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2024-04-27

Rise of the Ronin』素晴らしいオープンワールドRPGだったな

日本ゲームスタジオが、このレベルオープンワールドを作りあげたことに感動している。

もちろん、スパイダーマンアサシンクリードサイバーパンク2077といった一線級のオープンワールド作品に比べると、まだまだ物足りないことは否めない。

だが、それらの背中が見えるところまで来ている、食らいつけているという印象を持った。

ゲーム自体はわかりやすく『Ghost of Tsushima』の影響を受けている。

海外ゲームスタジオ日本史を題材にしてあれほどのものを作ったのだからコーエーがそれ以上のものを作らねばどうするんだ、というアンサーだとも言える。

実際、オープンワールドとしてはやや作りが古かったツシマに対し、『Rise of the Ronin』は最新のスタンダードを取り入れてブラッシュアップに成功している。

オープンワールドで最も重要ファクターである移動の自由度」は高い。

幕末横浜京都江戸舞台に、その街並みを縦横無尽に駆け巡ることができる。

手が届く段差は基本的に登れるようになっていて、慣れれば建物の上をぴょんぴょんと軽快に移動できるだろう。

敵の手薄なところからステルス侵入してもいいし、屋根にのぼって遠距離攻撃してもいいし、上空からいきなり敵のリーダーを狙ってもいい。

オープンワールドならではの立体的で自由度の高い攻略を楽しめるようになっている。

ストーリーに関しては、かなり荒唐無稽描写を交えつつも、黒船来航から江戸開城までの歴史を追っていく手際はさすがコーエーである

登場するキャラクターは、ほとんど幕末オールスターと言ってよく、それぞれに個別のサブクエストがあり、いくつかのifも織り込んでいてなかなか面白い

とはいえ改善してほしい点は三つほどある。

1. 鈎縄はどこでも使えるべき

移動の自由度は高いと書いたが、鈎縄が特定ポイントしか使えないのは重大な瑕疵である

この点で言えばスパイダーマンどころか隻狼以下だ。

アクション面の不満はこれに尽きると言っていい。

2. 敵AI改善してほしい

この手のゲームでは敵の視界が異常に狭いのが常ではあるが、それにしても本作はかなり違和感がある。

相当な遠距離からいきなり攻撃されることもあれば、すぐ近くでどたばたと戦っているのに他の敵はそれに気付かず棒立ちしていることも多い。

プレイヤーエリア境界から一歩でも出ると、追いかけてきていた敵が急に戻っていくのも、さすがに作りが雑すぎると感じた。

3. プレイヤー選択尊重してくれ

ある人物を殺さな選択をしたのに結局殺されてしまうとか、幕府側につく選択をしたと思ったらいつのまにか長州側についているとか、そういうのは本当によくない。

坂本龍馬パートナーにすることで、最初攘夷志士として行動して、次に勝海舟出会って幕府のもとで行動して、という流れは上手いと思ったのだが。

京都最初で佐幕ルートか倒幕ルートかを決定したら、そこからは完全に専用シナリオになる、というかたちが良かったのではないか

やはりサイパンなどとの決定的な差はシナリオの質・量なのだろう。

サブクエストなども楽しめはしたが、史実のもの面白さを借りているところが大きいとも感じた。

ただ、そうした点を考慮しても『Rise of the Ronin』は十分によく出来たオープンワールドゲームである

日本ゲームスタジオでもここまで出来るのだ、という現在地を示した意義は大きい。

本作で培ったノウハウを活かして、次こそは一線級に伍する作品を期待したい。

anond:20240427101952

主人公最初から一貫してバカだったじゃん

アシェラッドからも頭使えって言われてたし

ルフィンはバカでいいんだよ

理想を追い求めて結局は失敗するって史実ではもう分かってるんだし

どの層に受けてるのかは知らんが…歴史物に興味ある人、大河ドラマ好きな人とかかな

2024-04-11

anond:20240411230627

から年表や史実の丸暗記だけでなく長々と期間をかけて歴史勉強するんじゃん

コンテンツだけみてたらわからないよ、コンテクスト(文脈)を追って理解しないと

2024-04-06

   実際の天皇制が盛り上がったのは、律令の200年と、明治と、昭和22年~昭和49年であって、昭和50年1月1日に終わったという史実を知りながら、

