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2020-05-26

教員に虚偽を勧められて失望した話

私は博士課程の学生である

この時期に博士課程の多くの学生申請する通称学振というものがある。詳しく知りたい人はググって欲しい。

さて、例に漏れず、私も申請することとなった。

ところで、この申請書には業績を記載する欄がある。

こんな論文を発表したとか、こんな学会で発表したとか書いてアピールするわけである

そして、私には今、査読中(under revision)の状態論文がある。この論文は私が筆頭著者であるが、査読中なので今のままでは業績にならない。そして、早く査読が終わらないかとやきもきしている。要は、この業績があるとないでは、業績の評価点数が変わってきそうなものなのである

私の指導教員はこの論文採録決定済み(accepted)としましょうって言ってきた。まだ審査員から返事は来ていないのにである

一回は無視して誤魔化したが、もう一度念を押されてしまった。

申請書を出すのは私なので、提出時に黙って修正してしまえばいい問題ではある。

しかし、「それって虚偽ですよね」ってはっきり言えなかった自分が悔しい。

そして、なにより「これって虚偽だよな」と思うことを勧めてくる教員失望した。

こういうことを勧めたら、こういうことをする博士が育てられるわけである

今のアカデミック申請書では、こういったことが平気で行われているのだろうか?

自分が知らないだけで、こういったことは当然のように行われてきたのだろうか?

未だに胸の中がもやもやしている。

2020-05-23

「シャミ子が悪いんだよ」niconico賞受賞、の何が問題だったのか

カプ妄想自由だし、その行為によって生まれネットミームを使うのも基本的には自由だよ

でも、その非公式価値観公式サイドに持ち込むのはNG

この不文律が守られなかったのが、シャミ悪受賞の一番の問題だよ

とどのつまり、誰が悪いかというと

ネットミームの受賞で公式に賞を送った『ネット流行語大賞主催

・それを面白がって、原作者の多方面配慮した受賞式でのコメントを無に帰すような、悪ノリ扇動しかねない記事を書いた『ねとらぼ

ねとらぼ記事に触発されて「言ってるけど原作アニメカットされただけ」「言ってないというのは原作者勝手解釈」という珍説をばら撒き、原作ミーム汚染に積極加担した『悪ノリ勢』

が悪いんだよ

この残念な受賞の顛末で唯一の救いは、原作者・いづも先生の受賞コメントが素晴らしかたことだろう

簡単にまとめると以下のようになる

・この言葉が生まれたのは、ひとえにアニメ「まちカドまぞく」にかかわってくださったすべての方々の努力のおかげ

・作者の手を離れて歩き出せるくらい育ってくれたからこそ、この言葉が生まれ

・だから、「原作アニメで言ってないだけで言ってる」派の方も、「桃はこんなこと言わない」派の方も、「作品見てないけどこのセリフは知ってる」派の方も、全員正しくて、みんな悪くない

・この賞は私一人では荷が重いので、アニメ「まちカドまぞく」を世の中に送り出してくださった方や、楽しんでくださったファンの方、みんなで分かち合えれば、原作者としてはこれ以上ないほど幸せなことです

作者のコメントを読むと

アニメスタッフが素晴らしかたから、この言葉は生まれ

と、アニメスタッフ感謝の意を表しつつ

一方で、原作者はこのネットミームアニメからまれものであることを強調して、原作との間にしっかりと線を引いていることが分かる

そうして、原作ミーム汚染を恐れる「桃はこんなこと言わない」派への配慮もきっちりできているところが本当に素晴らしい

このバランス感覚はそう真似できるものではない

そして、この素晴らしいコメントがありながら、先述したように

「言ってるけど原作アニメカットされただけ」「言ってないというのは原作者勝手解釈」などといった悪ノリ発言面白く可笑しく紹介して

悪ノリ助長させるような記事を書いたねとらぼに、心底失望する

パヨクネットの外で行動をしろ

お前らさ、ネットだけでわいわい騒ぐのは良いんだよ

黒川憲法改正をその罵詈雑言のお囃子で止めたのも良いんだけどさ

関係ない種苗法ストップさせた上で二つも改正案通してるの本当になんなの?

それも改悪された著作権法改正案と、スーパーティ法案

この二つの方が明らかに種苗法なんかよりも大事だったんですけど?

お前らは魚かよ、ネットで目についたことばかり槍玉にあげて思考停止批判して

それで一番大事ものを見失ってるんだからザマないって気付かないんか

ああ気づく頭もないもんな


本物の反対派、反改正法案派はな、現場に出てんだよ

現場マスコミと協力して情報を得てその上で国会前や都内毎日デモしてんだ

それをなんだお前、有名人の声でころっと騙されやがって

アベの声に隷属するネトウヨと同じレベルまで落ちたか

本当にがっかりするわ


内閣支持率が下がってあともう少しです!

頑張って声あげていきましょう!とか言うけど、スルー/ストップくらい見てから選べよ本当

あのな、もうお前らのせいで2失点してんの、分かる?

現場の人数だけじゃ多勢に無勢だからお前らに期待してたのに2失点だよ この重さが分かんねぇのか

ゴミスポーツ野球や欠陥スポーツバスケットみたいに最後得点多けりゃよしじゃないの

通しちゃいけない失点があるの、理解して政治してんの?

