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はてなキーワード: 「犬」とは

2024-11-16

Xはイラスト学習なんてしていない

Xが学習に使いたいのはテキストの方

そもそもの話、X社は画像生成AIなど作っていない。彼らがつくっているのは検索支援AI Grok。学習に使いたいのはテキストの方であって画像ではない。

  

Grokとは

わかりやすさのために ChatGPT比較してみる。2023年リリースされた GPT-4 に試しに今期のアニメについて質問してみよう。

 

今期最も人気のアニメはなんですか?

ChatGPT:

2024年の今期で人気のアニメはいくつかありますが、「進撃の巨人」や「呪術廻戦」が特に注目を集めています。また、新作では「東京リベンジャーズ」や「スパイファミリー」も話題です。どの作品に興味がありますか?

 

アニメに詳しい人ならちょっと古い話をしているのがわかるだろう。 GPT-4 が学習を行なったのは2023年までの情報だ。なので最新の話題対応できないのである

一方、Grok は Xの投稿リアルタイム検索して反映する。もし Grok で同じ質問をすればダンダダンやリゼロブリーチ辺りの話をするはずだ。つまり、Xが収集したいのはダンダダンの7話泣かされたわ・・・みたいな投稿のことであってイラストではない。

 

Grokの画像生成機能は何か?

Grokには画像生成機能がついているが、これは自前の物ではなく Black Forest Labs社 の FLUX.1 というモデルである。X社が Xに投稿されたイラスト収集して学習させているわけではないのだ。それでは FLUX.1 の訓練に使ったのはどこの画像なのだろうか?データセットは明らかにされていないが十中八九使っていそうなのが LAION-5B である

 

LAIONとは

現在大手企業は「著作権的にクリーンな」画像生成AIをつくっているが実際には版権物が出てくることが知られている。なぜそんなことが起こるのだろうか?

このからくりは LAION のデータセットにある。LAIONはドイツにある非営利組織ネット上のありとあらゆる画像収集タグをつけたデータセットを公開している。

LAIONのFAQ から引用

Q. 私の著作物があるのでデータセットから除いてください

A. LAIONは非営利研究組織です。ドイツ著作権法(§60d UrhG)に従いあらゆる著作物の利用が許されています

 

とあるようにドイツ法律上合法である。実際に訴えられた後LAION側が勝訴している。とはいえこの組織にはAI関連企業からの多額の寄付金があることが知られており、パチンコ3店方式のような意味合いでの合法とも言える。

  

尚、反AIさんと反々AIさんが著作権法第30条の4を巡って喧嘩をしていますが、世界では日本法律関係ないです。いちおう念の為

 

AIのGlazeの使い方は間違っている

AIさんが迷惑な暴れ方をしている。

他の絵師さんに Glaze を使うように詰め寄ったり、使わないやつはAIに加担していると攻撃したり。挙げ句の果てには「自分の絵にGrazeをかけました」と宣言したり。

 

もう、全てが間違っている

  

そもそも、Glaze も Nightshade もAI学習を阻害するものではない。学習したモデルをぶっ壊す毒なのであるpoisoned って書いてあるでしょう?!)

相手に食わせなければ意味がないんだ。Glazeかけたとか自分で言うな。対策されるでしょう?(後述)

それと他の人に強要する意味はない。使いたい人が使えば十分なんだ。

事実すでに効果は上がっていてOpenAIは悲鳴をあげ対策を急いでいる

  

Glaze/Nightshade とは

AIさんの考えるよりも Glaze/Nightshade はずっと強力だ。それはデータセットを汚染する攻撃である簡単に言えば Nightshadeは「学習中に他の絵に変換されてしまう」ノイズをかける。この操作を毒入り(poisoned)と呼ぶ。ピクセル毎の微小な変更なので Nightshade をかけた後もイラストはぱっと見はかわらない。

Nightshadeを使って例えば 犬の画像を猫の画像になるノイズをかけたとする。するとAIは犬と猫が混ざったまま学習を進め「犬」と言う概念無茶苦茶になってしまう。

 

図:毒入りモデルの変化   (arXiv:2310.13828から引用)

 

上の図は毒入りの画像を200枚食わせたときの変化の様子だ。犬が猫になってしまっている。それだけではなく”犬”に近い概念、”子犬”、”ハスキー”、”狼”もぐちゃぐちゃになっている。

 

図:毒入り枚数による変化  (同引用

 

こちらは50、100、300、と毒入り枚数を変化させたときの様子。50枚の時点ですでにめちゃくちゃになっている。

 

 

余談0

XでAI(Grok)の学習に使って欲しくない人は

設定とプライバシープライバシー安全→Grok 

から学習許可のチェックを外すと良い

  

余談1

もし私が反AIだったなら、イラストに Nightshadeをかけて danbooru投稿するだろう。二次元イラスト特化の画像生成AIdanbooru2021/ danbooru2022 などのデータセットを使っているものと見られる。これらはイラスト投稿サイトdanbooru から収集したものである

 

余談2

ところで Glaze も Nightshade もその内部で画像生成AIを使っているということを知ったら反AIさんはどんな顔をするだろう?

Glaze は特徴量抽出を行う。おそらく Stable Diffusion の VAE(Variational Autoencoder)を使っている。そしてNightshade の方も 内部ではStable Diffusion 等の画像生成モデルを用いて別の画像を生成する。

  

余談3

Glaze が機能しない?あるいは解毒方法が見つかったかもしれない

 

 

上のスレッドコメント欄では Glaze が論文のようには機能しないことについて議論され「画像リサイズをしたのではないか」と予想している。Glazeをかけた後に画像を縮小、データ圧縮されてノイズ効果が消えたのではないかということだ。

  

A) 絵師さんが Glaze をかけたあと画像を縮小した可能

B) 画像サイズファイルタイプによってはプラットフォーム側が勝手に加工をする

C) 学習の際にリサイズを行う (Stable Difusion XL では1024px, 古いモデルは512px)

 

A,B については絵師さん側に知識があれば対処可能だけれども C の方はなんともし難い。小さい画像投稿したところで [縮小→拡大] でノイズは落とせそうだ(解像度は悪くなるだろうが)

