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はてなキーワード: 新劇場版とは

2023-09-25

藤本タツキサプライズ展開は全然アリなんだけど

芥見下々のサプライズ展開って不快なんだよな。

よく「ファンの予想は裏切れ、期待は裏切るな」みたいなことを言うけど、芥見先生はとにかく読者の嫌がることをやろう、やろうとしている印象を受けてしまう。

新劇場版だと「Q」が一番好きそう。私は圧倒的に「EoE」派なんですが(聞いてない)。

別に読者の嫌がることやっていても、それで意外性があって気持ちよく驚ければいいんだけど、一生懸命予想を裏切ろうとした結果、逆に展開が読めてしまうんだよな。

今回のアレも、ファンはやたらびっくりして見せているけど、「芥見先生ならそうするよね」って、頭のどっかで思ってなかった?

私は思ってたよ。だから「あー、いいキャラがあっさり消えたな。残念」とは思ったけど、白けきっているというか……。

そもそも死滅回游が始まってからさっぱりおもしろくないんだよなー。ポッと出のキャラ、それもあんまり魅力のないのがやいのやいの活躍されてもなあ。

冨樫義博ならそれでもおもしろく描いてしまえるだろうけど、芥見先生じゃ無理だよ。地力が違う。

2023-05-20

受け手解釈余地を残すことが流行り過ぎて作り手のオ○ニーになってる

新劇場版エヴァンゲリオン(特にQ以降)が「説明不足の映画」としてよく例に挙げられるけど、あれは割とバランスが良い方だと思う。考えなくてもわかる部分、少し考えるとわかる部分、ちゃんと調べるとわかる部分、分からない部分(≒我々の創造に委ねられている部分)があって色々考える楽しさがある。

寧ろ、それ以降に出てきた作品に酷いものが多い気がする。単に難解で説明不足。想像余地を残すとかじゃ無い。

PSYCHO-PASSってみんな見たことあるか?あれの一期は割とコンパクトにまとまっていて、説明も割と丁寧だった。個々人の動機公安局メンバーによって言語化されるし、登場人物対話も十分にあった。それが段々と登場人物の掘り下げをしない方向になり、3期には推理対話の代わりに超能力犯人思考を探り始めるように。

げんなりしたのは最近公開された映画に関する声優鼎談動画で出てきた、「監督は大量の小ネタ伏線を用意していて、そのうち一つは絶対に気付かない」という話。なんだよ絶対に気付かないって。てめえのオ○ニーを映画館で見せるな。

最近レベルで見当違いも甚だしいような考察動画が溢れてるのも、そういうクソみたいな作風が増えたからだと思ってる。考えても調べてもまともな答えが見つかるようには出来てないクソ作品理解した気になれるという意味で、たとえ「そうはならんやろ」というようなこじつけ考察でも一定需要はある。監督自慰行為と分かった気になって悦に浸る浅はかなファンたちを遠巻きに見ながら、少しずつコンテンツから離れていくしかない。

2023-05-11

anond:20230508223232

庵野が異常で、本当は旧劇場版エヴァ燃え尽きてから、あとはキューティーハニーみたいな微妙邦画だけ撮って「あの人は今状態になる可能だって十分あった

だけど、(パチンコマネーとはいえ)新劇場版エヴァリスタートして、シンシリーズに繋げられたのはやはり珍しいんだと思う

まあ新劇場版については実質名義貸しに近いのかもしれんけど、カラー社の立ち上げからブランディングは非常にうまくやったわけで

こういうクリエイターはなかなかいないよ

ログ・旧にゃんぱすわ〜るど 20171209

戦争とは何んなのか?

戦闘機が編隊を組んで飛行し、

戦車歩兵都市中央パレードを行うというイメージが大半である

戦争イメージ2

戦略兵器非人道的人体実験民間人への兵士による略奪…

だが、戦争にはさらなる姿もある。

それはスパイによる退役軍人暗殺

機動戦士ガンダムシリーズロボットである以前に戦争である

初代リアタイ時に今までのアニメとは違う当時としては類にもないシリアス空気が漂い「乗りたくないロボット」とも言われた

やがてそのガンダムは「乗りたいロボット」へとユーザーの考えが変わっていった…

2013年ヴァルヴレイヴ2014年クロスアンジュ、そして2015~2017年にのガンダム鉄血

サンライズは「乗りたくないロボット」として描くリアルロボット標榜した。

何故なら肉体的・社会的リスクを描いてるから

宇宙世紀世界でRX78『ガンダム』が誕生したのは

連邦ジオン支配であるザビ家を葬るために発案した、いわゆる破壊のための炎である

ガンダム』が冷蔵庫スーパーマーケットとして発案されることはあってはならないと言ってた。

だがその概念に反逆したガンダムがあった…

ダブルオークアンタ

西暦2314年世界で生まれガンダム

宇宙生命体との対話のために発案され、

武器は強力だがあえて緊急用として搭載されている。

銀河へ向かって飛ぶガンダム」を登場させた初の例である

だがSEEDからの8年間をリセットされることに

AGEやGレコ、鉄血で新たな道を探ることになった

AGE世代ごとに

「ヴェイガンを破壊する」「ヴェイガンの真意を確めようとする」「ヴェイガンとの戦争を終わらせる」とのコンセプトで生まれ

Gレコは複雑な組織対立図の中で闘いを収束させようとしていた

(本物の戦争ラスボスなどいないという事、そしてエネルギー問題)

そして鉄血

鉄血世界での前史では

モビルアーマーという危険兵器から市民を守るためにガンダム誕生した

MA破壊するための剣にして人々を守る盾でもあった

その鉄血は40話以降から賛否両論が相次いだ

事実上巨大ロボットを扱う作品においての見解の相違を示す物だ

(ガンダムから巨大ロボット論に変化)

ロボット戦や白兵戦以外でのロボット乗りの最期過去にも複数あった

バクシンガーでは仲間の一人が暗殺されたためバクシンガーへの合体不可能になり量産型バクシンガーで戦う事になり、

ガンダム00ではサーシェスがミハイルを撃った

強力な機体に乗った強くて悪いボスを出すためだ

だが鉄血での40話以降は「弾丸と血へどが飛び交う新アニメーションに覚醒した!」との好意的な声がある一方

ガエリオへの優遇により終盤はシリアス展開というよりも別のコンセプトになっている」との意見も見られた

制作主導者の最終回後のインタビュー経済団体ネットでの一部勢力を恐れて混沌とした内容が多いのが寂しい

はっきりミサイル問題労働問題などについてみんなに考えて欲しかったと言うべきだったのだ

さらに私の確認していないロボット関連クラスタの中にはMS乗りの素質があったオルガやMS乗りのラフタが暗殺という形で最期を遂げた事に不満を持つものあるらしい…

聞いた話によるとその派閥グレンラガン再放送マジンガーZ新劇場版、そしてドライブヘッドを大歓迎していたという

事実上鉄血への見解の相違を象徴する出来事なのだ

2022-10-06

anond:20221006200303

庵野エヴァガンダムみたいに続編が作られ続ける作品にするために新劇場版を始めたはずだったのに

2022-06-26

アマプラエヴァ新劇場版をみてるがQだけいくら嚙んでも味がしないので30分くらいで再編集すべきだと思う

ホルモン焼き名前変えるとか

2022-05-19

シン・マトリックス

エヴァ新劇場版シンゴジラ、そして今話題になっているシンウルトラマンがヒットしているが、その理由は『作品に求められていることを描いた』ということだと思う。エヴァにはエヴァに、ゴジラゴジラに、ウルトラマンウルトラマンに求められたことを描いた。

しかマトリックス レザレクションズだが、自分個人の感想としては、駄作ではないが決定的な面白さもなかった。良くも悪くも凡作だが、上映時間が長いため、総じて見ると面白くない側になってしまう。

この面白くない理由だが、おそらく『内容が、マトリックスに求められている内容ではなかった』ということが大きいと考えた。なんとなくウィシャウスキー姉妹が、描きたいこと/重視したいことが変わったんだろうなぁ、と思った。

庵野監督ではやれという意味ではなくて、マトリックスが求められている内容を描いたマトリックス所謂『シン・マトリックス』を観てみたいなぁ、とシンウルトラマンのヒットを横目に見ながら思いましたまる

2022-01-11

anond:20220110185350

車の挙動については監修が変わったからじゃないの?アニメ版土屋新劇場版谷口に変わったよね。

anond:20220110185350

なるほど~

新劇場版はみてないけど、たしかに旧TV版、稚拙CGながらも十分に面白かったし、イニシャルD原作で「起こってたこと」「見せ場」をちゃんと動く映像にできていたから、とても臨場感と緊張感を味わえた。ダメな例を見せられてよさが再確認できたってところかな?

