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はてなキーワード: 幻想とは

2023-06-03

anond:20230603213443

そんなの幻想だ。負けそうになってるから苦しいんだぞ。

童貞劣等感

経験劣等感というのが心に良くない

アラフォーで、焦りや劣等感はずっとあるんだけど

昔の方がひどかったと思うのは未経験ものが多かったからだと思う

大抵のもの経験すると「こんなものか」となる

全てがこんなものかになってから人生スタートだと思うんだが

それまでは謎の気持ち悪さがある、劣等感に近いと思うんだけどちょっと違うかもしれない

 

このこんなもんかは勘違いでもよい、幻想劣等感さえ消えればいいんだから

童貞処女はわかりやすいが、仕事関係趣味も大きい

例えば就職などはやっとかないとずっとしんどいと思う

2023-06-01

これからはフルリモート時代だって言って郊外引っ越しものの目論見が外れたという人が話題だけど、

今後何十年もフルリモートできると本気で考えてたのかよという見通しの甘さは別にしても、

そもそも郊外田舎に住みたいという気持ちわからんのだよなあ。

都市東京)はゴミゴミしていて狭苦しい。郊外の広くて静かな環境こそが上等なんだ」という「物語」は、

それ自体昭和平成前期までの古い幻想なんじゃないかという感じがする。

2023-05-31

日本人が生成AIに苦手なことをやらせるのはアトムのせい

おれたちは生成AIに苦手なことをやらせがち

〇〇について教えて系の質問は全部ダメ。堂々と嘘をつくのは勿論、回答が抽象的すぎて役に立たないことが露呈した。

この批判がまさにそうなのだが、どうもわれわれ日本人は「ChatGPTが一番苦手なこと(≒自分が知らないことを教えてもらう)にChatGPTを使おうとする」という傾向があるらしい。日本の経営者に聞いたChatGPTの使い道のアンケートでは、「仕事で調べものをする時に活用する」が39.3%でトップだ。これが米国の職場でのChatGPT利用法の調査だと、上から順に、


となっていて、情報検索や調べものタスクは上位5位に入っていない。総じて米国の働き手は、ChatGPT自分情報インプットするためのツールではなく、自分他人情報アウトプットするためのツールととらえている。

生成AIは「続きを書くAI」でしかない

深津氏も折に触れて言っていることだが、生成AIは元々「文章の続きを書くAI」であり、それがスケーリング則によって多くの拡張能力を獲得したものだ。だから一番得意なのは、「プロンプトで与えたテキストを指示通りに加工すること」(校正・要約・分類・翻訳など)と「プロンプトで与えた指示によって、新たにテキストを作り出すこと」(作文・提案問題作成・コード作成・ロールプレイなど)だ。元々そのようなことを実行するための仕組みなのだから、ここがスイートスポットになるのは当たり前だ。少し触ってみて、何ならうまくいくのか、何だとうまくいかいか自分なりに検証して結果を見れば、今のChatGPTテキスト加工器・テキスト生成器として使うのが一番いいということがすぐわかるはずだ。増田自身

ギリギリ使えるのが長文の要約系と、コーディングの補助くらい。

と書いている。その通り。そこが一番使える用途なのだ。つまり元増田も、体感的にはそれがChatGPTの一番得意なことで、情報検索は不得手だとわかっているのに、不得意なことをバリバリやらせて、その結果に失望している。GPT-3やGPT-4は「2021年9月以後の情報は持たない」と折に触れて回答してくるのにも関わらず、生成AIハルシネーション問題がこれだけ広く注意喚起されているのにも関わらず、それを調べものに使って勝手にガッカリしているのである

日本人は生成AIに知性を幻視しがち

これは元増田だけではない。自分の周囲にも、同じことをやって同じようにガッカリしている連中がたくさんいる。おれは、これが日本人文化的歴史的に〈ファンタジーとしての汎用人工知能(AGI)〉に馴染みがありすぎるせいなのではないかと思っている。自律思考型のロボットアンドロイドが登場する数々の創作に触れ続けたことで、我々には「思考能力を持つ、優れたAI」というもの存在が、脳内に〈リアリティある未来〉としてインストールされている。だから、おれたち日本人は、「AI対話的なテキストコミュニケーションができる」となった瞬間、その対象一定の知性を仮定してしまう(これはもちろん、ANI(特化型人工知能)にすぎない今の基盤モデルに対しては、高すぎる期待だ)。そして自分の知りたいことを問いかけては、的外れな答えが返ってくることに失望嫌悪する。これは「知性のようなものが、実際はそうでなかった」ことに対する、一種の「不気味の谷」反応だ。

