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はてなキーワード: 位置とは

2024-10-27

anond:20241026151646

転居(住民票移動)はしてないけどあっちこっち行ったり来たり生活習慣変わったりで投票場所毎回のように違うんだけど、今回は前回と同じ場所投票しようと思って行って見たら規模縮小で激混みだったから急遽近くの別の場所行ってみたらガラガラで、その旨聞いてみたら「ちょうど今人はけたとこだよ」って言われたわ

住民票所在地、というか実家の近くの小学校投票所も何度か投票する度に投票スペースの位置も配置も段取りも違うからそういうものと思ってる

2024-10-26

大谷翔平は生涯でどれぐらいの成績を残すか(ベストシナリオ)

この後、大谷翔平理想的キャリアを全うしたときにどれぐらいの通算成績になるかを試算してみた。ここでいう通算成績はメジャーNPBでの通算勝敗数、および打者としての通算安打およびホームラン数を求める。

この手のシミュレーションは前提がほぼ全てなのであるが、面倒くさいので下記のように仮定する。

全般:大谷翔平ドジャースとの10年間の契約を全うし、その後引退するまでNPBプレーする
引退するまで二刀流を続ける
メジャーで今後3年間は直近3年と同じ成績をおさめ、次の3年間は7がけの成績、その後3年は半分の成績となる
NPB復帰後は、40才以上までプレーした、代表的な投打の名選手3人の平均と同等の成績である

上記仮定に基づいて大谷の成績を予測してみよう。

31から33才までの大谷翔平(LAドジャース所属)

直近の大谷投手としては22年と23年は先発でフル回転して2年間で25勝14敗で、今年は全休であるシミュレーションの上で、この「2年フル回転1年休み」のペースをメジャー在籍中は続けることになる。投げれる年はエース級として君臨する。一方、直近三年の打者としての大谷翔平はヒットを449本、ホームラン124本打っているので、これが3年間の成績として積み重なることになる。ホームラン一年平均41本。脂ののった全盛期の大谷すごい。

34才から36才の大谷翔平(LAドジャーズ所属)

全盛期の大谷の7がけをして3年間合計でピッチャーとしては1710敗。ローテーションの主軸としてはやや頼りないが、まだ行ける。

打者としての大谷は3年合計でヒット314本、ホームラン86本。一年平均でホームラン28本。だいたいフリーマンと同じぐらいの成績である。頼れる中軸である

37才から39才の大谷翔平(LAドジャース所属)

ピッチャーとしては3年間で12勝7敗。かなり厳しい。バッターとしては224安打62本塁打ホームラン一年平均20本とかすごい。まだバッターとしてはやれそうだが、この年限りでNPBに復帰させる。

40才以降の大谷翔平(NPB球団。たぶん北海道日本ハム)

ピッチャーとしては山本昌工藤公康黒田博樹40歳以降の平均成績を収めることとする。

山本昌(46勝42敗)、工藤公康(40勝37敗)、黒田博樹(21勝16敗)より、大谷翔平の40才以降の通算成績は35勝32敗となる。

一方、バッターとしては落合博満宮本慎也金本知憲の3人の平均を取ることとする。

落合博満(617安打75本塁打)、宮本慎也(430安打9本塁打)、金本知憲(452安打80本塁打)より、大谷翔平40歳以降の通算成績は509安打55本塁打となる。

大谷翔平の生涯通算成績

投手としての現在までの成績(メジャー38勝19敗、NPB42勝15敗)、および打者としての成績(メジャー 878安打 225本塁打NPB 296安打 48本塁打)を上記に加えることで生涯通算成績を求めた。

投手としての大谷翔平メジャー通算92勝50敗、NPB通算77勝47敗、合計169勝97敗となる。投手単独では200勝への到達は厳しい。

打者としての大谷翔平メジャー通算1865安打497本塁打NPB通算805安打 103本塁打、合計2665安打 602本塁打となる。打者としては日本では安打数では王貞治門田博光の間で歴代4位、ホームラン数では野村克也門田博光の間で3位に位置することになる。なお、メジャー単独の記録としては、ホームランルー・ゲーリッグを上回り歴代29位に相当するものとなる。

(続き)週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ25選(改訂版)

anond:20241026155116の続き

14.SLAM DUNK 作:井上雄彦 1990年42号 - 1996年27号

ハイキュー最終回を迎えた際、Twitter感想を漁っていたら、「なんでバレーしてるだけなのにこんなに泣けるんだろう」というファン投稿が目に入った。自分ハイキューで泣けるほどの感受性はとうに持ち合わせてなかったが、そこから数えて24年前にほとんど同じ気持ちを味わっていた。

井上雄彦作品通底するのは徹底したリアリズムである。彼が本作で行ったのは、本気でバスケットボールに挑む人間思考感情をつまびらかにするだけで面白くなるということの証明と、人気が出なかった時のため不良路線でも行けるような作風を選んだことだけである(当時バスケットボールマイナースポーツであったことに留意したい)。この結果、フンフンディフェンスを除くあらゆる要素が後世のスポーツマンガにリアリティ基準点をもたらすこととなった。

桜木花道バスケットマンに変貌するたった4ヶ月の物語は、命のやりとりや世界が終わることよりも一本のシュートの成否の方が遥かに切実で重要問題になりうることを、今なお我々に伝えている。

15.るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 作:和月伸宏 1994年19号 - (ジャンプSQで連載中)

講談社1970年代末期には後発のジャンプマン業界盟主地位を明け渡しているわけだが、それを奪い返す最大のチャンスが90年代後半に訪れた。DB幽白スラダンといった作品が終了した暗黒期のジャンプを、金田一はじめの一歩GTOを擁するマガジン苛烈に追い上げ、ついには発行部数で逆転したのである

その中で強引に看板作品祭り上げられ、ジャンプ屋台骨を支えることになったのが本作だ。後に和月伸宏は「次につなげたい」という気持ちで描いていたと語っている。明治という激動の時代の中で不殺剣士・剣心が刀を交える相手は、旧時代に未練を持つ者や、新しい時代の荒波に飲み込まれた者たちであった。黄金期と暗黒期の狭間で奮闘した本作のありようは、皮肉にもそこに重なって映る。

ワンピナルトが出てくるまでを空白期間にせず、少年マンガ誌の代表というジャンプアイデンティティを守りぬいたのは同時代の誰も比肩できない功績だ(幕張封神演義BOYSにこの役割代替できたか考えてみてほしい)。現代ジャンプ読者はもっともっと本作に感謝すべきだと、佐藤健超人的なワイヤーアクションを眺めながら思うのである

16.セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 作:うすた京介 1995年52号 - 1997年40号

連載終盤、もはや燃え尽きる寸前だったといううすた京介は後年、「マサルさんシュールではなく、ベタシュールに見せていただけ」と語っている。自分を含め、多くの読者は同意しかねるだろう。彼が未来永劫に参照点となりうる新たなベタを作り上げたことに疑いの余地はないからだ。

本作はギャグマンガでやってもいいことの範囲を大幅に拡大した。キャラクターの行動原理なんてなくていい。話の展開は唐突でいい。絵柄は毎ページ変わっていいし上手くなくていい。読者が知らなさそうなパロディだって入れてよいのである現代観点では至極当然と思える要素を2年弱、全7巻に惜しげもなく詰め込んだ。

彼の次回作(ピューと吹く!ジャガー)ですらも、ついにその革新性を更新することはなかった。90年代にうすたに憧れ新人賞に応募した有象無象ワナビー達も誰一人として出来なかったことを考えれば少しは気が休まるだろうけども。

17.遊☆戯☆王 作:高橋和希 1996年42号 - 2004年15号

闇の人格を持つ主人公によるダークヒーローものというコンセプトで始まった本作は、ほどなくしてマジック&ウィザーズという架空TCGを中心にした物語に変化した。この変化が、数十枚の紙束を並べる行為を、玩具ゲーム業界において最も存在感のあるエキサイティングな遊びに位置付けることになる。

コナミでは社内の遊戯王関連の部署をしばしば「造幣局」と呼ぶそうだが、紙を刷って売上1兆円に到達するコンテンツなど他に存在しないことの証左である。こうした状況に、高橋和希の優れたキャラクターデザイン、ストーリー構成が大きく貢献したのは言うまでもない。ゲーム友情を育むツールになりうると示し、メディアミックスの力を世に知らしめた功績は間違いなく彼のものだ。

18.ONE PIECE 作:尾田栄一郎 1997年34号 - 連載中

世界で最も多く発行された単一作者によるマン作品について何か語るべきことがあるだろうか?まだ言及すべき余白が。本作のように自然カテゴライズを避ける作品というのは極めて少ない。友情、夢、自由、強さという最もありふれたテーマに挑み、ついにそのすべてを超然と飲み込み描き切ろうとする本作を何らかの箱に入れて理解するのは難しい試みに思える。

毎週月曜日ワンピを読んで喧々諤々と考察できる世界に我々は慣れ切ってしまった。30年間マン業界の頂点に君臨する男がいるという現実に。一定年代以上の人間にとって、本作の終わりがジャンプという雑誌終焉に見える人がいても無理のないことだ(今ワンピの次に長寿連載しているのはハンタを除けば2019年連載開始の夜桜さんである!)。ルフィ尾田栄一郎という二人の男の、幼少期から練り上げた夢の果てを世界中が見届けようとしているのだ。我々がこうした光景にふたたび立ち会えるかは疑わしい。

19.HUNTER×HUNTER 作:冨樫義博 1998年14号 - 不定掲載

幽白は極めて質の高い作品でありながら、冨樫義博が抱える巨大なアイデアの数々を収めきれた作品ではなかった。それでも仙水編と、その後に異例の月一で掲載されたレベルE前人未踏領域に踏み込んだ彼は、自身4作品目の連載においても既視感のある展開とご都合主義執拗なまでに避け続けた。彼の描くキャラクター達は自身が取れる最善の選択を積み上げた末に、我々が期待する最善以上のドラマを生み出す。幾度もの休載を挟みながら。

「今週の『HUNTER×HUNTER』は休載いたします」の表記(今はこれすらなくなったが)を昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わらぬ平常心で見られるようになってもなお、自分に限ってはこんな感じであった───「HUNTER×HUNTER最終回を読める可能性があるというだけで、どんなクソみたいな人生でも生きる理由が生じる」

いまや冨樫は少しずつ体調を取り戻し、我々は一時期とは比べ物にならないほどコンスタントに彼の創り出す世界に触れることができる。何百何千もの作品ジャンプにおいて連載され、本作に近い作品、それ以上のものを期待し続けてきたが、その度に彼の偉大さを突き付けられるだけなのだろう。

20.テニスの王子様 作:許斐剛 1999年32号 - (ジャンプSQで連載中)

前例のないテニスマンガでの成功女性読者の流入クール生意気で強い主人公像、菊丸が分身して以降のテニヌ...といった誌面上で読み取れる新規性だけでは、本作のもたらした文化のごくごく一部しか語りえない。

1000曲近いキャラソン、出役としての役割を求められる声優たち、2.5次元文化の源流かつ若手俳優登竜門としてのテニミュ...現代における狭義のオタク文化の根を辿れば、必ずテニプリが残した功績にぶち当たる。「推し」という文化が、人間を描くあらゆるコンテンツ侵食して久しいが、許斐剛が生み出した世界は、ジャンプで築き上げられたあらゆるファンダムの中でもっとも複雑で永続的な強度を保ち続ける、史上最も「推す」に値する文化であり続けている。

