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はてなキーワード: 新人賞とは

2024-03-09

anond:20240308121837

新人賞受賞作として普通にレベル高いと思ったけど、表自界隈から叩かれてんのこれ?

あいつら自分ポリコレ臭いとかフェミ臭いとか男が悪役にされてると思った表現殴りまくるね。

2024-03-08

anond:20240308121837

あっていいかどうかなら当然あっていいし、個人的にはすごく刺さる漫画だったけど、いくつかの点で技法として弱い箇所があるのもたしかなんよ。

まず、台詞徹頭徹尾直截的すぎる。それ自体は悪くないけど、時々上滑りしてたり、演出が甘かったりする。上滑りしてる一番の例は「未成年にある決定権ってなんだ」かな。あれは「作者の思想を語るために言わされてる」感が強い。しかも、それがかなり冒頭に来てるのがつらくて、後半の展開の色々な部分(レイプされて泣き寝入り同級生の「エロ(笑)」など)も「作者の思想を語ることを目的に、キャラクターをひどい目にあわせたくて用意した展開」という印象を強く植えつけてしまってる。

あと、もったいないなと思ったのはラスト2ページ。この辺の種明かしはすごくエモくもっと尖らせること出来そうなのに、最終的に「友達になれてよかった」でおさめるのはかなり期待外れ。大事なところで大事言葉を明言するの、やり方さえ間違えなければめちゃくちゃ刺さるんだけど、台詞があっさりすぎる。

総じて惜しいんだよ。自分創作やるとき同じことやるから本作は肌に合って好きだし、そういう台詞回しにしちゃう気持ちもよくわかるんだけど、だからこそもったいない作品だと思った。

でもまあ新人賞作品ってこと思えば仕方ない部分はあるだろうし、次回作からもっとよくなるのを楽しみにしてる。

2024-03-01

40手前、漫画家を辞めて転職しようと思うのですが、まともな職業転職することは可能ですか?

冠婚葬祭以外でスーツもろくに着たことのない人間が、まともな職業転職することは可能ですか?



フルデジタルで絵を描いているので、PC周りのスキル器用貧乏な感じなのですが、

その道のプロというほど使いこなせるかといえばそうでもないため、40代から転職で役に立てる気がしません

2024-02-20

anond:20240220125158

例としては何でもいいけど、たとえば97年発売の「友井町バスターズ」みたいな、シリーズ化もされてないはっきり言ってマイナー富士見作品ですら電子化されてる(新人賞作品というのも大きいかもしれないが)

友井町バスターズ - ライトノベル(ラノベ) 水無月ばけら/森山大輔(富士見ファンタジア文庫):電子書籍試し読み無料 - BOOK☆WALKER -

これを見ると、さすがに蓬莱とかカイルロッドかぐらいの知名度なら、作者から積極的交渉すれば普通にファンタジアKADOKAWAから電書化できるんじゃないの?と思われてもしかたないだろう。

2024-02-14

俺の嫌いな音声作品レビュー評価が高すぎる!絶対工作をしている!

とある音声作品不正が行われていることをこの世で俺だけが知っている

自分購入履歴

レビューの高い順」

検索しても、某作品レビューの高さってありえないレベルなんですよね。

ほんとグロいことするやつがおるわ…。

私が今指摘しても黙殺されるだけだが、時間をかけて明らかにしよう。

確認したけど、やっぱありえへん水準

黙殺させない方法は今も一応あるっちゃあるけど、こういうのはちゃん改善に繋がる方法でやらないと意味がない。

ちょっと調べたらわかる話だから、私以外の誰かがそのうちやるかもしれんし、私以外がやってくれるならその方が気楽なんだけど…

最悪、俺がやるしかいかもなあ…めんどくさい

個人が許せないんじゃなくて、

「こんなの誰がやっても許しちゃダメでしょ」

レベルの話を見つけてるから、必ずいつか明らかにする。

もう一回言うけど、俺がやりたいことではなく、

改善されるなら誰がやってもいいから気づいてくれ」

と思ってる話ね。

正直俺は「できればやりたくない」




もう終わりだよ最近の音声作品業界



中の下ぐらいの音声のクリエイターさんが

「合同サークルやります

みたいなこと言ってるところ見つけちゃって『地獄かな?』ってなってる。

最近粗製濫造みたいなクリエイターさんが音声界隈に増えたせいで

過去作・直近の売上チェックしないとサンプル聞く価値もない」

みたいな基準ができてる

ルーキーは除くよ?

でも、けっこう声優で出てるのに4桁行かないとか、

50以上作ってるのに1万以上のヒット作がないとか、

『よっぽど好きな性癖・とにかく聞いてほしくてサンプルをめっちゃ開放してくれてるみたいなのがないと足切りかな』

って人が結構いるのよ…。

粗製乱造に加えてAIだと!?…はぁ

音声は粗製乱造をどうにかしないと、界隈が崩壊すると思うのだが…

自分

ちょっと売れたけど、クリエイターとしては…」

って人に限ってより粗製乱造に走るからなぁ…。

大手のテグラユウキですら作品が多すぎると1つ1つの売上減るのに、なぜかテグラユウキでも無理な方に行こうとする

今年の音声は(去年AI作品が増えた時期からの傾向だった)魔境っぷりが加速して、よりおかしくなってくと思うけど…

これほんとどうするんだろ?

今の状態レビュアーフリーク泣かせだし、ライトファン安全な老舗に固まるだろうからますますより良いルーキー開拓されにくくなりそう

ASMR界隈の話なんか、私がどうこう書いても

「こんなん、ちゃんと分かるやつほとんどおらんわ」

という話になってくるからいいねRTもされないとは思うけど…

ファンに対して作品量と鑑賞時間が多すぎる問題は、絶対に全員が損することになるやろなぁ…。

ある意味チャンスでもあるけど

まぁ、最近營業の本を読んでも

「結局は論理ではなく感情問題

みたいに言われるので、正しさの話をいくらネットの隅っこで書いても意味はないのだが…

色々見てて思うところがふつふつ湧いたらさすがに書くわ。

正しくないものを見るとモヤッとするし

これに1つ付け加えたいことがあったからもう1つだけ。

自分らがクリエイターでいたいだけで、作品案件を回せることだけプロ名乗ってるような連中なんて

「いなくても困らない」

のだよ。ファンを金づるとしか思ってないのが透けて見えるし、本当は好きなものもないような連中なんかプロじゃないよ

そういう人を何人か知ってるから

粗製乱造なんかプロのやることじゃないし、そいつ等について言っても君にはいいことはないぞ」

とキツく忠告する。

ほんとねぇ…呆れてるんだよ。

見ないようにしてるのに、わずかに目に入った情報が全部クズすぎてさぁ

『音声クリエイター格付けチェッカー』がほしい

いやーでも『音声クリエイター格付けチェッカー

なるものが、正直ほしい。

正直、作品が多すぎて、人で判断するしかないのだが、人数多すぎていちいち覚えてられないから、最近新規開拓する時に余計な時間がかかってしゃーない。

もう自分のために欲しい。

格付けデータベースがほしい

音声検索する時に、エクセルに調べたサークル名とクリエイター名書きなぐって、格付け書いとけばいいのか。

50作品以上に関わってる人だったら、そうそう格付け変わんないかデータベース一度作れば、かなり対応できるようになりそう。





新規の人はAランクつけられる人が少ないけどSに逃がすか

S…超おすすめ。見かけたらチェックしたほうがいい。

A…信頼できる。聞く価値あり。

B…標準的な実績。聞いて損なし

C…実績不十分。期待せず聞け

D…実績不適格。多分ゴミ

E…ほぼスパムミュー水晶

F…お気に入り。実績以上のよさあり

J…実績以前の問題存在自体不正

ってとこかな





作品数が50以上の人とサークルクリエイター

→F以外に分類。Fは事実上新人賞

作品数50以下のサークルクリエイター

→Aにはほぼ入らない。Aはヒット(1万DL以上)の割合が5%以上のクリエイターの枠

問題が発覚しているクリエイターやその人と関わりがはっきりしてる人間

問答無用でJ。




ぼくの中では

おすすめ

S<F<A<B<C<D<E

取得難易度の難しさは

A<S<F<B…

です。




A入ってくるクリエイターは色々オバケ

作品数多い人見ても1万超えの作品割合が5%はけっこうすくない。

正直、3%超えてたらいい方。

A入る時点で、めっちゃ上澄み。

これ、Fを高いランクしたことは「Fラン」が世の中で悪口になりがちだから

「あえてフェイバリットのFを作りたい」

という感情があったのと、

「Sはスーパーからランクを超越してないとね」

ということで、A〜Cの中でもF要素あるやつはSに入れる。

Jは「JUNK」の略です

俺の嫌いな音声作品評価はJですね。

これがAくらいの評価付いてるのありえないから!


我はメシア明日この世界粛清する(54687)

俺は間違ったこと何も言ってないのに

全然バズらない。

我はメシア、明日この世界を粛清する。(54687) をChatGPT に分析させる

2024-02-01

anond:20240201180700

メジャー誌」つってるんだけど…

新人賞受賞作がそのまま掲載される「メジャー誌」あったっけ?