アメリカ人にとってChatGPTテキスト加工器

上のサーベイで取り上げたアメリカ人のChatGPTの使い方を見ると、彼らが全くそんな幻想を持っていないのがわかる。これはキリスト教圏における、おそらくは宗教的タブーに紐づいた、人間非人間のあいだに設定された懸隔の大きさと無縁ではないだろう。彼らは、人間以外の存在には軽々しく知性を見出さず、あくまで〈道具として〉ChatGPT使役する。だから回答の正否を自分判断できないようなことは聞かない。テキストの加工器として、あるいはアイディアの生成器として使うだけだ。生成された結果の善し悪しは自分評価し、使うか使わないか判断すればよい。そういう道具を使って、作業時間を大幅に短縮しつつアウトプットを仕上げる。そのような使い方が、今のところはChatGPTや生成AI用法ベストプラクティスということになるだろう。

マイクロソフトにとって生成AI作業アシスタント

そのことは、マイクロソフトの365 Copilot実装のデモ動画を見てもわかる。スピーカーは、人間操縦士であり、Copilot(GPT-4ベースのChatGPT兄弟)はその名の通り副操縦士だとして、両者の主従関係を繰り返しアピールする。Copilotは忠実な僕として、人間プロンプトで指示したことをやる。娘の卒業パーティのために会場の予約メールから情報抽出し、友人達に送る招待メールの文面を書き、OneDriveから写真を引っ張り出して、指定したトーン&マナーパワポ作成し、画像を生成し、アニメをつける。Wordスピーチの文案を作らせ、みんなから戻ってきたエピソードを適度に切り貼りさせる。あるいは職場で、商談相手に向けたWordドキュメントを補完させ、それをPowerPointコンバートさせる。Excelで昨期の売上低下要因について考えられる候補をいくつか出させ、そのひとつを掘り下げて分析させ、ボトルネック要素を改善した場合予測をさせる。

これだけてんこ盛りのタスクショーケースの中に、「ローカル側にデータ存在しないことに関する情報検索・調べもの」が入っていないのがわかるだろうか。つまり、生成AIというのはそういう使い方をするものではない、という話なのだ

調べものに使うなら、調べもの用の低能力なAIを使え

かにBingは出典リンク付きで答を返してくるが、これはGPTのような基盤モデルにとってはあくまで余技の類だ。本来一番得意な「生成」の能力を制約しつつ、リアルタイムブラウジング機能を持たせた結果、何とかそのように動作するのであって、逆にBingやperplexity.aiテキスト生成・加工がめちゃくちゃ苦手だ。つまり「正確な情報を返すこと」と「新たなコンテンツを生成すること」は、現状の生成AIにおいては相反する要請だ。どちらかを重視するなら、それが得意なAIやらせればよい。

裁ちばさみで鼻毛を切るな

ChatGPTを調べものに使って文句を言うやつは、裁ちばさみで鼻毛を切ろうとしていることに気がついてほしい。とにかくおれたちはアトム幻想を一旦捨てなければならない。生成AIは、知性ではなく道具だ。道具だから、お前が使った通りに動作する。動作結果に不満があるなら、用途が間違っているか、指示が間違っているか、その両方だ。


anond:20230531122439

2023-05-30

ガチャという存在の悪影響(個人的な)

ガチャってすごいよな

ギャンブルがなぜウケるのかが「儲かるかもしれないから」だと思ってたのに

実は当たるか外れるかのくじ引きだけでも人はあれだけ課金するとわかってしまった

 

昔は皆の役に立つものを作れば売れると思っていたが

年をとるごとに徐々に、そしてガチャで明確にその幻想は壊れた

売るという行為もっとテクニカルものだった、人間のハックに近い

必要ものを売るよりも、必要じゃないもの必要以上に売って中毒にさせたほうが儲かると

買わざるを得ない状況を作るとか

そう言うやり方のほうが正解だとわかってしまった

 

