はてなキーワード: 素養とは
西新井駅切符売り場でアルミ缶が爆発して女性が怪我をしたという事故。やらかした中国人が逮捕されたが、実はこの事故は度々起こっている。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230509/1000092245.html
有名なのは数年前に地下鉄日本橋駅で乗客の荷物が破裂してガスが発生、機動隊や消防が出動して駅ごと閉鎖、電車は不通になった事件があった。
今次の事故でも爆発なので警察は念の為にG事案(広域ゲリラ事件)として捜査を行うが、コーヒー缶爆発と来たら業務用洗剤ちょろまかしによる爆発に決まっている。
やってる事は馬鹿であり、よくわかってない馬鹿が扱えないような仕組みになってるのだが、ルーズな会社が多くてこの手の事件が起きてしまう。しかも時限爆弾みたいに当初は大丈夫なのに時間が経ってから事故になるという仕組みがあるのだ。
家庭で使うような洗濯洗剤、キッチン洗剤、マジックリンとかは弱アルカリ性になっている。これで脂分を分解して落とすのだ。
もうちょっと細かく言うと、動植物性の油と水の間に界面活性剤が入って乳化させ、同時にアルカリ成分が皮脂汚れなどを鹸化して石鹸にしてしまう。その石鹸が水に溶けて流れるのね。
でもご存じなようにギットギト汚れにはあまり効果が無い。固まった汚れも落ちない。
そこで清掃や調理業務では市場では売っていない業務用クリーナーを使う。これは大抵が強アルカリの水酸化ナトリウムや水酸化カリウムだ。
まずこいつらは動植物油脂をどんどん鹸化してしまう。全部石鹸になっちゃうわけ。そして石鹸は水に溶けるから水に流れていってしまう。
次にタンパク質の分子結合を破壊するので、生物由来の汚れを全て除去出来る。
一言で言うとなんでもキレイになるし、その威力は家庭用洗剤がおもちゃのようだ。インクジェットプリンタと輪転機の違いというか。
まず皮膚に掛かったら忽ちに脱水され、タンパク質も変質して黒く炭化する。しかも酸と違って水で流しても全然反応が止まらない。
皮膚の奥にどんどん侵攻して皮下脂肪を石鹸に変え、真皮も筋肉も不可逆的に変質させて炭化させて行く。もの凄い痛みを長時間伴いながら。
しかも皮膚に掛かった時には特に痛みが無い。あとから激痛が出てきて反応がとまらないのだ。そして最初に痛みが無いので手当が遅れてその間に皮膚の奥まで浸透してしまう。眼球に飛んだら失明だ。
また、勝手に持ち出されたり勝手に使われたりしないように施錠して保管する事が義務付けられている。ロッカーでも倉庫でもいいが、鍵のかかった場所以外にしまってはいけない。
だがその超強力さゆえ、家で使うためにくすねてしまうやつが多いのだ。
そして会社の方もちゃんと施錠せずに使ってるテキトー管理の会社が多いのが実情だ。きっちりした会社では昔の軍隊のように始業時に員数チェックをして終業時に照合して施錠するのだが、そんな会社はごく一部だ。料理屋の厨房なんて施錠しなきゃいけない事も判っていない場合がある。
そしてこのくすね方に化学の素養がもろに出てしまい大事故を引き起こしてしまう。
アルミは亜鉛と並んでイオン化傾向が大きくて反応しやすく、更に酸にもアルカリにも溶けるという特性がある。
だからアルミ缶に飲料を入れてアルミに接触させた状態にしておくと、アルミが酸化して液体中に溶けて出して変な味がついてしまう。コーヒーならコーヒーが酸化して酸っぱくなり、ミルクやコーヒーフレッシュ(スジャータみたいなの。植物性)が酸化して膜が出来たり沈殿が起きてしまう。
アルミ鍋ではこれを防ぐ為にアルマイト処理をする。アルミ表面に酸化被膜を作る処理だ。酸化アルミは反応性が低いので溶けだしたりしにくく固いので鍋の形もしっかりする。(でも酸/アルカリにはやはり弱いのでこんにゃく茹でると黒くなってしまうが)
アルマイト処理は手間と時間がかかるので使い捨ての飲料缶には使用できない。そこで缶の内側にプラスチックのライナーが貼ってあるのだ。ごく薄い膜で耐久性が無いが使い捨ての中性に近い液体の封入になら問題が無い。
このライナーがある為に強アルカリ洗剤をコーヒー缶に入れてもその時は何も起こらないのだ。
だがこれはデーモンコアに反射材を被せてドライバーで開け閉めしてるようなもんだ。そのうち手が滑って臨界させてしまう。
こういうものを入れるのに使われるのはやや高いコーヒーのキャップ缶だ。差別化の為にフタが着脱出来るようになっている。
また、缶自体が厚めでしっかりしている。因みにコーヒー缶が厚いのは内圧がない為だ。炭酸飲料の缶は中の炭酸が蒸発しようとして飽和圧力まで内圧が上がるので薄い缶でも強度を保てるが、コーヒー缶はそれが無いので厚い板を使うしかない。
しかし何度かの蓋の着脱でネジ部やパッキンに当たる上面のライナーが取れてしまう。
すると強アルカリがアルミと接触して水素と酸素がじゃんじゃん発生する。それであっという間に内圧に缶が負けてBOM!
