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はてなキーワード: 書籍とは

2024-11-19

ソニーKADOKAWA買収します」 クラスタによって心配が違っておもろい

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2411/19/news149.html

ゲーマー民「フロムソフトウエアどーなるんや…」

フロムソフトウエアとは、アーマードコアで有名なゲーム会社だそうで、KADOKAWA連結子会社なのだそう。

さらゲームパブリッシャーとしてはバンナムと組むことが多いそうで、そこも心配の種っぽい。既にソニーコンピュータエンタテインメント資本が入ってるが

ただ、ソニーグループIP買ってるのはプレステがもう長く無さそうってのがあるから、わざわざ金の卵を産むガチョウを締め付けたりしないんじゃねーかな。心配はわかる。

学術出版民「角川学芸出版どーなるんや…」

角川学芸出版とは、俳句古典文学関係書籍などを出版している出版社で、昔は独立した会社だったが、今は角川のブランドになっている模様。

特に俳句などで文化的役割が強いが、どう見ても儲かってるわけがない分野でありどうなっとんのやと言う事で心配しているっぽい。

ただ、既に俳句短歌については角川文化財団と言う非営利団体に移っていいる模様。残っている部分はなかなかおもしろそうな本を出しているし大丈夫じゃねーかなって思った。心配はわかる。

N高民「N/S/R高事業どーなるんや…」

N高とは、角川グループ出資している角川ドワンゴ学園運営する広域通信制高校で、学校法人である

ITを駆使した独自カリキュラムが好評で、3万人を超える生徒数を誇り、中央大学並み。また出版芸術企業IT企業が関わっているだけあってプログラミングなどの授業や芸術系の授業など多彩な課外授業も特徴。

ただ、実はN/S/R高校って授業料とか安い割に、既に独立してやっていけるだけの経営体力があるっぽいし(ソニーが切る事は考えにくい気がするけど)仮に繋がり切れてもやっていけるんじゃ。心配はわかる。

出版民「マンガとかラノベとかどーなるんや…」

角川は当たり前だけれど出版社を祖業とするところで、特にエンターテイメントに強い。ライトノベルでは国内最強で、外国語翻訳されるなど多数である

ジャンプマガジンといった王道系というより、ちょっとサブカル入ったカルチャーが強い。

ただ、単純に売上とうとうでみると、グループとしては既に純粋出版の売上比率は低いが、稼いでいるIPそもそも出版事業から育て上げたものが多いのでこのエコシステム毀損するわけない気がするけど、心配はわかる。

バンナム「ちょ、ま、え?。なんか株下がったんだが」

KADOKAWAは色々なIPを創出していて、色々なところと付き合っているが、古くからバンダイナムコグループと付き合いが深い。

ガンダムアイマスと言ったバンナムIPKADOKAWAが売る事もあるし、ソードアートオンラインなどのコンテンツゲームにしたりと、相互関係にある。

ただ、ソニー日本コンテンツ業界で長年商売している。外国での買収ならともかく、独占して潰すのではなく、制作委員会方式IPを創出するやり方を変えるとは思えないけど、心配はわかる。

番外編:電子書籍民「Book☆Walkerリーダーストアが合併ちゃうの?ねえしちゃうの?」

お前らも心配しろよ。

KADOKAWAにはBook☆Walkerという電子書籍ストアがあり、ソニーグループReader Storeという電子書籍ストアを運営するブックリスタという会社がある。

どちらもわりと老舗で、色々な事をやっているのだが、ここが合併するのかと言う期待らしい。

実はこの2社、電子書籍ストアを運営する小売だけではなくて、電子書籍卸売会社としても機能している会社で、合併するのは良さそうな気がするが

たぶん企業としての合併はねえんじゃねえかな。と言うのは、BookWalker社はKADOKAWA完全子会社だが、ブックリスタは色々な会社合弁企業で、電子書籍インフラ提供する会社としての性質が強いから、直接特定出版社の色が付くな嫌うんじゃないか

ただ、BookWalkerかブックリスタ本棚連携とかは実現するかもしらねーなって思う。

番外編:映画民「角川映画ソニークチャ合併ちゃうの?ねえしちゃうの?」

まぁこれは確定的なんじゃないっすかね。ブランドは残ると思われるけど、わざわざ切り離して売るほどでもないし。

しらんけど

武蔵野坐令和神社「……。」

こういうときこそ神頼みだと思いますよ。俺は。

フロリダ州教育省が700冊以上の禁書リストを公開

対象となる図書

指摘される問題点

教育省の主張


リストの中には、村上春樹海辺のカフカ』、真島ヒロFAIRY TAIL』、ジョージ・R・R・マーティンゲーム・オブ・スローンズ』なども含まれホラー作家スティーブン・キング著作にいたっては70冊近くが入っている。

日本でも東京都の「不健全図書指定問題でも保守が推進、リベラルが反対というフロリダ州と同じ構図であったが、ここまで過激ではなかった。ただ指定された書籍Amazon自主規制対象とし、文字通りの禁書扱いとなってしまたことで表現の自由観点から少し違った展開となっているのはご存知の通り。

2024-11-18

一応不買運動やそれに類する行動はバカげてるという前提は置いておくけどさ…

生成AIに対して規制を求める立場をとりつつ、団体から出す書籍正規ルートAmazonだけだったり、生成AIに苦言を呈した一文がある書籍Kindle QuoteしたりAmazonポチるのはさあ、AWSが生成AIオプションアピールしてるのを考慮したらどうかとは思う

GoogleとかAppleみたいな携帯電話OS握られてて選択肢がないパターンとは違って、国内事業者のサービス組み合わせて通販してもいいし、東京住んでるならそれなりに本屋あるし、国内事業者の電書サイトいっぱいあるでしょ…

2024-11-17

医学部男子を選別して女子を落とすべきだった

書籍Googleソフトウェアエンジニアリング』を読んだら、絶対入社させてはいけない人を確実に採用ではじくことが大事だというようなことが書かれており、教育の前提は選別であると学んだ

2024-11-16

anond:20241116011225

お前が元々言ってたのは「ウォーターマーク」ね。「各出版社」なんて言うから、まともな出版社もそういう事例あるのか気になったけど無いみたいで良かったわ。

この話とは関係無いけど新聞社書籍の事例は知ってるよ。だからお前らの言う「泥棒」ってChatGPTとかAI使った最近ゲームユーザー全員が含まれるんやで

2024-11-15

片親効果

幼い子どもにとって親がいることはポジティブ意味で極めて大きい影響があって、身近で信頼できる大人によって教育するメリット以上に、ただ愛してくれる肉親の存在、それがデカい。

