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2021-05-03

「失敗の本質」を読んであとに、日本コロナ対策を見ると失望しか

失敗の本質日本軍組織論研究 (中公文庫) 文庫 – 1991/8/1

戸部 良一 (著), 寺本 義也 (著), 鎌田 伸一 (著), 杉之尾 孝生 (著), 村井 友秀 (著), 野中 郁次郎 (著)

敗戦の原因は何か? 今次の日本軍戦略組織面の研究に新しい光を当て、日本企業組織に貴重な示唆を与える書。ノモンハン事件ミッドウェー作戦ガダルカナル作戦インパール作戦レイテ沖海戦沖縄戦という大東亜戦争における6つの作戦の失敗の原因を掘り下げ、構造問題と結びつけた日本組織論金字塔

何もかわってないと失望ばかりしていては何も解決しないので、どうすればいいのかを考えたい

といっても自分が読んだのはこっちのほうです

「超」入門 失敗の本質 日本軍現代日本共通する23組織ジレンマ 単行本 – 2012/4/6

鈴木 博毅 (著)

失敗1 曖昧戦略

戦略を決める

まずはこれ。

戦略の失敗は戦術では取り返せません

どうやってコロナ収束させるのかのグランドデザイン必要

といっても、そんなのワクチンしかないよね

まりワクチンいかに早く全国民に接種させるか

これを最高の優先度にして全ての計画を立てる

まあ、オリンピックとの優先度をどうするのか、これを決めて宣言することが大事だよね



っていうか、これだけだよね

やるのって

anond:20210503120125

映画も昔は夢中で見てたけど今思うと180分とか長くて見れる気がしない

小説も確か文庫だと全10巻くらいだったっけ?

途中からは慣れて面白く感じ始めたけどもう一度初めから読み返すのはキツイだろうなぁ

2021-04-28

悪いのは長瀞さんの評判じゃなくてお前の頭だろ

元増田はてブで評判悪いんだとしたら、流石にバカ晒しすぎたってことじゃないかな?

(それでも30ブクマはついちゃってるわけですが…)

おつむの出来が悪いのか、性格が悪いかはわからないけど、

増田分析と称して最近若い者はダメ演説したいだけのゴミ老害なのは間違いないですね。

冗談はさておき、『長瀞さん』はただのツンデレ美少女単独ヒロインラブコメしかいからな。

アニメ1話では無理とかなんとか言う人もいただろうが、今は第3話まで放送されて長瀞さんのイジりには先輩のカウンターが稀にクリティカルヒットするし、長瀞フレンズよりも遥かにかよわいいきものだとバレてしまった。

最新話まで見てなお最近若いオタクはどうこうみたいな雑な分析できてるなら逆にすごいわ。あんなもん初心なカップル未満ラブコメしかないわ。

ウザい女の子が絡んでくる漫画最近増えたというけど、ラブコメまんがのヒロインが絡んでくるけど特に好きでもない女と、好きだけど振り向いてくれない女の二大ヒロインなんてありがちだろ。昔からいたんだよ勝手好意持って絡んでくるヒロインは。単独ヒロインがウザ絡みしてくるのが現代的に見えるだけだろ。

それに作者の性癖デパート単独ヒロインラブコメ漫画自体がここ数年ブームになっていて、その流れの中に『長瀞さん』があることくらいは普段からラブコメまんが読んでれば分かるだろ。え?分かんないの?

それからレイプ願望?は?ふざけんなよスカタン。こんなイチャラブコメディで満たされるわけが無えだろボケナス。それに本当に被レイプメジャー性癖だったら二次元ドリーム文庫美少女文庫ドS少女かい煽り文句で単なるツンデレを出してこねぇんだよ。そんなことも分からねぇのかぶちころがすぞハゲ野郎特に美少女文庫高木さんや長瀞さんのタイトルパロで人のこと釣ってきたくせに、中身はどれもツンデレと一対一の甘々蕩かしプレイだった。画力FランCG集のノベライズ読んだときプレイ内容だけならアライさんより遥かにマシだと思えたわ。分かるか?Fラン小説でも上位に来れちゃうほど層薄いんだよこの界隈。文章力Fランから抜けなかったけど。二次ドリでも姉ケ崎?のやつとかタイトルだけドSで中身は全然違ったし。個人的業界トップ高岡智空によるメンエスものだって手緩い部分は多い。特にハニトラは金髪お嬢様調教されて屈服までいってほしかったマジで。オトナ文庫あたりは詳しくないがそもそもM向けエロゲノベライズってリラクゼーション癒香以降あったの?寡聞にして知らんのだが。ぷちぱらも新刊棚で見てるけどそれらしいタイトルたことない。漫画はG4Mが休刊したし宮元一佐単行本出ないしキルタイムアンソロを表紙と24Pのためだけに買うの嫌になって追ってない。その金で同人ゲーム同人音声買ってる。

ほらな、やっぱり被レイプ願望なんてどマイナー商売にならない程度の需要しかねぇんだよ。

それを誰もが持っているかのように書きやがって。人の神経逆撫でするのもいい加減にしとけ。

https://anond.hatelabo.jp/20210425134122

2021-04-17

anond:20210416043013

貧乏で家も棚も狭いので文庫の方がありがたいな。

漫画なら電子書籍が楽だけど長文は紙で読みたい。

[]2021年4月16日金曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
007310068137.958
01527505144.352.5
02456291139.850
03222551116.047
04131886145.1135
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0735326993.442
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111811458980.636
1222926551115.943
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14109918884.335
151781575988.535.5
162141394765.233
172251684074.834
181541197877.834
19115952782.833
20141812157.631
211601440290.032
2219220634107.532.5
234474440799.346
1日315829889494.643

本日の急増単語 ()内の数字単語が含まれ記事

履修登録(4), 縮地(4), 小職(4), ワナワナ(6), 4/9(4), チェックメイト(4), 晴れ着(6), 1曲(3), 老ぼれ(10), attach(3), マンカスゴキブリ(3), 貝汁(3), 二階(11), ワンチャン(15), 文系(26), エアプ(7), 😡(7), 変異(11), 絵文字(7), 大卒(20), スカート(14), 氷河期世代(9), イジメ(14), 理系(23), 接種(8), 学部(10), 課金(16), ババア(12), 就活(16), 加害者(17), 高卒(15), 弱者男性(29), ワクチン(27), 煽り(18), 論文(15), 大阪(22), 強者(15)

