はてなキーワード: 特別展とは
人魚ってやっぱり「人」と言われるだけあるんだよね。
物語に出てくる人魚ってみんな可愛かったり美人だったりするじゃん。
鏑木清方の「妖魚」ってどこだったかな、都会の美術館の特別展で見たんだけど、美人のえっちなお姉さんじゃん。
でも違うんだよね。俺は釣りをしによく三方五湖の方のあんま人のいないところにいくんだけど、やっちゃダメなんだけどたまにちょっと海入るんだよね。
腰くらいまでしか行かないんだけど、1人でパシャパシャしていたらいつの間にか海側の背後にスッって立ってた。
いや立ってたってのはおかしいな下半身魚なんだから。そう言う風に浮いてたってこと。
いや上半身を出す音はしていたんだろうけど、他の波音と風の音で気づけなかったってこと。
顔はさちょっと浅黒くてそんな目鼻立ちは際立つ感じじゃない。鼻も低いし。
んで髪も濡れてるからボサボサと言うかお手入れしてない感じ。リトルマーメイドとか髪綺麗じゃん。その逆。
そりゃ外にいるんだから日焼けもするし髪も乱れるわな。よくない例えかもしれないけど昔の、写真で見る明治とか大正の労働者階級みたいな感じ。化粧なんかもしてないしね。海だから。
大体人魚って描かれる時はおっぱいエッチじゃん。描く方も気合入れるところだと思う。
でも普通よ。
そりゃそうだよな。普段生活しててもみんなグラビアアイドルみたいな感じじゃねーもんな。俺だって純烈みたいにカッコよくねーもん。人魚もそうなんだろ。
んでおっぱいよ。邪神ちゃんドロップキックの邪神ちゃんみたいにおっぱいが髪で隠れてる感じだった。邪神ちゃんみたいに全然エッチな感じがしない感じだったな。
「言葉はわかるか」と聞くと「少々のことは覚えはべり」と答える。
室町時代の地下官人が書いた日記『康富記』に人魚の肉を食べた女(やおびくに)が若狭から上洛したって記事がある。
でも目の前にいたらさすがに食べようとか思わねーな。
メモを取っているので一冊にかける時間が長い。とはいえ、世界史の教科書では一行で終わっていた出来事の細部を知るのは面白い。
東アジア史が中心。
価値観が現代とは変わってしまっている点が多数あり、今読むときついと感じる箇所も。
旧約聖書を読み始める。
旧約聖書を読了。学生時代に新約聖書を通読したから一応全部読んだことになる。
生物の標本にまつわる本を読みだす。やはり生物学は面白い。ネタが尽きない。
ジョジョを読み終えた。それにしてもハルタコミックスばっかりだ。
十三機兵防衛圏については友人に薦められたからクリア後のノリで買った。
今年はたくさんいけた。行かない月もあった気がするが、それはそれ、そのときの気分に従った。
「シン・ウルトラマン」★★
「プラットフォーム」★
「12モンキーズ」★★★
(長くなったのでブコメ)
前半では美術を知的にとらえようとした。後半は生物学がテーマ。
平安文学のマイブームが続き、続いて神林長平とヴォネガットを読み始める。
英国の貴族や執事、メイドがテーマ。なぜか田中啓文も読みだす。疲れたので脱力系を。
シオドア・スタージョン「一角獣・多角獣」
奇妙な味シリーズがしばらく続く。たまに古いSFが読みたくなる。
ブラウン神父シリーズは途中で飽きる。「聊斎志異」を読みだす。
冊数が少ないのは、中島敦全集がぶ厚いからだ。ページ数では一冊で実質三冊ほど読んでいる勘定だ。
ひたすら中国の古典を読む。物語としては読みやすいが、脚注について調べていると意外と時間がとられる。
アーネスト・サトウを除いて中国文学が続く。明治維新が一日単位で記録されていると見落としていた事実が多いとわかるし、刻一刻と情勢が変わっていったのも感じられる。。
やっと森薫を読み始める。ハルタコミックス(旧fellows!)ばっかり。
コロナで回数は少なめ。
「パディントン」
「イェスタディ」
「JUNK HEAD」★★
生物学、脳科学、歴史、SF、海外文学が多い傾向は昨年から変わっていない。
『東京は「お金がある人」「感力がある人」「若ければ楽しい」それ以外の人は何も楽しくない場所』
これを「真理」とか「ほんとそう」とか言う奴教養無さ過ぎなのでは?