だけど同時に、ネットの日陰でたまに見るような偏見………片親だからと言って子ども性格が歪むとか変わったキャラになりやすいなんて事はなくて、実際には両親のいる家庭で育った子どもと横に並べても何ら見分けがつかないと思う。片親だろうと両親持ちだろうと何も違いはない。

この2つは別に矛盾でも何でもなく両立するんだけど、どんだけ丁寧に説明しても、全然理解して貰えなくて(「え?w おかしくねw」)、疲労けが蓄積したことを報告します……。

思うに、人間って自分の置かれた環境普通だ、一般的だ、正常だ、とみなす傾向があって、そこから外れた者を恐怖したり遠ざけたりしがちなんじゃないか。そういうバイアスメリットが全くないとは言わないけど、理性がある大人なら克服できてしかるべきだし、せめて多様性という思想の潮流に合わせられるように自分アップデートしていく、反省の習慣が必要だと思う。

SNSでは、毎日流れてくる情報受け身対応するのが精一杯で、じっくり腰を据えて考える時間がなくなってきてる(これは自戒を込めて…)。コロナ禍以前は喫茶店書籍とかを読んでゆっくり過ごしてた。あの頃はやっぱり自省的な思考が多かったと振り返って見て思うんですよ。情報の奔流に流されるのを良しとするのを、そろそろ改めて見てもいいんじゃないか。無論、はてなブックマークを含めて。

冒険者酒場料理人書籍版、加筆が多くて良いな

Web版の最終話も収録しているけど、ここで終わりなんだろうか

続くといいなあ

2024-11-14

anond:20241114083029

ありがとう。Unlimitedの人以外にも無料にしたくて、常時0円の価格設定にしたんだが、そうすると書籍をUnlimitedに登録できない仕様があるみたい。Amazonからしたら、常に0円だとUnlimitedを契約する動機にならないから、まあ当然の仕様なのかな。

ビリヤニおいしいよね。個人的には秋刀魚ビリヤニがうまかった。工程がめんどくさすぎて自分で作れる自信はないけど。

カロリーは一応ちゃん計算してるけど、油の匙加減や根菜類の大きさとかでだいぶ変動するからあくまで参考程度だと思ってくれたら嬉しいです。

2024-11-11

anond:20241110172210

Arturo_Ui

書店の側にも、迷惑な客を拒否したり、注文を拒絶する権利はあるはずですけどね。そもそもの話、一般流通している書籍を「全て」置いている書店なんてどこにも存在しませんよ。 [お大事に]

書店(生協)側はこの取り寄せが迷惑(エロ本のお使いさせられて不愉快とかは考えられるが)だと一言でも言ったのかな?

書籍を「すべて」おいているかどうかがどうこの話に関係するのだろう?

それで「お大事に」とかどや顔タグつけてるんだからさあ…

Arturo_Uiのブコメこそいろいろ見てるけど的外れなの結構あるんだよな…

anond:20241111000149

食べ物に限らずその辺にあるもので利用してないものを避ける嫌うっていうのは

なんらかの生存本能に基づいてるんだろうな

呑み屋でコオロギブーム起きて食べまくってたけど、そんなにまずくはなかった。乾燥サクラエビのほうがちょっとうまい? ぐらいで慣れたら一緒か、えびせんとかたこ焼きに入ってても気づかないぐらい

昔は個々人で未熟な果実、完熟、腐りかけ、腐ったをそれぞれ好んで食べて後悔して学んだり好き勝手していけばよいが

情報伝達が速く遠くなったからそれを個人のうちでとどめるか、拡散するかといった性質も影響してきてて

ひょっとしたら、慣れない食物を避ける傾向と、避けろよと警告、注意する傾向って似てるのかもしれない

自分だけしってるうまいものは隠すことが多そうだし、雑な考察だが関連がゼロってわけでもあるまい

それはそうと、今年読んだベストオブ書籍がある

次点が、マインドタイムサブタイトル、脳と意識時間

個人的空前の自由意志ブームが来た。自由意志否定ブームか。元々無い派だった。

凄くざっくりいうと、本書で書かれている内容

実験したら、意識が生じるのは体が動いただいぶ(数百ms)後で、自由意志なんてないことがわかった。

動かそう→動く みたいな流れではなく、

脳が動く準備をする→動き始めつつ、動かそうと思う(思ったと意識する)みたいな感じだっけ。適当

凄くときめく内容だ。ただ、作者さんはそれでも自由意志存在否定できず、行動に移すのは自由意志関係ないが、その行動を止めるのは自分意志可能だ なんてことを言ってる。

訳者さんとの意見が異なってるので、本文もちょっと影響受けてるかもしれないし(そこは割り切って書いているのかもしれない。そもそも本人にも迷いがあるのかも)、わざわざ訳者注がついてたりもする。

自由意志が無いという説で考えていくと、脳にはそんなに複雑な機能は要らないのだが、キャンセルできるというところを説明しようとすると、結局、単純な相互作用みたいなシステムだけでなく、

未知のフィールドとか、量子のなんちゃらかんちゃらとか、フィクッションご都合設定ぽくなっていく(現実の量子とかもっとわからん世界だとあり得る話でもあるんだろうけど)

で、古い本だが、

『脳はなぜ「心」を作ったのか: 「私」の謎を解く受動意識仮説』が、わかりやすくて自説とも一致してよかった。

受動意識仮説は、受け入れがたい人が多いとは思うが、シンプルでよい。

それでも、よくもまあエピソード記憶とか、内部モデルとかそんな機能作れたな、ほんまか? という内容も多いが。

ただ、無意識から意識への流れをほんとにシンプルにうまく繋いでいると思う

これと最近ちょっと齧ってる程度だけど、心理学とかよわよわAIで止まってるけど、人工知能プログラミング知識とか組み合わせて世の中の色んな思考がどうやって生まれてるのかとか妄想して遊んでる

本は割引販売しないのに、なぜ電子書籍は割引販売しているのか?

