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はてなキーワード: 浴衣とは

2021-04-17

anond:20210416190537

逆に「どうしてスカートは女の人だけしか履けないの?」って問いかければいいじゃん。それが教育ってもんだろ。

浴衣とかだと、男も女もほとんど同じだし、裾は乱暴な言い方をすればスカートと同じだ。それが洋服になると、なぜ問題になるのか分からん

2021-03-22

あは

さて、殺人事件から十日程たったある日、私は明智小五郎の宿を訪ねた。その十日の間に、明智と私とが、この事件に関して、何を為し、何を考えそして何を結論たか。読者は、それらを、この日、彼と私との間に取交された会話によって、十分察することが出来るであろう。

 それまで、明智とはカフェで顔を合していたばかりで、宿を訪ねるのは、その時が始めてだったけれど、予かねて所を聞いていたので、探すのに骨は折れなかった。私は、それらしい煙草屋の店先に立って、お上さんに、明智いるかどうかを尋ねた。

「エエ、いらっしゃいます。一寸御待ち下さい、今お呼びしまから

 彼女はそういって、店先から見えている階段上り口まで行って、大声に明智を呼んだ。彼はこの家の二階を間借りしているのだ。すると、

「オー」

 と変な返事をして、明智はミシミシと階段下りて来たが、私を発見すると、驚いた顔をして「ヤー、御上りなさい」といった。私は彼の後に従って二階へ上った。ところが、何気なく、彼の部屋へ一歩足を踏み込んだ時、私はアッと魂消たまげてしまった。部屋の様子が余りにも異様だったからだ。明智が変り者だということを知らぬではなかったけれど、これは又変り過ぎていた。

 何のことはない、四畳半の座敷が書物で埋まっているのだ。真中の所に少し畳が見える丈けで、あとは本の山だ、四方の壁や襖に沿って、下の方は殆ほとんど部屋一杯に、上の方程幅が狭くなって、天井の近くまで、四方から書物の土手が迫っているのだ。外の道具などは何もない。一体彼はこの部屋でどうして寝るのだろうと疑われる程だ。第一、主客二人の坐る所もない、うっかり身動きし様ものなら、忽たちまち本の土手くずれで、圧おしつぶされて了うかも知れない。

「どうも狭くっていけませんが、それに、座蒲団ざぶとんがないのです。済みませんが、柔か相な本の上へでも坐って下さい」

 私は書物の山に分け入って、やっと坐る場所を見つけたが、あまりのことに、暫く、ぼんやりとその辺あたりを見廻していた。

 私は、かくも風変りな部屋の主である明智小五郎為人ひととなりについて、ここで一応説明して置かねばなるまい。併し彼とは昨今のつき合いだから、彼がどういう経歴の男で、何によって衣食し、何を目的にこの人世を送っているのか、という様なことは一切分らぬけれど、彼が、これという職業を持たぬ一種の遊民であることは確かだ。強しいて云えば書生であろうか、だが、書生にしては余程風変りな書生だ。いつか彼が「僕は人間研究しているんですよ」といったことがあるが、其時私には、それが何を意味するのかよく分らなかった。唯、分っているのは、彼が犯罪探偵について、並々ならぬ興味と、恐るべく豊富知識を持っていることだ。

 年は私と同じ位で、二十五歳を越してはいまい。どちらかと云えば痩やせた方で、先にも云った通り、歩く時に変に肩を振る癖がある、といっても、決して豪傑流のそれではなく、妙な男を引合いに出すが、あの片腕の不自由な、講釈師神田伯龍を思出させる様な歩き方なのだ。伯龍といえば、明智は顔つきから声音まで、彼にそっくりだ、――伯龍を見たことのない読者は、諸君の知っている内で、所謂いわゆる好男子ではないが、どことな愛嬌のある、そして最も天才的な顔を想像するがよい――ただ明智の方は、髪の毛がもっと長く延びていて、モジャモジャともつれ合っている。そして、彼は人と話している間にもよく、指で、そのモジャモジャになっている髪の毛を、更らにモジャモジャにする為の様に引掻廻ひっかきまわすのが癖だ。服装などは一向構わぬ方らしく、いつも木綿の着物に、よれよれの兵児帯へこおびを締めている。

「よく訪ねて呉れましたね。その後暫く逢いませんが、例のD坂の事件はどうです。警察の方では一向犯人の見込がつかぬようではありませんか」

 明智は例の、頭を掻廻しながら、ジロジロ私の顔を眺めて云う。

「実は僕、今日はそのことで少し話があって来たんですがね」そこで私はどういう風に切り出したものかと迷いながら始めた。

「僕はあれから、種々考えて見たんですよ。考えたばかりでなく、探偵の様に実地の取調べもやったのですよ。そして、実は一つの結論に達したのです。それを君に御報告しようと思って……」

「ホウ。そいつはすてきですね。詳しく聞き度いものですね」

 私は、そういう彼の目付に、何が分るものかという様な、軽蔑安心の色が浮んでいるのを見逃さなかった。そして、それが私の逡巡している心を激励した。私は勢込いきおいこんで話し始めた。

「僕の友達に一人の新聞記者がありましてね、それが、例の事件の係りの小林刑事というのと懇意なのです。で、僕はその新聞記者を通じて、警察の模様を詳しく知ることが出来ましたが、警察ではどうも捜査方針が立たないらしいのです。無論種々いろいろ活動はしているのですが、これという見込がつかぬのです。あの、例の電燈のスイッチですね。あれも駄目なんです。あすこには、君の指紋丈けっきゃついていないことが分ったのです。警察の考えでは、多分君の指紋犯人指紋を隠して了ったのだというのですよ。そういう訳で、警察が困っていることを知ったものですから、僕は一層熱心に調べて見る気になりました。そこで、僕が到達した結論というのは、どんなものだと思います、そして、それを警察へ訴える前に、君の所へ話しに来たのは何の為だと思います

 それは兎も角、僕はあの事件のあった日から、あることを気づいていたのですよ。君は覚えているでしょう。二人の学生犯人らしい男の着物の色について、まるで違った申立てしたことをね。一人は黒だといい、一人は白だと云うのです。いくら人間の目が不確だといって、正反対の黒と白とを間違えるのは変じゃないですか。警察ではあれをどんな風に解釈たか知りませんが、僕は二人の陳述は両方とも間違でないと思うのですよ。君、分りますか。あれはね、犯人白と黒とのだんだらの着物を着ていたんですよ。……つまり、太い黒の棒縞の浴衣なんかですね。よく宿屋の貸浴衣にある様な……では何故それが一人に真白に見え、もう一人には真黒に見えたかといいますと、彼等は障子の格子のすき間から見たのですから、丁度その瞬間、一人の目が格子のすき間と着物の白地の部分と一致して見える位置にあり、もう一人の目が黒地の部分と一致して見える位置にあったんです。これは珍らしい偶然かも知れませんが、決して不可能ではないのです。そして、この場合こう考えるより外に方法がないのです。

 さて、犯人着物縞柄は分りましたが、これでは単に捜査範囲が縮小されたという迄で、まだ確定的のものではありません。第二の論拠は、あの電燈のスイッチ指紋なんです。僕は、さっき話した新聞記者友達の伝手つてで、小林刑事に頼んでその指紋を――君の指紋ですよ――よく検べさせて貰ったのです。その結果愈々いよいよ僕の考えてることが間違っていないのを確めました。ところで、君、硯すずりがあったら、一寸貸して呉れませんか」

 そこで、私は一つの実験をやって見せた。先ず硯を借りる、私は右の拇指に薄く墨をつけて、懐から半紙の上に一つの指紋を捺おした。それから、その指紋の乾くのを待って、もう一度同じ指に墨をつけ前の指紋の上から、今度は指の方向を換えて念入りに押えつけた。すると、そこには互に交錯した二重の指紋がハッキリ現れた。

警察では、君の指紋犯人指紋の上に重って、それを消して了ったのだと解釈しているのですが、併しそれは今の実験でも分る通り不可能なんですよ。いくら強く押した所で、指紋というものが線で出来ている以上、線と線との間に、前の指紋の跡が残る筈です。もし前後指紋が全く同じもので、捺し方も寸分違わなかったとすれば、指紋の各線が一致しまから、或は後の指紋が先の指紋を隠して了うことも出来るでしょうが、そういうことは先ずあり得ませんし、仮令そうだとしても、この場合結論は変らないのです。

 併し、あの電燈を消したのが犯人だとすれば、スイッチにその指紋が残っていなければなりません。僕は若しや警察では君の指紋の線と線との間に残っている先の指紋を見落しているのではないかと思って、自分で検べて見たのですが、少しもそんな痕跡がないのです。つまり、あのスイッチには、後にも先にも、君の指紋が捺されているだけなのです。――どうして古本屋人達指紋が残っていなかったのか、それはよく分りませんが、多分、あの部屋の電燈はつけっぱなしで、一度も消したことがないのでしょう。

 君、以上の事柄は一体何を語っているでしょう。僕はこういう風に考えるのですよ。一人の荒い棒縞の着物を着た男が、――その男は多分死んだ女の幼馴染で、失恋という理由なんかも考えられますね――古本屋の主人が夜店を出すことを知っていてその留守の間に女を襲うたのです。声を立てたり抵抗したりした形跡がないのですから、女はその男をよく知っていたに相違ありません。で、まんまと目的を果した男は、死骸の発見を後らす為に、電燈を消して立去ったのです。併し、この男の一期いちごの不覚は、障子の格子のあいているのを知らなかったこと、そして、驚いてそれを閉めた時に、偶然店先にいた二人の学生に姿を見られたことでした。それから、男は一旦外へ出ましたが、ふと気がついたのは、電燈を消した時、スイッチ指紋が残ったに相違ないということです。これはどうしても消して了わねばなりません。然しもう一度同じ方法で部屋の中へ忍込むのは危険です。そこで、男は一つの妙案を思いつきました。それは、自から殺人事件発見者になることです。そうすれば、少しも不自然もなく、自分の手で電燈をつけて、以前の指紋に対する疑をなくして了うことが出来るばかりでなく、まさか発見者が犯人だろうとは誰しも考えませんからね、二重の利益があるのです。こうして、彼は何食わぬ顔で警察のやり方を見ていたのです。大胆にも証言さえしました。しかも、その結果は彼の思う壺だったのですよ。五日たっても十日たっても、誰も彼を捕えに来るものはなかったのですからね」

 この私の話を、明智小五郎はどんな表情で聴いていたか。私は、恐らく話の中途で、何か変った表情をするか、言葉を挟むだろうと予期していた。ところが、驚いたことには、彼の顔には何の表情も現れぬのだ。一体平素から心を色に現さぬ質たちではあったけれど、余り平気すぎる。彼は始終例の髪の毛をモジャモジャやりながら、黙り込んでいるのだ。私は、どこまでずうずうしい男だろうと思いながら最後の点に話を進めた。

「君はきっと、それじゃ、その犯人はどこから入って、どこから逃げたかと反問するでしょう。確に、その点が明かにならなければ、他の凡てのことが分っても何の甲斐もないのですからね。だが、遺憾いかんながら、それも僕が探り出したのですよ。あの晩の捜査の結果では、全然犯人の出て行った形跡がない様に見えました。併し、殺人があった以上、犯人が出入しなかった筈はないのですから刑事の捜索にどこか抜目があったと考える外はありません。警察でもそれには随分苦心した様子ですが、不幸にして、彼等は、僕という一介の書生に及ばなかったのですよ。

 ナアニ、実は下らぬ事なんですがね、僕はこう思ったのです。これ程警察が取調べているのだから、近所の人達に疑うべき点は先ずあるまい。もしそうだとすれば、犯人は、何か、人の目にふれても、それが犯人だとは気づかれぬ様な方法で通ったのじゃないだろうか、そして、それを目撃した人はあっても、まるで問題にしなかったのではなかろうか、とね。つまり人間の注意力の盲点――我々の目に盲点があると同じ様に、注意力にもそれがありますよ――を利用して、手品使が見物の目の前で、大きな品物を訳もなく隠す様に、自分自身を隠したのかも知れませんからね。そこで、僕が目をつけたのは、あの古本屋の一軒置いて隣の旭屋という蕎麦屋です」