受賞作発表ページにそれぞれ一コマくらいとあらすじ載って審査員編集の講評載って、で終わりじゃない?

anond:20240201175822

新人賞を受賞すれば受賞作がそのまま掲載される。

ウェブメディアでは常設でアマチュアを拾い上げる賞とかをやっていてその受賞作もそのまま掲載される。

ネームしまくって編集の没や修正大量にくらって作った読切」というのは、

それこそ受賞作のウケが芳しくなかったあとの「徐々に売れ線に寄せている」段階の作品のことだよ。

anond:20240201173908

「好きに描いたら掲載されない人」はそもそも新人賞や持ち込みの段階で落ちてる。

「好きに描いたら(編集者に)評価された人」の読み切り雑誌掲載される。

2024-01-26

Adoの件に見る「イエスマン有害性」と「トキシックイエスマン有害性」

今回のAdoの件、ブコメ等を見ていても基本的にはAdo側に同意する意見が多く、自分も同じような意見なので、

それに反論する側にさら反論する必要は本当は無いのかもしれないけれど、ちょっと考えた事が有ったので書いてみる。

 

自分違和感を持ったのは以下の「Adoお気持ち表明内容に違和感を覚える」等の意見。(この増田は一例で、大雑把にこの辺の意見

anond:20240125214431

 

その中でも「創作者に対しマイナス意見を言うなという事か」「周りをイエスマンで囲いたいのか」といったタイプ意見違和感を覚えた。

こうしたタイプ意見が前提にしているのは、例えば以下の増田の文のような、「創作者はマイナス意見も許容すべき」といった価値観

それに、クリエイティブを世の中に公開したときマイナスの反応が出ることを押さえつける、否定するのって提供側としてあるべき姿なのか?

クリエイティブやってれば思ったとおりに受け取ってもらえないことや、逆に迷惑に思われちゃうことだってよくあるじゃん

表にアウトプットを出す以上、そういう反応が出ることもひっくるめて覚悟キメる必要があるんじゃないかなーって思った。

さよなら絵梨でも主人公父親が言ってたじゃん。創作やってれば自分が傷ついちまうこともあるって。私はこの感覚価値観大事だなあって思うんだよな。(今回は創作自体というよりコラボについてではあるけれど)

なもんだからクリエイティブをやってる側が「私が正しい、お前たちが間違ってる、正せ」ってよう言えるなあって。

自由意見配慮に欠けた言葉として区別して、攻撃された傷ついた、傷つけた人間は悪、ってドツボにハマってるのはAdoの方なのではと思ったりした。

あいつはけなした、僕は怒った、それでこの一件はおしまい」とか、畜生ムカつくなあ今に見てろ、みたいなマインド大事というか。

「私は嫌だからブロックする」っていうのと「こんなやつはブロックされて当然の人でなしだからブロックする正しさが私にはある」ってのは全然違うというか。

この増田については、まずおさえるべき点があると思う。

 

Adoは「コラボに対してマイナス意見を言ってる方やそれに賛同してる方々へ」今回のツイートを書いているという事

 

増田はあたかも「Ado創作物へのマイナス感想も表に出すべきではないと言った」というような書き方をしているけど、そうじゃないんだよね、あくまで「コラボに対してマイナス意見を言ってる方やそれに賛同してる方々へ」なんだな。

創作においてたしかマイナス感想を拒絶し、イエスマンだけで周りを固めることには一定リスクが有る。つまりマイナス意見きっかけとした成長ができなくなる、という事だね。

けれど、「コラボに対して」に限定している今回の件ではこれは当てはまらない。

それに今回の件についてはさらに話がずれるっぽい。どうも、Adoファン自称)がコラボ相手に対し「パクリコピー」だのなんだのと誹謗中傷した、というのがきっかけらしい。

自分ファン自称)が他者コラボ相手)に迷惑をかけている、困った」という事態で、ファンに自制を求めるのは常識的対応だと思う。むしろやらないほうがどちらかといえばまずい。(ただ、やる義務があるかは微妙かな? やったほうがいい、程度か)

さてここで、通常のイエスマンはまぁ大雑把に以下の様に定義できるわけだけど

 

イエスマン対象に対しプラス意見しか言わない人

 

今回のファン自称)がこれに対するノーマン(?)かというと、むしろ形を変えたより厄介でトキシックな別のイエスマンの様に見える訳だ。

 

トキシックイエスマン対象に対してはプラス意見(本人の中では)しか言わないが、その周囲に対しトキシック言動に出る人

 

で、言いたいのは、このトキシックイエスマンに囲まれることは、単なるイエスマンに囲まれるより更にまずい事態になるんじゃない? ということ。

そして厄介なのは、往々にしてこのトキシックイエスマン自身の自認は「自分対象に対しマイナス意見も言えてる」だったり「自分イエスマンに囲まれ事態を防いでる」だったりすること。

しかし実際には、その人の言動創作プラスに繋がることはないし、単なるイエスマンに囲まれるより更にまずい事態しか引き起こさない。

ただのイエスマン自分の成長が阻害されるだけだが、トキシックイエスマン場合周りに迷惑を掛けてしまう。周囲を巻き込む以上、問題の大きさも質も段違いになってしまう。

 

VTuber等を見ていても、こうした「本人に対しては全肯定に近い態度だが、その周囲やコラボ相手に対しトキシック」な人はたまに見る。厄介だなぁ、と思う。

それがファンではない外野から見ると「本人に対してマイナス意見も言える非イエスマン」に見えているとしたら、更に不要なこじれが発生してしまっている、より厄介だ。

こうした厄介さは「イエスマン」という既存の語彙だけでは捕捉できないのが問題なのかな? と思ったので、今回は仮に「トキシックイエスマン」というあたらしい語彙を作って考えてみた。

 

 

最後蛇足自分創作者のはしくれなんだけど(この話題自称するにははしくれ過ぎるが)、個人的には「マイナス意見効用」についてもあんまりあるとは思っていない。

これは自分がやってるのが小説で、音楽とは事情が異なるというのもあるかもしれないので本当に蛇足なのだけど、

小説場合基本的に書くのは結構孤独作業で、例えば新人賞作品を送る場合でも誰にも見せずに送るという事もザラで、それで普通に受賞しちゃうケースも勿論ある。(自分がそうかは伏せる)

もちろん編集者の目や校正は入る訳だけど、それはマーケティングだったり専門知識だったりがある程度入っていて、素人マイナス意見とはすこし質が違う訳だ。

もちろん役に立つことがないわけじゃないけど、基本的プロでない人のマイナス意見マイナス感想がその作品やその後の作品の役に立つと思うのは、少し希望的観測が入り過ぎかなぁ、と個人的には思っている。

それに、逆に自分がほかの人の作品に対し「有益マイナス意見」を言えるかというと、真面目に考えるとムズイよなぁ、と思う。プロ同士でもそういうのは難しい。

だもんで「あいつはけなした、僕は怒った、それでこの一件はおしまい」も、あの漫画の話のようなプロ批評家場合ならともかく、素人マイナス意見にそのまま適用ちゃうのは、ちょっと微妙かなと。

もちろん感想を言う側としては「自分感想自由に言えて、しかもそれが役に立つ」となったら嬉しいのだとは思うけど、それって「チートスキル自分を見下してた奴らを見返す」みたいな一方的な都合のいい話でしかなく、

基本的にそんな都合のいい話は無いよ、と感想を言う事もあれば言われる事もある側としては思う。基本的に「お客様神様」的なご機嫌伺いよね、あれ。

ので、じつは「イエスマンで周りを固める」ことの方のリスクも、(デビュー済みで既に才能が確約されている場合は)思われているほど高くは無かったりするかもな、と。(特にAdoのような天才場合は、Adoのような天才の役に立つマイナス意見を言うのって、その為の才能が無い限り無理ゲーかなと)

しろそのリスクが高いと「思いたい」のって、非イエスマン自認の人の方で、それは実は自身を守るための希望的観測または願望に過ぎないのかもしれない。

とはいえもちろん、有益性の問題自由問題は別なので、「自分感想特に役には立たず、有害なだけだが、自由なので言う」という態度はアリだとは思う。ただ誹謗中傷にはならないように気を付ける必要はあるね。

2024-01-04

[]2023年後半に読んだ本

7月

読書11冊、ただし一部拾い読み)

山室信一キメラ 満州国肖像 増補版」★★

鈴木貞美満洲国 交錯するナショナリズム」★

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第8巻 上」

渡邊大門宇喜多秀家と豊臣政権

福田千鶴「江の生涯 徳川将軍家台所役割

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第8巻 下」

諏訪勝則黒田官兵衛 「天下を狙った軍師」の実像

坂野徳隆「風刺漫画で読み解く 日本統治下の台湾

地球の歩き方 E03 イスタンブールトルコの大地 2019-2020 【分冊】 1 イスタンブールとその近郊」

「A20 地球の歩き方 スペイン 2024~2025 (地球の歩き方A ヨーロッパ) 」

宮下遼物語 イスタンブール歴史-「世界帝都」の1600年』★★★

漫画

田中圭一うつヌケ」

ヤマザキマリとり・みきプリニウス12

美術

今月はなし。旅行の準備で忙しかった。

先月たくさん行ったしこれでOK

満州国については通史でしか知らなかったので、こうして改めて本で読み返すと得るものが多い。

8月

読書(14冊)