21.NARUTO 作:岸本斉史 1999年43号 - 2014年50号

すみませんほんとに書くことが思い浮かびませんでしたでも世界的にマン文化を広めた功績は鳥山に並ぶと思ってますマジで

22.BLEACH 作:久保帯人 2001年36・37号 - 2016年38号

まりに多くの言及がこの作品になされ、そのどれもが口をそろえて言う。「描き分けが上手い...絵の引き算が上手い...ルビ振りのセンス...久保帯人中二病...ストーリーが薄い...」これらすべてはもちろん真実だ。

連載中、ワンピナルトブリーチの三枚看板最後尾というポジションが崩れることは一度もなかった。果たしてこの評価妥当だったのかは分からないが、少なくとも我々ネット民久保帯人センスバカにし過ぎたことに対し大いに反省すべきところがあるのではないだろうか。海賊忍者のような明確なモデルがいないのに、久保帯人はどうしてあれほどまでに洒落キャラクターセリフ回しを無尽蔵に生み出せたのか、系統立てて説明できる理屈は未だ見つからない。もしその答えが彼の脳内しかないとするならば、我々は本作を源流に大いなる歴史が作られていく可能性を認めなくてはならないだろう。

23.DEATH NOTE 作:大場つぐみ原作)、小畑健作画2004年1号 - 2006年24

デスノートという作品複数の点で極めて例外的成功を収めた。肉体的攻撃を伴わない心理戦、一切の引き伸ばしをしない、公権力宗教的崇拝、欠点の無い主人公ゴシックキャラ造形、ダークヒーロー、死亡エンド...

本作に散りばめられたこれらの要素は、すべて従来のジャンプ漫画では邪道、あるいは不要とみなされてきた要素であった。このような野心的な作品メディアミックスにおいても成功を収め、国民の誰もが知る作品となったのは驚異的だ。この作品が出たことは心理戦を描こうとする後世のマンガ家にとっては悲劇かもしれない。夜神月ほど賢く、悪どく、魅力的なキャラクター矛盾なく作れる人間大場つぐみくらいしかいないのだから

24.鬼滅の刃 作:吾峠呼世晴 2016年11号 - 202024

2010年代ジャンプを購読していた人間はみな共通してうすぼんやりとした不安を抱えていた。「ワンピの連載終わったらジャンプってオワコンじゃね?」

ジャンプの終わりという、週刊少年マンガ誌という形態の終わりと同義に思える未来を避けるべく、集英社は読者以上に血眼になって後継者を探し求めた。しかし我々の期待も空しく、トリコ暗殺教室ヒロアカソーマブラクロ約ネバドクスト呪術といった平成末期の傑作たちすらも、尾田栄一郎が築き上げた領域には辿り着けなかったように見えた───ただ一つの例外を除いては。

家族、友人への愛」「困難を乗り越える強さ」という普遍的テーマフォーカスした吾峠呼世晴の連載デビュー作は、あらゆる世代へ届く成功を収めた。特に劇場版無限列車編』は社会現象化し、国内興行収入1位を達成するなど、経済的にも文化的にも大きなインパクトを残すことになった。

出版業界の衰退、コロナ禍、趣味多様化といった逆境の中で、マンガが世界的なムーブメントを引き起こすことがまだ可能である証明した本作は、令和を生きる日本人心象風景に残る新たな「国民マンガ」として、時代に選ばれたのだ。

25.チェンソーマン 作:藤本タツキ 2019年1号 - (ジャンプ+で連載中)

ひとりのスター存在プラットフォーム価値定義することは古今ジャンルを問わずあることだ。ダウンタウンの登場がお笑い養成所という存在メジャーにしたように、米津玄師の登場がニコ動文化オーバーグラウンドものにしたように。

2014年に創立したジャンプ+というプラットフォーム目的である「紙とデジタルの垣根をなくし才能を育てること」が名実ともに達成されたのはいつだったのか?それは初めて本誌とジャンプ+両方でスターとなった人間の登場によって定義付けられる。

かつて秋田の片田舎から新都社に「長門は俺だ」という名前投稿していた少年は、その衝撃的なストーリー展開で我々を魅了する存在となった。ファイアパンチ以降、ジャンブ+はあらゆるWebコミックサイト、いや雑誌を含め、もっとも野心的な作品を読める場所ひとつとして認知されるようになった。

藤本タツキの本誌への到着は新たな才能の鉱脈インターネットに求める時代の始まりを告げ、媒体の違いというものマンガの面白さになんら本質的な影響を及ぼすことはないという事実を我々に突き付けたのだった。

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ25選(改訂版)

anond:20241012181121週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20

↑を書いた増田です 適当に書いた増田がしばらく見ないうちにブクマめっちゃ伸びてて派生増田もめちゃくちゃ出ててビビった。ただのおじさんの与太話にいろいろ意見をくれてありがとう

みんなのコメントの中には恥ずかしながら読んでなかった作品もあったくらいで、今週はネカフェKindle50%還元セールでいろいろ読み返してました

選考基準について少し補足すると、ジャンプという雑誌の在り方への影響度がとにかく重要だと考えてます。売上とか人気とか社会的影響考慮はしてますが、あくまで付随する要素に過ぎません。

ブコメやXで結構言及されてたのを見て思ったのは、選評を雑に書きすぎて自分の考える重要性が伝わってないところが多かったのと、20選だとさすがに網羅出来てないなということ。もともと個人的メモ書き程度に書いたものだったのですが、色々な意見を取り入れた25選にして、一人一作縛りもなくして、選評ももうちょい見栄えするようリライトしてみました。これが現時点でのベストだと考えているので、もう異論は取り入れません。

1.ハレンチ学園 作:永井豪 1968年創刊号 - 1972年41号

月2回刊で始まった少年ジャンプ創刊号わず10万5000部しか出なかった。その9年前のサンデー創刊号が30万部、マガジン創刊号20万5000部だったことを考えると、その始まりが実に静かなものだったことがわかる。

そんな中、大家永井豪が描いたこ作品の絶大な人気がジャンプの売上に大きく貢献したことは言うまでもないが、それ以上に重要なのは、この時点で「読者が面白いと思うことなら何だってやる」という編集部方針は明確であったこである

過剰ともいえる性描写教職への徹底的な批判からなる本作は、当時の基準でも極めてラディカルで挑発的な作風であり、批判に晒され続けた。しかし、競争原理に基づき、常に読者の方を向いた雑誌を作るという編集部意向が、この作品を存続させた。後に「アンケート至上主義」という形で現代まで続くことになるジャンプの強固なアイデンティティは、本作の成功とともに形をなしたのである

2.男一匹ガキ大将 作:本宮ひろ志 1968年11号 - 1973年13号

頭文字D湾岸ミッドナイトのようなクルマ系のマンガが下火になったのは、若者が誰もスポーツカーに乗らなくなったことが原因のひとつであるという。頷けるところもあるが、じゃあ不良、ヤンキー番長と称されるような若者なんてもっと絶滅危惧種なのにどうして彼らをカッコいいものとして描くマンガは何作も出続けているんだ?東リべのような大ヒットも未だに出ているのに。

思うに、我々の脳には義理人情、泥臭さ、そして熱さを欲する部位が生まれつき備わっているのだ。そしてこうした要素を最も効果的に表現しうる分野が不良漫画であると見抜いたのは本宮ひろ志最初であった。

ストーリーは完全にご都合主義で、キャラクター一貫性もまるでない本作は、しかし「男の強さ」を描くという一点のみにおいて全くブレることはなかった。どんなに反社会的人間でも、腕っぷしと強靭精神と仲間への思いやりさえあればクールに映るという価値観は、フィクションにおいての(もはや誰も意識すらしなくなった)お約束として今なお残り続けている。

3.こちら葛飾区亀有公園前派出所 作:秋本治 1976年42号 - 2016年42号

ジャンプ国民マンガ雑誌とみなされる要因はどこにあるだろうか?40年間一度も休載することなく駆け抜けた秋本治デビュー作は間違いなくその一つであろう。

当初は型破りな警察官両津勘吉ドタバタを描くコメディとして始まった本作は、その時代サブカルチャー政治経済情勢を積極的に取り込むことで、高度経済成長期以降の近代化していく日本風景を余すことなく取り込んだ作品となった。

浮世絵江戸庶民たちの風俗を映し出す史料であるように、こち亀が織りなす物語昭和から平成にかけての日本人の最大公約数的な心象風景を巧みに映し出した。いまや日本から失われつつある中流庶民日常を、我々は全200巻からなる亀有の小さな派出所日常にしみじみと感じ取るのだ。

4.リングにかけろ 作:車田正美 1977年2号 - 1981年44号

もともと硬派なボクシングマンガとして始まった本作は仁義兄弟愛をベースにした極めて現実的作風で、決して圧倒的な人気作とは言えなかった。しかし、あしたのジョー下位互換になるくらいなら無茶苦茶やってやる、という判断のもと路線変更し、過剰さと大袈裟さを極めたことで人気を博し、史上初の最終回巻頭カラーとして、ジャンプ史にその名を刻むこととなる

───という、教科書的な本作の功績だけが、本リストに入る理由ではない。重要なのは本作が男一匹ガキ大将(=根性と漢気)、侍ジャイアンツ(=超人能力)の要素を意識的に再生産していることである車田正美を源流として、ジャンプ的な文脈を後世の作品が重ね合わせることでより濃くしていく流れが明確になる。我々の知るジャンプは全て車田正美以後なのだ

5.コブラ 作:寺沢武一 1978年45号 - 1984年48号

時代作家に比べ、寺沢武一デビュー作の視座は群を抜いて高かった。スペースオペラ世界観から引用した本格的なSFアイデアの数々。高い等身で描かれ、まるで映画のようなポージングセリフ回しで魅せるセクシーな男女たち。幾度もの休載はさみつつも、本作はユーモアとカッコよさと強さをコブラという一人の男の中に共存させるという偉業を成し遂げた。

登場人物も読者も無垢10代の少年でなくてはならないという近視眼的な幻想と、ジャンプ作家絶対コンスタントに週刊連載をしなければならないという既成観念を、葉巻を加えた気障な宇宙海賊サイコガン──精神力をエネルギーに変えるアイデア寺沢が生み出したものだ──は易々と破壊したのである

6.キン肉マン 作:ゆでたまご 1979年22号 - (週プレNEWSで連載中)

リングにかけろ確立したバトルマン路線を、当時の少年たちが大好きだったプロレスに絡めることでさらなる高みへ導いた作品。いわゆる「友情努力勝利」という実際にはジャンプ編集部の誰も公言したことのないらしいパブリックイメージ単独で築き上げた。にもかかわらず、本作は国民作品とはみなされておらず、犯罪的なまでの過小評価に甘んじていると言わざるを得ない。マジでなんで?絵が下手だから嶋田SNSの使い方が下手だから

