はてなキーワード: 最期とは
そこはゾーニングだね。
少女漫画も少年漫画も基本的には異性に読ませようとしている作品ではないからファンタジーでも仕方ない。
ファミリー(母親・女児含む)向けの作品に男性作家の都合の良い女像(概ね知能が低く男の言うなりに自己犠牲を払いまくる)を持ち込まれると虫唾が走る。
女を食い物にしてやりたい男が、女の人生を潰すような教育を女児にやらかすのが看過できない。
国営放送でお国のために死ぬ男性を美化した幼児向け番組を流すのと何も変わらない。
ガラピコの最期が、迫り来る隕石に身を挺して地球を守るガラピコを「立派な男の子だったね、男の中の男だよ、私を守ってくれてありがとう」と涙で見送るチョロミーだったら大ブーイングだろう。
入院付き添い親の人権に関するnoteが上がっていたので、個人的に思ったことを書いておく。
地方の状況は詳しく知らないが、例えば東京であれば、付き添わなくてもOKとしている病院も多い。
付き添い必須の病院がいまだにあるのは知っているので、それは国の援助や働きかけで改善されていくとよいなと思う。
②任意の付き添いだからといっても、付き添いしないわけにはいかない
看護師さんは忙しいので、必要な処置以外は構っていられないことがほとんど。
子どもが泣き叫ぶ声が聞こえても、心拍数や呼吸に問題が生じなければ、駆けつける必要性はない。
付き添い親がいない子どもにとっては基本的にひとり孤独に過ごさなければならず、過酷な現場であり、彼らにはほとんど人権がないと思える。
子どもが適切な医療を受けられているかどうか、見守り、子どもの代弁者になる存在が欠如してしまうのも、問題の一つだと思う。
親としては病気と闘う子どもを少しでも独りきりにするのは心苦しく、責任感から結局、休みなく付き添いを選ぶ人が多い。
唐突に症状が厳しくなり亡くなる子どもも勿論いるので、そういう子どもはまともに親と過ごす最期の時間すら与えられず、根こそぎ人権がなかったろうと思う。
今は多少緩和されて、付き添い自体は可能だけど、夫婦で付き添いを交代できなかったりと、夫婦どちらかに過剰な負担がかかる仕組みになっていたりする。(付き添わないなら会えない、とか、面会できてもすごく短い時間、とかそのほかも厳しい条件になっている。)
④声が広がらない訳
先天性疾患だったり子どもの病気に対して、親には罪悪感があり、自分達の環境改善に向けた声を上げづらい。
④その他
自分の子が入っている病院は、平日病棟に2人保育士さんがいて多少(ひとりあたり30分程度)遊んでくれたりするので、その間に食事したり、トイレ行ったりする。
マスゴミのコンテンツは、男向けは、全て、ホモとブス女の押し付けであり、女向けは、金持ちイケメンに全てを捧げれば幸せになれる、みたいなデタラメを植え付けるものばかりだ。
このイケメン像というのも、歪み、おかしくなった理想化で、要するに、支配階級の容姿を理想として押し付けているだけ。
男にブスとホモを押し付けようとするのは、紛れもなく、自分たちが興味ない女か、男同士で我慢してろ、という押し付けだ。
連中には、男色文化も根付いているので、美少年なら犯されるように仕向ける。
その全てにおいて、ただ、自分たちがヤリ捨てしてゴミのように扱われても、憎むな恨むな、大人しくただ都合の良い存在でいろ、というメッセージが付けられる。
だから少女漫画なんかは、浮気されて捨てられても、一方的に我慢させ、都合の良い女のままでいれば、最期は幸せになれる、みたいな展開になる。
実際は、そんなことしても、上級国民以外の女は、最期は薬漬けにされてポイか、自殺するように仕向けられるか、本当に事故や病気などに見せ掛けて殺されるだけだが。
連中には、鐘と権力を使って、大金がないと摂取し続けられない薬物を、付き合いでやらせ、ポイ捨てした後は、勝手に禁断症状で破滅するように仕向けたり、心臓病に見せ掛けられる薬物を手に入れたり、医師を買収して、カルテを改ざんさせたり、危険な海外で殺し屋を雇うことだって何だって出来る。
連中とお近づきになり、都合が悪くなったら、後ろ盾のない者は、簡単に始末される。
すべては、マスゴミ信者で、連中を理想視し、連中に心も体も赦したものの自業自得なのであり、連中と性行為する者は、サタンの一味に加えられる。
オヤーッス
今日は世界血友病の日、日本ではハローワークの日、あと恐竜の日です。
いろんな記念日が一日の中に詰め込まれることは多く、調べる度に「こんな記念日があるのか」という気持ちになります。
いろんな出来事があって今に続きますが、それを忘れない為に記念日というものはあるのでしょうね。
まぁ大人になるまでにそういう思いはどこかで捨て去るべきなのですが、なかなか出来ないものです。
一番しんどいのは最期の最期に思い出してしまうところでしょうけれど、それでもそれが世の常だったりします。
そんな時に「まぁ、いいか」と思えたらいいですね。
切り替えよいか!切り替えヨシ!
https://www.pixiv.net/artworks/97652638
ともかく、今回の話は凄かった
杉浦氏が「34話、うまく描けた気がする」「自分は34話みたいなお話が描きたいんだな」と言うのも良く分かる
「ロボットの考えてた事を吐き出せてスッキリしたけど、もう自分の中に何にもないな…そろそろインプットしないとな〜」となるのも良く分かる
これを描いてしまうと、この先に何を表現すればいいのかが見えなくなってくるだろうな、と
とりあえず、私は私が感じたことを書いていくことにする
【ネタバレ要素】
ちょびっツ、ブルーピリオド、物語シリーズ、ライ麦畑で捕まえて、異世界迷宮の最深部を目指そう、風の谷のナウシカ、余は弁明ス
【4コマ目】
「真剣に聞かないでどうするの」
最後のコマのセリフを聞いてから読むと、この時の気持ちが、もう伝わってくるようで
【5コマ目】
個人的に好きな所
【6コマ目】
ここは難しいところ
家族でやるのが正しいのか、アップデートという名の支援を受けるべきであったのか
答えはない
【7コマ目】
今回のメイン
表情も含めて、本当に苦しい
「ひとつ残らずいなくなればいいのにって思う」
自分が何も生み出せないことを“気持ち悪い”と思い、自分自身の事を“不自然”であると感じる
誰しも、同じような気持ちになったことがあるからこそ、このセリフは響く
ある種の特性・特徴を持ち、自分がその特性をネガティブに感じている時、“いなくなればいいのに”と感じるよなあ、と思った
ひとにすがたを 見せられぬ
「早く人間になりたい!!」
【8コマ目】
「私はずっとロボットを 町から追い出したいと 思っていました」
「追い出すということは その先で壊されることも あります」
後のコマを見てもわかるんですが、これもこれで本心なんですよね
久永先輩の誠実さ(フェアさ)はこういう形なんですよ
厳しく辛い道である
もう一つ言うなら、今回は一人の人間が持ち得る色々な思想・考え・立場をそれぞれの登場人物に振り分けているところが読み応えのある所だな、と
【9コマ目】
「みんなのことが好きで ホイホイ入っちゃったところがあって…」
「ロボットを追い出すって どういうことか 考えてなかったんです」
「あの子たち みんないい子で やさしくて 頑張り屋なんです」
“自分(自分たち)と違う相手を排除することについて、深く考えてこなかった”という自覚
この種の「良い子で優しくて頑張り屋で、純粋なんです」というセリフが刺さる
ここが、この話の本質だ
頑張っていない人より、頑張っている人の方が好きだ
意地悪な人より、優しい人が好きだ
醜い人より、美しい人が好きだ
自分の事を理解してくれない人より、理解してくれる人の方が好きだ
自分を憎む人より、愛してくれる人の方が好きだ
至極当たり前の人だ