そもそもコーヒー缶は内圧対応になってないから簡単に爆発する。
今回の事故では缶を切符売り場の地面に置いていたとの事だから、「シュー」とかいいだして刺激臭も出てきたのではないかと思われる。それでビビッて置いていったのでは。
だったらせめて蓋を開けて行けばよかったのだが。
ペットボトルやポリプロピレンボトルは酸にもアルカリにも安定なのでこういう事にはならないのだが、そこで少しだけ高価なアルミコーヒー缶に入れてしまうというのが教育の敗北というか。
こういう知識がない人間が扱うと危険なので施錠する事になっているのにテキトー管理してるから事故に至ってしまうのである。
数面前の地下鉄での破裂事故ではやはりキャップ式コーヒー缶に入れて乗車中にガス漏出の上で破裂し、やはりテロが疑われて地下鉄全線が半日ストップした。
損害賠償は数千万円に上るだろう。本人は払えないので雇用元に請求が行ったはずだ。施錠せずにテキトウ管理してたので責任を逃れるのは無理そうだ。高い代償である。
報道の方もG事案って事で警察のいうがままに報道して「故意は無かったとの供述です」と追って報じてるが、この事故はもう何度も起きてるのだから、ちゃんと掘り下げて「施錠しないとこういう事になる」「結局雇用元に全責任が行く」「せめて盗むんならペットボトルにしろ化学の時間寝てたのか」って事を言わないと報道の意味が無いんじゃないのかと疑問に思うところだ。
因みにキャップ式コーヒー缶にスポーツドリンクを入れても小規模の同じようなことになるから注意が必要だ。スポーツドリンクはステンレスポットも溶かしちやうから要注意なんだな。
江戸時代など昔は今のような洗剤は無かった。なら食器は汚いままで使ってたのだろうか?
