はてなキーワード: 人生設計とは
と迷いつつ、幾数年。という人はしないんだろうし、そういう自分もしないしできないですねってのが後に続く駄文のサマリ。
何とか受験戦争もおおよそ勝ち抜き、そこそこの会社でそこそこの地位について、そこそこのお賃金で、ギンギンとは言わないけど、そこそこはもらっている。
で、入社以来その収入で節約&コツコツ投資を進めて金融資産はおおよそ1億程はできて、今四捨五入で40歳。
月々の収入は50万±5万程度で、ボーナス+諸手当が年200万程位で、生活費は10万/月未満。
生活費については、家賃を抑えればあと2、3万は下げられるだろう。
だからそろそろ、まず退職して今の収入がなくなったとして、で、耐えて失業保険貰って
で、その切れ際に長期職業訓練を入れて保険を延長して、なんてつなぎを入れて、
今の生活レベルを維持するか、さらに抑えればまぁ年金まで生き延びることはできるっしょ。
ちょっと厳しければ時々バイトして、なんてので今の仕事を俺は辞めるぞジョジョォオオォ!
なんて計画していた矢先にコロナが来て、リモートベースの仕事になって
働きたくないでござる侍が活動を弱めている昨今。
その思いが揺らぎつつも、やっぱりその思いは消えてはいない。
これがやっかいだ。
そして、FIREに対抗する状況として
現在の金融市場の相場が少し冷え込んで、これからも寒そうな季節が来ている。
この状況だとしても、退場しても中長期で見れば生きていけるんだろう、多分。
だからFIREするんだって、思うんだけど。思うんだけどさ。。。
もともと、数年前に思っていて、準備していたところに
図らずもコロナ鍋が来てリモートベースの仕事になって、少し楽になった。
かといって、働かなくていいなら働きたくはない。
それはそう。
じゃあここで、辞表をWordでしたためて辞めるかって自問自答しつつ足踏みしている毎日が今なんだ。
おそらく今FIREすれば、生きていける。
仮に資産が底をついても、生きていける。
生活保護なり、それが無理でも日本という国はまぁ恵まれてはいる。
少なくとも今の自分はどの選択肢でも死を選ぶほどの最悪はないと考えられる。
こちとら、将来のリタイアを見据えて価値観を貧乏学生からアップデートしていないんだ。
過労からくる体調不良で入院して半年ほど入院した経験もあり、無職透明な生活には慣れている。
あとは決断するだけだ。
もう、合コンとかマッチングアプリで彼女を探して結婚してなんて統計的にはない年齢なんだ。
上振れを望めない年齢、立場に突入したんだから、じゃあ細く長く生きるってのがコスパとしてはベストだろうよ、と。
無職に舵を切ることに、細く長くの人生設計に対する何のリスクもないはずだ。
だけど、やはり決断できない。
今以上に資産が目減りしたら?
そしたら生活保護?
それが認められなければ、学生時代にコンビニバイトでシフトを増やしてくれって店長に懇願していたようなあのおっさんみたいになるのか?
その時にコンビニバイトなんてあるのか?シンギュラリティが来て、高度な技能以外を持つ人間以外は仕事にもつけなくて死ぬのか?
