はてなキーワード: トレスとは
copainterが登場してからというものの、もうこのツールなしには自分は絵が書けなくなってしまった。なので今後のためにも月50枚のプランにも加入している。
前提として、自分はフォロワーが何千何万といるような絵描きではない。ただの趣味で、自分の好きなキャラを下手なりに描いては投稿している一般オタクだ。
copainterの便利さを知ってからというもののずっとこのツールを使用し絵を書いているが、ネットを見る限り他の人と使い方が違っているのか自分と同じような使用方法の人を見かけないので、ついでに書き残しておこうと思う。
まず自分にとってのcopainterは「自分のラフを線画にしてくれるツール」ではない。
インターネットに数多くいる「神絵師」と違ってラフの時点である程度整った絵なんて描けないのだ。書いた絵を左右反転したら明らかに破綻が分かるし、けれどどこをどう直せば良くなるのかも分からない程度の画力しかない。
なので、copainterを「線画を出力してくれるツール」として使うのは諦めた。
代わりに、「自分の絵のどこが破綻していてどう描き直せばいいか教えてくれるツール」として使うことにした。
①まずはある程度描きたいものを書く。線数が多いとそれだけ間違って認識される可能性も高まるので、なるべく線が重ならないよう、シンプルに描く。
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②copainterで出力。忠実度は初期設定の0.7でずっと続けている。自分はクリスタユーザーだが、ダウンロードした出力画像の透過作業が毎回面倒だったのでcopainter側で透過をしてくれるようになったのがありがたい。
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③出力した画像を最初のラフの下にレイヤーとして置く。そこから破綻している部分などの修正や加筆を①で手描きした自分の絵に対して行う。
このように、copainterを線画を出力してくれるツールではなく線画の修正すべき点を指摘してもらうツールとして自分は絵を描いている。
ある程度整えた線でないとcopainterは思ったように出力してくれないし、自分にそんな完璧な線画を一発で出せるような画力はない。出力される線画は忠実度の問題もあるだろうが大抵自分の絵柄と乖離しているのでそのまま使うことも出来ない。「自分の絵柄」と呼べるほど大したものでもないが、それでもcopainterで出力されたものをそのまま使うのは違和感がある。
最近はずっとこの手法を使って絵をアップしているが、今のところ「生成AI使いましたか?」のようなメッセージは未だに来ていない。
自分で見るとcopainterを使う前からすれば明らかに顔や体のバランスの破綻が少ない絵に変わっているが、大きく絵柄自体が変わった訳でもないから、確かに「AIで出力した絵を下絵にしている」とは分からないだろう。まあ元々フォロワーも少ない弱小絵垢なのでそもそもこういったメッセージなんて来る可能性の方が低いのだが。
ちなみにcopainterを使うようになってからの投稿したイラストの伸び方が変わったかというと、あまり変わっていないような気もする。安定した数字を取れるようになってきてはいるが、AIを使わずに描いた以前の絵の方が未だにいいねの数も多い。これに関してはキャラであったりシチュエーションも関わってくるので一概には言えないだろう。
このやり方は「AIで生成した画像をトレスしている」という風にも言えるので、生成AIを良く思っていない人間からすれば自分のこの描き方は「AIトレス」とでも言われてしまうのだろうが、「自分の描いたラフ(手描き)をAIに読み込ませて出力したものを下絵として、その下絵(AI出力)を元にAIに読み込ませる前に書いたラフを修正して完成した線画(手描き)」を果たしてAI絵と呼んでいいのだろうか。