あと、舞台が夜の山道というのも背景にあまり左右されないことで稚拙CGに有利に働く土台があった。

2022-01-10

アニメ頭文字D、何が凄かったのか。なぜ新劇場版評価されないのか

頭文字D。今もなお伝説的な人気を誇るカーアクションアニメ金字塔である

現在、第1期であるFirst StageがYoutube期間限定(〜2022/1/17)で配信されている。丁度いい機会なので、このアニメの何が凄かったのか。なぜ沢山の車好きが魅了されたのかを、独断偏見で論じてみたいと思う。

頭文字Dで最も特筆すべき点は、当時最先端CG技術を用いて作成されたカーアクションシーンだろう。特にアニメ第1期であるFirstStageのアクションシーンは、今もなお高く評価できるものだと考える。

First StageのCG描写は、今の水準からしたら非常にお粗末なものだ。曲線は多角形状にガタガタしていて、車体はテカテカ。あらゆるテクスチャは荒くチープで、木やギャラリーは立体的に見えない。

なぜこんな粗末なCGアニメーションが素晴らしいのか。それは、スポーツ走行する車の挙動を、忠実に再現しようと試みたものからである

主人公藤原拓海が、友人イツキの愛車であるトヨタ・カローラレビン(AE85)をドライブするシーン(第11話前半)は、それが分かりやすい。AE85が、コーナリング時に大きくロールしていることが分かるだろう。

https://youtu.be/uVfZBMbqIXc?t=405

https://youtu.be/PC7q5F3GbXw?t=88

イツキのAE85はノーマルであり、サスペンションスポーツ走行に適さない柔らかいものが付いている。ゆえに、激しいコーナリングをすると外側のサスペンションが大きく沈み込んでしまうのだ。

しかし、こんなことはまだ序の口である制作陣は、車の挙動再現するだけでなく、車に「演技」させた。

この「演技」とは何か。それがよく分かるシーンがある。First Stage第4話の終盤、(Youtube動画44:20〜)の場面だ。

https://youtu.be/TuNMbuZ8WNg?t=2660

髙橋啓介が駆るマツダRX-7(FD3S)と、藤原拓海のトヨタスプリンタートレノ(AE86)の前輪に注目してほしい。コーナー進入時、RX-7の前輪は進行方左側に大きく切られているが、後続のAE86は前輪の切れ角がほとんどないことが分かるだろう。

この描写は、髙橋啓介がステアリング操作により無理やり車体の向きを変えているのに対し、藤原拓海は車にはたらく慣性力や遠心力のみで向きを変えていることを表現している。両者が持つテクニックの差が視覚的に分かるよう、車の動きが描き分けれられていのだ。

その思想は、後のシーズンにも引き継がれることになる。シーズンが進むに連れてCG技術進歩を遂げ、制作陣はさらに細かい表現を盛り込んでいった。

https://www.youtube.com/watch?v=6qau35XckIs

例えば、Fourth stageでは車が細かく上下振動している描写が描かれるようになる。これは、スポーツ走行をするためにサスペンションを固めている車が、路面の細かいギャップを拾って上下はねる様子を描いているのだ。

りある技術の中で、いかに車の挙動再現するか。車のモデリングや動かし方、そしてカメラワークは、それを考え抜かれた上で構築されている。車を徹底して研究し、本物を再現しようとする思想。そして、ただリアルに車を動かすだけではなく、ドライバー技量性格心理描写に合わせて車の動きを「演技」させる工夫。これこそが、アニメ頭文字Dが多くの車好きを魅了し、今もなお高く評価されている一番の理由である


さて、頭文字Dには、伝説的な人気を誇る旧作(First stage〜Final stage)と、リメイクされた新劇場版存在する。

新劇場版は、今まで作り上げられた頭文字Dイメージリセットし、再構築するものであった。「現代の優れたCG技術を用いて頭文字Dを作り直したら、きっと素晴らしいものになるに違いない...。」そんな期待をもとに、新劇場版製作された。

長い間構築された頭文字Dイメージをぶっこわすために、長い間担当してきた声優の総入れ替えや、人気を博したユーロビートを使わないという判断がとられた。映像原作の絵が動き出したようなタッチで、FirstStageよりもずっと綺麗な映像になった。

しかし、旧作のファンから評価は芳しくない。声優の入れ替えやユーロビートが使われなかったことが理由として挙げられるが、それは新劇場版評価されない本質的理由ではない。

新劇場版がつまらない理由。それはまさしく、車の描写にある。旧作で徹底された車の挙動と演技が、新劇場版では分かりづらくなっていることこそが、つまらなくなってしまった理由である

新劇場版では、迫力のある映像に見えるようダイナミックなカメラワークが多用され、原作の絵のように見えるエフェクトが使われた。しかし、それが車の挙動を分かりづらくさせてしまい、迫力やリアリティを削くことに繋がってしまったのである

カーアクションの迫力は、カメラワークエフェクトのような小手先の工夫でもたらされるものではない。

いかに本物を理解し、本物を再現しようとするか。それがアニメ頭文字Dのカーアクションリアリティと迫力を与え、伝説へと押し上げていった唯一の理由だ。

追記1】

誤字を修正しました ×充実に→◯忠実に

2021-11-20

酒を飲んでクダを巻くシーンが有るアニメ

こないだODD TAXIを見た。評判どおり30を超えてアニメから離れてた自分でも引き込まれ大いに楽しめた。

ところで作中で主人公がよく行く飲み屋がある。昔ながらの女将がいてカウンターと座敷があって、小型のテレビが棚にあって、というお店だ。

そこで主人公や友人が酒を飲みながらぐだぐだダベったり、クダを巻いたりする。

この何気ない飲み屋のシーンがとても気に入った。

思い出すとエヴァ新劇場版の破でも、ミサトさんと加持さんがいかにもなチェーン店お酒を飲むシーンもあって、これも好きだった。

あとはSHIROBAKO太郎ちゃん平岡日高屋で飲みつぶれる話とか、ベテラン女性二人がおでん屋台愚痴を言い合うシーンとか。

自分も年をとったということなのだろうか。

2021-11-16

Amazonジョーカーをめちゃくちゃオススメしてくる

Amazonトップページ開くとPrimeビデオの1作品をパーソナライズした形で大きく表示される

ここ1週間くらいジョーカーだけを毎回表示してくるんだがAmazonゴミクズなのか?

Amazon上でジョーカー関連のリンクを一度も開いたことないのにずっと表示してくる

少し前は新劇場版エヴァばかり表示してきて少しイライラしてたが流石に今回はキレさせてくれ

特定コンテンツ非表示にするオプションも無い

Amazon反社会的勢力予備軍だわ

# 追記

イライラしすぎて「ジョーカー」を「ジャーカー」と誤字ってたのを修正

2021-10-29

シンエヴァ造語がわかりにくすぎたので解説サイトで全部調べた

序、破までは普通に楽しめていた。

なぜなら新劇場版で登場するのは、TVアニメ版でも再三出てきた「人類補完計画」や「セカンドインパクト」など、ニワカファンの俺でも理解できるワードばかりだったからだ。


ところがQで出るわ出るわ、わけわからんワード。「アダムスの器」、「インフィニティのなり損ない」などなど。あれ?オレ観てる映画間違えたかな?