自分に害をなす人を、自分にとって“良いこと”がない相手をどうして大切にできるのだろうか
それをなしに、我々は我々を規定できない
その町には 誰もいなかったの
お家もあるし
窓から明かりも見える
でも 道には誰もいない
窓から中をのぞいてみた
ヒトがいた でもアレといっしょだった
ほかの家もみた
やっぱりアレといっしょだった
この町も ほかの町とおんなじだった
みんなはもう外には出てこない
この町には誰もいない
「最初は 好き好き言っててもさ」
これとか、これとか、これとか、これとか、これとかで考えていたことと近いな、と感じる
自然だとどうして良いんですか
「裸も」
「幸せになれなくとも、なりたいもんになれりゃいいんだし」
【14~15コマ目】
「死ぬほど頑張って 恋人も友達も 出来ない人は どうするんですか?」
「一生孤独に 生きて行かないと いけないんですか」
「… 振り向いて もらえなくても 努力は無駄に ならないはずです」
「頑張って 頑張って 頑張っても 誰ひとり 振り向いて 貰えない人に」
「それでも『成長できてよかったね』って言うんですか?」
「言います…」
「人でなし!」
ここはコミカルに描いているように見えて、凄く鋭い
皆がその理想に殉じられるわけではないということに通ずるものがある
そうはいっても腹は減るし、金は欲しい。人を憎むことも上昇を望むこともある。すべて人の業である
もとより、私は、こはれる。私は、たゞ、探してゐるだけ。汝、なぜ、探すか。探さずにゐられるほど、偉くないからだよ。面倒くさいと云つて飯も食はずに永眠するほど偉くないです。
私は探す。そして、ともかく、つくるのだ。自分の精いつぱいの物を。然し、必ず、こはれるものを。然し、私だけは、私の力ではこはし得ないギリ/\の物を。それより外に仕方がない。
それが世のジュンプウ良俗に反するカドによつて裁かれるなら、私はジュンプウ良俗に裁かれることを意としない。私が、私自身に裁かれさへしなければ。たぶん、「人間」も私を裁くことはないだらう。
――坂口安吾「余は弁明ス」
【16コマ目】
「文明が発達して それをしなくても済む人が 沢山増えました」
「お腹を満たす事以外に リソースを割く事が できるようになった代わりに その過程で 無くなった仕事や大切な物が 沢山あったと思います」
「ロボットが居る事で 私たちは 必死に苦労しなくても 心を満たせるようになる」
「満たせない事で 苦しまなくて 済むようになる」
「代わりに失うものも たくさんあるでしょう」
「でも私は そうするべきだと 思います」
「心が満たされた あとの社会」
「その向こう側に 行けると 信じているからです」
「ロボットと 一緒ならね」
ここがどうしてもこのエントリを書きたくなった所だ
以前に語ったように、人間は「自分でできることの増加」ではなく、「自分の周り(環境)」を変えることを志向して進化してきた
究極的には、全てが自動で行われる「システム」となるかもしれない
その向こう側に行けるのだろうか
「信じているからです」と言いきる、その横顔が眩しい
機械も含めて、全ての存在(生命も含めて)に対する信頼が見える
「…………どの真実をだね?」
「あの時代 どれほどの憎悪と絶望が 世界を満たしていたかを 想像したことがあるかな?」
「有毒の大気 凶暴な太陽光 枯渇した大地 次々と生まれる新しい病気 おびただしい死」
「ありとあらゆる宗教 ありとあらゆる正義 ありとあらゆる利害」
「とるべき道はいくつもなかったのだよ」
私はあなたの期待に応えるためにこの世に生きているわけじゃない。
そしてあなたも、私の期待に応えるためにこの世にいるわけじゃない。
たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。
天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。
「ロボットが 初めて 二足歩行した時 感動したと 思うんだよね」
「? そうですね」
「で 次は段差を どう乗り越えるか 観たくなるでしょ?」
「私 ブロックになりたいの」
全然文脈が違うが、「ライ麦畑で捕まえて」を思い出す言い回しだ
「ともかく僕は子供たちがみんなこの大きなライ麦畑の中で何かゲームをしているところを思い浮かべるんだ」
「何千という子供たちがいてね、辺りには誰もいないんだ」
「大人は誰一人いないんだよ。その僕以外はね」
「そして僕はすごく急な崖の端に立っているんだ」
「僕がしなきゃならないことは、子供たちが崖から落ちそうになると捕まえてやることなんだ」
「子供ってのは走っている時には前を見たりしないから、僕がどこからか出て行って捕まえてやらなきゃならないんだ」
「一日中僕はそれだけをしてる」
「僕はライ麦畑の捕らえ人になりたいんだ」
――J・D・サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」
【18コマ目】
「私の意見は 変わりませんが 皆さんの意見も 変えられませんでした」
「今回の件は保留ということにします」
地味に好きポイント
やはりフェア
「そうだ 『勇さんを壊すべき』と 結論が出たら当然 壊さなければいけない」
「『壊すべきでない』と 結論が出たら 勇さんの内面を 否定することになる」
「どちらにしても 勇さんは救われない」
「どうすれば…」
やはり誠実だ
そして、ここのテーゼ・アンチテーゼが次のコマからアウフヘーベンの布石となる
「あなたが誰かを 傷つけても」
「人やロボットを 殺しちゃっても」
「自分を 殺しちゃっても」
「私は そのとき 一緒にいたいの」
「殺していいって言ってます?」
「久永先輩 いいんですか? こんなの」
「いいわけ ないでしょ」
「でも その 良くないことで 勇さんは救われたの」
これがジンテーゼとなる
否定も肯定も、自分が認めがたいことも含めて、それ自体を受け止めてくれる他者
これが正に尊厳であり愚行権であり、ハーム・リダクション的でもあり、アクセプタンスである
ただあるがままを受け止めて貰い、その衝動も含めて「(肯定でも否定でもなく)存在を承認」してもらうこと
「正しくあれ正しくあれと教えられっ、教えられた通りに正しく生きて正しく生きてっ、最期には正しいまま死んでしまってっ! やっとそれに気づきました! 正しくあれなんてそんな言葉、教えた人の都合でしかありません! ええっ、薄々とわかっていました! 正しい人ほど不幸になるってことくらい!!」
「だから、わたくしは思うのです。ええ、いまこそ、正直に申します。
ずっとずっとわたくしは――間違いを犯したかった」
神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。
そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えてください。
一日一日を生き、
この時をつねに喜びをもって受け入れ、
困難は平穏への道として受け入れさせてください。
これまでの私の考え方を捨て、
イエス・キリストがされたように、
この罪深い世界をそのままに受け入れさせてください。
あなたのご計画にこの身を委ねれば、あなたが全てを正しくされることを信じています。
天鵞絨の海にも 仕方のないことしか無かったら
あたしはどう致しましょう
【27-27コマ目】
「みんなが」
「勇さんが 要らないって 言うまで 無くしたりしない」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃないわ」
もう、なんというか
ズルいと思う、このセリフは
これをやられたらもう何も言えない
お前駄目
ぜんぜん駄目
こうやるんだよ!