繰り返すが、自分の画力は本当に大したものではないので逆にその程度の絵に「copainterを使いました」ならまだしも、「#AI」なんてタグをつけるのはもはやAI絵に失礼な気もしてくる。というかそもそも、絵に「クリスタ使いました」とか描いてないのにAI関連はAIを使ったという注意書きを必要とするのかも理解しがたい。
正直、無学な自分には無断学習だとかデータセットだとか、生成AIの法的な正しさだとか詳しいことは分からない。なので、今はとりあえず一ユーザーとして提供されたサービスを利用することにしている。もしcopainterというツールが黒だったなら、その時はその時だ。
相互フォロワーや好きな絵師は結構な割合で生成AIの危険性について注意喚起するポストをRPし、生成AIを目の敵にしているので、自分がcopainterを使って絵を描いていることは黙っている。このアカウントがいくら弱小だろうが万が一目に入りこの手法が「正しくない」と思われた途端反AIに燃やされると分かっているのに、自ら「AIを使って描きました」なんて言えるわけがない。
もう自分はこの先絵を描く限りcopainterを使用していくことになるだろうが、勿論、自分で描く絵が上手くなりたくない訳ではない。
AI絵の自分が描くよりもバランスが整った絵を見ながら描いているからなのか、最近では今までよりも手描きのラフの段階で破綻の少ない絵を描けるようになってきているのは嬉しい。作業時間も短縮出来ているし、自分にとってはいい事づくめだ。
とにかく自分が言いたいのは、どうしても絵が思うように上達出来ない身としては便利なツールがあるなら使いたいし、そんな自分にとってcopainterはAIだろうがなんだろうが便利なツールであり楽しく絵を描くのに役立っているということだ。
タイトルに対しての答えは否だ。
既に多くの絵描きは何らかの形で使用した経験があると思うが、その中でほとんどの人の結論はAIは正直ツールにしかなり得ないになっていると思う。
勿論そうじゃない人もいるけど、少なくとも自分の絵(※拘りや個性)を持っている人はなんとなく理解できると思う。
自分の苦手な部分や、絵に足りないものがなにかを考えた時にAIはある程度の参考にはなる。
でもある程度であって、完璧な参考にはならない。何故なら、AIイラストはAIイラストにしかならないから。これを説明するのは難しい。
特に自分の絵が何となくではなく、限りなく完成されている人であればあるほど、AIとのズレに生じる違和感が気になると思うし、
AIだけだとどうしても自分の絵にならず、AIよりも自分が描いた方が納得のいく良い絵になることがほとんどだ。(絵のレベルによるが)
パッと見の綺麗さ、生成速度はAIには敵わない部分はあるけど、それのみ。
ゆえにAIで時短できるところは時短するけど基本自分で描くし、あくまで参考にしかならない。
AIはそれっぽい資料を見つけるためのツールとして優秀なのであって、所詮はそれっぽいものしか出てこない。
ちゃんとしたものは、AIではなく本物じゃないと分からないし、表現出来ない。
それっぽいものと、ちゃんとしたものとは全然違う。沢山絵を描いたり、見たり、仕事にしてる人はそれに気づいてる。
また、仕事先は基本AI利用は禁止としているところも多い。(契約書や資料に記載がある)
基本発注資料にAIを参考画像として載せてこんな雰囲気の絵で、や構図で、ポーズで、と指定されることはあっても、AIで出力してもいいですよ!とはならず、AI生成使用NGが多い。
理由としては、リスクを背負いたくないから、と言う点が挙げられると思う。
ただ、それとは別に長い目で見た時に、イラストの著作権も持っている企業の場合、ある程度AIで賄える部分については仕事は減ると思ってる。
現状、AIイラストを一番利用したいであろうキャライラストをメインコンテンツの一つとしている企業(ゲームや漫画)については、作者とそのキャラ絵柄の個性がかなり深く結びついている為、それを生み出した作者が虐げられるような状況になれば、いい結果に結びつかないことは容易に想像できる。