頻出トラックバック先 ()内の数字は被トラックバック件数

anond20210416212624 /20210416231803(128), (タイトル不明) /20210416104159(44), ■ほとんどの人は大学に行く必要は無い /20210415194726(22), ■anond20210415194726 /20210415222840(19), ■早稲田とか慶應の話するクソインテリどもがうざい /20210416172315(16), ■どマイナーアイドルロックバンド一曲だけ飛び抜けて良い曲 /20210416135635(14), ■人権派が、突如として人権意識を失う現象 /20210416152140(14), ■「ママー、あの人なんで男なのにスカートはいてるの?」 /20210416190537(14), ■オレには猫のセフレがいる /20210416111343(13), ■就活失敗しました〜 /20210415103732(12), ■風呂場の換気扇から甲高い音がするようになった /20210416154456(11), ■早稲田大学履修登録についての覚書 /20210416120205(10), ■1000円超える文庫はやっぱり高いよ /20210416043013(10), ■少年法改正すべきだろ /20210416074433(10), (タイトル不明) /20210416173701(10), ■ /20210416194353(10), ■MP0になったらどうすれば良いのか /20210415130611(9), ■就活なんてイージーゲーム /20210416100431(9), ■ヴィーガン「肉食うな!」反ヴィーガン「肉食う!」調停者ワイ「間を取って『哺乳類』は食べないってことでどうや?」 /20210416142735(9), ■anond20210414205144 /20210415083205(9)

2021-04-16

anond:20210416105934

よく聞く言説ではあるけど、なんでそうであるべきなんだろうね?

数売れる見込みがなければまず高い値段で売ってみて、よければ文庫にして安価で売るってことなんだっけ?

価値観問題な気はするけど、「売れてるやつは安い文庫になる」なら、高いハードカバーは買わないな……とか思っちゃったり

あと電子書籍ならハードとか文庫とか関係ないよね

1000円超える文庫はやっぱり高いよ

価格を高く感じる理由は版型にあるのではなかろうか

もし文庫ノベルスとで同じ内容の本格ミステリ出版されたら皆ノベルスのほうを買うだろう

腰をすえてミステリを読むぞという気持ちにさせてくれる

ノベルスの手触りや雰囲気になら1000円出してもかまわない

そんなことをラノベの話で思った

2021-03-25

anond:20210325124420

数学音楽は復刊がある。

けれども他ではどうかなってとこ。

文庫で復刊するべきなんだけど、新装版で出すんだよね。

日本お金持ちに配慮するでしょ。こんなんじゃ誰も学問なんかやらないよね。

2021-03-21

tameshiyo.me ない (追記

ドラえもんの記念イベントか何か分からないけれど、藤子 F 不二雄の作品が公開されているらしい。

ホッテンで知ったのだが、ビュアーから企画サイトリンクされていないので、なにも分からない。記念しているのかも販促しているのかも分からない。 link:dorachan.tameshiyo.me で検索しても出てこない。

どこで告知されているかも分からないので、はてブドメイン検索している。でもたまたまのもの検索したときに、履歴を見てついでに見るくらいなのだ。公開期間は終わっていることが多い。

ペライチの LP でもなんでもいいんだが、バックリンクは欲しいなあ…この本を買うリンクはありがたいが(掲載巻を調べるのすごい苦労する)なんかのキャンペーン効果を上げないといけないのでは。

関連検索ドラえもんチャンネルとやらが出てきてやったーと思ったが試し読みへのリンクがあるのかどうかもよく分からんゴチャゴチャなサイトで、ぱっと見たしかSEO ヤバそうな印象だけ抱いた。

まあ少し不思議な本を履修するか…と思ったが、なんか名義が複雑か何かで何を買えば単行本化済み SF 短編が全部読めるのかも分からなかった。まあ…そのうち…どこかの本屋特集棚とかやっていたら。

追記

ブコメで教えてもらった。まさにちょうど終わったところで笑った。

https://dora-world.com/contents/1766

STAY HOME 企画だったのかー。善意文句を言って申し訳なかった。

愛蔵版文庫も見つけた。履修者は多分どちらでもないよな。あ、本誌か。

2021-03-19

何十年も前からそうなんだが anond:20210319143314

時代を築いた あかほりさとる なんかはまんまト書きファンタジー

1990年代ノリに乗ってた富士見文庫は叩かれつつも売れてるので正義だった。というか小学校図書室にあった

富士見の中でもライト表現異端だった 神坂 一 も売れてるので正義だった。というか小学校図書室にあった

 

しか女性向けだけは商業誌揶揄されることが多かった

講談社X文庫ティーンズハートなる、少女小説バカ売れだった時期、GS美神の「紙の砦!!」で、

少女小説漢字は少なく。改行はこまめに。でないと読者がついて来れないのよ。

      あんたたちが芸術ぶって文学マニア向けの作品ばっかり書いてきたせいで、

      日本小説若い世代に読まれなくなってるのよ!!」


文豪悪霊「笑わせるなー! このアホな文章で、読者がついてくるとでも言うのかーッ!?


少女小説「私の本は1冊平均10万部、売れてるわっ!!」


文豪悪霊「こんなものを、10万人も・・・文学は死んだーッ!!」

 

とかやってたよ

 

個人的には、ラノベ(笑)は、とあるシリーズあたりからじゃないかなという気がしている

とあるシリーズの文は様々なサイトで弄られてるやで

2021-03-17

anond:20210317110754

10年前のラノベだけど桜ishってあったよな。

ザスニ連載は完結してるのに、なぜか文庫化するにあたって大量に書き直して別物になった挙げ句雑誌は完結してるけど文庫は完結してないの。

2021-03-12

anond:20210312090804

googlechromeセキュリティをすり抜けてこんなの出てきた

神の落淫―黒豹国主と新たな神―【イラスト入り】 (ガッシュ文庫) Kindle版

2021-03-10

本の値段上がってるよね?

文庫で700〜800円、新書で1000円、単行本だと1800〜2000円ぐらい。

ここ5年で2割ぐらい値上がりした印象。

古い本でも「新装版」って名目で値段改定してるし。

 

趣味としては安上がりな方なんだろうけど、読まない人は読まない人で、ますます活字離れが進みそう。

2021-03-08

必読書コピペマジレスしてみる・やっぱりオススメの21冊編 (2)

戻る→ anond:20210308081829

デュマ・フィス「椿姫

個人的にはオペラよりも好きかもしれない。特に、愛した女性の墓を掘り起こして遺体に直面するシーンがあるところとか。不毛愛情というか、すれ違いや失恋ばかり読んでいたことがあり、これを読んだのもそんな時期だ(「エフゲニー・オネーギン」とか「マノン・レスコー」とか)。というか、そもそもオペラって「乾杯の歌」とかすごい好きなんだけど、台詞聞き取りにくいし、台詞を同時に歌う箇所もあるし、なんか難しい。