小笠原弘幸「オスマン帝国 繁栄衰亡の600年史」★★★

釘貫亨『日本語の発音はどう変わってきたか 「てふてふ」からちょうちょう」へ、音声史の旅』

今井宏平「トルコ現代史 オスマン帝国崩壊からエルドアン時代まで」★★

Jam「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ」

維羽裕介、北國ばらっど、宮本深礼、吉上 亮「岸辺露伴は叫ばない」 

北國ばらっど、宮本深礼、吉上 亮「岸辺露伴は戯れない」

Jam「続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 孤独も悪くない編」

田澤 耕「物語 カタルーニャ歴史 増補版-知られざる地中海帝国の興亡」★

今井むつみ秋田喜美「言語本質: ことばはどう生まれ進化たか

安藤 寿康 『能力はどのように遺伝するのか 「生まれつき」と「努力」のあいだ』

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第9巻 上」

杉本智俊「【図説】旧約聖書考古学

杉本智俊「【図説】新約聖書考古学

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第9巻 下」

美術

「デイヴィッド・ホックニー展」

イスタンブールバルセロナ旅行

旅先の歴史についての本や、旅先でも読めるくらいの軽さの本を読んでいる。岸部露伴地中海を飛び越える飛行機の中で楽しんだ。

言語学の本を少し含んでいる。

なお、イスタンブールドルマバフチェ宮殿には美術館が併設されており、そこにも行ったのだが流し見だった。今回の旅行テーマ絵画ではなく建築だったからだし、軍事博物館のイェニチェリの演奏を聞きたかたからだ。

9月

読書17冊+α)

長谷川修一「聖書考古学 遺跡が語る史実

福田 千鶴御家騒動大名家を揺るがした権力闘争

北國ばらっど「岸辺露伴は倒れない 短編小説集」

エマヘップバーン「心の容量が増えるメンタルの取扱説明書

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫10巻 上」

柞刈湯葉人間たちの話」★★

柴田勝家アメリカンブッダ

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第10巻 下」★★★

柴田勝家走馬灯セトリは考えておいて」

下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行 第S4話 露出狂時代

柞刈湯葉「まず牛を球とします。」

飯村周平『HSP心理学: 科学的根拠から理解する「繊細さ」と「生きづらさ」』

きい著、ゆうきゆう監修「しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方」。

堀晃 他「Genesis されど星は流れる元日SFアンソロジー

小川楽喜「標本作家」★

ブアレム・サンサル「2084 世界の終わり」

小川一水 他「Genesis 時間飼ってみた 創元日SFアンソロジー

人間六度スター・シェイカー」

漫画

荒木飛呂彦岸辺露伴 ルーヴルへ行く」

美術

トルコ共和国建国100周年記念 山田寅次郎展 茶人、トルコ日本をつなぐ」

柞刈湯葉柴田勝家も一度読んでから「しばらくは読まなくていいかな」と思ってしばらくしてから読みだした。柞刈湯葉表題作普段クールというか知的アイディアを軽やかに扱う感じではなく、意外な側面に驚かされた。柴田勝家Vtuber文化と死後のアーカイブ肯定的表現していたのが大変面白い

ブアレム・サンサルはもう何年も前にWIERD誌が紹介していたので読書メモに載せていたので読んだ。数歩遅れて読むことなどよくあることだ。僕は最先端を追うことにそこまで興味がない。

10

読書11冊)

十三不塔「ヴィンダウス・エンジン

フレドリック・ブラウンフレドリック・ブラウンSF短編全集1 星ねずみ

塩崎ツトム「ダイダロス

柴田勝家「ヒト夜の永い夢」

フランチェスコ・ヴァルソ (著), フランチェスカ・T・バルビニ (編集)「ギリシャSF傑作選 ノヴァヘラス」

オラフ・ステープルドンスターメイカー」★★

宮澤伊織 他「Genesis この光が落ちないように」

高水裕一「時間は逆戻りするのか 宇宙から量子まで、可能性のすべて」

奥本大三郎ランボーはなぜ詩を棄てたのか」★

フレドリック・ブラウンフレドリック・ブラウンSF短編全集2 すべての善きベムが」

トーマス・S・マラニー「チャイニーズタイプライター 漢字技術近代史」★★

SFが多くを占めた。面白いが徐々に飽きてくる。新人賞作品は読んでいるそのとき面白いんだけど、新しい思考の枠組みや発想に触れて、それが後まで自分に影響を与え続ける作品ってのは少ないのかも。

逆に星新一の源流の一つ、フレドリック・ブラウンなんかは、古びたアイディアと今でも色褪せないアイディアの両方がある。

タイプライター歴史面白く感じられた。あとは、純文学が少し恋しい。

他に読みたいのは歴史の本かなあ。それか、第二次世界大戦舞台とした小説か。「火垂るの墓」とか「野火」とかいい加減に読まないとと思っている。

美術

「第75回正倉院展」於・奈良国立博物館

11

読書(9冊)

池田利夫訳・注「堤中納言物語 (笠間文庫―原文&現代語訳シリーズ) 」

フレドリック・ブラウンフレドリック・ブラウンSF短編全集3 最後火星人

成美堂出版編集部いちばんわかりやす家事のきほん大事典」

池澤夏樹=個人編集 日本文学全集10巻「能・狂言説経節曾根崎心中女殺油地獄菅原伝授手習鑑/義経千本桜仮名手本忠臣蔵」★

フレドリック・ブラウンフレドリック・ブラウンSF短編全集4 最初タイムマシン

森万佑子「韓国併合-大韓帝国の成立から崩壊まで」★★

紀田順一郎日本語大博物館悪魔文字と闘った人々」★★★

木村光彦「日本統治下の朝鮮 - 統計実証研究は何を語るか」☆

エリック・H・クライン「B.C. 1177 古代グローバル文明崩壊」☆

美術

特別展やまと絵 -受け継がれる王朝の美-」。

永遠の都ローマ展」。

冊数が少ないのは池澤夏樹日本文学全集がぶ厚かったためだ。

日本語の活字についてや、日本植民地政策について読み始めたのは、先月の中国語タイプライターの本に、日本製の中国語タイプライターについての記述があったためだ。

12

読書(14冊)

ジョン・ウィルズ「1688年 バロック世界史像」

伊高浩昭 「チェ・ゲバラ 旅、キューバ革命ボリビア

後藤謙次10代に語る平成史」

麻田雅文シベリア出兵 近代日本の忘れられた七年戦争

楊海英「日本陸軍とモンゴル 興安軍学校の知られざる戦い」☆

塚本康浩「ダチョウはアホだが役に立つ」

重松伸司「海のアルメニア商人 アジア離散交易歴史

小倉孝保中世ラテン語辞書を編む 100年かけてやる仕事」★★

澤宮優、平野恵理子「イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑」☆

カムラクニオ「こじらせ美術館」★

宗美玄(ソン・ミヒョン)「女医が教える 本当に気持ちのいいセックス」★★★

泉健太郎「ウンチ化石学入門」

土屋健「こっそり楽しむうんこ化石世界

木村泰司「人騒がせな名画たち」

美術

なし

読んだのは全体的に近現代史が多い。

第二次世界大戦についての本は通史を何度か読んだが、テーマごとに読むとまた面白い歴史技術史とか思想史とか文学史とかの別の軸で見直さないと立体的に見えてこない。とはいえ、少しは立体的に見えたとしても、知らないことが無数にあり、出来事すべてを頭の中に残しておくのは難しい。歴史は誰と誰が知り合いかとか、活躍した時代以降にどう生きたかがわかってくると更に面白くなるんだろうが、あいくそこまで行っていない。

ダチョウの本は父親に薦められた。

12月は当たりが多く、上位3冊を選ぶのに悩んだ。ほぼすべてがオススメ

来年から方針を変えて、すべての本を★1つから5つまでの段階で評価してもいいかもしれない。

まとめ

一年を通してみると、「昆虫記」のウェイトが大きく、それから第二次世界大戦の本を多く読んでいる。それに並んで平安時代江戸時代などを扱った新書が多い。外国歴史の本は少ないが、旅先のイスタンブールバルセロナ歴史を扱った本が印象深い。

SF新人賞を数年分まとめて追いかけるのが習慣なのだが、もう少し純文学を読みたい。学生岩波新潮古典ばかり読んでいたのにどうしてだろう。

人権関係で読みたい本が多数ある。とはいえ、悲しい気持ちになるので元気のある時にしか読めないし、いつ元気になるかは予測ができない。

詩集は少ない。「智恵子抄」くらい。

ここ最近美術展に行っていないなと思いきや、振り返るとほぼ毎週行っている月があったので、まとめてみるのは大事だ。秋以降は少なかったが、これは理由がわかっている。

以上。

面倒なので来年も書くかはわからない。


2022年に読んだ本

[読書]2023年前半に読んだ本

2023-12-24

DB記載なし、巻中カラー(譲渡)

