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はてなキーワード: 新人賞とは

2023-08-30

anond:20230830030711

辻村深月先生も「田舎田舎というだけで何が起こってもいい装置として乱暴に扱ってる作品が多い」みたいな苦言を言ってたりするので辟易する作品も色々読んでるんやろうな選考委員の人はって思ったりする。https://book.asahi.com/article/14765815

辻村深月さんの選評、「土俗ホラーを書くにあたっての応募者の意識の低さ」の指摘ではあるのだが、私としては「え? 『横溝』の名が入った新人賞に『土俗』題材に書いて送るって……あなた小説書くの嫌いなの? 嫌々書いてんの?」とも思う。

2023-07-04

ゲーム業界転職(29歳♀)

シナリオライター志望、転職可能かどうか教えてくれ

スペック

現在27歳web漫画シナリオライター

シナリオライター育成の学校に通ってる。企画書などの作成経験あり。

20代前半の頃趣味ノベルゲームを何本か作ったことある(マジでDLされなかったけど)

小説家も目指してるので新人賞バカスカ出してる。筆は早い。

ゲーム業界の講座みたいなのも受けたことあるからシナリオの書き方はわかる(会社によってフォーマットは違うと思うけど)

今の仕事を調整して本格的に全力のゲームを1年で作って29歳になったらそれをポートフォリオゲーム会社面接に行こうと思うんだけど現実的に考えてそれやって採用されるかな?

一回身体壊して新卒で入った仕事を辞めて5年くらいリハビリしてたけどやっと動けるくらい元気になってきた。ゲーム業界に行きたいなって昔から思っててやりたいなって思ったか通信学校通ってる。一度、派遣で在宅シナリオライター募集受けたんだけど落ちた(理由担当曰くポートフォリオがないから)ので、今度はきちんと実績を持っていこうと思う。でも、年齢がネックになると思うから作っても無駄になるかも…って悩んでて、それで意見を聞きたい。一応昔作ったゲームはあるけど見せられるレベルじゃない。

29歳で未経験転職って実際どうなの?

難しいっていうのは調べててなんとなくわかったんだけど作品持ってったらなんとかならないかな?まとまりがない文章ですまないが、いかんせん退社してからずっと在宅フリーランスだったか社会経験がなくて、自分でもどうしていいかからなくなってる。

よろしくお願いします。

2023-06-20

anond:20230620140223

KURAU Phantom MemoryOP

新居昭乃の「懐かしい宇宙(うみ)」

優しくて暖かくて染みますよー

キスダム -ENGAGE planet- のED ステファニーの「君がいる限り」

毎回この歌が入ってくると「いい最終回だった…」ってなるくらい壮大な歌。めちゃ歌上手い。なんとレコード大賞新人賞取ってますよ?

ちなみにOPは何故かII MIX ⊿ DELTAの「時空を超えて」

(本編には高山みなみは出ません。)

OPにはSEついててカッコいいかどうかはともかくクセになるので見てほしい。(OPに出てくるロボみたいなやつは河森デザインなんだけど本編にはほとんど出ません。)

作画がどうこう言われて3話切りした人も多かったみたいですが(何せ4話が総集編になってしまったので…)話が!バチクソに面白かったので!

調子に乗って失敗して責められてブチギレて自分で味方を37564にした男が「また守れなかった…」と呟いたのには笑っていいのか泣いていいのかわからなくなりました(笑った)。

2023-06-18

あかほりさとる中村うさぎポジションに憧れていたのに、今のラノベにはそのポジションが失われている件

あかほりさとる中村うさぎポジションに憧れていたのに、今のラノベにはそのポジションが失われている件。

あかほりさとる中村うさぎといえば、ライトギャグエロ多めのいわゆるジュニア文学で絶大的な人気のあった作家であるジュニア文学児童文学とは明確に違う。売り場も分かれてた。レーベルは主にスニーカー文庫。残念ながら今は古本を買う以外に読む手段がない。

同じスニーカー文庫と言っても、当時のジュニア文学現在ラノベとは地続きではない。当時はラノベ作家というより、ゲームライターアニメ脚本家小説もどきを書いていたようなもので、今のラノベラノベ新人賞から始まったスレイヤーズの発展だと思う。

その後、ラノベ独自の発展を遂げる。ラノベとはこうあるべきものという型がファン出版社により形づけられ、それをブギーポップが型破りして今のラノベは完成した。

当時、あかほりさとる中村うさぎを好きだった少年少女ラノベにはついてこず、小説読みを卒業するか年相応の恋愛ものミステリー古典文学へと進んでいったのである。その裏でラノベ界では涼宮ハルヒ西尾維新流行ラノベの春が訪れている。

だが、いつしかラノベオタクのものであって少年少女のものではなくなった。かつての少年少女が読んでいたジュニア文学ラノベ地位を追われ絶滅していたのである。そして現代ラノベは売れなくなった。

ラノベ想定読者オタクである少年少女ではない。少年少女向けの児童文学は売り上げが伸びているらしい。ジュニア文学少年少女想定読者だったはずだ。だが、児童文学からあかほりさとる中村うさぎ系列作品は出ない。もちろんラノベからも出ない。

今、当時の読者たちがウェブ小説でなろう小説を書いている。あかほりさとる中村うさぎ遺伝子は実はウェブ小説に生きているのかもしれない。

2023-04-29

anond:20230429004727

全く逆では?

