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はてなキーワード: 平野とは

2024-09-04

俺、諫早のことが好きだよ

三方大村湾有明海橘湾の海に

三方多良岳雲仙岳長崎半島に囲まれている

山も海も平野工場もある

質の良いスタジアム野球場がある

空港県庁所在地も近い

ペンギン水族館小浜温泉も車ですぐ

2024-09-03

おお、岡本太郎批判にそのまま使えそうだ。本来万博会場全体の予算であったもの太陽の塔ひとつに使ってしまい、途中で発覚し慌てて止めようとしたが時すでに遅し。あの塔が完成した

[B! 万博] サクッと調べたので間違えてるかもしれんが 万博会場の建ぺい率は70%な..

  

id:tapi423さま、コメントありがとうございます

上記コメント太陽の塔内部の展示資料パンフレットを読んだ私の記憶をもとに書いたのですが、改めて調べたところ

万博会場全体 → テーマ館の展示全体 

の間違いだと思います。いい加減なことを書いて申し訳ありません。ブコメ修正しておきます

 

ただ太陽の塔建設は当時大変揉めていたこと、岡本太郎勝手暴走したこと事実のようです。

以下、参考になりそうなページをまとめておきます

 

岡本と丹下の対立

会場計画プロデューサー丹下健三氏と岡本太郎の取っ組み合いの喧嘩がさまざまな記事言及されています

中でも堺屋太一氏による「地上最大の行事 万博博覧会」は当事者による記述として興味深いので引用しま

 

計画が出されたとき、万国博開催期間は梅雨の時期も含まれるため、人を集めるには「屋根」が必要だという意見が出た。しかし、これほど巨大な建造物屋根をどのように作るのか、技術的な解決策は見えてこない。建設省や通産省から安全性危惧し、縮小変更を訴える声が強かった。

  

(中略: ここから大屋建設の苦労が語られますが省略します)

 

お祭り広場建築軌道に乗り始めたと思った矢先のことだった。展示プロデューサー岡本太郎氏が、お祭り広場大屋根の真ん前に、塔をつくると言い出した。これが、かの「太陽の塔である

岡本氏の発言を聞いた丹下氏の顔色が変わった。

「すでにシンボルタワーは菊竹清訓氏が設計していますあなたは展示プロデューサーなのだから、展示に集中してください」

菊竹氏が設計した蜂の巣状のシンボルタワーは、会場の南端に建てる予定で計画が進んでいた。しか岡本氏は一歩も引かない。

「万国博の展示の中心には、一眼でわかるような造形が必要です。一番目立つ展示を私は考えました」と言ってスケッチブック4冊ほどを取り出した。そこには「太陽の塔」のスケッチが200枚くらい描かれていた。(中略)岡本氏の熱弁を聞いたところで、もちろん丹下氏は納得しない。丹下氏の口調は次第に厳しくなり、

「お前にそんなものを造る権利はない」「造るとしても、目立つところにあるのは許さない」

どうしても造るなら、お祭り広場屋根設計を変更して、太陽の塔屋根で囲って見えないようにする、とまで丹下氏は言った。

すると岡本太郎氏は烈火の如く怒り、関係者のいる前で2人は取っ組み合いの喧嘩を始めた。互いの弟子たちは喧嘩を止めるどころか加勢し、手のつけられない状態になった。慌てた私はいったん通産省が引き取りますと2人を制したが、「引き取るとはどういうことだ」と、今度は私が2人に罵倒される始末だった。結局、大屋根の中央に大きな丸い穴をあけて「太陽の塔」を突き抜けさせるという妥協案に落ち着くまでに1ヶ月かかった。

(「地上最大の行事 堺屋太一 万博博覧会」 p269~p280)

 

このように「太陽の塔」はもともとシンボルタワーとして造られたものではなかったが、結果的に二つのタワーが万国博に登場した。岡本太郎氏は「自分太陽の塔と、菊竹氏のタワー、どちらが真のシンボルタワーかは大衆審査に委ねるべきだ」という考えを示した。と同時に「自分には自信がある」ということを盛んに表明した。この勝負岡本太郎氏に軍配が上がったことは歴史証明している

(「地上最大の行事 堺屋太一 万博博覧会」 p282)

 

なお、著者である界屋太一氏は通商産業(現経済産業)省の方であること、出版2018年であることは注意が必要です。

まるで仲介役をしていたような書き方ですが、以下の小松左京氏の著書によれば通産省も強固に反対していたようです。

当初の見解とは大きく異なり太陽の塔歴史シンボルになってしまったせいで不都合なことはみんなちょっとずつ伏せている感じはありますね。

 

小松左京ライブラリ

予算といえば、あの「エキスポの顔」といわれた高さ六十メートル名物太陽の塔」があやうく消えかかったことがある。テーマ展示の、総予算は前にもいったように建設費こみのあち見つもりで三十億は必要だと、岡本氏のスタッフははじき出していた。(この金額理事会説明する時、岡本氏はテーマ展示には「最低三十万円」必要だ、とやってしまった。石坂会長の「明治四十五年の万国博」とともに万国博の二大迷言とされている)

 大蔵省筋はこの規模を内々に承認していたが、監督官庁の通産側は、あまり正面に大きなものを建てられると、ホストカントリー日本政府館が目だたなくなる、という理由強硬に反対した、テーマ展示の稔予算はせいぜい三、四億でいい、というのだ。モントリオールテーマ予算百億と大変なひらきだ。そんな予算ではとてもテーマ展示はできないとプロデューサー側がいうと、もともとテーマなんてものは万風博にはいらないものだ、とまで極言した。

(中略)

 予算の三倍にふくれ上った見つもりをむりやり削るのは大変な作業だった。業者サイドと一項目ずつ検討し、全体の仕様をかえ、やっと予算の倍ぐらいまで削った。だがそれをさらに半分にするのは、背筋の寒くなるような作業だった。

場合によっては、石を一つころがしておいても、これが「根源の世界」だとひらきなおってみせると豪語していたものの、当初のイメージが、はなはだしく萎縮してしまうのはさけられなかった。それに私は平野氏と話しあって、第三スペース「心の世界」に展示する、海外民俗資料収集のための、予算千万円は、最初からおさえて、絶対手をつけないことにしていた。一・五倍にまできりつめる時、展示構想を基本からやりかえなければならないところにまできた。

テーマ展示に関わった小松左京氏が予算で苦労する様子が書かれています現在国立民族学博物館小松左京氏と平野氏が守ったのですね。知りませんでした。

 

 

余談ですが、調べていて個人的面白いと思ったところ:

  

 

追記:誤字修正しました

丹下健三郎氏 → 丹下健三

id:ryotarox さんありがとう!)

