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はてなキーワード: 神経科学とは

2021-10-26

日経サイン2021年 12月号』の表紙と目次

ノーベル賞決定 真鍋淑朗氏ら 気候モデル温暖化予測

物理学賞 乱雑さに潜む法則を解明
生理学医学温度受容体と触覚受容体発見
化学金属を使わずに不斉合成

特集 新型コロナ 次の良薬は

パンデミックを見越した2000年代から研究が、新型コロナ中和抗体薬実現に繋がった。

将来の変異ウイルスにも効果
強力な抗体デザインする

藤田自己組織化で作るナノ空間

創刊50周年企画 進化を続ける分子の精密合成

目的の形が最も安定になるようなパーツを設計すれば、分子は自ら汲み上がる。

ネットワーク相転移の数理

理科学 大規模なつながりは突然に ネットワーク相転移を語る数理

様々なネットワークの振る舞いを明らかにする「パーコレーション理論」を解説

神経科学 感覚警官は脳のどこでうまれるのか 電気刺激で意識を探る

意識的な感覚警官は皮質よりも深い脳領域からまれてくるようだ。

宇宙物理学 宇宙膨張の歴史を明かす銀河地図

宇宙史の110億年をカバーする数約万個の銀河地図が公開された。

気候変動 熱くなる極北のるつぼ スヴァールバル諸島からの報告

永久凍土がゆるんで建物道路崩壊、一歩では新たな経済発展可能性も。

持続可能性 賢い農法で地球を救う

温暖化食料問題解決につながる新しい農業手法提案されている。

BOOK REVIEW 特集

自然史の楽しみ

地球進化46億年の物語』『人類進化 大図鑑』『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』『ピーグル世界周航記』『バッタを倒しにアフリカへ』

エビデンスをめぐって

健康医療情報の見極め方・向き合い方』『RCT大全』『マンガエビデンスでわかるプラセボ効果』『新医療経済学』『「健康から生活まもる

人と社会自然をつなぐ化学

『脳はこうして学ぶ——学習神経科学教育未来』『リスク心理学——危機対応から心の本質理解する』『NEO HUMAN ネオヒューマン究極の自由を得る未来』『つながり過ぎた世界の先に』

連載 森山一道の読書日記

沈没船博士海の底歴史の謎を追う』『「木」から辿る人類史』『発明は改造する、人類を。』『極端豪雨はなぜ毎年のように発生するのか』

2021-10-03

リモートワーク、予感を失った俺たち

なんか誰かと最近考えていること、思ったこと、見たもの、読んだものなどなどばーーっと話したい。そういう友達とか、コミュニティとか欲しかった。。。今も昔もそんなのは自分にはなかったな。。

twitterがそういう空間だった時もあった。でも最近はてきとーにTL眺めてるだけ。。。誰の、、なんのコミュニティにも属さず漫然と生きてきたな。悲しい。寂しい。

ずっと一人で仕事しつつ(リモートという意味)、スーパーとか生活のための買い物だけの静かな生活全然それでいいんだけど、たまには本屋とか服屋とかにも行きたいような。クラブとかライブかもたまーに行きたいような。カフェ読書なんかもしていないなあ。

もう出かけると疲れちゃうんだよね。おしゃれ着だと肩凝っちゃう。昔からだけど今は特にそう。痩せてきて体力もだいぶ落ちたから、ふらふら散歩しながらウィンドウショッピングなんかもうできないんじゃないかな。

静かで老人のような生活だ。それでいい。でももう少し世界と関わっている感覚があってもいいんじゃないかという気がする。昔は音楽トレンドおったり、情勢を眺めたりしていた(とはいえtwitterメインで誰かのフィルターを通してだけど。)ニュースとかも見ないもんなあ。なんだか一人ぽつねんと向いていない仕事に奮闘していて逃げ場がない。

目標、ないなあ。成長したいという欲求もあまりない、少なくとも仕事においては。楽になりたい、とだけ思う。。ほんとは成長とかしたかったんだけど、ずっと挫かれてきた。これが挫折か。。?成長意欲は仕事とは違う方向に向いているんだ。芸術学問、なんでもいいけど。なんだかビジネスは心が萎縮してしまう。競争とか。競争苦手だなあ。

サイレントテロ。何も欲さず静かに死んでいくというそのコンセプトに惹かれる。けど、いそいそと心を削りつつ仕事をしている。静かに死んでいきたい。悲しいけれど。

今思い出したけど、なんかいろいろやりたいこととかあったんじゃないかな。。高校生のころ学部卒業したら芸大かにいけたらなって一瞬思った。結局なんの努力もせず今ここにいる。自分のやりたいことを誰にも話してこなかった。それがいけなかったのかもしれない。うーん。芸術に憧れたり、脳科学神経科学に憧れたり。そういうのはあったけど。。誰にも相談しなかった。する相手もいなかったし。

アイデンティティが壊れ続けるこの数年間。かつてアイデンティティ確立されたことがあっただろうか。そんなこと気に止めたこともなかったか。俺は何がしたくて何を選択してきたんだろう。。仕事していると打ちのめされる。楽しく仕事している人を見ると羨ましさと恨めしさどちらも感じる。俺はあまりこういう世界で生きていくのは向いていない。でも他の世界を知らない。世界はどんどん狭くなり、行き場をなくし、想像力が奪われ、静かに死んでいくのを待つだけになる。

このまま人生を進めていって何か「喜び」があるのだろうか、と思う。誰かがラジオで、「喜びや恐怖」は「予感」だって言ってたけど、けだし名言だと思う。「予感」がない、のである

未来への「予感」を徹底的に奪われてきた、あるいは自分スポイルしてきた。という感覚がある。

2021-06-22

anond:20210622204353

わからん。まあ神経科学から何も確たることは分かってないと思うよ。そういう仮設自体は実際あって、それは結構自分の症状に当てはまるなと思うというだけ。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsbpjjpp/24/4/24_241/_pdf

2021-05-27

数学と、数式をプログラムに落とし込む書籍教えて欲しい

とりあえず調べたところだと、このあたりは良いらしい。

Gene H. Golub「Matrix Computations」 ・・・ 行列計算として知ってないといけないらしい

Gilbert Strang 「Linear Algebra and Learning from Data」 ・・・ MITYou Tube動画が上がってるもの教科書らしい。