 

尚、上の議論に関しては誰も検証をしていないので注意。

  

余談4

LAIONは収集画像のものを所有せず、データセットはウェブ上にある画像のurlとタグをまとめた物であるらしい

ということは、LAIONの新しいデータセットが公開されたタイミング画像urlを変更すれば学習に使われることを回避できそうだ。特に個人サイトブログの所有者ならば古い url に●んこ画像でも差し替えておけば嫌がらせになる。(タグ差し替えはこのグラフSimple Attak に相当)

 

90年代においては画像直リンクされたとき報復としてうん●画像差し替えものです。まさか令和になっても有効とはね

 

余談5

この記事をぼちぼち書いているいるうちに2日が経過した。今、私のXのタイムラインおすすめもとても静かだ。攻撃的な人たちやデマに流されやす人達は皆どこかに行ってしまったようだ。残ったのはこれまで静かにイラストを描き続けてきた人たちでとても穏やかな空気が流れている。ずっとこのままがいい。

2024-10-16

よくない文脈で使われる「犬」を「わんわん」に置き換えるとかわいい

わんわん食い

国家のわんわん

権力のわんわん

咬ませわんわん

負けわんわんの遠吠え

↓でもこれは悲しい

わんわん死に

2024-09-14

ゲーム専門学校で、ゲームを作りましょうって授業があった

C言語の授業だったと思う

その頃のWindows98一般家庭にはそこそこ普及してて、学校PCほとんど95だった

ゲームを作る学科とはいえ、まだ入学したてでプログラムなんてすらすら組める生徒はほとんどいなかった

というか、卒業までにそこそこプログラムを書けるようになる人なんて数人だった

じゃあゲーム作るなんて無理だろうって話なのだが、ここでいうゲームは、

printfとgetc?を駆使して、さらには可能であればrandrands?)も使用し、

あらゆる演算四則演算さらには%)を組み合わせた高度なアルゴリズム必要

ハローワールドの向こう側(一歩先)

だいたいじゃんけんゲームか、数当てゲームに落ち着くやつで、

中には、ゲームブックを具現化したような、分岐数が二桁を超える圧倒的ボリュームマルチエンディングアドベンチャーを作ったやつも居たし、

タイマーかなんかでゴリゴリ回してだったかターン制だったかの、インベーダーゲームを作ったやつもいた

しかコマぶち抜きだったか、日を分けて2~3コマだったか忘れたけど、そこまでやるやつは家では他の事するので

授業内で全部組んでた

自分ドラクエ作ろうとした

MS-DOSかなんかなので、もちろんグラフィックはない

「大」が自キャラで、剣を装備したら「犬」になる とかで 王様との挨拶をすっ飛ばし

「山」やら「森」やらある「草」フィールドを歩いてたら敵にエンカウントして、ドラクエ1みたいな戦闘できるやつ

AAで敵のグラフィック作ろうとしてあまりにも時間がかかることでスライムだけ作ったぐらいで終わった

今思えばシレンを作れば良かったと思う

先月ぐらいに、今更そういやローグってどんなゲームだ? って気になって調べたら、AAとか要らんみたいだったか

でも当時は好きなゲームで一番シンプルで作りやすそうなのはドラクエだった




というのを他の増田マリオを作るという記述見て思い出しただけの増田

なんか色々考えさせられることは多いなと思って書き始めたのだけど、前述の圧倒的ボリュームマルチエンディングアドベンチャー

だいたい選択肢を間違えたら一歩先で💩まみれになって死ぬだったなあ って記憶がよみがえって来てどうでもよくなってしまった

実際は、穴に落ちたり、犬に嚙まれたり、色んなパターンあったし、エンディングは画面切り替えもあってそれなりに感動する仕上がりになってたから、💩まみれって評価は正しくはない

2024-04-12

anond:20240412020956

そもそも「犬」のことを「猫」と呼んでも誤用じゃないからな。

「犬」のことを「犬」と呼ぶのは、多くの人が「犬」と呼んでいるからに過ぎない。

2024-03-02

絵師さんは何もおかしなことを言っていない

もう分断を煽るのはやめませんか

現在混乱を招いている要因は、おそらく以下の二つ

   

1. 著作権法第 30 条の 4 ただし書き解釈

2. それぞれがAIを異なる意味で使っている 

 

 

著作権法第30条 4 ただし書きの解釈

AI利用に向けて改正されたとされる著作権法30条の4は AIならなんでも許されるというわけではない。以下のように条件がついている。

  

著作物は,次に掲げる場合その他の当該著作物表現された思想又は感情を自ら享受し又は他人享受させることを目的としない場合には,その必要と認められる限度において,いずれの方法によるかを問わず,利用することができる。ただし,当該著作物の種類及び用途並びに当該利用の態様に照らし著作権者利益を不当に害することとなる場合は,この限りでない。

 

 

この辺りの解釈について紛糾している様子。

同30条の 4 は平成30年当時、事業者研究者によるAI利用を想定していた。現在では一般市民AIが広く普及し状況が変わってきたこから、同条の適応範囲について再整理を図るという趣旨で公開されたのがAI著作権に関する考え方について(素案)」

そして素案に対するパブリックコメント募集した、というのが現在の流れ。

 

 

  

それぞれがAIを異なる意味で使っている

 

 

 

それぞれは別におかしなことは言っていないと思う

 

 

反反AIネット上にある全ての絵をクロールしているんだよ!お前の絵だけ除けるか!」

 

たぶん、CLIPのこと。テキスト画像翻訳を行う。犬の画像を見て「犬」識別することができる。

ネット上のあらゆる画像テキスト学習することで作られた。OpenAIによって公開。画像生成だけではなくいろんなところに使われている。

  

  

  

PixivAI学習禁止です」

たぶん、画像生成器(拡散モデル)のこと。

画像生成AIテキストエンコーダ(CLIP)と画像生成器の組み合わせでできている。stable diffusion等は拡散モデルを使っている。

   

拡散モデルこんなかんじ

1. イラストを用意する

2. イラストノイズを振って汚す

3. 汚れたイラストから元のイラストを予想させる

 

