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はてなキーワード: 悪霊とは

2021-04-29

甘いんじゃねえのか?幽霊死ぬ

除霊師が悪霊退散してるの見たことない?

ああやって幽霊強制的成仏させられる。

別に悪いことをしてなくても存在だけで気味悪がられるから見つかったら安全ではない。

anond:20210427161021

2021-04-26

anond:20210426101419

びっくりするほど、ユートピア

悪霊たちに、さようなら

悪霊たちにもう怯える必要はありません。必要ものあなたのお尻、ただそれだけです。















思いついたので供養

2021-04-07

リマインダー

今日電車乗ってたら、前にキモオタが二人乗ってきた。

なんか一人がデカイ声で「貴様は~~~!!だから2ちゃんねる馬鹿

されるというのだ~~~!!この~~~!」

ともう片方の首を絞めました。

絞められた方は「ぐええぇーー!悪霊退散悪霊退散!!」と十字を切っていた。

割と絞められているらしく、顔がドンドンピンクになっていった。

渋谷でもう一人、仲間らしい奴が乗り込んできてその二人に声をかけた。

お!忍者キッドさんとレオンさん!奇遇ですね!」 「おお!そういう君は****(聞き取れず。何かキュンポぽい名前)ではないか

敬礼!」

敬礼!出た!敬礼出た!得意技!敬礼出た!敬礼!これ!敬礼出たよ~~!」

俺は限界だと思った。

2021-04-03

2021年アニメお気持ち長文

ゆるキャン△2が終わったと思ったらゆるキャン△2が始まりアニメも始まっていた。時の流れって早い。

世界ピクニック

米軍救出、というか姦姦蛇螺とのバトルをクライマックスにしつつ、人の心が無い女が人間の心を理解できた!成長!ハッピーエンド!がやりたい。でも原作ではその後に当たる水着回やりたい。発狂した空手モンスター出したい。オリジナル回やりたい。

そう考えるとこうなるわ。最後まで見て1本のテレビシリーズとして考えると納得。これはメディアの違いを理解せよの亜種問題かな。

原作脚本回は湿度と粘度が非常に高く、見ながら原作者の筆だと分かった(アニオリだから、というのも材料として無くはないが)。宮澤伊織短編上手いなぁ。いや『Tは寺生まれのT』もちゃん面白かったし、構成もしっかりしてたけど。あれはエピソード積んでキャラ揃えて設定説明済ませてから長編から上手くいったのか、それとも純粋に作者が上手くなったのか。後者であってほしいなぁ。

半妖の夜叉

二世ものとして、親世代のその後と子供達の活躍を期待していたら、夜叉姫は親のこと一切知らないし、親も出てこない。なら新世代の話を楽しもうかと思ったら、敵方は親の親の代から因縁で絡んでくる。話をどっちに振りたいんだよテメー!!!

特に是露の話は夜叉姫達と全く関係ないよね。ババアの横恋慕に孫が絡む要素がどこにある?だから最終回の前半ずっと高見の見物させとくしかなかったんだろ?

虹色真珠も理玖とわカップリングしてぇ〜って萌え燃料以外の意味あった?お排泄物ガジェット。まあ実際に是露の排泄物だったわけだが。

夜叉姫三人のキャラだけは文句無しによかった。前作キャラのその後を期待する作品じゃないと分かったら、新キャラかわいいが唯一の見所になるじゃん?そこでちゃんと三人をかわいく作ってんだからプロだよな。プロとは?

装甲娘戦機

リコ以外の装甲娘もみんな部外者なんだと、御殿場の後でようやく意識できた。

序盤は設定がやたら深刻な割にキャラ雰囲気が真面目になりきらない事に不信感抱いた。でもみんな他所世界から落ちてきただけで、当事者じゃない。ミメシス自分世界来たらマズいよなって意識はあるし、今ここで死にたくないから、遊び半分ではやってないというだけなんだよな。

……っていうのを分からせる前に装甲息子回なんかやるんじゃないよ!

折り返し前でようやく見えてくる要素じゃないでしょこれ。ただのザンネン5なことを最初から魅せといてくれ!

でもそういうことさえ分かってしまえば、ものすごく面白くなった。

続編が望めない(ゲーム連携とれてないし、主要スタッフはわしかわいいが決まってるし)のだけが残念。まあせっかく帰れたリコを戦場に戻すこともないし、別にいか……。

呪術廻戦

わざわざ順平の死や交流戦と比べて盛り上がりに欠ける半人半呪霊兄弟エピソード最後に持ってきたのって、次映画やるからだろ?『鬼滅』がリハビリで地味ーに終わったのと同じで。

それなのに次は別主人公で前日譚映画って。「そんなに盛り上がらない最終回」という前振りに対応するサゲは「盛り上がる続きは劇場映画で!」だろ!?

原作買え?俺は虎杖と伏黒と釘崎のネクストアニメで見てえの!

本編は面白いんだけど大ネタばかりすぎて、本編とじゅじゅさんぽの中間的な、訓練や任務のある呪術高専日常エピソードが足りてねえ。原作もしくは設定上そういう日々はあったんだろうけど、アニメでは直接描写されてない。だから虎杖死亡(嘘)時期の一年生の反応がちょっと重過ぎるし、この世界に特級未満の呪霊存在しないの?ってなる。

ただやったらやったで、今度は中弛みとか捨て回とか言われちゃう予感はする。じゅじゅさんぽがいい塩梅だったのかね。

WIXOSS DIVA (A) LIVE

エクセルボコボコにされたヒラナが這って逃げたり土下座する回は、自分自身がルリグなことを活かしてた。その次の回でダイナやマキナセンターになってたのも良い。一生脇に立って指示通りグロウするだけの人らじゃなかった。そういうなんで◯◯なの?なんで××しないの?を全部やっていったかデウスエクスマキナ好き。歌もシンセタムが強い。

他のクラスCディーヴァ達も割と真っ当にライバルしてて見せ場もある感じ。そのせいで見た目以外から強烈な個性を感じられない面もある。サンガすら浄化されちゃうきれいなウィクロス

にしてもアキノちゃんあのアバターウィクロスランドうろつけるしディーヴァバトルできるしグロウもできるのに、ディーヴァタイムだけはやりたくないの全く意味からなかった。あのアバター衣装でその言い分は無理でしょ。

IDOLY PRIDE

せっかくかわいいキャラと曲と良ダンス作画を揃えたのに、悪霊が全てを台無しにした。

終盤は悪霊無関係キャラ空気化した。琴乃さくら芽衣以外ろくにセリフねえ。人数のせいじゃなく、話を悪霊に寄せたせいで割食っただけ。ライバルだって麻奈越えの話ばかり。さくら心臓のくだりも、妹と霊感が月ストに偏っちゃったから、サニピにも悪霊との繋がり持たせとこう程度の理由しか感じない。

新人の今これからの話よりも、死んだ麻奈の話の方が魅力的なのがおかしい。

自分らで第1話で作ったハードルだろ。11話もかけたんだから越えろよ。

いや違うな。悪霊として復活したせいで長瀬麻奈というハードル11話かけて高くなったんだから、越えられるわけがなかった。ただでさえ死んで高くしたハードルをより高くするとか、どういう了見だ。

しかもいつか飛び越えること前提のハードルなのかと思ったら、成仏シーンで麻奈と牧野くんの話を絶対越えられない壁にしていきやがった。月ストでもサニピでも他社所属でもいいけど、今後あれを越える面白い話作れんの?

悪霊悪霊すぎる。

『IDOLY PRIDE』とは死してなお続く麻奈様最強伝説だった。

死人が全アイドル中一番かわいくて歌が上手い最高のアイドルだし、ストーリー面白いってなんなのマジで

そんなに麻奈の話したいんだったら、最初からかわいいかわいい常勝無敗のスーパーアイドル長瀬麻奈ちゃんが生きてトップ上り詰める話をやってくれ。素直に麻奈ちゃんかわいい!させろ。

ログ・ホライズン-円卓崩壊-

人の米櫃に手突っ込んできた反目を破門して、盃を理由に侵攻してきた他所の組ごと縄張内から蹴りだすだけの話。それをスマートに見せてくるのは流石ログホラ。貴い血筋かわいい大地人のレイネシアを大義名分にしたのは本当に上手かった。

アキバではアインスの名誉回復されてないっぽいのもそう。当のアインスは餞別付きでアキバから去ったし、残った元ホネスティも有望な人材は事前に引き抜き済みだし、一般人からヘイトはいない人と潰れた組織しか向かず新旧円卓は無事。無視できる禍根しか残ってない。

……この辺の話って、今後人為的に主要ギルド間に格差作って円卓崩壊アキバ弱体化が可能視聴者(読者)に示したかったのかな。考えすぎ?

その後はエピソードに沿ってこの世界システム解明してて、安定した面白さ。

今期はリアルタイムで見られなかったんだが、そういえばdボタン押すとMMORPG用語解説してくれるやつは今期もあったんだろうか。

2021-03-26

anond:20210326001428

だれかの何かで泣いてるの意味なくない?

自分の何かが泣けるのだったら悲しいと思うけどさ

自分にはない【他人の何かが「自分にないことが悲しい」】』って自分の中に相手を植え付けてその中に自分見出してるって謎の悩み方だよね


他人人生自分生垣に植えこんでそこに咲く花が「自分生垣自分が世話して咲くから、それは自分自身だ」とかいうのかなりサイコパスだと思うんだけど


画面のむこうのやつらは結局画面のむこうにしかいない、ほんとにいるのかいないのかもよくわからんやつらじゃん

それが実在するもんだって心に植え付けるのもいいと思うし楽しいならいいんだけどさ

そいつらが自分を悲しませる」ってもうそれ実害のある悪霊実在するのと同じレベルの話だよね


こわいこわい こわいよう

ゲームを買って自分の中のそれを育てるのか、自分がそれになっていくのかわからないけど

そういうのこわいよう

2021-03-19

何十年も前からそうなんだが anond:20210319143314

時代を築いた あかほりさとる なんかはまんまト書きファンタジー

1990年代ノリに乗ってた富士見文庫は叩かれつつも売れてるので正義だった。というか小学校図書室にあった

富士見の中でもライト表現異端だった 神坂 一 も売れてるので正義だった。というか小学校図書室にあった

 

しか女性向けだけは商業誌揶揄されることが多かった

講談社X文庫ティーンズハートなる、少女小説バカ売れだった時期、GS美神の「紙の砦!!」で、

少女小説漢字は少なく。改行はこまめに。でないと読者がついて来れないのよ。

      あんたたちが芸術ぶって文学マニア向けの作品ばっかり書いてきたせいで、

      日本小説若い世代に読まれなくなってるのよ!!」


文豪悪霊「笑わせるなー! このアホな文章で、読者がついてくるとでも言うのかーッ!?