長期的に見ても人気のクリエイターであればあるほど、そのような企業にはキャラを提供しなくなるだろうし、今は個人でも稼げる時代なので困るのは企業側になってしまう。
では、背景はどうか。
ゲームの場合、世界観設計の段階でコンセプトアートや街並み、どんなデザイン設計とするかが割と重要なのでこれも基本AIでイメージ出し、そこからこんな感じでというふわっとしたイメージを形にできる目と力のある人が世界を作るので、やはりすぐには無くならない。
漫画の場合はどうか。これは世界観設定による。ファンタジーや凝った世界観ではない場合、背景はそこまで重要じゃなくなる。いや、本当は重要なんだけど見る側はそこまで背景に注目しない可能性が高い。この場合においては一部置き換わるだろうが、しかし絵柄によって背景も変わるもので、それをAIが全て賄えるかと言えばそうでもない。人間の目なのか、絵を描いているからなのか分からないけど、無意識に異物が混ざっていることに気づく。そうなると、途端コンテンツに集中できなくなることも多い。
漫画は特に、書き込むバランス、量、文字の配置、フォント、シーンによっての書き分けなど多種多様だ。全てがデザインなのだ。
流れが大切なので、その流れを遮る要素がちょこちょこ挟まれたら気になって集中できない。
違和感のバランスをみる目がある人が上手く手間を省くために使うツールとしてAIは有用だけど、何となくここにこんなイメージでという使い方にしかならない。
見る目がない人が使うと、その違和感に気づけないのでなんでこの場面でこの作画に…?とほぼほぼなると思う。影とかも。
だから、悲観してる暇あったらAIでもなんでも利用して自分の画力は勿論、それ以外で生活するために賢く立ち回ればいいんじゃないかと思う。
AIはそれっぽい資料として見るなら使えるツールだし、それっぽい資料を使うにもちゃんとした目は必要だから加筆トレスも見る人が見ればわかる。バレる。
どんな大御所だったとしても、プロの絵描きの中では基本あれはAIトレス、加筆だねとバレる。
そうなるとフリーランスは信用も大切なので、AIじゃないですよと嘘を言われたら一気に信用も無くすし、案外絵描きと企業も繋がっていて情報共有されたりもする。
個人の場合は、バレない限り生きながらえるんだろう。あるいはバレても、信者がいればどうにでもなったりもする。けど炎上はするし、それでも気にしない図太さがあれば案外生き残ったりする。しかし結局ただこれも長続きはしないと思っていて、どこかで破綻する日が来るし、過去のそういう汚点部分に対して寛容な世の中も、終わりが近づいている肌感覚はある(漂白される)
気づいたら淘汰されてる。
案外、SNS等であまり目立たない人の方が息が長く続いてるし、実績もあったりする。
新しい絵柄開発してもすぐ食われるから売れなくなる、も認識が間違っていて、その絵柄が個性的であればあるほど、本物の価値が高まりやすい。
ブランド品みたいなもので、本物の価値はそこまで変わらないんだよね。
勿論、偽物でも欲しい人はいるので偽物でも安いしそれっぽいから買う!という人も必ず出るけれど、この作者が生み出した新しい作品という価値は生み出さないのと、偽物につくファンは偽物の人のファンではないので、すぐに他の話題のものへ移りやすい。
そういう流行りものをずっと追って偽物を作り続ける執念は維持できるのか、というとそれも難しい。
そしてその偽物を簡単に誰しもが作れるようになればなるほど、その偽物を作る人の価値は当然無くなる(みんなできるから)
これが、長年自ら絵を描いてきた執念を持ち合わせた人なら、今後さらにAIも上手く利用しつつ自分の絵に活かしていけると思ってる。
対立すべきなのはAIを使用して創作の邪魔をしたり正しい資料を見つけにくいようにする人達や、著作権のあるデータを無断で学習させたモデルの入った有償サービスを提供している事業者側であり、そもそも営利目的ではなく、あくまで学習用途のみなら、ここまで問題にならなかったように思う。