転勤で地方勤務してた時には、飲み会2次会はスナック・風俗、休日パチンコ、喫煙者当たり前、せいぜいやることはアウトドアスポーツだけという奴が多すぎて、
県都でも美術館や博物館行く話が出来るのは転勤で来てる奴くらいで、地元出身者では殆どいないし。
東京戻ってきてから、博物館や美術館の特別展はいくらでも行けるし、
文化イベントあったら行く奴もそれなりにいるし、ほんと娯楽や教養の無い地方は地獄。
情報をインプットする癖が無いからこそ、インプットが少なくて受動的にただ時間を潰す娯楽であるパチンコしかしないんだろうけど。
とある観光地でやってる、ライゾマが手掛けたという特別展を見に行った
まあ内容が半分わけわからんのはコチラの理解力が低いって事でいいんだが
作品名が書いてないわけよ
説明文も見当たらん
で、どこにあるかっていえば、足元に置いてあるタテ10㎝×横15㎝くらいの
日本語が出て~英語が出て~日本語が出て~英語が出て~と表示されてる
数画面にもわたる説明を読むために、腰をかがめて、画面が頭に戻るまで待って……
腰をかがめて足元見たままで待ってなきゃいけない
なんだこりゃ・・・
大抵は目線程度の高さの台の上に置いてある。足元なんて混んだら見えないw)
(体感だと5分くらいな気がする)
数画面にもわたって書いてあるから、表示中に理解しようと思っても
説明文読み切らないといけないし、じゃあ次の画面を読んだところで
前ページの内容を理解しきってないのだから半分以上意味が分からない。
図録を買えって事?
ライゾマ大好きでいろんなイベント行っていたけど、自分の勝手な思い込みで凄いと思ってただけだと気づいた
ほんと最悪の展示に金払っちまった
なんかいっぱいはてブコメントとトラバきた!!ありがとう!!おかげ様で有意義になりそうだ!!2月末にやったことのまとめうpするね!!!
歯医者→予約した!!
日数足りない→ほんとだよ!人生足りない
サウンド・オブ・ミュージック他→観て見ようかな!!
FF14→ドラクエ派なの!ごめんなさい!!MMOだよね?ちょっと苦手なの!!ソロでやりたい!!
なんだかんだだらだら過ごしちゃう→あるある、それもまた至高!
検査項目が多い人間ドッグ→天才だ!そうだ、これはいいね!!たしか至れり尽くせりだったような気がする!!
海外旅行→いけねぇ!wwてか生まれ外国だけど日本はいいよ!!
元気があって羨ましい→アキレス腱断裂して半年きつかったけど、歩けるってすごい!!元気は大事!!
何もかもが私と違う→みんなちがってみんなどうでもいい!!そんな感じだよね!!
筋トレ→しばらくしてなかったけど再開しよう!!レッグレイズ大好き!!
すべてのトラバに返答してるのすごい→なんでわかるの!?匿名だよね!?
興奮を抑えて→そうだね!!おちっちっちちつつ落ち着!!く!!
______
東京済40歳バツイチ子持ち、転職に伴い2月の中旬から有休全開放で休める!!
※子供は大きいので一人で過ごせる&預けられるので1泊くらい可
※遠出なし
何しよう!!なんかアイデアくれ!!ちなみに前の転職で1ヶ月休んだが本当に休みが足りない。頑張りと会社・社会貢献に対して休暇が足りなさすぎる。1年くらい休みたいし湯水のように金欲しい!!
あと2月ってなんかやだね、寒いし、空どんよりしてるし、いい景色なところいっても寂しい景色しかなくない?気のせい?