  戦後憲法体制は、その背後で一般的ドリルを入れていたからそれを維持しなければいけないなどという独善的見解に立ち、みずから立場正当化するもの・・・

   しかし、昭和58年生まれほとんどは日本と言う集団社会にそのようなドリルを次第に入れていたという事実自体がない・・・

    平成15年の一時期は世間の老人から、あってないようなもので好きにしたらいい、というのが普通だったが、平成25年4月1日から行政科学技術勝利たか

   それ以前は消えていたも同然である警察に対して、平成25年4月1日からは従わなければならないという卑劣な発想を実施している。あのこうすけをして、今の世の中は

  金か遊ぶかどっちかのリモコンで切り替わるんだよなどと言わせているが、その実質は、お互いに邪魔をしないことを言っているに過ぎない。

2024-03-31

オッペンハイマー見に行く人は注意して欲しい

エンタメはかなり少なかった

たとえばイミテーションゲーム結構エンタメ感あったよね、チューリングマシンは直接ひと殺してないからね

 

文脈としては、オッペンハイマー周りのゴタゴタ(たぶんアメリカ人的には散々擦られた話)がメインの映画だった

登場人物の紹介がほぼされないので、その膨大な前提を知らないと展開の6割は付いていけない

ある程度原爆周りの話は知ってたつもりだったけど、レベルが足りなさすぎた

小説に近いね構成

物語おっさんの会話が90%

 

オッペンハイマーの生涯が知れる〜という感じでもなかった

何ならオッペンハイマースパイだったのか?あたりの掘り下げが5割だったんじゃいか

 

登場人物がとにかく多い、覚えるべき人物だけで15人超えてると思うんだけど、それ以外の覚えたほうが良いのかな?なモブが30人は居る

これも史実を元にしてるからだろうね

 

面白くないとは言わないし、あまり居なかった主人公だし、意義もあるしよくやったと思うし、シンゴ好きな人かには受けそう

だけど安易エンタメ求めていくと火傷する

そんな作品

 

理解を助けるためのわかりやすくする仕掛けみたいなものもかなり少なかった

これはクリストファー・ノーランらしい、悪い意味

時系列がね、3・4本くらいあって行ったり来たりしてるの、最初どの順で起きたのかわからなくて混乱した

これも史実を元にしてるから「このシーンは知ってるよね」で描かれてる気がする

 

あと長い、そして濡れ場ががっつりある

 

____

 

それでこれバズってたのか

https://note.com/dj_gandhi/n/ncf406716af1f

 

読んでから行っても良いか

 

最低限、覚えてから観たほうが良い人物

 

ルイスストロー

原子力委員会の偉い人

オッペンハイマーを所長に抜擢した人

なんか対立してる

 

マジこいつは途中で「誰だっけ?」ってなる

今見終わって調べても「で、誰だこいつ?」ってなるね

3周してもわからんかも

やっぱ物語の描かれてない部分が多すぎて、三国志とかそういう感じになってる

 

苦手

2024-03-14

艦これが好きすぎて史実調べながら未実装艦娘デザイン考えてた時が人生で一番輝いてた

今はゴミクズ底辺社不人間

2024-03-10

クドカン日本TVマンの亡霊が言っていることって23年前のハリウッドと同じ

まりにひどい軍事考証、史実捏造、1950ー1960年あたりのステレオタイプ描写などで

しこたま叩かれたマイケル・ベイの『パールハーバー』って2001年映画なんですよ

Michael Bay Should Never Have MadePearl Harbor’

https://collider.com/pearl-harbor-movie-michael-bay/

 

ほんで、彼は当時こう言ったんです

『気取ったインテリ向けに映画を作っていない、大衆には大ウケだ』ってね

まぁ実際、アルマゲドンタイタニック級のヒットにはならずとも、赤字にはならなかった($449,220,945) わけなんですけど、

ゴールデン・ラズベリー賞各部門全てノミネートされるわ、当時もネット民に叩かれるわでした

 

でもこれ、ほぼ四半世紀前のお話なのですわ、2001年作品から

 

隙あらばアジア系へのヘイトクライムが起こるお国柄(COVID-19然り)、扱っているテーマの重さなど、

『世に与える影響が段違いだろ』はありつつも、

 