烏合の衆に成り果てつつあるネットの皆さんはかつて味方だと思いました

ですがここで「無能な味方では?」という懸念が出てきたわけですよ

からお前らはそこら辺見定めてアベや大きな声の著名人に踊らされるバカにならないで下さい(といっても無理な人が多そうですけどね……はぁ)


頼むからネットだけじゃなくて一緒に国会議事堂前で声を張り上げてください

ネットなんて架空気持ち悪い世界で声を上げるより数百倍マシです

自分考える力もつます コネもできるしいざとなったら突っ込むこともできる

頼むからもう少し私たち現場で抗議し反駁急先鋒にいるいる人を自覚してください

そして私たち現場後ろ盾になる様動いてください これ以上失望させないで下さい

それでは、弾くべき法案を全て弾いて一緒にアベにとどめを刺しましょう

長々と長文、失礼いたしました

かしこ

2020-05-20

anond:20200520113707

固いのが出て後から柔らかくなるのは自分だけだったのか…(薬多過ぎ軟便だから固めが出ると「お、今日調子いいじゃん!」って喜んだらすぐに柔くなって「あーあ」って失望するのを何回もやったわ)。

2020-05-19

漫画家とか小説家アニメ監督検察法改正に反対したのにキレてる連中って

ちょっと文芸クリエイターを舐め過ぎなんじゃないだろうか

もちろん、自分と違う意見を持っていた、ということでそれに論駁するのは健全だと思う。しか

政治的発言なんかするな」って言ってる連中は、彼らが自分のための快楽製造機か何かだと思っているんだろうか

なんなら、我々を楽しませている作品は、多くの場合において、その作家人生において得た知性や価値観を総動員し、必要関係各所に取材し、テーマなども綿密に考慮して描かれている

よっぽどの天才でもない限り創作活動とは痛みを伴うものだ。文句を言う連中が何も考えずに消費しているかもしれないその作品は、実はとんでもない知的生産行為の元に生み出されたもの

文句を言う連中よりも遥かに社会について勉強したことのある彼らが、社会についてなにか言ったときに「政治的発言するなんて」と失望するのは、そいつらが何も考えずに享楽的作品を消費し続けてきたことの証左にすぎない

それがとくに「おたく」を自称する連中の間で多数派になってしまっているであろう日本斜陽っぷりよ

おふねのゲーム流行るのも無理はない

2020-05-18

医者になったらモテだした→類似あるあるだよね?

かくいう自分高校生の頃は成績が最低で、親と教師から毎日バカにされていた。

「お前なんか絶対大学合格しない」と言われてたのに、地元ではまあまあの大学にするっと合格してしまった。

すると親と教師手のひら返したように優しくなり、「お前ならやると思ってた」とか言い出してマジこの教師キモいなと思った。

親に対しても未だにこの事でわだかまりがある(親は覚えてないようだけど)

映画でもよく見るシチュエーションだ。

昔「バルト」というわんこ映画を見たんだけど、ヒロイン以外は男も女もヴィランに心酔してて、

主人公バルトは犬とオオカミの混血だからめちゃくちゃ嫌われてバカにされてる。

それがバルトワクチンを運んだ途端、バルトをちやほやしてヴィランを見下しはじめる。

いわゆる熱いてのひら返しというやつだ。

まあ他人なんてそんなもんだよね、という虚しさみたいなものを感じたわけだけど

結構そういうのあるよな、って。

金色ガッシュでも銀行強盗と戦ってはじめて清麿と話をする男がいたわけだし。

それは会話のきっかけを作る出来事で、その後清麿が友達作れたのは清麿本人が楽しい奴だったからだよって事なのかもしれないけど

それなら医者になってモテだしたのも単なるきっかけで、そこから長続きする恋人になれるかどうかは別問題なんだよなぁって

結局他人他人ことなんか勝手レッテル貼って、レッテル貼った属性通りの人だと思い込んで

それと違うと怒ったり失望したと言ってきたり

そういうのばっかりだよね。

2020-05-17

anond:20200517115749

でも与党投票したんだよね?

与党改善する役割野党にぶん投げておいて失望とか、

与党にとっての利用価値がないか失望とか、

与党ダメなのを野党のせいにするとか、

認めたくないことから目を背けすぎなんじゃないの

この数か月で左派に対しての失望がひどい

政権については褒められたところがないのは事実であるが、それと同じくらい左派に幻滅している

語弊はあるが普通に民意を捉えていれば加点しかされない絶好のタイミングが目の前にあったにも関わらず、支持率を大幅にマイナスどころか一般層と相いれない本性を垣間見せるクソムーブ

批判自体は正しいよ、ただ批判目的になってることが明確になってしまった

有事に明確なビジョン戦略すら打ち出せないのでは結局現政権と同じ穴の狢だ

こと新聞社については嬉々としてアジテーションを繰り返して世論を混乱させることに力を注ぎすぎた

個々人に関してはもっとひどく、あそこまでねじ曲がった人が多いとは思わなかった

政府に強権を求めるのはまだ道理としてわかるが、

自分たち世界しか見えてない、自分たちの水準でしか物事を考えられないことに失望した

端的に言えば彼らが示す意見にはなんというか「幸福」なビジョンがない

政権や支持者にもそれがあるとは言えないが

自由とは程遠い風紀委員的な性格があまりに強すぎる

何をしても減点でどうすればよくなるかの提示がなされないし、されても大局的な視点がかけたポジショントーク

そもそも原理原則論ばかりでハイコンテクストユーモアやわかりやすく訴求する気がまるでないからお仲間にしか届かない

頼むからもっとそこらへんにいる普通の人々を見つめてほしい

anond:20200517073015

地方から死ぬように勉強して東大に入ったはいものの、期待したものが得られず失望のあまり狂ってしまった人もいるらしい。

2020-05-13

anond:20200512190122

>『「日本資本主義社会からスキルアップしたら人が報われる社会になってる」初手から間違ってるという。』→間違ってないと思うぞ。間違ってるのはお前の認識だな。根拠は書かない。お前も書いてないから。

これ書いた人じゃないけど、結局の所「スキル」と「報われるかどうか」のリンク不明瞭なんよ。

そりゃ「誰もが認める天才エンジニア」みたいなレベルならスキル報酬リンクするかもしれない。でもそこを全員が目指すことは出来ないし、目指したところでレッドオーシャン

そして給与体系的には管理職の方がカネを稼げるので、「スキルアップ」というのは社内政治に長けることだったり、ゴマすりのスキルを磨くことだったりする。

まり会社ハシゴを登るためのスキルアップを推奨してるなら分かるけど、単に技術的なことを尖らせて報酬リンクすると思ってるなら後で失望することになる。

第一回、ガルパンのグッズとか円盤とか、制作者に失望したオタク達がメルカリやすーく出品するのでは???