作者買いしかしねーけどな小説

とくに非ラノベ新人賞いから、作者以外に買う要素ない。伊坂幸太郎貴志祐介の本しか買わないとかザラでしょ

 

漫画は連載の新連載に目を通す、ラノベは賞レースアニメ化でキッカケあるけど。

そしてこないだの面白かった新作の作者名とか面白いかどうか以前に見ても無い

2023-04-07

anond:20230407170339

電撃の新人賞がそんな感じだったと思うけど、売り上げ振るわなかったのか続刊止まってない?

anond:20230407161913

なろうで現代バトルをやろうと思ったら、現代ダンジョンものとか異世界帰還ものとかでないと厳しいんだよなあ。

直近でラノベ新人賞からいくつか出てるからそっちのルートのほうがいいよ。

anond:20230407120747

そういうのが書きたくて昔新人賞かに応募しまくってたんだけど

今は副業エロレーベルのエセなろう系みたいなやつを書いてるだけのおじさんだよ

なんか序盤穏やかに始まってゆっくり盛り上がって…みたいな展開を書いても、いまの読者の人たちって盛り上がる前に離脱ちゃうんだよね

2023-03-24

anond:20230323120828

関係ないけど、今のライトノベルって昔ほどライトじゃないよね。

ラノベ愛好者が先鋭化して、オタク向け小説を突き詰めていった結果、ひとつ文学として高度化しちゃってる。これは特に新人賞なんかで顕著だよね。投稿する作者も評価する審査員編集部も面倒くさいラノベオタクから一般人には理解できない基準ラノベ技術ラノベ表現を磨いていっちゃってるんだよ。

もはや純文学の受賞作が何書いてあるかわからんと同じレベルラノベ方向に突き抜けちゃってるよ。

2023-03-05

物語作れる人ってすごい

小説書こうと思ってるんだけど、全然話が思いつかない。

10から20代半ばくらいまでは無尽蔵に書きたいことがあって小説投稿サイトにもいろいろ書いたり新人賞に応募とかもしてたんだけど、30代になってまったく書けなくなった。

若い頃は書きたいことを書きたいように試行錯誤して書いてたんだけど、そのうちもっといいものを書きたいと思うようになって真面目にいろいろ勉強するようになった。

自分哲学神学に興味があったのでその方面でずっと勉強していて、研究者ほどではないだろうけどいろいろ専門書読んでた。

30代後半になって自分の中でふと「もう書ける」と思うようになった。

何もわからず書いていたこから比べたら随分遠いところに来たという実感がある。

自分が何を書きたいか、何を表現したいかもわかる。

自分が書きたいものに対してどうやって書くのがいいのかもわかる。

ただ、なぜかそのせいで書けなくなった。

詩のようなものは生み出せるのに、物語が生み出せない。

ところでトーマス・マン英訳持ってたかちょっと読んでみたら『ブッデンブローク家の人々』を書いたのは26歳とあった。

まじかーと思ったけど、そりゃそうかとも思った。

若くなくちゃ書けないやつかもしれない。

でも40代50代で大作が書けないってこともないだろうとも思う。

村上春樹もまだ書いているようだし。

自分小説というよりは詩のようなものを書くようになってしまった。

小説書きたいという気持ちはあるのでなんとか物語を作りたい。

でも物語が生み出せないんだよなあ。

とはいえ日本ファンタジーノベル大賞2024に向けてやっていきたい。

6月30日が締め切りなので今からだと無理かもしれないけど。

2023-03-01

anond:20230228162136

(逆の)生存者バイアスじゃないの?

高齢男性一見かくしゃくとして、明らかな認知症っぽくなくちゃんとしていそうな人。” 

 よぼよぼの女性認知症っぽい人もPOSA詐欺にあうけど、そういう人はコンビニまで何度も辿り着かない(1回でバレる)

 特殊詐欺って電話かけるところから1000回トライして一人でも3桁万円当たればいい、の世界でしょう

(そういう意味で、マンガ新人賞とかと同じようなギャンブル。10000人に一人でも進撃の巨人並みのXX億円ヒットがでれば脳汁バドバ)

2023-02-12

anond:20230211163351

なんか勘違いしてる人多いけど、いわゆる新人賞みたいに自分原稿応募する賞じゃないからな?

既にある作品のなかから今年の増田文学賞みたいな感じでノーベル賞よろしくぶってだけ。

それでなんで増田に書く人の全てと言わないまでも大多数が大真面目に書くようになって増田がつまらなくなるという理屈が成り立つんだ?

まさか自分が選ばれるとは思わない人が大半なはずだから賞が設置されても増田ユーザの大半が平常運転だろ

2023-02-08

この時代文章創作活動する奴チョット凄い

だってさ、どう考えてもそんなの相手にしてる暇ねえじゃん!?

1秒に何万枚も絵が産まれて、大量の動画が飛び交っていて、漫画だってプロ作品無料で読める分が読み切れねえよ。

こんな時代にさ、誰が文章なんて読むんだよ?

そりゃまあオーディオブックとかなら作業の合間に聞けなくもないけど、読む余裕はもうないだろ。

何かを読むのに使う時間エネルギーはあっても、情報収集雑談レベル限界だろ。

創作の小話なんて見てる暇はないよ。

せめて漫画だろ。

こんな時代にただの文章を「誰かが読んでくれるだろ」で世に放流する奴は狂ってるとしか思えない。

文章がどれぐらい情報量が低いかっていうとさ、AIイラストソフトに絵を頼む時に狙ったの出すのに必要情報量がおおよそ500文字ぐらいでさ、AIの描いた絵を見るのに人が使う時間がおよそ2秒なんだよ。

500文字2秒で読めるか?

無理だろ?

でも絵はそのレベル情報量が一瞬で目に入るんだよ。

なんでか分かるか?

目ってのは記号認識するためには出来てなくて、やっぱ本質的には形を認識するために出来てるからだよ。

文字情報ってのは根本的に歪なわけ。

それを他に表現方法がマトモにないから使ってた時代があるだけで、ソレ以外の方法に依る情報伝達が発展したら当然失われるものだった。

そして今その価値が失墜しきってる。

この状況でまだ「俺、電撃文庫に持ち込んでるんだよね。新人賞今回こそ取れるかな。もう35だから後が無いよ」みたいな事やってる奴がいたら狂人から

悪い意味で狂ってるから

目を覚ませって。

お前のヘタクソな小説、誰に需要があるんだよ。

諦めてAIイラストレーターにエッチな絵の発注をかけ続けて承認欲求火星ロッテ

2023-01-26

創作者への嫉妬コンテンツを正しく楽しめなくなった

「なんでぇ!こんなのより俺がガチった方が面白いのが出来らぁ!あぁ~~~あんときチキって就職なんてせずに、ちょっと親のスネ齧って創作者やってりゃ今頃はよぉ~~~~」

