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はてなキーワード: 日本文学とは

2024-07-23

アサクリ シャドウズ の 弥助 は、”ゲイ”

Assassin’s Creed Shadows Launches November 15, Features Dual Protagonists in Feudal Japan | UBISOFT

Naoe and Yasuke’s disparate personalities also lead them to have different relationships and rapports with other characters, and they don’t always feel the same way about people, nor do people always feel the same way about them. Romantically, they will also attract and be attracted to different types of people. Through the pair, players will get to experience a multitude of relationships.

(ナオエとヤスケの異なるパーソナリティは、他のキャラクターとの関係交流にも違いをもたらします。彼らは常に同じように人々を感じるわけではなく、人々も常に彼らを同じように感じるわけではありません。ロマンチックな面でも、彼らは異なるタイプの人々を引き付け、また引き付けられます。この二人を通じて、プレイヤーは多様な関係体験することができます。)

 

ここだけ見れば、Naoe は女性で Yasuke は男性からキャラごとに恋愛イベント(ロマンスイベント)が異なるよとも読めなくもないが、

ストレート場合はわざわざ言及しないよな?同性のキャライベントオプション選択肢がある時にぼかして言及するよな?

つか、UBIの以前のゲームもそういうオプションあったし・・・って見方が多い模様

(※ 追記ゲームニュースチャンネルインタビュープロデューサー同性愛オプションあるよって答えてるみたいね) 

 

 

下記で検索して英語サイト見てみ

Assassin’s Creed Shadows gay もしくは Assassin’s Creed Shadows LGBT  

 

その中で

Assassin’s Creed Shadows: Ubisoft Hires LGBTQ+ Activist As Consultant Who Wants To Challenge Moral Standards Around “Transgenerational Sex

(アサシン クリード シャドウズ:ユービーソフト、「世代セックス」に関する道徳基準に挑戦したいLGBTQ+活動家コンサルタントとして雇用)

・・・と言うのがあって、外見やお名前から日系人かなぁって方が出てくるんだけど、日本文学研究家でお稚児さん関連の本出してる人らしい

 

何故、この方を アサクリ シャドウズ の歴史考証のスペシャリストとしてチョイスしたのかは謎だが、

とりあえず、彼女ゲームメディア IGN の YouTube 動画 (Assassin’s Creed Shadows: Inside Ubisoft’s Ambitious Open World Japan)の中で、

『必ずしも歴史的正確さに基づいているわけではない』ってちゃんと言ってるわな(https://youtu.be/0haRi_hHZoU?t=853

 

ただ、『誠実で敬意持ったものです』とか言いつつ、明らかさまに間違えてる日本風習やデザインを止められなかった、団体文化財の無断利用・利用料無視の件を見るに、

本件もいつものアジア人蔑視かなって感想しかでない

(ハイブランドアジア人蔑視のヤベー広告炎上したよね、Valentino、D&G、DIORとか)

  

つか、日本には『異世界』とか『なろーっぱ』とかい伝家の宝刀がありましてな、『なろーじゃぱん』だぞって言えば歴史考証する必要無かったのになぁ感

それをしないのは、映画でも伝統的にそうだったように、『ジャップランドはどんな風に書いてもOK』っていう白人様の意識がおそらく強過ぎるんだろうな

 

 

あと、弥助の出身部族カトリック宣教師同性愛に寛容だった可能性はほぼゼロと言って良いが、まぁ、いまは16世紀ではなく、21世紀2024年ですから

弥助も出てくる仁王のコエテク現代的な時代劇(フィクション)として『Rise of the Ronin』(PS5独占タイトル)出してます

 

ほんで、『Rise of the Ronin』の主人公キャラクターは様々な人種に設定できるし、劇中で同性との恋愛イベントもあるわけなんだけど、別に批判はどこからも出てないのよね

それは、極めて現代的な見た目のデザインからしてフィクションとわかるのはもちろんのこと、

開発者歴史的正確さについてアピールしてない上に、ゲームを始める前にも念押しで下記のように出るから

 

『本タイトル日本史実から着想を得たフィクションです。
ゲームを通じて歴史上の人物や出来事を描いていますが、 本タイトルの開発、販売に携わったチームの思想価値観を表すものではありません。』

 

 

アサクリでもちゃんと似たような文言は出るもん!!!って言うけど、Rise of the Ronin と アサクリ シャドウズ が違ったところは、

何故か BBC などのニュースメディアXbox や 各種ゲームメディアインタビューで『なろーじゃぱんです!』アピールではなく、

下記のように言って回った事に尽きるよね

 

日本とその文化を正しく描写することに重点を置き、真正性を重視した>
実在した歴史上の人物や当時の出来事を忠実に描いているので、封建時代日本舞台ゲームを楽しみながら、この素晴らしい時代について学ぶことができます

 

言って回ってることが確認できる一例:

Assassin's Creed director: The right time to take series to Japan | BBC

https://www.bbc.com/news/articles/c163jexl7rxo

 

アサシン クリード シャドウズ』は、2 つの異なる体験をどのように融合させたのか|Xbox Wire Japan

https://news.xbox.com/ja-jp/2024/05/16/assassins-creed-shadows-interview/

 

 

まぁ下記の日本ことわざがあると主張する歴史改竄の一派か(アサクリ以前から歴史改竄やってる https://anond.hatelabo.jp/20240722235805#)

"For a Samurai to be brave, he must have a bit of black blood "

(侍が勇敢であるためには、少しの黒人の血を持っていなければならない)

 

ジャップランドはどう扱ってもいいと考える人差別主義者の作品なのかと懸念するのは、正常なことに思えます

(そもそも日系人っぽい人や日本いたことがある人が監修に参加してるのに、あからさまに間違ったままなことについても、

EXPO市販されているゾロの刀を何故か展示してたことについても、文化財無駄借用についても説明無し)

 

これ欧米だけで出した方がいいと思うけどなぁ、熱心なUBI信者以外は誰も買わんのでローカライズ費用無駄だと思う

 

 

 

追記ゲームニュースチャンネルインタビュープロデューサー同性愛オプションあるよって答えてるみたいね

We Got Good & Bad Assassin's Creed Shadows

https://youtu.be/ppkztU_1Y4U?t=18 

 

アサクリ シャドウ関係ない話

アサクリに関係ない話です

いろいろ見て回ってたら腐女子についてこう書かれてたよ。なんかいっちょがみするの好きな増田ブクマカを兼ねてる増田腐女子だと思うんだけど、

こういう認識持たれてるみたいなんで、お行儀よくしましょうね(基本的対象キャラ未成年だしな)

What? A homosexual pedophile? SO surprised.

(何?ホモ小児性愛者?とても驚いた)

No, just a runaway fujoshi with a shotacon fetish trying to legalize it.

