「関数」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 関数とは

2021-07-26

東京五輪の開催は反対だし今からでも中止すべきと思うけど

それはそれとして出ている選手には頑張ってほしい。

テレビも見ないしグッズは絶対買わないけど、Twitterとか見てるとなんかすごい技出てたりして盛り上がってるので、出てる選手は頑張って欲しい。

猛暑でブーイング出てるの、早くなんとかしてあげてほしい。医療資源が枯渇しつつあるから病人やすなというのもあるが、単純に熱中症こわいしつらいからそんなんにかからないようにしてあげてほしい。

ただそれはそれとして中止は求めていくし、パラリンピック有観客とか組織委や政府正気か?と思うので批判は続けていく。

医療従事者が潰れそうだから自粛と中止を求めるほかない。

それが選手一世一代活躍の場を奪うことになっても、飲食店を苦境に落とすことになっても、そうするしかない。

五輪感染対策は抜け穴が多いし、それ以上に市井自粛へのモチベーション底なしに落としていくから

指数関数的に患者が増えていってもベッドは有限だし、働いてる人はもっと有限だから

ちゃんと開催できないんだから、中止するしかない」。

せめて今このタイミングじゃなかったら。ワクチンもっと間に合ってたら。

それはそうなんだけど、でもそうならなかった。

そうならなかったんだから、そうならなかった時のための対応を取らなくてはならない。

「開催して良かった」というのはポジショントークしかなく、国の総意にすべきじゃない。

成功体験」にするべきじゃない。

からでもオリンピックは中止するべきだと思う。

2021-07-25

anond:20210715105926

関数400行は古き読みやすさのための慣例やが

ファイルを小さくするのはコンパイル時間短縮(より正確にはインクメンタルビルド範囲を狭くする)のためやで

考え方が幼稚園やな

2021-07-21

anond:20210721094026

予測したところで何の意味があるのか未だにわからん

特に「このまま対策しないと指数関数的に増加して数日後にはここまで増えます!」系の予測は一番意味ない

外れて下回っても対策したおかげって言えるし、そもそもいま対策してるのに対策しなかったらって前提がおかし

2021-07-20

仕事に向いていない人

4月組織が変わって新チームに異動した。移動先の同僚が、これまで出会たことのないようなタイプ困惑している。

5年目なのに仕事ができなさ過ぎて、1年目の研修を受け続けている。

仕事の進捗を聞かれても無視する。

被害者意識が強く、些細なことで爆発する。

上司相談なく残業をしたのに、残業させられたと言う。

エクセル関数エラーがでたら、関数を消す。

そういう人だと知らない時に、仕事を手伝ったらその後何かある度に頼られている。

3ヶ月前と全く同じことを聞かれ続けていて、さすがにつらくなってきた。会社的にも困った人扱いで、どうやら私はお世話係となってしまったらしい。最近は早く辞めないかな、と思ってしま自分がいる。

仕事楽しいけど、成長しないこの人とずっと仕事をしていくのかと思うと憂鬱だ。

anond:20210720154108

コメントの長さを補正するような関数を使って選ばれたコメントですら、290文字あるんですよ。

はてぶが100文字制限しているかぎり、このコメントの長さを無視するための正規化ほとんど意味がない。

anond:20210719225430

おおまかな式はあっても変数関数に人の手が入ってるんだろうな

式とグラフ恣意的でもデータ抽出条件を出せば他の人も確認できるし改良もできるかもしれないけど、それすらしない辺り雰囲気比重が大きいんだろう

2021-07-19

anond:20210124191254

拝啓、偉大なる数学者よ。ハスケル挫折した同士で伺いたいことがある。

Haskell関数のうち do ~ action既存C言語副作用の原因となる in out圏論というものラップすることで、対応しているのだと思うのですが、如何でしょうか?

anond:20210719003646

あん高校レベル数学理解できていないんだから無理するな。関数自体比較って、何の比較なのか意味不明だぞ。

それが必要なんだよ。たとえば f(x) という関数があって、f(2) = 4 に束縛されたらメモリ上では定数にできて嬉しいのだよ。最近だと、イミュータブルっていうやつで。既存Ruby や C だと、f(2) が確実に 4 と返すことができなくて、困っているのだ。

