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2024-11-15

斎藤元彦ログまとめ

やっぱ俺すげぇわ

ネットマスコミ斎藤フルボッコの9月初旬から全てお見通しだった。

正直俺も斎藤は黒だと途中まで思っていた、が、何かがおかしいと感じていた。

斎藤関連の5chログを整理

 

斎藤元彦兵庫県知事が“続投表明”「過去は取り戻せない」と反省も「もっといい知事として、これからやっていきたい」 ★5

 

612: 名無しどんぶらこ 2024/09/02(月) 14:02:49.37 ID:S32uiWL70

地方自治体100条読んで理解してる奴がいえねぇw

開催されてる100条委員会趣旨理解してる奴がいえねw

元の文書を読んでる奴いえねぇw

 

委員会題名は「文書問題調査特別委員会」だよ

斎藤知事糾弾したり処罰したりする委員会ではない、そんな権限ねぇ

 

委員会任務告発した元局長告発文書」の真偽を確定させることだけ

 

100条は議会自治業務調査を行うことができる規定

議会委員会組織調査を依頼する、知事の職権や専決処分独立してる

今回依頼しているのは「文書7項目の真偽」

文書7項目とはなんぞや、bunshoshiryou060719.pdfでググれば出てくる

 

このPDFを読んで委員会の質疑やら議事進行を見てたら

迷走してね?

目的見失ってね?って思うのは俺だけ?

 

とりあえず斎藤知事を叩けってメディア世間空気委員会が流されてるようにしか見えない

 

斎藤兵庫知事パワハラ疑惑課長補佐レベルの人を知事に選んでしまった」元官僚大学教授自戒

 

449: 警備員[Lv.5][新芽] 2024/09/03(火) 13:58:03.38 ID:nQAsUXAO0

パワハラの「疑い」がある

おねだりの「疑い」がある

 

アイツは悪いやつだ、そうに決まってる、そーだそーだ、火炙りにしろー

 

どこの土人民主国家ですか

 

疑いじゃないもん!確定してる!間違いない!

根拠は?

ネットに書いてた?

もうねw

 

744: 警備員[Lv.13][芽] 2024/09/04(水) 18:15:49.85 ID:U76kokN30

>>676

オマエはなにをいってるんだ?

百条委員会題名知ってるか?

文書問題調査特別委員会」だよ?

なんの百条委員会だと思ってるの?

百条委員会の仕組みそのもの理解してないだろ?

 

原因となった文書の真偽を判断するのが委員会職務だよ?わかってる?

開示されてないと真偽もクソもねぇよ

いわゆる7項目

原因となった文書普通に開示されとる、ネットでも見られる

bunshoshiryou060719.pdf

 

維新兵庫知事パワハラ疑惑馬場代表雰囲気自分たちが損するからバサッとやると悪い前例に」「批判受けて立つことも必要」 ★2

 

226: 名無しどんぶらこ 2024/09/04(水) 02:15:16.97 ID:U76kokN30

例えばさ、斎藤井戸の後釜の金沢和夫を破ってるわけ

それまで兵庫県は副知事知事に仕え、ご褒美に次の知事ってのが慣例だった

斎藤が20年井戸県政に終止符を打った

金沢和夫が選挙で敗れて今ナニやってるかつーと

体罰問題廃校寸前に追い込まれ姫路私立学校(中高)の顧問やってる

廃校を救ったのは井戸金沢なわけ

休校になってた中学校を再稼働するには生徒数を大幅に削減しなきゃならないが

そのためには県の認可が必要

この認可の判断を任されたのが兵庫私立学校審議会

兵庫県教育委員会に絡んだ組織

この審議会会長が上羽慶市、井戸県政でさんざんうまい飯を食った人、神戸新聞社出身

金沢副知事が令和元年(井戸県政時代)に学校立て直しに口添えし、

そのご褒美に顧問椅子であろうと推測するのが合理的だわね

 

まぁここ一つ切り取っても県政の人事、利権井戸体制でがっつり構築されてるわけで

職員ぬるま湯の中ルーチンワークで過ごしてきた

知事が変わっても「前例がありません」で逃げ切ろうとしたわけだ

そりゃ机でも叩かんと前に進まんよ

 

227: 名無しどんぶらこ 2024/09/04(水) 02:21:14.86 ID:U76kokN30

告発文書7項目の筆頭は公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構なんだが

これも井戸県政の利権の一つ

典型的地方自治体無駄箱物

クソみたいな利権だけの天下り法人

防災未来センターって震災博物館みたいなこともやってる

入館料600円の価値があるか自分で見てみ

 

斎藤がとりあえずぶっ壊すと意気込むのもわかるよ

地方自治体ってのは莫大な子会社を持ってるのね、財団法人やら独立行政法人やら

職員上級職となればそのどこかに天下りするのが役得なわけ、長年お勤めしたご褒美

それを一つ一つ潰そうとしてる斎藤局長が謀反を企むのもわかる

退職間際、さぁ僕はどこに入れてもらえるんだってタイミングなわけ

で、怪文書

 

そりゃ斎藤が職権ぶん回してお仕置きするのもわかるわ

 

238: 名無しどんぶらこ 2024/09/04(水) 09:20:17.63 ID:U76kokN30

パワハラと言うが

そもそも現時点で斎藤パワハラをした事実は確定してるわけではない

噂があるだけ、証拠はなにもない

そもそも一般企業で右も左もわからない女子新人社員に怒鳴り散らすのと

何十年も県職員やってきた幹部男性職員への叱責を同じ基準パワハラ

認定をしても良いのか

威圧を感じたら直ちにパワハラダメ

しろ健全社会のように思えるがね

弁明の機会も与えずニコニコ粛々と左遷更迭するのが正しいってことか?

 

294: 名無しどんぶらこ 2024/09/06(金) 11:42:01.47 ID:R8FDb8h10

>>293

自殺斎藤言動との因果関係は?

なにか証明された事実ってある?

そもそもパワハラがあったことすら今は憶測の段階

 

批判されたらそれだけでダメ

処罰しなきゃダメ

火のないところに煙は立たない方式

 

じゃぁ俺オマエを批判するわ

オマエはクソ人間だ、一生家から出るな

 

はい自分の信念と道徳を貫いてね

 

304: 名無しどんぶらこ 2024/09/06(金) 16:26:27.00 ID:R8FDb8h10

>>302

行政組織職員懲罰するのにいちいち裁判する必要は無い

 

業務中に怪文書作成配布した職務専念義務違反職員行政組織に与えられた権限範囲内で懲罰

と正しく認識しような

法律範囲内で許されてる、倫理上も問題ない、法的に必要プロセスは経ている

 

噂話魔女裁判と並べるのが間違い、法的にもアウト、倫理的にもアウト

 

311: 名無しどんぶらこ 2024/09/06(金) 20:08:06.53 ID:R8FDb8h10

>>310

内部告発の為の情報取得

組織指揮命令系統を外れた不正業務

 

内部告発者探し

→正当な指揮命令下の業務

 

仕事中に指示も命令されてない業務勝手にやるのは組織内の不正です

このような不正業務組織監査処罰するのは組織に与えられた正当な権限であり業務

 

313: 名無しどんぶらこ 2024/09/06(金) 21:19:19.10 ID:R8FDb8h10

>>312

キミさ、この話題でなんらか言及したいなら最低限の時系列の整理くらいしなさいよ

 

内部告発者探し

キミの文章に対比できるよう文言そのまま使ったけど

正確には「怪文書配布犯人探し」なの

 

3月12日に元局長マスコミ各社に知事批判する怪文書を送りつけた

この時点では公益通報では無い、ただの一方的怪文書の発表にすぎない、いわゆる外部通報

 

3月20日、知事外部通報事実と内容を認知

知事直ちに「嘘デタラメ誹謗中傷怪文書発表者」の特定を指示した、アタリマエ、正当な権利業務

 

3月23日、犯人特定聴取開始

 

3月27日、元局長根拠の無い誹謗中傷と認めたので3月末に定年退職予定の元局長処分更迭

 

4月4日、元局長公益通報に基づいた内部告発

 

公益通報保護法で守られるのは4月4日以降で、その前に合法的犯人特定処分は終わってる

マヌケなのは公益通報保護法で守られる内部通報公益通報を初段で行わなかった元局長です

 

319: 名無しどんぶらこ 2024/09/06(金) 23:16:26.99 ID:R8FDb8h10

>>318

奥山教授

 

この人のこと?

 

学歴

東京大学 新聞研究所 教育部

東京大学 工学部 原子力工学科

東京大学 教養学部

 

朝日新聞記者を経て上智大学 文学部 新聞学科 教授

 

法律勉強してきた人には見えないんですけどw

 

東大教養学部と言えば、先日ひろゆきとバトルして完敗大炎上動画削除された

瀬地山角教授ホット香ばしい

 

324: 名無しどんぶらこ 2024/09/06(金) 23:39:43.10 ID:R8FDb8h10

>>318

んで、話を戻すけど

俺が言いたいのは噂話で面白がって他人魔女裁判すんなつーてんの

下品だよね?無知性の衆愚政治しかならんよと

キミらのソースネット記事つまみ食いじゃないの、こんなもんを真実と信じてるのか?

随分と純情でピュアだねw

 

ネットリンチに折れて斎藤知事自殺したらどーすんの?

どうせ、俺の書き込みが直接的な引き金じゃない、因果関係は無いと言い訳するんだろ?

純真ピュア卑怯下品

 

7項目の真実性に関しては百条委員会結論だすわけで

議会がそれをどう判断して、維新がどう行動するかを監視して

有権者結論に納得できなきゃ声を上げりゃ良い、投票で行動すりゃいい

 

維新にしても現段階で判断を下す時期ではない

あくまでも噂話の検証段階なんだから

 

検証が終わりクロ判定され、それでも維新議会擁護するなら叩けばいいんだよ

 

327: 名無しどんぶらこ 2024/09/06(金) 23:53:18.54 ID:R8FDb8h10

>>326

パワハラだ!公職選挙法違反だ!は元局長勝手にそう言ってるだけでしょ

 

真実性を補完するような証拠はなに一つ無い

ならば現時点ではただの噂話と扱うのが妥当

録音の一つも出てきてない、常習的にブチギレ発狂するような人なら誰か一人くらい録音しててもよさそうなもの

なんで誰も物証さなかったんだろねぇ

 

ともかく、今後

百条委員会での証人尋問やらアンケート分析真実相当性がジャッジされるわけで

赤の他人が叩いて良いのはそれからでしょ?

 

329: 名無しどんぶらこ 2024/09/07(土) 00:06:36.61 ID:8JG0zBiw0

>>326

一応追記しとくけど

個人的には斎藤知事は真っ黒だと思ってるよ、彼を擁護する気はさらさら無い

維新も嫌いだし、橋下も嫌いだし、クソ団体だと思ってる

7項目もほぼほぼ真実だろう

 

だけど

現時点でネットリンチにかけるのは下品で無教養だと言うてるの

噂話レベルの伝聞で切り取られた状況証拠だけで他人人生干渉すべきではない

それは知性で押し止めるべきじゃないの?

 

もういい加減に、ネット炎上してバズって人殺すのやめね?

ネットは全知全能、全ての知と真実がここにある、全て正しい、こーゆーのも辞めね?

 

兵庫】亡くなった「元県民局長」の文書は“誹謗中傷”と未だ言い張る「斎藤知事」 それでも「維新」は知事擁護

28: 名無しどんぶらこ 2024/09/07(土) 21:06:57.17 ID:8JG0zBiw0

弁護士法

 

弁護士の使命)

第一弁護士は、基本的人権擁護し、社会正義を実現することを使命とする。

弁護士は、前項の使命に基き、誠実にその職務を行い、社会秩序の維持及び法律制度改善努力しなければならない。

 

うん、全ての弁護士法律違反だねw

 

こんな理念規定なんてどうでもいいだろ、罰則ないんだから

 

公益通報保護法11条にも罰則ありゃせんよ

違法状態ナンボのもんやw

 

83: 名無しどんぶらこ 2024/09/07(土) 21:38:52.04 ID:8JG0zBiw0

それだと三号公益通報って規定のもの意味ないじゃん

保護されるタイミングっていつなのよって話になる

雇用主による解雇などの不利益を禁じた条文なわけだが

 

例えば、マスコミ文書を送付した、だけどただの怪文書黙殺された

この場合雇用主は怪文書をばらまかれていることそのものを知る事がないのだから

怪文書理由解雇しようがない

 

マスコミが大々的に報道した、あるいは雇用主に怪文書を見せて取材をしたケースでしか知り得ない。

まりマスコミ郵便配達意味しかない。

結局は雇用主に情報が入った時点からしか保護は始まらない。

まりロジック的に3号外通報のもの無意味規定しかならない。

 

そうではなく、そもそも3号通報は正当な1号通報(あるいは2号)をしてもノーアクション是正兆し

見られない時に次策でマスコミ等外部に公表することを容認した規定にすぎない。

 

3号通報もの保護開始の諸端と解釈するのが間違い。

 

兵庫維新 斎藤知事に辞職求め「出直し選挙」申し入れ 方針固める

607: 名無しどんぶらこ 2024/09/09(月) 00:05:13.63 ID:P+uegW3w0

怪文書から始まった噂話の寄せ集めでメディアスクラム

自分たち責任で選んだ公選職を魔女裁判で引きずり下ろす

あいつは悪いやつだ、間違いない、ソーステレビネット

 

現在、法的に確定している犯罪行為は何一つなく、不誠実すらない

そういう噂があるってだけ

たかも確定情報のように扱っているが

 

公益通報裁定を待ってから処分すべきだったってのが議論になっているにも関わらず

百条委員会の評決すら待たずに民意魔女裁判首長処分しようとしてる

 

どんだけ愚かなことやってるかわかってるのかね

ネット中継見たもん、悪い奴ってわかるもん

 

同じ人間を三年前の選挙で「いい人だ、演説聞いたらわかるもん」って判断したの誰だ?