それでガッカリしてしまった

やる気がなかなか出ない

今の若者はそこらへんどう思ってるのか、あるいはまだ気づいてないのかどっちだろう

2023-05-29

化現象の正体

化現象とか言ってるからわかりにくいのであって、簡単にいうと若年層のマリッジブルーのことだ。

女性本能的に男性が頼りなく見えた時に「こいつで本当に大丈夫か?(私を安全にできるのか)」スイッチが発動する。

その時に感じた本能的な不安恋愛のドキドキを打ち消してしまい、急に相手への興味を失ってしまう。

男性自分も一人の不完全な人間だということがわかってきて期待や幻想が解けるとこの手の悩みは少なくなる。

から若い女子や男性経験の浅い女子必然的に多くなる。

そして急に相手への気持ちが冷めたことを都合よく表現するために、誰かが蛙化現象という言葉を使いそれが広まったというだけだ。

エンコーがパパ活と言い変わったように。

また同じ理由不安を感じやすかったり、自信がない人にも起こりやすい。

マリッジブルー場合にはお互いに時間をかけてしまっているために急に別れるなどはできないが、ただ付き合っているだけなら次に行こうと思えるだけ。

その際に「なんか急に冷めちゃってさ」より「蛙化しちゃった」とか「わたし蛙化持ちだから」とか行った方が綺麗だと思っている。

その証拠に長期的に付き合った相手に蛙化現象というのは当てはまらず、付き合ったばかりとか数ヶ月の場合発症する。

シンギュラリティが来るぞー!!

でもおまえの仕事生活を成り立たせるための継続的活動資本家搾取)はなくなりません。

権力構造という共同幻想技術排除されるものではありません。

テープとかレコードのある時代だって祈祷師の呪文を録音してお祓いに使わなかったのと同じで、儀式信仰社会的幻想技術で開放されるような代物ではありません。

トランスヒューマンデファクトになればと言う意見もあるかもしれませんが、すべての人間電子化されるはずもなく、伝統的な儀式社会構造権力構造通貨組織などは残ります

チーンwwwwwwwwwwwwww

梅雨入りしたっていうけどさ、来週は晴れが多いし、梅雨なんて幻想なのでは?

気候が変わってきて、梅雨って概念が古くなってきてると思うよ

ねえそう思うよね?良純さん?

anond:20230529100709

女のいい匂いって

日焼け止め

柔軟剤

化粧品

香水

のどれかだよな?

女の汗がいい匂いって、幻想だよな?

2023-05-28

皮肉な話だけど、これでHSPという医学的根拠のないものを根絶できるな

https://anond.hatelabo.jp/20230528090233

この話が世間に普及すればもう誰もHSP自称したくなくなる。

HSPという幻想を利用した詐欺的なカウンセリング商売もできなくなるだろう。

増田の身を挺した世間への貢献度は高い。

社会への奉仕

自由個人を重んじるアングロ・サクソン系の国家で一番称賛されるのが、有名になることでも、大金持ちになることでもなく社会奉仕することっていうの面白いな。金持ちの子供がハーバードに入っても「レガシィだろ」って陰で言われるけど、同じように金持ちの子供がコネで手に入れた議員の推薦状使ってウェストポイントアナポリス入ると称賛の嵐。

いや、アングロ・サクソン系の国家って伝統重視とかジェンダーロールとかコミュニティ間の付き合いがめちゃくちゃ強いから、そもそも自由個人尊重ってのが幻想なのかも知れない。会社が所有してるサウサリー郊外住宅に住んでた時に壁のリフォームしたら近隣住民が押し掛けて来て「なんで何も相談しないんだ」って言われたな。

なんで創作者の描く会社員月曜日コントロールできるのか

なぜなら会社勤めをしたことのない作家会社員の押さえきれない月曜日嫌悪を知らないからだ

「日曜夜に一人きりでいても何もない」なんてほぼあり得ないのに

自営業はそういう幻想を抱きがちだよな〜

仕事を大切に思ってたら労働意欲なんてコントロールできるはずなんて思ってるんだよ

甘いなぁ、サラリーマンもっと怠惰にできてる生き物なんだよ

経済なんて幻想だったんだなぁ

生物が独りだけで存在していたら経済なんか無い

ムチュコタン♡やってる母親いから世の中の男性の多くは母親幻想抱いてるのかな?

2023-05-27

anond:20230527075358

夫とは付き合う前から一緒に寝てたけど何もしてこなかったし我慢できるもんじゃないの?

体調悪い時とか断っても労わってくれるし、幻想じゃ無いんだよなぁ。

anond:20230526043327

回避HSPの併発って言われると、それもう回避じゃなくてNPDの過敏型が正体じゃないの?