ちなみに主人公独白に曰く、「ああ! 男というものは、その偏狭感情の一つでも傷つけられると、実にちっぽけな、実に卑しい者になってしまものです」。……バレましたか

野尻抱介太陽簒奪者」

自分日本SFを読むきっかけになった人で、ハヤカワのJA文庫小川一水とか林譲治とかが特に好きだった。

この作品は、太陽の表面に異星から物体によってメガストラクチャーが作られ、日光を奪われた人類が滅亡の危機に瀕するのだが、若干のネタバレを言うと、最初からエイリアンには悪意が全く存在していなかった。僕はそんなところが好きだ。基本的自分の好きなシチュエーションは、他者との接触により悪意はないにもかかわらず傷つく、というのがあるのだ。

ちなみに日本SF作家をより広く読むようになったのは大森望日下三蔵の年刊日本SF傑作選のおかげ。感謝感謝

オルハン・パムク無垢博物館

三十歳で婚約者がいるのに、親戚の十八歳の女の子に手を出しちゃったダメな人が主人公結婚約束をした女性から婚約を破棄されてしまい、彼は思い出の品を集めた博物館を作りだす。イヤリングはともかく、自分が家をのぞき見た瞬間を画家に描かせた作品や、下着までも集めているあたり、ただの変態である。帯には「愛に生きた」とあるけれど、愛情というか執着や妄念であったような気がする。けれども、不毛な愛のほうが読んでいて面白い

ところでトルコという国は、女性スカーフを被るかどうかだけで政治的立場の表明になってしまう国であり(ハイヒールを履くかどうかも政治的立場の表明ではあるが、トルコはその傾向が顕著だ)、その点からも読んでいて面白い作家であった。

マヌエル・プイグ蜘蛛女のキス

映画オタクゲイ政治犯の獄中での対話劇。ゲイはどうやら看守から政治犯の様子を探るように頼まれているようなのだが、いつしか二人には友情が芽生えていく。緊張感のある対話であると同時に、ゲイお気に入り映画を語るとき調子推しについて語る幸せオタクのものである安易に神という表現は使いたくないが、語りが神懸っている。ゲイの口調が女言葉なので、少し古い訳なのかもしれないが。

リチャード・ブローティガン西瓜糖の日々」

大学時代年齢不詳の友人がいて、今も何をして食べているのかよくわからないんだけれども、今でも時々強烈な下ネタメールが来る。そんな彼が薦めてくれた小説村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の「世界の終わり」パートに影響を受けた作品を部誌に掲載したらものすごい勢いで薦めてくれた。

彼は物にこだわりがないというか、読み終えた本をよく譲ってくれた。同じブローティガン絶版になった本やシュティフターの「晩夏」などもおかげで読めた。「晩夏」はくどいのでいただいてから十年後に読んだのだが、現代小説では確実に切り捨てられる長さの風景描写を含む小説を、定期的に読みたくなる。

町田康パンク侍、斬られて候

就職のために架空宗教団体によるテロでっちあげる侍の話。時代劇の形を借りているんだけど、時代考証は完全に無視している。そして、自意識過剰人間クレーマーおバカしか出てこない語りの芸だ。だが、大体町田康作品は大体そんな感じだし、人間って元来そんなもんなのかもしれない。オチ基本的に完全に投げっぱなしだが、爆発落ちや死亡オチギャグ結構好きだったりする自分がいる。文学っていうのは自由でいいんだよ。

トーベ・ヤンソン「たのしムーミン一家

ムーミンシリーズ以外のヤンソン文学作品を選ぶべきかどうか迷ったのだがこっちにした。友人からなぜかヘムレンさんに似ていると言われていた時期があったことだし。

児童文学短篇って長篇とは違った難しさがある。短い文章と簡潔な表現という制約の中で、キャラクターを端的に表現しないといけないから。そのお手本みたいな作品がここにあり、内向的人間にやさしい世界がここにある。ちなみにとある哲学者の持っている本の名前が「すべてがむだであることについて」であり、すごく笑える。

全く関係ないが僕は萩尾望都の「11人いる!」のヴィドメニールヌームにも似ていると言われたことがある。緑の鱗に覆われた両性具有僧侶で、とても善い人で行動力もあるのだが、説明するときにやや言葉が足りない。

マリオバルガス=リョサ「悪い娘の悪戯

嘘つきで利己的で、のし上がることにしか興味がない空っぽ存在に恋をしてしまった善良な青年。「悪い娘」の人生航路は語り手の人生におおよそ十年ごとに交叉するが、一貫して彼女本位な関係に終始する。

これはどうしようもない女の子に恋してしまって、四十年間ものあいだそれを引きずった男の物語だ。地位財産もなにもかもなげうって、何度裏切られてもひたすらに与え続けた。そんじょそこら悪女ものとは格が違う。シェル・シルヴァスタインの「おおきな木」のように。

バルガス=リョサには基本的にどれも面白い

D・H・ロレンスチャタレイ夫人の恋人」。

猥褻だということで昭和時代裁判になったというので読んでみたが、どこが猥褻なのかちっともわからない。しかも、作者の思想がうるさいので文学的な美を損なっている。

表現露骨というよりも、おちんちんに花飾りを結ぶみたいなのどかヒッピー文化的な感じで、エロティシズムについては性描写の無い仏文学のほうがずっとぐっと来るものがる。しかし、時代を先取りしていていたという意味では素直にすごいと思うし、この程度で猥褻だと騒いでいた時代はさぞ不自由で息苦しかったのだろうなあとも思う。

ピーターワッツブラインドサイト

最強のファーストコンタクトものひとつで、ネタバレするとオチは「意識クオリアとはときとして生存に不利かつ無駄であり、この宇宙では淘汰される可能性がある」という絶望的な結論人間の心も愛も宇宙の中では無だ! みたいなSFが大好き。

基本的構造は「宇宙ランデブー」の変奏で、未知のエイリアン遺物の中を探検するのだが、強烈な磁場の中で意識が攪乱され様々な精神疾患一時的に患うという違いがある(実際に脳に強烈な磁場を近づけると活動する部位が変化する)。言及されるコタール症候群半側空間無視といった症状もすべて実在するが、脳科学知識がないと全部作者のほら話なんじゃないかって読者が誤解するんじゃないか若干心配

それと、ハードSFとしてはすごい好きなんだけど、どういうわけか吸血鬼が味方に出てきて(人類を捕食していた類人猿遺伝子を組み込んだ改造人間という設定)、味方のはずなのにこちらに危害を加えようとする不可解な設定があり、これは作者の吸血鬼ゾンビに対する偏愛のせいだろうが、プロットの上であまり関係がないし必然性もなく、そこが無駄に思われた。そもそもなんでそんな遺伝子組み込んだ危険なやつを作るんだ?

以上。

2021-03-03

フェムテックって女性のことまじでちゃんと考えてんの?