 

786: 名無しどんぶらこ 2024/09/09(月) 00:35:47.56 ID:P+uegW3w0

>>652

法治国家ではね

犯罪というのは起訴され裁判して有罪判決が出るまではただの疑いなの

素人他人憶測私刑にしちゃダメ

 

斎藤知事行為でデュープロセスを経て有罪と確定してる事はなにもない

捜査すらされてない、告訴告発すらされてない

 

不法行為かそうではないか、決めていいのは裁判官だけ、国民にその権限は無い

 

兵庫斎藤知事 全県議の即時辞職要求にまた続投表明、ネット解散で16億円」「側近、弁護士責任デカい」

22: 名無しどんぶらこ 2024/09/12(木) 14:08:23.99 ID:h+Vc0gZT0

兵庫県議会ヤバすぎだろ

これで辞職要求とか Permalink | 記事への反応(1) | 12:11

2024-09-19

地方自治体に勤務している社会人4年目。

事務処理をミスし、それに気が付かず数ヶ月が経過してしまたことに先週気がついた。

新車を買っており、親がそのローンの保証人になってるけど、彼女との結婚のために貯めておいた貯金があるから繰り上げで返せそう。

実家暮らしだし他に借金もないか負債を残して迷惑をかけることはないはず。

彼女と行こうと約束してた旅行は予定を早めて近日中に行く。

スマホパソコンタンスの中の見られたくないデータや物の処分も始めないと。

後始末をすることになる係員や係長迷惑がかかることだけが気がかりだが、それ以上に課長課長補佐の机の前に立たされて事情を聞かれる「あ、あの人何かやからしたな」状態になるのが嫌だからな。

からと言って休職すると「あ、あいメンタルやらかして潰れたか」って目で見られる。

スキルもないか退職もできない。

たった一つの事務処理ミス人生終わりだ。

いや、たった一つのミスと考えてはいけない。

職員ミスはどんな些細なことでも自治体への住民の信頼を裏切ることになるわけだから命で償わねば。

江戸時代の侍だったら切腹するわけだし。

2024-07-19

友達が気付くといなくなってた

アラサー男、フリーターもどきをやってる増田だけど、これを書いてる深夜2時半過ぎに思った。あれ、俺って友達いないんじゃね?

友達定義によるだろうけど、少なくとも俺にはラインを寄越してくるような知り合いがいなかったことにさっき気がついた。小さい頃からしぶとい奴だ、死にそうにないと当時の仲間内で言われていたけれど、それにしてもあんまりじゃねぇか。高校の頃まで繋がっていた当時の友達は、俺が大学受験に失敗して数年経った頃くらいから今にして思えば連絡がなくなった。肯定的に見れば、あいつらも実生活が忙しいのだろうと思える気持ちもあるけど、たまには連絡を寄越してくれたっていいじゃないか。俺はそこまで、一瞬も頭をかすらない存在なのか。俺はたまに掠める。だからたまにはこっちからラインをしたりしていた。けれど逆はない。それって、俺が取るに足らないと思われているってことだ。

あんまりじゃねぇか。そう毒付きたくもなる。あの時俺は神奈川御三家と呼ばれる高校に通っていた。そこで得た友達も多くはなかったが、両手で足りるくらいはいた。なんなら部活を通じて後輩先輩とも繋がってた。でも今じゃ誰が何をやっているのか知らない。あっちは俺のことを落ちぶれた奴として見ているんだろう。俺は覚えている。前に、成人式の後の飲み会高校時代友達に誘われて行った飲みで、そう言えば今何してんのと訊かれて浪人してると答えた彼らの顔を。文章では表せないくらいの、本当にどう書けば良いんだって顔だった。それからなんとなく、ぎこちなく会話が進んでいったのを今思い出した。ああそうか。あそこで俺は篩に落とされたのか。友達の条件から。そりゃあそうだろうな。今、風の噂じゃああの時の同級生の中からGoogle就職したり、プルデンシャルだったりの外資でやってるのも出てきてる。官僚として課長補佐になったのもいる。そんなのと比べられたら俺はただのフリーター。付き合う理由がないか。俺は進学校の彼らが選民思考に染まっているって言いたいんじゃない、ただ俺が彼らの常識から外れてしまったってだけのことを今更になって気付いた。遊びに行こうにも、話をしようにも、たぶん俺はもう話にもついていけない。ただそれだけの話なんだろう。俺は明日は夜シフトから、こんな時間まで起きている。だけどあいつらは朝早いんだろうなぁ。それで今頃寝ているんだもんなぁ。そりゃあ生きている世界が違うよ。話が合うわけがない。そういや最近からも連絡がないのも気付いた。弟は既に所帯を持ってるからだろうなぁ。そりゃ忙しいよな。でもだからと言って、親父の死に目に合わせてくれなかったのはどうなのよ

2024-07-05

おれがかんがえた最強の2024都知事選完全攻略法

自己紹介

30代男性(婚約済み)

理系出身サラリーマン年収1000万ちょっと

最近は学マスにハマってる

政治的な思ってること
  1. しょうもない人たちに入れる気はない(N国とか、今時点で名前も聞いたことない人)
  2. 反"反ワクチン"
  3. 政党の話だけど、れいわ、立憲は嫌悪感ある(特にれいわ)
  4. 自民党は、、うーん、、、好きでもないけど嫌いでもない。岸田さんは好き
  5. 国民民主党頑張ってほしいなと思ってる

やす檜原村候補者一覧を使う

https://www.vill.hinohara.tokyo.jp/0000001716.html

30~48はN国だから消して、15、17、18、20(逮捕されたんじゃなかったっけ)、21、25、27、28、29、55、56はとりあえず削除

これで残り27人

次はこれを使ってまともそうな人を探していく

https://news.yahoo.co.jp/articles/97e9b17809ed2415037e49d378f695ddf5d53426

https://news.yahoo.co.jp/articles/740db725801b77e7297ff5684f2cb60f0d6707c8

■ 各候補者の要約とそれを見た私の感想評価(○△▲✕)

野間口翔氏

1987年東京都目黒区まれ大田区育ち、東京都立田園調布高等学校卒業現在郵便局員として務めています

ホストクラブ売掛金に年率25%の税を課しま

▲まぁがんばって、、、って感じ

澤繁実氏

1977年神奈川県小田原市まれ防衛大学校理工学部情報工学卒業東京工業大学大学院知能システム科学専攻修士課程修了、東京工業大学大学院知能システム科学専攻博士課程満期退学陸上自衛隊を経て、株式会社澤繁実を設立代表取締役就任しました。また仏僧、映画エグゼクティブプロデューサー民間外交家としても活動しています

子どもひとりにつき年間100万円⇒東京から子ども達があふれかえる

規制緩和楽市楽座:新たなルールを1つ作ったら3つの既存ルール廃止

▲ まぁまだまともそうな気がする。しかしすごい経歴だな。見た目ちょっと胡散臭いけど。

と思ったらTwitterがなんか香ばしいからマイナスhttps://x.com/dqnner

大和行男氏

群馬県出身東京大学教育学部卒業後に脱サラし、新潟大学医学部入学卒業しました。現在児童精神科医師として東京都八王子市東京都大田区でクリニックを運営しています

1 都内全域で病児保育所増設休日診療の拡充

2 首都として世界に冠たる新しい医療教育福祉の創出

3 ハローワーク解体見直し

◯ 良いこと言ってそうだけど医療に偏ってる気はする(医者からしょうがないけど)

https://x.com/Xboy9hYXjv82941

パワーが足りなそう

木宮光喜氏

食品添加物などを厳格に寄生しま

漢字くらいどうにかせい

小池百合子

○ 色々噂はあるけど私はロックダウンちゃんとやってたの評価してるんで、、、いま困ってないし。。プロジェクトマッピングはどうにかしろよとは思うけど。。

内海聡

https://www.j-cast.com/2015/06/19238268.html こんな人間都知事選に出て応援してる人間がいるの嫌気が差す

石丸伸二氏

▲ 一時正直Youtubeとか見てたけど、根回しができない謝罪もできないただの目立ちたがりなんだなと都知事選を通じて思った

あとなんか本人も周りもきな臭い

小野寺紘毅

小野寺氏は旧 満州国吉林省まれ日本大学理工学部卒業建設業従事し、設計施工監督担当しました。現在一般財団法人文化建設會の理事長を務めています

✕ ただのおじいちゃんだった

新藤伸夫氏

1949年まれ京都府京都市出身京都大学理学部卒業京都大学文学部卒業大阪市立大学大学院法学修士課程修了。中学校高等学校教員を経て会社社長歴任現在は「お金をみんなへ シン独立党」代表を務めています

税金原則として廃止

東京都場合は、まず都民税法人都民税廃止します。タバコ税酒税など健康倫理に関する税は存続させます。「ヘアヌード新税」を徴収します。心の教育をおこない都衆の心は善良に!

✕ w

竹本秀之氏

・公平な選挙の実現

選挙結果が操作されない公平な選挙を求める

✕ w

桜井誠

ちょっと思想が極端すぎる

ドクター・中松

✕(▲) おじいちゃん、、、、、すごいとは思うよ本当に

安野貴博氏

1990年東京都まれ東京大学工学部卒業外資系コンサルティング会社ボストン・コンサルティング・グループを経て、AIスタートアップ企業を2社創業しました。現在AIエンジニアSF作家として活動しています

1.現役世代:新産業所得倍増

2.先輩世代:とことん安心医療防災

3.未来世代世界の子育て・教育環境

4.行政運営行政もっと簡単、透明に

5.民主主義:高速な民意反映

◯ 一番マトモそう

私は良いんだけど髪短くしてスーツ着てやったらおじさんとかにもウケが良いだろうになとは思う

清水国明

1950年福井県まれ京都産業大学法学卒業フォークソングデュオあのねのね」で芸能界デビューし、テレビラジオへの出演や新聞雑誌への執筆などで幅広く活動しました。2004年に山梨県富士河口湖町にて「NPO法人河口湖自然楽校」を設立、また山梨学院大学現代ビジネス学科客員教授所沢市教育委員、常総市政策アドバイザー歴任しました。

PLAN 01 安全 災害対策

PLAN 02 安心 透明・安全なくらし

PLAN 03 支援 社会的弱者支援

PLAN 04 こども 充実した子育て支援

1 待ったなしの【首都直下型地震対策を優先

2 都政の運営予算執行ガラス張りに

3 都民の『声』はいつでも届く

△ 言ってることは大分まともそう

この人、やってTRYテレビに出てた人というイメージがある。でもちょっとおじいちゃんからマイナス

桑原真理子氏

出身地、出身校は非公表現在IT関連会社に務め、政治団体員としても活動しています

1 大株主忖度する金融庁に切り込みます

3 カルト宗教撲滅を目指します!

都知事でやる必要なくない?

福本繁幸氏

1966年大阪府泉南市まれ国立身体障害者リハビリテーションセンター学院あんマッサージ指圧鍼灸卒業1990年に譜久山病院入社理学診療科に勤務しました。1998年に退社して福本治療院を開業、同年にレコード会社株式会社 Dream Door Record Holdings」を設立代表取締役就任しました。

○公平・公正な選挙をめざして

経済的にも安心できる世の中を

医療従事者及び介護職など教育機関の処遇改善対策

▲ 公平公正な選挙ってなに?だけど下2つはまぁ良いこと言ってるんじゃない

https://x.com/sf19660718 でもツイッター動画のアス比変だからマイナス

田母神俊雄

1948年まれ

ワクチン嫌いそうだし陰謀論にハマったおじいちゃんみたいだからヤダ

蓮舫

✕ 立憲も共産党も嫌いだしシール剥がしてよね本当に

内藤久遠

東京都府中市出身東京都立航空工業高等専門学校卒業陸上自衛隊所属していました。現在農業を営んでいます東京都知事選挙2014年・2016年・2020年に続く挑戦となります。これまで2021年の衆議院議員選挙2022年の参議院議員選挙にも立候補しました。

▲ 変なことは言ってなさそうだけどおじいちゃんだね

石丸幸人氏

1972年北海道室蘭市まれ横浜国立大学第二経営学部卒業株式会社セガ、株式会社パソナソフトバンクなどの株式公開企業ITベンチャー企業に勤務しながら弁護士を目指し、司法試験合格大手合法事務所を経て、2004年10月弁護士法人アディーレ法律事務所設立しました。また北里大学医学部医学科を卒業し、医師免許も取得しています

NHK受信料は払わなくて大丈夫弁護士の私が断言する。

▲ はぁ...

