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2018-09-09

anond:20180908145558

ブコメに応答しとく。

whkr 理屈はわかるけど、それくらいのことは中学高校の段階で理解しておくべきだし、アニメコンテンツを引っ込めることは、この理解を進めることになんら貢献しないものだ。

誰も「引っ込めるべきだ」なんて書いてないです。

onoborisang 今だったら昔は問題にならなかったコンテンツも盛大に炎上するんだろうなと思うと気が滅入る。黎明期キリスト教徒のごとくカタコンベで息を潜めて見つからないようにしないと。

別に堂々と暮らした上でクレーム対処すればよくないです? 『モアナ』や『ハリー・ポッター』にも先住民族からクレームは来てますし、クレーム存在するからといってそれらの作品流通が停止されたりなんてしてないですよね。正直、ちょっと韓国人の一部からクレームが入ったくらいで慌てて公式サイト差し替え日本側の問題だと思いますよこれは。クレーム対処下手すぎ。

homarara ンな事言ったら戦国武将萌え化とかどうなってしまうんだ。あんなのバリバリ武闘派ヤクザだぞ。

え? 戦国武将萌えな人たちって彼らが残酷行為をやっていたとわかった上で萌えてるんじゃないんですか? わかった上で萌えるのは止められないでしょう。わかってなかったならわかれ。そういう話です。

jankoto それを言うなら外国人研修生から搾取で成り立ってる現代自動車産業農業など、誰かの犠牲の上に成り立ってる経済文化活動無限にあるのだから、我々は一切の生活を停止して反省しなければなるまい

最後まで読んでください。

morokyu あなた大英博物館に行った時、「盗品ばっかじゃねえか!」って客や学芸員さんに言う?言わないでしょ?屍の上に築かれた文化である事と、文化のものの輝きは別だよ。これ作者個人性格作品を切り離せるか問題

いちいち言いはしないけど、盗品ばっかりだ! ってクレームつけられたときに、違う、盗品じゃない、って言ったらそれはおかしいよねって話です。

kakaku01 "はいからさんなどの文化一見して軍国主義と無縁に見えるかもしれない。"オマエ見たことないだろ~~~~~!!!!!!

そりゃ私は平成生まれですからリアルハイカラな人を見たことはありません。あなたは見たことがあるんですか? すごい! 長寿ですね!

turanukimaru 異議あり。それは「もう収奪はやめよう」という話で近代までは奪い奪われるのが当然で現代価値観過去を裁くのは法の不遡及に反す。ナチや旧陸軍軍国主義復古に繋がるからアウトだが大正ロマンにはそれはない

法の不遡及は、存在しなかった法に基づいて刑事罰を与えることを否定するものです。「当時は合法だったかもしれないけど、今から考えるとひどいよな」と過去の行動を倫理的評価することとはまったく別次元の話であり、現在価値観に基づいて過去批判することは、過去の人物に刑事罰を加えようとしない限りにおいて、何ら問題のある行為ではありません。

rag_en その視点ですら、『生産流通事情由来で、消費に罪を着せるな』という話でしかない。また「生産手段」が問われるとして、現代ではNGだとしても、過去の「手段」まで現代基準NG扱いされなきゃならんのか?と。

ていうか、奴隷制だってクエーカー教徒とかは否定してたし、朝鮮植民地化に反対した日本人もいたわけで、加えて言うなら奴隷朝鮮人たちは「収奪されて当然」なんて価値観を持ち合わせてはいなかったわけで、過去においては問題なかった、という主張は普通に成り立たないのではと思いますが。

deztecjp 3回読み直し、少し考えた結果、私の立場は「記事同意」だ。女性専用車両問題と同じ構造総合的に女性専用車両を支持するが、男性差別内包全否定するのは違う。批判の受け止めと作品を守る判断は両立可能

ほんとこれですわ。どちらも、差別的ではあるけど現状しゃーない、とか、収奪の上に成り立っていたからといって素晴らしい文化であることは否定できない、とか、それでいいと思うんですけどね。差別だと認めた瞬間に女性専用車両がなくなるわけでも、植民地主義の負の遺産を引きずっていると認めたからといって大正ロマン禁止されるわけでもないのに。

srgy プリリズ大正ロマンとは関係なく、ちょっと前に似たようなことがあって…。 https://togetter.com/li/1253165 好きなコンテンツが立て続けにトラブルに見舞われてただただ悲しい。理性的に考える気力がない。

こんな事件があったんですね。これに関しては批判側に一分の理もないので全ツッパでいいと思いますよ。そもそも抱き枕自体特に問題のある商品には見えないですが、仮にペドフィリア向けだったとしても、小児性愛も性指向一種であり彼らへのヘイトスピーチは許されるべきじゃないと思うので。

c_shiika 抱きまくらの件はアニメ氷菓EDと似たようなものだと考えてもらうとわかりやすいと思う

なるほど! それは許せませんね!(手のひらクルクル

2018-07-01

[] 貧乏突破口は図書館

家でマンガゲームオナニー時間を浪費してるぐらいなら、図書館に行ってみよう。

おまえの家よりはたくさんの本があるだろう?

図書館勉強している美少女もいる。(ストーカー禁止

 

古典・名著から先人の知恵を身につければ、人間パワーアップできる。

パワーアップすれば、他人から搾取されるだけの無能奴隷から脱却できる。

そうすれば、次に進む道も、自ずと開けてくるだろう。

 

マルクス毎日のように大英博物館図書館に行き、そこで朝9時から夜7時までひたすら勉強していた。

 

「成せばなる 成さねばならぬ 何事も 成らぬは人の 成さぬ成けり」

 

anond:20180624140926 外に出ろって言うけど何をすればいいの?