それより発散速度の比較なら、具体的な数値を代入したりグラフプロットしたりと、それこそ計算機の得意な分野だと思うぞ。

そうだね。でも計算機にかける前に、オーダーを出しておく必要なんだよ。計算機演算コストがかかるから、前もって結果を推定しないといけないの。だから、元の関数の中身を吟味したいの。

anond:20210719002044

あん高校レベル数学理解できていないんだから無理するな。関数自体比較って、何の比較なのか意味不明だぞ。

それより発散速度の比較なら、具体的な数値を代入したりグラフプロットしたりと、それこそ計算機の得意な分野だと思うぞ。

anond:20210718234819

∞と∞を不等号で比較することはできないんだ。

それは事実。∞/∞ は定義されてないよ。知ってるよ。でもさ、数式的にわかっているときに発散具合で、関数自体比較できるのじゃないの?

④の式を計算機で処理することはできないというあなたの説に反論する為に、WolframAlphaに④の式を計算させるリンクを張ったのだけれども、意図を全く理解してないようだな。

そりゃ、そうだろ。WolframAlpha が数式を表記できなかった誰も使わねえ。アホか。俺は電卓までは否定しないよ。違うってば。オレっちは「制限のあるメモリ(=有限)上では ∞ は定数としか扱えない」から、「数学=計算機科学」ではない、と言いたいの。「反例の反例」で書いたけど、遅延評価のような手法を使うと数学問題プログラミングで解けるよ。なんなら、虚数分数でも HaskellRuby を使うとプログラミング上は解けるよ。それは言語製作者がパフォーマンスを落として実現しているだけで、メモリプロセッサでは直接演算してないのよ。まさかだけど「物理学小数分数を同じものとして扱ってはいけない」ことを知らないとかじゃないよね?

2021-07-18

anond:20210718182500

浮動小数点数定義IEEE 754 といった定義はあるよ。ただ、Wikipedia にもあるとおり、

その他の関数では、四則演算と同様の正確さを実現することは難しい場合がある。

とあって、現実世界乖離が生じる可能性は定義にもあるよ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/IEEE_754

自分家族ワクチン接種終わったからお前らもう何してもいいぞ

初めに記しておくがワクチン接種後の発症率が0%じゃないことも他人への感染防止効果とは別なことも知っている。

でも俺はリモートワークだし両親は引退してるからもう限りなく感染して更に発症重症化までするリスクはかなり低くなった。

お前らもう何してもいいぞ。

オリンピック飲み会、反ワクチン、何でもやってくれ。

感染者数どんどん増やせ。バカはさっさと死ね


自粛しないバカ因果応報感染する→ハッピー

・反ワクチンバカが当然感染する→ハッピー

感染者数が増えて自民支持率が下がる→ハッピー


レストランが潰れようが音楽家餓死しようが俺のせいじゃないしもう別にどうでもいい。そんなもん国の責任だしね。

俺の会社リモートワークだし業種的にコロナの影響受けず収益安定してるし俺は切られるポジションじゃないから高みの見物状態だ。

感染者数どんどん増えてほしい。

数増えないうちに対策するのが本来対策なのに、数増えないと実感できない「指数関数的増加」のわからないバカしかいないからもう数増えていい。バカから死んでけ。

こう書くと俺が他人の命軽視してる奴に見えてくるかもしれない。

でも今までずーっと他人の命軽視してたのは無意味に外出してたバカ無意味に出社させてた企業や場当たり的な対応してた政府から

これからはこっちが感染バカにするターンだから感染者数増加見るたび「バカ感染した」と思って愉快な気分にならせてもらいます

ざまーみろ。

2021-07-16

anond:20210716145904

位置エネルギー」が定義できるようなタイプの「力」の定義は、F(x) = -∇U(x) だ。U(x)が「位置エネルギー」と呼ばれる関数。∇は勾配だが、まあ要は空間微分だ。

力は位置エネルギーのものではなくそ微分で決まるので、位置エネルギーゼロでなくても、微分ゼロ局所的にエネルギー一定)なら力はゼロだ。

2021-07-13

anond:20210712212604

大切なのは、新しい変異株が従来株を上回る指数関数的な勢いで急増するということでしょう。「新たにデルタ株が急増する」と表現した方が、適切ではないですか。

たとえばデルタ株だけを見た実効再生産数が0.99になるような接触削減を行った時に、それより感染力の弱いアルファ株だけを見た実効再生産数が0.5になるとすると、「新たにデルタ株が急増」しているわけでもないのに次第に見つかるのはデルタ株だけになっていく。両者で感染力に違いがあることが理由であって、別にデルタ株が指数関数的な勢いで急増しなくても起きることから、「新たにデルタ株が急増する」との表現不適切なことがあり得て、それでいちいち表現を変えるよりは「置き換わる」とする方が適切でしょう。