女性が生きやすいようにって最近「フェムテック」が話題になったりするけどさ、

なんか良いもの作っただけで満足してて本当に広く女性に使ってもらうこと考えてんのかなって。

良いものは作らないかんけどさ、良いものをつくりました。めでたしめでたし。みたいな。

生理用の吸水ショーツにしても5000円とかしてんの。パンツ1枚に5000円。草。

長く使えばナプキンよりコスパ良いのかもしれんけどさ、女性貧困の話知ってるか?

女性の平均年収知ってるか?非正規雇用女性の多さわかってるか?

しまむらのサニタリーショーツ(500円くらいか?)を買うのすらもったいないと思って生活してるよ。

わざわざ生理のために下着変えるのすら渋って生活してんの。

定期買えなくて都度きっぷ買うみたいな生活の子だっているやんか。コスパの良い生活するための元手がないみたいな。

タンポンにしたら楽になるって?タンポンもコスパ悪すぎだろ金持ち自慢か?って思うよ。

生理みたいな不快でクソみたいな存在価値のないものになんで金をかけなきゃいけねえんだよって気持ちで生きてるしさ、

ムレようが使い心地悪かろうが多少かぶれようとも1枚あたりが一番安いナプキン探して生活してる子の方がマジョリティなんでは?(しらんけど)

吸水ショーツ勧めてた人も売れっ子漫画家ライターさんで、あぁ生理に使えるほどお金が余っておいでですのね、って感じ。

金があって「ていねいな暮らし」みたいなのができるヒエラルキーのそこそこ上の方の女だけ満たしとけば良いと思ってる?

本当に女性生活が楽になること考えて商品開発するんだったらまじでコスパ考えてくれ。

フェムテック貧困層の女性相手にしてませんってことな最初からそう言ってくれ。

なんかいいやつあるやん!→3000円!5000円!とかで泣いちゃうわ。

あと女性のための本とかも単行本ハードカバー)だと高いか最初から文庫とか新書で出してほしいって思うもの…。

キム・ジヨンとか図書館で借りたよ。

女性として女性のための本を読みたいのにどれもハードカバーで1500円とかしててさ…学ぶにも金がかかるね。

は~お金ほし~~~!

ガチャピン政権が「嫌い」という発言をする権利禁止する法律を制定してから10年が経った未来

コロナによって東京オリンピックの開催がおじゃんになった世界線2031年

世は禁酒法ならぬガチャピンが定めた禁嫌法から10年が経っていた。

かつてガチャピンの片腕であったムックは禁嫌法の緩和を訴えるも反嫌法に基づいて電気椅子に送られてしまっていた。



「嫌い」をキめたくて仕方がない人々は、

はてなというアングラサービスを使い日々「嫌い」という感情をぶちまけるのであった。

それを取り締まろうとするガチャピン警察たち。

しかし「嫌い」を表明する場を提供するはてな

ガチャピン警察たちの努力あざ笑うかのように

人々の欲望を取り込み闇の世界でその勢力を拡大させていった。

その過程で多くの憎悪クリエイター誕生した。

憎悪クリエイターの多くは、反プリキュアニストであった。



いったい、どうしてこんなことになってしまったのか?

このようにきわめて重大な法令を、

国民はなぜこのように圧倒的に、まるできまぐれのように受け容れたのだろうか。

コロナ流行は禁嫌指導者に大きなチャンスを与えることになった。

完全禁嫌プログラムには反対していたはずの人びとの注意はコロナに奪われ、

国家存亡の危機に際しては、人間自由意志などは些細なことだと考えられた。

またコロナは、ガチャピンに広範な権力を与える思いきった法律制定に、国民を馴らしてしまった。

感情節約必要となり、感情節約手段として、ガチャピンリベラリストたちに禁嫌奨励することになった。

ガチャピンは、世論をすべてLGBT賛美に変えた。 

憲法修正ガチャピン条はその自然表現だが、コロナはまたスパルタ理想主義ムードをもたらした。

すべてのものマイノリティ繁栄のために犠牲にされた。

マイノリティが良いものであり、マイノリティ生産能率の良い存在であるならば、禁嫌論議は、さしあたり反駁余地のないものだった。

一方、国民ユートピア的な理想を抱いていた。

もしこのコロナとの戦いがすべての争いを終わらせるものであり、勝利が新たな輝かしい世界秩序をもたらすことを可能にすると考えるならば、

この効果的な禁嫌を無限に続ける時代に入っていくことを想像するのは、いかにも容易であった。



そして結局、コロナとの戦いは国民を、即座に結果があらわれないと苛立つように変えてしまった。

2022年2023年は、やる価値のあるものは何でも、官僚手続き反論や快不快や便不便を無視して、即刻やる価値がある、ということになってしまった。

こうした諸勢力の結合は、抵抗し得ないものだった。国民は熱病にかかったように、息せききって、禁嫌のユートピアへの近道を選んだ。

アレン/藤〇ミネ訳『オンリーイエスタディ』2033 ちく〇文庫 p.328-330>




もうちょっとムック活躍させてあげたかった…

50ブクマまでいったら電気椅子の刑を受けたムックは実は死んでいなかったで第二章書くわ

2021-02-28

anond:20210227234229

私も最初図書館団地の集会所の一角にあった、本棚つの「むくのき文庫仮称)」だった。

スタッフ自治会役員さん(ほとんどが子持ちのおばちゃん)。自分母親役員をしているときは、子どもたちに読み聞かせをしてるのをちょっとうれしい気持ちで一緒に聞いていた。時には、『男の子女の子の心と体』みたいな本を借りる私に、「ゆうちゃん仮名)はそんな本に興味があるのね(笑)」とプライバシーもない質問をされたりもしたけど。役員さんたちはみんなボランティアで、自分の子地域の子どもたちに本のある環境を用意しようと尽力してくれていたのだと思う。

その後、自転車で行ける分館ができ、電車中央図書館にも足を伸ばすようになって文庫からは遠ざかったけど、最初図書館はやっぱり文庫だ。今は文庫廃止され、本棚には鍵が掛けられて、集会所の片隅に残っていると聞く。

思い出させてくれた増田感謝したい。

2021-02-24

積んである金枝篇文庫を読もうかなと思ったけど今更これを読んで何になるのかという思いもある

2021-02-22

必読書コピペマジレスしてみる・日本文学

方針

森鴎外舞姫

留学先で女性妊娠させて見捨ててしまう話なので、近頃は評判が非常によろしくない。そのくせ、この文体のせいで美しいと感じてしま自分がいて、実はこれ、レトリック文体によって騙されることに注意しろっていう警告なんじゃないかって気もする。「自分おすすめ編」にも書くつもりなんだけど、ナボコフロリータ」もそういう自己正当化がとにかくうまい

