はてなキーワード: テンポとは
https://anond.hatelabo.jp/20230928203841 の続きのような
原作見てない人から派手な話じゃないよと報告受けたので、じゃあ見ようかと
OP始まった瞬間の瞬間凍結やばかった。
YOASOBIがやってるのはブクマで目に入ってしまってたので覚悟はしてたのだが、事前情報を仕入れてなかったら辛すぎてOPの途中で視聴中止してた。
こればかりは先にワクチンで耐性つけててよかった。
歌詞や曲は耳というか脳がシャットアウトしてたが曲のリズムに合わせてのカットのテンポの速さもマジきつかった。
(ただしOPで作画枚数ケチってた気配を感じたのでちょっとだけ警戒感薄れた)
一方、目に入るスタッフ名が思ったよりマシ? マトモでは? マッドハウスでも良い方のマッドハウスっぽい? となり、最後に出てきた監督名でこれなら無難で行けそうってなったのでホント救いだった。
これがMAPPAだったら無駄に過剰な付加価値を押し付けてきそうだったし、地方のスタジオ名売り込み系も似たような高コスト押し売りするし、かといってシルバーリンクまで行くと下品を隠さなくなりすぎなので、ほどほどに抑えてくれそうなときのマッドハウスならかなり事故率低そうと思えた。カネ貰えるからで書き込みや作画を豪華にしたがる劇場版病はアニメ作品の価値を下げると思ってるので。
さておき本編。
金ロー2時間枠とか劇場版みたいな高コスト作画を警戒せざるをえなかったが、箱を開けてみたら金と時間はそれなりにかけつつ省略できるとこは省略してる絵があり、普通のTVアニメの豪華版ぐらいなとこで収まってて安堵のため息を深くついた。
安いといっても髪の毛とか高いんだけど。そのぶん動きは抑えてるし、クヴァール戦もちゃんと盛り上がらずに一瞬で終わらせてるし、勇者のバトルもエフェクトだけで変にアクションつけたりしないし、「フリーレンアニメ化したときやられたらキツいとこ」は全部回避してくれていた。いやほんとアニメスタッフありがとう。このあとシュタルクが出てきたらバトルが派手になったりするんだろうか。斧を高々と振り上げるぐらいはしてもいいけど、あんま長時間バトってくれるなよ…
シナリオは、そういやフリーレン最初は泣いたんだっけ忘れてた。
海岸清掃まででフリーレンの話はいったんまとまって、フランメの示唆で新しい旅が始まる。ここで「完」ってつけてもいいんだけど。
続きますよね。
ここから先の整理をどういう方向に持ってくのかは判断分かれそう。
岡本信彦良かった。昔のイケメンほどよくカルいけど芯のとこは軽くない。
スレッタはスレッタより全然いいのでこっちが役名履歴の代表作になれ。
EDは……OPよりおとなしいかもしれないけど、さらに抑えめでもいいぐらい。
その他。
寒いギャグってネタの内容がどうのよりも、流れで読んでたところにいきなり無意味なギャグを挟んでテンポをぶつ切りにされた時に言うイメージだな
寒いギャグ入れんなつまらん、的な感想を結構見かけるからそんな印象
ギャグ漫画だとネタそのもので笑いを取るから内容も見られるだろうけど、概ね時代遅れなネタは寒がられるイメージある
例えば食べ物を粗末に扱う系とか昭和みたいな露骨な下ネタとかは現代だと笑うどころか引かれるまであるし、エスニックジョークとかは変なところに飛び火する可能性もあって扱いが難しい
でもバナナの皮で滑って転ぶ、だけでもすごい完成度高いギャグ漫画を描ける人もいるだろうし趣味の域ならあんまり気にせず描きたいもの描けばいいんじゃないか
おもしろかった。
いつも通りの展開で「これこれ!トム・クルーズにはこれを求めてんのよ!」ってなりつつも、終盤ちょいと一捻りあって、それもまた良かった!
