コンビニエロ本を見るたび〜という話もあって女性意見も目立つが、じゃあ書店にある女性向けのエロ関係の本はどうなるだろう?

書店だって子供は来るし、書籍とは本来知識を得るためのもの教育であるべきだなんて親も多そうだ。そういう人たちはBLなんて有害もの子供の目につく所に置けてしかも年齢規制なしに買えるなんてとんでもないと文句付けそうだし、女医が教える気持ちいいなんたらなんてのも目くじら立てそうだ。問題なのは、今回の件でこれらの下らない意見に確実に反論しにくくなってるんだよ。

青少年健全な育成に不適切だとして、青少年健全育成条例違反してもいないものをさも有害かのように一般の場から排除してしまったんだから。それを応援してしまったんだから

エロ本排除されたんじゃないよ。エロ本じゃないもの排除されたんだよ。

その意味もっと考えて欲しい。この件でスッキリしたとか言ってる人、あんたらが受け止めてる以上に、これは表現界隈にとって重い出来事なんだよ。

喝采送ってる人、なんでエロ表現規制最前線なのかもうちょっと考えてくれ。あんたらが自由表現を楽しめるかどうかは、実はあんたらにとって不快しょうがないエロというものにかかってるんだよ。

参考

コンビニに置かれるエロ本について

https://anond.hatelabo.jp/20170316003106

イオン、成人誌販売中止 来年1月から全国7千店で - 共同通信 47NEWS

https://this.kiji.is/305663476597523553

2017-11-21

立憲民主党足立議員踏み台にすべきだった。

立憲民主党は、党の幹事長維新の会足立議員に「犯罪者」呼ばわりされるという超おいしい出来事を逃したと思う。

安倍民主党の負の歴史をディスってきたように、舌鋒鋭く足立議員非難していれば世論見方にできたし、足立を蹴落として支持を拡大すればいいのに、なぜそうしない。

本当にもったいない。この一件で立憲民主党はだめだと思った。

anond:20171121122330

ちょっと説明が足りなかった

今までの大河では主人公が関わりがあったかからない「同時代に起きた出来事」に主人公が関わっていた

という形で話を膨らませていた

直虎ではその「同時代に起きた出来事」すら詳細不明な部分が大きく創作で埋めていたということ

からたとえば聖徳太子場合、同時代に起きたであろう出来事創作で膨らまして

聖徳太子が主導したわけじゃないけれども、少し関わってたということにすれば良いのではということ

https://anond.hatelabo.jp/20171121115640

大河ドラマは「(放送時点の)現代まで」をいちどやったことがあるので、

タブーになっているのはむしろ「どこまで昔の出来事を扱えるか」という方で、

いまのところ『風と雲と虹と』の平将門いちばん古いんだけどそれでさえ平安時代中期。

卑弥呼とか聖徳太子とか天武天皇とか道鏡とか聖武天皇とか坂上田村麻呂とか菅原道真とか面白そうなのにやらない。

2017-11-20

anond:20171120201615

文脈を共有してないのが問題なんだよね。

たとえば「頰が紅潮」というとすぐに性的興奮と結びつけるのが非オタ、あーこういう絵柄なんすねーがオタ。

のうりんなんか下ネタたっぷりギャグ作品で、だからオタクはあのイラストを見てむしろ笑う。

二次元表現デフォルメにすぎず現実模倣ではない、と分かっているから頰の紅潮も開いた胸元も単なる記号として受け取る(エロを誘発する記号別に存在する)。

まあ、そのイラストを見て一般人様が性的興奮を催してしまうのは「誤爆」みたいなもんなんでそこは謝りますよ(ポスター取り下げて謝罪しましたよね)と、そういう態度ですよねオタク側は。

追記。

何度も指摘されてるけど、のうりんイラストレーターは常に頬が紅潮しているタイプの絵柄。

チーク的な血色の良さの表現しかない。

まれによくいるんですよそういうイラストレーター

から「あーこういう絵柄なんすねー」というわけです。

切符 イラスト」などでググって他のイラスト確認してね。

胸元のほうはまあ説明が難しい。

良田さん(という名前なんですよ)はすごく真面目な性格なんだけど、

巨乳のせいで普通にしていても「性的視線で見られ」るのを嫌がっているというキャラで、

まりあの胸元は「セクシー」の表現ではある。

ではオタクは良田さんを見て勃起しているのか、

現実巨乳を見たときのような気持ちになるかと言えば、

そりゃならないでしょうと。

「なるほどこのキャラセクシーという設定なんだな」と思うだけです。

記号として受け取ってるわけです。

(まあぶっちゃけのうりんの絵柄があんまりエロくないというのもあるにはある)

で、作中では良田さんを騙すような形で、そのセクシーさを商売に利用して、最終的に失敗するという展開がある。

悪巧みしてしっぺ返しを食らうという、ドラえもんとかこち亀とかでよく見るやつですね。

結局のところギャグしかない。

からあんセクハラで笑うなんてオタクはひどい!」というなら仰るとおりですとなるんだけど、

あんエロいものを貼り出すなんてひどい!」となると、いやそれは違くてですね、という話になる。

ポスター制作した人も「良田さんを起用すればパロディみたいになってオタクは笑ってくれるだろう」と思ったんだろうし、

そうしたら図らずも一般人に「性的視線で見られ」てしまって、思った以上に作中の出来事再現してしまったと。

から誤爆なんですよ。

前職で数名悪意があるのか直接確認たことはないけど

こちらの足を引っ張りたいとしか思えない非合理的意味不明言動こちらに対してとってくる人たちがいて

結局自分が根負けして辞めてしまったのだが

最近になってその数名の人達自分のあとに全員辞めていたというのを知った

こちらのことが気に食わないならこちらは辞めたんだからあとは残って好きにやればいいのに仲間割れでも始めたんだろうか

理由がよくわからないしなんか損した気分になる出来事だった

2017-11-19

anond:20171118154441

中の人」って言葉虫唾が走るよな

声優が中ならアニメーターは外の人かよ

 