2021-07-12

いい加減「プログラミング理解できない人はいる」という事実を認め

てほしい。

プログラミング理解できない人はいます。いい加減この事実を認めて下さい。

こういう話になると、やれ「教え方が悪い」だとか、やれ「順序立てて学べば誰でも理解できる」などという輩が出てきますが、それは事実に反します。

まず、プログラミングは手順さえ覚えれば誰でもできるようになると言うものではありません。プログラミング理解するには、一定レベル論理的思考能力を要します。それが身に付いていない人には無理です。また、どんなレベルの人でも、プログラミングで分からないことは出てきますプログラミングができる人は、そういう時に、

といったことをして解決する力があります。そういう試行錯誤をしない人や、複雑だったり抽象的な概念を突き詰めて考えることをしない人に、プログラミング理解するのは不可能です。

たとえば、再帰関数が分からないとしましょう。具体的に何が分からないのかは人によって異なります。たとえば、

など。これらを解決するには、自分で仕組みを突き詰めて考えたり、コードを書いてデバッグしてみたり、調べたり人に聴いたりするしかありません。講師が気の聞いた喩え話などをすれば、たちまち疑問が氷解するなどということはあり得ません。

また、一口に「プログラミング理解する」と言っても、そのレベルは様々です。

  1. 代入や四則演算などが理解できる
  2. 条件分岐や繰り返しなどの制御構文が理解できる
  3. 関数クラスなどのモジュール機構理解できる
  4. 高階関数や非同期処理などが理解できる
  5. 計算量を見積もることができ、効率の良いコードが書ける
  6. ソフトウェア設計理解し、保守やすプログラムが書ける
  7. バージョン管理等の各種自動化ツールOSネットワークデータベース等のプログラミング言語以外の技術理解している

最初の2〜3程度が「自分の思うプログラミングの全て」な人が、軽々しく「プログラミングは誰でも理解できる」などと思わないでいただきたいのです。それは実用上は全然足りていません。サンプルコードをググりながら、やっとこさVBA複数エクセルファイルを集計できる程度の人が「プログラミングできる」気になっていては困るのです。

上記の大部分は、自分プログラム他人に見せるつもりのある人なら十分に習得しておく必要があります。ましてや、プログラミングで飯食おうと言う人間が、FizzBuzzに毛の生えたようなコードを読み書きするのに精一杯で、効率保守性に気を配れないのは論外です。

上記特に後半に書いたようなことは、誰にでもできることではありません。ちょっとしたコツや方針を守れば機械的にこなせるというものではなく、技術力の高い人でも熟考を要することです。彼らは、そうした高度なことを正しく考える力があるから技術力が高いのです。そういう力は、誰かに用意してもらったカリキュラム受動的にこなすだけではまず身に付きません。

2021-07-11

音声や音って、どこが良い悪いか可視化されない

関数あててフーリエ変換、スペクトログラム表示といったとこまでで止まっている。

例えば、普通の声と鼻声聴くと明確な差があるが、それを可視化して、何が違っているのか明確な説明を見ない。

他には、ずっと話していると疲れてきて声が変わるが、どこが変わってくるのか明確に視覚化出来ない。


あと現象に対して説明する言葉が少ない。

違和感を感じたときに、表現する言葉も少ないし、違和感のある部分をプログラムなどで検出するのも困難だ。

音声や音への制御方法も少ない。


機械学習でも、録音した誰かの声を真似るところまではGANなどを使ってできるようになってきているが、

誰でもない声をパラメータをいじって作り出すというところまで出来ていない。

ググれば声道モデルとして、太さや長さが違う管をつなげたものとしてモデリングされる話が出てくるが、

動的に舌の動き、息の速度で変わる声を生成するところまで出来てない。

2021-07-10

IT世紀末羅生門

 ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨雲レーダーを見ていた。

 広い門の下には、この男のほか誰もいない。ただ所々ペンキの剥げた、大きな円柱にドローンが一機突き刺さっている。

羅生門朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、雨やみを待つSIerプログラマーがもう二三人はありそうなものである