ありえねぇ展開だ!って怒るのは野暮ってものでしょう。
ーーー以下、時系列で良い点、気になった点を書いていくーーー
【良かった点】
・ハンドサインってカッコいいよな。(ここが終盤につながるのかっこよすぎるよなぁ)
・自信満々なハングマン最高。こういう奴がいるからアメリカって強んだよなぁって思った。NBA選手のトラッシュトークとかと通じる所ある。自分が一番強いって思ってるところ最高。
・トム・クルーズの無双状態観れるの最高!やっぱトムはこうでなくちゃ!いやしかし、あのアクロバット飛行を観れるのいいよなぁ。あれCGなんかな?それとも実写なんかな?まぁCGやろなぁ。凄いなぁCG。技術の進歩やばい。違和感まったくない。
・ヨットのカッコよさね。ヨットってなんであんなカッコいいんだろうか。湘南に住むようになって、ヨットとかああいうののカッコよさが少しわかったかもしれない。
・女性の美しさ凄い。あれ50オーバーの設定だよね?トム・クルーズは裸だけど、女性は服着てるの配慮が素晴らしい。体は流石に魅せられるレベルでは無いんだろうな。逆に言うとトム・クルーズ凄すぎなんだけどね。
・作戦実行中にあんな波乱があるとは!!あれにより、ドッグファイトも生まれたし、最高の展開。あそこでもう一捻り入れられるのは、脚本家の素晴らしさ。僕だったら作戦成功で完!ですわ。というかスターウォーズのジョージ・ルーカスでさえ、作戦成功で完!だったのに、流石だわー!
【気になった点】
・前作のトップガンは観てた方が良い。というか観てないと作品に入り込めないかも。アマプラ・ネトフリ、だいたいトップガン入ってるからいるのがおすすめ。
・マッハ10超えて、更に無茶するとか…。いや、そもそも上官の司令を無視て…。トム・クルーズ無茶しすぎ。軍法会議かけられるレベル。あ、でもこれの映画トム・クルーズだったわ。こんなツッコミ野暮だね。
・マッハ10超えた機体がぶっ壊れてんのに、なんで生きてんの?意味わかんなさすぎやろ。あ、でもこれの映画トム・クルーズだったわ。こんなツッコミ野暮だわ。
・なんでトム・クルーズが教官なんだよ!お前が乗ればええやんけ!!ってなったけど、結局トム・クルーズが乗ったから最高!
・女性の軍服がちょっとピッチリ過ぎやしないか?と思った。けど普通がわからんから、判断はできないけど…。
・あんな軍事作戦ありえんやろ。あんなもん高高度からバンカーバスター撃って終了やろ。あんな生命の危険晒すような作戦は今の時代はありえん!!!って危ない危ない、これトム・クルーズの映画だったわ。こんなツッコミ野暮野暮。命を掛けるからドキドキが生まれるんだからさ。
・アイスマンとの友情とかは、前作観てないと分かりづらいだろうな。
・ルースターのトム・クルーズへの恨みは少し分かりづらいかも。父親との関係や願書を抜いた件は、ここまで関係こじれるまでのことか?とはなった。母親からの頼みなのに、母親はなにしてたんや?真相話してないんか?ってなった。母親お前が一番悪いやんけ!
・飛行機を奪い去って逃げるやつ、ウケるなwww有り得んやろ!!スターウォーズやんけ!!!wwwあんなもん許してたまるか!!敵なにやってんだよ!!ありえん!!え?というかスターウォーズへのオマージュっぷりが凄いな。
キャラ魅力度【4】/4
テンポの良さ【4】/4
魅力的、独創的な演出【4】/4
映像美【4】/4
音楽の良さ【4】/4
合計【38】/50
購入して10年以上。放置も多いが稼働時間7万越えのHDDがSMARTにおエラーをお出しになられた
不定期バックアップを取ったらファイルがひとつコピー失敗してて手動コピーしようとしたらOSからもBIOSからも認識しなくなってやばたん
何度か再起動したら警告つきで認識してくれてあわててamazonでHDD購入
初めて買ったHDDでseagateなんだよね。それ以降はWD買ってたんだけど、ここまで動いて突然死もしないなら安いseagateでいいかと直系子孫的にseagateにした
バックアップからエクスプローラーでコピーしてディレクトリ構造を同じにしてドライブ番号を入れ替えたら完了かね
今回死んだHDDにはプロファイルも入っててCは生きてるのにログインできなくなったんだよね
セーフモードにすれば新規にユーザー追加できたそうだけど、事前に念のため普段使うユーザーとは別に緊急用のadminユーザーをCにも作ってて助かった
だけど普段使わないそのユーザーの名前とパスは認識しないHDDに入ってるから記憶と勘でハッキングしなきゃいけなくてなんとか突破できてドキドキもんだった