少女小説「私の本は1冊平均10万部、売れてるわっ!!」


文豪悪霊「こんなものを、10万人も・・・文学は死んだーッ!!」

 

とかやってたよ

 

個人的には、ラノベ(笑)は、とあるシリーズあたりからじゃないかなという気がしている

とあるシリーズの文は様々なサイトで弄られてるやで

2021-03-04

映画好きなら死ぬまでに見ないと死にきれないGTH映画10GDH映画10

そもそもタイ音楽会社、グラミー映画部門であるGTH,GDH映画100もない。54しかない。全部見たっていい。

GTH作品邦題監督公開年
1 15 ค่ำ เดือน 11メコンフルムーンパーティJira Maligool2002
2แฟนฉันフェーン・チャン 僕の恋人Nithiwat Tharathorn他5名(共同監督)2003
3เพราะอากาศเปลี่ยนแปลงบ่อย早春Nithiwat Tharathorn2006
4ปิดเทอมใหญ่ หัวใจว้าวุ่น夏休み ハートはドキドキ!Songyos Sugmakanan2008
5รถไฟฟ้า มาหานะเธอBTS - Bangkok Traffic (Love) StoryAdisorn Tresirikasem2009
6ATM เออรัก เออเร่อATMエラーMez Tharatorn2012
7พี่มาก..พระโขนง愛しのゴーストBanjong Pisanthanakun2013
8ไอฟาย..แต๊งกิ้ว..เลิฟยู้アイ・ファインサンキュー、ラブ・ユーMez Tharatorn2014
9คิดถึงวิทยาすれ違いのダイアリーNithiwat Tharathorn2014
10เมย์ไหน..ไฟแรงเฟร่อMay Who?Chayanop Boonprakob2015
GDH作品(英題,もしくは邦題)監督公開年
1แฟนเดย์ แฟนกันแค่วันเดียว一日だけの恋人Banjong Pisanthanakun2016
2พรจากฟ้าギフトJira Maligool他3名(オムニバス)2016
3ฉลาดเกมส์โกงバッド・ジーニアス危険天才たちNattawut Poonpiriya2017
4เพื่อน..ที่ระลึกThe PromiseSophon Sakdaphisit2017
5น้อง.พี่.ที่รักブラザー・オブ・ザ・イヤーWitthaya Thongyooyong2018
6โฮมสเตย์ホームステイ ボクと僕の100日間Parkpoom Wongpoom2018
7ระวัง..สิ้นสุดทางเพื่อนフレンドゾーンChayanop Boonprakob2019
8ตุ๊ดซี่ส์ แอนด์ เดอะเฟคトッツィーズ&フェイスターKittiphak Thongauam2019
9ฮาวทูทิ้ง ทิ้งอย่างไรไม่ให้เหลือเธอハッピーオールド・イヤーNawapol Thamrongrattanarit2019
10อ้าย..คนหล่อลวงThe Con-HeartistMez Tharatorn2020


以下、各映画についての簡単解説

メコンフルムーンパーティ

まだGTHという会社すらなかった頃の実質1本目作品。超常自然現象?として国境の川に実在するイベントを「対岸の寺がヤラセでやってました」というぶっちゃけた設定にしてしまったところに監督非凡さが伺える。(Jira MalikulはこのあとほぼすべてのGTH,GDH映画プロデューサーなどで関わっている)

フェーン・チャン 僕の恋人

日本中が「マッハ!!!!!!!!」でアクション映画タイ映画だと思っていたところに「田舎に残した幼馴染の思い出」という振り返りあるある王道を突き進んだ作品。この映画いじめっ子のガキ大将役をやったChaleumpol Tikumpornteerawongはこの後脇役で大ブレイクするので、その成長を見るのも楽しい

早春

音楽学校を舞台にした三角関係ラブコメ。ちょうど日本での「のだめカンタービレ」が流行った頃に上映されたこともあって「タイのだめカンタービレ」と言われることもあるがストーリーは全く似ていない。ドラム先生役を日本パントマイマー矢野かずきが演じていて、この人の活躍を愛でる映画

夏休み ハートはドキドキ!

中学生から大学生までの4つのグループラブコメをかき混ぜた青春映画。幼馴染2人のナンパ競争対象になったことをこっそり知って小悪魔ムーブかます女子中学生ストーリーが一番手が込んでいてメインのストーリーだが、日本人的には大学生カップルサプライズプレゼントをぶち壊す蒼井そら活躍も見どころ。

BTS - Bangkok Traffic (Love) Story

30手前の奥手独身女性恋人探し、というちょうどこの時タイでも問題になり始めた晩婚化現象を都市鉄道開通10周年記念に無理やり組み合わせた、完全なトレンディドラマプロットが良くも悪くも話題になった作品。当時のあるあるを突っ込んだ結果、期せずしてタイ現代文化紹介になってしまった部分も含めて興味深い。主演女優は決して美人でないのに時々とんでもなく可愛く見えるところもリアリティを増した。矢野かずきも出る。

ATMエラー

ストーリー最近みずほ銀行とはあまり関係ないはずだが、「日系銀行ATMアップデート設定が日本語で書いてあったのでうまくアップデート出来なかった」という話の発端は何か今に通じるものを感じさせる。起きたエラー「出金すると口座から引かれた金額の倍が出てくる」の後始末をうまくやったほうが社内恋愛禁止会社に残る、という設定は日本女性コミックにもありがち。関係ないとはいえみずほ銀行のアレがあったから今ここに入った。入れ替えの可能性がGTHの今回の中では1番高いかもしれない。「フリーランス」とこっちのどっちを10本に入れるか今でも迷っている。

愛しのゴースト

「長い旅から帰還したら、妊婦だった妻は胎児ともども死んだのに待っていた」という、タイで一番有名な実話怪談を、時代設定をぼかしつつ時代劇で演じた作品。「『アナと雪の女王』を抜いてタイNo.1ヒット」というのが日本での宣伝文句だったが、タイであの作品は記録的な不入りだったことは知っている人ならみんな知っている不都合な真実とはいえ結局歴代No.1映画なので、リメイクの力は侮れない。

アイ・ファインサンキュー・ラブユ

アジア屈指の英語の通じない国タイが、アジア2番目英語の通じない国になった(1番は日本)頃の作品英語学校経営するキャリア女性が、工場メンテナンスエンジニア英語を教えるというラブコメと聞けばそれだけで話のラスト想像可能だが、数々のタイ英語あるあるに加え、「外人タイ人を妊娠させると妻を置いて逃げる」「日本人は面接でどうでもいいことを聞き、それを合否判定に使う」という社会?問題を入れているのが意外と深い。この映画にも蒼井そらがちょい役の域を超えて出ているので要注目。

すれ違いのダイアリー

タイの奥地に実在する水上分校をモデルに、素行問題があってそこに左遷されたベテラン教師と、教師のなり手がなくなってそこに送り込まれたやる気はあるもの教育方法問題のある新米教師見習いの奮闘を描く作品。2人はベテラン教師の残した日記だけで交流するので、ラストシーンまで出会うことはない。日本吹き替えの子役は東日本大震災被災者の子供がやった、というのが売りだったが、別にそこを気にする必要はない。タイ文字がわからないと若干面白さは減るのだが、それでも教育の大切さを教えてくれる良作品ではある。

May WHO?

超能力少女メイの学園での活躍アニメパートも含めて描いた青春映画、と書けば響きはいいが、実のところその超能力能力というより身体障害に近い扱いづらいものなので、観た直後の感想は「バリアフリーってなんだろう」になってしまうという作品カトゥーンレンダリングした3Dアニメ一見価値あり。

一日だけの恋人

北海道全面ロケ協力作品雪山に迷い込んで記憶喪失になった女性片思いしていた男が「俺が君の恋人だ」と言い張って、記憶が戻るまでの1日間、北海道縦横無尽デートする。タイ人の北海道好きは他の都道府県と比べても群を抜いているのだけれど、その中でもタイ人が何に興味を持つのかとても参考になる。日帰り周遊旅行という点を除けば、日本人にも旅行先は参考になる。

ギフト

生涯で五十数曲を作曲したプミポン国王(当時)の曲から3曲を使って、3つの短編に仕立て上げたオムニバス作品。主演俳優は近年GDH活躍している人ばかりなのである意味親近感を感じる。各作品に他の主人公を入れ込むなど芸の細かいところと、会社内の移動がなぜかオートバイ集団走行になってしまうという画作り優先のところが交じる、まさにJira Malikul節の炸裂。3曲聞くと、なぜ国王タイ国民にあそこまで愛されていたのかがわかってもくる。

バッド・ジーニアス危険天才たち

タイ国内No.1ヒット作品は「愛しのゴースト」だが、世界No.1ヒットタイ作品こちら、という、立ち位置的には「君の名は。」(当時)に近い名作。金銭的に腐敗した学校に憤った主人公カンニング商売に手を出したものの露見して一度破滅するものの、今度は時差と暗記とLINEメッセージを使った世界カンニングに乗り出す、というあらすじ。とりあえず明日金曜日19時からBS12チャンネル放送されるので観ておけ。地味な主人公役の少女は、実はけっこうすごいモデルだったりするので映画の力はすごい。

The Promise

バンコク現存する建てかけ放置高層ビルマンション舞台にしたホラー映画20年前のアジア経済危機に巻き込まれ百合心中を企てたが生き残ってしまった女性主人公で、娘が先に死んだ親友と同年齢になったことをきっかけに起き出す奇行に悩まされるのだけど、ホラーと言いつつ目に見える悪霊ほとんど出てこないので逆に怖い。GTH,GDHにはホラー作品も多いのだが、ここまでほぼ1本も入っていないのでここで紹介。もっといい作品が出たら入れ替わる可能性あり。

ブラザー・オブ・ザ・イヤー

日本マンガを通じて育った兄妹の、妹が日本留学を経て日系企業に入ったことで始まる、兄弟愛に関するコメディ作品。よしもとタイ住みます芸人接待漬けで陥落する上司役で好演している。日タイハーフの、妹の恋人役は、タイ語の話せる日本人を探したが見つから韓国人が演じていて、彼が頑張って日本語を話すところは期せずして日本人には笑えるシーンになってしまっている。北九州ロケあり。

