はてなキーワード: 高水とは
「20代のうちにこれ読んどけ」とか「本を読んでない俺が薦める本」とか、そんなの見てたら俺も本紹介したくなったからするわ。
1999年に埼玉県で発生した桶川ストーカー殺人事件を追った週刊誌記者のルポルタージュ。事件が事件だけにこういう言い方は不適切かもしれないが本当にとんでもなく面白い。こんな酷いことができる人間が本当に存在するのか、警察はここまで人間の命を軽んじるのか、マスコミは面白おかしく報道できれば事実なんてどうでもいいのか……、とにかく最初から最後までずっと衝撃を受けっぱなし。この世界の見え方がぐわんぐわんと歪み、最終的に気持ち悪くなってくるほどの恐怖や憤りを覚えた。また、文庫版あとがきにも言葉を失った。打ちのめされる読書体験がしたい人は読むべき。
「人間って生き方下手すぎるだろ、ちょっと動物見習ってみろよ」みたいな本。半分漫画、半分解説文で猛烈に読みやすいから気軽に何度も読み返すうちに大好きになっていた。゛「生存戦略」がテーマのビジネス書”と紹介されているが、バリバリのビジネスマンから完全なる無職まで、老若男女誰もが普遍的に楽しめて勇気づけられる内容になっているのがすごい。
世の中なんてクソくらえ、と思っている人にはこれを読んでほしい。世の中には「世の中なんてクソくらえ」と思っている人が割と大勢いて、その中でも哲学者中島義道はかなりクソくらえパワーが強い人間。中島が嫌いなのは「常に感謝の気持ちをわすれない人」や「自分の仕事に誇りを持っている人」、「けじめを大切にする人」など。普通だったら良いこととされる考え方の中にある欺瞞や建前を丁寧にあぶりだしてすさまじく罵倒する。「わが人生に悔いはないと思っている人」に対して「ああ、そう思いたければそう思いなさい!そう思って、さっさと死んでいくがいい!」とブチギレまくっている。中学生の頃にこの本を読んで価値観を根底からひっくり返されるような衝撃をうけた。
はいきました、直木賞作品。小説には゛奇妙な味”という、まあ今ではほとんど死語になりつつあるジャンル?があって、阿刀田高はその名手。なんとも後味の苦いブラックユーモア満載の短編が13話入っているのだけれど、文章とオチのキレがすごい。ありふれた日常風景から導入して途中に「おや?」と思い、その違和感がいつの間にかとんでもない事態になっている。やっぱり短編小説は読みやすいよね。作品世界に慣れて没入し始めた時に終わってしまうので物足りないこともあるけれど、これはどの作品も大体最後は破局的な結末でスパっと終わるので読後感が爽やか。
めっちゃふざけたタイトルだが、中身はめっちゃ理系!マジで想像以上に理系。文系の私にはさっぱりわかりませんし、もはや何が書いてあったのかすら全然覚えておりません!しかし何というか、宇宙人と出会った時に恥をかかないためにはどういう教養を身に着けどんな会話をすればよいのか、その会話の先に何が待ち受けているのか。そんな考えたこともないようなシチュエーションを解説してくれる宇宙会話ハウツー本として不思議な魅力がある。講談社ブルーバックスという自然科学、科学技術系の新書シリーズの中の一冊。
光文社古典新訳文庫。その名の通り『カラマーゾフの兄弟』とか『方丈記』とか古今東西の古典的名著を、今生きている言葉でとても読みやすく出版してる神シリーズがあり、その中から出会った一冊。一言でいえば若い男女が愛の炎に燃えて駆け落ちする話、なのだがとにかくエネルギーがすさまじい。ああ、お互いのことが好きで好きで堪らないけどとにかく金がないから親から金借ります、その金使っちゃったので友人騙して金借ります、だめだ金足りないから詐欺します、どうやら彼女が浮気してるぞこのビッチめ、ごめんやっぱり愛してるよチュッチュ♡、そうこうしてるうちにまた金なくなったから人殺します……、最初から最後までやりたい放題でものすごい疾走感、最高に面白い。驚くのはこれが300年前の小説だということ。
小学生の頃図書館で読んで不思議な気持ちになった漫画。猫と人間が同じことをしゃべる世界で、性格が終わってるデブ猫ヒデヨシとその友達のテンプラやパンツたちの日常の話。最近久しぶりに読み返しているがヤバい、毎回最後のコマで泣きそうになる。降る雪の上を歩ける靴を履いて「ほんとうに・・・粉雪は冬の散歩身だね」って……(´;ω;`)。別に感動的な話ってわけでは全くないんだけれど美しくて。余韻って言葉はこの漫画のためにあるんじゃないのかってくらい、毎話余韻がすごすぎる。
無人島に一冊だけ持っていくとしたらこの本を選ぶ。40年近く前の本だが、この本はそれだけ長い間日本全国津々浦々、大都会の本屋で、片田舎の図書館で、おじいちゃんちの本棚で、様々な人にひっそりとけれど強烈に衝撃を与えてきた名著。「ものぐさ精神分析が本当に面白くて」みたいな話を、全く別々の3人から聞いたことがある。日本人について、歴史について、性について、すさまじい筆力でぐいぐいと独自の理論が展開されていく気持ちよさ。今読み直してもその理論が社会にピタッと当てはまってしまうような鋭さ。今後もずっと読み続ける一冊。