みたいな感覚に脳が支配されて、本当にただただ絶対勝てないなって思える作品以外楽しめなくなった。

その道の本当のプロ怪物、偶然が生み出したような「これなら負けたといっても『創作者になっていれば天才だった設定』の名誉もも守られる」と思える作品以外は面白さが半分ぐらい消えている気がする。

とにかくパラ見して必死に粗を探して「この程度でもプロになれるならよぉ!」しようといつも息巻いてしまう。

なんかもう面白くないことだらけだ。

音楽聞いても最初の2秒で見切りつけて50秒ぐらいの所まで飛ばし段取り無視したサビ聞いて「この程度なら聞かなくて良いねボーカルイケメンアイドル声優ってだけじゃん」と切り捨ててしまう。

ゲーム体験版で1時間ぐらいやったら「序盤だからってムービー入れすぎ。こんなPS時代みたいなセンスゲームやる価値いね」でバッサリだ。

漫画も1話で完璧に導入からオチまで決めて読み切り通用する状態じゃないと「2話目3話目まで読まなきゃ楽しませてあげないよなんて態度の奴の作品わざわざ読まねえよ」と心のなかで蹴り飛ばす。

ずいぶんと横柄な消費者様になったもんだ。

生産者になるための努力はもうずっとやってない。

理想の中の自分はとっくに日本一なのに、現実自分勉強中の素人しか無いギャップに脳がついていけない。

無理なんだなあ本当に何もかもがくだらなく見えるんだ。

中でも新人賞受賞みたいのに対してが特に辛辣になるんだよなあ。

尻に殻付いてるなりにご立派だって賞を贈られた連中に対して「なんだよベテランと比べたら全然雑魚じゃん」と見下してしまう。

消費者としてはとっくにベテランからベテラン基準新人を見下ろす。

自分入り口のずっと遠くにまだいるのに。

嫉妬なんだろうな本当に。

大学生デビューみたいなパターン特に駄目だ。

無限ケチつけまくって、小説なら40ページぐらいでクシャっと紙ひん曲げて叩きつけてから読書メーター辛辣レビューだ。

一応読んだ感を出すために最後の10ページでオチあとがきだけチェックしてから、「若者感性が分からないと思われたくない審査員達が『よく分からんけどこういのが流行りなのかも』で取らせたので賞。奥行きのないパロディが多いのが引き出しの少ない業界オタクという感じですが、そういうことを若い人にやられて喜んでいるようじゃ業界のものが駄目になると思います。なにより駄目なのが、いわゆる『ファースト特有の圧倒的な情熱とパワー』を感じさせないこと。こじんまりと小綺麗にまとめすぎていて、皮を向きすぎたキャベツじゃがいもを思わせるような小ぶりさです。読んでいて引っかかる所のないものを選ぶという減点選考評価で偶然生き残っただけに思えますね。結局の所、審査員自体が本気になって『新しい怪物を発掘してやる』という熱意がないのかも知れません。まあ新人にしては頑張ったということで☆2で勘弁しておきますベテランの新作なら☆0ですよ」みたいなことをね。

はーほんま嫉妬やね。

自分でも良く分かってるんだが、感情を上手くコントロール出来ん。

2023-01-17

anond:20230117104222

そこの一覧には、この件みたいな新人賞読み切りは載らんのです・・・

2023-01-16

追記ジャンプラの読み切りばっかり盛り上がるけど

マガポケの新人読み切りも、けっこう粒ぞろいだったりするのにぜんぜん話題にならなくて悲しい。

いま毎日公開されてるやつのなかで読んでほしいのだと、

あたり。

というか、目立ってないのはWebマガポケのトップページから、この読み切り特集が探せないのが原因な気がしてきた。

【ここから追記

400ブクマ近くいくとは思わなかった。

ブコメでも言われてるけど、Webから新人読み切りへの動線がない(ものすごく見つけづらい)のよね。

https://pocket.shonenmagazine.com/article/entry/wm_20221207 の結果発表ページにあるのは全部載るはずなので、個別タイトル検索するしかないっぽい。

アプリだと「第109新人漫画賞」タグで一覧表示できるんだけど。このタグ検索Webで使えるだけでも楽になりそう。

ついでに、もういくつかおもしろかったのを。

https://anond.hatelabo.jp/20230117203825

2022-12-20

anond:20221220203759

売れ線を書きさえすればデビューできると思ってるのが謎。

単につまらいから受賞できないのを「売れ線じゃないからだ」と誤魔化してるだけでは。

本当に実力があるなら一般文芸寄りの作品でもデビューできるし。

たとえばラノベはいラブコメ流行ってるよね。

ラブコメといっても「泣き」要素とか「重い」要素が入ったりしてる作品も多くて、

まあ異世界転生よりは一般文芸寄りの作風なわけじゃん。

そういう「売れ線」には興味ないわけ?

あるいは、電撃文庫メディアワークス文庫新人賞共通から

カテエラなので落とします」みたいなことが少なかったりするじゃん。

そういう新人賞に応募することは考えないの?

ちゃんラノベ読んでる?

ちゃん新人賞について調べてる?

ちゃん面白い作品書いてる?

2022-12-14

anond:20221214131136

高橋しょうことは

芸名高崎聖子

グラビアアイドルとしての評価は高く、

2013年にはアイドルDVDメーカーが選ぶ「プロが選ぶアイドルDVD賞」新人賞に選ばれている。

2014年MVPに選ばれた[1]。『アサ芸Secret』「グラドルアワード2013」においては最優秀新人賞に選ばれた[要出典]。

2014年1月週刊プレイボーイグラビアアイドル番付グラドル番付初場所とも)では西関脇

雑誌BX2014年春場所グラビアアイドル番付では東大関に格付された。

2015年9月9日、「日テレジェニック2015」のメンバーに選出されたが[6]、同年の10月2日に辞退したことが発表された[

2016年1月31日付けでホットラインプロモーションを退所[8][9]、ライブアイドルグラビアアイドルとしての活動を終了。

2016年4月4日FRIDAYダイナマイト4/18号』(講談社)で高橋しょう子に改名として活動再開。

その後同年5月1日グラビア四天王たかしょーMUTEKI Debut 高橋しょう子』でAV女優としてデビュー

AV女優ヌードモデル転身後の活動は、高橋しょう子の項を参照のこと。

2022-11-23

なんで自分小説いか分かったわ

読み進めていって

「そんな単語言い回し使ったことねえよ!!!そもそも知りすらしねえよ!!!