noteの記事を読む限り、「模写も禁止と掲示されていたか」「子供のスケッチくらい見逃してもいいではないか」「前回来た時は見逃してもらえた。いつから明確に禁止される様になったのか?」という趣旨の事を職員の人に言っているが、「そもそも何故スケッチしてはいけないのか?」とは質問していない。
noteに晒していた江戸東京博物館とのDMでのやり取りでも、「何故スケッチしては駄目なのか?」という趣旨の質問は見当たらなかった。
少なくとも高広さんがnoteで公開した範囲の情報では、特別展でスケッチが禁止されている理由については問いただしていない。
その様な疑問も抱いていたかもしれないが、話が噛み合わない、整合性がないとして自分から早々にやり取りを打ち切っている。
子供の学習機会を奪うな! という自分の考えも書いているが、それを江戸東京博物館に直接言った訳でもない。
対応した職員の人は高広さんが質問した事柄についてはちゃんと答えているにも関わらずだ。
彼のnoteの記事には賛否両論色々な意見が出ているが、擁護派(博物館批判派)の中には「スケッチが禁止されている理由を説明していない」というものがある。
「特別展の展示物は借り物だから」「展示物が汚れる可能性があるから」「コロナ対策に必要だから」などの理由があるなら、それを説明すべきだという訳だ。
だが高広さんはそれについて質問していないのだ。
質問された内容に対しては職員の人は高広さんの「模写も禁止と掲示されていたか」「子供のスケッチくらい見逃してもいいではないか」「前回来た時は見逃してもらえたのは何故か」という質問に対して、「入り口に掲示されている」「(子供のスケッチであっても)他の客の迷惑になる」「11月から明確に禁止になった」とちゃんと説明している。
おそらくスケッチ禁止のところに突っ込んで質問すれば、納得のいく回答が得られたのではないかと思う。
だが彼は早々に会話を打ち切ってしまい、スケッチ禁止の理由について質問し回答を得ようとしていないのだ。
つまり説明が足りないと言っている人達は質問していない事柄に対して、職員はそれを察して先回りして回答せよと要求している。
聞かれたのに答えなかった、答えられなかったというのであれば職員の落ち度になるだろう。
しかし江戸東京博物館の職員はエスパーではないだろうから、質問されていない事については答えようがない。
察して回答できる人も中には居るかもしれないが、形としては尋ねられてもいない事に答える格好になるので職員の対応としてはこちらの方が駄目だと思う。
個人的な意見を言わせて貰えば、高広さんはもうちょっと粘れば子供が存分にスケッチできる機会を得たり、スケッチの許可が貰えないまでも納得のいく回答を得られたのではないかと思う。
話が噛み合わないとして対話を打ち切っているが、彼の方から話を噛み合わせようとした様には見えないのだ。
彼は「本質的なところが分かっていない」「ズレている」と言うが、彼に本質的なところ(おそらく学習機会としての自由な模写、スケッチ)について質問している様には見えないし、何がズレているのか? という事を博物館側に対して指摘していない。
内部疾患で1級の手帳を取った。支障は多少あるが普通の生活はできている。
障害者手帳には特典が盛りだくさんで、マジ最高。
多くの美術館や博物館が、特別展を含めてタダになる。ただし、箱根などにある私営の美術館などはタダではなくて割引きだけのようだ。
今度は、鳥獣戯画展をタダで見に行く予定。普通に行ったら、2千円以上かかる。
JRや私鉄は、介助者と一緒に乗れば常に乗車券半額。一人で乗るときも100km以上は半額。バスは常に半額。あと、タクシー券も(しょっぱい金額だけど)貰える。これは自治体によって違う。あと、都民なら都営はフリーパスになる。他でも公営はそうかもしれない。
いつ行っても1000円、介助者も。
まあ、時々見るので払ってたんだけど、半額になった。
高速は半額で乗れる
黙っていても金がもらえるのがマジで最高。
で、注意なんだが、年金と手帳の等級は、実は関係ない。私は手帳は1級だが、年金は3級だ。
簡単に言うと、働けない人は2級、その中でも特にヤバい人は1級、支障はあるが働ける人は3級の年金がもらえる。
年金は1階部分(国民年金)と2階部分(厚生年金)に分かれるが、2級は両方貰えるのに対して、3級は2階部分しかもらえない。1級は2級の金額が割り増しになる。