声優のせいでキャライメージが損なわれた例とか腐るほどあるし

AV騒動なんつう声優ナンバーワンの出来事もあったのにさ

 

声帯を貸してる人」あたりにとどめて欲しいわ

上には上がいるけれど下には下がいるということも忘れないという話

inoueです。今日はいかにみなさんが世間知らずであるかをお教えしなければなりません。

残酷なようですがこれが世界真実です。

どんな世界にも上には上がいるけれど、同じように下には下がいるということも忘れてはいけません。

本当に上を見ればキリがないのですが、世界は広いですし、まだまだ可能性は残っています

からこそ、人生をそう簡単に諦めてはいけませんし、生きている限り挑戦し続けたいもの

今回はこのような感じで、人生を諦めずに上には上をいることを知るという話を書いていきますね。


上には上がいることを理解すること




ちょっとうまくいくことがあれば、何かと自信を持つことができるのですが、上には上がいることを理解しなければなりません。

井の中の蛙大海を知らずとはよくいったもので、本当に狭い世界だけで生きていると考え方が固執してしまます

そうなると人生が途端につまらなくなりますし、何をしても中途半端になりがち。くだらない戯言を吐いては、人生という貴重な時間を捨ててしまうことになりかねません。

そのためにも上には上がいることを理解して、今の自分レベルにあった挑戦をしていくことが大切です。


今の自分レベルにあった挑戦とは?




挑戦することは素晴らしいことですし、その結果で失敗しても恥じることはありません。

恥じるべきことは挑戦もしていないのに、挑戦している人をバカにすること。もしくは失敗をあざ笑うことです。

当然といえば当然ですが、このようなくだらない人間にならないためにも根拠のない自信でもいいので挑戦していきましょう。

今の自分レベルにあった挑戦とは少し頑張れば何とかやれそうな状況。あまり無謀な挑戦はダメですが、人生の中では無謀ともいえる挑戦をすることも必要です。

その結果はおいといて、まずは挑戦した自分自身を褒めてあげることが大切。決して失敗しても自分を責めないように。


下には下がいるけれど相手にしないことが大切





上には上がいますが、下には下がいることも忘れないでおきたい。

かに下を見ればキリがありませんが、その下が相手にしてきても相手にしないことが大切です。

俗にいうスルー力ですが、このスルーする能力があれば人生は楽しく過ごしていけますアンチしかり、誹謗中傷が3度の飯より好きな人間は徹底的に無視しましょう。

同じような人間にならないためにも、下には下がするようなくだらないことは絶対に避けましょう。



上には上がいるけれど下には下がいるということも忘れないという話のまとめ



どうでしょうか?とても素晴らしいお話だと思いませんか?



世の中には想像以上の出来事が起こりますし、自分自身よりもレベル高い人も存在します。

それを嫉妬するのではなくて目標にすること。目標にしつつ、着々と挑戦していくのは素晴らしいことですし、その繰り返しで成長はしていくもの

何も恥じることはありません。

年齢や境遇なども気にする必要はありません。もっと気軽に自分自身が本当にやりたいことをしていきましょう。

挑戦した結果で上には上がいることを知っても、落ち込むことはありません。さらなる努力と挑戦の繰り返しで、その上に到達できますからね。

からこそ、内にこもらずドンドンと外に向けて行動していきましょう。

たった1度の人生で下ばかり見ていても楽しくありませんからね。

2017-11-18

anond:20171118192529

(ただの雑談というか、今日知ったロフトでの出来事というか思いつきでした。)

世の中には、原価割れに近いか形で、販売される物があるのは、知っています

例えば、漫画雑誌のように広告費や単行本の売り上げ、利益を得ているタイプビジネスモデルもあるんでしょうが

世の中の仕組みで、ピンとこないこともあります

  

今日は、たまたまロフト佳子様カレンダを見掛けたのですが、ほぼアイドルですよね。。

佳子様皇后陛下カレンダーもあるんだーと、驚いたのです。

少子高齢社会を迎える中で、宮内庁皇室を維持する予算って、どうなっていくのかと、少し不思議に思いました。

それで、増田に書いて見ました。

ググってみると、掲載写真公務のものであり、報道会社を通じて取られたものからお金は動かないのでは?みたいなコメントつけました。

売っているからと行って、直接、お金が動くとも限らないのですね。

勉強になりました。

ありがとうございます

ところで。集金ということですが。

以前、離島への民間救急ヘリチャリティーカレンダー沖縄消防士カレンダー」のニュースが頭にあったので、カレンダーは集金に利用されるシステムだという断片的な知識をなんとなく、頭の隅に合りました。

カレンダーのコーナーは、書店や文具店で誰もが足を運ぶコーナーだと、思います

集金よりも、広告話題作りとして一つとして、いいのかもしれないですね。

会社に勤めていたら無料で、業者の人が広告代わりに置いてくれたりしますね。)

anond:20171117134351

ブコメトラバもなんで人に相談されたときダメな例みたいになってるんだ?