2018-06-30

[] 共産主義理論武装した強盗

それなら、おまえら自分メーカーを作ってみろよ?www

トヨタ自動車の3月期決算を見てみたら、子会社も含めて連結内部留保は約20兆円。

このお金を生かしたら、何ができるか。

トヨタ自動車の未来を考えて、私は言っている。

 

階級闘争Class conflict, class warfare, class struggle)とは、生産手段私有社会の基礎となっている階級社会において、階級階級とのあいだで発生する社会格差を克服するためにおこなわれる闘争

この闘争により革命が起きるとされている。

対義語として階級協調が挙げられる。

 

マルクスエンゲルスの『共産党宣言』(1848年)においては、「今日までのあらゆる社会歴史は、階級闘争歴史である」と規定され、階級闘争社会発展の原動力として位置づけられている。

ソ連代表される通称共産主義国家は、貴族資本家クラークなどを敵対階級として強制収容所に送ったり、強制労働に動員したほか、裁判なしで殺害する、彼らの子孫まで人権を認めないなどの迫害を加えた。

 

カールハインリヒ・マルクス(Karl Heinrich Marx, 1818年5月5日 - 1883年3月14日)は、ドイツプロイセン王国出身哲学者思想家経済学者革命家。

マルクス毎日のように大英博物館図書館に行き、そこで朝9時から夜7時までひたすら勉強していた。

メイドをしていたヘレーネ・デムートは、イェニーの母がマルクス家に派遣し、以降マルクス一家と一生を共にすることになった。

ヘレーネ・デムートの友人のエンゲルス家の女中手紙からフレディの父親マルクスであるという説が有力となった。

 

ソ連崩壊し、中国自由経済鄧小平改革開放)に舵を切った今、共産主義はバカを見分けるための「目印」として活用できる。

2018-06-11

[] 国会図書館写経

日本国内原典を読みたいなら、とりあえず国立国会図書館に行ったら良いだろう。

 

西洋

 

東洋

 

これらを押さえれば、メジャー宗教理論が分かる。

宗教起源中東なので、余裕があればペルシャエジプト古代宗教も押さえておくと尚可。

 

マルクスは、大英博物館図書室にこもって資本論を書いた。

増田も何か面白いことを思いついたら、本でも書いちゃいなよ?

今なら電子出版で、誰でも本を出せるからね。

 

anond:20180611134920

2018-04-08

anond:20180408145344

マルクス大英博物館図書室に通って資本論を書いた。

ひきこもりそれ自体は悪いとは思わないが問題場所

自宅にひきこもるのではなく図書館にひきこもった方が利益になるだろう。

できれば国会図書館毎日ひきこもると良い。日本出版された全ての本が読めるから

2018-02-28

LadyKazuko の日々

Yahooチャット華やかなりし頃、LadyKazuko というHNログインしていた。

あそこは反知性主義と言うか、反学歴主義がひどくて、よく言うじゃないですか、東大出ても使えないのはいる、みたいな。

そんなの当たり前じゃん、そもそも東大出なくても使えないのはいるんだから東大でてるだけマシだろ、って思うんですが、東大出を否定すればマウンティングとれるみたいな、

ありがちなポピュリズムがあって、学歴知識とはまた違った物差しを持ってきたらどうなるのかって思ったわけです。


LdayKazuko は1955年東京世田谷区で生まれ、旧華族の三女、聖心在学中に英国留学して、現地で日本美術のキュレータの資格を取って、大英博物館に勤務、食料品店チェーンのオーナー男爵結婚して、男爵夫人になり、英国在住、というプロフィールにしたんですわ。

Yahooチャットにもごく少数いた本物の知識人、まあ、必然的リベラルが多くて、Yahooマジョリティネトウヨなんで、かんかんがくがくやっていたわけですけど、知識対決になればネトウヨ太刀打ちできないわけですよ。彼ら保守を名乗っていてもオルテガチェスタトンも読んだことありませんみたいな人たちなんで、涙枕を濡らすのになっちゃうわけです。

で、「サヨクは偉そうなことを言うけど何もわかっちゃおらんわな」的な、よくある泥仕合になるんですが、そこでLadyKazukoはそうだそうだと煽りに煽るわけです。

そして「たか東大出たくらいで偉そうな貧民が、人間はやっぱり生まれが良くないと。しょせん平民上がりに政治が分かりますか?」

とやるわけですね。

ネトウヨはシーンですよ。

まあ、考えたら彼らも「努力次第で社会階層を昇れる」というメリットクラシー信者というか、当たり前にリベラルの成果を享受していて、彼らの場合は「努力もしないで俺の言うことは正しい」なわけだからある意味平等主義の究極にいるわけです。意見というもの学問的にオーソライズされなければならないと考えているリベラルの方が権威主義的なのであって、そこで前近代的アリストクラシーによる価値判断提示すると、ネトウヨリベラル対立自体がぐわんぐわんと揺らぐのですね。

そういうことをやって遊んでいました。

2017-12-27

大学の利用価値

anond:20171227003911

もっと世界を知りたいと思う。

いままで自分ひとりで知識経験を積み重ねてきたけど、もう限界だと思った。

独学には「体系的に学べない」という決定的な限界がある。

から大学へ行こうと思った。

もっと世界を知るために、僕には高等教育必要なのだ

 

独学の成果

マルクス大英博物館図書室に通って学び、「資本論」を書いた。

ジョブズ大学中退して講義に潜り込み、勝手に聴講してデザインを学んだ。

 

教育機関で保持されている知見

大学に行かないと学べない分野は、今は限られていると思う。

 

それ以外の分野なら、ネット上のコミュニティーでも質問できる時代なので、座学(独学)でも学べるのはでないか

アカデミック雰囲気を楽しみたいなら大学へ行くしかいかもしれないけど、レジャーランド化してる大学では無理?)