春までに10%くらいの下げが来ると予想してるのでその時に買うつもりだよ~~~!!!
そしたら大統領選までアゲ↑アゲ↑フィーバーになると思うんだよね~~~!!!
そんでインフレ再燃してばびゅーんってなって最後はボルカー怒りのアフガンで木っ端みじんになると思ってるよ~~~!!!
というわけで今後を考えるためにも過去を振り返ってみようと思うよ~~~!!!
為替に一喜一憂するブックマーカーたちの群像劇を、今一度振り返ってみましょ~~~!!!
※フジマキ・ジャパンはネタ枠なので入れてないです(とはいえ1ドル160~170円は十分ありうると思うけど)
円相場1ドル=115円台に値下がり 4年8か月ぶり円安ドル高水準
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20211123/k10013358311000.html
円相場 一時1ドル116円台 約5年ぶりの円安水準に ロンドン市場
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20220104/k10013415341000.html
b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGXZQOUB208IY0Q2A120C2000000/
b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGXZQOUB281JR0Y2A320C2000000/
b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGXZQOUB19CZK0Z10C22A4000000/
円相場 1ドル=135円台前半に値下がり 約24年ぶりの円安水準
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20220613/k10013669261000.html
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20220802/k10013747221000.html
一時1ドル=143円台に 円安が一段と加速 1998年以来 NY市場
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20220907/k10013806711000.html
政府・日銀 急速な円安に市場介入 24年ぶりドル売り円買い介入
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20220922/k10013831971000.html
b.hatena.ne.jp/entry/s/www.sankei.com/article/20221003-7NZDPAZ2LNLADJ5NMNLIYC7AAQ/
進む円安、細る外国労働力 ドル建て賃金4割減 - 日本経済新聞
b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGXZQOUC030E50T01C22A0000000/
b.hatena.ne.jp/site/anond.hatelabo.jp/
円相場 1ドル=149円台まで値下がり 約32年ぶりの円安水準
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20221018/k10013862241000.html
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20221020/k10013864931000.html
b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20221021063413
b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20221021144931
ドル円150円の話については正体不明の増田の説明みてアレコレ語るよりプロの人の解説動画見たほうがいいと思います
b.hatena.ne.jp/entry/s/www.tyoshiki.com/entry/2022/10/21/233754
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20221022/k10013867051000.html
円安を恐れるべきか
b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20221025194736