長々と書いたけれど、こんな理由でAIと作家は対立構造にないよね、というお話でした。
今のクリーンでは無いAIを営利利用するのがOKです、となってしまうとそれはイラスト分野以外でも問題ごとが増える気がしているので、そこは否定したい。
ところで、AI推進してる人は自分がAIで自分の絵柄だ!と思って生みだした絵柄や構図を他の人にそのまま取られても界隈盛り上がるならいいよね、となるのか否定的な気持ちになるのかどっちが多いのか聞きたい。AI推進するならもちろん前者が多いと思うけど、どうなんだろう。
これが大前提
ai絵を下のレイヤーに置いて直接線画を引くのではなく、トレスするのは大ラフ段階に留めろ
そしてあくまで線画は大ラフを元に描いて、その段階ではai絵は下に置くな
それだけでも割とai臭は減ってお前の絵柄が出る
線の太さが均一だと、構図力に対して線が浮いてしまう
筆の入抜きを意識するだけでいいからタッチをつけるとだいぶマシになる
塗りに関しては頑張って真似ろとしか言いようがない
ただ、そのまま真似るとおかしかったりするので、光源くらいは意識しろ
光源がおかしければi2iを駆使して正しい光源の絵を生成して真似ろ
あとは影の境界をぼかす場所とぼかさない場所の違いをちゃんと作るだけでも素人臭はかなり減る
間違ってもai絵をそのまま下に置くな
単色やグラデの手抜きで済ませるか、フリー素材に頼れ
それっぽいフリー素材を持ってきて、それをキャラの後ろに置いてぼかすだけでも結構それっぽくなる
要は、ある程度自力で描けないのならやめておけ
ある程度は描けるけど垢抜けない人が下駄を履いてSNSでバズるためだけのやり方だ
仕事には繋がらんと思う
あれが職業イラストレーターを自称していたら全く賛同できなかったが、あくまで絵描きだしな。現代において「絵描き」は美大藝大専門卒アーティストを指す言葉じゃないから。
勝手に添削野郎、トレスマン、同業への粗探しと嫌がらせに勤しむやつ、捨て垢粘着ウンコ、未成年キャラを裸にひん剥いて凌辱するキモ・オタク、反AI活動に精を出しすぎて休載中のマンガ家
、メンタルヘルス異*者など、その描画能力とは別に特性のある人間が多々いる。それも絵描き。
そして、変な奴は目立つ。Twitterが絵描き信仰の強いプラットフォームであり、絵描きの質はピンキリであり、数が多いゆえにトラブルも多く、注目されているゆえに取り上げられやすくもあるため、印象が悪い方向に行きやすい。
絵描きを自称しながらキャンセルに勤しむ反AIアカウントが多いせいで、あっ絵描きってそうなんだ、となったり。
現実的に数百万~数千万人いる「AI絵生成者」の中に目立つ悪用者が数人いるだけで「AI絵師は・・・」となるのも一緒だね。
ま、相手の側を個別具体的に評価しない者の言う、自分の側に関してだけは個別具体的に評価してください、なんて都合の良い主張は受け入れられ難いよ。ウンコ同士、仲良くしなさい。
広告はウザいが、それでも広告を閲覧させられることはそのサイトのコンテンツを楽しむ上での対価であり、それを一方的に踏み倒す行為は道義に反する行為で、もし広告に対して許容できないレベルの不満があるならそのサイトは使わないというのが筋の通った行いだと思っている。
だけど、じゃあ俺は広告ブロッカーは許されざる邪悪と思っているかと言えば、そういうわけではない。
俺は昔ながらのインターネットの「(法に反さない限りなら)ハックしてなんぼ!」みたいな価値観を内面化している人間なので、広告ブロッカーが道義に反することは認めた上で、それもまた"アリ"だと思っている。
俺自身か広告ブロッカーを使わないのは、ただ無料コンテンツ提供者にも対価を返したいという自分のこだわりでしかない。
別に他人が広告ブロッカーを使っていても、それを責めようなんて気持ちは毛頭ない。
……で、この前ふと「広告ブロッカーと同程度の罪悪度のモノは他に何があるだろう?」「道義には反するけど、それもまたインターネットって風に受け入れられるモノは?」って考えが浮かんだ。