legnum | 途中までなるほどと読んでたのに「女性関係の特定の分野についてはあらゆる主体に無限の配慮を求めるくせに」ってくだりでげんなり。月1万が払えないって言うけど月収が1万以上安い性別の人をどう捉えてるんだよ | |
keren71 | テレビカード売りたいのでは。 | |
tomoya_edw | 母が入院した時、オフラインで楽しめるもの用意して差し入れたわ。無いものはない。ポケットWi-Fiも用意できんやつはあきらめろ。無料のものって素晴らしいけど民度は最悪だから。手間やろなあて元記事読んでないがな | |
sawaglico | 病院にWifiがあるメリットが単なる個々の暇つぶしのためじゃなくて公共サービスとして機能するし補助金も出てるんだったら、そりゃ開通して欲しいわ〜教えてくれてありがとう〜 | |
nakab | 病院はわりとアナログ体質なのかなと思う。平均入院患者年齢とかが高いとニーズも低そう。ただ、私としてはあったほうが良いと思う。 | |
agricola | 「入院生活のお役立ちグッズ」みたいな棘まとめには「参考になった!」と絶賛のブコメが止まらないのに「無線LANインターネット接続だけはデフォで病院が提供すべし」という論調になるのが理解不能。 | |
KoshianX | インターネット接続は紛れもない人権だからこそ、アメリカなんかでは低所得者世帯向けのネット接続補助金とかやってるわけよな。そこを勘違いしてるやつがけっこういるんだよな | |
EoH-GS | っていうか乞食でなにが悪いの?乞食が罵倒語の連中と同じ土俵に立ってる時点で論外。 | |
outdoor-kanazawa | ブンブブブ ブンブブー!はてな爆音小僧の隊長だぜーパラリラパラリラー!頭の中はオッパッピー、あばよオマイラー!ブンブブブ ブンブブー | |
WildWideWeb | トップコメ「これだから日本人は~」と非難めいたことを言いたい時だけ、日本人じゃなくなる現象と同じ話か。 | |
homarara | おう。「Die Yobbo」を口癖にするぜ。 | |
taitoku | 主語がデカすぎ案件 | |
yudukikun5120 | うん。はてなーはみんな偽善者だよ。こんな当たり前なことみんな知ってる。 | |
hisamura75 | 昔、携帯が入らない病院に入院したことあるけど、WiFiはほんと人権よ。ある日WiFiが繋がらなかった時の辛かったこと。いまは携帯繋がらない病院はほぼないだろうけど/まあはてな民っつてもいろいろいるでな。 | |
hate_flag | 去年は入院するときにポケットWiFiルーターが必要だったけど、同じ病院が今年は病室に無料WiFiを飛ばしてるのでこの世界はだんだん良くなってきている | |
itotto | こういう思い込みの強い良識ぶったやつがいちばん嫌い | |
pokepirk | はてな民は弱者に優しいんじゃなくて弱者に優しくない(とされている)自民維新が嫌いなだけだよ。自民維新を支持してる弱者とかは自業自得と思ってるし | |
hatehenseifu | たった一人のブコメを見て「おまえら」扱いはないやろ | agricola |
hazime2914 | 何の反論にもなってないブコメがトップになってるけど晒し上げだよな?って思い込みたくなる | |
mikuti2 | 全部の記事に皆がコメントや星をつける訳でもなく、はてな民とのくくりでの議論は雑じゃない?/一分野への優しいフリであろうとも、フリをしないよりはマシかと。やらない善より、やる偽善。 | |
suimin28 | 爆サイの時を思い出すな | |
repunit | はてサは嫌いだけどあのはてなーは弱者に優しいフリをする人には見えないけどね。新型コロナだから予算がついた点にも留意すべき。病院がキャリアの公衆Wi-Fiを導入すればいいと思う。 | |
haruyato | 全部知った上で医療IT側としては過剰要求と思っております。モバイルWi-Fi借りてよ。 | |
hatest | はてな民とかラベリングするなよ。星なんか付けないでただコメントしてる人もいる。トップコメが全てじゃない。 | mikuti2 |
emushi36 | 自分に身近な弱者には優しいけど自分に身近な分野の情弱に厳しいだけなのでは。 | |
migurin | キクコさんが言うように子供のゲームができたり、授業が受けれたりするのもいいよね! | KIKUKO,pikopikopan |
dadadaisuke | 雰囲気でスターを付けております故。 “人のこと乞食扱いする前にこういう団体のホームページを見て、なんで無料WiFiが必要とされてるのかって調べようとしないの?” | |
gwmp0000 | 病院WiFi 解説 ありがたい 現実には病院は負担なんだろうな 入院する事になったらWiFiがある事を祈ろう はてな民 首をかしげた謎民族みたい | pikopikopan |
A-NA | 乞食っていうのは確かに言い過ぎだよなあ…とは思う。入院中は病気や怪我で弱ってるもんね。あと国から補助出てるのも知らなかった。 | |
monacal | トップブコメだけを総意と取るのはさすがに暴論では?ご指摘の記事に「無料Wi-Fiで孤独が緩和される患者もいる、笠井アナが病院無料Wi-Fi運動してる」という内容のブコメ付けてるんだよね。☆がなれけば無視なの? | |
uchya_x | クズコメに星が集まるのは今に始まったことじゃないし、星つけてるメンバーが誰か把握してないだろ。 | |
travel_jarna | まあ言わんとするところはわかる。はてなは、そこそこの勝ち組が多いからね。ノブレス オブリージュ的なスタンスであり、泥をすすって生きた経験値はない。 | |
nikutetu | いっぱいはてなスターついたコメントだからってそれ一つピックアップしてユーザー全体を語る言い回しにすんのはずりぃな。iww氏に個人的な恨みでもあるんかな。 | |
hoihoitea | 知らんけど最初の方のブコメの論調に左右されたりするんじゃないかしら。 | soylent_green,rshi |
kootaro | 乞食って言葉もどうかと思うけど、本件の増田も偏っていると感じる。でもほとんどの人間が偏りがあるもんだって思っているよ。はてな民を下げるより、俺はこういった趣旨で病院のWi-Fiを増やしたいんや!ってのが良い | sqrt,m-kawato |
hiby | 代名詞「はてな民」に注意って感じだけどリスクとベネフィットの考えが一切ない人が多くて困る。医療関係だけに(関係ない) | |
Baybridge | それでも日本の医療が社会保障である以上、医療機関に医療業務以外のリソースを過剰に要求するのはなんか違うと思う。 | |
ppppchan | ネットで女性に日常的に優しい言葉(エサ)をかける練習をすることで、日常生活でもそれをきっかけに女性と接点を持つことができ、最終的にはsexできるなどの得があるからじゃない? 弱者全体に優しいわけじゃないと思う | |
takeishi | ソフトバンクの無制限プランとか楽天モバイル使えばいいじゃない。 | |
mike47 | テレビは有料なんだよな。この論法だとテレビも無料にしろって話になる。ろう者や障害者とかはギガ割引とかやればいいんじゃないの | |
yujimi-daifuku-2222 | 主語デカ案件ではありますが、お前ら肩入れする弱者を政治的に選んでるよな?という批判は真摯に受け止めるべきでしょうね。/カズオ・イシグロの言う縦の旅行をした人、どれだけいますか? | bicpomera,xxxnobodyxxx |
ustar | 生活に疲れた老人が好きにコメントしてるだけなので放っておいていただきたい | |