それが、この男のほかには誰もいない。

 何故かと云うと、この二三年、京都には地震とかDDoS攻撃とかEMPとかドローン攻撃とか云う災がつづいて起こった。

そこで洛中さびれ方は一通りではない。旧記によると、サーバーEVを打ち砕いて、その貴金属が使われたり充電池がそのままだったりする金属の塊を建築資材として売っていたと云う事である

 洛中がその始末であるから羅生門の修理などは元より誰も捨てて顧る者がなかった。するとその荒れ果てたのをよい事にして、

営業職が棲む、意地悪な顧客が棲む。とうとうしまいには、引き取り手のないSEを、この門へ持って来て棄てて行くと云う習慣さえ出来た。

そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪がってこの門の近所へは足ぶみをしない事になってしまったのである

 その代わりまたドローンがどこからか、たくさん集まって来た。昼間見ると、そのドローンが何機となく輪を描いて、高い電波塔のまわりを

ブンブン言いながら飛びまわっている。ことに門の上の空が、夕焼けであかくなる時には、それがゴマをまいたようにハッキリ見えた。

 ドローンはもちろん、門の上にいるSEをせっつきに来るのである。_______もっと今日はあまり仕事がないのか一機も見えない。

ただ、所々崩れかかった、そうしてその崩れ目に長い草はえた石段の上に、墜落したドローンの残骸が落ちているのが見える。

 下人は七段ある石段の一番上の段に、何日も洗っていないスーツの尻を据えて、右の頬に出来た大きな人面瘡を気にしながら、ぼんやり雨のふるのを眺めていた。

 作者はさっき「下人が雨雲レーダーを見ていた」と書いた。しかし、下人は雨雲がどうでも格別どうしようと云う事はない。ふだんなら、

もちろん会社へ帰る可き筈である。ところがその会社からは、四五日前に暇を出された。前にも書いたように、当時京都の町は一通り

ならず衰微していた。今この下人が永年、使われていた会社から暇を出されたのも、実はこの衰微の小さな余波にほかならない。

 だから「下人が雨雲レーダーを見ていた」と云うよりも「雨に降りこめられた下人が、行き所がなくて途方にくれていた」と云うほうが適当である。その上、今日の空模様も少なからず、この平安朝の下人のSentimentalismに影響した。

 申の刻下がり(16時以後)からふり出した雨は、いまだに上がるけしきがない。そこで下人は、何をおいても差当り明日暮らしをどうにかしようとして____云わばどうにもならない事を、どうにかしようとして、とりとめもない考えを辿りながら、さっきから朱雀大路にふる雨の音を聞くともなく聞いていたのである

 雨は、羅生門をつつんで、遠くからざあっと云う音をあつめて来る。夕闇は次第に空を低くして、見上げると門の屋根が、斜に突き出した甍の先に、重たくうす暗い雲を支えている。

 どうにもならない事をどうにかするためには、手段を選んでいる遑(いとま)はない。選んでいれば、高架の下か道端のベンチの上で、餓死するばかりである。選ばないとすれば____下人の考えは、何度も同じ道を低徊(ていかい)した挙げ句に、やっとこの局所へ逢着(ほうちゃく)した。しかしこの「すれば」は、いつまで経っても結局「すれば」であった。下人は手段を選ばないという事を肯定しながらも、この「すれば」のかたをつけるために、当然、その後に来る可き「転売屋になるほかに仕方がない」と云う事を、積極的肯定するだけの勇気が出ずにいたのである

 下人は、大きなくしゃみをして、それから大儀そうに立ち上がった。夕冷えのする京都は、もうカイロが欲しいほどの寒さである。風は門の柱という柱の間を、夕闇と共に遠慮なく吹き抜ける。円柱に突き刺さっていたドローンも、もうどこかへ吹き飛ばされてしまった。

 下人は頸(くび)を縮めながら、カッターシャツに重ねたヨレヨレのジャケットの肩を高くして門のまわりを見まわした。雨風の患(うれえ)のない、人目にかかる惧(おそれ)のない、一晩楽にねられそうな所があれば、そこでともかくも夜を明かそうと思ったかである