公正取引委員会のQ&Aに答えが書いてあった。電子書籍は,「物」ではないから割引販売していいんだって

Q13

電子書籍は,著作物再販適用除外制度対象となりますか。

A

著作物再販適用除外制度は,昭和28年独占禁止法改正により導入された制度ですが,制度導入当時の書籍雑誌新聞及びレコード盤の定価販売慣行を追認する趣旨で導入されたものです。そして,その後,音楽テープ及び音楽CDについては,レコード盤とその機能効用が同一であることからレコード盤に準ずるものとして取り扱い,これら6品目に限定して著作物再販適用除外制度対象とすることとしているところです。

また,著作物再販適用除外制度は,独占禁止法規定上,「物」を対象としています。一方,ネットワークを通じて配信される電子書籍は,「物」ではなく,情報として流通します。したがって,電子書籍は,著作物再販適用除外制度対象とはなりません。

https://www.jftc.go.jp/dk/dk_qa.html

2024-11-10

ブクマカでっち上げデマ概念大学生協における書籍割引販売の「趣旨に反する」について

[B! 大学] 東京電機大学生、生協で取り寄せたらどんな本も1割引きになると凌辱物のエロ漫画を購入→大学「学内で調査を行っております。調査後、大学として厳重に対処いたします。」

いちいち引用しないが、事実を誤認した大量のゴミブコメトップに並んでいる。

生協エロ本を買うのは制度悪用であり、お目こぼしがなくなりルール厳格化を招く」? 全くのデマである

目次 兼 要約

  1. 一般書店で本を値下げできないことこそ、独禁法の「趣旨に反する」歪な既得権益であり、「お目こぼし」されているのが現状である
  2. エロ本を割引するなんてズルい!」こそ、「お目こぼしを良いことにイキる」行為のものである
  3. 大学生協書籍を割引できるのは学業支援目的ゆえではなく、組合員奉仕することを目的とする生活協同組合からである
  4. 大学生協書籍を一律で割引くのは、組合員たる大学教員/職員/大学生の総意に基づくものである
  5. 大量のバカブコメは、大学生による「生協ではエロ本も割引!」啓蒙活動の意義を逆説的に示している

一般書店で本を値下げできないことこそ、独禁法の「趣旨に反する」歪な既得権益であり、「お目こぼし」されているのが現状である

書店でなぜ原則本を値下げできないのかというと、日本には「再販制度」、製造である出版社が決定する定価を書店は変えてはならない、という業界慣行があるからだ。

だが、この形態取引方法は、独占禁止法において明示的に禁止されている。

二条⑨ この法律において「不公正な取引方法」とは、次の各号のいずれかに該当する行為をいう。

 四 自己供給する商品を購入する相手方に、正当な理由がないのに、次のいずれかに掲げる拘束の条件を付けて、当該商品供給すること。

  イ 相手方に対しその販売する当該商品販売価格を定めてこれを維持させることその他相手方の当該商品販売価格自由な決定を拘束すること。

  ロ 相手方販売する当該商品を購入する事業者の当該商品販売価格を定めて相手方をして当該事業者にこれを維持させることその他相手方をして当該事業者の当該商品販売価格自由な決定を拘束させること。

我々の生きる資本主義社会というのは、市場での公正で自由競争大原則とするものであって、価格決定権は小売業者が持つべものである価格統制を行い、小売業者同士の競争禁止するなぞ以ての外である

このような掟破り行為出版業界でおおっぴらに行われているのは、独禁法23条4項に、著作物の発行事業者による正当な行為であれば、独禁法適用しないという例外が定められているからだ。

なぜこのような特権が認められているのか? 独禁法教科書を開いてみよう。

著作物に係る法定再販制度趣旨は,必ずしも明らかではないが,戦前から定価販売慣行を追認したものとされている。また,著作物の種類ごとに,例えば,新聞については戸別配達の維持,書籍雑誌については多様な出版物の発売や書店での展示販売の確保といった説明が後付け的になされているが,再販行為必要性とは必ずしもつながらないと思われる。(『条文から学ぶ独占禁止法 第3版』p271)

趣旨は必ずしも明らかでない」「戦前から定価販売慣行を追認したもの」「説明が後付的になされているが、再販行為必要性とは必ずしもつながらない」なかなかボロクソな書きぶりではないか

当然「商慣習の追認」なる貧弱な理由で、大原則を曲げていいはずがない。再販制度廃止の動きはこれまでも何度もあった。今もなお現存しているのは、廃止の動きがあるたびに既得権益を守りたい新聞業界が大々的に抗議キャンペーンを行い揉めに揉めたかである政治的駆け引きの末の「お目こぼし」によって成り立っている制度なのだ

エロ本を割引するなんてズルい!」こそ、「お目こぼしを良いことにイキる」行為のものである

新聞業界という第四の権力がバックにある以上、既得権益廃止するのは難しい。されど、お目こぼしをいいことに既得権益を拡大しようとする、出版業界のイキり行為には公正取引委員会は否を突きつけ続けてきた。

この1つの例が2004年ポイントサービス禁止論争である

1990年代を通して喧喧諤諤の大戦争となった再販制度廃止論争は、2001年公正取引委員会による「当面再販制度を存置するのが妥当」という停戦宣言により一応の終結を迎えた。

事実上の勝利にイキった出版業界が次に目をつけたのがポイントサービス禁止である

かに再販価格維持契約定価販売義務付けても、ポイント還元がOKであるならば、事実上値引きと言っていい。「本はどの本屋でも同じ価格」というカルテルを侵す存在であり、再販制度に当面のお墨付きを得た出版業界禁止を目指すのは当然の成り行きであった。

されど原理原則に戻れば、現状の再販制度さえ、政治的判断による苦渋の決断として認められているにすぎないのである

出版業界の舐めた振る舞いに激怒した公正取引委員会は、ポイントサービス禁止運動を行う業界団体に対し、「事業者団体による共同行為禁止する」独占禁止法第8条違反を宣告。

結果、業界団体会長責任をとって辞任、クビを差し出して詫びる羽目になった。

ポイントサービス禁止論争で争点となったのは、1%程度のごく低率のポイントサービスであったが、

現在では、アマゾンヨドバシなどの大手通サイトを見れば、条件付きではあれど12%ポイント還元だとか10%ポイント還元だとか、大幅な値引きを行っている。再販価格維持契約?なにそれおいしいの?の域である

しか再販制度自体お目こぼし例外である以上は、再度「ズルいからやめろ」とヤブをつついて蛇を出したくないというのが業界の考えだろう。

再び公正取引委員会逆鱗に触れ、今度はアマゾン政治力を背後に一気に再販制度廃止まで持っていかれるかもしれないのである

この事例からわかるように「イキり行為」に気をつけなければいけないのは消費者である大学生ではなく、売り手である出版業界側であって、ブクマカ認識はまったくあべこべなのだ

大学生協書籍を割引できるのは学業支援目的ゆえではなく、組合員奉仕することを目的とする生活協同組合からである

ここまで述べた再販制度の縛りを、大学生協は負っていない。これは独禁法23条5項が生協例外例外の1つとして指定しているかである

まり書籍例外として再販価格を拘束する契約を結んでよいが、その例外として生協には通常の取引と同様に、再販価格の拘束契約を結んではならないということである

ブクマカ勝手でっち上げていう「学業目的の特例」とかそんなものではない。実際、書籍の割引は一般生活協同組合(例えばコープこうべ)でもおこなわれていることだ。

ではなぜ、例外例外が設けられたのか?