 古本屋の右へ時計屋、菓子屋と並び、左へ足袋屋、蕎麦屋と並んでいるのだ。

「僕はあすこへ行って、事件の当夜八時頃に、便所を借りて行った男はないかと聞いて見たのです。あの旭屋は君も知っているでしょうが、店から土間続きで、裏木戸まで行ける様になっていて、その裏木戸のすぐ側に便所があるのですから便所を借りる様に見せかけて、裏口から出て行って、又入って来るのは訳はありませんからね。――例のアイスクリーム屋は路地を出た角に店を出していたのですから、見つかる筈はありません――それに、相手蕎麦屋ですから便所を借りるということが極めて自然なんです。聞けば、あの晩はお上さんは不在で、主人丈が店の間にいた相ですから、おあつらえ向きなんです。君、なんとすてきな、思附おもいつきではありませんか。

 そして、案の定、丁度その時分に便所を借りた客があったのです。ただ、残念なことには、旭屋の主人は、その男の顔形とか着物縞柄なぞを少しも覚えていないのですがね。――僕は早速この事を例の友達を通じて、小林刑事に知らせてやりましたよ。刑事自分でも蕎麦屋を調べた様でしたが、それ以上何も分らなかったのです――」

 私は少し言葉を切って、明智発言の余裕を与えた。彼の立場は、この際何とか一言云わないでいられぬ筈だ。ところが、彼は相変らず頭を掻廻しながら、すまし込んでいるのだ。私はこれまで、敬意を表する意味で間接法を用いていたのを直接法に改めねばならなかった。

「君、明智君、僕のいう意味が分るでしょう。動かぬ証拠が君を指さしているのですよ。白状すると、僕はまだ心の底では、どうしても君を疑う気になれないのですが、こういう風に証拠が揃っていては、どうも仕方がありません。……僕は、もしやあの長屋の内に、太い棒縞の浴衣を持っている人がないかと思って、随分骨を折って調べて見ましたが、一人もありません。それも尤もっともですよ。同じ棒縞の浴衣でも、あの格子に一致する様な派手なのを着る人は珍らしいのですからね。それに、指紋トリックにしても、便所を借りるというトリックにしても、実に巧妙で、君の様な犯罪学者でなければ、一寸真似の出来ない芸当ですよ。それから第一おかしいのは、君はあの死人の細君と幼馴染だといっていながら、あの晩、細君の身許調べなんかあった時に、側で聞いていて、少しもそれを申立てなかったではありませんか。

 さて、そうなると唯一の頼みは Alibi の有無です。ところが、それも駄目なんです。君は覚えていますか、あの晩帰り途で、白梅軒へ来るまで君が何処どこにいたかということを、僕は聞きましたね。君は一時間程、その辺を散歩していたと答えたでしょう。仮令、君の散歩姿を見た人があったとしても、散歩の途中で、蕎麦屋便所を借りるなどはあり勝ちのことですからね。明智君、僕のいうことが間違っていますか。どうです。もし出来るなら君の弁明を聞こうじゃありませんか」

 読者諸君、私がこういって詰めよった時、奇人明智小五郎は何をしたと思います。面目なさに俯伏して了ったとでも思うのですか。どうしてどうして、彼はまるで意表外のやり方で、私の荒胆あらぎもをひしいだのです。というのは、彼はいきなりゲラゲラと笑い出したのです。

「いや失敬失敬、決して笑うつもりではなかったのですけれど、君は余り真面目だもんだから明智は弁解する様に云った。「君の考えは却々なかなか面白いですよ。僕は君の様な友達を見つけたことを嬉しく思いますよ。併し、惜しいことには、君の推理は余りに外面的で、そして物質的ですよ。例えばですね。僕とあの女との関係についても、君は、僕達がどんな風な幼馴染だったかということを、内面的に心理的に調べて見ましたか。僕が以前あの女と恋愛関係があったかどうか。又現に彼女を恨うらんいるかどうか。君にはそれ位のことが推察出来なかったのですか。あの晩、なぜ彼女を知っていることを云わなかったか、その訳は簡単ですよ。僕は何も参考になる様な事柄を知らなかったのです。僕は、まだ小学校へも入らぬ時分に彼女と分れた切りなのですからね。尤も、最近偶然そのことが分って、二三度話し合ったことはありますけれど」

「では、例えば指紋のことはどういう風に考えたらいいのですか?」

「君は、僕があれから何もしないでいたと思うのですか。僕もこれで却々やったのですよ。D坂は毎日の様にうろついていましたよ。殊に古本屋へはよく行きました。そして主人をつかまえて色々探ったのです。――細君を知っていたことはその時打明けたのですが、それが却かえって便宜になりましたよ――君が新聞記者を通じて警察の模様を知った様に、僕はあの古本屋の主人から、それを聞出していたんです。今の指紋のことも、じきに分りましたから、僕も妙に思って検しらべて見たのですが、ハハ……、笑い話ですよ。電球の線が切れていたのです。誰も消しやしなかったのですよ。僕がスイッチをひねった為に燈ひがついたと思ったのは間違で、あの時、慌てて電燈を動かしたので、一度切れたタングステンが、つながったのですよ。スイッチに僕の指紋丈けしかなかったのは、当りまえなのです。あの晩、君は障子のすき間から電燈のついているのを見たと云いましたね。とすれば、電球の切れたのは、その後ですよ。古い電球は、どうもしないでも、独りでに切れることがありますからね。それから犯人着物の色のことですが、これは僕が説明するよりも……」

 彼はそういって、彼の身辺の書物の山を、あちらこちら発掘していたが、やがて、一冊の古ぼけた洋書を掘りだして来た。

「君、これを読んだことがありますか、ミュンスターベルヒの『心理学犯罪』という本ですが、この『錯覚』という章の冒頭を十行許ばかり読んで御覧なさい」

 私は、彼の自信ありげ議論を聞いている内に、段々私自身の失敗を意識し始めていた。で、云われるままにその書物を受取って、読んで見た。そこには大体次の様なことが書いてあった。

嘗かつて一つの自動車犯罪事件があった。法廷に於て、真実申立てる旨むね宣誓した証人の一人は、問題道路全然乾燥してほこり立っていたと主張し、今一人の証人は、雨降りの挙句で、道路はぬかるんでいたと誓言した。一人は、問題自動車は徐行していたともいい、他の一人は、あの様に早く走っている自動車を見たことがないと述べた。又前者は、その村道には二三人しか居なかったといい、後者は、男や女や子供の通行人が沢山あったと陳述した。この両人の証人は、共に尊敬すべき紳士で、事実を曲弁したとて、何の利益がある筈もない人々だった。

 私がそれを読み終るのを待って明智は更らに本の頁を繰りながら云った。

「これは実際あったことですが、今度は、この『証人記憶』という章があるでしょう。その中程の所に、予あらかじめ計画して実験した話があるのですよ。丁度着物の色のことが出てますから、面倒でしょうが、まあ一寸読んで御覧なさい」

 それは左の様な記事であった。

(前略)一例を上げるならば、一昨年(この書物出版は一九一一年)ゲッティゲンに於て、法律家心理学者及び物理学者よりなる、ある学術上の集会が催されたことがある。随したがって、そこに集ったのは、皆、綿密な観察に熟練した人達ばかりであった。その町には、恰あたかカーニバルの御祭騒ぎが演じられていたが、突然、この学究的な会合最中に、戸が開かれてけばけばしい衣裳をつけた一人の道化が、狂気の様に飛び込んで来た。見ると、その後から一人の黒人が手にピストルを持って追駆けて来るのだ。ホール真中で、彼等はかたみがわりに、恐ろしい言葉をどなり合ったが、やがて道化の方がバッタリ床に倒れると、黒人はその上に躍りかかった。そして、ポンとピストルの音がした。と、忽ち彼等は二人共、かき消す様に室を出て行って了った。全体の出来事が二十秒とはかからなかった。人々は無論非常に驚かされた。座長の外には、誰一人、それらの言葉動作が、予め予習されていたこと、その光景写真に撮られたことなどを悟ったものはなかった。で、座長が、これはいずれ法廷に持出される問題からというので、会員各自に正確な記録を書くことを頼んだのは、極く自然に見えた。(中略、この間に、彼等の記録が如何に間違に充みちていたかを、パーセンテージを示して記してある)黒人が頭に何も冠っていなかったことを云い当てたのは、四十人の内でたった四人切りで、外の人達は山高帽子を冠っていたと書いたものもあれば、シルクハットだったと書くものもあるという有様だった。着物についても、ある者は赤だといい、あるもの茶色だといい、ある者は縞だといい、あるものコーヒ色だといい、其他種々様々の色合が彼の為に説明せられた。ところが、黒人は実際は、白ズボンに黒の上衣を着て、大きな赤のネクタイを結んでいたのだ。(後略)

ミュンスターベルヒが賢くも説破した通り」と明智は始めた。「人間の観察や人間記憶なんて、実にたよりないものですよ。この例にある様な学者達でさえ、服の色の見分がつかなかったのです。私が、あの晩の学生達は着物の色を見違えたと考えるのが無理でしょうか。彼等は何者かを見たかも知れません。併しその者は棒縞の着物なんか着ていなかった筈です。無論僕ではなかったのです。格子のすき間から、棒縞の浴衣を思付いた君の着眼は、却々面白いには面白いですが、あまりお誂向あつらえむきすぎるじゃありませんか。少くとも、そんな偶然の符合を信ずるよりは、君は、僕の潔白を信じて呉れる訳には行かぬでしょうか。さて最後に、蕎麦屋便所を借りた男のことですがね。この点は僕も君と同じ考だったのです。どうも、あの旭屋の外に犯人通路はないと思ったのですよ。で僕もあすこへ行って調べて見ましたが、その結果は、残念ながら、君と正反対結論に達したのです。実際は便所を借りた男なんてなかったのですよ」

 読者も已すでに気づかれたであろうが、明智はこうして、証人申立て否定し、犯人指紋否定し、犯人通路をさえ否定して、自分無罪証拠立てようとしているが、併しそれは同時に、犯罪のもの否定することになりはしないか。私は彼が何を考えているのか少しも分らなかった。

「で、君は犯人の見当がついているのですか」

「ついていますよ」彼は頭をモジャモジャやりながら答えた。「僕のやり方は、君とは少し違うのです。物質的な証拠なんてものは、解釈の仕方でどうでもなるものですよ。一番いい探偵法は、心理的に人の心の奥底を見抜

D坂

それは九月初旬のある蒸し暑い晩のことであった。私は、D坂の大通りの中程にある、白梅軒はくばいけんという、行きつけのカフェで、冷しコーヒーを啜すすっていた。当時私は、学校を出たばかりで、まだこれという職業もなく、下宿屋にゴロゴロして本でも読んでいるか、それに飽ると、当てどもなく散歩に出て、あまり費用のかからカフェ廻りをやる位が、毎日日課だった。この白梅軒というのは、下宿から近くもあり、どこへ散歩するにも、必ずその前を通る様な位置にあったので、随したがって一番よく出入した訳であったが、私という男は悪い癖で、カフェに入るとどうも長尻ながっちりになる。それも、元来食慾の少い方なので、一つは嚢中のうちゅうの乏しいせいもあってだが、洋食一皿注文するでなく、安いコーヒーを二杯も三杯もお代りして、一時間も二時間もじっとしているのだ。そうかといって、別段、ウエトレスに思召おぼしめしがあったり、からかったりする訳ではない。まあ、下宿より何となく派手で、居心地がいいのだろう。私はその晩も、例によって、一杯の冷しコーヒーを十分もかかって飲みながら、いつもの往来に面したテーブルに陣取って、ボンヤリ窓の外を眺めていた。