ハルタ,2021vol88 900pマイクリレー宇島久米田を参考にした

プレイボーイ,2011no48 109p この漫画パネェじょしらく紹介

月刊少年マガジン,2018vol3 40回月マガ新人賞グランドチャレンジコメント

少年マガジン,2012vol28 絶望先生最終回カラー

少年マガジン,2013vol49 せっかち1回カラー

コミックビーム,2010vol10 夜は千の眼を持つ、さよなら絶望頓智

ゲッサン,2010vol11 あだち40年小冊子付き

(追加)ヤングマガジン,2015vol6

(追加)少年マガジンドラゴン増刊,2009

(追加)別冊花とゆめ,2008vo12

(追加)シリウス,2010vol08,小冊子付き

(追加、分割)ヤングマガジンサード,2016vol5 クリアファイルのみ

(追加)少年サンデー,2013vol35

(追加)少年マガジン,2011,vol22-23

(追加)少年サンデー,2011,vol22-23

(追加)少年サンデー,2016vol9

(訂正、追加)ヤングマガジンサード,2014vol3 おわり人間ギャルルーズ

★重複(廃棄、希望あれば)

(訂正、分割)ヤングマガジンサード,2016vol5 本体のみ

(削除)少年マガジン,2014vol32 巻末赤松コメント、323p青春相談マガジンの回答

(削除)レックス,2015vol12 背景美塾背景萌え1回

ヤングマガジン,2015vol36

少年サンデー,2021vol47

少年サンデー,2021vol48

モーニング,2007vol27

少年サンデー2011vol11

ヤングジャンプ,2013vol31

マガジンSPECIAL,2008vo11

ファミ通,2011vol8/18-25

少年サンデー,2017vol20

別冊少年マガジン,2015vol8

少年サンデー,2014vol48

別冊少年マガジン,2011vol2

少年マガジン,2007,vol38

マガジンSPECIAL,2014vol1

月刊少年マガジン,2015vol8

月刊少年マガジン,2015vol12

月刊少年マガジン,2016vol1

★グッズ(譲渡、重複問わず)

じょしらく5巻 OAD付き

さよなら絶望先生15巻,16巻,19巻,20巻 OAD付き

さよなら絶望先生

かくしごとファイル

かくしごと ひめごと

じょしらく同人誌 orz 3u めんどくせー女

じょしらく同人誌 orz 3u じょしらく

かくしごと こんなイベントやって姫にバレたらどーする冊子

全曝し展 缶バッジ

アニカン,2012vol109 水島じょしらくインタビュー

アニカン,2008vol50 俗絶望MAEDAXインタビュー

アニカン,2007vol43 絶望久米田神谷対談

きゃらびぃ,2016vol372 アニメ店長トリビュート久米田

きゃらびぃ,2017vol392 かくしごと描き下ろし、はじめてのあにめいと

読売新聞,20110914 赤松映画対談、久米田上映に言及

さよなら絶望放送不安ブック

MAEDAX同人誌 おきびき

絶望先生同人誌 ゴルカム ぜつぼう!

同人誌 とぐち古 久米画展

同人誌 アシスタント背景美塾 背景萌え

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2023-12-21

anond:20231221103010

もしかして福田和子


大学卒業後、金融機関システムエンジニアとなる[1]。何年も新人賞に応募し続けるも最終候補作に残らず、

なぜだろうと考えながら大阪小説講座「創作サポートセンター」に通う。

そこに講師として参加した青心社社長福田作品が目に留まり[2]、2007年、航空謀略サスペンス『ヴィズ・ゼロ』で小説デビューした。

2023-12-18

小説の最終選考残って喜んでたらただひたすらに地獄だった

スペック

投稿歴 7年(うちブランク3年ぐらいだから実質4,5年)

書いているジャンル 大衆文学系 長編の賞に応募しがち

都内在住のアラサー 小説家になりたいと思い始めたのは高校生ぐらいか

愚痴から匿名投稿の方がいいかと思って。

俺は大学生の時から小説をシコシコ書いて賞に応募していた。学生の時は、短編は一次通過するけど長編は棒にも端にも、みたいな、まあよくあるワナビーだった。

それでもめげずに、なんとかつづけた。

二十代半ばから、出したらだいたい通過するようになった。二次まで通るようになったので、何回か編集部からコメントがもらえたりした。

そんで今年、初めて最終選考まで通過した。もちろんうれしかったけど、地獄みたいな時間だった。

一カ月も結果を待ってなきゃいけない……ただそれだけなんだけど、落ちたらどれだけ落ち込まなきゃいけないんだろう、みたいなことを延々考えてしまって、意識を保っていること自体苦痛だった。

一回目は正直本命の賞じゃなかったから、つらかったけど、落ちたあとはわりとケロッとしていた。

問題二つ目。今年二回も最終に残ったんですよ。働きながら。すごない?

けどこれが本当に本当に地獄すぎた。毎日結果のことを考えて泣いた。起こってもいないのにすでに絶望していた。

前回の賞と違って本命度が違ったというのが大きいと思う。賞金もちょっとした年収ぐらい出る。書籍化約束されている。名だたる作家を輩出している名門の新人賞

もしこれでデビューが決まったら……めちゃくちゃ楽だよなあ……そう、思ってしまう。そんなふうに思ってしま自分の心の弱さに、また涙がでる。その繰り返しだった。毎日毎日

俺は一年に一本長編小説を書いていて、500枚ぐらい(15万字ぐらい)になるので一年がかりの大がかりの作業だ。これがもうものすごく疲れる。

会社員ではないが仕事をしながら執筆しているので、普通に忙しい。バイトではなく自営なので、繁忙期は仕事してるだけでわりとハードだ。

学生の時はあまり思わなかったが、仕事していると常々思う。

仕事して金稼ぐ方が圧倒的に楽だよなあ、と。

あたりまえのことだがデビューしていない人間の書く原稿原稿はいっっっっっっっっっっっっさい発生しない。あたりまえだ。

あたりまえではあるのだが、仕事をする一時間原稿を書く一時間で生み出すものの差を思うと泣きそうになる。

もちろん金のことを言い出すのは言いっこなしだと思う。でも、何年もやっていると、どうしても、バカみたいな時間だよなあ、と思ってしまう。

学生の頃、小説を書くだけあって俺には全く協調性がなく、みんなと一緒に頑張って何かをする的なことが全然できなかった。そういう自分の性根をわかっていたので、就活をしながらも(小説家にならないとどっかで人生詰むだろうな)と思っていた。実際会社員を数年やっていたが全然ダメダメだったし、給与キャリア全然上がる見込みがなかった。

けど独立してみたら案外イケた。一人親方仕事をする分には俺はわりとうまくいく側の人間だったらしい。月70万~90万ぐらい、バッと稼げるようになった。会社員の時は手取り25万とかだったのに。

手取り25万の会社員の頃、仕事へのモチベーションは皆無で、(まあでも俺小説家になるっていう切り札隠し持ってますし?)(賞獲ったら一気に出し抜くぜ)と思ってどうにか、キャリアを積めそうにないことをごまかしていた。同世代たちが中間管理職になったり後輩指導したりしてるのを、すごいなあと思いながらも、自分がどうやらそこにはいけなそうなことにないことに絶望したり、バリバリ働いて稼いでいるらしき同世代らに対して醜いコンプレックスを感じたりしていた。小説家になりたい、と思っている一方で、同世代よりは年収稼ぎたい、とか、出世してみたい、とか、そういう世間一般に即した野望も捨てきれずにいた。要するにすごくどっちつかずだった。

会社を辞めたのにはいろいろ理由があったのだが、辞めたら適性があっていたのか会社員時代よりいろいろうまくいった。

仕事内容も自分の得意分野だしやってみたかった憧れの仕事だった。ものすごくあっさりと年収が上がったし、お金を遣える幅も変わった。

そうなったとき、あれ?と思った。俺小説をわざわざ苦しんでまで書かなくても楽しくない? と。

話は戻る。最終選考の結果、落ちた。振出しに戻った。

あーーーー自殺したい、と心から思った。それを実行するには成功率ものすごい低いらしいと知っているので試しもしなかったが、何をしても、もう、楽しくない、と思った。

落ちたことよりも、落ちたということはまた最終選考に残って、はらはらするひと月を過ごすこの地獄みたいな体験を繰り返さなければいけないのかということが、とんでもない苦痛に思えた。今も思う。一応原稿は書いてるけど、今後どうしていいかよくわからない。

二回も残るってことは才能があるんだと思う。でも、ここ継続できるかどうかも才能の一つだ。ここでダメなら小説家になれたとしても続かない。

みんな、やたらと頑張ってって言ってくれるけど、努力している人を応援することで夢に乗っかりたいだけなんじゃないのかって最低なことを思ってしまう。

小説を書くことだけじゃない。夢を見続けるのにも体力がいる。

最終選考どころか選考通過もせず、小説誌の選考結果ページに自分ペンネームがないことに絶望してはしょげかえっていた学生時代自分に言いたい。

どうにかここまではこぎつけた、でも、ここはここで地獄だぜ、と。

AV女優とかお笑い芸人とかが小説書いて出版してるのみると正直発狂しそうになる。俺も何か突飛なプロフィールあればカドカワあたりが拾ってくれるんだろうか、とかね。

読書ぐらいしか好きなことないから金は売るほどあるし人生それなりに楽しい

それでも俺は小説家をこれからも目指すんだろうか。今はもうよくわからない。疲れてるから小説家目指してるとは思えないぐらいの駄文だけど小説家なりたいワナビに届いてほしい。

小説の最終選考残って喜んでたらただひたすらに地獄だった

スペック

投稿歴 7年(うちブランク3年ぐらいだから実質4,5年)

書いているジャンル 大衆文学系 長編の賞に応募しがち

都内在住のアラサー 小説家になりたいと思い始めたのは高校生ぐらいか

愚痴から匿名投稿の方がいいかと思って。

俺は大学生の時から小説をシコシコ書いて賞に応募していた。学生の時は、短編は一次通過するけど長編は棒にも端にも、みたいな、まあよくあるワナビーだった。

それでもめげずに、なんとかつづけた。

二十代半ばから、出したらだいたい通過するようになった。二次まで通るようになったので、何回か編集部からコメントがもらえたりした。

そんで今年、初めて最終選考まで通過した。もちろんうれしかったけど、地獄みたいな時間だった。

一カ月も結果を待ってなきゃいけない……ただそれだけなんだけど、落ちたらどれだけ落ち込まなきゃいけないんだろう、みたいなことを延々考えてしまって、意識を保っていること自体苦痛だった。

一回目は正直本命の賞じゃなかったから、つらかったけど、落ちたあとはわりとケロッとしていた。

問題二つ目。今年二回も最終に残ったんですよ。働きながら。すごない?