余談だが、鴎外自身東洋人だったこともあり、留学先では写真を撮らせてくれと頼まれたことがあったという。それに対して、構わないけどもあなた写真も逆に撮らせてくれ、と言って、相手も満足させつつ日本人としての尊厳も守ったことがあって、これは割と好きなエピソードの一つ。まあ、漱石よりは世渡りうまいよな。

樋口一葉にごりえ

古風な文体挫折しかかるも何とか読破。これよりは幼馴染系の「たけくらべ」のほうが好きだったなあ。増田では古文いるかどうかで議論になったことがあったらしいが、古文がすらすら読めるほうがこういう趣味というか楽しみが増える気もするし、純粋実用面だけでいえば法律用語や古い公文書を読む必要がまだあるんじゃないのかな。

舞姫」の話の続きだけど、古典文学にもやっぱりクズエピソード結構あり、じゃあどれを教えてどれを教えないかは割と難しい。

泉鏡花高野聖

僧侶山間で美しい妖怪出会う話。文庫ちくま日本文学全集で読んだ。全集と銘打っているけど、このシリーズ日本の近現代文学作家ベスト盤みたいな感じで、チョイスはいいのだけれどときどき抄、つまりダイジェスト版みたいなのが紛れていて、コンプリートしようとは思わなかった。

話としては幻想的ですごく好き。幻想譚が好きな自分がどうして泉鏡花にどっぷりはまるまでいかなかったのかが不思議なほどだ。当時は、著名な作品をどんどん消化しようと思って乱読していたからかもしれない。そういう意味でも、課題図書読破することが自己目的化した読書には幾分害がある。

国木田独歩武蔵野

とても好き。小説が読めなくなったときには、文豪の書いたこうした随筆というか、風景描写の豊かな文章を読むことで、自分リズムを整えたくなる。外出の難しい昨今、こうして空想世界でだけでも豊かな自然のなかで過ごしたいものだ。五感が刺激される文章というのはなかなかない。

夏目漱石吾輩は猫である

我輩を吾輩に修正

ここ最近漱石の評判はあまりよろしくないと聞く。所詮は当時の欧米文学の輸入に過ぎないとか、結局は男社会文学だとか。言われてみれば確かにその通りなのだけれども、日本近代文学開拓者にそこまで求めちゃうのも酷でしょうと思わないでもないし、この作品からたったの十年で「明暗」にまでたどり着いたのだから、やっぱりすごい人ではないかと思う。五十になる前に亡くなったのが惜しまれる。

で、肝心の内容だが。基本的おっさんおっさんの家をたまり場にしてわいわいやる日常ものなので、当時の人にしか面白くないギャグを除けば、普通に笑える。最終回は突然後ろ向きになるが、もしかしたら漱石の本分はユーモアにあるのかもしれない。

余談だが漱石留学時代日記に付き合いのお茶会について「行カネバナラヌ。厭ダナー」とのコメントを残している。

島崎藤村破戒

素直に面白かった。若干のプロパガンダっぽさがなくはないが、読んだ当時は差別する側のねちっこさや意地の悪さが良く書けているように思われた。とはいえ、昨今は善意から来る差別についても考える時代であり、問題はより複雑になった。

被差別部落問題については気になっているのだがなかなか追えていない。日本史について読んでさまざまな地域実例について断片的にかじった程度だ。それでも、地域によって温度差やあったり、差別対象が全く異なっていたりすることがわかり、どこかで日本全体の実情について知りたく思っている。

田山花袋蒲団

女中の布団の残り香を嗅いで悶々とする話だってことは覚えているんだけれども、読んだときにはあまり印象に残らなかった。なぜだろう。自分が読んできた近代文学は、基本的ダメな奴がダメなままうだうだする話ばかりだったからかもしれない。その多くの一つとして処理してしまたか

で、自分が好きなのは飢え死にするほど悲惨じゃないくらいのダメさであり、親戚のちょっと困ったおじさんくらいのダメさなんだろうと思う。

有島武郎或る女

読んだことがない。ただ、ドナルド・キーンの「百代の過客〈続〉 日記に見る日本人」によればこんなことを書き残しているそうだ。「僕ハ是レカラ日記ハ僕ノ身ニ大事件ガ起ツタ時ノミ記ケルコトニ仕様ト思ツタガ、矢張夫レハ駄目な様デアル。日記ヲ記ケ慣レタ身ニハ日記ヲ一日惰ルコトハ一日ヲ全生涯カラ控除シタ様子ナ気ガスル。夫レ故是レカラ再ビ毎日日記ヲ始メ様ト思フ」(意訳。日記書かないとその日が無かったみたいで落ち着かない)。ここでツイッターに常駐している自分としては大いに共感したのである。そのうち読もう。

志賀直哉小僧の神様

読んだはずだが記憶にない。「暗夜行路」で娼婦の胸をもみながら「豊年だ! 豊年だ!」と叫ぶよくわからないシーンがあったが、そこばかり記憶に残っている。これを読んだ当時は、この小説のように自分がどれほど理想を抱いていたとしても、モテいからいつかソープランドに行くのだろうな、とぼんやり思ったことを覚えている。

ちなみに、自分が初めて関係を持った女性貧乳だった。だがそれがいい

お父さんとうまくいっていない人は子供の才能をつぶす話である清兵衛と瓢箪」が刺さるんじゃないかな。あとは少女誘拐視点の「児を盗む話」もよかった。

内田百閒『冥途・旅順入城式』

大学時代知り合った文学少女から薦められて読んだはずなのだが、覚えているのは「阿房列車」の何編かだけだ。それと、いつも金に困っていて給料を前借りしていて、そのことのまつわるドタバタを描いた作品日記もあって、そうした印象ばかり残っている。

関係ないけど就職活動中に、この文学少女から二次関数を教えてくれと言われ、片想いしていた自分はそのためだけに都内にまで足を延ばしたことがある。いいように使われていたなあ、自分あいつには二度と会いたくないが、元気にしているかどうかだけは気になる。

宮澤賢治銀河鉄道の夜

めんどくさいファンがいることで有名な作家全集には第三稿や第四原稿が収録されており、比較するのも楽しい。俺は〇〇は好きだが〇〇が好きだと言ってるやつは嫌いだ、の○○に入れたくなる作家の一人。○○には「ライ麦畑で捕まえて」「村上春樹」「新世紀エヴァンゲリオン」「東京事変」などが入る(註:この四つのものとその愛好家に対する歪んだ愛情から来る発言です。僕も全部好きです。すみません)。サブカル系にはこれがモチーフになっているものが数多くあり、その点では「不思議の国のアリス」と並ぶ。