telegnosis | ネオリベが自己責任論者?? | |
gamecome | ネットは左翼ぽくないからね、新聞ならぜひ補助をってなるのでは | |
KIKUKO | その記事読んでないしブコメの雰囲気わかんないけど、乞食呼ばわりされてもいいから院内無料wifiはあるといいよね。小児とかならゲームもできるだろうし。 | migurin,migurin |
shira0211tama | フリする人すらいないよりはマシだと思うが。 | |
sekiyado | てか、そもそもはてな民が弱者に優しいとか思ったこと無いかもしれん。 | jou2,sqrt,m7g6s,theNULLPO |
kanimaster | はてな民みんなちがってみんなだめ (可児こころの川柳) | paperot,sqrt |
momonga_dash | タイトル見た時点でどっち叩くか決めてんだよ。いちいち記事の背景なんか見ない。 | |
perl-o-pal | それなら、障害者や長期入院者には国が個別にSIM貸し出すで良いんじゃないかなあ。あるいは、google、ネトフリやソシャゲ企業から出資してもらうとか。 | |
tribird | こんにちは、住所は地球です | |
cha16 | いろいろごちゃ混ぜにして話するの卑怯だよね。面会制限への対応ならwi-fiじゃなくて有線のモニターでも良いし、ろう者対応なら、ろう者に無料でポケットwi-fi貸し出す制度作れば良いので、全室にwi-fiは過剰な要求です。 | jou2,Baybridge,kuroi122 |
xx9xx91024 | 主語が大きい | |
deep_one | あらゆるレベルで論理がひどい。/まず意味のない二分論で敵でもない人間を敵にするのは間違い。つぎに対象が群衆なのに群衆の傾向を全構成員の性質として考えているのが間違い。ヘイトを導く思考構造。 | paperot |
Domino-R | ワロタ。まあそうだが、はてな民を擁護するなら、元増田もツゲッタも「病院の付加価値としてのWi-Fi」の話なのよ。増田の例では必要なのはWi-Fiではなく通信手段で、公共Wi-Fiはそれに資するよねって話にすぎない。 | sqrt |
mangakoji | 通信の自由を制限する人権侵害 | |
ken530000 | 弱者男性への攻撃を見ててもわかるけど、自分の想像の及ぶ範囲にいる弱者しか見えてない感じはある。はてなユーザーに限らず人間は多かれ少なかれそんなもんだと思う。 | kotobuki_84,fried-tofu,muipla,ancient_tarako,aoven,sqrt,suimin28,chikurou |
kuzudokuzu | 本当に他人の行動に制限かけたいならプーチンみたいに独裁者になった方がいいよ。こんな投稿したところで、心の本当に弱い人にしか影響ないし。そこらへんもプーチンと一緒だからいいかもね。 | |
kaz_the_scum | 遠隔手話通訳は全く頭になかった。そういう事情もあるんだな。 | |
toaruR | 現実問題は回線を圧迫するだろう動画視聴よな(´-`)うまく制限しないと面倒臭い事に | |
pikopikopan | 私が入院してた病院ではナースに使い方聞く人見かけなかったなあ。無料Wi-Fiオンリーでタブレット等のレンタルがないってのがポイントかも。私も最初あるの気付かなかった/私が一か月入院した時10GBが2週間で消えたよ | yagari,Helfard,kurokawada,KIKUKO,sai_arts,mini3mini3,bicpomera |
raitu | “なんでお前らは女性関係の特定の分野についてはあらゆる主体に無限の配慮を求めるくせに、地方の過疎自治体やこういう患者に対してはネオリベも真っ青の自己責任論振りかざすの?” | guldeen |
mamimp | 一日四時間動画とか見て月に12GBとか行くので病院でWiFi無いのはつらいな。費用に対して得する人が多いだろうから設置したほうが良いと思う | pikopikopan,pikopikopan |
vanish_l2 | なんJ民のわい高みの見物 | |
SndOp | 濃淡は当然あるよな。弱者うんねんというより人は興味のある方向でしか配慮しない。 | |
Lian | 私が前に入院したところは携帯回線はokだけどポケットwifiとかテザリングがNGでちょっと困ったな。電波干渉とか考えると仕方ない気はするが | |
shields-pikes | はてなでスターが集まるブコメは、基本的に選民思想で差別主義的だよね。「属性批判やめろ」という本筋とは違うことが明らかなブコメがトップになってる時点で、そこにスターをつけている連中のレベルが知れる。 | yamazakisato,featherballs2,nao_cw2,by-king,grass_labyrinth,kurokawada,kurokawada,kurokawada,kurokawada,mimo_duck,mini3mini3,hazime2914,bicpomera,theNULLPO |
hanenone | なぜ0か100なのか…医療逼迫の状況下では病院業務としてWi-Fi施設は専門外だし負荷の割に優先度は低いと思う。患者にとってあることが望ましいのも勿論だけど、病院も治療目的を優先して人的資源を割くのは仕方ない | mortal_sun,jou2,casm,Baybridge,rshi |
yuzuk45 | こんなスラムのゴミ溜めに何を期待してるんだ | |
zefiro01 | コストの話に言及すると問題の本質を分かってる側のポジションが得られると思ってるからじゃないかな。そして相手を分かってない側に分類して殴られ棒にも出来る。一挙両得 | |
rizenback000 | 別にどっちが間違ってるとも思わない。現実問題として病院のように不特定多数が利用するWIFI環境を整えるのって初期コストとランニングコスト結構かかるし大変だよ。それを診察料に乗せていいならやるだろうけどね。 | hanenone,kuroi122 |
urtz | なんかえらくピンポイントな話だった。私も入院する予定があるし、モバイル通信だけだと辛いだろうな、とは想像する | pikopikopan,pikopikopan,yagari,kurokawada,kurokawada,rshi |
qq3 | 身内に医者が多いせいもあるけど、これ見た上でお金払って個人対応していただきたいと思う。コストをかけずすぐに対応・配慮できるならやってるよ。全員の管理費に少し上乗せしてWi-Fi設置はありかもね。 | pikopikopan,casm |
sai_arts | WiFiサービスの提供とサポートを外注で安価にやってくれるなら導入するよ。患者からの繋がらない対応を病院スタッフが対応している余裕はない。 | casm |
versatile | 日本のよくないところを煮詰めた上澄みが集うサービス、それがはてなブックマーク | |
inazuma2073 | 「調べようとしないの?」に関してははてなに限らず、見出しなどでそういうもんなんだって納得しちゃうと調べないもんだよ。 | pikopikopan,perl-o-pal |
securecat | そうなんだよね。インターネットは電気水道ガスと並ぶインフラであり、これを入院費に込みで使えないのは人権を侵害されることと同義。だいたい、そもそも用途がエンタメだとしても別に1ミリも悪くないのだし。 | |
