はてなキーワード: 小中学生とは
小学校3年生くらいのころか…学校でパソコン教育がはじまった。
教師はヤフーきっずのサイトの使い方とかデジカメの写真の取り込み方とかパワポのようなものを教えてくれたと思う。
授業中に生徒の画面を見てた記憶はない。見られてたのかもしれないが解像度が今ほど良くないので目が悪かったら何が表示されてるのか分からなかったかもしれない。
というか教師がそもそもインターネットに詳しくないのか…マニュアルが確立されてなかったのかもしれない。
パソコン室が使える時間は早く集まったり遅く残ったりして、みんな好きにインターネットを見ていた。
北朝鮮がミサイルを飛ばしドラえもんが変な歌をうたう。赤い部屋で騒ぐ。
そろそろ小中学生になる子供を持つ同級生もでてくるころなのだが、みなスマホをどこまで許容するか悩んでいる。
自分たちが中学生のころには殆どの同級生がフィルタリングなしのガラケーを持っていた。
違法視聴でハルヒを見て、けいおんが流行った高校生ごろには音楽の違法ダウンロードもあったし個人ホームページ(ミニブログなど)も備えていた。彼氏との半裸写真を載せてる先輩もいた。
「掲示板は本名でやれ」という教えを今も忘れることが出来ない。
ニコニコには性行為の動画が上がっていたり、YouTubeにはテレビ番組が普通にあがっていた。
mixiの裏でこっそりTwitterをする人も出てきた。その頃ははてな匿名ダイアリーなんか一切やってない。なにそれ。
自分たちはそうやって育ってきた。
ネットの怖さはよく見てきた。顔と名前を出してTikTokはちょっと遠慮するという価値観がまだある世代だ。
そんな奴らがこどもに、どんな顔で一部のサービスやネットを遮断できると言うのか。
あの頃の自分たちはそんなことを言われて、生きてる心地がしたのだろうか。
親は不良だった過去をすべて隠してSNSをやるなと言うしか無いのはわかる。本当にSNSはやらないほうがいい。あの頃とリスクが段違いなのだ。
でも学べたことは沢山あったのだ…。
インターネットでの学びはすべて自発的な学びだったから今仕事で役立ったりもする。大人になってSNSで炎上しない方法も知ってる。本当に大事だ。
いやでも…そうするしか無いのだろう。
絶対にはてな匿名ダイアリーだけは子どもから避けなければならない。
なんか、AIが発展しなきゃ、次の世界が来ないような気すらしてきた。
「画家になるぞ!」みたいな小中学生とかって今なかなか厳しいような。
「映像作家になるぞ!youtuberになるぞ!」とか思っても、映像作家並みの動画作ったり、youtuberみたいなAIが出ちゃうかも。
創作だけじゃない。
今のこの瞬間に人間が努力するその努力は、少し待てばAIが解決してくれるんじゃないって素直に思う。
なんなら、実験とかもAIがやってくださいって思ってる、特に自分は理論系だから、プログラム書いたりしてはい終わりみたいな話が多い。そっからは作業にすぎない。
って感じだけど。
なんか、「AIがやれない部分」をやるべきだとは思うけど。
「AIがやれない部分」がまだハッキリとわからない。そんな部分ないのかもしれないが。
とにかく、「AIが出て、10年経ったけどできないねえ」みたいな分野が無いと、どこに努力を割り振るのかもわからない。
なんか、学問とかクリエーターとかやるより、「人間が喜ぶアウトプット制作」という産業部分の効率化とかを頑張ったほうがいいのかもね。
・就活で失敗した程度で凹んだのはおかしい。どんな会社に入ろうと未来はあった。
・どんな自分でも自分自身なんだって気が付いてなかった。失敗したって、自分という人間の価値が下がるわけじゃない。むしろ、失敗前の自分<失敗後の自分だ。それがわかっていれば卑屈になることもなかった。俺は挑戦したのだ!! そんなメンタルだから、就活もサッカーも恋愛もうまくいかなかった。
・サッカーができるくらいで調子に乗っていたこと。どれだけサッカーができようが、それは実社会で必要とされる力の一部分にすぎない。大事なことはもっとある。