穂刈仁氏

東京都世田谷区出身日本大学芸術学部卒業現在広告プランナー著述業を営んでいます

多摩地区おまたせ!!

ZEPP羽田レベルオオバコ多摩地区

多摩地区に住んでないし...でもハコは作って欲しいかも。民間で頑張ってくれ。

小林弘

1974年新潟県出身東京学館新潟高等学校卒業現在建設会社株式会社PLAS 」の代表取締役を務めています

東京を綺麗に!

保育士介護士、看護師賃上げ

社会保険料住民税の引き下げ

高齢者ひとり親家庭低所得者への生活支援

満員電車0、道路渋滞の緩和

▲ まぁはい、、、

https://www.youtube.com/watch?v=k4gbpNC-kOA と思ったけど後ろでポージングしてる人いるからふざけてそうなので▲

加藤健一郎氏

1949年まれ東京都杉並区出身浜松医科大学医学部卒業エール大学大学院公衆衛生学修士課程修了。日赤医療センター内科、慈恵医大第3病院リハビリ科、自治医大病院精神科などで勤務医として働きました。これまで2021年の千葉県知事選挙2023年の神奈川県知事選挙にも立候補しました。

お金がかからない改革を見つける。例えば横浜国立大学東京大学に編入する。東京大学の定員が1,500人増える。

✕ おじいちゃんだし編入してどうすんだよ

ひまそらあかね

✕ 人の悪口を言ってる印象しかないのと、少しでも逆らったらブロックする人が都知事になるのは嫌すぎる

向後真徳氏

京都北区出身慶應大学通信教育課程経済学部経済学科卒業1991年公認会計士登録金融危機では金融再生委員会事務局金融危機管理課長補佐を務め、大手銀行経営健全化、資本増強を担当しました。

A1 教育改革小学校低学年±3年を中心に)

A2 産前産後ケア、若年層への自立支援児童養護施設の整備と退所者への自立支援

A3 災害対策木造家屋密集地帯再開発

B 健康増進、税源流出問題への対応業務委託費・補助金執行適正化補助金制度見直し横田基地問題への対応

C その他の生活困窮者への自立支援、各種の規制その他の業務の整理

◯ 地味だけどnoteとか読んでもちゃんとしてそう。わからないことをわからないなと正直に言ってるのは好感ある

https://note.com/kohgomasanori/n/n3fb0e4a074fb

牛窪信雄氏

東京都小金井市出身東京都小金井工科高等学校卒業2002年から東京生産技術研究所NPO法人市民参加型リサイクル推進協会を立ち上げ、環境福祉分野で活動しています。またナイトワーク業界地位向上へ向けた一般社団法人ナイトワークプロテクト協会運営し、コンプライアンスを守る活動によって安全安心業界作りに携わっています

毎月10万円支給

都民の最低限の所得補償をすることにより、決められた額を定期的に預金口座に支給する政策ベーシックインカムを導入。

東京都庁内に都道府県人会サロンを設置!

▲ うーん...Twitterとかパッと出てこないか微妙

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■ まとめ

△以上は

大和行男

小池百合子

安野貴博

清水国明

向後真徳

(敬称略)

で、大和さんと向後さんは正直死に票過ぎるから、残りの3人で3択なのかな~って感じで、若いので安野さんにしようかなと思う

2位以下が猛追してたら小池さんだったか

とりあえず

なんでもいいからみんな投票行こうぜ

2024-06-28

anond:20240626115348

仙谷由人官房長官(当時)

増田の言うとおり、警察軍隊など実力行使する組織のことを社会学用語で「Gewaltapparat:暴力装置」と一般に言っていたので、仙谷はそれを用いただけ。界隈の知識があれば何ということもない普通言葉だったのだが…。

マスメディアは本当にレベルの低い議論をしている」「軍隊を含め、国家権力暴力装置だと、ごく当たり前の話を理解していない」(佐藤優:元外務省大臣官房課長補佐作家

「『仙谷さんという人はちゃんマックス・ウェーバーを読んでるんだ』と思って、内心すごく尊敬したことを覚えております」(石破茂衆議院議員自民党

なお、仙谷がウェーバーを踏まえて述べたのか、それとももっと以前の学生運動などで使われていた用語を用いたのかは不明

2024-06-06

偉そうな上司はいから偉そうになるのか

係長から

課長補佐から

課長から

部長から

それとも前からそういう人だっただけ?

今の上司が偉そうすぎるのではっ倒したいけどできない、悔しい!

2024-06-02

生活保護が決まるまでの流れ

生活保護申請がされる

市役所(郡部町村は都道府県)の福祉事務所(多くは〇〇センターなどの名称)に所属するケースワーカー調査面接を行って起案

SV査察指導員、係長)、課長補佐課長が決裁

市役所(郡部町村は都道府県)の本庁保護部署債権の有無や不正受給歴の有無をチェック

保護部署責任者部長or課長)が調査結果を厚生労働省に持参(臣民生存権に係る重要書類であり郵送は禁止

厚生労働省社会援護局の保護課にて最終的なチェックが行われる(ここでは生活保護支給するに当たって必要書類が揃っているか必要調査が行われているかのチェックであり、保護の要否そのもののチェック権限はなし)

社会援護局にて保護課長補佐保護課長局長と決裁が行われる

社会援護局長厚生労働大臣説明

厚生労働大臣は納得すれば承認

宮内庁審議官協議の上で日程を調整し、厚生労働大臣、厚生労働事務次官社会援護局長が「下記の者について、福祉事務所に対する保護命令を発せられたく上申します」という書類を持参(臣民生存権に係る重要書類であり郵送は禁止)して皇居に向かう

天皇陛下の決裁(事前に根回しと説明が行われており、この時点で天皇陛下命令を拒むことはない)と命令

福祉事務所は「朕の名において……下記の者を保護せよ」という命令書を受け取り次第、「保護決定通知書」を申請者に送付し保護費を支給する

これが一人の生活保護申請者が受給者となるまでの道のりだ。

気安く生活保護というが、これほどの労苦がかけられているのだ。

2024-04-22

もう辞めるしどうでもええわくらいのテンションで生きるのがいいのかも

今の職場5月末で辞めるのが決まって4月いっぱい出勤して5月から有給消化する予定なんだけど

これまで部下の提案とか後々のこととか考えすぎて、これ呑むのウゼーって思って

判断を後回しにしたり、とりあえず欠点があったら拒否するようにしてたんだよね。

年明けに辞めるって決めてからは「ええよええよやったらええよ」って

よっぽどイカれてる提案以外はポンポコ呑むことができるようになった。

上には適当に言うとくからっつってドンドンやらせていったら、なんか業績も上がってきたし

部下から評価も上がってきて、なーんやこれでよかったんやって思うようになった。

今になってちょっと辞めるの惜しい気がしてきたけど、課長補佐代理かい意味不明役職押し付けられて

上も詰め詰めなのに、どんどん管理職候補の中途とってくる路線にはやっぱついていけないし辞めるわ。

2024-04-21

明日の朝、「市役所辞めます」と上司に言うつもりだ

「ねぇ、増田くん、『せっかく転職したのに、こんなはずじゃなかった』って思ってない?笑」

市役所転職した1年目、6月の半ば、午後11時過ぎの市役所の3階。終電のある上司PCの電源を切り、帰宅の準備を始めていた。

営業車で事故死しないだけマシだ、ってこないだ妻に言ったら笑ってましたよ」

ハハハ、と一笑いして、その日僕らは解散した。

新卒営業職を2年やって、ワークライフバランスやらなにやらを考え、地元市役所転職した。

営業時代終電、あるいは終電後に営業車に乗って帰宅する日ばかりだったので、市役所転職すれば憧れの9時5時だと思っていたが、わずか2か月でそれがかなわぬ夢だったということを悟った。

6月の残業時間は正確には66時間だったが、翌月、別室で新人研修中に管理職に呼び出され、廊下で「申し訳ないがこれは……」と言われた。

「わかりました」と答えた。給与明細確認すると、44時間になっていた。

僕はそれからその部署にいた3年間の間、平均で60時間程度時間外勤務をしていたが、時間外勤務手当は毎月10時間申請していた。

「えっ?俺、8時以降残ったこと今まで一度もないよ」

税金関係部署に配属になった新卒ストレート同期と偶然昼飯を一緒に食べに行くことになったときに、同期がそう言ったのを今でも覚えている。(この8時というのは、たまにやる夜間の納税相談業務が終わる時間のことだ)

4年目、2部署目では課長補佐からパワハラを受けて、常に胃痛を抱えて仕事をしていた。朝食を食べても吐くので食べなくなった。

課長補佐マイクロマネジメント攻撃してくるタイプで、係長時代から担当破壊しまくっており、前々任者も、前任者も病休に追い込まれていた。

1月ぐらいに人事課に相談し、人事課の用意したカウンセラーと話をした。

「こういう時、手に職でもあれば『やめてやる!』ってなるんですけどねぇ」と僕は話した。

結局、係長課長補佐課長の3人が人事課に呼ばれて何か指導をされて終わりで、課長補佐は年度替わりに異動していった。

電話だって何を言い出すのかわからいから聞いてるのに」課長補佐が対面に座る係長に向かって、僕に聞こえるようにそう言ったのを耳にしたとき、いささか僕は驚いた。

「そうですね……前の部署で一緒に仕事をしてた外部の方と電話した後に、「なんだ今の話し方は」って言われたんですよ。相手フランクに話すのも気に入らないんでしょうね」

どんな指導が辛かったですか? とカウンセラーに尋ねられた質問の答えを、本人の口から聞けるとは思ってもいなかったからだ。

係長とはもう一年一緒にやったのだが、「自身パワハラ消極的には加担していたこと」だったり、前年度のパワハラによるデバフのかかった自分評価基準だったので、ギクシャクしたまま一年を終えた。

6年目、新しい係長自分のことを前々から買ってくださっていた方で、「前任からお前の評価を聞いてはいるが全く信用していない、一緒にいい仕事していこう」と言ってくれた。

実際、温めていた企画提案して採用されたり、ワークライフバランスも最高に良くなった。仕事終わり、料理係長と一緒にスーパーに買い物に行き、日テレ夕方ニュース番組「every」がやっている時間帰宅し、妻の帰宅を待つ日も増えた。

6月の金曜日、突如課長に呼び出された。

「隣の係に異動してきたAが来週から病休に入ることになった。申し訳ないが、来週からAと配置変換してくれないだろうか」

Aはお察し枠の人間で、配属される部署毎に病休を取っていて、下馬評も最悪だったのだが、その災禍がまさか自分に降りかかってくるとは思ってもいなかった。

ちなみに、Aと同時に異動してきた隣の係長定評のあるお察し枠で、最終的にその係長自分配置転換後、すぐに病休に入った。

係長不在の中、Aの担当していた仕事、Aが残した爆弾(やり方がわからないので手を付けてません、と付箋を貼った4月受付文書)やAが戻ってくるまで、戻ってきた後も前の係の仕事……そして最後にはコロナ対策新規事業まで自分に回ってきた。

その日以降、帰宅すれば「every」はとっくに終わっていて、帰宅すれば「ニュースZERO」が始まっているようになった。

翌年度にはAが異動して、自分は元の配置に戻してもらえるもの係長自分も思っていたのだが、結局引き取り手がいなかったため、Aは残留することになった。

課長に呼び出され「申し訳ないが、今の状況を見ればAとお前の配置を元に戻すことはできない」と言われた。

「わかりました」と答えた。

明らかに怒りに震えながら自席に戻ってきた自分心配して、皆が集まってきた。

自分を活かそうとしてくれないこんなクソ職場、辞めてやりますよ……」と言う自分係長は諫めてくれた。

7年目は部署新卒新人が来て、自分教育係となった。これは大変いい経験だった。すぐに仕事を覚え、ミスも少ない優秀な後輩だったが、仕事ストレスの症状まで自分ミラーリングしてしまい、胃痛を抱えたまま出勤し、胃薬を分け与えて二人で飲んだこともあった。

この年もAは病休を取り、未練の残る仕事をまたやらされる羽目になった。

その年、異動の内示が出たのは係長自分で、Aだけが課に残ることになった。

「なんか馬鹿馬鹿しいよな。俺たちの2年間はなんだったんだろうな」と係長タバコを吸いながら僕に言った。

「本当ですね」と僕は言った。

8年目、3部署目は現場対応から政策的なことまでなんでも取り組む部署で、それまでやってこなかった議会関係議員の”オネガイ対応もやることになった。

数人の(あるいは1人の)支持者から陳情を持ってくる議員、やっていることは議員としては正しいかもしれないが、もう少し取捨選択してくれというか、まぁいい。

12月のある日、既にその係での年数が長く翌年度異動がカタい、仕事ものすごいできる先輩が、上司に「もう今の時点で既に100時間は土日出勤している」と言ってるのを聞いてしまった。