 すると、幸い門の上の楼へ上る、幅の狭い、点検用の梯子が眼についた。上なら、人がいたにしてもどうせ疲れ果てて寝ているSEばかりである。下人はそこで、腰にさげた特殊警棒が伸びないように気をつけながら、便所サンダルはいた足を、その梯子の一番下の段へふみかけた。

 それから、何分かの後である羅生門の楼の上へ出る、幅の狭い梯子の中段に、一人の男が猫のように身を縮めて、息を殺しながら上の様子を窺っていた。楼の上からさす白色光が、かすかにその男の右の頬をぬらしている。短い髭の中に、赤く膿を持った人面瘡のある頬である。下人は初めから、この上にいる者は寝ているSEとばかり高を括っていた。それが、梯子を二三段上って見ると、上では誰かがスマホライトをとぼして、しかもその灯りをそこここと動かしているらしい。これはその濁った、白い光が隅々に蜘蛛の巣をかけた天井裏に揺れながら映ったので、すぐにそれと知れたのである。この雨の夜に、この羅生門の上で灯をともしているからは、どうせただの者ではない。

 下人はヤモリのように足音をぬすんで、やっと急な梯子を一番上の段まで這うようにして上りつめた。そうして体をできるだけ平らにしながら、頸をできるだけ前へ出して、恐る恐る楼の中を覗いて見た。

 見ると楼の内には、噂に聞いていた通り何人かのSE無造作に寝ているが、ライトの光の及ぶ範囲が思ったより狭いので、数は幾つともわからない。ただ、おぼろげながら知れるのは、その中に手ぶらの者とPCを持っている者があるという事である。もちろん、中には女も男もまじっているらしい。そうして、そのSEは皆、それがかつて労働意欲燃えていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土をこねて造った人形のように、口を開けたり手を延ばしたりして、死んだように床にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの高くなっている部分に、ぼんやりした光をうけて、低くなっている部分の影を一層暗くしながら、永久に唖(おし)の如く黙っていた。

 下人は、それらのSEの様子に思わず眼を覆った。しかしその手は、次の瞬間にはもう眼を覆うことを忘れていた。ある強い感情が、ほとんどことごとく男の視界を奪ってしまたからだ。

 下人の眼は、その時はじめてそのSEの中にうずくまっている人間を見た。桧皮色のジャージを着た、背の低い、痩せた、白髪頭の猿のような老婆である。その老婆は、右の手にライトを灯したスマホを持って、そのSEの一人のPCを覗き込むように眺めていた。腕に抱いている所を見ると、多分ノートパソコンであろう。

 下人は、六分の恐怖と四分の好奇心に動かされて、暫時は呼吸をするのさえ忘れていた。旧記の記者の語を借りれば、「えぐいって」と感じたのである。すると老婆は精密ドライバーを取り出して、それから今まで眺めていたノートパソコンに手をかけると、ちょうど猿の親が猿の子シラミをとるように、そのノートパソコンを分解しはじめた。かなり手慣れているらしい。

 電子部品が一個ずつ抜けるのに従って、下人の心からは、恐怖が少しずつ消えていった。そうして、それと同時に、この老婆に対する激しい憎悪が少しずつ動いて来た。____いや、この老婆に対すると云っては語弊があるかも知れない。むしろ、あらゆる悪に対する反感が、一分毎に強さを増して来たのである。この時、誰かがこの下人にさっき門の下でこの男が考えていた、餓死をするか転売屋になるかと云う問題を改めて持ち出したら、おそらく下人は何の未練もなく、餓死を選んだ事であろう。それほどこの男の悪を憎む心は、指数関数的に勢いよく燃え上がり出していたのである

 下人には、なぜ老婆がSEノートパソコンを分解するかわからなかった。従って、合理的には、それを悪である一方的に決めることが出来なかった。しかし下人にとっては、この雨の夜に、この羅生門の上で、SE自前のノートパソコンを分解すると云う事が、それだけで既に許すべからざる悪であった。勿論、下人は、さっきまで自分転売屋になる気でいた事なぞは、とうに忘れていたのである

 そこで下人は、両足に力を入れて、いきなり梯子から上へ飛び上がった。そうして特殊警棒に手をかけながら、大股に老婆の前へ歩み寄った。老婆はマイコン自作した監視カメラで、事前に下人の動きを見ていたのだが、想定外の行動に飛び上がった。