人生の序盤でチヤホヤされすぎると逆境に立ち向かう精神性を獲得できないまま育ってしまうというのはあるんだろうなと思う。
俺なんかは超早生まれで遺伝的にも身体は圧倒的に小さく運動も全くできないド陰キャで小中学生くらいの頃はゴミみたいな立ち位置で育ったので、逆境に立ち向かう心持ちだけは身についたと思う。
そのお陰で人生の後半に行くに従って状況も社会的立場もどんどん良くなっていった。まあ幼少期にカスみたいな想いをしすぎたせいで人格は歪んだと思うけど。
志村警察署っていうか、前野街の交番がクソで失敗していて終わっているのはなんでかというと、前野1丁目って昼間から自演が多いのですね。警察官でなくても一般市民が怪しいと思った
ときに何らかの手段で刺激を与えるとその辺の有限会社やアパートから悪魔が正体を出すわけですが警察官の方は知らないふりをしているので
それでこのクソババアが把握管理していると思っているというか、この警察のババアが把握しているのは弱い者だけで、労働者についてはなんとも思っていないので
ところで夜間における自転車の窃盗及び使用窃盗って常識で考えたら警察が発見できるわけないんですね。警察は一般に、自転車盗難の場合は声掛けをして、そのときに発見出来たら
その犯人を取り調べ警察の方で返還させると言っているが、最近の小中学生が考えても、監視しているからそれができるので、やりくちがばれているわけです。で、ばれているのにそれが面白いと
思っているし、めちゃくちゃ頭が悪い訳です。
使用窃盗という概念を警察官がきくと、警察のオヤジが、ほほぉみたいな顔をするのですが、使用窃盗なんてバカでも知っているので別に全然面白くない、ところが当人は面白いと思っているから
手に負えない。
使用窃盗というのは高価品ではないもの、たとえば自転車などについて、後日に返還する意思で乗り回した場合に、窃盗罪の窃盗の概念から除外されそもそも構成要件にあたらないという
思想であるが、判例では、 自動車を4時間乗り回すと、使用窃盗ではないと言われている。ここで、使用窃盗という概念は、不法領得の意思がなければ窃盗罪の故意ではないという理論が
存在し、もっぱら不法領得の意思があるのかどうかが判定される。自動車は高価品で4時間乗り回したといっても、ガソリンなどの損耗が激しいので、不法領得の意思があるとされる。
逆に、自転車の場合、その使用形態で、不法領得すべきものがない。損耗が何もないからである。
警察は返還の日数が建ち過ぎている場合は、不法領得の意思があるとするが、意思は犯人側の精神状態や決断の問題であり、当該犯人に、窃盗品から何らかの使用収益を盗み取る
という意思が欠缺している場合は、不法領得の意思がなく、故意が否定される。
子供いたら「小さかった昔の子供」より「でかくなった今の子供」の印象の方が遥かに強いから
とっくに子供が独立したジジババじゃあるまいし、小中学生なんてまだまだ手間もかかれば心配事も沢山あるし受験とか将来とか考える事も山ほどあるのに
まー日本を憂いてる暇があったら働かないとなって話なんだけど
持ってるゲーム機がSwitchで無料で出来るんで結構楽しい、ラグはたまに酷いけど
でも荒野行動なんて子どものゲームだろ?時間帯にもよるけど、まともな大人は居ないんだよ、小中(居て高?)学生がほとんど。
なんなら煽られすらする。
んで5人モードで野良で潜ってると、同じくぼっちなんだろうなぁっていうプレイヤーと一緒になることが多いんだよ
5人モードの時は誰かが先陣切ってピンを立てて、その目的地に降下するのが一般的な流れ
でも誰も先陣切ってピンを立てたがらないんだよな
リーダーになろうとする人がほんとに居ない、たかがゲームなのに。
ほとんど居ないから最近は俺がピン立てるんだけど、まぁ無職になるくらいには社会性の低いやつがピンを立てて先陣切ってるので、大抵そういう試合は負ける
んで小中学生に煽られる
でもさぁ、これどうなんだ?