2024年、令和においても、『気取ったインテリ向けには作っていない、大衆には大ウケだ』ってやってる、
クドカン日本TVマンの亡霊って、失われた日本の何ちゃらシリーズひとつなんですかね?
時が止まりすぎじゃないですかね?それらに同調する人もね

 

 

世の中は、人種でも、お金でも、道徳でも、好みでもなく、『知能』で分断されている

2024-02-24

騒動についてコミックLOお気持ち表明

LO作家実在少女モデル写真をもとにしたエロ画像投下し炎上、バズったので消せないがポーズだけの陳謝

砂漠@3goutotugekihou

https://akaneshinsha.co.jp/news-ad/21038/

↑↑ LO編集部から声明です。

私の私的言動は私の勝手であり、編集部責任はありません。ご理解ください。

私の行いで迷惑をこうむったり不快な思いをなさった方にはお詫び申し上げます

最後に、日頃よりご愛顧いただいている読者の皆様、ありがとうございます

https://twitter.com/3goutotugekihou/status/1761163469095940163

コミックLOポーズだけのお気持ち表明

2024年02月23日

NEWSアダルト),お知らせ,新着情報

読者の皆様へ

いつもCOMIC LOをご愛読いただきありがとうございます

現在弊誌掲載作品に関する事で様々なお声をいただいております

COMIC LOの内容は全てフィクションです。

実在人物団体事件名称史実事象とは一切関係がありません。

また、本書は犯罪教唆するものではありません。決して真似をしないでください。

リアルフィクションを粗雑に結び付ける行為断じて許されず、弊誌をご愛読されている皆様も同じ思いであると信じております

イエスロリータノータッチ」という言葉には、フィクションリアルに持ち込まない、という願いが込められています

弊誌編集部は、実在する性犯罪を憎み、決して許さず、実際の行為妄想の断絶を信じ、フィクションを愛する方達に向けてCOMIC LOを作っています

(ご愛読されている皆様にとっては繰り返しになりますが、決して忘れてはいけないことですのであえてお伝えしています。)

https://www.akaneshinsha.co.jp/news-ad/21038/

コミックLO言い訳してるだけで、現実少女エロラスト化することを止めずに許容し続ける「イエスタッチ」の雑誌です。

2024-02-17

anond:20240217234531

見ちゃいました! の青葉(艦これ)

レアオバのくだり(これは単なる史実)

2024-02-12

再掲

2018年に書いたトップXの代名詞案に解説を足したよ

頂点--
双璧--
御三家家康の子のうち格別に家格が高かった三藩主徳川義直・頼宣・頼房
四天王仏法において帝釈天に仕える守護神四天持国天増長天広目天多聞天
五大老豊臣政権末期の政務にあたった五大名徳川家康前田利家毛利輝元宇喜多秀家小早川隆景
六卿西周王朝行政組織における六名の最高官職冢宰・司徒・宗伯・司寇・司馬・司空
七賢人古代ギリシアの優れた七人の統治者クレオブロス・ペリアンドロス・ピッタコスビアスタレスキロン・ソロ
八部衆仏法守護する八尊の護法善神天衆・龍衆・夜叉衆・乾闥婆衆・
阿修羅衆・迦楼羅衆・緊那羅衆・摩睺羅伽
偉人中世ヨーロッパ騎士道体現した九人の英雄ヘクトール/アレクサンドロス大王/カエサル/ヨシュア/ダビデ/
ユダ・マカバイ/アーサー王/シャルルマーニュ/ゴドフロワ・ド・ブイヨン
十傑史実元ネタなし(強いて言うと維新の十傑?)-

 

フィクションのは挙げてないけど有名っぽい代替案は、六神将(テイルズ オブ ジ アビス)、七英雄(ロマンシングサガ2)、十天衆(グランブルーファンタジー)あたりかな。