それで、その時に一番しっくりきたのは「淫夢ネタでゲラゲラ笑うこと」だった。
言うまでもなく、あの手のホモネタは現代ではポリティカルコネクトレスの観点から明らかに道義的アウトだ。
でもその上で、俺は淫夢ネタを「まあそれもまたインターネットっしょ!」って目で見てきた。
(MAD動画でしか見たいことがなくて本編未視聴のにわかだけど)
「倫理的是非で言えば非だけど、インターネットという空間でならまあそのくらい」という存在として、広告ブロッカーと淫夢ネタは同じラインに立っているように感じられた。
以来、「私は広告ブロッカーを使ってます」って人を見ると、「こいつもホモガキと精神性は変わらないんだな~」って思うようになってしまった。
雑記。これがダメだとかやめさせたいという意図はなく、自身の思っていることをダラダラ書いてみる。あちこちに話がいきそうなので後で整理するかもしれない。
具体例として生成AIの話をしているが、本題は全くそこではなくて議論、別意見の人々が話をすることの難しさについて。
フォローしている人にイラストレーターや趣味で絵を嗜む方もいるので無縁というほどではなかったが、皆その話題を意図的に避けている雰囲気はあり、私も実際のところ思うところがあり話題に挙げるのは避けていた。
※ちなみに今記載した生成AIの話題というのは主に、人間のキャラクター制作周りの話が多い。動物、背景、文字、音楽etc…、これらは対象外なのか。そこについてもいつか書きたい。
なぜ避けていたかというと自分が色々表明したとしても今のところは、別の意見を持つ人との喧嘩の種にしかならないと思ったからだ。
誰からでも意見を受け付ける環境で意見公開をやるなら解決はせずとも喧嘩はせず建設的な議論がしたいと思っているからだ。
前提として、これはインターネットに限った話では無いが建設的な議論というのは成立が難しいと私は思っている。
今、「私は」と書いたが、これが議論や話し合いを始める、やる上で最も大事だ(と私は思う)
例えば何かの事象に対して、賛成を表明する人と反対を表明する人がいるとする。
SNSにはそういう気軽さがあり、良いところでもあり悪いところでもある。
そうするとなんとなく「賛成派」「反対派」になっていく。
目には見えないし誰もそのタグを改めて名乗っているわけではないが、この2つに大きく分けられる。ように見える。
話を聞いてみると賛成派の中にも条件付きで反対の人がいる。
反対派の中には過去の強烈な体験で絶対に反対だと決めている人もいる。
賛成派の中には反対派の中の1人に個人的な恨みがあり、その人を否定することにこだわる人もいる。
反対派の中には個人の思いとしては賛成で、でも反対になったほうがより生活が豊かになると考えている人もいる。
こんな風に蓋を開けてみると、全員意見は異なるのだ。あえて言い切ると、1人として完全に同じ意見の人は存在しないはずだ。
賛成派、反対派とひとくくりにしたい場合は議論前にその議論用のルールを決めておかないとただ話があっちこっちに飛び、喧嘩になるだけだ、と私は思う。
議論用のルールというのは例えば今回私が見かけている生成AIの話でいえば
・イラストレーターの需要低下の問題に対してだけスコープを絞る
などだ。
またこれは相手に同意を得る必要があり、「今私が話してるのはイラストのことだけでテキストの話なんてしてませんけど」と一方的に土俵にラベルを付けるのは私は不誠実だと感じるので避けたほうが良いと思う。
明らかに相手が話していない範囲のことを持ち出して意見を投げ返すのもこれもまた勝手なルール設定だ。名前思い出せないけどそういう詭弁の種類があった気がします。詭弁、気を付けたい。
「絵描きは全員苦労して絵を練習したことがある人々という前提で話を進めますが……」みたいなのはおかしい。そういう小説を書いて全員にそういう要素を付与することは可能だが、現実においては自分が勝手に考えたルールに人を押し込んで事実を曲げることはできない。
このことから「自分はそう感じている」といった方法でのルール設定は事実に則していない可能性が高いのでなるべく避けたほうがよさそうだ。