学習を繰り返しノイズを増やしていくと最後ただのノイズから画像を出力する 連想ゲーム絵師誕生する。連想ゲーム絵師連想しかできないので自分が描いたものが何かわからない。犬を描いてといっても車を描いてくる。なので CLIPが誘導したりダメ出ししたりする。

 

拡散モデル学習に使われるイラスト

どこかのイラストサイトデータベースを使っているはず。「著作権的に安全な〜」みたいな触れ込みのやつはどこかのデータベースを購入して使っているんだと思う。

Pixivの主張は別におかしくない。このあたりはAI著作権に関する考え方について(素案)p7」(エ)において解説されている。"robot.txt"への記述によりAI学習を行うクローラーアクセス制限しているにも関わらず、勝手学習に使うことは「データベース著作物潜在的販路を阻害する行為」として著作権違反になる(Pixivが将来的に本当に販売するかどうかは置いておく)

 

 

絵師AI学習禁止です」 

追加学習(LoRA)のこと。

既存モデル数枚のイラストを追加学習させることで絵柄を模倣ファインチューニング)する。

特定絵師さんのイラスト勝手に使う者がいるようでトラブルになっている。

 

絵柄に著作権はないのでは?

絵柄に著作権はない。学習の際に行われる複製が著作権侵害にあたるかどうかが争点になっている。

 

著作権法30条の4 より

  

この辺りは「AI著作権に関する考え方について(素案)」及びパブコメの返答に現状の解釈が示されているので興味のある方はどうぞ。

(p6. 特定クリエイター著作物のみを用いてファインチューニングを行う場合〜を参照)

※ここははっきりとは断定していないので自分で読んだ方が良いと思う。

  

(私の読解:)

程度問題ぽい。よくある画風なら問題にならないけれどはっきりと特定絵師さんとわかる感じだとダメそうですね

(私の読解終わり)

絵師さんのプロフィールを叩いている人は意味わからん

別にプロフィールなんて「トイレから出たら手を洗ってください」でも「フォローする際には五体投地してください」でも好きに書いてよいだろう。

それが法律に記されているかどうかは関係ない。ただのお願いだ。

AI学習禁止」と書くなと騒いでいる人は何を考えているのかよくわからん

  

AI著作権に関する考え方について(素案)」にも再三出てくるがAI学習技術的に回避することは禁止していない。30条の4は権利制限であって、イラスト差し出せという強制ではない。

分断煽りうんざり

パブリックコメント

 

見ればわかります個人よりも一般企業による意見が多く、返答とあわせてとても読み応えのあるものです。

このファイルを読んで個人の頭の悪そうな意見だけ抜粋してくるのは非常に違和感があります

 

技術創作への興味を失い、ただ相手サイドの頭の悪そうなやつをみつけて叩く人たちとは距離を置きたいところです。

2024-01-17

medtoolzさんの愛犬「あふか」に追悼

昨日の夕方写真の整理をしていて、medtoolzさんの愛犬の写真が出てきたところだった。

フォルダはなぜか「猫」だったので「犬」に保存しなおしたのだった。

日付を見ると2008に撮影され、私が勝手ダウンロードしたもののよう。美しいわんこ写真をアップしてくれるのを楽しみにしていた。

「あふか」のご冥福をお祈りいたします。

2023-12-14

anond:20231214133647

資本家」と「犬」にわけて考えるのやめれ。

社会というものは複雑に絡まり合ってるのよ。増田も犬であり飼い主でありペディグリーチャムであるんだ。犬まっしぐら

なんでも2項分類して頭がいいと勘違いするのはマルクス・レーニン主義経済学者の悪癖である

それ、馬鹿になるからやめといたほうがいいよ。

2023-10-23

anond:20231023101840

ワンちゃんで思い出したが、うちの子供(幼稚園)、犬を見かけると「犬だ!」って言うんだよねぇ

ワンちゃんだねぇ」って私はやんわり言い直してるけど

犬飼いが犬を「犬」と呼ばれて嫌がるというのは、知識としては(最近になって)知ってるんだけど、

子供にも「犬じゃなくてワンちゃんって呼ぼうね」って言ってやったほうが良いのかな?

でも犬でも間違いではないし、間違ってないのに、赤の他人である犬好きのために訂正するのもなぁ、って思ってそのままにしてる

今のところ(犬の呼び方に起因する)トラブルは起きてないけど、今後どうなるのかなー

2023-09-26

税務官僚だった頃の思い出 Part2/3


思い出③ ビットコイン

 私の所属していた法人課税部門の話ではあるが、直接関わったわけではない。どちらかというと、もっと上の方の、課税全体の企画や調整・取りまとめを行う部署の話になる。

 当時も、国税庁が掲げるところの「内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現」をめざして、日々勉強毎日だった。世の中は変わり続けている。税の勉強に終わりはない。当時の仕事を平たくいうと、税制改正の内容を関係者関係部局にわかやすく伝えて質問相談苦情に答える、といったところか。管理職が近づいた当時は、そんな仕事をしていた。

 40代が近づいても、税の世界は深かった。税理士資格若い時分に取得したが、それでもマニアックな税分野とか、諸外国税制度になると不案内だった。

 そんな折、とある会議最中だった。ある人が、たしか個人課税徴収部門責任者だったかビットコインの話を始めた。納税方法がわからない人や、脱税の疑いがある人が増えており、(内閣府まで通じて)国レベル対応を考えているという。

 ビットコインのことは何となく知っていた。どんな形であれ、収益を得たのであれば納税するのが当たり前である。だが、事情があってできない者や、あえてそうしない者もいる。私の思い違いは、後者が思いのほか多かったということだ。

 国の関係機関は、ビットコインほか暗号資産に関する文書を多数発行している。国税庁もそのひとつだ。それは6,7年前だったか、取り掛かったのはさらにその数年前になるが――上の会議の後で、主に若手職員が中心となって暗号資産の税務上の取扱いに関する文書納税ガイドライン)を起草した。国税庁のページに今でも載っている。

 ガイドラインを作るにあたり、各部からは若手数人(YoungなAdultを含む。40代でもOK!!)が抜擢された。うち1人は私の同僚だった。あの頃、仕事帰りに個室の飲み屋で話をしたのを憶えている。彼は、ビットコイン暗号資産)に対して恨みの感情をいだいていた。

・ただでさえ忙しいのに。ガイドラインの下準備だけでも難しい

・今の部署との並行体制だと過労死する

・国際反社資金源を絶とうと思えば、暗号資産違法化してもよいのでは

・でも、それでは他国との足並みが揃わない。国力にとってデメリットがある

暗号資産がどの国でも一般的存在になれば、俺達のこの仕事は報われるかもしれん

上司評価をくれると言っていたが、貸し借りにすらなっていない感がある

・実は、「優秀な若手を」と言いつつ、優先順位の低い職員を駆り出しているのでは?