 

海外留学

日本若者で、今から大学へ行きたい人たちは、費用が出せるなら、海外留学お勧めしたい。

海外でも生活できる能力を備えた上で、海外日本比較して、それでも日本に住みたければ日本に戻ってくれば良い。

日本しか生活できないか日本に住んでいるのと、日本が好きだから日本に住んでいるのでは、人生の質が大幅に違う。

どんな場所でも、長所短所がある。日本短所は閉鎖的な島国根性。(同じ島国でも、イギリスとは大分文化が違う)

 

言葉なんて、所詮意思伝達の道具でしかいから、基礎の文法さえ分かれば日常生活には十分。

海外武者修行を積み、たくましく育って欲しい。

日本国内外で日本人ネットワークを築き上げ、和僑の輪を広げよう!

2016-02-29

イギリス留学5回してる俺がイギリスについて語ろう

俺がいつも行ってるのはマンチェスター

産業革命がおこったことで有名な工業都市だが、博物館ちょっとあるくらいであとはなんもない

サッカーに興味ないやつには、つまらないところかもしれない


前置きはこれくらいにして本題に入ろう


イギリスの飯は不味い?

不味くない

イギリス伝統料理プディングローストビーフなどは死ぬほど美味い

別にフィッシュアンドチップスだけがイギリス料理じゃないんだ

あと、イタリアンやら東南アジア系の料理屋なんかも多くていろいろな国の料理を楽しめる

日本食が恋しくなったら、回転ずしに行け

もしくは、中華韓国料理

韓国なんかなんだかんだで親日だ。日本料理パクリまくってる

米食えるし、麦茶も飲めるぞ


博物館とか美術館とか

田舎のわけわからん小さい博物館でない限り、基本的にこういうのは無料

学生なら国際学生証を取れば、有料でも若干安くなる

大英博物館ですら無料

ゴッホひまわりのあるナショナルギャラリーですら無料なんだぜ

こんなところに小さいこから通ってたら、感性豊かになるよな


物価が高い

イギリス物価高いぞ

覚悟しとけ

今はポンド安で1ポンド160円きったとか騒がれてるが、それでもクソ高い

俺は1ドル90円くらいの超円高のときにも行ったがそれでも高く感じた

ちなみに当時のポンドは140円くらいだった

実感として1ポンド100円くらいの感覚かな

まあ、それくらいまでポンド安にならない限りは高いだろう

ポンド安だからとかで安易には行くなよ


差別も多少ある

街で変な奴が吠えながら去っていったり、「ニーハオ」って言って笑い転げてたり、こういうことはよくある

一度、生卵をぶつけられたこともあるしな

でも、差別されるのもいい経験

もし行くなら、そういうのも含めて楽しんで来い


フレンドリー

イギリス人にはフレンドリーな人が多い

スーパー店員とかも「週末はどうだった?」とか気軽に聞いてくるしな

ドアは後ろの人のために開けて待ってくれるということもよくある

レディファーストっていうか、男女ともに関係なくやってるな

そして、みんなサンキューってお礼もいう

まあ、これくらいは日本でもあるかな


イギリス旅行田舎に行け

多くの人がロンドンに行きたがるが、イギリス田舎は最高だぞ

な~んもないけど、街並みが綺麗だ

ロンドンなんて日本にいるのとそう変わらん気がする

観光名所は多いけどな


ぱっと思いつく限りでは、こんなとこかな

なんか聞きたいことあったら、遠慮なく聞けよ

2014-11-17

複製技術時代舞台挨拶

 水島精二監督、映画本編を見ずに舞台挨拶に複数参加するファンに苦言 - Togetterまとめ

 あなたは今,行きたくて行きたくて仕方なかった観光地にいる.ウィーン? パリ? ヴェネツィア? 何ならニューヨークサンフランシスコでもいい,好きな観光地を代入してくれ.ちなみにわたしはどれにも行ったことがない.

 あなたには見たいものがたくさんある.あそこのなんとか教会もかんとか美術館も,ひょっとしたら夏期限定ツアーとして運河ゴンドラで回れるかもしれない.悲しきニッポンの勤め人,旅程は往復の飛行機での何泊かを抜けばたったの3日しかない.さあ,どれから巡ろう? ここがロンドンならあなた悲惨だ.3日間すべてを費やしたとしても大英博物館ひとつですら踏破し尽くすことはできないのだから

 観光シーズンだけあって現地は実に快適だ.日本のような蒸し暑さなヨーロッパにはない.街角には日本では滅多に見ないオープンテラスカフェが建ち並び,観光客たちがその疲れた身体を休めたり地元民がぺちゃくちゃと何を言っているのかはわからないがかしましいおしゃべりを繰り広げている.

