はてなキーワード: 哲学とは
その意見は、自由主義を推し進めた結果としてと個人主義が出てくるやつだね。自由個人主義とまとめてもよい。
①自由主義において、「自由」はなによりも尊ばれるものである→確実性や金銭や伝統は自由を損ねないなら捨てて良い
②自由とは個人の裁量のことである→社会の裁量で決まったことは自由に反する。
これら二つの、まあ一見頷いてもいいように見える立場が、悪魔合体すると、「ある個人の裁量には、別の個人は一切口を出してはならない」という立場が爆誕する。忠告や説教などもってのほかであり、どんな失敗も自己責任で済ませる。全て個は個となってコミュニティは無とすべきである。
コミュニティを全否定することになるで、さすがにあかんってことで、21世紀はいって以降ぐらはもっと共同体を重視する立場が主流だが
はてブでも人気記事になっていた『アンチマン』の考察で、溝口の在り方を「なにもしない正義」と表現しているnoteがあった。
人気エントリーのトップに来ていたので読んだ人も多いと思うが、これは主人公である溝口の行っていたレスバやぶつかり行為やレイプはラスト以外は全て妄想で(まずここで解釈が分かれるがそこは置いておく)、「孤独な中年男性という無敵の人にもなり得る立場でありながら、ミソジニーを空想の中だけで発散して、現実ではなにもしないように努めている」という彼の姿勢を指している。
そして、案の定というか、この『正義』という言葉には、本題からやや外れてミサンドリーブクマカの一部から、「加害をしていないだけで正義などというのはおかしい」という内容のブクマが付いていた。
このコメント自体はまあ、俺も正論だなと思った。プラスマイナスで言ったらゼロなだけの人間が正義などという賞賛の意味が込められた言葉で表現されるのには確かに違和感がある。
ただ同時に、そういうことを声高に言っちゃうのは馬鹿だな~という気持ちもあった。
なぜなら、おそらくは現実にもいるであろう、なにもしないことを正義と思って勝手に自己抑制してくれている男性に対して「そんなものは当然でなんの価値もなく褒められるようなことではない」と突き付けてしまったら、「じゃあ誰にも褒められないならもうミソジニーも隠さず、好き勝手やってやるよ!」となってしまうかもしれないからだ。
誰からも薄っすら嫌われていて上がりの目もなく、内面にミソジニー的完成を抱えた人間からなけなしの正義感情を奪ってしまえば、女子供にぶつかったりネット越しに女性を罵倒したりしてストレス発散をすることは当人にとっての最適行動になってしまう。レイプはまあ流石に捕まるけど、まあ視姦くらいなら楽勝だ。
ミソ男が蛇蝎以上に嫌いな人たちが、なぜそうした潜在的ミソジニーを掘り起こすようなコメントをするのだろうと、コメントを見た時は呆れたものだった。
それだったら、「ちゃんと我慢できて偉いねヨシヨシ」とネットの向こうの弱者男性に伝えて、そのまま彼らにこれからも正義を胸に大人しく暮らしてもらっていた方が合理的だろう、と。
……ただしかし、ここまで書いておいてなんだが、これはこれで自分が冷酷なことを言っているなという葛藤もある。
上で書いたことはつまり、薄っぺらな承認を与えることで社会のために弱者男性を飼い殺しにしてしまえと言っているに等しい。
これは社会のためになるが、当人たちのためになるか言えば怪しいだろう。
どうせ誰からも本心からの愛を受けられないような立場になってしまった人に限っては、ミソジニーでもなんでも好き勝手して生きた方が本人の人生にとっても良いのではないか?
俺は浅学の身なので、誰が言ったなんて用語かまでは覚えていないのだが、こういう「社会がお前を都合よく使うために用意した道徳に従うより、自分の欲することのために行動しろ」という思想は哲学にもあったハズだ。
偶然による結果論の要素が大きいが、溝口のラストは今までの「なにもしない正義」の無価値さを突き付けられたものだと元ブログでも言われている。
こう考えると、俺は「なにもしないことは褒められるようなことではない」と喝破してみせた一部ブクマカ達は愚かと言ったが、しかし同時に彼女達はある意味で誠実であったのかもしれない。
安い偽りの承認に騙されて人生を消費させられている人に対して、彼らが溝口のようにまだ動けなくなる前に、目を覚まさせることを言ってあげていると取ることもできるからだ。
なにもしないことを正義と認めるべきか、難しいところだなと思う。
いやほぼすべてレイープの内容やんこのひとのマンガ
そのあたりはクジラックス先生と一緒だよね 年齢だけ重ねたモノの精神的に未熟で大人の女性に直面できない男が、少女に魅力を感じているが決して報われず、 でも社会的に報われない...