  

id:tapi423 さん、こちらこそどうもありがとう

色々知ることができて面白かったです。ブコメも興味深く読ませてもらいました。

2024-08-30

星野氏「リベラル派の正義依存」論の具体例:リベラル派のための解説

星野智幸氏の『言葉を消費されて 「正義」に依存し個を捨てるリベラル』(ttps://digital.asahi.com/articles/ASS8V026WS8VUPQJ006M.html)が話題である。その主張の要点は、以下の通りである

最初これを読んで思ったことは「何を今さらである欧米における近年のリベラル派の度を越した正義依存問題は、ソーシャル・ジャスティス・ウォリアー(Social justice warrior)やバラモン左翼といった批判や自省の中で、多かれ少なかれ言及されてきことである。それにも関わらず星野氏が、さも苦悩の末に新しい認識に至ったかのような筆致でリベラル派の正義依存問題提起していることに、正直驚いた。

しかさらに驚いたのは、リベラルからの反応である星野氏が何を問題視しているのか、全く分かっていないようなのだ

高橋健太郎

ttps://x.com/kentarotakahash/status/1828424826039738677

ちなみに、貴方の言う「カルト的に「正義」に依存し個を捨てる」というのは、実際にはどういう行為を指しているんですか? まあ、個人判断よりカルト熱狂に飲み込まれるなんてことはよくありますが、それが「正義」と何の関係が?

平野啓一郎

ttps://x.com/hiranok/status/1828581602613666289

僕は星野さんは友人だと思っていますが、敢えて書きます星野さん自身言動はその通りだったとして、だからと言って、「リベラル思想は疑う余地のない正しさを備えていて、そのような考え方をする自分には否定されない尊厳がある、とリベラル層は思いたいのだ」云々の雑な話をどうして出来るんですか? それがリベラルの大多数ですか? 自分だけは、例外的思慮深い真のリベラルであるかのように話されていますが、内容は、昨今のリベラル批判の大波にスッポリ呑み込まれて、その尻馬に乗っているだけじゃないですか。リベラルの弱体化が歴史的にも危機的なこの時に。自分政治的発言が「消費」されていると感じるなら、「消費」されない言葉を工夫すればいいじゃないですか。瀬戸内さんだって林京子さんだって大江さんだって、みんなやってきたことでしょう。自分は、小説があるから、もう政治的発言は止めた、でいいでしょうけど、他の人たちはどうなるんですか? しっかりしてください

このリベラル派の反応を見て、「何を今さら」という認識を改めた。星野氏がリベラル界隈の空気にどっぷり浸かっている中で、リベラル派の正義依存問題認識するに至るのは大変な知的苦痛を伴うことであり、それは意義深いことではないか、と。

星野氏の論考には具体例がほとんどないので、リベラル派は問題提起の要点を理解できないのかもしれない。そこで、あくま自分理解に基づくものであり星野氏の真意と完全には一致しない可能性はあるが、「リベラル派の正義依存問題の具体例を補完してみたい。

ネット上の反応をざっと見ると、高橋平野両氏の先の引用のように、リベラル派の批判は次の二点に集約されるように思われる。

1. リベラル派の正義依存問題の具体例は何か。

2. 仮に正義依存問題の具体例があるとしてもそれはリベラル派の特定個人又は集団問題であり、広くリベラル一般問題としていいのか

1. リベラル派の正義依存問題の具体例:草津町性犯罪虚偽告発事件において町長糾弾したフェミニスト

リベラル派の正義依存問題の最も分かりやすい具体例は、草津町性犯罪虚偽告発事件(ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E5%B2%A9%E4%BF%A1%E5%BF%A0)において町長糾弾したフェミニスト達であろう。この事件は、新井祥町議(当時)が黒岩信忠町長から性犯罪を受けた、という虚偽の告発をした件である。以下、吉峯耕平氏Togetterまとめを引用しつつ説明する。

新井氏の証言告発当初から信憑性が極めて低いものであった。

ttps://togetter.com/li/1973629

新井氏は2015/1/8に町長室のソファーに座っている時に、黒岩氏に机との間に押し倒された、と証言した。しかし、実際の町長室を見ると机とソファーの間が狭すぎて押し倒すスペースが無い。これに対して新井氏は「当時は机とソファーの配置が全く違った。新井議員記者会見をやった後、町長証拠隠滅のために模様替えをやった」と反論したが、実際には模様替えは行われておらず、この反論も虚偽であった。

他にも新井氏の主張には信用できない理由が山ほどあった。

ttps://togetter.com/li/1973629?page=2

供述以外の証拠がなにもない

・午前の町長室(隣室には町職員が勤務)で性交という供述内容が不合理・不自然

気持ちが通じた等と供述しており、供述に著しい変遷

それにも関わらず、例えばフェミニスト北原みのり氏は新井氏の証言を信用した。当初は北原氏も信憑性を疑っていたようだが、三井マリ子氏の「現代魔女狩りだ」という発言に感化されたようである。最終的に北原氏が証言を信用した理由は、被害者沈黙せざるを得ず「ミソジニー社会」では女性言葉は軽視されるという一般論と、新井氏が知的だったという印象論、この二つのである

ttps://togetter.com/li/2278947

北原氏の変遷はまさに、「『正義』に依存するために個人であることを捨てて」証言信憑性を精査しなかった具体例であろう。

北原氏は「町長性犯罪を実行した」と事実摘示してはいない点に留意する必要はあるが、恣意的な切り取りと印象操作をしている。例えば、2020年12月1日町議会において、湯本議員は①模様替えが虚言であること、②新井現場の録音の一部を公開したことを指摘し、新井氏の告発信憑性が低いことを説明している。

ttps://x.com/kyoshimine/status/1737202101842059771

しかし、新井氏はこのことに触れず、以下のように印象操作を行った。

ttps://x.com/kyoshimine/status/1737210416521220255

ttps://dot.asahi.com/articles/-/13943?page=2

その様子はこのコラムでも記したが、傍聴席には高齢男性たちが並び、新井氏にむかって「うそつき」「(あんな女とは)犬でもしない」など激しい言葉で罵っていた。それは議会というより、新井氏が裁かれる現場のようだった。

その後、新井氏は名誉毀損と虚偽告訴の罪で在宅起訴されたが、この期に及んでも北原氏は次のように言う。

ttps://togetter.com/li/2278947?page=4

ttps://dot.asahi.com/articles/-/13943?page=3

SNSでは、支援者やこの件についての記事を書いた者への謝罪を求めるような声もあがっているが、支援者たちに謝罪を求めるのは間違いだ。支援者被害者を選ばない。少なくとも私は、フラワーデモを通して、被害者は選ばないと決めた。

リベラル思想は疑う余地のない正しさを備えていて、そのような考え方をする自分には否定されない尊厳がある」という星野氏の指摘は、一連の言動をする北原氏の動機を上手く説明しているように思われる。

2. 正義依存問題リベラル一般に当てはまるか:糾弾した人を批判したリベラル派は何人いたのか?