ここまで書いて思ったが、まずここまで書くにあたって前提として自分のことを書き忘れていた。
自分語り乙かもしれないが、自分語りしてもらったほうが何かを話し合おうという時は必要な情報になってくると思う。
もちろんいらない情報もある。語りたくないものも無理に語る必要はないがその代わり後出しに対する批判への覚悟は必要だろう。
でも何を書けばいいかなんてわからないよね。どちらかというと相手にも何らかの事情があるだろうと考えたうえで決して相手のことを決めつけないことのほうが大事かもしれない。
私について
・人体が描けず練習が続かないので自分の身体や購入した商用可のポーズ集をトレスすることが多い
・簡単なプロンプトを用いてAIでイラストを生成したことがあるがSNSに投稿したことはない。
・生成AIの技術についてはポジティブな気持ちを持っているが良い悪いときっちり決められるものでないと思っている。
・悪意を持って(持たず不可抗力だとしても)他人を不愉快にさせた場合、それは技術の問題ではなく個人間や法の範囲で解決すべき問題だと思うが、「技術が無ければ起きなかったこと」でもあると思うし、技術が新しく法を調整する段階にあるのであれば「法が無いからOKか」には懐疑的な気持ちがある。
・テキスト生成は?背景イラストは?など法整備するならば考えることは膨大だと思っている。
これが私の前提条件。
長く書いてしまったが、要は生成AIの話題に関しては考えあぐねている。
今そこで苦しんでいる人のために、と言われてもだ。
物事には多面性があり、誰かが被害を受けていたとしても、救われている人もいる。
というかそもそも私は「誰かが傷付いているかいないか」だけを判断にして生きていない。生きている人もいると思う。それは私には到底想像もつかない難しい生き方だ。
話を戻す。
大きく賛成派、反対派と分けて話を進めるのは私は建設的でないと思う。
意見を表明することは何らかのヒントにもつながるかもしれないが、それはあくまで個人の表明だ。
個人を〇〇派として括ることの弊害だと思うが、それ関係でよく私が変じゃないか?と思うのが、
Aさんという反対を表明している人がいて、
Bさんという反対を表明している人がいて、
先にも書いたように細かい条件は全く異なっているのにBさんが行った発言をAさんに対して「この間は〇〇と言っていたくせに、ダブスタだ!」という人をそこそこ見かけることだ。
挙げ句の果ては
「同じ反対を表明しているのだからBの言動を改めさせなさい、そうでないなら同意見ということだ」などとAさんが言われていることだ。
こうなる人がいるのは理解できるんだが体感多いように感じる。本当に私の偏見による体感で、そんな人ほぼいないというならよいんですが…。
部活動とか会社とかそういう組織に所属していて、それに対していち部員、いち社員が所属のイメージを損なわないように気を付けるのはそもそもルールとして設けられていることが多いから理解できるが、SNSにおいてたまに見かける連帯責任、これはおかしいとは思う。
本人が「私は連帯責任を負います」と言っているならいいが……。
私が思っていて吐き出したかったことは正直なところ、これだけかもしれない。
今話しているのは反対しているAさんであって、反対しているBさんではないということを意識しないといけない。
COPAINTERのAIペン入れ機能が話題になって、またぞろ反AIがバカみたいな「COPAINTER対策」を始めてるから、そんなものに意味は全くないということを根本的な仕組みから説明をするよ。
あれほんとマジで竹槍でB29を落とそうとするくらい無意味な行為なので、そこのムカッときた反AIも謙虚になって読むことを勧めるよ。
この記事でわかることは以下のことだよ。
イラスト生成AIの基本的なアルゴリズムは大雑把に言えば「ノイズから逆算して元画像を想像する」だよ。
画像にぼかしをかけていくと、最終的にどんな絵も何が描いてあったかわからないようなノイズになるよね?