あと一度死んだプロファイルはレジストリ弄らないと再ログインできないし面倒ね
当時はこしゃくにもパーティーションを分けててまああんまり利点を感じなかったから撤廃するつもり
テンポラリと保存先が別々で同一HDDなのにまたいで移動とかしてたしここらへんスッキリするといいね
2Tをちょくちょくやりくりしつつ古い未使用ファイルも沢山ありますね
ファイルはごっそり移行するけど余裕が1Tほどできるので気が楽になりますね
10年前とくらべてHDDの値段は容量低め(2T~)で同額から微増、そっから468Tと盛るための金額のがお安くなった感じでしょうか
SSDもこなれた今、もっと安く手に入るかと思ったので残念でした
増やすより安く欲しい…
その代わり同期の同じく稼動10年越え電源のファンがずっとキュルキュル言ってます
こいつもそのうち買い替えしなきゃなぁ
と言いつつ死ぬまで使うんだろうね
「灰と幻想のグリムガル」も「ゴブリンスレイヤー」も物語のほとんどをゴブリン退治で費やしていて、
グリムガルの方は水彩画みたいな絵とか綺麗なんだけど、ずっと話が進まないような退屈さがあった。
多分、グリムガルは原作はもっと続くのだろうし、アニメだけで評価するのはお門違いなんだろうけど…。
一方、ゴブリンスレイヤーの方は短編でまとめやすい設定な気がする。
脚本のテンポも良く、多勢に無勢というか、集団攻撃の恐ろしさのようなものを良く表現できてた気がする。
ゴブリンとかスライムとか、過去の日本のRPGの設定もあって雑魚に扱われがちなんだけど、
久々に怪獣8号の溜まってた未読分を消化した。巷で聞いたとおりオペレーターがちょっと引っかかったけどそれ以上にこんな漫画だったっけ?てぐらい回想が多く感じて気になったから軽くチェックしてみた。
・1ページ弱以上コマを割り当てられている
・主にキャラクターが一人内心で振り返っている(複数人の昔話などはノーカン)
・キャラクターの回顧ではない(新エピソード冒頭のキーとなる過去描写など)
・リアルタイムにキャラクターが行う過去の振り返りが必ずしも直後の行動に要しない・影響しない
・作中時間がスピーディーな展開(戦闘など)の中での過去の描写。テンポが落ちたと感じたら
なので過去描写すべてが回想ではなく、たとえば「試験開始直後に試験内容の確認の過去を描写する」ことは時間軸シャッフルの漫画的テクニックとして回想に含めていない。過去の言われたセリフをリフレインしつつそれを踏まえて現在セリフを返す、なども回想としていない。
とはいえ結局ノリですよノリ。
100話前だし非回想8割割ってる?タイトルの気持ちよさを優先しました。
話数 | 回想場所 ページ頭・中・尻 |
---|---|
1 | 頭 |
2 | 頭 尻 |
7 | 中 |
29 | 頭 中 |
38 | 中 |
44 | 中 尻 |
50 | 尻 |
52 | 頭 |
59 | 頭 |
61 | 頭 |
64 | 頭 |
79 | 中 |
80 | 中 |
82 | 中 |
83 | 頭 |
84 | 中 |
85 | 頭 |
86 | 頭 |
87 | 中 |
88 | 頭 |
89 | 頭 |
90 | 中 |
91 | 頭 |
92 | 中 |
はい、序盤中盤思っていたより全然回想していません。最序盤は主人公の動機としてどうしても過去描写が入るのはしかたないですね。そこからサブキャラの掘り下げがちょいちょい。回想がまったくない、というのもおかしい話なので、適度に入ることに違和感はない。。。が。。。
79話から最新話までほぼ連続して回想のオンパレードになる。正直、キコルまわりは精神攻撃相手だし表が華やかになるのでやや牽強付会に回想判定しました。。。
それでもその後鳴海・とくに保科はまっとうに回想してるといっていいんじゃないすかね。
三人とも母親・目標としてた壁・自分という、内心を乗り越えることが主眼のエピソードで自己超克して勝利、みたいな展開。(鳴海は既に成長自体はしてて披露する機会がなかったが…といった展開だが回想作りは同じ味)
さぁーすがに連続して喰らうと食傷する。勝ってやっと次のキャラの戦闘に行ってまた回想からやり直し。最後の保科はさらにしつこいとくりゃあちょっとネガティブ評価に入ってしまう。タイトル前の冒頭数ページで回想するやり方も何回かやられるとまたか。。。と思ってしまう。しかしバトル途中に入れられてもどっちみちテンポは死ぬのでダメージ軽減にはなっているか?