って状況に少なくとも数行に1回以上のペースで見舞われてとにかく鬱陶しいからだわ。


手元にある小説適当なとこから文章読んでみるけど

1行のうちに、「鈍いろ」「小袖」「くけ帯」「前結び」「老媼」、なんじゃそりゃって単語が5つもありやがる。

さすがにこうなったら辞書引かねえよボケ。必修の二外の予習じゃねえんだぞ、娯楽なんだよ。

2行目、

「大床」「青畳」「端坐」。

3行目、

「小さ刀」

4行目、

「潮鳴り」「春昼」


ここまでで0.5ページ。

いやあとてもじゃないけど楽しく読むなんて無理。


小説新人賞なんかだと

「其の」とか「流石に」とかひらがな使わず漢字表現したり、

日常生活でほぼ耳にしないような単語使ったりしてた時点で原稿ゴミ箱行きにする下読みの人もいるやん。


そういう基準クリアした小説を世に流通させてくれよ。

なんでこういうストレスフルな作品が溢れてんだよ。

週刊少年サンデー見習え。


小説だってこちとら金払って手に入れてんだよ。

2022-11-03

anond:20221102221741

新人賞の講評にでかでかとそう書けばいいと思うけどだめかな?

2022-09-28

anond:20220927195940

でもこれ無名新人賞出したとしたら編集や下読みから「まず日本語になってない。意味不明」って切り捨てられる描写だよね

2022-09-26

親父がオンナになって出てくって話とあたし。

 昔から家族仲は良くなかったと思う。

 反抗期思春期その他諸々が収まり何とか大人(大学卒業)になったあたしと他の関係がマシになっただけで、割と衝突は絶えない。

 特に母と父との仲は最悪だった。昔からよく離婚直前まで話が進んでおり、「我が家もついにか」と思わされたことは数知れない。

 最近は父の定年退職の後に離婚、あるいは別居という形で話が落ち着いていたのだけれど、ついに先日父が直接あたしに「話がある」と切り出してきた。

 口数の少ない父がわざわざあたしに畏まって話しかけてくるのなんて初めてだった。もう何度も思った「ついにか」を本気で思った。

 子どもを作ったら一生縛られるべきだとあたしは思わない。

 多感な思春期に片親にしないで、生活の水準を落とさないように頑張ってくれたのだと思う。

 弟も今年で大学卒業だし、自由になりたいのなら暖かく送り出してやろうと意気込んだ。

 要約するとオンナになるから別居するという話だった。ちいかわみたいに泣いちゃった。

 最初頑張ってなんか言った気がするけどなに言ったのか全然覚えていない。

 もう「わァ…ア…」みたいに本当に泣いた。人間って本気でびっくりすると泣いちゃうみたい。怖くて有名なお化け屋敷とか全然平気だったのに、新発見だった。

 泣いてたけど話は続けたかったので、続けてもらう。父親の言い分は正直だった。

「昔から自分の性に違和感があった。普通に家庭を持ったら普通になれるかと思ったけどダメだった。

 もうすぐ定年の中、いつまでも自分を抑え続けて生きていくのは自分にとってどうなのかを考えて自由になりたいと思った。

 近所で噂などが立ったら迷惑をかけるから、出ていく」

 そこまで言うかと思った。

 それってつまり、あたしたちは普通になるために利用されてきたということだ。

 けれどそばで話を聞いている母さんが黙っていたから、あたしは何も言わなかった。

 性同一性障害の診断は貰いに行って、ホルモン剤は既に飲んでいるらしい。

 脂肪筋肉だろうか?が落ちて顔が細くなったような気はしていた。

 白髪交じりの髪も真っ黒に染めて、少し長くなっていた。

 二重も前はこんなにハッキリしていたかなと思う。気付かないふりをしていたけれど、気付いていた。

 でもまさかそれがオンナになるための変化だとは誰も思うまい

 言われるまであたしは会社若いオンナでもできたのかと心配していたくらいだ。

 小四からシャーロック・ホームズが大好きなのに、なんの役にも立ってない。

 親父から聞けたのはそこまでだった。

 元々寡黙寄りなひとだし、あまり説明したくなかったのかもしれない。

 「普通に家庭を持ったら~」のくだりも多分、自分が何を言っているのか理解していないまま言っている。

 親父は追い詰められているのだと思う。抑圧されてきた被害者自分解放してあげることしか見えていなかった。

 今はLGBTも性自認ホット話題だ。

 漫画芸能人ニュース記事コメントで「(カミングアウトされた側が)なんで受け入れないんだろう。その人はその人だ」という旨の意見を見かけることは、あまりそういったことを調べないあたしでもある。

 けれど当事者になってみるとそうはいかない。いかないんだよ。

 性同一障害とは別だけれど、あたしは前にちょっとしたこと大学友達同性愛者だと知ってしまたことがある。

 結構仲が良かったかネットのひとには言えてもあたしには言えないのかとちょっとだけ寂しかった。

 わざわざ打ち明ける必要なんてないのだけれど、秘密にしていることを特別に共有されることは仲良しの証だと刷り込まれたままの、心の中の中学生のあたしが寂しがった。

 けれど同性愛者だと密かに知ったところで友達を見る目は全く変わらなかった。友達友達

 授業サボって部室でソラマメ茹でて食ってるあたしの隣で見せびらかすみたいにパスタ弁当食ってる最高の友達だった。

 正直何も変わらないと思えたことに安堵した。けれど親父は駄目だった。すぐに親父は親父だって言えなかった。ごめん。

 正直ショックを受けていることにもショックを受けている。あたしはこんなにも勝手理想他人押し付けられる人種だったのかと思った。

 あたしは親父が大好きなんだと思う。

 これ書きながらホテルで泣いてるくらい好きだ。楽観的な人間特有危険高い高いをされていた幼児の頃から、親父は自慢だった。

 授業参観の中一番背が高くてスマートで、胃腸風邪病み上がりのあたしを送り迎えしてくれた時には「(あたし)ちゃんのお父さんカッコイイ!」と同級生女子たちが盛り上がっていて鼻が高かった。