って期待するのは不謹慎にあたるかどうかについて〜〜

冗談はさておき、

オタク制作者と作品ちゃんと切り分けて考えられるはずだし、

円盤割るのが古来から伝わるオタク仕草なので、メルカリには出ないと思われる。

(なんでオタク円盤割るのか?は自分にもよく分からないので経験者に聞いて下さい)

anond:20200513091955

同意で、あれには自分含め右派はかなり失望した

政党が右も左も親中派なの詰んでる

もう台湾民進党日本併合してほしい

あるいはクーデター政党政治潰れてもいい

anond:20200511135415

違和感があったので書いてみる

筆者は当時そのへんのエロゲ会社ライターとして働いていた

引用元が言いたいのはおそらく「あのサブカル感なんでなくなっちゃったの」が正しい

サブカルというワーディングに反感を覚えるかたもおられるだろうが、まあまあ、どうどう

エロゲが衰退したかどうかは結構面倒な話になるので割愛する

あとゲンガーの話してるけどエロゲンガーがあこがれだった時代存在したのだろうか……

あの当時、なぜエロゲに謎のテキストライターが集まったかというと、

ライター』という職業を志す者にとって一番稼ぎやす場所だったからだ

家で稼げる、ダメ人間でも雇ってもらえる、これ大事なことね

また、1作品あたりの予算コンシューマほどかからいかプロデューサー適当

企画さえ通ればあとはテキストライターが好き勝手やることができた

ライター供給源となる場所テキストサイトが多分に役目を果たしたはずで、

自分もそのうちの一人だ

90年代後半の暗雲垂れ込めた社会00年代初頭の失望

それに原始インターネットを混ぜこんで鍋でぐつぐつ煮てでてきたものがあのエロゲ文化

社会空気とカネと「プロデューサー」の雑さ、これがエロゲを生み出していて、

読んでくれる顧客もヒマだった。

ニコニコ動画が出てきてコンテンツ映像的な消費しやすさが意識され

Twitterが出てきてコンテンツリアルタイム性が要求されるようになった

こんな時代ワナビの書くエロゲは売れない

顧客フォーカスして売るというまともなビジネス誕生である

クズライターは放逐され、かつ主婦層のインターネット参戦が目立ってきた頃には単価もクソ落ちてきたので俺もライターをやめた

んだが結局またソーシャルゲームライター業をしている

最近エロゲ業界でもソシャゲ業界でも「未経験からライター」が増えている

ワナビですらない小説もろくに読んだことのない連中が、だ。

しかしこれが商業である

ちゃん規定の量をサラリーマンライクに生み出すのがこの時代ライターに求められる一番の才能だ。

さて、あのとき、あそこに確かにあった空気は一体どこへ行ってしまったのであろうか。

そして持続可能だったのだろうか?

儲かる場所はすぐ商業化され、ニコニコ動画でも小説家になろうでもnoteでもYouTuberでも「あの空気」は一瞬発生してすぐ消えてしまった。

自分テキストサイトに最初見て、エロゲライターになり、ニコニコ動画を経てソシャゲ屋になりVTuberライターもした。

ずっとそれを追いかけている。

熱狂混沌と雑さと退廃、ダメ人間たちの青春

いつもそれを夢見ている。

2020-05-12

大竹まことには失望した

岡村が叩かれたのは「金に困った女性風俗堕ちするのを期待する」発言をしたからだろ

 

「たとえばですけど、女性と上手く恋愛関係を結べない人たちが、こういう風俗的なところを利用したりもしますよね?それも肯定できないですか?」

なんだこの擁護

安直な「風俗は有りか無しか」のうっすい質問になってるし

岡村擁護としても的外れ

炎上した意味理解してないアホ

 

擁護のつもりで薪をくべ続ける芸能人が多すぎて笑えてくる

anond:20200512125350

まさにこのまんまだねぇ

anond:20200512021208

野党選挙自民党に勝つ気があるのかねえ?

立候補者の一本化というけど、それは共産党意向も取り入れるわけだから中道寄りのリベラル有権者失望させるよ?

anond:20200511005506

まず前提が間違ってるな

政治学者なり社会学者なり、ネット記事なり本を読んでこの人は信頼できると判断した

自分なりの「政治の話を聞くに値する人」を持ってるから

音楽が気に入ってこの人の音楽は信頼できると判断して聞いてた人が

政治の話し出すと失望するって話じゃん

その人の全てを信頼してるわけじゃなくてその人の専門領域を信頼してるんだから

2020-05-08

anond:20200507181744

手先が器用で人間マネができると言っても所詮猿は猿、という失望しか得られないであろうと予言

2020-05-07

技能実習生風俗アンフェアネスに対する選択について

コロナの大流行現在進行形世界歴史が大きく動いている。日本に住む私達は政府から自粛要請され生活様式が一変した。私の生活にも様々な変化があったが、そのうちのひとつ自炊する頻度が大幅に増えたためスーパー野菜売り場で悩むことが多くなったことだ。そのときに私が感じ、考え、悩んでいることを書き残そうと思う。