自己愛パーソナリティ障害

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%84%9B%E6%80%A7%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E9%9A%9C%E5%AE%B3

回避傾向を持つ群

騒々しく見栄っ張りで、傲慢で人を利用するという明確な自己愛パーソナリティ障害人物像とは対照的に、過度に傷つきやすく、失敗を恐れ、恥をかかされることを心配するために人前に出ることを避ける過敏なタイプ自己愛パーソナリティの人々がいる[48]。彼らは周囲の人が自分にどういった反応をするかに非常に敏感で、絶えず人に注意を向けている。批判的な反応にはとても過敏で、容易に侮辱されたと感じる。人に非難されたり、欠点を指摘されることを恐れ、社会的に引きこもることで葛藤を避け、自己の万能世界を築きあげようとする一群である自分は拒絶され軽蔑されるだろうと確信しているために、スポットライトを浴びることを常に避ける。表面的には内気で抑制的に見えるが、その実、精神内界には誇大的な幻想を抱えており、自己愛活動の大部分を空想の中で行い、それを人に知られないようにしている。彼らの内的世界の核心には、誇大的で顕示的な秘められた願望に根ざした、強い羞恥心がある。

一見すると慎み深く、ときに深く共感的に見えることもあるが、それは他者純粋な関心があるように見せたいという彼らの願望を取り違えているだけである。彼らは自分の心的防衛の最終段階にある抑制的な行動しか目に入らず、自分のことを恥ずかしがり屋で自己主張ができない人間であり、当然受けるべきものも得られない性格だと考えていることがある。現実には持続的な人間関係を持つことが出来ず、共感性の欠如を示し、内に秘めた誇大的な自己像は慎重な面接を繰り返していくことで徐々に明らかになっていくのが、潜在型のナルシストの特徴である[48]。

アメリカ精神医学会精神障害の診断と統計マニュアルDSM)において、自己愛パーソナリティ障害人物批判挫折に伴う傷つきに非常に敏感なため、社会的ひきこもりの人々にも見られることを報告している[49]。グレン・ギャバードは、潜在型の自己愛パーソナリティ障害の人々は回避パーソナリティ障害や社交恐怖と多くの点で関連していることを指摘している[50][51]。また牛島は、現代操作診断基準DSM)においては顕在型の傲慢タイプ自己愛パーソナリティ障害と診断されるが、潜在型の過敏なタイプ回避パーソナリティ障害(あるいはスキゾイドパーソナリティ障害)と診断されてしまうことが少なくないと述べている。これらは精神力動的には同じもので、単なる表裏の問題に過ぎず、背景にある自己愛性の問題を把握することが必要であることを指摘している[52]。また丸田は、典型的症例は無関心型と過敏型の特徴のどちらかを示すが、臨床的にはほとんどが両者の混合型であり、ひとつの症状軸である他者の反応に意を介さない vs 他者の反応に対して非常に敏感」を取り上げても、その反応は振り子の両極のように大きく揺れ動くのが特徴(健康な人は揺れが少ない)という点を指摘している[53]。現実自己愛パーソナリティ障害は、ギャバードの分類した無関心型の極から過敏型の極へと至る線上のいずれかにプロットされると考えられる。

自己愛パーソナリティ障害は、対人関係における搾取的行動、共感性の欠如、激しい羨望・攻撃性・自己顕示欲という諸々の特徴を示す[57][58]。彼らの持つもう一つの側面は、その傷つきやすである意識的レベルでは、それは無力感空虚感、低い自尊心羞恥心に由来するものである。それは彼らが求めたり、期待する支持が与えられない状況や、自己主張が不可能なために退避するような状況において、親しくなることを回避するという行動で表現されることがある[58]。自己愛病理は軽症から重症まで連続的な広がりをもち、その自己表現形式も多様である

anond:20230527075358

増田女性作家幻想懐きすぎ

男性向けエロ女性作家がいるなんて例をあげるまでもなく女性向けでもエロ作品二次創作は沢山あるよTLというジャンルすらあるし

DLsite女性向けランキングでも見てみれば?