tobalno1 | この問題、下手に導入進めると医療者が老人にスマホショップみたいにWi-Fiやタブレットの使い方聞かれまくる未来が見えるんだよな。 | pikopikopan,casm,rshi,gwmp0000,gwmp0000,memouse35 |
cad-san | 企業に新自由主義的ソフトウェア至上主義を唱える一方で労働者の保護を訴え、ウォーターフォール的完全性を求める一方でアジャイルを礼賛するサービスがあるらしい。まあ見え透いた演技のポジショントークだよね | |
princo_matsuri | 病院Wifiの件はタダで使わせろって意味とも限らないと思う。TVカードとかいう時代遅れの産物よりよほど需要も高いだろうに/コロナで面会禁止になってるだろうし需要は娯楽に止まらないと思う | |
tattyu | お前は主語をデカくして雑に叩くのをやめろ。 | |
cara10 | 弱者だから他の弱者に優しくする余裕がない。何もかんも政府が悪い | |
nitino | 入院前に良く知らずにKindleのデータ削除しててダウンロードできねぇ…不便…って困ったけど、最低限の通信と紙とボールペンで落書きしてたらなんか…どうでも良くなってしまったんだよな… | watto,zaikabou |
tettekete37564 | “お前らは女性関係の特定の分野についてはあらゆる主体に無限の配慮を求めるくせに” < まったくだ / そして論点ずらしのコメントがNo.1 | sek30,by-king,grass_labyrinth,kurokawada,kurokawada,kurokawada,izumiya1948,suimin28 |
saikorohausu | ふつーの人が2、3ヶ月短期入院みたいなのしか頭にないんだろーなとは思った だから大学病院なんかはWi-Fi提供あると思う 小児だとネットやゲームの他者との繋がりも成長に必要 移住してきた外国の子もいるんだよ | bicpomera,ueno_neco,pikopikopan |
omega314 | ☆付き過ぎやろとは思った。 | |
yamadar | 自分が弱者に優しいとは感じてないなぁ。寄付で金は出すけど自分は傷まない程度とか、偽善だと思って行動することはあるけど。 | |
pibg | 入院してるときくらい大人しく沈思黙考しろよ、最期のときまでスマホ中毒かよ | |
seachel | トップブコメに Permalink | 記事への反応(0) | 16:19 |
・少なくとも、スマホの主観視点になっていないシーンは編集済み=虚構。ほかのシーンについては解釈の余地あり
・どこが虚構でどこが現実かについては作者にとって重要ではない。重要なのは読者が気持ちよく思い出を残すこと。
・爆発オチや、思いつきそうな感想を先回りして潰して大量に予防線を張ることで、まじめに言及したら負けのような状態を作っている。多少の言い訳なら鼻につくところだが、やりすぎることによって逆に面白くなっている。
■本作は五重構造になっている
②を映画にして上映したが、盛大に失敗。謎の女と共にリベンジで映画作る主人公
あとは無数の映画のオマージュ、それから作者の過去作や実体験も重なってくる。
身もふたもないことを言ってしまえばすべて虚構。なぜなら最後の爆破オチは現実ではありえないから。また、マンガなんだから全部虚構だろともいえる。ただ、それだと何も言っていないのと同じなので、作中世界で起こった事実を基に編集によって脚色されている、と捉える。じゃあどこが事実でどこが脚色なのか?これは作中でわかりやすく表現されている、主観/俯瞰視点と、手ブレ表現を手掛かりにする。この二つを抑えておけば切り分けできる。
■①
最初は主観視点でスマホ撮影している。全体を通してだが、移動シーンやシーンの切り替えの際は、いちいち手ブレ表現を入れている。このへんはいわゆるドキュメンタリー映画の王道表現なだがマンガでこれをやって読者に伝わるのか?
18P、主観視点になっていない=スマホで撮っていないので編集シーン。ここテストに出ます。
P19、雑な爆発シーンは後付けであることが容易にわかるのだが、P18の構図には映像を取っているはずの主人公が映っている→誰が撮影している?→後撮り。さらに、P123において優太は車から出ていないことが示されており、そうするとP16からすでに父親が演技していることまで疑えてしまう。
■②
P21の俯瞰視点、これは何をどうやっても後撮りでないと撮影できない。P23も怪しい。P27はスマホで隠し撮りしているとすれば後撮りでなくても可能。そして最初の作品批評がここ。読者の思ったことをわざわざ言語化してくれているのが、逆にこの作品の非常に批評しづらいところ(どういう感想をつぶやこうとしても、作品内で先取りされてしまう)、そのまま引用。
★"母親の死を冒とく"”あんな映像流して母親に申し訳ないと思わないのか”そして極めつけの"ラストなんで爆発させた?"
続いて自殺シーン。P32のメメントモリ、は死を思え、という慣用句だが映画の文脈では映画メメントを思い出させる。いっそメメントみたいに時系列シャッフルすればよかったのに、と思うところだが、実は時系列が編集によって巧みにシャッフルされているという捉え方もできる。実際にリアルタイムでスマホで撮った映像と、後撮りした映像がシームレスに混ざっているが、普通にマンガを読んだだけでは気づかないようになっている。もちろん全部後撮りの可能性もあるが、それだと考察のしようがないので手ブレしてるところは本物と考える。
P39、作中で言及されている通り本来は眼鏡かけてて矯正もしているので、A.めちゃくちゃ頑張って撮りためた映像をソフトで編集した、B.わざわざ撮影のために演技して撮り直した、C.完全なる創作かの三択となる。中学生の技術力を考えるとBかC。
P45、プロジェクターの真ん前にカメラを置いているから、完全に後撮り。ちなみにここで映っているのは映画ファイトクラブ。ファイトクラブは、本作のどこまでが現実で空想かわからないというネタ元の一つになっている。話がそれるが、ファイトクラブといえば選挙演説で有名な外山恒一の批評が異様に完成度が高く、未視聴でも必読。ほかにもメタ構造のネタでヒットしたカメラを止めるな!も思い浮かぶ。あとニューシネマパラダイスとか、そもそも本作のタイトルとページ数の元ネタであるぼくのエリ 200歳の少女など、挙げればきりがないと思うし俺なんかより作者の方が100倍くらい映画をみてそうなんでネタ元を挙げ切るのは不可能だが、個人的にはこのへんの映画を思い出した。
★P52、作品批評"どこまでが事実でどこまでが創作かわからない"。
P63、二人はしばらくずっと映画見ているが、ここもプロジェクター視点になってる。ちなみに、このひたすら映画を見て感想言う特訓だが、これは作者自身が過去に編集と似たようなやりとりしてたことを過去のインタビューで語っていた。
★P79にて、これも一応作品批評になるのか、一見意味不明な爆発シーンを入れた動機が主人公の口から言語化されている。
★P82で、作品のテーマである"ファンタジーをひとつまみ"=吸血鬼と爆発要素。
P84で、①のネタばらし。実は母親の嫌なところは編集でバッサリカットされていることが判明し、作中描写に編集のウソが混ざっていることが明示される。
★P86にて自己分析という体で、①を批評している。"主人公の抱えている問題は…多分…映画をバカにされた事じゃなくて…母親の死を撮らなかったこと"そして、吸血鬼が死ぬシーンの説明。
P87で絵梨が意味深に沈黙しているシーン、ここで彼女の死期が近いことが偶然にも主人公の提案したプロットと被ってしまい、その動揺を表すために意図的に同じコマが挿入されている。動揺しているからこそ表情が動かないというのは逆説的だが、P85の喜怒哀楽表現との対比により、余計に目立つ。P85~86も過去回想シーンのため、編集。