それを逆算して、最初のノイズからありそうな元画像を想像してでっち上げるのが画像生成AIだ。
つまり、
↓
↓
生成画像
反AIは「画像を使う」という言葉をすべて「学習」とイコールで考えてるけど、すでにリリースされたサービスのほとんどはその時点で学習を終えていて、チューニングを済ませてる。そうしないと品質が安定しないからね。
反AIの恐れてる「画像使用」のほとんどは、学習ではなく「i2iの下地にされる」ことを意味してるんだ。これは上の図だと、②で使われる学習モデルではなく、学習の絡まない①の過程に使われるということだ。
i2iとは一言で言えば、①のランダムノイズに参考にしてほしい画像を混ぜること。
そうすると、完全なランダムのノイズから「元画像」を想像するよりも、こちらの意図通りに完成品をイメージしてくれるんだ。当たり前だけどね。
さて、ではこの違いが「COPAINTER対策」の無意味さにどう繋がるのかを次の項目では説明していくよ。
COPAINTERのペン入れAIは、上の説明でいうなら何をしているんだろう?
もうわかると思うけど、i2iだよね。
つまり、
さらにいうと、
i2iによる画像の不正利用はあくまで悪意のある人の手によって行われるものだ。極端な話、元画像を人の手で雑にトレスした後に、ペン入れAIのようなものにかければ、画像に透かしを入れようがなにしようがなんの意味もないってことくらいは誰でも想像つくんじゃない?
学習対策はそもそもオートでクロールする大量学習を妨害するためのもので、人力で多少の手間をかけられたらあっさり意味をなくすものだ。
猫画像なんかを混ぜた、ペン入れAIがうまく機能しなかった、それが何? 悪い人はそんなのさっさと塗りつぶしてからトレスして終わりだよ。その程度の切り貼りはきれいに補正してくれるのがAIなんだから。
さらに酷なことを言うなら、
ということもよく考えればわかるよね。
既存のサービスはすでに学習を終えてるんだから、そこで何をやっても学習対策効果の検証にはならない。
それができるとすれば唯一、ローカルの学習環境を整えて追加学習などをわざわざ自分でさせてみたときだけだ。
それだって、何をもってして「うまく学習できなかった」のかなんて確実な評価は誰にもわからない。
そもそも「うまく学習できたか」だって、曖昧で難しいんだから。
まとめると、イ、ロ、ハにより、「画像加工による学習対策はCOPAINTERには効果がないし、COPAINTERを使ったラフ画像の盗用に対する対策なんてことは不可能、さらに画像対策自体が本当にうまくできるのか検証できない(最低でもローカル学習環境を構築しない限り)」というのが現実ということ。
そんなことを試そうとするよりは、例え一人でだろうととにかくAI禁止のデモで一秒でも多く外に出る方がなんぼか効果があるよ。少なくとも科学的に不可能な方法ではないんだから。
本件だけに限っていえば、煽り立てた反AIが悪いように思います。
絵柄が似ているというのは本来許されている行為(荒れなそうな人でいえば田中圭一さんなど)ですが、反AIの方々はそれを犯罪行為であるかのように吹聴するきらいがあり、鍵をかけてしまった絵師様はそのような発言に当てられて洗脳ないし煽動されてしまったわけですから。
ただ、AI推進派というかAI利用者に全く非がないかと言われればそうではないかと思います。例え許されていると言えども「お前の絵柄でイラスト描いたったでw」のようなことを言われれば気持ちがいいものではありません。他の絵師と絵柄が似ている生身の絵師はいますが、「お前の絵柄パクったったw」と直接言いにいくことはほぼないと言ってもいいでしょう。反AIがあそこまでおかしくなってしまった原因として、生成AI利用者の中に(これまでの絵師では少なかった)著しくマナーに欠ける人(ないし他著作物にトレス的な意味で酷似したイラストを公開するなど本当の犯罪行為をする人)が散見されたからということがあるかと思います。
長くなりましたが、個人的には本件に限っていえば煽り立てた反AIが恨む対象であり、ただかなり深いところまで立ち返って考えるとマナーに欠けたAI利用者や犯罪行為をするAI利用者も恨む対象なのではないかと思いました。