実は水酸化カリウムを使っていたので魚の脂汚れもばっちり落として使っていたのだ。
かまどで炊飯をして薪の灰が残る。これを桶の水に入れて放っておくと灰汁が出来てこれは水酸化カリウムなのだ。
生き物の体はカリウムを大量に使う。浸透圧調整に使うし植物は光合成時の気泡の開閉に使い、動物は筋肉の収縮に使う。それを燃やすとカリウムが残るのだ。
だから業務用クリーナーを家で使いたいなら自分で灰汁を作るという手もあるのだな。ただゴム手袋をしないで使うと指紋が溶けてなくなり化学火傷も起こしてしまうし、防護メガネも必須だ。コーヒー缶に入れて保管せぬように。
この前、5chに「DTMをアンインストールする」というスレッドを見かけた。
時間がない中で、DTMを楽しんでいたらしいのだが、やめてしまうらしい。
曲を聴いてみれば、確かにかなり荒っぽい。しかし、確実に曲になっている。
私は音楽に詳しいわけではないが、やめるほど悲観的になる必要はないのでは、と感じた。
それは、「(DTMをやめて、)勉強に逃げる」というコメントだ。
「勉強から逃げる先に趣味がある」という感性、これが普通だと思う。
勉学に取り組めば、それに優れていくビジョンが持てる。だからこそ、続ける決断に自信を持てる。
芸術ももちろん勉学だと思うが、その他の勉強とは大きく異なる素養を深めていくこと、異なる手順や手続きを重ねることが求められるのだと思う。
確かにスレ主は、「上手くなるステップや展望が見えない」と言っていた。
スレ主がこれまで勉強や学術で成果を出し、他方で芸術に触れてこなかったのであれば、なるほど、「勉強に逃げる」ともあり得る。
勉強するほうが、彼にとってはよほど簡単に成果を見込めるルートであり、いくらDTMは趣味と言えど、こちらのほうが先の見えぬ茨の道、と映るわけだ。
曲調が似てる曲をエンドレスで聴きたい
SpotifyのラジオとかAWAのステーションとか、他のサブスク系アプリは試してないのだが、そういうことじゃないんだよなってのがレコメンドされる。
多分だけど、聴いてる人の傾向でチョイスされてるような気がするんだけど、そうじゃなくて例えば、ベースが似てるとかギターのリフ?がこうだとかでレコメンドしてほしい。
具体的にどういうの探してるかというと、chayの『あなたに恋をしてみました』と吉澤嘉代子の『手品』みたいな曲を探してる。
「60'sポップス調ていうのかな?ブラスがブパブパいって弦関係がシャララいって、途中でキメを揃えてて、割りと早いテンポな女性ボーカルの恋愛ソング」
みたいな曲
ふと、ルージュの伝言がそうかもと聴いてみたら記憶の中で思ったよりそうじゃなかった、バージョン違いとかあるんだろうか
音楽の素養あったりしたら、探し方違ったりするんだろうか?作曲者で追ってく?それだとしても、結局、数こなすしかないのかな?
良い方法あれば、教えて頂きたく🙇
追記)
反応ありがとうございます🙇
モータウンかー、大学生のころには知ってたやつだけど、すっかり忘れてたわー。
検索してみるとモータウンサウンドとかモータウン歌謡曲とかモータウン風JPOPとかあって、なるほど面白いと思いました。良いですよね。
なんだけど、求めているものとはちょーっと違うんですよね、めんどくさくてごめんて。
検索してみて近いのが、言及にもあった「夢見るシャンソン人形」の小林麻美カバーバージョンかなと思いました。
🙇
これ言うとガンダムファンの方々に怒られるかもしれないけど、水星の魔女、旧エヴァとかと色々被った。
いやでも、パクリとかって叩きたいんじゃないんよ。そうじゃなくてめっちゃ面白いって言いたいわけ。
うまく伝わるかなぁ。
今回出てきたエヴァっぽいとか思っちゃったのが、ガンダムの中にエリィ(の魂?)がいる(のかも?)とか言う話。
そう言えば、エヴァとGUND-ARMの仕様の類似(特有の物質を介して人間の神経を外殻マシンと接続して動かすが、一般に操作可能な者は限られるか、搭乗者への負荷が高すぎるかして、兵器としての汎用性はあまり高くない。しかし、ある素養のあるものは天才的に動かせる)とかも似てる感はある。
おまけに今週、エアリアルが本気になったら地球のガンダムの胸の点灯が赤から青に変化して支配されていましたよね。青く反応するといえば「パターン青! 使徒です!」で自分にはお馴染み。
というわけで、自分の中の理解では、上記の旧エヴァっぽさに加えて、あの奇妙な決闘が奨励されている校風でのウテナらしさとかと、昔から培ってきて今の技術が磨き上げたガンダムらしさ(音楽、絵作りの凄さやアクションのかっこよさ)の合わせ技を1作品で楽しませてもらえてるって思ってて、すごくお得感がある。