そりゃどんなモノからでも哲学を汲み取ることはできるが、それはそれとして非道なエロとレイープのマンガであることからはにゅう工房もクジラックスも逃げられん、ていうかそー...
そりゃどんなモノからでも哲学を汲み取ることはできるが、それはそれとして非道なエロとレイープのマンガであることからはにゅう工房もクジラックスも逃げられん、ていうかそーゆー目的用やんアレって(苦笑)
IDOLiSH7(アイナナ)のことは1ミリくらいなら知ってるカモ状態ですがムビナナDAY2のみ鑑賞してきました。
ムビナナは予想よりだいぶよかったです!
前評判から「途中で寝たりイラついたりするかな〜」と思っていましたが普通に最後まで楽しんで見られました。
ムビナナの良いところ!!
この二つは全編Live映画の根幹だと思うので、ここがしっかりしていれば私としては及第点だと思います。(赤点ではなかったと言う意味)
私はスタツアも(うたプリをミリくらい知ってる今回のアイナナとほぼ同じレベルのまま)拝見しましたがこの映画自体についてはパクリとは言わないかな?と思いました。(キャラとかスチルとかの話題は割愛します)
うたプリのファンの方の「いやそもそもかぶせるなよ」というお気持ちもわかりますが。
まず何もかもが別物すぎます。
正直かなり出来の良い同ジャンル(同じ全編Live映画という意味)先行作品があってこれをお出しされるの?って気持ちにはなりますね。クオリティにおいてです。これが全編Live映画の先駆けだったらもう少し評価も高まっていると思います。なので繰り返しになりますがクオリティが低すぎるというわけではないです。及第点です。
さて、震源地になっているワード「旅」についてですが、単に「旅」を連呼する理由がなく旅感もない。噂の6部のスクショも拝見しました。たしかに旅の話は出てました!私が気になっているのは「コンセプトが感じられない」という話なので「別媒体でそのワードの話出てた」というのは別の話ですね。まあそれも踏まえてパクリではないと思うな。
グループと四季を巡る旅!みたいなMCがありましたが最後まで四季については何も分からず。衣装も背景にも四季は感じられませんのでコンセプトとはなんだったのか?
てか脚本書いた人は映像見てないんかな?だからMCと演出がこんなにチグハグなの?
まず一曲目。映画を見る前にYouTubeで公開されているものを見ました。
3万回は指摘されてそうですが「いや、傘開かんのかい!!」そしていつのまにか投げ捨てられている。ダンサーが回収した形跡もないからめちゃくちゃにぶん投げたんかな、危ないよ。
映画では一曲目の前に突然の嵐?の映像がながれて「お!これで雨上がりだから傘開かない演出だったのか!?」と思ってたらコンセプトの一つであるらしい森羅万象っぽい樹とかの映像が挟まるのでそうでもなかったようだ。なんだったんだ?
レインボーアリーナだから!という説も見ましたが余計にわからん。そうだとしたら衣装や背景まで合わせないと伝わらないんよ。それでも傘が衣装から浮いてるし、背景もプロジェクションマッピングで虹なんかいくらでも掛けられるけどそういうのないですよね…?
そして突然のバックダンサーモブ。モブがソロパートのアイドルより前に出る。もうそれはバックダンサーではなくフロントダンサーなんだ。
しかもアイドルの衣装だけやけにファンタジー!!!!かわいいけど周り現代背景。モブもスーツ姿なのに!!!!どういうステージ!?!?
背景白系統、衣装白系統、ダンサー黒系統。ダンサー引き立つ!!!!
昔からある有名曲?のようなのでその時のデビュー時の衣装とかなのかな?だったらわかる。けどそしたら背景を見直してほしいが。欧米風?の街並みにこだわりとかあるの??
あとツイッターで「そうちゃんがフリを間違えかけてる!他にも向こうでファンサしてるのがうつってる!」というのを見かけました。
いや!!!!ファンサは正面で抜けよ!!!!カメラ仕事してください!!フリミスとかかわいくてちょっといいなて思いますけど2日目は間違ってないのか2日とも同じミスしてたら明らかに練習不足で、もし推しにそんな役割を押し付けられたら私はキレるなって思いました。ダンス苦手みたいなキャラ付けがあるならその限りではありません。ごめんなさい。
全体的にカメラが存在しないのかな?みたいな行動をとられて不完全燃焼です。
歌い終わった後の「っダァ!」みたいな声、何!?プロ意識!!!!マイク入ってますよ!!!!