anond:20230527075358

男の押さえきれない性欲自体幻想だと思うけどねぇ。

エッチしたい気持ちは消えることは無くても、相手を襲ったりはしないでしょ。

なんで女の描く男は性欲をコントロールできるのか

なぜなら女は男の押さえきれない性欲を知らないからだ

「夜に二人きりで寝ても何もない」なんてほぼあり得ないのに

女はそういう幻想を抱きがちだよな〜

私を大切に思ってたら性欲なんてコントロールできるはずなんて思ってるんだよ

甘いなぁ、男はもっと性欲でできてる生き物なんだよ

田舎中流家庭にいる高齢こどおじニートへの救いについて

単なる憶測にすぎないが、田舎でそれなりに立場のある親の子どもは、ガキのころに天狗になりやすい。

しか都市部大学に出たとき自分の実力を思い知る。今まで見えていたものは単なる幻想で、自分など大したことはなかったと。ここで非常な挫折経験する。

「私がいちばん馬鹿」のようなポジションになってしまうとその中でもより挫折やすい。これは都市部私立高校でも発生する。

昨今では、地方東京の断絶が進み、学歴差も大きくなっている。田舎しかたことがない子どもは、東京の強大さを全く知らないのに「自分ナンバーワン。少なくともだいぶ優れている」と思っている。自分田舎を100倍したもの日本のすべてだと感じるのだろう。だから位置的にもそのようになるのだと感じるのは自然なことだ。「日本」と「アメリカ」の関係もあるが似たようなものだ。

こうした子ども首都圏に行くと自分味噌っかすであることを全身全霊・魂レベル経験することになる。そこらへんのどこにでもいる凡愚とされる。準備などしていなかった衝撃である。年々、この落差がどんどん激しくなっているように思う。

彼らは「地元の名士」の子どもでもなかったりする。地元の名士は何かと東京と繋がっているものからそういう情報が入ってきやすいが、彼らはそういう情報がなく、表面的な文化の部分でのみ都会を理解しているのである。これはしか原理上どうしようもないことになっている。

彼らのほとんどは挫折によって苦しみながらも自分立場をなんとか確保して成長していく。とくに、若いころから苦い経験を飲み込んで努力を積み重ねてきた人間は、問題を抱えつつも人格的にも能力的にも徐々に成長していく。こうした人間適応し、確固たる居場所を獲得する。そういう人々が家臣団として東京周辺にザッと住んでいるのだ。城下町のように、家来として東京の中心地を囲んでいる。そして主君のお望みの通りに馳せ参じるのである。また、各々の人生を歩む。よく成功しようとしたい者は海外に出る。海外というのは「アメリカイギリスEU」などのことだ。ここ最近主君アメリカとみなしているのである。長いものには巻かれろということだ。

しかし、大した努力や積み重ねもなく、今まで1番を獲得し続けてきた子や、親から1番になること、1番でなくともある程度優位な立場を得ることを強いられ続けてきた子、強制的にレール上を歩かされてきた子は、ここで強烈に挫折を味わい、脱落していく。「挫折」と表現されたくすらないかもしれない。ちっぽけなプライドゆえに「挫折」と捉えられない。「挫折した」のではなく、「今も挫折し続けている」のだ。立ち直る術を知らない。

「本気を出してないだけ」「時代が悪かった」「環境が悪かった」と、なんとかして知性化という合理化を図り、自分の心が折れていることを観測できない。もう耐えきれない。心を捻じ曲げようとする。「お前ぐらい勉強ができるもの無限にいるぞ」と受け入れられない。そのような「田舎」など、全国で見ればほとんど無限にあるのだ。足軽にもなれないような実力なのに、身分家老ぐらいあると感じている。穢多非人程度の扱いをされるのは、到底受け入れられない。

自分を知らないし、他人のことも知らない。ただただ軽視されることに耐えられないのである第一、もはや身分が違うからといって人を軽んじていい世の中ではない。ますます生きにくくなる一方だ。ポリティカルコレクトネスとはそういう流れだろう。

生きている意味とは何かわからない。親もまた、その挫折真剣に受け止められない。立場が違いすぎるがゆえに、わかってあげることができないのだ。わかってくれるような親ならば、初めから違った教育をしている。