キン肉マンマンガとしてではなく文化的重要なのだと主張する類いの人間がいるが、そいつらの目と脳にはクソしか詰まっていない。ゆでたまごは絵の巧拙クオリティ関係しないことを証明し、あらゆる世代の男たちにマンガ熱狂する勇気を与え、信じがたいほど面白い作品を描いた。この作品を嫌う人たちもまず冷静になり、理解しようと試みるべきだ。

7.Dr.スランプ 作:鳥山明 1980年5・6号 - 1984年39号

鳥山明訃報を聞いた日、Kindleで買ったまま放置していたDr.スランプの1巻を読んでみた。久しぶりに読む本作はきっと悲しいほど古く感じるだろうと思っていたが、実際のところiPadの画面に映るペンギン村の住人達は今も新鮮味をもって感じられた。

本作は後にDBドラクエで知られることになる鳥山明がその才能の枝葉を伸ばし始めた作品である───と書けたらどれほど楽だったろう。枝葉どころかこの時点で大樹の幹である

言語以前の本能領域に鋭く迫り来る現実味を携えた絵は存在するが、そうした絵を毎週16ページのマンガで成立させる人間鳥山明以外には存在しなかった。頭の中にBlenderが入っているかのような立体的なデフォルメは、我々の住む現実世界とは違うところにもリアリティというもの存在しうることを示し、「マンガのための絵」であった劇画調を衰退させる最大の要因となった。

8.キャプテン翼 作:高橋陽一 1981年18号 - (キャプテン翼WORLDでネーム連載中)

Jリーグ創立の流れを生み出したともされる本作がサッカーマンガ界に残した遺産はなにか?もしかたらこのような問いの設定自体が誤っているようにも思える。高すぎるキャラクターの頭身、大真面目に繰り出される荒唐無稽な技の数々が目をくらますかもしれないが、高橋陽一が一貫して表現たかったのはひたむきな少年たちが織りなす爽やかな青春であって、こうした要素は他作品にも見られるものだ。彼がサッカーという題材を選んだのは単に「野球マンガはありふれているから」という理由だ。本作は期せずしてサッカーマンガというジャンルの中心に祭り上げられたに過ぎないのだろう。

それでも、我々はこの巨星に感謝するほかない。この作品が無ければサッカーを始めていなかったであろう日本中、いや世界中の少年たちが、みな大空翼という一つのアイコンに夢中になっていたのだ。マイナースポーツひとつに過ぎなかったサッカーメジャークラスに引き上げ、軍国主義に基づく根性論を相対化し、ひたむきにボールを追いかける楽しさを私たちに初めて教えてくれたのはこの作品だったのだ。

9.北斗の拳 作:武論尊原作)、原哲夫作画1983年41号 - 1988年35号

元増田を書いたときブコメ欄は「ぼくのはじめてのジャンプ」にまつわる涙なしでは語れない思い出たちで溢れかえったわけだが、はてブに入り浸る層の平均年齢を考えれば当然のことである

自分のようなおじさんにとって涙なしでは語れない系マンガの筆頭に位置するのが北斗の拳である1980年代中盤というのは、親しみやすいポップ路線と男臭い劇画路線がちょうどクロスオーバーする時期であった。今のメインストリームがどっちかは言うまでもないが、自分にとっては線が太くてむさ苦しい絵柄こそが少年ジャンプ原風景だった。

強くてカッコいい大人の男が弱肉強食戦場で己の命を懸け闘う...そんなジャンプ初期から続く系統の最高到達点かつ袋小路が本作である。このようなマンガ流行時代は二度と来ないとわかっているからこそ、特別な輝きを放ち続けるのだ。

10.きまぐれオレンジ☆ロード 作:まつもと泉 1984年15号 - 1987年42号

かわいい女の子を見るためにマンガを読む者と、そうでない者がいる。どちらがいい悪いということはないが、少なくとも創刊してしばらくのジャンプは前者に見向きもしない雑誌であったのは確かだ。うちには高橋留美子はいないんだよ、といった具合に。

きまぐれオレンジ☆ロード申し訳程度の超能力要素を除けば、一貫して思春期男女の甘酸っぱい三角関係に焦点を合わせ、かわいい女の子日常が描かれているだけだ。それのなにがすごいのか?別にすごくはない。ただ、エロくもなく大したギャグもなく荒唐無稽な展開もないふつうの男女の日常需要があることに、誰も気づいてない時代があったのだ。

まつもと泉は早くに体調を崩したこともあり、これ以降影響力ある作品を生み出すことはできないままこの世を去った。それでも、彼の鮮やかなトーン使い、歯が浮くようなセリフ回し、そして"かわいい女の子"以外に形容する言葉が見つからない鮎川まどかキャラデザを見返すたび、これをジャンプでやってくれてありがとう、と思わずはいられない。

11.ドラゴンボール 作:鳥山明 1984年51号 - 1995年25号

鳥山明が死してなおこの先何度も繰り返される問いだろうが、ドラゴンボールよりもワンピナルトの方がどれほど優れているのだろうか?そしてその答えを誰もが知っているのは何故だろう?これらの問いに対してどんな議論がなされようともすべて的外れ無意味である。それはこの作品が頂点だからだ。

鳥嶋和彦意向により、本作はバカげた後付けの設定や引き伸ばしをせざるを得なかった。それでも、マンガ金銭を生み出す道具と見做す人間たちのあらゆる商業的な意図を超えて、本作はそれ以前、以降に掲載されたあらゆる作品を軽々と凌駕する金字塔となった。

11年に渡る孫悟空冒険をもって、鳥山明日本マンガ文化世界最高のものであるという事実を叩きつけ、自身手塚治虫赤塚不二夫つげ義春萩尾望都藤子F不二雄、高橋留美子と並び立つ歴史上最高のマンガ家の一人であることを証明したのである

12.聖闘士星矢 作:車田正美 1986年1・2号 - 1990年49号

車田正美リンかけ過去ジャンプ作品再生産を初めて試みたと述べたが、それを自分自身作品でやった人間も車田が最初であった。自身のやりたいことを詰め込んだ男坂が衝撃的なまでの不人気に終わった反省から、彼は自身の原点に立ち返りつつもよりスケールを拡大した再生産をやることを決めた。

彼はギリシャ神話宇宙子供向けと大人の女性向け、劇画プラモデルといった要素を交互に行き来しながら、自身が積み上げた様式美世界前人未踏領域まで押し上げた。聖闘士に同じ技は二度通用しないが、我々読者は何度でもこのパターンを欲してしまうのだ。

13.ジョジョの奇妙な冒険 作:荒木飛呂彦 1987年1・2号 - (ウルトラジャンプで連載中)

ある一定世代人間からは、ジョジョという作品はいつも巻末に掲載されている時代遅れな絵柄のつまら作品という評価が下されることがあり、そこには50%事実と、50%の誤った認識が含まれている。

荒木飛呂彦の絵柄が彼の見た目と同様あまり本質的な変化がないことについてはその通りだ。だがいくら彼より本誌での掲載順が上であろうと、革新性・才能・実験精神という点で彼より優れた人間果たして何人いただろう?

幽波紋と、理不尽能力値のインフレを伴わないバトル描写は、彼が残した功績の中で最大のものであるキャラクターが持つ能力を、作者の演出の道具として使うのではなく、自律したキャラクター同士の駆け引き領域に落とし込むことに成功したのだ。

我々はフィクションの中での整合性を厳しくジャッジすることに慣れっこになっているが、それに耐えうるものを初めて生み出したのは荒木だった。彼以降、マンガを読む行為は絵と吹き出し表現された作者の脳内世界をくみ取る作業ではなく、自律したキャラクターたちと同次元に立ちその思考を辿るものとなった。荒木は真の意味で我々をマンガ世界に誘ったのである

続き→anond:20241026155213

配偶者の言い方にイラついてしま

例えば洗濯物を干す時。

ベランダ前にこたつがあるから、一旦こたつの机に濡れた洗濯物を置きたい、という状況の時。

自分こたつで何か作業をしていたら配偶者

洗濯物終わったから干していい?」

と聞く。

質問に答えるなら

「いいよ」

しかない。

でも配偶者の中ではそれは答えでは無いのだ。

正しい答えは「いいよ」の後に、机のスペースを空ける、なのだ

いや、それならなんで

洗濯物干すから机空けてもらっていい?」

と聞かないのか???なぜこちらが言葉の中にないバックグラウンド想像を馳せるコミュニケーション負担を負わねばならないのか?

これだけではない。よくあることだ。

ご飯食べていい?」(机空けて)

「お風呂そろそろ?」(そろそろ入って来て)

今日傘持った方がいいかな?」(天気予報見て)

今日って晩御飯外?」(今日外食がいいな)

などなど。

バカらしくなって来て、そのまま

「いいよ」「まだだよ」「どうだろうね?」「決めてない」と返していたのだが、結局空かない机を邪魔そうに見て、綺麗に退けることもなく適当に避けて食べ物の汁が飛びそうな位置で食べたり、ものが湿るのに洗濯物を置いたり、天気予報みてくれる?と言われたり

コミュニケーションコスト自分気持ちコストを取られるだけであり、自分にとって損だと判断したため先読みして答えるようになった。

とは言え口で直接的に言わず相手に察してもらうコミュニケーションにはイライラする。

何度かこの手の話をしたことはあるのだが、一向に直らない。

毎回イライラしてしまう。どうにかしたい。

弱者男性呼び方ごとの派閥

弱者男性

だいたい弱者男性

俺たちは誇りを持って弱者男性と名乗ってるから

チー牛弱者男性など侮蔑語+弱者男性

主にリベラルフェミニストなど弱者男性対立している攻撃的な人達が使う。

もしくは、なんGなどチー牛板の自虐ネタ

本気の煽りで使ってる?なんG民は自傷行為やめろや。

ヨワオ派

だいたい女さん。

弱者男性の事を可愛く呼んでる自分カワイイとか思ってそう。

ヨワオの語感だけは確かにカワイイと思うけど、お前がカワイイかは別だかんな。

もし仮に弱者男性の事をカワイイと思ってるなら……恐怖。

ヤンナム

韓流被れの女さん。

普通説明されないと韓国語だってからいからね?

たまに統一教会弱者男性を結びつけるヤベー奴いるけど、ヤンナム派とは別な存在

じゃくだん派

中高年。

略し方から年を感じるけど、自分加齢臭に気付いてなさそう。

Z世代なら弱者と呼ぶか男性って呼ぶから覚えとけよ?これは増田界隈の言語学者による発表で学んだ。


じゃくお派

バカ

略し方で分かるが、確実にバカ

バーカバーカ。

じゃくなん派

異端気取りの凡人。

じゃくお派と違って頭の出来は普通なのが救い。

凡人って悪くないと思うよ。

ダリット男性などのダリット〇〇。

じゃくお派が馬鹿ならこっちはインテリ

たぶんバラモン左翼と絡めて言ってるんだろうけど、対の存在右翼ではなく弱者男性ってリベラル左翼も落ちぶれたもんだな。

話す内容も大体この中で一番賢い。

ジャック・オー派

空気読めないオタク男。

多分義務教育時代キモがられ、それ以降は腫れ物扱い。

弱き者男性

ジャック・オー派より空気読めないキモオタ男。

恐らくモテない。

そのへんの弱者男性よりモテない。

定型句しか喋れないので、なんG民の鳴き声みたいなもん。親戚かな?