・こんなことが続くようなら、転職を考えた方がいいかもしれない

 このような愚痴をもらしていた。この人は、高卒枠で国税庁採用され、若い頃は地方税務署を転々とした。その後、実力を評価されて国税庁現場寄りの部門で働くようになった。叩き上げというやつだ。普通に幹部候補である。このあたりの考え方は、省庁によって違う。※後述。

 私だって彼のように、当時は「よくわからないもの」「社会必要性がないもの」「反社資金源」とされるものを扱う仕事に抜擢されたとしたら、どんな気持ちになっていただろう。憂鬱になっていたかもしれないし、反対にワクワクしていたかもしれない。おそらくはその中間だ。

 ところで、件のガイドラインは相当に練られている。人件費で換算するなら、軽く数千万はかかっている。本来部署でさえ仕事忙殺されているのに、彼らはよく作ったものだと感心した。

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《後述の内容》

中央省庁大卒しか採らない印象があるかもしれないが、高卒採用は私が知る限り全省庁で実施している。省庁によって雰囲気は異なるが。私が若い頃だと、毎年何十人も採用しているところもあれば、実質的高卒者を採用していないところも当然あった。覚えている限りでは、次のような印象だった。

総務省

たくさん採用する。男女比は同じくらいかデータの取りまとめや解釈など、政策の基本になる数字を拾う仕事が多い。実力が認められると政策立案担当できる。地方自治体への幹部待遇での出向も。

国土交通省

たくさん採用する。男性が多い。本庁に採用されても、ダム管理関係など現場作業をするポジションになる可能性があるからだろうか。工事用の図面作成なんかも当然あるだろう。

財務省

ほどほどの数を採用する。高卒枠だと、ほぼ女の子しか採用してなかった。もちろん顔採用だ。たまに業務で寄ることがあったが、当時の先輩が「俺も財務省の子合コンしたい……」と呟いていた。当然ながら、銀行一般職みたいに、大卒採用男性とくっつけるためにやっている。

国税庁

高卒採用はしているが、数はとても少ない。公務員試験には受かっても、税務大学校での勉強についていけずに辞めていく子が多いのが理由だ。代わりに、会計といった専門学校の子を多く採用している。

厚生労働省

たくさん採用する。男女比は半々だ。労働環境が厳しいこともあるのだろう、私が知っている子は、ガタイがいい人ばかりだった。総じて言えることだが、高校3年生の時点で中央省庁面接官の眼鏡にかなうわけだから、指折りの人材だ。特に役職持ちの高卒者を見たら刮目せよ」のイメージは正解だ。

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 かくいう私も、当時はこの仕事を続けるべきか迷っていた。実際、数年後には転職することになるのだが、正直やりがいを感じられなかった。

 実際、あの彼の言うとおりだったと思う。あのガイドラインは、いわゆる『火消し』の仕事に近い。すぐにバブルが弾けてなくなると思われたビットコインが生き残ったことで、脱税者(善悪を問わない)が多く存在することが予想された。事前の対策を打とうにも、そんな余剰人材は配置されていない。

 実際、暗号資産関係脱税者がいたとして、まともに取り締まることができていなかったのではないか? 現金で数千万円を国内口座に出金、みたいな愚か者はすぐに摘発されただろうが、もう少し小さい金額とか、取引所にずっと利益を預けていたとか、そういう人は対応ができていないはずだ。他部門の私ですらわかるほど、それくらい国税庁マンパワーが足りていない。

 加えて、思い出②で説明したストリートレベル行政職員観点もある。海外取引所や、すでに潰れた取引所で売買をしていた場合納税者も行政庁も課税情報証明ができない。そういう面倒かつ費用対効果の低い案件――それでいて該当者が数千人に上るであろう案件は、あえて手をつけないこともある。

 さて、こうした想定外事態が起こった場合、上で説明したように臨時タスクフォースが編成される。今回の火消しチームだと、指揮を取る者が選り抜きであったのは言うまでもないが、ほかのメンバーを見る限りだと、各課イマイチメンバー人柱にしていた感がある。正直、エースは残して温存させているように見て取れた。

 そんな理不尽でも耐えられるほどに組織が魅力的で、職員にとってやりがいのある仕事内容や職場環境を用意できればいいのだが――こういうわけで、近年の若手官僚大量離職問題が起こっている。

 ちょっと路線変更をする。思えば、このあたりの時期は私も病んでいた。過重労働で心が沈んでいた。

 一応マイホームは買っていた。ただ、数年前から妻が病気入院していて、子どもふたり実家にしばらく預けてあった。つまり単身だった。

 かつては、いろいろと堪え切れずにデリバリーヘルスを呼んでいた時期もあるが、穴があったら入りたい気分だ。煉獄さん……。

 その日々では、深夜に誰もいないマイホーム帰宅して、独身時代が懐かしいと思いながらテレビを点けていた。ある時だったか、今時風のアニメが流れた。

♪ わんわんわん猫が好き 夢中で何も見えない

  にゃんにゃんにゃん犬が好き 素直にアイラブユー ♪

 ほぼ終電+徒歩の関係で、自宅に帰る時間は固定だった。ダイニングの食卓の上に、コンビニおにぎり綾鷹を置いてから、大匙1杯の味覇を小鍋に入れて沸騰させ、菜箸で溶き卵を回し入れていた。最後テーブルコショーを振りかける。ネギは買い忘れることが多かった。