むしろウテナで学んだ漫画らしいが不可思議な学園感覚や、旧エヴァでなんか馴染んでいた巨大ロボットを特殊な技術で動かす感覚とかが、毎週楽しめるわけで。
しかも、プラモデル化できるくらいキチンと造形されている新型巨大ロボットのバトル、謎、百合や友情、父と子の確執、母の過去、奇妙な主人公、戦争という名のビジネス、ライバルキャラの急な退場、などなど、ストーリーの立体感が半端ない。
なにしろ、ウテナもエヴァも、放送当時に見ることができなかったもんで、今頃になって毎週ごとにこんなに楽しく苦しめてもらえる作品に出会えるってめっちゃついてるモンだなってなってる。
おしむらくは昔のアニメと違って1年間やってくれないこと。仮にこのクールで終わっちゃうとしたら……話数、少なすぎない? 色々と大風呂敷にしか見えなくて、たたみきれなかったりしたらどうするんだろうと思ったり。でもまあ、今週の急展開をみたら心配ないかな。
それにしてもなあ。てっきり今期は地球の魔女と水星の魔女が競い合っていく学園青春ロボットモノになるかと思ったら! そんな甘いモンじゃなかったようだ。
ともあれ、ゲンドウにしろプロスペラにしろ、子どもをある種、自分の道具にもしちゃおうとする大人はロクなモンじゃない。とはいえ、巻き込まれた子供にもそれなりの責任は生じるわけでさ。シンジ君は最後に自分なりのオトシマエを付けてくれたけど、スレッタはどう向き合う? 色々、知らなかったじゃ済まされないこともある。どっちの作品も親が子供にある種の呪いをかけちまってるのも似てる。それをどう打開していくのかは見ものだろうね。
あとミオリネさんもスレッタとは別の意味で親に呪いをかけられちまってるわな。クソ親父、とっとと復活しやがれ。そして娘に引導をキチンと渡されろ。このままこの世を引退するとか絶対許さない。
放送日に3回も見直しちまうアニメなんて久しぶりだわ。スレッタって何者なのかますますわからなくなったし(エリィ自身ってわけじゃなくなったし、クローンだとすると年齢設定がおかしくなるし、小説版ではエアリアル自身に人格があるし)。いったいぜんたい、どうなってるの?
んーとあんのー、数学者が論文を作成するときに使っているエディタっていうんですか、昔から見ていますが、数学者が自分で紙に書いたものを清書するのに使い物にならないカスみたいな
エディタしかなくてほとんど使い物にならないんですよね。というか、そもそも、意図的に数学の論文を作成して文書化できないようにしてあるので
仮にそういうツールがあったとしても自分で解いたものを次から次に、ブログとかにアップできないようにしているので誰もやらないわけですね。
あとそれから、未解決問題ってなんで未解決問題になるかというと哲学的にもよく分からなくて、神様がその問題に対して、別解を与えていないというか、トレビアンな解法しか与えていないよう
なのがあって、それから数学の問題っていくら考えても分からないわけではなくてある程度訓練を受けて集中的に考えればできるんですけど素養がないとできないというかそれから
数学的な精神的統合をとろうっちゅうんですかそういう美意識というかそういうものになりたいという目的志向というかですね、なんかそういうのがないといけないっていうことで、物理なんていうのはこう
バランス感覚が必要だと言っていましたが物理で必要なバランス感覚っていうかですね
あと警察官の中にブサイクがいてしつこい奴がいますよね、で、あと基本的に別に昭和天皇の時代に流行っていた時に勉強したわけでもなくて知っているだけなんですよね
こうなんというか中途半端に勉強してきたけど昭和天皇みたいに偉くないような奴が
で、なんか自分が全然ゴミなんだけど言っても分からないんですね、生活しているだけだから。
https://www.j-cast.com/2016/12/21286676.html?p=all
https://www.kitashin-souken.co.jp/wp-content/uploads/2019/07/suita.pdf
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51954300Y9A101C1LKA000/ (会員限定部分に記載あり)
実質アムウェイって思うと嫌いになれるよ。もうこの会社に性善説とか効かないよ。正露丸は良い!って言ったり未だにクレベリン信じちゃう人はMLMの素養あるからやってみたら?