Steven L. Brunton他「Data-Driven Science and Engineering: Machine Learning, Dynamical Systems, and Control 」 ・・・ 神経科学でのデータ処理に関係するらしい。You Tube動画がある。


大学生協洋書コーナーに通っていれば、メジャーな本は知ることができるのだろうが、

どうも個人ではアンテナがはれない。

あと数式からプログラムに落とせない(行列はまだ楽だが)


独学でやろうとしているのですぐ躓く。



追記

言葉足らずですみません

コンピュータ上で数式表記のまま解きたいわけではないです。

論文に載っている数式を理解できず数学を学びなおしたい

2021-05-03

中野信子の言っていることはおかしい、具体的に何がおかしいか挙げる

きっかけは母親が「空気を読む脳」を買ってきたことだった。以前からこの人の主張はおかしいと思っていて耐えられなくなりこの人の他の本も読み、言動についても調べた

酷い。矛盾だらけ、エビデンスにならない動物実験ソース、人を見た目で判断することは科学的に正しいという主張、本人の言っていることとも矛盾した倫理観

彼女がいつも言う「日本人セロトニントランスポーターが少ないか不安に駆られやすい」という理論、まずこれが怪しい。SSRI選択的セロトニン再取り込み阻害薬)について知っている人なら奇妙に感じるだろう。この薬は、セロトニントランスポーター機能をあえて弱めることでシナプス中のセロトニン濃度を増やし不安を和らげる薬だとされている。つまり彼女理論SSRI作用機序についての理論正反対なのだ。モノアミン仮説にもやや怪しい部分はあるが、正反対解釈というのは流石におかしい。神経科学専門家はどう思っているのだろうか。

些細なことから飛躍して「日本人の脳」を論じる。

空気を読む脳」で日本人サイコパシーの傾向が強い人が「どちらかといえば」少ないから内側前頭前皮質が発達していて倫理や美醜の観念に厳しくそれが変わりやすいのだと書いていた。当たり前だがサイコパスの人の数を正確に見積もるのは難しいのであってそういった数字は単なる誤差か診断基準の違いによるものである可能性の方がずっと高い。仮にサイコパスの人が少なかったとしても内側前頭前皮質が発達している人が多いことを意味するわけではない。サイコパスとは行動や心理をもってそう判断されるものであって実際に内側前頭前皮質機能が弱いとは限らない。内側前頭前皮質機能が強い人も弱い人も共に少ないということもあり得る。

ついでに「不倫」では日本人保守的で変化を好まない民族だとも言っていた。それなのに倫理観が変わりやすいらしい。数年前には問題でなかったことが問題になるのは日本に限ったことではないし「日本人の脳」に原因を求めるのは無理がある。

戦国武将精神分析」では汚い手も使って勝った徳川家康が今でも日本人理想モデルとして存在しているとも宣っていた。日本人は美しい敗者を好むのではなかったのだろうか。美醜の観念が変わりやすいのではなかったか

美醜の観念が変わりやすいのに何百年にも渡って義経のような「美しい敗者」が理想化されているらしい。

不倫」でもこういった飛躍がある。たかだか寝かしつけの習慣があるからといって日本人オキシトシン受容体が多いのだということにしていた。もちろん実際に日本人の脳を調べたわけではなし。スキンシップの総量が他の国と比べて多いか少ないかからないのであるオキシトシンの多い人は不倫傾向が弱いとも書いていたが、日本人不倫が多いという同著での主張とも矛盾する。(よくよく見ると厳密には比較不能な国際調査国内調査比較していたが)

更に、セロトニン神経細胞にはオキシトシン受容体存在し、オキシトシンが増えるとセロトニンが増えるという事実は「日本人セロトニンが少なく、オキシトシンが多い」というモデルとも上手くかみ合わない。彼女もこの矛盾に気付いているのか、週刊新潮 2020年12月17日号での佐藤優との対談でまだ発見されていない要因があるのかもしれないと言っていた。

彼女日本人論は矛盾だらけだ。

更に中国韓国の「反日」まで「セロトニンが少なく、オキシトシンに頼りがちな遺伝特質」のせいにしているのには呆れを通り越して笑ってしまった。歴史上何度も革命を起こしている中国人もまた、保守的リスクを好まない形質の持ち主らしい。

サイコパス」でフロイトトンデモだという声もあるほどだなどと書いていたが、リビドー無意識という概念の代わりにセロトニンオキシトシンや脳部位が万能の説明法として君臨するようになっただけで間違い方に大して違いはない。

この記事でも指摘されているように、彼女不要場合でもひたすら専門用語を使って話す。https://anond.hatelabo.jp/20150908145246そういう言葉を用いれば多くの人間科学っぽく感じてしまうことをわかっているのだろう。

人間でもそうだという根拠にならない動物実験をたびたび引用して人間の話に繋げる。キツネマウスプレーリータネズミサバクトビバッタと…

「脳・戦争ナショナリズム 近代人間観の超克」(嫌な部分が剥き出しで、是非お勧めしたい本だ!)で人間に何世代も飼いならされたキツネ容姿が変わってくることを挙げて人を見た目で判断するのは科学的に正しいのだという主張に持っていっていた。少し脱線するが「空気を読む脳」でもたかだか0.126の相関で「容姿と知能に関係がないとは言い切れない」などと書いていた。それだけの数値なら関係いかあったとしてもごくわずかな関係しかないというべきだろう。

戦国武将精神分析」でマウスを取り上げて人間テレゴニーが起こらないと証明されきったわけではないなどと立証責任押し付けた。確かに人間にもマイクロキメリズムはあるがそれはテレゴニーとは違うものだ。それにしても不倫バッシング批判する中野がヒト・テレゴニー説に対して好意的なのは面白い

不倫」でプレーリータネズミのAVPR1a遺伝子を操作すると生殖行動が変わり、AVPR1a遺伝子が人間ボノボで「ほぼ」同じだからといって人間本来ボノボのように乱婚的だと示唆した。

そのわずかな違いが重要な違いであ可能性はあるしAVPR1a遺伝子も実際は空間記憶能力に関わる遺伝子で空気記憶能力の高いプレーリータネズミは行動範囲が狭く単婚的になるというのが実際のようであるhttps://www.eurekalert.org/pub_releases_ml/2015-12/aaft-_4120715.php中野はかなり単純化・歪曲して解釈している。