しかもQの悪いところは、登場人物たちが新ワード意味を、シンジくんに対してどころか我々視聴者にも教えてくれない!

いくらなんでもファンを置いてきぼりにしすぎだろ!


・・・とぼやいていたら、シンエヴァさらに輪をかけて新たな謎用語を投げつけてきて無事脳のキャパティオーバーしたので、劇場では思考放棄して映像を楽しむことにした。

ところが最近になってアマプラ配信が開始され、今度は自宅で気楽に何度も観返せるようになったので、とうとう重い腰を上げいままで理解を諦めていたシンエヴァ用語たちについて調べることにした。

以下、その自由研究の結果である。(もし間違っていたらやさしく教えてくれよな!)


アダムスの器

エヴァMark9、101112の4体のこと。

アダムス」というのは4機のヴンダーのことで、セカンドインパクト映像によく写っている4人の巨人のことらしい。なんで巨人飛行機になったのかは監督趣味からしか

元ネタウルトラマン


・カシウスの槍

破でニアサードを起こしたシンジくん+初号機に、カオルくんがブン投げた槍。儀式を止めることができる。

実は破とQの間で起きた本物のサードインパクトの時にも活躍リリスに刺してサードを止めた(と思ったらゲンドウの策略でエヴァMark.6が使徒になって結局サード継続)。

しょうがないので加持さんがロンギヌスの槍Mark.6にぶっ刺し特攻してサードは完全に止まった。

こういう経緯があったから、Qでカオルくんは2種の槍がセントラルドグマにあると思っていた(実際にはすり替えられていたけど)。


フォースインパクト

Qでシンジ+カオルくん+13号機が起こしそうになったやつ。発動条件は「13号機が使徒を喰う」+「13号機が2本の同じ槍を持つ」

Qは「使徒Mark.6」+「ゲンドウ製の槍」で起動してしまったが、カオルくんのファインプレーで止まった。


これ、シンエヴァ初見時は気づかなかったんだけど、実はシンエヴァでもアディショナルインパクトの前にフォースインパクトがきちんと発生してるのな。

シンエヴァでは「使徒アスカ」+「黒き月製の槍2本」をトリガーに発動しちゃってる。


・アディショナルインパクト

これも初見では意味不明だったけど、ようやく理解できた。

いわゆる「ゼーレのシナリオ」は「フォースインパクトで全人類の魂を浄化して、一つの生命体に進化させればオッケー(=人類補完計画)」って話なワケ。

でも、ゲンドウは「ユイにもう一度会いたい」をモチベーションにしてるからフォースが完遂されて生命が一個になっちゃうと困る。

なのでフォース中に別のインパクトを起こして儀式を乗っ取っちゃおう。ってのがアディショナルインパクト

トリガーセカンドインパクトと同じ。「リリス(今回はエヴァイマジナリー)」+「4体のアダムス(今回はヴンダー4機)」+「槍」


ゴルゴダオブジェクト

マジでポッと出てきて説明も無しに終わったかビビった。

マイナス宇宙にある、なんでも願いを叶えてくれる魔法場所らしい。

最近だれかのツイートで見たけど、実はエヴァQのニアサーのシーンですでにチラッと登場してたらしくて感心した(ガフの扉の向こう)。ポッ出とか言ってすまなかった。

アディショナルインパクト目的は、このゴルゴダオブジェクトの力でこの宇宙のどこかにいるユイを見つけることだったっぽい。


劇中で説明特になかったのは、メタ的に言えば「なんでも叶うスーパーアイテムなんてアニメ最終回ではよくあること。だから設定はどうでもいいし説明する必要もないでしょ?」ってことなんだと思う。

形状の元ネタウルトラマン


エヴァ8+9+10+11+12号機

冒頭のパリオーバーラッピング装備をゲットしたから使えるようになった8号機の新能力

この状態の8号機はめっちゃつよいのでマイナス宇宙に行けちゃう

元ネタウルトラマンタロウの合体能力ワードがそのまんまらしい。


アドバンス綾波シリーズ

エヴァMark.9〜12に乗せるためだけに作った人形

そっくりさんは元々こいつらの候補だったけど、Qでマリ感情を動かされて自ら離脱した。

それに冬月とゲンドウがキレたのか、今度は感情のない肉人形にしたみたい。


↓ここからワードだけじゃなくて、ストーリーでわかりにくかったところの解釈


<Qでは謎だったけど、シンエヴァで解明した事柄


・槍でやり直す(笑)って結局どういう理屈なんだよ

シンエヴァでようやく分かったけど、カオルくんはあのまま2本の槍つかってゴルゴダに行って「世界をやりなおす」って願い事を叶えてもらおうとしてたんだな。

要はシンエヴァのアディショナルインパクトをQでやろうとしてたと。

ただのオヤジギャグじゃなくて安心した。


インフィニティってなんだったの

特に捻りもなく、元人類

人間サードインパクトで大地が浄化されるとエヴァインフィニティ化するっぽい。

中途半端ニアサーを起こしたから、なり損ないがその辺を徘徊するように。

このインフィニティ、シンエヴァ劇中の経過を追っていくと、フォースで魂浄化 → アディショナル(feat.ゲンドウ)で3Dユイ化 → アディショナル(feat.シンジ)で無事もとの人間の姿になってる。エヴァにしては安直すぎるくらいのハッピーエンドである


これキルラキルでも思ったことなんだけど、怪物化していた一般人人間に戻った時、空から降って(落ちて)帰ってくる演出はいかんでしょ。

生身だぞ生身。成層圏からフリーフォールしたら普通にぺしゃんこになるわ。


ミサトさんヴィレクルーシンジくんに必要以上に冷たすぎだろ

Q製作時点でここまで考えていたのかは怪しいところだけど、今回サクラの言った「碇さんは恩人であり、仇なんや!」で全て解決した。

「相反する感情が愛憎入り混じって生まれた態度」と解釈することで、Qの不快感を見事に反転させたのは今回シンエヴァで一番評価したいポイント

公開前は「もし万が一シンエヴァハッピーエンドになったとしても、シンジくんがQでかわいそうだった事実は消えないんだよなー」って思ってたから、この落とし所を作ってくれた脚本に感動した。


<シンエヴァストーリー全般でわかりにくかったところの解釈


アスカオリジナル式波?に連れ去られたのは何アレ?

13号機に人間は乗れないので、シンエヴァでは「カオルくん」+「オリジナル式波」のダブルエントリーになってる。

ミサトさんらは誰も乗ってないと思ってたから停止失敗。(うっかりアスカシングルエントリーじゃなかったの!?」)

13号機の再起動にやたらと時間がかかっていたのは、Qで爆散したカオルくんの体をLCL再生させようとしてたから(といっても完全復活ではなくただの肉塊レベルらしい)。

ちなみに魂だけでは13号機は動かないので、シンエヴァではゲンドウ(ネブカドネザルの鍵の効果でヒトを捨ててる)が実質の操縦者。つまり使徒アスカを含めると4人乗りである


・やたらリアルな巨大綾波は結局なんやねん

アディショナルインパクト効果フォースインパクトは「全ての魂を一つにする」だけど、アディショナルは「全ての魂の中からユイを探す」なので演出的に綾波になった。特に意味はない。


・そこにいたのか、ユイ ←は?

結局アディショナルではユイは見つかりませんでした。でも初めてシンジと向かい合ったらそこにユイ面影を見つけましたよーってだけ。

ゲンドウがシンジに向き合った時点でハッピーエンド演出流れるってことは、破であのまま和解してればあそこでお話終了だった説が濃厚。


ネオンジェネシス(笑) で村の大人トウジとか委員長の子供とか居ないことになっちゃったの?