彼らは、性格も歪んでいるために、友人関係を結べない。「バカ無能で愚図でおまけに性格も悪く、カッコよくも可愛くもなく、一人で生きる力も無いし、人のために何かすることができず、依存性が高く、他の周りの人たちよりも恵まれ環境なのに文句ばかり言う割に、他人の助言を聞き入れもしない」という、どうしようもない子どものできあがりである。何者かになろうとしていると表現されている。アイデンティティ崩壊がある。すぐそこに救いはあるのに、自らが軽んじている相手に頭を下げて敬意を払うことができない。この私が。屈辱だ。なぜ私がこんな目に。私は軽蔑などされるべき対象ではなく、人を一方的軽蔑しても良いはずなのに、なぜ人は私を軽蔑してくるのだろうか。なぜ人は精神を蝕んでくるのか。

わかっている人でも、これを鋭く指摘してはくれない。下手に関わって逆恨みされたくはない。全く無関係の嫌な奴の精神の奥深くを抉ってもメリットなどないのだ。すぐに離れていくことだろう。そもそもまり距離が遠すぎて、そういう人に出会うことがない。ただ運のみである。そういう運命の人たまたま自分の近くに来ることは少ない。理解のある彼くん、私の王子様、ぼくの女神さま、オタクに優しいギャルなど。

大抵、こうした子の親は両親とも毒親であり、子どもアダルトチルドレンである

そして親にそこそこの金があれば、脱落しても引きこもりをすることができる。

自分ゴミクズであることを受け入れて、セルフネグレクト邁進する日常選択できる。幸福だ。絶望という名前はついているが、幸福で穏やかな毎日を送ることができる。

何をやっても無駄なのだという学習性無力感精神麻痺。突然湧き上がってくる希死念慮。荒廃した生活死ぬという選択が取れない優柔不断さ。他責的・他罰的な発言努力をしようと「学問」に活路を見出すも、それをどう活かせるのかは未知数であり、どうすれば生きることができるのかはわからないのだ。学問は決して救わない。機械的人間大量生産する教育システムのもの時代遅れなのである経済の硬直化と後進性と長老支配学問民主化により、昭和初期の三流エリートぐらいの知識があるだけでは、生存には足りないのだ。自分の力での生き方はわからないのに、生存自体はし続けることができるという矛盾。欲が無い。欲を持つことができない。

そして、そうした努力も長くは続かない。学校勉強ぐらいしか知らないのだ。狭い価値観ゆえにそれしか道がないと勝手に思い込んでいる。やがて意味がないと気付くのであろう。容易にやめてしまう。簡単にたどり着けるところまでやったあとはすぐにやめてしまう。見下していた賤業には就きたくないという都落ち拒否する愚かなプライド山月記で何を学んだのだろうか。そしてある日、その「賤業」にすら就けなくなる。精神子どもなのに、体だけはしっかり老化していく。虎にすらなれないのだ。

親に中途半端に金があるのが厄介である。親は、償おうとする。子もときには努力しようとする。それでもうまくいかないし、近所は理解しない。何か精神的に異常なのであろうという、全く異なる価値観によって蔑まれる。それが村社会というものだ。

親に金がなければ、生きていくために自力仕事につく他ない。首都圏で揉まれ続ければ、やがては苦しみながらも自分の生きる場所を確保できるだろう。

しかし、ただ親元で小さな世界で何年も何年も閉じた生活を送っていると、そうした道も閉ざされる。貴族的な生活放蕩放縦嫌悪している相手依存しているという忌避感。

年齢の数値は淡々と増えていく。やがて手遅れそうなことに気付くのであろう。

なんなのだこの人生は。なんなのだこの世の中は。許しがたい。テロリストたちへの深い共感

人は言う。「自分が招いたことだ」「自己責任だ」と言う。この世には悪しかいないように見える。悪辣社会の中で自分けが虐げられている。他人に「自己責任だ」と言う者もまたコンプレックスを抱えている。「お前が悪いのだろう」と言いたいのだ。「お前の自己責任だ」という言葉は、「俺が悪いとでも言いたいのか?」の裏返しだ。

他人は楽しんでいるではないか。どうして私が苦しまなければならないのか。

異世界かもしれない。異世界に行けば、愚かな民たちを嘲笑い、自分が正しく認められる世界に行けるのではないかと、光を見出す。

更に狩られているだけなのだ。その精神看破しているぞ。ただの餌だ。空想世界へようこそ。現実直視できない。現実はどうしてこう苦しいのか。

しかし、現実は「そんなどうしようもないものではない」ということをまだ知らない、という点が彼らにとっての最大の不幸である価値観のものがどうしようもなく古いのである

自分がどうしようもないダメ人間だという真実をすべて受容して、それを打ち払おうと一歩一歩踏み出すことでしか道は開かれない。外に出て、本を読むなど世界を広げれば良い。また、生活パターンを変える。思考を広げる。それが本来学問というものだ。