ホームステイ ボクと僕の100日間

バッド・ジーニアスのおかげでGDH映画に陽が当たるようになり、こんな映画日本で上映されるようになった。森絵都の「カラフル」を原作とした作品で、主人公である"ある魂"は自殺したミンの代わりにミンの体に入り、ミンが手がかりを全て捨てて自殺した理由を探っていく。BNK48の中心メンバー相手役になっているだけでなく、その後注目されるようになったメンバーも1名その他大勢の中に写り込んでいるということで、BNK48フリークには有名な作品。確かにチャープランかわいい特に眼鏡

フレンドゾーン

日本では全く言葉として浸透していない「FRIEND ZONE」をそのままテーマにした作品高校時代から10年間「いい友達」を演じている男性が、女性同棲相手浮気疑惑に一念発起する作品。潰れかけのタイ航空全面協力で、主演俳優世界各国(ただしASEAN+香港)をまたにかけて活躍する。香港だけ地名表記の時に国名が出ないのは気がつくと意外と深い。両手にビールを持って飲みたい。

トッツィーズ&フェイスター

現在日本NETFLIXで唯一観られるGTH,GDH作品(今回挙げた他の作品は全て他の国では配信されている)。イケメンオカマと、デブオカマと、派手オカマの3人オカマ友達が起こすドタバタ、というTVドラマプロットはそのままに、映画化にあたって派手なシーケンスを増やした、という作品で、正直「日本でもNETFLIXで観られる」という点を除けばここで紹介するほどのものではないのだが、いじろうと思えば今でもこれくらいはオカマいじりできる、という基準点としては参考になるかもしれない。

ハッピーオールド・イヤー

まだ日本でも公開している映画館があるはず。北欧留学を経て、こんまりメソッドに目覚めた女性が、実家事務所にするために派手な断捨離を始める、という話。断捨離は本人の借りパクがバレたことで方向修正余儀なくされるのだけど、そこに元カレが絡んできて話はさらに複雑になる。たぶんこれも、バッド・ジーニアスがなければ日本公開はなかったはず。監督が若干アート寄りなので雰囲気は地味だが、やっぱり面白もの面白い。NETFLIX(観られれば)には日本字幕もある。

The Con-Heartist

昨日NETFLIX配信が始まった、昨年12月公開作品アカサギにやられた女性復讐を手伝う詐欺師、という「クロサギ」的作品。主演の詐欺師役をやっているナデット・クギミヤはかなり有名なのだが、おそらくGTH,GDH映画初主演のような気がする。2019年から2020年にかけて、という時系列が明らかにされているため、騙された主演女性マッチングアプリ出会っていたり、借金を返す足しにYoutuberになったり、さらに脇役の動作などにCovid-19も話に絡んでくるのが時事好きなGDHらしい。


追記

けっこう興味を持ってくれた人がいるので、現状見られる方法を紹介しとく。

うそう、大阪アジア映画祭でThe Con-Heartist観た人は途中女主人公電話で啖呵を切る「ワイドショーで持ちきりでしょうね」みたいなセリフに誰が使われていたか教えて欲しい。さすがにみのもんたではないけれど志らくでも小倉智昭でもないだろうから

anond:20210303190711

2021-02-21

anond:20210221101218

そもそも、経文を唱えたり書いたりしたら悪霊が退散するって考えたことが凄い発明

引数オプションてんこ盛りのコマンドライン命令みたいなノリなのかね?

2021-02-12

必読書コピペマジレスのやつのパクリ海外文学

パクリ元→ https://anond.hatelabo.jp/20210212080317

だって楽しそうだったから...(自分文学的教育は受けてないし、誰かと読んだ本の感想を共有することなんてないので、元増田文学サークルとか友人とか出てくるのがうらやましい)

ネタバレありだけど、ちゃん確認せず書いてるので記憶違いがあるかも。あと、後半になると全然読んでなかったわ。

ホメロスオデュッセイア

オデュッセウストロイ戦争から帰る途中で船が難破して右往左往頑張るのを眺めるお話なのだけど、勇敢で直情的な普通おっさんなので苦労するところは苦労してて良い。あと、イリアスと比べても昔の神話らしく出てくる人物とか神様の類がガチ理不尽なので良い。話がズレるけど、イリアスにはディオメデスというやつが主人公然として出ずっぱりなのだけど、オデュッセイアの回想には全く出てこないし、アガメムノンとかアイアスとかと違って他の作者の物語にも出てこないのだけど、あいつなんなん?

旧約聖書創世記

途中で読むのをやめた記憶がある。

ソポクレスオイディプス王

エディプスコンプレックス父親に対向心を燃やし、母親に恋慕する、的なやつ)の語源だと聞いて読んだら、全然そういうノリの話じゃなくて「へぇ」ってなったやつ。オイディプス自身は預かり知らぬところで運命に弄ばれて、最後にはすべてを理解してしまって絶望する可哀想な話なのだけど、どうでもよいことで人を殺したことトリガーでもある(それも運命ではあるのだけど)ので、自業自得感もある。気楽に人を殺してはだめ、絶対シェイクスピア悲劇とかもだけど、「100%落ち度がない悲劇被害者」ってあんまり昔の物語には出てこないね

唐詩選』

タイトルすら知らないやつ、その1

ハイヤーム『ルバイヤート

いまいち印象に残ってないけど、なんかずっと酒を楽しんでて幸せそうだなって思ったような気がする。

ダンテ神曲

地獄編の半分くらいまで読んだ。作者(ダンテ)が古代詩人だか哲学者かに褒められて地獄めぐりを導いてもらうところから始まって、自分の嫌いなやつ(政敵とか批判者)が地獄で苦しんでるのを巡ってはひたすら口汚く罵って回るという、その性格の悪さというか根暗さに嫌気がさして読むのをやめた。原文だと詩的というか言語的な美しさとかあるらしいけど、こちとら娯楽としてしか本は読まないので日本語で読むからそんなん知らん、こいつは陰湿

ラブレーガルガンテュアとパンタグリュエルの物語

確か冒頭に「酒でも飲みつつゲラゲラ笑いながら聞くためのもんだから」みたいな説明が入るのだけど、そんな感じ。すごいでかい巨人の話だけど、家を椅子にしたと思ったら小便で洪水を起こして家を押し流したりするので、巨人としてのサイズも大概統一性がないんだったはず。なんか「人間の絆」だったかで、大真面目なキャララブレーを手放さなかった、みたいな描写があった気がするのだけど、ニュアンスがわかるようなわからんような...と思った記憶がある。

シェイクスピアハムレット

シェイクスピア作品は、意図はどうあれよく「様々な作品元祖とも言えるものなので、読むと後続の作品がより楽しめる」的に紹介されるのだけど、普通に単体で楽しめると思う。そもそも、別作品を読んでて「あ、これシェイクスピアで見たやつだ!」ってなったからって楽しいか?という感覚個人的にはある。ひとつ上にラブレー云々も別に良い要素だと思わなかったし。で、ハムレットシェイクスピア戯曲の中でも登場人物精神性の完成度が一番高いと思っていて、劇的さでは「オセロー」とか、キャラクターの鮮烈さでは「リチャード三世」とかには劣るかもしれないけど、舞台装置としてのキャラクターではなく、"異なる価値観教育etc...の元に自分で考えて行動する登場人物たちがつくる物語"としての面白さが本当に高いと思う。歴史的価値とかは忘れろ、楽しめ。

セルバンテスドン・キホーテ

パルケエスパーニャにいた。

スウィフトガリヴァー旅行記

巻末の解説すら読まないことが多いので、アイルランド云々の話をパクリ元で見て「そうだったんだー」ってなった。それぞれの国には短編小説くらいの分量しか滞在しないので、それぞれ短編SFとか的なノリで読んで面白かった記憶がある。自分自然科学系の研究者なので、科学なき探求(無為)をひたすらやってる国の印象が強い。なんかおまじない的なやつで作物の収穫量が増えるのでは?ってそれを試してるんだけど、当たり前に効果はまったくないし、それを評価するというプロセス存在しないので無限無為を繰り返してた。

スターントリストラム・シャンディ』

タイトルすら知らないやつ、その2。

サド悪徳の栄え

「目玉の話」は読んだけど、その結果として「悪徳の栄え」は読まなくて良いかな。ってなったやつ。

ゲーテファウスト

最強天才ファウスト博士悪魔契約して、「悪魔の力で楽しませてやる代わりに、人生楽しみきって満足したら魂もらうからな」って契約をする話なのだけど、すべての学問を修めた最強天才のはずのファウスト博士普通精神的に未熟なおっさんなので、酒飲んで暴れたり恋愛ごとやったり神話的な体験したりと色々していくなかでの言動がいちいち子供じみてるのが面白い。最後理想国家のために働く的なパートでいきなり聖人的になってたり、全体の流れが説教臭いのが多少鼻につくのだけど、ラストシーンの迫力は自分読書歴の中でトップクラスだと思う。ちなみにこの作品は「時よ止まれ、お前は美しい」って言葉元祖なのだけど、これってファウスト博士からの「この世界を楽しみ尽くして満足した。これ以上の瞬間などこれ以降はありえない(だからもう魂を持っていって良いよ)」という悪魔への宣言で、なんかラブロマンス的なシーンで使われてるの見ると、「ん?」てなるんよね。

スタンダールパルムの僧院

面白かったな」という感想を持った記憶はあるのに内容はまったく思い出せない。なんか年上美人若者恋愛する話だったと思う。多分登場人物が本気で生きてる感があって各シーンは面白いって読めたけど、全体の流れにはさほどの興味が持てなかったタイプの話だと思う。

ゴーゴリ外套

うだつの上がらない貧乏役人のおじさんが一念発起して外套を新しく買うのだけど、可哀想な目にあう。っていう胸糞の悪い類の話。どこかユーモラスなので面白がりつつも、「可哀想じゃんヒドイよ!」って思いながら読んだ。みじめな人間をみじめな人間視点で描ききるって案外すごいことだと思う。でもゴーゴリナンセンス小説ならもっとポップな「鼻」のほうが好きだし、大真面目な雰囲気ナンセンスをやっている感のある「死せる魂」も良い。死せる魂は未完だけど、なんだかんだ一つのエピソードちゃんと完結してるので、未完だからって敬遠しないで良いと思うよ。

ポー盗まれた手紙

タイトルとあらすじを知ってて、なので読んでいない。

エミリー・ブロンテ嵐が丘

主人公女性の半生記的なところがある物語なのだけど、主要登場人物であるキャサリン主人公)やヒースクリフ主観的感情があまり描写されない(まったくされない?)ので、なんかヒステリック意味不明言動キャサリンと内心が読み取れないヒースクリフが読者を置いてけぼりにしながらすごく力強くて迫力があって得体のしれない物語を作っていく話だったと思う。主観的情報がないからこそ感じられるキャラクターたちの感情の力強さってなんかあるよね。

メルヴィル白鯨

クジラに関する雑学(どう考えてもガセのものがある)がしょっちゅうはいってくるクジラ漁船物語体感で全体の3割)。エイハブ船長とクイークエグのキャラクターの良さを傍観者主人公視点で楽しむ感じだった気がする。ラストシーン映像的な迫力は「ファウスト」のラストシーンの迫力にも匹敵するものがあると思う。文章映像的迫力ってなんよ?って自分も思うけど、なんかそういうのはあるんだ。多分。

フローベールボヴァリー夫人

間違えなく読んでるし、面白かったと思った記憶もあるけど内容が思い出せないやつその2。多分、貴族恋愛ものってジャンルはいろんな作品があるので、自分の中でごっちゃになってるところがあるんだと思う。あらすじを読むとなんとなく思い出すのだけど...