一時、1ドル=141円台 1時間弱で4円以上円高 米10月消費者物価指数 市場予想下回る
b.hatena.ne.jp/entry/s/newsdig.tbs.co.jp/articles/-/201246
NYダウ 終値1200ドル超の値上がり 円相場は一時140円台前半に
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20221111/k10013887751000.html
円相場 1ドル=133円台まで値上がり 133円台はことし8月以来
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20221202/k10013911191000.html
円相場 NY市場では1ドル=141円台も 急速に円高ドル安進む
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20231208/k10014281671000.html
円相場(NY)一時1ドル=130円台まで値上がり 日銀の修正受け
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20221221/k10013929531000.html
b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGXZQOUB302AG0Q2A231C2000000/
b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGXZQOUB12C540S3A110C2000000/
NY円相場 一時140円台 ダウ値下がり FRB金利見通し引き上げで
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20230615/k10014099651000.html
円相場 一時1ドル=144円台に値下がり 約7か月ぶり | NHK
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20230628/k10014111201000.html
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20230630/k10014113771000.html
円の実力レートが53年ぶり低水準、固定相場時代に戻った日本の購買力
b.hatena.ne.jp/entry/s/www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-21/S0HYEJDWLU6801
円相場 一時1ドル=150円台 財務官“介入有無コメント控える”
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20231003/k10014214841000.html
NY市場 円安加速 1ドル=150円台まで値下がり およそ3か月ぶり
b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20240213/k10014357431000.html
前職のとき、日本人なら誰もが知ってる某電機メーカーに常駐派遣で行ってたのを
「□□電機に出向」
結果、ITの世界に異様に疎いと思われる泣く子も黙る陽キャ業界の最大手企業に社内SEとしてまんまと転職できた
1年足らずで何も出来ないことがバレて総務部に移動させられたけど、
それでも異様に高水準な福利厚生(住宅手当、住宅ローン金利負担が美味すぎる)の恩恵にあずかりながら、
窓際社員で45歳年収1000万(当然定時退社デフォ)到達というバグ待遇を勝ち取ったので、
お前らも戦い方によっては大逆転転職できるで
「昨年の働きぶりを見たら、先発ローテーションでシーズンを回れば2ケタ勝利は計算できる。
15勝も達成可能でしょう。投げる球種のすべてが高水準で、スタミナも抜群。
熱い夏場に中4日で登板できるので、これほど頼りになる存在はいない。
日本の環境にも溶け込んでいましたしね。DeNAに復帰するのか、
実力は抜きん出ているので、すべての球団が動向を気にしていると思います」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e19bd167dcac0dcdf97a104df2d676bae21ccf3e
なんか気になるブコメがあったので言及しておく(長いのでトラバで)
ミホヨはインフレキャラを次々に出してて課金圧ヤバい印象しかないが、やってる人らが軒並み「ミホヨだけは違う」みたいな論調で狂気を感じている。