吉峯耕平氏Togetterまとめを読むと、北原氏の他にも多くのリベラル派が上記の虚偽告発事件に際して正義依存問題というべき糾弾をしている(ttps://togetter.com/li/2283797)。しか平野啓一郎氏が疑問視するように、正義依存問題リベラルの大多数に当てはまるものなのだろうか。確かに上記糾弾に参加していないリベラル派も多い。

自分理解ではやはり、正義依存問題リベラル一般に当てはまる事象だと思う。その根拠は、リベラル派の中で上記町長糾弾者を批判した人が皆無に近いかである

日本リベラル派は何人存在するだろうか。立憲民主党支持率が5%、有権者総数が1億人程度いるので、500万人が立憲民主党の支持者であり、少なく見積もってもその1割の50万人は意識的リベラル派であろう。少なく見積もってもリベラル派は50万人もいるのに、件の草津糾弾問題批判した人は何人いるのか。この内のさらに1割の5万人が糾弾に参加した人を批判していれば大きな話題になっているはずだが、実際にはそうはなっていない。

「『正義』に依存するために個人であることを捨てている」、要するにリベラル派は党派的な動機で、糾弾に加担した同じリベラル派への批判を避けたのではないか、このように疑われる状況なのである

それでもなお正義依存問題リベラル一般には当てはまらないと反論したいのであれば、件の糾弾者達を批判したリベラル派を5万人挙げろとは言わないが、まずは5人程度は挙げる所から始めるべきだろう。

2024-08-24

anond:20240824091129

まず兵庫を一括りにしてる時点で間違い。

兵庫摂津播磨丹波但馬淡路の五国からなりいまだにバラバラなのが実情。

摂津(阪神間)は大阪付属品山口組本拠地でもある。そもそも港町として異国に売られた地域。当然治安は悪い。六甲山瀬戸内海の間の狭い平野を無理やり埋め立てたりして住んでるので、閉塞感とかすぐそこにある山の圧迫感とかは感じると思う。増田が語ってるイメージはここのイメージ

播磨姫路を中心とした歴史が古い地域特有の閉鎖生と保守性があり、祭りが激しくガラが悪い。ヤンキーしか住んでない。

丹波京都農産物京都提供するための地域黒豆おいしい。

但馬は山。そして日本海山陰地方と同じ文化圏城崎温泉がある。カニおいしい。夏は暑く冬は豪雪神戸に行くには山をいくつも越えないといけない。

淡路パソナ実験場。玉ねぎおいしい。

2024-08-17

田舎世界各国の超超巨大書店が集積する都市がほしい

これが世界最大という超超巨大書店を、どーんと僻地でもなんでもいいから街が作れそうな平野に作ってほしい。その超超巨大さは世界第2位を突き抜けてほしい。

政府テコ入れし、クラウドファンディングも募り、数多ある企業も全勢力が参入してほしい。もうとにかく全力をかけて作ってほしい。

「そんなことして失敗したらどうする?!バカじゃん?!」とか考えず作ってほしい。勝算とか考えず勢いで作ってほしい。

そこには和書だけではなく洋書もある。西洋の本だけではなく中国語の本、アラビア語の本、アフリカーンス語の本、とにかく片っ端から「いやこれいらんだろ」みたいな本だったとしてもすべておく。

なんなら和書中央ではなく洋書中央である日本語を中心で考えてほしくはない。言語別に存在する知の量に応じた配分をしてほしい。

客層に応じてカテゴリ分けは必要だろう。1つの書店だけでなく複数書店統合してもかまわない。古本屋を集めてもかまわない。

「よくわからなくても物理の本を買うなら日本のここへ行け。たぶんあるから」という状態になっていてほしい。日本の中規模以上の書店はほぼすべてここに集める。

勢力が協力してできた超超巨大書店中央に据えて、その周りを他の超巨大書店が取り囲む。その周りは巨大書店。その周りは中規模書店、その周りには小規模書店

海外からも片っ端から誘致する。必要なら補助金も出す。「バカなの?」とか「さすがに海外出店は難しいです」とか一蹴されるだろうが「まあ採算とれそうだからいいよ」と言われるまで粘ってほしい。

税金をたくさん投入してもかまわない。重要なことは「そこにある」「とにかく日本のここに来たらある」「お前のやりたいことは知らんけど本がほしいなら日本のここに行け」という願いが叶う場所だ。

例外を作ればそのブランドは失われる。このブランドこそが他国追随不可能な圧倒性を生む。先行者利益だ。バカすぎて1つ1つで見るとデメリットしかない行為が、結合すると巨大な1つのメリットを作り出す。

どこかで手を抜くと終わる。そんなことまでする必要ないんじゃないのとか、それってめちゃくちゃ損しますよねとか言われようが、究極に本を集める。

書店書店の隙間にはさまざまなカフェが立ち並ぶ。個人経営するカフェからチェーン店が密集する。コンビニも立ち並び、公園には読書に適したベンチがある。公園読書最適化されている。

その街にはどこにでも椅子が置いてある。買った本をすぐ座って読む人向けのものだ。

この街には有名人毎日のようにやってくる。たとえば「ビル・ゲイツが本を選びに来日!」など当たり前のことになるだろう。

読書家はこの街付近に別荘をかまえる。なんにもなかった僻地の近隣に富裕層街が誕生し、地価がとんでもなく上昇する。意味不明なおいしい話だ。

一方で本を読むことが目的でない人間には居心地が悪い空間になる。この街存在している人間はほぼ全員本かその周辺が目的なのだ。本以外が目的人間は異様に目立つようになり警戒される。

街の中央部分は徹底的に、本、本、本、本、本、と本が存在するのが当然の本の密集空間になっている。普通人間が「ここまですることはないんじゃ・・・だって採算とか・・・」とドン引きするぐらいの熱量で本で溢れかえっていてほしい。

地面に敷かれたタイルには、文章が書かれている。まっすぐ歩くと偉人言葉などがそのまま読めるようになっているのだ。たとえば「良い本は私の人生におけるイベントである。」「本の無い家は窓の無い部屋のようなものだ。」「天才とは努力する凡才のことである」などという文が永久に書かれている。有名な書の冒頭部分だったりもあるし、古典文学もあるし、文学のみならず数式も書かれていたりする。それを読むだけで日が暮れる。

この街広告はすべて本に関するものでいっぱいだ。ほかでは絶対に見られない、読書家にだけ向けた広告が撃たれる。「こんな難しそうな本の広告ある?」というのがそこここで見つかる。

たとえばベトナム語マンガ新刊広告なども見受けられていてほしい。

この街にあるのは紙の本ばかりではない。電子書籍派のための書店もある。他では絶対採算がとれないような形の店であっても、「読書家が毎日のように集まることが普通」の街特有書店ができる。たとえば巨大な8Kモニタにその人へレコメンドされた電子書籍が大量に表示され、立ち読みすることができるとか。「辞書専門店」や「単語専門店」や「栄養学書専門店」などがあったりもする。そういうものを作っても不思議利益が出るのだ。

この超超巨大書店圏内部には研究所大学なども誘致する。どのような言語でも関係ない。化学系のカテゴリが立ち並ぶ「化学通り」のようなところには実験器具専門店も立ち並ぶ。

そういうところは、基本的には英語がメインだ。英語の下に日本語が書かれている感じ。イメージ的にはハリーポッターだろうか。ときどき「なんで化学通りにオムライス専門店がこんなにあるんだよ」などということもあるかもしれない。秋葉原神田カレーがたくさんあるようなものだろう。