(いいえ、それを合法化しようとしているショタコンを持つ暴走腐女子だけです)

2024-07-18

anond:20240718155559

子供アニメなんか見せててるほうが悪い

日本文学全集を与えてタブレットを取り上げればいいだけ

2024-06-21

anond:20240621062505

糞尿譚は日本文学系譜

芥川龍之介短編に、恋焦がれる美女ウンコを食べて思いを断ち切ろうとする話があったな。

2024-06-12

少女小説、もしくは「女性向けラノベ」とラノベ関係

言いたいこと:少女小説ラノベに含めても無視してもボコボコに叩かれる」という難しい状況がある。

女性けが省かれるラノベ150選

いま、ライトノベルオールタイムベストを選出する作業が進められている。

ラノベ社会に認められるためには、売り上げだけが唯一の評価である現状では差し障りがある。文化としての成熟には体系化と批評存在必須であり、その一歩としてたいへん意義のある活動と言えるだろう。

その暫定的な成果であるラノベ150選が先日公開された。

あくまで叩き台であり、作品数的にもより拡張した形を目指していくようだが、現時点でも各年代に目の行き届いた、ラノベ歴史の流れを俯瞰できる内容となっている。

ただ、この手の企画はどのような基準で選んだとしても、あれがないこれがないという不満はどこかから出てしまものだ。ラノベ150選も例外ではない。

その中で今回特に目についたのが、「女性向け作品がない」という声だ。

これに対する企画者の返答は、女性向け作品については単独ガイドブック等が先行して存在しているから、というものだった。

合理的判断だと思うのだが、これでも納得していない人は多い。少女向けをないがにしろにするのか?と憤慨し、容赦なくボッコボコである

増田は、ライトノベル少女小説(もしくは「女性向けライトノベル」)の歴史のものについてはともかく、ライトノベル少女小説との関係性についてはちょっとした知識がある。

今のままでは企画者氏があまり不憫なので、これについて簡単解説しておこうと思う。

「ソノラマ・コバルト系」から始まったライトノベル

用語としての「ライトノベル」が誕生したのは、1990年

ニフティサーブSFファンタジーフォーラム内で増えてきたある種の若者向け小説話題を別会議室独立させるにあたって、管理人神北恵太氏が命名したものである……

といった事実は、ラノベ史ではすでに常識と言っていい情報だ。

もちろん名前はそうでも、ジャンルとしてのラノベ自体が90年に突然生まれたわけではない。起源をいつとするかは諸説あるものの、ラノベ作品はそれ以前から存在していた(存在命名の順であってその逆ではない)

そのようなラノベ小説群は「ライトノベル」が定着する以前には、個人コミュニティごとにさまざまな呼ばれ方をしていた。そのうちの一つに、ジャンル代表的レーベルから取った「ソノラマ・コバルト系」というものもあった。

言うまでもなく、コバルト文庫少女小説代名詞というべきレーベルである。つまり命名の時点では「ライトノベル」は少女小説(の少なくとも一部)を当然に含むような形で規定されていたということだ。

(ここでの「少女小説」とは当時のコバルト文庫ティーンズハート文庫などのことであり、たとえば吉屋信子や創刊直後のコバルトシリーズなどは当然ながら想定していない)

以後、他メディア化の機会などの関係男性向け作品の方が存在感はあったものの、ライトノベル(的なもの)は女性向けを含めたひと塊のカテゴリとして扱われていく。

2000年代に入り、語としての「ライトノベル」が一般に定着して以降も、この認識はそれほど変わっていなかったはずだ。

少女小説ライトノベルではない

この状況に大きな変化をもたらす出来事が、2010年代前半に起こった。

まずは2013年とある文学研究者ツイッターでこのような発言をしている。

少女小説ラノベそれぞれのジャンルについての価値判断を含んでいるとまでは言わないが、これが少女小説の側に立った発言であることはまず間違いないだろう。

少女小説ライトノベルではない。

それまでの一般的なラノベ定義史観を覆す、非常に大胆な主張である

ただ、一部のラノベ読者が過敏に反応はしたものの、この時点ではアカデミシャンとはいえあくまでいち個人の主張に過ぎなかった。

それが正式な形で世に出たのは、2014年のことになる。著書としての刊行である

この本で研究者氏は丹念に事実を積み重ねた論証により、まさに「少女小説歴史的にライトノベルではない」ことを証明してしまったのだ。

詳細は省くが、

少女小説戦前から少女文化独自伝統を直接的に受け継ぐ文学ジャンルライトノベル戦後マンガ文化等の影響から新たに生まれた新興の娯楽であり、その出自からして全く異なる別物である

ということだ。

この、市井オタクではとうてい太刀打ちできない完璧な形の少女小説ラノベ論の出現により、少女小説ラノベ派の多くは白旗を上げて沈黙することとなる。逆に、少女小説ラノベの枠内で扱われることに不満を感じていた少女小説業界関係者・読者は、我が意を得たりと快哉を叫んだ。

日本文学研究者による恐らく初めての本格的なラノベ論ということもあり、この本はもともとラノベ少女小説に興味のあった人間にとどまらず、幅広い層の人々に読まれていった。今やラノベ関連の研究ではほぼ必ず参照される一冊となっており、アマチュアでもラノベ定義歴史を語るなら必読と言っていいだろう。

これによりパラダイムが決定的に転換し、少女小説ラノベに含めるような人間は、もはやそれだけで時代遅れな「分かってないやつ」の烙印を押されるまでになったのだ。

フェミニズム的な意識の高まりにより、女性文化少女小説)の功績を男性側(ラノベ)が都合よく収奪してきた、という構図に気まずさを強く覚えるようになったのも、この傾向を後押しした)

この空気の変化は以前/以後と呼んでいいほどに劇的なものであり、刊行から10年経った2024年現在にいたっても、更新される気配は特にない。

少女小説ラノベでなくても

お分かりだろうか。

まり少女小説は「ライトノベル」ではない、というのは、もともと少女小説サイドが言い出した主張なのだ

現在では、ラノベ定義歴史との関連で(特に男性の論者が)少女小説に触れる際には細心の注意が要求されるし、実質的にはほぼタブーに近い。

企画者氏がラノベ150選から女性向けを除外したのも、世間のその暗黙の風潮におとなしく従ったという側面がやはりあるのではないだろうか。

加えて企画者氏の場合は、かつて不用意にレジェンド少女小説作家を「ライトノベル作家」と呼んで、少女小説から激しい批判に晒された当事者でもある。そのため今度は、なおさら慎重に配慮したつもりだったのだろう。本人としては。