「どこ行くんじゃワレ!」

 下人は、老婆が寝ているSEにつまずきながら、慌てふためいて逃げようとする行く手を塞いで、こう罵った。老婆は、それでも下人をつきのけて行こうとする。下人はまた、それを行かすまいとして、押し戻す。二人はSEの浅い寝息の中で、しばらく無言のまま、つかみ合った。しか勝敗は初めから分かっている。下人はとうとう老婆の腕をつかんで、無理にそこへねじ倒した。ちょうどケンタッキーフライドチキンの骨のような腕である

「何しとったんじゃ!云え。云わんとこれやど」

 下人は老婆をつき放すと、いきなり特殊警棒を伸ばして、黒くて硬くて長いものをその眼の前へつきつけた。けれども、老婆は黙っている。両手をわなわな震わせて、肩で息を切りながら、眼を、眼球がまぶたの外へ出そうになるほど見開いて、唖のように執拗(しゅうね)く黙っている。これを見ると、下人は初めて明白にこの老婆の生殺与奪の権自分が握っていると云う事を意識した。そしてこの意識は、今まで煮え滾っていた憎悪の心を、いつの間にか冷ましてしまった。後に残ったのは、ただ、ある仕事をしてそれが納期に間に合った時の、安らかな得意と満足があるばかりである。そこで下人は、老婆を見下しながら、少し声を和らげてこう云った。

「ワシはマッポでもSECOMでもない。今し方この門の下を通りかかった暇なヤツや。せやからお前に縄かけてどうこうしようっちゅう事もない。ただ、今時分この門の上で何をしとったんか、それをワシに話しさえすればええんや

 すると老婆は、見開いていた眼を一層大きくして、じっとその下人の顔を見守った。まぶたの赤くなった二階幹事長のような、鋭い眼で見たのであるそれから皺でほとんど鼻と一つになった唇を、何か物でも噛んでいるように動かした。細い喉で、尖った喉仏の動いているのが見える。その時、その喉からカエルの鳴くような声が、喘ぎ喘ぎ、下人の耳へ伝わって来た。

「このパソコンCPUを抜いてな、型番とコア数を偽装してな、転売しようと思うたのじゃ」

 下人は、老婆の答が存外平凡なのに失望した。そうして失望すると同時に、また前の憎悪が、冷ややかな侮蔑とともに心の中へ入って来た。するとその気色が先方へも通じたのであろう。老婆は片手にまだ抜き取ったCPUを(素手で)持ったなり、蟇(ひき)のつぶやくような声で、口ごもりながらこんな事を云った。

「なるほどな。SEからPCを奪うという事は、何ぼう悪いことかも知れぬ。じゃが、ここにいるSE達は皆、そのくらいな事をされてもいい人間ばかりだぞよ。現にわしが今、CPUを奪った女などはな、コメントも無いし改行もない滅茶苦茶なコードを、仕様通りに動けばよいと言って書いておったわ。それもよ、この女の書くコードは早いし安いし仕様通りに動くと云うて、ケチ経営者どもが買っていたそうな。ワシは、この女のした事が悪いとは思うていぬ。せねば餓死をするのじゃて、仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その仕方がない事をよく知っているこの女は、大方わしのする事も大目に見てくれるであろ」

 老婆は大体こんな意味の事を云った。CPUを盗られた女は、よほど疲れているのかこんな騒ぎでもノートパソコンを抱いたまま、全く起きる気配がない。

 下人は、特殊警棒を畳んで、その柄を左の手で握りながら、冷然としてこの話を聞いていた。勿論、右の手では、赤く頬に膿を持った大きな人面瘡を気にしながら、聞いているのであるしかし、これを聞いている中に、下人の心にはある勇気が生まれて来た。それはさっき門の下で、この男には欠けていた勇気である。そうして、またさっきこの門の上へ上ってこの老婆を捕まえた時の勇気とは、全然、反対な方向へ動こうとする勇気である。下人は、餓死をするか転売屋になるかに迷わなかったばかりではない。その時のこの男の心持ちから云えば、餓死などという事は、ほとんど考える事さえ出来ないほど、意識の外へ追い出されていた。