先輩が異動したら次に「土日100時間出勤する」のが誰か、それは火を見るより明らかだった。

それから転職活動をし始めた。リクルーターに言われるがまま何十社もエントリーし、面接には8社呼んでもらい、3社最終面接まで行ったがうまくいかなかった。

3月下旬に9年目の人事異動が発表された、できる先輩は異動が決まり自分が異動希望を出していた課にパワハラ課長補佐が異動になっていた。

「あ、もうこれはだめだ」と思った。

その日の夜に応募した企業から、この水曜日内定の連絡をもらった。

「はっきり言うと、毎日何十件も応募がある中で、増田さんが選ばれるとは思ってなかったんです。増田さんの年齢で異業種、しか希望年収よりアップするなんて奇跡ですよ」とリクルーターに言われた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/844018cccc955042ff8c014db3b721c90f662f3a

ちょうど昨日の土曜日に、Yahooニュースでこんな記事が出ていた。

上司もきっとこの休みのうちにこのニュースに目を通したことだろう。

2024-02-08

カンジョーブギョーにお任せアレ!wwwwww

オウフwwwいわゆるストレート知行質問キタコレですねwww

おっとっとwww拙者『キタコレ』などとついネット用語がwww

フォカヌポウwww拙者これではまるでブギョウみたいwww

拙者はオブギョーサマではござらんのでwwwコポォ

まず増田殿にお教えするのは、一万石とか十万石とかいう「石高」とは持っている領土生産力であって、それが実収入ではないのでござる。言ってみれば、諸経費込みの総売り上げ≒年商に相当するものなのでござるな。なので実はトヨタ7億石大名説」はあってるのでござる。日本の総石高天保年間に3千万石チョイ位でござるので、トヨタすごいでござるなぁ・・・

ところが、個人についてみると年収1000万円は途端に一石6万円換算はおかしくなるのでござる。

増田殿が個人事業主で年商1000万円ならば166石取りといってまあおかしくはないでござる。でも増田殿、サラリマンでござろう?

これ即ち、中下級武士クラスでござる。ただし、この階級でも、年収から一部の経費を負担しなければならないのでござる。しかしまあ、サラリマンも額面給与手取りは違うでござる。その辺は深く考えないで欲しいでござる。

この階級のオサムライサンは、オチンギンの貰い方に2通りあるのでござるよ。

一つは、お殿様からちっちゃい領土を分けて貰って、そこのアカりがオチンギンになるパティーンでござる(知行制)。地方や物成りによってもまちまちでござるが、大体村一つで200~1000石ぐらいになるでござる。石高人口は大体同じぐらいでござる。今だと田舎にある大字ぐらいが1つ村だと考えてくだされ。

現代で言ってみれば、大会社のシャッチョサンに「お前にこの子会社任すから、そこのアガりで食ってくれ」ということなのでござる。小なりと言えどもシャッチョサンなので、身分的にも良いのでござるよ。

この場合領土石高に対する年貢収入が実際の年収になること、賢き増田殿ならお分かりいただけると思うでござる。実際の年貢税率は、これも時代地方によって違うでござるが、35~50%でござるよ。

ただし、本当にもらった領土経営するとなるとひじょーにマンドクサなので、江戸時代も進むと「領地を持っていることにはなってるけど、お米は藩からもらう知行蔵米制)」というスタイルほとんどになったのでござるなぁ。ほとんど、という言葉を裏返すと最後まで領土経営を続けたところもあったんでござる。

その下のクラスになると、ストレートにお米を給料としてもらえるでござる(蔵米制)。これは藩の領地から取り立てた年貢米で、年に何俵という形で支給されるでござる。俵1つにはお米が0.35石入っているでござる。この0.35という数字、奇しくも領土1石から取れる年貢米と大体同じなのでござる。よって50俵もらえるオサムライサンは、50石の領土を持っているオサムライサンと、大体同じ収入になるでござる。しかしサラリマンは多少高給でもシャッチョサンよりは身分的には見劣りするのでござるなぁ・・・。この辺は拙者共も身分を取るか実入りを取るかで苦労したものでござる。

なので年収1000万円のサラリマンは、お米に直すと166石≒474俵取りのオサムライサンでござる。つまり474石分の領土収入的には等しくなるでござる。

これは、ニッポンイチカンパニーである江戸幕府では500石超の「大身旗本」というクラスにあとちょっとで手が届くちょっと惜しい感じの家格。役職でいうと、具足奉行本社のどうでもいい課長)や各地の郡代出張所長)が大体このぐらい、ちょっと手を伸ばせば勘定吟味役経理課長補佐)、御小姓(社長秘書)ぐらいのポジションでござる。

その他な藩では、その藩の石高次第ではござろうが、数万石規模の小大名ならば家老職にもなれるぐらいの石高でござるな。逆に大大名クラス家老職は万石取りでござる。

そう考えると年収1000万円、今も昔もそんなに変わりがない気がするでござろうよ。。。

 

2023-10-14

文科省財務省のバトルについて解説するよ」のブコメについて

https://anond.hatelabo.jp/20231014043358

についての

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20231014043358

お話です。増田自称財務省主計局元中の人だけど、ホントかどうかの判断自己責任よろしく

参考資料の学級規模と教員一人当たりの生徒数のギャップを見る限り先生余っているはずだけど公立学校見ているとどうも余っている様子は全く見られないのなんでなんだろうなあ

足りないのは事務員なんだよね。自治体予算には限りがあって教育分野でも削らざるを得ない、でも教師雇用処遇相対的に守られてきてそれほど減らせない、となると他の部分にしわ寄せが行って、事務員が足りなくなった分、教師事務仕事をこなすことになって多忙になると。人件費単価は教師より事務員の方が低いから、教師の枠を事務員に振り替えれば、学校従業者数を増加させることになって職場環境改善できるんだろうけど、世の中うまくいかないよね。

とりあえず予算査定する側とされる側が対等にバトルしているという幻想は捨てよう。実際、他省庁が財務官僚に「査定のお願い」に行く際、財務省側は二ランクか三ランク下の官僚相手をする程の権力差がある。

よくある財務省ツエー論の根拠の一つとして挙げられる話だけど、実態全然違います。9月の最初ヒアリングは、要求網羅的に聞くから各課課長主査課長より2ランク下の課長補佐クラス)に説明するけどーー各担当補佐が説明するとなると、ヒアリング日程の調整やヒアリング現場での説明者入替え等のオーバーヘッドがかさむんですよーー、その後は普通に主査と補佐で議論してるからね。まあ各省庁の文化の違いや課長キャラで補佐に下ろさず課長が出てきがちな場合もあるけど、少なくとも主計側から主査は補佐を相手にしない、課長を出せ」なんてことを強いているわけではありません。

ともあれここ数十年財務省の力が強くなり過ぎているのが国力を削ぐ結果に繋がっているので、財務省は分割解体されるべきである

こうした主張、はてブに限らずいろんなところで見るけど、なんで一定説得力を持っているのかさっぱりわかりません。だって大蔵省財務省にとっては、ここ数十年、国債残高を減らすことが悲願なわけですよ。で、それを一度たりとも成し遂げていません。バブル末期に赤字国債脱却はできたけど、その間も建設国債は増えていて残高は右肩上がりバブル崩壊後はご覧のありさまですよ。増田個人的には国債残高減少を金科玉条として目指すことには批判的ですが、だからこそ、財務省が悲願を実現するだけの力がない弱っちい役所でよかったなあ、としか思えません。

補正予算になると精査もせず30兆ぽんと出し、剰余金一般会計に繰り入れて好き勝手に使う財務省文科省にだけは強気だけど、他の省庁にもちゃんと物申したらどうですか。大蔵省の頃はやってたと思うよ。

農水省国交省中の人たちからすれば、文科省はうらやましい限りだと思うけどなあ。増田主計局を離れてそこそこ経つので、例えば最近防衛費増の受け止めはわかりませんが、増田がいた頃は、文教費は、社会保障や地財と並んで扱いが難しい予算だ、というのが一般的認識だったと記憶してます文教族は政治力いからねえ。

2023-09-26

税務官僚だった頃の思い出 Part3/3


思い出⑤ 転職を決意した時

 40代前半になり、管理職意識した仕事の進め方(実務中心→マネジメントへ)を検討しはじめた頃だった。ずっと同じ部署で働いていたわけではないが、新卒からほぼずっと法人課税一本だった。

 そんな折、数個年上の同僚のひとりであるN君が「今年度いっぱいで辞めて転職するから」と言ってきた(ビットコインの件で苦しんでいた人だ)。職場飲み会の帰りで、飲み直しで別の店に入った時だった。少しばかり仕事で縁のあった会計コンサル内定を得たという。

 「なんで辞めるの?」と聞くと、「昨年課長にはなったけど、どこまでいっても組織歯車で、それだったらまだいいけど……国民のために役に立っているとは思えない。だったら民間の方がいい。自分仕事力は、広く社会のために使いたい」といった答えが返ってきた。「上司と人事には退職の旨を話してある」という。

 私は、そこまで高邁なことを考えるタイプではない。どこか仕事から引いたところがあって、上から60点の成果を求められた時、80を出せる時でもあえて70の成果を出す。残り10の余力は、いざという時のためにとっておく。そういうタイプだった。

 できるなら上の方まで昇進したいとは考えていたが、審議官とか、次長とか、長官とか、そういう地位はむしろ遠慮したかったし、私の学歴だと奇跡が起きても難しい。職務自体は好きだったから、できれば長い間やりたいとは思っていたが。

 そのN君は、私などよりも公僕に向いている。いつも全力だからだ。そういう人だった。今回、自分の力を社会のために役立てたいという想いを聞いたが、嘘偽りはないと感じた。

 数か月後、私は「絶対にここを辞めてやる」と決意することになった。N君の退職が認められなかったからだ。それで結局、N君は内定先を辞退することになった。伝聞での話になるが、N君の内定先には「霞が関事情説明する」という名目での情報共有(という名の転職妨害)が入ったのだという。

 民間の方には事情がわかりにくいと思う。まずは次の規則を読んでほしい。

人事院規則八―一二職員の任免)

(辞職)

第五十一条 任命権者は、職員から書面をもって辞職の申出があったときは、特に支障のない限り、これを承認するものとする。

 公務員の任免というのは、民法上の雇用契約が基底にある。そのうえで、国家公務員法人事院規則により公法上の契約関係構成する。ざっくりいうと、行政事務職の公務員サラリーマンということだ。労基法適用されないからといって、隔絶した存在ではない。現業職公務員だと、よりサラリーマンに近い扱いになる(労働協約締結権があるなど)。

 上の人事院規則は、公務員のみならず民間業界をも拘束する。当規則国家公務員法国会議決から委任を受けているからだ。

 N君の例だと、別の内規により人事院規則第51条が課長補佐以上には厳しく適用されるのに加え、「再就職に関する規制」に該当するおそれがあったのだろう。それゆえ、転職目的としての辞職が認められなかった。

 結局、N君はどうしたのかというと……私が辞める時点では在職していたが……少し述べると、あれから転職活動をしたが失敗に終わったらしい。40代半ばで、国家公務員としての経験しかないN君は転職市場では必然不利になる。

 N君に興味のある会社があったとして、N君からすれば入りたい会社ではなかったという。とはいえ、税務や会計会社を選ぶとまた転職できない可能性がある。かくして、N君は今でも霞が関のどこかで働いている。どうか幸せでいてほしい。

 「こいつらクソだな」と思った。たかだか数年前に1回契約したっきりのコンサルに移るくらい、認めてやってもいいじゃないか。厳密にいうと再就職規制にかかってしまうのかもしれないが、それでもいいだろう。仲間なんだから

 当時は怒りでいっぱいだった。今はとうに収まっているが。所詮は、その程度の仲間意識しか持てない連中の集まりだったのだ――と今では達観している。



思い出⑥ 転職活動転職した後

 繰り返すが、四十前半であれば課長管理職)になってもおかしくはない。平均的には43,44ほどで課長に昇進するイメージがあった。早くミッション遂行しなければならない。

 転職活動を始めることにした。この時、妻はすでに亡くなっていた。子どもふたりいたが、先ほど書いたとおり、霞が関の一人親に子育て不可能であるため実家に預けている。妻が存命だったなら、転職活動自体していなかったかもしれない。

 この時は、リクナビも有名になっていた。転職エージェントネットで探せる時代になっていた。さっそく求人を探していくも、自分に合った仕事は見つかりそうにない。リクルートエージェントにも登録して、毎日少ない自由時間を使って求人を確かめていき、平行して求人応募に最低限必要ドキュメントを作っていった。

 転職活動スタートから三ヶ月ほど経った頃は、こんな状況だった。希望条件には、就業場所入社時期や休業制度や、もっとかい事項もあったが省略する。



【当時の転職活動方針】 ※やしお氏リスペクト

1 どの業界(会社)に応募するか?