人材は不足している。別に自分はそういう人物なのだから仕方がないのだ。でもそれを、自分で変えようと進み続けることで自分人生が拓かれる。ニートのままでも別にいい。全然変わらなくてもそれはそれで仕方がない。

本来絶望する必要はないはずなのに、どうしても絶望したいのだ。能動的に幸福になるために受動的に絶望選択している。

絶望することで、「ハンデを負っているのにここまでできる自分はすごいのだ」と思いたいのだ。セルフ・ハンディキャッピングという。

そうではない。より強い絶望を選ぶべきなのだ能動的に絶望を選ぶことで、受動的に幸福になれるのだ。自ら絶望しなければならない。今より苦しめば、今より苦しまなくなる。

苦しみからずっと逃れようとして「楽な苦しみ」を選び続けているだけなのだ世間はそれを看破して「楽でいいね」と言っている。世間側のイラつきもある。

もしくは、やはり目を閉ざして、元の穏やかで苦しいメルヘンワールドに戻るかだ。知らぬが仏という。こんな偏見にまみれた文章などくそったれだ。せいぜい凡人たちは、社畜を頑張れば良いさ。

教育ママも、また、気をつけなければならない。教育ママコンプレックスは、子ども愛玩動物のように扱おうとすることで子どもに伝染し、子どもを生涯苦しめることになる。愛と呼ばれるものではない。

頑張ってほしい。

2023-05-26

anond:20230526043327

恋愛結婚をすれば一人前だなんて幻想

騙されるな

恋愛結婚をしても「恋愛結婚をしてない状態から恋愛結婚をしてる状態」に変わるだけだ

それ以外は、顔も体型もその他見た目も、仕事能力年収も、考え方も性格も癖もその他内面も一切変わらないしもちろんHSP回避性パーソナリティ障害も治らない

いつまで「主人公王子様と結婚して幸せ暮らしました」を信じてるんだ

目を覚ましてくれ

他の人はもう目覚めてる

2023-05-25

結婚って気持ち悪くない?

最近アラフォーになった非モテ男で

最近ようやく結婚というのを諦めるというか意識しないようになってきた

それは年齢がというのもあるけど、諦めて女遊びを始めた結果、「結婚普通するもの」という思考ロックが外れたのかもしれない

あるいは酸っぱい葡萄になっているのかもしれないが

 

恋愛気持ち悪くないんだ、子作りも素晴らしいものだと思う、それらは今でも是非したい

ただ結婚はよくよく考えると気持ち悪い

恋愛子育て基本的には夫婦間に閉じていて、あるいは一族の間で閉じている問題なはずなのに

国や行政が決めた結婚制度が突然介在してくるんだ

たぶんそこが一番気持ち悪い

 

別に民俗学者ではないが、昔の結婚制度必要性理解できる

一族同士に身内になるための取り決めみたいなものだろう

要はプロトコル

それがないと揉めるだろうし、社会一族夫婦ー子というものを結びつけるのに必要設計だったと分かる

それは社会一族パートナーに対する宣誓であり、それをしているから一人前に認められるというのも分かる

 

翻って現代を考えると、個々人はうまく社会と結びつけは作られているし、一族というのはもう希薄

一族仕事も昔のように結びついていない

宣誓しようがしまいが別途個人は信用を測られる存在

じゃあ結婚って何なんだ?

今ではエンゲージリング程度のものしかないのではないか

 

若者の言う「結婚したい」というのはあくまで「好きなパートナーと共同生活したい」であって、結婚制度のことは言ってないだろう

昔と意味合いがぜんぜん違う

「好きなパートナーと共同生活したい」は恋人同士でもできる

となれば、じゃあ結婚という制度に縛られる必要もない

 

こんなこと言うのは私だけではなく

婚外子というのは他国では非常に増えている

結婚制度は要らないし自分らでやるよ」となっている

 

婚外子割合の図だが

https://honkawa2.sakura.ne.jp/1520.html

よく見ると、日本韓国、あとイタリアとか、少子化で有名な国ほどちゃんと真面目に結婚していることがわかる(ちゃんと調べたわけじゃないけど)

(※追記婚外子率と合計特殊出生率プロットしてみた、まぁまぁの相関? https://i.ibb.co/fF7shLM/2023-05-26-21-13-28.png

 

まあそれは今はいいけど

日本は何で結婚制度にそんなに縛られてるんだろうね?