技能実習生制度が許せない

私は関東の某県で医療に携っている。三次救急指定病院大学病院に勤務していた時期があるので、様々な重症度の患者を診てきた。そのなかでも幾人かの忘れられない患者達がいる。外国人技能実習生だ。4年間で3人、それぞれ様々な疾患のために入院治療に当たった。そして3人とも保険に入っておらず、退院直後に帰国する手筈を(多くの苦労のすえ)整えた。そのなかで技能実習生の送り出し機関や受け入れ企業組合大使館入国管理局保健所などと交渉する機会があった。また逃亡した技能実習生の横の繋がりや助け合いについても知る機会があった。詳細については記載できないが、本当にこの制度は許せない。これは絶対に続いてはいけない仕組みだ。そう確信させるような失望交渉相手が信頼出来なくなるエピソードが何度もあった。私は今でもその担当した1人が救急外来処置を受けながら「アッラーフアックバルアッラーフアックバル!!」と叫んでいたこと、その後回診のとき仕送りをしないといけない家族が何人もいること、日本アニメ好きだ、とはにかみながらTシャツに描かれたキャラ名前を教えてくれたことを忘れられない。彼らはいまどうしているだろうか。生きていてほしい、母国でも治療が続けられていてほしいと願う。

私が携った人のうち2人は農業従事していた。私はこの県の農業に、少なくない人数の技能実習生が関わっていることを知っている。そして彼らが低賃金で、過酷労働環境で、理不尽契約で、無保険で働いているからこの野菜売り場の一部の野菜がこの価格販売されていると想像する。コロナで多くの人達が困窮している、だから私は自分の手の届く範囲人達の手をとりたい、応援したいと思っている。その一環として地元野菜を買おうと手を伸ばすとき、(でもこの野菜技能実習生の誰かの苦しみのうえにあるんじゃないか?この野菜を食べて応援することはその制度を維持することに力を貸すのでは?)と考えてしまう。

一方で、地元農家の人々の顔も知っている。彼らの家庭環境経済状況もほんの部分的であるが知っている。あのおばあちゃん今年は桜見れたのかなぁ、と思い浮かぶしかし、その野菜栽培された県や農家写真はあっても私が知りたい情報である外国人技能実習生酷使されて作られたものかどうかはスーパーの展示からはわからない。当たり前だ、私達は私達が生きることで踏みにじる命や人生を知らなかったことにして生きるほうが快適だからだ。

私は個人的な関心と決意から技能実習生制度は許せないと思っているが、例えばこの記事を打ち込んでいるiPhoneがどんな環境で作られたものかは知らない。知らないからこそ次の機種の買い替えを楽しみにしていたりする。多分調べれば多くの情報が出てくるだろうが、あまり調べる気になっていない。フェアでありたい、自分倫理観に沿った選択をしたい、でも自分知識時間預金限界があることが歯痒い。

私はそういった葛藤を抱えて、どうかこの野菜理不尽な苦しみのうえに存在するものではありませんように、と小さく祈りながら地元野菜を選ぶ。国内フェアトレードの普及、そしてなにより技能実習生制度の一刻も早い改善を心から願う。

私は風俗を利用しない

これは関連があるようなないような話であるが、私はヘテロセクシャルアラサー独身男性であり、そして風俗いかないことにしている。岡村隆史発言で活発な議論が交わされているが、私は選択肢が大幅に狭められたにもかかわらず本人の自由意思による選択から自己責任である、という論には与しない。様々な反論があるだろうが私は日本社会男尊女卑根底にあると感じている。卑近な例で言えば医学部入試問題女性医療従事者の産休育休問題患者女性医療従事者に対する風当たりなどについて思うところが大いにある。そういった社会のなかでもとから職業選択経済的不利があり、世界的な不況さらに苦境に立つ若い女性が本来選択するつもりがなかった職業として風俗というハイリスク職業(感染症としても、また働いている最中/働いたあとのスティグマとしても)を選ばざるを得ない状況になることを社会的に成功した男性が心待ちにする姿勢放送することは品性が欠片もないと感じる。深く恥じてほしい。私はそういった他人の苦しみを踏み台にして自分の性欲を解消したくないし、自身の、そして今後パートナーになりうるかもしれない人への感染防御のために風俗いかないことにしている。正直にいうと私はモテない。パートナーは長くいないし、この5年で性交したのは2回だ。どうしようもなく孤独で寂しく、自暴自棄な気分になったとき風俗サイトを開いたり体験談を読んだことは何度かある。それでもやはり現時点の日本男性風俗を利用することは男女間の権威勾配に胡座をかいているように私は感じる。私はこの社会構造に納得していないし、与したくない。セックスするならお互いの自由意思で、対等な関係でしたいと本当に願っている。

アンフェアネスに対する私の選択

なぜこの話題を出したかというと、技能実習生制度風俗はともに弱者不公平社会制度が前提としてあり、本人の自由意思による選択から自己責任という体で存続しているアンフェアものだと感じているが、両者に対する私の対応が一貫していないように感じたからだ。

私は地元野菜を買う、風俗は利用しないという選択をしている。アンフェアネスに対する選択が違うのはなぜだろうか、と考えると、野菜を買うときは直接加害者にはならないが、風俗を利用するときは直接加害者になるからでは……?と気付いてしまった。もし野菜を買うときに小さく祈ることで一定確率技能実習生の苦しみに寄与することが許されるなら、風俗を利用するとき対応してくれる風俗嬢が選択肢を狭められた結果ではなく、本人の自由意思風俗従事していますようにと小さく祈ればいいのでは?と。あるいは一貫性をもたせるために地元野菜を一切買うべきではないのでは?と。