無職になるくらいに能力が低い俺は仕方がないとして、未来あって煽る余裕すらある小中学生がたかがゲームで目的地すら決められないのって結構ヤバくないか?
高学歴で勉強を頑張ってきた僕ちんには相応しい相手と結婚する権利がある!
当たり前の話なんだけど、自分に合った結婚相手を見つけたかったら学生の間から異性と付き合って、自分の好みや相手を見る目、適切な付き合い方を学ぶのが大事なの。お前みたいに今まで勉強しかしてこなかったけど婚活の間は頑張った!っていうのは大学受験の半年前に勉強に目覚めた底辺高校生が大学受験頑張ったって言ってるようなもんなんだよ。
ちょっと思い返して欲しいんだけど、お前が大学生のころ、理系でも彼女いるやつなんてざらにいただろ。就職して1〜2年経ったころ、学生時代から付き合ってた奴らの結婚式に呼ばれなかったか?30手前でマッチングアプリで見つけた相手と結婚したやつらもいただろ?そいつらはお前と違って、それこそ小中学生のころから勉強も恋愛も両立させて頑張ってたんだよ。顔とか身長とかほぼ関係ない。もちろん世の中にはイケメンじゃないと無理って女は居るが、そんなのごく少数だよ。それを無視して、僕ちんは頑張って勉強してたのに遊んでた奴らが幸せになるのは許せない!っていうのは単なる僻みだよ。
まあ性嫌悪を隠されてたって点で元増田には同情する部分もある。でも冷静に考えてみ?30過ぎた男が精力剤飲んで「目ん玉ギラギラ挿入でーす(はいっ!)」って迫ってきたら性嫌悪でなくてもドン引きだろ。性嫌悪も治るどころか悪化するわ。っていうか「男は全員ヤリモクで恋愛している」って童貞が語ってるの、冷静に考えて面白すぎるだろ。お前は知らないだろうけど、多くのパートナーにとってセックスは目的じゃなくてコミュニケーションの手段なんだよ。パートナーを性欲の捌け口にするのは、遅くても20代中盤には卒業すべきなんだ。それをやる限り、相手が性嫌悪でなくても待っていたのはセックスレスだと思うぞ。
最近、東方アレンジの「インターネットサバイバー」や、くそみそテクニックアニメ化、あるいは「NEEDY GIRL OVERDOSE」など
「インターネット老人会」的なものを想起させるコンテンツが多く世に出てるけど
これらのメインターゲットが、作中で使われているようなネタをリアルタイムで体験しただろう世代(20後半〜30)と考えるのは間違いだと思う
これを書いている自分は小五の頃、ニコニコ動画の古いネタにハマってた
当時でも十分古かったし、リアルタイムで立ち会えてたらなあと思っていた
その熱が冷めてしばらく後、自分はScratch(子供向けプログラミングツール&投稿サイト 小中学生の独自の文化がある)をやっていた
そこで見つけた作品で、逆転裁判のキャラがニコニコの昔のネタを明らかに子供が描いた文章で言いまくるというものがあった
これを見て、自分がやってたことは平凡だったと落胆し、あれは誰もが通る道だったんだなと納得した
当時の自分そのままでなくても、単純にネットネイティブで当時からネット見てたとか、今の自分みたいに時期がズレたノスタルジーを感じてるような子供は間違いなく存在する
YouTubeで子供が見るような動画を見ると、普通に阿部さんアイコンがいる
という発想がもう間違い。
何も変わっていない。
自分たちの観測範囲に納めることが出来ない場所に真実がある状態に対してのストレス耐性が低い奴が「今の若者はネットでひろゆきの動画ばかり見てる」と思い込む。
そんなことはない。
スプラやフォトナの中で約束取り付けて公園でサッカーしたり、学校の中では学友のどうでもいい噂で盛り上がってんだよ。
陰キャ学生は今でも死んだ目でその世界の中で暮らしてるし、家に帰ってきてからインターネットのヒーローになったりなんてしないで面白動画を見てる。