3に関して、頭に数字をつける縛りなら、三羽烏または単に三傑とも呼ばれるね。十傑と被るから避けたいけど。

5に関しては、五大老しわしわすぎて合わない場合は、五賢帝汎用性高そうだね。古代ローマの。うん、その方が文明コンプ感高まっていいと思う。仏法はまだ被ってるけど。

2024-02-10

anond:20240210085851

ただの妄想話を史実みたいに語っておんなじだとかはしゃいでるのガキみたいで可愛い

2024-02-08

anond:20240208083652

石原莞爾池田勇人で。

世界最終戦争」とか「所得倍増計画」とか。角栄の「列島改造」もいいが。

ちなみに史実プレゼン能力が長けている記述があるのは若槻禮次郎

当時の新聞で聴衆のおばさんが聴き惚れている描写もある。

2024-02-04

ワイ真田十勇士里見八犬伝のちがいがわからない理由がついに判明する

史実じゃないから調べてないだけだった

2024-02-03

anond:20240203211117

侠気のトルフィンってかっこいいよな

どれくらい史実なのか知らんけど、そろそろ続きを読むか。

最近、完結するまで待ってると、作者がやたらと死にやがる

2024-01-27

今回の大河ドラマ無理かもしれない…

大河ドラマは、一人暮らしをはじめた私と母を繋ぐ共通話題の一つだった。

父とはアニメ趣味が近く、わりと共通で観ている作品が多かったのだが、母とはあまり娯楽の趣味が合わなかったため、ようやくテレビの話で盛り上がれて母も嬉しそうだった。

といっても「青天を衝け」と「どうする家康しか見てなくて、本作が三本目なんだけど。


特にどうする家康は、地元静岡で、一人暮らし岡崎でしている私たち親子にとっては、初めて大河ドラマ館を制覇したり、聖地巡礼したり、一年でたくさんの親子の思い出をつくってくれたとても楽しく思い出深い作品だった。


そして今作。私は正直一話目から「無理かも…」となり、三話の今、「母と共通話題」「苦手な平安時代の大量の藤原氏の見分けをつけられるチャンス」「おなごの衣装かわいい」という3点がなければ今すぐにでも脱落しそうだ。

反面母は、「韓国ドラマみたいで面白い!最高!」ってなっており、「今回は辞めておこうかなあ…」とも言い出しにくい。


こういうときアンチ意見を見て心を落ち着かせようと#反省会検索してみたものの、全然活用されていなかった… あんなに楽しかったどうする家康は毎週のようにアンチ湧いてたのに…


なんかこう、性的な話が多かったり、女官の噂話みたいな人間の生々しく汚い感じが前面に出ていてつらい… でもようやく一緒に見れる番組がある!って嬉しそうな母を思うとなんとなくやめるとも言いづらいし、私自身母と番組を介したコミュニケーションを取る時間は好きだったので頑張りたいがしんどいな…

時代的に側室とかしょうがない部分はあるけど、わりと今まで見てきた大河ドラマは「史実が許す限りなるべく正妻love」「極力同時期に複数の妻が出てこない」みたいなできる限り汚さを感じさせない配慮を感じたけど、今回ゴリゴリ悲しい女の人とか気の多い男の人出てくる…しょうがないことだけどファンタジーで生々しさとか性的ものとか醜さみたくない…

2024-01-26

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

2024-01-20

anond:20240120232247

知らんけど。

それはともかく、あのキャラシートン関係者から苦情でなかったのかが気になる。

まさか史実なのか?とWikipediaシートン先生の項目を「姦」で検索したが引っかからなかった

2024-01-18

anond:20240118132937

英英欧(えいえいおう)