「ほーん、そうか」

 老婆の話が終わると、下人は嘲るような声で念を押した。そうして、一足前へ出ると、不意に右の手を人面から離して、老婆の襟上をつかみながら、噛み付くようにこう云った。

「ほな、ワシが転売をしようと恨むまいな。ワシもそうしなければ、餓死をする体なのだ

 下人はすばやく、老婆からCPUを奪い取った。それから、足にしがみつこうとする老婆をジャイアントスイングで投げ飛ばした。梯子の口までは、僅かに五歩を数えるばかりである。下人は剥ぎ取ったCPUを胸ポケットに入れ、床に置いてあった老婆の精密ドライバーセットも手に持ってまたたく間に稲妻のごとく急な梯子を夜の底へとかけ降りた。

 しばらく死んだように倒れていた老婆が体を起こしたのは、それから間もなくの事である。老婆はつぶやくような、うめくような声を立てながら、まだライトがついているスマホの光を頼りに、梯子の口まで這って行った。そうして、そこから短い白髪をさかさまにして、門の下を覗き込んだ。外には、ただ黒洞々たる夜があるばかりである

 下人は、既に、雨を冒して、京都の町へ"仕入れ"を働きに急ぎつつあった。

2021-07-09

anond:20210709202201

変数だの関数だのの命名の社内ルールを守らないやつがいたら、1秒でも早く退社して欲しい。

命名法を乱すことを覆すほどの生産性のやつになんて、ほとんど会ったことがない。

2021-07-05

anond:20210705122257

インストールするパッケージの違いについては次世代パッケージ管理システムと目されているNix(Guix)やSnappy(Snap)、Flatpakあたりが解決しようととしている

SnappyはCanonicalUbuntuへ強く紐付けようとしているが、それへ異を唱える層がFlatpakを推しているという現状がある

SnappyのリポジトリLinuxカーネルのものや各種デーモンモジュール、そしてアプリケーションなど幅広く扱うのに対し、Flatpakのリポジトリアプリケーション専用でありSnappyをFlatpakが完全に代替できるわけではない

ちなみにNixは純関数Linuxディストリビューションを標榜するNixOSのパッケージ管理システムとして開発されたもの利便性を得た代わりにライトユーザーお断りな物凄くクセの強いシステムとなっている

パッケージライブラリへガベコレ走らせたりシステム全体をロールバック出来たり便利なのは間違いないんだけど、それらを実行管理するのに純関数スクリプト言語のNix言語を用いるというLinuxギークが喜ぶ仕様

今週も、エクセルスクショぺたぺた・関数リスト丸写し作業がはじまる

先週金曜日は久しぶりにコーディングした

クソコードの引き継ぎで不快まりなかったがな

今週はまた、エクセル

する作業

先方の秘伝のエクセル方眼紙の体裁に合わせなきゃならん

無駄に罫線の使い方とかが細かく決まってる

誰がやっても70時間はかかる

氏ね

2021-07-04

Pythonデータ分析の基礎(Pandas, Numpy, matplotlib)を一通り学んだけど…Excelでよくないこれ?

グラフの描画も表計算数値計算Excelの方でよくない??

関数、ピボットVBA、ソルバー当たり使いこなせばだいたいのことできるのでは…

強いて言うならpandasのdf.describe()には感動したけど、普通にExcelでも関数書くだけだしな〜と思ってしまう。

データ分析の基礎しか勉強していないから、あれなんだけど、これからどんどんExcelではできない作業Pythonではできるようになるの???

データ分析の先輩教えて下さい。

ちなみに、スクレイピングとかは圧倒的にVBAよりPythonとかなんだろうなってのは思っています

追記

皆さんありがとうデータの量という観点が抜け落ちてました。重大なご示唆ありがとうございます

あとは機械学習発展させていくと、Excelではできるかもしれないけど面倒そうですね。

ワクチン供給削減とIT化の遅れ

ワクチン供給削減が問題になってるけどさ、諸悪の根源はお役所IT化の遅れだよね?

なぜか紙での業務にこだわるお役所

昨年のコロナ患者FAXで集計するから正確な数字がわからない問題の頃からずっとずっとずーっと問題になってたと思うんだけど、お役所は紙での業務をやめない。

最近俺のところにもコロナワクチン接種券が送られてきたんだけどさ、書類を少し見ただけでたくさん疑問がわいてくるのよ。なんていうかフローアナログで組まれすぎてることのヤバみを感じるというか。

そもそも紙で接種券郵送する必要なくない?