 一 コンサル希望

  ア 今の仕事が「説明」「説得」であるため

  イ 専門性を高められる業界がいい

  ウ パワポ職人としての腕も活かしたい

 二 職務内容に拘らない

  ア どんな仕事でもやっていれば好きになる

  イ それよりもどんな人と働けるかが大事

  ウ 嫌な人と一緒にいるストレス想像以上(仏陀も言ってる)

 三 ベンチャーなどリスク高は除く

  ア 突然の内定取り消しや事業悪化可能

  イ カルチャーフィットしない可能性あり

  ウ これまでの企業文化と合っていない

2 職務概要職務経歴書

 一 徴税吏員としての経験を活かす

  ア 相手企業との折衝

  イ 過去判例を読みつつ方針決定

  ウ 最後正論で押し切る

 二 税制改革企画・調整

  ア 上級行政庁が決めたものをかみ砕いて整理する

  イ 全体向けに説明した後、現場レベル立脚した観点で是非を整理

  ウ 上の人間が本番の会議で話しやす資料作り

 三 新税務システム検討や導入支援

  ア コンサル組織内部と密に打ち合わせしつつ完成→検査検収

  ※この箇所は、文字ばかりで窮屈~というエージェントからの指摘あり

   後に、図表を効果的に使ったものに置き換えた

3 会社に求める条件

 一 及第点の実力があれば定時退社できて休日出勤もない

  ア 息子と娘を遊園地などに連れていきたい

  イ 一日にちょっと趣味をやりたい

  ウ この年になるとゆっくりしたいのもある

 二 風通しがいいこと

  ア 息をするように自然議論ができる職場か?

  イ 怒鳴ったり急に泣き出したり、負の感情を吐き出す社員はいいか

  ウ 自分が感じたことを素直に言い合える環境か?

 三 評価基準が明確であること

  ア 前の職場不明確だったので。データによらずに上司が決めるなど。

  イ 低い査定でも納得できるだけの客観性を求む

  ウ 低評価社員をすぐに見捨てたりクビにするのはNG

   ※本当に役に立つ人間勤務評定では判別できない

 四 給料度外視

  ア お金にこだわっても仕事は見つからない

  イ ずっと続けられる好きな仕事にしていきたい

  イ 子がいるので額面700万はほしい。今の年収△200万円までOK



 とまあ、いろいろ考えはしたが……結局、税務コンサルにした。スキルを活かせるうえに、さらに磨くこともできる。そのうえ、応募に必要資格である税理士免許もある。応募要項には「事業会社での税務実務経験5年以上」とか「同業界リーダーシップを発揮された経験3年以上」とか「M&A、組織再編、事業統合事業再生等の案件に対する税務コンサルティング経験」とか、該当していない要件があった。

 だが一方では、「上場企業外資系企業などに対する税務申告書作成業務」など、こちらの十八番ルールを作ったり審査する側)とも言える要件もあった。当てはまるかもしれない。

 こちらの日系大手の税務コンサルを受けたいと転職エージェントに告げたところ、「要件については、体感6割でいいので。ほかにも何社か受けた方がいいですね。増田さんの場合は、最低15社は受けましょう」とアドバイスをもらった。

 言いたいことはわかったが、こういうのは絞るべきだと感じた。一気に15社受けるのではなく、3社を5回に分けるなど、そういうやり方がいいと思った。※よく考えると、転職エージェント転職希望者は利益背反の関係にある。転職エージェントとしては、ほどほど短い期間で離職しそうな会社を勧めるのがメリットからだ。

 かくして、税務コンサルのうち、外資系大手・日系大手・日系準大手の3つにエントリーした。うち2社が書類選考を通過し、一緒に働くであろう仲間との数度の面接を経た後に、幹部社員とも話をさせてもらい、最終的に2社の内定を得た。

 決め手として、一番好感があった会社を選んだ。やはり、一緒に働く仲間――これがマストだった。上の3つでいうと日系準大手になる。

 こちらの会社は、昔仕事でお世話になったことがあった。直接契約を交わしたことはないのだが。とある相談案件を通じて、互いの知見を高めることができた……とこちらは認識していた。その会社は、国税庁を不当課税処分で訴えたことがあったのが気になったが、今さら大した問題ではない。

 次は、どうやって上司転職を伝えるか考える必要がある。まともにやってしまうと、N君の時のように無理筋なことをされる可能性がある。公務員退職にあたっての厳密な許可制再就職規制は、当時の私の役職課長補佐)だとばっちり適用される。※20代とかの若手だと、基準を緩めてもらえるらしい。

 「年度末で退職します」と告げた時の直属の上司の顔を覚えている。諦めと怨嗟が混じったような顔つきだった。一応遺留は受けたものの、上司もわかっていたようで、最後には「これまでお疲れ様。次のところでもうまくやれるように。ただ、辞職が認められたらいいけどな。俺は無条件に認めるけど」と言っていた。後は、人事による退職ヒアリングを残すのみだ。

 思案した結果、退職ヒアリングにおいては、内定を得ていた会社のうち辞退するところを転職先として告げることにした。入社予定の日系準大手は、一応これまでの取引先には当たらないが、関係先に該当すると見做されるおそれがあった。N君の二の舞だけは御免だった。絶対に避けたい。今ここで、今ここで就職しておきたい。絶対に!!

 証拠書類として、第二志望だった外資系大手オファーレターの写しを人事ヒアリングで提出したところ、それから約一週間ほどか、何事もなかったように辞職の許可下りた。そこから、残りの約二ヶ月半の間で引継資料を作り、3月の初め頃には仕事を引き受ける人に業務説明をして、懸念事項の対処方法の素案を示して、最後職場内で気を付けるべきことを述べて……それから数日後、私は職場を跡にした。



 転職成功した。一度下った辞職許可である、春先になって覆されることはない。覆そうにも、4月の時点ですでに民間企業との雇用契約が成立している。どうしようもない。私は管理職ではないからして、そこまで大事にならないはずだ。

 実際、春先になってすぐ、雇用保険健康保険手続き関係で、私の勤め先は元職場に知られることになったろう。それでも、私に元職場から電話がかかってくることはなかった――転職成功したのだ。

 新しくスタートした税務コンサルティングの仕事は、私にピッタリ合っていた。最初の1年間は、向こうの会社でいうところの雑巾がけ(企業の予定納税額の調べ、特定の申告方法の可否の問い合わせ、税制改正の動向調査)に当たる仕事だった。これまでの経験が活かせる、いい仕事出会うことができた。

 定時退社が実現し、給与は少しだけ上がり、休暇日数も増えて、福利厚生も十分だった。何より、一緒に働く仲間だ。自然な話し合いができる。暴言を吐く者や、怒りや悲しみの感情をぶちまける者や、不貞腐れる者もいない。言いたいことを言い合える。

 反対意見に弱い人達じゃなくて、なんというか、「精神的に健康」というか。自分と考えの違う人の反論に耳を傾けることができる。それでいて、自分意見として昇華できる。そんな人達だ。

 いい職場に移ることができた。運がよかった。太陽が昇っている時間に家に帰れるなど、私にとっては夢のひとつだった。夕焼けは近かったものの、まだ青空が残っている部分を見上げると、子どもの頃に読んだ児童作品を思い出した。少し前にも思い出そうとしていたっけ。きっかけは忘れたが。

 タイトルは、『ちいちゃんかげぶんしん』だった。時代背景は、太平洋戦争の末期だ。ネタバレは避けるけれども、ちいちゃんという女の子家族と一緒にやった『かげおくり』という遊びを通して、戦争反対を訴えるものだ。

 かげおくりというのは、地面に映った影法師をしばらく見てから青空に目をやると、網膜に焼き付いた影の残像が空に映ってみえるというものだ。未成年だった頃の私の心にドスンとき作品だった。増田民にも是非おすすめする。

 晴れ晴れとした気分だった。それからマイホームで羽をのばした。なにしろ毎日が定時帰りなのだから子ども実家から引き取るまでの間、家でゴロゴロしたり、趣味に勤しんだり、妻の遺品を整理したり、平穏な日々を過ごした。

 暇な時間を使って、『犬神さんと猫山さん』のBlu-rayディスクを購入して観た。やはり、何も考えずに見られる。1話CM込みで5分なのもいい。最終回は、花火大会だった。今まで出てきたキャラクターがみんな登場して、最後ふたり花火を見上げながら手を繋いだところでエンドだった。

 ネット掲示板を読んだところ、原作漫画(※記念に1巻を購入)の方は、残念ながら打ち切りのような結果だったらしい。作者も若い人だから、いろいろと苦労があったのかもしれない。でも、あの作品面白いと思った人がたくさんいるのだと――作者に知ってもらえたら幸いだ。

 私のようなおじさんが楽しめたのだから若い人だったらもっと楽しめる。面白い作品に違いない。できれば15分枠のアニメだったらよかった。

 たった三ヶ月の間だったが、思い出に残るアニメだった。ありがとうございました。



 ここまで書き終えて、今は自室にあるパソコン机の前で一息ついている。携帯電話の通知を見ようか、それともコーヒーを飲もうか、ボーッとするのもいいかなと、いろいろ考えている。

 税務官僚だった頃に比べると、今は幸せだ。そのうち慣れるとは思っていたが、あの辛かった日々を思い出すと、しみじみ幸せに思えてくる。不思議かな、辛かった日々であればあるほど、思い出す時に幸せな気分になる。なぜだろうか。

 そんな思いに捉われて、ふと携帯電話を拾い上げた私は、デリヘルでも呼ぼうかと思い、アドレス帳を開いた。お気に入りの子脳裏に浮かんでくる。

 ここで思い留まった。そうだ、先日誓ったばかりじゃないか。もう風俗店を利用するのは辞めようと。昔はよくソープに行ったり、デリヘルを呼んだりしていたけれども、もうしない。そういう店は利用しないと決めていた。

 長い日記になった。ゆっくり読んでもらえばいいし、わかりにくいところや、興味のないところは飛ばしてもたぶん理解できる。

 今回、昔のことを振り返ることができてよかった。書いている最中、じんわりとした幸せが込み上げてきた。この幸運感謝したい。



(追伸)

 上で挙げたN君だが、半年前に話をする機会があった。今でも彼は、どうにか転職ができないか模索しているらしかった。裏技を使おうかとも言っていた。さすがにここでは言えないが。

 N君の転職活動成功する未来を祈っている。彼は独身から、私よりは選ぶ会社自由が利くだろう。彼の多幸を願って日記の結びとする。

税務官僚だった頃の思い出 Part2/3


思い出③ ビットコイン

 私の所属していた法人課税部門の話ではあるが、直接関わったわけではない。どちらかというと、もっと上の方の、課税全体の企画や調整・取りまとめを行う部署の話になる。

 当時も、国税庁が掲げるところの「内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現」をめざして、日々勉強毎日だった。世の中は変わり続けている。税の勉強に終わりはない。当時の仕事を平たくいうと、税制改正の内容を関係者関係部局にわかやすく伝えて質問相談苦情に答える、といったところか。管理職が近づいた当時は、そんな仕事をしていた。

 40代が近づいても、税の世界は深かった。税理士資格若い時分に取得したが、それでもマニアックな税分野とか、諸外国税制度になると不案内だった。

 そんな折、とある会議最中だった。ある人が、たしか個人課税徴収部門責任者だったかビットコインの話を始めた。納税方法がわからない人や、脱税の疑いがある人が増えており、(内閣府まで通じて)国レベル対応を考えているという。

 ビットコインのことは何となく知っていた。どんな形であれ、収益を得たのであれば納税するのが当たり前である。だが、事情があってできない者や、あえてそうしない者もいる。私の思い違いは、後者が思いのほか多かったということだ。

 国の関係機関は、ビットコインほか暗号資産に関する文書を多数発行している。国税庁もそのひとつだ。それは6,7年前だったか、取り掛かったのはさらにその数年前になるが――上の会議の後で、主に若手職員が中心となって暗号資産の税務上の取扱いに関する文書納税ガイドライン)を起草した。国税庁のページに今でも載っている。

 ガイドラインを作るにあたり、各部からは若手数人(YoungなAdultを含む。40代でもOK!!)が抜擢された。うち1人は私の同僚だった。あの頃、仕事帰りに個室の飲み屋で話をしたのを憶えている。彼は、ビットコイン暗号資産)に対して恨みの感情をいだいていた。

・ただでさえ忙しいのに。ガイドラインの下準備だけでも難しい

・今の部署との並行体制だと過労死する

・国際反社資金源を絶とうと思えば、暗号資産違法化してもよいのでは

・でも、それでは他国との足並みが揃わない。国力にとってデメリットがある

暗号資産がどの国でも一般的存在になれば、俺達のこの仕事は報われるかもしれん

上司評価をくれると言っていたが、貸し借りにすらなっていない感がある

・実は、「優秀な若手を」と言いつつ、優先順位の低い職員を駆り出しているのでは?