もちろん滑ってるし面白くない。

サリーとアン課題にも引っかかりそう。

弱者男性呼び名界隈で最底辺カースト位置する。



これで全部だと思うけど、他に呼び方なんかあった?


追記

キモくて金のないおっさんKKO

この属性こそが真の弱者男性とか言い出す煙たい奴ら。

実際に弱者男性概念誕生と関わりもあるし、フェミニストへのカウンターとして登場した。

弱者男性の父なる存在ではあるが、息子からは軽んじられている。

喋る時に口からめっちゃツバ飛んでそう。

家を建てるとしたら防犯とネットワーク関係は押さえたいよね

もし注文住宅建てるとしたら、高気密高断熱は基本として

ってのをやりたい

防犯カメラを買ってきて設置しようとしているけど、どうしてもネットワーク関係や電源周りの制約を受けてしまうので滅茶苦茶面倒に感じている

屋外に電波飛ばすにも廊下隔てるだけで結構減衰しちゃうのでルーター位置はすごく大事

電源も隠ぺいにすればよいんだけどそこまで予算かけられないのでソーラーにしないといけないし、それだと北側はほぼ使えないし

そういうものも15年くらいたてば全部取り換えるからDIYできるようにあらかじめ考慮しないといけないと思う

2024-10-25

anond:20241023150953

背伸びしない女のこと俺でもいけそうな女だと位置してるけど、アニメに出てくるようなズボラキャラではなく、空気が読めない、ムダ毛が生えてるような女だしもちろんモテないよ

anond:20241025085757

「ChatGPTを送りつける」という煽りが定着してしまった現象は、オンライン上のコミュニケーションにおける興味深いトレンドとして注目を集めています。この現象は、人工知能AI)の進歩と、特にチャットボット技術の普及によってもたらされたと言えるでしょう。

ChatGPTは、OpenAIによって開発された言語モデルベースにしたチャットボットで、自然言語処理能力に優れており、人間との会話をシミュレートすることができます。その応答の質の高さと、幅広い話題への対応から、多くのユーザーに愛用されています

しかし、一部のユーザーがChatGPTを「バカ」とみなす相手への煽りとして利用し始めたことで、この現象が生まれました。この煽りは、おそらく次のような考えに基づいていると考えられます

この現象は、インターネット文化ユニークな一面を示していますAI技術進歩が、オンライン上のコミュニケーションユーモアの形に影響を与えているのです。しかし、このような煽りが過度に広がることは、建設的な議論相互尊重の妨げとなる可能性もあります

この現象をより健全な方向へ導くためには、以下のような取り組みが考えられます

この現象は、AI技術進歩オンライン文化相互作用の結果と言えます。このトレンドを前向きなものに導くためには、AI技術への理解を深め、オンライン上のコミュニケーションの質を高める取り組みが重要になるでしょう。

ナンパ避け

自宅、学校バイト先の位置関係の都合で繁華街を歩くことが多く、しょっちゅうナンパスカウトに遭い辟易していた。

先に断っておくが、自分可愛いと言いたいわけではない。普通容姿だが、若くて歩くスピードが遅いので声をかけやすいだけだと思う。

足に障害があるため声をかけられても急ぎ足で逃げるのが難しく、気も弱いのでトロトロと並走しながらやんわり無視する程度の対応をとることしかできない。

どうしたら声をかけられずに済むだろうと色々と試行錯誤した結果、100発100中で声をかけられなくなる方法を見つけた。ヒジャブを巻く、ただそれだけ。

ヒジャブは、イスラム教女性が頭に巻いてる布のことね。

宗教的意味合いが大きいものなのでそんな目的日本人が着用しちゃうのはどうなの?と思われるかもしれないが、今はファッションヒジャブもあるらしいのでまー良いかなと思っている。

今年の夏、髪用の日焼け止めについて友人と会話していた折にインドネシア出身の子が「ヒジャブいいよ〜」と勧めてくれて、試しに着けてみたのがきっかけだった。

やや蒸れるが帽子よりは蒸れず、首周りも日焼けせず良い感じだったのでちょこちょこ日常使いしてみることにしてから、一切の声掛けを受けなくなった。

これまで、左手の薬指に指輪をつけても声をかけられたり、スマホ壁紙赤ちゃん(甥)にして「子どものお迎えがあるんで…」と言っても引き下がらなかった男たちが、ヒジャブひとつ付けるだけで視界から消えた。

デメリット他人から視線と、ヘアスタイルの制約のみ。まあそれが大きいんだけども…それさえ気にしなければ快適に街を闊歩することができる。

いいよヒジャブ

2024-10-24

近代麻雀系列誌含む)史上最も重要麻雀漫画10

以前なら「誰か早く近代麻雀で書くんだ!」とか言ったりもしたのだろうが、

今年は麻雀漫画歴史を総括する名著「麻雀漫画50年史」が発行されており、そこに全てが詰まっている。

しかし、500ページ超という大ボリュームとは言え定価2640円の本を誰もが気軽に読めているわけでもないだろうから

そこから一部抜粋するような形にもなるが書いてみる。

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フリテンくん植田まさし

近代麻雀初期の重要作品は、明らかにこれ。なぜそんなにヒットしたのかは現代感覚判断するのは難しいが、大ヒットしたのはまぎれもない事実経営危機に陥っていた竹書房が、本作の単行本をいきなり30万部刷るという大博打に出て勝利したことで、以降に続く全ての近代麻雀作品を時空を超越して救ったという逸話も持つ。

スーパーヅガン片山まさゆき

これは満場一致になると信じている。『麻雀漫画50年史』においても麻雀漫画史で最も重要漫画家として紹介されている片山まさゆき近代麻雀デビュー作。泥臭い麻雀劇画世界イメージを一気に明るくポップなものに変えて、麻雀漫画というジャンル全体の流れをも変えた。『ノーマーク爆牌党』などなど他にも入れたい作品が多々あるが、ここが原点ではあるし、一人一作ということで。

プロかわぐちかいじ

この時代作品になるとリアルタイムで読んでいたわけではないので歴史的評価を語る形になるのだが、まだ麻雀漫画というジャンルが下に見られていた80年代前半に、マイナージャンルでもしっかりと個性と実力を発揮して、後によりメジャージャンルで大ヒット作を作るための第一歩にするという、福本伸行西原理恵子せきやてつじ本そういち(須本壮一)などの、近年にも通じる流れはこの作品から始まった気がする。

★3/4(ほんまりう

麻雀漫画という題材に真摯に向き合い、当時の新しい戦術積極的作品に取り入れたり、麻雀は4人でやるゲームであることを活かした「立体的な闘牌」を意識して、それを実現するため「闘牌原作」というシステム確立したことが本作を最も重要位置づけるべき点だろう。『麻雀漫画50年史』曰く、「麻雀に詳しい作家は、このシステム確立していなくとも傑作を書いただろう。だが、そんな作家がそう多くいるわけではない以上、彼らのみで誌面を埋めることは不可能だ。闘牌原作システム確立していなければ、誌面全体のレベル史実よりも下がり、また『哭きの竜』のような「麻雀に詳しくない漫画家の手による傑作」は生まれなかっただろうと思われる。そういった意味では、片山作品をも凌ぎ、本作こそが80年代麻雀漫画で最も重要作品であるのかもしれない」。

哭きの竜能條純一

前述の通り、闘牌原作システムによって麻雀に詳しくない漫画家の手による傑作。「あンた背中が煤けてるぜ」という現代でもなお受け継がれる決めゼリフを生み出し、麻雀漫画というジャンル全体のイメージの何割かを本作が数十年に渡って背負い続けることとなる。

★mahjongまんが王(喜国雅彦

筆者の年代的に本作のパロディはあまりハマってはおらず、個人的に大好きなのは3年B組一八先生』の方なのだが、あの「有名作を麻雀漫画として堂々とパロディする」という手法の原点は明確にここであり、より重要度の高い作品として本作を選びたい。

アカギ福本伸行

わずとしれた超超超有名作。ブレイクしたのは『天 天和通りの快男児』だが、連載期間の長さ=世間への影響力の大きさや、世界観やキャラクターを共有した「スピンオフ」という手法麻雀漫画というジャンルとビッタリ合ったことで後世に与えた影響はあまりにも大きいだろうということでこちらで。

バード 砂漠勝負師青山広美

麻雀というゲームをハックした「全自動天和」という技術を巡る駆け引きを行う、今なお残る名作。運だの流れだのとは別なルート麻雀の「答え」を見つけ出したことで、わずか全2巻にして、麻雀というゲームを題材にした作品の1つの到達点へと辿り着いた作品と言えるであろう。

★兎-野性の闘牌-(伊藤誠

高校生代打集団ZOO個性豊かなキャラクター作りやシュッとした絵柄、そしてキャラクター固有の能力を活かしたいわゆる「能力麻雀」というジャンルは、90年代から00年代にかけて福本作品と並ぶほどの人気を博していた。本作で広まった能力麻雀というジャンルが後に他誌で生まれる「咲-Saki-」にも大きな影響を与えていたであろうことは想像に難くなく、「咲-Saki-シリーズの超絶大ヒットによって、麻雀漫画とはそういうものだと思われるくらいにはジャンルを超えて広く飛び出すこととなる。

むこうぶち(天獅子悦也)

無礼。「無敵の主人公」「高レート麻雀」などの麻雀漫画らしい要素を、高い技術で異様に読みやすオムニバス形式したことで、25年以上ずっと新鮮な気持ちで生み出し続けているバケモノ作品

次点

・あぶれもん(来賀友志+嶺岸信明) 人によっては、こっちを10選にいれる人も多いとは思う。筆頭候補

・まあじゃんほうろうき(西原理恵子) 人生切り売り形の麻雀漫画は全て本作の影響下にあると言ってもいいのかもしれない。

・ショーイチ(神田たけ志) 桜井章一麻雀史上最も重要人物10選には入るのだろうが。

ムダヅモ無き改革大和田秀樹) おそらく00年代以降で最大のヒット作だが、作者の個性麻雀漫画というジャンルが噛み合った「だけ」であるのもまた事実か。

最近作品が無い(それどころか2000年代開始作品ですら無い)のは寂しいが、最近近代麻雀作品が「史上最も重要」と謳えるかと言うと難しい。

anond:20241024154457

先進国」は、経済技術生活水準インフラ社会的発展の面で高度に発展した国を指します。一般的に「先進国」として認識される国にはいくつかの定義がありますが、以下の要素がよく考慮されます

 

先進国定義

1. 高い一人当たりGDP:一人当たりの国内総生産GDP)が高いことが、経済的な発展度を測る指標の一つとなります

2. 高い生活水準医療教育福祉インフラなどが整備され、国民が安定した生活を送れる環境

3. 技術的発展:先進国は、科学技術の発展においてリーダー存在であり、産業研究開発が進んでいます

4. 政治的安定と民主主義民主主義体制の国が多く、政治的に安定していることが一般的です。

5. 人間開発指数HDI):生活水準寿命教育レベルなどに基づいて評価される「人間開発指数」が高い国が多いです。

 

先進国の上位に位置する国々

いくつかのリストランキングがありますが、以下は一般的に「先進国」として認識される国の一部です。

アメリカ世界最大の経済大国であり、技術産業軍事のいずれも世界リードしています

日本:高度な技術力と経済力を持ち、長寿と高い教育水準が特徴です。

ドイツヨーロッパ最大の経済大国であり、製造業工業分野に強みがあります

カナダ天然資源豊富で、生活水準が高く、福祉が充実しています

イギリス歴史的世界の中心的な国家で、現在金融文化の分野で影響力を持っています

フランスヨーロッパの主要国で、文化技術工業が発展しており、国際的政治的役割も大きいです。

オーストラリア生活水準が非常に高く、自然資源豊富で、社会的な安定性もあります

スウェーデンノルウェーデンマーク北欧諸国は高福祉国家として知られ、教育医療システムが整っており、環境人権にも力を入れています

これらの国々は、OECD経済協力開発機構)のメンバーであり、しばしば「先進国クラブ」としても知られています

星座って、いま地球存在する位置から見て近い方向にある明るい星のまとまりという括りでしかなくて

銀河内における絶対的位置等級バラバラなのに

なんでその星座からパワーを貰えるって設定が成り立っているんだろう?