そして感想を書き込む時に調子に乗り過ぎると叩かれるのを目の当たりにして、怖いからずっとROM専をしてるし、ROM専こそが行儀の良い振る舞いだと信じてる。
今も昔もインターネットの中身は変わってないよ。
ってほんと救いようがないよな。俺のことなんだけど。
この歳になってくるとさ、自分の周囲の同年代の友人も結婚する/したって話を聞くこともちょっとずつ増えてきた。
もちろんそれはおめでたいし純粋に祝福するんだけど、同時に自分自身に対する焦りか、自己嫌悪か、あるいは諦観か、よくわからない感情も渦巻く。
何もないのはお前だけ。
って書くと、なんだか恋愛コンプレックスとか結婚コンプレックスみたいだよな。本来そんなんじゃないはずだったんだ。
昔からアニメ・ゲームに漬かって生きてきた典型的な陰キャオタクで、恋愛とか交際とか結婚とか、自分には全く関係ない話だと思っていた。
いや正確には、都合良い言い訳ばっかり考えて目を背けてきた。自分のことを騙してきたと言ってもいい。
「俺のこと好きになる女の子なんているわけないし、期待なんて持つだけ無駄」
「今の時代、結婚して一人前とかいう昭和な価値観ではもう無いんだし」
「好きなことして生きて行く方がいいに決まってる」
…
なんと耳触りのいい言葉だ。
もちろん、それで独身のままの人生を貫いてる人もいるし、それも立派な生き方だと思う。
でも俺にはどうやらそれを貫く意志がなかったらしい。
ただ逃げの言い訳にしていただけだったらしい。
だからこうして悶々としながら匿名ネットの片隅に言葉を吐き出しているんだな。
小中学生の頃軽いいじめに遭っていたこともあって、自分のキモさは自覚していた。
トラウマになるようなひどいいじめではなかったけど、当時の俺は女の子と話すのを避けるようになった。
なんて考えていたのを覚えている。
高校の頃はいじめなんて無かったけど、女の子とはあまり話さなかった。
結局「俺に話しかけられても迷惑だろう」って考えは抜けなかったんだ。
流行りの音楽なんかも興味持ってなかったから、共通の話題もないしね。
大学、そして就職後はもう周囲ほぼ男しかいない環境だ。もちろん女の子と会話する機会なんてものはない。
なんて言ってるうちにほら、会話すらできないモンスターの完成だ。
できるのは業務的な会話と、男オタク同士の身内ノリのじゃれ合いだけ。
三十数年生きて来て、日常会話の経験値が中学生くらいのレベルしかない。
理想の女の子が空から降って来るなら別だけど、そういうわけにもいかないので、出会いの場がないなら自分が動くしかない。その通り。
でも街コン?とかそういうのには行きたくない。正確に言うと、行くハードルがめちゃくちゃ高くてしんどい。
そもそも当たり障りのない日常会話ができないのに、何をしに行くのか。
「服を買いに行くための服が無い」ってやつだ。
どっちかというと、プレイ時間の長さで敵が強化されるゲームで、Lv1のまま時間だけ過ごしてしまって詰んだ、って状態か。
レベル上げしに行くための最低限のレベルが無ぇ。これも言い訳なんだけどね。
なんだ、あるじゃん。オフ会なら当然話も合うだろうし。なんで活かさないの。
出会い目的でオフ会来たと思われるのは嫌だったし、日常会話の練習の場にしたくもなかった。
相手からしても、趣味について語りたかったのに男に色目使われるのも嫌だろう。
趣味の話題だけで終始し、そこから何かあるなんてことは無かった。たぶん今後もない。
じゃあさ、風俗とか、あるいは健全に女の子とお喋りできるお店とか、そういうの行けよ。
金さえ払えば会話の練習なんてなんぼでもできるぞ。
そうなんだよ。でも行ったことない。
仮に練習だと割り切ったとして、何を話せば良いのかもわからない。
風俗は…なんか怖い。
いや性欲自体は人並み程度にはあると思うんだけど、それはそれとして、なんか怖い。
もうね、おしまいだよ。