違うっぽい。(過去をなかったことにも時間を巻き戻したりもしてないらしいので)

正確な言い方ではないけど、いわば「エヴァのないパラレルワールド」を作って、シンジくんマリがそっちに平行移動しただけ。エヴァ時空のケンケンとかはそっちの時空でアスカよろしくやってる。


映画公開後のいろんな考察サイトでは、「ネオンジェネシスによりエヴァ時空は消滅した」みたいに書かれてるけど、いや、絶対そんなシナリオじゃ無かった、と声を大にして言いたい。

というかそうでないと、わざわざヴンダーから地表に投下したスイカの苗とかの加持さんが守った植物のくだりがぜんぶ無意味なっちゃうだろ!


2人だけは記憶を保持してエヴァの無いパラレルワールドへ。

そして最後ドローン空撮で、この新パラレルワールドこそが、視聴者の住むまさに "この" 世界だと言うことが明らかになる、と。そういうオチらしい。

「なんか延期してる間にSSSSグリッドマンネタ被りしてない?」と言ってはいけない


イスカリオテマリアくん

意味はない。ただの学生時代あだ名をそれっぽいタイミングでそれっぽく言っただけ。

聖書ワード意味ありげに使って考察班を喜ばせたろw!ってこのへんの言葉回しは、あーTVアニメスタッフ匂いだなーと感じた。


シンジ「父さんは母さんを見送りたかったんだね」らへんのこじつけが難解

シンエヴァラストを難解にしてしまっている元凶は、この「ゲンドウはユイを探すアディショナルを諦める」→「なのになんか色々やってたら結局ユイが出てきてゲンドウの目的も達成されたように見える」っていう二転三転具合なんだと思う。

これ、なんでこんなことになるかと言うと、「初号機の中にユイの魂がいる」って言うエヴァファンなら誰でも知ってる設定に、劇中ではこの時初めてシンジが気付くからなんですよね。

破のダミープラグの流れを見るにゲンドウはこの事実に気付いてたみたいだけど。

でも結局シンジネオンジェネシスで自らを生贄にする、まさにそのときじゃないとユイは出てこようとしないわけなので、序からシンにかけてゲンドウのやってきたことはもう完全にただの空回り、意味が無かったってことになっちゃますよね。でもシンエヴァの着地点はそういうことらしいです。


逆に、ユイは十何年も前に「あ、将来うちのシンジちゃんが初号機に乗ってなんやかんやあって生贄になろうとするから、その時まで初号機の中で眠っとこ」って予知をしちゃう電波キャラになるのが今作の難点よね。

まあエヴァっていう何十年分の巨大ストーリー無難にまとめるためには、設定の皺寄せがシンエヴァのどこかにまれしまうのは仕方のないことなんだけど、言わせてくれ。ユイ、お前は何者なんだよ。


・加持さん「渚司令。」←は?

これがシンエヴァ最大の蛇足なのは間違いない。

要は映画の尺的に「カオルと加持を同時に退場させる必要があった」→「劇中接点のない2人なので、実は元々仲良しでした〜って言う必要あり」

で、加持はカオルくんの指示で動いてた時期もあるんですよ、ってことにしたけど、分かりにくいから、司令呼びにしてみたって感じ。

この設定いる?

普通に「ゼーレと内通してたときに仲良くなった」とかでいいじゃん。変なことするからゲンドウのクローンだのなんだの謎考察まれてるし。

この「渚司令」はスタッフ悪ノリ説に一票。



なんかまだまだ謎はあった気もするけど、今日はもう思いつかないのでこの辺にしておく。


総評


ウルトラマンパロ多すぎだろ!!



2021-09-27

anond:20210927192922

ホッテントリにあったコレ

マトリックス』が好きなら見るべき映画12

https://www.businessinsider.jp/post-241661

なぜ令和の今?マトリックス1999年映画だぞ。もう20年以上経ってるぞ。

そして、提示されてるなかで最古の作品ターミネーター1984年

ターミネーターからマトリックスより、マトリックスから現在の方が長い。

エヴァンゲリオンTV放送1995年から新劇場版・序2007年でリブートするまでの期間よりも、

からシン2021年で完結するまでの14年の方が長い。

2021-09-16

https://anond.hatelabo.jp/20140411010750

新劇場版後藤田隊長後藤さんと別人設定で、

敵のアジトに乗り込んでいくのは手柄目当てというか、特車二課解体撤回させるための一手だと思うのですが、

押井さん意見バージョンアップした?

2021-08-28

anond:20210827002706

某所にも書いたのだけれど、シン・エヴァメタ構造もつ物語であること。つまりはてしない物語」や「月光条例」のように、自分たちフィクション世界にいるということを登場人物たちが知っている物語である、ということを理解すると、いろいろとわかりやすい。

まず渚カヲル。彼は世界虚構であることを知っているだけではなく、過去繰り返された全てのエヴァ物語のことを記憶している。

今回の世界で、世界虚構であることを最初に気がついた人間葛城ミサト父親。彼はエヴァンゲリオンイマジナリーという存在を使えば、自分たち物語をつくる立場にまわれると考えた。その思想を受け継いだ碇ゲンドウは、自らの目的であるユイとの再会を目指してイマジナリーがいる裏宇宙を目指した。

たぶん赤木リツコもうすうすは気がついてる。だから世界が何でもありだ、ということを知っていて、不可能に近い作戦であっても結局はこなしてしまう。冬月先生に至っては、フィクション不可能なんかない!とばかりに、世界虚構であることを利用して好き放題の限りをつくしている。

そして裏宇宙はいったシンジも、また世界虚構だということを知るものとなった。最終章の彼は新劇場版世界を知っているだけではない。カヲルのように、全てのエヴァ世界を知っているし、もしかしたら現実庵野監督緒方恵美存在すら知っているかもしれない。もちろん世界アニメであることも知っている。

なので、それぞれの登場人物の願いを叶えたり、世界を作り替える選択をしたり、マリパートナー現実に近い世界を選んだりした彼の動機は、新劇場版の彼がたどった物語を見ただけでは理解できない。彼は何度も繰り返された物語主人公たちの総意として、決断を下している。エヴァンゲリオンという物語を終わらせることを。だからこその、あの台詞になる。

さようなら、全てのエヴァンゲリオン」

2021-08-27

anond:20210826193255

シンジアスカ両思いだったって何?

中学生恋愛なんて 憧れの延長線。自分にない魅力を持ってる人に惹かれるだけ。

シンジアスカは、エヴァパイロットという苦痛を共有しながら、お互いに自分にないものを感じあっていた。本当にそれだけの話。

エヴァパイロット感情コントロールされている…との言及があるので、それすら作為的ものである可能性があるが。)

からアスカは「好きだった。でも私の方が先に大人なっちゃった。」と言う。

大人は『お弁当が美味しい』『私には他の人と違う態度をとってる』みたいな理由で好きにならない。確かにあの時は好意を抱いていたけど、精神年齢28歳になった自分が同じような執着心をシンジに感じていないということに気付いた。

と思っている。

アスカってレイみたいなクローン的な作り物なの?レイユイベースになったっぽいけどアスカベースって何?説明あった?

ないんじゃね。覚えてないけど。

惣流をベースにした式波モデルと思っている。なんか解説とかあるんかね。

マリゲンドウとユイと一緒の研究室にいた同世代の仲間のはずなのに、なんでシンジと一緒に中学生身体で戦ってたの?一度大学生大学院生になったあとで身体中学生に巻き戻したの?成長を止めるんじゃなくて巻き戻すとかアリ?あとラストシーンシンジと同年代に見えるのは何なの?エヴァパイロット義務から解放されたら、アスカ身体が急にあのピチピチスーツよりでかくなってパツパツになってスーツが破れたみたいに、本来の肉体のタイムラインに戻るんじゃないの?つまりマリエヴァパイロットやめたらゲンドウと同世代ルックスに戻るんじゃないの?