 さて、この白梅軒のあるD坂というのは、以前菊人形きくにんぎょうの名所だった所で、狭かった通りが、市区改正で取拡げられ、何間なんげん道路かい大通になって間もなくだから、まだ大通の両側に所々空地などもあって、今よりずっと淋しかった時分の話だ。大通を越して白梅軒の丁度真向うに、一軒の古本屋がある。実は私は、先程から、そこの店先を眺めていたのだ。みすぼらしい場末ばすえの古本屋で、別段眺める程の景色でもないのだが、私には一寸ちょっと特別の興味があった。というのは、私が近頃この白梅軒で知合になった一人の妙な男があって、名前明智小五郎あけちこごろうというのだが、話をして見ると如何いかにも変り者で、それで頭がよさ相で、私の惚れ込んだことには、探偵小説なのだが、その男の幼馴染の女が今ではこの古本屋女房になっているという事を、この前、彼から聞いていたからだった。二三度本を買って覚えている所によれば、この古本屋の細君というのが、却々なかなかの美人で、どこがどういうではないが、何となく官能的に男を引きつける様な所があるのだ。彼女は夜はいつでも店番をしているのだから、今晩もいるに違いないと、店中を、といっても二間半間口の手狭てぜまな店だけれど、探して見たが、誰れもいない。いずれそのうちに出て来るのだろうと、私はじっと目で待っていたものだ。

 だが、女房は却々出て来ない。で、いい加減面倒臭くなって、隣の時計屋へ目を移そうとしている時であった。私はふと店と奥の間との境に閉めてある障子の格子戸がピッシャリ閉るのを見つけた。――その障子は、専門家の方では無窓むそうと称するもので、普通、紙をはるべき中央の部分が、こまかい縦の二重の格子になっていて、それが開閉出来るのだ――ハテ変なこともあるものだ。古本屋などというものは、万引され易い商売から、仮令たとい店に番をしていなくても、奥に人がいて、障子のすきまなどから、じっと見張っているものなのに、そのすき見の箇所を塞ふさいで了しまうとはおかしい、寒い時分なら兎とも角かく、九月になったばかりのこんな蒸し暑い晩だのに、第一あの障子が閉切ってあるのから変だ。そんな風に色々考えて見ると、古本屋奥の間に何事かあり相で、私は目を移す気にはなれなかった。

 古本屋の細君といえば、ある時、このカフェのウエトレス達が、妙な噂をしているのを聞いたことがある。何でも、銭湯で出逢うお神かみさんや娘達の棚卸たなおろしの続きらしかったが、「古本屋のお神さんは、あんな綺麗きれいな人だけれど、裸体はだかになると、身体中傷だらけだ、叩かれたり抓つねられたりした痕あとに違いないわ。別に夫婦仲が悪くもない様だのに、おかしいわねえ」すると別の女がそれを受けて喋るのだ。「あの並びの蕎麦屋そばやの旭屋あさひやのお神さんだって、よく傷をしているわ。あれもどうも叩かれた傷に違いないわ」……で、この、噂話が何を意味するか、私は深くも気に止めないで、ただ亭主が邪険なのだろう位に考えたことだが、読者諸君、それが却々そうではなかったのだ。一寸した事柄だが、この物語全体に大きな関係を持っていることが、後になって分った。

 それは兎も角、そうして、私は三十分程も同じ所を見詰めていた。虫が知らすとでも云うのか、何だかこう、傍見わきみをしているすきに何事か起り相で、どうも外へ目を向けられなかったのだ。其時、先程一寸名前の出た明智小五郎が、いつもの荒い棒縞ぼうじまの浴衣ゆかたを着て、変に肩を振る歩き方で、窓の外を通りかかった。彼は私に気づくと会釈えしゃくして中へ入って来たが、冷しコーヒーを命じて置いて、私と同じ様に窓の方を向いて、私の隣に腰をかけた。そして、私が一つの所を見詰めているのに気づくと、彼はその私の視線をたどって、同じく向うの古本屋を眺めた。しかも、不思議なことには、彼も亦また如何にも興味ありげに、少しも目をそらさないで、その方を凝視し出したのである

 私達は、そうして、申合せた様に同じ場所を眺めながら、色々の無駄話を取交した。その時私達の間にどんな話題が話されたか、今ではもう忘れてもいるし、それに、この物語には余り関係のないことだから、略するけれど、それが、犯罪探偵に関したものであったことは確かだ。試みに見本を一つ取出して見ると、

絶対発見されない犯罪というのは不可能でしょうか。僕は随分可能性があると思うのですがね。例えば、谷崎潤一郎の『途上』ですね。ああした犯罪は先ず発見されることはありませんよ。尤もっとも、あの小説では、探偵発見したことになってますけれど、あれは作者のすばらしい想像力が作り出したことですからね」と明智

「イヤ、僕はそうは思いませんよ。実際問題としてなら兎も角、理論的に云いって、探偵の出来ない犯罪なんてありませんよ。唯、現在警察に『途上』に出て来る様な偉い探偵がいない丈ですよ」と私。

 ざっとこう云った風なのだ。だが、ある瞬間、二人は云い合せた様に、黙り込んで了った。さっきから話しながらも目をそらさないでいた向うの古本屋に、ある面白い事件が発生していたのだ。

「君も気づいている様ですね」

 と私が囁くと、彼は即座に答えた。

「本泥坊でしょう。どうも変ですね。僕も此処ここへ入って来た時から、見ていたんですよ。これで四人目ですね」

「君が来てからまだ三十分にもなりませんが、三十分に四人も、少しおかしいですね。僕は君の来る前からあすこを見ていたんですよ。一時間程前にね、あの障子があるでしょう。あれの格子の様になった所が、閉るのを見たんですが、それからずっと注意していたのです」

「家の人が出て行ったのじゃないのですか」

「それが、あの障子は一度も開かなかったのですよ。出て行ったとすれば裏口からしょうが、……三十分も人がいないなんて確かに変ですよ。どうです。行って見ようじゃありませんか」

「そうですね。家の中に別状ないとしても、外で何かあったのかも知れませんからね」

 私はこれが犯罪事件ででもあって呉れれば面白いと思いながらカフェを出た。明智とても同じ思いに違いなかった。彼も少からず興奮しているのだ。

 古本屋はよくある型で、店全体土間になっていて、正面と左右に天井まで届く様な本棚を取付け、その腰の所が本を並べる為の台になっている。土間の中央には、島の様に、これも本を並べたり積上げたりする為の、長方形の台が置いてある。そして、正面の本棚の右の方が三尺許ばかりあいていて奥の部屋との通路になり、先に云った一枚の障子が立ててある。いつもは、この障子の前の半畳程の畳敷の所に、主人か、細君がチョコンと坐って番をしているのだ。

 明智と私とは、その畳敷の所まで行って、大声に呼んで見たけれど、何の返事もない。果して誰もいないらしい。私は障子を少し開けて、奥の間を覗いて見ると、中は電燈が消えて真暗だが、どうやら、人間らしいものが、部屋の隅に倒れている様子だ。不審に思ってもう一度声をかけたが、返事をしない。

「構わない、上って見ようじゃありませんか」

 そこで、二人はドカド奥の間上り込んで行った。明智の手で電燈のスイッチがひねられた。そのとたん、私達は同時に「アッ」と声を立てた。明るくなった部屋の片隅には、女の死骸が横わっているのだ。

「ここの細君ですね」やっと私が云った。「首を絞められている様ではありませんか」

 明智は側へ寄って死体を検しらべていたが、「とても蘇生そせいの見込はありませんよ。早く警察へ知らせなきゃ。僕、自動電話まで行って来ましょう。君、番をしてて下さい。近所へはまだ知らせない方がいいでしょう。手掛りを消して了ってはいけないから」

 彼はこう命令的に云い残して、半町許りの所にある自動電話へ飛んで行った。

 平常ふだんから犯罪探偵だと、議論丈は却々なかなか一人前にやってのける私だが、さて実際に打ぶっつかったのは初めてだ。手のつけ様がない。私は、ただ、まじまじと部屋の様子を眺めている外はなかった。

 部屋は一間切りの六畳で、奥の方は、右一間は幅の狭い縁側をへだてて、二坪許りの庭と便所があり、庭の向うは板塀になっている。――夏のことで、開けぱなしだから、すっかり、見通しなのだ、――左半間は開き戸で、その奥に二畳敷程の板の間があり裏口に接して狭い流し場が見え、そこの腰高障子は閉っている。向って右側は、四枚の襖が閉っていて、中は二階への階段と物入場になっているらしい。ごくありふれた安長屋の間取だ。

 死骸は、左側の壁寄りに、店の間の方を頭にして倒れている。私は、なるべく兇行当時の模様を乱すまいとして、一つは気味も悪かったので、死骸の側へ近寄らない様にしていた。でも、狭い部屋のことであり、見まいとしても、自然その方に目が行くのだ。女は荒い中形模様の湯衣ゆかたを着て、殆ど仰向きに倒れている。併し、着物が膝の上の方までまくれて、股ももがむき出しになっている位で、別に抵抗した様子はない。首の所は、よくは分らぬが、どうやら、絞しめられた痕きずが紫色になっているらしい。

 表の大通りには往来が絶えない。声高に話し合って、カラカラ日和下駄ひよりげたを引きずって行くのや、酒に酔って流行唄はやりうたをどなって行くのや、至極天下泰平なことだ。そして、障子一重の家の中には、一人の女が惨殺されて横わっている。何という皮肉だ。私は妙にセンティメンタルになって、呆然と佇たたずんでいた。

「すぐ来る相ですよ」

 明智が息を切って帰って来た。

「あ、そう」

 私は何だか口を利くのも大儀たいぎになっていた。二人は長い間、一言も云わないで顔を見合せていた。

 間もなく、一人の正服せいふくの警官背広の男と連立ってやって来た。正服の方は、後で知ったのだが、K警察署の司法主任で、もう一人は、その顔つきや持物でも分る様に、同じ署に属する警察医だった。私達は司法主任に、最初から事情を大略説明した。そして、私はこう附加えた。

「この明智君がカフェへ入って来た時、偶然時計を見たのですが、丁度八時半頃でしたから、この障子の格子が閉ったのは、恐らく八時頃だったと思います。その時は確か中には電燈がついてました。ですから、少くとも八時頃には、誰れか生きた人間がこの部屋にいたことは明かです」

 司法主任が私達の陳述を聞取って、手帳に書留めている間に、警察医は一応死体の検診を済ませていた。彼は私達の言葉のとぎれるのを待って云った。

絞殺ですね。手でやられたのです。これ御覧なさい。この紫色になっているのが指の痕あとです。それから、この出血しているのは爪が当った箇所ですよ。拇指おやゆびの痕が頸くびの右側についているのを見ると、右手でやったものですね。そうですね。恐らく死後一時間以上はたっていないでしょう。併し、無論もう蘇生そせいの見込はありません」

「上から押えつけたのですね」司法主任が考え考え云った。「併し、それにしては、抵抗した様子がないが……恐らく非常に急激にやったのでしょうね。ひどい力で」

 それから、彼は私達の方を向いて、この家の主人はどうしたのだと尋ねた。だが、無論私達が知っている筈はない。そこで、明智は気を利かして、隣家時計屋の主人を呼んで来た。

 司法主任時計屋の問答は大体次の様なものであった。

「主人はどこへ行ったのかね」

「ここの主人は、毎晩古本の夜店を出しに参りますんで、いつも十二時頃でなきゃ帰って参りません。ヘイ」

「どこへ夜店を出すんだね」

「よく上野うえのの広小路ひろこうじへ参ります様ですが。今晩はどこへ出ましたか、どうも手前には分り兼ねますんで。ヘイ」

「一時間ばかり前に、何か物音を聞かなかったかね」

「物音と申しますと」

「極っているじゃないか。この女が殺される時の叫び声とか、格闘の音とか……」

「別段これという物音を聞きません様でございましたが」

 そうこうする内に、近所の人達が聞伝えて集って来たのと、通りがかりの弥次馬で、古本屋の表は一杯の人だかりになった。その中に、もう一方の、隣家足袋屋たびやのお神さんがいて、時計屋に応援した。そして、彼女も何も物音を聞かなかった旨むね陳述した。