変えたい、どうにかしたいのならせめて変えようと動くしかないってのもわかってる。
やらない理由ばっかり探して、自分から何もしようとせず、何者にもなれない。
このまま異常独身男性を経て俺もいずれ害悪おじさんにクラスチェンジするんだろうな。
経済力や社会的地位や容姿や年齢とかの尺度において、自分より圧倒的に格上の女と結婚してる同僚がうちの会社ではめちゃくちゃ多い。
本人は高校中退で35歳年収300万なのに嫁さんは20代でモデル級美人で早大卒で法務局の常勤職員
元不良だったとかお調子者だったとかで学生時代にクラスのカースト上位にいたということ。
「社会的地位や経済力ではなく、小中学生時代の感覚のまま生物的な強さやキャラとしての魅力とかを重視して自分の番を選ぶ」
そもそも底辺職なのにもかかわらず同僚達がそういう格上女性との繋がりを持てているのは弊社が目黒の地場企業だからってのもあるのでは?とも思ってる。
タレントを叩くのはやめろ、みたいな。
いやいやいや、めっちゃ罪あるだろ。
ブコメ見ててもやたらみんなジャニーズを擁護したがってて怖いんだけど。
逆に、
身内の女子小中学生が目の前で性的奉仕を強要されてるのを何十年も隠蔽してました~って
最悪だろ。
「見ないフリし続けて」
「加害者をヨイショし続けた」んだぜ。
それに、
この惨状に関しては、「全員が被害者」である方がまだマシなんだよ。
「被害者じゃない」のにタレントたちが黙ってるんなら、それこそやばいだろ。
小中学生への性虐待を止めようとせず、加害者をヘラヘラ持ち上げて、さらに被害者を増やすのに加担して、
普通にこれをやってるんなら、怖すぎるだろ。
ていうか、ファン叩きにしたって、
「ファンを使って、セカンドレイプさせてる」のは、ジャニーズタレントの方。
別にそこをボカしてでも、
「元ジャニーズジュニアの人を悪く言うのはやめてください」でも十分な訳だろ。
そんな発言してないだろ。
ファンを叩かせようとしてるのは、ある種の「トカゲの尻尾切り」だから。
「マスメディアは報じない」とか、「どこそこが報道した」、とか言ってるけど、
ジャニーズタレントは、加害当事者のくせに「一切触れてない」。
数年ぶりに夢に出た。
変わっているところもあったが、基本構造は昔と一緒だ。地元にあって今はイオンになってしまったSATYがベースになっているが、地上二十階くらいに巨大化している。
俺がよく歩き回るのは本屋とCDショップが一緒になった妙にサイバーなインテリアのフロア、そしてその上の3フロアくらいに渡って立体的に広がるゲームコーナーだった。薄暗いかわりにレーザー光と蓄光塗料でけばけばしく彩られたゲームコーナーに様々な時代のゲーム筐体が並ぶ。中央にあるコイン落としは3フロアぶち抜きの巨大なマシンで、いつも老人がまわりに張り付いている。体を使うアクティビティ系のアトラクションもある。スノーボードのハーフパイプが倍くらいの規模になったやつがあって、特殊なシューズをレンタルして遊ぶ。受付で300円払って履いている靴と専用シューズを交換する。このシューズは床にピッタリくっついてハーフパイプを登れるモードと、床との抵抗を限りなくゼロに近づけて高速で滑れるモードを任意に切り替えられる。これを駆使してトリックを決めたり、延々滑ったりして遊ぶ。現実の俺は自転車通勤くらいしか運動はしないが、ここでは自由に体が動く。周りを見ると俺の他には小中学生しかいない。しかし彼らが小さい子供だという気はせず、同年代だという感覚がある。これはこのアトラクションが生み出された時期、俺もローティーンだったからだろう。感覚も施設に紐付いている。
祖父が亡くなってからは、この夢のショッピングモールでたまに眼鏡屋に立ち寄ることがある。最後に祖父と話したのが眼鏡屋だったからだろう。今回もそのイベントがあった。祖父がそこにいた。祖父は視力を測る機械の前に座って、奥で店員が老眼鏡を調整するのを待っている。