P90~P93もそう。意図的に沈黙を配置することで画面に緊張感を作っている。さっきの彼女の沈黙と比べるとわかりやすい。こういう間を作る表現は、週刊連載のページ数に囚われないからこそやりやすい表現で、電子掲載の特性が生かされていて良い。
★P93~の父親の名演技。これも作品批評になっている。"自分が面白いと思って作った作品が馬鹿にされオモチャにされたらまともじゃいられないんだ"。
前のルックバックに対する批判を思い出す。ちなみに作者の自伝的要素としては思い当たるふしがもうひとつあって、チェーンソーマンの前作ファイアパンチでも作中のある印象的なコマが切り取られて海外(主に4chanの/a/)でネットミームというおもちゃになっている。"kino meme"で検索したらたくさん出てくる。
P97、この父親の怒りすらも演技という体。父親に作品批評をそのまま言わせてしまうのとわかりやすすぎだが、あえてそれを"演技ですよ、本当はそんなこと思っていませんよ"と自虐的にネタにしてアピールすることで、ネタにマジレスを防ぐと同時に、この作品のテーマの一つである虚構と現実の境目がわからない状態を作り出していて一石二鳥となっている。
★P99、ここで批評をもう一発かましてくる。"創作って受け手が抱えている問題に踏み込んで笑わせたり泣かせたりするモンでしょ?作り手も傷つかないとフェアじゃないよね"
ここは非常に巧妙で、さっきの作品批評がわざとらしい感じだが対比してこっちは本音を語っているように見える。傷つきはするけどしょうがないよね、そしてなにより、創作ってのは受け手も傷ついてなんぼのもんだろ、という主張を相当オブラートに包んで発言している。
P100、"今のセリフいいでしょ?"とこの本音を語っているように見せた発言すらメタってしまう。これすら本音ではないと言っており、さすがに照れ隠しじゃねーのと思うが予防線になっている。
P108。最初の出会いが病院なわけで、何らかの病気であることは元々暗示されていたが、ここで絵梨が倒れこみ、病気の存在が劇的な形で示される。手ブレにより躍動感が表現されていて気持ちがよいがこれ伝わるのか?(2度目)。
P109、病院では一切手ブレがなく動と静の対比。P117、①のような素人臭い動きの画面が続き、主人公の動揺する心理が表れている。この漫画ほぼモノローグがない代わりに、マンガなのにもかかわらずこういうカメラワークでの映画的表現をうまく使って心情を表現していて、作者はやはり天才か?となる。
P122、お母さんの性格の悪さが開示され、①はかなり編集が入っていたと判明する。ただし、嘘だったとしても、思い出を美化するのはいいことだと主張している。
★P130、作品批評。"優太はどんな風に思い出すか、自分で決める力があるんだよ それって実は凄い事なんだ みんながどういう風に絵梨ちゃんを思い出すのか 絵梨ちゃんは優太に決めてほしかったんじゃないかな……"
ここは今までと違って、一切茶化していない。編集により現実が捻じ曲げられる恐ろしさというネガティブな側面を前もって提示しておきながら、でも思い出を美化するのもいいよね、と肯定する流れ。否定的にしたいなら順序を逆にすればいいだけなので、これは割と「作者がほんとうに伝えたかった事」としてとらえていいんじゃないかな?と思う。
P131、編集シーンが入ることで、②もまた生の現実ではなく、美化された思い出、編集された虚構ということが暗示される。
■③
P151にて場面転換。
P155、本来の絵梨は矯正している、眼鏡をかけていることが明らかになり、②のネタばらし。P130~132に対するわかりやすい答え合わせになっている。
P164、ここから主人公のモノローグ。終盤の展開がモノローグではしょられるの、低予算あるあるで笑える。本筋じゃないし時間内の200Pに収まらないからカットされたのかもしれない。そうなると、ディレクターズカット版の単行本では未公開映像が流れるのかな?
P167、低予算映画あるあるの、父親役と本人役が一人二役なんじゃないのかという考察を見たが、見た目違うとはいえ割とありそう。
■④
P177、ここにきて見開きばーん。P151以来のタメがあるのでとても気持ちが良い。①~④の間の場面転換すべてに共通して、見開きが挿入されたタイミングで、作中作→現実へメタ構造が切り替わる仕組みになっている。そして、さんざん言ったように主観視点になっていないので、これはすべて後撮り。よって吸血鬼は実在しない。Q.E.D. あとこれ面白いのが、絵梨がメガネしてないし矯正もしてないところ。この吸血鬼は映画の美化された絵梨を真似しているため、見た目も現実ではなく映画準拠になっている。
★P180、"そうかっ 夢か…… それか僕のイカれた幻覚で…"とわざわざ口に出して言う。
映画のタイトルだけ羅列してもわかりにくいので、夢か現実かわからない状況を読者向けに解説する。あとシックスセンス、定番のネタバレなんでしょうがないけど笑うわこんなん。
★P181、作品批評。"恋人が死んで終わる映画って在り来りだから後半に飛躍がほしいかな… ファンタジーがひとつまみ足りないんじゃない?"
恋人が死んで終わる映画って在り来りだよねーという批判が飛んでくることがわかっていて予防線を張っており、後半の飛躍をまさに今行っている最中なので、言うまでもなく非常にメタい。
★P191、最期の作品批評、"見る度に貴方に会える… 私が何度貴方を忘れても 何度でもまた思い出す それって素敵な事じゃない?"
作中の元になった出来事が忘れられても、作者が死んだとしても、作品が残れば思い出は受け継がれていく。たとえそれが美化され、脚色され、編集されたものだったとしても。つまり、映画の内容がどこまで虚構でどこまで現実かはどうでもよく、受け取る観客がいい思い出を残してもらうことが大事、という壮大なちゃぶ台返し。最後の爆破オチで壮大に茶化されているとしても、作者の伝えたい主張にウソはないだろう。
P199、ここは皆さん一番好きな映画の爆発を思い浮かべながら。予防線をあまりにも張り巡らしているせいで作品が予防線の塊になっており、最後に爆発オチを持ってきてすべては創作だと主張することで、主客転倒が完成。終幕。
すべては爆発のための前振りととらえることもできなくはないが、ルックバックで思ってもなかった方向からダメージ食らったので、思いつく限りの主張を先回りしてそれ自体を作品にしてやろうというところなのではないか。脚本作る労力を考えると本当に頭が下がる。
世の中のナニカをソイツがどう楽しもうとオマエとソイツの勝手じゃないのか?
①横長固定四コマ
・「横長固定四コマで日常を描く」手法自体はよくあるが、それ1本で最後まで走りきる漫画は珍しい。
・「横長固定四コマで日常を描く」手法で一番多くの人が目にしたことがあるのは、たぶん『幽遊白書』の海藤の日常
・近年は定点カメラが時間を表す表現として、主に成人漫画で一般化している
・難病モノ、かつ固定四コマで最期まで走りきる読み切りとして『肩幅の未来(やまむらはじめ)』がある。泉信行氏がやまむらはじめファンサイトを運営していたこともあって、一般的な知名度と比べてマニア人気のある短編。
・しかし、『肩幅の未来』再読すると『さよなら絵梨』とはかなり雰囲気が異なることに気付く。
・『肩幅の未来』における固定四コマは、あくまで淡々と続く日常(そしてそれがある日突然終わることを予感させる)を表す。終わらない日常を描く日常系四コマと同一の効果を狙ったもの。
・これに対して『さよなら絵梨』はより固定カメラ及び手持ちカメラの画角を表現するための意識が強い
・『肩幅の未来』より、アメコミ的表現や藤子・F・不二雄の諸作によくみられる時間経過を表す連続三コマの表現に近い
・メタフィクション?
・表現論?