結論として今回の件は、気遣いがすれ違ってしまった悲しい事例ということになる。

少女小説読者といっても一枚岩ではないし、自分はそんな配慮ぜんぜん嬉しくない。多数派がどれだけ否定していても自分少女小説ラノベに含めるべきだと言い続けるぞ。という人もいるだろう。その気持ちもよく分かる。

分かるが、少女小説ラノベに含めても無視しても必ずどちらかからボコボコに叩かれることになる、板挟みの苦しい立場のことも少し考えてみてはもらえないだろうか。

オールタイムベスト企画者氏は現在文化としてのラノベ保全のため「ライトノベル図書館」の設立計画を進めており、クールジャパン予算を獲得すべく自民党国会議員に働きかけている。ラノベオールタイムベストはその陳情材料にもなる予定らしい。

こうした活動文化的な意義を踏まえた上で、できれば多少の意見の相違は呑み込み、振り上げた拳をどうかそっと下ろしてはくれまいか……

という、無関係第三者増田からのお願いでした。

レスゾーン

長え! 一番言いたいことを最初に置いとけよ。

追加しときました。

核心部分が何で匿名やねん

はてな規約関係っすね

ラノベルーツの1つは少女小説である」と「少女小説ラノベである」は意味全然違うと思うが(後者を主張してる人いる?)

ラノベオールタイムベスト”に、ある少女小説を推すとした場合、(少女小説全体やレーベル全体ではなく)少なくともその作品は「ラノベ」で(も)あることが自動的に前提となるのでは。

逆に言うと、ラノベではないがラノベオールタイムベストに入れろ、は通らない。

逆になんでそんなに熱心に漫画しろラノベしろ女性向けのもの排除したがるのがわからんモチベが怖い。

排除ではなく、少女小説の側がラノベに括られることを拒否した運動があった、という話です。

クール・ジャパンから公金を引っ張るために少女レーベル未分化期を無視するのは仕方ないキリッ されて、納得は出来ないですけど………

リストから少女向けを除外した理由(と思われるもの)と、批判トーンをなるべく抑えてほしい理由は、別々に書いたつもりです。

wikipediaより「1990年初めにパソコン通信ニフティサーブの「SFファンタジーフォーラム」において〜「ソノラマ・コバルト」などのレーベルから出版物に「ライトノベル」と名付けたことが始まりコバルト入ってるやん

はい

その話を本文に書いています

その、とある文学研究者って誰だよ。名前を出してくれないと分からないよ。2013年の事なら記憶にありそうなものだが思い当たる人がいない。

ツイートの件はともかく、著書の話を見ても心当たりがないなら、たぶんそもそも知らないんじゃないかな……

そんな知らん研究者お気持ちなんか知らんがな その研究者とやらが何言おうが150選選んだのはその企画者だろう

その「知らん研究者お気持ち」が定説化して力を持ってしまっているという現実があるのです。

 「女の扱いがわからいから透明にしておきました!」

たとえとして適切か分かりませんが。

ナンパ不快に感じるA子さんと、女をナンパしない男は無礼だと信じるB子さんがいるとします。二人のナンパに対する意識は、事前に外から判断できないものします。

この場合男性が取るべき行動は、ナンパをするではなく、ナンパをしないになるのではないでしょうか。

後者消極的不作為に過ぎませんが、ナンパ行為はA子さんにとって積極的な「加害」となるからです。

2024-03-03

漢文古代中国語ってことわかってない奴多すぎない?

奈良時代から明治時代まで、日本人の、日本人による、日本人のための文章漢文で書かれてたんだよ?

ローマ帝国が滅んだ後も学術語としてラテン語が使われてたのと同じように中国断交してた時期ですら日本人はひたすら漢文文章を残してた

古代中国語や現代中国語を学んだところで漢文の代わりにはならんのよね

 

あと現代語訳すればええやんみたいな話?

日本漢文には1000年以上の歴史があって、そのすべてを口語訳するのは物理的に不可能よな

まあそういう話ではないだろうけどさ

 

それと役に立たないんだからいらんでしょみたいな話?

ぶっちゃけ人類必要な知って自然科学だけよな

どの時代のどの地域人類にとっても役に立つのはいわゆる理系的な知であって、文学も法も言語歴史も、時や場所が変われば全く役に立たない

平安時代の京でコーランを諳んじられても、は?で終わりじゃん

そういう意味では古文漢文どころか、日本文学日本歴史すら、日本人くらいにしか役に立たないんだよね(日本人でも役に立ってねーよというツッコミはひとまず控えてほしい)

でもさ、だからこそ大切なんじゃないの?って思うわけよ

日本人くらいにしか役に立ちそうもない古文漢文からこそ、日本人が学ぶ意味があるんじゃないのかね

 

最後選択制や大学教育からでいいじゃんみたいな話についてな

まあそれでもいいかもな

でも一つ注意して欲しいことがある

裾野を狭めれば頂点は低くなるってこと

日本文学研究日本研究最先端はもちろん日本大学なわけだけど(だって他所の国は日本人ほど日本に興味ないし)

知の習得を後回しにしたらそれだけ全体の研究の水準は下がる

それでいいのかね?

日本人フランス文学研究するために第二言語フランス語習得したり、西洋哲学を学ぶために古代ギリシア語を覚えるのとはわけが違う

フランス文学西洋哲学研究の本場は日本じゃない

でも日本の文献研究の本場は日本

日本研究最先端が同時に、世界の、人類最先端でもある

そこのレベルが下がってもいいんかね?

煽り気味にいってるが正直下がっても困らんよなとは思ってる、だって日本人しか日本のことに興味持ってないわけだし)

anond:20240303120626

2024-02-28

GPT4にパワハラするのが趣味

You

名前に門が2つ入る有名人を教えてください

ChatGPT

名前に「門」が2つ入る有名人としては、「門脇麦」(かどわき むぎ)が思い浮かびます門脇麦日本女優であり、映画テレビドラマ舞台などで活躍しています彼女はその独特な演技スタイル存在感で、多くのファンに支持されています

You

日本江戸時代芸術家です

ChatGPT

日本江戸時代芸術家名前に「門」が2つ入る人物を紹介します。

尾形光琳(おがた こうりん)**は、江戸時代中期の画家工芸家であり、琳派創始者とされています光琳は美しい色彩と独特の構図で知られ、屏風絵や襖絵、陶磁器デザインなど幅広い芸術作品を残しました。特に紅白梅図屏風」は彼の代表作の一つとされています尾形光琳芸術は、後世の日本美術に大きな影響を与えました。

ただし、直接「門」が2つ入る名前芸術家江戸時代特定することは難しいですが、尾形光琳のような芸術家は、その名前作品を通じて日本芸術史に大きな足跡を残しています

You

近松門左衛門って知ってます?????