心配してるのはわかるが、そういった思いやりもまず言葉にしていこうよ。

増田は手術するに決まってる。

それを論理的解説してほしいわけじゃないし、「意見」がほしいわけじゃない。

ただでさえ腫瘍がみつかって落ち込んでいる。

それをこれからやっていこうと思っていた職場相談したらひどい仕打ち

続けて起こった出来事自分を取り巻く世界のものに哀しくなってしまったんだ。

(怒りじゃなく鬱っぽくなってしまうところが増田の優しさだ)

腫瘍は不運だった。

でも院長は増田心配して思いやりの言葉をかけるべきだったし、将来について安心させることを言うべきだった。

からその三文小説の悪役みたいな院長のかわりに言う。

大変だったね、今もつらいよね。

手術も心配……だけど、がんばろう。

体が良くなったら、きっと世界も新しくなる。

もっといい職場で働ける。

だって今の職場は院長がサイテーだから、これより悪くはならない。

君に幸あれ!

anond:20171117181102

わかってないなートトロに食いつくのは6歳以下の幼児だよ

トトロほど幼い子供が食いいるように見るアニメはない。

その効果アンパンマンなど幼児向けアニメの比ではない。

3人子供を育てたけど、Youtube登場以前はしばらく子供をおとなしくさせておくのに

トトロを流しておく」が最も効果的な手段だったほどだ。

子供が気になる出来事が、常に画面上で起こっている。普通なら退屈するような

バス停のシーンさえ、次に何が起こるのか息を潜めて見つめてしまう。

魔法のように奇跡的なアニメだなと後ろで見るたびに思っていたよ

小学生ぐらいになると微妙かもね。自分小学生とき見てすごく面白かったけど。

2017-11-15

「好き」に向けられた銃口と血塗れの「お花畑

まず初めに、これは一年間悩みに悩んで結局担降り出来なかった自分気持ちを整理しようと書いたものであり、特定の誰かの存在や考えを否定したり攻撃しようとする物ではない。

事の発端は今更言うまでもない、例の「小山事変」だ。

それまで私は「愚痴垢」という物の存在こそ知っていても実際に見た事が無かった。しかし今年に入ってから数々のスキャンダラス出来事が発覚した事により愚痴垢は一気にその数を増やし、ついにその勢力平和だった自分のTLにも及んだ。

私の自担は渦中の彼では無い。それでもNEWSというグループファンである私には自担と同じように彼のことも大事だったし愛おしかった。だから初めはなんの配慮もなくアイドルプライベートを暴いて叩くそ存在に腹が立ったし、愚痴なんて言うぐらいだったら担降りすればいいのにと思って見ない様にしていた。

けれど「事変」の内容がどんどん明るみになるにつれ、いつしかその存在無視出来なくなった。

当時の私は最年長の彼を信じたいと思っていたし、それならば愚痴垢など見ないでいた方がいいに決まっている。けれど私はだんだんとそれまで自分の目で見てきたはずの彼のことが信じられなくなって、彼の言動真実を知りたくていろいろな愚痴垢をわざわざ検索して探すことまでして見て回るようになった。

結局真実は分からなかった。

流出した写真動画など目に入った物は全て見たし、明らかに黒だと判断できる案件も少なくなかったけれど当然のように信憑性の無い話もたくさんあって、ますます何を信じればいいのか分からなくなった。

今回の騒動について、責任所在だとかアイドル恋愛観だとかについて議論することはもう望んでいない。

私の中でも結論は出ていないし、誰かの意見を聞いてそれに納得することもないだろう。

様々な人の愚痴垢を見て回って、それらは大きく2つに分けられると考えた。

一つは単純に、アイドルを叩きたいだけの人。NEWSというグループのことが嫌いだったり、他のグループファンであるにもかかわらず興味本位で薮をついて出てきた蛇の首を掴んで鬼の首を取ったような気になっている人。これらは今回の炎上おもちゃのように扱っているだけなので興味が無くなれば沈静化する。

もう一つは最年長の彼を叩きつつもまだNEWS或いは誰か一人のメンバーに対する「好き」を捨てられないでいる人。今も残っている愚痴垢には圧倒的にこちらの方が多いように思える。

彼女たちの言葉は切実だった。

汚い言葉で罵る人もいれば冷静に淡々愚痴をこぼす人もいた。

皆揃って口にしていた。

「降りれるなら降りたい」と。

あれから何ヶ月経っても未だに彼について言及せずにはいられないのは、まだNEWS或いは誰か一人のメンバーへの未練を捨てきれていないからのように私には見える。

私のことに話を戻すと、たぶん私も自分の中に残っているNEWSというグループに対する「好き」を消したかったのだ。いろいろな愚痴垢を見ながら自分の中の「好き」に銃口を向け続けた。彼を攻撃する言葉をたくさん吸収してその「好き」をボロボロにして消し去ってしまたかった。

愚痴垢を除いて落ち込んではコンサートに行って幸せ気持ちになって。

愚痴垢を除いて落ち込んではテレビではしゃぐ姿に絆されて。

さっさと諦めてこのグループを降りようと引き金を引き続けた。

何ヶ月もその状態が続いて、正直に言うと疲れてしまった。

結局まだ私はNEWSを降りていない。次のシングルもきっと予約するだろう。

ほとんど非がない自担のことを諦められないからかもしれない。

NEWS楽曲の唯一無二性を諦められないからかもしれない。

コンサートでもらった幸せを諦められないからかもしれない。

とにかく、私はまだ彼らを応援している。

「お花畑」という単語愚痴垢で見ない日は無かった。真実を知ることを拒否して自分の中の理想アイドルだけを信じ続ける盲目的なファン。人によって多少の誤差はあれどおおよそこんな意味だろう。多くの愚痴垢は侮蔑的ニュアンスを含んでこの単語を示した。

私は愚痴垢の事を「地獄」のような場所だと思っている。作ってしまったら最後、もがき苦しみながらもそこから抜け出せない。それが分かっていたから私はとうとう自分愚痴垢が作れなかった。愚痴垢を作る目的なんて人それぞれだとは思うが、そこには誰一人幸せそうな人などいなかった。

それならば私は「お花畑」のファンでいようと思った。「好き」がどうやっても殺せないものであるならもう「好き」を諦めることを諦めようと思う。信じたくない事、見たくなかった事に蓋をする「努力」によってボロボロの「好き」で溢れ血塗れになった私だけの「お花畑」を守ろうと思う。