やや込み入ったところにはマイナー本屋がある。「なんだよこの本屋・・・」という、見るからに異国感が漂う本屋だ。謎の部族の謎言語で書かれた謎の材質の本が置いてあるなど。ネクロノミコンのような本も見つかる。

石版などもなぜかある。読書向けの椅子専門店もある。「本のためだけの椅子専門店」が生存できる場所日本ではここしかない。

しかし、この超超巨大書店群の主目的は「本の集積」である。そこから逸れるようなことがあってはならない。何か欲をかいて「ここに企業をうんたら」などとして利益を優先するとこの街はあっという間にその意味をなくし滅びるだろう。ありとあらゆる人々が周辺の利益を求めて集ってくる。そういうのを一蹴できるような体制であってほしい。

この街意味ないだろ。なんで作った。赤字だろ」と罵られながらも存続する街であってほしい。そして、そう罵る人も、ひとたびその街に入ると「すげえ・・・この街地球必要だわ・・・」とどうあがいても認めざるをえないほど感動できる街であってほしい。街自体で見ると赤字なのだ不思議日本経済が潤う源泉である摩訶不思議都市であってほしい。完全に未来へと投資された都市である

この街では、夜もたくさんの書店営業している。こんな大きな本屋24時間営業できるのはこの街しかありえないとなっていてほしい。「夜眠れないな・・・本でも買いに行くか・・・」という人外の行動を普通にするような場所であってほしい。

街の周囲には民家が立ち並ぶ。ただしこの民家に住む民間人はややおかしい。本のために移住してきた狂信者たちだ。軒先には自分選書が並び「1冊100円」などと書かれていることも多々ある。

富豪がゴッソリ買っていくことを見越して少し離れたところに在庫置き場がある。

富豪が「ではこの棚からこっちの棚まで」などと爆買いしていく。もはやテロリストのようなものだが、そんなことは気にせずまた入荷する。本はバカみたいに売れる。

近隣の都市はこの超超巨大書店都市のおかげで経済効果がある。

この街は、「日本人なら1度は絶対行け」と呼ばれる場所になる。そしてひとたびそこに立ち入れば「世の中にはこんなに知識があったのか」「世の中はこんなに頭のいい人たちで溢れかえっていたのか」ということが、嫌でも全身の細胞に刻みつけられる。伊勢神宮みたいなものだ。それよりも神々しいかもしれない。

そして、全身の細胞体感したその人は、格段に読書するようになるだろう。それは地元へ帰っても同じことだ。一流を目の当たりにした者は一流になる。

取次の問題も、書店が潰れかけている問題も、日本人が本を読まなくなってしまっている問題も、経済が深刻化している問題も、だいたい解決できるだろう。

誰か作ってください。

ちなみに国防にも役に立ちます。一度作ってしまえばここを潰すやつは「バカ」なので。ペンは剣よりも強し!

書店兵器です。

追記

ジュンク堂書店など大型書店が潰れかけているのは知っている。

ただそれは、「本がたくさんあっても意味がない」のではない。逆。

大型書店であっても、本が少なすぎるのが問題である

だいたい日本語の本というのは大して範囲が広くない。

それに「物理本を読む人が少ないか本屋が潰れちゃう」というのも逆だ。

物理本を読みたいと思う人を増やす。そのためには本屋すべてが潰れることも辞さない」という情熱が正道である

本というのは知の源泉である。だから知識がない人に迎合すれば、潰れるのは自然だ。知識がない側に与するのだから

本の機能はそれとは真逆であり、全体を引っ張り上げるものである知識がない側が「欲しい」と願える場にすべきなのだ

ない側に媚を売っていれば潰れて当然。

「この本は今は読めないけれど、読みたいと思う」そういうものがない。

「この本は内容はちんぷんかんぷんだけど、そういう本の存在を知っている」そういうものもない。

ジュンク堂書店などですら、知らない人々が多い。大型書店重要性を知覚できていない。入ったことがない人間もいる。

からこそドカンとぶち上げるのだ。

記事を読んでくれた人へ: 記事を読んでくれたのはありがたいが、たぶん自分が考えている規模と読んだ人が考えている規模に大きな差があると思う。

自分が考えているのは、もっとも小さく考えても深圳書城中心城の数十倍の大きさであり、既存書店ちょっとだけ大きくしたものとか、蔵書が全く同一であるような大型書店が単に10個ある街という形ではない。

コーチャンフォーつくば店は50万冊、池袋ジュンク堂書店は150万冊、深圳書城中心城は400万冊、国会図書館は4685万点。Amazon Kindleは60万点。

自分が言っているのは、数億冊あるような書店である。つまりコーチャンフォージュンク堂書店紀伊國屋書店は超超巨大書店世界中の意味わからんハイレベルの本から選びぬかれ集まったエリート本屋)の周辺を取り囲む「日本区域最大の超巨大書店」の周辺を取り囲む「大型書店の1つ」という状態を考えている。ブックオフなどはその周りを取り囲む中型書店になるだろう。その周りを、身近にあるご近所の本屋さんがたくさんずらーーーっと並んでいるというような領域だ。いうならばこれが日本区域である

世界の蔵書数はGoogleによると約1.3億冊であるらしい。日本区域内に別に中国語韓国語の本があることもある。ただし日本区域の横には韓国区域だったり中国区域だったりする。その中国区域でもばかみたいにデカい超巨大書店があり、それを取り囲むようにジュンク堂書店並の大型書店があり、英語区域では……というような状態だ。言語別に分けられているだけでなく、「数学領域」で分けられていることもあり、そこでは「高校数学」の棚に世界各国の高校数学が並ぶ。数学参考書を買いに来た高校生が、カメルーン人の中学生と仲良くなるみたいなことも想定できるわけだ。

地方のクソデカ本屋が数百個単位で入る「は・・・?」「この街・・・全部・・・本屋さん・・・?」という規模の書店である

イメージとしては↓な感じ。

まもなく目的地の駅に近付く。電車にいる人々は全員が本を読んでいる。スマホを触っている人たちなど誰もいない。不思議光景だ。多くの人がそわそわしている。初めて来た人たちが多いのかもしれない。

電車が駅に滑り込み走って降りる人々の後ろでのんびりと降りる。全く、はしゃぎすぎだろう。

降りた直後、本の形をした案内板が表れた。真っ先に飛び込んできたのは「↑ バベル中央書店」というやたらとデカい黒文字と、その下にあるやや大きな黒文字の「↑ 北区書店」だった。

右を向くと・・・あれは・・・本の自動販売機?! 本を自販機販売するのか。カルピスの作り方・・・自動販売機歴史・・・Why could he make vending machines?・・・なるほど。

床には文字が書かれている。Station, State, Statue, Status. 何のことやらわからない。

改札を出る。改札を出ると、ああ、もうこれは本のテーマパークだ。最奥部に見える巨大な塔には雲がかかっている。おそらくあれが中央書店だ。その横には数えるのもバカバカしくなるほど書店が並ぶ。街には今まで見たこともないような人々で溢れかえっていた。ベンチでは読書をしている中東とおぼしき人が中国人らしき人と何やら議論している。彼らが話しているのは何語だろうか。