仮面ライダー電王特異点って存在があるんだけど、そいつタイムトラベルをしても記憶を持ち越すことができるんだよ。

「あ、マリとカオルは新劇場版特異点なのか」って思ったら、割と腑に落ちたな。公式認識と違ってるかもしれないけど。

 

カヲルが言うには エヴァって【繰り返される円環の物語】らしいから、微妙に変わりながら繰り返してるんだよ。

その中で 3つのストーリー映像化された…というていにしている。

TVアニメ版+旧劇 ②漫画版新劇場版

カオルは作られた存在からずっと同じ姿で登場するけど、マリは違う姿で転生してるかもしれない。

②で、マリゲンドウたちと近い歳で研究をしていたけど、③では②の記憶をもったまま シンジと同じ年齢に産まれた。

(そう思ってたから、年齢は巻き戻ったわけでもないし 同年代でもおかしくないんじゃね?と勝手に納得している。)

(カオルが「今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」という思いで新劇場版シンジに接しているけど、マリマリで「ユイが遺したシンジ幸せにしてみせるよ。(だから人類巻き込むとかアホなことするなよクソゲンドウ)」と思ってんじゃないのかな。)

 

ラストシーンは、シンジがつくった【エヴァがなくてもいい世界→③-2エヴァ無いバージョン】。

たぶん、このタイミングシンジ特異点になった。というか、マイナス宇宙世界の書き替えをしたシンジ&そこからシンジを掬い出したマリけが特異点として【③-2エヴァ無いバージョン】に転生した。…ということに自分はしている。

 

エヴァが要らないということは使徒も来ません。海は青いし、冬もきます

エヴァがないということは、エヴァパイロット身体の成長が止まることもありません。だからシンジ大人の姿です。

(たぶん、ユイエヴァに溶けることもないかな。違う理由死ぬとかはありそうだけど。)

使徒が来ないということはネルフもありません。

ネルフがないということはシンジレイカヲルアスカ出会理由がありません。

 

でも、マリシンジ特異点なので【③-1エヴァあるバージョン】の記憶をもって転生しています

から③-1で同世代だった2人は同い年の大人になったし、なんやかんや山口県で会ってる。

 

 

…ってことで、とりあえずのところ 納得してる。

シンエヴァ造語がわかりにくすぎたので解説サイトで全部調べた

序、破までは普通に楽しめていた。

なぜなら新劇場版で登場するのは、TVアニメ版でも再三出てきた「人類補完計画」や「セカンドインパクト」など、ニワカファンの俺でも「あ~聞いたことあるアレね」なワードばかりだったからだ。


ところがエヴァQで出るわ出るわ、わけわからんワード。「アダムスの器」、「インフィニティのなり損ない」などなど。あれ?オレ観てる映画間違えたかな?

しかもQの悪いところは、登場人物たちが新ワード意味を、シンジくんに対してどころか我々視聴者にも教えてくれない!

いくらなんでもファンを置いてきぼりにしすぎだろ!


・・・とぼやいていたら、シンエヴァさらに輪をかけて新たな謎用語を投げつけてきて無事脳のキャパティオーバーしたので、劇場では思考放棄して映像を楽しむことにした。

ところが最近になってアマプラ配信が開始され、今度は自宅で気楽に何度も観返せるようになったので、とうとう重い腰を上げいままで理解を諦めていたシンエヴァ用語たちについて調べることにした。

以下、その自由研究の結果である。(もし間違っていたらやさしく教えてくれよな!)


アダムスの器

エヴァMark9、101112の4体のこと。

アダムス」というのは4機のヴンダーのことで、セカンドインパクト映像によく写っている4人の巨人のことらしい。なんで巨人飛行機になったのかは監督趣味からしか

エヴァ13号機もマリに「アダムスの生き残り」呼ばわりされてるので、じゃあこいつは5人目の巨人なのかもしれない。

元ネタウルトラマン


・カシウスの槍

破でニアサードを起こしたシンジくん+初号機に、カヲルくんがブン投げた槍。儀式を止めることができる。

実は破とQの間で起きた本物のサードインパクトの時にも活躍してたっぽい。カヲルくんがリリスに刺してサードを止めた(と思ったらゲンドウの策略でエヴァMark.6が第12使徒なっちゃって、結局サード継続?)。

しょうがないので加持さんがロンギヌスの槍Mark.6にぶっ刺し特攻してサードは完全に止まった、って幕間があったみたい。

こういう経緯があったから、Qでカヲルくんは2種の槍がセントラルドグマにあると思っていた(実際にはすり替えられていたけど)。


フォースインパクト

Qでシンジ+カヲルくん+13号機が起こしそうになったやつ。発動条件は「13号機が使徒を喰う」+「13号機が2本の同じ槍を持つ」

Qは「使徒Mark.6」+「ゲンドウ製の槍」で起動してしまったが、カヲルくんのファインプレーで止まった。


これ、シンエヴァ初見時は気づかなかったんだけど、実はシンエヴァでもアディショナルインパクトの前にフォースインパクトがきちんと発生してるのな。

シンエヴァでは「使徒アスカ」+「黒き月製の槍2本」をトリガーに発動しちゃってる。


・アディショナルインパクト

これも初見では意味不明だったけど、ようやく理解できた。

いわゆる「ゼーレのシナリオ」は「フォースインパクトで全人類の魂を浄化して、一つの生命体に進化させればオッケー(=人類補完計画)」って話なワケ。

でも、ゲンドウは「ユイにもう一度会いたい」をモチベーションにしてるからフォースが完遂されて生命が一個になっちゃうと困る。

なのでフォース中に別のインパクトを起こして儀式を乗っ取っちゃおう。ってのがアディショナルインパクト

トリガーセカンドインパクトと同じ。「リリス(今回はエヴァイマジナリー)」+「4体のアダムス(今回はヴンダー4機)」+「槍」


ゴルゴダオブジェクト

マジでポッと出てきて説明も無しに終わったかビビった。

マイナス宇宙にある、なんでも願いを叶えてくれる魔法場所らしい。

最近だれかのツイートで見たけど、実はエヴァQニアサーのシーンですでにチラッと登場してたらしくて感心した(ガフの扉の向こう)。

ポッと出とか言ってすまなかった。

アディショナルインパクト目的は、このゴルゴダオブジェクトの力でこの宇宙のどこかにいるユイを見つけることだったっぽい。


劇中で説明特になかったのは、メタ的に言えば「なんでも叶うスーパーアイテムなんてアニメ最終回ではよくあること。だから設定なんてどうでもいいし説明する必要もないでしょ?」ってことなんだと思う。

形状の元ネタウルトラマン


エヴァ8+9+10+11+12号機

冒頭のパリオーバーラッピング装備をゲットしたから使えるようになった8号機の新能力

この状態の8号機はめっちゃつよいのでマイナス宇宙に行けちゃう

元ネタウルトラマンタロウの合体能力ワードがそのまんまらしい。


アドバンス綾波シリーズ

エヴァMark.9〜12に乗せるためだけに作った人形

そっくりさんは元々こいつらと同じ仕事をする予定だったけど、Qでマリandアスカ感情を動かされて自ら離脱した。

それに冬月とゲンドウがキレたのかしらんけど、今度は感情のない肉人形にしたみたい。


↓ここからワードだけじゃなくて、ストーリーでわかりにくかったところの解釈


Qでは謎だったけど、シンエヴァで解明した事柄


・槍でやり直す(笑)って結局どういう理屈なんだよ

シンエヴァでようやく分かったけど、カヲルくんはあのまま2種の槍をつかってゴルゴダに行って「世界をやりなおす」って願い事を叶えてもらおうとしてたんだな。

要はシンエヴァのアディショナルインパクトっぽいことをQでやろうとしてたと。

ただのオヤジギャグじゃなくて安心した。


インフィニティってなんだったの

特に捻りもなく、元人類

人間サードインパクトで大地が浄化されるとエヴァインフィニティ化するっぽい。

中途半端ニアサーを起こしたから、なり損ないがその辺を徘徊するように。

このインフィニティ、シンエヴァ劇中の経過を追っていくと、フォースで魂浄化 → アディショナル(feat.ゲンドウ)で3Dユイ化 → アディショナル(feat.シンジ)で無事もとの人間の姿になってる。