普通のサラリーマンなら、厚生年金部分は数万円~10万ぐらいになるだろう。なお、1階部分の国民年金は一律約10万程度だ。
私は、3級年金だが、普通に働いているので、ぶっちゃけ小遣いアップしたようなもんだ。
ヘルプマークを付けて、優先席の前に立っても、譲ってくれる人は少ない。なお、譲る人に男女差や年齢差はあまり無いように思う。
https://www.town.aisho.shiga.jp/material/files/group/38/gangu_tirashi.pdf
展示資料 https://www.town.aisho.shiga.jp/material/files/group/38/gangu_reppin.pdf みるかぎり、懐ゲー系の展示が多そう。おっさんホイホイな予感。
バンダイのRX-78とかMSXのLD-ROMとかちょっと伝説すぎるぞ・・・。
これから行ってくる
行ってきました。愛荘町立 歴史文化博物館の 令和2年度 夏季特別展。
思ったよりも規模は小さかったけど展示品はなかなかの曲者揃い。趣味の世界だねえ・・・。
ゲーム機関連が半分くらい。充実してる。
世界初の伝説のTVゲーム機オデッセイとか、Atariの伝説のクソゲーE.T.とか PONとか、
https://www.youtube.com/watch?v=X8nL0_47EaM Arariにあまり詳しくない人は このあたりで予習していくとよいだろう。
懐ゲーに詳しい人、初代ファミコンからゲームやってたオタク諸氏ならツッコみどころ満載で、できれば複数人で行くと盛り上がること必至だとおもう。
「いやよりによってMSX用のLD-ROMとか、誰もそんなん存在すら知らんわ!」
「これがしくじり先生でやってたメガドラタワー!マジでそろえたのか」(さすがに通信カラオケはないけど)
「いやそれQ・・・」
ちなみに写真撮影OK、SNS投稿もOKだそうです。(学芸員さんに聞いた)
こういう催し大好きなので近場のひとはぜひ。人口少なそうだけど。
あとマスク持ってないと入れないらしいのでお忘れなく。
広い屋館内をひとしきりウロウロして、「銅鐸ってよくみるとデカいですわ!」みたいなゴミみたいな感想を抱いたあと特別展示に向かうわけですわ
エントランスに置いてある今回の特別展示の巨大ポスターを拝見しまして、たまに次の展示告知もありますわねと思いつつ気持ちを高めますわ
特別展示って言うから結構広いのかなと思ってあらかじめお写真を撮る用意をしたりするのですが、入ってみると案外広くありません でも確かに常備展示とは違う空気を吸ってああ博物館に来ましたわ!と改めて思うのですわ
で、順路をゆったり回り始めますわ 展示には大体ネームプレートみたいなのが貼られてて、豆知識が書いてあることもありますわ つっても図鑑に書いてあるやつばっかりでたいして見応えはありませんが、とは言えその辺で見られるものでもないからしばらく見入ったりもしますわ
さすがに妙な展示物が多くて、いちいち足を止めて解説を読んだりするわけですわ 朝の山手線なんかと比べると圧倒的に人が少ないんで少々立ち止まったところで罪悪感は生じませんわ 遠目に見てヘンな展示の近くに寄ってよく見てみるとさらにヘンなところが見つかったりして面白いんですの
館内に流れる靴音を聞きながらいろんな古代の遺物を見て回るとずいぶん癒される感じがしますが、運動不足がたたって足は普通に疲れますわ ベンチに座ってみるとまた落ち着いて見られるんでちょっと趣が違う感じで楽しいですわ
特別展示が終わると、ちょっと触れる小判大判なんてものがありますわ 持ってみると意外と重い小判大判がぎっしり並んでいますわ お金の種類に関してはハッキリ言ってよくわからないですの 普段お金のことなんて気にしてないし、大判と言われれば確かに偉そうな感じだななんて思いながらひとしきりウロウロして、外に出ると大判小判のコーナーは終わりですわ
ミュージアムショップはまだちょっと見てないところがあるけどもう足が疲れたし、別に逃げるようなものでもないということで帰ることにしますわ
広い屋館内をひとしきりウロウロして、「サバってよくみるとデカいですわ!」みたいなゴミみたいな感想を抱いたあと特別展示に向かうわけですわ