キャロル不思議の国のアリス

ディズニー映画って、ノートルダムの鐘とかを筆頭にとんでもなく改変されてるもんだけど、不思議の国のアリスについては、その「不思議の国」感は素敵に映像化されてると思う。一方で、原作の「ひねくれイギリス人が伝わるかどうかは無視してそのアイロニー子供にぶつけてる感」はなくなってるので、そういうひねくれたおっさんのノリのために読んでみても良いと思う。

ドストエフスキー悪霊

ドストエフスキーノイローゼ死語患者独白を描かせると人類史最強だと思っているのだけど、この作品でも割とそういうところがある。ノイローゼ感のヤバさだけなら地下室の手記とか白夜でも良い。でも個人的には「罪と罰」の主人公の単純なノイローゼ患者ではないせめぎあい感が一番好き。

チェーホフ桜の園

由緒ある一家が没落していくんだけど、正常化バイアスなのかなんなのかどこか他人事で、お母さんなんて特に事が進む毎に悲しんではいるんだけど、一切その精神性が変わらなくて(成長しなくて)、「多分この人死ぬまでこうなんだろうな...」感があってすごい。ラストにお年寄り使用人に対する家族全員に関するシーンがあるのだけど、それがすごい印象的で、チェーホフの他の作品戯曲を抑えてこれが良く代表作として出てくるのはこのシーンのせいだな、って個人的には思ってる。自分チェーホフ戯曲より小説のほうが好き。

チェスタトンブラウン神父童心

タイトルすら知らないやつ、その3。作者名も知らない。

プルースト失われた時を求めて

5冊だか6冊だかにのうちの一冊目だけ読んで続きを読んでなかった。忘れてたわ。

カフカ審判

読んだけどあんまり好きになれなかった記憶がある。カフカ基本的キャラクターに人間味がないのが面白いところなのだと思っているんだけど、「変身」とかの短編ならともかく、「城」とかこれくらいの分量になると、人間味のないお話自分には楽しめないのだな、と思った。

魯迅『阿Q正伝』

読んでないけど、なぜかあらすじは知ってる。

ジョイスユリシーズ

読んでない。「ダブリン市民」があまり楽しめなかったという記憶があって手を出していない。ダブリン市民はどんな話だったか覚えてない。

トーマス・マン魔の山

結核患者の療養施設であるところのサナトリウム生活するおっさんの話。ワナビー小説家だか学者だか(主人公ではない)のエピソードや、立派な紳士とその子供の印象的な挿話があったかと思うと主人公と別の患者哲学かなにかの論争がてんやわんやあったり、女性患者との恋愛未満関係の話があったりと色々な要素がある。ただ、どの部分でも人物精神性についてバリエーション豊かで不思議リアリティのあるキャラクターが独特な言動をするので楽しめた。でも、突然こっくりさんをはじめたときは「作者どうした?」って思ったよ。なんなら今でも思ってるよ。

ザミャーミン『われら』

タイトルすら知らないやつその4にして作者名も知らないやつその2。

ムージル特性のない男』

タイトルすら知らないやつその5にして作者名も知らないやつその3。自分1900年あたりを境に新しい作品に苦手意識があってあんまり読んでないんだなって実感する。

セリーヌ『夜の果ての旅』

このへんはすごい現代的なんだけど結構好き。現代的というのは勝手自分定義なのだけど、この辺の世代になるとやっぱり文章が少なからず技巧的になって、観念的な表現とか比喩とかが増えてくるので、「うるせぇ、自分感情もっとわかりやす説明しろ!」って要求をしたくなるのだった。でもこの話は割とそれでもなんだかんだ心理がわかるので楽しめた。

フォークナーアブサロム、アブサロム!

このお話はすごい好き。南北戦争前の南部黒人バリバリ奴隷として使われてる時代地域)のある町にトマス・サトペンというヤバげなおっさんがやってきて領地開拓し、南北戦争を挟みつつ色々する話なのだけど、時系列出来事を追っかけずに何人かの周囲の人達の回想などでだんだんとそのおっさん人生全体像を見せてくる構造になっていて、ただのヤバげなチンピラおっさんだったサトペンが、相応の過去と野望をもったクソチンピラになっていく(自分の中で)のがすごい迫力満点で面白かった。この作者の有名どころの読みにくさは、「響きと怒り」>「アブロサム、アブロサム!」>「八月の光」なので、この逆順に読むのがおすすめ短編から読むのも良いけど、「ウォッシュ」だけは「アブロサム、アブロサム!」のネタバレから後に回すのがおすすめ

ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』

タイトルすら知らないやつその6にして作者名も知らないやつその4

サルトル嘔吐

そこまで好きにはなれなかった。説教臭さとも違うなんか面倒臭い思想みたいなものが全体に漂ってる感じで、個人的にはそれが鼻に付いたんだろうなぁって思う。

ジュネ『泥棒日記

読もうと思ってたけど読んでなかったのを思い出した。読もう。

ベケットゴドーを待ちながら

なんか意味がありそうで(少なくとも自分が考える限りは)何も意味がないという、意味ありげさで成り立っている戯曲。ただ、それぞれのシーンが映像としてかなり印象的なので、その力でのめり込みながら読んた。で、読んだあと思い返すんだけど、結局何がなんだったのかイマイチからないのだった。偉そうなご主人様とその奴隷のシーンとかあったけど、結局なんだったんだあいつら。

ロブ=グリエ嫉妬

タイトルすら知らないやつその7にして作者名も知らないやつその5

デュラス『モデラートカンタービレ

読んだはずだけどちょっと印象が薄い。同じ作者の「愛人」がそうだったと思うのだけど、登場人物の心情描写が変に淡々としていて、でも行動はどこか直情的で不思議だなぁと思いながら読んだ気がする。その不思議さを楽しむのかな。なんか村上春樹小説登場人物の行動を感情的にしたような感じ。

レム『ソラリスの陽のもとに』

タイトルすら知らないやつその8にして作者名も知らないやつその6。自然科学研究者なのにSF全然読まないのだった。でも、SFに興味のない研究者って外部の人が思うよりは多いと思うよ。そもそも本を読まない人をおいておいたとしても。

ガルシア=マルケス百年の孤独

ラテンアメリカ文学って魔術的リアリズムとかなんとかって、「なんかありそうにない魔術的なシーンだけど、不思議リアリティがある」みたいな評価がされてるらしいのだけど、それってヨーロッパ人感性日本人ヨーロッパ文学も大概魔術的なものとして受容してるところあるよなって思う。ただ、それはともかくとして、この作者の作品ではその言葉がしっくりくるとは思う。同じ作者の「族長の秋」とか短編の「エレンディラ」とかは割とお話全体のストーリー意味と(場合によっては)ある種の寓意を持っているのだけど、この作品だけは全体の流れとかはあまり意味ないんじゃないか個人的に思う(何度も読めばなにか見えるのかもだけど...)。それぞれのシーンをただただ楽しんでいたら、読む前に覚悟した長さの4分の1くらいの体感長さで読みきっていた。

ラシュディ『真夜中の子どもたち』

タイトルすら知らないやつその9にして作者名も知らないやつその7。なんかすごそうなあらすじだね。

残り全部

詩はたしなまいから知らない。ツエランはなんか親が読んでて好きだと言ってた気がする。ブレイクって多分宗教画を描く人でもあると思うんだけど、この人の絵はどっかで見てすごいなぁって思った気がする。

終わり

ちなみに、「哲学思想」のパートと「日本文学」のパートは両方合わせても5~6作品しか読んでなかった。多分後30年経ってもさほど増えないだろうなと思う。

必読書コピペマジレスしてみる・海外文学編(2)

(1)はこちら。anond:20210212080317

キャロル不思議の国のアリス

好き。ただし、当時の人にしかからないパロディジョークが多く、というかこの本を通じてしか残っていないのもあるので、純粋に笑えるかどうかはわからない。とはいえ、わからないなりにナンセンスさは楽しく(「ぽっぺん先生シリーズにも引き継がれている)、トーベ・ヤンソンなどいろいろな人の挿絵も楽しめるし、こじらせ文学少年文学少女とも仲良くなれるかもしれない。大学時代読書サークルは楽しかったなあ。

ドストエフスキー悪霊

ドストエフスキー小説基本的に頭がおかしい。ドストエフスキー自身ギャンブル依存症ユダヤ人嫌いのヤバいやつだし。

登場人物基本的自己主張が激しくて感情に溺れやすく、数段落数ページにまたがって独白する。プライド無駄に高くて空想癖がひどく、思い込みが激しくて人の話を聞いちゃおらず、愛されていないのに愛を語る。そしてそんな奴らが大好きだ。

ぜひとも増田ロシア文学沼に落としたいのだが、いかんせん「悪霊」を含む五大長編から挑戦するのはハードルがあまりにも高いので、「永遠の夫」か「賭博者」か「地下室の手記」か「白夜からおすすめロシア文学はいいぞ。

ところで、高校時代の友人曰く「ドストエフスキーにはまるのは自己愛自己嫌悪の衝突を必死プライドで支える人間、言い換えるとモテない」とのこと。ひどい。

チェーホフ桜の園

こっちはスマートなほうのロシア文学一家が没落して家や土地を売らないといけないのに、家の経済状態をわかっておらず(認めず)すぐに物乞い金貨を上げちゃう現実の見えていないお母さんのキャラが強烈。ギトギト描写するドストエフスキーに対し、勘所をびしりと抑えるチェーホフ