なんて考えて、幾数年。
この考えの起点に立ったあの時、数年前に即断即決でFIREしていれば。。。
あの時はヤバかった。
電車を眺めながら椅子に座り、気がついたら終電を逃して漫画喫茶に泊まり、そのまま翌日出社して。
パワハラ先輩には同じ服装をいじられて、幸運にもその日が金曜日だったので、体調不良で退社して
泥のように寝て、土日をキングクリムゾンして。
で、頭を垂れてため息の月曜日を迎えて、思考停止でパワハラを受けて。。
そんな生活が、今日、この月曜日を経験してかなり緩和されていることに気づく。
だけどまぁ、かといって無職に比してはリモートワークでもストレスはあるし、プレッシャーもあるんだ。
だからFIREしよっかな、って暗黒の月曜日を終えた今日も思って考えるけど
結局これをN+1考えて、定年を迎えるんだろうな。
だったら、糞みたいな資産形成なんかさっさとやめて、浪費浪費で宵越しの貯金はしねえってな、刹那的な生き方をすれば幾分人生を楽しめるんだけど
それもできず、ありもしない選びもしない未来への糞みたいな砂上の楼閣を夢見て資産形成をするだけで、いつか数十年後いや数年後に床のシミになって死ぬんだろう。
だけど、けれどもわかっちゃいるが、分かってはいるつもりなんだが
染みついたその価値観に基づく夢は、ハーフプライサーとしての生業を止められないし、娯楽に金を出せない脳になってしまっていて、今さら浪費もできないだろう。
本当に糞みたいな人生で、糞みたいな展望だけど、資産をためて変死するってのが、
直近十数年の結末の予想としては、単勝1.1倍位あるかなり鉄板な未来予想図だ。
辞職するぞのブレーキランプを5回なり6回なり脳内で会議で何回ぶつけても、FIREするぞの裁決になんてなりはしない。
このまま腐って死ぬだけなんだろう。
はぁ。
世の中の一般的な常識というものは、男女平等こそ、文化的な人間たちのあるべき姿かのように言っている。
本当にそうだろうか。
男女平等を目指せば目指すほど、一部の人間は幸せになるかもしれないが、それ以外の大半の人間は不幸になってしまうような気がしている。
男と女にはそれぞれ特徴があり、得意なこともあれば苦手なこともある。
両者は違う者であるのに、同じように扱われがちだ。
平等と公平という考え方がある。
なんかの本で読んだ話でわかりやすかったので紹介したい。徒競走で足の速さが違う人たちを同じスタート地点から走らせ、ゴールで差がつくのが平等。足の速さに応じてスタート地点を変え、みんなが同じタイミングでゴールするのが公平だそうだ。
現在の資本主義は圧倒的に平等な環境だ。しかし、日本の社会保障は公平であろうとしている。
男女平等の考え方でいえば、基本的な筋力が違うのに同じ重さの荷物を運ぶ必要がある。
実際、今の世の中のほとんどの仕事が男女平等の考え方で動いている気がする。
それは、少しの幸せと多くの不幸を産んでいる気がする。
生理休暇というものはあるけど、それをちゃんと使える人が一体どれくらいいるのだろう。
女の人の体は給料をもらうような仕事をすることには向いていない気がする。
この考えには反対意見もあるだろう。全ての女性がそうとは限らないというのもわかっている。
しかし、月に一度は調子の悪い日があるのだから、そういう日にはのんびりできるような環境にいた方がいいと思う。
そこで無理をすると生理不順につながる。
今の世の中、そこまで寛容な職場が一体どれくらいあるだろう。
まあ、そんな環境でも上手に仕事をできる女性が、健康的だとも言えると思う。
まじめに育ってきた女性は、調子の悪い日でも頑張ってすり減る。
医学の専門的な知識があるわけではないが、生理不順は自律神経系の不調で悪化しやすいそうだ。
体に備わった正常な反応を抑制し続けたら、病気になるに決まっている。
そうだ。
大半の女の人に、今の世の中の仕事は向いていない。
もっと余裕のある時代だったら良かったのかもしれないが、生産性のない社員を雇うほど会社に元気はなくなっている。
向いてないことをやってんだから。
要は誰がどっちを担うのかという話だ。
例外は当然あるが、大半はそうだろう。
その人に与えられた役割がある。
それを果たすことに、どうして不満なのかわからない。
僕はたまたま男に生まれた。だから、彼女を作るために頑張った。
ずっとハードに働いていた。
その会社は上場企業らしいが、自分の健康を害してまで、頑張る必要があったのだろうか。
男女平等とか、クソみたいな価値観のせいで、苦しい思いをしている。
でも、自分が与えられた機能(役割)を思い切り使った方が幸せになれるんじゃないだろうか。
腹が減った時に素直に甘いものを食べまたら幸福感を感じるし、眠たい時寝るのが一番気持ちがいい。
世の中の文化的なありかたは、不幸をどんどん増やしていくというのを感じてほしい。
今後、妊活をするのか、もっと強い薬で治療するのかを話し合う必要がある。
女の人は20代前半で子供を作れるように人生設計をする方がいいと思う。
年取った後の方が子供に障害が出やすいとか、リスクのことがわかっているのにどうしようもない。
これからどうしようか。
僕は子供が欲しい。
それはずっと彼女に言っていた。
妊活も早いことしていればよかった。
生涯未婚率の統計からいって、2030年、2040年の生涯未婚率(40歳、50歳時未婚率)が男性30%を超えることは10年以上前から予測されてるんだよ。
つまり、今デートしたことない4割の男性のうち、20年後に結婚できるのはその中の4人に1人だけ。
残りの3人はどうしたって結婚できないんだよ。
そういうことが統計的に明らかになってるわけだからさ、下手にあがいたり他人に迷惑かけたり、自分を追い込んで悩んだり苦しんだりせずに、生涯独身であることを前提に人生設計考えろ。
3割が結婚できないのは構造的事実なんだから、個人の努力だとかなんだとかでどうにかなるものではないんだよ。
20代以降の30代になるまでの若い世代ってアホみたいにエネルギーがあって、なんか徹夜したり働けるし、精力もビンビンなわけだけど、人体の一生涯というタイムライン上のエネルギー配分がそうなってるみたいだけども、それって本来は子作りと子育てにアサインするために遺伝的に設計されているものだと思うけど進化生物学的に考えて。結婚適齢期ってそういうことじゃないの?