ChatGPT

はい近松門左衛門(ちかまつ もんざえもん、1653年 - 1725年)を知っています。彼は江戸時代活躍した日本劇作家で、浄瑠璃人形浄瑠璃)および歌舞伎脚本家として非常に高い評価を受けています近松門左衛門は、人間情念社会的矛盾を鋭く描き出した作品で知られ、「日本シェイクスピア」とも称されることがあります

彼の作品は、情緒豊かで人間ドラマが深く、愛憎や義理人情社会的制約と個人感情との葛藤を描いたものが多いです。代表作には『心中天網島』『曽根崎心中』『冥途の飛脚』などがあり、これらの作品現代においてもなお上演され、多くの人々に親しまれています近松作品は、その人間性の深さと心理描写の鮮やかさにおいて、日本文学における不朽の価値を持っています

You

名前に門が二つはいっていませんか?名前に門が2つ入る有名人、に相当するのでは無いかと思いますが、よくわからないので、教えてくれませんか?""""ただし、直接「門」が2つ入る名前芸術家江戸時代特定することは難しい"""とはどういう意図発言したんですか?

ChatGPT

申し訳ありません。私の回答は誤解を招くものでした。近松門左衛門は、確かに名前に「門」が2つ入る江戸時代の著名な芸術家であり、その点を明確に認識しておりませんでした。お指摘の通り、近松門左衛門日本江戸時代における重要劇作家であり、彼の名前は「門」が2つ含まれています

私の以前の回答は、不正確な情報提供し、混乱を招いてしまいました。そのため、訂正してお詫び申し上げます近松門左衛門の貢献と彼の名前の特徴について正確に認識し、適切な情報提供することが私の責任でした。お詫びして、正しい情報提供できるよう努めます

2024-02-27

anond:20240227232730

はあ?ネットで知った気になるな

ひらがなすら読めねえ奴が日本文学意見しても議論したくても意味ないのわかるかな

お前みたいな知識のないバカ妄想意見じゃないの。意見とは呼ばないの。

なろう小説でも書いとけ

馬鹿ならせめてまともな本を読んで知識つけてから喋れよ

2024-01-22

anond:20240122205110

ざっと代表作を並べて思いつくまま。

ゆうきまさみ

あ〜る(ギャグ)、機動警察パトレイバー(SF)、じゃじゃ馬(競馬)、鉄腕バーディ(SF)、薄暮クロニクル(伝奇ミステリ)、でぃす×こみ(マンガ製作BL)、新九郎(歴史)、はてしない物語(エッセイ)

小林よしのり

東大一直線(受験ギャグ)、おぼっちゃまくん(富豪ギャグ)、ゴーマニズム宣言(エッセイ?)

能條純一

哭きの竜(麻雀)、月下の棋士(将棋)、昭和天皇物語(歴史)

谷口ジロー

事件屋稼業(ハードボイルド)、「坊っちゃん」の時代(日本文学)、神々の山嶺(山岳)、孤独のグルメ(グルメ)

村上もとか

六三四の剣(剣道)、龍-RON-(昭和史)、仁-JIN-(幕末タイムスリップ)

さいとうたかを

無用ノ介(時代劇)、ゴルゴ13(現代劇)、鬼平、梅安、剣客(池波正太郎コミカライズ)

ちばてつや

あしたのジョー(ボクシング)、ハリスの旋風(不良もの)、あした天気になあれ(ゴルフ)、のたり松太郎(相撲)

石ノ森章太郎

サイボーグ009(SF)、仮面ライダー(SF)、佐武と市捕物控(時代劇)、マンガ日本経済入門(ビジネス)、HOTEL(仕事)

遠藤浩輝

EDEN(SF)、オールラウンダー廻(格闘技)

小林まこと

What's Michael?(猫コメディ)、1・2の三四郎(プロレス)、柔道部物語(柔道)

河合克敏

帯をギュッとね!(柔道)、モンキーターン(競艇)、とめはねっ!(書道)

藤田和日郎

うしおととら(伝奇アクション)、からくりサーカス(伝奇アクション)、黒博物館(近代アクション)

島本和彦

炎の転校生(青春ギャグ)、逆境ナイン(野球ギャグ)、吼えろペン(マンガ製作)、アオイホノオ(自伝)

2024-01-04

[]2023年後半に読んだ本

7月

読書11冊、ただし一部拾い読み)

山室信一キメラ 満州国肖像 増補版」★★

鈴木貞美満洲国 交錯するナショナリズム」★

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第8巻 上」

渡邊大門宇喜多秀家と豊臣政権

福田千鶴「江の生涯 徳川将軍家台所役割

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第8巻 下」

諏訪勝則黒田官兵衛 「天下を狙った軍師」の実像

坂野徳隆「風刺漫画で読み解く 日本統治下の台湾

地球の歩き方 E03 イスタンブールトルコの大地 2019-2020 【分冊】 1 イスタンブールとその近郊」

「A20 地球の歩き方 スペイン 2024~2025 (地球の歩き方A ヨーロッパ) 」

宮下遼物語 イスタンブール歴史-「世界帝都」の1600年』★★★

漫画

田中圭一うつヌケ」

ヤマザキマリとり・みきプリニウス12

美術

今月はなし。旅行の準備で忙しかった。

先月たくさん行ったしこれでOK

満州国については通史でしか知らなかったので、こうして改めて本で読み返すと得るものが多い。

8月

読書(14冊)

小笠原弘幸「オスマン帝国 繁栄衰亡の600年史」★★★

釘貫亨『日本語の発音はどう変わってきたか 「てふてふ」からちょうちょう」へ、音声史の旅』

今井宏平「トルコ現代史 オスマン帝国崩壊からエルドアン時代まで」★★

Jam「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ」

維羽裕介、北國ばらっど、宮本深礼、吉上 亮「岸辺露伴は叫ばない」 

北國ばらっど、宮本深礼、吉上 亮「岸辺露伴は戯れない」

Jam「続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 孤独も悪くない編」

田澤 耕「物語 カタルーニャ歴史 増補版-知られざる地中海帝国の興亡」★

今井むつみ秋田喜美「言語本質: ことばはどう生まれ進化たか

安藤 寿康 『能力はどのように遺伝するのか 「生まれつき」と「努力」のあいだ』

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第9巻 上」

杉本智俊「【図説】旧約聖書考古学

杉本智俊「【図説】新約聖書考古学

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第9巻 下」

美術

「デイヴィッド・ホックニー展」

イスタンブールバルセロナ旅行

旅先の歴史についての本や、旅先でも読めるくらいの軽さの本を読んでいる。岸部露伴地中海を飛び越える飛行機の中で楽しんだ。

言語学の本を少し含んでいる。

なお、イスタンブールドルマバフチェ宮殿には美術館が併設されており、そこにも行ったのだが流し見だった。今回の旅行テーマ絵画ではなく建築だったからだし、軍事博物館のイェニチェリの演奏を聞きたかたからだ。