・こんなことが続くようなら、転職を考えた方がいいかもしれない

 このような愚痴をもらしていた。この人は、高卒枠で国税庁採用され、若い頃は地方税務署を転々とした。その後、実力を評価されて国税庁現場寄りの部門で働くようになった。叩き上げというやつだ。普通に幹部候補である。このあたりの考え方は、省庁によって違う。※後述。

 私だって彼のように、当時は「よくわからないもの」「社会必要性がないもの」「反社資金源」とされるものを扱う仕事に抜擢されたとしたら、どんな気持ちになっていただろう。憂鬱になっていたかもしれないし、反対にワクワクしていたかもしれない。おそらくはその中間だ。

 ところで、件のガイドラインは相当に練られている。人件費で換算するなら、軽く数千万はかかっている。本来部署でさえ仕事忙殺されているのに、彼らはよく作ったものだと感心した。

____________________________

《後述の内容》

中央省庁大卒しか採らない印象があるかもしれないが、高卒採用は私が知る限り全省庁で実施している。省庁によって雰囲気は異なるが。私が若い頃だと、毎年何十人も採用しているところもあれば、実質的高卒者を採用していないところも当然あった。覚えている限りでは、次のような印象だった。

総務省

たくさん採用する。男女比は同じくらいかデータの取りまとめや解釈など、政策の基本になる数字を拾う仕事が多い。実力が認められると政策立案担当できる。地方自治体への幹部待遇での出向も。

国土交通省

たくさん採用する。男性が多い。本庁に採用されても、ダム管理関係など現場作業をするポジションになる可能性があるからだろうか。工事用の図面作成なんかも当然あるだろう。

財務省

ほどほどの数を採用する。高卒枠だと、ほぼ女の子しか採用してなかった。もちろん顔採用だ。たまに業務で寄ることがあったが、当時の先輩が「俺も財務省の子合コンしたい……」と呟いていた。当然ながら、銀行一般職みたいに、大卒採用男性とくっつけるためにやっている。

国税庁

高卒採用はしているが、数はとても少ない。公務員試験には受かっても、税務大学校での勉強についていけずに辞めていく子が多いのが理由だ。代わりに、会計といった専門学校の子を多く採用している。

厚生労働省

たくさん採用する。男女比は半々だ。労働環境が厳しいこともあるのだろう、私が知っている子は、ガタイがいい人ばかりだった。総じて言えることだが、高校3年生の時点で中央省庁面接官の眼鏡にかなうわけだから、指折りの人材だ。特に役職持ちの高卒者を見たら刮目せよ」のイメージは正解だ。

____________________________

 かくいう私も、当時はこの仕事を続けるべきか迷っていた。実際、数年後には転職することになるのだが、正直やりがいを感じられなかった。

 実際、あの彼の言うとおりだったと思う。あのガイドラインは、いわゆる『火消し』の仕事に近い。すぐにバブルが弾けてなくなると思われたビットコインが生き残ったことで、脱税者(善悪を問わない)が多く存在することが予想された。事前の対策を打とうにも、そんな余剰人材は配置されていない。

 実際、暗号資産関係脱税者がいたとして、まともに取り締まることができていなかったのではないか? 現金で数千万円を国内口座に出金、みたいな愚か者はすぐに摘発されただろうが、もう少し小さい金額とか、取引所にずっと利益を預けていたとか、そういう人は対応ができていないはずだ。他部門の私ですらわかるほど、それくらい国税庁マンパワーが足りていない。

 加えて、思い出②で説明したストリートレベル行政職員観点もある。海外取引所や、すでに潰れた取引所で売買をしていた場合納税者も行政庁も課税情報証明ができない。そういう面倒かつ費用対効果の低い案件――それでいて該当者が数千人に上るであろう案件は、あえて手をつけないこともある。

 さて、こうした想定外事態が起こった場合、上で説明したように臨時タスクフォースが編成される。今回の火消しチームだと、指揮を取る者が選り抜きであったのは言うまでもないが、ほかのメンバーを見る限りだと、各課イマイチメンバー人柱にしていた感がある。正直、エースは残して温存させているように見て取れた。

 そんな理不尽でも耐えられるほどに組織が魅力的で、職員にとってやりがいのある仕事内容や職場環境を用意できればいいのだが――こういうわけで、近年の若手官僚大量離職問題が起こっている。

 ちょっと路線変更をする。思えば、このあたりの時期は私も病んでいた。過重労働で心が沈んでいた。

 一応マイホームは買っていた。ただ、数年前から妻が病気入院していて、子どもふたり実家にしばらく預けてあった。つまり単身だった。

 かつては、いろいろと堪え切れずにデリバリーヘルスを呼んでいた時期もあるが、穴があったら入りたい気分だ。煉獄さん……。

 その日々では、深夜に誰もいないマイホーム帰宅して、独身時代が懐かしいと思いながらテレビを点けていた。ある時だったか、今時風のアニメが流れた。

♪ わんわんわん猫が好き 夢中で何も見えない

  にゃんにゃんにゃん犬が好き 素直にアイラブユー ♪

 ほぼ終電+徒歩の関係で、自宅に帰る時間は固定だった。ダイニングの食卓の上に、コンビニおにぎり綾鷹を置いてから、大匙1杯の味覇を小鍋に入れて沸騰させ、菜箸で溶き卵を回し入れていた。最後テーブルコショーを振りかける。ネギは買い忘れることが多かった。

 食事の支度ができて、テレビを点けると上のアニメがやっていた。女の子が出てくるやつ。

 サブカルチャーについては、若い頃に少し嗜んだだけの私でもわかった――これは三級品のアニメだ。放送枠を埋めるためにひとまず作られたような、1話につき実質4分間だけの5分もの作品。それが正体だった。

 かわいそうに。作者はどんな想いだったろう。悔しいと思わなかっただろうか。残念ながら、番組製作者にとって優先順位が低いアニメだったのだ。※当時はそう思っていたが、今は違う。

 内容だが、女の子同士が仲良くするようなものだった。はっきりいって中味はない。ただ単に、女子高生が仲良くしているか、仲良くしようとアプローチしているだけの。そういうやつだった。だが、観ている最中に何も考えなくていい。それがいいと思って、つい毎回見てしまっていた。

 別に興味はない。なんとなく見ているだけだ。深夜帯だから、それ以外に選択がなかった。前後時間帯にほかのアニメ放送されることもあったが、観ることはなかった。この齢になると、特に30分枠のアニメは見るのがしんどい子どもと一緒に土日朝のアニメを観るのであれば、まだなんとかなるのだが。

 愚痴が長くなった。この章は仕舞いにする。これ以外にもパワハラ職員とか、やる気のない職員とか、省庁間のいがみ合いとか嫌がらせとか、議員行政との癒着・密着とか、嫌なことはいくつもあったが、本題ではない。

 そういうのが知りたい人は、元キャリア官僚が書いた書籍ブログを探して読んでみるといい。意外とみんな、けっこうぶっちゃけている。生々しい。

 その人達に比べれば、当記事の内容というのは、やはりベジタブルに違いない。冷静に考えて、野菜よりも肉の方がハイパワーだろう。そういうことだ。



思い出④ 政治家転身を間近に見て

 「官僚から政治家になりたい」という想いを抱く人は、一応は存在している。そして、そういう人が政治から求められる場面もある。

 30代に入る頃の話だ。具体的にいつ頃だったか失念したが、自由民主党地方自治を担っているグループが各官庁にチラシを配っていた。要するところ、「官僚の皆さんの中で政治家になってみたい人、手を挙げて。ハーイ、ハーイ!!」と、ここまで軽いノリではないが、かくして官僚から政治家へ……というルート希望する人は一定数いる。

 そういう説明会に参加したことがある。「興味本位でいい。年齢関係なし」といったことがチラシに書いてあったが、会場に同年代はほぼいなかった。

 説明会の流れは月次だった。自民党のそこそこ偉い人が挨拶をして、後は別の人達に交代して政治家への転身ルートの大まかな説明(国政コース地方自治コース)があって、最後簡単グループ討議だった。

 なお、これはずっと昔の話だ。今がどういうシステムかはわからない。

 私がいた席の隣には、一回り年上の国土交通省(の前身)の技官であるIさんがいた。体格は小柄だったが、その割には大きく見えた。頭の回転が速くて、こっちが話しても0.5秒でレスポンスが飛んでくる。

 Iさんとはグループ討議の後で連絡先を交換して、一度だけ飲みに行った。頭の回転だけじゃなく、教養のある話し方だった。人としてのスペックの違いを感じた。

 Iさんが上の説明会に参加した動機は、出世や昇進に関係していた。上に行けないのであれば、いっそ政治世界活躍してみたい――そんなことを話していた。

 Iさんは、東大でも京大でも筑波大でも東工大でもなく、一般的国立大学だった。偏差値でいうと50ちょっと。私と同じくらいの。その大学名では正直、立身出世の見込みはなかった。よくて審議官民間でいうと次長部長ほどか。今はどうかわからないが、当時は学歴が問われる時代だった。国交省でも、上級管理職東大が基本だった。

 Iさんのキャラクターというのは、古い語彙になるが、ザ・自民党といった雰囲気だった。政治的に保守というやつだ。頭の回転が速いというよりは、物事道理がわかるというか。いざという時には清濁併せ吞むことができる。そんな具合だ。

 かくいう私は、政治家ルートは無理だと感じ、その後にあった面接を受けることはなかった。国会議員になるには地盤看板も鞄も足りないし、かといって地方自治体に出向して市町村助役(今でいう副市長)になるのはリスクが高すぎる。もし地場に合わなければどうすればいいのか。どの面を下げて霞が関に帰ればいいのか? いや、というか帰れない。片道切符だ。

 でも、本当に政治家になりたい人であれば、不安に打ち勝ってしまえるのだろう。当時の私は、転職を考えはじめていたけれども、今と違って転職市場は整備されていなかった。インターネットでの転職活動も始まったばかりだ。リクナビ黎明期になる。

 まあ、それらも言い訳に過ぎない。本気で転職したい人だったら、そんな事情関係なく転職エージェント架電していることだろう。心の底では、そこまで転職したいとは思ってなかったのだ。

 その後も、厳しい日々が続いた。職責はどんどん増えていくけれども、やりがいは減っていった。給料も見合っていない。時給換算だと千数百円ほどか。上でいう40才になる頃には、自分がなんのために働いているのかわからなくなった。行政ロボットのようだった。

 ひたすら政策課題に対して向き合い、法律常識に照らして世間でいうところの正解と思われる回答を見つけ出し、複数上司忖度とやらをしながら仕事を回していた。税制を維持していくためのロボットになっていた。

 あと数年以内には、おそらく課長補佐から課長級になる。もっと忙しくなるだろう。子どもを2人育てるなど不可能だ。

 もやもやした気分で深夜に帰宅した時、やはり、あのアニメ――『犬神さんと猫山さん』が流れていた。たった三ヶ月の付き合いだったが、少しばかりの息抜きになった。コンビニおにぎりお茶と、味覇スープを飲みながら、ほとんど何も考えずに観ていた。

 女性同士が仲良くすることに主眼を置いていたのはわかる。メインふたり関係だけでなく、ほかの女性同士の関係性も描いている。

 犬神さんは積極タイプだった。猫山さんのことが大好きだ。ほかの女の子はいざこざがありながらも、最後には仲良しになっていた気がする。

 強いていえば、犬神さんの猫山さんに対するアプローチには、セクシャルハラスメント構成する要素があった。いきなり抱きついたり、薬物を飲み物に混ぜようとしたり、髪型自分好みにさせようとしたり、猫山さんの反応が気に入らないとキレたり、ハラスメントし放題だった。デートDVに通じるものがある。人権という観点からは、現代社会で許容されるべきものではない。

 この日記を書き始めた頃、ニコニコ動画登録して全話パックを購入した。順番に話数を巡ったところ、第9話にこういうやり取りがあった。以下、犬神さんを「犬」とし、猫山さんを「猫」とする。

犬「あの~、今なんて……?」

猫「えっと、だからストパーかけたいなって……」

犬「バッカなんですか猫山さん!」

猫「そこまでいうの犬神さん!?」

犬「だって、素晴らしいその猫っ毛を矯正するとか、そんなのって、そんなのって、コーヒーからコーヒー抜くようなものですよ!?」

猫「わたしアイデンティティなんだと思ってるの!?」

 リアル高校生ならこういう会話をするのかもしれないが、中年の私には厳しい描写だった。若い人向けの作品なのだからと思いつつ、読者が真似をしたら相手が苦しいことになる――と当時は考えていた。こちら以外にも、若い人なりの情動リビドー)が爆発するようなシーンがあったのを思い出す。

 思えば、若い人向けの作品なのだから、少しオーバーなのがちょうどいいのかもしれない。作者が若年だったのもあるだろう。梶原一騎(巨人の星)にしても、雁屋哲(野望の王国)にしても、巻来功士(メタルK)にしても、CLAMP(聖伝)にしても、荒木飛呂彦(バオー来訪者)にしても、板垣恵介(バキシリーズ)にしても、作者が若いと、エログロやスプラッタや、恋愛確執社会価値観との対峙など、青春期ならではのリビドーに溢れている。反対に、作者が齢を取ってくると確執関係が雪解けするような、そんなシーンを描くようになる。『バキ親子ケンカ編』などが顕著だ。