英英欧とは明治維新の頃に流行したスローガンであり、日本語翻訳することな英語のままで英語理解して欧米列強追随しようという理念を表したものである

戦国時代江戸時代にはまだ登場していない言葉なので、時代劇等で「エイエイオー」という掛け声で鼓舞するのは史実ではない。

しかし、これには理由があってのことであり、原因は明治維新後の思想の変遷とそれにともなう明治新政府政策にある。

明治時代初期に英英欧の思想学者の間で生まれると、電信電話網の発達もあってすぐに流行が広がった。

これにより、日本全国で「英英欧」という掛け声が広まっていく。

しかし、国学的な観点から英英欧思想批判も多く、英語日本語翻訳してから理解すべきという対立思想がすぐに多勢を占めることになる。

ことの成り行きを静観していた明治新政府は英英欧思想を取り止めることにしたが時すでに遅く、「英英欧」の掛け声の流行を止めることはできなかったのだ。

政府はこれに対抗するために、「エイエイオー」という掛け声には意味漢字表記も無くその場を盛り上げるためのただの掛け声である意味を後付けした。

さらには、戦国時代時代遅れで野蛮な武将たちに好まれた掛け声であるという印象も含ませることにした。

こうして、英英欧の思想国民の間で根付くことを政府は妨げたのである

時代劇等で殊更に「エイエイオー」という掛け声が使われるのも、当時の政府歌舞伎などの舞台演劇に対して「エイエイオー」の掛け声を用いることを積極的に推進したかである

さら時代が下ると、時代劇だけでなく政治家演説旧日本軍の掛け声などでも用いられるようになったが、無論これは英英欧思想の高揚ではなく国学思想の高揚であることは言うまでもないだろう。

2024-01-12

光る君へでの藤原道兼蛮行

ドラマから史実に沿う必要はまったくないと思うが、

実在した人の話なので史実がないのに極悪人にしちゃうと子孫から怒られそう

まぁ、冷徹と言われてはいるらしいけど

2024-01-04

[]2023年後半に読んだ本

7月

読書11冊、ただし一部拾い読み)

山室信一キメラ 満州国肖像 増補版」★★

鈴木貞美満洲国 交錯するナショナリズム」★

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第8巻 上」

渡邊大門宇喜多秀家と豊臣政権

福田千鶴「江の生涯 徳川将軍家台所役割

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第8巻 下」

諏訪勝則黒田官兵衛 「天下を狙った軍師」の実像

坂野徳隆「風刺漫画で読み解く 日本統治下の台湾

地球の歩き方 E03 イスタンブールトルコの大地 2019-2020 【分冊】 1 イスタンブールとその近郊」

「A20 地球の歩き方 スペイン 2024~2025 (地球の歩き方A ヨーロッパ) 」

宮下遼物語 イスタンブール歴史-「世界帝都」の1600年』★★★

漫画

田中圭一うつヌケ」

ヤマザキマリとり・みきプリニウス12

美術

今月はなし。旅行の準備で忙しかった。

先月たくさん行ったしこれでOK

満州国については通史でしか知らなかったので、こうして改めて本で読み返すと得るものが多い。

8月

読書(14冊)

小笠原弘幸「オスマン帝国 繁栄衰亡の600年史」★★★

釘貫亨『日本語の発音はどう変わってきたか 「てふてふ」からちょうちょう」へ、音声史の旅』

今井宏平「トルコ現代史 オスマン帝国崩壊からエルドアン時代まで」★★

Jam「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ」

維羽裕介、北國ばらっど、宮本深礼、吉上 亮「岸辺露伴は叫ばない」 

北國ばらっど、宮本深礼、吉上 亮「岸辺露伴は戯れない」

Jam「続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 孤独も悪くない編」

田澤 耕「物語 カタルーニャ歴史 増補版-知られざる地中海帝国の興亡」★

今井むつみ秋田喜美「言語本質: ことばはどう生まれ進化たか

安藤 寿康 『能力はどのように遺伝するのか 「生まれつき」と「努力」のあいだ』

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第9巻 上」

杉本智俊「【図説】旧約聖書考古学

杉本智俊「【図説】新約聖書考古学

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第9巻 下」

美術

「デイヴィッド・ホックニー展」

イスタンブールバルセロナ旅行

旅先の歴史についての本や、旅先でも読めるくらいの軽さの本を読んでいる。岸部露伴地中海を飛び越える飛行機の中で楽しんだ。

言語学の本を少し含んでいる。

なお、イスタンブールドルマバフチェ宮殿には美術館が併設されており、そこにも行ったのだが流し見だった。今回の旅行テーマ絵画ではなく建築だったからだし、軍事博物館のイェニチェリの演奏を聞きたかたからだ。

9月

読書17冊+α)