フェミニストがフェミニズムの名の下にやってきた事は言ってしまえば悪質クレーマーの量産でしかない。
大げさに言えば悪意の扇動で企業を疲弊させ妨害し経済活動を萎縮させてきた。
フェミニストらジェンダークレーマーの嫌がらせによる被害が特に大きかったアツギ、温泉むすめ、戸定梨香は不可逆のダメージを負ってしまっている。
フェミニストと彼女らに扇動されたその他多数のクレーマーがやった事は、単なる一企業への嫌がらせ、威力業務妨害でしか無いのだが
彼女らはそれらの悪質な所業を「勝利体験」として誇っている始末。愚かとしか言い様が無い。
既にジェンダー系学部出身者やそれらの素養がありそうな『女性』は面接で不利になるなど、少しずつだが地道に『女性』が社会から拒絶される傾向が出てきている。
これらの被害をこれ以上防ぐ為にも、フェミニズム及びフェミニストが衰退するのは、少なくとも社会の経済活動的には良い事であると言える。
このままだと、恐らく四半世紀後には『女性』自体が今のLGBTや部落と同様、忌避される存在となるだろう。
これだけは避けなければいけない。
私は人に対して最も重要な素養に『面白さ』があると思っている。
興味深い知識を話せと言っているわけではない。
コミカルに人を笑わせろと言っているわけでもない。
面白くない人と聞くと、一般的にはどんな内容を思い浮かべるだろうか。
これらは確かに笑える話ではないが、挨拶と意味合いは近い。また、会話の中盤ではなくスタートとして切るカードなら決して悪くない。
今回、例として面白くない人を二種類、書いてみる。
自分自身が興味のある話題はついていけても、興味のない話題は誠意なく対応する。
なんでも批判をしてしまう人や、普通レベルに学業ができるのになぜか頭が悪く見える人、長い話や長い文章が読めない人などがあたる。
私は、上記のような人間はすべて一緒くたにしている。本質は好奇心の有無だ。
よく、女性が言う男性のタイプに「面白い人」というのが挙げられるが、リアルでの経験を鑑みても好奇心がない奴はモテない。
モテるオタクが少ないのも当然だ。彼らは自分の好きなことにしか興味がないパターンが非常に多い。彼女がいるオタクは、だいたい趣味を何種類か持っているし、相手の趣味を聞けば興味を示す。
私が現実に出会った、婚活中の典型的な結婚できない女性は「自分と他人は分けるもの。自分の趣味に口出してほしくないし、相手の趣味にも口を出さない」と言っていた。
互いに歩み寄らないコミュニケーションスタイルを批判する訳では無いが、少なくとも彼女は「面白い人」ではないだろう。
面白さを気にしないタイプの人となら結婚できると思うので、もし心当たりがある人はそういう人を探そう。
また、定型文での会話しかできないというのは知的好奇心が存在しないためである。
その物事に対してより詳しく深めたい感情がまあ存在しない。もしくは、自分の好きなことにしか知的好奇心がない。
いにしえのオタク文化では「やりますねぇ!」だの「時間停止モノの9割はヤラセ」だの「ぶっさwコミュ抜けるわw」だの。
仕事ではメールの文頭に来る「いつもお世話になっております」や終業後の「飲み行こうぜ!」「行かねーよ」だの。
この日記の冒頭で書いた「天気、今日の調子、昨日食べた夕飯」だの。
コミュニケーションが取れている気持ちにもなれる。まあ、実際に取れているが。
しかし、これらは決して会話ではないと思う。これらの会話では「面白い人」にはなれない。
少し例を挙げてみる。
自己肯定感が低いナルシストは「もっと褒めてよ、自分って素敵でしょ?」「見て、こんなに努力したの、凄くない?」
と、他者から賞賛をもらうと同時に自分を好いている。努力はできる。
自己肯定感が高いナルシストは「自分ってこんなものか、まあええか」「努力もしたし、結果も出た。やっぱ自分ってすげえ」
と、他者からの賞賛に興味はなく、自分を好いている。努力はできる。
自己肯定感が低い人が面白くない理由は「褒めてもらえる相手しか好かない」ためである。
彼らは承認欲求が強い。そのため、承認してもらえる相手を好む。酷いレベルだと、自分に肯定的な人だけと付き合う者もいる。