実家のお母さんと(特にお金関係で)うまくいっていない人におすすめ

チェスタトンブラウン神父童心

未読。怪作「木曜日だった男」は読んだんだが。ミステリはあまり読んでいないのでそのうち読む。

プルースト失われた時を求めて

誰もが冒頭のマドレーヌの香りから想起されるママンとの思い出についてしか語らず、たぶんみんなちゃんと読んでないかなのだが、実は無職マザコン自分の性の目覚め(野外オナニーを含む)やソープ通いや失恋の思い出について延々と語っている話で、何度語り手に向かって「働け!」と言いたくなったことか。

しかし、実のところ登場人物の九割がLGBTという当時としては非常に先進的な小説で、さらに当時炎上していたドレフュス事件という両陣営を真っ二つに分断した冤罪事件ネタにもしているので(今でいえばMeTooやBLMに相当する)、実は差別反差別についていろいろ語っている増田たちにすごく刺さる内容だと思う。俺差別してないし~、あいつは〇〇人だけどいいやつだよ~、的な態度もぐさりとやられている。最高でしかない。

ちなみに、金に苦労しないボンボンがうだうだ恋愛で悩む小説が好きになったのはこの本のせい。「アレクサンドリア四重奏」とかね。

カフカ審判

不条理ギャグすれすれで訳もわからずひどい目に合う小説。いきなりこの小説チャレンジするのはしんどいので、まずは「変身」か岩波文庫短編集を読んで、カフカのノリが気に入ったら読むといいんじゃないかな。

読んでいるとカフカがお父さんのことめちゃくちゃ苦手だったってのがびりびり伝わってきて気の毒(カフカは線の細い文学青年、父は叩き上げビジネスマン想像できるでしょ?)。お父さんとの関係がこじれている人におすすめ

魯迅『阿Q正伝』

最高のダメ人間小説精神勝利法なることばはどこかで聞いたことがあるんじゃないだろうか。作者は当時の中国人意識の低さを批判したつもりらしいが、万人に刺さる内容。

ちなみに自分ダメ人間、情けないやつ、どうしようもないやつが大好きなので「指輪物語」のゴクリ(ゴラム)だとか、「沈黙」のキチジローだとかが大好きです。

ジョイスユリシーズ

さえないおっさんが妻の浮気を知りながら一日中ダブリンの町をウロウロするだけの寝取られ小説で(途中で女の子スカートをのぞいて野外オナニーもする)、このリストの前に出てきた「オデュッセイア」のパロディでもある。

これだけだと何が面白いのかよくわからないのだが、実は当時の反英的な機運の高まっているアイルランド空気活写している。それだけではなく小説の様々な実験手法の見本市みたいになっており、和訳もすごい。たとえばある章では英文学の様々な文体歴史順に真似て英文学の発展をパロるのだけれど、和訳ではその章は祝詞に始まって漢文になり、漱石芥川文体を経て現代小説になるという離れ業で訳している。これがもっと無茶苦茶になると「フィネガンズウェイク」になるのだけれど、すでに言語の体をなしていないのでまだ読めてない。

上記説明ドン引きしないでください。「ダブリン市民」をお勧めします。

トーマス・マン魔の山

結核療養サナトリウム小説北杜夫ファンの間で有名な「ねーんげん的」の元ネタ。あらゆる知識を山のサナトリウムで吸収した主人公運命いかに! 「ノルウェイの森」で主人公京都山中精神病院にこの本を持っていくのは村上春樹なりのジョークか。

ただし、やっぱり長いので美少年萌えな「ヴェニスに死す」か陰キャの悲哀「トニオ・クレーゲル」にまずチャレンジするのがおすすめ

はまったら「ブッデンブローク家の人々」や「ファウストゥス博士」を読もう。

ザミャーミン『われら』

洗脳エンドのディストピア小説なんだけど、増田で「一九八四年」が古いと言われてしまうんだったらこれはどうなるんだろ。読むんだったら他の「すばらしい新世界」とか「ハーモニー」とかと読み比べて、ディストピア概念現実社会の変化に合わせてどんな風に発展してきたからを考えながら読むと面白いのかも。

ムージル特性のない男』

未読。長すぎる。

セリーヌ『夜の果ての旅』

未読。

フォークナーアブサロム、アブサロム!

文学サークルの友人に勧められて読んだんだけど、とんでもない小説だった。あらすじとしては、野望に取りつかれた南部人種差別主義者自分帝国を作るために理想女性結婚するが、その女性黒人の血が混じっていたために離婚して別の女性結婚することから始まる、二つの家系因縁なのだが、時系列しっちゃかめっちゃかなのでとにかくその男の妄念とその子孫の不幸ばかりがじりじりと迫ってくる。あまりにもすごかったのでフォークナーの他の作品は読めておらず、黒人差別を扱った小説も怖くて読めていない。

ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』

未読。

サルトル嘔吐

読んだがよくわからなかった。うつ状態ときには時間の経過さえも苦痛で、それを救ってくれるのは音楽だけだ、的な話だったか。とにかく本を読み漁っていたころ、新潮文庫サルトル短篇集を意味も分からず読んでいたのを思い出す。わけもわからないままヌーベルヴァーグを観ていた頃だ。さっき出てきた高校時代の友人曰く「フランス映画のあらすじはセックスして車で逃げて殺されるだけだ」とのことだが、起承転結還元できない小説を楽しむようになったのはこの頃からだった。

ジュネ『泥棒日記

未読。

ベケットゴドーを待ちながら

短いのですぐ読める。ゴドーはいまだに再臨しないキリストアレゴリーだという説もあるが、実際のところはよくわからない。意味の分からない話だけど、僕らの人生結構意味不明だよね、みたいな感じか。

ロブ=グリエ嫉妬

未読。「消しゴム」は数年前に読んだが理解できなかった。

デュラス『モデラートカンタービレ

未読。「愛人」は読んだが記憶のかなた。まだ幼くて没落する富裕層とその爛れた愛を十分に楽しめなかった。

どうでもいいが自分が年上萌えに目覚めたのは「海辺のカフカ」のおねショタシーンです。

レム『ソラリスの陽のもとに』

レムの作品の中では一番好き。たとえ出てくる科学技術描写が古くなっても(SFだとこういうことはよくある)、理解できない対象として立ちふさがるソラリスという惑星描写は古びない。

SFは考えうるあらゆる可能性を検討し、人類の達成しうることや宇宙の中での意味について想像力の境界をどこまでも遠くまで広げていく文学だ。中には人類がろくでもない理由で滅亡してしまったり、人間など取るに足りないという悲観的なヴィジョンに至ってしまったりするものであるが、それでさえ美しい。なぜなら、想像力がヒトという種の肉体に縛られまいと羽ばたいた結果なのだから

最近SFをろくに読んでいないが、元気が出たらまた読みたいものだ。

ガルシアマルケス百年の孤独

初めて読んだラテンアメリカ文学。起こりえないことが起こり、名前がややこしいので誰が誰だかすぐに混同され、しかもそのすべてが意図的である。混乱してもとにかく読み進めてほしい。目の前で起きる不可解な出来事をまずは楽しもう。

慣れてきたら、これが不条理しか言いようのない南米歴史の縮図だとかそんなことを考えてみるのもいいかもしれない。この本のおかげでボルヘスに、バルガスリョサに、ドノソに出会うことができた。

一説によるとこの本が文庫化されるとき世界の終末が近づくという本の一つ(未確認情報)。新潮社がなぜか頑なにハードカバーしかさない。ちなみに「薔薇の名前」にもそうした風説がある。

ラシュディ『真夜中の子どもたち』

インド独立の瞬間に生まれ子供たちが全員テレパシーの使い手だった! こんな話があの岩波文庫に収録されるんだから世の中わからない。

主人公は裕福な家で育つが、じつはそれは出産時の取り違えによるものであり、誤って貧しいほうで育ってしまった子供復讐にやってくる。それも、真夜中の子どもたち全員を巻き込む恐ろしい方法で。

インドパキスタンの分裂、人口抑制政策、そういったインド歴史ちょっと頭の隅っこに入れておくと面白いが、昼ドラ的な入れ替わりの悲劇の要素のあるSFとして娯楽的に読める。権力を持った強い女性に対する嫌悪感がほんのりあるのが難点か。

ちなみに、「悪魔の詩」も読んだが、(亡くなった訳者には本当に申し訳ないが)こっちのほうが面白かった。あれは当時のイギリスポップカルチャーがわかっていないと理解が難しい。

ブレイクブレイク詩集

独自神話的なヴィジョンで有名らしいんだが、邦訳あったっけ?

ベルダーリンヘルダーリン詩集

未読。

ボードレール悪の華

卒業旅行パリに持って行った。たぶん時期的には最高だったと思う。とにかく血だとか死だとか堕落だとか退廃だとかそういうのに惹かれる人生の時期というのがあり、まさにそのときに読めたのは幸せだった。もっとも、所詮自分はそれらを安全から眺めていただけだったが。

ランボーランボー詩集

同じく卒業旅行パリに持って行った。残念ながらフランス語はわからないのだが、フランスサンドイッチは最高だった。当時はまだピュアだったのでキャバレーフレンチカンカンは見に行っていない。

エリオット荒地

未読。

マヤコフスキーマヤコフスキー詩集

未読。

ツェランツェラン詩集

未読。詩をあまり読んでいなくて申し訳ない。

バフチンドストエフスキー詩学

ドストエフスキー作品カーニバル的、つまり一斉にいろんな出来事が起きてしっちゃかめっちゃかになって、日常価値観が転倒する、みたいな内容。確かにドストエフスキー作品爆弾抱えた人間が一か所に集まってその爆弾が一斉に大爆発、的な内容が多い。