デジタルサイネージで目まぐるしく本の広告が入れ替わっていく。「サウダージさようなら」「入門グロキング」「般若心経終焉

ぼうっとしているとハトが飛んできた。ここでは何やら、ハトでさえ賢く見える。予算は5万円だったが、足りるだろうか。

Amazon倉庫でもないんだって

なんか全然伝わっていなくてものすごく悲しい。

子どもときに巨大書店や巨大図書館人生で初めて行ったときとか、論文大学研究の仕組みと接したときに、知の偉大さに震えたことがないだろうか。

目に見えないものは見えないことが多い。たとえば、ライブ会場に行ったことがなければライブの偉大さは本当にはわからないし、「本当にこんなにたくさんの人がファンなのだな」ということもわからない。

記号接地問題ともいうらしいが。

いま「自分が考えるクラスの巨大な本の集積地を人類の誰もが見ていない」というのが問題であると思う。誰1人として。

そういう知がたくさんあることは存在としては知っていても、「それを見たことがある人は誰もいない」のだ。いわば、月は見えるけど、月に行ったことは誰もいないような状態だ。

神田古本屋街や、既存大型書店というのは、いわば地球上にある月に似たところでしかない。「たぶんこれとこれがこうなると月」というふうにしか想像できない。だが月に行かなければ月の隕石は無いのだ。

ほとんどの人は、目に見えないなら存在しないと感じてしまう。マッチングアプリ人間を左右にスワイプするとき人間ではないように扱う。それは人間として存在しているのに。

一方、眼の前に相手がいるとき、同じように左右に指を振って弾くのは容易ではない。これが目の前にあるかないかの大きな違いである。

自分が言っているのは、そういう知の集積の偉大さが理解できなくてもとにかくそこに行けば、「ああそういうこと」「人類は偉大だったのか」と、誰もがたちどころにわかってしま場所がほしいということである

それから、実現の不可否はともかくとして、「え、そういう本屋あったらめっちゃいいな〜〜〜〜〜〜〜〜〜」と感じてほしい。

2024-08-14

anond:20240814215552

しか平野で家建てられるとしても仕事なくて皆東京を目指すから実質人が住めるのは首都圏のみ

ウクライナ

やっぱ原発占拠目標で失敗してんじゃね?

敵地で平野に陣地維持するのは無理がある

切り捨てる過疎地域はどうするんだろう?

既存廃村なんかを見れば想像は出来る。

おそらく建物は朽ちるままに放置される。

道路も使われないところは放置だろう。

今までに切り捨てられた過疎地域は山奥が多かったけど、海岸線過疎地域場合いろいろ問題がある。

海岸線に身を隠しやす放置された建造物が乱立していれば防衛なんか碌に出来ない。

じゃあ更地にするのか?誰の金で?

更地にしたあとどうするのか?

監視体制を組むのか?その金と人員人口減少社会でどう捻出するのか?

人口はもう増えない前提なのか?増やしたいのか?

増やしたいなら過疎地域でもメンテして保持した方が良いのか?

沢山の山岳地帯で分断されたまばらな平野部を減っていく人口でどう管理していくのか。

誰が考えるんだろうね。

2024-08-04

断熱性能のものすごく簡単な捉え方

今の家の性能って「UA値」って言うので示されるけど、これのものすごく単純化した見方計算してみた。

設定

百平米の基準間取り東京などの温暖地(大阪名古屋福岡本州南部平野は大体おなじ)とする。

大雑把な理論

詳細は省くが、

UA*270*50*8

UAあたりの熱損失を金銭換算できる

ここで、換気は三種換気とし、換気熱損失や内部発熱、日射取得は間取りが同じならほぼ変わらないので、大体相殺する前提とした。

また、詳細は省くが設備設計でかわる誤差は大体実感から±50%程度と見積もった。

結論

以上の計算式に基づくと、UAが0.1あたり一年暖房費(全館二十四時間暖房)で一万円±五千円くらいになる。

  • 断熱等級4で四万~十二万
  • 断熱等級5で三万~九万
  • 断熱等級6で二万~六万
  • 断熱等級7で一万~三万円

くらいのオーダーで年間暖房費を見積もっておけば間違いないと思う。

断熱と設備設計トータルで見ないと経済的合理性判断できないね

おまけ: 夏は?

夏は断熱より日射遮蔽の影響の方が大きいので、等級5以下なら、あとは設計問題だね。

日本の家は夏を旨とし」とか言いながら、日射熱シミュレーションすら義務付けてないのが日本の家の現実。それさえなんとかなりゃ、それだけで誇張じゃなく十倍涼しくなるのに。

fix

なんか意味のわからない計算ミスをしてたので直した。

2024-08-02

目尻の溝には名前が無い

目尻フェチがこれを書く。

目尻の溝の話をする。

目尻の溝には名前が無い。

溝というと笑い皺のことだと思われてしまいがちだ。

断じて違う。

皺のことではない。

立体的な窪みのことである。ある人にはある。

目尻に三角形の窪みがある人が好きだ。

目尻の三角形の窪みには名前が無いらしい。

ピンとこない読者もいると思う。

実際この目尻フェチも、好きなタイプを聞かれて

「目尻に立体的な溝がある人です」

と答えて通じたことが無い。しかし毎回そう答えている。そういう活動をしている。

名前が無いというのはそういうことである

Yahoo!知恵袋には「この目尻の窪み、何?」という質問が無数に投稿されている。

写真付きの質問も多い。

ピンときてない読者はYahoo!知恵袋で「目尻の溝」 「目尻の窪み」などと調べてみてほしい。

関連サジェスト10個ぐらい一気に見つかると思う。

中にはコンプレックスに思う人もいるらしく、メイクについての悩み相談もみられる。

名前が無いというのはそういうことである

目尻フェチはすべての回答を見た。

的を射た回答はひとつも無い。

繰り返しになるが、皺ではない。開眼時にむしろ目立つ。

単なる色素沈着でもない。立体的な形状のほうを言っている。

割れ線でもない。体重の増減を経験していない人にもある。

化粧品売ってる知り合いに聞いたら「三角ゾーン?」と言われた。

知らない単語だったのでその場で調べたが、これ違いますよ。

上下三角ゾーンがつながって伸びた形とはいえるかもしれませんけど。

期待しただけに、寂しさがあった。

名前が無いというのはそういうことである

地理用語で「エスチュアリー三角江)」というのがある。

沈水した平野の河口部にできる入り江である

「V字谷」というのもある。

河川の下方浸食によって強調された峡谷である

似たような形の自然地形にはちゃん名前がある。

もっと身近なはずの目尻の溝に名前が無いのおかしいだろ。

「V字目尻」でも「入り江タイプ」でもいい。

そういうの流行ってるだろ。

目尻の立体的な溝に、

目尻の三角形の窪みに、

名前が付いてほしい。

名前があったら検索やすいだろう。

名前があったらメイクで悩んでる人も救われるだろう。

名前があったらキャラデザでもひとつ属性になるだろう。

名前が無いというのは、とても寂しく、恐ろしく、不便なことだ。

2024-07-11

徳洲会病院 徳田虎雄死去

息子はダメだなあ

鹿児島高校ってのは普通の私学。

鶴丸甲南以外は公立進学校にあらず。

息子・徳田毅

鹿児島名瀬市(現奄美市)に生まれる[2]。大阪教育大学附属平野小学校

名瀬市立金久中学校を経て、鹿児島高等学校を卒業

1991年4月帝京大学法学部法律学科入学したが5年在学して中退

2005年4月帝京大学法学部に再入学するが、2007年に再び中退した[要出典]。

2024-06-14

[]ワシ…抱っこに興味があるんや(大阪市平野区平野本町2丁目)