そもそもゲームを実際にプレイしてない人が煽ってなんぼのまとめ記事かなんかを見て「インフレヤバい」「課金圧ヤバい」という認識を正確にできてると思うことのほうがおかしい。
結論から言うと、トータルで見ると外野が思うほどインフレしてないし、課金圧も業界水準と比べてもだいぶ低い。基本の調整クオリティがそもそも高水準で、繊細で周到なバランスの枠内で、異例かどうかで大仰に騒いでるようなもの。
戦闘バランスの設計は、ものすごく多面的な要素で構成されてる。局所的には革新的なゲームチェンジャー的役割を果たせるキャラが次々に出たとしても、使い所やビルドなどの影響でソシャゲみたく「ほとんどの人がこの最強パ使ってる」みたいな事にはならない。理想的な状況で(というのがほぼないが)、チームDPSが最も高くなりがちな編成に対して、最新アタッカーを活かす編成をぶつけると10%くらい伸びることがままある、というレベル感だ(星5完凸前提みたいな過剰で趣味レベルの領域のバランスについては言ってない)。
ただその差が常に発揮できるわけではなく、最近メディアで騒がれたスターレイルの飲月や鏡流についても、実際にプレイすると強さの反面デメリットがそれぞれに目につくようになっていて、トータルでは納得感のある範囲に収まっている。
デメリットをうまく吸収するためにチームをビルドする楽しさがあり、そのためのパーツとして色々なキャラにスポットライトが当たるようになっているので、ユーザーはむしろ「どんだけ先まで見据えて調整されてるんだ」という部分に舌を巻く印象のほうが強くなる。
それでもとりわけ強い感じがするキャラがたまにいるが、世界観的に意図してそう設計されていることが分かるようになっており、そう頻繁に登場するものではないのでインフレと騒ぐものではない。
ヌヴィレットの強さなどはむしろ物語に対する憶測と感動を誘導する先出し演出の一環だったと今なら言える。メディアだけ追っているエアプ勢はそういうキャッチアップをせず飛ばし記事だけ真に受けるので、いつも先走った見当違いな印象ばかり持つことになる。キャラゲーでも戦闘ゲーでもなく、物語と世界観を大事にしているからこそ忖度しなかったと受け取れ、ゲーム全体として見たときにユーザーに不満を抱かせない説得力をもたせるのが巧みだ。
それにそもそも、原神の元素反応システムにしても、スタレの敵が複数の弱点をもつ靭性システムについても、従来のソシャゲのように平面的な有利不利属性で理解できる単純な代物ではない。属性縛りゲーのような画一感を打破しつつ、多様な攻略を可能にする基礎ができあがっている上での単純比較が困難なお話だという前提を非プレイヤーの人が想像しきることは至難の業だと言える。だからメディア記事にすること自体がそもそも誤解を誘発するのだ。
課金圧に対しても、ここまでの話では常に環境に合わせたキャラを補充しつづけなきゃついてけないように思えるかもしれないが、エンドコンテンツにあたる高難度のもの含めても難易度は基本的にゆるめで、ステージに優遇措置がある最新キャラを取っていればより低い育成具合でも楽に突破できるが、既存のキャラでも正しい組み合わせと立ち回りを考えてそれなりの育成ができていれば突破は難しくないくらいの、ライト層に対して過剰に苦痛を抱かせない設計になっている。言葉で説明する限りじゃ「そんなのはどんな量産ソシャゲだってそうしてるわ」と思うだろうが、その具体的な細かい部分のクオリティが異様に高い。
凸に関しても、無凸や無モチーフ武器でどんなコンテンツも(特性を正しく理解していれば)十分に攻略できる。それ以上を課金して求めるのは、数字を増やす自己満足の類だ。なにせ対戦・競争コンテンツが存在しないから(崩壊3rd以前は除く)。あるいは、週次の戦闘コンテンツを、環境の接待効果を無視できるほどのキャラパワーを備えた推しキャラで強引に突破したい!的な、ゲーマー的にはナンセンスなP2Wゲー的遊びをしたい人のためにあるようなものだ。凸などを強いられていない、なんなら星5ですら好みで取る程度で問題ないくらい星4で編成を極められることは現役ユーザーが一番理解している。もちろん、ミホヨゲーを始めて間もない人が、従来のガチャゲーのノリで凸などの過剰な課金へと行き急ぐ可能性はあるが、ゲーム的にそれを推奨するような表現がされることはない。そもそも、ここのゲームが売れてるのはキャラ取って使うみたいなガチャゲー的遊び方がどうこうじゃなく、本編やイベントの作り込み具合がスマホゲーの常識を超えているから。そこのオフゲー的な感動を与える部分がありつつ、それ以外の日課的な部分では時間的束縛も少なく、あらゆる部分で圧が低くて、遊び方を押し付けずに委ねる姿勢が強いことで、ユーザーへ安心や信頼感を与え、運営とユーザーが互いに敬意を持てるコミュニティを作っていることに成功の核心がある。ネトゲ時代から、オンラインゲームのプレーヤーは運営を敵視あるいは蔑視しがちだったが、そういう関わり方を越えてきたところを俺は評価しているんだよ。