あははうふふみたいな笑い声が永遠に終わらなくて階段を降りてくるアイドル…どうした?なにがおかしい?
あと、代永さんが喋るたびに「えっなに!?!?」ってものすごいびっくり違和感なのですが…全てが吹き飛ぶほどの違和感。これは…昔からこう言うキャラだったのですか…?ご体調に関するものであれば申し訳ないです。
コーヒーカップが出現するも何故か舞台上だけをくるくるまわる。
トロッコのかわりとかじゃないの!?!?突然のネバーランド感。まじでどうした?旅や四季や森羅万象をこれで感じるの難しいが。連想ゲームしてもなかなか辿り着かんよ。
しかも一人ハブられてて可哀想だな…てなったんですが…彼はそう言う役回りなのでしょうか…?
ピー!という二曲目
「これツイッターで見たササゲロってやつだ!!!!もう来るの!?」とテンションがあがる。
ダンスナンバー好きなのでよかったです。
あとブラック系のチャイナ感ちょっとある服?も好きでした。ズールね、ズール。
次の曲も好き系でした。
まあまた黒背景に黒服で沈みまくりですが…。でも黒背景は顔が白いからIDOLiSH7のみんなたちほどは気にならないかなあ。
トリガーとリバーレもふんふんなるほどねって感じです。なんとなーくのグループの雰囲気が伝わってきていい感じでした。
曲ごとにMCが挟まるのは賛否両論だと思いますが、これに関してはそこそこ短めのMCだったのでわたしは賛否両論のピ側ではないです。
話の内容がよくわからないのはほぼミリしらだから仕方ないしな〜と思います。
リバーレの保志さんがめちゃくちゃ歩き回るのにポニテの方がほぼ不動なのそういうキャラなのかな?いいなって感じです。
しかしまあ全体的に本当に目が合わんな。誰もカメラの位置をご存知ない?
袖にはけていくときもファンサなし。こういうのは「わざと塩対応してますよ」みたいなキャラが思わせぶりに無視してそれが逆にファンサ!みたいなの以外は虚無感すごいな。全員塩対応。
かと思ったら単に暗転みたいな演出もありで、どうした…????
「おー見覚えある!!いいぞ!」ってなったんですが、いやそのままセンステ行くんかい!!ってなりました。
後ろのファンにご配慮でそのまま一曲歌ったりしてもいいのでは!?!?出現場所が変わるだけでは意味が薄いんですよ!!
背景がプロジェクションマッピングの試みはいいけど流すのがスクリーンセーバーみたいで謎なんだけど、衣装が全部ファンタジー系なのでグランドキャニオンか?とか、これテレ朝前?六本木?みたいなやつよりもスクリーンセーバーの方が合っている…という…
せっかくのプロジェクションマッピングなのになぜかアイドルが白いボードから現れてるだけなことがわかるカメラワークになったりする。なんで?
あとどこかでジャンプして光の中に消えるのかな!?と思いきやふつうにそこにいる。なんで?その演出は流石にアレすぎる。(オブラート)
それにしてもキャラの名前がわからないな〜と思っていたら途中に突然コールドスリープだかドールなのかよくわからん個人の映像がはさまる。
しかし名前読ませる気ないだろ!数人どこに書いてあるかわからんかったぞ!!!!
衣装は全部かわいいのですが、どれもテイストがほぼ同じため、着替えてんだか着替えてないんだかわからなくなってくる。
そして繰り返しになりますが黒い衣装で黒背景、白い衣装で白背景みたいなことをするので演出してる人ちゃんとチェックしてるんかな…となります。
まあ全体的に地味。
ジャニーズとかのリアルライブは空も飛ぶし炎も上がるし水も出るので…。
友達は「ミュって感じ…しかも仕事で大楽入れなくて円盤見てる虚無を思い出した」と言っていました。なんとなくわかる。
Incomplete rulerの曲よかったです。
その後赤い子(りくくん?)がIDOLiSH7が現れたことに驚いてるんだけどDAY1もそうだったらしく、そういう演技?(どういう演出?)だったのかな…?目指しているらしいリアル感との狭間でよくわからなくなる。
どのタイミングか忘れたけれども「ファンサしよー!みんなで!ファンサ対決!」って言い出したのにもびっくりしました。
カメラが横に舐めるように動いて全員分抜くのかと思いきやまさかの背景16?分割。
エッ!!!!それができるなら早くしてあげなよ後方席ずっと虚無だったじゃん!!!!