再販制度という大本例外が設けられた理由再確認すると「商慣習の追認」が定説である。ただこの理屈では再販制度生協のみならずすべての事業者において廃止すべきという結論しか導かれない()。

なので百歩譲って少数説である出版業界ポジショントークを参照すると、再販制度なしには、書店理念を見失い利益至上主義に陥り売れ筋の俗悪本のみが蔓延世界になるから、らしい。

しかしこの捏ねくりだ出した理屈ですら生活協同組合適応することはできない。生協は、利益目的としない消費者うしの相互共助団体であるからである

利益の追求のために消費者不利益を与える行為法律禁止されており、また組合員が持つ平等議決権及び選挙権によって効果的に阻止される。再販制度容認などという副作用の大きな例外を認めるだけの意義はどうあがいても見出すことができない。

大学生協書籍を一律で割引くのは、組合員たる大学教員/職員/大学生の総意に基づくものである

前節では、大学生協書籍が割引が「可能である理由を述べたが、愚かなブクマカは「大学生協学生学業支援するためにあるのだから制度可能であってもエロ本については割り引くべきではない」などと言うかもしれない。

可能であること」と「やること」は違うそれは正しい。

しか大学生協目的なぞをでっちあげたいならば、まず定款を見るべきだ。

第1条 この消費生活協同組合(以下「組合」という。)は、協同互助精神に基づき、組合員生活文化的経済的改善向上を図ることを目的とする。

事業

第3条 この組合は、第1条の目的を達成するため、次の事業を行う。

(1)組合員生活必要物資を購入し、これに加工し又は生産して組組合員生活必要物資を購入し、これに加工し又は生産して組合員供給する事業合員に供給する事業

(2)組合員生活有用協同施設を設置し、組合員に利用させる事業

(3)組合員生活改善及び文化の向上を図る事業

(4)組合員生活共済を図る事業

(5)組合員及び組合従業員組合事業に関する知識の向上を図る事業

(6)組合員のための旅行業法に基づく旅行業に関する事業

(7)前各号の事業に附帯する事業

どこに学業支援なる文字列があるのであろうか。

というか名は体を表すというように、大学生協とは生活、「大学に属するすべての人つまり大学生/大学職員/教職員生活」を共助する団体である役割学業に限られない、当然娯楽を提供することも含まれるのである

書籍の割引販売は、それが教科書であろうと、学術書であろうと、コミックであろうと、エロ本であろうと

(3)組合員生活改善及び文化の向上を図る事業

に一律で含まれるであろう。

追記id:worris 氏のブコメより、誤りの指摘があった。書籍は第3条第1号「組合員生活必要物資である。つまるところ、生協の言う「生活必要物資」とは日常用語生活必需品より広い概念であり、娯楽を含むのだろう。論旨の変更は必要ない。)

もちろん、娯楽の提供大学生協役割に含まれると言っても、程度問題存在する。

生協資金力にも労働力にも限界存在するのだから、何にリソースを投じれば「組合員生活改善及び文化の向上」を達成できるか、取捨選択必要になる。

決めるのは、一人ひとり議決権あるいは選挙権を持つ、組合員である

ブクマカは「イキるとお上のお怒りを買うぞ」という論調であるので、決定権が生協のおえらいさんとか大学経営陣とかにあるように勘違いしているように見受けられるのだが、事実は全くの逆なのだ

組合員自治原則念頭に置いた上で、なぜ本が一律割引されるのかを考えてみよう。

大学生とは多くの人にとって人生で一番本を読む時期である。これは今年『何故働いていると本が読めなくなるのか』という新書ベストセラーになったことでもわかることである

大学教員もまた大量に本を購入する。

そして生協再販価格拘束契約で縛ることのできない例外的な存在として、彼ら組合員独自価値提供できる。

そう考えると書籍の一律割引販売で、組合員合意がまとまるのは、ごく自然なりゆきである

仮に「娯楽本は除外」とか「教科書のみ割引」とかい制度になったならば、利益を得る層が組合員の中で偏ってしまう。みんながWin-Winになる制度こそが、民主主義的な議論で選ばれるものである

ただし、ここ最近若者の「紙の本離れ」が叫ばれて久しい。

紙の本をほとんど買わない組合員からすれば、事業資金は「書籍10%引きで売る」ことより「生協食堂メニューを1品増やす」方に費やしてほしいことだろう。

学術書読んでる同級生応援したいけど、エロ本はな……」と彼らの票が離れることは、あり得る展開ではあるかもしれない。

しかエロ本を割引販売することで、大学生協は何ら損をしていないことにも留意必要である。むしろ大学生協は新たな顧客層を開拓することで利益を得て、他の事業投資可能資金を増やしたと言える。

「割引率が10%であるべきか5%であるべきか」は難しい経営判断であり組合員間での真摯議論が求められるところであるが、割引中止とか販売停止とかになると誰のトクにもならない論上に上げるまでもない愚論なのだ

なお大学生協に客を取られなければ、定価でエロ本を1冊売ることができたであろう一般書店は損をしたといえるが、再販制度というお目こぼしに守られているものが「ズルイ!」なんて言える立場にないことは先に述べたとおりだ。

大量のバカブコメは、大学生による「生協ではエロ本も割引!」啓蒙活動の意義を逆説的に示している

大学生の行為を「バカッター」とか「バイトテロに等しい」だとか意気揚々名誉毀損行為を行うブクマカたちは、

実際は、自分たちがこそが大学生協役割勝手でっち上げたイキりバカブクマカであり、はてなというプラットフォーム名誉を大いに傷つけるブコメテロであることを認め、真摯謝罪すべきである

そして、大学生協役割学業目的だと誤解する人がここまで多いという事実は、「生協ではどんな本でも割引される」ということを声高く啓蒙する意義を証明している。

ルールを正しく理解する人が多ければ多いほど、組合員生活費を節約し、生協の売上は増え、サービスの質は向上するのだから

2024-11-09

カンニング前提G検定の受験スタイル

今日、G検定を受験した。AIディープラーニングに関するちょっと話題のやつだ。11月8日〜9日開催の2024年第6回。今回の試験からシラバス(問題範囲)が適用で出題数が変更となる。

G検定は自宅受験可能性質上、運営不正行為禁止と言いながらもPCインカメラ監視や画面共有監視もなく受験者たちの間では公然カンニングが行われていることで有名な試験だ。

IT系AI試験からGoogleAIを使いこなすの試験の一環だって?そんな屁理屈ありかよ。ありなんだよな。

SNSnoteqiita受験記を見てもそうだし、検索欄に「G検定」と入れると「カンペ/カンニング/チートシート」などが多数サジェストされることからも明らかだ。

そのため運営カンペを一目見たり用語集をCtrl+Fで検索してすぐ解けるような一問一答的な出題を避けているという。問題文と選択肢画像形式で出題されてコピペ不可。それくらいの抵抗はしてくる。