例えばおうし座アルデバランなんか65光年先にあるから仮にパワーが届くとしても65年後になるよね

ビッグコミックスペリオール史上最も重要マンガ5選

https://anond.hatelabo.jp/20241023001913

リーを見てみると週刊チャンピオンやあろうことか少女漫画を一緒くたでまとめ切った方もいらしてすごいなと思いつつ、自分が愛読している雑誌自分の手でどうにか出来そうなのはどこかな?と考えた末に選んだのはこの雑誌でした。

自分が読んだ時の実感と漫画史においての位置とこの雑誌の不遇というか地味というか中途半端なところを捉えつつ僭越ながら書かせていただきます

この雑誌しかたらこから黄金期じゃないかなあ。

味いちもんめシリーズ/原作:あべ善太 作画:倉田よしみ(協力:福田幸江、花形怜、久部緑郎) 1986-連載中(備考:連載開始時の掲載誌ビッグコミックオリジナル増刊)

この雑誌の創刊から連載されているレジェンド中居正広ごきげんようSMAP内での格差をボヤいてすぐに企画されたテレビドラマでも知られている、あともう少しで40年というロングセラー

初っ端で辻調服部喧嘩を売ったり最近ではマナー講師血祭りにしたりするが普段は素朴な和食職人物で『江戸前の旬』をはじめ青年誌に多数のフォロワーが。

ストーリーテリングが下手なので先輩後輩が突然消えたりするがそれも意外と飲食店あるあるなので気にならないという奇跡最近再遊記の久部さんが合流したのでもう少し話が落ち着きそう。

あずみAZUMI/小山ゆう 連載期間1994年14号 - 2008年23号(あずみ) 2009年2号 - 2014年6号(AZUMI)

ヤングサンデー武田鉄矢と組んで坂本龍馬を描き切り名実ともに小学館巨匠漫画家のひとりへ。『おーい龍馬』のときでもたまに見せる残虐シーンの迫力にただものではない雰囲気を出していたがスペリオール移籍した今作でリミッターが脱落。

英雄とされた数々の武将たちやその配下忍者刺客その他が凄腕のスナイパーである無垢美少女あずみの手によってどんどん殺される。味方もモブ平等に斬られて命を落とす。そしてちゃんと血みどろに表現する。

そしてこのあずみという美少女無垢という設定の元よく全裸になる。修行の滝行で全裸。お風呂全裸。戦って切り刻まれて半裸。よく本番やらなかったな。作者の好みがそっちじゃなくて良かったな。(当時実写主演が決まってた上戸彩に過大な期待と心配があったという)

実写化も落ち着き人気が下火になったなと思ったら話をまとまらないまま終了。突然題名が『AZUMI舞台幕末となる。というよりは舞台は前作『おーい龍馬』の世界に入りあずみはついに…(これは読んでくれ)

小山ゆう恐るべし。今ビッグコミックで描いているけど大丈夫かな……。

ラーメン発見伝シリーズ(ラーメン発見伝らーめん才遊記・らーめん再遊記)/原作:久部緑郎 作画:河合単 連載期間1999年23号-2009年15号(発見伝)2009年17号-2014年5号(才遊記)2020年5号-連載中

天才原田の「イエース!!」が話題になりついにこの作品がこの雑誌看板まで登り詰めた。だって最初の頃このマンガで一番目立ってたキャラクター藤本くんでも佐倉さんでもあの芹沢達也でもなく「ラーメン石神秀幸」だったんだから。化けたよホント

オーソドックスな主役藤本くんの成長譚だった発見伝の次に「誰も共感できない天才ゆとりちゃんを主役に据え上司芹沢の苦労を引き出しラスボス芹沢とは違った側面を引き出したのも憎い。『銀平飯科帳』(たまには新作書いてください)を挟んで再び出てきたときには芹沢達也というキャラクターが完成していた。その間に脇のキャラクター造形が一段と深みを増し(永友とか坪内とかよく考えついたな。モデルが誰だろう…)現在にいたる。

麺一郎・汁二郎・具三郎のあとどういう風に物語を作っていくのか、ちょっと目が離せない。

サンクチュアリ/原作:史村翔 作画:池上遼一 連載期間1990年-1995年

トリリオンゲームと迷ったが池上遼一の「ストレート」を分かっていないと「魔球」が分からないということでこの作品を。

ヤクザ政治家という表裏のサクセスストーリーを同時進行に描き10巻という巻数でまとめ上げた手腕が見事。

医龍-Team Medical Dragon-/原案:永井明 作画:乃木坂太郎 連載期間2002年10号 - 2011年4号

マイケル・クライトン原案の『ER緊急救命室』がブームとなり医療ものドラママンガが作られたが程よいエンタメ性とキャラクター造形の上手さで最大の影響を与えた作品2006年の実写化ドラマからフォロワー作が目白押しとなる『コードブルーからドクターX』に至るまで医龍が無ければ存在し得なかったと言っても過言ではない。

あと乃木坂太郎先生も『夏目アラタの結婚』でさらに化ける。

選外になった作品

もともと他の小学館青年誌に比べて年齢層がなかなかはっきりせず漫画家が集まりづらかった。転機はヤングサンデー休刊によって作家がここまで辿り着いたことだと思われる。

今回選べなかった作品は以下の通り

岡崎に捧ぐ/やまもとさほ

岡崎さんの話より自分語りの方がやりたそうな感じがずっとあったが、本当に岡崎さんと仲が良かったのかねえ?

女の子ものがたり・上京ものがたり・営業ものがたり/西原理恵子

きれいなサイバラ。まあ少しずつキレイなままでいられないところがチラホラ。

西原理恵子人生画力対決ダーリンは70歳シリーズ/西原理恵子

汚いサイバラ画力勝負は羽海野先生を担ぎ出したのが最大の功績。高須のアレはもうすでにギャグですらならなくなった。クマごまかしているが細かく見るとさあ。

江川西本/原作:森高夕次 作画:星野泰視

哲也の頃から星野先生の眼がたまらない。ヤバい人の描き方いつもすごいよなあ。森高先生はグダるクセどうにかして下さい。

夢かもしんない・本気のしるし・ルナハイツ/星里もちる

星里もちるギアに入ったのがスペリオール時代特に『本気のしるし』は凄かった。凄かったけど選びたくない。あとこころまれたのは『夢かも…』の方。

血の轍/押見修造

すごい作品ですよ。よくこんなの描けるなと。これからどう評価されるかちょっとからないけど、選びたくない。そういう作品なので覚悟を。

キーチ!!・キーチvs/新井英樹

モーニングヤンサンスピリッツで傑作をものにしながらここは合わなかった。

コタローは一人暮らし/津村マミ

最悪の想像をしながらコタロー中心にコミュニティができてくるし現実の苦さが時々感じるのもいい。結末もベストじゃないけどそれしかないのかあという納得も。

遅ればせながら追記

Moonlight Mile機動戦士ガンダムサンダーボルト/大田垣康雄

書いていたはずなのに抜けてて顔面蒼白に。とはいえギリギリ次点なのは吾郎と理代子の性的な強さについて行けなかったのと第二部になってから長官になり責任に押し潰されつつある吾郎キャラ違和感を感じて。

サンダーボルトもすごい作品だしムーンライトマイルで培った描写力が生かされて思わずため息が出るのだがこれはファーストガンダムありきなんだよなあと。

響 〜小説家になる方法〜/柳本光晴

芥川・直木同時候補はさすがに冷ややかになる。曽田正人細野不二彦ならある程度カタチを見せるけど『龍と苺』もそうだがサンプルの出し方が下手。

フットボールネイション/大武ユキ

身体のことは多分どのサッカーマンガより知識量が多い。だからプロ選手からの支持が大きいんだろうな。下部リーグにしては上手すぎるのはご愛嬌か。

劇光仮面/山口貴由

これはこれから。『覚悟』や『シグルイ』とは別の話の流れが見えるのが頼もしい。

淋しいのはアンタだけじゃない/吉本浩二

佐村河内サイドからもう一度盗作事件を掘り起こすつもりだったのに聴覚障害について触れていくうちにいろいろ見えてくることに。それでも佐村河内夫妻はひどいけど。

2024-10-23

性自認のこと(追加あり)

私はトランスジェンダーで、「性自認って結局何?」とよく聞かれるから、私の理解する限りで書いてみる。と言っても、専門家でも何でもない当事者の一人が本を読んだりして考えたことなので、正確性は保証できない。

まず「性自認」はgender identityの訳語だ。identityは「自己同一性」と訳したり「アイデンティティ」とカタカナで書いたりするが、高校現代文キーワードとしてお馴染みだからよく知られてる言葉だと思う。もともとはエリクソンという心理学者提唱した概念エリクソンは難しくてちゃんと読めてないけど、解説とかを見ると、要は安定して持続的な「自分はこういう存在だ」という意識のことらしい。

アイデンティティ確立青年期の課題だとエリクソンは考えていた。思春期自分は何者なのかという課題に向き合い、それを乗り越えるなかで自分アイデンティティ確立していく。それがうまくいかないと同一性拡散という自分が何者なのかわからない崩壊状態になり、様々な精神的な疾患を生じさせる。

このアイデンティティだが、単に個人の内で完結するものではなく、社会との相互交流の中で、社会自分自身を位置付けるようにして形成される面も大きい。それは例えば、自分自身を特定言語と結び付けるとか、特定の国と結び付けるとかして、「自分はこの国の人間だ」というアイデンティティ形成する場合などに起きる。性別もこの関連で扱われる。

この社会には主に二つの性別グループがあって、良し悪しはともかくとしてそれぞれ違う扱いを受け、違う行動傾向を育んでいる。思春期の体の変化に気持ちが追いつかず、いきなり「男」や「女」を期待されて苦痛を覚えた人は多いと思うけれど、そうした人はアイデンティティ確立が始まる時期にまさに自分性別グループの結び付けという課題解決に困難を覚えていたのだろう。でも多くの人は思春期を過ごす中で遅かれ早かれ少しずつこの課題を乗り越え、安定した仕方で自分特定性別グループを関連付け、その性別人間としてのアイデンティティ確立する。

gender identityというのはこの話だ。多くの人は青年期にアイデンティティ確立する過程の一部として、葛藤を乗り越えながら自分特定性別とを結び付ける自己理解を発現させ、それで心理を安定させる。