というかそうしないと見えないってわかってて今まで謎スクリーンセーバーうつしてたんですか!?!?
ここまでLiveしてるのに「ファンにサービスを改めてする場がなければファンサが足りてない」とアイドル自身が思ってるなんてこと、ある…??
ファンサに関しては「我々はマネージャーだから」っていうのも見かけましたが、マネージャーなら舞台袖から見てなきゃおかしいし、なんならゲネプロや練習風景、そういう裏側が見たくないですか?突然マネージャーなので今までの試行錯誤とか一切見れてないけど完成形を裏方としてチェック!したいですか??
私はアイドルのLiveにいったらたくさんファンサ浴びたいよ…。
あと歓声が弱い…会場のみんな盛り上がってないのかな?ファンも3Dですげえ!ってなったしよく見ると服装まで違う!すごい!そこにこだわるのはなんで!?!?あとペンラを頭の上に掲げるんじゃねえそんなことしたら俺とお前の戦争だ。
まあ歓声は声出し応援上映ありきなのかな〜とおもいつつ、コーレスできるようなところもない。紹介シーンないからオタクのみんなで一斉に名前も呼べないし…。
今まで首もとハイネックとかだったせいで違和感なかったのですが、3Dモデル首が細長すぎておかしくないですか!?怖い折れる!!脚もちょっと膝下が私の好みからすると細すぎるなあ、というのは気になってたんですけど首は本当に怖いなあ、ってなりました。
あと全体的に白い!銀髪何人いる!?カメラが引けば引くほど見分けがつかないよ…。何のためのメンバーカラー!?リストバンドだけで見分けろは視力検査なんよ。
そしてアンコールもセンステまで来ないんだ…なんでメインステばっかり…。人権ない席が多すぎるなあ…。スタンド席最前とかは結構良席のイメージなんですが、このライブ、アリーナ前方以外に絶対入りたくない。
色々書きましたが「見に行ったのは時間の無駄だったな」とかには全然ならないです。
曲もいいし踊るので初回は楽しかったな〜もやもやしたけど。くらいです。言語化するとこうなってしまいましたが。
不完全燃焼…にはなるかな!と思いました!
I see that among men all things depend upon three wants and desires, of which the end is virtue, if they are rightly led by them, or the opposite if wrongly. Now these are eating and drinking, which begin at birth—every animal has a natural desire for them, and is violently excited, and rebels against him who says that he must not satisfy all his pleasures and appetites, and get rid of all the corresponding pains—and the third and greatest and sharpest want and desire breaks out last, and is the fire of sexual lust, which kindles in men every species of wantonness and madness.
私は、人間のあいだではすべてのことが三つの欲望に依拠していると見ています。それらは、正しく導かれれば徳であり、誤って導かれればその反対となります。まずは「食欲」と「飲欲」であり、これらは生まれたときから始まります。あらゆる動物が自然とその二つの欲望を備え、激しく興奮させられ、己の快楽や食欲を満たしてはいけないと言う者に逆らい、付随する苦痛からは逃れようとします。そして第三の、最も強く鋭い欲望が、最後に噴き出します。それは人々のあらゆる種類の淫気と狂気を燃え上がらせる「性欲」の炎です。
今のところこれが最古である。さすが西洋哲学の祖。「食」と「飲」が分かれているのが特徴。プラトンの著作は明治時代に翻訳されていて日本人にも知られていたと思われる。
欲界三欲
(一)飲食欲,即凡夫於種種美味之飲食,多生貪愛之心。(二)睡眠欲,即凡夫之心多暗塞,耽著於睡眠而不能勤修道業。(三)淫欲,即一切男女由互相之貪染,而起造諸種欲事。
欲界三欲
1. 飲食欲、すなわち凡夫はさまざまな美味の飲食において、多くは貪愛な心を生む。2. 睡眠欲、すなわち凡夫の心は暗く塞がり、惰眠に耽って修業に励むことができない。3. 淫欲、すなわちすべての男女は互いに貪欲に染まり、それがさまざまな欲事の原因となる。
『翻訳名義集』は中国・南宋時代に編纂された仏教系の書物。もちろん日本にも伝わっている。というかこの組み合わせが現在のスタンダードである。
いにしへの人三慾を忍ぶ事をいへり。三慾とは、飲食の欲、色の欲、睡の欲なり。
『養生訓』は江戸時代の大ベストセラー。貝原益軒は儒学者だが、この組み合わせは仏教の「三欲」と同じなので、「いにしへの人」というのは僧侶のことなのか。三欲を「抑えるべきもの」と捉えているのも仏教的である。「睡眠を減らすと健康になる」みたいなことも言っている。
『歌学提要』は幕末の歌人・香川景樹の理論をその弟子の内山真弓がまとめたものだという。
人間の根源の欲望を、食欲・性欲・表現欲に三大別して言うそのことは、江戸末期の巨匠香川景樹以来、歌界ではならいとなっている。
ということで「食欲」「性欲」「表現欲」を表しているらしい。
これはイギリス科学振興協会の当時の会長であったライアン・プレイフェアのスピーチが翻訳されたもののようだ。原文を当たると「かつての錬金術師は黄金・健康・不死のために賢者の石を研究していた」…みたいな内容だったらしい。
they hoped to attain the three sensuous conditions of human enjoyment -- gold, health, and immortality.