 あの人達が若かりし頃のマンガというのは、基本線として反社会的だ。反社会的といっても、若者にとっての抑圧を打ち破るという意味での反社会性だ。うまく料理できれば、マンガの魅力として存分に活きてくる。あの人達は、若者のそんな感情を搔き立てるのが抜群にうまかった……と、元若者が振り返ってみる。

 追記 Iさんはその後、大成した。少しではあるが本人に馴染みのある地域で、市町村助役として迎え入れられた。その後、国会議員職員団体や地元から応援を受けて市長選立候補し、並み居る解放同盟勢力を圧倒して市長になった。

 あれから調べてはいないが、きっと長い間お勤めになったのだろう。ああいう人がもっと多くなれば、地方もっと活性化するに違いない。



 Part3/3

 https://anond.hatelabo.jp/20230926201303

2023-09-12

anond:20230912113622

昇級試験とかない規模の企業だとみんな課長補佐課長あたりは完全に押し付けられ仕事だしな

やりたくてやってるのって本当にごく一部の異常に上昇志向が高い奴だけ

2023-08-11

anond:20230807134943

うちの会社場合だけど、女は転勤しても課長補佐まりから頑張る気にならない

2023-03-12

霞ヶ関議員レク(省庁によって異なるとは思うが)

・誰がレクするのか:議員のグレードにより異なる。一般的には課長クラス大臣とか大臣経験者は局長クラス一年議員などは課長補佐クラス

・何人でレクするのか:説明者+資料持ち+メモ要員といった感じ。案件によっては、もっと大人数。ミニマムは、説明者+メモ要員。

・録音するのか:基本的に録音しない。ただし、党の部会などは録音することもある。

・誰が議事概要を作るのか:メモ要員が議事概要案を作成し、説明者が確認

議員議事概要確認を依頼するか:しない。確認の手間を取るほど、議員役人も暇ではない。

ねつ造可能性:役人立場からすると、議員発言をことさらねじ曲げたり、発言していないことを盛り込んで議事概要作成するようなことはあり得ない(そのようなことをしても何らメリットがないし、それ以降の議員レクに支障をきたすし、ばれたら大変なことになるので)。ただし、議事概要は、議員確認を経ているものではないので、議員発言が充分には反映されていないという可能性はあり、これを「ねつ造」というのであれば、そう言えなくもない。

・その他:議事概要には議員発言したことしか書かれていないが、議事概要に書かれていることが議員発言を必ずしも全て網羅していないことはある。何を言いたいのかと言うと、議員発言のうち、議事概要には書かれないものもあり得る。これを「ねつ造」というのであれば、そう言えなくもない。

2023-03-09

anond:20230309113249

大手ガス会社の孫会社新卒で入り、課長以上は全員本社からの出向。この会社新卒で入った定年間近のうだつの上がらない課長補佐(俺はこれにすらなれない模様)と美人な嫁も子供もいてイケメン高学歴の30代後半の課長の下で低賃金で働いてる。転職しようにも私文でスキルなし。仕事は楽だけど将来がない。どこが快適やねん。身体も脳も楽だけど心と財布は不安でいっぱいで泣きそうなんだ。ストレス解消に昼飯は和幸とんかつ二郎からブクブク太るし金もない

2023-01-25

anond:20230125093244

係長課長補佐課長部長局長みたいな決裁ラインとして、一人でもへそ曲げる奴がいたら残りの奴にえらいストレスがかかる

誰のどこに逆鱗があるかわからないし、もしかしたら新たな逆鱗に触れるリスクを考えたら根回しはある程度必要スキルやろ

なお今の組織にはこんなラインに1~3人は女性が入ってるぞ

社会人エアプか?

2022-10-18

もまいらがイジメから消えちゃっただろ・・・

唐突死にたい

大学時代から付き合ってた子と結婚して32歳になって来年4月課長補佐から課長に昇進予定

顔はともかく可愛い娘がいてもうすぐ小学校にあがる

とても幸せだが、いつかこ幸せを失うくらいなら今すぐ死にたいと思うことが増えた

 

たった今、仕事中なのに唐突にめちゃくちゃ死にたくなった

悲しい

唐突死にたい

大学時代から付き合ってた子と結婚して32歳になって来年4月課長補佐から課長に昇進予定

顔はともかく可愛い娘がいてもうすぐ小学校にあがる

とても幸せだが、いつかこ幸せを失うくらいなら今すぐ死にたいと思うことが増えた

 

たった今、仕事中なのに唐突にめちゃくちゃ死にたくなった

悲しい

2022-08-07

anond:20220807000644

高校入学したとき一番がっかりしたのは、クラス可愛い子が一人もいなくて

2年生になってクラス替えをしたらむしろ状況は悪化して。

うちのクラス、ブスばっかだな。。とクラス男子同意見だった。

ブスだなと男子同士ではいっていても、クラス女の子と気軽に口を聞く習慣も勇気もなかった。

共学なのに、ただ一緒にいるだけ。

でも性への関心だけは異常なくらいあったので、好きなアイドル写真をみては

こんな子、うちの学校におらんかな、いたら告白するのになー、と嘆いていた。

そして3年生の修了式前、最後の授業が終わったときのこと。チャイムが鳴って

やった、これで卒業だと解放感で自然笑顔になった。

ふと、隣の席をみると、隣の女の子も満面の笑顔で、自然に目があった。

終わったね! 終わっちゃったね。高校生活

の子が話しかけてきた。

ばんざーいって感じだよ、と

返事をした。

あっという間だったね。高校。なんか終わっちゃうとさみしいね

の子が続けた。

んーそうなんだ。

と返したあたりで、ふと気が付いた。


初めて隣の子としゃべったということを。

そして、しゃべって初めて、その子の表情、瞳の輝き、目じりの、口元の動き、そして言葉が、

すべて一体となって形作る笑顔のさわやかさに気が付いた。

学校かわいいはいないと思っていたけど、

学校最後の日に、みつけたのは、

の子可愛いということだった。

背が低くて、太目で汗っかきで、鼻がまるまっちくて、ボブっぽい髪型女の子だった。

蛇足

8月13日記。品定めなんかして、やーね男子はこれだからクラス女子代表より!みたいなブコメトップにきていたのをみて、さら台無しにするような蛇足を記してみたいと思った。男子は、クラス女子全員NGみたいな感覚をそのままもって大人になっていくわけじゃない。俺のその後の物語にも何か伝えられるものがあるような気がした。壁に突き当たって苦しんでいるそのときは、切実な問題でも、時間が経って振り返ってみると、それはいつの間にか物語の一部になっていて、そのタイムカプセルに入ったいい思いもつらい思いも全部をひっくるめていとおしく思い出すことはあるんだろうと思う。

こっそり、その後を追記するので誰も見ていなくていいと思う。なお上記の文章は、トラバしたティーンの甘酸っぱい一瞬を切り取った元記事に、男子側に存在した感受性を返したところで完結している。以下は、そこからは完全にスピンアウトした俺の物語

学校最後の日に隣の子の可愛さに気が付いた話の後日談から始める。

最期の授業のあと、あっという間だったね、という、あの子言葉がずっと心に残っていた。帰りの電車のなか、あの子仕草笑顔が思い出された。

なぜもっと早く気が付けなかったんだろう。気が付いた時には、もう会えないのだ、という意味では、あっという間だったんだ、確かに

それに引き換え、「んーそうなんだ」としか返せなかった俺。それは鮮烈な喪失感だった。

卒業式の夜、卒アルを手にした俺は、最後の日の記憶を重ね合わせながら、あの子で一発抜いた。

あとから辻褄を合わせれば、このとき喪失感は知らず知らずに憧憬へと結びついていったのかもしれない。

時は流れ、すっかりそんなことは忘れていた。もうすぐ大学生活3年目になろうかという頃。

バイトの子セックスをした。

俺はどちらかといえばブサメンの部類だったが、なぜかその子なついてきた。

バイト先のいい感じのイケメン男子たちは、さくっと他の可愛い子を捕まえていた。ということで、余り者同士っていうのかな。。

ぽ っちゃり体形で外見コンプレックスを抱えた子だった。

私なんかブスだしデブから、誰も相手にしてもらえないんだよね、

という彼女体重は見た目、小柄ながら80キロくらいは有りそうだった。鼻の下にある大きなほくろが目立ってしまい、どうしても人の目線がいく。そんな他人視線をこれまでの人生でいやというほど浴びてきたのだろう。小学生男子だったら、やーい鼻くそデブ、くらいのことは軽いノリでいってしまいそうだ。

「いやーそんなことない、男子結構女の子のいいところに後から気が付くってことも多いんだよ、昔さ、高校最後の授業のときに、今までほとんど喋ったことのない子とさ、初めて笑い合ったことがあって」と思い出話をした。

彼女天井を見上げて微笑んでいるのがみえた。

増田君もさ、あなたのよさって見た目のカッコよさとかじゃないから、なかなか気が付かれないと思うんだよね、私は気が付いていたけど」

俺のいいところをしっかり見守ってくれていて、俺の生き方干渉しない、そういう彼女の接し方は居心地のいいものだった。

言い換えれば自分努力しないで、いいところだけ褒めてくれる、都合のいい女だった。居心地の良さを「好き」と言い換えていいのかは微妙だった。

それからというもの、その子から電話が増え、手紙が増え、あたかも俺の彼女のようにふるまうようになっていった。

デートするときは、バイトからは遠くかけ離れた場所を選んで待ち合わせた。街を歩くときちょっと離れて歩いたりした。

しかし、彼女の俺に対するふるまいが目に見えてハッピーになるにつれ、バイト先の同僚たちにバレないようにするのが、いよいよ難しくなってきた。

正直、俺は、笑い者にされるのが怖かった。お前、あのブスと付き合ってんのかよwwwwという同僚の声が呪いをかけていた。そういって笑われるのがオチなので、彼女との関係をひらすら隠していた。

びしっと決めた男の子可愛い子を連れて歩く―これが憧れの大学生活だったが、現実の俺は、何を着ても似合わずダサいファッションセンスで、地方都市無名大学

しかもつぶしの効かない文系就職にも不安を抱えていた。いざとなったら、実家食堂を継ぐかな、と甘ったれたようなことを考える、しょうもない大学生だった。

最悪、こいつと一緒になって家業を継げば親も喜ぶかな、それともデブの嫁は嫌がるかな。

一方、彼女は県トップ国立大学に在籍していた。

俺たちの関係は、周りにうすうすバレていて、陰できっと笑い物にしているんだろうと思うと、あえて耳をふさいでいた。

でも、内心、そいつが好きでたまらなかったので、ホテルに入っては、外で離れていた距離を取り戻すかのように、何度も何度もエッチをした。

次第に、周りの目線が気にならなくなり、いつしか人前で手をつないで歩くようになっていた。


そんな夏のある日、彼女が驚くようなことを告白してきた。

まだ正式じゃないんだけどね、と前置きしつつ、東京にある大手企業就職が決まりそうだという。

!!!何それ。お前、4年だったの?というか、年上だったのかよ!?

愕然とした。ということは来年の春には、お前は東京。離れ離れになっちゃうってわけ?

彼女はむくんだ人差し指で、鼻の下の汗をぬぐいながら言った。デブの汗は半端ない

わたしね、こんな見てくれでしょ。ずっと独りで生きていけるようにならなきゃって、覚悟して生きてきたんだよね。」

恐る恐る聞いた企業名は、海外にも名の知れ渡る大企業しか事務職ではなく総合職採用だった。さすが旧帝大の子は違う。身分の違いを思い知らされた。

ねえ、増田君、ちょっと先の話だけどさ、卒業したら、一緒に東京で暮らさない?