 あなたはそのうちのひとつカフェに足を運ぶ.本場に来たのだから美味しいコーヒーを飲もう,いやいや地ビールで清涼感を味わうのもよい.やってきた店員に注文を告げ,深く腰を下ろして一息つくと,あなたは鞄を開け,日本から持ってきた『ハリー・ポッター』の単行本を取り出すと,一心不乱に読み耽る……

 いや,それ今ここでする必要ないじゃん!

 という話で.

 もちろん,個々人の価値観は多様であり,そこに他人ケチをつけるのは野暮ではある.数少ない海外旅行の機会を,「海外の,日本にはないような雰囲気カフェ読書をして過ごす」のが理想旅行だというならわたしはその選択を尊重する.しかしわたしはそのように振る舞おうとは思わない.なるほど,確かにそのカフェ日本では入れないものであろう.気候や道幅の問題もあり,ヨーロッパではありふれたオープンテラスなど日本には滅多にないしあっても屋外に座る気にはなれない.どう考えても蒸し暑くて空気も悪い.せっかくヨーロッパに来ているのだからそういうカフェを堪能しようという気持ちはよくわかるし,わたしだって一度は足を運びたい.

 しかし,別にハリポの読書なぞ日本でもできる.飛行機時間は長いのだから往復を使えば賢者の石から死の秘宝まで全部読めてしまうだろう.だから,もう博物館美術館教会の拝観受付も全部閉まってしまってあとは寝て明日に備えるだけのホテルなりホステルなりのベッドの上での手慰みとして以外に,わたしは旅行先でハリポを読もうとは思わない(ハリポの聖地巡礼に来ているなら別だが).別にこれはハリポでなくとも指輪でも銀英伝でも何でもいい.もちろん,読んでいるひとの邪魔をするつもりはない.だがそれはわたしの目には「もったいない」と映る.おまえの目にどう映ろうが知ったことではないと言われたらそれまでだが.

 と,ここまで書いたところで冒頭のリンクに戻るわけです.

 わたしは舞台挨拶には一度しか行ったことがないし,その一度もちゃんと映画最初から最後まで見た.しかしそれでも思ったことがある.上映される映画の内容は毎回同じだ.仮に劇場に足を運ばずとも余程のことがなければ円盤だって出る.だが舞台挨拶は毎回違う.内容どころか出演している俳優の組み合わせまで違うし,語っている内容もどうでもいい日常トークならともかく(それにも価値を感じるひとはいるのかもしれないが),演者の抱いた映画への感想とか舞台裏の小話とかそういった映画のファンにとっては是非とも聞きたいものばかりだ.

 さて,ではこの状況において,MOTTAINAI精神体現者たるわたしはどのように行動するのが最適だろうか?

 あなた旅行先でありふれた楽器屋に入ってどこででも買える楽器を買うだろうか? あなた地元楽器屋のひとつもないシャッター商店街なのであればそれも当然の行動かもしれないが,まずは「今・ここ」でしか見られないものを見てできない体験をしようとするのではないか? だとしたらそれは舞台挨拶も同じだ.演劇と違って映画が複製技術時代芸術である以上上映している時期に上映している劇場に行けばいつでも見られるし,大スクリーンであの大迫力であることを諦めれば家で見ることだってできる.だが,舞台挨拶は,そこでしか聴けない.

 繰り返すが,わたしはそのような行動を取ろうとは思わないし(そこまでのリソース監督演者の生語りに割く気力が湧かない),監督演者不愉快に思う気持ちもわからないでもない.だが,たとえば旅行に置き換えて考えれば,本編を見ずに舞台挨拶ハシゴする人びとの気持ちならばがよくわかるのではないか.彼らは旅行先でハリポを読んだりDS遊んだりするのではなく教会美術館遺跡を巡りたいのである.つまりこれはモラルマナー問題ではなく,構造問題だ.どのように振る舞うのがもっと合理的かという話なのだ

 もちろん合理的であってもルール違反はよくない.いくら無理して始発で来るよりも会場前で夜を明かす方がレア同人誌を入手できる可能性があるからといって徹夜組ルール違反である.だが,一回チケットを買った者が,上映途中で眠りこけようが途中で帰ろうがそもそも見に来なかろうが,すべてルール範疇ではあるまいか.それとも一度チケットを買ったが最後中退席は断じて罷り成らんとでもいう風にルールを変えるか? 断言するが数ヶ月後にはその映画館には閑古鳥が鳴いている.

 もしも本気でそのような客を厭うのなら,解決はふたつある.ひとつ映画を複製技術でなくしてしまうことだ.コメンタリとして要所要所に演者の生の発言を被せたり,「この上映回でしか見られないエフェクト」をつけるなりすればよい.もうひとつ舞台挨拶の方を複製技術にすることだ.すべての挨拶は後日Blu-rayの特典なり何なりとして収録し,会場限定のグッズなど一定期間が経ったら必ずどこぞのショップで売るようにすればいい.

 こんな簡単な対策すら取らないなら,まあ,そりゃ,挨拶ハシゴするひとは増えるよね.でもって,そっちの方が損得勘定で得だと思ってるからそういう商売やってるんでしょ? だったら客のモラル責任転嫁して愚痴るなよ,情けない.