現時点での結論

妄想仮定のうえの思考実験自己欺瞞かもしれないが、今は以下のような結論にしている。仮に地元野菜回避して別の県の野菜を買ったとして、どれだけ技能実習生の苦しみが減るか不明である。一方、私は野菜を食べたい、また地元の県の経済を少しでも回したい。都道府県別に技能実習生生産に関わった野菜がわかるなら、より少ない県を選ぶ。そういった情報がない以上、小さく祈りながら地元野菜を選ぶ。しかしもし今後よりよい買い方があればそれを選ぶ。風俗嬢がまったく経済的に不自由しておらず本人の自由意思従事している可能性はゼロではないが限りなく低いと想像する。私が愛した女性が私をパートナーとして受け入れずひどく孤独であることと、私が風俗を利用するかどうかは別の問題であり、風俗アンフェアネスがある限り私は利用しない。という結論になった。

勿論この考えは完璧ではないと思う。本当に技能実習生を憂うなら抗議デモに参加を考えるべきだし、風俗を利用しない選択結果的風俗嬢の経済的苦境を悪化させるかもしれないし、利用しないことが風俗が賎業であるという偏見を後押しするかもしれない。(もし私の友人や家族風俗従事したいと言い出したらまず止めるだろう、そしてそこに一部もスティグマがないかと言われると難しい)不十分な情報をもとにした不十分な選択かもしれないが、今の私はアンフェアネスに対してこういった選択をしている。

私は自分の考えを確かなものにしたいので、もっと他の人の意見を知りたいです。野菜のより良い買い方や風俗利用について、そして根本的にはアンフェアネスに対する選択について、是非意見を教えてもらえないでしょうか?参考文献も購入を検討するのでご教示いただければ嬉しいです。

18時48分 追記:ブクマレスありがとうございます。全部目を通します。あと参考文献を載せてくれた方、ありがとうございます。購入しました。のちほどいくつか返信できればと思います

2020-05-04

東京はやく感染爆発しないかなと思って毎日楽しみにしてる

自粛」と言っても、パチンコホームセンター家電量販店バーベキューなどに行く人はいるのにはびっくりした。 東京都民って、生まれ育ちが都民の人以外は、自分意志で夢を叶えたりだとか仕事自己実現ををするために上京してきた「賢い人達」ばかりだと思ってたので ・・・

失望というか、侮蔑というかそんな気持ち。もういっそのこと感染者数が東京都だけで一日1万人、死亡者も一日100人超え! みたいになったら見える景色も今とだいぶ違って見えるのかな〜、と思ってしまった。

はやく感染爆発しないかな〜。東京都民半分くらい死なないかな〜。

芸能人自由政治的発言したらますますネトウヨが増えるだけかと

自分はもう20年くらい好きな作家パフォーマーたちがネトウヨ風の政治的発言するのに失望させられ続けてる。

から、このブコメの中の芸能人政治的発言大いに結構、のような意見には全く同意できない。

[B! 芸能] 「アーティスト芸能人)の政治的発言が好まれない理由は「立派だと思っていた人が間抜けたことを言っているのを見たくないから」という話 - Togetter

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1502805

もしも、芸能人自由政治的発言しても良いのだ、むしろ発言すべきだ、という風潮になったら、ファンネトウヨ思想布教するオピニオンリーダーになるだけかと。

芸能人特別ウヨ思想を受け入れやすいというわけではない。小林よしのりが悪いのか2ちゃんねるが悪いのか知らないけど今の日本素人無防備政治に触れるとだいたいがネトウヨ化するというだけの話。

今は、政治的発言したらファンが減ると予想できる程度の頭がある芸能人が、ネトウヨ思想開陳しないように自制できているだけまだマシ。

2020-05-03

それは今関係ないことだろ

例えば、過去炎上したり何かしらアレな発言や事をしてしまった人がいるとして
そいつが至極真っ当な事や、ある事に対する批判(その批判のものは非常に正しい)を口にしたら
「お前昔似たような事言って炎上したよな?」「過去に○○しておいて、お前がそれを批判する権利は無い」だなんて罵倒する奴らがいる

例えば、昔ある政党を褒めててageまくってたけど、現在はその政党のやり口が少々アレなので失望して愚痴ったり批判したとしよう
すると、「お前が褒めた政党だぞ、受け入れろ」「掌返しわろたwww」なんて言う

ネットイナゴによるネットリンチに苦言を呈すると、「お前は昔似たような事をしたよな」「義憤を燃やす○○さんの過去発言がコチラwwww」とかやって昔の発言や行動を引っ張り出して叩く

いやいやいやいやいや!!!それは今関係なくね!?過去に失敗したら発言を許されないの!?
今言ってることと因果関係ある?無いよな、じゃあ今は関係ないはず、何故いきなりそうやって言葉封殺する?

今と全く関係ない事を出してマウント取りに行く姿勢にはため息しか出ないわ、お前らだってそれならブーメラン刺さるような事あるだろうに、自分は良くて人はダメってか?