もちろんユーザーに愛される運営自体はネトゲやスマホゲーでもあった。でもそれはあくまでクリエイティビティに関してくらいで、ビジネス面まで含めてうまくやっててここまでユーザーからの運営批判が生まれない(批判しようとするとまずヨソにぶっささるから自嘲へと化けてしまう)会社は見たことがない。個人的に00年代からゲーム審美眼とビジネスモデルが優れてたと評価してるネクソンでさえ、運営に対しては結構厳しい意見が多かったのを見てきたから特に。オンラインゲームの開発としての上品な思想と実力に優れたところとして、ミホヨ出現以前まではdevCATを推してた俺だが、今オンラインゲームの世界にすごいやつが登場してるってことを広く知ってもらいたいな。
ジャン=アンリ・ファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第8巻 上」
ジャン=アンリ・ファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第8巻 下」
「地球の歩き方 E03 イスタンブールとトルコの大地 2019-2020 【分冊】 1 イスタンブールとその近郊」
「A20 地球の歩き方 スペイン 2024~2025 (地球の歩き方A ヨーロッパ) 」
宮下遼『物語 イスタンブールの歴史-「世界帝都」の1600年』★★★
先月たくさん行ったしこれでOK。
満州国については通史でしか知らなかったので、こうして改めて本で読み返すと得るものが多い。
釘貫亨『日本語の発音はどう変わってきたか 「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅』
今井宏平「トルコ現代史 オスマン帝国崩壊からエルドアンの時代まで」★★
維羽裕介、北國ばらっど、宮本深礼、吉上 亮「岸辺露伴は叫ばない」
Jam「続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 孤独も悪くない編」
田澤 耕「物語 カタルーニャの歴史 増補版-知られざる地中海帝国の興亡」★
今井むつみ、秋田喜美「言語の本質: ことばはどう生まれ、進化したか」
安藤 寿康 『能力はどのように遺伝するのか 「生まれつき」と「努力」のあいだ』
ジャン=アンリ・ファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第9巻 上」
ジャン=アンリ・ファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第9巻 下」
旅先の歴史についての本や、旅先でも読めるくらいの軽さの本を読んでいる。岸部露伴は地中海を飛び越える飛行機の中で楽しんだ。
言語学の本を少し含んでいる。
なお、イスタンブールのドルマバフチェ宮殿には美術館が併設されており、そこにも行ったのだが流し見だった。今回の旅行のテーマは絵画ではなく建築だったからだし、軍事博物館のイェニチェリの演奏を聞きたかったからだ。
ジャン=アンリ・ファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 10巻 上」
ジャン=アンリ・ファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第10巻 下」★★★
下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行 第S4話 露出狂時代」
飯村周平『HSPの心理学: 科学的根拠から理解する「繊細さ」と「生きづらさ」』
きい著、ゆうきゆう監修「しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方」。
堀晃 他「Genesis されど星は流れる 創元日本SFアンソロジー」
小川一水 他「Genesis 時間飼ってみた 創元日本SFアンソロジー」
「トルコ共和国建国100周年記念 山田寅次郎展 茶人、トルコと日本をつなぐ」
柞刈湯葉も柴田勝家も一度読んでから「しばらくは読まなくていいかな」と思ってしばらくしてから読みだした。柞刈湯葉は表題作が普段のクールというか知的なアイディアを軽やかに扱う感じではなく、意外な側面に驚かされた。柴田勝家はVtuber文化と死後のアーカイブを肯定的に表現していたのが大変面白い。
ブアレム・サンサルはもう何年も前にWIERD誌が紹介していたので読書メモに載せていたので読んだ。数歩遅れて読むことなどよくあることだ。僕は最先端を追うことにそこまで興味がない。
フレドリック・ブラウン「フレドリック・ブラウンSF短編全集1 星ねずみ」
柴田勝家「ヒト夜の永い夢」
フランチェスコ・ヴァルソ (著), フランチェスカ・T・バルビニ (編集)「ギリシャSF傑作選 ノヴァ・ヘラス」