そう言って祖父は自身の瞳を指さす。俺は吸い込まれるように瞠目する。祖父の瞳は薄いグレーだ。知らない人も多いかもしれないが東北にはそういう目の純日本人がたまにいる。虹彩の細かな模様がきれいだと思う。俺の瞳は左だけすこし色が薄い。しかしきれいなグレーというよりは薄茶色だ。視力も少し弱い。完全に祖父と同じ、グレーの瞳だったら良かったのにと思う。そう言おうと思うが、次の瞬間には祖父は消えている。喪失感だけが残って泣きそうになっている。
SATYは実家から遠かった。俺が家族に連れて行かれるのではなく一人でSATYに遊ぶに行くようになったのは高校生になってからのことだ。通っていた高校からは徒歩で行けたので生徒たちの放課後スポットとしては最適だった。でも俺は別にSATYが好きではなかった。一緒に行く友達がいたわけでも、豪遊できるほど小遣いが豊富なわけでもなかった。それでも当時の俺がSATYに通ったのは、SATYへの道が当時好きだったクラスの女子の帰り道とかぶっていたからだ。マッスン、と彼女は俺をあだ名で呼んだ。
そんな流れで俺は15分ほど、彼女と二人きりで話すことができた。彼女は小柄で色白で、顔だけは広末涼子に似ていた。だからここでは広末と呼ぶ。広末は教室ではいつも田中という女子と行動をともにしていた。田中は特別美人でも秀才でもない普通の女子だったが、どうやら俺のことが好きだったらしい。その関係で俺もこの二人と絡むことは少なくなかった。クラスの奴らからは3人組みたいに思われてたかも知れない。しかし俺は田中がいる限り広末の心がこちらに向かうことはなさそうだと考え、いっそのこと田中を殺そうかと思ったこともある。もちろん本気ではないが。広末の家は町の小さな和菓子屋だった。俺は彼女と別れ際、義理で大福をひとつ買ってSATYに向かった。もしかしたら俺が婿入してこの店を継ぐのかも、なんて夢想したこともあった。
高2のある日、たった一度だけだが、広末がSATYに用事があるというのでそのまま一緒にSATYに行ったことがある。画材屋で店のディスプレイの材料を買うとか、そんな用事だったと思う。俺は荷物持ちを申し出て、広末も断らなかった。買い物が済んでから、屋上の植物園みたいな庭でベンチに腰掛けて二人でアイスを食べた。いつも大福買ってくれるから、とおごってくれた。俺はヨーグルト味で、広末はぶどうシャーベットだった。広末は一口あげるといって自分のスプーンで俺の口にシャーベットを入れた。俺は興奮で死にそうだったがなんとか平静な顔を保った。こっちも食べる?と聞くと広末は俺の「あ〜ん」を待つわけでもなく超速でごっそり半分以上ヨーグルトアイスを持っていった。取り過ぎだよひどい、なんて言ったが俺は幸福のあまり死にそうだった。
夢の中ではこの庭が広大で深い植物園になっている。熱帯の植物がジャングルみたいに鬱蒼としている中を歩いていくと、アイスを食べたあのベンチがある。そこには広末ではなく田中がこちらに背を向けて座っていた。
高3になると俺と田中が文系、広末は理系を選択して、広末とは疎遠になった。ただ田中とも別に関係が深まったりはしなかった。田中は既にどこかの大学生と付き合っていて髪を染めたりタバコを吸い出したりして感覚が合わなくなっていた。
夢の中の田中は高校生ではなく、数年後に最後に顔を合わせたときの姿だった。大学を出たものの終活に失敗して東京の小さい葬儀屋で見習いをしていた俺を田中が呼び出した。高校を卒業してから連絡を貰ったのはそれが初めてだったし、高卒で地元に就職した彼女が上京していたこともこのとき初めて知った。葬式が増える真冬で、俺は翌日の葬儀のために付き合いのある花屋に頭を下げて花をかき集めたところで疲れ切っていたが、なぜか田中からの誘いを断れなかった。蒲田にある田中のマンションはゴミ屋敷一歩手前という状況で、冷蔵庫の半分がスミノフで埋まっていた。