ただ、これ以上のことは覚えていない。実はあまり文芸批評は読まない。

ブランショ文学空間

未読。

以上

疲れたので続編をやるかは不明日本文学哲学思想海外文学ほど読んでないし。まとめてみて、遠ざかっていた文学に久しぶりに手を伸ばしたくなった。

皆様も良い読書ライフを。

2021-02-10

本好きなら高校生までに読破しておきたい古典100

哲学思想

プラトン饗宴

アリストテレス詩学

アウグスティヌス告白

レオナルド・ダ・ヴィンチレオナルド・ダ・ヴィンチの手記』

マキァベッリ『君主論

モア『ユートピア

デカルト方法序説

ホッブズリヴァイアサン

パスカルパンセ

スピノザエチカ

ルソー社会契約論』

カント純粋理性批判

ヘーゲル精神現象学

キルケゴール死に至る病

マルクス資本論

ニーチェ道徳の系譜

ウェーバープロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

ソシュール一般言語学講義

ヴァレリー精神危機

フロイト快感原則彼岸

シュミット政治神学

ブルトンシュルレアリスム宣言

ハイデッガー存在と時間

ガンジーガンジー自伝

ベンヤミン『複製技術時代における芸術作品

ポランニー『大転換 市場社会形成崩壊

アドルノホルクハイマー啓蒙の弁証法

アレント全体主義の起源

ウィトゲンシュタイン哲学探求』

レヴィ=ストロース野生の思考

マクルーハングーテンベルグ銀河系

フーコー言葉と物』

デリダ『グラマトロジーについて』

ドゥルーズガタリアンチオイディプス

ラカン精神分析の四つの基本概念

ウォーラーステイン近代世界システム

ケージジョン・ケージ

サイードオリエンタリズム

ベイトソン精神自然

アンダーソン『想像の共同体

本居宣長『玉勝間

上田秋成『胆大小心録』

内村鑑三『余は如何にして基督信徒となりし乎』

岡倉天心東洋理想

西田幾多郎西田幾多郎哲学論集Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』

九鬼周造『「いき」の構造

和辻哲郎風土

柳田國男『木綿以前の事』

時枝誠記国語学原論

宇野弘蔵経済学方法論』

海外文学

ホメロスオデュッセイア

旧約聖書創世記

ソポクレスオイディプス王』

唐詩選』

ハイヤーム『ルバイヤート

ダンテ神曲

ラブレーガルガンテュアとパンタグリュエルの物語

シェイクスピアハムレット

セルバンテスドン・キホーテ

スウィフトガリヴァー旅行記

スターントリストラム・シャンディ』

サド悪徳の栄え

ゲーテファウスト

スタンダールパルムの僧院

ゴーゴリ外套

ポー盗まれた手紙

エミリー・ブロンテ嵐が丘

メルヴィル白鯨

フローベールボヴァリー夫人

キャロル不思議の国のアリス

ドストエフスキー悪霊

チェーホフ桜の園

チェスタトンブラウン神父童心

プルースト失われた時を求めて

カフカ審判

魯迅『阿Q正伝』

ジョイスユリシーズ

トーマス・マン魔の山

ザミャーミン『われら』

ムージル特性のない男』

セリーヌ『夜の果ての旅』

フォークナーアブサロム、アブサロム!

ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』平

サルトル嘔吐

ジュネ『泥棒日記

ベケットゴドーを待ちながら

ロブ=グリエ嫉妬

デュラス『モデラートカンタービレ

レム『ソラリスの陽のもとに』

ガルシア=マルケス百年の孤独

ラシュディ『真夜中の子どもたち』

ブレイクブレイク詩集

ベルダーリンヘルダーリン詩集

ボードレール悪の華

ランボーランボー詩集

エリオット荒地

マヤコフスキーマヤコフスキー詩集

ツェランツェラン詩集

バフチンドストエフスキー詩学

ブランショ文学空間

日本文学

二葉亭四迷浮雲

森鴎外舞姫

樋口一葉にごりえ

泉鏡花高野聖

国木田独歩武蔵野

夏目漱石我輩は猫である

島崎藤村破戒

田山花袋蒲団

徳田秋声あらくれ

有島武郎或る女

志賀直哉小僧の神様

内田百閒『冥途・旅順入城式』

宮澤賢治銀河鉄道の夜

江戸川乱歩押絵と旅する男

横光利一機械

谷崎潤一郎春琴抄

夢野久作ドグラ・マグラ

中野重治村の家

川端康成雪国

折口信夫死者の書

太宰治斜陽

大岡昇平『俘虜記』

埴谷雄高死霊

三島由紀夫仮面の告白

武田泰淳ひかりごけ

深沢七郎楢山節考

安部公房砂の女

野坂昭如エロ事師たち

島尾敏雄死の棘

大西巨人神聖喜劇

大江健三郎万延元年のフットボール

古井由吉円陣を組む女たち』

後藤明生挟み撃ち

円地文子食卓のない家』

中上健次枯木灘

斎藤茂吉『赤光』

萩原朔太郎『月に吠える』

田村隆一田村隆一詩集

吉岡実吉岡実詩集

坪内逍遥小説神髄

北村透谷人生に相渉るとは何の謂ぞ』

福沢諭吉福翁自伝

正岡子規歌よみに与ふる書

石川啄木時代閉塞の現状』

小林秀雄『様々なる意匠

保田與重郎日本の橋』

坂口安吾堕落論

花田清輝復興期の精神

吉本隆明転向論』

江藤淳成熟喪失

2021-01-28

2021冬アニメ3話くらいまで見たお気持ち長文

書いてないけど見てるのはある。たとえば花守ゆみり主演作は全部見てる。

世界ピクニック

メディアの違いを理解せよ!」案件かな。各編はほとんどが2話構成にするほどのボリュームは無いけど、設定語りやキャラによる考察語りが多いので1話に詰められない。でも話の筋だけなら1話でも追える、みたいな。

個人的には安全なはずの表への不意の侵蝕法則性の分からなさが怖いと思っているので、見た目や演出での瞬間的な怖さは求めてない。アニメでもおばさんのとこはちゃんとヒヤっとした。だからここまで軽く流せてるのかな。そういう意味ではギャグ扱いだけど単に酔っただけか邪視由来か別の裏案件分からん獅子舞が一番怖い。でも一般での映像化は無理だこれ。

あとアニメとは関係ないけど『そいねリーマー』は法則性不明世界から人間認知を利用した接触というモチーフが『裏世界』と似てて、導入の話と設定説明が長いせいかエピソードイベントが少なくて長編なのに話とキャラ描写に厚みが足りず、かつ終盤に割けるページの少なさから盛り上がりに欠ける急展開なのが『ウは宇宙ヤバイのウ!〜セカイが滅ぶ5秒前〜』『不本意ながらも魔法使いソーサラー)』と非常によく似てるなぁと思いました。

設定語りを各話ごとに細分化でき、かつ話数を重ねれば相応に厚みが出てくれる短編連作という形式は偉大だし、SF好き好きアピール(今考えても美少女になれるポン刀が《夜来たる(ナイトフォール)》は無理がある……)を入れなくてもいいハヤカワ文庫JAも偉大。両方合わさった『裏世界ピクニック』は強いぞ。

アズールレーン びそくぜんしんっ!

Q:おもしろかった?

A:かわいかった

どうせプレイヤーガチャでの排出確率と性能とかわいくてちょっとえっち(もしくはかっこよくてちょっとえっち)以外に興味がないし、価値を感じられないのだからガチャと性能が無いアニメはこれくらいかわいくてちょっとえっちでいい。

真面目なストーリーアクションなんかゲームPVCMだけでいい。テレビアニメは戦っちゃダメ。かわいさを阻害しないように内容無く。顔が良ければ全て良し。でしょ?

たかみな表記で納品時期分かったのが一番面白い。すみぺも収録終わってると言ってたし、かなり前に完パケできてたのかな。

ログ・ホライズン -円卓崩壊-

三期のタイトル見た瞬間やっぱり、と記憶が蘇った。

確か前期放送当時、円卓って中小ギルドソロプレイヤー、というか非ガチ勢に対しておそろしく冷淡な仕組みだなと思ったのよ。あと大手ギルド善意に期待しすぎ。でも作中ではトップ層(大災害後の立ち回りや情報収集能力など含めて)しか出てこないせいで上手いやり方っぽく描かれていたので、今回ちゃん崩壊して安心した。崩壊安心ってなんだよ。

ギルド同士の対立崩壊、もしくは円卓から利益享受できないアキバ冒険者との対立崩壊するかと予想してた気がするけど、大地人貴族政治的に介入ってのは、なるほどログホラっぽい。と同時にレイネシア(大地人・女・貴族かわいい)のためって大義を作ることで、しゅくんを悪役に見せない工夫もある。すげえ。

装甲娘戦機

設定のハードさや、その割にお気楽なノリが同居してる事に思う部分はある。でも「どうせ今回もアレな博士のせい」「子供玩具として永久機関搭載小型無線操縦兵器作る話を元にした企画だぞ?」と言われたら、じゃあしょうがねえな!と納得してしまった。

ところで戦うアニメCG美少女はいつになったら美少女になれるのだろうか。作画と並べてしまうとどうにも表情が固い。顔もメカならかわいくできるのに。

歌って踊るアイドルだと女の子に全リソース注げるけど、こっちはメカもやらなきゃいけないからかな……いやステージ衣装いくつも必要めっちゃダンスしなきゃいけないアイドルもたいがいしんどくね?下手なメカよりも細かいひらひらした装飾多いし。じゃあなんで?予算

戦闘演出はかっこいいだけに惜しい。日常?シーンでかわいさを出せてる部分はあるので、あとはCG……CGにかわいさを……。

バック・アロウ

谷口悟朗は毎回しっかり考えてるというか、『ファンタジスタドール』でさえあれこれ取り入れてた(でもそれを表に出した結果が『イヴ』かよ、ってのはある)し、何かしら現代的なテーマを仕込んでいるだろうとは思う。単なるノリと勢い任せの無法脳筋が大勝利する話ではないでしょたぶん。

ここから壁目指してロードムービーなんだろうか。でも壁の内側での戦争がメインになって終結後に「壁の外にはもっとすごいものがある!それは……」バックアロウ完!のパターンもあるか。村を離れて話が広がるのか、あるいは途中からガン×ソード』のように小さくまとまるかもまだ分からん

分からんなりに不安要素も多い。中島かずき脚本は『プロメア』のバーニッシュに対するガロ言動がアレすぎてアレだったので、そういう意識高めの話(高いか?)が入らないことを祈る。個人的には谷口監督作品に『コードギアス』以来ちゃんとハマれていないのも不安

WIXOSS DIVA (A) LIVE

LIVEを逆から読んでEVILって言われすぎてて笑う。ウィクロスTCGアニメ界のキングブダークネスなのでしょうがない。TCG話題でこれはややこしいな。これはタカトミの……あっちに元社長もいた!ややこしいな!

本編はプレイングの詳細を描かない方針っぽいのにドラマも薄くて全体が薄味なのと、バトル自体が話のメインに据えられてるのでメインでやってることがよく分からないのと、ゲームとして3人いる意味が画面からからないのと、セリフプレイングの説明した後その通りに本人による戦闘演出やるせいで間延びして見えるのとで、けっこうダルい。まあ恥ずかしがってた割に黄色巨乳ハイレグが超エグいから視聴継続するが……

IDOLY PRIDE

「あーはいはい。81&エイベとタカトミのプリティシリーズみたいなのを、ミューレとCAが深夜とスマホゲーでやりたいってことね。だいたいわかった(わかってない)」という雑な理解で見始めた。

神田沙也加レギュラーかつメインっぽい扱いなのは意外。というか連れて来られるんだ。『SAO:OS』『ヤマト2202』みたいな映画キーキャラ限定しか出ない人だと思ってた。毎回出るのは『貧乏神が!』以来?(毎回出てたか?)