性別に関してややこしいのは、こうした青年期の課題としてのアイデンティティ確立とは別に子供の頃に決められ、周りから識別に使われるラベルとしても性別機能している点だ。だからgender identityの確立は単にアイデンティティを安定させるだけでなく、すでに与えられているラベルに即したアイデンティティ形成を期待されるという面もある。多くの人は多少の葛藤はあれど、これらをいずれも遂行していく。こうして人はシスジェンダーに育っていく。シスジェンダーの中にも葛藤が他の人より長引いたり強かったりする人もいて、そうした人は性別違和に似た感覚を覚えたことのあるシスジェンダーになるのだろう。

けれど、ごく稀に何らかの理由でそれがどうしてもできない人がいる。つまり性別に関してあらかじめ与えられたラベルに従おうとするといつまで経ってもアイデンティティ拡散し続け、心理的な症状を生じさせる人だ。言い換えると、性別違和を感じる人だ。そうした人の中には、周りから期待される性別と異なる性別自己を結び付けて初めてアイデンティティが安定する人もいる。ただ、その場合でもそのままでは周囲がそのアイデンティティ承認してくれず、社会と摩擦が生じ続けるし、自分アイデンティティもその都度疑われて安定しづらくなる。だから、摩擦が生じないように見た目を自分と結びついている性別人間として周囲に承認されやすものに変えていくことがある。これがトランスジェンダーだ。

中には、どちらの性別グループとも安定した結び付きを形成できない人もいる。そうした人たちの中には、ノンバイナリーという新しいグループの一員として自己理解したらアイデンティティが安定する人もいる。

一人の当事者に過ぎない非専門家素人意見だけど、性自認というのはこういうものだと私は考えている。

追記

この考え方だと、反トランス右派トランス攻撃する中で持ち出してくる「トランスエイジも認めないとならないのか」という議論馬鹿らしさも見て取れる。特定の年齢や年代であることというのは常に流動的で、青年期における安定したアイデンティティ確立課題には関わりようがなく、例えば18歳としてのアイデンティティ葛藤を乗り越えて獲得するなどといったことはなされない。なので、そもそもアイデンティティには年齢という要素は入っておらず、それゆえ割り当てられた年齢と年齢自認のギャップなどというものは生じない。性自認を単なる自称貶めるためのレトリックに過ぎない。

トランスレイスも反トランスレトリックで頻繁に持ち出されるけど、こちらについては人種アイデンティティのことに詳しくないからよくわからない。ただ、人種養子とかでなければ多くの場合で親から子へと引き継がれるがゆえに、その家庭の人間としてアイデンティティ形成することとその家庭の人間にはない人種の持ち主としてアイデンティティ形成することが矛盾し、安定したアイデンティティに向かわないとかはあるかもしれない。そうすると、性別場合と違ってトランスが、不可能かはわからないけどかなり困難になるだろう。

一太郎職人の朝は早い

一太郎職人の朝は早い霞が関オフィス朝日差し込む前、既に彼らはパソコンの前に座り、一太郎の画面と向き合っている。「Ctrl+C」ではなく、謎めいたショートカットキーが指に馴染むまで、幾度となく反復練習を重ねた結果だ。若手官僚たちは「ワードがあれば十分だろう?」と思いながらこの職人芸の道に入るが、彼らを待っているのは表の枠線との果てしない闘いである。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2382M0T20C24A8000000/

「0.5行ずらすか、いや、もう少し微調整か…」と、表の位置わずかに動かすその姿は、まるで茶道のような静かな緊張感に包まれている。ページをまたいだ表の枠線がずれた瞬間、職人たちは無言でため息をつき、また最初からやり直す。やはり「一太郎」は一筋縄はいかない。新人官僚が「ググっても答えが出ない!」と嘆く声も、もはやこの職場では日常茶飯事だ。

だが、そんな彼らを支えるのが「一太郎職人組合」。ベテランが蓄積したノウハウを若手に伝授するこの集まりでは、「Ctrl+Aは敵だ」といった、世間では到底理解されない禁じ手も共有される。表を作る秘伝の技やショートカットキー裏技が飛び交う座談会は、まるで武道道場のような緊張感を帯びている。

そう、霞が関では、一太郎を制する者が法案を制する。国家未来は彼らの細やかな表の調整にかかっているのかもしれない。

first published at https://note.com/retail_dx/n/n1bf91289ab5a

anond:20241023122553


1. 社会的統一性と秩序の維持 夫婦同姓制度は、日本社会伝統的な家族構造を支える基盤です。夫婦が同じ姓を名乗ることで、家庭の一体感が強まり社会的統一性や秩序が保たれます。この一体感は、子供心理的安定にも寄与し、家族の一貫したアイデンティティを育みます選択夫婦別姓が導入されると、家族の一体感や結束が希薄になるリスクがありますが、現行の同姓制度はその安定を保障します。

2. 柔軟な対応による社会的問題の解消 選択夫婦別姓が求められる背景には、仕事社会活動旧姓使用したいという声がありますが、これは制度を大きく変える必要はありません。すでに旧姓職場日常生活使用できる柔軟な運用が始まっており、これをさらに推進することで解決できます政府企業旧姓使用を広く認め、より簡便な手続き旧姓使用できるようにすれば、姓を変えたくないという人々のニーズに応えつつ、社会的統一性も維持できます。法的に旧姓使用範囲を拡大し、手続き簡素化を図ることが鍵となります

3. 行政手続き社会の複雑化を回避 夫婦同姓制度の維持により、行政手続き効率性と社会的な秩序を保つことができます選択夫婦別姓を導入すると、行政書類手続きが複雑化し、混乱が生じる可能性がありますしかし、旧姓使用範囲を拡大し、必要場合旧姓使用できるような柔軟な措置を導入することで、手続き簡素化と利便性が向上し、選択夫婦別姓の導入が不要になります。姓を変えないことで発生する不便さを社会全体でカバーすることで、同姓制度のままでも問題解決できるのです。

4. 伝統価値観社会の安定性の維持 夫婦同姓は、日本の文化家族制度に深く根ざした伝統的な価値観です。これを尊重することで、社会的な安定性と一貫性が保たれ、家族の絆も強固に維持されます。一方で、伝統適応した柔軟な対応社会側が進めることで、選択夫婦別姓が導入されなくても現代ニーズ対応できます個別のケースに応じた対応社会全体が進めることで、伝統を守りながらも現代的な課題対応できます

5. 子供に与える影響の最小化 夫婦が同じ姓を名乗ることで、子供は一貫した家族名を持つことができ、心理的安定を得られます選択夫婦別姓が導入され、親の姓が異なる場合子供がどちらの姓を選ぶかという問題が発生し、家庭内アイデンティティ葛藤が生じる恐れがありますしかし、社会が柔軟に旧姓使用を許容することで、親が旧姓を維持しながらも、子供は一貫した姓を持つことが可能となり、家族の一体感を損なうことなく育つことができます

6. 姓の変更は一時的な不便に過ぎない 結婚による姓の変更は、夫婦の一体感象徴し、結婚生活の新たなスタートとして位置づけられます。姓の変更に伴う不便さは一時的ものであり、柔軟な旧姓使用の導入により、結婚後も旧姓での活動可能になります。姓の変更自体問題視するよりも、社会側が旧姓使用を認め、柔軟に対応することで、現在制度を変えることなく、問題解決できます

結論として、夫婦同姓制度を維持しつつ、社会行政が柔軟に旧姓使用個別ニーズ対応することで、選択夫婦別姓を導入せずとも現代要求に応えることができます伝統的な価値観家族の一体感を保ちながら、個々のニーズに柔軟に対応することが、最もバランスの取れた解決であるといえます

2024-10-22

自称ぶつからせおじさんです

https://anond.hatelabo.jp/20241022103413

俺の場合元増田の元夫とも、現役進路譲らないおじさんとも違う戦略をとっている

俺は空間認識能力が高い

街中を歩いていると、複数のぶつかりおじさんや一般歩行者の動きが手に取るように分かる

それぞれの歩行者視線、歩幅、姿勢スピードから意図を読み取り、その中に自然と生まれ「道」を見つけることができる

特にぶつかりおじさんは以下の特徴があるため、すぐに見分けがつく:

・やたらと姿勢が良く、前のめり気味

視線は前方固定で周囲を見ない

・歩幅が一定で、スピードの変化がない

他者への意識が皆無

こういった特徴を持つぶつかりおじさんには、「止まる」が有効

なぜなら、彼らは「前に進む」ことしか頭にないため、誰かが完全に止まると対応せざるを得なくなるから

止まった瞬間、ぶつかりおじさんは一瞬だけ動きを止める。その隙に回避可能になる

「道」が見えない場合も同様だ

俺が完全停止すると、不思議なことに周囲が動き出す

人間には「動いている人」より「止まっている人」を避ける本能があるらしい

この本能を利用して、新しい「道」を作り出すことができる

ぶつかりおじさんたちは「正義」や「ルール」を盾に取るが、実際の道路交通法では歩道の通行位置までは規定していない

しろ、「安全かつ円滑な交通を確保する」という大原則がある

俺の戦略は、この大原則に則っている

・周囲の状況を正確に把握する

必要に応じて停止する

他者の動きを妨げない

安全な通行空間を作り出す

世の中には様々なぶつかりおじさんがいるが、彼らに対抗するのではなく、上手く「道」を見つけ出すことで、誰もが安全に通行できる空間が作られていく

これは10年以上かけて培った技術であり、単なる譲り合いではない

空間把握力と人間観察、そして適切なタイミングでの停止

これらを組み合わせることで、ぶつかることなく通行する術を会得した

なお、歩きスマホは論外である

彼らは周囲への意識が完全に欠如しているため、止まっても意味がない

この場合は大きめの足音を立てて存在を主張するしかない

結論として、ぶつかりおじさんと対立するのではなく、彼らの特性理解した上で、安全な通行方法を見出すことが重要だと考えている

他人との衝突を避けつつ、効率的目的地に到達する

それこそが、真の「道」なのではないだろうか

anond:20241021180835

しかに、白物家電って基本的な部分は昔からまり変わっていないように見えるよね。冷蔵庫が冷やす洗濯機が洗う、エアコンが温めたり冷やしたりするっていう「道具としての本質」は同じ。

でも、実はこの10年で進化しているものもあるんだよ。いくつか紹介するね。

1. 冷蔵庫

昔と比べて冷蔵庫は「食品の保存」という本質は変わってないけど、省エネ性能や「チルドルーム」「急速冷凍」「食品自動管理」なんかの機能進化してる。特に食材AI管理して消費期限を通知してくれるモデルなんかは便利だよね。最近食品ロス削減を目指して、冷蔵庫食材の使い方を提案してくれる機能もある。

2. 洗濯機

10年前と比べると、「洗浄力」はもちろんだけど、特に乾燥機能がかなり進化してる。ドラム式の洗濯乾燥機なんかは省エネ時短が進んでて、洗濯が終わった後の乾燥ほとんどシワがつかないように工夫されてる。あと、AIセンサー洗濯物の量や汚れ具合を検知して、自動で洗剤の量や水温を調節する機能もあるね。