高水裕一「時間は逆戻りするのか 宇宙から量子まで、可能性のすべて」
フレドリック・ブラウン「フレドリック・ブラウンSF短編全集2 すべての善きベムが」
トーマス・S・マラニー「チャイニーズ・タイプライター 漢字と技術の近代史」★★
SFが多くを占めた。面白いが徐々に飽きてくる。新人賞の作品は読んでいるそのときは面白いんだけど、新しい思考の枠組みや発想に触れて、それが後まで自分に影響を与え続ける作品ってのは少ないのかも。
逆に星新一の源流の一つ、フレドリック・ブラウンなんかは、古びたアイディアと今でも色褪せないアイディアの両方がある。
タイプライターの歴史も面白く感じられた。あとは、純文学が少し恋しい。
他に読みたいのは歴史の本かなあ。それか、第二次世界大戦を舞台とした小説か。「火垂るの墓」とか「野火」とかいい加減に読まないとと思っている。
池田利夫訳・注「堤中納言物語 (笠間文庫―原文&現代語訳シリーズ) 」
フレドリック・ブラウン「フレドリック・ブラウンSF短編全集3 最後の火星人」
成美堂出版編集部「いちばんわかりやすい 家事のきほん大事典」
池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 第10巻「能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵」★
フレドリック・ブラウン「フレドリック・ブラウンSF短編全集4 最初のタイムマシン」
木村光彦「日本統治下の朝鮮 - 統計と実証研究は何を語るか」☆
エリック・H・クライン「B.C. 1177 古代グローバル文明の崩壊」☆
日本語の活字についてや、日本の植民地政策について読み始めたのは、先月の中国語タイプライターの本に、日本製の中国語タイプライターについての記述があったためだ。
楊海英「日本陸軍とモンゴル 興安軍官学校の知られざる戦い」☆
小倉孝保「中世ラテン語の辞書を編む 100年かけてやる仕事」★★
宗美玄(ソン・ミヒョン)「女医が教える 本当に気持ちのいいセックス」★★★
木村泰司「人騒がせな名画たち」
なし
読んだのは全体的に近現代史が多い。
第二次世界大戦についての本は通史を何度か読んだが、テーマごとに読むとまた面白い。歴史は技術史とか思想史とか文学史とかの別の軸で見直さないと立体的に見えてこない。とはいえ、少しは立体的に見えたとしても、知らないことが無数にあり、出来事すべてを頭の中に残しておくのは難しい。歴史は誰と誰が知り合いかとか、活躍した時代以降にどう生きたかがわかってくると更に面白くなるんだろうが、あいにくそこまで行っていない。
12月は当たりが多く、上位3冊を選ぶのに悩んだ。ほぼすべてがオススメ。
来年からは方針を変えて、すべての本を★1つから5つまでの段階で評価してもいいかもしれない。
一年を通してみると、「昆虫記」のウェイトが大きく、それから第二次世界大戦の本を多く読んでいる。それに並んで平安時代、江戸時代などを扱った新書が多い。外国の歴史の本は少ないが、旅先のイスタンブールとバルセロナの歴史を扱った本が印象深い。
SFの新人賞を数年分まとめて追いかけるのが習慣なのだが、もう少し純文学を読みたい。学生は岩波や新潮の古典ばかり読んでいたのにどうしてだろう。
人権関係で読みたい本が多数ある。とはいえ、悲しい気持ちになるので元気のある時にしか読めないし、いつ元気になるかは予測ができない。
ここ最近は美術展に行っていないなと思いきや、振り返るとほぼ毎週行っている月があったので、まとめてみるのは大事だ。秋以降は少なかったが、これは理由がわかっている。
以上。
2003年 最高:19.9 最低:*5.2 11月の総選挙に向けて民主党への支持が高まる
2004年 最高:24.8 最低:10.0 一度も10%を割ることがなくなる
2005年 最高:17.7 最低:11.1 前年ほどの爆発的な支持はないが、高水準をキープ
2007年 最高:26.0 最低:12.0 安倍内閣のズッコケに合わせて支持率が高騰
2008年 最高:27.1 最低:17.3 福田内閣の期待外れ感に民主支持がさらに高まる
2009年 最高:42.0 最低:19.9 晴れて政権交代。
昔のほうが「この自民党は出来損ないだ支持できないよ」という世論が民主党の支持率に明らかに反映されていた。
まとめた以前でも森内閣が失言を繰り返すと、1桁前半だった支持率がドーンと3倍くらいに上がったりしてる。
2009年に政権交代する5年以上前から、自民がやらかすたびに15%から25%くらいの支持率があった。
これは自民党を相当追い詰めたはずだし、民衆にも「ワンチャン民主もある」という期待感があったはず。
今の立憲って8.4%が10.9%になっただけで上向いた!みたいなことを言い出して
翌月にはまた9%くらいに落としたりする。