しかしそのエネルギッシュなシーズンを社畜化して搾取して燃料にしてしまっているわけで、なんだか持続可能(笑)でもなければサステナブル(笑)でもねぇ、ろくでもねえなって思う本邦。
20代の体力ボーナスシーズンのうちに生んでおくと給付金が5倍お得!いますぐ産め!!みたいなキャンペーンやればいいんじゃないか?学生時代の人生設計ってものがあるから、このキャンペーンは少なくとも10年は続けて貰わないと困るけど。
好きだった人と別れて1ヶ月になる。
私は彼のことが好きだった。人として大好きだった。
落ち込んだときに側にいてくれる所とか、大きな背とか、不器用だけど優しい手が好きだった。誰に対しても穏やかで、そして私には殊更優しい所が好きだった。
職場で出会って、彼から告白をされて付き合うようになって、デートを重ねた。
彼とご飯を食べて、話をして、行ったことない場所に行ったり、料理を作ったり、プレゼントをあげたり貰ったり。とても楽しくて、その時間が大好きだった。
だけど、出来なかった。
抱き締められるのは安心するし、キスも出来るし、身体を触られるのも嫌ではなかった。
でも、どうしても。セックスをしたいという欲求が深奥から湧いてこなくて。性的欲求が他の人より無いのかもしれなかったけれど、辛かった。
彼のことは好きだったけれど、信頼している彼となら出来るかもしれないと思ったけれど、やっぱりセックスは私にとってしたくないもの、だった。
本当に彼のことが好きだったのだろうか。人間性に対する「好き」を恋愛としての「好き」と履き違えていたのではなかろうか。
彼の隣で歩く時、居心地はとても良かったし素を出せたけれど、私は彼にドキドキしたことが無かったのだ。
結局、将来の人生設計の相違で別れることになったけれど私は今も彼が好きだ。恋愛感情ではなく、性的欲求もなく、人間としてただ好きだ。
縁が切れても幸せを願っている。
ヤフーショッピング周りでバックエンド開発運用に携わっていました。
https://opensalary.jp/companies
このサイトが結構優秀で、他の企業に在籍している知り合いの話を聞いている限りでは、概ね現実と近い分布になっていると思っています。
ヤフーを見ると、2022年3月現在での平均年収は650万円ほどになっており、名の知れたIT企業群と比較しても給与水準が低いことが分かります。
有価証券報告書を参考にした平均年収を紹介しているサイトもありますが、そこだとヤフーの年収は2018年までは750万円、2019年からは1000万円ほどになっています。これはヤフーがZホールディングスという持ち株会社に移行したためで、経営陣が多いZホールディングスの有価証券報告書の平均年収が高くなってしまっています。残念ながら、現状は上のサイトくらいの年収レンジです。持ち株会社化したことで、見かけ上の平均年収が上がったわけですが、こういうセコイ対外アピールをするような会社ってことです。
経営陣は、ヤフーは世界をリードするテック企業、特にAI分野に力を入れていく!などと株主総会などで豪語していますが、世界トップのIT企業の給与水準と比較しても半分以下です。給与が低く、特に若手で優秀なエンジニアがどんどん抜けてしまうことが現場レベルの社員で常に課題として感じられていました。
そういった話がずーーーーっと出ているんですが、全く改善の話が出てきません。経営陣は何を考えているんですかね。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2201/12/news105.html
例えばこんな感じで的外れな感じなってしまっているのが現状です。
ニュース見出しには「LINEやメルカリに対抗!」などと書いてありますよね。
「いや、あんたたち世界で戦える企業にするんじゃなかったの?なんで日本企業と比べてるの??しかもLINEって同グループだよね??」と思った記憶があります。まあ国内同業種に比べても肝心の給料が対抗できてませんしどうでもいいのですが。。
大企業にしては将来を楽観できるほどの給料は出ないです。昇給も少ないので長期的に働くモチベーションも上がりにくいです。
上で書いたことに関連しますが、経営陣がビミョウだな、パッとしないなと常々感じていました。