空気を読む脳」で書いていたサバクトビバッタに至ってはなんとセロトニンが多いバッタ集団志向になるのだそうだ。同著での主張とは真逆だ。

文藝春秋4月特別号の「脳科学者が小室圭を「分析」する 世間常識はなぜあの母子には通じないのか」でゴールドウォータールールに触れておきながら小池百合子ドナルド・トランプサイコパスだなどと言っている。精神科医ですらない人間が直接の診察もなしであの人はサイコパスだなんだと言っているのである

ペルソナ」でセクハラ告発していたが、「脳・戦争ナショナリズム」では以前なら当たり前だったことも「セクハラ」「パワハラ」にされてしまうなどと言い、今日かわいいねと言ったら今まではかわいくなかったってことだと思って泣いた子供批判的に取り上げて世の中が過敏だというニュアンスを込めて論じていた。以前とは考えが変わったという見方もできようが最近でも「昔は乱婚だった、現在倫理を相対化すべきだ」という主張を繰り返している。当たり前だがある倫理が新しいことはそれを否定する根拠にはならない。私は乱婚社会を悪だとは思わないが。

ペルソナ」の話に戻ると、親と子の関係他人が口を挟むなとも書いていた。虐待の温床となる態度である。旧式の価値観に従っていい子でいるくらいなら~などと宣っているが、旧式の価値観にしがみついているのは彼女自身である

そして最後に「不倫」で書いていた、不倫遺伝子によって決定されているのだからそれを断罪することは差別優生学に繋がるという主張について批判しておこう。

別に不倫遺伝子とはあれば絶対不倫するという因果律支配する魔法のようなものではない。ある人はない人に比べてその確率が高くなるといった程度のものなのだ。もし殺人レイプのような重犯罪についてもそのような遺伝子があれば殺人レイプ断罪してはいけないことになってしまうだろう。不倫バッシング遺伝子のせいだとすれば不倫バッシング差別優生学だと断罪することもまた差別ということになり自己論駁に陥る。「あなたの脳のしつけ方」では後天的に脳を変えることもできるのだと書いていた。この頃はまだまともな内容を書いていた。

思うに、彼女の本がベストセラーになるのはこういった免罪的側面のせいなのだろう。そういった遺伝決定論に従えば不道徳な行動も遺伝のせいになり免罪される。世の理不尽なことも「脳や遺伝子のせい」とわかった気になれる。

橘玲の本のレビューにも「遺伝によって決まっているのだから学生時代あんなに頑張ることはなかった」とか「子育てするお母さんに読ませたい」というものを見た。遺伝率とは集団規模での決定係数のことであって個人レベルでは親のIQから予想された数値より高かったり低かったりして当たり前でどのくらい予想された数値と違うかも個人によるのだが。


この記事おかしなところがあったら、具体的な反論をしてほしい。私も流石に脳や遺伝子についてそこまで詳しいわけではない。中野の本を読み、関連する内容を調べた程度なのだ。それでもこれだけ矛盾が見つかる。

追記:2021/5/8

https://next49.hatenadiary.jp/entry/20161220/1482228666

2000年論文で「この損害回避セロトニントランスポータープロモーター領域遺伝子多型との関連を支持する研究と支持しない研究存在し,今後さらなる検討必要である」とあり、2009年メタ分析論文で少なくともフィンランド人サンプルにて不安遺伝子を持っているかどうかと損害回避性(harm avoidance)と神経症的傾向を持っているかどうか調べたところ関係があるという証拠はないという結果がでているのだからセロトニントランスポーター遺伝子が少ないから損害回避的にふるまう傾向があり、そのため、「上位の人間に対して勇気を持って行動できる性質」が日本人にないというのは適切でない主張。”

https://www.ncnp.go.jp/nimh/pdf/kenkyu59.pdf

さらに、この S/L 多型は、PET により測定される脳内 5-HTT 結合に影響しないこと、前述したように、5-HTTLPR の多型は S 型と L 型の 2 つではなく、14 種類のアリルからなり、それぞれの機能の異なる複雑な多型であることからS 型、L型の2分法での研究自体に疑問が生じているのが現状である

https://neurophys11.hatenablog.com/entry/2016/03/01/223747

ざっとこんな趣旨記事だが、先に書いたようにそんな気質のものがたった1つの遺伝子で決まるものでは無いんである。このセロトニントランスポーター気質を決めるというのは実は結構な前から沢山の論文が発表され、ある程度そう言える部分はありそうなのだが、それでもその決まる程度は極僅かで、決して「日本人気質」を作ってなどいない。

こういった「1つの遺伝子が性格を決めている」系の話は、すべて科学漫談として楽しんでおけばいい。特にセロトニントランスポーター気質を決めるという話は良く出てくるが、そんなにすごい力コレだけにはないですよ。”

https://www.amed.go.jp/news/release_20160128.html

SNP品質管理などから、最終的に1088名について解析を行いました。その結果、BMP2遺伝近傍SNPストレスフルライフイベント相互作用が、統計学的有意うつ状態と関連することを見出しました(図2、図3)。そして、抗うつ薬作用点であるセロトニントランスポーターなど、古くから知られる候補遺伝子には、有意な関連は認められませんでした。”

どうやらセロトニントランスポーターが「日本人らしさ」を決めているというのがトンデモだというのはまともな研究者ならすぐわかる話のようだ。中野信子はあまりにも本を流行らせ過ぎた。研究者はもっと積極的反論するべきだろう。

2021-04-30

フェミニズムって、もう大学でやる必要なくね?

弱者男性」って、色んな角度から議論できるけど、フェミニズム界隈からちゃんとした論考が出てこないのが不思議テーマとしては本質的に新しさは無いしね。

もう、フェミニズム学問としては事実上終了しているんだろうな。

ジェンダーに関する思い込みを一通り剥がした後、そこから先、学問としてする事があるようには見えない。

萌えキャラ批判で、性的表象がどうとか言ってる人をよく居るけど、心理学神経科学観点からデータ取らないと、エビデンスもまともに出ないよね。どうやってエビデンス取ってるの?お気持ちエビデンスにするの?