アイドルもので男主人公が明確に名前のあるキャラとして存在するの珍しいように見えて、カップリング要員として悪霊を配置することで厳重に隔離してるようにも見える。コミカライズで第1話部分を念入りに盛っているし。生前悪霊強すぎる……

ひぐらしのなく頃に

これの怖さも、安全圏だと思っていた場所への侵蝕。あれでクリアじゃないなら条件何だよ!?あとお前が発症すんの!?クリア確率1%以下のクソゲーかよ!

ビジュアル面はある程度重要だけど、俺は重要視してない。猫騙し弍なんか画面の中では凄惨かつグロテスク事態が起きてるのに、天丼ギャグのようにも見えたし。参はさすがにこわかった。

当時はオチを見て「寄生虫(笑)」「山狗(笑)」「部活(笑)」だったけど、それはそれとして今の状況の分からなさが怖い。オチ見たらまた冷めるだろうけど、それまでは存分に怖がろうと思う。

2021-01-10

私以外の降霊処女存在するのか

30代悪霊に憑依された歴=年齢の女なんだけど、今まで数人の人に「私この歳で正気に戻った事一度もないんですよ」と告白してきた。

その人たちは口を揃えて「私の周りにもいるよ」と言う。その人の友達とか姉妹とか親戚とか。

でも未だに「当の本人」に出会たことはない。

考えられる可能性は

・私が仲良くなる人が陰陽師ばかりで会ったことがないだけ

・私に気を使って存在しない悪霊の話をしてくれている

どちらもありえそうだけど後者だったらかなりへこむ。


anond:20201106222606

2020-12-30

政治とか権力欲って、けっきょくは欲望だよな

https://news.yahoo.co.jp/articles/285eeb4b994a31904dd5dbbe0da5bc2815265751

これ見て思ったが、けっきょく政治って私欲による椅子取りゲームだと思う

その根源は、軍事力となんら変わらない、暴力威力の誇示なのである

そしてそれは私欲と利権が源泉にあるわけである

信長偉人だが、信長天下統一直前に亡くなってしまたか評価ができないとされる

しか楽市楽座や、軍隊農民をわけたあたりの政策をみると、

人間プロフェッショナルにして、経済的自由にしようという思想があったと思われる

血で血を洗う戦国時代を終わらせようとした人間であり、そこには私欲というものは見られない

もし私欲を重視していたら、さっさと織田幕府を開いていただろうし、それ以前に

今川義元服従して桶狭間で道をゆずって大名で生涯を終えていただろう

二宮尊徳はすぐれた農本政策をもって数多くの貧窮した農村を救ったが、その源泉に私欲はまったくなかった

小田原藩財政復興大臣に任命される直前に、利権を重んじた名もない家老たちに止められた

彼らは自分たち欲望を重視した結果、もちろん歴史に名を遺してはいない

しか二宮尊徳は今も歴史に名を残し、手本を後世に伝えている

おもうに人間権力にとりつかれた状態というのは、一種悪霊病気の類ではないかと思う

たとえば最近夫婦でワイロをばらまいて逮捕された法務大臣名前忘れた)がいたけど、

彼は数年前のインタビューで「政治ポリシーは善良と誠実さです」みたいに言っていた

その二律背反陳腐精神はまさに私欲という名の悪霊にとりつかれているとしか思えない

権力ゲームに身を乗り出した時点で、そこから逃れることは難しいのである

そういえばこんな優秀そうな若手サラリーマン書き込みがあったが、

https://anond.hatelabo.jp/20201230034745

仕事にまい進してきた一定期間を超えると、権力やカネへの固執の萌芽がみられることが確認できる

どんな人間でも、成長のベクトルを私欲や利権に切り替えてしまポイントがあるのである

それはたいていの場合30代~40代ではないだろうか

自身権力基盤である観光業利権のため、GoToトラベル国民を引っ掻き回しウイルス蔓延させ、

外交では中国から臓器を買い、日本の国力を弱めることに全精力を費やしてきた、

まさに欲望権現ともいうべき最後政治家の引退後、どんな人間日本を救ってくれるか楽しみである

2020-12-16

呪術回戦にはまれなくて寂しい

みんな面白いって言ってるもの

興味を持てないのは寂しい

多分タイトル間違ってるけど予測変換で出てこないからごめん

アニメだけぼーっと追ってるので原作未読

漫画も読み放題サブスクあればいいのにね

主人公明るくて優しい良い子なんだけど

戦う理由が爺ちゃんに言われただけって弱くない?

ちゃんとの確執はこれから出てくるのかな

あと一般人の頃から人外レベル身体能力持ってるのどうかと思う

現代蔓延悪霊を闇で…みたいなノリなのか

超人バンバン出てくるスーパーヒーローものなのか

どっちの世界観なのか混乱する

普通呪術学校あるって言われたらめちゃくちゃびっくりすると思うんだけど一切反応してなかったよね?世界観よくわからない…

あと名前の読みと漢字が一致しなくて名前覚えられないごめんなさい

五寸釘女の過去友達がどうのってサラッとしすぎてて深みがない…

キャラの掘り下げ全員されてないだけなのかもしれないけど、全員芯がストローみたいにペコペコな印象を受けました

リアルならそれもありかもしれないけど

ファンタジーものから対比すると弱く感じる

バトルはさらっと読む性格なので判断できない

特に面白みがあるとは思えなかった

好きなキャラ社会人の人

術を使えない棒の女

あんまりきじゃないのは五条先生

あいう飄々としてる激強大人ってあんまりきじゃない

2020-11-19

完璧文章存在しない。完璧絶望存在しないようにね

 上記台詞村上春樹風の歌を聴け』の冒頭の台詞であるが、先日これについて書こうと決めた矢先、ホッテントリ村上春樹記事が上がっていたので先取りされたことに焦りつつ書くことにした。ところで純文学ギャルゲーと言えばドストエフスキーの『悪霊』に登場するスタヴローギンがそれに当たると思う。詳しくはネタバレになるので避けるけど

 タイトルで述べた台詞村上春樹読者、つまりハルキストにとってもあまり深くは理解されていない台詞で、ただ何となくオシャレなだけの台詞に近い扱いを受けている。でも実際のところそれは間違いである。文章漠然とし過ぎていて意図するところを汲み取りにくいのは確かなのだけれど、それでいいのかハルキストタイトルでは幾分省略したのだが、原文は次の通りだ。

完璧文章などといったもの存在しない。完璧絶望存在しないようにね。(『風の歌を聴け』より)

 昔、春樹本人がこの言葉について次のように語っている

小説書いてて、これは正しくないんじゃないか、嘘なんじゃないか小説を書く意味なんかないんじゃないか、って思うときね、ここを読み返すと、ああ嘘じゃないなってね、勇気づけられる。書くだけのことはあったのかなって思うんです」(「宝島」83年11月号)

 完璧文章とは何で、完璧絶望とは何なのか。この言葉から完璧に読み解くことができる。よく聞け。

 つまり文章とは、物語とは基本的に何かを伝えるために書くわけです。文章によって我々は何かを伝える、何かを伝えるために文章を書く。当たり前の行為です。我々はそこに避け難く、何らかの主張や主旨というものを紛れ込ませます。つまりもっと言うならば自分意見というものを紛れ込ませるのです。要は、どんな文章にであれ何かしらのエゴというものが混入することになるということです。

 とは言え、何らかのエゴ文章の中に、あるいは物語の中に混入させるということは、ある意味では文章純粋さ、文章の混じりけの無さを汚濁してしまうことにも繋がります。つまり人間文章を書くが故に、つまりは伝達という手段を取るがゆえに、文章自己エゴを混入させ、その物語を完結した破綻のないものから不完全で安定を欠いた代物へと変貌させてしまうということです。よく人は小説というものエゴの発露であると主張しますが、これは嘘で、むしろエゴ小説小説たりえるための何かを、文章文章たりえるための何かを阻害し、邪魔しているのです。エゴは、小説を完成させる為に、あるいは、文章を完成させる為に、それらを完璧にする為には全くもって不必要どころか、邪魔ものでさえあるということなのです。

 あるいは、完璧文章というものが仮に存在するとすれば、それはその文章の中に一切のエゴが含まれていない文章のことを言うのです。文章自己を含まない。つまり、伝達の手段として文章を用いながらにして、一切を伝達することを拒絶した文章。一欠片たりともエゴを含まない文章。仮に、本物の文章というものが、完璧文章というものがあるとすれば、それはそんな文章に他なりません。そう、伝達の形態において何事も伝達せず、何事もエゴについて伝えようとしない。そこに、一切の伝達の可能性を認めず、そのような可能性に一片の期待さえ抱くことのない――そういう文章のことを人は完璧文章と呼ばうのでしょう。果たして、そのような文章はあり得るのか。

 ここで、冒頭の台詞に立ち返ってくることとなります。つまり、そのような完璧文章などといったもの存在しないのです。完璧絶望存在しないようにね。

 伝達の可能性に一切期待しない、一片としてさえエゴを含まない、自己の伝達を拒絶した文章は、本当に存在するのでしょうか? 否、結論から先に述べれば、そんな文章というもの存在しません。仮にそんなもの存在するとすれば、それは絶望に他ならないのです。絶望。つまり、それは自己存在がこの世において断絶してあるということです。自己存在が、誰にも伝わらないということです。あるいは、伝えようとしても伝わらないということです。力の限り叫んだとしても、何一つ誰一人にさえ――言葉が通じないということです。伝達の可能性が存在しないということは、絶望しているということは、そういうことなのです。

「私は悲しい」と人が言う時に、それは「私は悲しい」という気持ちを伝えることへの、希望を含んだ発話であると言うことができると思います。その文章には、自分感情を、自分エゴを誰かへと伝え、誰かと共有し、誰かと何かを分かち合うという切実な希望が溢れているのです。しかし、それは同時に完璧文章ではありません。何故か。そこには、エゴがあるからです。