身近な社員の声すら聞くことのできない経営層が、ユーザの声を聴いてより良いサービスを展開できるのでしょうか。私はそう思いません。
ヤフコメが荒れたらコメント欄を非表示にしたり、新しい決済事業を始めたと思ったらバーコード決済というイマイチな選択をしたり。ヤフーのサービスってある程度は便利ですけど、生活必須までにはなっていない。弱い部分だと思います。
また残念ながら、ヤフーのサービスは日本国内に限定されており(これはヤフーの設立経緯に理由がありますが)、グローバルな展開をしていないのが現状です。
そのため、強力な海外企業との競争にさらされることもなく、日本国内というぬるま湯な事業環境に入り浸っています。
ヤフーの親会社であるZホールディングススは、LINE統合を足掛けに海外展開(おもに東アジア)を目論んでいますが、
海外展開されるのはヤフーではなくLINEブランドの方で、ヤフーにいる限りはグローバルな事業に関わることはなさそうでした。
ITの良いところに、世界のどこにでもサービス展開が容易なところがあり、他業種に比べると世界で戦いやすい業界なのですが、ヤフーにいる限りはそういったことは出来ないでしょうし、このまま国内のパッとしない会社であり続けるでしょう。
https://anond.hatelabo.jp/20190407192318
こんな感じで虚無研修なのは事実ですが、その中で「ヤフーはユーザーファースト!!」としきりに言われました。
一方で、こんなリリースが出てました。
https://privacy.yahoo.co.jp/notice/globalaccess.html
EUからヤフーへのサービスが利用できなくなるのですが、それ自体もちょっとアレな判断だと思う上に
Q. 利用中の有料サービスがある場合はどうすればよいですか?
A. EEAおよびイギリスからのみご利用のお客様は4月の利用料金が発生する前に、停止や解約などの設定を忘れずにお願いいたします。お手続きについては該当サービスのお知らせやヘルプをご確認ください。
※サブスクリプション(月額利用など)のサービスは、EEAおよびイギリスに滞在されご利用ができない時間が発生しても当該期間(月定額なら該当月分の利用料金)のお支払いとなりますのでご注意ください。
…というのが私がヤフーを辞めたくなった理由です。繰り返しですが、一番の理由は給料が低かったことです。2番目は事業がビミョウだったことです。
もしヤフーへの就職を考えているのであれば、似た事業を持っているのLINEとかメルカリとかに入る方が良いかなーって思います。待遇も良いですし。今ではLINEも同じグループ会社ですが笑
コロナの流行を受けて、ヤフーは完全在宅勤務になりました。大企業で完全在宅勤務を実施している企業は少ないです。
2020年の3月頃から会社には片手で数えるほどしか会社に行ってません。出勤がないのは非常に楽です。
また、全国どこでも住んでOKというように制度が変わってきているので、子育てのタイミングで地方に移住するといった働き方もでき、柔軟に人生設計ができることは魅力の一つです。ワークライフバランスは日本一だと思います。もしかすると世界でもトップクラスに良い労働環境かもしれません。
田舎でのんびり暮らしつつ、リモートで都内水準の給与をもらって生活する、というのも良いかもしれません。薄給ホワイトって奴ですね。
海外でのネームバリューはありませんが(大本の米ヤフーは買収されました)、国内ではトップの地位を守っています。
エンジニアとしての最初のステップをヤフーから始めるのは、その後のキャリアを考えても悪くない選択肢だと思います。
優秀なエンジニアが集まっている会社ですし、技術力もあります。私はプログラミングの経験があった状態で入社しましたが、業務を通じて学ぶことは沢山ありました。3年半で自分のスキルも伸ばせました。
就活の時にベンチャーに行くか大手IT系に行くかで迷っていたのですが、この点はヤフーに入社して良かったと考えています。
またここ数年はアンナプルナという社内プロジェクトのおかげで開発コストや運用コストが下がり、開発に関するストレスが激減しました。今後はその恩恵がサービスの質などにも現れてくる、はず…。(それに加えてパッとしない事業計画を何とかしてほしい)