●『さよなら絵梨』は何をしようとしたのか
・たぶん漫画でフェイク・ドキュメンタリーをやりたかったのだと思う
・念頭にあったのは、白石晃士のフェイク・ドキュメンタリー諸作品
・『チェンソーマン』単行本作者コメントにも、『コワすぎシリーズ』や『貞子vs伽椰子』についての言及がある
・以下、「映画の生体解剖 VS戦慄怪奇ファイルコワすぎ!(高橋洋・稲生平太郎・白石晃士)」より引用
”フィクションとドキュメンタリーの違いは(中略)フィクションはキャメラの存在を消していくもので、ドキュメンタリーはキャメラがそこにあるということを顕在化させていくもの”
”そんな馬鹿なことがあっていいのかというぐらいのことが起きてても、「だってキャメラの前で起きてるんだから、『イッツ・オール・トゥルー』じゃないの?という”
”自分がフェイクドキュメンタリーを撮っててすごく魅力を感じてるのは(中略)フェイク・ドキュメンタリーという手法を使えばそういうことをすっ飛ばして、映画の表現をものすごく原始的なものに戻せると思ってるんです”
2022年4月11日・現地時間の朝(日本との時差6時間)に公開されたもの
https://novynarnia.com/2022/04/11/dali-vrukopashnu-u-36/
親愛なるウクライナの人々へ。
私たちは、ミカイロ・ビリンスキー少将にちなんで名付けられた第36海兵隊です。2014年に宣誓を裏切ることなく、クリミアを離れ、尊厳を持ってウクライナを守るという任務を遂行し続けました。
戦争が始まってから47日間、マリウポリを守ってきました。私たちは飛行機から爆撃され、大砲、戦車、その他の銃器から発砲されました。私たちは尊厳をもって身を守り、不可能なことを成し遂げました。ただし、補給が不足しています。
戦闘中、私たちは50,122の砲弾、20の地雷、そしていくつかの「飛び地」と「スターリン」と「スターリンク」を与えられました-ありがとうイーロン・マスク、スターリンクは多くの空爆に耐え、今も動いています。
これ以外には、私たちは他に何も与えられませんでした。
弾薬がなければ、防御することができず、私たちは徐々に敵に押し込まれ、囲まれ、そして今破壊されようとしています。
防御を強化し、継続するために、旅団が突破口を開いて彼らの軍隊と合流するという選択肢がありました。それについてOTUVostokに報告し、彼らは計画の運用を開始しました。SodolとDelyatytskyは何かをしようとしましたが、彼らの上級スタッフはそれを変更しました。私たちはそれについて報告しましたが、彼らは「待ってください、私たちは働いています」と言いました。最高司令官はヘリコプターの派遣が約束されましたが到着せず、包囲を突破することを約束してくれましたが果たされませんでした。
1か月以上の間、海兵隊は弾薬の補充なしで、食物なしで、水なしで戦いました。水たまりから水をすすり、そしてパックで死にました。旅団のほぼ半分は負傷者です。手足が引き裂かれておらず、歩くことができる人は任務に戻ります。すべての歩兵が殺され、大砲、対空砲手、連絡係、運転手、料理人が、楽団員ですら戦闘に参加しました。
弾薬が残っていないので、今日はおそらく最後の戦いになるでしょう――白兵戦の後の死、あるいは捕虜。
親愛なるウクライナの人々。 次に何が起こるかわかりませんが、海兵隊員のことを優しい言葉で覚えておいてください。そして、物事がどのように展開しても、海兵隊の悪口を言わないでください。
いちばん人気のある漫画、史上最も売り上げた漫画はワンピースだ。
ワンピースは確かに面白いけど、しかし世界でいちばん面白い漫画かと問われるとノータイムで YES と応えられる自信はない。
良いもの = 売れる
偶然知られていないとか、運悪く日の目を見なかったとか、連載のコストパフォーマンスが極端に悪くて続編が中々作られないために、さほど売れないとか…。様々な理由で隠れている可能性があり得る。“人気” は、それを見つけるための物差しにはならない。
知りたいのは「最強」である。
いま、恥も外聞もかき捨てて、虚心坦懐に「最強」を語ろう。
たとえば、最強の おにぎりの具 って何だろう。
梅干しが旨い、明太子が旨い、おかかも時々食べたくなります。オーケイ、そういうのはいい。
お互いを尊重するという名の心理的に安全なパーソナルスペースを確保するための牽制球みたいなのは、もういい。
もし明日、世界のおにぎりがいっせいに賞味期限を迎えて、以降もう二度と産出されなくなるとしたら。
…最強は思い付かないが、以前どこかのサービスエリアで一度だけ食べた、とり五目を焼きおにぎりにしたやつは記憶に残っている。あれは美味かった。
他には… 布団ちゃんという人が数年前に教えてくれたやつは気に入っている。彼がペカドの裏の闘技場にパラシュートで降下しているときに戯れに話していた焼きおにぎりだ。直後に作って食べて以来、定着したので思い出に残っている。味噌とマヨネーズを同量混ぜて、固く結んだおにぎりの上に塗りたくってグリルで焼く、という実に単純な料理なんだけど、これが中々に癖になってやめられない。俺は小腹が空いたときにたまに焼いて、パリパリの海苔で包んで食べている。
焼きおにぎり方面に最強の答えがあると思っているんだけど、わさびのクリーム状になったやつも旨いんだよな… 何だっけ、釜めしにトッピングされてるやつ… ううむ ググっても出てこん
1:短文によるレッテル貼り。
説得心理学において明らかにされたが、議論においては、最期に意見を言った者が有利になる。
それがどんな内容でも、「反論された」という事実だけで、意見の説得力が下がることが、心理学実験において明らかになっている。
昔から、2ちゃんねらーは、最期に意見を言った者勝ちのような態度をとるが、それは、彼らが、この心理を知悉した工作員どもだからだ。
2:親近感を阻害させるために、ロムらせる。
どんな些細なコミュニケーションでも、繰り返し行うことで、相手を仲間だと認識し、その意見を尊重するようになる。
あなたが、ネットで、特に当たり障りないような意見を書き込んだだけで、短文のレッテルで追い出そうとし、自分たち以外はロムってろと喚き散らす連中が湧いて出るのは、そのためだ。
少し考えれば、連中のやってることは完全に異常だし、突っかかる相手の選定も謎だ。
似たような人でも、別々のグループに所属させられただけで憎み合う。
そのため、連中は、思いつく限りのレッテルを生む。
自分たちで生んだくせに、自分たちを指すレッテルだけは、「そんな汚い言葉を使う奴はー!」と、またレッテルを貼って中傷する。
マスゴミ、工作員、ステマという言葉に対する、連中の言いざまを見れば良く分かるだろう。
そのくせ、自分たちは、もっと悪質で腐りきった、社会的弱者を中傷する差別語を連呼する。
彼らは基本的に、ペドかホモのゴミカスなので、ホモ上げをしながら、「腐女子差別がー」と偽善を振りかざす。
一方で、キモオタ、キモ男、キモくて金のないおっさん、などの差別語は、差別語とさえ認識されていない。
汚いことに、彼らは、こうした差別語を公然化させるとき、さも自分がそうで、自虐で言ってるだけ、というフリをする。
そうやって、「自分らで言ってるんだから差別じゃない―!」と喚くが、腐女子などの場合は、本当にそうだったのに、差別語だと無茶苦茶なダブスタを振りかざす。
こうした集団ストーカーの頂点には、ホモペドのカトリック修道会のクソカス共が居るので、ペドとホモだけは本気で広めたがる。