立憲支持者には申し訳ないけど、冷静に見れば期待感は一切ないよ。
せめて2005~2006くらいの水準の支持率を維持してくれないと、
クソ自民は永久に調子に乗るし、民衆は純粋に政治に興味を無くしていく。
シャワーヘッドが壊れた。
と言っても完全に壊れたのではなく、穴のいくつかがカビか何かで変な詰まりかたをして、いくつかの細かい水流があさっての方向に飛び出すようになっただけだが。
しかし微妙に不愉快なのは間違いない。何も考えずに適当に新しいのを買った。1000円程度の安物だ。節水とかなんとか書いてある。
が、使って見るとかなり水圧が高いのである。というか痛い。仕方ないので水量を減らすと熱量が少ないから身体が冷える冷える。何が節水だ。
やはり安物だったのが悪かったのかと探してみた、のだが、どれも「節水」とか「高水圧」とか「マイクロバブル」とか書いてある。
私は普通の水量で普通の勢いを持つ普通のシャワーヘッドが欲しいだけなのだが、どうやら"普通"は市場から消えてしまったらしい。
私に普通を返してくれ。
「世界すべての国と比較すると相対的に学校教育は整っている方だから論理的思考力も比例してそれなりに高い」
くらいに止めるべきだったな。
まず、日記を書いた時点明確なソースはなくて感覚に近いものであり、その感覚の判断材料になったのは下記だった
・日本の子供は世界全体的に見てかなり高水準の生活をしている。
・そもそもまともに生活が送れない国に教育レベルで劣るとは考えにくいかつまともな生活が送れない国はそれなりにいる
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/data/Others/20220712-mxt_kouhou02-1.pdf
後になって調べてみたら上みたいな資料を見つけた。
成人データではあり、参加した国や集計の仕方とかいろいろあるかもしれないが
まあ参考程度にはなるかもしれない。
似たようなこと言ってる人を前にも見たがどうも納得出来ん。
学校は小学校の頃から私立通わせて塾も最高水準のところに通わせないと我慢出来ない!みたいな人もいるにはいるだろうが、
普通に公立の学校通ってその辺の塾に通ってくれればいい、とかなんなら普通に学校行ってくれてたらそれでいいわ、っていう感じで
子供に投入したいリソース量は人によって振り幅があるに違いないんよ。
だから投入したいリソース量が不足してるために子供を産まない・結婚しないみたいな層に対して必要なリソース量を減らせば
投入したいリソース量が少ない人ほど子供を持とうとすることに強い効果を発揮するはずなんよ。
前に似たようなこと言ってた人は必要なリソース量減らしたところで全体の子供に投入したいリソース量の水準が上がるから効果ない、っていう主張をしていたんだけど、そんな一律綺麗に水準上がるわけ無いだろって話だし、例えば教育費が完全無料になったとして全員博士課程まで行くんか?っていうとそれはどうも想像しずらい。
加えて、仮に投入したいリソース量の基準が上がったとしたらまた追加政策して個人が投入しなければならないリソース量減らせばいいだけな上に、人間が投入された教育リソースを受容
まず、読んでもらうために煽りタイトルにしたことを謝っておきます。その上で、データを恣意的に解釈してジェンダー対立を煽るのはやめませんか?
『正社員や高スキル業種を選択する比率の差によって男女の賃金格差がある』ことと『中核的業種で男女の賃金格差が存在する』ことは普通に両立するし、普通にどちらも賃金格差の要因と言われてますよね。前者は性別職域分離と言われていて、先進国における男女賃金格差の要因として問題視されているし検索すると普通に以下のような論文が出てきます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ojjams/36/1/36_65/_pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ksr/11/0/11_KJ00008138062/_article/-char/ja/
性別職域分離による賃金格差自体が女性のスキルに対する不当評価(女性が得意なケアスキルをもっと高く評価すべき)という論はあり得るにしても、直接的に関係のない中核的業務の賃金格差を持ち出して性別職域分離の問題そのものが吹っ飛ぶという主張はかなり無理筋なんじゃないですかね。
あとこのすり替えめちゃくちゃ不誠実だと思います。職域分離の問題があることを指摘すると、なぜ『職域分離"だけ"が全ての原因である』と主張していることになるんでしょうか。意味がわかりません。
まず、中核的業務における賃金格差の要因TOP3は役職、勤続年数、労働時間(下記P9参照)なんですよね。
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000970984.pdf