私としては、ヤフーに新卒で入って数年間は社内でスキルを磨き、その後良い待遇の会社に転職するのが良いプランだと思いました。長く居続けるのはあまり良くない、というか待遇が悪すぎるし事業内容も面白くないし私のようにすぐに辞めたくなるでしょう。
良いところも悪いところもありましたが、私には悪いところが多く見えて働き続けるモチベーションも下がったため、転職することにしました。
ですが、社内には本当に素晴らしい方達が多くいますし、なんだかんだ国内では影響力のある会社です。日本のインターネット黎明期を引っ張ってきた会社でもあります。ヤフーという会社が今後良くなっていくことを願うばかりです。
今なら心の整理がついたので、獣医学部に行って後悔した話を書きつづる。
学力的に言えば、国公立のかなりいいところを狙えるくらいの偏差値ではあったものの、思った通りの合格は勝ち取ることは出来ず、とはいえ資格さえもらえればどこでもいいかと滑り止めの私立大学に進学した。
もちろん、一握りのすごいお金持ちというわけではないが、安定して世帯年収1千万は超えていて、とくに浪費しない家だったので、私立大学の獣医学部の学費と、一人暮らしの生活費を与えられる幸運に恵まれた。
私は、昔からソロバンをはじいて行動する可愛くない子供だったので、浪人して1年分の年収が失われる損失、10代の1年が受験勉強に浪費されるという損失などを秤にかけて、資格を得られるなら食いっぱぐれることはないだろうということも計算にいれて(入れたつもりだった)、私立大学に進学した。
いや、違うかもしれない。
お金を出してくれるという安心があって、獣医になれれば私立でもまあいいや。と思ってたから、たいして勉強しなかった。
塾にも行ったことがない。
今あの頃に戻れるなら、もう少し勉強して、一浪してでも東大京大かに入っておけと自分に言いたい。
が、医学部なんかとは違って、一般家庭でも出せないこともない額ではある。
私立理系の大学の学費が120万くらいのところ、200万。高いといえば高いし、卒業まで6年だ。
といっても、理系は修士まで進学する人が多いので、獣医以外の理系なら4年で済むというわけでもないかもだが。
さて、入学して早々(正確には入学式の数日前から)、私はまた人生設計の続きを始めた。
とりあえず入学は果たした。たぶん、ストレートに卒業できるだろう。さて、卒業後どうする。
求人票をみてビックリしたのが、週休二日の社会保険完備が半分くらいだったこと。
社会保険完備だと初任給が数万安く、逆に初任給が高いところは代わりに社会保険が完備されてないか、あるいはボーナスがない。
今考えれば、個人事業主のところに就職するというのは、そんなもんなんだと思うけれども、当時は動揺した。
給与も、全体的に、当時の大卒初任給より1割くらいは高いような気がしたが、正直がっかりした。
そして、卒業を控えたと思われる6年生らの会話を盗み聞き、動物病院の勤務医を選んだということは、いつかは独立を考えなければいけないもの(少なくとも当時は)ということを知った。
考えてみれば当たり前だ。動物病院のほとんどは個人事業主で、終身雇用はあり得ない。
この、中小企業サラリーマンより少しいい程度の給与水準で、開業資金が数千万、無理ではないがかなり苦労するのは18歳でも解った。
自分のような奨学金の返済もないボンボンなら十分可能ではあるけれど、やりたいかと言われたらやりたくはない。
皆が喜びにあふれてるなか、将来への不安で悶々として新入生オリエンテーションに参加。
実際、知らないわけではなかった。
獣医といっても皆が動物の治療で生計をたててるわけではなく、公務員として公衆衛生や家畜衛生分野で生きる獣医が多いらしい。
そうはいっても、誰がなるんだ?と思っていた。
この記事を読む人にもご存じない人もいるかもしれないので、軽く説明すると、公務員として獣医が働く先は大きく二つ。
自治体によって部署の名称は違うのだけど、農業関係の部と、ヒトの衛生に関わる部のどちらかに配属される。
農業関係の部だと、家畜保健所に配属されて、自治体のなかの家畜保健所を数年ごと点々とする。
公衆衛生分野、つまりヒトの衛生に関わる部で獣医が活躍する場所というと、食肉検査所と保健所の二種類。
食肉検査所というのは、屠畜場で流れてくる肉にオーケーを出す仕事。