 

_____

 

フランス婚外子社会保障が厚い」みたいなブコメあるだけど

同じ認識

日本個人メインの制度設計に変化させるべきじゃない?、って書きたかった

フランスほどとは言わないけどさ

鶏が先か卵が先かなんだけど、おかげで結婚制度に縛られてしまってる

 

大昔からさんざん言われてることなんだけど

日本行政会社依存夫婦家族依存が強いんだよね

何か問題があったときに「会社がどうにかしろ」か「家族がどうにかしろ」で、責任丸投げにするやつ

年取るとこういうのに一回は直面すると思うんだけど、その度に意味わからんキモいってなる

現代人がそれだけ個人主義になってるのに、制度責任所在が追いついてない格好なんだと思う

 

こういうの10年以上前からこれは認識していて、その時は単に日本が遅れているからだと思ってたんだけど

一向に変わる様子がないし、韓国も似た所あるから民族性宗教性なところがあるんだろうか?と疑っている

自分独身経営者から余計に強く感じるのかもしれないけど、徐々にそのズレは大きくなっているはず

 

あと、離婚する時の係争とか見ると「結婚って一体なんなんだ??」ってなるからオススメしたい

2,3年前にはてブでもバズった記憶がある

「損する結婚 儲かる離婚」の話だっけ、違うか

百歩譲って、結婚自然現象のような「そういうもの」と捉えても良いんだけど、じゃあ何で子供作る前に必ず結婚するの?ってところが気味悪いと感じる

まるでそれはイスラム教徒が「そりゃ毎日祈りするだろ」って言ってるような感じで

ただ20代後半ではそんな発想に至らないよね、捻くれ者の自分ですらそんな考えなかったし知らなかった

「なんか良いもの」「なんか皆が祝福してくれるもの」「皆が喜ぶ」「ハッピーエンド

そういうイメージだったから、制度社会位置づけなんて考えなかった

わかるかな、一度そういうのって疑いはじめると「怖い、気持ち悪い」が出るんだよ

ゲシュタルト崩壊に近い

 

どうでもいいけど風俗にもキャバクラにも行ってない

ただ数人と名前のついていない関係を築いているだけ、ここ2年ちょい

まあそういうところだよね

とりあえず人格否定して考えようともしない

 

_____

 

もうちょい考えてみたけど

結婚って「愛し合ってない男女における一族同士の契約」と見ると非常にしっくり来ると気づいた

自由恋愛じゃない時代結婚がソレだと思うんだけど

今の「愛し合った男女における個人間の契約」としての結婚ってソレ要る??と思ってしま

もちろん細かいメリットはあるんだろうけど、二人に閉じてみればやはりエンゲージリング程度のものだと思う

夫婦別姓なんかも、そもそも嫌なら結婚しなくてよくね?くらいに思えてしま

何なら「子供結婚してから作るもので、じゃないと社会的な信用が落ちる」みたいな風潮は少子化に加担してないか

から色々考えると「結婚の仕組みって今何かの役に立ってるの?」ってなって「気持ち悪い風習制度」という見え方になってしま

 

結婚は良いぞ、みたいな記事なんかも、それって恋人でもできるくない?って思えるし

まるで結婚したら何か二人の関係が変わるかのような幻想が未だに強く根付いてしまってることに危惧する(昔はあったんだろうけど)

 

ああそうか、ここ5年くらいで自分

シングルマザーシングルファザー奥さん3人目で子供7人居るイケメン爺さん(子供同士は仲良い)

みたいな人と知り合ったからこういう考え出てきたのもありそう

家族構成と幸不幸は相関してないように見えたから、結婚ハッピーエンド幻想が消えたのかも

色々考えるためには日本多様性に乏しいんだよなあ、100人の知り合いが100人とも同じこと言ってたらそれを否定するのって難しいし勇気がいる

anond:20230525064811

土鍋なんか使う必要ない。そもそも重いしセンサー対応してるものは少ない。土鍋で炊く方がうまい!なんて幻想みたいなもんでしょ

家にあるちょっと深さのある中くらいの鍋でいけるんだよね。

新しめのコンロが必要ってのはそうだろうけど、7年前に買ったコンロでもついてる機能だよ

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