 この間、近所の人達は、協議の上、古本屋の主人の所へ使つかいを走らせた様子だった。

 そこへ、表に自動車の止る音がして、数人の人がドヤドヤと入って来た。それは警察からの急報で駈けつけた裁判所の連中と、偶然同時に到着したK警察署長、及び当時の名探偵という噂の高かった小林こばやし刑事などの一行だった。――無論これは後になって分ったことだ、というのは、私の友達に一人の司法記者があって、それがこの事件の係りの小林刑事とごく懇意こんいだったので、私は後日彼から色々と聞くことが出来たのだ。――先着の司法主任は、この人達の前で今までの模様を説明した。私達も先の陳述をもう一度繰返さねばならなかった。

「表の戸を閉めましょう」

 突然、黒いアルパカ上衣に、白ズボンという、下廻りの会社員見たいな男が、大声でどなって、さっさと戸を閉め出した。これが小林刑事だった。彼はこうして弥次馬を撃退して置いて、さて探偵にとりかかった。彼のやり方は如何にも傍若無人で、検事や署長などはまるで眼中にない様子だった。彼は始めから終りまで一人で活動した。他の人達は唯、彼の敏捷びんしょうな行動を傍観する為にやって来た見物人に過ぎない様に見えた。彼は第一死体を検べた。頸の廻りは殊に念入りにいじり廻していたが、

「この指の痕には別に特徴がありません。つまり普通人間が、右手で押えつけたという以外に何の手掛りもありません」

 と検事の方を見て云った。次に彼は一度死体を裸体にして見るといい出した。そこで、議会秘密会見たいに、傍聴者の私達は、店の間へ追出されねばならなかった。だから、その間にどういう発見があったか、よく分らないが、察する所、彼等は死人の身体に沢山の生傷のあることに注意したに相違ない。カフェのウエトレスの噂していたあれだ。

 やがて、この秘密会が解かれたけれど、私達は奥の間へ入って行くのを遠慮して、例の店の間と奥との境の畳敷の所から奥の方を覗き込んでいた。幸なことには、私達は事件発見者だったし、それに、後から明智指紋をとらねばならなかった為に、最後まで追出されずに済んだ。というよりは抑留よくりゅうされていたという方が正しいかも知れぬ。併し小林刑事活動奥の間丈に限られていた訳でなく、屋内屋外の広い範囲に亙わたっていたのだから、一つ所にじっとしていた私達に、その捜査の模様が分ろう筈がないのだが、うまい工合に、検事奥の間に陣取っていて、始終殆ど動かなかったので、刑事が出たり入ったりする毎に、一々捜査の結果を報告するのを、洩れなく聞きとることが出来た。検事はその報告に基いて、調書の材料書記に書きとめさしていた。

 先ず、死体のあった奥の間の捜索が行われたが、遺留品も、足跡も、その他探偵の目に触れる何物もなかった様子だ。ただ一つのものを除いては。

「電燈のスイッチ指紋があります」黒いエボナイトスイッチに何か白い粉をふりかけていた刑事が云った。「前後事情から考えて、電燈を消したのは犯人に相違ありません。併しこれをつけたのはあなた方のうちどちらですか」

 明智自分だと答えた。

「そうですか。あとであなた指紋をとらせて下さい。この電燈は触らない様にして、このまま取はずして持って行きましょう」

 それから刑事は二階へ上って行って暫く下りて来なかったが、下りて来るとすぐに路地を検べるのだといって出て行った。それが十分もかかったろうか、やがて、彼はまだついたままの懐中電燈を片手に、一人の男を連れて帰って来た。それは汚れたクレップシャツにカーキ色のズボンという扮装いでたちで、四十許ばかりの汚い男だ。

足跡はまるで駄目です」刑事が報告した。「この裏口の辺は、日当りが悪いせいかひどいぬかるみで、下駄の跡が滅多無性についているんだから、迚とても分りっこありません。ところで、この男ですが」と今連れて来た男を指し「これは、この裏の路地を出た所の角に店を出していたアイスクリーム屋ですが、若し犯人が裏口から逃げたとすれば、路地は一方口なんですから、必ずこの男の目についた筈です。君、もう一度私の尋ねることに答えて御覧」

 そこで、アイスクリーム屋と刑事の問答。

「今晩八時前後に、この路地を出入でいりしたものはないかね」

「一人もありませんので、日が暮れてからこっち、猫の子一匹通りませんので」アイスクリーム屋は却々要領よく答える。

「私は長らくここへ店を出させて貰ってますが、あすこは、この長屋お上さん達も、夜分は滅多に通りませんので、何分あの足場の悪い所へ持って来て、真暗なんですから

「君の店のお客で路地の中へ入ったものはないかね」

「それも御座いません。皆さん私の目の前でアイスクリームを食べて、すぐ元の方へ御帰りになりました。それはもう間違いはありません」

 さて、若しこのアイスクリーム屋の証言が信用すべきものだとすると、犯人は仮令この家の裏口から逃げたとしても、その裏口からの唯一の通路である路地は出なかったことになる。さればといって、表の方から出なかったことも、私達が白梅から見ていたのだから間違いはない。では彼は一体どうしたのであろう。小林刑事の考えによれば、これは、犯人がこの路地を取りまいている裏表二側の長屋の、どこかの家に潜伏しているか、それとも借家人の内に犯人があるのかどちらかであろう。尤も二階から屋根伝いに逃げる路はあるけれど、二階を検べた所によると、表の方の窓は取りつけの格子が嵌はまっていて少しも動かした様子はないのだし、裏の方の窓だって、この暑さでは、どこの家も二階は明けっぱなしで、中には物干で涼んでいる人もある位だから、ここから逃げるのは一寸難しい様に思われる。とこういうのだ。

 そこで臨検者達の間に、一寸捜査方針についての協議が開かれたが、結局、手分けをして近所を軒並に検べて見ることになった。といっても、裏表の長屋を合せて十一軒しかないのだから、大して面倒ではない。それと同時に家の中も再度、縁の下から天井裏まで残る隈くまなく検べられた。ところがその結果は、何の得うる処もなかったばかりでなく、却って事情を困難にして了った様に見えた。というのは、古本屋の一軒置いて隣の菓子屋の主人が、日暮れ時分からつい今し方まで屋上の物干へ出て尺八を吹いていたことが分ったが、彼は始めから終いまで、丁度古本屋の二階の窓の出来事を見逃す筈のない様な位置に坐っていたのだ。

 読者諸君事件は却々面白くなって来た。犯人はどこから入って、どこから逃げたのか、裏口からでもない、二階の窓からでもない、そして表からでは勿論ない。彼は最初から存在しなかったのか、それとも煙の様に消えて了ったのか。不思議はそればかりでない。小林刑事が、検事の前に連れて来た二人の学生が、実に妙なことを申立てたのだ。それは裏側の長屋に間借りしている、ある工業学校の生徒達で、二人共出鱈目でたらめを云う様な男とも見えぬが、それにも拘かかわらず、彼等の陳述は、この事件を益々不可解にする様な性質のものだったのである

 検事質問に対して、彼等は大体左さの様に答えた。

「僕は丁度八時頃に、この古本屋の前に立って、そこの台にある雑誌を開いて見ていたのです。すると、奥の方で何だか物音がしたもんですから、ふと目を上げてこの障子の方を見ますと、障子は閉まっていましたけれど、この格子の様になった所が開いてましたので、そのすき間に一人の男の立っているのが見えました。しかし、私が目を上げるのと、その男が、この格子を閉めるのと殆ど同時でしたから、詳しいことは無論分りませんが、でも、帯の工合ぐあいで男だったことは確かです」

「で、男だったという外に何か気附いた点はありませんか、背恰好とか、着物の柄とか」

「見えたのは腰から下ですから、背恰好は一寸分りませんが、着物は黒いものでした。ひょっとしたら、細い縞か絣かすりであったかも知れませんけれど。私の目には黒無地に見えました」

「僕もこの友達と一緒に本を見ていたんです」ともう一方の学生、「そして、同じ様に物音に気づいて同じ様に格子の閉るのを見ました。ですが、その男は確かに白い着物を着ていました。縞も模様もない、真白な着物です」

「それは変ではありませんか。君達の内どちらかが間違いでなけりゃ」

「決して間違いではありません」

「僕も嘘は云いません」

 この二人の学生不思議な陳述は何を意味するか、鋭敏な読者は恐らくあることに気づかれたであろう。実は、私もそれに気附いたのだ。併し、裁判所警察人達は、この点について、余りに深く考えない様子だった。

 間もなく、死人の夫の古本屋が、知らせを聞いて帰って来た。彼は古本屋らしくない、きゃしゃな、若い男だったが、細君の死骸を見ると、気の弱い性質たちと見えて、声こそ出さないけれど、涙をぼろぼろ零こぼしていた。小林刑事は、彼が落着くのを待って、質問を始めた。検事も口を添えた。だが、彼等の失望したことは、主人は全然犯人の心当りがないというのだ。彼は「これに限って、人様に怨みを受ける様なものではございません」といって泣くのだ。それに、彼が色々調べた結果、物とりの仕業でないことも確められた。そこで、主人の経歴、細君の身許みもと其他様々の取調べがあったけれど、それらは別段疑うべき点もなく、この話の筋に大した関係もないので略することにする。最後に死人の身体にある多くの生傷についてPermalink | 記事への反応(0) | 22:40

anond:20210321224530

城山観光ホテルみたいに、部屋備え付けの浴衣温泉行けちゃうやつおススメ。


ルームキーみせれば風呂上がりの牛乳を後会計で買える。


おススメやで

2021-03-21

[]3月21日

ご飯

朝:なし。昼:ポロイチ醤油たまご。夜:人参もやしウインナーコンソメスープチーズパン

調子

むきゅーはややー。お仕事おやすみん。

ちょっとだけシンドイ。喉が痛い痛いなので、今日は早めに寝て体力をつけよう。

グラブル

なんか妙にグラブル熱が高く、久々にめっちゃ遊んだ

アーカルムやってハングドマンを5凸。これで与ダメアップ石は全部5凸。ついでにジャスティスSSR化して、HPアップ石はデビルジャスティスが3凸SSR、タワー、テンペランスが3凸SRスカイスコープミッションもあるし、まずはSSR化をコンプかなあ。

レリックバスターめっちゃ気に入ったので色々な編成でお試し。

水でシヴァフルオート。ほぼ確定クリティカル編成のカオスルーダージータ、リミテッドカタリナ、恒常イシュミール、ヴァジラ28ターン。これをカオルジーからレリックバスタージータにしたら25ターン。

フルオートなのでポチらなかったけどカタリナでかばうも出来るし、イシュミールもヴァジラも奥義の回数大事だしでかなりいい感じ。今の編成は奥義と通常のハイブリットな感じなので、まさに通常軸のアビと奥義軸のアビの二つを持つレリックバスターはとても相性がいい。アスポン4凸勢としてはこれ以上無いぐらいしっくり来てるぜ。

次は土でエウロペフルオート。確定クリティカル編成のロビンフッドジータ、クリスマスナルメア、最終オクトー、マキラ28ターン。レリックバスターに変えたら29ターン。いやこれはレリックバスターがどうのじゃなく、最終オクトーが悪いな。この枠普段浴衣ジェシカなのだけど、最終オクトーが調整されたから使いたくて入れちゃったんだよね。回復クリアが無いからどっちもグダってマキラが落ちてバフもデバフも切れてダメダメだった。明日また試す。