けどこれが本当に本当に地獄すぎた。毎日結果のことを考えて泣いた。起こってもいないのにすでに絶望していた。

前回の賞と違って本命度が違ったというのが大きいと思う。賞金もちょっとした年収ぐらい出る。書籍化約束されている。名だたる作家を輩出している名門の新人賞

もしこれでデビューが決まったら……めちゃくちゃ楽だよなあ……そう、思ってしまう。そんなふうに思ってしま自分の心の弱さに、また涙がでる。その繰り返しだった。毎日毎日

俺は一年に一本長編小説を書いていて、500枚ぐらい(15万字ぐらい)になるので一年がかりの大がかりの作業だ。これがもうものすごく疲れる。

会社員ではないが仕事をしながら執筆しているので、普通に忙しい。バイトではなく自営なので、繁忙期は仕事してるだけでわりとハードだ。

学生の時はあまり思わなかったが、仕事していると常々思う。

仕事して金稼ぐ方が圧倒的に楽だよなあ、と。

あたりまえのことだがデビューしていない人間の書く原稿原稿はいっっっっっっっっっっっっさい発生しない。あたりまえだ。

あたりまえではあるのだが、仕事をする一時間原稿を書く一時間で生み出すものの差を思うと泣きそうになる。

もちろん金のことを言い出すのは言いっこなしだと思う。でも、何年もやっていると、どうしても、バカみたいな時間だよなあ、と思ってしまう。

学生の頃、小説を書くだけあって俺には全く協調性がなく、みんなと一緒に頑張って何かをする的なことが全然できなかった。そういう自分の性根をわかっていたので、就活をしながらも(小説家にならないとどっかで人生詰むだろうな)と思っていた。実際会社員を数年やっていたが全然ダメダメだったし、給与キャリア全然上がる見込みがなかった。

けど独立してみたら案外イケた。一人親方仕事をする分には俺はわりとうまくいく側の人間だったらしい。月70万~90万ぐらい、バッと稼げるようになった。会社員の時は手取り25万とかだったのに。

手取り25万の会社員の頃、仕事へのモチベーションは皆無で、(まあでも俺小説家になるっていう切り札隠し持ってますし?)(賞獲ったら一気に出し抜くぜ)と思ってどうにか、キャリアを積めそうにないことをごまかしていた。同世代たちが中間管理職になったり後輩指導したりしてるのを、すごいなあと思いながらも、自分がどうやらそこにはいけなそうなことにないことに絶望したり、バリバリ働いて稼いでいるらしき同世代らに対して醜いコンプレックスを感じたりしていた。小説家になりたい、と思っている一方で、同世代よりは年収稼ぎたい、とか、出世してみたい、とか、そういう世間一般に即した野望も捨てきれずにいた。要するにすごくどっちつかずだった。

会社を辞めたのにはいろいろ理由があったのだが、辞めたら適性があっていたのか会社員時代よりいろいろうまくいった。

仕事内容も自分の得意分野だしやってみたかった憧れの仕事だった。ものすごくあっさりと年収が上がったし、お金を遣える幅も変わった。

そうなったとき、あれ?と思った。俺小説をわざわざ苦しんでまで書かなくても楽しくない? と。

話は戻る。最終選考の結果、落ちた。振出しに戻った。

あーーーー自殺したい、と心から思った。それを実行するには成功率ものすごい低いらしいと知っているので試しもしなかったが、何をしても、もう、楽しくない、と思った。

落ちたことよりも、落ちたということはまた最終選考に残って、はらはらするひと月を過ごすこの地獄みたいな体験を繰り返さなければいけないのかということが、とんでもない苦痛に思えた。今も思う。一応原稿は書いてるけど、今後どうしていいかよくわからない。

二回も残るってことは才能があるんだと思う。でも、ここ継続できるかどうかも才能の一つだ。ここでダメなら小説家になれたとしても続かない。

みんな、やたらと頑張ってって言ってくれるけど、努力している人を応援することで夢に乗っかりたいだけなんじゃないのかって最低なことを思ってしまう。

小説を書くことだけじゃない。夢を見続けるのにも体力がいる。

最終選考どころか選考通過もせず、小説誌の選考結果ページに自分ペンネームがないことに絶望してはしょげかえっていた学生時代自分に言いたい。

どうにかここまではこぎつけた、でも、ここはここで地獄だぜ、と。

AV女優とかお笑い芸人とかが小説書いて出版してるのみると正直発狂しそうになる。俺も何か突飛なプロフィールあればカドカワあたりが拾ってくれるんだろうか、とかね。

読書ぐらいしか好きなことないから金は売るほどあるし人生それなりに楽しい

それでも俺は小説家をこれからも目指すんだろうか。今はもうよくわからない。疲れてるから小説家目指してるとは思えないぐらいの駄文だけど小説家なりたいワナビに届いてほしい。

2023-12-16

就活は才能を見いだす場所じゃないんだわ

大学生とか、あるいは氷河期世代のオジオバとか、「こんなに優秀な私が採用されない(されなかった)のはオカシイ!」とSNSで叫んでいる奴多いが、企業採用活動というのは、才能や能力を見い出す場所ではないのよ。

ぶっちゃけ、採る側から見れば、誰でもいいわけ入社後、仕事をこなせる人材であれば、A君を採ろうと、B君を採ろうと、どっちでもいい。ほんとどっちでもいい。

もちろん、採用される側から見れば、その会社に受かるかどうかで人生が変わってくるから、大問題なんだけど、会社から見れば、何の問題もない。

なんか企業採用を、オーディションとか新人賞とかと勘違いしている人がいるんだよね。

芸能オーディションなら、落とした人材が、他社に拾われて、大スターになれば、落とした側の能力が疑われるし、

小説新人賞なら、落とした作品が他社で出版されて大ベストセラーになったら、これも問題

進撃の巨人という漫画が、最初持ち込んだ編集部に落とされたことも、ずっと言われているよね。

でも、企業採用で、問題になるのは、採用した人のパフォーマンスが悪かった時のみ。

無能採用した時だけ問題になる。

逆に、採用で落とした人が、その後、億万長者になろうとも、総理大臣になろうとも、採用が間違っていたということにはならんのよ。

からこそ、学歴フィルターというもの機能しているわけで、たとえば東京一工早慶という超ハイレベル学歴フィルターを設定したとして、もちろん、それで阪大ガチ優秀な人は取れないわけだけど、それでも全く問題ないわけ。

東京一工早慶という学歴フィルター採用した人よりも、落ちた阪大の人のほうが優秀で、他で大活躍することだって、十分にあり得るが、会社としては何の問題もない。

入社した人が、期待したパフォーマンスを出してくれれば、それでいいだけだから

良くあるMARCHラインフィルターかけて、採用した法政の人より、不採用になった明治学院の人のほうが、もしかしたら優秀かもしれないけど、それでも何の問題も無い。

何度も言うが、採用問題になるのは、無能を採った時だけで、優秀な人を取り逃がしたことは、企業採用活動で何にも問題にならないから。

実は、これ、大学入試も同じで、東大落ちた人が、総理大臣になろうと、ノーベル賞取ろうと、東大入試が間違っていたということにはならない。

就活とか大学入試とかは、芸能文化スポーツ分野での、オーディションとか新人賞とかと本質的に違うんです。

2023-11-25

1985年デビュー女性アイドルキャッチフレーズ

斉藤由貴 時代だって、由貴に染まる。

南野陽子 純だね。陽子

浅香唯 フェニックスから来た少女

中山美穂 「C」から始まる未来少女

本田美奈子 好きといいなさい!

芳本美代子 輝けミッチョン!