 

 目付きは悪いけれど迫力があって、年をとってもそれは変わらない。

 腕組みすると筋肉が張って強そうで、すね毛やばいけどスラリと長い足の間で『スーパーロボット大戦』のプレイ画面見ているガキの頃のあたしの写真は今でもお気に入りだ。上げていけばキリがない。

 これはあえて内容を削って外見だけに拘って書いているだけであり、エピソードも色々ある。

 色々あるから、小さい頃は結婚相手理想を親父だと答えていた。

 強要されないと子育てに参加しようとしない無関心と呼べる親父であっても、無邪気なガキには眩しかったのだ。なんでか今も変わらないのが不思議である

 あたしが恋人を作ってはドライブ中に喧嘩して山に捨てられたり口喧嘩激し過ぎて警察呼ばれかけたりしたのは親父を理想としてたからかもしれないと今だから思う。もうこの話やめよう。

 ともかく、あたしはこの理想を失う。親父は今の自分でいることを捨てたいのだ。もう見れない。

 けれどそのあたしの理想勝手ものだ。

 親父はこうあるべきという押し付けに過ぎないのだから、口に出すつもりはない。

 けれどあたしたちのために父親らしくいた日々が、あのひとにとって苦痛を伴っていたのかもしれないと考えた時はやっぱり苦しかった。

 ここのところ今まで思い出さなかったことまで思い出す。

 美容院で髪を切ったら珍しく部屋から顔を覗かせ「かわいいじゃん」とニヤッと笑ったこと。

 洗面所占領して顔面作ってるあたしの隣で歯磨いてたこと。

 安いワンピースばっか入ったショッパーの中身を床に広げていた時、一瞥していったこと。

 親父にとってあたしってなんだったのかなって思っちゃうんだよ。

 図太いことに定評のあるあたしでも流石に眠る気になれなくて、捗らないけれどジャンプ小説新人賞に応募しようと書いてた小説の続きをやってみたりして、朝になった。

 親父が仕事に出掛ける。

 「いってらっしゃい」を平気なフリして伝えて、あたしは寝るのを後回しにした。

 あたしのシフトは夜番だったから、まだ起きていてもなんとかなる。母さんが四時半か五時に起床して家族分の作り置きおかずを作ってくれることは知っていた。

 母さんはやっぱり起きていて、なんだかわかっていたみたいにあたしの部屋の前に座り込んだ。

 そして親父が教えてくれなかったことを教えてくれた。

 母さんは十九年前には知っていたらしい。

 あたしが小学一年生の頃だと思う。

 当時スーツクリーニングに出そうとクローゼットの整理をしようとした時、女物のウィッグワンピース冗談ではない数出てきたらしい。

 会社忘年会に使うようなものではないことは明らかで、もしかしたら男が好きなのかもしれないと泣いたのだと言う。

 十九年前は今のように女装癖だが性自認は男といった場合もある、などと言った情報簡単に調べることはできない。

 オカマオカマ、オナベはオナベ、母さんにはその程度の知識しかなかった。

 すぐに親父に連絡して問いただしたら「ただの趣味なのだと言われたらしい。

 母さんはやめろとは言わなかったが「子どもたちはこれから多感な時期に入る。隠してくれ」と頼んだそうだ。

 おそらくその時の女装道具は親父の手によって捨てられた。

 最初最初なので母さんは女装癖が高じただけではないかと少し思っているみたいだったけれど、そこは問題じゃない。

 問題なのは、親父が自分をどう思っているかだ。親父がなりたいならなりたいんだろう。

 それから近年に入って女装はしていないが、日本では認可されていない薬(女性ホルモンの働きを促す錠剤)をネットで買って飲んでいた。

 副作用で血管が詰まりやすくなると知って恐ろしくなった母さんが正式病院に通わせるようにした。

 間にも何やらあったようだけれど、まあそうした流れを踏んであたしたちに打ち明けたらしい。

 最近は好きな男がいるかもしれないと思っているけれどそれはセクシャル過ぎて聞けないし、夫婦仲も年々悪化していく一方だから、もう限界だろうと。

 母は泣いていなかった。平気な顔して「まさか(弟)の方が平気でアンタの方が泣くなんてね」と笑った。「あんたお父さん大好きだったもんね」とまで言った。

 デカくなってから口に出したことはないのに見抜かれていたのだと思った。また泣きそうになった。

 母さんは悪い意味で凄まじいひとだ。

 我が強く元々ヒステリックな質なので、甲高い声で怒鳴る。

 大学の頃友達の家で鍋パしようとした時には帰りが遅いと鬼電掛かってきたのをとったら怒鳴り声が漏れしまって、会を一瞬お通夜にしてしまたこともある。

 “殴られたら殴り返す”を座右の銘にしていたクソガキなあたしと母さんの教育制裁とで殴り合いになったこだってある。

 もうあたしは落ち着いたものだけれど、今でも大学四年生の弟や親父との怒鳴り合いはちょこちょこ行われている。

 頭に血が上ると手が付けられない、感情で生きているひと。

 口論になった時は義務教育の敗北を感じることもあるくらいハチャメチャだった。