また、議論する力も低い。「弱者男性」やTERFといったテーマは、フェミニズムのようなテーマからすると、応用問題と言える。こういう答えの整理しにくい問題について、「専門家」なら論点をサクッとまとめられる力が求められる。厳密さは後で担保するとして、まず論点を整理し、ある程度の水準のメッセージを作ることなど、訳もないはずだ。しかし、読むに値する論考は今のところ見たことも聞いたこともない。期待してないけど、どうせ無いんでしょ?

ま、弱者男性に対して、上野千鶴子ぐらいバッサリやるならそれもそれで芸だけど、上野縮小再生産する奴しかいないなら、わざわざ分野を維持する必要性も無い、という事だ。上野千鶴子も退官したことだし、学問としてのフェミニズムは終わりにすれば良いのでは無いだろうか。

政治活動しかしないフェミニストなら、わざわざ大学で囲う必要もないだろう。どこか政治団体幸福の科学とか一水会とか中核派にでも囲って貰えば良いのではないだろうか。

2021-04-08

anond:20210408190756

割と真面目に研究自体はされてるぞ

ちょっと前にテルアビブ大学神経科学者が、脳には完全な男脳、女脳というものはなく、男性的/女性的とされる機能の強弱がモザイク状に分布してることを確かめたからな

ついでに、人間思考や行動は脳だけではなく脊髄から末端神経に至るまでの全身の神経系で行われて、其れが脳の『性』の形成に大きく影響を及ぼしていることも分かっている

神経は適切なホルモン操作できるからLGBT治療できる日も遠くはない

2021-02-14

他人は愚かでバカである、ということを前提にしなければいけなくなったインターネット

基本的に、不謹慎ジョークというのは他人の知性や良識への信頼の上に成り立つものだ。

不謹慎ジョーク理解できない人は知性や良識に欠けているという話ではない。念の為

しかし、情報化社会が発展したりツイッターだのケンブリッジアナティカだのQアノンだのが台頭するにつれ、「どうやら人間笛吹けば踊るマジでバカな生き物らしい」ということがわかってきた。行動経済学とか神経科学の分野では常識だったんだろうけれど、その認識一般にも広まった。衆愚はほんとに衆愚だったのだと。

結果、我々は「他人とは見たもの額面通り何でも信じるバカである」という”常識”の上で発言・行動しなければならなくなった。

それは本来デマの流布などとは別のレイヤーにあった問題だったのだろうけれど、人間の愚かさの地平において統合されてしまう。

それはそれでリアリスティックだなーと思うけれど、でもそんな思考を前提とした社会他者の知性を信頼することで成り立つ民主主義可能になるのかなー、ともおもう。制度としてより、マインドとして。

2021-01-18

anond:20210118014533

精神遅滞自閉スペクトラム症等、子どもの神経発達障害は増加の一途をたどっており、少子高齢化が進行する社会で大きな問題となっています疫学調査より、子ども発達障害が生じるリスクには、母親よりも父親の年齢の方が大きく関与することが知られていましたが、そのメカニズム不明でした。東北大学大学院医学研究科・発生発達神経科学分野の大隅典子教授らを中心とする研究グループは、父親の加齢に伴う子どもの神経発達障害発症分子病態基盤として、神経分化制御するタンパク質であるREST/NRSFが関与し、加齢した父親精子の非遺伝的要因が子どもに影響することを発見しました。

2021-01-13

やっぱり管のせいじゃねえか

どこの国もどいつもこいつも、とは思うけど。

そしてイギリスレディング大学の応用神経科学教授であるパトリシアリデル氏は「人々はルールを守ることの価値に疑問を抱かざるを得ない状況下にある」という点を強調。イギリスでは政府医療従事者を称賛しただけで賃金の引き上げは全く行わなかったことや、ボリス・ジョンソン首相上級顧問であったドミニク・カミングス氏が、外出禁止令が敷かれているのにもかかわらずロンドンから400km以上離れた田舎町に滞在したという事実が明らかになったことなどから国内政府対応に不満を抱く声が多発しています

特にカミングス氏の行動については強い反感があり、研究者が行った調査では、カミングス氏の行動が明らかになった後、国民政府に対する信頼やロックダウンルールを順守する意欲が急激に低下したということが明らかになりました。これら一連の現象は一部で「カミングス効果」などとも呼ばれています。こういった出来事により人々は厳格なルールに疑問を抱き、それぞれがルールに対して自由解釈を抱くようになったとリデル氏は述べています

――「なぜ人々はロックダウン無視し続けるのか」GIGAZINEhttps://gigazine.net/news/20210113-people-break-lockdown/

おいふざけんな、日本のカミングス野郎。やっぱ何もかも管のせいじゃねえか。

2020-12-07

鶏の本来の生態を知ってください

「三歩歩けば忘れる」などと揶揄されることもある鶏。

でも鶏と共に過ごし経験を共有すると、かれらがいか感情豊かで賢く、私たちと同じように社会生活を営む動物であるかが分かります

かれらのクルミサイズの小さな脳の中で、鶏たちは私たち想像するよりはるかにたくさんのことを考え、生きる喜びを味わったり苦しんだりしています

 

自然な鶏の生活を知っていますか?鶏はとても勇敢で賢く、コミュニティ形成しながら生活する動物です。鶏は仲間を認識し、顔の特徴を見分けます

24種類の鳴き声を使い分けますもっと多いという人もいます)。個々の鶏が作りだす鳴き声や行動は、捕食者から逃げるようにという警告や、食べ物が近くにあることを知らせるなど、他の仲間に情報を伝達しています

彼らは普段から一緒にいる仲間と一緒にいることを好みます

母親は、材料をかき集めて巣を作りその中で卵を産みます。巣を作る場所や巣を作る材料を得られないことは大きなストレスに成ります

母親は、卵を1時間に5回も揺らし、卵に語りかけます。生まれ子供母親から全てを学びます子供ストレスを受けているとき母親はそのストレス自分のことのように感じ苦しみます

まれヒヨコ母親そばにいたいという欲求がとても強いので、一羽だけになったときには猛烈な勢いでピヨピヨと鳴きます子どもたちは自分でねぐらを作れるようになるまで、母親と一緒に寝ます。オスの鶏は、見張り役を担っており、捕食者が来た場合にはどこから来たのかなどの警告音を鳴らして仲間を守ります

母親子どもと離れた場所にいても、子供に捕食者が迫ってくれば子供を守り、ワシやキツネ撃退することも有ります

砂浴びが大好きで、片方の羽を広げ、砂を浴びます。そうすることで羽を清潔に保ち、ダニなどの寄生虫を落とします。鶏のクチバシは、人間で言えば手のような存在です。なにをするにもクチバシが役に立ちます。餌を探し食べるのにも、水を飲むためにも必要です。周囲を探索するためにも使います。鶏は1日に1万回から1万5千回、地面や草をつつき、探索をしたり餌を探して過ごします。

 

鶏の認知能力感情を知っていますか?