2014-04-26

円城塔本の雑誌の連載「書籍化までn光年」で取り上げた本のリスト

http://anond.hatelabo.jp/20140421200127

書籍化まで7光年 (2009年)

  1. アンドルー・クルミー 『ミスター・ミー』    「『ミスター・ミー』とドップラー効果恋愛小説
  2. ポール・オースター 『幻影の書』    「オースター百%の『幻影の書』と本のスカート
  3. ピエールバイヤール 『読んでいない本について堂々と語る方法』    「読んでいない本を語る方法と「特性のない本」」
  4. ジョン・クロウリーエンジンサマー』    「言葉の"ずれ"と物騒な本」
  5. 浅暮三文ぽんこつ喜劇』    「ひよこサクラ実験小説
  6. シュボーンロバーツ 『多面体と宇宙の謎に迫った幾何学者』    「迷走と眩惑の理学タイトルの謎」
  7. David Flanagan 『プログラミング言語 Ruby』    「プログラミング言語小説屋」
  8. ジャック・ルーボー 『麗しのオルタンス』    「超絶馬鹿技巧小説『麗しのオルタンス』に隠された秘密
  9. ジャック・ルーボー 『麗しのオルタンス』    「数と音楽の秩序で作られた希代の小説
  10. ヒュー・ケナー 『機械という名の詩神』    「文学テクノロジー作家関係
  11. チャールズ・ストロス 『アッチェレランド』    「全編ボケ倒しのすごい奴」
  12. 多和田葉子ボルドーの義兄』    「『ボルドーの義兄』謎の276文字を追う」

書籍化まで6光年 (2010年)

  1. パウル・クレー新版 クレー日記』    「小説のような日記日記のような小説
  2. 中野美代子ザナドゥーへの道』    「多幸感に満ちた文字の連なり」
  3. ジャック・ルーボー 『麗しのオルタンス』    「『麗しのオルタンス』ジャック・ルーボーに直撃質問!」
  4. ミロラド・パヴィッチ 『帝都最後の恋』    「タロットにしたがって読むパヴィッチの本」
  5. ダンガードナーリスクあなたは騙される』    「現実小説よりハッピーなのだ!」
  6. ティーヴ・トルツ 『ぼくを創るすべての要素のほんの一部 』    「長い小説が書けない理由!?」
  7. 大野克嗣 『非線形世界』    「単純素朴なのになぜか伝わらない本」
  8. ジル・プライスバートデービス 『忘れられない脳』    「ジル・プライス忘却のない人生
  9. クラーク・アシュトン・スミス 『ゾティーク幻妖怪異譚』    「「そういう人」スミスが好き」
  10. スタニスワフ・レム 『泰平ヨンの航星日記』    「レムの欠番を埋めるのは」
  11. エミーリ・ロサーレス 『まぼろしの王都』    「見えないものが見える瞬間」
  12. イヴィッド・レヴィット 『数式に憑かれたインド数学者』    「稀代の数学者架空伝記」

書籍化まで5光年 (2011年)

  1. ブノワ・デュトゥールトゥル 『幼女煙草』    「不穏さに満ち満ちた『幼女煙草』」
  2. スマイル・カダレ 『死者の軍隊将軍』    「不思議な国アルバニア戦争小説
  3. 高橋陽一郎 『変化をとらえる』    「数学教科書いろいろ」
  4. サイモン・シンエツァート・エルンスト代替医療トリック』    「代替医療に挑む議論の書」
  5. 辻原登 『闇の奥』    「辻原登は変である
  6. 柏野牧夫 『音のイリュージョン』    「聴覚だって騙される」
  7. マックス・ブルックスWORLD WAR Z』    「語り伝える書」
  8. ジェラルディン・ブルックスマーチ家の父』    「網目だらけ」
  9. グレゴリー・コクランヘンリー・ハー ペンディング 『一万年進化爆発』    「淡々進化中」
  10. イヴィッド・グラン 『ロスト・シティZ』    「見えない都市
  11. Federico Biancuzzi、Shane Warden 『言語設計者たちが考えること』    「言葉を作る人たち」
  12. A・R・ルリヤ 『偉大な記憶力の物語』    「無限記憶を持つ男」

書籍化まで4光年 (2012年)

  1. V・S・ラマチャンドラン、D・ロジャース=ラマチャンドラン 『知覚は幻』    「美の起源?」
  2. Charles Yu 『How to Live Safely in a Science Fictional Universe』(『SF的な宇宙安全に暮らすっていうこと』)    「ウーのくすぐり芸」
  3. マット・リドレー 『繁栄』    「人類は滅亡しない?」
  4. ウンベルト・エーコ 『バウドリーノ』    「エーコが好きだ!」
  5. Steven Bird、Ewan Klein、Edward Loper 『入門 自然言語処理』    「見えない辞書
  6. エットハミ・ムライ・アメド 『モロッコ食卓』    「信楽焼タジン鍋
  7. ピーター・ペジック 『青の物理学』    「青の見取り図
  8. クリストファーチャブリス、ダニエルシモンズ錯覚科学』    「見えないゴリラ
  9. 大沢文夫 『大沢流 手づくり統計力学』    「百円玉実験不思議
  10. トルケル・フランセーン 『ゲーデル定理――利用と誤用の不完全ガイド』    「ゲーデルさんごめんなさい」
  11. Mark Kac 『Kac 統計的独立性』    「数学者をつくる本」
  12. ロザリー・L・コリー 『パラドクシア・エピデミカ』    「矛盾と逆理の入門書

書籍化まで3光年 (2013年)