保健所というのは、スーパーのバックヤードの指導とか、食中毒が出たらその調査とかなんだけど、なぜそこに獣医なのかというと、もともとは、野良犬の捕獲の仕事が多かった時代に、狂犬病予防員野良犬捕獲の陣頭指揮という肩書で獣医の枠が用意されていたことに由来してて。
今だったらコロナでそれどころじゃないんだけども。
さてさて、仕事内容はとにかくとして、オリエンテーションを終えてからさっそくリサーチ。
給料はやっぱり高くない。6年出てるのに、修士よりも低い。このへんも自治体によるけども。
またまた落ち込む。
就職氷河期で仕事があるだけで勝ち組みたいなムードの時代ではあったけども、なまじ高校時代の偏差値に己惚れていたため、
「仕事があるだけラッキーじゃねーよ!年収1千万は目指してーわ!」
と泣きたくなる。
単純に、親の年収は超えたかったってのもありますけども。親よりは学校の勉強が出来た自負があったので。
さてさて、獣医学部を卒業しても、思った以上に楽な人生は送れなそうということに気づいて、いよいよ一年次の学生生活が始まった。
続く(まだ本題には入れてない)
Webマーケティング・コンサルティングを行うUOCC(横浜市)は、30~49歳の男女を対象に、「20代を振り返って後悔していること」を調査した。後悔していること1位は「投資」(33.9%)だった。
30~49歳の男女を対象に、「20代を振り返って後悔していること」を調査した(画像はイメージ)
2位は「資格取得」(31.6%)、3位は「いろいろなところへ旅行する」(28.7%)だった。4位以下は「勉強」(27.6%)、「人生設計をする」(26.7%)、「貯金」(24.1%)、「語学力の向上」(20.4%)、「自己投資」(20.1%)、「お金を稼ぐ」(19.5%)、「副業」(19.3%)と続いた。
お金やスキルアップに関する後悔が多く、金銭面や仕事のことで30歳以降に悩む人が多いことがうかがえた。また「いろいろなところへ旅行する」も3位にランクインし、旅行は人生において重要な経験であると考えている人が多いことが分かった。
20代にやっておくべきだったと後悔していることは何ですか?(出所:リリース、以下同)
ジャンル別では?
ランキングをジャンルで分類したところ、「生活編」で最も多かったのは「いろいろなところへ旅行する」(100人)。次いで「人生設計をする」(93人)、「たくさんの異性と付き合う」(59人)だった。上位を見ると、体力に余裕がある20代のうちに幅広い経験をしなかったことや、その後の人生について真剣に考えなかったことを後悔している人が多いようだ。
「仕事編」で最も多かったのは「資格取得」(110人)、次いで「勉強」(96人)、「語学力の向上」(71人)だった。自分のスキルアップについて真剣に取り組まなかったことを後悔している人が多い結果となった。
「お金編」での1位は「投資」(118人)、2位は「貯金」(84人)、3位は「自己投資」(70人)だった。
「健康編」での1位は「健康的な生活」(35人)、2位は「筋トレ」(31人)、3位は「美容」(28人)だった。30~40代はまだ健康な人が多いからか、健康や美容に関する後悔は比較的少なかった。
30歳以降にその後悔したことには取り組んだ?
30歳以降にその後悔したことに取り組んだか尋ねた。「取り組んだ」と答えた割合は69.0%で、約7割は20代でできずに後悔したことについて行動を起こしていることが分かった。
「取り組んだ」と答えた人からは、「全て取り掛かかっている。理由はさらに後悔したくないから。恐らく40代、50代になっていくにつれてもっとやらなかったことに後悔してくると思った。言い訳した人生にしたくないから」(34歳男性)や、「このまま変化なく過ごしてはいけないと思い、これからどんな自分になりたいか、いつまでにどんなことがしたいかを定期的に考え紙に書いて思い出すようにしている」(38歳女性)という声が聞かれた。
「取り組んでいない」と答えた人は、「結婚をしたため家事や育児に追われ、なかなか自分の時間が取れなくなったので取り組むことができなかった。若いうちにいろんな経験はとても大事なことだと思った」(45歳女性)など、結婚や家庭を持つことで難しかったという声が多かった。
今回の調査は、30~49歳の男女を対象に、インターネットで行った。期間は2021年12月28日~22年1月3日、有効回答数は348人。