2020-05-02

[]anond:20200502065319

14歳初体験が無色だった話

このコロナ禍でテレビ局は収録を行えず、音楽番組歴代のヒットソングを流し続けている。

私はこの手の音楽番組は嫌いじゃない。小中学生時代うんざりするほど聴いた曲を「懐かしむ」という新鮮な感覚で聴けるようになった今は、テレビの中の歌手と大合唱するのが楽しくて、つい観てしまう。

この日もまた、その手の音楽番組で盛り上がっていた。学生時代、熱心に聴いていた00年代のヒットソングメドレーとなると、私は息つく暇もなく歌声を重ねる。

歌詞を見ずとも完璧に歌えるその数々に酔いしれ、天井を仰ぐご機嫌な私の歌声は、ある曲がかかった途端ピタリと止んだ。

2005年のヒットソングレミオロメンの「粉雪」。この曲は、当時14歳だった私の「初体験」を彩るテーマソングだ。仰いだ天井とそのイントロが、あの日ラブホテル天井だんだんと思い出させる。

中学校生活の終わりをもうすぐ迎える私は焦っていた。その焦りとは、受験や、進学で離れ離れになる友達との別れに対するものではない。「初体験」を済ませていない自分に対する、ハッキリとした焦りだった。

私の周りの女の子たちは皆早くて、それぞれどこかで仕入れた「年上の男」とさっさと初体験を済ませていた。

中には「2回目は公園でヤった」とか、「毎日学校トイレでパコってる」と語る者もいて、私は公園トイレに行く度に「ここでパコパコ…」と感心していた。

一方私は、友達の家でファミチキを食べて帰るだけの中学生。身なりはギャルで、毎日公園トイレでパコっていそうなのに、処女なのだ

私は心底情けなかった。親から毎日公園トイレでパコっていると思われているのか、夕食の時に突然「コンドームは付けなさい」と注意される自分が。「まだパコってねえよ!」とも言い返せず、部屋にこもってeggアニマルトークを読む日々が。

そもそも、中2の時に「塾に行きたい」と親に頼んだのが間違いだった。周りの女の子たちと同じように、夜中にどっかの年上の男にナンパされ、雑木林初体験を済ませることを夢見ていた私は、夜遊びをするために塾に通うことを思いついたのだ。

それで私は、親に「高校に通いたいから塾に通わせてくれ」と懇願した。雑木林でパコりたい私の目論見を知ってか知らずか、親は「そうか、そうか!」と快諾し、私に2人の家庭教師を付けた。

高校に通いたいなんて嘘をつかずに、「雑木林でパコりたいから塾に行くフリをしたいんだ」と正直に言えばよかったバカからと2人も家庭教師を付けられ、週4日、16時から始まる授業に間に合うように、家に帰る生活を送ることになるとは。

からといって、親に反発することはなかった。「お金がない」と言いながら月謝を払う親を裏切ることはできなかったし、口火を切ったからにはやってやるというギャルの意地があったから。

そうして夜遊びと無縁な日々を送った私は、2人の優しい先生のおかげもあって、中3の夏頃に実施された定期テストで89点という高得点数学で叩き出した。

それ以外は50点前後というしょっぱい点数で、この奇跡の89点は功を奏さず、成績の5段階評価オール1からオール2に上がる程度だったが、私の中にはいしか高校に行きたい」という思いが芽生え始めていた。噓から出た実とはまさにこのことである

そうなると志望校を決めなければならない。しかし、私の学力でいける校則のゆるい高校を探すのは困難を極めた。いくらページをめくっても、「ゥチの高校鬼ギャルの格好ができるょ↑↑」とか、「ルーズは120センチまでォッケー⭐︎」と、eggのノリで高校を案内しない『首都圏高校受験案内』に何度失望したことか。

選べる身分ではないことに気付き始めた頃、私はインターネットの力に頼った。すると早速、OB受験生の質問に答えてくれるという優しい掲示板を探し当て、「ゥチの行ってた高校ギャルの格好ができるょ↑↑って人L lますヵゝ??」と書き込んでみた。

しばらく経って、スレッドが埋まりかけた頃、ようやく1件のレスがついた。「教えてあげるから、会わない?」という、見るからに怪しいレスだった。

その怪しさに、私は戸惑うよりも先に沸き立った。「この怪しいレスをつけた人に会えば、初体験を済ませられるかもしれないぞ」と。このバカは、いくら優秀な家庭教師でもなおせなかったのだ。

私はうぶなふりをして、20歳の男のメールアドレスを聞き出し、「静かなところで話したいから、ホテルで会わない?」という誘いに乗った。ああ、お父さんごめんなさいなんて、一瞬も考えなかった。

私にもついにこの時が来たかと思うと、感慨深いばかり。土曜の昼間のラブホテルだなんて、夜中の雑木林より立派じゃないか誕生日を間近に控えた14歳の冬にして、ようやく初体験を済ませることになったのだ。

いつもより濃い化粧と派手な服に身を包んだ私は、待ち合わせ場所の改札前で20歳の男を待っていた。あと10分もすれば、初体験相手が改札の向こうから現れる。

周りの女の子たちには、インターネット出会った男と昼間にパコったなんて恥ずかしくて言えないから、夜中にナンパしてきたギャル男とラブホでパコったと言おう。そういろいろと考えていると、後ろから「あの…」という細い声が聞こえた。

振り向くと、うつむいた男が立っている。私は、その男が何者かということより、「私より髪が長いなあ」というぼんやりとした感想を抱いて、返事もせずにその長髪を眺めていた。

すると男は「…行こうか」と言って歩き出した。私はようやく「この男が私の初体験の男なのだ」ということに気付き、何とも言えぬままなびく髪を追いかけた。

道すがら、男は何かを話しかけてくるのだが、喧騒に遮られて聞こえない。その何かが物騒なことだったらどうしようと、この期に及んで恐怖を感じた。

それでも私は、時々見える男の表情が笑顔であることだけを頼りについて行く。男の声がはっきりと聞こえたのは、ラブホテルロビーに入ってからだった。

男は「どこでも良いよね」と言って光るボードボタンを押すと、小さなから鍵を受け取り、エレベーターボタンを押した。その一連の流れを見て、こう言っちゃなんだが、こんなもさい男でも慣れているんだなと変に安心した。

部屋に入り腰掛けた瞬間、私はどんな顔をしていればいいのかわからなくなって、一気に緊張した。もしかしたら本当に高校について教えてくれるだけかもしれないけれど、黙ってテレビを眺める男の様子からはその気配を感じられない。