思想に偏りはあるが、独特の言語感覚や観察眼は今でもすごく好きだ。余談だが新書の「童貞としての宮沢賢治」は面白い。

江戸川乱歩押絵と旅する男

知り合いにいつもぬいぐるみキーホルダーを持ち歩いてかわいがっていた男がいたが、それで本人が落ち着くのならいいと思う。不安の多い世の中で、人が何か具体的に触れるものにすがるってどういうことなんだろう、って、ってことをこの作品を思い出すといつも考える。どこで読んだか思い出せなかったが、これもちくま文庫全集でだった。

横光利一機械

狭いコミュニティの中でこじれていく人間関係の話ではあるけれども、新潮文庫場合表題作よりも他の話のほうが気に入った。印象に残っているのは十二人の旅芸人夜逃げする「時間」と、ナポレオンヨーロッパ征服に乗り出したのはタムシのせいだったという「ナポレオンと田虫」。

谷崎潤一郎春琴抄

実はこの作品は読めていない。谷崎作品は割と好きで、「痴人の愛」「刺青秘密」「猫と庄造と二人のおんな」「細雪」は読んだ。「痴人の愛」という美少女を育てようと思ったら逆に飼育される話は自分人生観に多大な影響を与えたし(例の文学少女気持ちをもてあそばれても怒らなくなってしまったのもこれが遠因だろう)、「細雪」はただ文章リズムにぷかぷかと浮くだけで心底気持ちがいい。ついでに、戦時中生活爆弾が実際に降ってくるまでは震災コロナでただよう自粛雰囲気そっくりだったこととよくわかる。

ところで、最近久しぶりに谷崎作品を読もうと思ったら、ヒロイン名前が母と同じだったのですっかり萎えしまった。というか、ここ最近趣味が「健全」になり始めていて、谷崎作品に魅力を感じられなくなっている。感覚がどんどん保守的になっていく。これはいかん。

夢野久作ドグラ・マグラ

ミステリ編参照。anond:20210215101500

川端康成雪国

高校生の頃に読んだのは確かに記憶に残っているのだけれど、高校生川端康成エロティシズムが理解できたかどうかはよくわからない。たぶんわかっていない。せいぜい伊豆の踊子の裸の少女を読んで、ロリコン発症させたことくらいだろう。

太宰治斜陽

太宰はいいぞ。自分は愛される値打ちがあるんだろうか、というテーマを本人の育った境遇パーソナリティの偏りや性的虐待疑惑に求める説は多いが、そういう心理普遍的ものでもあり、だから多感な時期に読むとわかったつもりになる。芸術に何歳までに読むべきという賞味期限原則としてないが、これもできるだけ若いうちに読んでおくといい。太宰の理解者ぶるつもりはないが。

もっとも、本ばかり読んで他の活動をないがしろにしていいものだとは全く思わない。あまりにもドマイナーな本を読んでマウンティングするくらいならバンジージャンプでもやったほうが話の種にもなるし人間的な厚みも出るというものだ。たぶん。

三島由紀夫仮面の告白

天才的。男性のあらゆる種類のコンプレックスとその拗らせ方を書かせたら彼の右に出るものは少なかろう。ただ、大学卒業してから突然読めなくなってしまった作家でもある。息苦しくなるまで端正に磨きこまれ文章のせいかもしれない。

武田泰淳ひかりごけ

極限状況下でのカニバリズムテーマにした小説なんだけれども、途中から戯曲になって、「食べちまう葬式ってえのは、あっかなあ」などとやけにのんびりした台詞が出てくるなんともユニーク小説。ただし、これは単なるブラックジョークではない。物語は序章、戯曲第一部、第二部と別れているのだけれども、その構成にきちんとした意味がある。

人類全体の原罪を問うようなラストは必見。あなたは、本当に人を食べたことがないと言えますか?

安部公房砂の女

祖父母の家から貰ってきた作品で、愛蔵版らしくカバーに入っていた。カフカにはまっていた時期だから楽しんだ。カフカ父親の影から逃れられない主人公とは別の種類の渦巻にとらわれてしまった主人公がだらだら、ぐだぐだしてしまうのだが、カフカ男性によって抑圧されているとしたら、こちらは女性に飲み込まれている文章だ。

大西巨人神聖喜劇

未読。不条理陸軍の中で、最強の記憶力を頼りにサバイブする話だと聞いて面白そうだと思い購入したのだが、ずっと積んだままだ。これに限らず、自分戦争もの小説漫画をあまり読んでない。戦争に関しては文学よりも歴史書からアプローチすることが多い。

これは自分の悪癖だが、戦争ものになると庶民よりも知識人にばかり感情移入してしまう。

大江健三郎万延元年のフットボール

大江健三郎は初期の作品をいくつかと、「燃え上がる緑の木」三部作を読んだきりで、どういう態度を取ればいいのかよくわかっていない作家の一人だ。狭い人間関係の中のいじめだとかそうした描写に病的に関心のあった時期に読んだせいで適切な評価ができていない。

燃え上がる緑の木」は新興宗教原子力発電といった(結果的には)非常に予言的であった作品であったが、癖が強くカトリック宗教教育を受けた自分であっても世界観に入り込むのに時間がかかった。「1Q84」よりもきつい。面白いが。

萩原朔太郎『月に吠える』

大学時代の友人に薦められて読んだ。「この家の主人は病気です」と、飢えて自分を食ってしまったタコの詩ばかりを覚えている。覚えているのはこれだけだが、この二つが読めたからいいか、と考えている。大体、詩集ってのはピンとくる表現ひとつでもあれば当たりなのだ。そして、それはあらゆる書物にも当てはまることである

福沢諭吉福翁自伝

祖父学生時代に送ってくれたのだけれども、ぱらぱらとしか読んでいない。

子供向けのものだった気もするし、近々原文にチャレンジするべきか。自助論西国立志編)なんかと合わせて、自己啓発書の歴史を知る意味でも興味深いかもしれない。

正岡子規歌よみに与ふる書

読もうと思って読めていないけれども、これまたドナルド・キーンの本で面白記述を見つけた。「墨汁一滴」の中に、つまらない俳句乱造しているやつの作品にはどうせ碌なもんなんてありゃしないんだから、そういう連中は糸瓜でも作ってるほうがマシだ、という趣旨のくだりがあるそうだ。創作する上でのこういう厳しさは、いい。

石川啄木時代閉塞の現状』

ローマ字日記しか読んだことがない。たぶん日本最初フィストファックが描写された文学かもしれない。春画はどうか知らないけど。

小林秀雄『様々なる意匠

詩集翻訳しか読んだことがない……。

坂口安吾堕落論

堕落と言いつつもある種の誠実さについて語った本だった気がするが、それよりも新潮文庫で同時に収録されていた、天智天皇天武天皇家系にまつわる謎についてのほうが印象に残っている。

哲学編に続く→anond:20210222080300

関係ないけど芥川が載ってないのは納得できないぞ。

2021-02-13

石岡瑛子展圧倒された

石岡瑛子展に行ってきたよ日記素人丸出し視点、長いよ)

  

Twitter校正紙の指示がすごいってのを読んで興味を惹かれて行ってみた。

久々の遠出、久々の美術館

まず着いたら遠目から黒い人だかり。

まさか…と思ったらまさかの当日券チケット買うのに

120分待ち。

  

120ぷん!?!?