河合その子 フランス中国ハーフ女の子

いしのようこ スキッピンエンジェル

大西結花 不思議チック少女

網浜直子 ちょっと変な女の子

松本典子 とどくかな、笑顔

森川美穂 涙ひとつ、おいてきます

藤原理恵 エピックソニーファーストキス

岡本舞子 今、とってもJUICY(14) AGE

森下恵理 齧じってごらん、エキゾチックフルーツERI

森田まゆみ しぼりたて好きです

若林加奈 45%妖精

セイントフォー 100%女の子のままデビュー

橋本美加子 『まつ毛ちゃん』に逢ったらよろしくと。

石丸奈津子 なんなんだ、なつこ。感じる、異星。

江原由希子YOU) カシミヤタッチ一人っ子

森口博子 よかった、君がいて

井森美幸 井森美幸16歳、まだ誰のものでもありません

1985年デビューではなく1985年デビュー1985年新人賞レースに参加できるかどうかが基準。なので1984年11月デビューセイントフォーも含まれる。

森川美穂キャッチフレーズは「涙ひとつ、おいてきます。」「多感世代ヴォーカルヒロイン」「振り向いて、MIHO」の3パターン

キャッチフレーズが分からなかった人たち(おニャン子クラブ佐野量子志村香奥田圭子ツインキーベリーズ村田恵里など)は断念

2023-11-10

出版業界の自浄作用は期待できるか

勢いで書いてます

文庫新人賞の件で、X上で作家の方の意見が訴えた新人側が悪いというものが大半で嫌気が差しました。

その上パワハラ被害に遭われて結果的に亡くなられた作家の方の件には全く触れないので卑怯だと思いました。(この件は知られてない方も多いのでなんとも言えないのですが)

ここでタイトルになるが、

書籍評価基準が売上であり、その売上=購買に至る経緯が読者個人評価であり、たとえ他の作品パクリだったり編集パワハラされながら作られた本だったとしても、「作家作品は別」と言って作品を購入するともれなく作品をパクった作者やパワハラ編集評価されることに繋がるのではないだろうか。

そうしてループし続けて自浄作用は期待できないのではないかと思った。

売上が評価基準なのは商売から分かりる。が、だからといってモラルに反したりパワハラしてもお咎めありませんということは違うと思う。

ここで言いたいのは、完全に「作家作品は別」にできないだろうかということ。つまり作品のもの評価作品だけ、作者や編集などの個人の振る舞いについては別途評価される機構や仕組みが作られれば自ずと変わっていくのではないかと思った。

ここまで偉そうなこと書いといて出版業界は詳しくないし考えも甘いのでどなたか意見を下さい。

お目汚し失礼しました。

2023-11-06

anond:20231106153519

儲かってるか儲かってないかもわからないけど小説家は儲かってないの?

毎年のように新しい人がデビューして新人賞取ったり直木賞だの芥川賞だので話題になったりしてるから人気(=儲かる)の職業だと思ってた

ちなみに自分はほんタメの知識しかない

【22時追記あり】「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・前編

選抜条件



上記の条件のうち、いくつかを満たしているもの作家ごとに紹介する。

作品オチには触れないつもりだが、途中に何が出てくるかとかそういったレベルでは作品の内容に触れる。

記憶を頼りに書いているので誤っているかも。

グレッグ・イーガン

思い入れが多い。ただ、近年のイーガン長編自然科学素養が無いと何を言っているかまったくわからない作品が多いので(高校どころかひどいのになると大学院レベル)、短篇から入るのがオススメ人類寿命が実質無限大なので、天文観測のために2人きりで宇宙に出て平気で数万年かけて工事するなんてエピソードもあったりするんだけど、わかりやす宇宙ヤバい系だったら「ワンの絨毯」かな。この長編版のディアスポラは未読。イーガン大好きなんだけど、たまに作者の顔がちょっと透けちゃう

アンディ・ウィアー

火星の人」はなぜか「オデッセイ」の邦題で公開された映画原作で、火星にたった一人取り残された男が持ち前のオプティミズムで生き延びていく話だ。不足する酸素を作り出し、糞便からジャガイモを育て、何とか地球コンタクトを取り、必死地球への帰還を目指す。コンタクトを取れた瞬間に希望が開けていく様子が素晴らしい。

気温の低い火星で暖を取る意外な方法に注目。

プロジェクト・ヘイル・メアリーは、基本的ネタバレなしで読んでほしい。冒頭は記憶喪失の人物意識を取り戻したところからまり振り子の周期から重力加速度を割り出すことで自分地球にいないことを悟る。そして、ご地球外のミッションに送り出された理由を思い出す(ブクマの指摘でネタバレ削除)。

仲間の二人が死んでミイラ化しているという絶望的な状況からスタート。この作品も、サイエンスに対する信頼が読んでいて楽しい

上田早夕里

「オーシャンクロニクルシリーズおすすめ

近未来スーパープルームで海面上昇と地殻変動が起こり、人口が減少した世界日本列島さらに小さな島嶼の群れになっている。この世界には現生人類に似た陸の民と、魚のような生き物と双子として生まれ、その魚を肉親・パートナーとして暮らす海の民がいる。短編長編もあり、海の民と交渉する陸の民の物語もあれば、やがて次の訪れるであろう、人類滅亡クラスさらに大きなスーパープルームから人類を何とか生き残らせようと健闘する人びとが主役の話もある。なんとか宇宙進出するとか、人類を海に適応した海生生物にしてしまうとか、核融合炉で地下都市建設するとか、その絶望的で悲痛な努力が胸を打つ。作品によっては「異形コレクション」にも収められている。ある意味では「日本沈没」の精神的な続編でもある。

イヴィッド・ウェリントン

最後宇宙飛行士」は後述の「宇宙ランデブー」にプロットが似ていて、太陽系に未知の物体侵入してくるんだけど、オウムアムアの正体に対する考察にもなっていて面白い。また、主役がどうしても宇宙に出たいんだけど、ミスで同僚を死なせてしまったがゆえに長らく宇宙とは無縁の生活を強いられているところからスタートする。挫折したヒーロー、いい意味映画的で、リーダビティが高い。ややホラー寄り。

H・G・ウエルズ

古典のはずなんだけど児童書をのぞいて意外と読めていないなって作家。なんだけど、自分タイム・マシンという小説で「複数の種に分岐してしま人類」「知性を失った人類の子孫」「太陽が死んで滅亡に瀕する地球」という趣味を開花させてしまった。そういう意味では自分読書傾向に決定的な影響を与えたと言っていい。

円城塔

言語数学モチーフにした幾分難解な作品が多いのだが、最初作品の1つである「Self Reference Engineは少し肩の力を抜いて読める。舞台現実改変能力を手に入れてしまったAIの発生により、無数のパラレルワールドに分裂してしまった宇宙で、AI同士が互いの存在物理法則もろとも演算して書き換えようと争っている。壮大な世界観だが、22の断章の中ではシリアスありユーモアあり小噺あり抒情的短編ありと、何でもありだ。とにかく翻弄される人類おかしい。

小川一水

この人は「天冥の標」で有名なんだけど、長すぎるし自分も未読だ。「老ヴォールの惑星とかフリーランチ時代とか、短篇集も面白いのが多くて、特に「老ヴォールの惑星」はエイリアンの生態ものでは特に面白かった。上記の条件を満たす作品じゃないけど好き。

オキシタケヒコ

この人はどちらかと言えば筺底のエルピスで有名かもしれないけど、僕が好きなのは短編連作「What We Want」「平林君と魚の裔」「止まり木暖簾だ。これは銀河系が巨大な通商連盟支配されているという設定で、アメリカ大統領契約違反国民ごとエイリアンに売り飛ばされている。主人公必死になって地球に帰還した関西弁日系アメリカ人特に面白かったのが2作目の「平林君と魚の裔」で、この通商連盟の究極の目的が明らかになる。

問題なのは、この短篇集があちこちアンソロジーバラバラに収録されていることかな。せっかくなのでそれぞれ購入したうえで他の作品も読んで、お気に入り作家を増やしてほしい。僕も河出書房の「NOVA」とか東京創元社の年間傑作選とかでお気に入り日本人作家を増やした。後者新人賞作品も載ってるしお得だよ。

A・C・クラーク

幼年期の終わりについては一度ここに書いたけど、人間進化していって人間の形を失っていく未来が好きだ。それでも残る人間らしさとは何だろうか。共感だろうか、知識だろうか、はたまた血縁だろうか。

2001年宇宙の旅キューブリック映画で有名で、「ツァラトゥストラかく語りき」のパロディが笑えるほど量産されているんだけど、これもまた人類進化を扱った作品なのでオススメというか、進化ものでは避けて通れない作品。悪役である人工知能HAL9000がなぜ狂ったのかは「2010年」で明かされるんだけど、理由がわかるとちょっとかわいそうになる。「3001年」は「ぼくのかんがえた最強の未来社会」っぽくてそういう楽しみがある。

あえて注意することとしたら、解説で紹介されているキューブリック映画に関するブラッドベリクラーク発言現代価値観では不穏当な個所があることかな。

あとは宇宙ランデブー太陽系侵入してきた物体を探査するという一直線のプロットなんだけど、とかく未知のものに触れる驚きがいい。人物描写が浅いと批判されるのもわかるんだけど、人類が訳の分からないものに触れて戸惑うのが好きなんだからしょうがない。

意外とクラークを読んでいないことに気づく。

小松左京

「果てしなき流れの果に」については前に書いたね。基本的小松左京作品の傾向は宇宙人類日本人運命テーマらしいので、「三体」が好きだった相性がよさそう。実は残念ながら長篇は日本沈没しか読めていない。と言うか三体は宇宙人類中国人運命テーマだよね。

続きはこちら

2023-11-01

各巻4000部しか売れてないラノベ作家だとしたらそれは単なるマイナー副業家の域を出ないだろ……

つうか6万って600円の投げ銭100人から集めるだけで達成できるわけで、多くのAI絵師ドンドン達成してる程度のレベルじゃん。

それを指して「有名作家じゃんマジやべえ!」はおかしくね?