男が突然、「俺、宮崎あおいが好きなんだよね」と呟いた。テレビを見ると、宮崎あおいが何かの新商品をとびっきりの笑顔宣伝している。そして、「シャワー浴びてくる」と言って風呂場へ消えていった。

その時、なぜかわからないけど落ち込んだ。この感情は、同級生男の子告白をした時、「今は勉強に集中したいから」と言ってフラれた悲しみに似ている。だけど、それとは全く違う。なぜかわからないけど、泣きそうになった。

タバコ匂いシャンプー香りが入り混じる部屋で、私はシャワーの音が止むのを待った。そして、揺れる長い髪と、かすめるラブホテル天井を、私はぼんやりと見つめていた。

別れ際、男の顔が聖徳太子に似ていることに気付いた。参考書でよく見た顔だからか、それとも肌を重ねた相手からか、この時になってようやく男に親近感が湧く。しかし男は名残惜しむことなく、私の「ありがとうございました」をかき消すように「じゃあ」と言って、改札を抜けていった。

私は、股が痛くて歩きづらいことや血は意外と出ないという、ありきたりな初体験の事後を実感したけれど、この心と体にしっくりくる初体験感想は見つからず、モヤモヤした。

それからしばらくして、いよいよ志望校が決まった頃、私はまだ何かに焦りながら音楽番組をよく観ていた。誰かの曲の歌詞や声、MV演出といった美しいものに、あれからずっと見つからなかった初体験感想を当てはめて、早く落ち着きたかったのかもしれない。

そして私は、「粉雪」を歌うレミオロメンボーカルを見て「聖徳太子に似ているな」という感想を抱いた時、ようやく落ち着いた。求めていた美しいものではない、その味気ない感想が、初体験感想としてしっくりくるものだったのだ。

揺れる長い髪やかすめた天井宮崎あおい最後になぜか聖徳太子に似ていることに気付いて沸いた親近感、「何がありがとうございますだったんだろう」と考えながら歩いた帰り道、全てが無色だったことに気付いたのだ。

聖徳太子に似ているような気がするレミオロメンボーカルが、私の初体験を彩る色はなかったことを知らせるように、心と体の深いところで鳴り響いただけなのだ

天井ぼんやりと見つめている間に、音楽番組10年代のヒットソングメドレーを流していた。初体験を白く染められたなら、この天井よりももっと高いところに返せるのになあ、などと考えている間に。

14歳初体験が無色だった話

このコロナ禍でテレビ局は収録を行えず、音楽番組歴代のヒットソングを流し続けている。

私はこの手の音楽番組は嫌いじゃない。小中学生時代うんざりするほど聴いた曲を「懐かしむ」という新鮮な感覚で聴けるようになった今は、テレビの中の歌手と大合唱するのが楽しくて、つい観てしまう。

この日もまた、その手の音楽番組で盛り上がっていた。学生時代、熱心に聴いていた00年代のヒットソングメドレーとなると、私は息つく暇もなく歌声を重ねる。

歌詞を見ずとも完璧に歌えるその数々に酔いしれ、天井を仰ぐご機嫌な私の歌声は、ある曲がかかった途端ピタリと止んだ。

2005年のヒットソングレミオロメンの「粉雪」。この曲は、当時14歳だった私の「初体験」を彩るテーマソングだ。仰いだ天井とそのイントロが、あの日ラブホテル天井だんだんと思い出させる。

中学校生活の終わりをもうすぐ迎える私は焦っていた。その焦りとは、受験や、進学で離れ離れになる友達との別れに対するものではない。「初体験」を済ませていない自分に対する、ハッキリとした焦りだった。

私の周りの女の子たちは皆早くて、それぞれどこかで仕入れた「年上の男」とさっさと初体験を済ませていた。

中には「2回目は公園でヤった」とか、「毎日学校トイレでパコってる」と語る者もいて、私は公園トイレに行く度に「ここでパコパコ…」と感心していた。

一方私は、友達の家でファミチキを食べて帰るだけの中学生。身なりはギャルで、毎日公園トイレでパコっていそうなのに、処女なのだ

私は心底情けなかった。親から毎日公園トイレでパコっていると思われているのか、夕食の時に突然「コンドームは付けなさい」と注意される自分が。「まだパコってねえよ!」とも言い返せず、部屋にこもってeggアニマルトークを読む日々が。

そもそも、中2の時に「塾に行きたい」と親に頼んだのが間違いだった。周りの女の子たちと同じように、夜中にどっかの年上の男にナンパされ、雑木林初体験を済ませることを夢見ていた私は、夜遊びをするために塾に通うことを思いついたのだ。

それで私は、親に「高校に通いたいから塾に通わせてくれ」と懇願した。雑木林でパコりたい私の目論見を知ってか知らずか、親は「そうか、そうか!」と快諾し、私に2人の家庭教師を付けた。

高校に通いたいなんて嘘をつかずに、「雑木林でパコりたいから塾に行くフリをしたいんだ」と正直に言えばよかったバカからと2人も家庭教師を付けられ、週4日、16時から始まる授業に間に合うように、家に帰る生活を送ることになるとは。

からといって、親に反発することはなかった。「お金がない」と言いながら月謝を払う親を裏切ることはできなかったし、口火を切ったからにはやってやるというギャルの意地があったから。

そうして夜遊びと無縁な日々を送った私は、2人の優しい先生のおかげもあって、中3の夏頃に実施された定期テストで89点という高得点数学で叩き出した。

それ以外は50点前後というしょっぱい点数で、この奇跡の89点は功を奏さず、成績の5段階評価オール1からオール2に上がる程度だったが、私の中にはいしか高校に行きたい」という思いが芽生え始めていた。噓から出た実とはまさにこのことである