  1. レベッカスクルート 『不死細胞ヒーラ』    「ヘンリエッタ細胞
  2. ジョン・パウエル 『響きの科楽』    「宇宙人にあげたい本」
  3. 山田風太郎旅人 国定龍次』    「山田風太郎輪郭
  4. レニー・ソールズベリー、アリー・スジョ 『偽りの来歴』    「世界改竄
  5. Bruce A. Tate 『7つの言語つの世界』    「たくさんの言語
  6. 寺田尚樹 『紙でつくる1/100の世界』    「これは本です」
  7. アンソニー・ドーアメモリー・ウォール』    「非SF作家SF
  8. オリヴァー・サックス 『心の視力』    「サックスおじさんの症状」
  9. ダニエル・アラルコン 『ロスト・シティレディオ』    「読んでも未知の本」
  10. P・Gウッドハウス 『ジーヴスとねこさらい』    「"ゆるさ"のシリーズ
  11. ヴィクトリアブレイスウェイト 『魚は痛みを感じるか』    「魚の痛みの判定基準
  12. イヴィッド・イーグルマン意識は傍観者である』    「傍観者法学

書籍化まで2光年 (2014年)

  1. ブライアンクリスチャン機械より人間らしくなれるか?』    「純正人間の奮闘記」
  2. Clifford A. Pickover 『The Math Book』    「数学的あれこれ250」
  3. トレヴァー・ノートン 『世にも奇妙な人体実験歴史』    「楽しい自己人体実験
  4. フリオリャマサーレス無声映画のシーン』    「幸せ本棚
  5. ジョセフ・オルーク折り紙のすうり』    「折り紙数学
  6. ニール マクレガー 『100のモノが語る世界歴史』    「大英博物館のモノ」
  7. 根上生也四次元が見えるようになる本』    「四次元練習
  8. トーマス・トウェイツ『ゼロからトースター作ってみた』    「トースターを作る男」
  9. ロベルトボラーニョ『2666』    「ボラーニョの奔流」
  10. ガイ・ドイッチャー『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』    「言語世界の見え方」
  11. D・マンフォード、C・シリーズ、D・ライトインドラの真珠』    「空海フラクタル
  12. V・S・ラマチャンドラン『脳のなかの天使』    「九つの美の法則

書籍化まで1光年 (2015年)

  1. 川添愛『白と黒のとびら』    「数学小説の融合」
  2. リチャード・パワーズ幸福遺伝子』    「純文とSF
  3. ロン・カリージュニア神は死んだ』    「真正突破短編集」
  4. ラウディアハモンド『脳の中の時間旅行』    「素朴に語る時間の話」
  5. Franco Moretti『Distant Reading』    「遠くから見る世界文学
  6. Lev Manovich『Software Takes Command』    「新しい思考の道具」
  7. デイヴィッド・マークソン『これは小説ではない』    「小説ではない小説
  8. シャロン・バーチュ マグレイン『異端統計学 ベイズ』    「紛糾する統計学
  9. 内村直之『古都がはぐくむ現代数学 京大理解析研につどう人びと』    「数学という営み」
  10. Stanisław Lem『Summa Technologiae』    「レムの『技術学大全』」
  11. M・G・ヴァッサンジ『ヴィクラム・ラルの狭間世界』    「言葉より速く」
  12. 語り手 姉崎等、聞き書き 片山龍峯『クマにあったらどうするか』    「クマにあったら」

書籍化まで○光年 (2016年)

  1. ピーター・H・ディアマンディス、スティーヴン・コトラー『楽観主義者未来予測』    「未来は本当に暗いのか」
  2. ジェシーケラーマン駄作』    「いない、いない、の本」
  3. キャサリン・ゴヴィエ 『北斎と応為』    「歴史小説の書き方」
  4. 横山悠太『吾輩ハ猫ニナル』    「色んな言葉が混ざる小説
  5. 佐久間保明監修、本庄千代編『しかけ絵本世界』    「四角な本の大革新
  6. エミリー・オスター『お医者さんは教えてくれない 妊娠出産常識ウソホント』    「経済学者出産育児論」
  7. クレイグ・モド『ぼくらの時代』    「オモチャ電子書籍
  8. Noam Nisan、Shimon Schocken『コンピュータシステム理論実装』    「コンピュータをつくる」
  9. マーティンガードナーガードナー数学パズルゲーム』    「人生を変える数学パズル
  10. ピーターメンデルサンド『本を読むときに何が起きているのか』    「「読む」を考えさせる本」
  11. 遠藤侑介『あなたの知らない超絶技巧プログラミング』    「プログラミングロマン
  12. ベン・H・ウィンタース世界の終わりの七日間』    「世界の終わりへ続く日々」

書籍化まで△光年 (2017年)

  1. 奥修『珪藻美術館』    「ぞわぞわ感の境界
  2. マークチャンバーランド『ひとけたの数に魅せられて』    「ひとけたの数を語る本」
  3. ピーター・ウォード、ジョゼフ・カーシュヴィンク『生物はなぜ誕生たか』    「地球が生まれから歴史
  4. ライナー・クニツィアダイスゲーム百科』    「機械が作るゲーム
  5. ウンベルト・エーコプラハ墓地』    「史上最大の偽書の成立秘話
  6. ユーディット・シャランスキー『奇妙な孤島の物語』    「紙に書かれた五〇の島の物語
  7. 高野秀行『謎のアジア納豆』    「納豆とはにかみ」
  8. ロビンダンバー『人類進化の謎を解き明かす』    「友達は二百人できません」
  9. アンソニー・ドーア『すべての見えない光』    「ドーア言語兵器
  10. ティーヴン・ウィット『誰が音楽をタダにした?』    「変化する音楽生態系
  11. 鈴木真治『巨大数』    「書くことのできない数」
  12. コマヤスカン新幹線のたび 金沢から新函館北斗札幌へ』    「視点がひっくり返る絵本