子ども被害情報など(大阪市平野区平野本町2丁目)

 6月13日午後5時50分ころ、平野区平野本町2丁目2番付近において、小学生不審男性から「抱っこさせてや」等と声を掛けられる事案が発生しました。

 不審者の特徴は、年齢50代、身長165センチくらい、小太りで眼鏡を着用し、自転車に乗車した男です。

 ・ お子さんには防犯ブザーを携帯させる。

 ・ 人目が少ない時間場所に注意させる。

 ・ 声をかけられても絶対についていかないようにする。

 ・ 無理矢理連れていかれそうになれば、周りの大人に知らせる。

ように、ご指導をお願いします。

https://www.gaccom.jp/safety/detail-1258190

2024-06-02

はえ

平野駅から大型のマックスバリュが消えて買い物難民業務スーパーに集中してたのだが

業務スーパー5月末に閉店してた

どうすんのこれ

平野で何が起こってるんだよ

再開発でもするのか?

隣の加美駅前の古い団地も取り壊されて更地になってる

2024-05-10

島根砂丘

島根県には、浜山砂丘都野津砂丘出雲砂丘などがあります。

差海川河口の古砂丘

みどころ 大社稲佐の浜から出雲小田までの約14kmにわたって砂浜の海岸が続いており、その奧には緩やかな斜面をもった砂の高まり砂丘があります。 この一帯は出雲砂丘一般によばれており、島根県で一番長砂丘地帯です 。
アクセス

大田江津方面からは、国道9号道の駅キララ多伎」の交差点左折し、くにびき海岸道路を約6km行くと西浜大橋です。 松江方面からは、国道9号の差海郵便局交差点を右折し、約600m進むと右手神社があります

参考文献

鹿野和彦・竹内圭史・大嶋和雄・豊 遙秋、1989、大社地域の地質。

天然記念物などの指定情報

なし

浜山砂丘

アクセス

出雲平野西部海岸から内陸2㎞地点にある砂丘

特徴

幅1㎞,長さ3km。 平面的には,くの字型をしており,横断面型は東側が急で西側が緩やかな非対称となっている。 砂丘の表面は防風林として植林されたクロマツに覆われている。 海抜5mより下位は砂州(砂堆)でその上を砂丘が覆ったものである砂丘の最高点は標高41mに達する。 風化土壌が挟在する地点もみられるが,形成時期は後氷期と考えられている。 高さ・面積ともに山陰第一級の砂丘といえる。 砂丘砂の一部は鋳物用珪砂やコンクリート材料として採取されている。

都野津砂丘

アクセス

江の川を挟んで,江津東部黒松から浅利江津を経て波子に至る20kmの間

特徴

江津市の都野津から敬川にかけて約4km続く都野津砂丘は最も規模が大きい。海岸に沿って走る浜堤を標高10m弱,幅200m前後砂丘が覆う。砂丘の表面には防風林としてクロマツが植えられている。

浜山砂丘出雲平野西部にあり、海岸から内陸2km地点に位置しています。幅1km、長さ3kmで、くの字型をしています。横断面は東側が急で西側が緩やかな非対称で、最高点は標高41mに達します。砂丘の表面はクロマツの防風林に覆われており、砂州(砂堆)の上に砂丘が乗っています形成時期は後氷期と考えられており、砂丘砂の一部は鋳物用珪砂やコンクリート材料として採取されています。

都野津砂丘江津市の都野津から敬川にかけて約4km続く砂丘で、江の川を挟んで黒松から浅利江津を経て波子に至る20kmの間にある砂丘地帯の一部です。海岸に沿って走る浜堤を標高10m弱、幅200m前後砂丘が覆っており、防風林としてクロマツが植えられています。

出雲砂丘

特徴

差海川河口の古砂丘で、大社稲佐の浜から出雲小田までの約14kmにわたって砂浜の海岸が続いており、その奥には緩やかな斜面をもった砂丘があります島根県で一番長砂丘地帯です。

2024-04-30

anond:20240430164251

デンマークには山らしき山がなくすべてが平野といった国土であるデンマーク最高峰、というか最高地点はミョレホイという場所で、標高はたったの171mである

2024-04-17

anond:20240417075334

超単純に真ん中にある一番デカ平野から日本にはあそこしかないで

海面上昇して水没したら知らんけどそうなる前にオランダみたいになるやろ

2024-04-15

anond:20240415091941

なぎ倒すようなものがあるから市街地で暴れるのであって、何もない閑静な平野部で暴れても踊りにしか見えないよ

田舎でも送電塔があると暴れる

2024-04-10

何で「信用できるのは原発だけ。だから一つも止められない」を目指す人が居るのか

原発を全て捨てろとは言わんが、なんかあったときにサクッと止められる状況にしとかないと原発運用に無理が出ることをまだ認めようとしない人達がいる。

何故認めないのかと言えば「下手に止めたら再稼働を邪魔される」という認識なんだろうな。

もちろん実際邪魔されているが、焦って杜撰運用のまま再稼働しようとして問題が発覚するという推進派の拙速な行動が自分達の信用を毀損していると気付いて欲しい。

科学を信用しないのか」みたいな自分達の被った泥を科学に押しつけるようなみっともない言い訳はしないで欲しい。

信用を失ったのは科学ではなく原発運用にかかわる人間だ。

原発ミスがあれば金どころの話ではなくて、最悪の場合文字通り国土が失われるんだ。

福一の周りはいまだに碌に人が立ち入れない。碌な経済活動も出来ないし、後始末は金を食い潰し続けてるんだ。

地震大国日本原発運用そもそも厳しいが、これから人口が減り続ければ周辺100km圏内に誰も住んでない海岸平野部は今後20年以内にそれなりに出てくるだろう。

どうしても必要ならそういう「避難計画を考えなくてもいいところ」に建てるしかないよ。

もちろん「後から近所に引っ越してきても自己責任よろしく」って法律制定してな。

どうせこれから先、世紀単位日本人は減る一方なので、わざわざ原発の近くに引っ越そうとするのは頭のおかしい奴だけだ。

というか、近所に原発建てたがらないくせに一番電気食い散らかしてる首都圏人間が「原発必要なんだから再稼働の邪魔するな」みたいな寝言ホザくのが笑えるよね。

必要なら近所に建てて好きなだけ「現実的運用」すればいいのに。

2024-04-02

クソ田舎滋賀県民の勘違い

琵琶湖のおかげ

 