前回まで試験時間120分に対して出題数は公称200問程度だったが今回から160問へと変更され1問当たり時間が約30秒から45秒へと増えたのも、複雑な出題でカンニング潰しをしてやるという運営の意気込みが事前に感じられていた。

しか運営姿勢自力で正々堂々と挑む他の受験者に悪いが不正受験者がいる以上は俺も乗っていくし、先端AI的な試験を受ける気概はあっても高度な自動回答環境を作れるスキルはない、そんなクズカスの取ったスタイルを紹介する。

他の自宅受験系の資格試験にも流用できるだろう。こんな恥ずべき内容は他じゃ書けない。

事前勉強

割愛本来取り組むべきなのは言うまでもない。

受験場所

ネット環境下でどこでも受験OKだが自宅がベター。広いテーブルがあるといい。カンニングしまくる以上そんな姿は人目に晒せない。会社学校など知り合いのいる環境は論外だ。

出題内容が各人で同一であるなら仲間と結託してもいいがおそらく違うのではないか

用意

PC

ノートPC2台とスマホ2台を用意した。詳細は後述。

AI先生

頼みの綱。文字入力よりPC画面上の文字コピぺできない問題文をスマホで撮って画像入力するのがメイン。アップした画像内の文字認識して回答できるタイプで事前に操作に慣れておく。

最近AIならまあ対応可能だろう。性能の高い有料版に課金して安心ダメ押してもいい。世話になるのは本番2時間なのでお試し版でもいい。

俺はSoftBank回線があれば1年タダの有料版Perplexityを普段使用しているのでこれ。

テキスト

シラバス(試験範囲)記載用語解説されたいわゆるチートシートネットに落ちている。ブラウザで開くなりWord Excelファイルにするなり中身を検索できるようにしておく。

画像タイプでない中身が文字検索のできる試験対策電子書籍や、テキストをそのまま書き起こしたような詳しい有料チートシートもあると心強い。

目次や索引の充実した、またはこの辺に書いてあると把握できてる読み慣れたリアル書籍もいい。

・その他

計算問題自力で解くつもりなら紙、ペン電卓

飲み物はすぐ飲めて倒してもこぼれにくいストロー付き紙パックなどがいい。

2時間の長丁場なので食べる余裕ありそうならお菓子などを用意してもいいし、アガるプレイリストを用意して音楽聴きながらやってもいい。

時計受験画面内に常に残り時間カウントダウンされているので不要。120分160問だから目安として残り100分時点で27問解いておきたい、80分で53問、60分で80問とメモっておくと焦った頭でもペースが掴める。

回答方法

ノートPCを2台並べ、1台はブラウザ受験画面とAIを2画面表示、もう1台は簡素一問一答的なシラバス用語チートシートと詳細なテキスト状のチートシートを2画面表示。これはデスクトップとか1台のデカモニターに並べてもいいだろう。

そしてスマホ2台でもAIカメラAI使用できればタブレットでもいいだろう。これらを出題内容によって使い分ける。

自分の実力次第だが、用語説明文見たら解けそうな問題テキストからCtrl+Fで検索AI先生に聞いた方が早そうなものAIで。

AIに聞くのもPCタイピング入力スマホフリック入力、出題文丸ごとをスマホ写真撮って画像認識のどれが早そうかを使い分ける。写真アップの場合文字認識にやや時間がかかるだろう。その間に次の問題に行きそこでもAIに聞きたい場合に2台目のスマホで解いてもらう。待機時間問題を行き来する時間は極力減らしたい。

計算問題自力で解ける実力があってもAIに頼んで次の問題に行った方がおそらく早い。問題にはチェックマークつけて後で見返せるので1周終えてから検算してもいい。

Perplexityは画像認識での行列サイコロ確率期待値、畳み込み演算などを難なく正解した、はずだ。

感想と結果

今日の2日目受験だったが1日目受験者の感想SNSで見ると今回からなかなか厄介に変更されているようで覚悟して挑んだ。

まり勉強してないので過去出題や問題集との比較はできないのだが見て回ると今回は阿鼻叫喚難易度らしい。カンニング跋扈運営もキレたか

問題プールの中から出題も順番もランダムに出題しているのか、同じ図表の穴埋め場所違いな問題複数あったり、同じ用語の問われ方違いやほぼ似た感じの問題複数あった。

勉強していればサービスだが勉強不足だと「似た問題を少し前に解いたけど自分理解して解いたわけじゃないからまた探さなきゃ(またAIに解いてもらわなきゃ)」となり時間ロス。運営戦略か?

試験は終了時間5分ほど残してとりあえず解き終えた。上記回答方法スムーズにこなしてもかなりギリギリだった。

から気付いたが問題画像右クリック保存できるようにしたり最悪スクショした画像ブラウザAIに読ませた方が早いかもしれない。

感触はかなり良いが、AIに聞いた部分が正答できたのか全スクショして答え合わせしたわけでもないので合否不明。判明したら追記する。合否のみで得点開示されないのは残念。

AI先生の回答能力画像認識力が上がりまくった現状、カンニングできちゃうIBT(自宅受験)はほぼお布施価値しか無いだろう。最低限インカメラ目線監視や画面共有監視、CBT(近所の会場受験)でないと。

anond:20241109151506

たぶん遊戯王エアプ勢だと思うけど、遊戯王には総合ルール存在しないよ。

総合ルールってのはこういうものをいう。

https://mtg-jp.com/gameplay/rules/docs/0006836/

https://www.onepiece-cardgame.com/pdf/rule_comprehensive.pdf?20240419

遊戯王のパーフェクトルールブックは総合ルールに似せた攻略本だ。また冊子になっているものは簡易的なものなのであちらも総合ルールとは言えない。

大きな違いは基本的な考えやルール用語定義抽象化され明確になっていること。

一番わかりやすものとしてワンピースにはこういう項目が1ページ目にある。

何らかの理由によりプレイヤーが実行不可能なことを行うように

求められた場合、それは行われません。そうした場合、同様に、

効果によりと一定の量の行動を行うよう求められたとき、その一部

のみ実行不可能場合可能な限りその行動を行います


これはあらゆるカードゲーム採用している非常に汎用性に富んだ原則的ルールであり、黄金律の一つとされる。

仮に「モンスター1体を対象とする。そのモンスター破壊する。そのコントローラーは1ドローする」という効果があったとしよう。

対象にしたモンスターAが破壊耐性を得て破壊できなかったする。この場合遊戯王では1ドローできるかどうかは微妙テキストの書き方(その後など)や裁定によって状況が異なる。

しかし、「可能な限りその行動を行う」という黄金律が総合ルールによって定められている場合破壊できなくともそのコントローラーは1ドローする。

最初破壊という処理が実行不可能無視されてもそれ以外は可能からだ。もちろんこうならない場合存在し、例えば対象がすべて不適切解決時に存在しない)ならばその後の処理はすべて行わない。