 自己がそこには混入しており、エゴ文章を汚濁させているからです。

 伝達とは、感情の伝達とは、文章の完成度を基準に考えれば、汚濁であり不浄の象徴とさえ言えるかもしれません。

 でも逆に、そこに何一つとして、伝達への期待が含まれていないとしたら――? 何一つ自分感情を伝達することなく、何一つ自分エゴを伝えることなく、何一つとして他人と何かを分かち合いたいという希望を含まない文章――エゴの一切を根絶した文章存在するとすれば――? それは、恐らくはエゴの一切を根絶し切った、完璧文章である筈です。

 そして、それは同時に、明白に絶望なのです。

 誰かと何かを共有することを放棄し、誰かに何かを伝えることを放棄した、伝達の用を為さぬ伝達。仮にそんなもの存在するとすれば、それは絶望にほかならないのです。一切の、伝達への望みを絶った、絶えた望みのみを伺いうる文章――それは完璧文章であると同時に、完璧絶望表現ということになるのです。


 して、結局のところそんな文章存在するのでしょうか。

 そう、存在しないのです。そんな、完璧絶望した文章。伝達への望みを断ち切った文章。それは存在しないのです。完璧文章は、完璧絶望存在する時にのみ、存在することができます。でも、それは存在しないのです。何故なら、伝達を目的とするための文章によって、伝達の可能性の絶滅表現することは、不可能からなのです。

 あるいは、そのような、伝達の根絶、伝達の不可能性を仮に表現しようとしたところで、そこには、「筆者の絶望」が必ずや表現されてしまうのです。そこに、色濃い絶望を刻み、筆者は自らの絶望、何一つとして伝えるに至らなかった絶望を、文章に込めざるを得なくなるのです。つまり、そこには作者のエゴが混入し、伝達の不可能性が打破されてしまうのです。そう、完璧絶望存在する時、完璧絶望存在否定されるというパラドックスが、そこには示されています。つまり比喩を使って言うならば、その瞬間、我々の心の内側にある凍てついた海は、言葉という斧によって砕けることになるのです。

 だからこそ、春樹は上記のように言ったのではないでしょうか。「嘘じゃないな」と。どんな文章にであれ、人はどうしても、どんな形であってさえ、エゴを、つまり自分真実を混入してしまうのです。そこには、表現不可能性ではなく、表現不可能性の不可能性が存在しているのです。人は、どんなに黙っていても、どんなに沈黙を守ろうとしても、どうしても、誰かに何かを伝えざるを得ないのです。

 つまり完璧文章といったもの存在しないのです。完璧絶望存在しないようにね。

2020-11-18

完璧文章存在しない。完璧絶望存在しないようにね

 上記台詞村上春樹風の歌を聴け』の冒頭の台詞であるが、先日これについて書こうと決めた矢先、ホッテントリ村上春樹記事が上がっていたので先取りされたことに焦りつつ書くことにした。ところで純文学ギャルゲーと言えばドストエフスキーの『悪霊』に登場するスタヴローギンがそれに当たると思う。詳しくはネタバレになるので避けるけど

 タイトルで述べた台詞村上春樹読者、つまりハルキストにとってもあまり深くは理解されていない台詞で、ただ何となくオシャレだけれど適当台詞に近い扱いを受けている。でも実際のところそれは間違いである。文章漠然とし過ぎていて意図するところを汲み取りにくいのは確かなのだけれど、それでいいのかハルキストタイトルでは幾分省略したのだが、原文は次の通りだ。

完璧文章などといったもの存在しない。完璧絶望存在しないようにね。(『風の歌を聴け』より)

 昔、春樹本人がこの言葉について次のように語っている

小説書いてて、これは正しくないんじゃないか、嘘なんじゃないか小説を書く意味なんかないんじゃないか、って思うときね、ここを読み返すと、ああ嘘じゃないなってね、勇気づけられる。書くだけのことはあったのかなって思うんです」(「宝島」83年11月号)

 完璧文章とは何で、完璧絶望とは何なのか。この言葉から完璧に読み解くことができる。よく聞け。

 つまり文章とは、物語とは基本的に何かを伝えるために書くわけです。文章によって我々は何かを伝える、何かを伝えるために文章を書く。当たり前の行為です。我々はそこに避け難く、何らかの主張や主旨というものを紛れ込ませます。つまりもっと言うならば自分意見というものを紛れ込ませるのです。要は、どんな文章にであれ何かしらのエゴというものが混入することになるということです。

 とは言え、何らかのエゴ文章の中に、あるいは物語の中に混入させるということは、ある意味では文章純粋さ、文章の混じりけの無さを汚濁してしまうことにも繋がります。つまり人間文章を書くが故に、つまりは伝達という手段を取るがゆえに、文章自己エゴを混入させ、その物語を完結した破綻のないものから不完全で安定を欠いた代物へと変貌させてしまうということです。よく人は小説というものエゴの発露であると主張しますが、これは嘘で、むしろエゴ小説小説たりえるための何かを、文章文章たりえるための何かを阻害し、邪魔しているのです。エゴは、小説を完成させる為に、あるいは、文章を完成させる為に、それらを完璧にする為には全くもって不必要どころか、邪魔ものでさえあるということなのです。

 あるいは、完璧文章というものが仮に存在するとすれば、それはその文章の中に一切のエゴが含まれていない文章のことを言うのです。文章自己を含まない。つまり、伝達の手段として文章を用いながらにして、一切を伝達することを拒絶した文章。一欠片たりともエゴを含まない文章。仮に、本物の文章というものが、完璧文章というものがあるとすれば、それはそんな文章に他なりません。そう、伝達の形態において何事も伝達せず、何事もエゴについて伝えようとしない。そこに、一切の伝達の可能性を認めず、そのような可能性に一片の期待さえ抱くことのない――そういう文章のことを人は完璧文章と呼ばうのでしょう。果たして、そのような文章はあり得るのか。

 ここで、冒頭の台詞に立ち返ってくることとなります。つまり、そのような完璧文章などといったもの存在しないのです。完璧絶望存在しないようにね。

 伝達の可能性に一切期待しない、一片としてさえエゴを含まない、自己の伝達を拒絶した文章は、本当に存在するのでしょうか? 否、結論から先に述べれば、そんな文章というもの存在しません。仮にそんなもの存在するとすれば、それは絶望に他ならないのです。絶望。つまり、それは自己存在がこの世において断絶してあるということです。自己存在が、誰にも伝わらないということです。あるいは、伝えようとしても伝わらないということです。力の限り叫んだとしても、何一つ誰一人にさえ――言葉が通じないということです。伝達の可能性が存在しないということは、絶望しているということは、そういうことなのです。

「私は悲しい」と人が言う時に、それは「私は悲しい」という気持ちを伝えることへの、希望を含んだ発話であると言うことができると思います。その文章には、自分感情を、自分エゴを誰かへと伝え、誰かと共有し、誰かと何かを分かち合うという切実な希望が溢れているのです。しかし、それは同時に完璧文章ではありません。何故か。そこには、エゴがあるからです。

 自己がそこには混入しており、エゴ文章を汚濁させているからです。

 伝達とは、感情の伝達とは、文章の完成度を基準に考えれば、汚濁であり不浄の象徴とさえ言えるかもしれません。

 でも逆に、そこに何一つとして、伝達への期待が含まれていないとしたら――? 何一つ自分感情を伝達することなく、何一つ自分エゴを伝えることなく、何一つとして他人と何かを分かち合いたいという希望を含まない文章――エゴの一切を根絶した文章存在するとすれば――? それは、恐らくはエゴの一切を根絶し切った、完璧文章である筈です。

 そして、それは同時に、明白に絶望なのです。

 誰かと何かを共有することを放棄し、誰かに何かを伝えることを放棄した、伝達の用を為さぬ伝達。仮にそんなもの存在するとすれば、それは絶望にほかならないのです。一切の、伝達への望みを絶った、絶えた望みのみを伺いうる文章――それは完璧文章であると同時に、完璧絶望表現ということになるのです。


 して、結局のところそんな文章存在するのでしょうか。

 そう、存在しないのです。そんな、完璧絶望した文章。伝達への望みを断ち切った文章。それは存在しないのです。完璧文章は、完璧絶望存在する時にのみ、存在することができます。でも、それは存在しないのです。何故なら、伝達を目的とするための文章によって、伝達の可能性の絶滅表現することは、不可能からなのです。

 あるいは、そのような、伝達の根絶、伝達の不可能性を仮に表現しようとしたところで、そこには、「筆者の絶望」が必ずや表現されてしまうのです。そこに、色濃い絶望を刻み、筆者は自らの絶望、何一つとして伝えるに至らなかった絶望を、文章に込めざるを得なくなるのです。つまり、そこには作者のエゴが混入し、伝達の不可能性が打破されてしまうのです。そう、完璧絶望存在する時、完璧絶望存在否定されるというパラドックスが、そこには示されています。つまり比喩を使って言うならば、その瞬間、我々の心の内側にある凍てついた海は、言葉という斧によって砕けることになるのです。

 だからこそ、春樹は上記のように言ったのではないでしょうか。「嘘じゃないな」と。どんな文章にであれ、人はどうしても、どんな形であってさえ、エゴを、つまり自分真実を混入してしまうのです。そこには、表現不可能性ではなく、表現不可能性の不可能性が存在しているのです。人は、どんなに黙っていても、どんなに沈黙を守ろうとしても、どうしても、誰かに何かを伝えざるを得ないのです。

 つまり完璧文章といったもの存在しないのです。完璧絶望存在しないようにね。

2020-11-01

男性オタクもっと怒っていい

たまに物語に登場する男性オタク的なキャラクターコメディリリーフとして使う風潮がなんとなく気に入らない。

2chコピペで昔あった「悪霊退散悪霊退散」のコピペみたいな喋り方をするキャラ漫画に出てくることってあるよね?

ファッション無頓着

・語尾に90年代的な萌え記号を使ってしゃべる

女性に縁がない

・何か一つのことに熱中しているがゆえに他のことが疎かになる

挙げればきりがないが、例えば「〇〇氏~! ~~ですぞ!」みたいな感じで、

わざわざそう「オタク的に」「愚か(に見えるように)」喋らせてることは現実男性オタクに対してハラスメントじゃないかと思う。

鬼滅の刃話題に上がった、女性キャラクターに対して「女性人間として戦わせてくれ」っていうのと同じじゃないの?

女性に「お色気」とか「男性を立てる」と言った属性をばかり与えることも当然おかしいと思うのと同じように、

男性オタクキャラクターを登場させて、ありきたりに傷つけ、ありきたりにコメディを演じさせるのはどうなの??

自分女性の性を記号的に表現することが良くないことだと思うし、当然男性だってそうだと思う。

これに該当しそうな男性オタクは、作中でバカペット化されてることにもっと怒っていいと思う。

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