犬、チンパンジー、ゾウ、イルカさら人間のような他の高度に知能のある種と同等だという様々な研究報告がなされています

鶏は霊長類と同等のコミュニケーション能力を持っています

自分意図を伝えるために洗練されたシグナルを使います

意思決定をするとき、鶏はそれ自身の以前の経験と状況を取り巻く知識考慮に入れます

危険さらされているほかの鶏に感情移入することができます

2017年1月2日科学雑誌Animal Cognition掲載された神経科学者のLori Marinoによる論文(Thinking chickens: a review of cognition, emotion, and behavior in the domestic chicken)では、鶏の持つ高い知覚・認知能力が明らかにされています

論文の所見では、次のようなことが明らかになっています

 

鶏は数と基本的算術理解している。鶏は考え、論理的推理をする能力を持っている。例えば、彼らは演繹という単純な形式能力があり、これは人間が約7歳で発達する能力である

鶏は時間間隔を知覚し、将来の出来事予測できるように見える。鶏は人間に似た複雑な方法社会的スキルルールを学び、行動的に洗練されている。

鶏は複雑で否定的肯定的感情を持ち、シンプル形式の同情心を持つ証拠が示されている。鶏はすべての動物と同じく、それぞれ個性が異なり、認知的、感情的、行動的に、各々が複雑な個である

 

彼らを経済動物として見るのではなく、

彼らをかけがえのない命として尊重してください。

2020-08-15

anond:20200815231027

マジレスすると,鎮静作用のある薬って作用機序がよく分かってないものが多い.ブロムワレリル尿素とか抱水クロラールとかね.

バルビツール酸系との比較という臨床上の要請と,神経科学の発展という研究上の都合とが歩調を同じくして研究が進んだベンゾジアゼピン系がむしろ例外

2020-08-09

anond:20200809105530

まだ明らかになっていない領域に答えがある可能性もあります

おそらく趣味だろうなって思ってます

ググれば秒でわかるかと思います日本で振り回されがちなマズローフロイトユングなど 大昔の方々 が唱えたことは

既に化石になっていたりします。一部取り入れられいることも科学的な補強が入ってます

 

たとえば脳科学とかですね

(なお、いまは局在論ではなく全体論だと思います。また脳腸相関など単一でどうこうではないです。とりあえずヤクルト飲もう)

 

自己感情がなんなのか、どこにあるかはハッキリせずとも、

ストレスを感じる状況・幸福を感じる状況に対し脳がなんらかの反応を示している点については

現在、疑いようが無いかなぁと思われる状況です

 

ところで脳を持つ動物わたしたち人間だけでしょうか?

もちろんそんなことはなくて、脊椎動物の脳や構造遺伝子を調べると、人間も含めて、共通ものがあることがわかっています

そこで 行動神経科学 (Behavioral neuroscience)、生物心理学 (biopsychology または psychobiology) なんて視点があったりしま

日本でも もちろん様々な研究をやっているので 学生さんや親御さんなら目にする機会くらいはありそうな気がしま

そのへんに転がっている科学読み物なんかでもよく出てくる視点ですね

 

さて、わたしたち人間共通点の多い動物たちなのですが、

 

彼ら(動物たち)は 親や同種から称賛を受けなければ 自分 や 行動 を肯定出来ないと考えますか?

あるいはアクション毎に自分自身のことを否定してる個体がいると考えますか?

そもそも彼らが “その瞬間、自分がしたいこと” をするのにそれらは必要になると考えますか?

 

おそらくそんなわけがないですよね

 

セックス(性別) に進化の過程で有性生殖になった以上の深〜〜い意味を寄せがちな人がなぞ過ぎる増田でも書いたのですが、

世の中には、詳細については興味が無くとも、“経験から知っている” ことってあると思うんです

 

たとえば、負の経験学習 (動物が嫌なことを避ける学習・死の危険を避ける学習) ですね

負の経験学習についてはみんな経験して知っていると思うので、実は記憶って遺伝するらしいですよとだけ補足して、

まとめたいと思います

 


  • 単なる趣味ではないと確信に至ったのであれば、負の経験学習が原因になっている可能性について考えてみてください


 

2020-07-30

[] 元増田に人間は生物であるという視点がないのが非常に気になる

自己肯定感を分解する

 

自己肯定感が高い/低いと言いますが、そもそも自己肯定感ってなんでしょうか。

 

とき、不運に見舞われてしまったときに、必要以上に落ち込んでしまう。

> そんな自分が嫌になり、どんどん消極的になってしまう。

相互作用しあってどんどん不幸になっていく(書いていて嫌になってきました)。

文字通り概念に縛られている状態といえるかもしれません。

 

> 私はもともと自分自己肯定感の高い人だと思っていたのですが、最近自信がなくなってきました。

 

あなた自己肯定感の低い人間だと自分認識してしまっているとしたら、自分を嫌いになれることは素晴らしい才能で、自己愛共感力の豊かな人間であること。

 

単なる趣味から自由でいいんですけど、“人間動物である” という当たり前の視点があってもいいのではと思いました

 

増田が行いたいことが「マーケティング」や「自身の印象管理であるなら、“人間動物である” という視点不要で、

人間文化社会を眺め、ある程度 確立されている手法に従えば、プロでなくとも限定的効果は得られるとは思います

パソコンの仕組みを理解していなくてもパソコンを使えるのといっしょですね

しかし、実際的手法についてはとくに記載はされていないかったので このトラバ 以外もつけてみることにしました

 

ググれば秒でわかるかと思います日本で振り回されがちなマズローフロイトユングなど 大昔の方々 が唱えたことは

既に化石になっていたりします。一部取り入れられいることも科学的な補強が入ってます

 

たとえば脳科学とかですね

(なお、いまは局在論ではなく全体論だと思います。また脳腸相関など単一でどうこうではないです。とりあえずヤクルト飲もう)

 

自己感情がなんなのか、どこにあるかはハッキリせずとも、

ストレスを感じる状況・幸福を感じる状況に対し脳がなんらかの反応を示している点については

現在、疑いようが無いかなぁと思われる状況です

 

ところで脳を持つ動物わたしたち人間だけでしょうか?