俺はフリーズしたデスクトップ画面で固まるマウスを動かそうとするように言葉を探したが、出なかった。

「お給料ももらえるようになるし、今よりおいしいもの食べれるよ。東京のオシャレなレストラン食事とか、楽しそうじゃない?」はつらつとした声だった。

いいな、お前は意気揚々としてて。俺みたいな三流文系、雇ってくれる東京会社なんかねーよ。そう思うと、くやしさと情けなさで胸がいっぱいになった。

と同時に、デブ女の稼ぎで、東京下町パチンコしながらヒモみたいに暮らしている自分の姿が脳内再生された。

お前さえよければ、実家食堂一緒にやるか、と思っていたけれど、俺の勘違いだったみたいだな、そんな言葉も出かかったが、何も言えないまま。

まいったな。一流大手かよ。こんな俺に人生預けられやしないよな。。

自身の甘さを突き付けられていた。

何もかも。ただ、俺になついてきているだけにみえ彼女は、しっかりとした人生設計を持っていたのだ。年上だったことも何も知らず、いい気になってた。

そして、ゴメン、俺ちょっと帰るわ、唐突にそういって、彼女と別れた。

その夜、彼女から電話が鳴ったが、俺は出なかった。翌日から手紙が何通もきたが、未読が積み重なっていった。

彼女電話無視している大人げない自分を恥ずかしく思いながらも、一方で根本的に自分人生を考えなければいけないという焦りが強まった。

デブ女を連れて歩くのがカッコ悪い、なんて思っていた自分を恥じた。何様だったんだろう。人前で手をつないだって一体何を克服した気になっていたんだろう俺。

彼女のほうがよっぽど堂々としていたし、しっかりしていた。

年上だって知ったときに、瞬間的に、俺は見くだされた、と錯覚した。見守られているというのは、錯覚じゃなかったかもしれないが、余り者同士というのは、俺が勝手に思い込んでいただけだった。それとも何、学生時代最後の思い出に年下の子と遊んでたってことかよ。つり合いがとれてない。俺、ダメだわ。絶望的な学歴コンプレックスに苛まれた。

彼女とは気まずくなって連絡をこちから返せないまま、それっきりになった。

今思えば、彼女ものすごく傷ついていたと思う。今だから想像できることだけど、当時はバカだった。バカにしやがってよ、と思っていた俺が心底バカだった。

俺は翌春、休学申請を出した。バイトでためたカネで、アジアアフリカ中南米を回った。

彼女が知らせてくれた東京の住所をたよりに、時折、現地から絵葉書を書いた。今、ここにいる、とだけ知らせるために。自分から去ったくせに、どこまでも未練がましい俺だった。

ブラジルでは、現地で意気投合した女の子とその日のうちにセックスした。そんな風に、成り行きでセックスした人数は、アジア中南米で4,5人くらいになった。

人種も外見も本当に多種多様で、外見コンプレックスって、日本だけの話じゃないかと思うほど、日本にいた時の美的感覚がすべてリセットされるかのような経験だった。隣の子にも無関心で口もきけなかったあの高校時代ブサイク女の子基準って一体なんだったんだろう。

言葉は、現地でバイトをすると、驚くほどのスピードで身についた。

帰国した俺は、ますます真面目に就職する気がうせた。

世界の人々の多様性を実感したという意味では、よい経験だったが、多様性などくそくらえな日本社会に順応するには、自分探しの旅は、却って迷わせるきっかけとなった。

日本社会は窮屈で生きづらい、という思いを却って強くしてしまった。変われた気がしたのに、ある意味で、何も変われていないことに気が付く。適応障害だった。

卒業してもふらふらと実家にいるのも気まずく、東京へ出た。6畳風呂なしのアパートで、バイトで食いつなぐ日々。

就職氷河期の真っただ中、夢を追いかけ、機会があれば海外へ出て2年ほど戻ってこなかった。自分人生を考え直すといっては自分探しをはじめ、却ってますます人生に迷っていた。

気が付くと、7年が経っていた。30にもなるのに、無職だった。昔、付き合ったデブ彼女のもとでヒモしていたら今頃どうなっていたかな、と夢想した。俺自身が変われない限り同じ結果か。

7年もたつと、彼女が同じ東京にいる、という確信すらなかった。総合職だし、今頃バリバリキャリアウーマンなのかな。想像できないけど。

当然、連絡もない。いい男をみつけたかもしれない。いや、あいつじゃ無理かな。。。なんてね。

片や、俺は野垂れ死に寸前の極貧生活。この頃の稼ぎは年90万~150万くらいだったと思う。一キロ178円のパスタと閉店間際に200円になった弁当けが頼りだった。

自分のみじめな境遇を恥じて、実家へは5年以上戻っていない。心配する母からは時折セーターなどの荷物が届いた。こんな手紙を添えて。

食堂をやったって全然構わないんだから。ただし一人じゃできない仕事なんだからね。伴侶を見つけなさい」

婚活スタートラインにすら立っていない俺は何もかも惨めだった。

そんなある日、バイト先の会社事業拡大の話が持ち上がった。扱っている商品海外展開らしい。

「ところでお前さ、英語得意?」とバイト先の上司がいった。

英語NYレストランバイトしてましたから少しは。あと、スペイン語ポルトガル語を少々。挨拶だけならスワヒリ語アラビア語、ピロートークならタイ語OKです、口説ますww」

というと、とりあえずTOEICを受けといてくれ、という。俺は営業社員として採用され、俺の7年間の極貧生活に終止符が打たれた。

英語は得意だと胸を張ったものの、TOEIC受験してみたら490点だった。最悪だ。バカであることがバレないよう、点数を隠したが、すぐにバレた。

しかし、毎回受け続けた。翌々年、まぐれで出した890点で頭打ちとなり、その後850前後で停滞。これで限界かな。さすがにTOEIC受験に飽きた。

点数などどうでもよく、仕事が猛烈に楽しくなった。慣れない英語契約文書と格闘した。会社は数年後、外資に買収された。

お金がない頃はいけなかった都会の風俗にも少し足を運んだ。30代になってお金ができて初めて風俗に関心を持った。

東京にはマニアック風俗が山ほどあって、ぽっちゃり専門店というのも立派なジャンルの一つだということを知った。昔、抱いた女を思い出した。

昔、付き合って別れた彼女が心の痛みになってときどきチクチクとした。

気が付くと、34歳になっていた。社会人になると、時間が経つのが早い。遅咲きの新人だった日々はあっという間に過ぎ、いつの間にか、下をみれば部下がいた。

今もあいつは、東京にいるんだろうか。これだけ広いとどこかで偶然にすれ違っても気が付かないよな。気が付くと彼女のことを思い出すことが増えた。

ある日、酔っぱらって帰ってきた夜、昔の写真やら手紙無造作に突っ込まれ段ボール箱をひっくり返した。確かあいつのメールアドレスがどこかに書いてあったはず、と思い出したからだ。

酔った勢いで、メールした。「久しぶり。まだ東京にいるの?俺も今東京で働いているよ」とたった一行。

送信ボタンを押したあと、ドキドキが止まらなくなった。

俺は一体、あいつに何を期待しているのか。。俺のことなんかとっくに忘れてるに違いない。今頃ひとりで何を思い出にひたって、恥ずかしい俺、と。

翌朝、返信が来た。

かなり長いメールだった。

送信タイムスタンプをみると、4時12分。夜更けまでかけてしたためたメールだったことが伺えた。

今、東京には住んでおらず、地元に戻っていること。最初総合職として入社した大手企業は、課長補佐試験を受ける前に、心身の不調で諦めたこと。

そのあと関連会社へ出向、そして転職したが体調を崩して心療内科に通院していたこと、今は小さな会社事務職をしていると。

今ハマっている趣味のこと。15年間の人生がつづられていた。総合職、やっぱり男社会は厳しかったのだろうか、つらい挫折経験したこと行間に読み取れた。

ちなみに体重ちょっとだけ増えちゃったの、という。男関係は何も文面に触れられていないが、独身確信した。

増田君は今どこ?何してるの?」

「会いたいよ」

居ても立っても居られず、翌日、新幹線地元へ戻った。

ほぼ15年ぶりに会う彼女は、ちょっと太ったどころではなかった。巨漢に成長したというべきだった。

36歳。20代のつややかさとハリは、やや失われていて、いよいよ年増の兆しが顔のたるみ具合にうかがえた。

10年前、親にお見合い写真を作ってもらったの、ほら。この時がベスト体形だったわ、彼女はそういってみせて笑った。

その写真には鼻の下のほくろが写っていた。それは目の前の今の彼女には、美容整形痕跡けがわずかに残っているだけだった。

増田君、”新人”としてがんばってるんだね。社会人としては私のほうが先輩ね」

人のいいところを相変わらずよくみている。俺が今の仕事の話をすると、彼女はフフっと年上の表情をのぞかせて笑った。

居酒屋で二人で同窓会をしたあと、セックスした。

翌朝、朝一の新幹線。別れ際、俺は言った。

なあ、今すぐ返事しなくていいんだけど、一緒に東京で俺と一緒に暮らさない?

東京のオシャレなレストランで一緒にメシ食いたいって、以前、お前言ってたよな。事実上プロポーズだった。

「いっとくけど、15年の間、ずっと健気にあなたのこと待っていたわけじゃないからね!」これが彼女の返事だった。

そういわれて、俺は15年間、彼女面影を探していた気がした。それは学生の頃のように、「いいところだけみてくれる」女に甘えたかたからなのか。でも、新幹線に飛び乗って会いに行った俺はそれだけでは説明がつかない。それとも、経済的に自立して、やっとつり合いがとれるようになったという自信なのか。同じ人生を歩みたい。それは、どこからわいてきた思いなのか。

大手から内定もらって意気揚々としていたあの頃のあいつと、心に包帯をまいて必死に生きてきた今のあいつと。


それから1か月後、彼女を連れて実家へ行った。100キロ近い巨漢を前に、母親がのけ反りそうになっていたのが可笑しかった。

「お前、こういうのが趣味だったの。。。。」母親がつぶやいたのを、今でも忘れない。

俺たちの結婚後、まもなく父が急逝した。家業はついに店じまいとなった。一方、嫁姑問題杞憂で、俺たちが結婚して、つい先年に母が他界するまで良好な関係だった。

この俺の人生は、ふぞろいの林檎たち1983年放送山田太一脚本)の、西寺実と綾子の物語へのオマージュでもある。

天才柳沢慎吾中島唱子への敬意を表してとりあえず締めくくる。

2022-06-14

anond:20220613133321

自分場合を振り返ってみました。

約2か月の間に6人と見合いして、一人に絞り込んでからさらに2か月で成婚退会。この間かかった費用は、あちこちデートで出かけたりした費用(ただし交通費のぞく)も含めて、総額約32万円。

内、相談所に支払った費用は、約25万円。

ありゃ、デート代、意外とケチってる...もしかすると計上もれがあるかもしれないけど。

相談所に支払った費用は、入会金・月々の会費・成婚退会費(いわゆる成功報酬ってやつ)。

月会費は約17000円/月でした。

なお、当時のスペックは以下の通り。5年ほど前です。

お見合いの申し込みはほぼ断られませんでした。見合いの結果、断られたケースもなし。

同時並行で複数人との交際をしていた2か月間は正直大変でした....。

成婚に至ってから、約半年入籍挙式しました。

「ああ、こんな人、残ってたのかぁ、すごいなぁ」と、思うくらいしっくりきたのが、決め手でした。

時々は喧嘩しますが、基本的現在も仲良くやっているつもり....です。2馬力共同体生活は、生活の幅が広がって楽しいですね。

(以下追記

  • 相手の女もそれなりに稼いでると思うけど。

妻の収入は私の半分くらいですかね。

チームとして考えたときに、一人よりも二人のほうが出来ることが増えるだろう、と思い、お互いを保管するような役割パートナーを求めたのが始まりです。

独身時代家事ノウハウをお互い出しあって、快適な生活を営めるよう、日々努力中です。今のところ、良い方向に進んでいると思っています料理レパートリーもかなり増えました。また、めんどくさがりな私にとっては、妻の行動力には随分と助けられています。単なるノロケですが、「ありがとう」「ごめんなさい」「いってらっしゃい」「いってきます」「ただいま」「おかえり」を言い合える家族がいるのはそれだけでも大変幸せなことだと思っています

二人の遺伝子を残すのは生物学的にもはや可能性が低いのはわかっていたので、子供目的というわけではありませんでした。

ただ、妻は子供が欲しいようでしたので、今後どのように折り合いをつけていくか、だと思います

養子縁組というのも一つの方法かな?とは思っています。一人より二人、二人より三人のチームのほうが、出来ることがさらに増えそうな気もするので。ただし、これはこれで条件が厳しいですが....。

最近不動産価格食料品税金の値上がり見れば年収1000万って一昔前の年収800万くらいだよな

しかすると、もうちょっとキツイのかも?とは思っています住宅購入は正直手が出ないですね。年齢的に長期ローンを組むのが難しいというのもありますが、なにより高い。独身時代に購入した中古マンション賃貸に出し、その家賃収入の助けを得て、少し広めの賃貸マンション住まいです。売買相場比較して、家賃相場はそれほど動いていないので、なんとかなっている感じです。

あとは、年収の増加だけに関わらず、年齢とともに、いわゆる天引きされていくものも増えていく(介護保険料とか)ので、年収が1000万円を超えたとしても、手取りが増えていっている実感はあまりないです。

また、年収1000万超、といっても、ボーナスが占める割合が4割近く、会社業績が悪化すれば普通にこれを切ってきます。昨今の情勢だと、数年後には1000万は割り込むんだろうな、という状況が見えているので、今のうちに余裕資金をつくって、自らセーフティネットを構築しないと....と思っているような感じです。

2022-06-07

係長に怒られそうになるといつも課長補佐に泣きついてる

いつもありがとうございます。ちなみに俺はマジで仕事できないよ。

2022-04-29

水着サイト閲覧の県職員処分 勤務中に毎日1時間のペース

課長補佐から係長に降格。

誰がこんな奴の下で働きたいね・・・

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