地獄にいるのとどちらが幸せかなどと考えても仕方がない。どうせもう何も知らなかった頃の幸せは帰ってこないのだから




そして私の「お花畑」を守ることに疲れてしまったら、地獄に身を堕とす前に全ての「好き」をどこかに閉じ込めて、ひそかに担降りしよう。

Boは見てないもの想像できない「いつも」が分からない

今日は、体調が悪くて、自宅勤務にした。

朝8時にキッチンコーヒーを淹れているわたしに、Boが「今日は早いんだね」と声をかける。

わたしは、一瞬、絶句して、イラっとして無視しかける。だけど、理性がかろうじて勝つ。

「いつもは5時に起きて、あんたが起きる頃には、会社にいて、家にいないから会わないの。」

Boはポカンとしている。

「いつも?いつも、Rumiさんは10時頃に起きてきて、コーヒーを淹れるよね。」

イラつきがさらに加速する。怒鳴りつけそうになる。

でも、何とか思いとどまる。

「ああ、言い方を間違えた、ごめんなさい。

 わたしは、平日のうち80%から90%は、朝5時に起きて、6時には家を出る。

 だから、8時にBoが起きてキッチンに来た時に、わたしを見ない。

 わたしは、仕事休みの日は10時頃にキッチンコーヒーを淹れる。

 Boのいつも、はいつもではなくて、仕事休みの日。

 今日は、水曜日水曜日仕事の日。

 だから今日は、平日の普段わたしの行動と比較をすると早くない。

 普段の平日より、ゆっくりなの。分かる?」

Boは、能面のような表情で返事をする。

「分かった。」

ここでわたしが「いつもより、ゆっくりなの。分かる?」と聞いたら、Boはたぶん「分からない」と答える。

多くの人にとって、なんてことのない「いつも」という言葉ニュアンスBo理解できない。

何度説明をしても、自分が見ていないもの存在しない出来事で、想像をすることができない。だから自分が寝ている間に起きて、準備をして仕事に行く私を想像することができない。

Boにとっての世界は、自分が起きたときにはじまり眠ると消える。

から世間的には早起きをして仕事に行っているわたしを、Boは、朝10時に起きてのんびりとコーヒーを淹れている人としか認識できない。

彼が悪いわけじゃない。

だけど、疲れる、うんざりする、と感じるわたしも悪くないと思いたい。

バレーボール部だった中学時代、私は初心者でヒーヒー言いながら練習していたけど、あとから入ってきた後輩があろうことか全員小学生時代からやっていた経験者で、あっという間に、というかとっくに実力で抜かされていた。屈辱感はなかった。結局私は最上級生になっても玉拾いに勤しんでいたのだった。

玉拾いだからもちろんレギュラーメンバーになることはなく、練習試合でもウォーミングアップ以外は参加させてもらえなかった。ずっと立って見学をしているだけだった。また、審判をやるとき主審副審経験不足のため仕事を与えられず、永遠にラインズマンだった。練習試合中にすることといえば、ラインズマン得点付けか見学くらいのものだった。見学するとき顧問の横に一列に並んで立ったままだが、私はいつも友達とたわいもないおしゃべりをして叱られていた。叱られてもしゃべっていた。たまに「ナイスキー」とか言うくらいで、それ以外にすることがなかった。

練習中の唯一の楽しみが、仲のいい友人や後輩とのおしゃべりだった。ほとんどがくだらないテレビゲームの話だったが、たった一人不思議な後輩がいた。仮に杉浦としよう。杉浦は私とよく話をしていた。知識豊富でどこか達観していた奴だった。今思えばただのRADWIMPS好きの厨二病なのだが。杉浦は私を「先輩」と呼ぶ以外には、私にだけ敬語を使わなかった。どこか私を下に見ていたようだった。ちなみにバレーボールに関しては奴も例に漏れ経験者で、私より実力は上であった。そのためか、私に対して啓蒙的な口調で話しかけていた。しかし、その話が私はとても好きだった。

私はとにかく練習が嫌いだった。毎日部活動憂鬱だった。たった1時間や2時間がとても厭だった。動きたくもなかった。準備運動をしてサーブ練習だかレシーブ練習だかやって、そのあとは玉拾いする毎日だった。とても退屈だった。今思えば大した運動もしていないが、それでもつらかった。ある時杉浦は私に言った。「君は一つの視点から物事を捉えすぎているんだ。もっと客観的に、多角的物事を見られるようになれ。」正確には思い出せないが、その言葉を私は忘れることができない。なぜなら、それが私が体感した「啓蒙」の瞬間だったからだ。あの言葉にハッとさせられたのだ。

またある時言われた。「『万物の集約に返り咲きしは王の影』この言葉意味がわかるかい?」私は練習中にぼーっと考えていた。考えども考えども答えは出なかった。それを見かねて杉浦は答えを私に教えてくれた。しかし私はその答えを覚えていない。その答えを理解することができなかったからだろう。「何かを忘れたとき いつも君がそばにいたけど 今回ばかりはそうじゃない これってまだ忘れてないってことなのかな 今、僕が覚えている全てのことと 僕と君にまつわる全てのこととの差は ゼロにはならないのかな」これもアイツが言ったことだが、これが自作なのか、引用なのかがわからない……

「生きていくことが罪になるなら、死んでいくことが罰になる。死んでいくことが罪になるなら、生きていくことが罰になる。さて、僕の罪名と刑法はどうなることやら。」これも。出典がどこなのかわからない。

話が脱線してしまった。いや、線路なんて最初からないのだが。

まあそういう後輩がいて、今でも私の心に残っているということだ。ちょうど中2という多感な時期の出来事であったから、印象が強いのだろう。今どこで何をしているのかが気になるな。会って話でもしてみたい。