エヴァにしては安直すぎるくらいのハッピーエンドである


ただこれキルラキルでも思ったことなんだけど、怪物化していた一般人人間に戻った時、空から降って(落ちて)帰ってくる演出はいかんでしょ。

生身だぞ生身。成層圏からフリーフォールしたら普通にぺしゃんこになるわ。


ミサトさんヴィレクルーシンジくんに必要以上に冷たすぎだろ

Q製作時点でここまで考えていたのかは怪しいところだけど、今回サクラの言った「碇さんは恩人であり、仇なんや!」で全て解決した。

「相反する感情が愛憎入り混じって生まれた態度」と解釈することで、Qの不快感を見事に反転させたのは今回シンエヴァで一番評価したいポイント

公開前は「もし万が一シンエヴァハッピーエンドになったとしても、シンジくんがQでかわいそうだった事実は消えないんだよなー」って思ってたから、この落とし所を作ってくれた脚本に感心した。


もし、俺が親や恋人を失ったヴィレクルーだと置き換えて想像してみると、うん確かにシンジくんに対してはひどく罵倒したいとは思わないし、逆にやさしく慰めようとも思わないだろうな。

それこそ、劇中と同じく「もうエヴァには乗るなよ」としか言えないと思う。よくできてる。


忘れがちですけど、破のシンジくんって「地球滅亡クラスの巨大隕石を止めた超怪力ヒーロー。でもそのあと彼が調子乗って隕石パンチしたせいで、割れた破片が降ってきてビルが倒壊しまくった」みたいな感じなんですよね。彼からすれば綾波を助けただけなんだけど。


シンエヴァストーリー全般でわかりにくかったところの解釈


アスカオリジナル式波?に連れ去られたのは何アレ?

13号機はクローン人間には乗れないので、シンエヴァでは「カヲルくん」+「オリジナル式波」の魂ダブルエントリーで動かしてる。

ミサトさんらはまだ誰も乗ってないと思ってたから停止失敗。(うっかりアスカシングルエントリーじゃなかったの!?」)

13号機の再起動にやたらと時間がかかっていたのは、Qで爆散したカヲルくんの体をLCL再生させようとしてたから(といっても完全復活ではなくただの肉塊レベルらしい?出典不明)。

ちなみに魂だけでは13号機は動かないので、シンエヴァではゲンドウ(ネブカドネザルの鍵の効果でヒトを捨ててる)が実質の操縦者。つまり使徒アスカを含めると4人乗りである


・やたらリアルな巨大綾波は結局なんやねん

アディショナルインパクト効果フォースインパクトは「全ての魂を一つにする」だけど、アディショナルは「全ての魂の中からユイを探す」なので演出的に綾波になった。特に意味はない。


・そこにいたのか、ユイ ←は?

結局アディショナルではユイは見つかりませんでした。でも初めてシンジと向かい合ったらそこにユイ面影を見つけましたよーってだけ。

ゲンドウがシンジに向き合った時点でハッピーエンド演出流れるってことは、破であのまま和解してればあそこでお話終了だった説が濃厚。


ネオンジェネシス(笑) で村の大人トウジとか委員長の子供とか居ないことになっちゃったの?

違うっぽい。(シンジくんも「世界を作り替えたり、時間を巻き戻したりもしない」って言ってるし)

正確な言い方ではないけど、いわば「エヴァのないパラレルワールド」を作って、シンジくんマリがそっちに平行移動しただけ。エヴァ時空のケンケンとかはそっちの時空でアスカよろしくやってる。


映画公開後のいろんな考察サイトでは、「ネオンジェネシスによりエヴァ時空は消滅した」みたいに書かれてるけど、いや、絶対そんなシナリオじゃ無かった、と声を大にして言いたい。

というかそうでないと、わざわざヴンダーから地表に投下したスイカの苗とかの加持さんが守った植物のくだりがぜんぶ無意味なっちゃうだろ!

実際に、13号機から切り離したアスカエントリープラグがケンケンハウス前に到着しているカットや、ペンペン末裔?たちの前にタンポポ種子が着水するカットを、わざわざネオンジェネシス発動後に差し込んでいる。

なのでエヴァ(新劇)時空は、色んな人が傷ついて多くのものが失われたまま続いていくけど、(ラストでも第三村の豊かな自然カット意図的に映し出されてたし)今後は復興していくんじゃないかな。退艦時にミサトさんから「(息子のことも含めて)あとはお願い」って言われてたリツコが実質的リーダーになるのかなーっていうのは俺の妄想


一方、2人だけは記憶を保持して、エヴァ存在していないパラレルワールドへ。

そして最後ドローン空撮で、この新パラレルワールドこそが、視聴者の住むまさに "この" 世界だと言うことが明らかになる、と。そういうオチらしい。

「なんか延期してる間にSSSSグリッドマンネタ被りしてない?」と言ってはいけない


イスカリオテマリアくん

意味はない。ただの学生時代あだ名をそれっぽいタイミングでそれっぽく言っただけ。

聖書ワード意味ありげに使って考察班を喜ばせたろw!ってこのへんの言葉回しは、あーTVアニメスタッフ匂いだなーと感じた。


シンジ「父さんは母さんを見送りたかったんだね」らへんのこじつけが難解

シンエヴァラストを難解にしてしまっている元凶は、この「ゲンドウはユイを探すアディショナルを諦める」→「なのになんか色々やってたら結局ユイが出てきてゲンドウの目的も達成されたように見える」っていう二転三転具合なんだと思う。

これ、なんでこんなことになるかと言うと、「初号機の中にユイの魂がいる」って言うエヴァファンなら誰でも知ってる設定に、劇中ではこの時初めてシンジが気付くからなんですよね。

破のダミープラグの流れを見るにゲンドウはこの事実に気付いてたみたいだけど。

でも結局シンジネオンジェネシスで自らを生贄にする、まさにそのときじゃないとユイは出てこようとしないわけなので、序からシンにかけてゲンドウのやってきたことはもう完全にただの空回り、意味が無かったってことになっちゃますよね。でもシンエヴァの着地点はそういうことらしいです。父がすべきは息子との和解だけ。


逆に、ユイは十何年も前に「あ、将来うちのシンジちゃんが初号機に乗ってなんやかんやあって生贄になろうとするから、その時まで初号機の中で眠っとこ」って予知をしちゃう電波キャラになるのが今作の難点よね。

まあエヴァっていう何十年分の巨大ストーリー無難にまとめるためには、設定の皺寄せがシンエヴァのどこかにまれしまうのは仕方のないことなだけど……言わせてくれ。

ユイ、お前は何者なんだよ。


・加持さん「渚司令。」←は?

これがシンエヴァ最大の蛇足なのは間違いない。

要は映画の尺的に「カヲルと加持を同時に退場させる必要があった」→「劇中接点のない2人なので、実は元々仲良しでした〜って表現する必要あり」

で、加持はカヲルくんの指示で動いてた時期もあるんですよ、ってことにしたけど、分かりにくいから、破とQの間でネルフの司令になってたことにしたって感じ。

 この設定いる?

普通に「ゼーレと内通してたときに仲良くなった」とかでいいじゃん。変なことするからゲンドウのクローンだのなんだの謎考察まれてるし。

(13号機がクローン搭乗不可ってのがQで言及されてるので、カヲルくんクローン説はダウトですね。)

ともかく、この「渚司令」はスタッフ悪ノリ説に一票。



なんかまだまだ謎はあった気もするけど、今日はもう思いつかないのでこの辺にしておく。


総評


ウルトラマンパロ多すぎだろ!!