3. エアコン

エアコン進化してるよ。特に空気清浄機能」や「人感センサー」は大きな進歩最近モデルは、部屋にいる人の位置活動を検知して、冷房暖房を細かく調整してくれるから無駄エネルギーを使わない。さらには、換気機能がついていて、部屋の空気を循環させながら外気を取り込むものも出てきてる。

4. 掃除機ロボット掃除機

これも進化代表格だね。10年前のロボット掃除機は、どっちかっていうと「掃除のお手伝い」程度の能力だったけど、今はAIで部屋の地図を作って、家具位置や床の種類を把握しながら効率よく掃除するようになってる。最近は、自動ゴミを捨てる機能やモップがけもできるモデルが増えてきた。

5. 炊飯器

炊飯器進化は地味だけど、重要だよ。圧力IH炊飯器とか、最近では「真空炊き」「発酵モード」なんかがついてるものもあって、お米の甘みや旨みを引き出す工夫がすごい。パンも焼けるし、発酵食品を作るモードなんかもあるから、家でいろいろ挑戦したい人には面白いかも。

基本的機能は変わってないかもしれないけど、細かな進化自動化、時短省エネが進んで、使いやすさが格段に向上している家電が多いんだよね。

漫画家の端くれだけど某協会に入りたくない。


以下のような人には非推奨です。前のページに戻ろう。

文章の雑さ・誤脱が気になる

・内容に関わらず否定をするために斜めに読もうと思っている

・某協会トップありのままの姿が大好き

自分の思う通りの内容でなければならないと思っている

・今何かに八つ当たりしたいと思っている

文章前後意味ニュアンスを読み取れない

・読めない漢字飛ばしがち

・人の心の機微が分からない・わかりたくない

自覚があるやつは読むな。それは自傷だ。


これは某協会トップをドチャクソにけなしたいとかいう話ではなく、こういうところが

引っかかっていつか会員になりたい~からやっぱいいわになってしまった原因を挙げ、

どこがダメなのか、どうしたらいいのかを自分なりに考えて書き散らしたものである

異論は認める


漫画家の端くれだけど某協会に入りたくない。



そもそも入るためのお金が無いというのもある。

だがトップの方が作家必死で出したヘルプに対しろくに発言前後を調べもしないで


まず


一番に


交渉できますよ。すればいいんです。僕はずっとしてきた。やればいいのに知らないの?

まあでも決めるのは出版社ですけどね」(意訳)


と、ヘルプ内容を「大したことではない」「行動が足りないからだ」「無知からだ」と受け取れる

発言をすることでヘルプを出した作家さんが晒し上げになるのを見るのがストレスすぎるからだ。


このような発言をされると、作家は今後なにか困りごとがあっても必ず漫画家協会トップ

目に止まった瞬間まず


あなたの行動(努力)が足りないからでは?」


と言われ(本人がそういったつもりはなくても大半の人間はそうとらえる)、その周りの

先輩漫画家たちが「間違いない」と賛同しているところを見せられるのだと考えてしまう。

というか見ている。

ヘルプを出した漫画家は傷つき、何も言えなくなる。

発言を追っているといずれ話は聞いてもらえるのかもしれない。なにか対策を教えて

貰えるのかもしれない。それでも安くないお金を払っていて、いざ助けてもらいたいと

いう時、全世界に向かって自分所属している組合トップとそこに追随する立場の人々に


「まあこの人の言ってることで私は困ったことないんですけど。なぜなら行動したので」

「そうだそうだ!」


って枕に言われるのはしんどすぎる。


あらゆる行動、交渉が実現する時に、自分の、またその作品価値出版社考慮

入っていることは当然として、だが彼はあえてそれは言わず出版社次第」と言う。

実力の世界での「相手次第」というのは「交渉しようとしている『お前の価値』次第」と

言っているのと同義である報酬が出るかどうかの話なら


「お前が売れてるなら払ってもらえるかもね。知らんけど」


と言っているのと同じである


助けてと言ったら(なんならまだ助けてとも言っていない)必ず一度は(直接的、自覚的でないにしろ)

確定でパワハラモラハラされるのが分かっていて、何故金を払ってまで所属せねばならないのか?

穿った見方をすれば、


「そんなことで文句言うなんてお前本当に漫画を描くのが好きでやっているのか?漫画を愛して

いないのか?だからそんな不満が出るんだ」


まで言われて責められてるような気持ちになる。

(だいぶ穿っているがそのような方は多いと思っている。ただこれも印象である)


別に全面的に味方して欲しいとかではない。してくれれば嬉しいがそういうものではないことは

わかっている。金払ってるんだから何もかも解決して欲しい、都合のいいようにしてくれないと

困る、などという寝言のためにこんなくどくど言っているわけではない。


作家決死の思いで出したヘルプに対して「自分は困ってない」とわざわざ宣言するな、と言いたいのだ。


無関係有象無象が言っているのは構わなくはないがまだいい。よくはないが。

そんなつもりはないと言うだろうが実際そうとしか解釈できないし、そう解釈たか

有象無象が困っている作家クソリプをし、出版社が「大御所先生が困ってないと

仰ってるんですからあなたも…」と言い出すのだ。


なのでこの人だけは言ってはいけないと思っている。言ってはいけないに該当する人は他にも

いるが誰も彼もが人格者ではないだろうからそこまでは求めない。せめて総括トップ(と世間的には思われている)

人物くらいは寄り添った発言をするべきじゃないのか。


そりゃ困ってないだろう大御所爆売れ作家協会トップなんだから。なぜ言ってはいけないかが

からないのなら、このたとえでいいかからないが財産漫画家年収中央値にして自分

ブランド通用しない業界で、世の中や法律では対価を払うようになっているし他の人は払って

もらっているのに仕事相手がここぞという時になると「慣習で支払ってない」と返してくる現場10

くらいいればいいのではないか。よほど器用で頭が良い体力のある若者でなければうまくはいかないだろう。

(もっといい例えがあるなら提供してくれると嬉しい。)


なにもその困ってないことをこの世の道理を捻じ曲げてでも変えてほしいと言っているのではない。

主張をするのにも順番があるだろうということだ。


「困っている」と言ったのに対して一番最初に言って欲しいのは

「どういうことで困っていますか」

ではないだろうか。

原因はなにか、どのような対策をしたか、結果どうなったか聞き取りしたうえでどうすれば良いかアドバイスし、

必要なら人を紹介する。どうしても無理なことならそれを専門家説明してもらう。

自分の主張や感想は後でいいだろう。少なくとも他人を助けようという立場にいるのならそうするの

ではないだろうか。

転んで膝を擦りむいた者に「俺はつまづいた時は手を先に出します。それで体を支えて怪我

しないようにします」と道端で大衆に向かって叫んで「そうだ、俺だってそうしてる」「昔からの慣習で

そうやってる」とかいう人が集まってきたところで「ここで怪我してる人がいるって聞いたけど」と

手をさしのべられても「ありがたい!やはり頼りになる」となるだろうか。

※ありがたいと思われたいからやっているわけじゃないだろうというのもあるだろうがこの辺のニュアンス

からない人には永遠にからない課題だろうから今のうちに離脱した方がいいと思う


我々の時代は、とか自分場合はこうだった、とかは後でまとめていえば良いだろう。まず困っている

人の話を聞くのが先だ。なぜ自分のことを言いたい気持ちを一旦飲み込んで困っている相手

何があったか、わかる範囲ですら調べず衝動で余計なことを書いてしまうのだろう。その衝動

漫画家の口を塞ぐことになると考えないのは何故なのか。


ご本人は全く悪気はないようなので、自身発言の内容(主に言い方)、タイミングいか

問題があるものなのかを自覚していないのだろう。


衝動発言している。今自分が思ったことをすぐに発信しなければと思いたち行動に移してしまう。

それによってどのような人がどういう気持ちになるのかを一切考えない。なぜなら自分の考えを

発信することで頭の中がいっぱいだから他人のことを考える余裕などないのだ。

結果、困っている作家は彼とそれに追随する作家たちに自分の困り事を(事情も知らないのに)

否定され、なんなら

「こいつ売れてないくせに文句だけ言ってる」と外野嘲笑されさらストレスを抱えるることになる。


ところでこういう放言に関して、気にしなければいいとか売れている売れていないが本当か

どうかが問題ではない。その言葉相手を傷つけようとして言われているということそのもの

ストレスを感じるのだ。禿げていなくてもハゲと罵られたら傷つく。美人でもブスと言われたらムッと

するだろう。言葉意味よりなんのためにそれを言われたか問題なのだ


話を戻す。そもそもSNSWeb上で告発するのならそのようなことを言われるのは承知の上では

あろうが、それを招いたのが自分所属している協会トップだったらたまらない。彼が基本に

則った正しい対応をしてさえいれば避けられた出来事なのに、自覚すらもないのだ。

そして「僕は自分が知っていることを言ったまで」と発言責任を取ろうとはしない。

それは言葉だけを見れば事実かもしれないが、時と場合によっては受け取る側の捉える意味

変わってくる。

ここで渾身のこのセリフを、このタイミングでこのシーンを、半生をその采配に費やしているはずの

人間が分からないはずがないと思うが、一切反省も取り繕いも改めることがないのだから

そこのところがもう手遅れなのだということだけはわかる。


最終的には手を差し伸べているのだから意地悪をしたくて余計なことを言っているわけではないの

だろうとも思う。ただただ衝動が抑えられないのだと思う。新聞ネットニュース見出しだけで

こうだろうと予測引用してしまうのと同じなのだと思う。でも彼が言及するその出来事は、

彼ならすぐに解決できた大したことではない出来事は、できる限りの手を尽くしたけれど及ばなかった、

という悔しい思いをした作家が心の持っていき方を知りたくて、なにかもっといい方法

なかったのか知りたくて出したSOSなのかもしれない、ということを考えてほしいと思う。


あと、会費がいくら余ってて今まで何に使ったのか今後何に使う予定なのか一年に一回

くらいまとめて各所で公開したらどうでしょうか。出版社からも一編集部につき1万円ずつ

徴収していると聞きましたが、それでものが言えなくなるなら徴収するのはやめたほうがいいと

思います


出版社については資本の大小や方針に色々あるでしょうから法律違反していたり法律

違反していないからとギリギリライン倫理のないことをしていなければ漫画家の言い分

ばかり押し通すのも無理な話だということは重々承知しています。良い関係でWINWINで

やっていける、譲れるところは譲りもらえるところはもらうで柔軟にやっていきたいところです。

いろいろな作家がいるなか絶対的な答えはないと思いますが、互いに尊敬しあえる関係

いたいと考えています


ですが漫画家の総括トップ(のような位置にいる人物)は漫画家寄りでいてもらわないと困ります

もし仮にこの文章が彼の目に入り衝動かられたらとき自身の行動の問題性を全く自覚する

つもりがないなら、彼はタイトルだけ見てこの元ネタは何なのか調べもしないでまずこう言うのでは

ないだろうか。


「某協会に入るか入らないかは選べますので」





野球ルール

相撲とか100m走とかのルールはかなりわかりやす

サッカーもわかりやす

でもラグビーになるとちょっと難しい

アメフトとか野球になると最上級に難しい

でも、そういう難しくて、ワンプレーごとにプレーが切れて、戦略性のあるゲーム日本人は好きだよね

日本人ってオタク気質だと思う

クリケット

野球の源流はクリケットと言われている

基本的野球クリケットの中心的なルールは同じだ

ただ、クリケットでは投手目的は木の柵を壊すことだ

野球で言えば捕手が座ってる位置あたりに木の柵があり、投手ボールをそれにぶつけて壊すことがゲームの根幹となる目的

打者は木の柵を壊されないように棒を当てて阻止する

まり、柵に当たりそうなストライクゾーンに来る球は大振りせずバントのように確実に当て、ボール球のような柵に当たるリスクが少ない球を強振して打ちに行く


打者が打てば打者走者は走り、どれだけ走れたかで点数が入る

ただ、野球は4つベースがあるけど、クリケットは2つしかない

野球みたいに生還して1点という概念はなく、打者と、向かいにいる走者が互いにベース間を往復し続ける

2人がちゃんと進塁できれば1点だが、野球と違うのはバットに当たっても必ずしも走る必要はないため、野球だと内野ゴロになるような当たりも、走らなければファールのようにアウトにならない