さて、中学時代部活に話を戻そう。後輩よりも下手で要領の悪い私でも、一度だけ本番の試合に出させてもらったことがあった。それは、私のところに比べてとても弱いチームだったので、私のような2軍補欠を出させても勝てると監督が考えたのだった。

それは中3の夏、要するに最後の夏で、監督は記念のために私をコートに立たせてくれたのだ。試合の途中で交代して、サーブを数本打って、それで終わった。私が中学3年間嫌々バレーボールをやってきたすべてが、それだけだった。それを考えると、私が必死に耐えてきた3年間ってなんだったんだろうな。

数ある運動部の中でもなぜ私がバレーボール部を選んだかって、ただ仲の良かった友達が1人そこに行ったから。私はホイホイついていっただけ。あと、なんとなくラクそうだと思っていた。それだけだ。まあ中学卒業後にその友達はウェイになって地元ヤンキーとつるむようになったのだが。私と正反対で。

安易気持ち部活を選んでしまって、とても後悔した。実は、私は小1からずっといじめられていて、そんな私が中学運動部に行くもんだからいじめの標的になるのは当然だった。いじめを受けて部活をやめようとは思ったことはあったが、踏ん切りがつかずそのままズルズルと最後まで続けてしまった。なんの成果も残せずに部活引退した私を、両親は「部活は続けることに意義がある」と慰めてくれた。それはうれしかった。自分でもよく耐えたなと思う。私の我慢強さってここにも表れているのかもしれない。ただ、それ以上のものは得られなかった。

死んでしまった好きだった人の話

もし運命の恋とか、一生に一度の恋みたいなものが本当にあるとするなら、私の運命の恋はもう終わってしまったと思う。

この話をすると、年上の人は必ず「若いなあ」とか「何度恋したってそう思うよ」とか、そういう言葉をくれるし、私もなんだかんだ言ってそうなんだろうな、とも思う。しかし、それでもあんな大恋愛は二度とないんじゃないかとも思う。

付き合っていたのはたった1年程度だった。その前後も入れれば5年くらいにはなるけれど。今思えばそんなドラマチックな出来事もなかったかもしれない、何せもう随分前のことになるので、鮮烈だった記憶も薄れてきた。

それでも一生に一度の運命の恋であったと今も思う。私も彼も若かったから、余計そう思うのかもしれない。もしくは思い出としてひたすらに美化され続けていくからかもしれない。まさしく身も心も焦がすような、そんな思いをずっと抱いていた。

今は新しい恋人がいて、良好な関係を築けていて、とても幸せだしこの状態がなるべく長く続いてほしいと思う。当然とても大切で、愛しているといって差し支えないと思うのだが、あの彼ほど好きかといわれるとそうでないと思う。

ただ一つ言っておきたいのは、今の恋人が決して二番手になっているというわけではなく、ただ「歴代恋愛ランキング」で言ったら彼が1位だということだ。今の恋人のことは、今の時点で一番好きだ。かつての彼のことは今は割とどうでもいい。生きているのか死んでいるのか、それさえもあまり興味がない。

ただ、あのまだ20代差し掛かろうかという若さでもって、必死に全力で愛し合ったあの時の彼に注いでいた愛情が、私の人生における最大火力だったと思うだけだ。あの、私を守るように、それでいて暴力的なほどに愛してくれた彼のことは今でも好きだと思うが、その彼はもういまどこにもいない。いなくなってしまった。死んでしまったといって差し支えない。今生きている彼はほとんどもう別人のようになってしまったのだから

今の恋人にそれだけの熱量を注げるようになりたいとも思わない。あの熱こそがかつての彼と私を引き裂いてしまったと思うから。今の恋人には今の恋人にあった愛し方があるし、現時点でそれはきちんとできているように思うので、あの火力はもう私には必要ない。

もし、時をやり直せるのなら、私は彼とやり直したいと思わなくもないのだが、それでも結局彼は変わってしまっただろうし私とは道を違えるだろうから、それならそもそも出会わない方がいいなとも思う。これを人は未練だとか言うのだろう。

彼のことを断ち切りたくて、彼と出会った土地から上京して数年経った。たまに彼のことを思い出す。会いたいとも思う。だけどそれは私のことが好きだった彼であって、そんな人はもうどこにもいないのだ。然様なら大好きだったあなた

しか匿名報道しても全然気づかれないもんだなあ

全ての報道機関実名で報じているか匿名で報じているかなんて、よほどの暇人じゃないとチェックできんし、まあしょうがない。

しかし、そういった小さな出来事評価されるということを他の報道機関にも知らしめる必要はあるんじゃないかねえ。

まとめ的に美味しくないか絶対にバズらんからどうしようもないんだろうけど。

2017-11-14

占いで先々の人生がわかっちゃったらつまんなくない?

絶対当たる占いとか言われてたら嫌じゃない?(笑) だって何したってもう出来事は決まっちゃってんでしょ?努力とか楽しみとか、何の意味も成さななっちゃうよね?