次は火でグリムフルオート。ほぼ確定クリティカル編成で、ランバージャックジータ、アテナクリスマスネモネ、アニラ33ターンでした。レリックに変更しても33ターン。

うーん、これレリックかランバーかというよりは、アプサラスで虚空槍編成だな。

光でメタトロンフルオート。ランバージャックジータ、最終シス、オーキス浴衣アンスリアで34ターン。(編成はメインヘルマニビス、セレ拳、ゼガリヤ、オールコルタナ、アバ杖2本、闇ドラポン、バハ短剣、闇天司)

レリックバスターに変えて32ターン。

ヘルマニビスとぜガリアの試運転も兼ねてみた。二つともいいね。今まで所謂呪いの装備枠で水着ゾーイが必要だったんだけど抜いても問題なく打点出せてる。それに変わって入ったオーキスもつよつよ。あんなに強かったセレ拳が遂に一本しか入らない編成でも安定してプレイできるの嬉しい反面なんだか寂しくもあるなあ。

オーキスシスがいれば避けて守ってしてくれるから浴衣アンスリアの回復過剰っぽいので、他のキャラに変えようかな。デバフジータ一人でやってるからヴィーラとかかなあ。

ガチャピンガチャピンモードゴムーン。ムックモードでターニャとゼウススクラッチは下位指輪。昨日に続いてまさかのサプ不可石。とはいえ古戦場エンジョイ勢金剛は全く余ってないので当分先の話になりそう。

2021-02-23

セックスレスたぶん解消してから2年半たった

https://anond.hatelabo.jp/20181125145307 を書いた増田です。2年半前、2年半のセックスレスぶりに妻とセックスをし、それから2年半近く経ったのでちょうどよい区切りかなと思って。

いや〜計5年か。。いまのところセックスレスとの戦いと不安がオレの30代の大部分だよ。。

前と同じく「セックスレス離婚した」とか「別れたい」という話ばかりなのでこんな例もあるということが誰かの希望にもなれば幸いです。この記事の内容(他人セックス)をねたんだり憎んだりする気持ちもわかるので本当に辛い人は読まなくてよいです。

ペース

あれからはおおむね3ヶ月に一度くらいのペースで妻としています。短い時は月イチ、長い時は半年あいてた。

ペースについてはオレも年をとったのかなぁ、まだ35なのに1~3ヶ月に1回できればそんなに不満じゃなくなってしまった。。

する機会がレアなこともあり、始まると毎回じっくり2,3時間は熱中してしまうので翌日が休みじゃないとする気になれないのも加齢を感じる。。

悩み

未だに誘い方はわからない。。。

ふだん一緒に寝るときにそういうムードになるのは稀で、お互い寝付けない夜や旅先でいつもと違う寝間着や浴衣で触り合ううちに…という感じ。

ふだんの生活ではぜんぜんセックスの話をしない(だからこそするときエロいが…)し、やっぱり妻に性嫌悪ぽいところはあるし、長い時は半年ぐらいしてなくてまた数年のレス突入するんじゃないか不安ときもあった。

今の気持ち

付き合い始めや新婚の頃のように週に何度もという頻度には戻らなかったし、レス認定される月イチも下回っているが、以前のように「好きな人に受け入れられない絶望が一生続くんじゃないか」という不安はだいぶ薄らいでそれなりに希望が持ててはいる。

ほんとにたまにだけど相手から誘われないとかで暗い気持ちにはなるし、失った自信は取り戻せてなくてセックスリードしたり新しいプレイに挑戦したりはできてないけど。。

子どもの話

レスの前からだけど子どもはつくらないことにきめてる。毎回避妊してる。

子作りしない家庭だからこそ理由がなくてレスなっちゃうのかも…と思ったりもしたが、いまはポジティブに「子どもは作らないのに快楽のためだけにセックスしている」と思って勝手に興奮してます

増田の話

むかし増田で指摘されたレス理由の、増えた体重は戻したあとちゃんキープしているし口臭ケアを怠ってないよ。

アドバイスくれた女増田ありがとう!!!

ちなみに増田はてブでさんざん「外の女とヤれ」ってアドバイス(?)されたけど妻以外とはしていないよ。

レスを経てもやっぱり妻が好きで、(やってもいないのになんだが)妻以外とのセックスじゃ満たされないと思っています!!

2021-02-19

anond:20210219121248

美化っていうかもともとの由来とかが薄まって、普通に可愛いから着てるんだろ

年寄り浴衣下品だって言ってたとしても、少なくとも30以下は浴衣見ただけで下品だとは思わんし

2021-02-12

日見た夢

夫と花火大会に行く待ち合わせをしてた。

浴衣を着て、何故か中学校の頃の昇降口で下駄に履き替えていた。

そこに、中学生の頃散々私をいじめ男子の成長した姿が出てきて

ニヤニヤしながらあの馬鹿にした口調で「女って浴衣着る時パンツ履くの?ww」と煽ってきた。

「人によるけど大抵履いてるよ。私は履いてないけど」と、靴を下駄箱に入れながら返した。

「エッロォ〜〜」と叫ぶ男子を尻目に夫と合流し、恋人つなぎで花火大会に向かった。

2021-02-11

お昼ご飯誘っちゃった

めっちゃキドキする

相手消極的オタクなんだけど、誘ったら結構来てくれるんだよね

でも誘ってはくれない

夏祭りとかユニバとか冗談っぽく誘っても来てくれたし、浴衣着てよ!!って言ったら着てくれた

でも全部こっちからの声掛けだから、断れなかっただけかもしれないし 私1つだけど年上だし

あーーー

ご飯誘うのドキドキしてるの恋ですか???

2021-02-06

中止確定!東京五輪クソかるた ~2021年2月版~

中止確定は時間問題だろうから、忘れないように「東京五輪クソかるた」を作ることにした。

はっきり言って、もう、うんざりから自分が生きているうちはやらないでほしいというのが率直な感想だ。

イラスト描いて、商品化を狙いたい(ウソ

あ=朝顔で 涼しくなるか バカ野郎

い=いつまでも ダラダラ中止を 決められず

う=打ち水で 涼しくなるか、バカ野郎

え=エンブレム 盗作バレて 再公募

お=汚水並み トライアスロン 実施場所

か=過労自死 競技建設 担当者

き=競技場 暑くて狭い 使いにくい

く=隈研吾 聖火台のこと 「聞いてない」

け=建設費 ケチって屋根なし クソ暑い

こ=コンパクト 結局これは ウソだった

さ=札幌で マラソンやっても 真夏日

し=遮熱性 舗装やったが 逆効果

す=座りにくい 固い座席の 競技

せ=選手村 購入したが いつ住める?

そ=早朝に マラソンやっても 危険だよ

た=竹田辞任 贈賄バレて サヨウナラ

ち=チケットの 購入サイトは おそまつ

つ=積み上がる コロナに紛れて 予算額

て=撤収を もたつく間に コスト増す

と=都心でも 低空飛行で やかまし

な=なぜ夏場? 放映権収入 金のため

に=逃げるなよ 失態の責任 取るまでは

ぬ=濡れタオル? 涼しくなるか バカ野郎

ね=寝れるのか? 段ボールベッドで 選手たち

の=ノスタルジー? サマータイムを 再検討

は=パソナ竹中五輪でも あら稼ぎ

ひ=貧困率 五輪の陰で 上昇中

ふ=復興への 失言大臣 更迭

へ=便座だな 上から見ると 競技

ほ=ボランティア やりがい搾取の タダ働き

ま=マスコット 決定プロセス 高コスト

み=皆思う コロナで開催 無理だろう

む=無意味だろ 真夏に降らす 人工雪

め=メダルには 金属供出が 有効

も=森会長 国民ほとんど 支持をせず

や=やらないと 死ぬとのたまう メダリスト

ゆ=浴衣着て 涼しくなるか バカ野郎

よ=予算額 サル見積もり したのやら

ら=ランタンが 巡回するだけ 聖火リレー

り=理不尽な 精神論で 開催だ!

る=ルールなし 膨張予算 また増える

れ=レガシーは 多額負債だ 若者

ろ=労働力 学徒動員 安上り

わ=わきまえろ! 失言だらけの お前こそ

を=をんなじだ 失敗の本質と 変わらない

ん=んなわけない そう思いたいが みな事実

個人的には、夏に招致しといて、札幌マラソンやると決めたあたりから厳しいと感じていた。

ウソばっかで行き詰ったオオカミ少年のような東京五輪よ、さらば!

[追記]

たくさんのコメントありがとう。こんなにリアクションあるとは思わなかったので、帰宅して、驚いた。

イラストをつけていただいた方には、ただただ感謝

自分も「クソかるた」をプレイしたいので、イラストの続きを求めたいところだけど、厚かましいかな。

批判だけなら誰でもできる、ならば、どうすべきか。

考えるしかないけど、何をすればいいのか、わからない。

劣化した日本人」と一括りにされないように、日々もがくしかないのだろう。

2021-02-01

児童書タイトルが思い出せない

小学生とき林間学校でよその学校に行って、その学校の校庭でキャンプをするはずが、雨が降って来たため、教室で寝袋を敷いて寝ることになった。

自由時間、周り(いろんな学校から集まった生徒たち)と馴染めなかった私は、たまたま学級文庫にあった文庫を読みふけった。

小学校高学年の女子たちの夏休みをメインにしたお話で、初潮が来て戸惑ったり、女子同士の陰湿いじめが発生するような、けっこうリアルな内容だった。

夏祭りに、大人っぽい女子きれいな浴衣を着て、担任若い男性教師と2人で仲良さそうにしていた。

次の日から、その女子は他の女子たちから空気が腐る」と聞こえよがしに言われるようになる。

と、いうところまでは読めたのだけど、自由時間が終わってそこで本を戻してしまった。

せめてタイトルメモしておけばよかったのだが、ときすでに遅し。

もう30年もあの続きが気になり続けている。

検索してもなかなか出てきてくれないんだよなあ。

2021-01-06

銭湯の脱衣所で、マスクなしでケータイで話してた。

この間、年末スーパー銭湯に行った。

風呂から上がり、身体を拭いた。さて、着替えようとした。

ところが、脱衣所で、マスクなしでケータイで話している人がいた。

その人は、私のロッカーの前にいたので、軽く手を挙げて、ちょっとと言ったら避けてくれたが。

年末で、忙しいから知らないが。何も、仕事が終わった時間に脱衣所で電話かよ。

1分ぐらい?いや、私の着替えが終わるぐらいだから3分以上、かな。

自分もやが、色々とコロナ禍でありながら、突っ込みどころ満載。

髪の毛を乾かすためのドライヤー自由に使えるしなぁ。

オムツ紙パンツか?)つけないといけないようなおじいちゃんもいるさぁ。

まず、脱衣所でスマホ禁止だ。なぜかというとたいていのケータイにはカメラがついているので、男女ともに撮影禁止である

通話公共の場では控えるべき。

マスクなしで、話すことも今は論外。

換気もしてあって、職員の人はマスクして、消毒液の補充やロッカーなどの清掃もしてくれるが。

これじゃー、何時、経路不明感染が拡大しても、誰も何も言えないのではなかろうか。

温浴免疫力アップといって宣伝も一方では、ありかもしれないが。

感染源に近づくことになる可能性はあるので、しばらく、行かないようにしよう。

  


   

   

(あと、脱衣所ではなくて、休憩室の話だけさ。カップルは館内着(浴衣ガウン?)着て、いちゃいちぁやめんか。人をダメにするソファで、じゃれあいながらTVゲーム占有したり、鬼滅の刃23巻を独占すんなあ。)

2020-11-28

二次元しか愛せない腐女子(下ネタ)

二次元しか愛せない。

別に愛がなくたって付き合えるから彼氏はできる。

私のことが好きだと言う奇特男性なり、私で妥協した情けない男なり、私でも落とせそうなチョロそうな輩なり、然るべきところで手を打てば女が彼氏を作るなんて簡単だ。

二次元しか愛せない人生は嫌だし、現実人間恋愛がしたいし、付き合えば好きになれるかなみたいな舐めた考えは常にあるので、私のことが好きだという人がいれば積極的に付き合い好きになる努力をしてきた。