村上専精は僧侶だが仏教の「三欲」とは異なるのか。「生存欲」は戦時中の文章で「日本人は三大欲求の生存欲を抑えて国家に殉じるからすごい!」というふうに使われているのを見かけて面白かった。
人間の三大慾望たる衣食住
個人的に「衣食住」は欲望というより「基本的なもの」「必要なもの」というニュアンスで捉えていたのだが、井原西鶴の『世間胸算用』でも「分際相応に人間衣食住の三つの楽の外なし」と書かれているそうなので、あながち「欲望」的な捉え方でも間違いではないのか。似たようなパターンだと三大欲求を「福・禄・寿」に割り当てることもある。
美術評論家が三大欲求に「美欲」を入れるのは、歌人が「言語表現欲」を入れるのと似通っているか。
明治以降は経済発展もあってか「金銭欲(利欲・財欲)」や「名誉欲(出世欲)」を挙げることがかなり多い気がする。
もとはアメリカで1948年に刊行された小説だが、原文だと「three main pastimes」なので「三大娯楽」かな。
といった記述がある。
食欲、性欲、排泄欲の根源的意味に比べたら、人間の他の欲望である出世欲とか名誉欲とか権力欲とか支配欲とか金欲とか知識欲など、それこそ屁以下の価値しかない。
いわゆる「生理的欲求」のひとつとして食欲や睡眠欲と並べて語られる「排泄欲」だが、「三大欲求」として挙げられていることは少ない印象を受ける。ただ「性欲(射精欲)」を排泄欲の一種とみなすこともあるようだ。
本来、仲間と一緒にいたい、集団の中で自分の安定した位置を占めたいという欲求――集団欲は、食欲、性欲と並んで三大欲と言われる程のものである。
この「集団欲」を三大欲求とみなすのは戦後にかなり広まった感じがする。近年の書籍でも睡眠欲に代えて集団欲が挙がることがあるようだ。
貞潔・清貧・従順の修道三誓願は人間共通の三大欲求(肉欲・所有欲・支配欲)にかかわるものとして、生涯の一大試練と誘惑になりうる。
これはつまりカトリックの修道士が守る三誓願の対義語となるような欲望(貞潔↔肉欲 清貧↔所有欲 従順↔支配欲)を「三大欲求」と見なしているらしい。カトリックのあいだでポピュラーな解釈なのかは知らないが、三誓願そのものは3世紀末くらいまで遡るらしいので、当時からそうした発想があったとしたら面白い。
現在の一般的な認識。「金銭欲」「名誉欲」「集団欲」あたりを含めて「諸説あり」と言われていてもおかしくなかったと思うが、最終的にほとんど「食欲・睡眠欲・性欲」で固定されてしまったのは面白い現象である。
彼氏に対してすぐ不安になってしまう性分なのだが、「彼氏に対して」というか、「自分に自信がないから対象が何であってもすぐ不安になる」が近いと思う。
今まであんまりいい恋愛をしてこなかったこともあり、基本的に異性から好かれている状況を未だに現実として受け入れられないでいる。
もともと私の家庭環境は最悪で、仲のいい両親を見たことがない。
母親は精神を病んでいるし、父親は完璧主義。怒鳴って罵り合う2人は私に対してだけはいつもニコニコ甘やかしてくれた。
その落差が怖かった。
完璧主義者の父からは時折「そんなんだからお前はダメなんだ」「根性なし」と言われて育ってきたので、
加えて、学生時代はいじめられていたのだが(と言っても小学生まで)、自分の特技を披露してからパタリといじめが止んだ経験から
「好かれるには何か対価がいるんだ。」という刷り込みができてしまった。
だから、「好きだ」と言われてもまず「なんで…?」という感情が先に来るし(これは相手にも失礼だから、反射で思ってしまうとはいえちゃんと自分の中で言葉通りに受け取る練習中)
「好きだ」と言われるたびに、確かに嬉しいんだけど
「私も何か返さなきゃ。何か対価を差し出さないと好かれるはずがない。好かれていいはずがない。」と不安になる。
そんなわけないだろ!好かれていいはずがないって勝手に私が私を縛ってるだけじゃん!