 食事の支度ができて、テレビを点けると上のアニメがやっていた。女の子が出てくるやつ。

 サブカルチャーについては、若い頃に少し嗜んだだけの私でもわかった――これは三級品のアニメだ。放送枠を埋めるためにひとまず作られたような、1話につき実質4分間だけの5分もの作品。それが正体だった。

 かわいそうに。作者はどんな想いだったろう。悔しいと思わなかっただろうか。残念ながら、番組製作者にとって優先順位が低いアニメだったのだ。※当時はそう思っていたが、今は違う。

 内容だが、女の子同士が仲良くするようなものだった。はっきりいって中味はない。ただ単に、女子高生が仲良くしているか、仲良くしようとアプローチしているだけの。そういうやつだった。だが、観ている最中に何も考えなくていい。それがいいと思って、つい毎回見てしまっていた。

 別に興味はない。なんとなく見ているだけだ。深夜帯だから、それ以外に選択がなかった。前後時間帯にほかのアニメ放送されることもあったが、観ることはなかった。この齢になると、特に30分枠のアニメは見るのがしんどい子どもと一緒に土日朝のアニメを観るのであれば、まだなんとかなるのだが。

 愚痴が長くなった。この章は仕舞いにする。これ以外にもパワハラ職員とか、やる気のない職員とか、省庁間のいがみ合いとか嫌がらせとか、議員行政との癒着・密着とか、嫌なことはいくつもあったが、本題ではない。

 そういうのが知りたい人は、元キャリア官僚が書いた書籍ブログを探して読んでみるといい。意外とみんな、けっこうぶっちゃけている。生々しい。

 その人達に比べれば、当記事の内容というのは、やはりベジタブルに違いない。冷静に考えて、野菜よりも肉の方がハイパワーだろう。そういうことだ。



思い出④ 政治家転身を間近に見て

 「官僚から政治家になりたい」という想いを抱く人は、一応は存在している。そして、そういう人が政治から求められる場面もある。

 30代に入る頃の話だ。具体的にいつ頃だったか失念したが、自由民主党地方自治を担っているグループが各官庁にチラシを配っていた。要するところ、「官僚の皆さんの中で政治家になってみたい人、手を挙げて。ハーイ、ハーイ!!」と、ここまで軽いノリではないが、かくして官僚から政治家へ……というルート希望する人は一定数いる。

 そういう説明会に参加したことがある。「興味本位でいい。年齢関係なし」といったことがチラシに書いてあったが、会場に同年代はほぼいなかった。

 説明会の流れは月次だった。自民党のそこそこ偉い人が挨拶をして、後は別の人達に交代して政治家への転身ルートの大まかな説明(国政コース地方自治コース)があって、最後簡単グループ討議だった。

 なお、これはずっと昔の話だ。今がどういうシステムかはわからない。

 私がいた席の隣には、一回り年上の国土交通省(の前身)の技官であるIさんがいた。体格は小柄だったが、その割には大きく見えた。頭の回転が速くて、こっちが話しても0.5秒でレスポンスが飛んでくる。

 Iさんとはグループ討議の後で連絡先を交換して、一度だけ飲みに行った。頭の回転だけじゃなく、教養のある話し方だった。人としてのスペックの違いを感じた。

 Iさんが上の説明会に参加した動機は、出世や昇進に関係していた。上に行けないのであれば、いっそ政治世界活躍してみたい――そんなことを話していた。

 Iさんは、東大でも京大でも筑波大でも東工大でもなく、一般的国立大学だった。偏差値でいうと50ちょっと。私と同じくらいの。その大学名では正直、立身出世の見込みはなかった。よくて審議官民間でいうと次長部長ほどか。今はどうかわからないが、当時は学歴が問われる時代だった。国交省でも、上級管理職東大が基本だった。

 Iさんのキャラクターというのは、古い語彙になるが、ザ・自民党といった雰囲気だった。政治的に保守というやつだ。頭の回転が速いというよりは、物事道理がわかるというか。いざという時には清濁併せ吞むことができる。そんな具合だ。

 かくいう私は、政治家ルートは無理だと感じ、その後にあった面接を受けることはなかった。国会議員になるには地盤看板も鞄も足りないし、かといって地方自治体に出向して市町村助役(今でいう副市長)になるのはリスクが高すぎる。もし地場に合わなければどうすればいいのか。どの面を下げて霞が関に帰ればいいのか? いや、というか帰れない。片道切符だ。

 でも、本当に政治家になりたい人であれば、不安に打ち勝ってしまえるのだろう。当時の私は、転職を考えはじめていたけれども、今と違って転職市場は整備されていなかった。インターネットでの転職活動も始まったばかりだ。リクナビ黎明期になる。

 まあ、それらも言い訳に過ぎない。本気で転職したい人だったら、そんな事情関係なく転職エージェント架電していることだろう。心の底では、そこまで転職したいとは思ってなかったのだ。

 その後も、厳しい日々が続いた。職責はどんどん増えていくけれども、やりがいは減っていった。給料も見合っていない。時給換算だと千数百円ほどか。上でいう40才になる頃には、自分がなんのために働いているのかわからなくなった。行政ロボットのようだった。

 ひたすら政策課題に対して向き合い、法律常識に照らして世間でいうところの正解と思われる回答を見つけ出し、複数上司忖度とやらをしながら仕事を回していた。税制を維持していくためのロボットになっていた。

 あと数年以内には、おそらく課長補佐から課長級になる。もっと忙しくなるだろう。子どもを2人育てるなど不可能だ。

 もやもやした気分で深夜に帰宅した時、やはり、あのアニメ――『犬神さんと猫山さん』が流れていた。たった三ヶ月の付き合いだったが、少しばかりの息抜きになった。コンビニおにぎりお茶と、味覇スープを飲みながら、ほとんど何も考えずに観ていた。