エントランスに置いてあるペンギンの募金箱みたいなやつを拝見しまして、たまにパンダの募金箱もありますわねと思いつつ気持ちを高めますわ
特別展示って言うから結構広いのかなと思ってあらかじめお写真を撮る用意をしたりするのですが、入ってみると案外広くありません でも確かに常備展示とは違う空気を吸ってああ水族館に来ましたわ!と改めて思うのですわ
で、順路をゆったり回り始めますわ 水槽には大体ネームプレートみたいなのが貼られてて、豆知識が書いてあることもありますわ つっても図鑑に書いてあるやつばっかりでたいして見応えはありませんが、とは言えその辺で見られるものでもないからしばらく見入ったりもしますわ
さすがに変なお魚が多くて、いちいち足を止めて解説を読んだりするわけですわ 朝の埼京線なんかと比べると圧倒的に人が少ないんで少々立ち止まったところで罪悪感は生じませんわ 遠目に見てヘンな水草の近くに寄ってよく見てみるとさらにヘンなところが見つかったりして面白いんですの
水が流れる音を聞きながらいろんなお魚を見て回るとずいぶん癒される感じがしますが、運動不足がたたって足は普通に疲れますわ ベンチに座ってみるとまた落ち着いて見られるんでちょっと趣が違う感じで楽しいですわ
特別展示が終わると、ちょっとヒンヤリしたペンギンコーナーなんてものがありますわ 入ってみると大きなガラスの向こうにペンギン達が並んでいますわ ペンギンの種類に関してはハッキリ言ってよくわからないですの 普段ペンギンのことなんて気にしてないし、エンペラーと言われれば確かに偉そうな感じだななんて思いながらひとしきりウロウロして、外に出るとペンギンコーナーは終わりですわ
ミュージアムショップはまだちょっと見てないところがあるけどもう足が疲れたし、別に逃げるようなものでもないということで帰ることにしますわ
その代わり行きとは違うルートを通って行って、その途中でマンボウが動いているのをみて嬉しくなったりするわけですの!
(追記)すまんな anond:20200515124517
二月一日
間もなく、特別展「人、神、自然-ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界-」が終了すると気づいたので足を運んだ。自分は美術館に通う習慣を身に着けてから大体十五年が経過しているが、東京国立博物館の東洋館をきちんと観たことはない。いい機会だと思い、東洋館全体をのんびりと回ることにした。
特別展の会場は東洋館の二階にあり、会場そのものは常設展の最初の部分、すなわち中国や西域の仏像のあるあたりを抜けた後にある。特別展の内容そのものは興味深かったが、コレクション全体が雑多なもので構成されているというか、あまりにも時代と地域に幅がありすぎて、どのように展示したらいいのか少し迷っているような印象を受けた。とはいえ、普段はなかなか見られないマヤ文明の仮面などをじっくり見られたし、普段なら絶対しないような比較をする楽しみもあった。知らなかったのだが、グアテマラのほうがメキシコよりも良質の翡翠を産出するらしく、文明の中心地の人々は必死になってそれを求めたり、乏しい材料で何とか良いものを作ろうと苦心したそうである。
で、常設展に関してだが、展示スペースが地下階から五階にまで渡っており、ざっくり見ても三四時間はかかった。その中で特に面白く思われたのは、中国や朝鮮半島の品々だ。というのも、青銅器や勾玉などの作りが、日本とよく似ているところもあればまるで異なっているところもあり、比較する楽しみがあるからだ。また、饕餮の刻まれた祭器の類も自分は好きで、根津美術館に立ち寄った時にはのんびり眺めている。理由はわからないのだが、自分はそれと同じくらいに玉の類にも心惹かれる。西欧の君主たちの王冠も立派だとは思うが、金やダイヤモンドではどうも少しまぶしすぎる。自分が東アジアの文化が好きな人間だからそう感じるのだろうか。
とはいえ、自分が好きなのはどうやら宋代までらしい。どうも、明代になると技巧的になりすぎるというか、色が鮮やかすぎるように感じられる。確かに、黄色などの発色は鮮やかだし、竜のうろこなども実に細かく表現されているのだが、技術的に優れていることが美しさに直結するかどうかは別問題だ。自分としては唐三彩と呼ばれる、赤や緑や土の色を活かした陶器が美しいと思う。ある程度の素朴さがないと、親しみが持てない。台湾で見た、清代の象牙を削って作った細工なども、優れてはいるが技巧をひけらかしすぎているように思われる。