彼氏は(なんか知らんけど)私のことが好き、私も彼氏のことが大好き、だから一緒にいたくて付き合ってる!それだけ!
と事あるごとに自分に言い聞かせてきた。
でも、この前のデートで全部だめになった。
いくら自分に言い聞かせても、十数年かけて作り上げた私の価値観や歪んだ哲学はそう簡単には変わってくれなかったし
今まで「好き!」と言われたら「私も!」と返してニコニコしていたけど、本当は「対価」を渡したくてたまらなかった。
それは物をあげたり、ご飯を奢ったり、仕事できちんと成果を出してお金を稼いだりして、「そばに置いておいた方が自分も得をしそうだ」と思わせなければいけないと思っていた。
そんなわけないと冷静にしていても、どこかではそうしないと見放される気がしていた。
もちろんその謎の義務感や不安感だけで行動してきたわけじゃない。
彼氏宅に泊まる時はお世話になりますの気持ちや、日々の感謝の気持ちを込めて奢ったり物をあげたりした。
ただそういう行為の中に、自分の不安を解消する意図が少なからずあったことは認める。
デートに話を戻すと、その日は彼氏がちょっと体調を崩していて、でも今日のプランは全部遂行したがっていたし、私ももっと一緒にいたかったから1日歩き回った。
前半は彼氏の顔色がどんどん悪くなるので、本当に心配で「夕方になったら切り上げようか」と言ったけど拒否された。
食欲はあったので栄養のあるものを食べたら、後半は顔色も元に戻ったとはいえ、まだ本調子ではない感じだった。
案の定、当時の私の心の中は日々抱えている通常運転の不安に加えて彼氏の体調の心配もして、とにかく発狂していた。
「とりあえず「切り上げようか?」と声をかけたけど…断られた…てことは、私が本当は一緒にいたがってるの察して無理してくれてるのかな…。申し訳ないな…。
思えばいつも愛情表現も生活や仕事のモチベーションも与えてもらってばかりで、私が彼氏に何かしたことあったっけ?
ああ何もない…こんな何もない女と一緒にいて彼の人生は楽しいのだろうか…やっぱり何かしないと…でも何かって何だろう…」
(↑の問題点
・『私が本当は一緒にいたがってるの察して無理してくれてるのかな』
・『こんな何もない女と一緒にいて彼の人生は楽しいのだろうか』
→私といて彼の人生が楽しいかは彼が決めることなので考えても意味なし。
・なぜか彼氏の方も本当に私と一緒にいたくて無理をしている可能性を考えていない。)
とりあえずさりげなく荷物を持つとか、迷惑にならない程度に体調を気遣いまくることにした。
でも心配そうな表情が顔に出てたみたいで、彼氏はそれを見て無理して元気にふるまっていた。
私もそれを察して「ああ、心配させまいと元気にふるまってる…また気を遣わせてしまった」と落ち込む。
そして落ち込んでいるのが顔に出てしまう私を見て、彼氏のテンションがもっと高くなる。
途中で寄ったトイレの全身鏡に自分がうつったとき、「なんだ?この女」と絶句した。
元々容姿に人一倍死ぬほど自信がないが、その日はそこそこ気合入れた割に一段と酷かった(ように私は感じていた。)
多分心配そうな表情をして、心の中もどんより落ち込んでいたからだと思う。
冷静になった今思い返してマジレスすると、単に骨格に合わない服を着ていたのと靴のチョイスを間違えてたからなんだけど。
その日の晩、彼氏に電話して「今日は1日変な感じでごめん」と泣いた。
ていうかそもそも体調よくないのに、デート終わった晩にこうして電話まで付き合ってもらって…ほんまスマン!!!の申し訳なさでまた泣いた。
そしたら「こんな落ち込んでる増田初めて見た。意外。いつも結構たくましいから」と言われた。
元々精神的に安定している時は比較的冷静でどっしり構えているタイプだけど、それは【プラス面での本性】だ。
こういう「思考の歪みが治ってない不安になりがちなメンヘラ予備軍」は私の【マイナス面での本性】でもある。