書籍化まで□光年 (2018年)

  1. まつもとゆきひろまつもとゆきひろ 言語のしくみ』    「言語のつくり方」
  2. 原武史政治思想史』    「物から読み解く政治思想
  3. マリオ・レブレーロ『場所』    「どこまでも続く部屋」
  4. 横山茂雄『神の聖なる天使たち』    「ディーとケリーの奇妙な運命
  5. ルシオ・デ・ソウザ、 岡美穂子『大航海時代日本人奴隷』    「記録に残されなかった者たち」

2013-09-01

http://anond.hatelabo.jp/20130901102804

http://anond.hatelabo.jp/20130830202223最初トラバ先)

http://anond.hatelabo.jp/20130831142238自分の記事)

元増田の人が2nd Seasonを書いてくれたので、こういった若い人たちに役立ちそうな知識をさらに追記してみたい。

(実は若くなかったら申し訳ない)

念のために書いておくけれど、僕は最近ラノベ専門学校の実態は知らないし、体験入学に行ってみて入らないというのは、優れた判断だと思う。

実際に教師の質をどう担保しているのか不透明だし、やはり意識の低い学生も多い。(自分の時は、おおよそ2割=10人は中退した)

教師は別に仕事を持つ社会人が多く、どちらかというと偏った業界の偏った人格人達で、しかも扱う分野が本来主観的ものであって、生徒への評価も心情的になりやすい。

それに、最近ラノベブームで、雨後のタケノコのように学校が開かれているのかもしれない。

そういったところはやはりノウハウも無いだろうし、授業の質も低いだろう。

(余談だが、僕が通学していた当時は、まさかこれほどラノベ流行するとは正直誰も思っていなかった。ただ、先生は「これからミステリー小説のように定番ジャンル化するだろう」と予言していた。涼宮ハルヒも出ていない頃だ)

から専門学校に通わないというのは、比較的低リスク・低コスト賢明な判断だと言える。

しかしながら、元増田が挙げてくれた問題について、それを断定のまま終わらせてしまうのはもったいない

特に3番目の問題、

でも、文章を書く営みって、そんな秩序立ったものではないですよね?

もっと柔らかくて、鵺のように捉えどころがない。そんなものを『教える』ことなんてできるんですか?



は、創作を志す人間が当然抱いて然るべき疑問だ。

元増田が残念なのは、この深い疑問を、専門学校体験入学ときで解決してしまった気分になっていることだ。

僕自身、先生に教わったり罵倒を受けたりしながらも、この疑問に突き当たった。

そして、学校の内側と外側の両方で、この問題について世の中の頭の良い人達がどのように携わってきたか、それなりに気にしてきた。

これから、僕の認識できた範囲での参考資料を挙げようと思う。

おそらく、以下の参考資料を全部精読し、実習を行い、誰か信頼できる人から客観的添削を受け、頭だけではなく全身に技術をしみ込ませることができれば、決して取り戻せない数百万円と数年を賭して専門学校に行く必要など、皆無だろう。

また、下記ばかりでなく、もっと体系的でしっかりした知識が学べる大学なり海外大学なりケンブリッジオックスフォードもあるかもしれない。

そういったものがあると分かったら、単純にそこへ行くべきだ。

「文章作法」について



文芸的な文章を除く基本的なライティングについては、古典的な書籍がたくさんある。

下記2冊は、ここで紹介するのが恥ずかしいくらい基本的な書籍だ。

日本語の作文技術
理科系の作文技術


「文章作法」について、上記以外



さて、上記のような確立した情報伝達技術ではなく、独自の表現をしてみたり、人を感動させる文章を書きたい場合、そういった技術は教える・教わることができるのか?

それを体系的に扱うことは確かに難しい。そもそも人の感情であったり、表現から受け取る印象が非体系的だからだ。

からといって、先人がそれを教育世界で取り扱おうと努力してこなかったわけではない。

どうしても総論ではなく各論になってしまうが、それでも個人的に見て良書は多い。

「文章作法学校教育のように教えられない」結論に至るのは自由だが、下記書籍を全部読んでから至っても決して遅くない。

読みやすものから順に挙げる。

文章表現400字からのレッスン
新作文宣言


「作文」の価値を捉え直した、文章表現入門書。作品でも製品でもなく、純粋な「作文」そのもの価値を再発見している。

文章表現法講義


大学講義をまとめた本。固いタイトルに反して、極めて柔らかい語り口で柔らかい内容を講義してくれている。

だけど、書くことの意味について、「美」について、とても鋭い視点であふれている。

レトリック感覚
レトリック認識
レトリックの記号論


前の文章でちょっとだけ出した。レトリック、つまり、文章で人の心を動かすための体系的知識(!)を取り扱っている名著。

レトリックは長らく馬鹿にされていたらしい(結局、ただの言葉のあやではないか?)が、それを感覚論・認識論記号論観点から再評価した名著。

なぜ直喩隠喩より優れた修辞技法になり得るのか? といったことが詳しく書いてある。

新しい文学のために


大江健三郎による文学論。そもそも小説文芸作品とは何を目指すものなのか? といったことを明確に書いてくれている。

それは同時に、読者としての私たちが誠実な文芸作品の中に何を求めるべきなのか? ということでもある。

文章読本


文章読本は色々あるが、その中でももっと実践的と言われる丸谷才一の本だ。

歴史的仮名遣いで読みにくく感じるかもしれないが、内容そのものは平明だったと思う。

しかし、いまなぜか手許に無いので詳しいことは書けない。「ちょっと気取って書け」くらいしか思い出せない)