長谷川修一「聖書考古学 遺跡が語る史実

福田 千鶴御家騒動大名家を揺るがした権力闘争

北國ばらっど「岸辺露伴は倒れない 短編小説集」

エマヘップバーン「心の容量が増えるメンタルの取扱説明書

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫10巻 上」

柞刈湯葉人間たちの話」★★

柴田勝家アメリカンブッダ

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第10巻 下」★★★

柴田勝家走馬灯セトリは考えておいて」

下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行 第S4話 露出狂時代

柞刈湯葉「まず牛を球とします。」

飯村周平『HSP心理学: 科学的根拠から理解する「繊細さ」と「生きづらさ」』

きい著、ゆうきゆう監修「しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方」。

堀晃 他「Genesis されど星は流れる元日SFアンソロジー

小川楽喜「標本作家」★

ブアレム・サンサル「2084 世界の終わり」

小川一水 他「Genesis 時間飼ってみた 創元日SFアンソロジー

人間六度スター・シェイカー」

漫画

荒木飛呂彦岸辺露伴 ルーヴルへ行く」

美術

トルコ共和国建国100周年記念 山田寅次郎展 茶人、トルコ日本をつなぐ」

柞刈湯葉柴田勝家も一度読んでから「しばらくは読まなくていいかな」と思ってしばらくしてから読みだした。柞刈湯葉表題作普段クールというか知的アイディアを軽やかに扱う感じではなく、意外な側面に驚かされた。柴田勝家Vtuber文化と死後のアーカイブ肯定的表現していたのが大変面白い

ブアレム・サンサルはもう何年も前にWIERD誌が紹介していたので読書メモに載せていたので読んだ。数歩遅れて読むことなどよくあることだ。僕は最先端を追うことにそこまで興味がない。

10

読書11冊)

十三不塔「ヴィンダウス・エンジン

フレドリック・ブラウンフレドリック・ブラウンSF短編全集1 星ねずみ

塩崎ツトム「ダイダロス

柴田勝家「ヒト夜の永い夢」

フランチェスコ・ヴァルソ (著), フランチェスカ・T・バルビニ (編集)「ギリシャSF傑作選 ノヴァヘラス」

オラフ・ステープルドンスターメイカー」★★

宮澤伊織 他「Genesis この光が落ちないように」

高水裕一「時間は逆戻りするのか 宇宙から量子まで、可能性のすべて」

奥本大三郎ランボーはなぜ詩を棄てたのか」★

フレドリック・ブラウンフレドリック・ブラウンSF短編全集2 すべての善きベムが」

トーマス・S・マラニー「チャイニーズタイプライター 漢字技術近代史」★★

SFが多くを占めた。面白いが徐々に飽きてくる。新人賞作品は読んでいるそのとき面白いんだけど、新しい思考の枠組みや発想に触れて、それが後まで自分に影響を与え続ける作品ってのは少ないのかも。

逆に星新一の源流の一つ、フレドリック・ブラウンなんかは、古びたアイディアと今でも色褪せないアイディアの両方がある。

タイプライター歴史面白く感じられた。あとは、純文学が少し恋しい。

他に読みたいのは歴史の本かなあ。それか、第二次世界大戦舞台とした小説か。「火垂るの墓」とか「野火」とかいい加減に読まないとと思っている。

美術

「第75回正倉院展」於・奈良国立博物館

11

読書(9冊)

池田利夫訳・注「堤中納言物語 (笠間文庫―原文&現代語訳シリーズ) 」

フレドリック・ブラウンフレドリック・ブラウンSF短編全集3 最後火星人

成美堂出版編集部いちばんわかりやす家事のきほん大事典」

池澤夏樹=個人編集 日本文学全集10巻「能・狂言説経節曾根崎心中女殺油地獄菅原伝授手習鑑/義経千本桜仮名手本忠臣蔵」★

フレドリック・ブラウンフレドリック・ブラウンSF短編全集4 最初タイムマシン

森万佑子「韓国併合-大韓帝国の成立から崩壊まで」★★

紀田順一郎日本語大博物館悪魔文字と闘った人々」★★★

木村光彦「日本統治下の朝鮮 - 統計実証研究は何を語るか」☆

エリック・H・クライン「B.C. 1177 古代グローバル文明崩壊」☆

美術

特別展やまと絵 -受け継がれる王朝の美-」。

永遠の都ローマ展」。

冊数が少ないのは池澤夏樹日本文学全集がぶ厚かったためだ。

日本語の活字についてや、日本植民地政策について読み始めたのは、先月の中国語タイプライターの本に、日本製の中国語タイプライターについての記述があったためだ。

12

読書(14冊)