あとは、天然の石を削ってザクロに見立てていたものはよかった。故宮博物館にあった、翡翠だか瑪瑙だかを削って作ったのと同じ発想で、天然の石の色彩や質感を生かしながら表現しているものだ。あとは漆を刻んだものもよい。色がおとなしくて上品だ。
もう一つ興味をひかれたのは、漢代の画像石だ。学生時代の古典の教科書の表紙に出ていたので覚えていたのだが、実物を見たのは初めてである。宴の様子が見て取れるようで、ある者は楽器を弾き、またある者はボードゲームをしている。そのボードゲームの盤は真上から見たように正方形で表現され、遠近法は無視されている。エジプトの絵画と同じで、何が書かれているかがわかりやすいことが、写実性よりも優先されたのだろう。十字軍時代のチェスをする騎士を描いた絵画でも、似たようなことをしていた覚えがある。
そうだ。途中のフロアでは「生誕550年記念 文徴明とその時代」という、また別の企画展をやっていた。自分は書に対しては無知なのだが、解説によれば、文徴明は科挙には合格しなかった人物だそうである。しかし、温厚な人柄と勤勉実直な性格で、やがて文章の校閲に関する職に就いた。九十年の生涯のうち三年しか勤務しなかったが、一流の人々と交わることでその才能を開花させた、とのことだ。人生は仕事だけじゃないよな、という気持ちをまた新たにした。
自分にはそれこそ古代中国の官僚のように、職を退き水墨画に描かれたような山奥に引っ込んで、時折訪れる友人と琴棋書画をたしなむ、みたいな生活にあこがれる傾向があるのだが、ほどほどに働きつつ、土日に友人とボドゲをしたり美術館に足を運んだりするのは、十分近いんじゃないか、って近頃は思っていて、そんな気分になれたのも、今日の気分転換に成功したからなのだろうな、という気がした。
近々、同じ敷地内の法隆寺宝物館にも行こう、と帰りの電車で考えた。あそこのカフェは閉館間際になるとほとんど人がいない穴場なのだ。
二月八日
特別展「出雲と大和」にふらりと向かった。前回の「正倉院の世界」がとてもよかったので、これも行くしかない、と思われたからだ。
おおよそ弥生時代から奈良時代初期にかけての日本美術を楽しめる。特に銅鐸などは、教科書で見たものもたくさんあり、懐かしく思われた。国宝や重要文化財がごろごろとある。三角縁神獣鏡も大量に見ることができた。恥ずかしながら、これが中国の神仙思想と深い関係にあることを知らなかったので(忘れていたので?)、そこに刻まれていたのが解説を読むまで西王母だとはわからなかった。しかし、こう考えると日本への道教的な要素の導入は、かなり早いのだな、と思われた。
他にも多くの埴輪があり、細かく当時の祭祀の様子が説明されていた。これは知らなかったのだが、出雲の周囲では四隅突出型墳丘墓という、独特の形をした古墳が広く分布しているそうである。そういうまじめなことをしかつめらしい顔をしながら読んでいると、自分は振り向く鹿を表現した埴輪に肛門があるのに気づいた。正確には肛門ではないかもしれない。埴輪を焼くうえで必要な技術的な要請から開けられた穴なのかもしれない。しかし、尻に穴が開けられていたのは間違いない。
下世話な話だが、自分は動物の彫刻を見るといつもその性別を確かめたくなる。別に馬の彫刻に陰茎と陰嚢があって何が面白いのかと問われればそれまでなのだが、生真面目な騎馬像にもそういうものがついているかと思うとどことなく愉快な気持ちになる。それから、先週観たような民俗学的なものであっても、素朴な男性像と女性像ではどんな風に性器を表現しているかを確かめるのは、文化ごとの感受性が端的に表現されていてなかなかに面白い。
脱線が続くが、本当に不思議なのは、世界中の文化で男性器と女性器を絵にしたり彫刻にしたりすることが普通に行われているし、中には神々として崇拝することだってあるのに、ギリシア・ローマに由来する彫刻や絵画では、女性器も陰毛もすっかり省かれてしまっていることで、これは男性像の性器も小さいほうがよろしいとされたことと関係しているのだろうか、などと何かと勘ぐってしまうのである。