彼氏にも「思考の歪みがあるし、過去の恋愛もよろしくないからな~。メンヘラではないけど、素質はあるよねw」と言われていて、まあ察されてはいる。
察されてはいるけど、実際メンヘラ予備軍みたいな状態を晒したのはその日が初めてだ。
実際、彼氏から「恋人だからってなにかを与える必要ないんだよ。相手が元気で喜んでるならそれでいいんだよ。」と言われた。
確かに、私も彼氏から何か有意義な物事が欲しいと思ったことなんてないし、勝手に生活や仕事のモチベはある程度もらってるけど、それは私が勝手に感じてることだし。
そしてその生活や仕事のモチベっていうのもあくまできっかけだけで、結局は自分が選択して自分の意思で自分のために毎日生活して仕事をしている。
彼氏に求めることといえば、毎日腹を空かせることなくうまいメシを食い元気に生きてたらそれでいいって感じだ。
いつもまともな思考の最後には「※ただし私は例外」がついてしまう。
わかってるのにその日は爆発してしまった。
そのあと通話を切ってひとしきり泣いて、友人にも励まされ、寿司を食い、3日で落ち込んだ気持ちからは立ち直った。
メンヘラ予備軍なだけで完全なメンヘラではないのは、まだ理性的でまともな思考も隣にちゃんとあるからだと思う。
週末会うけど、彼氏が爆泣きした私に冷めてないか、引いてないかだけが不安で、
もし万が一「思ってたのと違った」と別れを告げられた時用の心構えをメモに書いた。(ま~た不安になってる!!)
でも晒せてよかったと今は思っている。大事なことに気づけた。
今回のこういう本音とか、あとは不満とかって言わないと伝わらないので。
それに対して相手がどう思うかは言ってみないとわからないが、ちゃんとした恋人なら例え意見が違っても落とし所は探してくれると思うし。
芥川は当時にあっては別格だと思うよ
アートが感情表現でしかなかったところに思想や芸術論を持ち込んだ
西洋では古代ローマから哲学の具現化としての芸術が行われていたけど、その西洋風芸術が日本で芽生えたのが芥川以降
芥川がいなくてもいつかはしただろうけど芥川がいたからその後の50年ぐらいの作家が存在する
作品自体は文学に昇華しきれてない思想むき出しの安っぽい自己啓発本だから時代背景を考慮しないなら三文作家ではある
一言でいうなら、会社に勤める社員のみなさんが、自分は単なる会社の一社員ではなく、社員という独立した事業を営む主人公であり経営者である、自分は社員稼業の店主である、というように考えてみてはどうか、ということである。
そういう考えに立って、この自分の店をどう発展させていくかということに創意工夫をこらして取り組んでいく。そうすれば、単に月給をもらって働いているといったサラリーマン根性に終わるようなこともなく、日々生きがいを感じつつ、愉快に働くこともできるようになるのではないか。自分が社員稼業の店主であるとなれば、上役も同僚も後輩も、みんなわが店のお得意でありお客さんである。そうすると、そのお客さんに対し、サービスも必要であろう。第一、商品を買っていただかなくてはならない。創意工夫をこらした提案を、誠意を持って売り込みに行く。用いられたとなれば、わが店、わが稼業は発展していくわけである。
あれはまだ平成が終わるときは天皇が死ぬときだと誰もが思っていた頃の話。
俺はIT系に進むべきか公務員になるべきか迷って、氷河期世代の死にっぷりと未だ竹中の爪痕深きIT系のオワコンっぷりから公務員の道を選んだ。
だがそれを後悔しなかった日はない。
公務員試験を受けていた頃から「この時間を使っていればまともなIT企業に就職できたのでは?」という疑問は日々付きていなかったが、もしもブラック企業に入ってしまったあとで、新卒カードを失くした俺がまともに再就活を出来る自信がなかった。
3年ぐらいやりながらその間に転職をしようと。
だが小泉政権の残した禍根に、民主党政権が重なり公務員にとって悪夢の時代がやってきた。