俺はおかしいと思う。

やっぱアニメ化するラインは超えないと無名なんじゃないかな?

有名ってのは「興味がなくても勝手名前が耳に入る」のレベルだと思うよ。

日本語定義的な意味合いでね。

まあこれは世界作家に対する解像度の低さが悪いんだけどね。

LV0「一作書き上げたこともないワナビ

LV1「HPに載せたSSが一部でちょっと話題

LV2「自費出版したはいいけど全然売れてない赤字作家

LV3「新人賞を勝ち上がって実力でレビューした期待の新人

LV4「アニメ化もした有名作家

LV5「アニメ原作馬鹿売れの超有名作家」 

ぐらいの感じやろ?

まあ人口分布考えるとそこまで間違ったピラミッドだとは思わんけど、それにしたってLV2~LV4ぐらいの間にある個性あふれるグラデーションがガン無視されている感じ。

「有名ではないし食えてもいないけど紛れもなく作家と呼ぶべき人物」っていう立ち位置の複雑さから皆が意識をそらし過ぎてるんだと思うわけよ。

2023-10-19

教師をやっていると人間が歪むのはなぜか

noteザッピングしていると、ある作家志望の人の記事が出てきた。

今までフルタイム高校教師をやっていたが、今年からパートタイム教師になり、作家を目指すというのだ。

まあ作家を目指すことじたいは別にいいのだが、びっくりしたのがその動機

今の高校生小説を読まないから、高校生小説を読ませるために、自分小説を書いて小説家になりたい。

私が今まで見てきた作家ワナビーというのは、好きなことを仕事にしたい、お金持ちになってタワマン住みたい、有名になってちやほやされてオフパコしたい、とかの「自分が何々したい」という人たちばかりだっだ。

でもこの現役教師作家志望は違う。

「人に何々させたい」というのが創作動機なのだ

普通市民社会で生きていて、自分が何々したい、なりたいとの欲望を持つことは普通だし、それが資本主義原動力になっていると思うが、人に何々させたいとの欲望を抱くことはほとんどないんじゃないかと思う。

また作家になるためには出版社主催新人賞を取ったり、小説投稿サイトでランキング上位になったりすることが必要だが、そのためには、選考委員や読者の趣味嗜好を分析しつつ、楽しんでもらえるためにはどうしたらいいか相手欲望自分が合わせることが重要になる。

それは、人に何々させたい、と願うこととは真逆行為だ。

教師をやっているような人たちは、人に何々させたいとの欲望を当然のように持っていて、それは生徒に指示命令することを仕事でやっているからそうなったのか、もともと歪んだ人が教師になるのか、どちらにしろ教師人間が歪んでいるなあと思った。

2023-10-10

新海誠の好きなところと微妙なところについて書く

あんまり映画を観る方じゃないけれどね。

ほしのこえ

記憶は定かではないが、おそらくこれが最初に見た新海アニメ

大学在学中はSFに飢えていて、「AKIRA」とか「エヴァンゲリオン」とかを観ていたのだけれど、「ラーゼフォン」にはハマることができなかった。問題は長さなのではないかと思い、26話も見る必要のない映画を手に取った。

この作品が好きだったのは、クラークイーガンが好きだった自分が求めている、別の惑星風景描写があったことだ。僕が映像作品評価するのは、どれくらい思いがけない風景を見せてくれるかだ。火星の大地や、木星イオあいだにかかる雷の橋が美しかった。ヒロインから携帯メールにも確かクラークへの言及があった。

また、日常の美しさを切り取った言葉を、詩のようにつなげていくアニメを見たのは初めてで、そこも新鮮だった。

敵方宇宙人が、鏡像となって話しかけてくるところなど、露骨エヴァの影響を受けているし、詩的な文章村上春樹フォロワーに過ぎないと感じはしたものの、この監督作品もっと見てみたいと感じた。

「僕と彼女の猫」は忘れてしまった。珍しく自分好意を寄せている女性視点失恋の話だった気がする。

雲のむこう、約束の場所

僕が好きな要素がとにかく詰まっていた。架空歴史知的早熟だけれども情緒的には年相応の少年少女、そして天にそびえる真っ直ぐな塔。東京からも見える北海道メガストラクチャーという、自分想像力はるかに超えた世界を見ることができた。

もちろん、欠点もあった。ヒロイン・佐由理を救うか世界を救うか決断を迫られる主人公・浩紀は、セカイ系典型例に感じられて冷めてしまったし、あと、これは前にも書いたのだけれど主人公のやっていることはテロリズム肯定だ。

テロ組織名前も、北海道を手に入れるためなのにアイヌ解放戦線じゃなくて、サハリン樺太先住民族ウィルタ解放戦線だ。ヒロイン祖父名前キノエはアイヌ系の名前だが、そこには一切触れられないし、朝鮮半島のように南北に別れた家族悲劇は、ごくわずしか触れられず、プロットには絡んでこない。つまるところ、政治は装飾でしかない。いいのか。

にもかかわらず、この作品を好きになってしまった。アニメで精密に描かれた東京景色は、当時の僕の生活圏とかぶっていた。自分の暮らす世界彩度を高めた景色は、ぐずぐずとした感傷に僕を引き込んだ。何にもでもなれると、まだかろうじて思い込めていた頃だった。

そして、テーマ曲があまりにも切なく、これがずっと頭の中で流れ続けていた。過剰なまでに作中で繰り返され、露骨でさえある。しかし、悔しいけれども切ない気持ちになるのをやめられなかった。ラストで虚無に飲まれ北海道の美しさで息をのんだ。

自分青春に満足できていなかった僕は、この甘ったるいテーマ曲映画呪縛されていた。批判しつつも、フィルムブックとノベライズを買ってしまうほどだった。これが感傷マゾなのか。

秒速5センチメートル

退屈さを感じる場面や、冗長な個所もあった。でも、日常風景を美しい色合いで描くアニメを他に知らなかった。第2話冒頭の、貴樹が空想する巨大ガス惑星が空にかかった惑星風景は、僕が創作していたSF小説舞台として何度も用いた。

そして、第3話で流れた「One more time, One more chance」ですべてを持っていかれた。ヒロイン・明里と結ばれないラストを見て「そうなんだよ! これこそが人生なんだよ! はっはっは!」と快哉を叫んだ。「鬱エンドだ」「悲しい」と言っている連中を笑っていた。なんてこじらせた大学生だったんだ。これもノベライズを買った。

振り返ってみれば、主人公はいつまでも明里の幻影に惑わされており、サーフィン少女・花苗の気持ちちゃんと向き合っていない。独り身の期間が長かった自分は「応えてやれよ!」とあとになって思ったものだった。そりゃあ、思春期から初めての感情ばかりで、あまりにも未熟で、だから人間関係で目も当てられないような失敗を繰り返すんだけれど、「結局お前モテてんじゃん!」と怒りが湧いた。

後に、貴樹をはじめとした新海アニメ主人公たちはどうやって童貞卒業したのかな、夜のお店かな、などと根拠のまったくない最低な空想をするようになってしまった。自分がそうだったからって投影するなよ。

星を追う子ども

激しくツッコミを入れながら観た作品

統一感のない固有名詞(※僕はファンタジー名前を付ける際には一貫性必要だと信じている。だからアルカンジェリ、ケツァルトル、シャクナ・ヴィマーナと複数言語から安易に引っ張ってくるのを良しとしないし、文法的に怪しいヴィータクアやフィニステラという語も納得できない)、ジブリの表層だけをなぞったような描写主人公明日菜が地上世界と地下世界の両方の血を引いているという重大な設定が劇中ではほとんど描写されないなど、自分が気に食わなかった点は多数あるが、最大の問題点は悪役の森崎(ムスカ揶揄される)のサブプロットのほうが面白く、新海誠思い入れを持っているように感じてしまったところだ。

愛するもの喪失を受容せず(子の喪失ってキーワード村上春樹フォロワーっぽい)、代理品や依り代を求め、神々なり悪魔なりと契約する姿は碇ゲンドウともかぶり、なんにせよ強烈なキャラで、明日菜を食ってしまっている。いっそ明日菜いらなくないか

冥界をめぐり、禁断の知識の代償として盲目になるのは神話的でちょっと良かったけどね。

この頃から、新海アニメを僕はさら批判的に見るようになる。

しかし、作者の意図性癖が透けて見えるというのは一方的に親しみを感じる契機でもある。不完全にゆえに見透かせるものがあり、理解者になれたと錯覚できてしまい、結果的作品を愛してしまうことがある(※これは新人賞を取った作品を読むときもそうなんだけど、「作者はこういうことをやりたいんだろうな。なら、ここをこうすればもっとよくなるだろうな」と考えつつ読むことが多い。創作をしていた人にありがちなことなのかな?)。