 女性同士が仲良くすることに主眼を置いていたのはわかる。メインふたり関係だけでなく、ほかの女性同士の関係性も描いている。

 犬神さんは積極タイプだった。猫山さんのことが大好きだ。ほかの女の子はいざこざがありながらも、最後には仲良しになっていた気がする。

 強いていえば、犬神さんの猫山さんに対するアプローチには、セクシャルハラスメント構成する要素があった。いきなり抱きついたり、薬物を飲み物に混ぜようとしたり、髪型自分好みにさせようとしたり、猫山さんの反応が気に入らないとキレたり、ハラスメントし放題だった。デートDVに通じるものがある。人権という観点からは、現代社会で許容されるべきものではない。

 この日記を書き始めた頃、ニコニコ動画登録して全話パックを購入した。順番に話数を巡ったところ、第9話にこういうやり取りがあった。以下、犬神さんを「犬」とし、猫山さんを「猫」とする。

犬「あの~、今なんて……?」

猫「えっと、だからストパーかけたいなって……」

犬「バッカなんですか猫山さん!」

猫「そこまでいうの犬神さん!?」

犬「だって、素晴らしいその猫っ毛を矯正するとか、そんなのって、そんなのって、コーヒーからコーヒー抜くようなものですよ!?」

猫「わたしアイデンティティなんだと思ってるの!?」

 リアル高校生ならこういう会話をするのかもしれないが、中年の私には厳しい描写だった。若い人向けの作品なのだからと思いつつ、読者が真似をしたら相手が苦しいことになる――と当時は考えていた。こちら以外にも、若い人なりの情動リビドー)が爆発するようなシーンがあったのを思い出す。

 思えば、若い人向けの作品なのだから、少しオーバーなのがちょうどいいのかもしれない。作者が若年だったのもあるだろう。梶原一騎(巨人の星)にしても、雁屋哲(野望の王国)にしても、巻来功士(メタルK)にしても、CLAMP(聖伝)にしても、荒木飛呂彦(バオー来訪者)にしても、板垣恵介(バキシリーズ)にしても、作者が若いと、エログロやスプラッタや、恋愛確執社会価値観との対峙など、青春期ならではのリビドーに溢れている。反対に、作者が齢を取ってくると確執関係が雪解けするような、そんなシーンを描くようになる。『バキ親子ケンカ編』などが顕著だ。

 あの人達が若かりし頃のマンガというのは、基本線として反社会的だ。反社会的といっても、若者にとっての抑圧を打ち破るという意味での反社会性だ。うまく料理できれば、マンガの魅力として存分に活きてくる。あの人達は、若者のそんな感情を搔き立てるのが抜群にうまかった……と、元若者が振り返ってみる。

 追記 Iさんはその後、大成した。少しではあるが本人に馴染みのある地域で、市町村助役として迎え入れられた。その後、国会議員職員団体や地元から応援を受けて市長選立候補し、並み居る解放同盟勢力を圧倒して市長になった。

 あれから調べてはいないが、きっと長い間お勤めになったのだろう。ああいう人がもっと多くなれば、地方もっと活性化するに違いない。



 Part3/3

 https://anond.hatelabo.jp/20230926201303

2023-08-18

土佐犬ペットじゃなくて危険物だろ

今年も娘共々無事義実家から生還できて心底ホッとしている。義実家では数年前に仔犬を譲り受けたという土佐犬(勿論闘犬はさせていない)を飼っていて、柵で一部仕切ってはいるけど基本室内に入れているから。

義実家のある地域特定制度は無い。義父に外飼いにしないのか尋ねても「昔と違って熱中症のおそれがあります。今の時代、犬を室外で飼い続けるのはダメですよ」と反論され、これでは外飼いを頼んでも聞き入れてもらえる事はなさそうでまず絶望している。

犬の件を除けば親切で、結婚前も以後もとても良くしてくれ、旦那づてに私の母がコロナに罹ったと知った時はわざわざ食べ物を送って下さったりなどお世話になっている。そのため主に私の両親のほうが「くれぐれも義実家に礼節を欠くな」と圧が強く、金輪際義実家に行くのをやめたいとは言えなかった。しか事実土佐犬や、同様に戦う事を目的に作られたピットブルなどが突然子供女性を襲って殺した事件日本でも海外でも複数件あるため、正直義実家には怖くて行きたくないし、娘を行かせたくない。

それに娘に何かあってはいけないから娘と旦那の2人だけで行く事も絶対許可できない。何より旦那が未だ呑気に「A(犬の名前)と娘ちゃん友達から早く会いたいよなあ」と馬鹿な事をほざいていた以上、私が付いていき見張っていないといけない。

以前、義母家事を手伝う間娘を旦那に任せたら「娘ちゃんが転んで泣いてたらAが駆けつけて寄り添ってあげてた」「娘ちゃんとAが抱き合って昼寝をしている」などほのぼのエピソードかの様に言うので思わず叱り飛ばした事がある。凶暴化するスイッチがいつ入るかわからない危険生物人間友達になれる訳がない。今たまたま優しいからって、そんなもの生存バイアスに過ぎないと繰り返し言っているのに「大袈裟だよ、俺も子供の頃でかい犬に囲まれて過ごしたよ」と頭の悪い返答しかしなかったため本気で切れてしまった。自分大丈夫だったか安全なんて理屈通用しないのに、そんな簡単な事が何故わからないのか。

旦那は義父について「俺が子供の頃も実家ででかい犬を複数飼っていたし、犬の飼育や躾、知識についてはベテラン」と評していたが、人間という生物が全力を出した時の大型犬より弱い事実があるのに何を信頼しろというのか。一般人より遥かに知識経験豊富動物園飼育員ですら、猛獣に食い殺される事件があるのに。

加えて娘にAと遊ばないよう言い含めていたのを娘が義父の前で泣き出した事でばれてしまったため、田舎人間特有の意固地も加わって建設的な話し合いが絶望的になってしまっている。

と言っても私は、土佐犬がどういう生物かという説明過去に起きた事故事例を娘に教え「今後Aに触ったり一緒に遊ぶのは禁止、Aが入れない柵の内側に居る事」「いつ凶暴になって私たちを襲うかわからないし、パパやじいじと違い私たちは弱いか簡単に殺されてしまう。Aはそれぐらい危ない生物から、君の友達ではない」と指導しただけ。意地悪ではなく危険から命を守る為だよとも何度も言い含めた。だがどうやら娘には「ママにAと遊ぶのを禁止された」という情報しか伝わらなかったようだった。