もちろんタッチアウトフォースアウトはあるため、無謀な走塁はリスクしかないためまず試みない

走らなければ進塁、得点もできないけどね

まりクリケットは柵を壊すまでにどれだけ邪魔されなかったかを競うゲームで、打って点を取るというより、柵を壊すまでの失点をなるべく避ける考え方だ

得点、というより、失敗により失点、というイメージかな

通常の球技ボールを持っているほうが得点する機会を持つが、野球例外で、ボールを持たない側が得点する稀有球技

それはこのクリケットルーツ通り、柵を壊すのがメインのゲームから投手がしているのが攻撃なわけだ

野球の考え方

野球になるとそれが逆転して、打つほうが攻撃で、投げるのは打つ機会を提供するためになってしまった

それに伴い変化したのが走者だ

クリケットは柵破壊の阻止の質の評価のために走者が走った

から打たないと走れる道理がない

が、野球のメインは走者を走らせることになった

ベース安全地帯ではあるが、基本的に走者はいいかなる場合でも走ってよくなってしまった

本塁に帰れば1点となる

滞空時間の長いフライを打った時も走ってよければ、走者がめちゃくちゃ走れてしまうので、「フライウトの時は塁にいなければならない、いなければ帰塁しなければならない」という決まりはあるものの、それ以外はいつでも走ってよい

フライアウトになった時に帰塁していれば、その瞬間「いつでも好きなだけ走ってよい」状態が復活するため、ボールが戻る前に走者が進塁を試みるのがタッチアップ

また、走塁の時間が一番稼げる、打者への投球時に勝手に進塁を試みることが多く、これが一般的盗塁

打者の出塁にの制限があり、「守備側がボールを保持していないこと」が走塁可能な条件だ

バットボールを打てば、ボールフリーになっているため走ってよく、三振したとき打席から解放されるが捕手正規捕球をしていなければ守備側がボール保持をしておらず打者走者としては死んでいないため進塁を試みてよい、これが振り逃げ

つのがメインへ

が、結局走塁がメインとはいえ、打てば一番走りやす

打ってさえしまえばめっちゃ走れるし出塁もできる

となると、基本的な考え方がどうであれ、観戦者は「打つのを見るゲーム」になってしまった

そうなった結果が、今のルールのわかりにくさだと思う

柵壊しから走塁へ、という流れが分かっていれば、野球ルールって、まあそうなるだろうって感じがする


というわけでクリケット見よう

最近クリケットは2日で終わるしね、昔みたいに4日かからないよ

anond:20241022131151

国語辞書索引「ちりぽ」

チリポ‐こくりつこうえん【チリ国立公園

《Parque Nacional Chirripó》コスタリカ南部にある国立公園タラマンカ山脈の同国最高峰標高...

チリポ‐さん【チリポ山】

《Cerro Chirripó》コスタリカ南部の山。首都サンホセの南東約80キロメートルタラマンカ山脈位置する...

非モテ男性における優柔不断性の量子力学解釈

序論:「手を握ってもいいですか?」を巡る考察

現代社会において、恋愛や対人関係における非モテ男性の特徴として、優柔不断さがしばしば指摘される。彼らは意識的に、あるいは無意識的に、恋愛アプローチ感情表現において「踏み出すべきか、踏みとどまるべきか」という葛藤に直面する。この一見日常的な現象は、量子力学的な「ある・ない」の曖昧さという観点から新たな光を当てることができる。量子力学における曖昧さや重ね合わせの概念が、優柔不断さを象徴的に表すものとして捉えられるのだ。

量子力学では、粒子は観測されるまで「ある」と「ない」の状態を同時に保つことができる。この状態は「重ね合わせ」と呼ばれ、確定的な状態観測されるまで、複数可能性が共存している。シュレーディンガーの猫が有名な例として挙げられるが、この猫は箱を開けるまでは「生きている状態」と「死んでいる状態」の両方が同時に存在しているとされる。この現象は、非モテ男性優柔不断さに対して驚くほど強い共通性を持っている。つまり、彼らは恋愛的行動を起こすべきかどうかの選択を前にして、「アプローチする自分」と「アプローチしない自分」の両方を同時に保持している状態にあるといえる。

非モテ男性心理的優柔不断さは、社会的要因や個人的経験に根ざしているが、それだけにとどまらない。この不確定性には、自己認識他者との関係性における内的葛藤、あるいは自尊心の低下や失敗に対する恐怖が影響している。量子力学的な観点から言えば、彼らは「行動しよう」と「行動しないでおこう」の両方の可能性を抱え、まさに重ね合わせの状態にいる。この状態観測、つまり恋愛的な行動に踏み出す決断がなされるまで続く。そして、実際に何かしらの行動が起きたとき、その結果が「成功する自分」または「失敗する自分」として現実化するのだ。

また、量子力学において観測者の介入が重要役割を果たすように、非モテ男性優柔不断さもまた、周囲の影響や観測(期待や圧力)によってその振る舞いが変わる可能性がある。恋愛において「観測者」とは、恋愛対象者そのものである場合もあれば、社会的目線や友人、家族期待感さらには文化的規範が影響する。これらの観測者がどのように関わっているかによって、非モテ男性が「行動を起こす」か「起こさない」かという状態が確定される。

さらに、量子力学的な「不確定性原理」の視点からも、非モテ男性優柔不断さは説明できる。不確定性原理とは、ある粒子の位置運動量を同時に精確に知ることは不可能である、という原理だ。これを恋愛文脈に置き換えると、非モテ男性にとっては「自分意図(行動するかしないか)」と「相手の反応(成功するかどうか)」を同時に完全に予測することは不可能である。つまり相手の反応が確定しない限り、彼らは自分の行動を決定することができないというジレンマに直面している。これは、量子力学的な不確定性が、彼らの行動選択さら曖昧にし、行動に移すことをためらわせる要因となっていることを示唆している。

加えて、恋愛における優柔不断さのもう一つの要素として、マルチワールド解釈が挙げられる。この解釈では、量子力学的な選択並行世界においてすべての可能性が実現する、という考え方がある。非モテ男性心理状態もこれに似た構造を持っている。彼らは、恋愛アプローチにおいて複数シナリオを想定し、そのどれもが「現実化」しうるという思考パターンに囚われることが多い。成功と失敗、拒絶と受容、行動と不作為――これらすべての可能性が彼らの頭の中で並行して存在し、最終的にはどの選択肢も現実化する可能性を持ちながら、同時に一つの現実として確定しないまま残る。この複数選択肢に悩む過程が、彼らの優柔不断さを際立たせる原因となっているのだ。

論文では、このように非モテ男性に見られる優柔不断さを、量子力学的な概念を援用して分析することで、従来の心理学的な解釈に新たな視座を提供することを目的としている。非モテ男性恋愛においてどのように行動するか、またその行動がどのように決定されるかという問いに対し、量子力学の重ね合わせや不確定性の原理活用することで、新しい理解を深めていく。恋愛における「ある・ない」の曖昧さを巡る議論は、量子力学非モテ男性優柔不断性の共通点を通じて、新しい見解提供できる可能性があるだろう。

anond:20241022114737

マンションだけど、位置によっては雨どい経由でそのまま入り込まれから注意したほうがいい

しかも、ガチストーカーだとオートロックが開いたすきに入り込むことができるんで、オートロック自体意味がない上に修繕積立金が増えるという地獄が待ってる

1階に交番があるマンションなら抑止力になるけど、そんなの限られるしなあ…東久留米駅だと貫井東本町ビルマンションぐらいしかない

現役進路譲らないおじさんです(追記あり)

追記

書くのが楽しくなって時間切れとなり本来予定していたことを書く前に投稿してしまっていた

水を差すようで申し訳ないけどその分をここに追記しま

--

しかし同行者がいる場合これらの行為は一切行わず積極的に道を譲る

自分だけであれば怪我しようが死のうが構わないが、同行者を伴っていると高い可能性でそれに巻き込むことになるためだ

元増田元夫は自分正当性についてのみこだわっており元増田安全に一切配慮できていない

まり離婚するという元増田判断は完全に正しい

--

追記ここまで

https://anond.hatelabo.jp/20241021225653

俺の場合元増田の元夫とは道を譲らない理由が異なる

法律においては歩道内で歩行者が歩く位置にまでは言及していないため、法的に優位にあるという元増田元夫の認識は単純に誤り

条例レベルでの定めは地域によってはあるかもしれない)

俺は単純に自分が道を譲りたくないという考えで直進している

何もしないでいると相手が道を譲らなかった場合ぶつかるわけだが、相手に対してぶち殺すぞという意志を向けることで退かせることもある程度可能である

これは昔はできなかったが10年ぐらい修行を積むことでできるようになった

示威行為暴行判断されうる行動はとっていない)

中にはそれでも道を譲らない相手もいてその場合普通にぶつかるわけだが、先方が老人である場合を除き外見で判断していないためケンカになることもあり3年くらい前にそれで顎を2針縫った

歩きスマホをしているやつに対しては殺意を向けても無駄であるため、ある程度の距離まで接近した時点で足音を大きく立てると驚いて退く。周囲がうるさい場合などは相当大きな音を出さないとならないので地面を蹴るレベルの行動が必要になる

自転車に対しては明確に法的に優位に立っていると認識しているため一切譲らない。腹をくくって重心を落とせばむしろこちらのほうが硬いので横方向不安定自転車は吹き飛ぶことが多い

なお、先方が停止した場合は道を譲ったものと同様と判断し避けて通る。これは自転車相手でも同様だが舌打ちはする

駅構内などで俺と同様に道を譲らない覚悟をもって歩いているおっさんと対面することもあるが、これは実はちょっとした楽しみでありぶつかった時にドシンといういい音がする。ハイタッチのようなものと俺は考えているが先方がどう感じているかは知らない

こうやって書くと相手の肩を持つ奴が発生すると思うが、ぶつかりたくなければ道を譲ればいいわけでそれをしない以上俺もぶつかった奴もやっていることは同じでしかない。にもかかわらず一方を非難するのは筋が通っていない

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