もちろんそんなことはなくて、脊椎動物の脳や構造遺伝子を調べると、人間も含めて、共通ものがあることがわかっています

そこで 行動神経科学 (Behavioral neuroscience)、生物心理学 (biopsychology または psychobiology) なんて視点があったりしま

日本でも もちろん様々な研究をやっているので 学生さんや親御さんなら目にする機会くらいはありそうな気がしま

そのへんに転がっている科学読み物なんかでもよく出てくる視点ですね

 

さて、わたしたち人間共通点の多い動物たちなのですが、

 

彼ら(動物たち)は 親や同種から称賛を受けなければ 自分 や 行動 を肯定出来ないと考えますか?

あるいはアクション毎に自分自身のことを否定してる個体がいると考えますか?

そもそも彼らが “その瞬間、自分がしたいこと” をするのにそれらは必要になると考えますか?

 

おそらくそんなわけがないですよね

 

セックス(性別) に進化の過程で有性生殖になった以上の深〜〜い意味を寄せがちな人がなぞ過ぎる増田でも書いたのですが、

世の中には、詳細については興味が無くとも、“経験から知っている” ことってあると思うんです

 

たとえば、負の経験学習 (動物が嫌なことを避ける学習・死の危険を避ける学習) ですね

負の経験学習についてはみんな経験して知っていると思うので、実は記憶って遺伝するらしいですよとだけ補足して、

まとめたいと思います

 


  • 単なる趣味ではないと確信に至ったのであれば、負の経験学習が原因になっている可能性について考えてみてください


 

○ 関連増田

2020-07-21

anond:20200721160324

ちなみに増田世界では閉じ込め症候群の人はどうなるの?

たとえばこういう人


○ 「閉じ込め症候群患者とのコミュニケーション成功:「生きていてうれしい」

https://wired.jp/2017/02/03/locked-in-communication/


意識はあるものの、完全に麻痺状態で目さえも動かすことができない「閉じ込め症候群」の患者は、精神的には“外”に出られるようになるかもしれない。

2017年1月31日付けで『PLOS Biology』誌に掲載された研究で、脳波と血流を測定する装置使用することで、4人の閉じ込め症候群患者質問イエスかノーで回答し、コミュニケーションをとることに成功したと発表された。

 

ルー・ゲーリック病とも呼ばれる筋萎縮性側索硬化症ALS)によって完全麻痺となった患者たちは、地理に関する質問に正しく回答したり、家族名前を正しく確認したりしたほか、幸せであり、生きていてうれしいと答えたのだ。

 

この研究報告の主執筆者であるスイスジュネーヴの「Wyss Center for Bio and Neuroengineering」(ヴィース・バイオ神経工学センター)の神経科学ニールス・ビルバウマーは『MIT Technology Review』誌で、好ましい反応を知らされたあと、家族たちの「安堵は計り知れないほど大きかった」と述べている。

 

ビルバウマーと同僚らは1999年、目の動きだけで意思疎通ができるALS患者とのコミュニケーションに、脳コンピューターインターフェース(BCI)が役立つことを発見した。一方、ほかの研究者たちにより、まだある程度動ける閉じ込め症候群患者の脳の血流をとらえ、それを解釈する方法も開発された。だがこの方法では、完全に動けなくなった患者の考えを読み解くことはできていなかった。

 

研究者たちは今回、脳内の血中酸素濃度と電気活動の変化を測定する、近赤外分光法NIRS)と脳波記録(EEG)の両方の機能を備えたキャップ作成した。そしてBCIを使用し、各患者に関して「イエス/ノー」で答えられる質問をして、その反応を調べた。

 

テストの際には、「パリドイツ首都ですか?」「あなたの夫の名前ジョアキムですか?」といった質問が行われた。研究者たちはさらに、「あなた腰痛がありますね」や「わたしは生きたいです」「わたしはめったに悲しくなりません」など、より回答の自由度の高い質問に移行した。

 

4人の患者の全員が長年にわたり完全に閉じ込め状態にあったが、そのうち3人が、自分幸せであり、生きていることがうれしいと答えた。

 

研究チームは今後、ALSだけでなく、脳障害や外傷による閉じ込め症候群患者に対してもこの方法を試みる予定だという

2020-03-23

統計ベースでも脳神経科学ベースでもない"心理学"なんて「そうだったらいいなあ」っていうただのお気持ちですし……

2019-09-12

分厚い教科書ってこれから更新されなくなるのだろうか

  1. コンピュータビジョン アルゴリズムと応用
  2. カンデル神経科学
  3. ボルハルトショアー 有機化学

みたいな、取り合えず最新版と参考文献あたっておけば何とかなるって教科書のような本はこれから更新されるのか気になっている。


入門書ばかり出版されるが、既に出版されている物が悪いなら出てくるのもわかるのだが、

より内容を削った物ばかりが出版されているのを見ると、1万以上でも高い本の方がいいなと思えてくる。

2019-07-28

Neuralinkのアベンジャーズみたいなチームは日本で作れるものなのか

生物学分野のプレプリントBioRxivにイーロンマスク率いるNeuralinkの企業ホワイトペーパーが公開された。

https://www.biorxiv.org/content/biorxiv/early/2019/07/18/703801.full.pdf


論文の中は、脳神経科学機械工学半導体情報工学の集まりだ。

YouTubeの発表を見ていて、各プロフェッショナルが集まっているわけだが、分野が違い過ぎるチームを率いることができるものなのか?