土佐犬は賢い生き物で、仔犬の頃から躾を適切に行えば共生可能」「Aは私の大切な家族ですし、Aと娘ちゃん友達です」「一般的危険と言われているから近づくなと、現に絆ができている子供制限するのは違うと思います」…

何もかも全て「今が大丈夫」という視点しか考えていない。それがある日突然覆される事例があったか一般的危険と言われているんだろ。私から見れば土佐犬も虎もヒグマも皆同じだ。そんな生物と、男性で筋力や体格もある義父や旦那と違って噛まれたら確実に即死してしま子供を一緒に遊ばせ、挙句「絆ができている」なんて発言が出るようでは、例え大型犬飼育ベテランでもハッキリ言って馬鹿非常識だと思う。ここはディズニー世界じゃない。

娘の事を思うなら、大型休みに孫に会うのを楽しみにしていると言うならそんな危険生物を譲り受けないで欲しかった。それとも犬好きの人間死亡事故が相次いでいる生物でも「犬」と言うだけで「危険ではない」と判断してしま病気なのか。本当に義実家の犬以外に不満はないし、家庭内での揉め事もないが、娘を殺される前に離婚しようかとさえ思う。犬好き人間はきっと私を神経質で動物嫌いなヒス女としか思わないんだろうが、私には人間の子供を猛獣の檻に一緒くたに入れ育てるキチガイしか見えない。

2023-06-08

anond:20230608122656

AならばB(犬ならば動物)が成り立つとしても、

BならばA(動物ならば犬)は成り立たない。

先に謝っておくと、実のところこの説明で十分なんだよね。

ごめんね。

ただ、人によっては納得するのが難しい説明だなと思うので、まずはそこの視点について書くね。

AやBに現実の条件を当て込むとミスリードをすることがあるってことなんだよね。

動物ならば犬である」というおかしい条件を与えたとき

「犬」動物なのだからAは真になってしまうんだ。

この仮定のみに固執してしまうと、何度説明してもAは真と言えるのだから答えはYesになってしまうんだよね。

考え方としては

・「AならばB」、BのときAが真になるケース

・「AならばB」、BのときAが偽になるケース

があることを理解しておく必要があるんだ。

Aが真であると言えるか?というのを考えるのだから

真になる場合もあるし、偽になる場合もあるなら、Aが真であるとは言えないよね。

という説明でわかりやすかったかな?

どうかな??

anond:20230608115315

「犬ならば動物」としたとき、何かが「動物」であれば、その何かが「犬」だというのは真か?という意味じゃねえの。

まあ理系日本語下手なのはしょうがない。汲み取ってやれよ。

2023-05-21

anond:20230521103519

救えねぇマヌケ

日本語では分解できない粒度まで細かくしたのが「亀」

ぜんぜん違うだろ

それは単に、漢字での話をしてるだけだろ

柴犬は「柴」と「犬」に分解可能だとでも言うつもりか

日本人ならきちんと日本語を把握しとけよ

ちなみに、ウミガメは正確にはSea turtleだ

anond:20230521041018

ハイパロニムとヒポニムの関係

このような現象は、言語学では「ハイパロニム」と「ヒポニム」の関係として説明されますハイパロニムは、より一般的単語で、ヒポニムはより具体的な単語です。例えば、「動物」は「犬」や「猫」のハイペロニムであり、「犬」や「猫」は「動物」のヒポニムです。英語では、より具体的な単語複数ある場合があります

以上、BingAIより

2023-04-10

chatGPT様に出力させたぞ

すきなのを選べ

あなたの知っている言語40で、それぞれ「犬」を表す単語「綴り」カタカナで表した発音)の形式で一行ごとに出力してください

アラビア語: كلب (kalb) - カルブ

アルバニア語: qen - クェン

アルメニア語: շուն (shun) - シュン

イタリア語: cane - カーネ

インドネシア語: anjing - アンジン

ウクライナ語: собака (sobaka) - ソバ

エストニア語: koer - コエル

オランダ語: hond - ホント

カザフ語: ит (it) - イット

カタロニア語: gos - ゴス

ギリシャ語: σκύλος (skýlos) - スキュロス

クロアチア語: pas - パス

コーカサス諸語: ʕuni - ウニ

コルシカ語: cane - カーネ

サンスクリット語: श्वन् (śvan) - シュワン

シンド語: کتو (kuto) - クト

スウェーデン語: hund - フンド

スペイン語: perro - ペロ

スワヒリ語: mbwa - ムブワ

セルビア語: pas - パス

タイ語: หมา (măa) - マー

タガログ語: aso - アソ

デンマーク語: hund - フンド

トルコ語: köpek - ケペク

トンガ語: ʻulungū - ウルングー

ドイツ語: Hund - フント

ノルウェー語: hund - フンド

ハワイ語: ʻīlio - イーリオ

ハンガリー語: kutya - クチャ

フィンランド語: koira - コイ

フランス語: chien - シャン

ブルガリア語: куче (kuche) - クチェ

ポーランド語: pies - ピェス

ポルトガル語: cão - カン

マケドニア語: куче (kuche) - クチェ

ルーマニア語: câine - カイ

ロシア語: собака (sobaka) - ソバ

中国語: 狗 (gǒu) - ゴウ

韓国語: 개 (gae) - ケ

日本語: 犬 (inu) - イヌ

---

個人的には「ソバカ」「コエル」「スキュロス」「カーネ」「ムブワ」あたりは新鮮だな

anond:20230410191119

2023-03-28

犬を犬と呼んだらフラれた話

先日女性ラインをしていた時の話だ。

彼女愛犬家特に彼女が飼っている犬を溺愛している。

ラインでも犬の話題になり、私は「○○さん(彼女とは別の女性)の犬も可愛いよね」と返事をした。

そしてその返事をしてからラインは返ってこなくなった。

翌日Twitterを見ているとその彼女ツイートしていた。(彼女Twitterアカウント彼女が私に教えてくれた)

曰く、「ワンコ大事家族であり友人である、それを犬と呼ぶ人は嫌い」だと。

私はそのツイートを見て動揺した。

犬を犬呼ばわりするのは愛犬家からしたら畜生所業なのか、と。

私は真面目で勉強である愛犬家である彼女過去ツイートを見て「犬」を使わずに犬を表す言葉を学び、彼女謝罪しようと思った。

だが、過去ツイートを見て私はさらに動揺してしまった。

彼女自身が犬を犬呼ばわりしていたのである

しかもたった一週間前に。

さら検索してみると「犬」まるけだった。彼女が飼っている愛犬でさえ「犬」呼ばわりしているツイート散見された。

私は真面目で勉強家で頭脳も明晰である

そう彼女最初から私のことを嫌いだったのだ。

そして嫌いな理由を探していたのだ。

理由は何でも良く、○○だからあいつが嫌いだと自分を納得させたかったのだろう。

たとえその理由矛盾していても関係ないのだ。

矛盾していることすら気づいていないだろう。

このことから私は学んだ。

女性が(主語が大きいのは分かっている)男性をフル理由は当てにならない可能性が高い。

女性が言う○○だから好き、○○だから嫌いというのは後付の理由だ。

本やネットで言われている嫌われる行動、好かれる行動を真似したところで、おそらくそれは本質では無い。

嫌われる奴は何をしたところで嫌われるのだ。

私が犬のことを「ワンコ」と言ったところで結果は一緒だっただろう。

2023-03-26

AI技師AI絵師←これをプロフに書いてる奴さぁ

TwitterAI絵師批判される形でトレンドに入ってるみたいだから便乗して甘えた再投稿しま

AIを使うには技術必要なんだ!っていうけどさぁ

最初期ならまだしも(ていうか最初期の段階でだいぶグレーだったし学習に使う絵の著作権問題とかもあるけど敢えてそれはここでは置いとく)今はだいぶ使うの楽になってるわけで

そんなもんで生み出したお手軽な物を貼り付けながらAI技師とかAI絵師とかプロフに載せるのこれだいぶ恥ずかしくね?イキリが凄くね?

そこはせめて「AI生成」とか「AI絵」ぐらいにしとこうや

つーか「師」を付けるなよ

「師」って子弟を教える者、人の手本となる人、先生の事だぞ

AIが作ったもの右から左に流してるだけのお前がなんの手本になれるんだよ

寧ろお前がAI様についていってるだけなんだから表現としては絵師技師じゃなくて「犬」が正しいだろ

今の状況でAI使いながら絵師とか技師を名乗るのはもうすまんがだいぶキツイ、ていうか痛々しくて面白い

どういう気持ちでやってるんだろうなあれ

2023-03-24

AI技師AI絵師←これをプロフに書いてる奴さぁ

AIを使うには技術必要なんだ!っていうけどさぁ

最初期ならまだしも(ていうか最初期の段階でだいぶグレーだったし学習に使う絵の著作権問題とかもあるけど敢えてそれはここでは置いとく)今はだいぶ使うの楽になってるわけで

そんなもんで生み出したお手軽な物を貼り付けながらAI技師とかAI絵師とかプロフに載せるのこれだいぶ恥ずかしくね?イキリが凄くね?

そこはせめて「AI生成」とか「AI絵」ぐらいにしとこうや

つーか「師」を付けるなよ

「師」って子弟を教える者、人の手本となる人、先生の事だぞ

誰がAIが作ったもの右から左に流してるだけのお前がなんの手本になれるんだよ

寧ろお前がAI様についていってるだけなんだから表現としては絵師技師じゃなくて「犬」が正しいだろ

今の状況でAI使いながら絵師とか技師を名乗るのはもうすまんがだいぶキツイ、ていうか痛々しくて面白い

どういう気持ちでやってるんだろうなあれ

2022-11-21

anond:20221120221519

ペット家族と同列に扱って欲しいと思っている飼い主にとって、「犬」や「猫」という呼ばれ方は、

例えば娘さんのことを「先輩の家の人間」と呼ばれているような無機質な感覚を受けるのだろう。

これまでの日本において、ペット家族と同列で扱うような文化ではなかったので、

「娘さん」や「お子さん」との同列のペット呼称存在しないために、お互いに違和感をうけているのだと感じる。

先輩後輩のような、他人家族名前で呼ぶような間柄ではない関係性の間で使用する、

「ペット」「犬」「猫」などに代わる、新しい呼称を考えてみるのはいかがだろうか。

2022-09-06

Googleで「猫」って検索してみ

検索結果の右上のことろに肉球マークが出るからそこ押してみ

ニャンコの鳴き声とともにお手々が出てくるから

「犬」でも同じく出るぞ

画像生成AI「Stable Diffusion」の不満

学習データ品質に引っ張られて、ガチャを多く回す事になる

23億枚学習使用したとのことだが、低品質の物も多く含まれている。

「犬」、といった物はスマホ撮影したと思われるので、品質が保たれているようで上手く出せる。

イラストに関しては、単語に対するゆらぎが大きい。

例えばあるアニメキャラクター名を入れたとして、デフォルメした画像3D公式から同人まで色々あり、

平均を取るとなんだかわからない物になっている、気がする。


kawaiiというのが日本人が感じるものと、外国人が感じるもので違うということもあり、

そういった文化からのゆらぎもある、気がする。


写真人物を描画する場合だと、時代感もかなり出てくる。

服や髪型メイクといった流行があり、プロンプトを入力する側はあまり意識しない。

Japanese」といったら、普段見慣れている今の流行なはずだが、データベースがフラットなのか、戦後とかの白黒写真が混ざる。

日本より韓国文化の方が英語圏勢力があることもあり、髪型だと韓国圏の英語での言い回しを使わないと出来ないといったのもある。



出てきた画像の一部が気に入らなくても、あまり修正出来ない。

画像の一部が気に入らないとして、シード固定して、プロンプトを変更すると、大きく画像が変わってしまう。

数値を変えるだけだと構図は大きく変わらない。

2022-04-21

anond:20220421234359

人間にも打っとくといいと思う

接種済みってわかるように額に「犬」ってステッカーはるともっといい

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