京都大阪下流の民は琵琶湖の水で生活が成り立ってるドヤドヤ、って奴

違います

完全な勘違いです

 

正しくは

京都大阪が)「垂れ流しを許してる」

 

琵琶湖の流水量を計算してみ

仮に瀬田川京都滋賀県境に壁を建て水漏れを「許さなかった」としよう

一ヶ月で滋賀県の平野部は水没しま

 

ちなみに日本海側に流れ出るルートはありません

福井県に頭を下げて疎水ルート建設する事も可能ですが地上ルート不可能で山をくり抜く巨大水路が必要で、現実的では無い

 

京都大阪が水を受け入れてやってるから滋賀平野部が保たれているのだよ

感謝せぇ

2024-03-25

anond:20240324192408

もっと平野を広げよう

山を崩そう

木を伐ろう

そこに人が住めるのだから

2024-03-14

住民反対運動で街が発展した話すき

これの逆バージョン https://anond.hatelabo.jp/20240313123638

 

池袋サンシャイン地下道

巣鴨プリズン/東京拘置所跡にサンシャイン60ビルを建てるにあたり、池袋から地下道を通す計画があったが、地元商店が「人の流れが変わって駅前が廃れる」と反対し沙汰止みになった。

一番反対したのは洋菓子店タカセ。ここは戦後に繁盛して地元の顔的な立場であった。

これに他の人は「タカセのヤツ、勝手に顔役ぶりやがって」と陰口を叩き、裏では総スカン

地下道都道反対側からだけに短縮されてそこまで利用者は歩くことになった。代わりに都バス乗り入れが行われたが利用者は伸びなかった。

しか地下道入口東急ハンズオープンすると付近カメラ量販店(後にゲーセン)、飲食ビル映画館誕生し、池袋東口東急ハンズは若年向けの飲食サービス業が立ち並ぶ大商圏となった。

 

池袋馬券売り場

90年代JRA女性ターゲットとしたCMを打つなど競馬イメージアップに努めてはいた。

だが池袋東口に場外馬券売り場を開設する計画が持ち上がるとイメージ悪化を恐れて地元商工会は大反対。JRA土地も押さえていたが出店中止に。馬券売り場の上にサロン飲食室などを設ける大規模な計画だった。

この土地を後にヤマダ電機が押さえて都市型店舗第一号としてオープン。その後に近くの三越が閉店して建物が売りに出されるとヤマダ電機が取得して現在LABIとなり、池袋家電激戦区っぷりに火を注いだ。

 

立川飛行場

米軍接収した立川飛行場は手狭のためにジェット機用に滑走路を延長する計画があった。この為に滑走路延長先の砂川町の農地家屋に収用が掛かった。

これに住民は大反対し、そこに学生運動等が乗っかり、デモ隊基地侵入などの事件が起こり大騒動になった。

憲法問題などで出てくる「砂川事件/砂川判決」というのはこの事件

この事件などがどの程度影響を与えたかは判らぬが、米軍立川飛行場の拡大を諦め、瑞穂町横田基地に集約する事を決定。立川飛行場日本返還される事になった。

箱根ヶ崎付近八高線国道16号がぐにゃっと曲がっているのは、横田基地の滑走路拡大をした為である

 

返還された立川飛行場学校研究所法務修習所、陸自基地などに転用されたが、一番広い面積を有するのは昭和記念公園で、電車で3駅分ほどもある巨大公園となった。

真ん中には広大な広場もあり、大コンサートもよく行われている。

 

なお、騒動の原因となった滑走路の残骸が未だ残っている。https://maps.app.goo.gl/ewECyedzGvD9p88t7

(よく見ると滑走路アプローチ>>>>のペイントがうっすら残る)

 

埼京線大宮交通

東海道新幹線が開通して暫くすると、騒音振動問題になり訴訟も提起されるようになった。成田新幹線ゴリ押しによる頓挫もあり、山陽新幹線以降の新幹線開通は困難が予想されるようになった。

そこで都市近郊での建設スキームを変更、新幹線に付随した在来線も同時に工事して迷惑施設というだけではなくて近隣住民利益にもなるスキームにした。

この為に赤羽大宮間では通勤新線(埼京線)、大宮北側には高架にまとわりつく、つる植物のような新交通線が出来た。

なお、東海道新幹線は通常の鉄道のように地面に砕石を敷いて線路を敷く工法なので高速運転では周囲に振動が伝わる。その後は平地でも鉄筋コンクリートの高架を走るのが一般化した。杭基礎で支持されるので振動は地下奥深くに吸収され、コンクリの高架は重いので振動自体が押さえられる。その為に公害は発生しにくくなっているが、交渉時には工法までははっきりしていなかったのでこういう形になった。

 

神楽坂

空襲失地区の戦後復興東京都などが管理して区画整理などを行ったが、計画的過ぎて無機質であるとの反対意見も多かった。

そこで都は神楽坂については住民同士の話し合いで区画整理を決める自律的方法を試す事にした。

しか優越資本や有力な地元のまとめ役が居ない地区だったので、結局は路地などが沢山残る防災的にはアウトな形で復興する事になってしまった。

その為に神楽坂は失敗のモデルケースとされていた。

しか建物の建て替えが進むと、街路側は多くが不燃建物、その路地の奥は不燃建物と古い料亭などが混在する形となって何だか防火風流の両手取りみたいな地区になって、アンテナの高い外国人などにも好かれる町並みとなっている。

 

歌舞伎町

戦後歌舞伎町は全域がゴールデン街のような闇市バラック状態であったが、再開発をする事になった。

しか高田馬場を始発駅とする西武新宿線新宿駅まで伸びる予定であり、歌舞伎町付近に仮駅を設置された。

当時の西武鉄道経営陣としてはピストル堤と言われた堤康次郎も健在であり、堤は人を騙して土地を買収したり、ピストルの名の通りに暴力による脅迫で買収したり人の土地勝手占有して後に所有権移転したりと、要するにやり手実業家の皮を被ったヤクザであった。しか権力とみっちりと癒着しているばかりかその後に代議士にもなっていた。

その為に歌舞伎町地主たちは鉄道が来るのは歓迎だが堤が来るのはたまらねぇ、として西武の買収に対抗する策を練った。

そこで街路幅はきちんと確保しながらも、その所有区分を細分化、買収しにくくした。それが功を奏して西武も含め、大資本が入り難い地域となっている。道幅を確保しながらも細分化策が功を奏したのは主導的な町会長などが存在した為による。

 

鉄道忌避説は後世の作り話が多い

ブクマページの米でそれは違うというのを幾つか。https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20240313123638

 

流山

流山常磐線忌避したという話は良く効くが、多分これは違う。というのも、地理的条件があるからだ。

田端を起点にして北千住を通り、土浦に至るというのは決まっていた。で、その途中には避けねばならぬ「水」があるわけよ。霞ヶ浦牛久沼手賀沼は避けねばならない。だから柏の先のルートはこれしかない。