からといって全く好きになれない。男としてときめかない。濡れない。セックスしてもキスしても気持ちよくならない。


私は不感症ではない。二次元相手なら全然濡れる。指一本触れられなくても二次元推しイラストだけで子宮キュンキュンする。

でも三次元だと無理だ。生理前の性欲が最も高い時期に推し映画を見てお酒を飲んでめちゃめちゃ気分を盛り上げてからベッドに入るぐらいすればまあ一応濡れるのでセックス可能だが、もはやそれは愛なのか。ただの性欲ではないのか。

しかもだいたいの場合セックスは男のタイミングで突然に始まるので私はそこまで準備していない。濡れてないのに突っ込まれるのは痛すぎる。死ね

逆に濡れてないのはしょうがないと行為を中断してくれる真っ当な人と付き合ったこともある。良い人だった。待ってくれた。何度似たようなことがあっても待ってくれた。そんな良い人に二次元しか愛せないとかふざけた理由で悲しそうな顔を指せるのがいい加減申し訳なくなって最終的に濡れにくい体質でごめんねって泣いているふりをしながら後ろを向いてスマホを開き10分ぐらいかけて推しエロ画像で無理やり濡らしてセックスに挑んだ。もはや私は誰とセックスをしているのか。飛影はそんなこと言わない。


とはいえ私は真面目で努力家なので、付き合った相手を好きになる努力は惜しまなかった。

当然だ。二次元推しは私がどれだけ愛を捧げようが振り向きもしないし、推しへの愛を2万字の小説にしたためたところで一つも愛は伝わらないが、三次元の男は「おはよ」と3文字LINEに送るだけで返信が来る。なんなら3文字100文字ぐらいのリターンがある。私がKindle漫画解像度の低さにキレている隣で、三次元の男はフルカラーフルボイス5億画素4DX の豪華仕様で私に微笑みかける。三次元二次元に比べてコスパが良すぎる。愛するなら絶対二次元より三次元を愛したほうがいい。

でも愛せない。

人間として尊敬はできるがそれだけだ。

理系萌えから白衣を着せてみたり、和服萌えから浴衣を着せてみたりしてみたところで盛り上がるのは男の方ばかりである。私は何もときめかなかった。


あるいはもうそんなに二次元が好きなら相手二次元だと思い込んでしまえばいいのではないかと思ったこともあった。

すなわち二次元に「彼氏くん」というキャラがいると仮定する。私はまずそのキャラを好きになる。そして現世を生きる彼氏のことは「二次元キャラ彼氏くん」のモデルだと思い込むのである

めちゃくちゃな話だがこの作戦はまあまあうまく行った。しか腐女子妄想はいだって無限可能性を切り開き時として驚くほど傲慢不条理さを見せるものである

結論から書くと解釈違いで関係破綻して終わった。マジで?そんなことある

私は解釈違いが許せない狂ったオタクだ。現世の人間だと思っていたから許せていたことが二次元だと思いだしたあたりからどんどん許せなくなっていった。

デート遅刻はい解釈違い。女とLINEはい解釈違い。浮気?は?解釈違いだわ打ち切り連載終了死ねバイバイ

本物の相手より幻影の中の相手ばかり見ているのでどんどん関係崩壊していき恋愛は終了した。

恋とは多かれ少なかれ夢と妄想と幻影を含むものかもしれないが、にしても限度というものがある。

腐女子の作りだす夢は全く現実乖離しているので、そんな幻想を通して現世の人間と向き合えばそりゃあセックスが盛り上がることはあっても人間関係は終わる。崩壊する。私は学んだ。

現世の人間幻覚投影して恋するのは楽しい解釈違いで死ぬ


やはり三次元人間二次元としてではなく三次元人間として向き合い愛さなければならない。でも愛せない。相手を変えたって一緒だ。情はある。尊敬もできる。みなそれぞれに良い人だと思うし嫌いなところもあるし、とはいえまあ許せる。しか微塵もときめかない。キスセックスも楽しくない。どうしたらいいのか。

エロ漫画ばっかり読んでるのが良くないのかと思って頑張ってAVを見たこともあった。勿論ポルノが嘘だというのは分かっているので、なるべく嘘が少ないものを見ようと思って海外公的機関が公開している性教育ビデオを見た。

前戯重要性、コンドームの付け方、オーガズムを得るにはどうしたらいいか英語でばっちり履修した。いや意味あるのこれ。

普通AVを見たこともあったが私レイプものしか萌えないなあっていう死ぬほどいらない気付きを得ただけだった。自分レイプされるのは絶対ごめんなのでやっぱりAV現実の役には立たないと思った。


家でひとりで練習したこともあった。自慰行為で感度を高め本番に挑むみたいな意味不明のブログを読みながらその通りにした。あの虚しさと言ったら。二度とやりたくない。しかも何も得るものはなかった。

だって別に私は不感症ではないので。

いくら男とベッドに2人の時に濡れられなくて困るってだけでちゃん推しには濡れるので。


なぜこうも三次元人間に性欲を抱けないのか。

いや多分愛も抱けない。だって私が推しに向ける感情無償の愛だ。

二次元推しには何も望まない。ただ生きていてくれるだけで良い。私は腐女子から推しカプが仲良くしてくれれば嬉しいが、別に他の女性幸せになっていただいて全然構わない。結婚するなら妻との幸せ応援する。

振り回されて疲れることもあるけれど、いつだって推し幸せが私の幸せである。楽しそうな推しを見るだけで幸せになれる。

とはいえ推し幸せになりたくないとか幸せを捨ててでも過酷な道を行くとか言うならそれもまた応援しようと思う。悲しいことだが、推しがその道を選ぶなら私は彼の選択の全てを受け止めたい。

でも三次元彼氏のことは全然こんなふうには愛せない。まず彼の笑顔だけで幸せですみたいな状態になれない。彼の選択を手放しに応援したりもできない。

推しのためなら海外まで聖地巡礼に行けるけど現実の男のためには最寄り駅まで行くのも若干めんどくさい。


推し和菓子が好きだと言えば大好きな洋菓子の方が好きだが和菓子を買うし、推し兵器が好きだと言えば1ミリも興味ないけど兵器カタログを注文して設計諸元を学ぶし、推しピアノを弾いているのを見れば読めもしない楽譜と弾けもしないピアノを購入して練習するし、推し19世紀に産まれたと聞けば死ぬほど嫌いだった歴史教科書を読み返し本を読み映画ドキュメンタリーも見て19世紀について学ぶし、ついにこの前ヴァーチャル上に推しを作り出すためにディープラーニングの本を買った。Hello World挫折していた馬鹿LinuxPythonを動かせるようになった。私は推しのためなら何でもできる。

だが三次元彼氏のために同じことをする気にはなれない。推しについて勉強するためならどんなに興味のない本も読めるのに、今まで付き合った誰から勧められた本も映画漫画音楽も聴こうとも見ようとも読みたいとも思えなかった。いや読んだ。私は努力家なので読んだが、推しのために読む本はつまらなくても推しを知るという喜びがあったのに、彼のために見る映画には彼を知るという喜びなんかひとつもなかった。

推しのために戦争ルールハーグ条約から帝国陸軍戦術書まで死ぬほど興味ねえなと思いながら勉強したが、現実の男のためにはスポーツルール一つ覚えられなかった。

推しに向けるような情熱がちっとも現実の男には湧いてこない。


私が愛すべきは、どれだけ推しのために勉強しようが推し趣味に寄り添おうが愛を捧げようが歯牙にもかけずに地獄へ走って行ってしま推しではなく、あなたおかげでサッカー選手名前覚えちゃったって言うだけで私の方を向いて喜んでくれる現実の男のはずなのに。

非実在相手に濡れたところで挿れるちんこ存在しない。現実の男に対して濡れるべきだ。


はあ、恋愛、無理すぎる。推しを愛するようにとは言わないから何か少しでもときめきや情熱現実恋人に向けられたらと思うが、全然愛せない。悲しい。二次元を愛するの、ものすごく楽しい不毛どころの話ではない。

現実人間ときめきたい。無理。

二次元しか愛せない腐女子(下ネタ)

二次元しか愛せない。

別に愛がなくたって付き合えるから彼氏はできる。

私のことが好きだと言う奇特男性なり、私で妥協した情けない男なり、私でも落とせそうなチョロそうな輩なり、然るべきところで手を打てば女が彼氏を作るなんて簡単だ。

二次元しか愛せない人生は嫌だし、現実人間恋愛がしたいし、付き合えば好きになれるかなみたいな舐めた考えは常にあるので、私のことが好きだという人がいれば積極的に付き合い好きになる努力をしてきた。

からといって全く好きになれない。男としてときめかない。濡れない。セックスしてもキスしても気持ちよくならない。


私は不感症ではない。二次元相手なら全然濡れる。指一本触れられなくても二次元推しイラストだけで子宮キュンキュンする。

でも三次元だと無理だ。生理前の性欲が最も高い時期に推し映画を見てお酒を飲んでめちゃめちゃ気分を盛り上げてからベッドに入るぐらいすればまあ一応濡れるのでセックス可能だが、もはやそれは愛なのか。ただの性欲ではないのか。

しかもだいたいの場合セックスは男のタイミングで突然に始まるので私はそこまで準備していない。濡れてないのに突っ込まれるのは痛すぎる。死ね

逆に濡れてないのはしょうがないと行為を中断してくれる真っ当な人と付き合ったこともある。良い人だった。待ってくれた。何度似たようなことがあっても待ってくれた。そんな良い人に二次元しか愛せないとかふざけた理由で悲しそうな顔を指せるのがいい加減申し訳なくなって最終的に濡れにくい体質でごめんねって泣いているふりをしながら後ろを向いてスマホを開き10分ぐらいかけて推しエロ画像で無理やり濡らしてセックスに挑んだ。もはや私は誰とセックスをしているのか。飛影はそんなこと言わない。


とはいえ私は真面目で努力家なので、付き合った相手を好きになる努力は惜しまなかった。

当然だ。二次元推しは私がどれだけ愛を捧げようが振り向きもしないし、推しへの愛を2万字の小説にしたためたところで一つも愛は伝わらないが、三次元の男は「おはよ」と3文字LINEに送るだけで返信が来る。なんなら3文字100文字ぐらいのリターンがある。私がKindle漫画解像度の低さにキレている隣で、三次元の男はフルカラーフルボイス5億画素4DX の豪華仕様で私に微笑みかける。三次元二次元に比べてコスパが良すぎる。愛するなら絶対二次元より三次元を愛したほうがいい。

でも愛せない。

人間として尊敬はできるがそれだけだ。

理系萌えから白衣を着せてみたり、和服萌えから浴衣を着せてみたりしてみたところで盛り上がるのは男の方ばかりである。私は何もときめかなかった。


あるいはもうそんなに二次元が好きなら相手二次元だと思い込んでしまえばいいのではないかと思ったこともあった。

すなわち二次元に「彼氏くん」というキャラがいると仮定する。私はまずそのキャラを好きになる。そして現世を生きる彼氏のことは「二次元キャラ彼氏くん」のモデルだと思い込むのである

めちゃくちゃな話だがこの作戦はまあまあうまく行った。しか腐女子妄想はいだって無限可能性を切り開き時として驚くほど傲慢不条理さを見せるものである

結論から書くと解釈違いで関係破綻して終わった。マジで?そんなことある

私は解釈違いが許せない狂ったオタクだ。現世の人間だと思っていたから許せていたことが二次元だと思いだしたあたりからどんどん許せなくなっていった。

デート遅刻はい解釈違い。女とLINEはい解釈違い。浮気?は?解釈違いだわ打ち切り連載終了死ねバイバイ

本物の相手より幻影の中の相手ばかり見ているのでどんどん関係崩壊していき恋愛は終了した。

恋とは多かれ少なかれ夢と妄想と幻影を含むものかもしれないが、にしても限度というものがある。

腐女子の作りだす夢は全く現実乖離しているので、そんな幻想を通して現世の人間と向き合えばそりゃあセックスが盛り上がることはあっても人間関係は終わる。崩壊する。私は学んだ。