  

チケット買うだけ、入るのはまた別途時間かかるらしい。

ちょっとは並ぶと思ったけど、

夢の国の待ち時間かよ…美術館ってこんなに並ぶモンなの??

こんな状況になる前もでかい箱モノの美術館ってそんな行ったことないかわからん

びびったけど、結構来るのに時間かかったし

交通費払って来てるし、並ぶことを決意。

   

幸いにも2月にしては暖かい晴れた日だし

強い味方のKindleで昨日小説を買ったばかりだし

鍛えてない足は並んでいるだけで疲れたけど、

よい日光浴になった。

    

さて、2時間少し経ってやっとチケット買えた。

120分とかビビらせといて人減らして

実際はもっと早く買えるものだと思ったら

ちゃんと2時間超かかったよ……。

   

入り口で手の消毒と体温検査してた。

テレビ画面に映る自分は安定の35度台だ。健康健康

ちゃんと外出前も健康確認してから出てるよ)

  

買うとき常設展コロナで閉まってるから

再開したらこチケットで入れることを説明される。へー。

対策で閉まってるっていってもこの人混みで今更…と思わなくもないけれど)

  

チケット買えたと思ったら、入場までにさらに30分近く並んだ。

時間指定とかでまた待たされるのもヤだし、まあ良いよここまで来たら。

   

はい、やっと入れた〜。

中混んでそうだな〜と思ったら実際めっちゃ混んでた。

なんか最初の所でパンフレットQRコード置いてあって

展示の説明文がQRコードで読めるらしい。工夫してるね。

撮影禁止って書いてあるのに、展示室スマホ持った不届きもの多いな〜って最初感じちゃったけど

説明文読んでる人がほとんどだったんだろうね。

  

※今更だけどここから展示のネタバレめっちゃ入るよ注意

  

入ってからずっと年配の女性インタビューっぽい音声がずっと流れてる。

カタカナ語が多いからなんだろうって思ってたら、石岡さんの声っぽい。

なんとなく情熱感じる。

これもQRコード文字で読めるらしいから、ちゃんと聞き取ろうと頑張らず

とりあえずBGMにして展示を見ることにする。

   

最初の部屋はなんか石岡さんの広告とかの展示らしかった。

校正紙のに惹かれたのと、見たことないけど聞いたことある映画落下の王国』の人、というのと

好きな映画白雪姫と鏡の女王』の衣装の人、ということくらいしか知らないで来てるよ)

    

元々資生堂の人なのかっていうのも知らなかったけど、

きっと時代的に女性ガンガン仕事するの難しかっただろうに

大きい仕事して成功してるっぽくてすごいな〜

商品切る図とかめちゃくちゃ斬新だったのでは?

反対とかされたのねじ伏せたのかな? 海外ロケの先駆けか〜はあ〜へ〜

色合いすご〜と素人丸出しの想像しながら展示を見ていった。

  

なんと! 大阪万博ポスターやってたんだね。

実際のポスター、なんか赤い丸に細かい効果線?が効果的なのかな。

よくわからんけど、力強くて印象的だ。

ポスターの手前の方に構想のスケッチみたいのが置いてあって

日の丸とか桜とかいろんな図柄やら伝えたい意図、考えを落とし込んでいって

ポスターの形にしてたことが、たくさんのメモから伝わってきた。

最終形のポスターしか見てなかったら、わかんなかったな。

おもろーこういうの見たかったんだよ! ってなった。

   

そんでPARCO広告ゾーンに来た。

まずここで圧倒されたよ。

「鶯は誰にも媚びずホーホケキョ」

って一歩間違えれば意味わからんダサくなりそうな、でも力のある言葉

ビジュアルで納得させられて格好良く感じる。

キャッチコピーの力も大きいけど、

肌の色が濃い人の美しさ? を全面に出してるの

当時鮮烈だったのでは? 今でも新しく感じるくらい。

しろ今でも通じるというか、今こそ見たい感じもする。

黒人女性広告、目を奪われる。

なんか全体的に女性がすごいかっこいい。

所々出てくる男性ポスターもすごく色気があって素敵。

人種性別に捉われない強さみたいのを感じさせられた。

    

文庫雑誌パッケージ面白いデザインが続いて、

次に目を奪われたのが三陽商会広告

裸の女性ボディービルダーニットの組み合わせ!

ここの校正紙の赤字も興味深かった。

見比べると仕上がりやっぱ良い。

指示怖いとかTwitterで書かれたの見てたけど、怖さは感じず

的確さ、仕上がりを追求する姿勢に圧倒された。

    

そんでまたまた圧倒されたのが

ヒロシマアピールズのポスター

夢の国ネズミ自分の手で目隠ししてるという

これでもかという風刺が詰め込まれた図…

否が応でも刺さってくる、図のみでこれでもかと訴えかけてくる…

やば…と思ったらやっぱり説明文にD社と著作権協議したって書いてあった。

でもわかってただろうにそういうの込みで発表した気概がすごいし、

その完成度もすごいんだこれがまた。

これの校正紙の赤字も的確で

あきらかに校正紙と完成品のポスターで手をはじめ全体の立体感とかが違って

説得力、完成度が素晴らしかったよ。

   

とまあ色んな日本仕事を見たあと、NYでの仕事の展示に。

(途中エスカレーターとか乗って階変わってまだまだ見れるのか! と量の多さにびっくり嬉しくなった。

東京都現代美術館初めて来たからこんな広いのか〜ってなった)

風姿花伝」っていうのを出版して売り込んでくってのが格好良いなあ。

本も表紙だけでデザインセンスがあふれてることが伝わってくるよ。

企画とか舞台とか演出とか衣装とか色々な分野で活躍してたらしい。

デザイナーって、仕事幅広いな…というより

石岡さんという方が自ら仕事を創り出せる、切り拓いていく方だったんだろうなあ。

   

途中着物がいっぱい映像で映されてるとこあって

着物の柄、生地、光沢、色合い惚れ惚れした。写真の見せ方も素敵。

舞台衣装、その舞台を輝かせるための舞台がある間だけのものだけど

こうやってじっくり見られるの嬉しいな。

   

グラミー賞とかトニー賞とか、詳しくない素人でも聞いたことのある賞を受賞されてることをここで知る。

自分が詳しくないだけかもだけど、知らないものだなあ。

   

いろいろ映像とかみてなんか暗幕くぐって次の部屋入ったら

床と壁全面金ピカで金閣寺があった。びっくり!