言の葉の庭

言いたいことはたくさんある。

けれども、最大の欠点は「何でもかんでも台詞説明してしまうこと」だ。

最後タカオとユキノが見つめあう場面で、高まった気持ちをぶちまけるのだけれど、音楽映像がうるさいなので、台詞なんていらない。

海監督は文章を書く能力はあるのは認めるけれども、「説明小説でやれ」と感じる。「なんでも説明するのをやめてくれ、映画受け手を見くびるな」とも感じた。

そして、鮮やかな色彩がわざとらしく感じられ、反発を覚え始めた。

ただ、この頃から日本古典を扱いだしたのは嬉しい。ささやか愛国心が満たされる。

僕は海外文学が好きなので、逆に外国の人に日本の詩を知ってほしい。

君の名は」「天気の子

観ていない。

言の葉の庭」の一件もあったが、ハッピーエンドになったということを聞いて、寝取られ性癖(というかBSS、「僕が先に好きだったのに」?)を抑える優秀なプロデューサーがついたんだな、とシニカルに考えていた。売れるようになった、大ヒットを飛ばすようになったとも耳にして、新海誠自分からどんどん離れて行ったように感じた。そして、もう二度と新海アニメを見ることはないだろうと思った。友人や尊敬するSF作家が見ていると聞いても、耳を塞いでいた。

君の名は」の予告の「スカート注意、男子目線!」といったセリフにも、新海誠性癖が透けてみるのだけれど、徐々に作者のあけすけな欲望に対して嫌悪を感じるようになっていた。

これは男子出身の僕がそうだからかもしれないけれども、僕には、男性監督女子高生をじろじろ見て偏愛していると気づくと、鬼の首を取ったかのように指摘してやりたくなる悪癖がある。岩井俊二映画を観たときもそうだし、「ラストレター」を観たときは「俺を振った女は不幸になればいい」という怨念を感じた。庵野秀明俳優やってたのはめっちゃ面白かったけどね。

「すずめの戸締まり

ある女性が新海アニメが好きで、じゃあ一緒に見に行こうということになった。ただし、彼女が好きだったのは「君の名は」以降だった。

「お手並み拝見」と思いながら(なんだかんだで楽しみにしていた一方、不安でもあった)観てみると、極めてまっとうな少女の成長映画になっていて驚いた。

被災者のすずめが「死ぬのなんて怖くない」と言っていたのが、逆に震災記憶と向き合い、心底死を恐怖し、逆に生きる実感を取り戻す構成が素晴らしかった。自分を助けに来た謎の女性自分自身だったってのも良かった。周囲の支援必要なのはもちろんだけれども、傷付いた自分を癒すためには、どこかで自分の力を信じて自分の足で立ち上がらないといけないのだ。

ロードムービーとしても優秀だし、周囲の人々が善意にあふれてすずめに手を差し伸べてくれたのも、叔母の環が思わず激高して負の感情をぶちまけるシーンのための溜めだと感じ、よく計算された素晴らしい脚本だと感じた。

今まで肯定的だった(あるいはマスコットしかなかった)猫が、ダイジンという善悪不明存在になったのも面白い。

今まで別の災害という形で間接的に東日本大震災を扱ったと聞いていたが、正面から向き合ったのはとても立派だ。このタイミングでなければできなかっただろう。

恋愛要素を薄めたのも大正解。「シン・エヴァ」を観たときみたいに、「監督大人になったんだな」と感じた。

それでも無念な個所はある。人口希薄になった土地を神々に返すというモチーフと、地震を封じる要石というモチーフが、完全に噛み合っているわけではない(人口が減少している時代から出てきた発想では? なぜそこから厄災が漏れ出る?)。少しぶれている。また、震災は人力で防げる、つまり東日本大震災は防げた、という誤った読解を誘発しかねない面もある。

あとは、震災描写リアルだし、緊急地震速報が頻繁に鳴るので、観ていてずきずきと頭が痛み、かなり気分が悪くなった(御茶ノ水近辺も学生時代生活圏内だったし)。昔は「アルマゲドン」みたいなパニック映画大都市がぶっ飛ばされるのを見たり、「地球大進化」の大隕石地殻津波が起きて日本列島が引き裂かれるのを見て気分爽快になっていたのだが、ある時点で感受性が「まっとう」になってしまったらしい。

ところで、この作品村上春樹かえるくん、東京を救う」のオマージュだとよく言われるけれども、「海辺のカフカ」のパロディも仕組まれている。東北まで中古車ドライブする芹澤青年が車内で流すのが「夢の中へ」だが、「海辺のカフカ」でも星野青年が何を探しているのかもわからない中田老人を連れて車で高松ドライブしながら、「探し物は何ですか~」と口ずさむのだ。誰か気づいてないかな。

そのくせ、村上春樹オマージュにとどめ、影響下からは完全に脱しているように感じた。

疑問点。すずめの三本足の椅子過去自分に手渡されたことで、時間の輪っかをめぐっていないか? 

その他

どの作品かは伏せるが、主人公が僕の名前と同じで、ヒロインから名前を呼ばれるたびに恥ずかしいくらいに動揺してしまった。

当時流行っていたラブプラスをやっていたら、おそらく引き返せないことになっていただろう。

あと、「すずめの戸締まり」に関するウェブ記事で、新海監督が#MeTooのこともあるしパンチラを封じたと聞いて、機を見るに敏だなと感じ、何となく気に食わなかった。正しい判断だと思ったけど、商業性に屈したようにも感じたのだ。正確には、「雲のむこう~」みたいに政治的を雰囲気に使うのをやめたのが、なんとなくタイミングが上手すぎて、逃げ足の早さを感じるのだ。

でも、とっくに青春コンプレックスこじらせオタク向けクリエイターから国民監督に変わってしまったのだ。寂しい。あんなこじらせた作品を書くのに既婚者なのも納得できない時期があった。

まとめ

こういったことを、友人に対してつらつら語っていたら、「それはお前、もう立派なアンチだよ」と指摘された。「アンチじゃない、愛情と憎しみの両方を持っているだけだ。複雑な感情をも抱えているんだよ」と反論すると、「お前が複雑な感情を抱えていない対象なんてあるのか」と笑われた。ひどくない?

これだけ複雑な感情を抱えているので、「君の名は」「天気の子」を見るのがずっと延期になっている。諸般の事情ラブコメ苦手だし。

2023-08-30

anond:20230830030711

辻村深月先生も「田舎田舎というだけで何が起こってもいい装置として乱暴に扱ってる作品が多い」みたいな苦言を言ってたりするので辟易する作品も色々読んでるんやろうな選考委員の人はって思ったりする。https://book.asahi.com/article/14765815

辻村深月さんの選評、「土俗ホラーを書くにあたっての応募者の意識の低さ」の指摘ではあるのだが、私としては「え? 『横溝』の名が入った新人賞に『土俗』題材に書いて送るって……あなた小説書くの嫌いなの? 嫌々書いてんの?」とも思う。

2023-07-04

ゲーム業界転職(29歳♀)

シナリオライター志望、転職可能かどうか教えてくれ

スペック

現在27歳web漫画シナリオライター

シナリオライター育成の学校に通ってる。企画書などの作成経験あり。

20代前半の頃趣味ノベルゲームを何本か作ったことある(マジでDLされなかったけど)

小説家も目指してるので新人賞バカスカ出してる。筆は早い。

ゲーム業界の講座みたいなのも受けたことあるからシナリオの書き方はわかる(会社によってフォーマットは違うと思うけど)

今の仕事を調整して本格的に全力のゲームを1年で作って29歳になったらそれをポートフォリオゲーム会社面接に行こうと思うんだけど現実的に考えてそれやって採用されるかな?

一回身体壊して新卒で入った仕事を辞めて5年くらいリハビリしてたけどやっと動けるくらい元気になってきた。ゲーム業界に行きたいなって昔から思っててやりたいなって思ったか通信学校通ってる。一度、派遣で在宅シナリオライター募集受けたんだけど落ちた(理由担当曰くポートフォリオがないから)ので、今度はきちんと実績を持っていこうと思う。でも、年齢がネックになると思うから作っても無駄になるかも…って悩んでて、それで意見を聞きたい。一応昔作ったゲームはあるけど見せられるレベルじゃない。

29歳で未経験転職って実際どうなの?

難しいっていうのは調べててなんとなくわかったんだけど作品持ってったらなんとかならないかな?まとまりがない文章ですまないが、いかんせん退社してからずっと在宅フリーランスだったか社会経験がなくて、自分でもどうしていいかからなくなってる。

よろしくお願いします。

2023-06-20

anond:20230620140223

KURAU Phantom MemoryOP

新居昭乃の「懐かしい宇宙(うみ)」

優しくて暖かくて染みますよー

キスダム -ENGAGE planet- のED ステファニーの「君がいる限り」

毎回この歌が入ってくると「いい最終回だった…」ってなるくらい壮大な歌。めちゃ歌上手い。なんとレコード大賞新人賞取ってますよ?

ちなみにOPは何故かII MIX ⊿ DELTAの「時空を超えて」

(本編には高山みなみは出ません。)

OPにはSEついててカッコいいかどうかはともかくクセになるので見てほしい。(OPに出てくるロボみたいなやつは河森デザインなんだけど本編にはほとんど出ません。)

作画がどうこう言われて3話切りした人も多かったみたいですが(何せ4話が総集編になってしまったので…)話が!バチクソに面白かったので!

調子に乗って失敗して責められてブチギレて自分で味方を37564にした男が「また守れなかった…」と呟いたのには笑っていいのか泣いていいのかわからなくなりました(笑った)。

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