閑話休題。この特別展で私が一番見たかったのは、七支刀である。「日本書紀」を読んでからぜひ見てみたいと思っていたものだ。刻まれた金の文字はかすかにしか読み取れないが、専門家でも何でもない私が「月十六日丙午」とある部分を読み取れたので楽しかった。だいたい、こういう文字の刻まれたものを見るのは楽しくて、ほんの二つか三つの変体仮名をしっているだけでも、巻物を見る楽しみ増えるというものだ。
ほかにも、神社に奉納された刀剣や武具などもあったが、私はそれらには、古代の品々ほどには心はひかれなかった。あとは、「出雲国風土記」が朗読されているコーナーがあったが、そこでは本当にハ行がファ行で発音されて、チやヅがティやドゥと読まれていた。
帰りは東京駅の田舎そばを食べて帰った。非常に歯ごたえのあるそばだが、定期的に食べたくなる味だ。いつもは昼に寄ることが多いので肉野菜そばか天ぷらそばだけだが、夕飯なので野沢菜と肉味噌れんこんをつけた。ちょっと贅沢をしたので気持ちよく眠れた。
これだけは心に留めてから読み始めてほしい。
近頃運営への不信感が増している某オタクコンテンツで、冗談交じりに「もう株を買って株主総会で言うしかない」という声を見かけるようになった。去年、関連コンテンツに係わる株主質問がライブ実現の一助になったとまことしやかに囁かれていることも理由のひとつだろう。
だが、あくまで「冗談交じり」であることが気にかかっている。「株を買って株主として意見を出す」という現象は紛れもなく現実に起こせることだ。なぜ株というだけで夢物語扱いなのか、本当に手の届かないチート技なのか、実際に株に触れているオタクとして少し具体的に考えてみて欲しくなった。
……ということで、今回は儲かる損するといった話は一切なしで、わかりやすくチケットを買ってライブに参戦する手順と比較することで株を買って株主総会に参加し質問する手順をおおまかに解説したい。
A.記事の信憑性を下げるためだ。もし万が一君が本気で株に手を出そうとしたならば、この記事に書いてあることなどすべて妄想だと思って一から自分で調べてほしい。君の貴重な財産を投資の世界に投げ渡すのは事実をひとつひとつ確かめてからにして欲しい。
A.まずは登場する用語を紹介しよう。
証券用語 | 似たようなライブ用語 | 説明 |
企業 | 主催者 | 株主のチケット代で諸々の企画を行う。 |
---|---|---|
株主 | 観客 | 企業の運営能力を見込んで資金援助をする。 |
株 | ア○○○○ア会員権 | 企業に金を預けている証。昔はA4ほど大きさの繊細な印刷物だった。 |
株主総会 | ライブ | 企業が株主に経営報告をする学級会。B社の場合、6月後半の月曜日が恒例。 |
証券会社 | ○ープ○○ | ネットで購入できるサービスを提供する中間業者。 |
株取引 | 転売 | 公開株を市場で取引することは合法である。 |
A.株主総会の入り口でもぎってもらうのは株券ではなく、議決権行使書だ。株主総会の数週前に証券会社に登録した住所に郵送で届く。
議決権行使書は投票券のようなもので、投票方法は郵送かネットか総会当日かが選べる。郵送で投票してしまうと総会参加権がなくなるので注意。
A.いや、議決権行使書は株を決まった日時に保持していた者全員に送られる。
B社の株主は約3万名いるが、株主総会の出席者は1000人程度。座席が足りないということもない。
A.今年(2020年)の場合は3月27日金曜日の午後3時だ。
A.そうだ。当日の午後2時55分に買って午後3時5分に売ったとしても、株主総会への参加が可能だ。
ただし、こういうことを考える輩は多いので午後3時を境に大幅に値下がりする。
証券会社は本人確認が更に厳しいイー○○○のようなものだ。チケット業界との大きな違いとして、上場企業の株はどこの証券会社でも買える。使い勝手や手数料やイメージキャラクターの好みで適当に選んで良い。
A.審査はあるが、年齢や資産額は無関係だ。日本のネット証券の場合、以下がクリアできていればほぼ問題なく開設できる。
なお、口座申し込みから実際に株を買えるようになるまでは一週間強かかることがある。
A.倍率はほぼ1倍だと思って良い。基本的に注文(申し込み)すれば速やかに買えるのが株だ。
取引が成立しないとしたら、よほど価格をケチっている場合だろう。言い値(成行注文)で買えばすぐ取引は成立する。ちなみにB社の昨日(2020年1月23日)の取引量は単元(最低取引単位)換算で5520件だ。