2021-08-26

おじさんはエヴァ自分世代アニメだと思わない方がいい

少なくとも30代より上の人は自覚を持とう

今の若い人たち新劇場版はめちゃめちゃみてるけど、新世紀エヴァンゲリオン見てないって人、普通にいる

新劇場版だけで、キャラ愛やストーリー世界設定や映像技術を読み解いて、それで熱狂してる

シンエヴァ自体も、そういうふうに旧作との切断が可能なように表現されてたでしょ?(そうじゃなかっただろと思うおじさん、画面や台詞の読み込みと咀嚼が足りてないか、思い出バイアスが強すぎるぞ)

そういう若い人たち解釈が的を外しているかというと全然そんなことなくて、むしろ旧作のイメージに引きずられてない分、まっすぐ新劇場版物語や設定や映像技術に向き合えてるのよ

もちろん映画としてよかった部分も悪かった部分のどちらもについてね

若い人との交流がないと、このアニメを見てるのは自分たちだけで、懐かしアニメの新作という文脈で語りがちなのはわかる

でも新劇場版のメインのファン層ってぶっちゃけもう移ってて、おじさんたちはなんか文脈の外の情報を変に接続して的を外したこと言ってんな〜っていうのが新劇場版まわりの状況なんよ

おじさん語り自体別に悪いことじゃないと思うので、現状をしっかり把握したうえで自覚的にやってほしい

おじさんたちに届け〜

2021-08-23

anond:20210823092324

まあ新海誠みたいに初見大衆向けに作ってる訳じゃなくて、新劇場版は「エヴァが好きだった人間に向けてファンディスク作りました、ついでにこれを機に今の若者が見てくれたらいいな」みたいなコンセプトだしエヴァファン評価されればそれは成功なんだろうよ

実際興行収入は100億行ったわけだし

2021-08-22

anond:20210822081619

エヴァヲタ感想

エヴァヲタエヴァヲタなのはテレビシリーズ→旧劇にやられてしまたか

もしもエヴァ新劇場版だけしか存在しなかったら、エヴァヲタはそんなにいなかっただろうなと思った

新劇場版アニメ作品としては魅力に欠ける

しかし、アニメにそこまで惹きつけられて現実人生おざなりになってしまうのは不幸でもある

エヴァの魅力を蒸発させた新劇場版で、エヴァンゲリオンは終わった

エヴァヲタの夢の時間も終わったのだ

2021-07-08

シンエヴァを見たが、これは庵野秀明自伝だろう

エヴァは「庵野秀明の才能」の言い換え

 エヴァ元ネタウルトラマンだとよく言われている。ウルトラマンは巨大で強く、強い自己化身でもあり、男の憧れる父親のものでもあり、自分を包み込んでくれる母親でもある。

  庵野秀明にとって、エヴァンゲリオンという「作品」は外界と自分を繋げる唯一のものであり、庵野秀明監督としてそれを操作していた。同時に、エヴァという機体は自分自身の才能でもあった。

同時にその「巨大で強い自己化身」は、自分コンプレックスの表れでもある。シンジの持つエヴァの搭乗への葛藤は、創作の才能一つで生きてきた庵野にとっての葛藤そのモノであったのだろう。

 エヴァを作るころには周囲には才能を認められていた。宮崎駿やその他の監督自分の親からの期待、「逃げちゃダメだ」という言葉は、まさに当時の庵野秀明感情でもあったのではないか

同時に、当時エヴァ最終話での制作の難航と、それに伴うネットからバッシング。そして思った以上の膨大な反響オタクたちはエヴァ作品にのめり込み、数々の作品エヴァに影響を受け始め世界の潮流を変えた事。

 自分人格を込めたエヴァへの批判は、シンクロすればシンクロする程思い通りに動く作品の代償として、そのまま彼の精神自体に傷をつけただろう。心を無にして、ダミープラグを使いたいと思ったのではないか

これはエヴァ暴走のもので、彼自身にとっての作品勝手暴走庵野にとっての一番大きな原体験となっただろう。同時に作品にそれらを「重ねる」という事もまごころを君にでやり始める。

 エヴァに頼るな、現実生きろ。そういうオタクへの批判は同時に、自分自身への批判でもあったんじゃないだろうか。


マリは「安野モヨコ」の事

 新劇場版はそういった「エヴァンゲリヲンという作品制作」を通じて感じたことを再度「エヴァと言う作品」に落とし込む作業だったんだろう。新エヴァでは特に、「エヴァへの搭乗に対するシンジの心の変化」について重点的に視点がある。これは庵野エヴァ作品への向かい合い方を落とし込んだに違いない。

 やれと言われてやった(作った)→批判された(バッシング)→自分選択肢はない(拗ねる)→他人に任せる。批判されて辞める(エヴァから手を引く)→やっぱり調子に乗って自分の為に乗る(つくる)→失敗……そこから先は庵野の「エヴァと言う作品の向き合い方」そのものなんじゃないだろうか。「エヴァと言う作品」を作った事により、他人虚構へ誘った罪の意識から同時に、「ニアサーも悪い事ばかりじゃなかった」という言葉自己への客観視と許しにも思える。ニアサーが起きた後の世界は、エヴァテレビシリーズが出てからの彼から見えた世界自分引き起こした破片があちらこちらに浮かぶシンゴジラと言う作品は彼にとって第三村のようなものだったのではないか

 おそらく新劇の時から欝の兆候があったんだろう。周囲に「エヴァを作るな」と言われたことは、そのまま脚本へ落とし込まれていると思う。それでも乗り、精神を壊し、作品を狂わせてしまった。

 その作品の中で、異色の存在が出てくる。エヴァを難なく乗りこなし、明るく自分に接してくれた存在。これって妻である安野モヨコ」そのものなんじゃないかと。いろいろな「エヴァ」つまり作品」を吸収し、精神も病まず自由に乗りこなす彼女友達に紹介されたそうなので、パラシュートで降りてきたような物だろう。今まで他人拒否される事に恐れていた庵野にとっての救済だったのではないか

 庵野にとっての「人類補完」へのあこがれはこの結婚によって無くなったんじゃないかと思う。この時点で多分、「妻にもう一度会いたいゲンドウ」にしか感情移入できなくなってる。


インパクトは即ち、庵野秀明自殺願望

 世界を変えてしまった庵野にとって、ニアサーの後の世界は、新劇を作り始めた時の世界そのモノだったんだろう。やっぱり彼は止められても新劇を作り、自分を傷つけた。そしてギリギリ自殺しそうになったのをニアサー表現したんじゃないか自分を、他人を変えたいと思い始めた創作エヴァ化しそこなった首の無い人はファンたちの事だろう。

 ミサト率いるヴィレ自殺を止める自分の理性であり、シンエヴァ幻想的な戦いは彼の心象風景のものだったんじゃないか


エヴァの居ない世界は、そのまま庵野にとって「エヴァを作る必要のない世界」の事

 作中の突如現れる空白の14年は、庵野にとってエヴァを作らなかった数年の事だろう。当時の声優も、アニメーターファン大人になってしまった。

 第三村で、嘗て殴ってきた友達も、カメラ片手にちょこまかしてたアホガキも、かたや医者になり子供を作り、かたや一人で生き抜く一人前の男になっていた。

 色に乱れてた赤城リツコも「煩悩」を髪の毛と一緒に切り、ミサトは母になった。その中で、エヴァを作り続けて悩んで苦しんでる庵野自分自身を「何も変わってない少年」だと思っただろう。

 庵野にとってそんな自分に優しく手を差し伸べる周囲の人間は、なお一層コンプレックスを掻きたてたに違いない。しかし一方で、「エヴァで皆を助けただけでも偉い」という自己肯定の言葉もちらほらみられる。

 シンゴジラ成功したし、安野モヨコ夫婦漫画ありのまま自分を受け入れてもらえるし、庵野社会的地位を手に入れて金もある。尊敬もある。

 彼は自分自身を知ってもらうために「エヴァ」を作る必要などないのだ。エヴァに乗る必要なんかない。エヴァを作らなくても、エヴァに乗らなくても自分を認めてくれる人が沢山いるから。

 もう他人の血も、友達を殴った手の感触も、やけどする程の熱さも、自慰で流した精子も、彼の右手には必要ない。だってもう彼の右手には握ってくれるもう一つの手があるのだから