 話を逸らして自分の強い土俵(家事全般を未だに引き受けてもらっているので頭が上がらない)に持っていき、怒りが収まるまで口撃し続けるのをやめてほしい。

 そういう生き方からガキの頃のあたしとは最悪の仲だったし、弟と父からは嫌われている。

 それでも今までやっていけていたのは、母が狂気のひとだからだと思う。

 母は片親だった。祖母祖父が非常に仲が悪く幼い頃に離婚したため、祖母と妹と三人で暮らしていたらしい。

 苦労したと言う。

 経済的にも、色々。

 専門学校は楽しかったそうだが、大学を出ていないことを負い目に感じていた。

 親父と結婚する時には、父方の祖父母に片親なことを猛烈に批判され、別れろと言われて破局寸前まで行っていたらしい。

 片親なことで苦労してきた人生から子どもたちは決して同じ目には合わせないと常日頃から豪語していた。そこから狂気が始まった。

 十九年前からの親父の件もそうだけれど、ウチは色々問題が多い。

 あたしの場合高校生の頃に自殺未遂をしている。

 父方の祖母が首を吊って死んだから、あたしもそうしようと思った。

 クローゼットの梁にベルトを掛けて踏み台を蹴った。

 思ったよりベルトが長くなってしまって短くしたかったけれど足はつかなくて、絞まってきた辺りで母さんに発見された。

 あたしのこと抱っこするみたいに持ち上げて叫ばれた時情けなかった。

(いい話風に言っているけれど母さんはあたしが高校に登校する直前、拒否反応で発作的に吐いてしまった時本気でぶん殴った。

 掴まれ廊下引きずられて放りだされたけどゲロは片付けてくれた)

 自殺の原因はクラス男子の誤解から始まったいじめだった。

 不眠症うつ病(今は双極性障害二型)を診断されて、今も治っていない。

 時々ひどくなって寝込んだりするし、色々ある。社員には到底なれないか大学を出て数年経った今もフリーターだ。

 自殺未遂の後は申し訳ないことに常に家族に緊張感があった。

 なんとかそれが落ち着いて、あたしが一年自宅療養の末に大学に進学し、弟も続く。

 そうしたら今度は弟がアムウェイにハマり、終わったと思ったら詐欺事件を起こしてくれた。当時流行った持続化給付金詐欺だった。

 親父が封書を見つけてあたしが間に入り、母さんに伝えた。

 両親揃って弟を詰め、翌朝警察自首させた。結果前科はつかず前歴だけついたのだが、当時は弟を放り出すか放り出さないかで少し揉めた。

 弟と仲が悪いわけではないけれど、その時のあたしは自棄になってこれ以上のことをされたら困ると放り出す派だった。

 親父に至っては既に絶縁の仕方についてスマホで調べていた。ただ母さんだけが弟の味方だった。

「帰る場所がなくなるのが可哀想。見張ってないとなにするかわからない。大学卒業までは家に置く」

 この期に及んで可哀想なんて言うとは大物過ぎる。

 言っている意味はわかるけれど、弟の性格を考えると当時は本当に前科者が身内から出るリスクが高すぎると思った。

 「殺人しても受け入れるのか」と聞けば「怖いし何考えてるのかわからなくなるけど、受け入れる」と言う。母さんは涙を流して言った。

だって家族じゃん。受け入れてあげないと」

 理解できない人種だ。

 あたしは呆れた顔で「あたしは親じゃないから好きにして」とその場を離れることにした。

 母さんはその後残った親父を何とか説得したらしく、お務めせずに戻ってこられた弟は無事我が家の敷居を跨ぐことができた。

 その後もたびたび事件にはならない程度の問題を起こしては母さんと喧嘩しているけれど、無事である

 そうした出来事を思い出しながら今回の親父の件を聞いて、あたしは母さんに対する理解を越えた何かにようやく名前を付けられた。狂気だ。

 とっくに崩壊している家庭を一つの家に何とか収めているのは、このひとが“両親の揃った家庭”に“家族”に拘り続けているからだった。

 あたしが「死にたい」とこぼしていた頃に我慢して聞いて、親父の秘密を抱え込んで、弟の刑がどうなるかわからないとソワソワした頃を乗り越え、

 毎日のようにあたしか弟か親父とやり合って「お母さんもそろそろヤバイよ病んじゃうよ」「最近更年期ひどくて……」なんて言いながら嫌われ疎まれながら毎日四人分の家事こなして

 元気に犬の散歩まで行って弟に大学出てないくせにって馬鹿にされたか通信放送大学卒業して土日はパートに行っているこのひとなんなんだろうなと笑ってしまった。本当狂気だよ。

 母さんが途中で挫けていればあたしはあの日かその後の再チャレンジで死んでいる。

 帰る場所のなくなった弟はまあ間違いなく自棄になるので今度こそ塀の中に入ったかもしれないし、大学は確実に中退になっていた。

 離婚していれば今の家にはもう住めていないし、時期によってはあたしたちを支えた犬猫とは出会えなかった。

 険悪すぎる、ほぼ崩壊している家庭だけれど、今の生活繋ぎとめているのは母さんだ。

 親父は抑圧されていたのかもしれないけれど、『トップガンマーヴェリック』が本気で面白いからって語ったら元祖の『トップガン』を何度も見たという話をしてくれたのは最近だ。