現世の人間幻覚投影して恋するのは楽しい解釈違いで死ぬ


やはり三次元人間二次元としてではなく三次元人間として向き合い愛さなければならない。でも愛せない。相手を変えたって一緒だ。情はある。尊敬もできる。みなそれぞれに良い人だと思うし嫌いなところもあるし、とはいえまあ許せる。しか微塵もときめかない。キスセックスも楽しくない。どうしたらいいのか。

エロ漫画ばっかり読んでるのが良くないのかと思って頑張ってAVを見たこともあった。勿論ポルノが嘘だというのは分かっているので、なるべく嘘が少ないものを見ようと思って海外公的機関が公開している性教育ビデオを見た。

前戯重要性、コンドームの付け方、オーガズムを得るにはどうしたらいいか英語でばっちり履修した。いや意味あるのこれ。

普通AVを見たこともあったが私レイプものしか萌えないなあっていう死ぬほどいらない気付きを得ただけだった。自分レイプされるのは絶対ごめんなのでやっぱりAV現実の役には立たないと思った。


家でひとりで練習したこともあった。自慰行為で感度を高め本番に挑むみたいな意味不明のブログを読みながらその通りにした。あの虚しさと言ったら。二度とやりたくない。しかも何も得るものはなかった。

だって別に私は不感症ではないので。

いくら男とベッドに2人の時に濡れられなくて困るってだけでちゃん推しには濡れるので。


なぜこうも三次元人間に性欲を抱けないのか。

いや多分愛も抱けない。だって私が推しに向ける感情無償の愛だ。

二次元推しには何も望まない。ただ生きていてくれるだけで良い。私は腐女子から推しカプが仲良くしてくれれば嬉しいが、別に他の女性幸せになっていただいて全然構わない。結婚するなら妻との幸せ応援する。

振り回されて疲れることもあるけれど、いつだって推し幸せが私の幸せである。楽しそうな推しを見るだけで幸せになれる。

とはいえ推し幸せになりたくないとか幸せを捨ててでも過酷な道を行くとか言うならそれもまた応援しようと思う。悲しいことだが、推しがその道を選ぶなら私は彼の選択の全てを受け止めたい。

でも三次元彼氏のことは全然こんなふうには愛せない。まず彼の笑顔だけで幸せですみたいな状態になれない。彼の選択を手放しに応援したりもできない。

推しのためなら海外まで聖地巡礼に行けるけど現実の男のためには最寄り駅まで行くのも若干めんどくさい。


推し和菓子が好きだと言えば大好きな洋菓子の方が好きだが和菓子を買うし、推し兵器が好きだと言えば1ミリも興味ないけど兵器カタログを注文して設計諸元を学ぶし、推しピアノを弾いているのを見れば読めもしない楽譜と弾けもしないピアノを購入して練習するし、推し19世紀に産まれたと聞けば死ぬほど嫌いだった歴史教科書を読み返し本を読み映画ドキュメンタリーも見て19世紀について学ぶし、ついにこの前ヴァーチャル上に推しを作り出すためにディープラーニングの本を買った。Hello World挫折していた馬鹿LinuxPythonを動かせるようになった。私は推しのためなら何でもできる。

だが三次元彼氏のために同じことをする気にはなれない。推しについて勉強するためならどんなに興味のない本も読めるのに、今まで付き合った誰から勧められた本も映画漫画音楽も聴こうとも見ようとも読みたいとも思えなかった。いや読んだ。私は努力家なので読んだが、推しのために読む本はつまらなくても推しを知るという喜びがあったのに、彼のために見る映画には彼を知るという喜びなんかひとつもなかった。

推しのために戦争ルールハーグ条約から帝国陸軍戦術書まで死ぬほど興味ねえなと思いながら勉強したが、現実の男のためにはスポーツルール一つ覚えられなかった。

推しに向けるような情熱がちっとも現実の男には湧いてこない。


私が愛すべきは、どれだけ推しのために勉強しようが推し趣味に寄り添おうが愛を捧げようが歯牙にもかけずに地獄へ走って行ってしま推しではなく、あなたおかげでサッカー選手名前覚えちゃったって言うだけで私の方を向いて喜んでくれる現実の男のはずなのに。

非実在相手に濡れたところで挿れるちんこ存在しない。現実の男に対して濡れるべきだ。


はあ、恋愛、無理すぎる。推しを愛するようにとは言わないから何か少しでもときめきや情熱現実恋人に向けられたらと思うが、全然愛せない。悲しい。二次元を愛するの、ものすごく楽しい不毛どころの話ではない。

現実人間ときめきたい。無理。

2020-11-13

ビジネスホテルガウンより浴衣の方がいい

ビジネスホテルに泊まると、寝巻きとしてガウンというのか着丈の長くなった上だけのパジャマみたいなやつが用意されてることが多いのだが、どうもアレで館内をウロウロするのが苦手だった。

なんちゅうかパジャマ一枚だけなので防御力が低いというか、なんか恥ずかしくなる。

ドーミーインだと上下に分かれた作務衣パジャマ中間みたいなやつで、ガウンよりマシだがアレも防御力が低いと感じる。

なんでホテル自販機にでも行くときは、いちいちジーンズ履いてシャツ着て、とそのまま外出できる服装でうろつくのだが、部屋の中だとパンイチなのでめんどい

その点、浴衣塩梅が良い。あのコートっぽい上着っぽいやつも装備すると完璧で防御力が高い。鏡に映った姿をみても「あ、なんかきっちりしてるやん」と思えて、ホテルをうろついても恥ずかしくない。

旅館じゃなくてビジネスホテルだと浴衣が寝巻きって(自分経験だと)あんまり見ないんで、もっと流行って欲しい

2020-10-05

浴衣を着て

美容院に行ってヘアセットして自分ができる最大級の化粧をして歩きたい。彼氏はいないしできる気がしないし友人を軽く誘ってみたけど全然乗り気じゃなかったしだからと言って1人は嫌だしどうすれば良いのだろうと色々検索してみたらレンタル彼氏とかレズ風俗デートコースが良さそうという結論になった。コロナが落ち着いたら予約とってみよう。それまでに気分が上がる浴衣とか化粧品さないと。

2020-09-16

一人称が小生

一人称が小生のアカウントは確定でキモいtwitterを例に取ると、リプ内容が大別して二つ。一つは誰かに対する高圧的な知識マウンティング。もう一つは各大学ミスコン参加者へのおじさん構文。

ごく稀にネットのみならず現実世界でも小生を使うキモい大学生に遭遇する。そういう人間はほぼ確で20代に見えない老け顔で、浴衣草履下駄を好み、映画小説についてドヤ顔マシンガントークする。

まぁ、何が言いたいかというと、オンラインオフラインわず、小生という一人称を使う人間は死罪でいいよ。

2020-08-11

異世界ファンタジーシリアス世界観作品(主にスマホゲー)における季節イベントが苦手だ

タイトルのまんまです。ちょっとした愚痴もあります

自分自身が(名前だけとは言え)ファンタジー創作のような事をしてるので、世界観無視で「ビキニです!」「(和服属性キャラがいない西洋作品で)浴衣着物です!」とかやられると媚びを感じてちょっと引いてしまう。設定あったとしてもそういうのはスピンオフ作品現代風ifやタイトルエンドカード等の一枚絵でやってほしい

頼むから【本編】に媚びを持ち込まないでほしい。商業とは言えかなりもやもやするし、ファンタジー世界観のなろうやアマチュア(以下同人)作家が「やっていいんだ!」と真似するのももやもやす

 

ここまでが本題です。シリアスじゃない現代世界観だったり某東の方みたいに繋がってる系の世界観なら季節イベント肯定派です。むしろなんのための現代だよとも思う

ファンタジー創作は季節イベント控えてくれ

正直ファンタジーMMOでも控えて欲しい自分はいる。なんのためのファンタジーなんだよ、ガッツリ現代文化持ち込むなよ、ファンタジー警察仕事してくれよ

 

同人創作界隈には「世界観ちゃんと守れよ!」派が一定いるから余計にそう思うんだよな。商業にはそういう人(読者ではない、編集さんとかで)いるのだろうか? いるならその嘆きをTwitterでもなんでも聞いてみたい

 

いつかでいいか商業同人わず世界観無視で媚びてるファンタジー創作が白い目で見られるようになってほしい。色気ではなく、キャラでもなく、世界観を重視するようになって欲しい

そして本編の無い創作と色気やキャラ推し創作も白い目で見られるようになって欲しい。世界観や設定をちゃんと守りつつそれを押し付けない「ちゃんとした」創作けが認められて欲しい

 

まぁ、プロアマわず創作界隈のそこそこ有名な人が「商業ではよくあるけど同人創作ではよく思われてない事数選」とかツイートしてくれたら何か変わるかな。変わらないよな

これ書く前に本編執筆しろって言われるだろうけど、どうしても吐き出したかったんだごめん

2020-08-10

[]8月9日

ご飯

朝:なし。昼:素麺納豆。夜:冷しゃぶとレタスネギ大根おろし。間食:じゃがりこ歌舞伎揚。(同じ食事を繰り返すのが好きなの)

調子

むきゅーはややー。仕事おやすみん。

グラブル

モチベぐんぐんなので朝からグラブってた。

まずはサイドのガチャチケ回収ずいぶんサボってたのでたんまり入手。

次に、マグナ石5凸に向けて六龍の準備。

まずは土のガレオンソロの方。スロウ、ディスペルマウント、リスキャの短いデバフ大事みたいなので

ウォロジータアンチラ、ティアマト、研究の成果さんの杖パで攻略

V2の仕組みがわかって無くて事故ること数回、無事クリアできた。これは装備よりもキャラ大事だなあ。奥義ディスペルと消去不可デバフベホマズンアンチラ、回復とスロウマウントティアマト、研究の成果とスロウとディスペルユリウスと、高難易度適性が凄まじくとても安定してプレイできた次に水のクラゲさんに挑戦。ランバージャックジータ、マキラ水着ヴィーラ、浴衣ジェシカ回復シマシパで攻略

ジータのゼノウォフ琴奥義、マキラポーション水着ヴィーラの2アビ、回復いっぱい持ちの浴衣ジェシカと全員回復持ちなのに加えて土はゴブロ刀と両面マグナ石でHPが伸びるのでとても安定してクリアできた。限定たくさん入れてるだけあってここもキャラパワーかしら。

こんな感じで土と水のソロクリアでき、ユグマグとリヴァマグの石を5凸した。

ネット情報を見て回ってると水はオールドオベロンがかなり強くなるみたい。全然持って無いか日課の周回にしようかなあ。

2020-08-02

[]8月2日

ご飯

朝:混ぜのっけごはん(すき家。昼:目玉焼きピーマンシメジそばの炒め物(焼きそばでは?)。夜:レタス大根おろしネギと茹でて冷やした豚肉ポン酢をかけるやつ(冷しゃぶでは?)。間食:色々。

調子

むきゅーはややー。仕事おやすみん。

日曜日が晴れなの久々なので4時間ほど散歩散歩しゅきしゅき。気持ちが穏やかになる。

ポケモンGO

そんな穏やかな散歩のご褒美かのように、タマからアブソル

正直、色違いにあまり興味が無いのだけど、好きな悪タイプポケモンでかつ貴重なアブソルで出るのはやっぱり嬉しいぞいや。

グラブル

無料10連はゴムーン3個、浴衣SRタイアー。宝箱チャンスは銀天、柔らかい羽、水エレ、闇ビー玉、至極。

サマーキャンペーンチケットでイルノート。

無料仕事しまくってる。

やること山ほどあるのだけど、まずはシナリオイベントの箱開け。それとデイリーミッションの消化。

土有利古戦場マジでなんの準備も出来てないなあ。2100万余裕で足りて無さそうだし、そこに向けての準備はもう時間無いし。今回はいっか、程々で。

2020-08-01

[]8月1日

ご飯

朝:なし。昼:目玉焼き納豆ピーマンシメジそばの炒め物(焼きそばでは?)。夜:大根サラダレタス大根おろしとネギと茹でて冷やした豚肉ポン酢をかけるやつ(冷しゃぶでは?)。間食:水ようかん

調子

むきゅーはややー。仕事おやすみん。

昨日の暴飲暴食のツケが来たのか、お腹下してた。

グラブル

無料10連で浴衣ロザミア。宝箱チャンスはゴムーン1個。

無料限定キャラ引けたのが嬉しすぎて、半額を満喫してる最中に気付いた…… 半額は朝からじゃない…… 毎回毎回忘れるんだが……

2020-07-27

仕切りだらけの増田飲食店手くょ新駄州間の螻蛄だ力士回文

ナナナナー、ナナナナー、

ナナナナ、ナナナノミリ

ロビンソン武論尊北斗の拳原作者!ヒュイゴー!