2017-11-13

辻元清美安倍首相そっくりすぎて胸糞悪い

これは完全な誤報です。他社の記者たちが「記事にするなら、本人に事実確認した方がいいのでないか」と口々に言ったそうですが、私や事務所確認はありませんでした。

  

http://www.kiyomi.gr.jp/blog/13766/

辻元清美発言報道するとき、いちいち辻元本人に取材する必要はない。信頼できる情報元を取材し、辻元の該当発言があったという裏取りができれば、事実として報道するには十分なのだ

  

例えば過去に、安倍首相の「撃ち方やめ」発言が紛糾したことがある。このとき問題となった答弁は、2014年10月30日衆議院予算委員会におけるものだ。

安倍首相(以下、安倍):今日朝日新聞ですかね。「撃ち方止め」と私が言ったと。そういう報道がありました。これは捏造です。

 ※議場から笑い声

朝日新聞安倍政権を倒すことを社是としている」と。かつて主筆がしゃべったと。こういうことでございますが、これはブリーフをした萩生議員に聞いていただければ明らかでありまして、私に確認すれば、すぐわかることです。私が言ったかどうか。親しい朝日新聞記者がいるんですから。一回も残念ながら問い合わせがないまま、私が言ってもいない発言が出ているので、大変驚いたところでございます

  

http://blogos.com/article/97651/

朝日新聞安倍首相が「撃ち方やめ」発言をしたと報じ、民主党枝野幸男国会でその真偽を首相に問いただした。首相本人はこれを朝日新聞による「捏造」だと否認した。

安倍首相の答弁は、朝日新聞自分のところへ取材に来ていない、だから発言朝日新聞捏造報道であるというものだった。しかし実際は朝日新聞以外のマスコミ各社がそろって「撃ち方やめ」発言を報じていたことで、安倍首相のこの国会答弁は野党から非難されることになる。

  

どうやらマスコミ各社の取材源は萩生田光一議員であり、各社はそこからの伝聞に基づいて報道していたらしい。首相側近である萩生田が安倍と面会し、その直後に「撃ち方やめ」を首相発言として記者に伝えたのだとすれば、これは信頼に足る情報だ。マスコミ各社がこれを事実という扱いで報道することに問題はない。

しかし、結局この「撃ち方やめ」発言があったか無かったか事実ウヤムヤになってしまった。首相が該当発言する現場を見ていた記者はおらず、首相本人はこの発言否認し続けたかである。こうなると必然的に、萩生田がうっかり馬鹿ミスをして、安倍首相が語っていない発言をさも存在たかのように記者に伝えたということになる。

安倍首相がこの筋書きを採用した以上、萩生田には腹を切らせるのが道理だが、とくに厳しい処分はなく、萩生田が陳謝するだけという形で事態収束した。

  

私はこのときの苦々しい記憶があるので、今回の件で辻元清美を許せずにいる。本人のところに直接取材にこい、さもなければ産経新聞デマだぞという恫喝は、安倍首相2014年にやったことと同じなのである

しかも「飲み会自粛令」は産経以外のメディア東京新聞がほぼ同じ内容を報じているのであって、これも2014年出来事かぶっている。「撃ち方やめ」発言ときは、マスコミ各社がそろって同じ内容を報じる中、なぜか朝日新聞記事けが捏造」呼ばわりされてバッシングを受けた。今回の産経新聞東京新聞と足並みを揃えているにもかかわらず、なぜか産経新聞の方だけがバッシングを受ける状況になってしまっている。

  

参考:https://anond.hatelabo.jp/20171112203032

今人気の楽屋ネタ

楽屋ネタって最近少なくなっているような気がするけど、やっぱり受けが悪いんだろうか。

元々は楽屋であった出来事面白おかしネタにするというものだけど、内輪ネタとか身内ネタとも呼ばれ、わかる人にしかからないハイコンテクストネタ全般楽屋ネタと呼んでもいいだろう。

減っていると感じる一方で楽屋ネタに近いものが受け入れられているものも。

それがシンゴジラ

震災という文脈がなければ面白くないような気がするのであの映画楽屋ネタ一種だと考えている。

公開当時もテレビ放送の昨日でも大震災経験して記憶がある日本人が大部分なので、わかる人にはわかる楽屋ネタとは言い難いのだけど20年も経てばその頃の若者には通じない楽屋ネタになるわけで、舞台ラジオなどよりも1020年と残りやす映画の中では楽屋ネタに分類してもいいだろう。

シンゴジラ楽屋ネタになる頃、シンゴジラ面白さがわからないなんて!という老害と呼ばれる人が沢山出てきそうで心配

仮にわたモテが今後ゆりちゃんを軸にしたシリアス展開になろうとも、もこっちとゆりちゃんの修学旅行バレンタイン打ち上げなどといった出来事は「永遠」なんだよな。

その「事実」を考えるだけで泣きそうになる

うちの猫はよく鳴く

猫がうちに来てもう五年になる。

図体がでかくて迫力がある猫だが、鳴き声は案外か細い。名前を呼んでも頭を撫でてもとにかくにゃあにゃあよく鳴く。

しかし、うちに来た頃はむしろ鳴かない方の猫で、こんなによく鳴く様になったのは一年前の出来事が切欠だった。

一年前、祖母一周忌があり親戚一同集まっての法事家族で行くことになった。それは隣県で行われる事になり、泊まり掛けで参加した。

当然猫は連れていけないのだが、人見知りをするのでペットホテルに預けるのも心配で、猫を預けられる親戚も近くにいなかったので仕方なく一人で留守番させることに。

一泊し帰ってくると、猫が鳴きながら出迎えてくれた。今まで迎えには来ても鳴きながら来るなんて事はなかったのに珍しいな、と思いながら餌をやると、餌の入った袋を見るだけで恐ろしい勢いで鳴く。

これはおかしいと家族会議をしたところ、おそらく家族が帰ってこないのを心配してずっと鳴き続けていたのではないか、という結論に。その日の夜は一緒に寝たのだが、猫一匹で過ごした夜を想像してしまい、眠れなかった。

申し訳ない事をした、と今でも思う。あの日の夜、猫がどうしていたのかは誰も知らないけど、寂しい思いなんかもう二度とさせない。飼い主としても、家族としても。

シンゴジラエヴァ踊る大捜査線

あいうの何ていうんだろう

 

情報を追えないくらいいっぱい出す

作戦がある

群像劇的に人がワチャワチャ動いてる

組織指揮系統、細かい作業描写コミュニケーションかにこだわる

・司令室と現場みたいな構図がある

会議描写がある

 

こういうの好きなんだけど、あまりやらないよね

ジャンルとして確立されている感じはしない

そもそも一般受けはそこまでしない気がする、おっさんが好きそう

断片的に似ているのはある

 

ジャンルとして確立したらそれなりに面白そうなんだけど、大変なのか

 

___

 

グランドホテル方式、そう言えば前調べたな

でもちょっと違う気がするな

撮り方の部分?