 ソーシャルゲームの『マギレコード』を好きになってストーリーについて二人で話したのも最近のことだ。

 なにより親父が「お母さんは嫌いだし弟とは縁を切りたいけど、お前のことまで見捨てるつもりはない」ってある日突然打ち明けてくることもなかったかもしれない。

 今の状況は良くも悪くも本当に母さんのおかげである

「なんか偉そうになっちゃうけど言葉見つからいからそのまま言う。ちょっと見直した」

 母さんはちょっとびっくりした顔をして、シャッター押される瞬間に目つむった人みたいに笑った。

「嬉しー! アンタ滅多にひとのこと褒めないからね」

 そうかもしれないとその時初めて気付いた。

 友達相手にはできるだけ口に出しているのに、家族にはあまり言ったことがなかった。

 良くも悪くも正直なあたしが作り置きのおかずをなんとなしに「美味い」って言ったら大袈裟に喜んでた理由がようやくわかった気がする。

 イカレてると思ったことは数えきれないし色々あったので毒親チェックリストスマホで調べて確認して伝えたこともあるし、

 このひとがいなくなったらあたしはこんなにキレたり泣いたりしないで済んだのにと考えたこともあったけれど、初めて親相手に後悔した。

 親父相手にじゃなかった。なんであたし母さんのこと認めてこなかったんだろうって本気で思った。あたしもあたしで必死だったけれど、もっと報われるべきひとだった。

 「親父が『普通になるために家庭を持った』って言った時、利用されてたって驚いたけど、母さんが何も言わなかったからあたしはなにも言わなかった」と伝えたら

 「いいこと言うー! それお父さんにも言って!」と喜んだ。やっぱり感情で生きている。後先のことを考えられていない。あたしが親父にそれを言ったら完全に断絶だと思う。

 ホルモン剤で多少情緒不安定になることがあるらしいしその傾向は正直あると思う。

 元々デリケート話題なのも相まって、なにで親父が傷つくかはほぼ手探りだった。母さんほどズケズケは行けない。

 そうやって母さんのことを思い出し笑いしながら、ちょっと落ち着いてまた親父のことを考えた。

 ていうか折角好きなゲームオーケストラ聞きに来ているのに親父の下半身のことを考えていた。ちょこちょこ涙があふれた。

 おかげで始まる前から死ぬほど感極まっているひとになっていたと思う。マジで近寄りたくない。

 ともかく、枕元に性転換手術についての資料があるらしいから今すぐではないにしろ親父は本当にオンナになりたいんだと思う。

 アレがなくなって、見た目が変わって、あたしは親父を愛せるかを考えた。愛せるなって思った。

 でもあたしは涙もろいから泣いてしまうと思う。

 『ロンドンゾンビ紀行』でおじいちゃんゾンビ吹き飛ばし生還したシーンだけで泣いてしまえるタイプだ。原因は何であれ、きっと泣く。

 けれど親父からしたら涙脆いからっていうのは理由にならない。折角あたしには会うって言ってくれているのに台無しになる。

 “本当の自分を受け入れなかったひと”のくくりにあたしは入ってしまう。もう入っているけれど、その日の断絶はたぶん決定的だ。

 ひとは決断に迷った時、自分のされてきたことを思い出すのかもしれない。

 思い出すのは母さんと揉めて珍しく正義があたしにある時「オマエは間違っていない」と味方でいてくれたこと。

 僻地への合宿で一時間に一本の電車を逃して泣きついたあたしを、キレながら車で送ってくれたこと。

 二日酔い酷くて電車乗れなくてずっとゲロ吐いてるあたしをキレながら迎えに来てくれたこと。あたし最低すぎる。

 そして何より、うつ病やって“普通”になれないあたしを肯定してくれた。

 受け入れてもらったら受け入れなければならないわけではないけれど、あたしは親父を否定したくなかった。

 どう考えても時間必要だった。考えて考えて考えて考えてどうでもよくなるまで考えてからじゃないとあたしはきっと親父を傷つける。

 ひとりよがりだけれどあたしはそれがすごく嫌だ。それにあたしも答えが出たつもりになっているだけで、あとから思うことが出てくるかもしれない。

 失うことになったせいで補正が掛かっているかもしれないこと、思い出が美化されているかもしれないこともわかっている。

 そして普段にも増して涙脆くなっていることは、あたしがまだ勝手にショックを受けている証拠だった。

 親父はうちのボケ老犬が寿命を全うするまで、もうしばらくは家にいてくれる。

 だから今は「おかえり」と「いってらっしゃい」を普通に言って、落ち着いたら好きな漫画とかの話をしてみようと思う。

 少年漫画特殊能力の強い弱いとか、来週の展開の予測とかそんなオチもなんもない話をしたい。創作物ってこういう時本当偉大だ。懸け橋にも味方にもなってくれる。

 あたしは馬鹿なので不謹慎でも笑い飛ばせる人間だ。

 例えば弟が自首する時に母さんに深刻そうに「なにもってけばいいと思う?」と聞かれて「知るわけないだろ」と笑ってしまった。残念ながらあたしに自首した経験はない。

 仕方なくスマホで調べたら留置所持ち込み不可リストみたいなのが出てきてまた笑った。気が早い。

 自首することは別に拘留されることとイコールではなかった。そうやってニヤッと笑って、まあなるようになるかと気を持ち直す。そうしたら(全部母さんのおかげだけれど)本当になんとかなった。