9月

読書17冊+α)

長谷川修一「聖書考古学 遺跡が語る史実

福田 千鶴御家騒動大名家を揺るがした権力闘争

北國ばらっど「岸辺露伴は倒れない 短編小説集」

エマヘップバーン「心の容量が増えるメンタルの取扱説明書

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫10巻 上」

柞刈湯葉人間たちの話」★★

柴田勝家アメリカンブッダ

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第10巻 下」★★★

柴田勝家走馬灯セトリは考えておいて」

下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行 第S4話 露出狂時代

柞刈湯葉「まず牛を球とします。」

飯村周平『HSP心理学: 科学的根拠から理解する「繊細さ」と「生きづらさ」』

きい著、ゆうきゆう監修「しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方」。

堀晃 他「Genesis されど星は流れる元日SFアンソロジー

小川楽喜「標本作家」★

ブアレム・サンサル「2084 世界の終わり」

小川一水 他「Genesis 時間飼ってみた 創元日SFアンソロジー

人間六度スター・シェイカー」

漫画

荒木飛呂彦岸辺露伴 ルーヴルへ行く」

美術

トルコ共和国建国100周年記念 山田寅次郎展 茶人、トルコ日本をつなぐ」

柞刈湯葉柴田勝家も一度読んでから「しばらくは読まなくていいかな」と思ってしばらくしてから読みだした。柞刈湯葉表題作普段クールというか知的アイディアを軽やかに扱う感じではなく、意外な側面に驚かされた。柴田勝家Vtuber文化と死後のアーカイブ肯定的表現していたのが大変面白い

ブアレム・サンサルはもう何年も前にWIERD誌が紹介していたので読書メモに載せていたので読んだ。数歩遅れて読むことなどよくあることだ。僕は最先端を追うことにそこまで興味がない。

10

読書11冊)

十三不塔「ヴィンダウス・エンジン

フレドリック・ブラウンフレドリック・ブラウンSF短編全集1 星ねずみ

塩崎ツトム「ダイダロス

柴田勝家「ヒト夜の永い夢」

フランチェスコ・ヴァルソ (著), フランチェスカ・T・バルビニ (編集)「ギリシャSF傑作選 ノヴァヘラス」

オラフ・ステープルドンスターメイカー」★★

宮澤伊織 他「Genesis この光が落ちないように」

高水裕一「時間は逆戻りするのか 宇宙から量子まで、可能性のすべて」

奥本大三郎ランボーはなぜ詩を棄てたのか」★

フレドリック・ブラウンフレドリック・ブラウンSF短編全集2 すべての善きベムが」

トーマス・S・マラニー「チャイニーズタイプライター 漢字技術近代史」★★

SFが多くを占めた。面白いが徐々に飽きてくる。新人賞作品は読んでいるそのとき面白いんだけど、新しい思考の枠組みや発想に触れて、それが後まで自分に影響を与え続ける作品ってのは少ないのかも。

逆に星新一の源流の一つ、フレドリック・ブラウンなんかは、古びたアイディアと今でも色褪せないアイディアの両方がある。

タイプライター歴史面白く感じられた。あとは、純文学が少し恋しい。

他に読みたいのは歴史の本かなあ。それか、第二次世界大戦舞台とした小説か。「火垂るの墓」とか「野火」とかいい加減に読まないとと思っている。

美術

「第75回正倉院展」於・奈良国立博物館

11

読書(9冊)

池田利夫訳・注「堤中納言物語 (笠間文庫―原文&現代語訳シリーズ) 」

フレドリック・ブラウンフレドリック・ブラウンSF短編全集3 最後火星人

成美堂出版編集部いちばんわかりやす家事のきほん大事典」

池澤夏樹=個人編集 日本文学全集10巻「能・狂言説経節曾根崎心中女殺油地獄菅原伝授手習鑑/義経千本桜仮名手本忠臣蔵」★

フレドリック・ブラウンフレドリック・ブラウンSF短編全集4 最初タイムマシン

森万佑子「韓国併合-大韓帝国の成立から崩壊まで」★★

紀田順一郎日本語大博物館悪魔文字と闘った人々」★★★

木村光彦「日本統治下の朝鮮 - 統計実証研究は何を語るか」☆

エリック・H・クライン「B.C. 1177 古代グローバル文明崩壊」☆

美術

特別展やまと絵 -受け継がれる王朝の美-」。

永遠の都ローマ展」。

冊数が少ないのは池澤夏樹日本文学全集がぶ厚かったためだ。

日本語の活字についてや、日本植民地政策について読み始めたのは、先月の中国語タイプライターの本に、日本製の中国語タイプライターについての記述があったためだ。

12

読書(14冊)

ジョン・ウィルズ「1688年 バロック世界史像」

伊高浩昭 「チェ・ゲバラ 旅、キューバ革命ボリビア

後藤謙次10代に語る平成史」

麻田雅文シベリア出兵 近代日本の忘れられた七年戦争

楊海英「日本陸軍とモンゴル 興安軍学校の知られざる戦い」☆

塚本康浩「ダチョウはアホだが役に立つ」

重松伸司「海のアルメニア商人 アジア離散交易歴史

小倉孝保中世ラテン語辞書を編む 100年かけてやる仕事」★★

澤宮優、平野恵理子「イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑」☆

カムラクニオ「こじらせ美術館」★

宗美玄(ソン・ミヒョン)「女医が教える 本当に気持ちのいいセックス」★★★

泉健太郎「ウンチ化石学入門」

土屋健「こっそり楽しむうんこ化石世界

木村泰司「人騒がせな名画たち」

美術

なし

読んだのは全体的に近現代史が多い。

第二次世界大戦についての本は通史を何度か読んだが、テーマごとに読むとまた面白い歴史技術史とか思想史とか文学史とかの別の軸で見直さないと立体的に見えてこない。とはいえ、少しは立体的に見えたとしても、知らないことが無数にあり、出来事すべてを頭の中に残しておくのは難しい。歴史は誰と誰が知り合いかとか、活躍した時代以降にどう生きたかがわかってくると更に面白くなるんだろうが、あいくそこまで行っていない。

ダチョウの本は父親に薦められた。

12月は当たりが多く、上位3冊を選ぶのに悩んだ。ほぼすべてがオススメ

来年から方針を変えて、すべての本を★1つから5つまでの段階で評価してもいいかもしれない。

まとめ

一年を通してみると、「昆虫記」のウェイトが大きく、それから第二次世界大戦の本を多く読んでいる。それに並んで平安時代江戸時代などを扱った新書が多い。外国歴史の本は少ないが、旅先のイスタンブールバルセロナ歴史を扱った本が印象深い。

SF新人賞を数年分まとめて追いかけるのが習慣なのだが、もう少し純文学を読みたい。学生岩波新潮古典ばかり読んでいたのにどうしてだろう。

人権関係で読みたい本が多数ある。とはいえ、悲しい気持ちになるので元気のある時にしか読めないし、いつ元気になるかは予測ができない。

詩集は少ない。「智恵子抄」くらい。

ここ最近美術展に行っていないなと思いきや、振り返るとほぼ毎週行っている月があったので、まとめてみるのは大事だ。秋以降は少なかったが、これは理由がわかっている。

以上。

面倒なので来年も書くかはわからない。


2022年に読んだ本

[読書]2023年前半に読んだ本

2023-10-02

【翌朝追記あり】劉慈欣「三体」の好きなところと微妙なところについて

ネタバレ注意!