全体で見れば今が少し特殊な状況なだけなので、回想展開をキャラクターごとに距離を離し連続させず、1キャラクターの回想もバトル中・日常中にちらして戦闘中にまとめてががっと処理しないでいただけたりするとオペレーター含めよりテンポよく気持ちよくバトル展開を読めるのではないでしょうか。
対自分用の怪獣を通して自分との戦い、というメインラインを増田が読み間違っていなければそれは表現できているので、味付けをしっかり変えつつも主軸が似通うのも仕方ないのですが、ここをマンネリととられるか相乗効果ととられるかは漫画家の力の見せ所、あるいは過去の積み重ねの決算かと存じます。まだまだ今エピソード完結まで時間がかかるかと思いますが連載頑張ってください。
突き詰めれば寂しいからに行き着くと思うよ
俺、麻雀が好きで、麻雀友達が7人くらい居て週末とかによく誘い合って打ってるんだけど、
こいつらと仲良くしてる動機ってのを端的に言えば麻雀を楽しく遊ぶ為って事になる。
だけどさ、今日日麻雀なんか家でパソコン開いてクソ強いAI相手に打つ事だって出来るわけよ。
むしろそっちの方が強い相手にテンポ良く打てるから試行回数重ねられるし家から出なくて良いし牌譜検討もしやすいから、友達と打つよりもよっぽど効率的なんだけど
それでもわざわざ友達誘ってわざわざ時間合わせてわざわざ電車乗って新宿とかまで打つのって、やっぱ一人でAI相手にシコシコやってても寂しいからだと思うんだよね。
というか、アニメしか観てないのだけど、端的につまらなかった。
「未来日記」は良かったのに、なんでだろう。
能力者それぞれの能力が万能すぎてパワーバランス的にどうなんだろうと思ったりもした。
アイアン・メイデンのエディみたいなのがスタンドとして出てくるが、
時間を操る能力者なら時計のスタンドを出しているのに、なんで?と思った。
病んでて主人公に殺意さえあるヒロインがでてくるのは作者の勝ちパターンなのだろうけど、
「未来日記」の我妻由乃の方がキャラとしてちゃんと立っていた感じがして、
それに比べると尚更、紅鈴はキャラとしてブレていて弱く感じた。
漫画は良いのだろうか。
その割にはテンポが悪く、多分、端折られているはずなのに冗長にさえ感じられた。
なんだかんだ同作者の「未来日記」と比べてしまい、物語全体としても低下した感じを否めない。
漫画は全10巻らしいし、そう考えると1巻=1話になってしまうので、
だからと言ってスピードが早すぎて、視聴者が置いてけぼりとかになるわけでもなく、
その割には話のスピードが遅く感じられるのはなんでなんだろう。
こういう大規模な転移って元ネタとか影響されたものってあるのかな。
そういえば、飛ばされたガラの苦労の外伝いつか描くだのあった気がする。
無職転生はアニメしか観てないけど、なんだかんだ無職転生のアニメは脚本も良くできてる良作だと思う。
基準は作品を観てる体感時間で、無職は30分があっという間に感じられる。
観てる途中で、まだ15分も経ってないんだ、みたいに思うことが多い。
not for meだろうが、脚本のテンポが良ければ時間を短く感じる。
なろう系のアニメ化が乱造される時代、脚本が良い作品は意外と少なく感じる。
アニメ化で詰め込み方に失敗するとそうなりがち。
○ご飯
朝:焼きそば。カイワレ大根。昼:袋ラーメン。ピザマン。夜:だし豆腐納豆。サバ缶。間食:豆菓子。アイスクリーム。
○調子
○夜、灯す
○はじめに
数十年前の女生徒同士の心中事件の真相を探るサスペンスな展開と、琴を演奏する部活筝曲部の大会を目指す熱血青春な展開を、女の子同士の関係性の変化で魅せるノベルゲーム。
公称ジャンルはホラー×百合だが、ホラー成分はかなり薄めで、熱血青春部活ものの味わいがかなり多め。