そのため、ホモ文化に対しては、あらゆる汚い工作によって、好意を抱かせ、叩けないように、都合よく差別を主張する。
逆に言えば、ホモペド文化だけは本気で広めようとしている事実こそ、集スト工作の頂点に、カトリック修道会がある、何よりの証拠である。
麻耶さんも麻央さんも恐らく、自分の気持ちを抑圧する事で、家族の平穏と自身の安全を守ってきた(そうして生き抜くしか方法がなかった)タイプの方々ではないかと思う。
幼少期に何があったかは知らないが、もしかしたら苦労もあったのかもしれない。
表に見せる表情と、心の内にあるとても繊細な気持ちとが乖離せざるを得ない環境にあったのではないか。
つまり、本当は寂しくても悲しくても、本当は傷付いていても、家族の為(あるいは自分の為)に無理に笑顔を作り続ける必要性があったのでないか。
そうする事で乗り越えられた事、うまくいった事も確かにあったのかもしれない。
特に麻耶さんは、姉という立場もあり、背負うものが多い分、小さい頃から自分の気持ちよりも家族や誰かを優先する機会も多かったのだろう。
自分の気持ちを自身が無視し、心の傷がなかったかように振る舞う機会が多ければ多いほど、「私は平気だという顔」と「笑顔」の仮面が張り付いたように剥がれなくなる。
一方麻央さんは、そんな優しい姉の健気な努力に守られつつも、姉の無理を案じ気遣っていたのだろうと思う。
本当は繊細な姉の心を、これ以上犠牲にしなくてもいいよう「お姉ちゃん、少なくとも私は全然平気だよ」と、のほほんと、しかし図太く逞しい自分を無意識に演じていたのではないかと感じる。
そのため麻央さんも麻耶さん同様、複雑な思いを抑圧していたのではないだろうか。
似たような特徴を持つ麻耶さんと麻央さんだが、2人には決定的な違いがある。
麻耶さんは、背負うものの重さによりその時その時が精一杯で、また、張り付いて剥がれない笑顔の仮面と繊細な心との狭間で、どうしても「のらりくらり」状態になってしまう。
とても苦労をしているのに、苦労をしてるからこそ、フラフラとしているように見られてしまう。
一方麻央さんは、姉に守られている分の余裕を最大限に生かし、姉の苦悩をひっそりと支え続ける為の洞察力と安定感を磨いてきたのではないだろうか。
麻央さんなりに姉を守る為、のほほんと図太く鈍感な自分を保ち続けるというある種の信念を掲げていたであろう麻央さんは、とても真っ直ぐで、そして実は頑固な方だったのではないかと思う。
麻央さんは海老蔵さんに、麻耶さんと似たようなものを感じていたのではないだろうか。
海老蔵さんは、麻耶さん以上に強く強く自分を抑圧して生きてきたように見える。
しかし麻耶さんとは違い、海老蔵さんには、いくら自分に圧をかけ抑えつけても漏れ出してしまうほど、溜め込んできた強い感情のエネルギーがあるように感じる。
その強いエネルギーを抑え続ける為に、人間らしい感情を極限まで削る事を意識しながら、生きなければならなかったのではないだろうか。
そしてストイックに自分を追い込み、恐らくあるであろうルーティーンをこなす事で安心感を得つつ、それでも足りない部分はさまざまな方法でガス抜きのように発散し、やり過ごすように生きてきたのではないだろうか。
麻央さんはそんな海老蔵さんの内なる心を、分かっていたはずだ。
今まで、抑圧して生きてきた姉をそばで見ていたのだから。そしてそんな姉を、ひっそりと支えてきたのだから。
海老蔵さんと結婚した時点で麻央さんは、今まで姉にしてきたように、彼を支え守るという信念を掲げたのだろう。
彼の心をこれ以上犠牲にしなくても良くなるように「少なくとも、私は全然平気だよ」と、強く逞しく穏やかに。
麻央さんはどれだけ辛くても、自分を犠牲にしようとも、その信念貫き通したのだ。
麻耶さんの話に戻そう。
妹は耐え難い苦しみを抱えながら、それでもひたむきに信念を貫こうとする姿。
麻耶さんは、そんな麻央さんをどう見ていただろう。
察するに余りあるが、麻耶さんは妹と妹が掲げた信念を守り抜く為、今まで以上に自分の心を抑圧し、「笑顔」で麻央さんと甥姪を支え続けていたのだろうと思う。
しかしもはや、今までのように「笑顔」では乗り越えられないほどの理不尽な現実と、今までのようには抑えきれない強い感情もあったはずだ。
それでも、それでも麻耶さんは、笑顔を崩さなかった。崩せなかったのかもしれない。
妹を失っても尚。
麻耶さん自身、すでに剥がし方のわからなくなってしまった、そして結局何も救えなかった自分の「笑顔の仮面」を憎んだだろう。
どれだけ自分を責めただろう。
その「笑顔の仮面」が、ガラガラと崩れて剥がれるキッカケとなったのが、麻耶さんの元夫、國光あきらさんだ。
國光さんはとても優しい方なのだと思う。
恐らく麻央さんしか知らなかった、麻耶さんの笑顔の仮面の下にある本当の顔を、彼は優しく撫でたのだ。
麻耶さんが今まで、家族や何かを守る為に笑ってやり過ごしてきた長い長い年月。
そして、抑圧してきた悲しみと怒り。
國光さんは自らが、麻耶さんの心を写す鏡となり、本当の姿を麻耶さんに思い出させた。
そして、そんな麻耶さんの全てを愛し守ると誓った。
「怒っていいんだよ、僕はとっても怒っている」
麻耶さんは時に恐る恐る、時に解き放つように、今まで抑圧してきた感情を放出し始めた。
本当はとっても傷付いてきたのに、それを無視するように笑ってやり過ごしてきた自分自身。
そうして傷付けられたことを、許したかのように振る舞ってしまっていた自分自身。
そんな自分を変える為に、もうこれ以上後悔しない為に
心からの笑顔は、抑圧した気持ちを素直に吐き出し受け止めた先にあると信じ
私には、そんな風に見えて仕方がない。
変な夢を見た。
夢の中で自分は「殺人大根」を売る行商に同行する見習いだった。
殺人大根というのは、食べると死ぬ大根だ。安楽死するために使われており、先のない病人とかが買い求める。
輪切りにして調理した状態で売っているので、買ったらすぐ食べられる。そして死ねる。
行商に同行しているという設定なのだが、行商の姿は見えないし声も聞こえない。まあ夢というのは理不尽なものだ。
さて、一軒の古い民家を訪れた。そこには老女が一人で住んでおり、重い病気を患っていてもう長く生きられないという。
このまま苦しむくらいなら、殺人大根を食べて楽になりたいというのだ。
こちらも商売なので、毎度ありがとうございます、とお代をいただいて大根を一切れ渡す。
行商と同様、老女の顔も見えないし声も聞こえない。私は軽い相貌失認の気があるためか、夢に出てくる人の顔が見えない(首から下しか視界に入らない)ことが多い。
しかし、老女に殺人大根を手渡した瞬間、なぜか「これは私の母だ」と直感した。
私は母に、死なないでほしいと泣きながら懇願した。しかし母の意思は固く、もう死ぬしかないという。私も母の苦しみを知っており、死ぬしかないことも理屈ではわかっている。
泣きながら、顔の見えない母の手を取った。母は私の頭を抱き寄せてくれた。母の手は分厚く、指は太くて短く、ごつごつしていた。その懐かしい手を握りながらまた泣いた。
やがて母が意を決して殺人大根を口にする、という瞬間に夢から覚めた。
夢から覚めて少しして、夢と現実とのあまりのギャップに呆然とした。
現実の母は都会育ちで農作業の経験もなく、その手は華奢で柔らかかった。あんなごつごつした手の女性は記憶にない。
それに現実の母はもう十年近く前に病気で亡くなっている。最期は病状の悪化が早く、安楽死とかなんとか考える前に死んだ。
あまりにも悪化が早かったため、死なないでほしいと泣きながら懇願する時間すら無かった。