好きなところ

たった一つの原理から出てくる結論三部作最後まで貫いている

この物語基本的原理は次の通りだ。「宇宙資源は有限であるしかしすべての文明は成長し・生き残りたい。よって、自分が生き残るためには相手を皆殺しにしていい。さもなくば相手に殺される」。そこから出てくる結論は「相手位置がわかったら即座に抹殺するのが最適解」。「相手と対等の立場に立って交渉するには、いつでも相手文明の座標を全宇宙晒す装置を作ればいい」。

これが適用されるのは地球人エイリアン・三体人だけではない。宇宙戦争ののち、孤立した地球人宇宙船同士も相互不信に陥り、突然殺し合いを始める。この原理原則例外はない。

どうしても攻撃したくなければ、相手の脅威にならないと示すため、限定された空間の中に引きこもるしかない。

絶望的な世界観

エイリアンのたった一つの水滴という兵器に、地球の最強の兵器であってもまったく歯が立たない。あるいは、エイリアンが数百年の偽りの平和ののち、地球人を何の共感もなくジェノサイドする・餓死させることを宣告する場面。主要なキャラであっても容赦なく殺してしまう命の軽さ。無意味に死んでいく人々。愛し合うカップルであっても、異なる早さの時間に引き裂かれる。この絶望感こそが本作の醍醐味だ。

さらに、地球人文明通りすがりの三体人とは別のエイリアンの作った名刺大の兵器で、三次元から二次元物理世界に落とされて再起不能になるまで破壊されるシーン、これは最も美しく壮絶な太陽系人類滅亡の場面だ。これを読むためだけに「三体」を買うだけの値打ちがある。

それだけではない、現在宇宙四次元時空で光速が有限なのも、本来は十次元光速無限だった世界が、宇宙戦争で使われた次元兵器による「堕落」の結果だと示唆される。感動的なまでの悲観主義

SF兵器なんでもあり

宇宙戦艦、超兵器エイリアンコールドスリープ、超構造体(メガストラクチャー)、ネトゲなど、絵になる風景ばかりだ。確かにSFモチーフを大量に詰め込むと粗削りになりがちなので、作品によっては一つに絞ったほうがいいと思うこともあるんだけど、これはいい

舞台中国である

これは欧米SFではほとんど見られない。中国が扱われるとしたら古代文明の謎であるとか、悪の共産主義陣営とかで出てくることが多いので、まず中国舞台であるというのが新鮮だ。始皇帝とか荊軻かい名前が出てくるだけでもうれしい。中国から見た日本文化ってのも、なかなか見られないか楽しいケンリュウも書いているけどね。あと、中国からしても日本と言えばカミカゼ忍者茶道なのね。あとは雀魂とか)。

関係ないけど、英語版ウィキペディアは概して日本よりも記事が多いし細かいことが書いてあるが、中国の歴史については日本語版のほうに一日の長があることもある。

あと、文化大革命が背景になる中国小説とか映画とかって、面白いのが多い。

宇宙の最終的な運命まで描き切る蛮勇

クラークとか小松左京とかじゃないとやらないくらいの発想がぽんぽん出てくるのが素晴らしい。

SFリアルさを求めて、技術革命とそれによる社会の変化を描くこともあるし、現実社会問題に肉薄することもある。雑食の僕はそれはそれで面白くて大好きなんだけど、定期的にSFルーツにある「人類の、そして宇宙の終局的な運命とは」「不可解なるエイリアンとの出会い」みたいなテーマ作品をどうしても読みたくなる。

微妙なところ

概して女性の扱いが悪い

第一部でエイリアン軍勢地球に呼び寄せてしまうのは人類絶望した女性科学者・葉文潔だ。「いっそ愚かな私たちを滅ぼしてくれ」と宣言してしまう。第二部ではエイリアンに対抗するために地球資源を使い放題にしていいと許可された「面壁者」羅輯が、どうすればいいかからずに、かわいいだけの理想の妻を求める(一緒に問題を考えるパートナーではない!)。さらに、第三部ではエイリアン和解した人類が、数百年の平和を経て穏やかになっており、「日本韓国アイドルのように」「女性化」していると描写される(前に「原神」のキャラとか”男らしくない”俳優とか実際に規制されてたよね)。

そして、コールドスリープから目覚めた主人公女性・程心もエイリアン文明破壊するための報復装置を、弱気から起動し損なう(これがさっき述べたエイリアンによる人類ジェノサイド宣言につながる)。

同時にコールドスリープしていた軍人は「この社会もっと雄々しくあるべきだ」という趣旨マッチョなことを述べる。2010年SFだけどこれでいいのか。このシリーズ普通に面白いと褒めていいのかオバマさん。僕はジェンダー意識がかなり保守的なほうだと自覚してるけど、これはちょっと弁護できないな(というかこれだけ女性の扱いが悪いと、作者には過去につらいことがあったのか? って心配になる ※1)。

さらに、第三部の主人公・程心は、使者として脳だけになってエイリアン文明に入り込んだ恋人・雲天明が、エイリアン文明の中枢から伝えてきた、人類文明を救うための暗号化されたメッセージを解読し損ない、これも人類滅亡の遠因となる。

まり人類の滅亡の契機は、ほぼすべて女性に起因している(いずれエイリアンに見つかっただろうけれども、直接の契機は女性)。寡聞にして、この点を検討している評論を見かけていないけれど、ググればどっかにあると思う。

三部作全部ドラマ化するとしたら、この辺テコ入れされるんじゃないかな。

※1 同じ心配をしているのが「たんぽぽ娘」のロバート・F・ヤングで、若くてかわいらしい女の子といちゃつく小説がやたらと多い一方で、「ジョナサン宇宙クジラ」では年上の女性たちや・女性上司日常的に暴力を振るわれている描写がある。成熟した女性に対する嫌悪と恐れを読み取ってしまうのは、気のせいだろうか。