イーロンマスクが凄いと言っても、YouTubeでも各パートについては専門家プレゼンを任せていた通り、イーロンマスクがすべての分野に精通しているわけではない。

技術屋が嫌う、技術のわからない上司ってのがイーロンマスクのはずだ。

もちろんイーロンマスクの下にPMがいる可能性はあるが。


日本場合、各分野の最先端人物を探すだけでも大変ではないだろうか。

LinkedIn登録していない人も多い。


仮に集められたとして、現時点でお金と人だけがネックとなっている課題を見つけるというのもスキルがいる。

2019-06-22

独断偏見で選ぶ、動物を使った心理学に関心のある学生に勧める書籍30選

動物心理学」は動物学習、知覚、認知生理機構といった諸形質の放散と収斂の原理過程の解明を目指す心理学の一領域である

心理学全体の中ではマイナーではあるが、国内研究者の集まりである動物心理学会」は、実は数少ない戦前から続く (1933年発足) 学会であったりもする (ただし、悲しいことに、動物心理学が学べる大学は減り続けている)。

だが、動物心理学を学びたいと思った学生が、何から手を取ればいいのか、あまり紹介の記事が世に出回ってない気がした。そこで、独断偏見で、オススメ書籍を挙げてみた。番号はオススメ順とかではなく、特に意味はない。気になったものを読めば良いと思う。

(1) 動物たちは何を考えている? -動物心理学の挑戦- (技術評論社)

藤田 和生 (著, 編集), 日本動物心理学会 (監修)

日本動物心理学の主だった研究者たちが、動物心理学代表的研究について平易に語った本

(2) パピーニの比較心理学―行動の進化と発達 (北大路書房)

マウリシオ・R. パピーニ (著)

日本語で鈍器のような大きさでまとまっているのはこれくらいか

(3) 鳥能力―小さな頭に秘められた驚異の能力 (化学同人)

渡辺 茂 (著)

鳥類の行動とその神経基盤について解説した本

筆致が軽やかで、ベッドの上で寝転がりながら読んでも十分に理解できる。書名通り鳥限定であるが、名著である

(4) ハトがわかればヒトもわかる―比較認知科学への招待― (共立出版)

渡辺 茂 (著),

同著者がハト比較認知科学研究に特化して書いた本

心理学ではハト伝統的によく使われる。

(5) ソロモン指輪動物行動学入門 (早川書房)

コンラート ローレンツ (著)

動物行動学の創始者ローレンツいか動物と向き合い、その行動を観察していたのかを記したエッセイ

ローレンツ論文は難解で読みづらいことで有名だが、一般向けの著書は対照的に驚くほどとっつきやす

(6) タコの心身問題――頭足類から考える意識起源 (みすず書房)

ピーター・ゴドフリー=スミス (著)

哲学者である著者がダイビングタコイカと接することを通じて彼らの生き方

タコとて侮るなかれ。動物心理学を志す者が覚えていてほしい動物との向き合い方がぎっしり詰まった一冊である

(7) 動物心理学史―ダーウィンから行動主義まで (誠信書房)

R. ボークス (著)

動物心理学が、いかなる過程独立した分野として成立したのかを述べた本

傑作である絶版なので図書館で探そう

(8) 種の起源 (光文社古典新訳文庫)

ダーウィン (著)

言わずと知れたダーウィン古典である。いつ読んでも何かしら発見があるもので、それが古典古典である所以なのだ

余談だが、動物行動学の論文ダーウィンが扱った問題を再び取り上げるときは “Charles Darwin once said…” という殺し文句で始めることがある。

(9) 遺伝子から解き明かす脳の不思議世界 (一色出版)

滋野修一 (著), 野村真 (著), 村上安則 (著)

「脳」の起源と、その発生、さらには脊椎動物の脳のデザインいかに生じたのかを、ホヤから霊長類研究者まで多彩な研究者が論じた本

図や動画が手に入るURLQRコードがついてくる嬉しいおまけつき

(10) 感覚器の進化―原始動からヒトへ水中から陸上 (ブルーバックス新書)

岩堀 修明 (著)

はいかにして出来上がったのか?感覚器 (視覚聴覚、触覚、嗅覚、味覚) が現生の形になった進化道筋解説した本

(11) 生物から見た世界 (岩波文庫)

ユクスキュル (著), クリサート (著)

比較生理学の祖、ヤーコプ・フォン・ユクスキュルが豊かな想像力動物生理学的機序からその「環世界」について語った本

名著中の名著である

(12) 動物環境と内的世界 (みすず書房)

ヤーコプ・V・ユクスキュル

同著者が、生物の生きる、その固有な世界像について、当時の解剖学的知見と合わせてより詳しく解説した本

(13) あなたのなかのサル霊長類学者が明かす「人間らしさ」の起源 (早川書房)

フランス・ドゥ・ヴァール (著)

チンパンジー研究者大家、ドゥ・ヴァールの一般向けの著書

ドゥ・ヴァールはかなり擬人主義的な研究者で、研究者によって評価が真っ二つに分かれる。動物心理学一枚岩ではない。氏の著作同意するかどうかは、自分をどのような立脚点に置きたいのかをはっきりさせる意味でも一度は目を通すと良いだろう。

(14) 心の先史時代 (青土社)

ティーヴン ミズン (著)

人間の心はいかにまれたか?スティーヴン・ミズンは「元は個別用途進化させた認知機能が、文脈を問わず適用できるようになった」認知流動性により、高度に柔軟な我々の心が生じたと考える

内容は既にやや古いが、独創的な論考の面白さは色褪せない

(15) 行動理論への招待 (大修館書店)

佐藤 方哉 (著)

行動主義心理学エッセンスが詰まった本。絶版なので図書館で探そう。

「行動主義」的なもの見方は、認知研究では棄却すべき対立仮説として扱われることが多い。しかし、実際にはその対立仮説は多くの場合単なる誤解であり、藁人形を叩いているに過ぎない。

(16) 認知心理学有斐閣ニューリベラルアーツ

箱田 裕司 , 都築 誉史 他

比較認知科学は、動物心理学の中でも、動物認知機能を種間で比較し、その種差や共通性を描出する分野である比較認知科学実験では概念手続き認知心理学のものを援用することが多い

従って、認知心理学についてよく知るのが重要なのは至極当然なのだ

(17) キャンベル生物学(エッセンシャル版)

池内 昌彦 (監修, 翻訳), 伊藤 元己 (監修, 翻訳), 箸本 春樹 (監修, 翻訳), 道上 達男 (監修, 翻訳)