小説の諸相


E.M.フォースターによる文学理論Amazonで8000円くらい。僕はカチグミなので古書店1000円で入手できた。

ストーリーはあまり美しい要素ではありません」という衝撃的な宣言が印象に残っている。

ナボコフの文学講義 上
ナボコフの文学講義 下


最近文庫本で読んだ。

小説というものを本来どう味わうべきか? どう書かれるべきか? という熱のこもった講義録だ。

ロリータ」を読む視点が変わる。

まだ見ぬ書き手へ


新装版が出るんだ……。

芥川賞を最年少(23歳)で受賞しながら、文壇に属せず、独りストイック小説を書き続けている作家文学指南書。

テクニックの本ではないが、ここで明らかにされている執筆姿勢には衝撃を受ける。

アウトサイダー(上)
アウトサイダー(下)


ホームレスをしていた25歳のコリン・ウィルソン大英博物館一気呵成に書き上げた文芸評論書。

アウトサイダー」というキーワードのもと、文学美術舞踏哲学などなどを横断的に眺め渡した名著。

本気で読むと人生が狂う。

日本文学史序説〈上〉
日本文学史序説〈下〉


先の記事で書いた。全日本人が読むべき。

なんだかこういう本のことを書けるのが嬉しくて、ついかっとなってリストアップしてしまった。今は反省している

偉そうに書いたけれど、結局は僕も文学界新人賞名前が小さく載ったくらいの実績しかない人間で、そんなには当てにはならないだろう。

しかし、僕自身が当てにならなくても、何が当てになりそうかの感性結構あるつもりだ。

教育における教師とはそういうもので、自分ができなくても人の作品を見て添削できたりはする。

オリンピック選手だってコーチはいるのだ。

失敗している人からだって、むしろ失敗している人だからこそ学べることもある。

そういった人達の行く末をよく見て、やはりラノベなんかやめて、楽しくOSエディタコンパイラでも作ろうと思って欲しいのだ。

2008-06-20

美術館ダンジョン

渋谷駅地下などの「駅ダンジョン」が話題だが、美術館大御所になると駅に劣らず凶悪だという話。

つい先日ロンドンに観光に行ったとき、2箇所ほど美術館を訪ねた。

テート・ブリテン大英博物館。どっちもカオスだった。

Tate Britain

http://www.tate.org.uk/britain/explore/etb.jsp

ぱっと見ると部屋数こそ多いものの、階の移動が少ないので渋谷駅に比べたらなんぼのもんじゃい、と最初は私も思った。

だが、運が悪いことにマップ中央付近の廊下上のエリア(Duveen Galleriesと書かれている部分)がたまたま改修中で通行不可になっており、南北のエリア間の移動が非常に困難な状態に。

入場時にこれと同じ地図をもらっていたから良かったものの、徒手空拳で挑んでいたら間違いなく途中で迷子になっていたと思う。

何しろ、どっちを向いても似たような部屋が延々と続くのだ。うっかり適当に歩き回ると、(地図があるにも関わらず)一瞬元いた部屋への戻り方がわからなくなり、軽くパニックになる。

(位置がわかったらわかったでイライラするんだけど。「マトックがあればこんな遠回りしなくていいのに!」とか妄想したり)

ちなみに、展示物は一応部屋を記憶する際の目印にはなる。前衛美術のコーナーになると結構ツライけど。

British Museum

http://www.britishmuseum.org/visiting/floor_plans_and_galleries/ground_floor.aspx

泣く子も黙る大英博物館。ちなみにこれは1F部分の地図で、上階には更に複数の部屋がある(左メニューのリンクで切り替え可能)。

前述のテート・ブリテンに比べると、展示物がバラエティに富んでいて部屋ごとの違いが認識しやすく、部屋自体も大きい(天井も高い)ため、迷子になったり恐怖を感じたり、ということはあまりない。

が、この美術館は厄介なことに「遅い時間になると閉鎖されるエリア」が存在する。

どういうことかというと、たとえ閉館時間が夜20:00だったとしても、18:00を回る頃になると奥のフロアから順次部屋が閉鎖されていってしまうのだ(まあ、広大な建物だから致し方ない)。

したがって、閉館近くに訪れた観光客(私のことだ)は、次々と閉鎖される部屋を縫って歩きながら、まだ開いている部屋から自分の見たい展示物を物色するという「タイムアタックイベントを体験することになる。

美術品の鑑賞もそこそこに、地図と睨めっこしながら最短ルートを計算するのが楽しくなってくるから不思議だ。

駅がドラクエFFのような「回廊型ダンジョン」だとすれば、美術館ウィザードリィのような「玄室型ダンジョン」で、また違った複雑さがある。

芸術家や館員の方には怒られそうだが、美術館地図迷路見立てて楽しむのもアリな気がしてきた。

 
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