これらの処理はテキスト総合ルールによってどうするかが明確であり、なぜそうなるかは個別裁定で決めることはない。なぜなら「実行可能から」という理由があるからだ。

遊戯王にはこういうルール存在していない。

実行可能でも実行するかどうかはカード個別ルール過去裁定基準が握っている。

総合ルールによって明確な理由が定められているわけではない。

カクリヨノチザクラの除外は特殊召喚と同時に行われるので特殊召喚ができなかったとしても除外は行われます

この「同時に実行されるから」というのも実は明文化されているわけではない。

たとえ裁定があったとしてもそれは一種の慣例に過ぎないからだ。

慣例とルール全然違う。

除外と同時に行うという表現も、結局はカクリヨノチザクラが同時か異なるかの裁定を持っているかに左右される。

遊戯王

  • 処理が同時かどうか
  • 処理が同時だった場合に実行すべきかどうか

などがカードテキストルールだけでは判別がつかない。

それはテキストに付随する裁定依存するのと、総合ルールなどで処理が明文化されていないからだ。

そもそも総合ルール遊戯王には存在しないことが多くの人に理解されていない。

例えばパーフェクトルールブックは最新版でもサイキックブロッカーのような禁止令構文を記載していない。

ようするにこの書籍現実テキストを反映できていない。

総合ルールが数年に一度発売される書籍依存するとか現代カードゲームではナンセンスすぎるし、そもそも総合ルールとしての体裁をとっていないのだから同人誌攻略本の類と区別できない。各項目にナンバリングすら振られていないんだから

裁定あくまでも挙動個別に具体的に示すものであり、理由根拠別に存在する。その理由根拠曖昧なんだよ。

というか、最近は裏守備ルール強奪系のルール裁定の変更だけですませているし、総合ルールなんてもので「コントロールルール」という項目が作られる気配もない。

こういうのが遊戯王の良くない点だ。

大学生協公式BLでも一割引でお取り寄せします!!」

https://x.com/wasedacoop_book/status/24636218641752064

早大生協ブックセンター

@wasedacoop_book

@8ism_29g 漫画も一割引、もっと言うと変な漫画も一割引、さらもっと言うとBLでも一割引でお取り寄せします!! ただし、一般流通している漫画であることと早大生協組合員証が必要ですよ~。


大学生協で買う書籍学術的、研究的な意味のあるものでなければいけないと言ってるはてリベたちは、大学生協自身が取り寄せる本はBLでも全然良いよと言ってることはどう思うの?

anond:20241108115020

コンピューター醍醐味って

 

入力と出力

計算判断(条件分岐

なわけだが

 

これの子供向けの言語おもちゃがある

レゴロボットSTEM

ビスケットスクラッチと言った簡易言語もある。

解説本も山程あり、YoutubeNHKもよく取り上げてる

マイクラも入出力、計算判断概念は盛り込まれており学べる

そこから「どうやってこれが動くのか」に興味が移る子も多い。

 

大人向けの書籍しか無かった時代と比べて今の子は恵まれてて導線も綺麗に舗装されてる。

とっかかりやす

 

アマチュアゲーム制作文化も昔よりも拡大してんじゃない?

20年前にはアマチュア個人開発よりチーム開発が主流になってるし。

今でも個人開発も多いし

いずれにせよ、数十万円の商業コンパイラか、自力gccmakefileなんて時代からすれば

今はめちゃくちゃ恵まれてると思うけどね

>「書籍1割引きで買えるからエロ漫画たくさん買うならぜひ〇〇大学へ」

宣伝としては優秀だと思う(炎上も含めて)  炎上しなきゃこんな大学があった事すら知らないでしょみんな

2024-11-08

書籍18禁エロなのはなぜ?非倫理的から18禁にできないのか?

映画だとグロとか犯罪とかでPG15やR18になったりするじゃん 映倫はそうしてるじゃん

書籍はそうならないの?エロ以外にも成長途中の子供に見せるべきでないものってあるだろうに

ツイッター広告であまりにも非倫理的で受け入れ難い設定の少年漫画が流れてきて18禁しろ!!!て思ってしまった

2024-11-07

森博嗣は確かにAI作品出しそうではあるけどさぁ…

KindleUnlimitedで森博嗣の新作が少し前にアップされてたんだが…(削除されてる)

どう見ても森博嗣はこんなもん書いてないだろって感じで、そもそも人間が書いてない内容だったようだ。

生成AI小説森博嗣名前を使われてたってわけだ。

これなー、森氏は訴えてもいいし「迷惑ですね」くらいのコメントしそうだが、実際問題として森氏はAI作品作りそうなんだわ。

多分名前使ったのも、それが分かってるやつなんだと思う。

念の為に言うが森博嗣は生成AI賛成派だとか反対派だとか、そういうことを言ってるわけじゃ無い。

1996年に「すべてがFになる」でデビューした当時から森氏はAIに興味を持っていた。

AIだけじゃなく仮想空間とかを含めて考えるとS&Mシリーズ最終巻で出てきたVR概念は、当時はSFのようなものだったが、今見ればなにも不思議ではなく、おそらくは助教時代工学博士立場情報から想像できる範囲の描き方をした結果、その描写からほとんど変わることな現代再現されたようだ(どこかでこのAI時代が来るのは想定より遅かったと発言していた気がする)。

作中AIに関しても、S&M最終巻にも描かれているし、関連書籍の百年シリーズから現在まで、実はずっとAI未来について書き続けている作者が森博嗣だ。個人的には森氏は推理小説家というよりSF作家だと思ってる。

ウォーカロンという造語はかなり面白いので、広まってもいい気がする。(walk-alone

AIにすっかり良い印象がなくなり、生成AI関連が毎日やらかしてる今だと大炎上しそうなのだが、2016年に「犀川創平」のセリフを読み込ませた人工知能bot公式Twitter期間限定公開されていた。

森氏が監修したというわけではなかったが、これがまぁポンコツ人工無能で、ただのbot感が強いものだった。学習できる言葉が圧倒的に足りなかったのだろう。

そのときに森氏が「かなり前から自作人工知能作ってる」と発言していた気がするのだがどうだっけ…おそらく今の生成AIのようなものではなく森氏の思考学習させたようなものだと想像するのだが。