群集劇・群像劇でも、撮影する際の主と従があって、主がコロコロ変わるの多いと思うんだけど

シンゴジみたいなのって、下手すりゃ1シーンに従しかいないみたいなのあるよね

もしくは「主は視聴者が感じ取れ」みたいな、そういうシーンを数秒毎に切り替えて、全体として何か大きな出来事が起こってる感じを出す

 

そう言えばアメリカ映画でも、例えば飛行機が不時着した!みたいなシーンでワチャワチャ感を出すためにああい手法になるケースがあると思う

でもシンゴジみたいに、ほとんどずっとそれみたいな作品は知らない

 

パトレイバー友人にも勧められたわ、アレを庵野が参考にしたんだっけ?(違うっけ?)

2017-11-12

骨髄移植の話

骨髄移植話題になっている。

ボランティア骨髄バンク経由で骨髄を提供したドナーさん

https://anond.hatelabo.jp/20171110125209

過去に別のドナーさんから提供された骨髄を移植したレシピエントさん

https://anond.hatelabo.jp/20171110205203

どちらも普通に生活をしていると全く知り得ない出来事で、マンガドラマの中によくある「ドナーさえ見つかれば万事解決」的な描かれ方とは程遠い、圧倒的で重くて細かい現実が良くわかる。

いい機会なのでここで骨髄移植について書いておこうと思う。

まず移植というと腎臓移植とかを思い浮かべるだろうし、コメントにもちらほら手術とあるから誤解を受けやすいのだが、骨髄移植に限っては、手術はしない。

ドナーが見つかったら移植日を設定し、そこに合わせて致死量を超える抗がん剤放射線移植処置)により、レシピエントの免疫を完全にゼロに持ち込む。これは一旦Goとなったら止めることはできない。

そしていよいよその日、day0に移植となる。移植自体はむしろ輸血に近い。血管から提供された幹細胞を輸注するのだ。そして生着を待つ。

ここで幹細胞が入れられないと当然レシピエントは死ぬ移植が受けられなければ、移植処置とは単なる殺人行為からだ。ドナー提供前に危険を伴う行為制限される理由はこのことに他ならない。

ただし、やはりドナーにおける負担は現状、相当重い。自身健康を損なう危険がある上、仕事を休んで検査をし、入院して痛みを伴う処置に耐えなければならない。

また、レシピエント側の問題として、ドナーの上記の準備を待つ時間がない、ということもある。その間、少なくともがん細胞コントロールし続けなくてはならないのだ。

そういう意味骨髄バンク経由の移植というのは最もハードルが高い。

そこで、骨髄のマッチングに関して様々な対策がとられている。

まず知名度もあり、利用も多いのが臍帯血バンクだ。出産ときに廃棄される臍帯血を保管し、移植使用するものだ。骨髄バンクとは違い、もともと捨てるものを保管管理するだけなのでドナー側の負担はほぼゼロだ。(出産前に提供意思表示をするくらい。)

問題点としたら、得られる造血幹細胞が限られており、レシピエントの体格が良いと足りない場合がある、再発した場合効果が期待できるドナーリンパ球輸注が使えない、臍帯血を採取できる施設が限られており、なおかつ出産はいつ何時始まるかわからないため、週末や年末年始など、採取できないケースが結構ある、などだろう。

次にハプロ移植だ。

骨髄移植白血球の型(HLA)が全て合うことが望ましいが、これが一致するのが非血縁者間(骨髄バンク)だと一万分の一以下である

この合致率を下げて、血縁者をドナーとしようではないか、というのがハプロ移植である血縁だけあって、兄弟なら50%の確率で、親子ならほぼだいたいドナーになることが可能である。縁もゆかりもない他人のためにドナーになるのは負担が大きいが、兄弟子どもであればどうだろう。しかも、抗がん剤放射線で叩ききれない残存がん細胞に対する抗腫瘍効果も高いと言われている。

こう書くとまるで夢の治療だが、実際行われているのは日本でも数施設である。なぜか。移植をするということは、他人免疫細胞を招き入れ、定着させるということである。そして、免疫細胞役割とは、自己でないもの攻撃することである

移植された免疫細胞にとって、レシピエントの身体は非自己しかないため、当然攻撃対象となる。これが移植片対宿主病(GVHD)だ。

プロ移植GVHD重症化しやすい。

消化管に出れば1日何リットル単位での下痢になるし、吐き気が出ることもある。皮膚がぼろぼろになったり、肝臓がやられる場合もある。

そして、何より問題なのが、GVHD有効な薬剤があまり市販されていないことだ。免疫反応がその実態であるので、免疫抑制剤が主力になる。当然、移植から全身性の免疫抑制剤は綿密な血中濃度コントロールを行いながら投与されるのだが、強力な免疫抑制感染と表裏一体だ。局所GVHD 制圧のためにはその場所にさえ薬が届けば十分なのだが、なかなかそういう薬はないのだ。

ではどうするか。

作るのだ、病院で。

この、2017年日本において、薬剤師が、カプセルに、手動で粉薬を、つめている!