俺はとにかくただ働くために働くために働くのに忙しく、休日は失われた精神力や散らかった部屋を回復させるだけで費やされた。
気づけば俺は新卒後ダラダラと公務員を続け、何の能力も身につかないまま(本当に凄いことにエクセルやワードやビジネスマナーの技術さえも大学時代よりも劣化していくのだ!)時間が過ぎていった。
出ていくはずだった3年の間に得たものは「自分の責任でもないのに頭を下げることを受け入れるのが給料をもらうということ」という僻みきった世間擦れ労働哲学ぐらいであり、若さも能力も活力も日本語力も無くなって、転職先の目処もつかなければIT系の技術力はもはやすっかり錆びついていた。
完全に絶望した俺は、ひとまず仕事がそこそこ回るまで公務員を続けることにした。
今、ようやく仕事が回りだしてきたが、それでも全く先は見えない。
予算は削られ続けるし、無駄な複雑さは加速していく、デジタルの進歩はペーパーワークとの二重化という地獄以外の何も生み出さない。
むしろ職場のPCの相対的な性能がドンドン目減りしていくのでデジタル方面においては後退しているといっていい。
(助けてくれ4GBのPCにMcAfeeを始めたとした無数かつ無意味かつ無造作なセキュリティソフトが常駐し続け、単なる自動アップデートのたびにタスクマネージャの4つの値(GPUは公務員のPCにはない)が真っ赤になるのだ。信じられるか?セキュリティソフトの自動アップデートにネットワークもディスクの書き込みもついていけないしCPUは限界を迎えてメモリの残りは完全な0になり世界が凍りつくんだぜ今どきだぜ。)
こんな場所で働いても何も身につかない……強いて言うなら社会の掃き溜めの下で暮らすゴミクズとしてゴミを分解して世界を循環させるバクテリアのように生きる覚悟を決めることぐらいしか成長の方向性はない……。
もう年齢的にもITに行ける年ではないが、仕事に対しての虚しさは募るばかりだ。
やっている内容以上に、やってくる面倒ごとの内訳にこそ飽き飽きしている。
大部分はどこにも記載のないくだらんローカルルールに合わせるための訂正で、内容に統一を測ることで精度を上げるためだと語られるローカルルールに沿わせることに多くの注意力は使い切られ、その結果として思いもよらぬ所から綻びが起きる。
ときには取り返しのつかない失敗が発生し、それを公の権力によって民間に尻拭いをさせつつ、自分たちのミスのあとは砂消しマジックで消してやるのさ。
指を立てて沈んでいく文書主義のお題目や国民貢献意識の姿には涙を禁じえない。
とにかく全てが虚しい。
こんな所で日々更なる無能へと成り代わり、転職の可能性は失われていく。
周囲の人間性に対しても疑問は尽きず、「俺は赤ちゃんのようなオッサンだからお前らが面倒を見てくれるべきなんだ」という態度の中年太りの連中が非正規の女性事務員に日々身勝手な愚痴を聞かせては相槌を打たせている。
同じ空気を吸いたくもないのに、給料という餌を食わねば死んでしまうからこの世界から抜け出せずに居る。
俺の人生は失敗した……だが本当に失敗したのか?
もしかしたらIT系に行ったらもっとひどい地獄が待っていたんじゃないのか?
頼む。
「お前の嫌っている赤ちゃん体系アラフィフ歳児はITにも沢山いるぞ!」
「給料が良いとか言ってるのは転職サイトのセールスで90割は公務員の方がマシな給料もらってるぞ」
ななどのお便り楽しみにしております。
きっとね、俺以外にも同じ様な後悔をしてる人がいるんだよ。
ある人は飲食に、ある人はビルメンに、ある人は運送業、ある人は清掃、ある人は介護、ある人はエンタメ業に。
IT業界に行きたいという夢を持ちながらも、ハゲタカコンサル共の手によってグチャグチャにされてしまった業界でババを引かずに住む自信がないから逃げ出して、後悔の中で10年20年と生きてきたんだよ。
救ってやってほしい。
俺を救ってほしいし、俺と同じ境遇の皆が救われてほしい。
徳を積もうぜ。