からまことにすいまめーん!ほんとにすいまめーん!

おはようございます

ここでお便り紹介!!!

恋するウサギちゃんより、

「人を何故好きになると、こんなにも苦しいのでしょう?」

って!それ!ポルノグラフィティの歌のやつ!!!

さて、

いろいろと渋滞してるけど、

今日も元気いっぱいにやって行きましょう!って感じで、

名前だけでも覚えて欲しいんですけどね!って

一連のくだりが終わったところで。

あのさ、

一蘭ラーメンの仕切りを取り入れてる飲食店最近おおくて、

これも一蘭の仕切りシステム権利一蘭がその権利独占せず開放したことによって、

飲食店もそれができるようになったという、

涙がちょちょぎれる良い話じゃない!って思わない?

シャンプーメーカー

コンディショナーとシャンプー区別を見分けるために、

容器の横にキザギザを付けて区別できるようにしたことを、

そのメーカーが独占せず

全部のメーカーでやろう!って呼びかけたあの話しぐらいにハートウォーミングな話しだわ。

世の中たまには良い話も聞きたいじゃない。

まあGOTOキャンペーンもいいけど、

外に出掛けたら、

結構人が賑わってて道も混んでいたし、

この連休は結局どうだったのかしら?って思ったわ。

あなたの街は賑わってた?

みかん花咲く丘公園駅前のビル屋上で毎年やってるビアガーデン

今年はやんのかな?って思ってたけど、

屋根なくて三密避けOKなのかしら、

絶賛営業中!ってところが笑っちゃうわ。

ビアガーデンってみんなで行くと楽しいけど、

私みたいなお一人様にはちょっと賑やかすぎるし、

ビールお代わりするときに歩いて行く往復で酔いが覚めちゃうから

あ、私今何してたんだっけ?そっかルービーお代わりに行くんだったって急に冷静になれるぐらい、

あんまり一人だと盛り上がらないのよねー。

事実

今度満ちゃんとか誘ってみようかなって思ったわ。

ま、それでも二人なら焼き鳥でもいいじゃんって思うけど、

浴衣着る機会もないから、

夏感出していくってなると、

今シーズン1度はそう言う涼しげな格好をしてルービーでも決めたいところだわ。

ってーかまだ梅雨開けないもう8月前だというのに、

それもそれでいつ開けるのかなって心配にもなるわ。

うそう、

ルービーのなんだっけあれ、

そうサブスクリプション

サブスクリプション代払うんだったら、

その分を全部ルービー代にした方がまだ倍飲めそうな気がして、

一瞬で見破ってしまったし

一瞬サブスクリプショろうと思ったけど

これも私にはまだ縁が無いようね。

大人しく駅前ビルビアガーデンにしとくわ!

うふふ。


今日朝ご飯

オム野菜サンド

タマゴ単品ってのも選択肢にあったけど、

1種類でバリエーション豊か感を味わえるのはこれしかないと思っていつもそれにしちゃうのよね。

デトックスウォーター

お茶っ葉入れた簡単にできる、

ルイボスティー茶ウォーラーが美味しくてリピリピよ。

簡単作れちゃう夏のお茶は超重宝するわよね!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2020-07-15

親がそんなに偉いのか

 小さい頃、祖母と仲が良かった。

 実質孫はわたし一人みたいなものだったので猫可愛がりをされたのだ。話を聞いてくれて、好きなものを買ってくれて、家に行けばわたしの好きなものが用意されていて、お小遣いをくれてと来れば、好きにならない訳がない。

 そんな祖母最近ストレスの種の一つである

 いつからそうなったのか、祖母自分の思い通りに行かないことや自分が不幸だと感じている理由を、全て別のもの責任にするようになった。

 祖母の家はうちから電車で40分はかかるのだが、何か欲しいものがあるとUberEats感覚で母を呼び出す。自分の家の前には、わたしから見て叔父にあたる、息子夫婦が住んでいるのに。

 家に行くと、祖母の口から出るのは多種多様愚痴オンリーだ。

 祖父は一昨年亡くなったのだが、そのもうこの世にいない夫が何十年も前に不倫していた云々と未だに延々と愚痴っている。わたしには寝耳に水の話だった。昨年わたしの両親と一緒に4人で逗子へ行った時、祖母と同室だったわたしは、その話を深夜3時まで聞かされた。

 それが終われば今度は近所の人の愚痴、次は息子夫婦愚痴

 母がそれに対して何か口にしようものなら、まるで自分被害者のように母を責め立てる。

  いっそ認知症だったら諦めもつくが、そういう感じではない。母に聞いた昔の祖父母の行動もなかなかだった。

 わたし家族って結構クソなんじゃないかと気づいたのは最近である

 わたし幼稚園の頃から父親が嫌いだった。

 物心ついた時には両親は喧嘩ばかりしていたし、その原因が父親不倫だと知り、そしてそれがどういうものなのか理解してからは、生理的に無理になった。

 母がキレて父親が作ったスープが入った鍋をキッチンの壁に投げつけたこともあった。仕事から帰宅した父親を家に入れないように玄関にチェーンをして、ガンガンと鳴るドアにわたしが開けに行こうとすると、「あれは悪魔が入ってこようとしているのだ」と引き止められたこともある。

 この際だから書いてしまうが、その癖二人がセックス雪崩れ込む場面を目撃してしまたことも何度かあるので、幼少期のわたし情緒は今考えてみるとめちゃくちゃである

 何かの拍子に、母の恨み辛みが書かれた日記を読んだこともあった。それもあってか、明らかに責任の一端はあるのだけれど、母に対して恨めしく思った試しはあまりない。

 とにかく一番酷かったのは、母が離婚裁判用に用意でもしていたのか、パソコンに保存された父親写真を見た時だ。旅館宴会場らしい所で、備え付けみたいな浴衣を着た父親が知らない女性乳首を口に含んでいる姿が写されていた。

 わたし幻覚だったら良かったのだが、二十年近く経った今でも覚えているので、たぶん見間違いではないと思う。最悪だ。

 文章にすると、よりひどい気がしてきた。これで父親尊敬しろと言う方が無理である

 百歩譲って、父親が今は改心して良き人間、良き父親となっていたならわたしも少しは関係修繕に努めたかもしれない。

 人間としても、わたし父親は最悪なのである

 こんな人は嫌だな、と思う要素のほとんどを彼は兼ね備えている。

 人種差別主義者だし、女性差別的だし、ホモフォビアで、口を開けば昔の自分武勇伝しかも遡ること小学生まで)しかせず、相手の話は全く聞かないばかりか、高尚で価値があるのは自分の気に入ったものだけで、他人趣味は平気で貶す。

 具体的に言うと、何か事件が起きたり街でマナーが悪い人を見ると「日本人じゃない」と言い、「痴漢にも選ぶ権利がある」と娘の前でのたまう。わたしが聞いていないと思ったのか、わたしが仮にレズビアンだと言ったら「家から勘当する」らしいし、母やわたしが好きなものは「くだらない」と鼻で笑う。

 父親でなくても好きになる方が難しい。

 恐らく、自分があれだけ働いているのに、家でわたしがぐうたらしているのが許せないのか、「人としてどうかと思う」とかなり強い口調で言われたことも一度や二度ではない。ある時耐えかねて「子ども幼稚園の時に不倫する方が人としてどうかと思う」と返したら、それからピタリとこの言い回しだけは使わなくなった。

 どうやら悪いとは思っているらしい。謝罪された記憶はないが。

 加えて彼は、典型的な「誰が金を払ってやってると思ってるんだ」人間である。これはわたしが明らかに生意気な口を利いた時だけでなく、例えば赤リンゴを彼が「青リンゴだ」と言った時に「いや、それはどう見ても赤いリンゴだ」とわたし否定したとしても発せられる。どんな理由があっても子どもは親に逆らってはいけない、というやつである

 そもそも子どもは望んで生まれてくるわけではない。親が勝手に作っただけの話なのに、それを感謝しろと言うのは屁理屈にも程がある。

 なので「産んでくれと言った覚えはない」と言ったところ、「こっちだってまれて欲しかったわけではない。勝手に生まれていた」と返ってきた。

 さすがに呆れ果てて「だったらコンドームしろクソ野郎が」と言いかけたが、雅ではないのでやめた。ちなみに母によると、父親は妻が体調を崩した時に「大丈夫だよ、俺外で食べてくるから」と、病気の妻も小さな子どもも置いて外に行くタイプの男だったらしい。まさかこんなに身近にそんな人間がいるとは思わなかった。

 わたし子どもが欲しいと思った試しがない。

 むしろ子どもなんて作らない方がいいと思っている。

 世界的に見れば人口は増え続けているし、大半の人が子どもを欲しがる理由は「可愛いから」とか「寂しいから」とか「自分の生きた証を残したいから」とか、挙げ句の果てに「老後の面倒を見て欲しいから」とか奴隷扱いに近いものばかりだ。

 親は子どもの一生の面倒は見れない。

 どんなに大切に育てても、学校で虐められ自殺するかもしれないし、害悪企業就職して過労死するかもしれない。もちろん、成功して幸せ生活を歩めるかもしれないが、そんなことは誰にも分からない。

 人生において一つだけ確実なのは、人はいつか死ぬことだけだ。

 そして死は、多少の差はあれど、たぶん苦しいものである。だから人生が嫌になっても簡単には死を選べない。

 であれば、人生というのは始まる前からマイナススタートである。そんな状況で同意も取れないのに子どもを作るのはかなりのチャレンジャーマイルドな言い方である)だと、わたしは思っている。

 こう言うと大抵の人に信じられない顔をされるのだが、もうこれは完璧わたしの家庭環境のせいだとようやく最近気づいてきた。

 冒頭で実質わたしが一人孫だと書いたのは、叔父も一度離婚していて、それ以来まともに自分の子ども達と会ってすらいないかである養育費を払っているのかすら怪しい。

 父方の祖父母には幼稚園の頃以来会っていない。

 不倫騒動で揉めていた際、あちら側がわたしのことを「いらない」と言ったのだと母が憤慨していたのを覚えているので、会おうとも思わない。

 やっぱり文章にするとかなり酷い家庭環境だなと思う。まともに育った方だ。

 こんなクソみたいな家族の中で育って、家庭を持つの希望を抱く方が馬鹿である

 そうでなくても、社会から人種差別は無くならないし、女性差別が消えるのには後99年かかるらしいし、日本で生きていくには過重労働低賃金パワハラセクハラを受け入れなければならない。生きるって何なんだろう。

 それでも世の中には、結婚して、いずれその流れで子どもを持つことに何の疑問を抱かない人もいる。というか、そういう人が過半数だろう。幸せなことだと思う。

 そして、わたしはどう頑張っても、そういう風には生きられない。

 そう思うと、何か、死にてえなと思う。

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