また、健康な人の腸内細菌移植する、と言えば聞こえは良いがその実態ちょっとここでは書けないような、そんな治療医師が自ら犠牲犠牲?)になって行われていたりもする。

骨髄移植、それもハプロ移植となれば最先端医療であるしかし、最先端であるが故、市場規模が小さすぎ、まだまだ製薬会社を始めとする企業が手を出しにくい状況であり、医療スタッフ手弁当で補わなければならない部分も多々あることは記しておきたい。

レシピエントの方が書いていた、骨髄移植が生きるか死ぬかぐるぐるポン!というのは確かにその通りであるが、移植後の生存率とQ O Lを少しでも上げるために、現場はいろいろ、本当にいろいろ、試行錯誤を重ねている。

ほとんどの人は関係ない話だとは思うが、現場からは以上です。

2017-11-11

ゾウに会った話

昼寝をしていると部屋のインターホンが鳴ったので、amazonで注文していた本がもう届いたのだろうか、と思ってドアを開けるとゾウが立っていた。

私は突然の出来事にとても驚いてしまった。

開ける前にちゃんと覗き穴で誰が来たか確認しておくべきだったと後悔したが、後の祭りなので仕方なく対応することにした。

ゾウならなんとかなるかも知れない、これがトラやライオンだったら大変なことになっていたので、まだマシだと思った。

「何かご用ですか?」

「先週、二階に越してきた者です。少し話がありまして。」

ゾウはそう言うと私の方をじっと見つめた。

シワシワのまぶたに覆われた小さなからはその表情を読み取ることはできなかった。地面に届きそうなダランと伸ばした鼻が時々ヒクヒクと動いていた。

ゾウがアパートに住むという話は聞いたことが無かったが、都会ではよくある事なのかも知れないと思った。

「話って、なんでしょう?」

私はゾウを見上げながら聞いた。ゾウの顔はだいぶ上の方にあるので首が痛くなりそうだった。しかキリンと話すよりはマシだろう。

ゾウは私の問いには答えずに、地面に垂れていた鼻を私の肩越しに部屋の中へ伸ばすと、

台所のまな板の上に放置してあったニンジンの切れ端を掴んで口に運び、ムシャムシャと食べ始めた。

はいきなりの事で驚いてしまった。いくらゾウとはいえ、他人の部屋の物を勝手に食べるのはおかしいと思った。慌てて扉を閉めようとしたが、長い鼻が邪魔で閉める事はできなかった。

ニンジンを食べ終わったゾウはこちらを向いた。

「実は3日前から金欠で、何も食べていないんです。」

「はあ・・・大変ですね」

私は思わず相槌を打ってしまった。

ゾウの体を考えると、3日も何も食べていないのは、かなり辛いのではないかと思った。

それでもいきなり他人の台所のものを食べるのはどうかと思うのだが。

「すいません、とてもお腹が空いていて・・・アフリカにいる親戚がお金を送ってくれたのですが、手違いで一週間後に届くことになってしまったんです。」

ゾウはゆっくりとした口調で言った。

「突然で申し訳ないのですが、ひとつお願いがあるんです・・・

「はあ、なんでしょうか。」

私は何か、相手のペースに呑まれている気がしたが、今さらどうすることもできなかった。

「少しだけでもいいので、お金を貸して欲しいんです。」

お金ですか・・・

見たところ、悪いゾウではないような気がしたが、流石に初対面の動物お金を貸すのは抵抗があった。

ちょっと待ってください、不動産屋に一度確認・・・

私がそう言って、不動産屋に電話をかけようと携帯をとった瞬間、ゾウの鼻が伸び、私が持っていた携帯を取ってしまった。

「少しだけでいいんです。今、財布にどのくらいあります?」

ビックリして固まっている私を尻目に、ゾウはそう言った。

私は、できるだけ平静を保とうと心の中で思いながら、財布の中身を確認した。財布内には一万円札が1枚と、千円札が6枚入っていた。

「いま、これだけしか無いんですけど」

私は努めて普通に言ったつもりだったが、声は少し震えていた。

これで「足りない」とでも言われたらどうなるのだろうと思った。

ゾウの足の大きさなら、私なんかは一足でカエルのように踏み潰されてしまうと思った。

ゾウはお札に目をやると、少し微笑んだ。(少なくとも私にはそのように見えた。)

からお札を受け取ると携帯を私の手に戻し、「お金は必ず返しまから。」

と言って、そのまま悠々と歩いて行ってしまった。

私は少しのあい呆然としていたが、急に気がついて不動産屋に電話をかけた。

不動産屋の人は「先週、二階に引っ越してきた人っていますか?」という私の問いに、困惑したように「そのような人はいないですよ。」と言った。

私は全身の力が抜けるような気がした。

そのあとすぐに警察電話をした。

パトカーで来てくれた警察事情説明していくうちに、私はなぜこんな簡単事件に引っかかってしまったんだろうと情けなくなってしまった。

少し考えると、お金を渡すのはどうしようもない悪手だった気がしてならなかった。

警察は一通り話を聞いたあと、防犯カメラ確認しに不動産屋の方に向かった。

後には私と婦警さんが一人残った。

私は隣に立っている婦警さんに、こういう事件はよくあることなのか聞いた。

婦警さんは少し苦笑いしながら、あまりいたことがないですね。と答えた。

しばらくして不動産から帰ってきた警察官は、「いま防犯カメラ確認したけどね、あれはアジアゾウだよ。アフリカゾウはこの辺りにはいないよ。」と言った。

私は、そういえばアフリカの親戚がどうとか言ってたなと気がついたが、今さら気づいても後の祭りだった。

続けて警察官は私の方を向いて、

あなた田舎から出てきたばかりだから仕方ないかもしれないけど、ここら辺には悪いゾウもいるんだから、気をつけないと駄目ですよ。簡単に扉を開けたりしたら駄目ですよ。わかった?」

と少し強い口調で言った。

空になった財布を手に持ちながら、私は本当にその通りだと思った。

実況検分が終わり、警察が帰ると、私は部屋に一人残された。

私はドアの方を見つめながら、これからはどんな動物が訪ねてきても、まず必ず覗き穴で確認し、チェーンロックをかけたまま対応しようと、固く心に誓った。

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