夢の中の田中もスミノフをハイペースでのどに流し込んでいる。ふわふわした素材のジャージ上下姿で、底辺の女という感じがした。
「マッスンも飲みなよ。ねえ、あたしさあ、この間また手首切っちゃった。それで救急車来たんだけどなんで来たのかわかんない。別れた旦那がいたから、どっかで見張ってて通報したのかも。ほら手首見る?ねえ寒いよね一緒に寝る?」
田中の視線は定まらずふらついている。あのとき田中がなんで俺を呼んだのか、わからないようでわかるような気もする。歪な三角関係のバランスで三人組をやれていたあの時期が田中にとっては幸福だったのかも知れない。俺は田中を殺したいとさえ思っていたのに。
気がつくとベンチの前には棺が置いてある。遺族が手向けた白い菊の花が大量すぎてご遺体が見えないほどだった。どんな人なんだろうとすこしドキドキする。葬儀屋をやっていると死体を見慣れてしまうが、死に慣れるわけではない。白い花びらにぽたぽたと紫色の液体が垂れる。ぶどうシャーベットだ、と思う。しかし違う。隣で棺を覗き込んでいる田中がヘラヘラと笑いながら手首から紫色の血を流している。遠く幽かにゲームコーナーの喧騒が聞こえる。ハーフパイプでは子供の俺が今もまだ飛び跳ねているような気がする。遠くに来てしまったと思う。
目が覚めると泣いていた。
もう10年ほど職場の人間以外と話しておらず、久しぶりに田中と話せたのが嬉しいと思う。今の仕事はもう葬儀屋ではない。だから長く死体を見ていないが、でも今日もどこかで誰かが死んでいるんだと思うと落ち着く。
SATYに行きたいと思う。
すぐ近くにうるさい場所はあるけど、切り取られたように静まり返った場所、とても大好き。
なんだか安心する。
小中学生の頃は実家で居間にいずに、よく仏壇のある部屋や、階段に座っていた
なにをするわけでもなくボーッとしていたり、図鑑を読んでたりした。
そう考えると、ぽくは小さい頃からインキャの才能があったんだな、と思う。
高校に入ってから部活に入らなかったが、その分とても長い間教室にいた。
中でも一番好きな時間は、みんなが教室に集まる前の朝早くの時間だった。
高校までは90分ぐらいの割と遠いところに住んでいたが、よく先生が正門を朝に開けてくれるのを待機していた。
誰もいない教室に一番乗り。
なんだか、いつも賑やかな場所なのに朝イチで来た時はとても特別な空間に感じた
二番目に来る同じクラスの女の子と、いい感じになったりもした(何事もなく終わった)。
大学に入ってからは同じように、図書館に入り浸ったり、深夜の徘徊に勤しんだり相変わらずのインキャぶりを発揮していた。
やはり、普段はうるさかったり、すぐ外に出ればにぎやかになったりと、ワイワイしたところに時間、空間的にアクセスしやすくて静かなところが大好きなのである。
それ以前は単に静かなところが好きなのだと思っていた。
社会人になってから、コロナが蔓延し、フルリモートワークとなった。
東京にいる意味もなくなり、少し郊外の田舎の方に引っ越してみた。なんというか、リトルフォレストみたいな生活に憧れていた。
最初の頃は自然に触れ合うのが幸せで、菜園を始めたり山菜とりをしたりとても満喫していた。
が、やっていて虚しさを感じた。
なぞに丁寧な生活に憧れていたが、結局やりたかったことはこれだったのか?と思い始めた。
そこでやっと気づいた。そう、自分は寂しがり屋だったのである。
なんとも都合の良い人間だ。
自分的には、外に出たらうるさくて少しイラッとくるぐらいの環境が丁度よかったのである。
そんな空間だからこそ、家や図書館、教会みたいな静かな場所が輝く。
賑やかだからこそ、家にいる時間が愛おしい。今ぐらいがなんだかんだ丁度いい。