彼らは意見されることを嫌う。自我防衛機制とかいう本能が、自分を守るために「否定してくる敵」を嫌うのである。
そんな彼らは、グループにいると不便なことが起きる。
共同作業が苦手である。例えば、サッカーやバスケなどのスポーツ。職場での仕事もそうだ。
彼らは自分で自分のミスに気づくと萎える。他人から言われても当然萎える。
揺らいだ精神を戻すのに脳が必死なので、ミスの修正に頭が回らない。人の話を聞かないタイプも多いが理由は分からない。
冗談が通じにくい。自己肯定感が低いので笑い飛ばせる余裕がない。
いろんなタイプがいる。冗談だと分かる人、分からない人。自分ではなく他人が言われている場合でも、共感性好奇心が高い場合は他人の冗談に対しても不快感を覚えるようだ。
冗談が通じないとしても、決してコミュニケーション能力と関係はない。なぜなら、自己肯定感が冗談を受け入れる余裕につながっているから。(超個人的な見解)
新しいことができない。これは好奇心の話にも通じる。
失敗するのが怖いので新しいことをやりたがらない。
これは新しい趣味を持つことができないという意味ではない。新作のゲームをやったり、新しい音楽を聞いたり、新しいスポーツもできる。
ただ、成功か失敗が明確に表現される場は非常に苦手だ。対人ゲームやスポーツの試合、楽器の演奏など集団で技術を高め合うのが苦手。
学生時代のグループにいた、自己肯定感の低いやつは徐々に遊びに誘われなくなってしまった。
グループを集めたリーダー的な存在と、二人で話しているとき、彼が面白くないやつだと私は説明をしてしまった。
当時、私はコミュニケーションを取る気がないやつが淘汰されただけ、とせせら笑っていたが。
この日記を書くぐらいにはシコりが残っている。
これから行楽シーズンだろうから注意喚起もかねて、基本的には個人的な愚痴とお気持ち。
一般に旅行に行くと相手の価値観や相性が分かるという話を聞くが、オタクと旅行に行くとより強くオタクの負の面を感じることができるぞ、という話だ。
自分は成人済みのいわゆるオタク女で、周りの友達も同様の趣味を持っている。
で、長期休暇のタイミングで友人複数名と旅行に行くことになった。泊りがけの国内旅行だ。
そのメンバーの一人にA子という友人がいた。A子は一人旅が趣味で旅慣れているという話で、率先して旅行計画を仕切っていた。自分はあまり旅行経験が無い方だったから出発前はA子のことを頼れる存在だなあとありがたく思っていた。ただ前から「友人と旅行に行くとなぜかギスギスするから一人旅の方が好き」と聞いていたのだが、それがフラグだった。
所かまわずぬいぐるみやアクスタを出して写真を撮り出す、大声かつオタク特有の声のトーンで下品な話をする等、完全に周囲から浮いている。コミュニケーションもどこかおかしくて会計のときに店員に対して声優志望の中学生が出すような猫撫で声で喋ったり、逆に話しかけられているときは上手く喋れず口ごもったり。すべての振る舞いがオタク丸出しで恥ずかしくなった。
同行した他の友人たちは周囲の視線に若干気づいているようで、周りに人がいるときにはあからさまにトーンを下げたり軽くA子を無視していたりしたけど、A子は何も察さずにオタクムーブを続けていた。自分は一度やんわりと注意してみたが、気にも留めていない様子だった。
最悪だったのがホテルで同世代の女子グループと会ったときで、そこでもオタク喋りをするから自分たちがいなくなったあとにクスクス言われているのが聞こえてきた。それはもうしっかりと引かれてた。でもA子はそれさえ気づかず、ホテルの廊下で早口で喋り続けていた。思いだしても血の気が引くが、なんだか学校の記憶が蘇るような気分だった。
さらに、これはこちらにも非があることだが自分は旅行中体調が優れず、同行者には申し訳ないと思いながらも軽い旅程にしてほしいとA子たちに頼んでいた。しかし結局A子は散歩が好きだとか言って有り得ないくらい歩かせてきたり、食事量が少ないことを責めるように大声で言われたりと、記憶が消えているんじゃなかろうかと思う程全く配慮してくれなかった。