 今回も親父の一件であたしは「対腐女子相手禁止カードを手に入れてしまった」と想像してニヤッとした。

 あたしは元々BLが苦手なので、今度から一方的に語られた時などに「親父がオンナになって出て行ってるから、生生しい話はちょっと……」とつらそうに言えると思った。

 ひとの心があれば謝ってきてそれから疎遠になる。多分一生使わない。

 そうやってニヤッとできたのだから、今度もまあなるようになる。

 あたしは両親どちらかを支持することはしないで、二人とも尊重したいと思う。

 ガキの頃言ってこなかったせいか今になってこういうことになったからか、あたしは二人が大好きだと今気付いた。お恥ずかしい話。


 けれど真面目な話。ここでお金問題が浮上する。

 文字数入りきらん記事わかれた https://anond.hatelabo.jp/20220926234949

2022-08-29

WEB小説投稿サイト投稿してる作者の中に、すんげぇやつがいる。

副業WEBライターとか漫画原作をしてるワイ。

今度 "すんげぇ嫌な性格で、話も通じないキャラ" を漫画に出すことになったんよ。

もちっと具体的なコト言うと "おれはすげぇんだぞって言う割に、実績が雑魚" で

"それを周りに指摘されると、お前の言い分がおかCってキレてくるキャラ" を出したいのね。

でもさー、周りにそんな奴いないわけよ。

みんな常識人でいい人で、こんなワイにも優しいのさ。

から小説とか漫画とか映画とかで研究したんだけど、こう……もっとピンポイントっていうか

日常的な”おれってこんなにすげぇんだぜ”な発言とか知りたい。

そしたらさ、Twitterにいたのよ。すげぇのが。

そのお方(尊敬してるのでこう呼ぶ)はWEB小説投稿してて、一度だけ何かの賞で最終選考に残ったことがあるっぽい。

でもさ、その同じ作品を別の賞に何回も何回も何回も出して、一次選考とかで落選してんのね。

そのたびに、そのお方は

「(いい作品だが)カテエラで落ちた」

「レギュ違反の判定喰らって読まれずに落とされた(※注 レギュ違反なんしてなかった)」

って言ってんのよ。

さらに驚き! 有名な作品作家を上げて"おれの作品はこれよりすごい"とか"ハリウッドで受ける"とか堂々とツイート

さすがのワイも「でぇじょうぶかこのツイ」って心配になるけど、ことあるごとに"ポスト〇〇(海外の有名作家)"って自称してて

かーっ、メンタル鋼すぎて惚れた////////


でさぁ、"RTしてくれたら小説読む"みたいなタグのついたツイートを見かけては、そのお方、毎日のように

"おれの作品すげぇんです。読んでください"ってリプ送ってるわけ。

からそこそこの数の感想が集まってるわけなんだが、ここでちょっと考えてみてくれ。


自分から"感想ください"って名乗りを上げた結果、ついたレビューPVは、その作品の実力といえるのか?


そのお方は同じ方法プロ作家や有名編集者にも感想をもらってて、

それを毎日ほこらしげに"こんなすげぇ人からほめてもらったんだぜぃ"ってツイート

でもって"みんなおれの作品いいって評価してる。だからおれってやっぱすげー"って言ってる。

ここでまたもや、ちょっと考えてみてくれ。


人の作品感想送るときって、だいたい「面白かったです」って言わねぇか?


ホラ、辛口で書くとモメそうで面倒だしさ。

特にプロ作家とか編集なんて、褒め褒め中心で書くと思うのな。ワイみたいな小心者もそう。

新人賞審査とかならべつだけどさ、そうじゃなきゃダメなとこは触れず、いいところだけ書いて終わりにするわい。

何が言いたいかって、投稿サイトの付き合いで書いてもらった"面白かった"は作品評価じゃねぇのよ。

ただの挨拶なのよ。


もちろん"面白かった"が何万も集まれば話は別よ?

そんならPVも何百万っていってるはずだから、とっくに書籍化してるだろ。

でも投稿サイトのランキングにかすりもしない程度のポイントで、"おれの作品はすげぇ"って、

なぜそう思うんだ。

ワイにはさっぱり分からねぇ。

褒め感想書いた人は、他の作品ももれなく褒めてたんだ。

なのにそのお方は何故か"おれの作品が一番高評価だ"って思いこんでるっぽいのな。

さらにそのお方、同じ作品を賞に出し続けてて、新作は書いてない。

……あ、書いてるけどエタ気味っぽい?

とにかくツイート多いわりに小説書いてねぇのよ。

いか自分作品が素晴らしいかえんえん、えんえん語ってるわけ。

一、二作しか書けてねぇのに、ヒット作たっくさん出してるみてーなノリ。

ワイは思った。


漫画モデルにするなら、このお方しかいねぇ!


上でも書いたけどさ、とにかくメンタルすげえのよ。

落選し続けても自分作品が優れていると思い続けてるのがまずすんげぇし、

最近のツイでは自分天才だと思ってるって! ふへー!

ここまでポジホジなら、怖いもんねぇだろう。

有名どころの作者より俺の方がすげぇみたいなツイしたとき

その作家ファンなんかに「はぁ(#^ω^)?????????」ってさすがにツッコまれてたけど、

馬鹿に絡まれた」と意に介さな姿勢がもうCooooooooooool!!!!!!!!!


ダニング・クルーガー効果だっけ。

それなんやろなぁって思うけど、それでもいいじゃん。

なろうと同じで”おれSUGEEEE”ってなってる方が幸せだよきっと。


実績がないにも関わらず「おれすんけぇ」って言うとき論理展開とか言い回しとか、

何言われても自分を曲げないとき言動とか

ちょっとワイの辞書にはなかった。

漫画原作にかなり参考になった。サンキュー


この調子じゃ一生デビューできないと思うし、Twitterでそっと見かけるだけで腹いっぱいなお方だが、

今後もそのキャラを貫き通してほしいね

こんな漫画みてーなキャラ、いるんだな実際。

2022-07-23

緩募 公務員をやりつつ作家を目指す方法

後輩に聞かれてんだけど、上手く答えられなくてさ。

なんかその子「数ヶ月働いてみて如何に役所がブルシットな仕事しかしてないか分かった。ここに居続けてもドンドン無能になるだけ。エクセルマクロぐらいなら組めるのにPCの性能の低さと謎の監視ソフトの重さのコンボそもそも動かせないような職場で働いててもドンドン無能になるだけ。ただすぐに辞めると職歴に傷がつくから3年ぐらい働いてから辞める。その間、せっかくだから作家になれないか挑戦したい。でも公務員って副業禁止らしい。少なくとも広告収入を得るのは駄目っぽい。これって賞金10万とかでもアウトなの?もし本を出版することになったりしたらそこでもう止めないとダメ?」みたいな舐めたことを言ってる。

でも俺は後輩に対して「うるせーまずは新人賞ぐらい取れよ。そっから生存率でさえ低いわけだが、そもそもお前はそこにすらたどり着けるのか?」って言い方はしたくないわけ。

あくまで誠実に「これこれこういやり方なら出来るよ」とだけ教えてあとは本人の好きにさせたいんだよね。

転職していなくなるか、本当に作家になるか、その辺まだ分からん以上は今後も仕事する仲だから、変な対応はできんわけよ。

公務員って誰かに嫌われたらどんどん仕事しにくくなるからさ。

実際に無能の集まりっていうか、仕事の仕方が理屈じゃないっていうか、馬鹿ばっかで雰囲気で動くっていうかそういう所が属人性無駄に高めて結果として個々人の感情が介入しやすいのよね。

つーわけでお前らこういうの詳しいだろ?

しくよろー

2022-07-01

スマホだけで〇〇やってる

スマホだけで小説まるごと一本書いて新人賞獲ったとか

スマホだけで」の例があれば書いてって

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