問題北千住から柏で、今の南回り松戸ルート八潮三郷流山の北回りルートTXコース)がある。

でも北ルートには難点があって、それは毛長川、大場川古利根川の氾濫域の土壌ぐちゃぐちゃ地帯に入ってしまう。今でも越谷レイクタウン南側田んぼのままで、ここは乱開発すると土地の保水力が無くなり八潮市街出水してしまうので開発禁止の状態になっている。武蔵野線敷く時もまず水路の開削からやって平地なのに築堤築いている。そうしないと列車振動で沈下して線路が狂ってしまう。それくらい地盤が悪い地域だ。

から日本鉄道はここを通るのは避けたかったはずで、そうすると流山に行くのは無理って事なのだ

 

鳩ケ谷

日光御成街道宿場町として栄えた名残が邪魔して鉄道忌避の街になり、ついに川口市吸収合併された、元鳩ヶ谷市とか?東北本線って計画では、王子以北は今の埼玉高速鉄道をなぞってたって言うし

これも違うと言い切れる。地形で説明するよ。

 

日本鉄道熊谷線(現高崎線)は日本で2番目の鉄道なので工事量を減らす為に「ここしか無い」という厳選されたコースを通っているのだ。工事期間がやたらと短いのも特長で、コースを厳選した結果だ。

 

海食崖

上野駅を出た京浜東北線大宮までは中距離電車じゃなくてこっちが元のルートを通る)は赤羽までずっと急な崖の下を通る。この崖だが、真っすぐなのが特長だ。こういう真っすぐな崖というのは海食崖の特長だ。海の崖だね。

地球の海面は氷河期には氷河南極に氷となって蓄積するので海面が下がる。一方、温暖な間氷期には海面は上がり、平野のずっと奥までが水没してしまう(海進)。

縄文時代などの間氷期の海進で、関東平野海の底となり遠浅の海となっていた(奥東京湾)。間氷期の気温で海進の程度は変わり、最大で高崎あたり、縄文時代では大宮までが奥東京湾だった。(そういう訳で、尾久とか東三条には貝塚がある)

海には波がある。この波は真っすぐ進んでドンと当たって止まり、ではない。斜めに陸に当たった時は、陸に当たった後にその勢いは横に流れる。波が引く時はその横向きの流れのままに引く。沿岸流が出来るのである

すると陸の出っ張っている所は削られて、やがて必ず真っすぐな海岸になるのである

まり上野赤羽の崖が真っすぐなのは海進時に波に削られたせいである。

 

波蝕台

波は崖を真っすぐに削っていくが、この時潮の干満により崖の下には平場が出来る。満ち潮では海面下に隠れているが引き潮では通れたりするアレだ。親不知子不知が引き潮の時だけ取れるというアレ。

上野赤羽では小規模な波蝕台が連続京浜東北線はこの上を通る。但し複々線化で判り難くなってはいるが。

この波蝕台跡は他の低地より少し高いか田んぼになっていないので用地買収がしやすい。更に少し高い故に大雨でも出水しにくいし、砂礫が多いので水捌けも良い。線路用地として優秀なんだな。

 

砂嘴

陸地の角があると波による沿岸流はその先に砂を置いていく(漂砂)ので、真っすぐの海岸線が延長された地形が出来る。砂嘴である北海道標津の野付半島京都天橋立が有名だ。砂嘴で延長された浜により沿岸流と漂砂の働きも延長されるから砂嘴はどんどん伸びていき海底が深くなると砂嘴の延長はとまる。

赤羽台地の角なので波蝕台に繋がる形で砂嘴が出来た。

この先で荒川を渡らねばならないので当然線路はこの砂嘴の上を走る。高さを稼ぐ為である。この砂嘴江戸時代荒川開削と田んぼ開発により削られているが、根元だけは残っている。赤羽の北で環八を跨ぐ時の橋台はこの砂嘴に乗っている。

 

荒川川口町

当時蛇行していた荒川を真っすぐ渡る為に(鉄橋の距離が短くなるから)右に曲がり、荒川を渡る。川口方には堤防曽根)があるのでそれを超えると熊谷に向けて左に曲がりながら築堤で地平に降りていく。地平に降りた所に川口町駅設置。川口宿からは離れているが駅は水平でないといけないのでここしか無い。

 

川口町から熊谷まではほぼ真っすぐ

川口町からは当初の終点熊谷、その先の高崎までは殆ど直線なのだが、所々に緩いカーブがある。このカーブの全てには必然性があり、全て工事の最小化の為のものだ。

特に芸術的とさえ見えるのは南浦和北浦和間だ。

https://maps.gsi.go.jp/#15/35.859927/139.661572/&base=std&ls=std%7Canaglyphmap_color%2C0.79&blend=0&disp=11&lcd=anaglyphmap_color&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=m

南浦和までは低地にあるが、この先で大宮台地に登る。そこで沢が削った斜面に入り、他の沢の斜面側面に取りついて高さを稼いでいく。

浦和駅からはもう芸術点が高く、沢山の小さな沢がある所を、最小限のカーブでその谷頭を両側でギリギリかすめるルートを取っている。ここはダッジボーナスが沢山入る所だろう。舞踏家みたいな避け方である

 

大宮から先も小さいカーブ芸術点高いルートを通るが、中仙道に平行している。中仙道自体芸術点高いルートを通っているのでこの区間コピー忍者って感じだ。

 

このルートの良いところはもう一つあって、途中の蕨から中仙道が平行してくるので宿場町近くに駅を造れば集客と集荷が期待できる。更に当時は道が限定されているので、名のある街道に近くないと客や貨物が駅に来れないのだ。

 

当時の日本が高度な測量でルートを決められたワケ

文明開化したばかりの明治日本が、鉄道二本目でこんだけ緻密なルート選定出来たのは何故か?

お雇い外国人英国人の力だけではない。江戸時代新田開発と用水路開削をしまくっていた為なのだ

台地上に水田を作る場合もっと標高が高い場所から用水路を引いてくる必要がある。水は一度低いところに行ってしまったらもう高さが上がらないから、長距離の測量を正確にせねばならない。その技術が蓄積されていた。

 

やり方は結構単純だ。長い木箱を作り(水盛り箱という)、水を入れる。水面は必ず水平だ。両端の水面から10センチのところに糸を張ったらそれも水平だ(水糸という)。

更に両端の水面から10センチのところにライフルの照準的なものをセットする。その照準で200m先を見て、照準が合っている場所はやはり水平だ。200m先に助手が目盛りが付いた物差しを持って立つと、その地面はこっち側からセンチ下/上がっているかが判る。

これをずっと正確に繰り返す。だから両側の谷頭の直ぐ上を抜けるルートなんてお茶の子さいさいだったかもしれない。

 

という訳で、日本鉄道などが造った初期の鉄道路線は土木技術で地形無視って事を極力避けるルート選定をしているので、マクロ的にもミクロ的にも必然性の塊となっているのでありますよ。

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