今日科学の分野間の壁はますます小さくなり、生物学と動物心理学をことさら区別する必要性も薄くなりつつある。

とはいえ原書版は鈍器のように重たいので、エッセンシャル版の方が挫折しないと思われる。

(18) カールソン神経科学

泰羅 雅登 (監修, 翻訳), 中村 克樹 (監修, 翻訳)

同様の理由で、自身神経科学を取り入れるか別に神経科学についてもどこかで通っておいた方が良いかと思われる。

そもそも、「動物心理学に固有」な方法論というのは現代にはなく、近隣領域連続的なつながりを持って成立しているのだ。

(19) 流れを読む心理学史 (有斐閣アルマ)

サトウ タツヤ (著), 高砂 美樹 (著)

心理学の成り立ちに関して、コンパクトかつしっかりまとまった本

歴史を学ぶと、どこかで役に立つ。物理学者エルヴィン・シュレディンガー言葉を引いておこう。

歴史は, あらゆる学問の中で最も基本的ものである。なぜなら、人間の持つ知識には、その成立条件や解決してきた問題や, 果たすべき機能が忘れ去られた場合, その学問的意義を失わないもの存在しないかである

サンキューシュレディンガー

(20) 視覚科学 (勁草書房)

横澤 一彦 (著)

別に動物研究の本ではないが、視覚についてよくまとまった本

視覚に興味があるなら、読んでおいて損はない。

(21) メイザー学習と行動 (二瓶社)

ジェームズ・E. メイザー (著), James E. Mazur (原著), 磯 博行 (翻訳), 坂上 貴之 (翻訳), 川合 伸幸 (翻訳)

学習完全に理解したマンになりたい人が必ず読む本。学習完全に理解したマンになりたいなら読もう。

次に読む本としては『オペラント心理学入門―行動分析への道』も良い本である

(22) 古典的条件づけの理論―パヴロフから連合学習研究最先端まで

入門レベルでは「犬とベルと唾液」くらいにしか教わらない古典的条件づけがいかに奥深く、理論的な探求に富んだ領域なのかが概観できる。例えるなら魔術書である

(23) 感じる脳 情動感情脳科学 よみがえるスピノザ (ダイヤモンド社)

アントニオ・R・ダマシオ (著), 田中 三彦 (翻訳)

これも動物研究者の本ではないが、ダマシオは身体性を重視する立場認知神経科学の方向を作った一人だ。

ダマシオは多作で、『デカルトの誤り』『自己が心にやってくる』など、他の著書も面白い。

(24) 盲目時計職人 (早川書房)

リチャード・ドーキンス (著)

進化学流布の急先鋒ドーキンス一般向け書籍。同氏がスリリングな筆致で進化について語る。

利己的な遺伝子』の方が有名だが、オシャレさでは『盲目時計職人』の方が上だ。

(25) 脳の中の幽霊 (角川書店)

V・S・ラマチャンドラン (著), サンドラブレイクスリー (著)

これの動物研究者ではなく、ヒトの神経科学者の本であるが、大変面白逸話がたくさん載っているので挙げた。

続編に『脳の中の幽霊再び』『脳の中の天使』も出ていて、どれも楽しく読める

(26) 鳥たちの驚異的な感覚世界 (河出書房新社)

ティムバークヘッド (著), 沼尻 由起子 (翻訳)

鳥にも我々と同じように目・耳が二つ、舌が一つ、皮膚には触覚受容器が備わっている。しかし、世界の見え方はまるで違うことがわかっている。彼らの感覚世界について、鳥類学者一般向けに語った本

(27) 実は猫よりすごく賢い鳥の頭脳 (エクスナレッジ)

イサンエメリー (著), 渡辺 智 (翻訳)

鳥の代表的認知研究について、各項目2p程度でまとまった入門書。どんな研究が、どのような方法で行われているのか、ざっと知るにはぴったりである

ちょっと邦題間抜けな感じがするが、原題は "Bird Brain: An Exploration of Avian Intelligenceである

(28) 脳科学と心の進化 (岩波書店)

渡辺 茂 (著), 小嶋 祥三 (著)

生物という視点から「心」がどのように形成されたのかを解説した本

まとめ方が独特だが、面白いことには間違いない

(29) 「つながり」の進化生物

岡ノ谷 一夫 (著)

動物コミュニケーションはヒトの「人間らしさ」について何を語るか?

元が高校生向けの連続講義であったらしく、大学生なら誰でも読める。

おまけ

(30) ご冗談でしょうファインマンさん (岩波書店)

リチャード P. ファインマン

ノーベル物理学賞を授賞した天才物理学者ファインマン好奇心に満ちた生涯について書かれた伝記

読めばきっと、未知への興奮と探究心、そして科学への憧憬が刺激されるに違いない

2019-02-25

神経科学的に、男脳女脳はないはずなのに

https://amp.theguardian.com/science/2019/feb/24/meet-the-neuroscientist-shattering-the-myth-of-the-gendered-brain-gina-rippon

これ神経科学者が男脳とか女脳を否定してるんだが、でも男と女で偏りがあるものって実際あるやん?たとえば、物理が得意な生徒は圧倒的に男だ。逆に国語とか語学が得意な子は女が多い。

2019-02-08

うろおぼえ“神経学

経学敬虔なしでは構造化されえない。

最新の医学の知見も、そのことを示唆している。

19世紀アメリカジェニファーという女性の神経学者がいた。彼女学者というよりは詐欺師として扱われていたようだが、彼女が打ち立てた理論、Karma theory はのちの構造主義の前身となった。専門は神経学だったが、それだけでなく倫理学哲学キリスト教神学にも通じていた。彼女論文の主張は、誤解を恐れずに言えば、神経学キリスト教視点を捨てて、もっと多角的分析されなければならないということだ。

昨今、神経科学倫理的でなければならないということは自明であるかのように言われているが、しかし実は全く自明ではない。

例えば、神経に電気を通して反応を観察する診断の事例がある。通電によって生じた影響が人体に長く残ってしまうかどうかは専門家の間でも意見が分かれている。もし倫理を優先するならば、治療現場はこのような瑣末な判断で溢れてしまうだろう。そのような状況にもかかわらず、この直観に反する事例が報告された。

Q. その事例とはなにか。

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