回り込むとなんか金閣寺割れてる。触れないように金閣寺中入れたよ。楽しい

三島由紀夫映画のセット再現らしいけど

準備した人、企画した人大変だっただろうなー

展示の期間の終盤に来たけど、床きれいだった。

カンヌのなんか賞獲得したけど日本では遺族とか色々で公開中止で

石岡さんが日本離れる決意の一因になったとか。

日本っぽいエピソードだ。

流れてた映像ダイジェストだけど、ラブホとか神社鳥居が沈んでるのとか

色々なんかひっかかったのかもねと思わされた。(実際はどこのせいかわからんけど)

   

ドラキュラ』の衣装

きれーって思って見てから説明文見ると蛇って書いてあって

もう一回みたら蛇のドレスおもしろってなった。

気づかないタイプから説明あるとちゃん理解が深まった気がして嬉しくなる。

   

ザ・セル』とか『落下の王国』とかのゾーン

映像とかザ・衣装! って感じで見応えあった。

独特の世界観衣装があるからこそ成り立つ不思議世界

なんか石岡ワールドな感じなのかな。

熱出した時に見る夢の不思議の国のアリスと孫悟空混ぜたおとぎ話大人版みたいな?

よくわからんけど、現代美術芸術家だなーってなった。

それを再現できる技術とか衣装の人とかもすごい。

   

シルク・ドゥ・ソレイユ衣装も手がけてたなんて

部屋入るまで知らなかった。

子どもときテレビで初めてシルク・ドゥ・ソレイユ見たとき

奇抜で変、でもサーカスって楽しいなあ!

って服を見てたのがつながった感じがして不思議楽しい

ここでそろそろ疲れてきて、映像は流し見になってしまった。

あとシルク・ドゥ・ソレイユの現状ニュースで見たか

ちょっと切なくなった…いま厳しい時代だ。

   

ソルトレイクシティオリンピックスポーツウェアデザイン

芸術家っぽかったのにできるんだ! って驚いたけど

よく考えたら最初から大衆向け広告からスタートした人だった。

映画とか舞台とかの芸術的衣装バーンって頭に残ってた。

変な形なのになんかスタイリッシュで、ポケット開いたらハートとか遊び心あるなあ。

色合いも今見てもなんかお洒落だ。

   

北京オリンピック衣装も関わってたなんてびっくり!

数々の賞を受賞してるとはいえ日本の、女性が、北京五輪

こんな活躍をされていたなんて!

たくさんの壁があったろうに、尊敬

開会式映像にも圧倒された。

技術の粋を集めた、数の多さの力、全体の力、人間の力…。

衣装中国伝統的な形を尊重しつつ、たくさんの人数が揃って舞うとき

色合いの美しさに思わず声が出そうになるくらい感動を覚えた。

(こういった光景は、もうしばらく、きっとこの先かなり長い間見られないんだろうと

思ってなんかまた切なくなってしまった。疲れてきたのか? 急に悲観的になってしまう)

   

ニーベルングの指環』の衣装とか、

全然知らないけど、キャラクターとか伝わってきて興味深い。

白と黒グラデーションドレスとか、裾の色変わるのとか、素敵だった。

他でも共通して言えるけど、衣装のドレーピングが見事!

職人技見られると、無条件で嬉しくなるよね。

   

最後、『白雪姫と鏡の女王

この映画大好きなんだよね。石岡さんの仕事で唯一ちゃんと知ってる作品

女王ドレスが本当見事の一言。素晴らしい。

かい造形が、妥協を許さず作り込んであるのが、圧巻。

布でこれでもか! と作り込まれていて、

この衣装を見れただけでも来た甲斐あった〜! ってなった。

白雪姫衣装も、色あせて古びているところはあったけれど

見れて嬉しかった〜! 胸元の布の造形が細かくてすごいんだよ。

けっこうスケッチ衣装と違うところもあって、

実際の衣装のほうがより良くなってるから

きっとここも意見取り入れたり試行錯誤した過程があるんだろうなあって見てた。

映画面白衣装がたくさんあるけど、なんか納得させられるというか、

世界にあっているというか、むしろ素敵というか、説得力あるのが本当良いよね。

ダイジェスト映像も、衣装素敵〜! ってなったし

説明文でへーって思うところも多々あった。

   

そして最後最後えこの一代記』

高校生でこの色合いの絵! すでに実力とセンス光ってる! ってところも驚いたし、

世界に羽ばたくために当時にすでに英語で書いてたってのもびっくりだし、

夢や希望がこめられていてぐっときた。

叶うよ! というか、この方は、自分で掴み取って叶えたんだな。

はーほんと、格好いい人だな。

この人は人生をかけて時代世界に向かってデザインし続けてたんだなあ。

   

展覧会の「血が、汗が、涙がデザインできるか」

めっちゃかっこいいキャッチコピー! て痺れつつ

ポスターの絵はあんまり好みじゃないなって感じてたけど、

筋肉とか赤とかいろんな作品を越えて所々で見られるモチーフを見ると

全体総括ではないけれど、この図がぴったりだったのかもしれない。

   

と、途中所々ベンチで座りつつ4時間近く展示を見て回ったよ。

もっとじっくり見れるくらいだけど、集中力と体力を加味して

ギリギリ楽しめるぐらい粘れた。

予想の4倍くらい展示量と濃い内容で大満足だった。

図録買おうかなって売店行ったら売り切れてた。かなり先の入荷だって。さすが。

   

こんな時間かけて見ることになると思わなかったかお腹減って

美術館カフェ軽食を食べた。夕方過ぎの昼ごはん

石岡さんイメージパフェカフェレストラン提供されていて、

見た目かわいかった。苦手だから食べられないの残念。

久々に良い物、仕事見れたなあ、と大満足。

一日を美術館に費やせて、楽しい時間だった。

  

2021-02-12

エッセイで思い出したけど

一番良かったのは

向田邦子の父の詫び状だな

それも文庫


読みやす文体ちょっと耳慣れないけど心地よい表現の海を泳いだあとに現れる 沢木耕太郎解説

…そして急逝

ストッキングよりも圧倒的に壊れにくくて破れにくい本だけど

ハードカバーみたいな高い本を大事にできない人のために

文庫みたいな廉価版の本があるんだよ

粗末に扱いたい人は文庫とかの廉価版を買いな

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