元増田の主張はその違いが男女間の社内教育の格差によって生まれているってことですよね。確かに以下の調査結果を参照すると男女間で教育格差はあり男性社員に多く教育の機会を与えている企業が16.2%存在します。一方で『男女同様』、『女性の方が多い』、『実施していない』と回答した企業が合計75%で圧倒的多数派なので教育格差が賃金格差の主要因という推論はかなり乱暴だと思います。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000057do-img/2r985200000059h4.pdf
ここからは私の推測ですが、中核的業務の賃金格差は日本の育休制度が"優れている"が故の影響は大きいと思っています。日本の女性育休取得率は85%と高水準であり、取得期間も6ヶ月以上が95%、ボリュームゾーンは10ヶ月~(31.1%)、12ヶ月~(27.6%)と長期の育児休業を取得することがスタンダードになっています。一般的には育児休業を取得すればそれだけ昇給・昇格が遅れるため、子供を二人、三人と産むことで同期入社に比べて2年、3年分の給与格差が発生することは想像に難くありません。なお念のため断っておきますが、これ"だけ"とは言っていません。女性が男性に比べてキャリアを継続しづらい理由は様々あると思いますが、中でも育児休業は取得する人も多く影響が大きいのではないかと考えています。
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000851662.pdf
この問題を解決するためには『米国のように産休復帰直後から子供を預けて働く』や『育児休業取得中も昇給・昇格出来る人事制度とする』等があると思いますが、昨今の少子化を考慮すると前者はあまりにもハードルが高いですし、後者も公平性の観点から理解を得るのはかなり難しいと思っています。
これは一面的かつ拙速な結論で、『男女のどちらを救うか』よりも差し迫った問題として『女性を救ったコストをどこに転嫁するのか』という問題があります。元増田が主張するように男女間では賃金の格差がありその差を埋めることは必要なことではありますが、そのコストは税金や社会保険、あるいは職場内の業務負荷として社会全体で担っています。女性当人やパートナーが利益を享受できる既婚男性は負担したコスト以上のメリットがありますが、受益者ではない弱者男性から不満が出るのはある意味で当然だと思います。ましてや結婚を望んでも出来ない人たちに対して、『お前らの不満は高望みなのだから黙って増税を受け入れて育休取得者と同じ給与で働け』といっても納得はできないのではないでしょうか。
また「一人で生活できない、生きていけないことが弱者だと思う」と前提をおいて男性は賃金等で恵まれているのだから弱者ではないと言いたいようですが、男性の自殺率が高いことと整合が取れていないように思えます。彼らの多くが『結婚を高望み』して叶わなかったがゆえに自死を選んだのであればその理屈も成り立つのかもしれませんが、普通に考えれば彼らには文字通り生きていない事情があり、救われるべきなのに取りこぼされてしまった人達なのではないかと考えます。
ネット上の議論では得てして対立煽りになりがちですが、実際にはどちらが重要なのかではなくどのように落とし所を見つけて全体を最適化するかだと思います。例えば高スキル人材になれなかった弱者男性に対して女性の多いケアワークへの道を示すことはケアワークの人材不足解消や労働環境の解消など女性労働者のメリットにも繋がりますし、また男性が多く参画することで不当評価が見直される可能性もあると思います。また結婚を『高望み』と切り捨てて弱者男性にコストの負担を強いるのではなく、出産や育児、介護などのキャリアを中断せざるを得ない事情が社会運営に必須で社会全体として負担していくべきことであることについて理解を広げ、ある程度納得してコストを負担できる、また望めば受益者側に回りやすくなれるような制度設計を目指すといったように、対立を煽る議論ではなく落とし所を探っていくのが”大人”のやるべきことではないでしょうか。
※ネットにおける…と前置きしたのは何年も前からすでにデータや研究で結果が出ているものに対しても特に調べず、思い込みや、データを自分の都合の良いように解釈して議論遊びをしていることを揶揄しています
大学教員の友人、知人と何度か似た話題で話したことがあるのですが、残念ながら先行研究やデータを調査してある程度適切に解釈するには修士論文程度は書いていないと難しいと思います(もちろん、個人の資質にもよります)。日本の修士進学率は22歳人口比で5.5%程度なので若い世代でも20人に一人、人口100万人に対する修士号所持者は588人らしいので皆がデータを調べてそれなりに解釈して議論をするのは難しいでしょうね。