個人的には生成AI作品なんか読みたくないわけだが、その森博嗣AIが作る作品なら見てみたいと思う。実験感覚で興味はある。

なんなら作者が死んだあとAIが書いてて、読者には作者死亡が分からないなんてこともあるかもしれない。

まあそんなことが実現されると、森作品にあるように生を実感するために人殺しをする輩がでるのかもしれないよな…。

AI題材に作品書きたい人は、森博嗣を読むのがおすすめオリジナルAIネタだと思っても、実はもう森氏に先にやられてる可能性が高い。

だいたい繋がってるから関連シリーズで読んだほうがいいが、AI未来SF関連ならWシリーズから行っても良いかもしれない。

AIに読み込ませるんじゃなくて自分で読めよ。

ニーメラー不断努力ってゾーニングだよ

牧師ニーメラーは詩を書いてスルースキル非難したし。

憲法には表現の自由とかを守るよう不断努力しろって書かれてる。

間違って覚えられがちだけど、表現の自由案件スルーせず自由守る努力ってチキンレースじゃないよ。

裁判ギリギリのセーフラインまで好き勝手する事が、不断努力だと思ってる戦士結構多いと思うので、失礼ながら言わせてもらう。anond:20241107083807

ハイネ警句

焚書は序章に過ぎない。本を焼く者は、やがて人間も焼くようになる。

表現の自由を守る意味は、古い警句が教えてくれてる。

だけど現代では、当たり前だけどリアル書籍焚き火にくべたりはしない。

あくまイメージに過ぎない。

焚書焚き火じゃない。

実は、ゾーニングせずにカタギに迷惑をかけることこそ、焚書なんですよ。

オタクチキンレースする。

一般市民が困る。

ブランドを傷付けられた企業は、明確に禁止せざるを得なくなる。

そうなると、表現の自由が失われた前例ができてしまう。

禁止事件トラウマにおびえるオタクたちは、もう、精神翼を広げて伸び伸びとエロ2次創作できない。

から

2024-11-06

anond:20241105194755

ご回答いただきありがとうございます

あなたが思っておられる「多くの書店共通する」点は、多くの書店努力しているもの解決が難しい、あるいは実情とは異なるご指摘ばかりでしたので不思議に思ったのですが、なるほど、ご自身の大型店指向に基づいた個人的要望ポストしておられたのですね。理解しました。

お気付きのように文化事業としての大型書店は持続不可能ビジネスです。これはいまに始まったことではなく、日本出版流通歴史的背景があってのことです。

地方書店チェーン運営に関わったわたくしからすると、東京大阪などの大都市圏ですら副業による収入がなければ大型書店経営が成り立たないのは既に明らかなことで、また、公共図書館専門性の高い書籍の蔵書を求めるのも無理があります

地域中小書店の維持存続ではなく大型書店になんらかの充実を求めることと、公共図書館へのアクセスを容易にすることはまったく別の話であります

また、「 新刊書籍流通市場で寡占状態により競争が少なくなっている」がなにを指していて、それが公益とどう関係するのかはわかりませんが、なんにせよ「自分の住む街の小さな新刊書店必要インフラだと思っていな」いことのほうがよほど公益に反するし、かてて加えて残念ながらあなたが望んでいるであろう大型書店クリオティが上がる未来が来る確率は低いと思います

はたして「社会全体」が考えてくれるかなぁ。

トーハンばかりで日販の話が出ないのも面白いです。

2024-11-05

anond:20241105122822

ありがとうございます自分は、自分の住む街の小さな新刊書店必要インフラだと思っていなく、基本的に専門書へのアクセスを確保したいと思っています。そのため大型書店が持続可能ビジネスであることが死活的に重要です(amazon重要)。自分読書好きになった経緯から子どもが本好きになるためには図書館へのアクセスの方が重要かなと思います古本屋一定数ある街は、それがインフラかどうかは別として、素敵だなと思います

頂いたご質問自分感覚で答えてみます:

リアル店舗web店舗を問わず在庫検索システムの構築にかかる費用書店単体で担うのか。

個人的には書店在庫APIがあれば、誰かがそういうサイトを作るのではと思います図書館の蔵書に関しては、calilがあるかと思います

会計列を短くする目的レジ台数を増やすとして、そのレジスペースを確保できるのか。またそのためのレジ要員の人件費はどうするのか。

店舗によると思います八重洲ブックセンター本店ときは、1Fにレジスペースがありましたが、最上階に銀行カウンターみたいな会計スペースがあったのでそこで座りながら数十冊・数万円の会計10分ぐらいでしてました。客単価によって、セルフレジ有人レジカウンターみたいに使い分けても良いと思います

新刊小売書店の付加サービスのもの訴求力必要なのか。

必要ないと思います書店での体験が全てです。ただ、「15000円以上のときに送料無料」のようなサービスがあると、(基本的に本を持って帰る自分のような)顧客対話できていない感を感じます。「ポイントx倍」とかのサービス本棚勝負できていない書店稚拙集客に走っている印象です。なお、八重洲ブックセンター物理的なポイントカードは結構好きでした。

書籍を取り寄せするために行われる口頭でのやりとりを短時間で済ませることがはたして可能なのか。

オンラインフォームのようなものがあれば、十分だと思います。参考までに、e-honだと注文は一瞬ですが、物理書店との連携中途半端です。丸善ジュンク堂のshopifyのサイトでも取り置き可能なので、取り寄せを可能にすることは出来るかもです。なお、その際、amazonサイトを見ているときがありますが、様々な理由により敢えて物理書店で買いたいときがあります

書籍を取り寄せするための流通システムamazone-honとでは流通システムが異なるが、その責は新刊小売書店が負うべきものなのか。

流通の細かな話は分からないですが、amazone-honを使わないで書籍を取り寄せしたいニーズもあるので、そうした潜在ニーズ新刊小売書店企業努力で発掘されたら良いと思います個人的には、敢えて物理書店で取り寄せする際は、10日後に納品とかで問題ないです。

しおりを作っているのは大半が出版社であり、自社でしおり制作している書店がどのくらいある(あった)のか。つまりコストカットしているのは本当に書店なのか。

八重洲ブックセンターではしおりがありました。ただ、トーハンが49%の株を持った2016年から、無くなりました。2024年オープンしたグランスタ八重洲店ではオープン当初はありました。神保町東京堂書店も昔あった記憶です。

本棚微妙につまらなくなったとして、それは取次のせいなのか。

→ これも細かな話は分からないですが、取次とのパワーバランス本棚書籍が決まっているような印象を受けるときがあります丸善日本橋丸善丸の内ジュンク堂池袋紀伊國屋書店本店自分比較的詳しい分野だと同じような本が並ぶ感覚が強くなっています神保町東京堂書店自分比較的詳しい分野だと結構厳しくなってきている印象です。

書籍以外を収益源にするのを少し危険に思う根拠

大型書店でx年前に入荷した数千円の本が売れた、みたいなのを積み上げるときに、数千円の文房具雑貨を売るのとオペレーションモチベーションも違うのかなと思います。また、文房具雑貨収入がメインの有隣堂を見ても、書店セレクトした文房具雑貨からといってそこまで面白くなく、中途半端に終わる気がします。丸善丸の内日本橋にあるような高級文房具絵画などは別かもしれませんが、自分がそうした商品を買うときは結局その専門店に行きました。なお、八重洲ブックセンタープレスマンシャーペンは良く購入してましたので、書店アクセントとしてあっても良いと思います