・雑感

考察何て意味ない。結局は庵野秀明人生元ネタなんだから

 無責任。これに尽きる。最近監督無責任だ。新宿を綺麗に描くのが得意な監督は、今まで自分が作ってきた、願った世界子供押し付けて「大丈夫だ」なんて言わせるし

 庵野秀明勝手に悩んで、勝手大人になって、ずっと自分しか見えていない癖に、子供のままの俺たちを置いて去ってしまった。

 世の中にはな、世界を作れなかった人間、人を気にして何も動けず下敷きになってしまった人、大人になれない髭の生えた子供たちが沢山いるんだ

 そういう人に寄り添ってくれる作品を作ってくれる人はおらんのかね。若者に厳しい世の中になってしまった。

 

2021-07-07

anond:20210707102220

デカ明朝体使用(これは当時エヴァに何の関係もないサブカルオタク色すらないテレビ番組雑誌すら模倣しまくってた)、衒学的な神話哲学用語の使い方(本屋エヴァ引用元を集めたコーナーがあった)、上手いアニメーターには手間のかかるアクションカットひとつ任せるよりも止め絵を一杯やってもらった方がクオリティアップに繋がるという庵野秀明計算からまれた特徴的な静と動の絵作り。まあどれもトップナディア終盤でもやってるけどね

他の人も言ってるけどオタクメディア以外も騒いでいたというのが本当に異様な空気を醸成していた

自分エヴァTVシリーズ1話から録画していて、最終2話には驚いたし、セガサターンエヴァゲームもやったし、スキゾ&パラノなどの関連本を読み込んだし、それでDAICONアニメまで過去作を振り返ったし、もちろん新劇場版も4作全部初日に見に行ったクチなんだけど、まあそうやって26年エヴァ追い駆けた末にシンエヴァ見終わった感想としては、「やっぱ俺はガンダムだな~」だった。セラムンと並んでVガンもエヴァ露骨に影響与えてるから機会があったら見ると良いよ

2021-05-20

anond:20210520111344

もちろん顧客と真っ当に向き合えるのであれば「エヴァンゲリオンがいいですよ!最近新劇場版も完結してみんなこれが良いんですよ!」っていうようなプレゼンをするんだが

問題なのは、そのコンサルがいるせいなんだな。そのせいで顧客と向き合えない。もっというと顧客に中身が無い。

2021-05-09

惣流・アスカ・ラングレーに送る、毒親持ち女子(23)からラブレター

※シンエヴァネタバレあり

これは毒親持ちのオタク女子(23)から惣流・アスカ・ラングレー(式波・アスカ・ラングレー)に送る、一方的ラブレターである



14歳の時に、DVDエヴァを見た。画面の中で、私と同じ年の少女が「エヴァパイロットではない自分には価値などない」と、心から真っ赤な血を流しながら叫んでいた。その姿を見て私は泣いた。彼女の機体にかけられた虹色の光に、そしてその身を裂くような苦痛に、私も一緒に襲われていた。


それが私と惣流・アスカ・ラングレー出会いだった。


アニメ版、旧劇場版でのアスカ母親存在否定されたという過去があり、自分自身の存在エヴァパイロットであることに依存している14歳少女だ。とても愛らしく美しい見た目をしており、自分の培ってきた能力他者を圧倒することを厭わない高飛車なその性格と内側に抱えた闇は、一瞬で私を虜にした。


アスカが私を虜にしたのは、私の状況が彼女酷似していたからだ。もちろん私はアスカのような美少女ではないし、大学飛び級出来るほど頭が良かったわけでもない。しかし一応、県のトップ高校に行ける程度には勉強はできた。父というモラハラ上司に四六時中監視され自尊心を根こそぎ奪われていた私にとって、勉強プライドの拠り所だったのだ。それだけが、私の誇りだった。


からエヴァパイロットであることを拠り所にしているアスカ気持ちは痛い程よく分かった。そしてそれを取り上げられる苦痛も、それがなければ他者と関わることができないという辛さも、何もかも。


それ故、高校から大学にかけて私は彼女を愛した。彼女出会う前は派手だと遠慮していた赤も、彼女の色だと思えば愛おしかった。私のような地味な女には似合わない赤の小物がいつしか部屋の中に増えていった。

ランダムラバーリストバンドの箱を開けて、彼女の機体をモチーフにしたカラーではないものが出てきた時は心底がっかりした。

あんバカァ?」という嘲りを含んだ声色も、その内側に抱えているものを知る私には愛らしく響いた。

『心よ原始に戻れ』を歌うときには、いつだって彼女のことを思い浮かべていた。


彼女高慢な態度も、その華奢な身体内包した闇の深さも、海風に髪がなびいたとききらめきも、心が壊れて廃墟バスタブに横たわっていたときの姿も、頑なに心を開かないところも、最後シンジ君に対して「気持ち悪い」と吐き捨てたところも、惣流・アスカ・ラングレー構成するすべてを、私は愛していた。




しか新劇場版では、アスカ母親因縁から解き放たれていた。加地リョウジを愛することもなかった。それどころか何のきっかけもなくシンジを愛し、レイに碇親子の会食を勧めるようお膳立てしさえした。

そんな彼女は私の目にはまるで安っぽいギャルゲーの物分かりの良いサブヒロインのように映った。アスカシンジを好きになるきっかけが埋まったエピソード(瞬間、心、重ねてとマグマダイバー)は、新劇では全てカットされていたからだ。

好きになる理由がないのにどうして?やっぱりシンジ君を上げたいだけの話なの?最近流行りの異世界転生のように?くだらない、くだらない、くだらない!


アスカの扱いの粗雑さに腹が立った。


私は新劇アスカを愛することはできなかった。私の愛するアスカは惣流の名を冠する彼女だけだ。胸を貫くような痛みを共有できる彼女けが、真のアスカラングレー。そう、思っていた。


が、シンエヴァ彼女が救済されたことを知ったとき、素直に涙が零れた。心の底から良かったと思えた。彼女首にはもう、DSSチョーカーはないのだ。置いて行かれたという気持ちがなかったわけではなかったが、いつか私もそうなれるのだというエールのようにも思えて、映画館で静かに泣いた。




私もいつか、父の呪縛から解き放たれ、自分自身の人生を生きることができるだろうか?

私にはエヴァはない。手を取り助けてくれるケンスケもいない。


遠くから、私を嘲笑う声が聞こえる。お前は必要ないと叫んでいる。お前など産まなければよかったと、感情的に叫ぶ声が聞こえる。女の癖にと嘲る声が聞こえる。雪の日に裸足で外を歩かされた記憶も、八歳の時に殺されかけて失禁した記憶も、寄生虫と呼ばれたことも、女のお前など中流公立高校で十分だと言われたことも、受験した大学が一つしかからず受からなかった分の受験料をどうするのだと土下座をさせられたことも、弟が父に刺されそうになり慌てて止めたことも、十八の時に父の頭をフライパンで殴ろうとするも喧嘩慣れしていなかったせいで肩に当ててしまい殺しきれなかったことも、成人式の時に着物代を一銭も出さなかった父に私の用意した貯金額があまりに少ないと文句をつけられたことも、なかなか消えはしない。それはどうしようもなく、私の一部だ。


でもそれもやがて遠い記憶の中に埋もれ消えていく。

私が、未来を見て歩き続けるのなら。

傷つくことを恐れず、他人と関わっていこうとするのなら。



父の呪縛を一気に解いてくれる何かなんて、ありはしない世界で私は生きている。でも私はそれでいいと思う。確かにそんなものがあったらいくら金を積んだっていいけれど、ありもしないものを求めたって仕方がない。


アスカ。私がいつか父の呪縛から解き放たれたら、一緒に日比谷無印カフェに行ってくれないか。そこでお茶をしよう。ケンスケくんの話をしよう。呪縛から解き放たれたきみと、一緒に笑いたい。

そんなことを言ったら、きっときみは「気持ち悪い」と言う。でも構わない。「気持ち悪い」と言われるのを恐れずにきみに話しかけられるようになること自体が、私が呪縛から解き放たれた証なのだから



アスカいつまでもきみを愛しているよ。ケンスケくんとお幸せに。


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