ジョン・ウィルズ「1688年 バロック世界史像」

伊高浩昭 「チェ・ゲバラ 旅、キューバ革命ボリビア

後藤謙次10代に語る平成史」

麻田雅文シベリア出兵 近代日本の忘れられた七年戦争

楊海英「日本陸軍とモンゴル 興安軍学校の知られざる戦い」☆

塚本康浩「ダチョウはアホだが役に立つ」

重松伸司「海のアルメニア商人 アジア離散交易歴史

小倉孝保中世ラテン語辞書を編む 100年かけてやる仕事」★★

澤宮優、平野恵理子「イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑」☆

カムラクニオ「こじらせ美術館」★

宗美玄(ソン・ミヒョン)「女医が教える 本当に気持ちのいいセックス」★★★

泉健太郎「ウンチ化石学入門」

土屋健「こっそり楽しむうんこ化石世界

木村泰司「人騒がせな名画たち」

美術

なし

読んだのは全体的に近現代史が多い。

第二次世界大戦についての本は通史を何度か読んだが、テーマごとに読むとまた面白い歴史技術史とか思想史とか文学史とかの別の軸で見直さないと立体的に見えてこない。とはいえ、少しは立体的に見えたとしても、知らないことが無数にあり、出来事すべてを頭の中に残しておくのは難しい。歴史は誰と誰が知り合いかとか、活躍した時代以降にどう生きたかがわかってくると更に面白くなるんだろうが、あいくそこまで行っていない。

ダチョウの本は父親に薦められた。

12月は当たりが多く、上位3冊を選ぶのに悩んだ。ほぼすべてがオススメ

来年から方針を変えて、すべての本を★1つから5つまでの段階で評価してもいいかもしれない。

まとめ

一年を通してみると、「昆虫記」のウェイトが大きく、それから第二次世界大戦の本を多く読んでいる。それに並んで平安時代江戸時代などを扱った新書が多い。外国歴史の本は少ないが、旅先のイスタンブールバルセロナ歴史を扱った本が印象深い。

SF新人賞を数年分まとめて追いかけるのが習慣なのだが、もう少し純文学を読みたい。学生岩波新潮古典ばかり読んでいたのにどうしてだろう。

人権関係で読みたい本が多数ある。とはいえ、悲しい気持ちになるので元気のある時にしか読めないし、いつ元気になるかは予測ができない。

詩集は少ない。「智恵子抄」くらい。

ここ最近美術展に行っていないなと思いきや、振り返るとほぼ毎週行っている月があったので、まとめてみるのは大事だ。秋以降は少なかったが、これは理由がわかっている。

以上。

面倒なので来年も書くかはわからない。


2022年に読んだ本

[読書]2023年前半に読んだ本

2024-01-03

ウマ娘3期とかいアークファイブに片足突っ込んでたアニメ

〜②盛られる無駄描写、バブかれる必要描写

 1番いらないのが商店街の連中。キャラありきのアニメモブをプッシュする事自体意味不明だが、都合良くキタサンageマンセーして話を進めるのに便利なだけの脚本の怠慢すら感じさせる存在。他キャラとの交流や掘り下げから話を進めていれば印象も違ったと思う。

 逆にスピカカノープスストーリー上全く必要がない客寄せパンタ的な存在しかなく、話的には殆どただのノイズになりさがっていた。

 サウンズオブアースクラウンモブも同然の扱いでもはや空気。せっかくキタサンの同時期同路線活躍したライバルにも関わらず全くストーリー意味がない存在だったのは脚本競馬エアプで史実がわからいからとか?この辺りとの交流というのが一番必要描写と思う

2023-12-29

天才望月新一がもし数学ではなく生物の道に山中伸弥と同じ時期に進んでいたら、同じように(あるいは史実よりもっと早く)IPS細胞に関してノーベル賞を受賞する業績を出せていたと思いますか?

質問はここまでで以下余談です。

もしそういうことなのであれば、もうあらゆる知的作業要求する分野は全部彼に任せちゃえばよくね?って思います。少なくとも今後クローンを作るために死後アインシュタインみたいに脳みその切片を保存すべきだと思いました。んであらゆる学問研究を全部彼のクローンやらせる。大は小を兼ねるということで。

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