・書棚の回転率よりも客単価を意識するとなにが改善されるのか。

書店体験が変わると思います。今はレクサスを買うのに、カローラ販売店で購入している感覚があります

ブックカバーの付け方が凄く雑になったとして、それは取次のせいなのか。

→ 取次のせいではないと思います。なお、神保町東京堂書店はけっこうちゃんと付けてくれます外人外商に支えられている紀伊國屋書店微妙にこの辺が改善してきている気がします。

・「雑誌ベースインフラを全国に構築している」トーハンは同時に、書籍流通システムも構築していますが、コアな書籍を売りたい大型書店に関わるのが危険する根拠はなにか。

一般論として、toBをメインの収益源にしている企業toCに関わるのは難しいと思いますtoB向けのコストカットkaizentoC向けに中途半端にすると安っぽくなるだけな印象もあります大型書店場合について考えると、ニッチ需要にどれだけ対応できるかが重要なので、書籍流通システムを維持するためにマス向けの本や雑誌毎日物流網に載せたい取次とはやや利益方向性が違い、結果として大型書店で数万円の本を買いたい顧客ニーズ対応する体制を整備することが難しくなるのだと思われます

・いち業界流通販売構造をはたして社会全体で考えるべきなのか。

新刊書籍流通市場で寡占状態により競争が少なくなっていることで、公益が損なわれているならば、社会全体で考えるべきだと思います。なお、再販制度独禁法適用除外となっていることとは別の論点ではあると思います

・「文化事業」でなければ大型書店運営はほんとうに難しいのか。

1978年オープンしたとき八重洲ブックセンターは「文化事業」として数年の赤字前提だったようですが、結局2年で黒字化したようです。オープンして数ヶ月で1000万人の来店者数みたいな記事もありましたが、潜在的ニーズを当時の経営陣が把握できたのは、それが彼らが自身ニーズであり一番の顧客であったからだと思いますが、同時に「文化事業」として大胆な投資を出来たかなのだと思います上記のしおりが必要なのかどうかや文房具雑貨で稼ぐことの問題点みたいな議論貧乏くさい気がしており、結局大型書店は「文化事業」としてすることで潜在的ニーズを中長期で発掘し持続可能ビジネスになるのかなと思います。なお、今の大型書店本棚を見ると、ただ大きなスペースに本を沢山並べているだけ感もあり、そもそも書店員や経営陣はその書店利用者なのかなと思うときがあります紀伊國屋書店みたいな外人向けの運営は良く分かりません。

以上です

anond:20241104015800

業界にはあまり詳しくないのですが。

あなたが思っておられる「多くの書店共通する」点についてお伺いします。

ご存知のように、大型書店以外の新刊小売書店不動産業を営むこともなく、また図書館との取引があるところも少ない。すると薄利多売のみで成り立っている新刊小売書店に対して優良顧客がなにを要望できるのか。

リアル店舗web店舗を問わず在庫検索システムの構築にかかる費用書店単体で担うのか。

会計列を短くする目的レジ台数を増やすとして、そのレジスペースを確保できるのか。またそのためのレジ要員の人件費はどうするのか。

新刊小売書店の付加サービスのもの訴求力必要なのか。

書籍を取り寄せするために行われる口頭でのやりとりを短時間で済ませることがはたして可能なのか。

書籍を取り寄せするための流通システムamazone-honとでは流通システムが異なるが、その責は新刊小売書店が負うべきものなのか。

しおりを作っているのは大半が出版社であり、自社でしおり制作している書店がどのくらいある(あった)のか。つまりコストカットしているのは本当に書店なのか。

本棚微妙につまらなくなったとして、それは取次のせいなのか。

書籍以外を収益源にするのを少し危険に思う根拠

・書棚の回転率よりも客単価を意識するとなにが改善されるのか。

ブックカバーの付け方が凄く雑になったとして、それは取次のせいなのか。

・「雑誌ベースインフラを全国に構築している」トーハンは同時に、書籍流通システムも構築していますが、コアな書籍を売りたい大型書店に関わるのが危険する根拠はなにか。

・いち業界流通販売構造をはたして社会全体で考えるべきなのか。

・「文化事業」でなければ大型書店運営はほんとうに難しいのか。

長くなってしまたことをお詫びします。

返答する価値があると思われるのであれば、お考えをお示しください。

2024-11-04

大型書店の「トーハン」化

休日に暇だったので、図書館行って東京商工リサーチデータベース神保町にある東京堂書店データを見てみたら、トーハンが25%株持っていた。歴史的には東京堂の株をずっと持っていたようだが、2011年東京堂東京堂書店合併したらしく、その頃からパワーバランスが変わったのかなと思ったりした(多分、東京堂不動産賃貸収入東京堂書店赤字節税やすくした)。トーハンは、2013年にはブックファーストの全株、2016年には八重洲ブックセンターの株を49%取得している。2023年には丸善ジュンク堂書店も裏側のシステムトーハンに合わせた。結果として、今の日本大型書店に行こうとすると、紀伊國屋書店三省堂書店(現在本店改装中)等々を除き、トーハンの影響圏のなかでしか選択肢がないようだ。

個人的には、東京堂書店株主データを見て、少し納得感があった。というのも、八重洲ブックセンタートーハンが関わってから良くなったと思える点が全く無かったので(旧本店)。あと、下記の点も多くの書店共通すると思う。

...

折角なので鹿島出版社データも見てみたが、近年は売上は3億円程度を推移しているようだった。昨今の書店文化の衰退は、どちらかというと雑誌不況であり、書籍はまだ底堅いニーズはあるのではないかという言説を支持出来る一つのデータに思えた。雑誌ベースインフラを全国に構築しているトーハンが、コアな書籍を売りたい大型書店に関わることが良いことなのかは、もう少し社会全体で考えるべきだと思われる。確かに伊藤忠ファミリーマートに関わったことで、ファミリーマートクオリティーは上がったが、書店場合、取次が小売に関わることで本当にエンドユーザーにとって良いことなのか。少なくとも大型書店エンドユーザーにとって具体的に何が良くなったのか。八重洲ブックセンター鹿島卯女氏の遺産は数百億円あったが、そういう人の「文化事業」ではないと大型書店運営は難しいのではないか

鹿島卯女氏の遺産文化学術財団の基盤になったが、次の鹿島守之助が居るであろう新興企業への投資には流れなかった。アメリカワシントン・ポスト紙はグラハムからジェフ・ベゾス経営権が継承されたが、こういうところでも微妙に日米の差を感じる。

ちなみに、セブンイレブン鈴木敏文氏はトーハン出身

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