被害妄想

エイリアンとの戦争に勝つためにはどうすればいいか軍人議論する中で「エイリアンに負けるかもしれないという精神的敗北者を追放する」「エイリアンシンパスパイ排除する」という結論が出てくるの、なんというか現実中国共産党の発想なんだけど、エイリアンに対してこういう態度を取るのは欧米だと冷戦時代SFが多い(この前のホーガンとかね。でもホーガンは「未来からのホットライン」が面白いよ。「シン・エヴァ」の元ネタだし)。なんというか、「三体」が悪いというより、中国政府がいまだにスパイ大作戦な冷戦世界観世界を見ているという感覚が生々しく伝わってきて幾分げんなりする。マジで共産党が「最善の防御は皆殺し」とか考えていませんよーに。さっきの女性の扱いと含めて、数十年前のSFを読んでいる気分になってしまった。

第一からエイリアンの超粒子で地球文明監視されて物理学の発展が阻害されるんだけど、これも敵のスパイに見られているという被害妄想的な感じがする。

深読みすれば、共産党監視されている国民の恐怖・心象風景なのかもしれないけどね。

ときどきトンチキ

SFってのはある程度ブラフ必要で、トンチキな場面も出てくるんだけど(それをどうやって読者に悟らせないか仮定文学であるSFテクニック)、たとえば第一部で地球文明を隅々まで監視できるだけの技術文明を、地球ナノワイヤで倒せるってのは、ちょっと無理があるんじゃないか?(追記。せめて向こうでナノテクが発展していないエクスキューズがほしいよね)

総評

人類に対して敵意を持っている宇宙の中での、人類の行く末について最後まで描き切った蛮勇がとても好き。三部作の壮大さのおかげで、隠せない欠陥にもかかわらずこの作品を気に入ってしまっている。第一部よりも第二部、第三部の順で面白くなっているのもいい。自分の中では★二つから★四つ半くらいまで評価が上がっていった。作家として器が大きくなったって感じたよ。

ラストの逃避にも似た、小さな農園を備えた小宇宙も、中国伝統的美意識神仙思想隠遁に繋がっていていい。美意識が共有できると嬉しいよね。

全体として思ったのは「これって炒飯ラーメン餃子の特盛セットじゃん」ってことだった。みんながSFと聞いて思いつくネタをがっつり取り込んでいる。読んだSFの冊数が増えると、青椒肉絲とか麻婆豆腐とか黒酢酢豚とか、燕のスープとかフカヒレかいろいろあるのがわかってくるし、全部乗せを馬鹿にしたくなる気持ちも出てくるけど、なんだかんだで小さい頃に食べた大味な全部セット無性に食べたい日もある。

読書楽しい

時々どうしても受け入れられない価値観出会うこともあるけれど、なぜそう考えるようになったのか? なぜ自分不快と感じるのか? と考えると、共感的に理解できるかもしれない。少なくとも自分価値観あぶり出される。

過去批判し、そのうえで現代をよりよくしていこうと思うが、だからといって過去を見くだしたいとは思わない。好きなところ、好きになれないところ、両方を検討するのは楽しい作業だ。

本を読んだときはたった一つの気に入った言葉があればいい。映画を観たときは一つでも好きな場面を見つけられたら良しとする。美術展に出かけたら、一枚だけでも気に入った絵があれば外に出た甲斐がある。

こうして欠点もあるけれども面白かった作品について書いてみて、「もういいや」って思ってた外伝にも、手を出したくなってきた。

それではまた。

前回

今さだらけれどセンスない認定されたSF作品を弁護したい

お昼の追記

「三体」人気すごいなあ。久しぶりにバズったよ。

以下ブコメレス

人によっては人物名前を同定できるかがハードルになりそう。

これは外国文学を読むとき鬼門で、自分三国志ゲームとか小説とかで親しんでたからなんとかなったけど、そうでないとしんどいかも。

おすすめロシア文学もなかなか読んでもらえないのもこの辺りに理由がある。

基本的にはメモしたり声に出したりしてその国の言葉リズムに慣れるのがおすすめマニアになってくるとジョンとヨハネイワンが同じ起源だとか気にし出すけど、これが通用するのはアラブ世界までだしね。

この方が好きなSFもっと知りたい。

SFじゃないのも含むけど、

必読書コピペにマジレスしてみる・自分のオススメ41冊編(1)

必読書コピペにマジレスしてみる・やっぱりオススメの21冊編 (1)

あとは、

必読書コピペにマジレスしてみる・海外文学編(1)

必読書コピペにマジレスしてみる・日本文学編

必読書コピペにマジレスしてみる・ミステリ編

必読書コピペにマジレスしてみる・哲学編

これは読書リスト

2022年に読んだ本

ではでは。

夜の追記

良くも悪くも手触りが野蛮な旧世代SFなのがむしろSFクラスタ外にもウケた理由なのかもしれないとは思う

これはちょっと思った。原初SFにある奔放な想像力、よくそんなネタ思いついたな! みたいなのがたくさんあるのが「三体」のいいところ。

で、それがモヤモヤする理由でもある。SFが洗練されてくると科学的正確さとか政治性とかを無視するわけにはいかなくなる。自分と異なった属性に対して誤った知識が広まらないよう、表現ルールがあるのは大切だと信じる一方、気持ちの面では想像力が羽ばたくのを少しも邪魔されたくない自分もいる。だから、反発する人の気持ちもわかる。

なので、正確性とかに気をつかったSFに慣れた身からすると「こんな粗削りでもウケるんだ! 売れるんだ!」という意外さと、先を越された悔しさがある。だから元増田みたいにSFの外にまで広がった作品を「センスがない」とディスりたくなるのかも。

でも、僕も最初はそういう作品から読み始めたわけだし、重箱の隅をつつくような外れ値の古参よりも、作品を買ってくれる新しいファンがどんどん増えたほうがジャンルは育っていくし、若いファンは「にわか」呼ばわりするのを恐れずどしどし読んでほしい。

思い出したこと

そういえば第三部でアボリジニおっちゃんが出てくるけど、欧米作品だったらもっと白人文化に対して批判的だっただろうし、なんだったら三体人に押さえつけられるときももっと痛烈な言葉をはかせていただろうな。より強い文明出会たことによる悲劇メタファーとしては扱いが若干雑だ。