ずっとこんな具合だったので、自分の体調が悪かったこともあり途中でとうとうA子への限界が来てしまった。
自分はA子と二人一室だったホテルの部屋を理由を付けて別にしてもらい、その後も露骨に一人だけ別行動した。
協調性が無い行動をした自覚はあるが、普通友人がそこまであからさまな態度をとっていたら何があったのか、何かしてしまったのかくらい気にするはずだ。それくらいグループ旅行中に別行動するというのは常識的に有り得ない行動だと思う。せめてこれで察してくれと思い、実際他の子は理由を察して申し訳なくなるくらい気遣ってくれたが、結局その後もA子の対応が変わることはなかった。蘇る「友人と旅行に行くとなぜかギスギスするから一人旅の方が好き」というA子の発言。「なぜか」ギスギスするのではなく、明確な原因があるだろう。一人旅の方が好きなのは結構だが、ただ他者を慮りつつ旅行する素養が無いだけなのでは?口を開けば旅行の雰囲気を最悪にする言葉が出てきてしまいそうだったが、他の友人達にこれ以上心労をかけたくなかったのでそこからはほぼ無言を貫き、旅の終わりだけを祈った。もう二度とオタクと旅行に行きたくないと思った。
ここ数年のオタクコミュニティーの中では「自由なオタクたれ」という風潮が蔓延し、奇抜な言動の数々も「推し」が絡めば武勇伝かのように語られることさえある。しかし大部分のオタクは根本的に社会からズレている。そうしたオタクの言動は、一般にはただの奇行だ。面白がられているようで、世間からは普通に引かれている。あのときホテルで同世代の女子にされた反応が全てなんだろう。
そうやってオタクが嫌悪される原因も、オタク趣味自体というより、オタクの異様な公的自意識の欠如・想像力の低さから周囲を不快にさせる言動にあるのだと体感した。自分らしく生きるべきだと叫んだり自己肯定感ばかり上げるのは勝手だが、少なくとも一般社会と関わるときにはそのズレを認識しておく必要があるんじゃないだろうか。
勿論全てのオタクを主語にする気はないが、「自分は違う」と思考停止することは危険だと思う。今から思えば驚くべきことに、A子はオタクの社交性の無さを取り上げた増田やツイートをRTして「こうはなりたくない!オタバレせずに世間に擬態しなきゃ!」だとかよく言ってるタイプだった。服装やメイクにもこだわっているほうだ。彼女の自己認知では、自分は世間に上手く擬態できている側、なのだろう。自己認知が都合の良いように歪むことは往々にしてあることだが、オタクは特にその傾向が強いように思われる。「自分ももしかしたら…」と自戒するくらいが丁度いい気がする。
そして、もしA子本人がこの増田を読んでいたら、そうやって自分を省みてくれたらと思う。
やんわり注意しても駄目、態度で表してみても駄目となると直接伝える他ないが、プライドの高いあなたのことだから友人にそんなことを言われたとしたら羞恥心からすぐに関係を切るか、他責に走るかどちらかだろうと予想はつく。どうして公的自己意識は低いのにそんなにも私的自己意識ばかりが高いのか疑問だが、そういう厄介なところも含めてあなたとはまだ友達でいたいと思ってしまう。ここまで書いてきたこと以上に、あなたといて楽しかったことはたくさんある。あなたの魅力もたくさん知っているしこれからも一緒にいたい。でもこうした言動が続くならそれももう難しい。これまで上から目線に書いてきたが、何を隠そう自分もオタクだ。A子のように(もしかしたらそれ以上に)負のオタク言動・奇行をしてしまっているかもしれない。大体この年代の一般女性は日曜からオタク口調で増田に陰湿な長文を書いたりしないし。変わるべきところがあるのは自分も同じだ。
だから私達は一度、自分たちの言動をきちんと振り返らなければいけないと思う。一般人に擬態したいと服装やメイクに力を入れるのもいいが、外見だけの話をしているわけではない。個人的な意見を言えばあなたはオタクのままでいいし、オタクのあなたが好きだ。それでも自分の言動で周りがどう思うのかは、人として最低限考えられるようになるべきだろう。他人との旅行はそれが出来るようになってから行ってくれ。