そうなると志望校を決めなければならない。しかし、私の学力でいける校則のゆるい高校を探すのは困難を極めた。いくらページをめくっても、「ゥチの高校鬼ギャルの格好ができるょ↑↑」とか、「ルーズは120センチまでォッケー⭐︎」と、eggのノリで高校を案内しない『首都圏高校受験案内』に何度失望したことか。

選べる身分ではないことに気付き始めた頃、私はインターネットの力に頼った。すると早速、OB受験生の質問に答えてくれるという優しい掲示板を探し当て、「ゥチの行ってた高校ギャルの格好ができるょ↑↑って人L lますヵゝ??」と書き込んでみた。

しばらく経って、スレッドが埋まりかけた頃、ようやく1件のレスがついた。「教えてあげるから、会わない?」という、見るからに怪しいレスだった。

その怪しさに、私は戸惑うよりも先に沸き立った。「この怪しいレスをつけた人に会えば、初体験を済ませられるかもしれないぞ」と。このバカは、いくら優秀な家庭教師でもなおせなかったのだ。

私はうぶなふりをして、20歳の男のメールアドレスを聞き出し、「静かなところで話したいから、ホテルで会わない?」という誘いに乗った。ああ、お父さんごめんなさいなんて、一瞬も考えなかった。

私にもついにこの時が来たかと思うと、感慨深いばかり。土曜の昼間のラブホテルだなんて、夜中の雑木林より立派じゃないか誕生日を間近に控えた14歳の冬にして、ようやく初体験を済ませることになったのだ。

いつもより濃い化粧と派手な服に身を包んだ私は、待ち合わせ場所の改札前で20歳の男を待っていた。あと10分もすれば、初体験相手が改札の向こうから現れる。

周りの女の子たちには、インターネット出会った男と昼間にパコったなんて恥ずかしくて言えないから、夜中にナンパしてきたギャル男とラブホでパコったと言おう。そういろいろと考えていると、後ろから「あの…」という細い声が聞こえた。

振り向くと、うつむいた男が立っている。私は、その男が何者かということより、「私より髪が長いなあ」というぼんやりとした感想を抱いて、返事もせずにその長髪を眺めていた。

すると男は「…行こうか」と言って歩き出した。私はようやく「この男が私の初体験の男なのだ」ということに気付き、何とも言えぬままなびく髪を追いかけた。

道すがら、男は何かを話しかけてくるのだが、喧騒に遮られて聞こえない。その何かが物騒なことだったらどうしようと、この期に及んで恐怖を感じた。

それでも私は、時々見える男の表情が笑顔であることだけを頼りについて行く。男の声がはっきりと聞こえたのは、ラブホテルロビーに入ってからだった。

男は「どこでも良いよね」と言って光るボードボタンを押すと、小さなから鍵を受け取り、エレベーターボタンを押した。その一連の流れを見て、こう言っちゃなんだが、こんなもさい男でも慣れているんだなと変に安心した。

部屋に入り腰掛けた瞬間、私はどんな顔をしていればいいのかわからなくなって、一気に緊張した。もしかしたら本当に高校について教えてくれるだけかもしれないけれど、黙ってテレビを眺める男の様子からはその気配を感じられない。

男が突然、「俺、宮崎あおいが好きなんだよね」と呟いた。テレビを見ると、宮崎あおいが何かの新商品をとびっきりの笑顔宣伝している。そして、「シャワー浴びてくる」と言って風呂場へ消えていった。

その時、なぜかわからないけど落ち込んだ。この感情は、同級生男の子告白をした時、「今は勉強に集中したいから」と言ってフラれた悲しみに似ている。だけど、それとは全く違う。なぜかわからないけど、泣きそうになった。

タバコ匂いシャンプー香りが入り混じる部屋で、私はシャワーの音が止むのを待った。そして、揺れる長い髪と、かすめるラブホテル天井を、私はぼんやりと見つめていた。

別れ際、男の顔が聖徳太子に似ていることに気付いた。参考書でよく見た顔だからか、それとも肌を重ねた相手からか、この時になってようやく男に親近感が湧く。しかし男は名残惜しむことなく、私の「ありがとうございました」をかき消すように「じゃあ」と言って、改札を抜けていった。

私は、股が痛くて歩きづらいことや血は意外と出ないという、ありきたりな初体験の事後を実感したけれど、この心と体にしっくりくる初体験感想は見つからず、モヤモヤした。

それからしばらくして、いよいよ志望校が決まった頃、私はまだ何かに焦りながら音楽番組をよく観ていた。誰かの曲の歌詞や声、MV演出といった美しいものに、あれからずっと見つからなかった初体験感想を当てはめて、早く落ち着きたかったのかもしれない。

そして私は、「粉雪」を歌うレミオロメンボーカルを見て「聖徳太子に似ているな」という感想を抱いた時、ようやく落ち着いた。求めていた美しいものではない、その味気ない感想が、初体験感想としてしっくりくるものだったのだ。

揺れる長い髪やかすめた天井宮崎あおい最後になぜか聖徳太子に似ていることに気付いて沸いた親近感、「何がありがとうございますだったんだろう」と考えながら歩いた帰り道、全てが無色だったことに気付いたのだ。

聖徳太子に似ているような気がするレミオロメンボーカルが、私の初体験を彩る色はなかったことを知らせるように、心と体の深いところで鳴り響いただけなのだ

天井ぼんやりと見つめている間に、音楽番組10年代のヒットソングメドレーを流していた。初体験を白く染められたなら、この天井よりももっと高いところに返せるのになあ、などと考えている間に。

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