欧米作品とのこの辺の感覚差異面白い

他に書いた文学関係増田

村上春樹のヒロイン・登場人物たちのつながり

カズオ・イシグロ大体読んだけど好きかわからなくなった

以上。

翌朝追記

おすすめの本のリスト追加したよ。

2023.10.12追記

早川書房翻訳SFファンタジイ編集部ツイッターに捕捉されてて吹いた。

2023-09-19

anond:20230918232245

芸術性重視はともかく、「文章表現のものの持つ可能性を追求した」なんて前提はそもそも無いぞ もちろん文章表現芸術性も基準ではあるが

そもそも純文学日本文学独自概念なので海外作品は含まれない

近代文学が発展していく中で、わかりやす大衆化していくことを拒んだ作家たちの歴史、の先に位置する作品群を純文学と呼んでいる

ただ純文学の流れの中でSFみたいなジャンル小説手法を取り込んでいったこともあって、じゃあそれは純文学なの?違うの?ってのも論争を呼んできた

結局は批評家共通認識出版レーベルによってカテゴライズされてる現状

ライトノベル」も同じように分類されてるので、その反対側にある作品群だと思えばいいよ

私小説のことって言ってる人もいるけど、純文学歴史の中でやたら私小説がもてはやされてきたってだけでそれがすべてではない

2023-08-07

日本文学を勧められて読んだ

面白くも無いし

屁理屈ばかりだし

恋慕モノは大体男がナヨナお気持ちしてるだけ

anond:20230805175611

そもそも日本文化なんてもう残ってはいません

欧米資本主義文明に侵されて日本文学なんてもの死滅しました

アイヌは偽物とか言えた立場じゃ無いんですね

2023-03-14

anond:20230314065712

己に甘いのは自覚してる。でも小学校じゃ毎日ピアノ練習し続けて小5でリスト主題と変奏まで行ったし、中高じゃ管弦楽部で毎土日一日練から教室なんて生活苦痛じゃなかった。大学でも日本文学が好きで一日中資料とか文献漁ってる生活してたんだ。とにかく、自分情熱を持てるものプロ学者を目指したわけではないので金にならない。かと言って金につながるような物や俗な物には一切気力が湧かない。そんな人間なんだ。生まれ時代環境一億総労働者社会)が悪かったんだと思う。近代イギリスジェントリ階級の息子とかにまれてたら毎日文学芸術に耽って幸せだったんだろうな。

2023-02-10

投稿したら再投稿更生学校に自費で通わされたんだけど、ここがとにかく酷い。無法地帯と言ってよい。

どこの会社委託しているのかわからないが、とにかく酷い。マネーバリューがあるとかないとか言う以前の話。

毎朝5時に竹刀で叩き起こされて冷水浴をした後、体育館に並んで朝礼で「再投稿は甘え」を50回唱和させられる。疲れて少しでも背筋が曲がってきたら竹刀背中を叩かれて、最初からやり直し。

午前中は学科で再投稿にあたらない独自投稿とは何かを「理論」で学ばされる。新しいものを生み出すにはこれまでの作品を知らなければならないとかで日本文学史を覚えさせられる。そのせいでだいぶ俳句の「月並」とかに詳しくなった。

自費でかなりの金額を払っているのに昼食はいつも食堂お粥と沢庵と焼いたウインナー一本。ヤカンから番茶飲み放題

午後は実作で、再投稿にあたらない独自エントリ増田各自投稿する。教室内でだれがどのエントリ投稿しているか、お互いにわからないので、少しでも似たものがあるとお互いに「再投稿は甘え」と書き込み合う。これが際限なく続く。毎日やっていると心が病んでくる。

というルーチンを半年続けさせられて最近ようやく出てきたんだけど、やっぱり再投稿基本的人権だと自分は思っている。これを再投稿しているとまた更生学校に入れられるのかもしれないが。

2022-12-28

山本直樹(62歳)の石原慎太郎

若い頃は攻めた表現をしていたクリエイターが歳をとると反表現の自由側になるというのは昔からあるけど

日本文学における石原慎太郎エロマンガだと山本直樹がこのポジションに収まりそうというのはある意味感銘深い

この二人は思想真逆であるにもかかわらず

2022-12-09

ワイ:谷崎潤一郎を知っていますか?

ChatGPT:谷崎潤一郎という人物は私が知りません。日本文学者として有名ですか? また、その他の情報をお持ちでしたら教えてください。詳しい情報を得ることができるよう、頑張ります

ちょっと知ってんじゃねーか

ワイ:芥川龍之介を知っていますか?

ChatGPT:はい芥川龍之介という人物日本文学者として有名です。彼は「人間失格」「羅生門」「蜘蛛の糸」などの作品で知られており、1925年ノーベル文学賞を受賞しました。また、日本文学の歴史重要位置を占めており、多くの人々に愛されています

デタラメじゃねーか

2022-11-17

anond:20221117093639

鬼滅の刃サイコロステーキ先輩は四肢どころじゃなく切断しまくられている)

源氏物語、というか明治以前の恋愛もの日本文学全部。(児ポ法女性結婚年齢が平均15才くらいだった)八百屋お百とか清姫とか大奥とか。もっときわどいのなら好色一代男とか好色五人女とか。金瓶梅あたりの中華ものエロ翻訳流行ってたね

2022-10-30

anond:20221030173114

欧米ちゃんとしたところですら図書館学学んだのに図書館関係ない方面行くのが通常って意味では正しく文学部日本文学と大差ないってことじゃん

ってか下手したら国語先生のがまだ文学関係ある仕事って捉え方も出来そう

anond:20221030172231

筑波大にも日本語日本文学科あるけどほぼ教職誘導されるんだってさ(筑波大はもともと東京教育大の派生からね)

唯一まともにつかえるIMEであるATOKとか本当に日本語研究にたずさわれる人は一握り

まして私立大の日本語学科は普通にデパートかいってるよ(たぶん熨斗キレイに書けたからとか敬語とか)

図情も唯一国立大からのこされてるだけだよ

ちなみに筑波大は唯一体育学科のある国立大だけど毎年大学駅伝出場すら危ういよ

国立大って基礎から教えるから下支えする人材つくれるだけなんだよね

anond:20221030171741

文学部日本文学とか出ても関係ない職に普通に就く人なんてたくさんいるのに

図書館情報学だと司書以外に道が無いものなん?

anond:20221030171420

もともと独立して図書館情報大学があったけど司書が食えないか筑波大の一部に併合された

そのうち文学部日本文学科なみになるとおもうよ

2022-10-19

anond:20221018225038

国文学日本文学になったとか、そういう話」のどこに「国語」が出て来るんだ?

2022-08-19

ちゃんとした編集で手頃な価格電子文学全集が読みたい

パブリックドメインになった作家限定でよいので、ワンコインで買える全集が欲しい

ちゃんとした編集というのは、



イメージとしてはこんな感じ

https://www.delphiclassics.com/

日本文学では青空文庫が一番近いけど、青空文庫



青空文庫ロイヤルティを払って、そのテキストデータ資産を活かして、ちゃんと校訂を行った電子全集低価格で出してくれる出版社があったら応援したい

今でも電子書籍ストアで似たようなものを見かけることはあるけど、該当作家テキストデータの寄せ集めという感じがする

あとKindleではなくepubで出してほしい

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