琴を演奏することとは、そんな大きなテーマを掲げつつ、音楽と向き合う真摯な態度がカラッとしてて楽しめた。
優れた琴の才能を持ちつつも筝曲部部長から教わった楽しむの精神に重きを置き、仲間との和を重要視する主人公の鈴。
彼女と対照的にヒロインの有華は、琴の世界では有名な家に生まれながらも、良い演奏をすることだけに重きをおき、その家の中ですら孤立してしまっている。
そんな二人がぶつかりつつも、他の部活のメンバーが抱える課題の解決に取り組んでいく。
鈴に依存しすぎて自立できない真弥、まだ周りと合わせる技術が不足している累、そして何かを隠している麗子たちの解決していくのが現代編のメインの筋になっている。
王道な青春モノとして課題と解決がちゃんとしており、かつ鈴と有華共に琴の技術面において優れているからか、琴のエピソードと、心情のエピソードとをすぐさま繋がらせかなりサクサクとお話が進む。
もう少し余韻が欲しくもあるが、二人の優秀さの表現としては面白かった。
それぞれのメンバーが視点人物になっての回想シーンもあるので、ここに文量が割かれていたら群衆劇的な楽しみもあったのかもだけど、あくまでここは課題解決のための自問自答で、そういう多様的な面は少なめ。
二人ともやり方は違えど最終的に琴の演奏が一番大事という目的は共通しているからか、琴以外の例えば恋愛的なドギマギする展開はかなり少ない。
公称ジャンルには百合の言葉も入っているが、この二人がそうとは言っていないので、そういう意味なのだろうか。
○小夜子さんと妹の過去編は切ない
戦後まだ間もない人権意識や平等の概念が浸透しきっていない時代の生きづらさが、小夜子さんと彼女を姉と慕う妹との関係を歪めていく。
最終的に彼女たちが心中するのは前提条件として粗筋にも書いてあるので、破滅に至るまでの過程は読んでいて辛かった。
そんな辛さの中でも、スキンシップを求める妹の肉食な感じは、なるほどなるほどな見所だ。
現代編のカップルとは違い、こちらのカップルはそのような描写がたっぷりと楽しめて良かった。
幾人かのサブキャラもいるのだけれど、二人の目にはお互いしか映っていないせいで、どんどん深く落ちていくような関係性が描かれていた。
○十六夜妙蓮さんが格好いい
鈴から見るとお爺ちゃんの姉、大叔母にあたり今は保護者もしてくれている尼さんの妙蓮さん。
厳しくも優しい良いキャラで、老人ながらピザや唐揚げが好きというあざとい一面や、イタズラ好きな部分など様々な表情を楽しめる。
かなり格好いいキャラで彼女が活躍するシーンは文句なしに決まっていて大好きになれた。
老齢ということもあって年月の重みを感じさせるエピソードは、このゲームらしさも感じられて一番好きな部分だ。
何かに殉じることの複雑な尊さがあり、格好良さに滾りつつも、悲しくもあると、彼女が魅せるいろいろな側面のように、多様な感情が湧いてきた。
○おわりに
見所は沢山あったのだけど、ちょっとテンポが良すぎたかもしれない。
ストーリーの大筋や、その時々の文章に惹かれる部分もあるのだけれど、悪い意味でそれだけ。
ボリュームが少ないと一言で終わらせるというよりは、良い意味での遊びの文章が少なかったのが気になり、エピソードの数に物足りなさを感じたわけではなく、メインキャラ5人の掛け合いや心情を語る文量の少なさが物足りなさを感じた。
特に主人公の鈴が音楽のこと以外には鈍感なタイプで恋愛的なエピソードもあるのに無頓着なのがそれに拍車をかけていた。
とはいえ、良きところも沢山あって、文化系部活の熱血パートも面白く、青春モノの良い展開が楽しめた。
過去編の時代のような見えないものと戦う小夜子さんと妹のエピソードも重たくて辛いけど良かった。
そして何より、何十年もその道に殉じてきた妙蓮さんの出番は最高に決まっていた。