電子化して番号だけ通知したら印刷配送コスト時間削減できるよね?

•接種記録、紙にシール貼り付けにするの?

→紛失したら終わりだし、紙を所持していないと急にキャンセル出ても代わりの人が打てなくない?

予診表、手書きかよ?

ワクチン打つ側からしても手書き文字を読むのは辛いし、副反応が出た時に備えてデータとして残すにしてもカルテに手作業で打ち直すハメになる。


そんな業務フローから、接種記録が正確に揃うのに2週間ほどタイムラグができてしまってる。ワクチン供給から見たら最悪な状況じゃないかな?

ワクチン流通を支えてるヤマトロジスティクス網は世界最高レベルだと思ってるけど、2週間のタイムラグを加味して正確な納期配送できるんだろうか?民間EC業者Amazonでも楽天でもセール年末年始需要変動時はリアルタイム見積もり出してるよね?

紙にこだわるお役所の言い分もわからなくはない。現在の慣れた業務フローを変えるのはトラブルのもとだし、ITに弱いお年寄りにも配慮しないといけない。

だけどさ、保健所FAX問題の時と違って今回は1年間の準備期間があったわけだ。それにお年寄りIT活用能力がーといっても、工事関係ブルーカラー仕事をしていた73歳になるうちの父親だって問題なくLineワクチンネット予約できてるんだぜ。もう少し業務フロー電子化に舵を切ってもいいんじゃねーの?

政府の偉い人が数字をわかっていない

もう一つ大きな問題がある。政治家数字に対する理解が無さすぎることだ。

菅総理6月頭に「接種ペースが1日100万回を超えた」とフライングで発表したことがあったが、実際に100万回を超えたのは6月中旬で2週間程度の誤差がある。

なんでこんなことになっちゃったかって考えると、土日の統計データが月曜にまとめて上がってくるので、月曜分と合算した数値を1日の値として解釈したとしか思えないんだよね。

政府の偉い人がこういうズレた認識で、国民から支持率アップ狙いの大見得を切ってしまうと、実務担当者必要以上にワクチン接種ペース加速のために地方自治体企業を煽るしかなくなるわけで。

まあ財務大臣数学不要論を唱えたり、指数関数的に増える感染者への対策緊急事態宣言出すのに観測気球的なリークをマスコミに流してから1週間くらいかけて決断下している(=指数関数的増加のヤバさを理解していない)のを見てきてるから別に驚きはしないんだけど。

ちなみにワクチンの接種ペースのデータを見るときは、政府ホームページより日経の方がはるかにわかやすい。

https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-japan-vaccine-status/

しか作成者の記名入りで責任感もあってすげーなと思う。

本気でコロナ収束させるなら、政府もこれと同等以上のものを作って、マスコミへの一次資料として提供してワクチン効果と実績をガンガンアピールするくらいのことをするべきなのになぁと歯痒く思う。

2021-07-03

https://anond.hatelabo.jp/20210703180605

  プラトンだったかが、幾何学を知らない者は大学に入れないと言っていたが、我が国文部科学省は、昭和58年にそれまで小中学校でやってきてほぼ完成し

    維持してきた、初等幾何整数論関数等式(この等式が成り立っているとき関数を決定せというもの)、組合せを、公教育において維持しないとの決定を

  したことから平成時代公教育ではほとんど何も教えていなかった。

    特に平成学生が初等幾何問題が一問も解けないのは国民が悪いわけではない。文科省が教えるのを止めたから。

      わたくしも初等幾何問題検討したことがあるが、その特徴ないし、難しさについては、不等式などと異なるところはなかった。

  幾何学には驚異的に難しいといわれるものがあるというのが、Yahoo知恵袋などの結論だが、

                   驚異的に論証が難しい

     ということだと、他の分野も同じである。なお、わたくしは、初等幾何の演習量がほとんどないので、幾何学が大嫌いである。それだけ、数論や不等式の問題

  大学入学準備中に、1000題は解いたが、幾何学問題は、シンプル→あざやか→驚異的な問題の順にせいぜい10問くらいしか解かなかったし

   とにかくできない。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん