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2024-03-09

俺の履歴書・上

俺は医局内でうだつの上がらない眼科医父親と、同じくうだつの上がらない乳腺外科医母親の一人息子として生まれた。

うだつの上がらない両親は医局内で粗雑に扱われており、かと言って開業する気概資金もなく地方郊外の関連病院を行ったり来たりしていた。

そのため俺はいつも都内にある母方祖母の家で過ごした。

スポーツも不出来で両親と同じく気弱な俺が平穏学生生活を送ることができたのは、幼稚園から高校までエスカレーター私立男子校に進学したからだろう。

母校は俺が入学した時には既に開成筑駒などに大きな差をつけられていたが、同級生には芸能人経営者の子息がたくさんおり、彼らとの格差を感じずにはいられなかった。

高校卒業した俺は1年間の浪人を経て都内私立大学医学部に進学した。

大学時代一年目は強制的寮生活となった。

部屋の先輩はスポーツ推薦で入学した他学部学生であり、俺とは全てが真逆だった。

合コンに明け暮れ、大量の酒を飲み、それにも関わらず部活で結果を示していた。

先輩は善意から俺を合コンや遊びに連れて行ったが、お互いに気が合わないとわかってからコミュニケーション殆どなくなり、寮から出られる二年目以降は祖母の家に帰った。

大学卒業した俺は東京を離れ地方総合病院にて初期研修に入り、そのまま内科の道に進んだ。

当初は呼吸器の道に進もうと考えていたが、実習中に見た気管支内視鏡のおぞましさと患者の辛そうな様子を見てやめた。ちなみに内科のローテート中でもこの気管支内視鏡を目にするのが一番嫌だった。

消化器に進んだころ、病院薬剤師をしていた妻と知り合った。

内視鏡指導医が義父と友人であり、俺を紹介したのであった。

妻は俺が女性経験がないことを知ると「その歳で…?信じられない…」とドン引きしていた。

結婚式の際、地方で代々事業を営み財力もあり顔の広い義父の招待客でホテルが埋め尽くされる中、隅っこで父と母が小さく座っていた。

結婚後、妻との営みは片手でちょうど数えられる回数しかなく、妻は俺の性的能力の低さを侮辱し俺は男性機能喪失した。

そのため俺と妻の間には子供がいない。

完全な家庭内別居が始まり、消化器内科医として一人前になった頃にちょうど病床の母が亡くなった。

乳腺外科医の母は遠隔転移を起こした乳がんにより亡くなった。

見舞いも拒む妻は当然葬儀の日にも予定を入れており、俺は一人で東京に向かった。

通夜葬儀を終え家に帰る新幹線の中で人生の虚しさを感じた。

続く

2024-02-14

10年前起きた、同級生殺人事件現場に行った話

 不謹慎聖地巡礼をしてきた。

 何かと言うと、10年ほど前にとあるセンセーショナル事件があった場所を見に行ってきたのだ。女子高生による同級生殺人事件である。今回は、そのレポとそんな悪趣味聖地巡礼を決行するに至った経緯の2点を、書き手である私の過去の自語りを多大に含めながら書いていこうと思う。事件現場特定して見に行ったイチ野次馬の実録として読んでもらえれば幸いである。

 はじめに言っておくが、私はこういった事件が起きるたびに容疑者地元出身高校は云々……と嗅ぎ回るような野次馬ではない、とだけ表明しておく。しかしこういった行動に出ている以上、完全否定はできないところはあるが。

 はじめに、その事件の内容を説明する。2014年に起きた、女子高生による同級生殺害事件である。当時15歳の加害生徒Aが、同級生であるBさんを自室に連れ込んで絞殺動機は「体の中を見てみたかった」「人を殺して解体してみたかった」といったものだった。(以下、それぞれ加害生徒=A、被害生徒=Bさんと表記

 事件の具体的な名称地名については関係者迷惑をおかけしてはいけないので伏せさせていただいたが、手口が特徴的なため、調べれば聡明な読者諸君においてはすぐピンとくるであろう。

現地レポ

 事件現場となった場所は、事件発生からほどなくしてネット上では特定されていた。私は現場となったマンション名をgoogleマップ検索、自宅からルート検索し向かった。

(ちなみに事件現場マンションは、事故物件掲載サイトの「大島てる」さんにも掲載されている。Aの実家も)自家用車を走らせ、現場に到着した。所要時間割愛させていただく。

 現場国道に面しており、すぐ近くには駅や大きなアーケード街があった。駅が近い故か、市営のコインパーキング現場マンションの向かいにあった。車をそちらに止め、徒歩で現場に向かった。

 ここで、あらかじめ大事な前提を記載しておく。現場敷地内には立ち入っていない。


敷 地 内 に は 立 ち 入 っ て い な い


 そこまですると流石に不法侵入になってしまうので、面した道路から歩いて観察するだけにとどめた。私もそんなことでお縄になりたくないので、その点はご理解いただきたい。


 現着し、まずはマンションの外観を観察してみる。10階建てでおそらくオートロック。今ではどの部屋にも人が住んでいる気配がある。現場となった5階にもまた、どの部屋にもカーテンがはまっていた。10年も経ってしまえば、その近くの人々の生活もすっかり元通りのはずだろう、という考えが自分にはすっぽり抜け落ちていたことに気づかされた。

 マンションの裏手には駐車場が2台分ほどある。ただしもしかしたら、隣のビルに入っているクリニックの患者用かもしれない。駐車場付近から見上げると、当然マンションベランダが頭上にずらっと見える。AはBさんの殺害後、証拠隠滅のためにスマートフォンを5階のベランダから投げ落としたのだという。彼女スマートフォンが落ちていたのはこの辺りだろうか、と思いをはせる。

 駐車場からさら路地を入ると、住宅が斜面に立ち並んでいた。ここから先は進んでいない。途中で引き返したのは、非常に坂道が急でその後の体力を考慮したためだ。この町の特徴的な地形ではあるが、国道から一本細い路地に入っただけで急峻な坂道になる。西側には海があり、その海岸線近くまで山地が迫ったこの街の地形故だ。

 マンションに数秒黙祷し、周辺の探索に移った。国道の向かい側には小さな商業施設があり、昔ながらのブティックを中心に、1フロアだけのイオンダイソーが入っていた。ブティック中心だからか、店内は年配の女性が多い。日本のどこにでもある、田舎商業施設風景に心が安らぐ。商業施設の1Fからアーケード街に通じており、今どき珍しく賑わいのある商店街が広がっていた。雰囲気で言うなら、福岡市天神新天町商店街にかなり近い。

 商店街は今どきのカフェ居酒屋といった飲食店から昔ながらの八百屋かばん屋、チェーン店ドラッグストアアニメイトまであった。筆者は商店街と言えばシャッター街と化した薄暗い故郷商店街しか頭になかったためまあまあ驚いた。にぎわうアーケード喧騒の中で、AもBさんもここで一緒に買い物を楽しんでいたのだろうか。楽しい時間をすごしたのちに、あのような凶行に及んだのだろうか。そんな、彼女と一緒にお出かけを楽しんだ後にお持ち帰りして夜はムフフなことをして、じゃないんだから……と下世話で邪な形容をした。凡人かつ俗物の私にはそういった想像限界だった。勿論、真相はAにしかからない。

 横断歩道渡りマンションのある側に戻る。国道沿いに北西に進むと、5分もせずに県の弁護士事務所が見えた。Aの父は敏腕弁護士だったと聞く。Aの父は、Aの母が亡くなった後まもなくして若い女性と再婚した。それがトリガーになったかは知らないが、2014年3月にAは父の殺人未遂事件を起こしている。Aと一緒には住めないと判断したAの父は、Aの戸籍を外してAの祖母養子にし、マンション一人暮らしをさせることに決めたという。この事実だけ見ると父親もAの扱いに手を焼いていたのと同時に、法的には娘を切り捨てた薄情者、という印象を受ける。

 しかし、現地を歩いてみると、現場の近くには県の弁護士事務所があり、父の職に大いに関係していたであろう場所がある。2014年当時からあったのかはわからないが、もしかしたら父は、自分業務で関わることの多い場所の近くに娘を住まわせようと、ひいては見守りたい意思があったのかもしれない。娘のために駅の近くかつオートロック自分職場からも近い賃貸物件を見繕って用意してあげていたのかもしれない、と思いをはせる。やはりやるせなさを覚える。

 結果としてAの父親2014年10月に自宅で首を吊っているのが発見され、そちらの実家もそれで「大島てる」さんに掲載されている。Aの父親の行動には怒りを覚えるところも多いが、同時にどうにもできなかったのだろうと痛ましさを覚えた。

 ここまで想像を巡らせたのち、私はマンション近辺を後にした。名物ハンバーガーが食べたくなった、ヤニを吸いたくなった。そういったその時湧きあがった欲求が、私を2014年から2024年へと引きずり戻してくれた。


 参考程度に記載するが、賃貸サイトによる2024年2月現在家賃相場は、その市はワンルームで3.72万円。現場となったマンションワンルームだが4Fの家賃が4.9万円と、その地域では少しお高めな印象は受ける。築年数も浅く何より駅近物件からだろう。ちなみに、現場となった502号室はどの賃貸サイトにおいても今は入居者募集されていなかった。

聖地巡礼動機

 では、なぜそのような不謹慎聖地巡礼を決行したのか? その理由は、「私がこれまでの人生で1番執着した事件だったから」にほかならない。少し回りくどいが、私自身について、この増田匿名性を損なわない程度にお話しする。

 筆者である私は、Aと同年齢である。そして2014年に何をしていたかというと、やはり高校1年生をしていた。私とAの経歴には非常に共通点が多い。もっとも、Aの方が実家は太く彼女自身の才能も豊かなのは間違いないのだが、その内面には非常に共感できるところが多かった。Aも私も、住んでいる県も学校もまるで違うのだが、だいたい同じくらいの偏差値帯の公立中高一貫校中学受験で入っている。抜けきらない中二病一人称は女なのに「ボク」だったし、Aのようなかなり短いショートヘアをしていた。高1の途中から不登校児になったのまで同じだった。(一つだけ自慢。今でこそ私はうだつの上がらない無職だが、高1当時は県内模試で2ケタの順位につけるくらいには学力もあった。)

 問題はここからである。高1当時の私は、少年事件について調べるのが大好きで、それをモチーフにして同級生を殺しまくるお話ケータイ小説執筆投稿していた。今思うと二重に恥ずかしい子どもである

 事件発生当時まず何を私が考えたか。「A、私の書いたの読んだの?」である。今考えると普通にそんなのはあり得ない確率であるし、ほぼ妄想の域だった。しかしそれくらい手口が酷似していた。後ろ暗い喜びと同時に、思考回路が同じという点でかなり精神的に追い詰められた。二律背反感情が板挟みになっていた。学校に行っても、やはり同じ高校1年生が起こした事件ということでクラスでの関心も高く、「キ〇ガイだよね~(笑)」とクラスメイトが笑っているところも見かけた。今でも思い出して動悸がする瞬間である

 そしてそのケータイ小説掲載に関しては、投稿を削除した。そのうえで、もう創作はしないと筆を折った。

 そしてその後、連日ニュースがそれを報じてどんどん事件の全容が見えてきた頃には、私はネットでAの情報を漁りまくっていた。私はもともといじめられっ子で、当時はいじめっ子たちのピグTwitter特定して、特にアカウントは作らず毎日のように静観するという人聞きの悪い趣味を持っていたから、そういうのが大好きではあった。また、AにはASD自閉スペクトラム症)があり、その点も考慮して医療少年院送致がふさわしいとの判決が出た2015年頃、実は私もASDの診断を受けていた。偶然にしてはあまりにも近すぎると、一方的シンパシーを感じていた。

 そしてそのうちに、Aに対してどんどん惹かれていったのだ。Aのような人の内面深淵のぞき込みたい、という気持ちになり、進路希望調査では心理学部のある大学を書くようになった。その後、急速にメンタル調子を崩して精神科医療にかかったり、卒業も危ぶまれるくらいには学校に行かなかったりしたが、どうにか高校卒業した。

 犯罪心理学をやりたいです!と意気揚々心理学部のある大学に入り、臨床心理学系の大学院にまで進み、少年司法の分野に行きたいと思い公務員試験を受け、児童相談所に勤務した。今振り返ると、「心理学がやりたい!」の起点はさかのぼればすべてAへの関心に行きつくと思う。我ながらどうかしている。

 そして現在2024年2月児相勤務は上司や先輩から陰湿いやがらせに遭い、私はひっそりと公務員退職した。今は退職してから3か月が経つ。公務員時代の蓄えでギリギリなんとか食えているが、正直来月以降の生活は先が知れない。なんでこの分野に焦がれ続けて10年間走ってきたのか? その疑問を問い詰めた時、この事件存在が頭をよぎった。2024年のあの現場を、Aが生きていた町の2024年を見れば、私のこの思いを終わらせられると思った。以上が、私がこんな不謹慎聖地巡礼をもくろみ、決行した理由である

 ちなみにわたしは結局、大人になってから二次創作という形で再び筆を執るようになった。どれだけ思考回路狂気の側に近く、そのリビドーを表出させたいと願ったとしても、創作という法に触れない表現方法を選ぶことができた。私はその点で非常に適応的でポジティブな強みを持つことができたのだと、今は肯定出来ている。

 話を本筋に戻すと、私はこの旅で、ようやくAへの執着に諦めがついたように思う。私は間違っていたかもしれないとはいえ10年間走り続けてきた。そしてきっと、AはAで、医療少年院かあるいはどこかで、償いとAの人生を生きているのだろうと思い至った。やっと私は2024年自分を生きていけるようになったと思えた。不謹慎だろうが、ようやく私はこれで前を、未来の方を向いて歩いていけそうな気がしたのだ。

 最後に、被害者の方のご冥福をお祈りすると同時に、Aの更生と治療がうまくいっていることを祈る次第である

追記

 ちなみにこの後、普通に私はその街の名所を一通り回り、観光して帰宅した。軍港の町なので、港に停泊している米軍の大きな船を眺め、海上自衛隊博物館見学してきた。他にも、ネイルチップが取れて応急処置シールを買うためダイソーに入ったら、パンキッシュ服装マダムと談笑したり。名物バーガーを食べていたらバラエティ番組ロケの一団が店に入ってきてびっくりしたり。〇本雅美に似ていたが、声が違ったのでおそらくローカルタレントかなにかだろう。

 10年経とうと、何も変わらず日常は回っていることを実感した。そしてそのことは、私にとって救いでもあった。

2024-02-05

おっさんが思ってる以上に年齢の壁は高い

若い女に対してガチればワンチャンあると思ってるおっさんの多さに辟易する

 

芸人界隈もこれ多いけど、もっと多いのは営業マン

元々それなりに遊んでたタイプが1番タチ悪い

 

うだつの上がらないタイプ勘違い距離取ればいいんだけど

上のような奴らはなまじ昔の成功体験があるだけにしつこいし面倒くさい

 

世代相手すればいいのに揃いも揃って若い方行くのがほんと謎過ぎる

2024-02-02

女の陰毛についてアメリカ帰りの女と激論した

断っておくと俺は別に女の身体自己決定権侵食する気はない。

毛を伸ばそうが刈ろうが当人自由だ。

        

ただ俺と激論になった女(仮に剃子とする)はアメリカ帰りで

男はこういう反応をするもの!と言う部分にまで踏み込んできたため議論になった。

     

     

剃子「毛は処理しておくのが先進国常識

剃子「男も毛のない女の方が喜び興奮するもの

     

俺「いや例えアメリカがそうだとしてもそれはただの文化

俺「整えるがエスカレートして剃るがスタンダードになっただけではないか

俺「白人黒人日本人より毛深くケア必要性が高いために

かいことやってられなくなり全部剃る文化になったと考えられる」

     

剃子「実際に全剃りするようになって目に見えて男の反応は変わったのだが!」  

俺「それは全剃りが文化となれば剃るのが身だしなみとなるため

  陰毛剃っていない時のお前は日本で言う『腋毛全開女』、

  蛮族として文化的にギョッとされてただけではないか

      

    

でまあ別に決着はついてないしつける必要もなかったんだけどさ

そもそも女の陰毛って世間の男にとってどうなの?

猥談するような友達いないからそういえば他の男の声聞いたことないな、

そういう意味では剃子と戦えないなって戦いの最中に気付いて引いたんだよ

  

 

俺は陰毛大好きだし滅茶苦茶エロいと思ってる

だって陰毛なかったら首から下がつるっとつかみどころがない感じならん?

あそこに毛があるのが滅茶苦茶エロいと言うか

最低限の手入れはしつつしっかり生やしておいて欲しいんだよね

シンプル陰毛無いと相当ガッカリする

あと女の下着を脱がせていくとき

黒々した陰毛が出てくるとこですごく興奮するんだよね

(そういう意味金髪赤毛白人女にはそもそもあんま興奮出来ない予感がする)

    

   

長くなったからまとめると

女の身体自己決定権の話じゃなくて

エロいエロくないか観点での女の陰毛」について

世間のみんなどう思ってんのかなって

  

 

追記 

みんな予想外にたくさんのコメントありがとう

ロリコンとかじゃなくて陰毛剃ってる状態が好きな男結構いるんだな

もはや統計データとかも見たくなる

 

ただ一個だけ

マジでムカついた意見一言いいたい

jou2 俺は定期的に剃る。理由は、髪の毛と同じで、ほどほどの長さが一番いいからだ。

そして「女の陰毛」とか男女で陰毛に差があるとか思う奴が俺は嫌いだ。同じだ。男女で、陰毛に、差なんて、カケラも、無い。同じだ

2024/02/03

あのさあ、俺は別にポリコレの話はしてないし、女の自己決定権否定してないと表明したし、

これはあくまで性欲の話だと断って、正直に自分欲望の詳細も開示してるわけじゃん。

その上で個人差やディテール差も認めてるから、みんなの性欲はどう?って聞いたわけ。

  

そこにこういうトンチンカンポリコレレスしてくる奴って一体何?

お前ポリコレの発揮どころ間違ってるぞ?なあ?

 

俺は男と女セックスアピールが同じだとは思わない

女が着たらセクシー下着を男が着ても(ブラを付ける男だ)セクシーだとは思わない

毛の処理の仕方だって男女差がある 髪型からしてそうだろ?

それは本能に根差す部分と文化に根差す部分と両方あるが、

俺はあくまで性欲の現実について自己開示してみんなの意見を求めたんだ

 

それともあれか?

お前は男にも女にも全く同じように欲情する性欲の持ち主で、そういう自己紹介をしてるのか?それはバイセクシャルとも違う相当特異な性欲だがそういう人間か?

それならフェアだし俺の問いかけにも合致してるけどな、そうじゃないんだろ?

  

別にポリコレ自体は嫌いじゃないけどポリコレバカが嫌いなのはこういうので、

ポリコレを何か万能トンカチだと思ってて振り回すべきじゃないとこでドヤ顔で振り回すバカがいる

これはちんこまんこの話なんだからポリコレの出る幕じゃねえんだよ

 

じゃあポリコレバカ(notポリコレな)が怒りそうなこと言うと

俺は日本人の女にしか欲情できないんだ

かめたんだけどマジでそうなんだ

俺は別に排外主義者じゃないし憎んでる民族人種もない

審美的に言えば白人とか黒人とか日本人より手脚長かったりスタイル良いとされるプロポーションなのはわかる

でもなんかしらんけど日本人の体型や肉付きが好きで、一番エロいと思う これが本能なのか文化なのかもわからん地域的に近い外国人でも微妙

でもこんなことは俺の自由だろ?

ポリコレの入ってくるべきでない所だと思ってる

陰毛についてもそういう領域の話をしてんだ

もちろん女の自己決定権に立ち入る気はない(って最初に書いたよなあ?)

    

そして「女の陰毛」とか男女で陰毛に差があるとか思う奴が俺は嫌いだ。同じだ。男女で、陰毛に、差なんて、カケラも、無い。同じだ

こいつのこの書き方とか明らかに自己陶酔入ってるじゃん?

「今どういう話をしてるか」も読み取れず、自分の性欲をフェアに開示する根性もない色んな意味での低能力者の分際で自己陶酔してるの

なんでこんなに低能なのに自己陶酔できるのかというと、ポリコレという権威をまとって気が大きくなってるからだろ?

  

結局ポリコレ権威化してるから、こういう能力低い権威主義者が入ってくるんだよな

ポリコレフェミニズムLGBT共産主義も元はいアイデアだったのかもしれない

でも進歩思想って言うのは本当にそのことを考えてる頭良い真面目な奴よりも

単に「既存社会うだつあがらないから一発逆転可能な新しい権威を求めてる能力低い権威主義者」が寄って来て

そういうやつらが滅茶苦茶に振り回すから社会から嫌われて中身も劣化して腐ってくんだと思ってる

陰毛と性欲の話すら楽しく出来ずにポリコレ始めるバカくん見ればわかるだろ

本当にアンフェア無礼な態度なんだけど彼には多分その自覚すらないだろ

ヘタすりゃ「ぼくちん周りの誰よりも知的で高度なレスをしちゃった」とか思ってる可能性がある

これだけ怒っても彼には伝わらないんだろうなと思う

俺は真剣に怒ってるんだけど

 

 

differential

“最低限の手入れはしつつしっかり生やしておいて欲しいんだよね” これが脱毛より実は割と面倒なのだ、ということは、増田にはぜひ知っておいてもらいたい(人による)

2024/02/03

ついでに気になったコメントに返信するけど、

いやそれは知ってるよ

というか知らなくてもわかるよ 男だって毎日ひげ剃るんだから永久脱毛した方が楽だなとか誰でも考えるよ

  

繰り返しになるけど女の都合や自己決定に対しては何も言ってない

どんな動機や利便の為であれ自分の毛なんだから剃りたければ剃ればいい

自身もIO脱毛は気になってる

俺が剃子と言い争いになったのは「男の性欲も無毛を求めている」という剃子の主張が事実なのかという一点だから

 

あと剃子はワックス自分脱毛してるって言ってたか永久脱毛済みの人に「毛があった方がいい!」って力説した話じゃないからね

自分で読み返して気になった)

2024-01-30

アニメスナックバス江」から見る映像化の難しさについて

アニメ放送以降、アニメスナックバス江」監督によるX(旧twitter)の投稿でそこそこの焚火が燃えているが、最近起こったドラマ原作者自殺に絡めた投稿でまた一ボヤ起こっている。

 

そもスナックバス江とは北海道札幌北24条辺りにある架空スナック舞台としたギャグマンガで、スナック従業員女性たちと様々な客(常連から異世界から紛れ込んだ一見さんまで)たちとの掛け合いを軸としている。

テンポのいい掛け合いや踏み込んだ突っ込み、ルビ芸のワードセンスが特徴の漫画で、ネットでは否定的意見を見たことがないほどだった。

作中メタネタ的にアニメ化したら~とか自分声優はこうだ~とかキャラ自身が出すことがあったのだが、昨年本当にアニメ化という話が出た。

個人的にはすごいよマサルさんギャグマンガ日和シリーズ的な感じのギャグアニメがようやく来るなととても楽しみにしていた。(+チック姉さんはまだあきらめていない。)

とても楽しみにしていたのだが、待望の放送を視聴したところ困惑するような出来だった。

 

会話のテンポがすこぶる悪い

1話放映後、噴出した意見

Xでも指摘している人は少なくないがバス江で求められているのは強みであるギャグを引き立てる軽快な掛け合いだった。

しかアニメでは現実でもありそうな場末スナックでのうだつの上がらないおっさんがする間延びしたトークテンポで、現実スナックを描いた作品だったらあり得る会話劇だがギャグマンガにおいては致命傷にもなりうる遅さ。もともと内容がある話ではないので、アニメスナックバス江」のかみしめる様な会話の遅さだと全部素材が死んてしまう、というか死んだ。

個人的には3話まで見てから評価するようにしているのだが、待望の3話でバズった小ネタが出てきたが演出のせいで不発に終わりだめだこりゃと悟った。

 

話の順番の改変

スナックバス江の第一話はスナック行ったことがない真面目そうなスーツ姿のサラリーマンスナックへ入るところから始まる。

そわそわしつつ入店して目に入るのはチーママママを酒瓶で殴りつけた直後と思われる流血沙汰の現場で、リーマンとチーママは目を合わせるもののそこに一切の会話がない。

面白無視で読者までガツンと殴りつけるような導入だったのが、アニメ第一話導入ではカラオケboxで歌っている途中店員が入ってきたら気まずいという毒にも薬にもならないあるあるネタ

カラオケネタ前後の話があったり登場人物関係性が出来上がっていたからこそ、そこそこ面白かったのだが導入としては正直弱すぎる。

最初の指摘と合わさって監督バス江についてどの程度理解しているのかが露呈してしまった。

 

スナック文化偏重

監督はXでの投稿を見るとスナックテンポ雰囲気大事にしたい様子だ。確かに漫画では背景はほとんどなくキャラが酒をあおるシーンやカラオケするシーンは会話のアクセントでたまーに入るくらいだったがアニメ版は違う。

背景はスナック感マシマシでちょいちょいグラスの氷の音や酒をあおるシーンが出てくる。おまけにムーディなBGMが流れしっとりとした雰囲気が出ている。

酒を飲みながら視聴したらさながら自分スナックにいるような雰囲気を味わえそうだ。

しか原作ファンが求めていたものはそれではないのだ。

 

都会で評判のいいチャーシューメンマスタンダードと思われる具材が乗った大衆ラーメンを食べに行ったつもりが小皿スープと麺がこじんまりと乗ってジャズだかクラシックが店内で流れている意識高い系ラーメンをお出しされた感覚だった。

実際好きなギャグマンガ原作アニメではなくよくわかんない長尺FlashアニメとしてならBGM代わりにできた。

好きな原作だしということで食べたら食べたでまあまずくはないけど、求めているのとはまったく違う。もんじゃ焼きとゲボぐらい違う。

 

Xの指摘の傾向と自分感想とどの程度近いかいかはさておき、バス映像化について監督

「あえての表現

「わからない奴はわからんでもいい」

スナックの良さを引き出している」

といった感じの主張をした結果ボヤ騒ぎ。個人的に主張はわかるんだがそれをバス江を使ってやらんでくれと思った。

そして序文の話。

どうやら今は投稿が消えているみたいだがドラマ原作者非難した視聴者原作者自殺に追いやってしまったとし、視聴者たちを非難する投稿をしたようだ。

趣旨としてはクリエイターもっと大事しろというように受け取ったが、これは監督バッシングということがあってということなのだろうか。

いずれにしても独り相撲クリエイターSNS自己弁護たらこうなるという好例をみることができた。

 

原作ファンの求めているもの」と「監督が出したいとするもの」が違う事例は良くも悪くもほかの作品にも言えることで、特に監督の力が強そうな実写化では顕著に出ていると思う。

成功した感じなのはデスノートとかるろうに剣心とかカイジアニメも)とか、逆に上手くいかなかったのは進撃の巨人とかデビルマンとかだろう。

特殊なのは庵野氏によるリバイバル作品で、ゴジラウルトラマン仮面ライダーを見たいというよりは庵野解釈のそれを見たいということでおもしろいかまらいかはさておき原作レ〇プみたいな話にはならないのだろう。

そういう意味では映像化するにあたり見せたい相手監督ファンなのか、原作ファンなのか、その辺りをわきまえているかどうかがカギになると思う。

スナックバス江についてはほかの監督リバイバルされるか、原作者による供養(映像クリエイターが本編に登場する回)をしてもらうことを期待したい。

2024-01-29

anond:20240129084224

学生ニートなのに何時間ライブ配信に張り付いてるから自分人生生きられなくなるんじゃん。

うだつの上がらないフリーター地下アイドル応援して、ノンフィクションの題材にされるようなゴミになるだけじゃん。

2024-01-28

anond:20240128202740

それがレスバになっていると思っているIQ100を下回ってそうなあなたのこと?

多分偏差値50未満の高校しか行けてないでしょ

追記コメント消した? ねえねえどんな気持ち? 今どんな気持ち???

人生ピークがうん十年前に自称進学校に進んだあたりっぽい 三流私大になんとか滑り込んであとはうだつの上がらない人生送ってそう

2024-01-24

anond:20240124110142

アメリカ映画も、田舎で農夫やってるうだつの上がらない白人男性が実は隠れた経歴があるとかで世界を救って金髪巨乳美女キスして終わるやつばっかり。

世界中一緒

2024-01-19

仕事中は「いつまでもこんな低月給でうだつの上がらない人生を送っていて人生大丈夫なんだろうか」って物凄い不安になって頭おかしくなりそうなのに

いざ休日になるとそういうの全部忘れてパチンコ屋で目の前の期待値に集中してしま転職とか婚活とか全部どうでもよくなってしまう。

そして月曜日になり「俺はいつまでこんな生活するんだ…」と自己嫌悪に苛まれながら仕事をして精神を枯渇させるループ

2024-01-08

ブクマカ増田の人たちって、はてな以外ではまともな人間だったりする?

まあネット世界なんていくらでもあるからはてなで露悪的に煽ってても他のSNSゲームコミュニティとかでは紳士的だったりすることもあるんだろうけどさ

なんかはてなに巣くってるオッサン共って現実でもネットでもうだつが上がらずゴミみたいなこと言ってるんじゃないかなって思ってしま

2023-12-30

anond:20231229185830

そういう人任せな精神性だからこそうだつが上がらない人生なのでは?

2023-12-20

anond:20231219223554

今日丁度、

クール美少女が、うだつの上がらない主人公に、人知れずやや好意を抱いてた…みたいな表現検閲した方がいいと思う。青少年有害から

というまとめを見た。

この増田も、「おじさんに有害から」と規制された方がいい。

そんなおじさん、実在しない。

2023-12-19

anond:20231219172800

いやまぁ、お客さんの側も遊園地が出来るならそっちの方が良いでしょ。

売る側が先に「スゴい夢の技術です!」みたいな売り方しちゃったのもマズかったよな。

というか、VR/MRが形になる前から小説漫画映像で「VR/MRとはこんなにスゴい夢の遊園地なのです!」って見込み客にすり込まれちゃってるから作り手としては辛いところだよな。

まぁ、技術が人の妄想に追いつくまでもうしばらくはうだつの上がらない時期が続くだろう。

2023-12-12

anond:20231212174323

増田の臓器サイドにとっては

うだつの上がらない増田民のパーツで居るより

病気がちで薄幸の美少女JKワンチャン再就職狙えるかもしれないかメリット大有りだぞ

2023-11-25

明日カノとかで、風俗客とかが馬鹿にされてるけどさ

風俗客やってるような、30代のうだつの上がらないオッサンだけどさ。

20前後坂道グループにいそうなレベル美少女に、時間いっぱいアナル舐めさせたりしてるけど。

風俗客を馬鹿にするわりに、オッサンアナルキスした唇で結婚の時にキスとかすんのかな〜、オラついてるのに、おっさんのケツの下で必死に好きです好きです言わされてるのは惨めじゃないのかなあ〜と感じる。

2023-11-23

anond:20231009131621

オネアミスの翼レイプ未遂シーンは本当に意味が分からなかったな…

うだつが上がらないけど善良そうな主人公が本当にいきなりレイプしようとするので衝撃的だった

なのにヒロインの方も主人公と縁を切るでもなく話は淡々と進むし

お陰でそれ以降の感動っぽいシーンも全てが白けて見えた

2023-11-22

途上国鉄道と、たばこ

6、7年前のこと。

当時、私は大学を1年休学し、アルバイト貯金を貯めては発展途上国に旅に出るという生活を送っていた。

いわゆるバックパッカーという奴で、当時はうだつの上がらない大学生を中心にとても流行っていた。

私はとある発展途上国にいた。というか、タイにいた。

国民からの支持も厚きプミポン国王陛下(大変偉大だった。名前の響きも良い)がまだご存命であらせられた頃の微笑みの国で、途上国と言っても過ごしやす場所だった。

主な活動拠点であった首都バンコクにはそこら中にコンビニがあるし、バンコクでなくても観光地ならそこら中にコンビニがあった。

距離の移動も楽で、自動車バイクトゥクトゥクなんかのタクシー車道を(適宜信号無視しながら)縦横無尽に行き交っていた。

足に自信があればレンタル自転車でも移動できたし、自信がなくてもレンタルエレファント騎乗することによってなんか自分がとても偉くなった気分にもなれた。

だが、長距離の移動は辛かった。

何十キロも移動する場合貧乏学生に与えられた選択肢乗合バス国有鉄道の2択になる。

私はこの1年後、南国フィジーで偶然出会った黒人雰囲気でビガップするまで乗合バスというもの食わず嫌いしていたのでタイで乗ったことはない。乗り込んだら最後ギャング鮨詰めになったファベーラっぽい場所に連れて行かれるような気がしていたからだ。

なので国有鉄道ばっかり乗っていた。

国有鉄道は大変安価で、バンコクから国中に放射状に線路が伸びていたっぽい。バンコクのなんか名前の長い駅からどこへでも行けるし、どこからでもバンコクに戻れた。

だだ、乗り心地は酷かった。

座面も背もたれも材質不明の硬い何か(プラスチックっぽい)で長時間乗るとケツが割れる。

はいつも半開きなくせになぜか換気能力が低く、どの車両に乗っても独特の臭いがした。しかもこの窓は出入り口でもあった。車両が駅に停車すると野生の物売りたちが華麗な身のこなしで窓から乗り込んでくるのだ。なので泥とか砂とかがいろんなとこについてた。

最も難儀したのは、夕方夜にかけて、バンコクから地方に向かう鉄道の車内である

一つ考えてほしい。我々日本人は、夜にへとへとで電車に乗りこんだものの、座席が空いていなかったらどうする? 観念して空いている場所に立つか、次の電車を待つかするだろう。

タイ疲れた人々はどうだろうか。そんな非効率的なことはしない。

何故なら、電車には床があるのだ。そして疲れているのだ。疲れている人は、座るか、寝るのだ。

そう、電車の床に座って、寝るのである。それも、スペースがあればあらゆる場所に。

座席の肘置きはもちろん、座席の下に潜り込んで疲れを誤魔化す。始発のバンコクならまだスペースに余りもあるが、途中の街から乗り込もうものなら、扉をあければもうみっちみちである

しかも、地方に行くほど駅が減る。1時間停車しないということもあった。つまり、長時間、めちゃ揺れる車内に、みちみち。

さて、以上が前情報である

私はその日の夕方とある観光地から別の観光地に向かう鉄道に乗り込んだ。そして、普通に行き先を間違えた。

動揺を押し隠して途中下車し、優しい駅員の指示のもと折り返しの電車を待った。折り返しの電車が来るころには、空は暗く、月が輝いていた。

やたら笑顔の駅員にはにかみながら、私はやってきた車両に乗り込んだ。

それはバンコクが始発の地方へと向かう鉄道だった。

扉を開けると、わぁ……人がみっしりしていたぁ……。

足の踏む場もないほどの人の密集具合に、育ちのいい小学生ほどもあるバカみたいにでかいリュックを背負っていた私は、車両にいることさえ不可能なのではないか思った。

そしてちゃん不可能だった。

行き場所を失い、半分外みたいな場所に追いやられた私は、そこが電車の連結部であることに気づいた。(賢いので)

日本電車の連結部は大抵、人間がおっこち線路脇のゴミにならないように何かしらで覆われている。だがその車両は違った。

連結部の左右は吹き抜けで、端的に言うとめちゃくちゃ危なかった。

だが、私の居場所はそこにしかなかった。私は肩の荷を慎重に下ろし、それに腰掛ける形で車両入り口の扉に向かい合った。バランスを崩すとそのまま車両から脱落する可能性が大いにあったので、足を広く開き、腕は胸の前で組んだ。RPGボスみたいな座り方だな、と思った。

それからしばらく、私は連結部の主だった。

どれぐらい動的不動の時間が過ぎたか、12、3歳の少年が、扉を開いて入ってきた。

続きはまた今度書く。

さて、続き。

少年の年齢は私の推測である。見慣れた日本人ならともかく、他人種の正確な年齢など私にとっては一目見て分かるものではない。

ただ、少年は成人男性の顎ぐらいの身長スポーツ刈りだった。よれよれのシャツを着て、よれよれのズボンを履いていた。

少し話は逸れるが、私がタイを訪れ、タイ人と出会って抱いた強い印象の中に『なんか目がキラキラしている』というのがある。これは漫画的な表現ではあるけれど、これが一番適切な表現だと信じている。涙袋のせいだとか二重がどうこうといった美容的なことは知らないので詳しくはわからないが、タイ人の多くはどことなく目が大きく、それでいて黒目が抱き込んでいる光がたくさんあるように見えたのだ。今昔の写真で見返すとそんな風にも感じないのが不思議だが、とにかく、当時の印象としては、大人から子供まで、とにかくキラキラした瞳を持った人間が多く、特に子供たちはだいたいキラキラだった。屈託のないとか、卑屈な感じじゃないとか(実態はともあれ)そんな感じだったのだ。ちなみに、現地でインド人もたくさん会ったが(外人スーツを仕立てさせる押し売り流行ってたっぽい)特にそんな印象はなかった。

さて、話を戻すと、その少年もまた瞳がキラキラしていた。表情は特に無かったと思う。連結部は車両の光で明るく、顔はよく見えたはずなのだが、今思い出せるのは瞳の印象だけである

少年は私を見ると、なんか言った。タイ語は全くわからなかったので、私は唯一知っているタイ語で挨拶をした。

「サワディカ」どこでも使えて便利な挨拶だった。

すると少年は少し笑って、挨拶を返してくれた。浮かれた様子はまったく無かったので、彼にとっては電車の連結部で見知らぬ外国人がふんぞり返ってる状況など慣れたものだったのかもしれない。

私は気が楽になって、アイフォン(当時はオンボロの5を使っていた)を取り出してイヤフォンを耳に入れると、昨日ホテルWi-Fiダウンロードしていたアニメを見始めた。

画面に青白い顔でピンク色の制服を着た女子高生がウロウロしたり電気をつけたりするオープニングが流れ出すと、少年が近づいてきてそれを覗き込んだ。

私は少年の顔を見た。少年は、驚きとか、興奮とかそういう表情を浮かべてはいなかった。ただ、じっとアニメーションを見ていた。私は途中からイヤフォンコードを抜いて、音量をあげた。

そのオープニングが終わると、別のアニメのオープニングを流した。それからアイフォンに入れていた日本アーティストMVや、ディズニー映画ミュージカルシーンなんかをいくつか再生した。

私は映像を流し見しながら、少年を見た。少年はだいぶ負担のかかりそうな首の角度で、画面を凝視していた。

海外の反応集みたいな大きな反応を期待したが、そういうものはなかった。だが、私には分かるような気がしていた。幼い頃、実家で兄が怪物と戦うゲームを遊んでいた時、たぶん私もこんな風に画面を凝視していた気がする。

しばらくして、私は再生するのをやめて、アイフォンしまおうとした。少年に見えるように持っているのが普通にしんどかったかである

すると、少年がなにやらそれを止めた。

まだ何かが見たいのかと思ったが、どうやらそれも違う。自分写真を撮ってほしいということを身振りやら表情で伝えてきた。

そんなことならとカメラを向けると、少年ポケットからさな箱を取り出した。

それはたばこだった。

真っ黒な内蔵の写真が雑にプリントされた、やたらグロテスクパッケージタバコである。当時、タイたばこは全て買う気が失せるようなパッケージをしていた。(今もかもしれない)

私は少しだけ衝撃を受けた。少年は明らかにタバコを吸っていい年齢ではない。タイではそういうものなのかもと思ったが、そんなわけないなとすぐに思い直した。

が、一介の腐れ大学生で、この国のことを何も知らない観光客である私には、目の前の未成年喫煙を止めるような義務も、権利もない。

少年は慣れた手つきでたばこを取り出すと火をつけて、口元に持っていって、動きを止めた。

どうやらポーズが決まったらしい。私は写真を撮り、それを見せた。

少年素人のブレブレで光の加減も適当写真を見て、口の片方だけを上げるやたらニヒルな笑い方をした。私も真似した。

それが気に入ったのか、少年は私にタバコの箱を差し出した。吸うか? ということらしい。

私は普段タバコを吸わない上に、未成年からこんなものを勧められるとは、などと色々と迷ったが、こんな経験も貴重だろうと一本いただいた。

少年ライターを借り、私はタバコに火をつけた。そして一口吸った。普通の煙たいタバコだった。

私と少年は少しの間、揺れる車両の連結部で煙をふかした。吐いた煙もタバコの先から出る副流煙も、すぐに飛ばされていった。

少年は私がたばこを吸い終わるのを待って、吸い殻を引き取ってくれた。そして、車両の外に放った。私はポイ捨てとかが嫌いな人間だったが、それをここで誇示してもしょうがないなと思ったのを覚えている。

私は車両に戻ろうとする少年の肩を少し叩いて、アイフォンの内カメラを見せた。一緒に写真を撮ろうという意思表示である

少年は少し照れくさそうにしていたが、写真を撮る瞬間だけ何故かすごいハードボイルドな顔をしていた。たばこを吸っている写真を撮らせたり、なにかそういうのが流行っていたのかもしれない。

そして、少年は人でみっしりの車内に戻っていった。

私は車両連結部の主に戻った。

私は時折車両の揺れによって荷物経由でケツを叩かれてバウンドしながら、ぼんやりと思った。

この電車は、私が乗り込んだ駅から、まだどこにも停車していない。私が乗り込んだ駅にはあの少年はいなかった。つまり、彼はどこか遠くからずっとこの電車に乗っているのだ。連結部で少しの時間を過ごしたが、親や兄弟と思しき誰かが様子を見に来ることも無かった。時刻はとっくに夜だった。平日だった。少年の様子は、何も特別ものではなかった。

の子は家から離れた場所に働きに出ているのだろう。と結論づけた。

翻って白状すると、私は就職活動から逃げるためにバックパッカーをしていた。

ただし、当時の私は反省などしなかった。今もしていない。自分がやっていることは間違いじゃないし、こういうことしていたからこういう経験ができたわけだし。

だが、瞳だけはキラキラで、貧乏風体の、サラリーマンみたいな貫禄の少年に、思うところがないわけでは無かった。

少年自分比較して、自分の子時代評価していたことにも気づいた。

意味のないことをした。と思ったと同時に、何かとても価値のあるイベントに参加したような気もした。

それから電車はいくつかの停車地を経て、私を目的地へと運んだ。

電車を降りる時、さりげなく少年を探したが、彼は見当たらなかった。

私は何故かさらに少しだけ気分が良くなり、意気揚々と宿を探すことにした。

宿を探すのにはさらに1時間近くかかり、しかも宿のベッドで南京虫と格闘することになったため、私は激怒した。

そして、私は再びろくでなし大学生に戻った。

結局、特に何かを伝えたい話ではない。

2023-11-14

anond:20231114085117

こんなネット限界集落で、恋愛経験豊富なのを自称するって普通にキモイよw

大丈夫

どうせ、うだつの上がらない人生なんでしょ?

聞くよ?君の悩み。

ここで吐き出して、前に進みなよ。

岩井くらい、気持ちよく祝ってやれよ。

それが本当の男だと思うけどなぁ

2023-11-04

anond:20231104123506

底辺というより当時の日本人なら誰でも「そういう家庭あるよね」と思えるうだつの上がらない平均的なサラリーマンってイメージ

奥さん専業主婦で尻にしかれている

中間管理職で下からも上からも色々言われる

子どもがいて休日はその相手自分時間が持てない

・家では発言権がほぼない(テレビ番組も決めさせてもらえない)

強いて言うなら「あまりうらやましい」と思えない家庭像かなぁ。

全部あてはまる家庭がどれだけあったからしらんけど、そこそこあてはまる家はあったんではなかろうか

2023-10-30

anond:20231030211301

増田的には穢多非人同士で結婚育児できてたか強者です

増田民的に「別に貧乏ってほどでもないけどうだつが上がらず女にモテない独身男性」意外は全部弱者のフリした強者扱いなんで

2023-10-28

アラフォー大学院に入り直したオッサンだけど、令和大学生が憎い

人生終わったおっさん大学院に入り直した

アラフォーで急に目覚めてしまい、とある大学院で、博士号を取りたくて、大学院に入り直した。

社会人大学生というやつだが、実際は親戚の会社で形だけ在籍している。

ってか、人生でほぼ働いたことがない。形だけ親戚の会社に在籍し続けているが、特に仕事もない。

  

青春を取り戻そうとした

自分は、大学は出たし、修士も取ったんだけど、学部修士典型的陰キャオタクだった。

いや、オタクというか、パチンコだの麻雀のして、風俗ばっかり行ってた。

本物の陰キャなので、アラフォー彼女もできたことがない。

  

そんな自分だが、博士課程に入り、研究も、理論系で、パソコンパチパチやるだけで、特に実験はない。論文は二年目始まったくらいには3本出して、卒業は余裕でできることが確定した。

それで、青春を取り戻したいと思った。

大学の授業とか、サークルオッサンから入れないけど、学生団体とか入ったりしている。

ハッカソンだの、インターン?だのと性懲りも無く青春を取り戻そうとしている。

  

和学生への嫌悪感

当然、社会人だのオッサンだのがあるから、変な絡み方はできない。

キャバクラガールズバーみたいなノリは流石にないと思いながらも、とりあえずコミュニケーションはとってみたが。

ダメだ。まずは嫌悪感から入ってしまう。

学生起業だのガンガンする時代で、令和の学生インターンとかしてITとか身につけて、なんなら学生フリーランスで稼げるの当たり前みたいなのりだ。

対して、こっちは、まともに仕事したことないオッサン

令和のトップレベル大学生のノリは、「インターンIT技術で食えるようにして、起業して受注で稼ぐ組織作って、会社バイアウトして30前に経済的自由になる」である

自分も、それをやりたいけど、IT技術を身につけようにもインターンに受からない。起業しようにも、AIとか使って商品作ってみた全然売れない。仲間なんて全然見つからない。

そう、令和学生の若いノリ。軽いノリ。未来のあるのり。そういうのがアラフォー恋愛経験なしのおっさんにはない。

  

憎い

令和のトップレベル大学生にとっては、論文書いてる研究者とかゴミで、IT技術をインターンで身につけてフリーランスで食えてる人や起業してバイアウトして経済的自由な30歳までの人が尊敬対象である

自分は、30どころか、アラフォーまでうだつが上がらない。

自分は、そのようなIT長者になる道どころか、訳のわからない研究をあれもこれもと手を出している。

研究面白いし、自分の生きがいだが、誰にも尊敬されないし、金ももらえない。

なんなら、研究も、博士課程が終わったら続けられない程度の研究だ。

こんな絶望あるかよ。

  

風俗しかない

結局、風俗20前後女性を買って、オラつくしかないみたいだ。

無能アラフォーには辛い現実だね。

2023-10-27

恋愛不要をやたらと叫ぶ人達って日本では本当によく見掛けるけれど、アメリカもなのか

なんでなんだろうな

具体的な作品に関して、このキャラクター、このカップル恋愛はやめて欲しかったと言うならば、自分もそういう不満は沢山あるしよーーく分かるんだけど(例えば米に出てるゲーム・オブ・スローンズだとブライエニーやアリアセックスシーンに関しては自分も嫌だと思った)

でもそうでなくて作品名も挙げずにただただ恋愛不要だとだけ言われても反発しか感じない


恋愛が見たいなら恋愛ものを見るって言ってる人もやたら多いけれど、その理屈意味不明なんだよね

だって恋愛って生活の一部だろ…現実人間だって勉強したり部活したり仕事したり家事したりしながら恋愛してるじゃん

他の事を一切しないで恋愛「だけ」している人なんて存在する?女王蜂と雄蜂の擬人化か?そうじゃなければあまりにも不自然では?

この手の言い分ってあまりにも、恋愛もの馬鹿にし過ぎだと思うんだよなぁ…

天使なんかじゃない君に届けでは、進路と恋愛で悩んで希望の進路に進む事を選んで遠距離恋愛を決意した女の子が描かれていたけれど、

恋愛ものが本当に恋愛「だけ」書いているならばこの種の描写はなかったでしょうに。


恋愛を「本筋ではない」と断言する人が多いのも不思議

物語における恋愛ってキャラクターの行動の動機を分かりやすく示すものとして有用だろ

寧ろ思いっきり本筋な事が多くない?

どうしてそれを理解せずに簡単に「恋愛不要」と言ってしまうのか

もしあの作品恋愛要素がなかったら…、

例えば天空の城ラピュタパズーシータ銀貨で軍に売ってめでたしめでたしになるし、ふしぎの海のナディアノーチラス号まで辿り着かない、

スラムダンクバスケを始めない不良漫画になるかバスケ部に入ってもしごきに耐えられずすぐに辞める、名探偵コナンは蘭の家にお世話にならないので眠りの小五郎爆誕しない、

からくりサーカスフェイスレス誕生せずゾナハ病の脅威もなく、NARUTOはオビトがマダラに騙されないので無限月読計画が発動せず、

天気の子はあっさりヒロインよりも世界を選ぶ、東京リベンジャーズはうだつの上がらないフリーター生活を続ける、葬送のフリーレンは人間の仲間の事なんてすぐに忘れて陰遁生活

ロード・オブ・ザ・リングは王の末裔種族違いの恋で悩まない、ゲーム・オブ・スローンズは不義の子である主人公も三兄妹も生まれない、

そんな作品面白いか?まぁそれはそれで別のアプローチ面白く出来たかもしれないが、今ある作品とは完全に別物になるじゃん。

今ある作品恋愛要素があるもの殆ど、それが作品に不可欠な要素として組み込まれていて、抜いたら別物になってしまうと思うんだが。


あと、「要らない」という表現傲慢さ。恋愛要素が要るか要らないか表現者が決める事であって視聴者が決める事ではない。

「嫌い」「苦手」「やめてほしい」「見たくない」なんかならあくま個人の感想だし普通に共感するんだけど、なんでそう言わずに敢えて「要らない」って言うんだろう?

個人意見である事を誤魔化したいという心理というか、すっげー卑怯さを感じる

不思議なのはこの手の意見を表明する奴等に限って何故か久保帯人の埃だけ食ってろ発言は称賛してそうなんだよな

個人意見個人意見として尊ばないって点では共通してそうだが。


あと、この手の恋愛アンチって何故か友情ならOKな事が多いのがさらに不可解(唯一シン・ゴジラだけはそれも含めて「余計な人間ドラマがなくて良かった」って評価だったけど)

仕事上や偶然の成り行きで組まされたバディなんて、寧ろ恋愛以上に友情が成立する方が不自然じゃない?

フィクションだと特に、年齢や社会階層、時には人種も違ったりするし、そんな間柄で友情が成立するのも大分自然だと思うんだけど何故かそういう指摘は全然見ない

例えばTIGERandBUNNYとか、そもそもおじさんなんて言わず礼儀正しく表面上の付き合いだけして波風立てずに他人行儀な付き合いのまま終わるのが現実だよね

年齢や階層の異なる者同士が、仕事上の付き合いで本気で意見を戦わせるってフィクションならよく見掛けるけれど現実では全然なくない?って思うよ

なのにそこはあんまり突っ込まれない

男女バディならばさらにそう。男女だとそれだけで性差別により置かれた環境が異なる訳で、最初は反りの合わなかった男女バディが事件を経て固い友情で結ばれ~なんてあまりにもリアリティないよ

恋愛ならば性的魅力で説得力が出る場面も、友情だとお互い得もないのにどうして?と説得力さらにダウンする

そういうの一切考えずに「恋愛低俗!」「恋愛は要らない!」「男女バディ尊い!」だから苛つくんだよな

映画ドラマセックスシーンは要らない」「いちいち恋愛に発展させるな」若者の声、米調査 | THE RIVER

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/theriver.jp/genz-sex-scene/

2023-10-20

anond:20231020143824

なんか、うだつのあがらないニートが、プログラミングさえ学べば一発逆転って言ってるのとそんな変わらない気が、、

まあ、4年制大学情報学科行けるように勉強サポートしてあげるのが堅実なのでは?

専門学校NG

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