A.ない。B社の株の取引マッチングをしているのは東京証券取引所というところだが、ここのシステムではすべての注文が匿名で公正に発注順に処理される。欲しい量が100株だろうが100万株だろうが有利不利はない。証券会社の回線速度は関係があるかもしれないが、事前注文であれば関係ない。
A.残念ながら現在株券は廃止されており、手に入らない。変わりにほふりというちふれのような名前の機構が証券会社を横断して株の所持状況を管理している。住所や名字が変わったら証券会社に届け出ればここに連絡され、そこから企業の総会事務に株主の個人情報が伝わり、諸々が郵送されてくる。
A.その通り。それだけ持っていけば入れてもらえる。最寄り駅にさえ行ければ、当日は道案内の人が居る。
A.かなり直前にならないと正式には告知されないが、B社は例年6月後半の月曜日に毎回同じ都心のホテルでやっている。
長引いたときに備えて午前中から始まっていることが多い。何もなければ正午頃には終わる。
A.特にドレスコードはない。スーツは少なく、ほとんどが普段着に見えた。フルグラTや痛バッグなどオタク丸出しの服装は浮くだろう。会場付近は坂が多いので歩きやすい格好が良い。
A.総会当日の金銭のやりとりはないと思って良い。宣伝されるだけだ。
A.撮影やスマホの使用は会場の指示に従うように。総会会場では両方禁止、ロビーに出れば両方可の場合が多い。出入りは自由なので、実況したければロビーに出て行おう。
A.参加人数だけで言えば小株主が圧倒的多数だから物怖じすることはない。株主は受付で渡された名札を提げるが、全員同じデザインで見た目にも違いはない。
A.できない。株主総会に参加できるのは株の名義人だけだ。なお、子連れや障害者の介添人は配慮してもらえる。
A.大抵の場合、株主総会に参加できるのは株主だけだ。家族であってもB社の株を持っていないなら代わりをしてもらうことは出来ない。
彼らも株主ならば委任欄に記入することで代わりに現地で議決権を行使してもらえるが、記念品などは一人分しか貰えないと思っておいたほうがよいだろう。
偉い人々は終了後に株主との交流を図ろうとロビーに現れることがあるので、顔を覚えておこう。
事前質問状制度 | 株主総会よりも以前に書面で質問内容を通知し、当日説明を要求するもの。 |
---|---|
質疑応答 | 株主総会当日に手を上げて当てられた者が他の株主の前で行う質問。 |
歓談の場での口頭質問 | 総会前後に興味のある部門の取締役個人に直接問いかける非公式な質問。 |
企業の内情を詳らかに調査し回答して欲しいのであれば事前質問状、他の株主にも現状を経営の問題点として訴えたいのであれば質疑応答、責任者に直接情熱をぶつけようとするのならば口頭質問が適切だろう。
A.「会社名 IR」で検索すると過去の質疑応答がまとめてあるので確認してみよう。更に「会社名 総会レポ」で検索すると、軽い質問やくだらない質問も報告されている。実際に質問している人々も至極普通で、しどろもどろになんとか最後まで伝えきったような質問でも企業側はきちんと回答してくれる。
質問のタイミングだが、事業報告の合間合間に今の説明についての質疑応答タイムが設けられる。今後の事業計画の段や、最後のノンテーマの質疑が狙い目だろう。
A.質疑応答が始まったら、司会の指示に従って手などを上げる。取締役の一人が質問者を選び、アシスタントが質問者の元までマイクを持っていく。マイクを受け取ったら受付で渡された名札の番号を名乗る。企業にだけ質問した株主が特定できるようになっており、相席している他の株主には個人情報が漏れないようになっている。
質問内容に応じた取締役が回答に立ち、何度か受け答えを行う。やり取りが終わったら、マイクを返して終了。
A.人数よりも全体の時間が決まっている。質疑の時間が20分なら20分間で受け付けられるだけ受け付ける。
当てられない可能性も高いので、何人かで質問事項を共有しておくと訊ける可能性が上がるかもしれない。
A.わからない。しかし、経営状態には厳しい目を向ける他の株主や意思決定が可能な取締役が知らないかもしれないことを知ってもらうチャンスであることは事実。熱い思いに任せず、証拠を集めて事実に基づいた質問をすることを心がけよう。